JP2010261221A - 鉄道車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄道車両の荷物室に収容する荷物6を暗証番号が任意に設定可能なダイヤル錠3で施錠することにより、不特定多数の利用者が容易に使用できるようにした鉄道車両用盗難防止装置を提供する。
【解決手段】鉄道車両の荷物室に設置する鉄道車両用盗難防止装置において、一端を荷物室に固着し、他端に係止部5aが設けられた可撓性を有するワイヤ5と、このワイヤ5の係止部5aを係止するワイヤ係止具4と、このワイヤ係止具4の施錠・解錠を行うものであって、施錠の際に解錠のための暗証番号を任意に設定可能なダイヤル錠3とを備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の荷物室に設置する鉄道車両用盗難防止装置に関するものである。
例えば空港の最寄り駅行きの特急列車には、旅行用キャリーバッグ等の大型の荷物を持った乗客が多いので、この乗客の荷物を収容するための荷物室を車両の出入り口付近に設ける場合がある。しかしながら、このような荷物室は、乗客の座席からは離れているので、他人が無断で持ち去るような盗難を防止するために盗難防止装置を設置する必要がある。
上記鉄道車両の荷物室に設置可能な盗難防止装置として、荷物の把手等に通したワイヤの一端を鍵で解錠する錠前やカード式の電子ロック等で施錠するものが従来からあった(例えば、特許文献1参照。)。また、不特定多数の利用者が使用可能なように、解錠のための暗証番号を任意に設定可能なダイヤル錠も従来からあった(例えば、特許文献2参照。)。
特表平11−508003号公報 特許第2731517号明細書
ところが、特許文献1に記載された鍵で解錠する錠前やカード式の電子ロックは、利用者が鍵やカードを紛失するケースが多くあり、利用者によるこの鍵やカードの管理が煩わしいという問題があった。
また、特許文献2に記載された暗証番号が設定可能なダイヤル錠は、簡単な構造であるために、利用者が施錠の前に新しい暗証番号の設定を忘れると、前回と同じ暗証番号で解錠できるようになり、施錠後にダイヤルを適当に回転させておかないとダイヤルの番号が暗証番号に一致した解錠可能な状態のままとなるので、盗難を確実に防止することができない。
そこで、新しい暗証番号を設定しない限り施錠できないようにしたり、施錠後には自動的にダイヤルの番号が暗証番号とは異なるものに変わるような構造のダイヤル錠を用いることも考えられる。しかし、このようなダイヤル錠では、利用者の暗証番号忘れ等により非常キー(マスターキー)を用いて強制的に解錠した場合に、直前の暗証番号の設定が残ってしまい、この暗証番号を再設定できるようにするための操作部をダイヤル錠の背面等に設ける必要がある。従って、例えばロッカーの扉にダイヤル錠を設ける場合であれば、暗証番号のダイヤルの部分だけを扉の正面から露出させるようにすれば、背面等の操作部は解錠して扉を開かない限り操作できないが、荷物室に収容した荷物をワイヤ等を用いて施錠するだけの開放された構造の場合、施錠時にもダイヤル錠の背面等の操作部を他人が操作できるため、暗証番号を知得されたり再設定されて容易に解錠されるという問題もあった。
本発明は、鉄道車両の荷物室に収容する荷物を暗証番号が任意に設定可能なダイヤル錠で施錠することにより、不特定多数の利用者が容易に使用できるようにした鉄道車両用盗難防止装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、鉄道車両の荷物室に設置する鉄道車両用盗難防止装置において、一端を荷物室に固着し、他端に係止部が設けられた可撓性を有するワイヤと、このワイヤの係止部を係止するワイヤ係止具と、このワイヤ係止具の施錠・解錠を行うものであって、施錠の際に解錠のための暗証番号を任意に設定可能なダイヤル錠とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記ダイヤル錠が、非常キーにより強制的に解錠を行う強制解錠手段を備え、正面に暗証番号のダイヤルを有すると共に、背面に強制解錠手段による解錠の後に暗証番号を再設定できるようにするための操作部を有するものであり、このダイヤル錠が、荷物室に揺動自在に取り付けられ、解錠時に解放可能な錠固定手段によって背面が隠れるようにこの揺動を固定されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、利用者が荷物の把手等にワイヤを通して係止部をワイヤ係止具に係止し、ダイヤル錠の暗証番号を設定してこのワイヤ係止具に施錠を行えば、容易に荷物の盗難を防止することができる。しかも、利用者は、自分の好みの暗証番号を覚えておくだけでよく、鍵やカードを紛失するようなおそれが生じない。
請求項2の発明によれば、乗務員等が非常キーによりダイヤル錠を強制的に解錠できるので、利用者が暗証番号を忘れた場合でも、降車の際に荷物が持ち出せないというようなトラブルを容易に回避することができる。しかも、ダイヤル錠の背面の操作部は、ダイヤル錠を解錠し錠固定手段を解放してこのダイヤル錠を揺動させなければ操作することができないので、施錠時に他人がこの操作部を勝手に操作して暗証番号を知得したり再設定して解錠するのを防止することができる。
本発明の一実施形態を示すものであって、鉄道車両の荷物室に設置された盗難防止装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態を示すものであって、盗難防止装置におけるワイヤ係止具とダイヤル錠の構成を示す平面図(a)と正面図(b)である。 本発明の一実施形態を示すものであって、図2におけるダイヤル錠を解錠してワイヤ係止具の蓋を開いたときの状態を示す平面図(a)と正面図(b)である。 本発明の一実施形態を示すものであって、図3におけるダイヤル錠を揺動させたときの状態を示す平面図(a)と正面図(b)である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態は、客車の出入り口付近の通路の両側に配置された荷物室に設置する盗難防止装置について説明する。荷物室は、車両中央の通路側に開放された、本来座席を設置する空間であり、上下の中央部と上部に前後にわたってそれぞれ棚板を配置し、中央部の棚板の上とこの棚板の下の床の上とにそれぞれ荷物を置けるようにしている。
図1に示すように、中央部と上部の棚板1の正面側(車両の通路側)の端部には、それぞれ左右方向(車両の前後方向)に間隔をあけて複数個の盗難防止装置基板2が固定されている。そして、各盗難防止装置基板2の正面側には、図2に示すように、ダイヤル錠3とワイヤ係止具4が配置されている。また、図1に示すように、各盗難防止装置基板2の背後側の棚板1には、ワイヤ5の一端が固着されている。
上記盗難防止装置の基本的な使い方を説明する。列車の乗客である利用者が荷物6を預ける場合には、まず図1の左側の盗難防止装置や図3に示すように、ワイヤ係止具4の蓋板4aを開いて、係止ピン4bに挿嵌してあったワイヤ5の他端の係止部5aを抜き取る。次に、図1の右側の盗難防止装置や図2に示すように、ワイヤ5の係止部5aを荷物6の把手6aに通し、この係止部5aを再びワイヤ係止具4の係止ピン4bに挿嵌し、蓋板4aを閉じる。そして、ダイヤル錠3の4桁分のダイヤル3aをそれぞれ回して好みの暗証番号の数字に設定し、このダイヤル錠3のツマミ3bをLOCK側に回すことにより、ワイヤ係止具4に施錠を行って蓋板4aを開かないようにする。
ここで、ダイヤル錠3は、当初ダイヤル3aの数字が「0000」にリセットされていて、この「0000」の状態ではツマミ3bをLOCK側に回して施錠することはできないようになっているので、利用者は必ずダイヤル3aを回して暗証番号を設定しなければならず、この暗証番号を設定し忘れることがないようになっている。また、この暗証番号を設定してからツマミ3bをLOCK側に回して施錠すると、自動的にダイヤル3aの数字が「0000」にリセットされるので、設定した暗証番号の数字が施錠後にもダイヤル3aに残り解錠可能な状態のままになることもない。
利用者が荷物6を受け取る場合には、まずダイヤル錠3のダイヤル3aを回して先に設定した利用者固有の暗証番号の数字に合わせる。すると、ツマミ3bが回せるようになるので、このツマミ3bをOPEN側に回して解錠する。この際、ダイヤル錠3は、次の利用者が暗証番号を設定し忘れることがないように、自動的にダイヤル3aの数字が「0000」にリセットされる。そして、ワイヤ係止具4の蓋板4aを開いてワイヤ5の係止部5aを係止ピン4bから抜き取り、このワイヤ5を荷物6の把手6aから外して、再び係止部5aを係止ピン4bに挿嵌し蓋板4aを閉めればよい。
上記盗難防止装置の構成を説明する。図2〜図4に示すように、盗難防止装置基板2は、金属板を曲げ加工して正面側の面と上面が開口した左右に細長い方形の箱状にしたものであり、棚板1の端部にはねじで固定されている。そして、ダイヤル錠3は、この盗難防止装置基板2の正面側の開口部に取り付けられ、このダイヤル錠3の左側に隣接してワイヤ係止具4が配置されている。なお、この盗難防止装置基板2の上面の開口部は、棚板1の端部に固定した図示しないカバーによって覆われている。
ワイヤ5は、荷物6の把手6a等に通すことができるような可撓性を有する長尺物であり、一端は盗難防止装置基板2の背後側の棚板1の下面に固着されている。そして、このワイヤ5の他端には、貫通孔が開口する金属板からなる係止部5aが固着されている。
ワイヤ係止具4は、蓋板4aと係止ピン4bとからなる。係止ピン4bは、盗難防止装置基板2の背後側の内面に固着された金属製のピンであり、正面側に向けて突出するようになっている。そして、この係止ピン4bに上記ワイヤ5の係止部5aの貫通孔を挿嵌できるようになっている。蓋板4aは、左端部が盗難防止装置基板2の正面側の開口部の左端部のヒンジ2aに取り付けられて揺動自在となった金属板である。そして、この蓋板4aが揺動により図2に示すように盗難防止装置基板2の正面側の開口部を覆って閉じた場合には、係止ピン4bの突出端も僅かな隙間を介して覆うようになっている。従って、この蓋板4aが図3に示すように開いている場合には、ワイヤ5の係止部5aを係止ピン4bに挿嵌させたり抜き取ったりすることができるが、この蓋板4aが図2に示すように閉じている場合には、係止ピン4bに挿嵌されたワイヤ5の係止部5aが抜き取れないようになっている。また、この蓋板4aの背面には、レバー係合部4cが設けられている。
ダイヤル錠3は、盗難防止装置基板2の正面側の開口部における、ワイヤ係止具4の蓋板4aの右側に隣接した位置に取り付けられている。このダイヤル錠3の正面には、4桁分の数字を設定するダイヤル3aと共に、ワイヤ係止具4の施錠と解錠の操作を行うツマミ3bが設けられている。ツマミ3bは、解錠時には、ダイヤル3aの数字が「0000」以外の任意の暗証番号に設定されている場合にのみ、OPEN側からLOCK側に回して施錠できるようになっていて、施錠時には、ダイヤル3aの数字がこの直前の施錠の際に設定された暗証番号に一致する場合にのみ、LOCK側からOPEN側に回して解錠できるようになっている。また、このツマミ3bをLOCK側に回して施錠したりOPEN側に回して解錠したときには、いずれもダイヤル3aの数字が「0000」にリセットされるようになっている。
上記ダイヤル錠3は、ツマミ3bの動作に連動して回転する蓋板閉鎖レバー3cが設けられている。蓋板閉鎖レバー3cは、図3に示すように、ツマミ3bがOPEN側に回ったときはダイヤル錠3の上方に突出するが、図2に示すように、このツマミ3bがLOCK側に回ったときにはダイヤル錠3の左側に突出し、ワイヤ係止具4の閉じた蓋板4aのレバー係合部4cに係合して、この蓋板4aを開かないようにすることにより施錠を行うようになっている。
上記ツマミ3bの正面側の突出端面には、非常用鍵穴3dが開口している。そして、ダイヤル錠3は、施錠時に、列車の乗務員等が管理する図示しない非常キーをこの非常用鍵穴3dに挿入してツマミ3bと共にOPEN側に回すと、ダイヤル3aの数字の設定にかかわらず強制的に解錠できるようになっている。これは、利用者が暗証番号を忘れて自分の荷物6を受け取ることができなくなったような場合等に、乗務員等が強制的にダイヤル錠3の解錠い、ワイヤ係止具4の蓋板4aを開いて荷物6の把手6aからワイヤ5を外すことができるようにするためのものである。
上記ダイヤル錠3は、右端部が盗難防止装置基板2の正面開口部の右端部のヒンジ2bに取り付けられているので、揺動自在となる。ただし、このダイヤル錠3の左端部は、図2(a)及び図3(a)に示す錠固定ピン7によって盗難防止装置基板2に固定されているので、この状態ではダイヤル錠3が揺動することはない。しかしながら、錠固定ピン7を取り外せば、ダイヤル錠3は、図4に示すように、ヒンジ2bを中心に揺動させることができる。もっとも、この錠固定ピン7は、ワイヤ係止具4の蓋板4aが閉じてる場合には、ダイヤル錠3自体とこの蓋板4aの陰に隠れて取り外すことができないようになっている。次に説明する暗証番号の再設定を行う場合には、このダイヤル錠3を揺動させる必要がある。
上記ダイヤル錠3の背面には、4桁分の暗証番号ボタン3eが設けられている。そして、ダイヤル錠3は、この暗証番号ボタン3eを押しながら対応する桁のダイヤル3aを回すと、直前に設定された暗証番号の対応桁の数字に一致した位置でダイヤル3aが回らなくなるようになっている。ただし、ダイヤル錠3が上記錠固定ピン7によって揺動しないようになっている場合には、この暗証番号ボタン3eが背面に隠れるので、操作を行うことができない。
上記暗証番号ボタン3eは、非常キーを用いてダイヤル錠3を強制的に解錠すると、直前の暗証番号の設定が残ったままになるので、この暗証番号を再設定できるようにするためのものである。即ち、暗証番号が分からないために非常キーを非常用鍵穴3dに挿入しツマミ3bと共にOPEN側に回して強制的に解錠し蓋板4aを開いた場合には、錠固定ピン7も取り外してダイヤル錠3を図4に示すように揺動させる。次に、非常キーをツマミ3bと共に回してLOCK側に戻した後にこの非常キーを非常用鍵穴3dから引き抜き、暗証番号ボタン3eを用いてダイヤル3aの数字を直前に設定された暗証番号に一致させる。そして、ダイヤル錠3を逆方向に揺動させて元に戻し錠固定ピン7を取り付ける。すると、この状態でツマミ3bだけをOPEN側に回せば、正規の解錠操作を行ったことになるので、次回から新たな暗証番号が設定できるようになる。
上記構成の盗難防止装置によれば、利用者が荷物6の把手6aにワイヤ5を通して係止部5aをワイヤ係止具4の係止ピン4bに挿嵌することにより係止し、蓋板4aを閉じてダイヤル錠3の暗証番号を設定しツマミ3bをLOCK側に回してこのワイヤ係止具4に施錠を行えば、容易に荷物6の盗難を防止することができる。しかも、利用者は、自分の好みの暗証番号を覚えておくだけでよく、鍵やカードを紛失するようなおそれが生じない。
また、乗務員等が非常キーによりダイヤル錠3を強制的に解錠できるので、利用者が暗証番号を忘れた場合でも、降車の際に荷物6が持ち出せないというようなトラブルを容易に回避することができる。しかも、ダイヤル錠3の背面の暗証番号ボタン3eは、ダイヤル錠3を解錠して蓋板4aを開き錠固定ピン7を取り外してこのダイヤル錠3を揺動させなければ操作することができないので、施錠時に他人がこの暗証番号ボタン3eを勝手に操作して暗証番号を知得したり再設定して解錠するのを防止することができる。
なお、上記実施形態では、盗難防止装置を客車の出入り口付近の通路の両側に配置された荷物室に設置する場合を示したが、この荷物室は、鉄道車両に設けられるものであれば、場所や構造は限定されない。ここで、荷物室とは、鉄道車両内における荷物を収容する空間をいい、必ずしも周囲を壁で囲んだり扉を設けた部屋である必要はなく、荷物を収容する空間さえあれば人が入れるような余裕もなくてよい。
また、上記実施形態では、ワイヤ係止具4が蓋板4aと係止ピン4bからなる場合を示したが、ワイヤ5の係止部5aを係止して、ダイヤル錠3を施錠した場合にはこの係止が外れず、ダイヤル錠3を解錠した場合にはこの係止を外すことが可能となるようなものであれば、このワイヤ係止具4の構成は任意である。
また、上記実施形態では、ワイヤ5の係止部5aが貫通孔の開口する金属板である場合を示したが、ワイヤ係止具4に係止することができるものであれば、このワイヤ係止具4に応じて任意の構成とすることができる。さらに、このワイヤ5は、長尺物の素材自体が可撓性を有する場合だけでなく、例えば鎖やチェーン等のように、個々には可撓性のない多数の部品が可動的に連結して全体として可撓性を有するような場合であってもよい。
また、上記実施形態では、ダイヤル錠3を揺動させないようにするために錠固定ピン7を用いる場合を示したが、解錠に解放可能な錠固定手段であれば、構成は任意である。さらに、上記実施形態では、暗証番号を再設定できるようにするための操作部が暗証番号ボタン3eである場合を示したが、この操作部の構成も暗証番号を再設定できるようにするための操作の方法に応じて任意であり、ダイヤル錠3の背面以外にこの操作部を設けてもよい。さらに、上記実施形態では、ダイヤル錠3を揺動自在に取り付ける場合を示したが、例えば非常キーにより強制的に解錠を行った場合であっても、暗証番号を再設定できるようにする操作を行う必要がなく、このような操作を行う操作部が設けられていないダイヤル錠3を用いた場合には、荷物室に固定して取り付けることもできる。
また、上記実施形態では、非常キーにより強制的に解錠を行うダイヤル錠3について示したが、非常キー以外の手段により強制的に解錠を行うダイヤル錠3を用いることもできる。さらに、このダイヤル錠3のダイヤル3aの桁数も4桁に限らず任意であり、このダイヤル3aも数字に限らず他の符号等を設定するものであってもよい。さらに、このダイヤル錠3の施錠・解錠の機構も、上記実施形態のようなツマミ3bや蓋板閉鎖レバー3cを用いたものに限らず、ワイヤ係止具4の構成に応じて任意である。
1 棚板
2 盗難防止装置基板
2a ヒンジ
2b ヒンジ
3 ダイヤル錠
3a ダイヤル
3b ツマミ
3c 蓋板閉鎖レバー
3d 非常用鍵穴
3e 暗証番号ボタン
4 ワイヤ係止具
4a 蓋板
4b 係止ピン
4c レバー係合部
5 ワイヤ
5a 係止部
6 荷物
6a 把手
7 錠固定ピン

Claims (2)

  1. 鉄道車両の荷物室に設置する鉄道車両用盗難防止装置において、
    一端を荷物室に固着し、他端に係止部が設けられた可撓性を有するワイヤと、このワイヤの係止部を係止するワイヤ係止具と、このワイヤ係止具の施錠・解錠を行うものであって、施錠の際に解錠のための暗証番号を任意に設定可能なダイヤル錠とを備えたことを特徴とする鉄道車両用盗難防止装置。
  2. 前記ダイヤル錠が、非常キーにより強制的に解錠を行う強制解錠手段を備え、正面に暗証番号のダイヤルを有すると共に、背面に強制解錠手段による解錠の後に暗証番号を再設定できるようにするための操作部を有するものであり、このダイヤル錠が、荷物室に揺動自在に取り付けられ、解錠時に解放可能な錠固定手段によって背面が隠れるようにこの揺動を固定されたことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用盗難防止装置。
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