JP2020016824A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低コストで加圧ローラの温度を検知する。【解決手段】 第二の回転体は、温度に応じて抵抗値が変わる特性を持った導電層を有し、定着装置は、第二の回転体に対して電圧を印加する電圧印加手段を有し、第二の回転体の導電層の抵抗値を検知することで第二の回転体の温度を検知する。【選択図】 図5
Description
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置、及びこの定着装置を搭載する画像形成装置に関する。
電子写真記録方式の画像形成装置には、トナー画像を記録材に定着する定着装置が搭載されている。定着装置として様々な形式のものが製品化されており、その中には、プリント枚数が増加するに連れて段階的に制御目標温度を下げる制御を行うものもある。
定着装置が冷めた状態でプリントを開始する場合、最初はヒータの熱が加圧ローラに奪われる。そのため、定着装置の制御目標温度を高く設定し、記録紙に与える熱量を確保する必要がある。その後、プリント枚数が増加し加圧ローラが暖まってくると、制御目標温度を下げてもトナー画像の定着性を満足することができる。制御目標温度を段階的に下げずに連続プリントを行った場合、プリント枚数が増加するに連れて記録紙への熱供給が過剰になりホットオフセットが発生してしまう。特許文献1には、加圧ローラの温まり具合を予測して、加圧ローラの温度に応じた制御目標温度を設定することが開示されている。
プリンタのスペックが高速化してくると、トナーを十分に溶かすために必要な制御目標温度が高くなる。一方、トナーに熱を与え過ぎることによって発生するホットオフセットの閾値は、プリンタが高速化しても変わらない。従って、プリンタが高速化してくると、トナーに与える熱量が不足することによって発生する定着不良と、熱量が多過ぎることによって発生するホットオフセット、という二つの現象に対するマージンが小さくなる。
よって、高速のプリンタで定着不良やホットオフセットを発生させないためには、加圧ローラの温まり具合に応じた制御目標温度の設定精度がより重要になってくる。
定着装置が記録紙を定着処理する時の記録紙間の間隔として、連続プリントや間欠プリント、その他、様々な要因によって紙間延長が入り定着処理の間隔が長くなるケース、等、多数のケースが存在する。定着処理の間隔が異なると、加圧ローラがヒータから受ける熱量に差が生じる。そのため、様々なケースを考慮して加圧ローラの温度を正確に予測するのは困難である。加圧ローラの予測温度と実際の温度に乖離があった場合、定着不良やホットオフセットが発生してしまう可能性がある。また、加圧ローラの温度を直接モニタするセンサを設けるとコストアップになってしまう。
本発明の目的は、コストを抑えつつ最適な制御目標温度を設定できる定着装置を提供することにある。
上述の課題を解決するための本発明は、第一の回転体と、前記第一の回転体と共にニップ部を形成するための第二の回転体と、前記第一の回転体を加熱する加熱手段と、前記第一の回転体または前記加熱手段の温度を検知する温度検知素子と、前記温度検知素子の検知温度に応じて前記加熱手段への供給電力を制御する制御手段と、を有し、トナー画像を担持する記録紙を前記ニップ部で搬送しつつトナー画像を記録紙に定着する定着装置において、前記第二の回転体は、温度に応じて抵抗値が変わる特性を持った導電層を有し、前記装置は、前記第二の回転体に対して電圧を印加する電圧印加手段を有し、前記第二の回転体の導電層の抵抗値を検知することで前記第二の回転体の温度を検知することを特徴とする。
コストを抑えつつ最適な制御目標温度を設定できる定着装置を提供できる。
[実施例1]
以下、本発明の実施例1を図1〜図7に基づいて説明する。図1は電子写真記録方式を用いて記録紙Pにトナー画像を形成するカラープリンタ(画像形成装置)1000の構成図である。プリンタ1000は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー夫々を使って形成したトナー画像を重畳することでフルカラー画像を形成するように構成されている。各色のトナー画像を形成するため、レーザスキャナ(11Y、11M、11C、11K)とカートリッジ(12Y、12M、12C、12K)が備えられている。カートリッジ(12Y、12M、12C、12K)は、矢印の方向に回転する感光体(13Y、13M、13C、13K)、感光体を帯電させる帯電ローラ(15Y、15M、15C、15K)を有する。更に、感光体にトナーを供給する現像ローラ(16Y、16M、16C、16K)、感光体を清掃するクリーナ(14Y、14M、14C、14K)、を有する。感光体(13Y、13M、13C、13K)には中間転写ベルト19が接している。中間転写ベルト19を挟み、感光体と対向するように一次転写ローラ(18Y、18M、18C、18K)が設けられている。各感光体に形成されたトナー画像は中間転写ベルト状に重畳される。
以下、本発明の実施例1を図1〜図7に基づいて説明する。図1は電子写真記録方式を用いて記録紙Pにトナー画像を形成するカラープリンタ(画像形成装置)1000の構成図である。プリンタ1000は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー夫々を使って形成したトナー画像を重畳することでフルカラー画像を形成するように構成されている。各色のトナー画像を形成するため、レーザスキャナ(11Y、11M、11C、11K)とカートリッジ(12Y、12M、12C、12K)が備えられている。カートリッジ(12Y、12M、12C、12K)は、矢印の方向に回転する感光体(13Y、13M、13C、13K)、感光体を帯電させる帯電ローラ(15Y、15M、15C、15K)を有する。更に、感光体にトナーを供給する現像ローラ(16Y、16M、16C、16K)、感光体を清掃するクリーナ(14Y、14M、14C、14K)、を有する。感光体(13Y、13M、13C、13K)には中間転写ベルト19が接している。中間転写ベルト19を挟み、感光体と対向するように一次転写ローラ(18Y、18M、18C、18K)が設けられている。各感光体に形成されたトナー画像は中間転写ベルト状に重畳される。
記録紙Pを格納するカセット22の記録紙搬送方向の下流には。給紙ローラ25、分離ローラ26a、26b、レジストローラ27が設けられている。レジストローラ27の下流側には記録紙を検知する搬送センサ28が設けられている。さらに下流には、中間転写ベルト19と接しており中間転写ベルト19から記録紙Pにトナー画像を転写するための二次転写ローラ29が設けられている。二次転写ローラ29の下流には、トナー画像を記録紙Pに定着させるための定着器30が設けられている。
31はプリンタ1000の制御部であるコントローラであり、ROM32a、RAM32b、タイマ32c等を具備したCPU(中央演算処理装置)32、及び各種入出力制御回路(不図示)等で構成されている。上述したデバイスを用いて記録紙Pにトナー画像を形成する電子写真記録方式は周知なので詳細な説明は割愛する。プリンタは外気の環境温度を測定する環境温度センサ40を備えており、測定された環境温度に応じた画像形成の設定を行うことが可能となっている。
図2は、定着器30の断面図である。定着器30は、筒状のフィルム(第一の回転体)102、フィルム102の内面に接触するヒータ(加熱手段)100、ヒータ100を保持するヒータホルダ101、ヒータホルダ101を補強する金属製のステー105を有する。111はヒータ100の発熱体である。更に、フィルム102を介してヒータ100と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ(第二の回転体)、ヒータ100の温度を検知するサーミスタ(温度検知素子)104を有する。106は、ステー105を介してフィルム102をGNDに対して接続するための導電体であり、フィルム102の内面に接触している。
加圧ローラ103はモータによって矢印方向に駆動される。加圧ローラ103が回転することにより、フィルム102は従動して回転する。サーミスタ104の検知温度が制御目標温度を維持するように、ヒータ100(正確には発熱体111)へ供給される電力が制御される。ヒータ100がトナー画像Tの定着に適した温度を維持している状態で、トナー画像Tを担持する記録紙Pを定着ニップ部Nに通すことによって、トナー画像Tが記録紙Pに定着される。
次に、ヒータ100を駆動するための回路図を図3のブロック図を用いて説明する。50は交流電源である。スイッチング電源(以降、電源と記載)60とヒータ100はACフィルタ51を介して交流電源50に接続されている。32はヒータ100への供給電力等を制御するCPUであり、各入出力ポートとROM32a及びRAM32bなどから構成されている。
交流電源50にはACフィルタ51を介してゼロクロス検知回路52も接続されている。ゼロクロス検知回路52から出力される信号は、ヒータ100を交流波形の半波毎に位相制御するためのタイミング信号として利用される。ヒータ100への供給電力は、CPU32がトラアック71とトライアックカプラ72を中心に構成されたヒータ駆動回路70を制御することによって制御される。CPU32は、サーミスタ104の検知温度が制御目標温度を維持するようにヒータ駆動回路70を制御する。
サーミスタ104は温度が変わると抵抗値が変わる素子である。CPU32のアナログ入力ポートAN0には、電圧Vcc1をサーミスタ104と固定抵抗55で分圧した電圧が入力している。入力ポートAN0からモニタした分圧電圧と、CPU32に予め設定された電圧−温度変換テーブルに基づき、CPU32はヒータ100の温度を検知する。CPU32は検知した温度に基づき、ヒータ駆動回路70を駆動する為のDrive信号を出力ポートPA2より出力する。出力ポートPA2より出力されるDrive信号は、ゼロクロス検知回路52から出力されるゼロクロス信号を元に、ヒータ100を位相制御する為の信号である。ゼロクロス信号はCPU32の入力ポートPA1に入力している。
一方、電源60は交流電圧を整流する為のダイオードブリッジ61と、平滑コンデンサ62と、その後段にある直流電圧を生成する為のDC−DCコンバータ63を有する。電源60にて生成された直流電圧はプリンタの制御部や駆動部等の2次側負荷64に供給される。
次に加圧ローラ103について図4を用いて説明する。加圧ローラ103の層構成は、芯金103dの外周に、シリコーンゴムから成るソリッドゴム層(弾性層)103aと、高熱伝導ゴム層(導電層)103bと、フッ素樹脂から成る離型層103cを有する。高熱伝導ゴム層103bは、ソリッドゴム層103aの上に均一な厚みで形成されており、シリコーンゴムに熱伝導性フィラーとしてカーボンファイバーが分散された層である。高熱伝導ゴム層103bにカーボンファイバーが含まれていることによって高熱伝導ゴム層103bは導電性である。また、高熱伝導ゴム層103bは、温度変化に応じて抵抗値が変化する特性を持っている。なお、本実施例においては、高熱伝導ゴム層を持つ加圧ローラ103を使用しているが、後述する温度検知を行うためには導電層を有する加圧ローラ103であればよい。また、導電層の材質は、温度に応じた抵抗値変化特性が大きいものが好ましい。又、高熱伝導ゴム層103bにカーボンファイバーが含まれているので、高熱伝導ゴム層103bはPTC(Positive Temperature Coefficient:正の温度特性)を有している。しかしながら、NTC(Negative Temperature Coefficient:負の温度特性)を有する層でもよい。加圧ローラ103の温度が変化すると、高熱伝導ゴム層103bの抵抗値が変化する。この変化を検知することで加圧ローラ103の温度を検知することが可能になる。
次に、加圧ローラ103の温度を検知するための回路構成について図5(a)、図5(b)を用いて説明する。電圧印加回路81は、CPU32の出力ポートPA3から信号を受け取ると、加圧ローラ103の芯金103dに対して周波数10kHzの正弦波電圧を印加する。本実施例においては、周波数10kHzの正弦波電圧を印加しているが、周波数や波形は本実施例に限定されるものではない。
図5(a)に示すように、電圧印加回路81とGNDの間には、芯金103d、ソリッドゴム層103a、高熱伝導ゴム層103b、離型層103c、フィルム102、導電体106、ステー105、抵抗83が介在している。これを回路図にすると図5(b)に示す等価回路図で表すことができる。具体的には、芯金103dと高熱伝導ゴム層103b間の静電容量をCp、加圧ローラの高熱伝導ゴム層の抵抗値をRp、フィルム102と加圧ローラ103と間のニップ部Nによる静電容量をCnとする。電圧検知回路82には、Cp、Rp、Cnと、抵抗83との分圧値が入力される。尚、導電体106が接触するフィルム102のベース層はステンレス製で導電層になっている。このため、フィルム102の導電層からステー105までの間の抵抗値は小さく、抵抗値として無視できるものである。
抵抗83の抵抗値は、Rp、Cp、Cnによる合成インピーダンスとの比率を考えて設定することが好ましい。電圧検知回路82は、入力された電圧波形の振幅を検知し、CPU32に報知する。本実施例において電圧検知回路は、入力された電圧波形の振幅値を検知する回路であるが、入力された電圧波形の実効値を検知する等、本実施例に限定されるものではない。
CPU32は、電圧検知回路82に入力した電圧情報を、予め用意されたテーブルや数式などを元に温度情報に変換することで加圧ローラ103の温度を検知する。抵抗値Rpは、加圧ローラ103の温度によって変化するため、電圧検知回路82に入力する電圧も同様に変化する。即ち、電圧検知回路82に入力する電圧を検知することは、導電層103bの抵抗値を検知していることと同等である。以上のような仕組みを利用することで、加圧ローラ103の温度を検知することができる。
本実施例における電圧印加経路81の等価回路は、芯金103dと高熱伝導ゴム層103b間の静電容量Cpを省いた等価回路など、本実施例に限定されるものではない。
次に、加圧ローラ103の温度推移と各タイミングの加圧ローラ温度検知波形について図6(a)〜図6(e)を用いて説明する。図6(a)は、横軸が時間、縦軸が印刷枚数を表している。図6(b)は、横軸が時間、縦軸が加圧ローラ103の温度を表している。
プリント指示があると、ヒータ100への電力投入を開始するとともに加圧ローラ103の回転を開始する。この段階では、ヒータ100が発熱し加圧ローラ103へ熱を加えているものの、記録紙Pに熱は奪われない。そのため、図6(b)のタイミングAとタイミングB間の加圧ローラ103の温度カーブが示すように、急激に加圧ローラ103の温度が上昇する。タイミングBにおいて定着器30のニップ部Nを記録紙Pが通過し始めると、記録紙Pによって加圧ローラ103の熱が奪われる。このため、タイミングBとタイミングB’間の温度カーブが示すように、加圧ローラ103の温度は記録材Pが通過する枚数が増加する毎に低下する。定着器30のニップ部Nを数枚通過したタイミング(タイミングB’)で、記録紙Pによる放熱と、紙間のタイミングでヒータ100から加圧ローラ103に供給される熱量と、のバランスが一致する。このため加圧ローラ103の温度低下は収まる。
図6(a)のタイミングCからタイミングDの間は、中間転写ベルト19のクリーニングシーケンス等、定着器30以外の要因により、記録紙Pが定着器30に入ってくるのを待つための期間である。この期間では、加圧ローラ103は記録紙Pに熱を奪われないので、図6(b)のタイミングCとタイミングD間の温度カーブが示すように、急激に加圧ローラ103の温度が上昇する。
図6(c)、図6(d)、図6(e)は、タイミングA、B、Dでの加圧ローラ103の温度検知波形である。この波形は電圧検知回路82に入力される波形を示している。タイミングAでは、加圧ローラの温度は低いため、図6(c)の温度検知波形の振幅は大きい。これに対して、加圧ローラ103の温度が高くなるにつれて加圧ローラ103の抵抗値Rpが大きくなるため、図6(d)、図6(e)が示すように、徐々に温度検知波形の振幅が小さくなっていく。本実施例においては、この温度検知波形の振幅値を電圧検知回路82にて検知し、CPU32にて加圧ローラ103の温度に変換することで、加圧ローラ103の温度を検知する。
検知した加圧ローラ103の温度を元に、ヒータ100の制御目標温度を変更する。これにより、高品質な画像を提供することが可能になる。
次に、具体的制御に関して、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、フローチャートに示す制御処理は、予めROM32aに格納されたプログラムに従ってCPU32により実行されるものである。
プリントシーケンスがスタートすると、CPU32は、ヒータ100への電力投入を開始し、サーミスタ104の検知温度が所定の温度になったタイミングで加圧ローラ103の回転を開始する。加圧ローラ103の回転を開始したタイミングで、CPU32は、図7に記載の温度検知シーケンスをスタートさせる。CPU32は、温度検知シーケンスをスタートすると、S101にて、電圧印加回路81に電圧印加を指示する。次に、CPU32は、S102にて電圧信号の振幅値を取得し、S103にて予め用意されたテーブルを用いて電圧信号の振幅値から温度検知値に換算する。次に、CPU32は、予め用意された温度補正テーブルと検知した加圧ローラ103の温度検知値からヒータ100の制御目標温度を補正する。CPU32は、S105においてプリントシーケンス終了タイミングになるまで、S102からS104を繰り返す。CPU32は、S105においてプリントシーケンスが終了したと判断した場合、S106にて温度検知を終了し、加圧ローラの温度検知シーケンスの終了となる。
以上のような制御を行うことで、安価な構成で、加圧ローラの温度を検知することが可能になり、ユーザーに定着不良やホットオフセットのない高品質な画像を提供することが可能になる。
[実施例2]
前述した実施例1では加圧ローラ103に対して、交流の電圧を印加して加圧ローラ103の温度を検知する構成について説明したが、本実施例では、直流の電圧によって加圧ローラ103の温度を検知する構成について説明する。以下では、本実施例について、実施例1と異なる点を主として説明し、共通する構成については、同一符号を付けて説明を省略する。
前述した実施例1では加圧ローラ103に対して、交流の電圧を印加して加圧ローラ103の温度を検知する構成について説明したが、本実施例では、直流の電圧によって加圧ローラ103の温度を検知する構成について説明する。以下では、本実施例について、実施例1と異なる点を主として説明し、共通する構成については、同一符号を付けて説明を省略する。
加圧ローラ103の温度を検知するための回路構成について、図8(a)、図8(b)を用いて説明する。加圧ローラ103の長手方向の両端部は、図8(a)に示すように、高熱伝導ゴム層103bが露出している。露出する高熱伝導ゴム層103bの一方は、導電ブラシ84によって電圧印加回路81’と電気的に接続し、他方は、導電ブラシ85によって抵抗83’及び電圧検知回路82’と電気的に接続されている。
電圧印加回路81’は、CPU32の出力ポートPA3から信号を受け取ると、加圧ローラに対して所定の直流電圧を印加する。図8(a)で説明した電圧印加経路は、図8(b)に示す等価回路図で表すことができる。加圧ローラの高熱伝導ゴム層103bの抵抗値をRp’とし、電圧検知回路82’には抵抗83’との分圧値が入力する。電圧検知回路82’は、入力した電圧を検知しCPU32に報知する。
CPU32は、電圧検知回路82’に入力した電圧情報を、予め用意されたテーブルや数式などを元に温度情報に変換することで加圧ローラ103の温度を検知する。抵抗値Rp’は、加圧ローラ103の温度によって変化するため、電圧検知回路82’に入力する電圧も同様に変化する。この仕組みを利用することで、加圧ローラ103の温度を検知することができる。
具体的制御に関して、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、フローチャートに示す制御処理は、予めROM32aに格納されたプログラムに従ってCPU32により実行されるものである。
CPU32は、図9に記載の温度検知シーケンスをスタートさせる。CPU32は、S201にて電圧印加回路81に電圧印加を指示する。加圧ローラ103に対し、直流電圧が印加され、電圧検知回路82’による温度検知が開始する。CPU32は、S202にて電圧信号の電圧値を取得し、S203にて予め用意されたテーブルを用いて電圧信号の電圧値から加圧ローラ103の温度検知値に換算する。次に、CPU32は、予め用意された温度補正テーブルと検知した加圧ローラ103の温度検知値からヒータ100の制御目標温度を補正する。CPU32は、S105においてプリントシーケンス終了タイミングになるまで、S202からS104を繰り返す。CPU32は、S105においてプリントシーケンスが終了したと判断した場合、S106にて温度検知を終了し、加圧ローラの温度検知シーケンスの終了となる。
30 定着器
81 電圧印加回路
82 電圧検知回路
100 ヒータ
103 加圧ローラ
81 電圧印加回路
82 電圧検知回路
100 ヒータ
103 加圧ローラ
Claims (5)
- 第一の回転体と、
前記第一の回転体と共にニップ部を形成するための第二の回転体と、
前記第一の回転体を加熱する加熱手段と、
前記第一の回転体または前記加熱手段の温度を検知する温度検知素子と、
前記温度検知素子の検知温度に応じて前記加熱手段への供給電力を制御する制御手段と、
を有し、トナー画像を担持する記録紙を前記ニップ部で搬送しつつトナー画像を記録紙に定着する定着装置において、
前記第二の回転体は、温度に応じて抵抗値が変わる特性を持った導電層を有し、
前記装置は、前記第二の回転体に対して電圧を印加する電圧印加手段を有し、
前記第二の回転体の導電層の抵抗値を検知することで前記第二の回転体の温度を検知することを特徴とする定着装置。 - 前記電圧印加手段は、交流電圧を前記第二の回転体に印加することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記電圧印加手段は、直流電圧を前記第二の回転体に印加することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記制御手段は、前記第二の回転体の温度を検知することによって前記定着装置の制御目標温度を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の定着装置。
- 記録紙に画像形成する画像形成手段と、記録紙に形成された画像を記録材に定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
前記定着手段が請求項1乃至4いずれか一項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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