JP2020021327A - 広告システムおよび情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を媒体として広告を出力するシステムにおいて、適切な料金設定を行う。【解決手段】一台以上の車両と、情報処理装置と、からなる広告システムであって、前記車両が、広告を出力する表示装置と、前記表示装置が広告を出力しているタイミングにおいて、前記車両の近傍に存在する移動端末の数を取得し、前記情報処理装置に送信する第一の制御部と、を有し、前記情報処理装置が、前記車両から受信した情報に基づいて、前記広告の料金に関するデータである料金データを生成する第二の制御部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両を媒体とした広告提供技術に関する。
近年、車両を媒体として広告を行う技術の検討が進められている。例えば、車両の外部に表示装置を設け、表示する広告を動的に決定することで、周辺の状況に応じて適切な広告を表示することができ、高い広告効果を得ることができる。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、道路上に広告を表示するシステムにおいて、予想される広告効果に応じて広告料金を算出するシステムが開示されている。
特開2012−168576号公報 特開2005−010839号公報
車両を媒体として広告を掲出する場合、効果測定が容易ではないという課題がある。このため、従来技術においては、予め定義された交通量を用いて広告料金を決定するという手法がとられていた。すなわち、車両の周辺に存在した人の数を実測できないため、実際の人の多さに応じて適切に広告料金を設定するという点において課題があった。
本発明は上記の課題を考慮してなされたものであり、車両を媒体として広告を出力するシステムにおいて、適切な料金設定を行うことを目的とする。
本発明の第一の態様に係る情報処理装置は、
一台以上の車両と、情報処理装置と、からなる広告システムであって、前記車両が、広告を出力する表示装置と、前記表示装置が広告を出力しているタイミングにおいて、前記車両の近傍に存在する移動端末の数を取得し、前記情報処理装置に送信する第一の制御部と、を有し、前記情報処理装置が、前記車両から受信した情報に基づいて、前記広告の料金に関するデータである料金データを生成する第二の制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の第二の態様に係る情報処理方法は、
広告を出力する表示装置を有する一台以上の車両と、情報処理装置と、が行う情報処理方法であって、前記車両が、前記表示装置が広告を出力しているタイミングにおいて、前記車両の近傍に存在する移動端末の数を取得し、前記情報処理装置に送信する第一の制御ステップを実行し、前記情報処理装置が、前記車両から受信した情報に基づいて、前記広告の料金に関するデータである料金データを生成する第二の制御ステップを実行することを特徴とする。
また、本発明の第三の態様に係る情報処理装置は、前記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、車両を媒体として広告を出力するシステムにおいて、適切な料金設定を行うことができる。
実施形態に係る広告配信システムの構成概略図である。 第一の実施形態に係る車両10のシステム構成図である。 車両10が有する表示装置の位置を説明する図である。 第一の実施形態に係るサーバ装置20のシステム構成図である。 データベースに記憶される広告情報テーブルの例である。 データベースに記憶される車両情報テーブルの例である。 データベースに記憶される走行履歴テーブルの例である。 第一の実施形態に係る移動端末30のシステム構成図である。 サーバ装置20が行う広告配信処理のフローチャートである。 車両10が行う処理のフローチャートである。 サーバ装置20が行う料金データ生成処理のフローチャートである。 車両10と移動端末30との位置関係を説明する図である。
本発明に係る広告配信システムは、サーバ装置が複数の車両に広告を配信し、当該複数の車両が、それぞれ表示装置を用いて広告を掲出するシステムである。
本実施形態に係る車両は、サーバ装置から受信した広告(静止画または動画)を、走行中において、車体の外部に設けられた表示装置を介して出力する。かかるシステムにおいては、広告を視認した消費者(以下、ユーザと称する)の数を推定できることが好ましい。
そこで、本発明に係る広告配信システムでは、広告を表示する車両が、表示装置が広告を出力しているタイミングにおいて、車両の近傍に存在する移動端末の数を取得し、サーバ装置に送信する。また、サーバ装置は、車両から受信した情報に基づいて、広告の料金に関するデータである料金データを生成する。
移動端末とは、例えば、歩行者であるユーザが所持する端末、または、ユーザが乗車する車両に搭載された端末である。
かかる構成によると、車両の周辺にどれだけの数の移動端末が存在したかを判定することができるため、広告の料金を適切に設定することが可能になる。
また、前記第一の制御部は、前記車両の近傍において通信が成立した前記移動端末の数を計数することを特徴としてもよい。
移動端末は、例えば、無線通信装置の存在を検出するためのデータ(プローブパケット等)を送受信することによってその存在を検出することができる。なお、通信が成立したとは、片方向のデータ伝送が成立したことをもって足りる。
また、前記第一の制御部は、前記広告を視認可能な範囲内に存在する前記移動端末を計数の対象とすることを特徴としてもよい。
視認可能な範囲とは、例えば、車両と移動端末との間に障害物が存在しない範囲である。移動端末が視認可能な範囲にあるか否かは、例えば、受信した電波の強度に基づいて判定してもよいし、移動端末から位置情報を送信可能な場合、当該位置情報と地図情報に基づいて判定してもよい。
また、前記第一の制御部は、前記移動端末と前記車両との位置関係(または位置関係の変化)を取得し、前記広告を視認できないと推定される移動端末を除外して前記計数を行うことを特徴としてもよい。
例えば、車両に対して広告が視認できない位置に存在する移動端末や、車両から離れる方向に移動している移動端末については、計数から除外することが好ましい。
また、前記第一の制御部は、単位時間ごとに前記移動端末の数を取得することを特徴としてもよい。かかる構成によると、車両の周辺に存在する移動端末の数の、時系列変化を取得することができる。
また、前記第一の制御部は、前記表示装置が出力した広告ごとに前記移動端末の数を取得することを特徴としてもよい。かかる構成によると、広告ごとに料金設定を行うことが可能になる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第一の実施形態)
まず、第一の実施形態に係る広告配信システムの構成概略を図1に示す。本実施形態に係る広告配信システムは、複数の車両10と、サーバ装置20と、移動端末30とを含んで構成される。移動端末30は、ユーザとともに移動する端末であれば、ユーザによって携帯される端末であってもよいし、ユーザが乗車している車両に設置された端末であってもよい。なお、本実施形態において、ユーザとは、車両10によって出力された広告の訴求対象である人を指す。
車両10は、車両の外部に複数の表示装置を備えた自動車であり、サーバ装置20から受信した広告データに基づいて、所定の広告を掲出することができる。なお、本実施形態において、広告の掲出とは、表示装置に画像データを出力し、静止画像または動画像を表示させることを指す。なお、システムに含まれる車両10の数は例示したものに限られず、何台であってもよい。
車両10は、サーバ装置20から広告データを取得し、走行中において、広告を表示装置に出力する。また、車両10は、位置情報と、掲出中の広告に関する情報を、サーバ装置20に周期的に送信する。
また、車両10は、広告の掲出中において、当該車両の近傍に位置する移動端末30の数を計数する。計数の結果はサーバ装置20に送信される。
サーバ装置20は、複数の車両10と、車両10によって掲出される広告を管理するサーバである。サーバ装置20は、広告に関するデータと、車両に関するデータを保持しており、各車両10に対して配信する広告の決定、各車両10に対する広告の配信、実績の管理(例えば、広告主向けのレポート生成等)などを行う。
複数の車両10の走行位置や走行履歴、各車両10によって掲出された広告の識別子などは、サーバ装置20によって管理される。
また、サーバ装置20は、車両10から送信された情報に基づいて、広告を視認したユーザの数を推定し、当該広告に対応する料金データを生成する。
移動端末30は、消費者(ユーザ)とともに移動する端末である。移動端末30は、ユーザが所持するスマートフォンであってもよいし、ユーザが乗車している車両に設置された車載装置(車載コンピュータ,ナビゲーション装置等)であってもよい。なお、システムに含まれる移動端末30の数は例示したものに限られず、何台であってもよい。
本実施形態に係る広告配信システムでは、車両10、サーバ装置20、移動端末30が、ネットワークによって相互に接続される。ネットワークには、例えば、インターネット
等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークは、携帯電話等の電話通信網、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信網を含んでもよい。
次に、車両10の構成について説明する。図2は、車両10のシステム構成を示した図である。
車両10は、表示装置101、制御部102、記憶部103、通信部104、位置情報取得部105を有して構成される。
表示装置101は、車両10の外部に設けられた複数の表示装置からなるユニットである。本実施形態では、車両10は、図3に示したように、車両の外部に向けて配置された複数の表示装置(表示装置101A,表示装置101B,…,表示装置101n)を有して構成される(区別する必要がない場合、表示装置101と総称する)。
表示装置101は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDマトリクス、プロジェクタなどを用いて構成することができる。
表示装置の数は、車両10のタイプないし車種によって異なる。表示装置は、例えば、左側面、右側面、車両後方、車両上方など、複数の位置に配置されていてもよい。例えば、対象車両がトラックである場合、左側面、右側面、車両後方の三箇所に表示装置を配置することができる。また、対象車両がセダンである場合、左側面(前ドア)、左側面(後ドア)、右側面(前ドア)、右側面(後ドア)の四箇所に表示装置を配置することができる。
なお、表示装置101の配置位置は、これ以外であってもよい。例えば、ガラスに映像を投影できる場合、窓ガラス(例えば、サイドウインドウ、リアウインドウ等)に配置してもよい。
制御部102は、車両10が有する機能のうち、広告を出力する機能を司る演算装置である。制御部102は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置によっ
て実現することができる。
制御部102は、広告取得部1021と、広告出力部1022と、移動端末検出部1023と、通知部1024と、の4つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、後述する記憶部103に記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
広告取得部1021は、サーバ装置20から、表示装置101に出力する広告に関するデータ(広告データ)を取得する。広告データの取得は、車両10が走行を開始する直前ないし走行中に行うことが好ましいが、この限りではない。例えば、イグニッションをONにしたタイミング、目的地を設定したタイミング、走行を開始したタイミングなどで行うことができる。広告取得部1021が取得した広告データは、後述する記憶部103に記憶される。
広告出力部1022は、広告データに含まれる広告を表示装置101に出力する。なお、広告を出力する条件が広告データに設定されている場合、条件が適合した場合にのみ広告の出力を行うようにしてもよい。また、広告データによって、表示装置の位置や大きさが指定されている場合、指定に従って出力を行うようにしてもよい。
移動端末検出部1023は、車両10の周辺に存在する移動端末30を検出し、その数を計数する。移動端末30の検出は、アクティブ方式によって行ってもよいし、パッシブ方式によって行ってもよい。アクティブ方式とは、移動端末30が、自装置の存在を通知するためのパケットをブロードキャスト送信する方式である。また、パッシブ方式とは、
車両10が、移動端末30を探索するためのパケットをブロードキャスト送信し、これを受信した移動端末30が応答する方式である。以下、移動端末30を検出するために送受信されるパケットをプローブパケットと称する。
例えば、移動端末30が無線LANを利用して通信を行う端末である場合、移動端末検出部1023が、移動端末30から送信されたプローブ要求(Probe Request)を受信す
ることで、当該移動端末30の存在を認識することができる。
なお、移動端末30の検出に用いるパケットの種類は、利用する通信規格に合わせて選択すればよい。
通知部1024は、広告の掲出に関する情報をサーバ装置20に通知する。具体的には、車両の現在位置、現在掲出中の広告の識別子、移動端末検出部1023によって計数された端末数、その他、広告に関する情報を収集し、サーバ装置20に送信する。
各モジュールが行う具体的な処理の内容については後述する。
記憶部103は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部102によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部102において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。補助記憶装置には、プログラムを実行するためのオペレーティングシステムを記憶してもよい。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、制御部102によって実行されることで、前述した機能が実現される。
通信部104は、車両10をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部104は、例えば、無線LANや3G、LTE等の移動体通信サービスを介して、ネットワークへのアクセスを提供する。
位置情報取得部105は、車両10の位置情報を取得する手段である。位置情報取得部105は、例えば、GPSモジュールを含んで構成され、車両10の位置情報(例えば、緯度と経度)を取得する。
なお、図2に示した構成は一例であり、図示した機能の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。また、図示した以外の、主記憶装置および補助記憶装置の組み合わせによってプログラムの記憶ないし実行を行ってもよい。
次に、サーバ装置20の構成について説明する。
図4は、サーバ装置20のシステム構成を示した図である。サーバ装置20は、通信部201、記憶部202、制御部203を含んで構成される。
サーバ装置20は、一般的なコンピュータにより構成される。すなわち、サーバ装置20は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータである。なお、リムーバブルメディアは、例えば、USBメモリ、あるいは、CDやDVDのようなディスク記録媒体であってもよい。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。なお、サーバ装置20は、単一のコンピュータで構成されてもよいし、互いに連携する複数台のコンピュータによって構成されてもよい。
通信部201は、サーバ装置20をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部201は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路を含んで構成される。
記憶部202は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部203によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部203において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。主記憶装置および補助記憶装置については、記憶部103と同様であるため、詳細な説明は省略する。
さらに、記憶部202は、広告情報データベース202A、車両情報データベース202B、走行履歴データベース202Cを記憶する。
広告情報データベース202Aは、車両10に配信する広告に関するデータを記憶するデータベースである。これらのデータは、広告主によって生成されたものである。
車両情報データベース202Bは、車両10の属性や特徴を記憶するデータベースである。これらのデータは、車両10をシステムに登録する際に生成されたものである。
走行履歴データベース202Cは、車両10の走行履歴を記憶するデータベースである。走行履歴は、例えば、車両10が走行した経路や地点、広告の掲出ステータス、掲出していた広告の識別子などを含む。これらのデータは、車両10から収集した情報に基づいて更新される。
これらのデータベースは、プロセッサによって実行されるデータベース管理システム(DBMS)のプログラムが、記憶装置に記憶されるデータを管理することで構築される。本実施形態において利用されるデータベースは、例えばリレーショナルデータベースである。
ここで、広告情報データベース202Aに格納されるデータについて、図5を参照して説明する。図5は、広告情報データベース202Aに格納される広告情報テーブルの構成の一例を示す図である。図示したように、広告情報テーブルには、広告の属性に関する情報(符号501)、広告を掲出する条件に関する情報(符号502)、広告を掲出する車両を指定する情報(符号503)、車両が有する表示装置101に出力されるデータ(符号504)が格納される。広告情報データベース202Aに格納された個々のデータを広告データと称する。
次に、車両情報データベース202Bに格納されるデータについて、図6を参照して説明する。図6は、車両情報データベース202Bに格納される車両情報のテーブル構成の一例を示す図である。車両情報テーブルには、車両の種別と、表示装置に関する情報が格納される。表示装置に関する情報は、例えば、表示装置の設置位置、設置位置ごとの枚数、表示面積などが含まれるが、これ以外の情報が含まれてもよい。
次に、走行履歴データベース202Cに格納されるデータについて、図7を参照して説明する。図7は、走行履歴データベース202Cに格納される走行履歴のテーブル構成の一例を示す図である。走行履歴テーブルには、車両の識別子(車両ID)、日付および時刻、車両10の位置情報(例えば、緯度および経度)、広告の掲出状態(掲出ステータス)、掲出された広告の識別子(広告ID)、車両近傍において検出された移動端末30の数(移動端末数)、検出された移動端末30の詳細情報(移動端末情報)が格納される。
掲出ステータスは、例えば、「掲出」「非掲出」「駐車中」「運行終了」など、広告の掲出状態を表す情報である。車両10が、広告主によって指定されたエリア外を走行している、指定された時間帯以外を走行しているなど、何らかの理由によって広告の掲出が行
われなかった場合、掲出ステータスにその理由を含めてもよい。
移動端末数は、車両10の近傍において検出された移動端末30の数である。
移動端末情報は、検出された移動端末30の詳細情報(例えば、端末の種類や識別子)のリストである。これらの情報は、例えば、端末の重複を判定するために用いられる。
データベースに格納されたデータの利用法については後述する。
制御部203は、サーバ装置20が行う制御を司る演算装置である。制御部203は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部203は、広告配信部2031と、車両管理部2032と、料金データ生成部2033の3つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、補助記憶手段に記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
広告配信部2031は、複数の車両10のそれぞれに掲出させる広告を決定し、対応する広告データを車両10に送信する。
車両管理部2032は、複数の車両10と周期的に通信を行い、車両10の位置情報と、当該車両10によって掲出されている広告の識別子等を収集し、走行履歴データベース202Cを更新する。
料金データ生成部2033は、広告の掲出料金に関するデータ(料金データ)を生成する。具体的には、走行履歴データベース202Cに記録された情報に基づいて、広告を視認したユーザの数を推定し、推定したユーザ数に基づいて料金データを生成する。
次に、移動端末30の構成について説明する。図8は、移動端末30のシステム構成を示した図である。
移動端末30は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットコンピュータ、個人情報端末、ノートブックコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)、車両に搭載された車載端末といった小型のコンピュータである。移動端末30は、制御部301、記憶部302、位置情報取得部303、通信部304、入出力部305を含んで構成される。
制御部301は、移動端末30が行う制御を司る演算装置である。制御部301は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置によって実現することができる。
制御部301は、車両10に対して自己の存在を通知するプローブパケットを送信、または、車両10から送信されたプローブパケットに応答する機能を実行する。
具体的な処理内容については後述する。
記憶部302は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部301によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部301において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。補助記憶装置には、制御部301で実行されるプログラムをアプリケーションとしてパッケージ化したものを記憶してもよい。また、これらのアプリケーションを実行するためのオペレーティングシステムを記憶してもよい。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、制御部301によって実行されることで、以降に説明する処理が行われる。
主記憶装置は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含んでもよい。また、補助記憶装置は、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハード
ディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を含んでもよい。さらに、補助記憶装置
は、リムーバブルメディア、すなわち可搬記録媒体を含んでもよい。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。
位置情報取得部303は、移動端末30の位置情報を取得する手段である。位置情報取得部303は、例えば、GPSモジュールを含んで構成され、移動端末30の位置情報(例えば、緯度と経度)を取得する。
通信部304は、移動端末30をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部304は、例えば、無線LANや3G、LTE等の移動体通信サービスを介して、ネットワークへのアクセスを提供する。
入出力部305は、利用者が行った入力操作を受け付け、利用者に対して情報を提示する手段である。本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。すなわち、液晶ディスプレイとその制御手段、タッチパネルとその制御手段から構成される。
次に、本実施形態に係る広告配信システムによって車両10に広告を配信し、掲出する処理について説明する。図9は、サーバ装置20が実行する処理のフローチャートである。なお、図9に示した処理は、管理サーバ20が管理する対象である複数の車両10のそれぞれについて周期的に(単位時間ごとに)実行される。
まず、ステップS11にて、管理対象である車両10から、位置情報と、現在掲出中の広告ID、広告の掲出ステータスを取得する。具体的には、車両管理部2032が、複数の車両10(通知部1024)に対して問い合わせを行い、通知部1024が、位置情報取得部105を介して取得した位置情報を応答として送信する。また、通知部1024は、掲出中の広告の有無(広告を掲出中である場合はそのID)と、広告の掲出ステータスを送信する。また、通知部1024は、移動端末検出部1023によって計数された移動端末30の数と、当該移動端末に関する情報を送信する。なお、車両10が行う処理の詳細については、図10を参照して後ほど説明する。
なお、本例では、サーバ装置20が車両10に対して周期的に問い合わせを行うものとするが、車両10が周期的にサーバ装置20に対して前述した情報をプッシュ送信するように構成してもよい。その場合、ステップS11は、必ずしも図示したタイミングで実行されなくてもよい。
次に、ステップS12で、広告配信部2031が、対象の車両10が広告を現在掲出しているか否かを判定する。ここで、否定判定であった場合、ステップS13へ遷移し、対象の車両10によって掲出可能な一つ以上の広告を取得する。
ある車両10によって掲出可能な広告があるか否かは、例えば、広告ごとに設定された条件が、車両10の属性に適合するか否かによって判定することができる。例えば、図5の符号503に示すように、車両の種別や表示装置についての条件が指定されていた場合、車両10の属性が条件に適合するか否かによって、広告の掲出可否が決定される。
対象の車両10について適合する広告があった場合、当該広告に関する情報が抽出され、一時的に記憶される。
なお、広告に設定された条件のうち、エリアや時刻に関するものについては、条件を充足するか否かの判定は本ステップでは行われない。これらの条件が充足されるか否かは、車両10の走行状況によって変化するためである。当該判定は、広告が配信された車両10によって実行され、車両10によって広告の掲出可否が決定される。なお、条件が充足されないことが明らかである広告については、本ステップで除外してもよい。
次に、ステップS14で、対象の車両10に対して、広告の掲出依頼を行うか否かを判定する。例えば、ステップS13で一つ以上の広告が抽出された場合、本ステップで肯定判定となる。そして、ステップS15で、抽出された広告に対応する広告データが、対象の車両10へ送信される。
ステップS12で肯定判定となるケースは、対象の車両10が既に広告を掲出して走行中であるケースである。かかる場合、ステップS16で、車両10から取得した位置情報および広告IDを用いて、走行履歴テーブルを更新する。具体的には、車両管理部2032が、走行履歴データベース202Cに記憶された走行履歴テーブルに、車両ID、日付、時刻、位置情報、ステータス、掲出広告ID、移動端末数、移動端末情報を含んだレコードを追加する。
次に、ステップS17で、広告の掲出を終了する車両があるか否かを判定する。本ステップでは、車両10から取得した情報に基づいて、掲出を終了する条件が満たされた広告があるか否かを判定する。例えば、ある広告について、総掲出時間が指定されていた場合であって、広告の総掲出時間が指定された時間を超えた場合、当該広告については掲出終了と判定される。また、ある広告を掲出している車両10の運行が終了した場合(例えば、イグニッションがオフになった場合など)、当該広告については掲出終了と判定される。
ステップS17で肯定判定となった場合、処理はステップS18へ遷移し、該当する車両による広告掲出を終了させる。具体的には、広告配信部2031が、対応する車両10に対して、広告の掲出を停止する指令を送信する。
以上に説明した処理は、サーバ装置20の管理下にある全ての車両10について繰り返し実行される。
次に、車両10が行う処理について説明する。
図10は、車両10が実行する処理のフローチャートである。図10に示した処理は、サーバ装置20からの問い合わせを受信したタイミングで、車両10によって実行される。
まず、ステップS21で、サーバ装置20からの問い合わせに応答して、移動端末検出部1023が、車両10の近傍に存在する移動端末30を検出し、その数を計数する。
移動端末30の検出は、例えば、プローブパケットをブロードキャスト送信し、当該プローブパケットに応答して送信された応答パケットを受信することで行ってもよい。また、移動端末30の検出は、移動端末30から自発的に送信されたプローブパケットを受信することで行ってもよい。
なお、ブロードキャストするパケットの種類は、移動端末30が利用可能な通信規格に合わせて選択すればよい。例えば、無線LAN(IEEE802.11),Wi−Fi(登録商標)ダイレクト,C−V2X,DSRC,Bluetooth(登録商標)LowEnergyなどを利用することができる。
また、端末数を計数する際は、端末から送信されたパケットに含まれる識別子を用いて重複を排除してもよい。
次に、ステップS22で、サーバ装置20からの問い合わせに応答して、通知部1024が、以下の情報をサーバ装置20に送信する。
(1)位置情報取得部105を介して取得した位置情報
(2)掲出中の広告の有無(広告を掲出中である場合はそのID)
(3)広告の掲出ステータス
(4)ステップS21で検出した移動端末の数と、当該移動端末の詳細情報(識別子のリスト等)
なお、本例では、サーバ装置20からの問い合わせに応答して車両10が情報を送信す
る例を挙げたが、車両10が所定の周期でサーバ装置20に対して前述した情報をプッシュ送信するように構成してもよい。その場合、ステップS21〜S22は、必ずしも図示したタイミングで実行されなくてもよい。
次に、ステップS23で、サーバ装置20から広告データの送信がリクエストされているか否かを判定し、されている場合、当該広告データを受信する。
次に、ステップS24で、広告出力部1022が、サーバ装置20から既に広告データを受信しているか否かを判定する。ここで、否定判定であった場合、処理はステップS21へ戻る。肯定判定であった場合、ステップS25へ遷移し、現在の状況と、広告データに設定された条件とを比較して、広告を掲出するか否かを決定する。
例えば、広告データに、所定のエリア内でのみ広告を掲出する旨の指定がなされていた場合、当該エリアに関する条件と、位置情報取得部105を介して取得した位置情報とを比較した結果に基づいて、広告掲出の可否を決定する。また、広告データに、所定の時間帯でのみ広告を掲出する旨の指定がなされていた場合、当該時間帯に関する条件と、現在日時とを比較した結果に基づいて、広告掲出の可否を決定する。
なお、ここでは、広告の掲出可否を決定する条件としてエリアと時間帯を例示したが、車両10において判定することができれば、その他の条件を用いてもよい。
ステップS25で行った判定の結果、条件に適合する場合(ステップS26−Yes)、処理はステップS27へ遷移し、広告の掲出を開始(既に広告を掲出している場合は継続)する。条件に適合しない場合(ステップS26−No)、処理はステップS28へ遷移し、広告の掲出を停止する。
以上に説明した処理によって、車両10による広告の掲出が行われる。
次に、走行履歴データベース203Cに蓄積された情報に基づいて、サーバ装置20が、広告の料金を決定する処理について説明する。本実施形態では、広告の料金は、実績に応じて事後的に決定される。
図11は、サーバ装置20が、広告の料金を決定する際に実行される処理のフローチャートである。当該処理は、所定のタイミングで実行することができる。例えば、広告の掲出を行う期間が経過後に実行されてもよいし、広告の掲出を行う期間中において、繰り返し(例えば一日ごと、数時間ごとに)実行されてもよい。
まず、ステップS31で、料金を算出する対象の広告(以下、対象広告)を決定する。
次に、ステップS32で、対象広告に対応するレコードを走行履歴テーブルから抽出し、料金の算出を行う期間中における移動端末30の総数を取得する。例えば、図7の例において、12時00分から12時04分までの期間を対象とした場合、移動端末30の述べ台数は336台となる。
次に、ステップS33で、移動端末30の重複を排除する。具体的には、走行履歴テーブル(移動端末情報フィールド)に格納された情報(例えば、移動端末30の識別子等)を参照し、地理的および時間的に近接した同一の端末がある場合に、これを重複と判定し、重複分をカウントから除外する。
次に、ステップS34で、重複を排除した後の移動端末30の数に基づいて、対象広告を視認したと推定される延べ人数を推定する。人数の推定は、例えば、移動端末30の種類ごとに所定の係数を乗算することで行ってもよい。所定の係数は、実際に存在した人の数と、移動端末30を所有している人の数との差を補正するための係数である。
最後に、ステップS35で、推定した人数に基づいて、対象期間における広告の料金を
決定し、料金データを生成する。
なお、本例では、対象期間における移動端末30の述べ台数を計数したのちに重複を排除したが、単位時間ごとの平均台数を算出してもよい。例えば、図7の例では、5分間の平均台数が67台と算出される。各タイムステップにおける移動端末数は重複していないため、このようにすると、移動端末30の重複を排除する処理を省くことができる。
以上説明したように、第一の実施形態によると、広告を掲出する複数の車両10が移動端末30と通信を行った結果に基づいて、広告を視認したユーザの数を推定する。かかる形態によると、より適正な広告料金を算出することが可能になる。
なお、本実施形態では、広告を視認したと推定されるユーザの数に基づいて料金を算出したが、これ以外の付加的な要素を加味して料金を決定してもよい。例えば、車両10が走行した場所や経路に基づいて、料金を補正してもよい。また、ユーザからのインタラクション(電子媒体へのアクセス等)が発生した場合に、その回数に応じて料金を加算してもよい。
また、車両10にカメラが搭載されている場合、当該カメラによって取得された画像を解析した結果(例えば、周辺の交通量、歩行者の多さ、歩行者の視線の方向等)を用いて、料金を補正してもよい。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、車両10が、通信可能な範囲内にある移動端末30を全て計数した。これに対し、第二の実施形態は、広告を視認可能な範囲内にある移動端末30のみを計数する実施形態である。
第二の実施形態では、ステップS21にて、移動端末検出部1023が移動端末30を計数する際に、広告を視認可能な位置に存在する移動端末30のみを計数の対象とする。
移動端末30が広告を視認可能な位置に存在するかは、例えば、車両10と移動端末30との距離が所定の距離以下であるか否かによって判定することができる。
距離は、例えば、無線の受信電力に基づいて推定してもよいし、移動端末30から位置情報が送信可能である場合は、当該位置情報に基づいて算出してもよい。
なお、広告を視認可能であるか否かは、距離のみに基づいて決定してもよいし、付加的な情報を参照することで決定してもよい。
例えば、移動端末30から位置情報を取得した車両10が、当該位置情報と、記憶している地図情報に基づいて、移動端末30が、車両10の見通し距離内にあるか否かを判定するようにしてもよい。
なお、前述した例では、広告を視認可能な位置に移動端末30が存在するかを車両10が判定したが、当該判定をサーバ装置20が行うようにしてもよい。この場合、走行履歴テーブルを更新する際に、移動端末30の位置に関する情報を移動端末情報フィールドに格納するようにしてもよい。そして、ステップS32で、条件に当てはまらない移動端末30を除外してもよい。
第二の実施形態によると、広告を視認可能な範囲に存在した移動端末30のみを計数の対象とすることができるため、より適正な料金を算出することが可能になる。
(第三の実施形態)
第一の実施形態では、車両10が、通信可能な範囲内にある移動端末30を全て計数し
た。これに対し、第三の実施形態は、車両10と移動端末30との位置関係に基づいて、計数する移動端末30をフィルタリングする実施形態である。
図12は、車両10と、移動端末30を搭載した車両との位置関係を示した図である。
例えば、図12(A)および(B)に示したように、車両10と移動端末30とが近づく方向に移動していた場合、移動端末30に関連付いたユーザは、車両10によって掲出されている広告を視認できる可能性が高い。また、図12(C)に示したように、車両10と移動端末30とが距離を保って移動していた場合も同様である。しかし、図12(D)に示したように、車両10と移動端末30とが離れる方向に移動していた場合、広告を視認することができない。
このように、第三の実施形態では、車両10が、自車両に対して離れる方向に移動端末30が移動しているか否かによって、当該移動端末30を計数するか否かを決定する(ステップS21)。
なお、移動端末30の移動方向は、移動端末30から取得した位置情報に基づいて決定してもよい。このため、移動端末30が送信するプローブパケットに、自装置の位置情報を含ませてもよい。また、移動端末30が送信するプローブパケットに、移動方向そのものを含ませてもよい。
第三の実施形態によると、車両10の近傍に存在している移動端末30を無条件に計数してしまうことを避けることができる。
なお、前述した例では、移動端末30の移動方向を車両10が判定したが、当該判定をサーバ装置20が行うようにしてもよい。この場合、走行履歴テーブルを更新する際に、移動端末30の移動方向に関する情報を移動端末情報フィールドに格納するようにしてもよい。そして、ステップS32で、条件に当てはまらない移動端末30を除外してもよい。
また、本実施形態では、位置関係の変化に基づいて、移動端末30を計数するか否かを判断したが、位置関係のみに基づいて当該判断を行ってもよい。例えば、車両10の片側のみに表示装置が存在し、当該表示装置と反対側に移動端末30があった場合、当該移動端末30を計数から除外するようにしてもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、実施形態の説明では、広告に対する料金データのみを生成したが、算出した料金を、予め設定された広告予算から減算し、予算が無くなったタイミングで広告の掲出を停止するようにしてもよい。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピ
ュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
10・・・車両
101・・・表示装置
102・・・制御部
103・・・記憶部
104・・・通信部
105・・・位置情報取得部
20・・・サーバ装置
201・・・通信部
202・・・記憶部
202A・・・広告情報データベース
202B・・・車両情報データベース
202C・・・走行履歴データベース
203・・・制御部

Claims (9)

  1. 一台以上の車両と、情報処理装置と、からなる広告システムであって、
    前記車両が、
    広告を出力する表示装置と、
    前記表示装置が広告を出力しているタイミングにおいて、前記車両の近傍に存在する移動端末の数を取得し、前記情報処理装置に送信する第一の制御部と、
    を有し、
    前記情報処理装置が、
    前記車両から受信した情報に基づいて、前記広告の料金に関するデータである料金データを生成する第二の制御部と、
    を有する、広告システム。
  2. 前記第一の制御部は、前記車両の近傍において通信が成立した前記移動端末の数を計数する、
    請求項1に記載の広告システム。
  3. 前記第一の制御部は、前記広告を視認可能な範囲内に存在する前記移動端末を計数の対象とする、
    請求項2に記載の広告システム。
  4. 前記第一の制御部は、前記移動端末と前記車両との位置関係を取得し、前記広告を視認できないと推定される移動端末を除外して前記計数を行う、
    請求項2または3に記載の広告システム。
  5. 前記第一の制御部は、前記移動端末と前記車両との位置関係の変化を取得し、前記広告を視認できないと推定される移動端末を除外して前記計数を行う、
    請求項2または3に記載の広告システム。
  6. 前記第一の制御部は、単位時間ごとに前記移動端末の数を取得する、
    請求項1から5のいずれかに記載の広告システム。
  7. 前記第一の制御部は、前記表示装置が出力した広告ごとに前記移動端末の数を取得する、
    請求項1から6のいずれかに記載の広告システム。
  8. 前記移動端末は、歩行者が所持する端末、または、車両に搭載された端末である、
    請求項1から7のいずれかに記載の広告システム。
  9. 広告を出力する表示装置を有する一台以上の車両と、情報処理装置と、が行う情報処理方法であって、
    前記車両が、
    前記表示装置が広告を出力しているタイミングにおいて、前記車両の近傍に存在する移動端末の数を取得し、前記情報処理装置に送信する第一の制御ステップを実行し、
    前記情報処理装置が、
    前記車両から受信した情報に基づいて、前記広告の料金に関するデータである料金データを生成する第二の制御ステップを実行する、
    情報処理方法。
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