JP2020016778A - バックライト保護回路 - Google Patents

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Atsushi Hamahata
敦 濱端
友香 角野
Yuka Sumino
友香 角野
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Abstract

【課題】簡易な構成で、液晶ディスプレイのバックライトの温度制御を行う。【解決手段】バックライトの電力供給を制御する信号を生成するマイコンからバックライトに電力を供給する駆動回路への信号を遮断するスイッチと、反転入力端子と非反転入力端子と出力端子とを有するオペアンプと、非反転入力端子と出力端子との間に配置される帰還抵抗とを備え、オペアンプは反転入力端子に入力される電圧の方が低い場合に高電圧出力をし、反転入力端子にはバックライトの近傍の温度依存抵抗の抵抗値に基づく検出電圧が入力され、非反転入力端子には帰還抵抗を含む複数の抵抗により電源電圧および出力端子の電圧を抵抗分割された参照電圧が入力され、参照電圧は低電圧出力をしている場合第1電圧であり、高電圧出力をしている場合第1電圧よりも高い第2電圧であり、スイッチはオペアンプからの高電圧出力がされた場合に信号を遮断するバックライト保護回路とする。【選択図】図1

Description

本発明は、バックライト保護回路に関する。
近年、自動車に液晶ディスプレイモジュールを有する車載装置が搭載されることが一般的となっている。液晶ディスプレイモジュールは、バックライトから照射された光を透過したり遮蔽したりすることによって画像の表示を行っている。
液晶ディスプレイモジュールの一例であるTFT(Thin-Film-Transistor)液晶ディスプレイモジュールには、バックライトとして、バックライトLED(Light Emitting Diode)部を含むものがある。バックライトLED部は、高温により、劣化することがある。TFT液晶ディスプレイモジュールは、バックライトLED部の劣化防止のため、温度センサを搭載することがある。温度センサは、高温時にディレーティング制御(減光制御)を使用制限するために、バックライトLED部の温度を監視する。
特開2012−189638号公報 特開2012−14833号公報
TFT液晶ディスプレイモジュールのディレーティング制御を行う際、バックライトLED部の温度を検出するためにAD(Analog to Digital)コンバータおよび温度情報を
通知するI2C通信のインタフェース(IF)を搭載したICが使用される。また、ADコンバータによるディレーティング制御を行うためには、制御用のソフトウェアを用意することになる。よって、構成が複雑になっていた。より簡易な構成で、バックライトLED部の温度に基づく制御することが求められる。
本発明は、簡易な構成で、液晶ディスプレイモジュールのバックライトの温度制御を行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
液晶ディスプレイのバックライトの電力供給を制御する制御信号を生成するマイコンから、前記液晶ディスプレイの前記バックライトに電力を供給する駆動回路に出力される前記制御信号を遮断するスイッチと、
反転入力端子と、非反転入力端子と、出力端子とを有するオペアンプと、
前記非反転入力端子と前記出力端子との間に配置される帰還抵抗とを備え、
前記オペアンプは、前記反転入力端子に入力される電圧と前記非反転入力端子に入力される電圧とを比較して、前記反転入力端子に入力される電圧の方が高い場合に前記出力端子から低電圧出力をし、前記反転入力端子に入力される電圧の方が低い場合に前記出力端子から前記低電圧出力の電圧よりも高い電圧である高電圧出力をし、
前記反転入力端子には、前記バックライトの近傍に配置され温度の上昇につれて抵抗値が単調減少する温度依存抵抗の抵抗値に基づく検出電圧が入力され、
前記非反転入力端子には、前記帰還抵抗を含む複数の抵抗により電源電圧および前記出
力端子の電圧を抵抗分割された参照電圧が入力され、
前記参照電圧は、前記出力端子から前記低電圧出力をしている場合、第1参照電圧であり、前記出力端子から前記高電圧出力をしている場合、前記第1参照電圧よりも高い第2参照電圧であり、
前記スイッチは、前記オペアンプから前記高電圧出力がされた場合に、前記制御信号を遮断する、
バックライト保護回路とする。
第1の態様によると、液晶ディスプレイのバックライトの温度が上昇して温度依存抵抗の抵抗値が下がり、オペアンプの反転入力端子の検出電圧が非反転入力端子の参照電圧よりも小さくなり、オペアンプから高電圧出力がされる。オペアンプの出力は、スイッチに入力される。すると、スイッチは、駆動回路の入力と接地とを短絡し、マイコンからの制御信号を駆動回路に入力されないようにする。
本発明によれば、簡易な構成で、液晶ディスプレイモジュールのバックライトの温度制御を行うことができる。
図1は、実施形態のシステム構成例を示す図である。 図2は、NTC抵抗の温度特性(一部抜粋)の例を示す図である。 図3は、非反転入力端子の電圧Vrefが電圧Vref1であるときの、電圧Vref1を示す等価回路の例を示す図である。 図4は、非反転入力端子の電圧Vrefが電圧Vref2であるときの、電圧Vref2を示す等価回路の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈実施形態〉
(構成例)
図1は、本実施形態のシステム構成例を示す図である。本実施形態のシステムは、メインマイコン100、LED駆動回路200、TFT液晶ディスプレイモジュール300、NTC−DET(Negative Temperature Coefficient - Detection)回路400、電源500を含む。
メインマイコン100は、TFT液晶ディスプレイモジュール300のLEDバックライト310の明暗等を制御する制御信号(BL-duty信号)を、LED駆動回路200に出
力する。
LED駆動回路200は、メインマイコン100からの制御信号等に基づいて、TFT液晶ディスプレイモジュール300のLEDバックライト310の制御を行う。LED駆動回路200は、昇圧回路、LEDドライバIC等を含む。メインマイコン100からの制御信号は、NTC−DET回路400によって遮断され得る。メインマイコン100からの制御信号が遮断されると、LEDバックライト310に電力は供給されない。
TFT液晶ディスプレイモジュール300は、バックライトから照射された光を透過したり遮蔽したりすることによって所定の画像の表示を行う。TFT液晶ディスプレイモジュール300は、バックライトとしてのLEDバックライト310、LEDバックライト
310の温度を検出するNTC抵抗320を含む。LEDバックライト310は、LED駆動回路200により電力を供給されて光を照射する。NTC抵抗320は、温度が高くなるほど抵抗値が低くなる抵抗である。NTC抵抗320は、LEDバックライト310の近傍に配置され、LEDバックライト310の温度を検出する。
図2は、NTC抵抗の温度特性(一部抜粋)の例を示す図である。図2に示すように、NTC抵抗320の抵抗値は、温度が高くなるほど低くなる。NTC抵抗320の抵抗値は、温度の上昇に連れて単調減少する。図2の温度特性は、一例であり、NTC抵抗320の温度特性は、これに限定されるものではない。温度と抵抗値との関係には、NTC抵抗320の個体差などにより誤差が生じるので、あらかじめ、使用するNTC抵抗320の抵抗値と温度の関係とを計測することが望ましい。NTC抵抗320は、温度依存抵抗の一例である。
NTC−DET回路400は、NTC抵抗320によりLEDバックライト310の温度を検出し、所定の条件により、メインマイコン100からLED駆動回路200への制御信号の遮断をする回路である。NTC−DET回路400は、オペアンプOP1、抵抗R1、抵抗R3、抵抗R4、抵抗R5、抵抗R6、抵抗R7、抵抗R8、コンデンサC1、コンデンサC2、コンデンサC3、トランジスタTR1を含む。NTC−DET回路400には、電源500より、所定の電圧の電力が供給される。NTC−DET回路400は、バックライト保護回路の一例である。
オペアンプOP1は、反転入力端子と非反転入力端子と出力端子とを備える演算増幅器である。オペアンプOP1の反転入力端子には、電源500の電源電圧を抵抗R1とNTC抵抗320とで抵抗分割した電圧が、抵抗R6を介して入力される。抵抗R6は、ノイズ低減のために使用される。オペアンプOP1の反転入力端子は、コンデンサC3を介して、接地される。
電源電圧をV0、抵抗R1の抵抗値をR1、NTC抵抗320の抵抗値をR2とすると、点Aでの電圧Vdetは、V0×R2/(R1+R2)となる。コンデンサC3等により抵抗R6に流れる電流が非常に小さい(抵抗R6にほとんど電流が流れない)とすると、抵抗R6での電圧低下が非常に小さくなり、オペアンプOP1の反転入力端子に入力される電圧は、抵抗R1とNTC抵抗320との間の点Aでの電圧Vdetとみなすことができる。反転入力端子に入力される電圧は、検出電圧の一例である。
オペアンプOP1の非反転入力端子には、電源500の電源電圧、オペアンプOP1の出力電圧を抵抗R3、抵抗R4、抵抗R5で抵抗分割された電圧Vrefが、入力される。電圧Vrefは、参照電圧の一例である。オペアンプOP1の非反転入力端子は、コンデンサC2を介して接地される。オペアンプOP1の非反転入力端子とオペアンプOP1の出力端子とは、抵抗R3を介して接続される。抵抗R3は帰還抵抗の一例である。コンデンサC2、コンデンサC3は、ノイズ低減のために使用される。オペアンプOP1の正電源には、電源500の電源電圧が入力される。オペアンプOP1の負電源には、接地が接続される。オペアンプOP1の正電源と負電源とは、コンデンサC1を介して接続される。
オペアンプOP1は、反転入力端子の電圧Vdetが非反転入力端子の電圧Vref以上のとき、Low出力(低電圧出力)をし、反転入力端子の電圧Vdetが非反転入力端子の電圧Vref未満のとき、High出力(高電圧出力)をする。例えば、Low出力の電圧は0V(接地電圧)であり、High出力の電圧は、電源電圧V0である。
TFT液晶ディスプレイモジュール300のLEDバックライト310の温度が上昇す
ると、LEDバックライト310の近傍に配置されるNTC抵抗320の抵抗値が低下する。NTC抵抗320の抵抗値が低下すると、オペアンプOP1の反転入力端子に入力される電圧Vdetが、低下する。また、逆に、LEDバックライト310の温度が低下すると、NTC抵抗320の抵抗値が上昇し、電圧Vdetが上昇する。
トランジスタTR1は、例えば、npn型トランジスタである。トランジスタTR1のコレクタがメインマイコン100とLED駆動回路200との間に接続され、トランジスタTR1のエミッタが接地される。また、オペアンプOP1からの出力が、抵抗R7と抵抗R8とで抵抗分割されて、トランジスタTR1のベースに入力される。ベースへの入力がHighである場合、メインマイコン100からLED駆動回路200への制御信号は、遮断される。このとき、当該制御信号は、接地に流れる。トランジスタTR1の代わりに他のスイッチング素子が使用されてもよい。トランジスタTR1は、スイッチの一例である。
電源500は、NTC−DET回路400に所定の電力を供給する。当該電力の電圧は、例えば、3.3Vである。
(動作例)
本実施形態のシステムは、LEDバックライト310の温度が上昇して第1閾値温度T1以上になった場合に、メインマイコン100からLED駆動回路200への制御信号を遮断する。これにより、LED駆動回路200からのLEDバックライト310への電力の供給が停止される。また、LEDバックライト310の温度が閾値温度T1以上の温度から低下して、第2閾値温度T2(<T1)未満になった場合に、メインマイコン100からLED駆動回路200への制御信号の遮断を解除する。これにより、LED駆動回路200からのLEDバックライト310への電力の供給が再開される。LEDバックライト310の温度は、NTC抵抗320の抵抗値に対応する。
LEDバックライト310の温度が閾値温度T1未満の温度から上昇しているとき、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧Vdetは、非反転入力端子の電圧Vrefよりも高くなっている。このとき、オペアンプOP1の出力は、Low出力(例えば、0V)となっている。このときの非反転入力端子の電圧Vrefを電圧Vref1とすると、Vref1は次のように表される。電圧Vref1は、第1参照電圧の一例である。
Vref1=V0×(1/(1/R3+1/R5))/(R4+1/(1/R3+1/R5))
ここで、V0は電源500の出力電圧であり、Rn(n=3,4,5)は抵抗Rnの抵抗値である。また、電圧Vdetは、次のように表される。電圧Vdetは、オペアンプOP1の出力電圧の変化には影響されない。
Vdet=V0×R2/(R1+R2)
ここで、R2は、NTC抵抗320の抵抗値である。R2は、上記したように、温度に依存し、温度が上昇するのにしたがって、低下する。R2は、温度の関数である。よって、LEDバックライト310の温度が上昇すると、電圧Vdetは、低下する。
図3は、非反転入力端子の電圧Vrefが電圧Vref1であるときの、電圧Vref1を示す等価回路の例を示す図である。ここでは、オペアンプOP1の出力がLow出力であるため、抵抗R3が、接地に接続されることと等価になっている。
また、オペアンプOP1の出力は、Low出力(0V)となっているため、トランジスタTR1のベースの電圧はほぼ0Vであり、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間には電流は流れない。よって、メインマイコン100からの制御信号は、LED駆動回路200に入力されている。LED駆動回路200は、メインマイコン100からの制御信
号に従って、LEDバックライト310の駆動電力を出力する。
LEDバックライト310の温度が、閾値温度T1未満の温度から上昇してT1に達すると、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧Vdetは、非反転入力端子の電圧Vrefよりも低くなる。このとき、オペアンプOP1の出力は、High出力(例えば、V0)に切り替わる。切り替わると、非反転入力端子の電圧Vrefも変わる。このときの電圧Vrefを電圧Vref2とすると、Vref2は次のように表される。電圧Vref2は、第2参照電圧の一例である。
Vref2=V0×R5/(1/(1/R3+1/R4)+R5)
図4は、非反転入力端子の電圧Vrefが電圧Vref2であるときの、電圧Vref2を示す等価回路の例を示す図である。ここでは、オペアンプOP1の出力がHigh出力であるため、抵抗R3が、電圧V0の電源に接続されることと等価になっている。
また、オペアンプOP1の出力は、High出力(V0)となっているため、トランジスタTR1のベースの電圧は、High電圧(オペアンプOP1の出力電圧を、抵抗R7と抵抗R8で抵抗分割した電圧)であり、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間は短絡される。よって、メインマイコン100からの制御信号は、接地に流れ、LED駆動回路200に入力されない。LED駆動回路200の入力は、トランジスタTR1によって接地される。即ち、メインマイコン100からの制御信号は、NTC−DET回路400によって、遮断される。このとき、LED駆動回路200は、LEDバックライト310の駆動電力の供給を停止する。
オペアンプOP1からの出力が電圧V1であるとすると、オペアンプOP1の非反転入力端子の入力電圧Vrefは、次のように表される。オペアンプOP1のHigh出力、Low出力が、それぞれ、V0、0でない場合であっても、入力電圧Vrefが算出され得る。
Vref=(V0/R4+V1/R3)/(1/R3+1/R4+1/R5)
この式から明らかなように、オペアンプOP1の出力が高いほど、Vrefが大きくなる。
LEDバックライト310の温度が閾値温度T1以上の温度から低下しているとき、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧Vdetは、非反転入力端子の電圧Vref(=Vref2)よりも低くなっている。このとき、オペアンプOP1の出力は、High出力(例えば、V0)となっている。
さらに、LEDバックライト310の温度が閾値温度T1以上の温度から低下して、閾値温度T2未満になると、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧Vdetは、非反転入力端子の電圧Vref(=Vref2)よりも高くなる。このとき、オペアンプOP1の出力は、Low出力(例えば、0)に切り替わる。切り替わると、非反転入力端子の電圧Vrefも変わる。このときの電圧Vrefは、電圧Vref1である。
また、オペアンプOP1の出力は、Low出力(0V)となっているため、トランジスタTR1のベースの電圧は、Low電圧(ほぼ0V)であり、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間は遮断される。よって、メインマイコン100からの制御信号は、LED駆動回路200に入力されるようになる。このとき、LED駆動回路200は、LEDバックライト310の駆動電力の供給を再開する。
LEDバックライト310の駆動電力の供給が再開されると、LEDバックライト310が点灯し、温度が上昇する。温度が上昇すると、上記の動作が繰り返される。
ここで、各抵抗の抵抗値、コンデンサの静電容量の値を例示する。ここで挙げる値は、例示であり、これらの値に限定されるものではない。R1=18kΩ、R3=33kΩ、R4=18kΩ、R5=0.69kΩ、R6=10kΩ、R7=47kΩ、C1=0.1μF、C2=0.1μF、C3=1μF。これにより、LEDバックライト310の温度が、T2以上の範囲で、T1を上回ったり下回ったりを繰り返しても、LEDバックライト310が点灯したり消滅したりを繰り返すことがない。よって、TFT液晶ディスプレイモジュール300の表示のちらつきを抑制することができる。また、LEDバックライト310の温度が、T2未満に低下すると、LEDバックライト310が再度点灯する。
例えば、抵抗R1と抵抗R4とを同じ抵抗値にしたとき、抵抗R3および抵抗R5の並列合成抵抗値を閾値温度T1に対応するNTC抵抗320の抵抗値に一致させることで、閾値温度T1を調整することができる。また、抵抗R3をより小さくすることで、閾値温度T1と閾値温度T2との差をより大きくすることができる。抵抗R1、抵抗R3、抵抗R4、抵抗R5の抵抗値を調整することで、閾値温度T1、閾値温度T2を自由に変更することができる。閾値温度T1、閾値温度T2は、LEDバックライト310の特性に基づいて、LEDバックライト310の劣化を抑制するように決定され得る。また、NTC抵抗320を変更することで、閾値温度T1、閾値温度T2を変更してもよい。
(実施形態の作用、効果)
本実施形態のシステムでは、LEDバックライト310の温度が上昇して第1閾値温度T1以上になった場合に、NTC抵抗320の抵抗値が下がり、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧Vdetが非反転入力端子の電圧Vrefよりも小さくなり、オペアンプOP1の出力がHigh出力になる。ここで、非反転入力端子の電圧Vrefは、電圧Vref1から電圧Vref2(>Vref1)になる。オペアンプOP1のHigh出力は、抵抗R7を介して、トランジスタTR1のベースに入力される。すると、トランジスタTR1は、LED駆動回路200の入力と接地とを短絡し、メインマイコン100からの制御信号をLED駆動回路200に入力されないようにする。LED駆動回路200は、メインマイコン100からの制御信号が遮断されると、LEDバックライト310への電力の供給を停止する。これにより、高温によるLEDバックライト310の劣化を抑制することができる。
また、LEDバックライト310の温度が閾値温度T1以上の温度から低下して、第2閾値温度T2(<T1)未満になった場合に、NTC抵抗320の抵抗値が上がり、オペアンプOP1の反転入力端子の電圧Vdetが非反転入力端子の電圧Vrefよりも大きくなり、オペアンプOP1の出力がLow出力になる。オペアンプOP1の出力が、Low出力になると、トランジスタTR1のベースの電圧も低下する。すると、トランジスタTR1は、LED駆動回路200の入力と接地とを遮断する。メインマイコン100からの制御信号は、再び、LED駆動回路200に入力されるようになる。LED駆動回路200は、メインマイコン100からの制御信号が入力されると、LEDバックライト310への電力の供給を再開する。また、オペアンプOP1の非反転入力端子の電圧Vrefは、電圧Vref2から電圧Vref1(<Vref2)になる。これにより、LEDバックライト310の温度が閾値温度T1以上になったらLEDバックライト310が消灯し、その後、LEDバックライト310の温度が閾値温度T2(<T1)未満になったらLEDバックライト310が点灯する。例えば、LEDバックライト310の温度がT1前後でふらつくことで、LEDバックライト310が消灯、点灯することを繰り返すことによる表示のちらつきを防止することができる。
本実施形態のシステムは、LEDバックライト310への電力の供給を遮断するときの閾値温度T1と電力の供給を再開するときの閾値温度T2とを異なる温度にしている。本
実施形態のシステムは、温度に対してヒステリシスを有することで、LEDバックライト310の消灯/点灯によるちらつき、誤動作を抑制することができる。
本実施形態のシステムは、ADコンバータやソフトウェアによる制御等を用いることなく、より簡易な構成で、ヒステリシスを有したLEDバックライト310の温度制御を行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。また、各構成例等は、可能な限りにおいて、組み合わされて実施され得る。
100 メインマイコン
200 LED駆動回路
300 TFT液晶ディスプレイモジュール
310 LEDバックライト
320 NTC抵抗
400 NTC−DET回路
500 電源
OP1 オペアンプ
Cn コンデンサ
Rn 抵抗
TR1 トランジスタ

Claims (3)

  1. 液晶ディスプレイのバックライトの電力供給を制御する制御信号を生成するマイコンから、前記液晶ディスプレイの前記バックライトに電力を供給する駆動回路に出力される前記制御信号を遮断するスイッチと、
    反転入力端子と、非反転入力端子と、出力端子とを有するオペアンプと、
    前記非反転入力端子と前記出力端子との間に配置される帰還抵抗とを備え、
    前記オペアンプは、前記反転入力端子に入力される電圧と前記非反転入力端子に入力される電圧とを比較して、前記反転入力端子に入力される電圧の方が高い場合に前記出力端子から低電圧出力をし、前記反転入力端子に入力される電圧の方が低い場合に前記出力端子から前記低電圧出力の電圧よりも高い電圧である高電圧出力をし、
    前記反転入力端子には、前記バックライトの近傍に配置され温度の上昇につれて抵抗値が単調減少する温度依存抵抗の抵抗値に基づく検出電圧が入力され、
    前記非反転入力端子には、前記帰還抵抗を含む複数の抵抗により電源電圧および前記出力端子の電圧を抵抗分割された参照電圧が入力され、
    前記参照電圧は、前記出力端子から前記低電圧出力をしている場合、第1参照電圧であり、前記出力端子から前記高電圧出力をしている場合、前記第1参照電圧よりも高い第2参照電圧であり、
    前記スイッチは、前記オペアンプから前記高電圧出力がされた場合に、前記制御信号を遮断する、
    バックライト保護回路。
  2. 前記検出電圧は、所定の抵抗値を有する第1抵抗と前記温度依存抵抗とにより電源電圧を抵抗分割された電圧である、請求項1に記載のバックライト保護回路。
  3. 前記スイッチは、前記オペアンプから前記高電圧出力がされた場合に、前記制御信号を接地に短絡することで前記制御信号を遮断する、請求項1または2に記載のバックライト保護回路。
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