JP2020021812A - エッチング液の回収槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】エッチング装置のエッチング品質を維持しつつ作業効率を向上することができるエッチング液の回収槽を提供する。【解決手段】エッチング液Lの回収槽100は、撹拌槽110と蓄積槽120とを備え、撹拌槽110は、エッチング液Lを貯留可能な槽であって、当該槽の底部に撹拌子111を備え、撹拌子111によって内部に貯留されたエッチング液Lが撹拌され、蓄積槽120は、撹拌槽110の上面に設けられた穴部113からオーバーフローするエッチング液Lを蓄積し、穴部113は、撹拌槽110の上面の撹拌子111の回転中心に相当する位置に設けられ、蓄積槽120の内部と連通しており、撹拌槽110の上面から撹拌槽110の底部に向かって、所定の長さで延出するように設けられた筒状形状を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、エッチング液の回収槽に関する。
特許文献1には、半導体基板の光電気化学エッチングに用いるエッチング装置が記載されている。具体的には、特許文献1には、エッチング液を収容する液槽と、半導体基板を支持する基板設置部と、半導体基板に電気的に接続する試料極と、液槽内のエッチング液に浸漬される位置に配置される対極と、半導体基板の処理面に光を照射する光源と、を備えるエッチング装置が記載されている。
特許文献1に記載されているようなエッチング装置において、ワークをエッチングすると、エッチング反応による生成物、剥離片等の固形物が発生する。そして、エッチング液を循環(再利用)使用すると、エッチング液中において浮遊する当該固形物が光を散乱させてしまい、エッチング品質を悪化させてしまう虞がある。そのため、エッチング液から当該固形物を分離するため、メッシュフィルタや遠心分離フィルタ等を設置する必要がある。しかし、このようなフィルタを設置すると、フィルタの交換作業が発生し、作業効率を悪化させる虞があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、エッチング装置のエッチング品質を維持しつつ作業効率を向上することができるエッチング液の回収槽を提供することを目的とするものである。
本発明に係るエッチング液の回収槽は、撹拌槽と蓄積槽とを備え、前記撹拌槽は、エッチング液を貯留可能な槽であって、前記槽の底部に撹拌部を備え、前記撹拌部によって内部に貯留されたエッチング液が撹拌され、前記蓄積槽は、前記撹拌槽の上面に設けられた穴部からオーバーフローするエッチング液を蓄積し、前記穴部は、前記撹拌槽の前記上面の前記撹拌部の回転中心に相当する位置に設けられ、前記蓄積槽の内部と連通しており、前記撹拌槽の前記上面から前記撹拌槽の前記底部に向かって、所定の長さで延出するように設けられた筒状形状を有する。
本発明に係るエッチング液の回収槽によれば、撹拌部によってエッチング液が撹拌されることにより、エッチング液中に含まれる固形物を撹拌槽の外周側に集めることができる。これにより、撹拌槽の撹拌部の回転中心付近に存在するエッチング液を、当該固形物を含まない状態にすることができる。また、撹拌槽の上面の撹拌部の回転中心に相当する位置から底部に向かって延出する穴部によって、撹拌槽から蓄積槽へと、撹拌部の回転中心付近に存在する、固形物を含まないエッチング液をオーバーフローさせることができる。これにより、固形物をろ過するフィルタを設置せずとも、エッチング液から固形物を分離することができる。よって、エッチング装置のエッチング品質を維持しつつ作業効率を向上することができるエッチング液の回収槽を提供することができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に、本発明の実施の形態1に係るエッチング液Lの回収槽100の一例を示す。なお、図1において、回収槽100の断面を示すハッチングは省略されている。
図1に示すように、回収槽100は、撹拌槽110と、蓄積槽120と、を備える。また、回収槽100は、光電気化学エッチングに用いるエッチング装置の加工槽200と、液循環ポンプ300を備える流路400を介して連結されている。そして、加工槽200から排出されたエッチング液Lは、流路400を介して、回収槽100の撹拌槽110に流入する。そして、回収槽100の撹拌槽110において、エッチング液Lからエッチング反応の生成物及び剥離片等の固形物Sが分離される。また、回収槽100の蓄積槽120から、当該固形物Sが分離されたエッチング液Lが、流路400を介して、加工槽200へと流入する。なお、図1に示す例では、回収槽100の蓄積槽120から加工槽200までの流路400上に液循環ポンプ300が設けられている。また、図1において、吹き出しは、流路400内を流れる流体物を模式的に示している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に、本発明の実施の形態1に係るエッチング液Lの回収槽100の一例を示す。なお、図1において、回収槽100の断面を示すハッチングは省略されている。
図1に示すように、回収槽100は、撹拌槽110と、蓄積槽120と、を備える。また、回収槽100は、光電気化学エッチングに用いるエッチング装置の加工槽200と、液循環ポンプ300を備える流路400を介して連結されている。そして、加工槽200から排出されたエッチング液Lは、流路400を介して、回収槽100の撹拌槽110に流入する。そして、回収槽100の撹拌槽110において、エッチング液Lからエッチング反応の生成物及び剥離片等の固形物Sが分離される。また、回収槽100の蓄積槽120から、当該固形物Sが分離されたエッチング液Lが、流路400を介して、加工槽200へと流入する。なお、図1に示す例では、回収槽100の蓄積槽120から加工槽200までの流路400上に液循環ポンプ300が設けられている。また、図1において、吹き出しは、流路400内を流れる流体物を模式的に示している。
撹拌槽110は、図1に示すように、エッチング液Lを貯留可能な槽である。また、撹拌槽110は、その底部に、撹拌部としての撹拌子111を備え、撹拌子111は、撹拌槽110の下に設けられたマグネチックスターラー112によって回転される。撹拌子111が回転することによって、撹拌槽110に貯留されたエッチング液Lが撹拌され、撹拌子111の回転中心を軸とする渦が発生する。
また、撹拌槽110は、当該撹拌槽110の上面に、蓄積槽120の内部と連通する穴部113を備える。具体的には、蓄積槽120の上部の一部は、撹拌槽110の上へと延出している。そして、穴部113は、撹拌槽110の内部と、蓄積槽120の上部の内部空間とを連通している。
また、穴部113は、撹拌槽110の上面において、撹拌子111の回転中心に相当する位置に設けられている。また、穴部113は、撹拌槽110の上面から、撹拌槽110の底部に向かって、所定の長さで延出するように設けられた筒状形状を有する。
また、穴部113は、撹拌槽110の上面において、撹拌子111の回転中心に相当する位置に設けられている。また、穴部113は、撹拌槽110の上面から、撹拌槽110の底部に向かって、所定の長さで延出するように設けられた筒状形状を有する。
また、撹拌槽110は、流路400と連通する回収口114を備える。回収口114は、例えば、撹拌槽110の側面において、底部に近い位置に設けられている。そして、加工槽200から排出されたエッチング液Lは、流路400を通って、回収口114から撹拌槽110の内部へと流入する。
また、撹拌槽110は、エッチング液Lが回収槽100の外部へと排出される排液口115を備える。排液口115は、例えば、撹拌槽110の側面において、底部に近い位置に設けられている。また、排液口115は、図示しない開閉可能な弁を備え、当該弁を開くことにより、撹拌槽110に溜まった固形物Sをエッチング液Lとともに排出することができる。
蓄積槽120は、撹拌槽110の上面に設けられた穴部113からオーバーフローするエッチング液Lを蓄積する。また、蓄積槽120は、流路400と連通する供給口121を備える。供給口121は、例えば、蓄積槽120の側面において、底部に近い位置に設けられている。そして、蓄積槽120から供給口121及び流路400を通って、加工槽200へエッチング液Lが供給される。
以上に説明した本実施の形態1に係るエッチング液Lの回収槽100によれば、撹拌子111によってエッチング液Lが撹拌されることにより、エッチング液L中に含まれる固形物Sを撹拌槽110の外周側に集めることができる。これにより、撹拌槽110の撹拌子111の回転中心付近に存在するエッチング液Lを、当該固形物Sを含まない状態にすることができる。また、撹拌槽110の上面の撹拌子111の回転中心に相当する位置から底部に向かって延出する穴部113によって、撹拌槽110から蓄積槽120へと、撹拌子111の回転中心付近に存在する、固形物Sを含まないエッチング液Lをオーバーフローさせることができる。これにより、固形物Sをろ過するフィルタを設置せずとも、エッチング液Lから固形物Sを分離することができる。よって、エッチング装置のエッチング品質を維持しつつ作業効率を向上することができるエッチング液Lの回収槽110を提供することができる。
また、回収槽100にエッチング液Lから固形物Sを分離するフィルタ等を設ける必要がないため、フィルタ交換作業が不要となるため、作業効率を向上することができる。また、液循環ポンプ300の吐出圧を大きくする必要がなくなり、省エネルギー化を実現することができる。また、エッチング液Lの循環経路に遠心分離フィルタを設置する必要がないため、液循環ポンプ300の吐出流量及び光電気化学エッチング装置内のエッチング液Lの量を不要に多くする必要がなくなる。そのため、無害化処理が必要なエッチング液Lの排液量を低減することができる。また、エッチング液Lに掛かる費用を低減できる。
また、スターラー112で撹拌子111を回転させることによって、エッチング液Lを撹拌することにより、撹拌槽110内に貯留されているエッチング液Lが少ない場合であっても、エッチング液Lに渦を発生させることができる。
また、穴部113が、撹拌槽110の上面において、撹拌子111の回転中心に対応する位置に設けられるため、撹拌子111の回転中心付近に存在するエッチング液Lを優先的に蓄積槽120へとオーバーフローさせることができる。そのため、穴部113により、固形物Sを含まないエッチング液Lを優先的に蓄積槽120へと流入させることができる。
また、穴部113が、撹拌槽110の底部に向かって所定の長さで延出する筒状形状を有することにより、穴部113の下端のみが撹拌槽110の上面よりも低くなっている。そのため、エッチング液Lが撹拌されることによって、撹拌子111の回転中心から離れるにしたがってエッチング液Lの液面が盛り上がっても、エッチング液Lの液面が撹拌槽110の上面に触れることを防ぐことができる。これにより、エッチング液Lの渦の形成を乱さずに済む。
また、撹拌槽110の下部に開閉可能な排出口115を定期的に開くことによって、撹拌槽110に溜まった固形物Sをエッチング液Lとともに排出することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、撹拌部として、撹拌子111の代わりに、撹拌槽110の底部に回転可能なフィンが設けられていてもよい。
100 回収槽
110 撹拌槽
111 撹拌子(撹拌部)
112 マグネチックスターラー
113 穴部
114 回収口
115 排液口
120 蓄積槽
121 供給口
200 加工槽
300 液循環ポンプ
400 流路
110 撹拌槽
111 撹拌子(撹拌部)
112 マグネチックスターラー
113 穴部
114 回収口
115 排液口
120 蓄積槽
121 供給口
200 加工槽
300 液循環ポンプ
400 流路
Claims (1)
- エッチング液を貯留可能な槽であって、前記槽の底部に撹拌部を備え、前記撹拌部によって内部に貯留されたエッチング液が撹拌される撹拌槽と、
前記撹拌槽の上面に設けられた穴部からオーバーフローするエッチング液を蓄積する蓄積槽と、
を備え、
前記穴部は、前記撹拌槽の前記上面の前記撹拌部の回転中心に相当する位置に設けられ、前記蓄積槽の内部と連通しており、前記撹拌槽の前記上面から前記撹拌槽の前記底部に向かって、所定の長さで延出するように設けられた筒状形状を有する、エッチング液の回収槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018144246A JP2020021812A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | エッチング液の回収槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018144246A JP2020021812A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | エッチング液の回収槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020021812A true JP2020021812A (ja) | 2020-02-06 |
Family
ID=69590007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018144246A Pending JP2020021812A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | エッチング液の回収槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020021812A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115094420A (zh) * | 2022-07-12 | 2022-09-23 | 深圳市杰昌实业有限公司 | 一种金属表面化学刻蚀处理装置 |
-
2018
- 2018-07-31 JP JP2018144246A patent/JP2020021812A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115094420A (zh) * | 2022-07-12 | 2022-09-23 | 深圳市杰昌实业有限公司 | 一种金属表面化学刻蚀处理装置 |
CN115094420B (zh) * | 2022-07-12 | 2023-09-26 | 深圳市杰昌实业有限公司 | 一种金属表面化学刻蚀处理装置 |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20200401 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20200401 |