JP2656294B2 - 中空糸膜フィルタ装置の逆洗方法 - Google Patents

中空糸膜フィルタ装置の逆洗方法

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JP2656294B2 JP63080252A JP8025288A JP2656294B2 JP 2656294 B2 JP2656294 B2 JP 2656294B2 JP 63080252 A JP63080252 A JP 63080252A JP 8025288 A JP8025288 A JP 8025288A JP 2656294 B2 JP2656294 B2 JP 2656294B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は原子力発電プラントで冷却水の浄化処理に使
用されている中空糸膜フィルタ装置の逆洗方法に関す
る。
(従来の技術) 現在原子力発電プラント、特に沸騰水型原子炉プラン
トにおいては、冷却水の浄化処理装置として中空糸膜フ
ィルタ装置が広く用いられている。
中空糸膜フィルタは、単位容積あたりの膜面積を大き
くとることができるのでコンパクトな処理装置を構成で
きるという利点がある。また処理水質がよく安定してい
る、逆洗により再生することができる。過助材が不要
であるために二次廃棄物が無い等、優れた特徴を有して
いる。
ところで、このような中空糸膜においては、過時間
の経過とともに、膜表面に処理対象の微粒子が捕捉濃縮
されて次第に過性能が低下したり、膜を透過する際の
抵抗が増えて過差圧が上昇したり、あるいは処理流量
が低下したりする。
このような状態になった場合には、中空糸膜の内側に
気体または液体を導入してこれらを中空糸膜の内側から
外側に透過させるとともに、中空糸膜収納容器内の側方
または下方から中空糸膜に向けて多数の気泡を噴出させ
て中空糸膜を収納した容器内の液体を撹拌・振動させ、
これにより膜面に付着した微粒子を除去するいわゆる中
空糸膜フィルタの逆洗が行われている。
第1図は中空糸膜フィルタ装置の構造を説明する図で
ある。第1図を参照して逆洗操作の一例をさらに詳しく
説明する。まず中空糸膜収納容器の液だめ2を加圧
し、この部分にある液を中空糸膜の内側から外側にす
なわち過の方向とは逆に透過させる。これにより、中
空糸膜フィルタで捕捉されていた固形分はフィルタから
除去される。中空糸膜を透過し、中空糸膜収納容器の原
液だめ1に流出した水は、原液だめ1に設けられた容器
ベント6から容器外に排出される。
次に中空糸膜収納容器の原液だめ1の下方に設置され
た気泡噴出ライン8から中空糸膜フィルタモジュール4
の1本1本に向けて、保護管5内に気泡12を噴出する。
この気泡12は、保護管5の上部にあるベント孔7から保
護管外に排出され、さらに、中空糸膜収納容器の原液だ
め1の容易ベント6から容器外に排出される。
このとき、保護管5内の保護管と中空糸膜フィルタモ
ジュール4との間隙を通って上昇する気泡12はエアリフ
ト効果により液体を同伴する。同伴された液体は気体と
ともに保護管5上部のベント孔7から流出した後、保護
管5の外側で気液分離されて、液体のみが保護管5の外
側を下降し、保護管5の下部から保護管5内に流入し、
再び中空糸膜フィルタモジュール4と保護管5の間を上
昇するような循環流となる。この循環流を模式的に第2
図に示す。
保護管5内を上昇する気泡によるエアリフト効果によ
って、逆洗で中空糸膜フィルタから除去された固形分は
下方に沈降するのを妨げられ、さらに上方に運ばれてベ
ント孔7から保護管5の外に排出される。したがって、
この循環流が維持されていれば、原液だめ1内の液体は
均一に混合され、保護管5内のみに固形分が濃縮される
ことはない。
(発明が解決しようとする課題) ところで逆洗効果は、中空糸膜の内側から外側に逆流
する液の流速に依存する。そのため容器ベント6は中
空糸膜フィルタモジュール4を取り付けた管板3の下端
面から適度な距離をもって下方に設置しなければならな
い。そのため逆洗開始直後は保護管5の外側の液体は容
器ベント6の下端位置となる。しかし、気泡噴出ライン
8から噴出され中空糸膜フィルタモジュール4と保護管
5との間隙を通って保護管上部のベント孔7から排出さ
れた気体がさらに容器ベント6から排出される液、原液
だめ1内の液を同伴する。特に容器ベント6の近くのベ
ント孔7から排出される気体の場合にこの傾向が著し
い。このため、原液だめ1内の液量は次第に減少し、そ
れにともなって原液だめ1内の保護管5の外側の液面は
容器ベント6の下端位置よりさらに下方に移動する。
原液だめ1内の液量が減少すれば、保護管5のベント
孔7から気体とともに流出する液体の量が減少するので
循環流量が減少し、ついには液体の循環が起きなくなっ
てしまう。循環流がなくなると、前述のように逆洗によ
り中空糸膜フィルタから除去された固形分は保護管5と
中空糸膜フィルタモジュール4との間隙で濃縮される。
逆洗終了後、原液だめ1内の逆洗水を排出する際、中
空糸膜フィルタモジュール4に再付着する固形分量は、
逆洗水中の固形分濃度に依存するので、保護管5内のみ
に固形分が濃縮されて逆洗を繰り返すうちに、多量の固
形分が中空糸膜フィルタモジュールに付着することにな
る。付着量が多くなると逆洗効果の低下,逆洗水排出不
良などの不具合をもたらすため寿命を短くするというお
それがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、中空糸膜フィルタ装置の逆洗の際に、装置内の液を
均一に混合して保護管内に固形分濃度の高い液が滞溜す
ることを防ぎ、それによって逆洗水排出時に多量の固形
分が中空糸膜フィルタモジュールに再付着することがな
く中空糸膜フィルタを長寿命化することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用) 上記目的は上記した逆洗方法において気泡が装置から
排出されるときに同伴して排出される液体分を何等かの
方法で補って、装置内の液位を常に一定に保つようにす
ることで達成される。
すなわち本発明は、上部にベント孔をもつ保護管を中
空糸膜フィルタモジュールごとに設けた中空糸膜フィル
タ装置の逆洗方法において、中空糸膜フィルタに液体ま
たは気体を逆流させる工程と、前記中空糸膜フィルタ装
置内に気泡を噴出させる工程と、この気泡によるエアリ
フト効果により中空糸膜フィルタモジュールと保護管と
の間隙を上昇し保護管の外側を下降する循環流を生じさ
せる工程と、前記循環流を装置内液位を一定に保ちなが
ら継続させる工程とから構成されることを特徴とする中
空糸膜フィルタ装置の逆洗方法に関する。
本発明では、上記したように装置内の液量減少分を補
って液位を常に一定に保つようにしているので、従来の
ように装置内液量が減少したために保護管のベント孔か
ら液体が流出しなくなり、装置内で循環流が生じなくな
るという現象が生じない。したがって本発明では固形分
が保護管と中空糸膜フィルタモジュールとの間で濃縮さ
れるということがなく、逆洗回数が増加しても従来のよ
うに逆洗効果が低下することがない。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は前記したように中空糸膜フィルタ装置の構造
を説明する図であり、この装置は前記したような構造お
よび機能を備えている。本発明の実施例をこの装置によ
って説明する。
この装置で水の浄化処理を行うと、過時間の経過に
したがって中空糸膜フィルタ表面に固形分が捕捉されて
次第に過性能が低下する。そこで逆洗する。
逆洗はまず従来通りの操作手順で行う。すなわち、ま
ず、中空糸膜収納容器の液だめ2を加圧し、この部分
にある液を中空糸膜の内側から外側に、すなわち過
と逆方向に透過させる。中空糸膜を透過し、中空糸膜収
納容器の原液だめ1に流出した水は、原液だめ1に設け
られた容器ベント6から容器外に排出される。
次に中空糸膜収納容器の原液だめ1の下方に設置され
た気泡噴出ライン8から中空糸膜フィルタモジュール4
の一本一本に向けて、保護管5内に気泡を噴出する。こ
の気泡は、前記したように装置内に循環流を生じさせ
(第2図参照)、最終的には容器ベント6から容器外に
排出される。
この気泡の排出によって、原液だめ1内の液が同伴さ
れて排出されるので、原液だめ1内の液位が低下する。
そこで容器ベント6から排出された液量と同量の水を被
処理液導入口10から原液だめ1内に注入する。
このようにして逆洗したときの逆洗効果を従来の方
法、すなわち排出された液量を補充しないで他は全く同
様に操作したときと比較した。その結果を第3図に示
す。
第3図において、固形分回収率とは、逆洗水中の固形
分量と逆洗直前までに中空糸膜フィルタで捕捉した固形
分量との比である。また、図中、三角を接続させた線が
本発明の実施例を表し、丸を接続させた線が従来例を表
す。
図から明らかなように、従来からの逆洗方法では回収
率は逆洗回数とともに低下していくのに対し、本実施例
では逆洗回数が多くなっても回収率はほとんど低下しな
い。また、最終的に、装置を分解して中空糸膜フィルタ
モジュールを観察したところ、比較例では多量の固形分
が付着していたのに対し、本実施例では固形分の付着量
はわずかであった。これは本実施例では保護管内および
外の循環流のため、容器内の液が均一に混合されていた
こと並びに容器ベント6から高濃度液が排出されて排出
量と同量の水が新たに注入されたことにより、保護管内
の中空糸膜フィルタモジュール4に接する逆洗水の濃度
が比較例と比べて低かったためである。なお、本実施例
で逆洗中に注入した水のために増加した逆線水量は全量
の10〜20%であった。
なお、上記実施例では水を注入したが、水の代りに容
器ベントから排出された液を再び注入することもでき
る。この場合は、全逆洗水量が増加せずに同様の効果が
得られる。さらに、気体に同伴されて液体が容器ベント
から流出するのを防ぐため、気泡を噴出するときには容
器ベント6を閉じて管板ベント9を開き、管板ベント9
から気体のみを排出するようにしても全く同様の効果が
得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の逆洗方法によれば、保
護管の内,外に発生する循環流を逆洗終了まで維持でき
るので、装置内の液体を均一に混合することができ、保
護管と中空糸膜フィルタモジュールとの間隙だけに固形
分濃度の高い液が滞溜することがない。したがって、逆
洗水を排出する際に多量の固形分が中空糸膜フィルタモ
ジュールに付着して、逆洗効果の低下,逆洗水排出不良
などの不具合をもたらすことがなく、中空糸膜フィルタ
の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来から使用されかつ本発明においても使用さ
れる中空糸膜フィルタ装置の構造を説明する図、第2図
は第1図における保護管の内,外に発生する循環流の模
式図、第3図は本発明の逆洗方法と従来の逆洗方法にお
ける固形分の回収率を比較した図である。 1……原液だめ 2……液だめ 3……中空糸膜フィルタモジュール取り付け管板 4……中空糸膜フィルタモジュール 5……保護管 6……容器ベント 7……保護管ベント孔 8……気泡噴出ライン 9……管板ベント 10……被処理液導入口兼逆洗水排出口 11……処理液出口 12……気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21F 9/06 511 G21C 19/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部にベント孔をもつ保護管を中空糸膜フ
    ィルタモジュールごとに設けた中空糸膜フィルタ装置の
    逆洗方法において、中空糸膜フィルタに液体または気体
    を逆流させる工程と、前記中空糸膜フィルタ装置内に気
    泡を噴出させる工程と、この気泡によるエアリフト効果
    により空糸膜フィルタモジュール保護管との間隙を上昇
    し保護管の外側を下降する循環流を生じさせる工程と、
    前記循環流を装置内液位を一定に保ちながら継続させる
    工程とから構成されることを特徴とする中空糸膜フィル
    タ装置の逆洗方法。
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JPS624408A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 Toshiba Corp 中空糸膜濾過装置
JPS62227408A (ja) * 1986-03-31 1987-10-06 Toshiba Corp 中空糸膜濾過装置
JPS6328410A (ja) * 1986-07-22 1988-02-06 Toshiba Corp 中空糸膜フイルタろ過装置

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