JP7490500B2 - ポリビニルアルコール除去装置及び偏光子の製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコール除去装置及び偏光子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポリビニルアルコール除去装置及び偏光子の製造方法に関する。
ポリビニルアルコール樹脂で構成された偏光子は、一般に、2色性色素を含む染色液にポリビニルアルコールフィルムを接触させる染色工程、染色されたポリビニルアルコールフィルムをホウ酸で架橋させる工程を含む製造方法により製造することができる。
該偏光フィルムの製造方法では、粒子状のポリビニルアルコールを含む処理液が副生物として生じるが、生産効率を向上させるため、従来より該処理液中のポリビニルアルコールの濃度を低減させ、再利用することが検討されている。該処理液中のポリビニルアルコール濃度を低減する方法として、上記処理液中に気泡を注入することによりポリビニルアルコールを含む泡沫を発生させて回収する方法(いわゆる、バブリング)が提案されている。
特開2019―66838号号公報 特開2017―3834号公報
しかしながら、ポリビニルアルコールを含む処理液をバブリングすると、析出したポリビニルアルコール粒子が短時間でフィルタを閉塞させ、液体の流通が困難となり、連続運転できないことがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、長時間運転が容易なポリビニルアルコール除去装置及びこれを用いた偏光子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるポリビニルアルコール除去装置は、液体出口を有し、ポリビニルアルコール含有液体に気泡を供給する気泡塔と、前記気泡塔の前記液体出口に接続された液体排出ラインと、前記液体排出ラインに設けられた第1フィルタと、前記液体排出ラインに設けられた第1ポンプと、を備える。そして、前記第1フィルタは、前記第1ポンプと前記気泡塔との間に設けられている。
ここで、前記気泡塔の前記液体出口は、前記気泡塔内に形成される気液界面の中央から鉛直下向きに伸びるオーバーフロー管であることができる。
前記オーバーフロー管の上端は、水平方向から見て直線状であることができる。
前記気泡塔は透明であることができる。
前記第1フィルタは、バケットストレーナであることができる。
上記装置は、前記液体排出ラインに設けられた第2フィルタを更に備えることができ、前記第2フィルタの目開きは前記第1フィルタの目開きよりも小さくてよく、前記第2フィルタは前記第1フィルタよりも下流側に設けられることができる。
前記第1ポンプは前記第1フィルタと前記2フィルタの間に配置されていることができる。
上記装置は、前記液体排出ラインに設けられた気液分離器をさらに備えることができ、前記気液分離器は、前記気泡塔と、前記第1フィルタとの間に配置されることができる。
前記第1ポンプは、容積式ポンプであることができる。また、前記第1ポンプは、ダイヤフラムポンプであることができる。
上記装置は、前記気泡塔よりも下方に設けられた、ポリビニルアルコール含有液体を貯留する液体貯留槽と、前記液体貯留槽と前記気泡塔の液体入口とを接続する液体供給ラインと、前記液体供給ラインに設けられた第2ポンプと、前記気泡塔に設けられ、前記液体出口の開口よりも上方に配置された上部出口と、前記上部出口と前記液体貯留槽とを接続する追加ラインと、を備えることができる。
本発明にかかる偏光子の製造方法は、ポリビニルアルコールフィルムをポリビニルアルコール含有液体と接触させる工程と、前記ポリビニルアルコール含有液体中に溶解したポリビニルアルコールを前記ポリビニルアルコール含有液体から除去する工程と、を備え、前記除去する工程では上記のいずれかに記載のポリビニルアルコール除去装置を用いる。
ここで、前記ポリビニルアルコール含有液体は、ホウ酸架橋液であることができる。
本発明によれば、長時間運転が容易なポリビニルアルコール除去装置及びこれを用いた偏光子の製造方法が提供される。
図1は、本発明の実施形態にかかるポリビニルアルコール除去装置のフロー図である。 図2は、図1のオーバーフロー管10outの概略断面図である。
図面を参照して本発明の1実施形態にかかるポリビニルアルコール除去装置100について説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかるポリビニルアルコール除去装置100は、主として、気泡塔10、気液分離器15、第1フィルタ20、第1ポンプ30、第2フィルタ40、熱交換器50及び60、液体貯留槽70、第2ポンプ80、を備えている。
液体貯留槽70は、ポリビニルアルコール除去処理の対象となるポリビニルアルコール含有液体を貯留する。液体貯留槽70は、入口70a、入口70b、及び、出口70c、出口70dを有する。出口70dが液体供給ラインL3を介して気泡塔10の液体入口10inに接続されている。
液体供給ラインL3には、液体貯留槽70側から気泡塔10に向かって、第2ポンプ80、熱交換器60が設けられている。
第2ポンプ80は、液体貯留槽70内の液体を、液体供給ラインL3を介して、気泡塔10に供給する。ポンプの形式に限定はなく、ダイヤフラムポンプなどの容積式ポンプでもよく、マグネットポンプなどの非容積式ポンプでもよい。
本実施形態において、第1ポンプ30及び第2ポンプ80の接液部は、それぞれ耐食性を備えた材質等で構成されており、例えば、フッ素樹脂等の樹脂で構成されている。
熱交換器60は、液体供給ラインL3を流れる液体の温度をさらに下げる。熱交換器60の形式も特に限定はない。
気泡塔10は、容器10cと、液体入口10inと、オーバーフロー管(液体出口)10outと、上部出口10gと、上部入口10reと、ガス分散器12とを備える。
容器10cは、鉛直方向に伸びかつ上下が閉じられた容器である。容器10cの内径は例えば80mm~1000mmとすることができ、100mm~500mmとすることもできる。容器10cの内部空間の高さは、例えば100mm~500mmとすることができる。
容器10cは、鉛直方向に伸びる円筒であることが好ましい。容器10c内の状況を運転中に外部から観察することを容易とすべく、容器10cは可視光線において透明であることが好適である。透明材料の例はアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート等の透明樹脂である。これにより、オーバーフロー管10outの粒子による閉塞などの異常発生を人の目やカメラなどにより適宜監視し、迅速に粒子の除去などの対処をすることができる。
液体入口10inは、容器10cの下部に設けられており、好ましくは、容器10cの底部に設けられている。
オーバーフロー管(液体出口)10outは、気泡塔10の容器10cの内部の中央に設けられている。オーバーフロー管10outは、図2に示すように、鉛直方向に伸びる筒aと、筒aの底部を閉じる底面cとを有し、筒aの軸は鉛直方向に配置されている。オーバーフロー管10outは円筒であることが好ましい。
容器10c内の液がオーバーフロー管10outの上縁bからオーバーフロー管10outの筒a内に溢流することで、容器10c内の液体が外部に排出される。したがって、容器10c内の液面は上縁bの鉛直位置に応じて定まる。すなわち、オーバーフロー管10outは、気泡塔10の容器10c内に形成される気液界面の中央から鉛直下向きに伸びている。
筒aの内径は、例えば40mm~500mmとすることができ、50mm~250mmとすることもできる。筒aの内部の高さは、例えば40mm~500mmとすることができ、50mm~250mmとすることもできる。
気泡の供給によりポリビニルアルコール含有液体の気液界面付近中に析出する粒子を好適に排出させる観点から、筒aの上縁bは、水平方向から見て一端から他端まで直線状であることが好適であり、図1のb’に示すように、ジグザグや波形形状などの凹凸がないことが好適である。凹凸があると、該粒子が引っかかって排出されにくくなる場合がある。
オーバーフロー管10outの筒aの下部又は底面cには液体排出ラインL1が接続されており、図1に示すように、液体排出ラインL1は容器10cを貫通し、気液分離器15、第1フィルタ20、第1ポンプ30、第2フィルタ40、及び、熱交換器50を経由して、液体貯留槽70の入口70aに接続されている。液体排出ラインL1の内径は、例えば15mm~200mmとすることができ、15mm~150mmとすることもできる。
気泡塔10におけるガス分散器12の位置は、オーバーフロー管10outの上縁bよりも下方であれば特に限定はないが、容器10c内の下部に配置されることが好ましい。ガス分散器12には、ラインL6を介してガス源Sが接続されている。ガス源Sが供給するガスの例は、窒素である。
ガス分散器12を用いて気泡塔10内のポリビニルアルコール含有液体に、上記ガスからなる気泡を供給すると、該気泡は、その表面にポリビニルアルコール分子などを含んだまま気泡塔の気液界面へ移動し、気泡塔の気液界面付近で崩壊する。そして、該気泡が気液界面付近で崩壊する際、ポリビニルアルコール分子などからなる固体の粒子(以下、該粒子を「粒子D」と称することがある。)が析出する。粒子Dは、処理液よりも真比重が高いが、気液界面上の気泡群や、処理液の表面張力によって直ちには沈降せず、また、粒子Dの一部が沈降したとしても、気泡塔10内の処理液や気泡群の上昇流に伴い再浮上し、粒子Dは気液界面を浮遊する。したがって、粒子Dを含む液体が、オーバーフロー管10outから液体排出ラインL1を介して排出される。
気泡塔10の上部出口10gは、オーバーフロー管10outの上端の開口よりも上方に配置されている、すなわち、通常運転時の気液界面よりも上に配置されている。上部出口10gは、追加ラインL4により、液体貯留槽70の入口70bに接続されている。上部出口10gは、上部入口10reよりも下方にあることが好ましい。通常は、上部出口10gからは気泡塔10に供給したガスが排出されることから、液体貯留槽70における追加ラインL4の入口70bは、液体貯留槽70の気液界面よりも上となるように上部に配置される。
上部入口10reは、通常運転時の気液界面よりも上、すなわちオーバーフロー管10outの上縁bより上、に配置されるように、容器10cの上部に設けられている。
気液分離器15は、気液界面を形成することができる容器である。気液分離器15の下部には液体入口15a及び液体出口15bが設けられ、上部には気体出口15cが設けられ、気液界面が液体入口15a及び液体出口15bよりも上、かつ、気体出口15cよりも下となるように、気液分離器15が配置される。
なお、液体入口15aに接続された液体排出ラインL1と、液体出口15bに接続された液体排出ラインL1とは、特に限定されないが、各ラインの底面が高さ方向で一致するよう接続されている。液体入口15aの位置は、液体出口15bの上であってもよいし、下であってもよい。
気液分離器15の気体出口15cと気泡塔10の上部入口10reとがラインL2を介して接続されており、液体入口15aが液体排出ラインL1を介して気泡塔10のオーバーフロー管10outと接続され、液体出口15bが液体排出ラインL1を介して第1フィルタ20の入口20iに接続されている。
気液分離器15は、液体排出ラインL1から供給された流体を液体と気体とに分離し、気体を、ラインL2を介して気泡塔10に戻し、液体を液体排出ラインL1を介して第1フィルタ20に供給することができる。
これにより、気体の含量が低減された液体を第1ポンプ30に供給することができる。第1ポンプ30へ流れ込む気体の流量が低減されていれば、第1フィルタ20及び第2フィルタ40の閉塞に伴い第1ポンプ30の流体(すなわち、液体や気体)の排出能力が低下した場合でも、ポンプによる液体の排出流量を維持しやすい。したがって、長時間の運転がしやすくなる。また、第1ポンプ30に気体が流れ込みにくくなると、第1ポンプ30における振動も抑制される。
第1フィルタ20は、入口20iから供給される液体中の粗粒の粒子Dを捕集し、粗粒の粒子Dが除去された液体を出口20jから排出する。これにより、第1ポンプ30の長時間の安定運転を妨げやすい粗粒の粒子Dを、第1ポンプ30に供給する前に液中から容易に分離することができる。
第1フィルタ20の種類に特に限定はないが、バケットストレーナであることが好適である。バケットストレーナは、例えば図1に示すように、枠体20bを備える容器20aと、枠体20dを備えるバケット20cと、容器20aのフタ20eを有する。バケット20cは、樹脂またはステンレスメッシュなどの多孔材料(スクリーン)で形成されている。容器20aの枠体20bの上に、バケット20cの枠体20dが載るように構成されている。フタ20eを開け、バケット20cを取り出すことにより、バケット20c上に捕集された粗粒の粒子Dの回収を容易に行うことができ、粗粒の粒子Dの回収量の増大に伴い上昇したう圧力損失の回復を迅速に行える。
なお、容器20aは、枠体20bを備えていなくてもよい。容器20aが枠体20bを備えていない場合、バケット20cの上部に枠部(枠体20bなど)を備えていることが好ましく、該枠部を有する部分におけるバケット20cの外径は容器20aの内径より若干小さいことがより好ましい。
本実施形態において、容器20a及びバケット20cは、通常、耐食性を備えた材質で構成されており、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、FRP等の樹脂で構成されている。
第1フィルタ20における目開きは、粗粒の粒子Dを捕集しうる範囲であれば特に限定されないが、例えば、約30~約50メッシュ(約0.3~約0.8mm)、好ましくは約40メッシュ(約0.5~約0.6mm)とすることができる。
本実施形態において、第1ポンプ30は、第1フィルタ20の出口20jから液体排出ラインL1を介して供給される液体を吸引し、第2フィルタ40及び熱交換器50を介して液体貯留槽70に戻す。
第1ポンプ30の種類に特に限定はないが、第1フィルタ20及び第2フィルタ40における粒子Dの回収量の増大に伴って圧力損失が増大しても、長時間安定して十分な気泡塔10からの排液流量を確保すべく、ダイヤフラムポンプ、ギヤポンプ、ピストンポンプのような容積式ポンプであることが好ましい。これにより、気液固混合液を長時間、液体排出ラインL1を介して気泡塔10から吸引し、フィルタで粒子Dを除去してから液体貯留槽70に排出することが可能となる。特に、第1ポンプ30により気泡塔10から排出する液の流量を、第2ポンプ80により気泡塔10に供給する液の流量よりも常時大きくなるように設定しておくことができ、排出液量の特段の制御が不要となる。第1ポンプ30の駆動力は運転中一定でもよいが、フィルタの閉塞に伴って駆動力を高めるように制御してもよい。
なお、液体排出ラインL1内の流体はガスを含むことが多く、遠心ポンプなどの非容積式ポンプを使用した場合、ポンプ内に気泡が存在するとポンプの寿命が著しく低下する場合があり、その場合、ポンプの上流側で十分に気体を除去する必要が生じるため、設備が複雑化し、高コスト、設備空間増加に至ることがある。
第1ポンプ30は、容積式ポンプの中でも、ダイヤフラムポンプであることが好ましい。ダイヤフラムポンプは、腐食性液体の使用に適し、ポンプの接液部の腐食、及び、腐食による処理液への異物のコンタミ等を抑制しやすい。
特に、大流量に対応しやすいことから、空気圧の供給により駆動されるエアード式ダイヤフラムポンプを採用することが好適である。電動のダイヤフラムポンプの場合、下流が高圧となる可能性があるため、第2フィルタ40などの下流設備の破壊防止のため、ラインに圧力開放装置などを備えることが好ましいが、エアード式ダイヤフラムポンプの場合、駆動力としての供給空気圧力を下流設備が破壊または破損に至らない圧力とすることにより、下流が高圧となることを予防でき、より安全な運転が可能となる。
第2フィルタ40は、液中の微粒の粒子Dを除去する。第2フィルタ40も特に限定されないが、スクリーン部分を交換容易なカートリッジタイプのフィルタを採用することができる。第2フィルタ40の目開きは、第1フィルタ20の目開きよりも小さければよいが、例えば、1~5μm、好ましくは2μmとすることができる。
続いて、本実施形態にかかるポリビニルアルコール除去装置100の使用方法の一例として、ホウ酸架橋液中のポリビニルアルコールの除去方法及び偏光子の製造方法について説明する。
まず、ポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素などの2色性色素を含む染色液に接触させる染色工程を行う。その後、染色されたポリビニルアルコールフィルムを、ホウ酸化合物を含むホウ酸架橋液に接触させ、ホウ酸架橋を行う。ホウ酸架橋の後、必要に応じて、ポリビニルアルコールフィルムを補色液により補色し、その後水洗し、乾燥することで、偏光子を製造することができる。
ポリビニルアルコールフィルムをホウ酸架橋液に接触させると、ホウ酸架橋液中にポリビニルアルコール成分が溶出する。ホウ酸架橋液中の溶解ポリビニルアルコール濃度が高くなると、ポリビニルアルコールが粒子Dとして析出し、得られる偏光子における異物発生の一因となる。したがって、偏光子の製造において、ホウ酸架橋溶液から溶存するポリビニルアルコールを除去して、ホウ酸架橋液中のポリビニルアルコール濃度を一定以下に維持する工程を行うことが必要である。
ポリビニルアルコールの除去の対象となるホウ酸架橋液は、例えば、水、ホウ酸化合物、及び溶解ポリビニルアルコールを含むことができる。ホウ酸化合物の例は、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム及びホウ酸リチウムである。これらはそれぞれ単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
処理前のホウ酸架橋液中のポリビニルアルコールの濃度は重量基準で5ppm~5000ppm程度であってよい。
ホウ酸架橋液は、水以外にアルコールなどの有機溶媒を含んでもよい。
また、ホウ酸架橋液は、ヨウ素及び/又はヨウ化物を含んでもよい。ヨウ化物の例は、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化亜鉛、ヨウ化アルミニウム、ヨウ化鉛、ヨウ化銅、ヨウ化バリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化スズ、ヨウ化チタンである。これらはそれぞれ単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
まず、液体貯留槽70に、ポリビニルアルコールを溶解しているホウ酸架橋液を貯留する。液体貯留槽70の液体は、ホウ酸架橋プロセス(ホウ酸架橋槽)に供給した後に回収されたホウ酸架橋液であることが好適である。このような場合、ホウ酸架橋液は、ホウ酸架橋処理を行うために好適な温度に加熱されている。ホウ酸架橋槽におけるホウ酸架橋液の温度は、例えば20~85℃であり、好ましくは30~70℃である。
次に、第2ポンプ80でホウ酸架橋液を、液体供給ラインL3を介して気泡塔10に供給する。気泡塔10においてバブリングによりポリビニルアルコール粒子を析出させるために好適なホウ酸架橋液の温度の例は、0~25℃であり、好ましくは0~18℃である。この温度は、ホウ酸架橋プロセスでの温度よりも低いため、熱交換器60により、ホウ酸架橋液の温度を低下させる。
続いて、ガス分散器12から窒素ガス等のガスを供給し、気泡塔10内でホウ酸架橋液に気泡(ガス)を供給することによりバブリングを行う。供給するガスの量は適宜設定できる。これにより、ホウ酸架橋溶液中のポリビニルアルコールが固体の粒子Dとして析出する。析出した粒子Dは気泡を含みやすいためか、気液界面近傍に浮上しやすい。
第2ポンプ80を介してホウ酸架橋液を気泡塔10へ供給し続けることにより、粒子Dを含むホウ酸架橋液が、オーバーフロー管10outから溢流し、液体排出ラインL1を介して気液分離器15に供給される。
一方、バブリング後に気泡塔10の気相に排出されたガスは、追加ラインL4を介して、液体貯留槽70に戻され、出口70cに接続されたラインL5を介して系外へ排出される。ここでは、気泡塔10内を大気圧条件下としてバブリングすることが好適である。
気液分離器15で気体が分離された液体は、第1ポンプ30により、第1フィルタ20及び第2フィルタを経由して液体貯留槽70に戻される。
第1フィルタ20では定期的に、フタ20eを開けてバケット20cを枠体20bから取り外し、バケット20cに回収された粒子Dをバケット20cから除去し、その後、粒子Dが除去されたバケット20cを再び枠体20dに載置して、フタ20eを閉じる工程を行い、上昇した圧力損失を低減する工程を行う。また、第2フィルタ40でも、定期的に、カートリッジフィルタのエレメントを交換し、上昇した圧力損失を低減する工程を行う。
本実施形態によれば、液体排出ラインL1において第1フィルタ20よりも下流側に第1ポンプ30が設けられているので、第1フィルタ20がある程度閉塞しても、第1ポンプ30による吸引により気泡塔10から第1フィルタ20を介してホウ酸架橋液の排出が可能であり、長時間の運転が可能である。
また、気泡塔10の中央に配置したオーバーフロー管10outにより液を排出しているため、析出した粒子Dを液体と共に効率よく排出できる。特に、バブリングにより生成した粒子Dは気液界面に集まることから、本実施形態のオーバーフロー管10outにより、生成した粒子Dを迅速に排出することができる。なお、バブリングにより析出した粒子Dを長時間気泡塔10内で滞留させると、経時的に凝集して大きくなり、気泡塔10内で沈降して回収が困難となる。
また、オーバーフロー管10outの上端が水平方向から見て直線状であるので、粒子Dの上縁bへの付着等が抑制されて、より効率よく析出した粒子Dを液と共に排出できる。
また、液体排出ラインL1において、第1ポンプ30の下流に第1フィルタ20よりも目開きの細かい第2フィルタ40を設けているので、第1フィルタ20で粗粒の粒子Dを回収し、第2フィルタで微粒の粒子Dを回収でき、より効率よく液体からポリビニルアルコールを除去でき、長時間運転が可能となる。
また、目の細かい第2フィルタ40は、粒子Dの捕集にしたがって圧力損失が上昇しやすいが、第1ポンプ30を第2フィルタ40と第1フィルタ20のとの間に設けることにより、第2フィルタ40に供給する液の流量をより確保しやすく、長時間運転に資する。例えば、2週間以上連続運転することも可能である。
さらに、気泡塔10の上部出口10gと液体貯留槽70とを接続する追加ラインL4を備えているので、万一、第1フィルタ20及び/又は第2フィルタ40の閉塞により気泡塔10から液体排出ラインL1を介した液体の排出が困難となっても、液体供給ラインL3から供給された液体は追加ラインL4を介して液体貯留槽70に戻るので、液体貯留槽70を利用するホウ酸架橋プロセスに影響を与えにくい。
本発明は上記実施形態に限定されず、様々な変形態様が可能である。
例えば、気泡塔10の形態は上記の実施形態に限定されるわけではない。例えば、気泡塔10の水平断面形状が矩形(正方形含む)などの非円形の形状を有していても実施は可能であり、また、オーバーフロー管10outの水平断面形状が矩形(正方形含む)などの非円形の形状を有していても実施は可能である。また、オーバーフロー管10outの水平位置も容器10cの中央でなくてもよく、例えば、容器10cの壁に直接設けられたオーバーフロー管10outでも実施は可能であり、また、オーバーフロー管10outでなく、気液界面よりも下方に設けられた液体出口であっても実施は可能である。
また、第1フィルタ20がバケットストレーナでなく、カートリッジタイプのフィルタでも実施は可能である。
また、ポリビニルアルコール含有液体としては、ホウ酸架橋液に限定されず、ポリビニルアルコールが溶解した液体(好ましくは、水を主成分とする液体)であればよい。偏光子の製造におけるポリビニルアルコール含有液体の例は、例えば、膨潤工程で使用する膨潤処理液、染色工程で使用する染色液、補色工程で使用する補色液、洗浄工程で使用する洗浄液等である。
10…気泡塔、10g…上部出口、10in…液体入口、10out…オーバーフロー管(液体出口)、15…気液分離器、20…第1フィルタ、30…第1ポンプ、40…第2フィルタ、50…熱交換器、60…熱交換器、70…液体貯留槽、80…第2ポンプ、100…ポリビニルアルコール除去装置、L1…液体排出ライン、L3…液体供給ライン、L4…追加ライン。

Claims (12)

  1. 液体出口を有し、ポリビニルアルコール含有液体に気泡を供給する気泡塔と、
    前記気泡塔の前記液体出口に接続された液体排出ラインと、
    前記液体排出ラインに設けられた第1フィルタと、
    前記液体排出ラインに設けられた第1ポンプと、
    前記液体排出ラインに設けられた気液分離器と、を備え、
    前記第1フィルタは、前記第1ポンプと前記気泡塔との間に設けられ
    前記気液分離器は、前記気泡塔と、前記第1フィルタとの間に配置された、ポリビニルアルコール除去装置。
  2. 前記気泡塔の前記液体出口は、前記気泡塔内に形成される気液界面の中央から鉛直下向きに伸びるオーバーフロー管である、請求項1記載の装置。
  3. 前記オーバーフロー管の上端は、水平方向から見て直線状である請求項2に記載の装置。
  4. 前記気泡塔は透明である請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記第1フィルタはバケットストレーナである、請求項1~4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記液体排出ラインに設けられた第2フィルタを更に備え、前記第2フィルタの目開きは前記第1フィルタの目開きよりも小さく、前記第2フィルタは前記第1フィルタよりも下流側に設けられた、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記第1ポンプは前記第1フィルタと前記2フィルタの間に配置されている、請求項6に記載の装置。
  8. 前記第1ポンプは、容積式ポンプである、請求項1~のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記第1ポンプは、ダイヤフラムポンプである、請求項1~のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記気泡塔よりも下方に設けられた、ポリビニルアルコール含有液体を貯留する液体貯留槽と、
    前記液体貯留槽と前記気泡塔の液体入口とを接続する液体供給ラインと、
    前記液体供給ラインに設けられた第2ポンプと、
    前記気泡塔に設けられ、前記液体出口の開口よりも上方に配置された上部出口と、
    前記上部出口と前記液体貯留槽とを接続する追加ラインと、をさらに備える、請求項1~のいずれか1項に記載の装置。
  11. ポリビニルアルコールフィルムをポリビニルアルコール含有液体と接触させる工程と、
    前記ポリビニルアルコール含有液体中に溶解したポリビニルアルコールを前記ポリビニルアルコール含有液体から除去する工程と、を備え、前記除去する工程では請求項1~10のいずれか1項に記載のポリビニルアルコール除去装置を用いる、偏光子の製造方法。
  12. 前記ポリビニルアルコール含有液体は、ホウ酸架橋液である、請求項11に記載の方法。
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