JP2020016737A - 電子機器、投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも冷却効果が向上した電子機器を提供する。【解決手段】プロジェクター10と、プロジェクター10が配置される収容装置と、内部空間に空気を取り込む第1吸気口120と、内部空間から空気を排出する第1排気口150を有し、内部空間において、第1吸気口120に連通する第1空間と、第1排気口150に連通する第2空間とを区画する区画部140と、第1空間に、第1吸気口120からの空気を送出する第1吸気ファン134と、を備え、プロジェクター10は、内部に空気を取り込む第2吸気口、および内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、第2吸気口を介して内部に空気を吸入する第2吸気ファンとを備え、第2吸気口は、第1空間に配置され、第2排気口は、第2空間に配置され、第1吸気ファン134が第1空間に送出する空気の量は、第2吸気ファンが第2筐体20の内部に吸入する空気の量よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、投射装置に関する。
従来、屋外に設置される電子機器が知られていた。例えば、特許文献1には、屋外に設置する電子機器に対応した、雨水の浸入を防止する換気装置が提案されている。該換気装置には、電子機器としての制御盤の筐体内に空気を流通させて換気(冷却)を行うために、開口部およびファンが配設されている。
特開2013−62425号公報
しかしながら、特許文献1に記載の換気装置では、制御盤(電子機器)の冷却が不足する虞があるという課題があった。詳しくは、換気が行われる際に、筐体内を冷却して暖まった空気が、筐体内を冷却するために取り込まれた、比較的に冷えた空気に混入する場合があった。そのため、冷却用の空気の温度が高くなり、夏場などの高温な環境下での稼働においては、電子機器の冷却が充分に行われない可能性があった。すなわち、従来よりも冷却効果が向上した電子機器が求められていた。
本願の電子機器は、電子機器本体と、電子機器本体を収容する収容装置と、を備える電子機器であって、収容装置は、電子機器本体が配置される内部空間を形成し、内部空間に空気を取り込む第1吸気口、および内部空間から空気を排出する第1排気口を有し、外装を構成する第1筐体と、内部空間において、第1吸気口に連通する第1空間と、第1排気口に連通する第2空間と、を区画する区画部と、第1空間に、第1吸気口からの空気を送出する第1吸気ファンと、を備え、電子機器本体は、内部に空気を取り込む第2吸気口、および内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、外装を構成する第2筐体と、第2吸気口を介して内部に空気を吸入する第2吸気ファンと、を備え、第2吸気口は、第1空間に配置され、第2排気口は、第2空間に配置され、第1吸気ファンが第1空間に送出する空気の量は、第2吸気ファンが第2筐体の内部に吸入する空気の量よりも大きいことを特徴とする。
上記の電子機器において、収容装置は、第2空間と第1排気口との間に配置されたシャッターを備え、シャッターは、第2空間の気圧と、第1排気口の外側の気圧と、の圧力差に応じて開閉して、第2空間から第1排気口までの間を連通と遮断との間で切り替えることが好ましい。
上記の電子機器において、収容装置は、第1吸気口と第1空間との間にフィルターを備えることが好ましい。
上記の電子機器において、フィルターは、第1吸気口と第1吸気ファンとの間に配置されていることが好ましい。
上記の電子機器において、収容装置は、収容装置に対して、収容する電子機器本体の相対的な位置調整を行う調整機構を備え、調整機構は、ピッチ調整機構およびロール調整機構を含むことが好ましい。
本願の投射装置は、プロジェクターと、プロジェクターを収容する収容装置と、を備える投射装置であって、収容装置は、プロジェクターが配置される内部空間を形成し、内部空間に空気を取り込む第1吸気口、内部空間から空気を排出する第1排気口、およびプロジェクターから出射された光が通過する窓部を有し、外装を構成する第1筐体と、内部空間において、第1吸気口に連通する第1空間と、第1排気口に連通する第2空間と、を区画する区画部と、第1空間に、第1吸気口からの空気を送出する第1吸気ファンと、を備え、プロジェクターは、光源と、光源から出射された光を変調する光変調装置と、光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置と、内部に空気を取り込む第2吸気口、および内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、外装を構成する第2筐体と、第2吸気口を介して内部に空気を吸入する第2吸気ファンと、を備え、第2吸気口は、第1空間に配置され、第2排気口は、第2空間に配置され、第1吸気ファンが第1空間に送出する空気の量は、第2吸気ファンが第2筐体の内部に吸入する空気の量よりも大きいことを特徴とする。
実施形態に係る投射装置の外観を示す斜視図。 投射装置の構成を示す斜視図。 上部筐体を開放した投射装置の内側の構成を示す斜視図。 プロジェクターの光学系を示す概略図。 収容装置に配置されたプロジェクターの外観を示す斜視図。 収容装置に配置されたプロジェクターの外観を示す斜視図。 プロジェクターの内部構造を示す斜視図。 上部筐体の内部構造を示す平面図。 図8のA−A’線に沿った、投射装置の模式断面図。 図8のB−B’線に沿った、投射装置の模式断面図。 XZ平面に沿った、収容装置におけるシャッター周辺の拡大断面図。 XZ平面に沿った、収容装置におけるシャッター周辺の拡大断面図。 調整機構の構成を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下に説明する実施の形態は、本発明の一例を説明するものである。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も、本発明に含まれる。なお、以下の各図においては、各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態)
本実施形態では、電子機器本体としてのプロジェクターが収容装置に収容された、電子機器としての投射装置を例に挙げて説明する。この投射装置は、例えば、屋外などに常時設置して、プロジェクションマッピングなどの用途に好適に用いることができるものである。
<投射装置>
本実施形態に係る投射装置の構成について、図1、図2、図3を参照して説明する。図1は、実施形態に係る投射装置の外観を示す斜視図である。図2は、投射装置の構成を示す斜視図である。図3は、上部筐体を開放した投射装置の内側の構成を示す斜視図である。なお、図2においては、投射装置内部の部材を破線で示している。
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器としての投射装置1は、電子機器本体としてのプロジェクター10と、プロジェクター10を収容する収容装置100と、を備えている。
収容装置100は、投射装置1の外装を構成する第1筐体110を備えている。第1筐体110が形成する内部空間には、プロジェクター10が配置されている。第1筐体110は、略直方体であって、上部筐体110aと下部筐体110bとから成る。第1筐体110では、下部筐体110bが底面を構成し、上部筐体110aが4つの側面と天井面とを構成している。
上部筐体110aの一側面における横方向の略中央に、略矩形の窓部112が配置されている。窓部112は、プロジェクター10の後述する投射光学装置の投射レンズ30から出射された光が通過する。
ここで、上部筐体110aの窓部112が配置された側面の長辺に沿った方向(横方向)をX方向とし、第1筐体110の高さ方向をZ方向とし、X方向およびZ方向と直交する、第1筐体110の奥行き方向をY方向とする。また、以下の説明において、下部筐体110bに対して、上部筐体110aが配置される方向を上方(正のZ方向)とし、負のZ方向を下方とする。さらには、窓部112に向かって右側を右方(負のX方向)、左側を左方(正のX方向)、窓部112が配置された側面側を前方(負のY方向)、前方と対向する方向を後方(正のY方向)とする。
図2に示すように、収容装置100は、第1筐体110(上部筐体110a、下部筐体110b)の他に、フィルター132、第1吸気ファン134、区画部140を備えている。
下部筐体110bには、プロジェクター10が載置される。上部筐体110aは、プロジェクター10の上方を覆って下部筐体110bと組み立てられる。上部筐体110aと下部筐体110bとにより第1筐体110の内部空間が形成されて、該内部空間にプロジェクター10が配置される。
上部筐体110aおよび下部筐体110bの形成材料としては、樹脂、金属などが挙げられ、これらの1種類以上が採用可能である。特に、プロジェクションマッピングなどの用途において、複数の投射装置1を積み重ねて設置する場合には、耐荷重が確保しやすい金属を形成材料として用いてもよい。
第1筐体110の外形寸法は、特に限定されないが、例えば、X方向の距離(横幅)が約700mm、Y方向の距離(奥行)が約700mm、Z方向の距離(高さ)が約350mmである。
上述したように、第1筐体110は、窓部112を備えている。窓部112は、プロジェクター10の投射レンズ30と対向して配置されている。窓部112の形成材料としては、透光性を有していれば特に限定されないが、例えば、樹脂、無機ガラスなどが挙げられる。なお、窓部112は、投射レンズ30と対向して配置されることに限定されない。投射レンズ30から出射された光が窓部112を通過すればよく、投射レンズ30から出射された光を、反射鏡などを用いて窓部112を通過させる形態としてもよい。
上部筐体110aの上方の面(天井面)の略中央には、第1吸気口120と第1排気口150とが設けられている。第1吸気口120および第1排気口150は、前方から後方に向かって、第1吸気口120、第1排気口150の順番で配列されている。
第1吸気口120は、第1筐体110の内部空間に、外界から空気を取り込む。第1排気口150は、第1筐体110の内部空間から外界へ空気を排出する。第1吸気口120および第1排気口150は、それぞれ、第1筐体110に設けられた略円形の開口部と、該開口部の形状に嵌合する、スリットを有する部材とを備えている。なお、本明細書において、外界とは、電子機器が設置された環境を指し、屋外または屋内の何れかをいう。
フィルター132および第1吸気ファン134は、上部筐体110aの右上方(右方の上方)に配されている。フィルター132は、第1吸気ファン134が、第1吸気口120から吸引した外界の空気を濾す機能を有している。そのため、フィルター132によって、外界の空気に含まれる塵埃が捕捉され、含有される塵埃の量が低減された外界の空気が、第1吸気ファン134に到達する。フィルター132の形態としては、特に限定されないが、例えば、繊維を板状に配置した、フェルト製や紙製の防塵用フィルターなどが挙げられる。
第1吸気ファン134は、外界から吸引した空気を、第1筐体110の内部空間に送出する。第1吸気ファン134の形態としては、特に限定されないが、例えば、遠心ファン(所謂シロッコファン)が挙げられる。遠心ファンとは、ファンの回転軸方向から吸引した気体を、ファンブレードが回転する遠心力によって遠心方向に押し出すファンである。本実施形態では、遠心ファンをY方向に沿って3つ配置している。
プロジェクター10は、投射レンズ30を含む、後述する投射光学装置、プロジェクター10の外装を構成する第2筐体20、および後述する第2吸気ファンを備えている。第2筐体20は、プロジェクター10の内部に空気を取り込む第2吸気口22、および後述する第2排気口を備えている。
第2筐体20は、高さ方向の距離が短い略直方体である。第2筐体20の形成材料としては、樹脂、金属などが挙げられ、これらの1種類以上が採用可能である。
第2筐体20において、前方側面の横方向の略中央には、投射レンズ30が配置されている。投射レンズ30から出射された光は、収容装置100の窓部112を通過して、負のY方向に沿って外界に投射される。
第2筐体20の右方の側面には、第2吸気口22が設けられている。第2吸気口22を介して、収容装置100の第1吸気ファン134から供給された外界の空気が、プロジェクター10の内部に取り込まれる。
図3は、投射装置1において、上部筐体110aの後方下部を支点として、上部筐体110aの前方を上方へ開放した状態を図示している。図3に示すように、上部筐体110aおよび下部筐体110bによって形成される、第1筐体110の内部空間に、プロジェクター10が配置されている。該内部空間は、XZ平面と略平行に配置された区画部140によって、前方側の第1空間と後方側の第2空間とに区画されている。すなわち、区画部140は、第1筐体110の内部空間において、第1空間と第2空間とに区画する。また区画部140は、プロジェクター10に対して後方寄りに配置されている。そのため、プロジェクター10の第2吸気口22(図2参照)は、第1空間に配置される。
区画部140は、板状の部材であって、上部筐体110aおよび下部筐体110bの内部空間側の形状と、プロジェクター10の外形とに沿って切欠きが設けられている。そのため、第1空間と第2空間との間は、直接的な空気の流通が抑制されている。ここでいう直接的とは、プロジェクター10の内部を介した間接的な空気の流通を除く、という意味である。なお、区画部140と、プロジェクター10や上部筐体110aおよび下部筐体110bとの間隙に、スポンジなどを設置して上記間隙を封止してもよい。
<プロジェクター>
本実施形態では、プロジェクター10として、照明装置、色分離導光光学系、光変調装置、投射光学装置などを備えた形態を例に挙げて説明する。なお、プロジェクター10の形態は、上記に限定されるものではない。
まず、本実施形態のプロジェクター10の光学系について、図4を参照して説明する。図4は、プロジェクター10の光学系を示す概略図である。
図4に示すように、プロジェクター10は、照明装置200、色分離導光光学系300、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450B(以下、これらを総称して「光変調装置450」ともいう。)、クロスダイクロイックプリズム500、投射光学装置600を備える。
照明装置200は、光源201、集光光学系80、波長変換素子90、コリメート光学系210、第1レンズアレイ220、第2レンズアレイ230、偏光変換素子240および重畳レンズ250を備える。
光源201は、複数の発光素子(図示せず)を備える。発光素子としては、例えば発光ダイオードまたは半導体レーザーなどが挙げられる。発光素子は、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、波長430nm〜490nmの青色光を出射する発光素子として、窒化物系半導体(InxAlyGa1-x-yN、0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)を含む材料を用いることができる。さらに、この材料に加えて、III族元素としてホウ素原子が一部に置換されたものや、V族元素として窒素原子の一部をリン原子、ヒ素原子で置換された材料を用いることもできる。なお、光源201としては、発光素子に限定されず、例えば、後述する光学系の構成を変更して、超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源を用いてもよい。
光源201は、例えば青色光Bを集光光学系80に向けて出射する。集光光学系80は、第1レンズ82および第2レンズ84を備える。集光光学系80は、光源201から波長変換素子90までの光路中に配置され、全体として青色光Bを略集光した状態で後述する波長変換層92に入射させる。第1レンズ82および第2レンズ84は、凸レンズからなる。
波長変換素子90はいわゆる透過型の波長変換素子であり、モーター98により回転可能な円板96の一部に、単一の波長変換層92が円板96の周方向に沿って連続して形成されてなる。波長変換素子90は、青色光Bを赤色光Rおよび緑色光Gを含む蛍光光に変換し、この光を青色光Bが入射する側とは反対の側に向けて出射するように構成されている。
円板96は、青色光Bを透過する材料からなる。円板96の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
光源201からの青色光Bは、円板96側から波長変換素子90に入射する。波長変換層92は、青色光Bを透過し赤色光Rおよび緑色光Gを反射するダイクロイック膜94を介して円板96上に形成されている。ダイクロイック膜94は、例えば、誘電体多層膜からなる。
波長変換層92は、光源201からの波長が約445nmの青色光Bの一部を蛍光光に変換して出射し、かつ、青色光Bの残りの一部を変換せずに通過させる。このように、励起光を出射する光源201と波長変換層92とを用いて所望の色光を得ることができる。波長変換層92は、例えばYAG系蛍光体である(Y、Gd)3(Al、Ga)512:Ceと有機バインダーを含有する層からなる。
コリメート光学系210は、各々が凸レンズからなる第1レンズ212と第2レンズ214を備え、波長変換素子90からの光を略平行化する。
第1レンズアレイ220は、コリメート光学系210からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ222を有する。第1レンズアレイ220は、照明光軸200axと直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第1小レンズ222を有する。
第2レンズアレイ230は、照明光軸200axに直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第2小レンズ232を有する。複数の第2小レンズ232は第1レンズアレイ220の複数の第1小レンズ222に対応して設けられている。第2レンズアレイ230は、重畳レンズ250と共に、第1レンズアレイ220の各第1小レンズ222の像を液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
偏光変換素子240は、第1レンズアレイ220により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として出射する偏光変換素子である。偏光変換素子240は、波長変換素子90からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸200axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸200axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ250は、偏光変換素子240からの各部分光束を集光して液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bの画像形成領域近傍に重畳させる。
第1レンズアレイ220、第2レンズアレイ230および重畳レンズ250は、波長変換素子90からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系300は、ダイクロイックミラー310、ダイクロイックミラー320、反射ミラー330、反射ミラー340、反射ミラー350およびリレーレンズ360、リレーレンズ370を備える。色分離導光光学系300は、照明装置200からの光を赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bに分離し、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bのそれぞれの色光を照明対象となる液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系300と、液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bとの間には、フィールドレンズ400R、フィールドレンズ400G、フィールドレンズ400Bが配置されている。
ダイクロイックミラー310は、赤色光R成分を通過させ、ダイクロイックミラー320に向けて、緑色光G成分および青色光B成分を反射する。ダイクロイックミラー320は、フィールドレンズ400Gに向けて緑色光G成分を反射して、青色光B成分を通過させる。
ダイクロイックミラー310を通過した赤色光Rは、反射ミラー330で反射され、フィールドレンズ400Rを通過して赤色光R用の液晶ライトバルブ450Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー310で反射された緑色光Gは、ダイクロイックミラー320でさらに反射され、フィールドレンズ400Gを通過して緑色光G用の液晶ライトバルブ450Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー320を通過した青色光Bは、リレーレンズ360、入射側の反射ミラー340、リレーレンズ370、出射側の反射ミラー350、フィールドレンズ400Bを経て青色光B用の液晶ライトバルブ450Bの画像形成領域に入射する。
液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bは、光源201から出射された光を変調する。これらは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置200の照明対象となる。
なお、図示は省略したが、液晶ライトバルブ450Rの光入射側と光出射側にはそれぞれ、入射側偏光板と出射側偏光板が設けられている。液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bに関しても同様である。
クロスダイクロイックプリズム500は、液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450B各々から出射された画像光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた直方体の形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
投射光学装置600は、投射レンズ30(図2参照)を含んでいる。投射光学装置600は、液晶ライトバルブ450R、液晶ライトバルブ450G、液晶ライトバルブ450Bによって形成されたカラー画像を、窓部112(図1参照)を介してスクリーンSCR上に投射する。
なお、本実施形態の照明装置200において、波長変換素子90が設けられているが、波長変換素子90は設けられていなくてもよい。このような場合には、プロジェクターの光源として、赤色光Rを出射する光源と、緑色光Gを出射する光源と、青色光Bを出射する光源とのうち少なくとも1つに、光源201が用いられる。
なお、本実施形態のプロジェクター10において、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いた例を示したが、これに限定されない。他の光変調装置として、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルミラーデバイスを用いてもよい。また、用いる液晶ライトバルブの個数は、3つに限定されない。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味する。
次に、本実施形態のプロジェクター10の構造について、図5、図6、図7を参照して説明する。図5および図6は、収容装置100に配置されたプロジェクター10の外観を示す斜視図である。図7は、プロジェクター10の内部構造を示す斜視図である。なお、図5および図6は、収容装置100の上部筐体110aを取り去った状態を示している。また、図6においては、プロジェクター10の後方の側面(背面)に接続される各種配線類の図示を省略している。さらに、図7は、図5において、第2筐体20の一部、区画部140、光源201も取り去った状態を示し、プロジェクター10に内蔵される他のいくつかの部品も省略している。
図5に示すように、第1筐体110の内部空間は、区画部140によって仕切られて、第1空間161と、第2空間162とに区画されている。第1空間161は、収容装置100における第1筐体110の第1吸気口120(図2参照)に連通している。第2空間162は、収容装置100における第1筐体110の第1排気口150(図2参照)に連通している。上述したように、区画部140は、プロジェクター10に対して後方寄りに配置されている。
上述したように、プロジェクター10の右方の側面には、第2吸気口22が設けられている。第2吸気口22は、区画部140よりも前方側(負のY方向側)に位置し、第1空間161に配置されている。第2吸気口22は、第2筐体20に設けられたスリットであって、収容装置100の第1吸気ファン134から供給された空気を取り込む。ここで、第2吸気口22は、プロジェクター10の側面に配置されることに限定されない。また、第2筐体20の第1空間161側に、第2吸気口22以外の吸気口を配置してもよい。
図6に示すように、第2筐体20の後方の側面(背面)には、第2排気口24が2つ設けられている。第2排気口24は、第2筐体20の背面において、横方向(X方向)の両側の端部付近に配置されている。2つの第2排気口24は、区画部140に対して後方側(正のY方向側)に位置し、第2空間162に配置されている。
第2排気口24は、第2筐体20に設けられたスリットであって、略矩形の領域に設けられている。第2排気口24は、プロジェクター10の内部の空気を、プロジェクター10の外部、すなわち第2空間162へ排出する機能を有している。
図7に示すように、プロジェクター10は、上述した投射レンズ30などの他に、第2吸気ファン32を備えている。
第2吸気ファン32は、第2筐体20の右方の側面付近、すなわち第2吸気口22(図2参照)付近に3つ配置されている。第2吸気ファン32は、第2吸気口22を介して、第1空間161(図5参照)からプロジェクター10の内部に空気を吸入する。第2吸気ファン32の形態としては、特に限定されないが、例えば、上述した遠心ファンが挙げられる。
プロジェクター10をプロジェクションマッピングなどの広範囲、高輝度の投射用途に供する場合に、光源201および光変調装置450が高温となりやすい。本実施形態の投射装置1は、従来よりも冷却効果が向上しているため、上記用途においても、光源201および光変調装置450の過熱を抑えることができる。
第2吸気ファン32によって第2吸気口22から吸引された空気は、光源201および光変調装置450、およびプロジェクター10に内蔵される他の部品を冷却して、第2排気口24から第2空間162(図5参照)へ排出される。このとき、第2排気口24から排出される空気の温度は、光源201や光変調装置450などを冷却したことによって、外界の空気の温度よりも高くなる。
<空気の経路>
投射装置1の内部における空気の経路について、図8、図9、図10を参照して説明する。図8は、上部筐体の内部構造を示す平面図である。図9は、図8のA−A’ 線に沿った、投射装置の模式断面図である。図10は、図8のB−B’ 線に沿った、投射装置の模式断面図である。なお、図8は、上部筐体110aを下方(負のZ方向)側から見上げた状態を示している。A−A’線は、第1排気口150、フィルター132などを横断する線分である。B−B’線は、第1吸気口120、第1排気口150などを横断する線分である。
図8に示すように、上部筐体110aは、前室121、後室149を備えている。前室121は、第1吸気口120と、フィルター132および第1吸気ファン134と、の間に設けられている。また、フィルター132は、第1吸気口120と第1吸気ファン134との間に配置されている。そのため、第1吸気口120から取り込まれた空気は、前室121、フィルター132、第1吸気ファン134の順番に上部筐体110a内を移動する。そして、第1吸気ファン134によって、第1吸気口120から取り込まれた空気は、第1空間161(図5参照)に送出される。
なお、フィルター132は、第1吸気口120と第1空間161(図5参照)との間に配置されていればよく、第1吸気ファン134と第1空間161との間に配置されてもよい。但し、第1吸気ファン134に対する上流側(第1吸気口120側)にフィルター132を配置する方が、第1吸気ファン134を清浄に保ちやすい。
後室149は、第2空間162(図6参照)と、第1排気口150と、の間に設けられている。そのため、プロジェクター10の第2排気口24(図6参照)から第2空間162に排出された空気は、第2空間162から後室149を経て、第1排気口150から外界へ排出される。前室121と後室149とは、上部筐体110a内にあって区分されており、連通していない。
ここで、第1吸気ファン134が第1空間161に送出する空気の量は、第2吸気ファン32(図7参照)が第2筐体20の内部に吸入する空気の量よりも大きい。ここでいう空気の量とは、第1吸気ファン134では送出する風量であり、第2吸気ファン32では吸入する風量である。これらの風量の単位は、時間当たりの空気の体積であって、例えば、m3/h(立方メートル/時間)である。
本実施形態では、3つの第1吸気ファン134と、3つの第2吸気ファン32と、を用いている。このような場合には、上記の空気の量とは、各吸気ファンの合計の風量を指す。
第1空間161へ送出される空気の量が、第1空間161から吸引される空気の量よりも大きいことから、第1空間161の気圧は、プロジェクター10内部の気圧よりも高くなる。これにより、プロジェクター10の内部を通過する空気の流速が大きくなる。また、第1空間161内が陽圧となるため、第1筐体110の隙間などから第1空間161内へ、塵埃などが入り込みにくくなる。
図9に示すように、外界の空気CAは、第1吸気ファン134の吸引によって、第1吸気口120から前室121に取り込まれる。前室121は、上段と下段との2段に分かれている。空気CAは、第1吸気口120の円筒状の部材の内面に沿って流れて、前室121の下段に進む。そして、空気CAは、下段から、上段との間の仕切りに設けられた開口部を通過して上段に至る。上段はフィルター132に通じており、空気CAは、フィルター132を通過して、第1吸気ファン134を介して第1空間161へ送出される。
このとき、外界の空気CAに含まれている塵埃などは、フィルター132によって捕捉されて、空気CAに含まれる塵埃の量が低減される。そして空気CAは、第1空間161から、第2吸気口22を介してプロジェクター10の内部に取り込まれて、光源201や光変調装置450などの部品を冷却する。
図10に示すように、プロジェクター10の内部を冷却して暖められた空気HAは、第2排気口24から第2空間162に排出される。第2空間162と後室149との間には、シャッター147が配置されている。図10では、シャッター147が開いた状態を示している。シャッター147の詳細については後述する。シャッター147が開くと、第2空間162と後室149とが連通し、空気HAは、第2空間162から後室149へと進む。
後室149は、上段と下段との2段に分かれている。空気HAは、第2空間162から上段に流入した後、下段との間の仕切りに配置された開口部を通過して下段に至る。下段には、第1排気口150の円筒状の部材が突出している。空気HAは、該円筒状の部材の内面に沿って流れて、第1排気口150のスリットから外界に排出される。
ここで、プロジェクター10の第2排気口24において、空気HAの上流側または下流側に第1排気ファンを配置して、空気HAの第2空間162への排出を促進してもよい。但し、第1排気ファンを配置する場合は、第1排気ファンによって排出される空気HAの量(風量)は、第1吸気ファン134が第1空間161に送出する空気CAの量よりも小さくする。
第1排気ファンの形態としては、特に限定されないが、例えば、軸流ファンが挙げられる。軸流ファンとは、ファンの回転軸方向において、一方から吸引した気体を、ファンの回転によって他方に押し出すファンである。
なお、プロジェクター10、収容装置100の第1吸気ファン134などに接続される配線類、および該配線類を収容装置100の外部に引き出すための開口部などは、図示を省略している。
<シャッター>
第2空間162と後室149との間のシャッター147の構成などについて、図11Aおよび図11Bを参照して説明する。図11Aおよび図11Bは、XZ平面に沿った、収容装置100におけるシャッター周辺の拡大断面図である。図11Aでは、シャッター147が閉じた状態を示し、図11Bでは、シャッター147が開いた状態を示している。
図11Aに示すように、収容装置100には、第2空間162と第1排気口150との間にシャッター147が配置されている。換言すれば、第2空間162と後室149との間にシャッター147が配置されている。シャッター147は、第2空間162の気圧と、第1排気口150の外側(外界)の気圧と、の圧力差に応じて開閉して、第2空間162から第1排気口150までの間を、連通と遮断との間で切り替える。
シャッター147は、略矩形の板状部材であって、後室149の上段と下段との間の仕切りに設けられている。シャッター147は、内蔵させるバネ部材(図示せず)によって付勢され、第2空間162と後室149との境界に設けられたリブ164に当接して、第2空間162と第1排気口150との間の経路を遮断する。リブ164には、シャッター147が当接する領域に緩衝材(図示せず)が付設されている。これにより、シャッター147とリブ164との密着が確保されやすくなり、第2空間162と第1排気口150との間の遮断における密閉性が向上する。
シャッター147によって、投射装置1の保管、運搬、非稼働時などの際に、第2空間162と第1排気口150との間の経路が遮断される。そのため、塵埃などが外界の空気と共に第2空間162に流入しにくくなり、プロジェクター10内の光学部品に塵埃が付着することによる、光学部品の光学特性の低下や光学部品の劣化を防止することができる。
図11Bに示すように、シャッター147は、外界の気圧に対して第2空間162の気圧が大きくなると開いて、第2空間162と後室149との間、すなわち、第2空間162と第1排気口150との間が連通する。つまり、投射装置1の第1吸気ファン134(図2参照)、第2吸気ファン32(図7参照)が稼働して、第2空間162の気圧が外界の気圧よりも大きくなると、シャッター147が開く。そのため、第2空間162と後室149の上段とが連通して、第2空間162から、後室149、第1排気口150を経て空気HAが外界へ排出される。
なお、シャッター147が開放される、第2空間162の気圧と外界の気圧との圧力差は、特に限定されない。また、シャッター147が開閉する上記圧力差は、シャッター147に内蔵されるバネの強さなどによって調節することが可能である。
<調整機構>
収容装置100における位置調整の機構の構成について、図12を参照して説明する。図12は、調整機構の構成を示す斜視図である。なお、図12では、下部筐体110bおよびプロジェクター10を、斜め下方から見上げた状態を示し、下部筐体110bを2点鎖線にて表している。
図12に示すように、収容装置100は、収容装置100に対して、収容するプロジェクター10の相対的な位置調整を行う調整機構170を備えている。調整機構170は、ピッチ調整機構173aおよびロール調整機構173bを含んでいる。調整機構170は、ピッチ調整機構173aおよびロール調整機構173bの他に、載置板171、支持部材172a,172b、ベース部材175、調整つまみ174a,174bを備えている。
載置板171は、略長方形の板状部材であって、プロジェクター10の底面を支持して載置する。載置板171は、略長方形の4辺のうち、2辺がX方向に沿い、他の2辺がY方向に沿って配置されている。載置板171の下方には、支持部材172a,172bが設けられている。
支持部材172aは、棒状の部材であって、載置板171のY方向に沿う左方側の1辺とほぼ重ねられて配置されている。Y方向に延在する支持部材172aの長さは、プロジェクター10のY方向の長さ(奥行き)にほぼ等しい。支持部材172aの後方(正のY方向)側の端部には、ピッチ調整機構173aが配置されている。
支持部材172bは、棒状の部材であって、載置板171のX方向に沿う前方側の1辺とほぼ重ねられて配置されている。X方向に延在する支持部材172bの長さは、プロジェクター10のX方向の長さ(幅)にほぼ等しい。支持部材172bの右方(負のX方向)側の端部には、ロール調整機構173bが配置されている。
支持部材172aと支持部材172bとは、前方の左方側で交差している。支持部材172a,172bが交差する位置の下方に、ベース部材175が配置されている。ベース部材175は、下部が下部筐体110bと接する。また、ピッチ調整機構173aおよびロール調整機構173bは、下方のベース部が下部筐体110bと接する。したがって、調整機構170は、プロジェクター10を載置して、ピッチ調整機構173aおよびロール調整機構173bの下方のベース部と、ベース部材175との3点によって、下部筐体110bに接して載置される。
ピッチ調整機構173aは、ねじジャッキ(図示せず)および調整つまみ174aを備えている。該ねじジャッキは、調整つまみ174aを回動させることによって、支持部材172aの後方端部と、ピッチ調整機構173aのベース部との距離(高さ)を変更することが可能である。すなわち、上記距離が変更されることで、ベース部材175と下部筐体110bとの接点を支点として、支持部材172aの後方端部の、下部筐体110bからの高さが変更される。これによって、調整機構170に載置されたプロジェクター10の左後方が、上下に位置調整(ピッチ調整P)される。すなわち、ピッチ調整機構173aにより、収容装置100に対して、プロジェクター10の相対的なピッチ調整Pを行うことが可能である。
ロール調整機構173bは、ねじジャッキ(図示せず)および調整つまみ174bを備えている。該ねじジャッキは、調整つまみ174bを回動させることによって、支持部材172bの右方端部と、ロール調整機構173bのベース部との距離(高さ)を変更することが可能である。すなわち、上記距離が変更されることで、ベース部材175と下部筐体110bとの接点を支点として、支持部材172bの右方端部の、下部筐体110bからの高さが変更される。これによって、調整機構170に載置されたプロジェクター10の右前方が、上下に位置調整(ロール調整R)される。すなわち、ロール調整機構173bにより、収容装置100に対して、プロジェクター10の相対的なロール調整Rを行うことが可能である。
ここで、本実施形態の調整機構170は、ピッチ調整機構173aとロール調整機構173bとを含む形態としたが、これに限定されない。調整機構170は、ピッチ調整機構173a、ロール調整機構173bのいずれか一方を備える形態であってもよい。また、調整機構170は、投射レンズ30から出射される光の出射方向を、X方向(右方または左方)に調整可能なヨー調整機構を含んでいてもよい。
第1筐体110の上部筐体110aは、図示を省略するが、調整つまみ174a,174bに対応して、調整つまみ174a,174bを第1筐体110の外側から操作して、上述した位置調整を行うための開口部をそれぞれ備えている。そのため、該開口部からドライバーなどを差し入れて、調整つまみ174a,174bを操作することが可能である。したがって、例えば、投射装置1を複数個積み上げて設置した場合であっても、該開口部を介してピッチ調整Pおよびロール調整Rを行うことができる。該開口部に栓などの蓋を設けて、位置調整を行わない場合に、収容装置100内の気密を確保してもよい。これにより、該開口部からの塵埃などの浸入を防止することができる。
なお、本実施形態では、電子機器として投射装置1、電子機器本体としてプロジェクター10を例示したが、電子機器および電子機器本体はこれらに限定されない。
以上に述べたように、本実施形態に係る、投射装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
収容装置100に収容されるプロジェクター10に対する冷却効果を向上させることができる。詳しくは、プロジェクター10が配置される内部空間は、区画部140によって第1空間161と第2空間162とに仕切られている。第1空間161には、プロジェクター10の第2吸気口22が配置され、第2空間162には、プロジェクター10の第2排気口24が配置される。そのため、第2吸気口22からプロジェクター10の内部に取り込まれる空気CAと、プロジェクター10の内部から第2排気口24を介して排出された空気HAと、が混ざりにくくなる。換言すれば、プロジェクター10の内部を冷却するために取り込まれる空気CAに、プロジェクター10の内部を冷却して暖まった空気HAが混入しにくくなる。
収容装置100は、第1吸気ファン134を備えているため、第1吸気口120から第1空間161に空気CAが取り込まれやすくなる。すなわち、第1吸気ファン134を備えない場合と比べて、プロジェクター10の内部へ冷却用の空気CAが充分に供給される。
第1吸気ファン134から第1空間161に送出される空気CAの量が、第2吸気ファン32によってプロジェクター10の内部に吸入される空気CAの量よりも大きいため、第1空間161における気圧は、プロジェクター10の内部の気圧よりも高くなる。これにより、第1空間161の気圧がプロジェクター10の内部の気圧以下である場合と比べて、プロジェクター10の内部を通過する空気CAの流速が大きくなる。
以上により、プロジェクター10の内部を効率よく冷却することができる。したがって、従来よりも冷却効果が向上した投射装置1を提供することができる。
また、第1空間161における気圧は、プロジェクター10の内部の気圧よりも高くなり、さらには、投射装置1の外界の気圧よりも高くなる。すなわち、第1空間161は投射装置1の外界に対して陽圧となる。そのため、第1吸気口120以外の、例えば、収容装置100の隙間などから第1空間161に空気が流入しにくくなる。これによって、投射装置1の外界の塵埃などが第1空間161に侵入しにくくなり、塵埃によるプロジェクター10の内部の光学部品の光学特性の低下や光学部品の劣化を防止することができる。
シャッター147によって第2空間162と第1排気口150との連通が遮断されることから、第1排気口150から第2空間162への空気の逆流が防止される。そのため、投射装置1が稼働していない場合などに、投射装置1の外界の塵埃などが空気と共に流入しにくくなる。したがって、プロジェクター10の内部の光学部品の光学特性の低下や光学部品の劣化を防止することができる。
収容装置100はフィルター132を備えていることから、第1吸気口120からフィルター132を介して、第1空間161に空気CAが取り込まれる。そのため、投射装置1の外界の空気が塵埃などを含んでいても、フィルター132によってそれらが低減される。これにより、プロジェクター10の内部の光学部品の光学特性の低下や光学部品の劣化を防止することができる。また、第1吸気口120から吸引された空気CAが、フィルター132を経てから第1吸気ファン134に至る。そのため、投射装置1の外界の空気が塵埃などを含んでいても、塵埃によって第1吸気ファン134の性能が低下することを抑えられる。
上部筐体110aの開口部を介してプロジェクター10の位置調整を行うことが可能となる。すなわち、投射装置1を設置した状態で、投射装置1(第1筐体110)の外側から、ピッチ調整Pおよびロール調整Rを行うことができる。
収容装置100が第1筐体110に窓部112を備えているため、窓部112を介して、プロジェクター10の投射レンズ30から投射装置1の外界へ光を投射することができる。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
電子機器は、電子機器本体と、電子機器本体を収容する収容装置と、を備える電子機器であって、収容装置は、電子機器本体が配置される内部空間を形成し、内部空間に空気を取り込む第1吸気口、および内部空間から空気を排出する第1排気口を有し、外装を構成する第1筐体と、内部空間において、第1吸気口に連通する第1空間と、第1排気口に連通する第2空間と、を区画する区画部と、第1空間に、第1吸気口からの空気を送出する第1吸気ファンと、を備え、電子機器本体は、内部に空気を取り込む第2吸気口、および内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、外装を構成する第2筐体と、第2吸気口を介して内部に空気を吸入する第2吸気ファンと、を備え、第2吸気口は、第1空間に配置され、第2排気口は、第2空間に配置され、第1吸気ファンが第1空間に送出する空気の量は、第2吸気ファンが第2筐体の内部に吸入する空気の量よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、収容装置に収容される電子機器本体に対する冷却効果を向上させることができる。詳しくは、電子機器本体が配置される内部空間は、区画部によって第1空間と第2空間とに仕切られている。第1空間には、電子機器本体の第2吸気口が配置され、第2空間には、電子機器本体の第2排気口が配置される。そのため、第2吸気口から電子機器本体の内部に取り込まれる空気と、電子機器本体の内部から第2排気口を介して排出された空気と、が混ざりにくくなる。換言すれば、電子機器本体の内部を冷却するために取り込まれる空気に、電子機器本体の内部を冷却して暖まった空気が混入しにくくなる。
収容装置は、第1吸気ファンを備えているため、第1吸気口から第1空間に空気が取り込まれやすくなる。すなわち、第1吸気ファンを備えない場合と比べて、電子機器本体の内部へ冷却用の空気が充分に供給される。
第1吸気ファンから第1空間に送出される空気の量が、第2吸気ファンによって電子機器本体の内部に吸入される空気の量よりも大きいため、第1空間における気圧は、電子機器本体の内部の気圧よりも高くなる。これにより、第1空間の気圧が電子機器本体の内部の気圧以下である場合と比べて、電子機器本体の内部を通過する空気の流速が大きくなる。
以上により、電子機器本体の内部を効率よく冷却することができる。したがって、従来よりも冷却効果が向上した電子機器を提供することができる。
上記の電子機器において、収容装置は、第2空間と第1排気口との間に配置されたシャッターを備え、シャッターは、第2空間の気圧と、第1排気口の外側の気圧と、の圧力差に応じて開閉して、第2空間から第1排気口までの間を連通と遮断との間で切り替えることが好ましい。
この構成によれば、第2空間と第1排気口とが遮断されることから、第1排気口から第2空間への空気の逆流が防止される。そのため、電子機器が稼働していない場合などに、電子機器の外界の塵埃が空気と共に流入しにくくなる。したがって、電子機器本体の内部に塵埃が付着することによる、電子機器本体内の部品の特性の低下や該部品の劣化を防止することができる。
上記の電子機器において、収容装置は、第1吸気口と第1空間との間にフィルターを備えることが好ましい。
この構成によれば、第1吸気口からフィルターを介して、第1空間に空気が取り込まれる。そのため、電子機器の外界の空気が塵埃を含んでいても、フィルターによって塵埃を捕捉することで、第1空間に塵埃を含んだ空気が流入することを防止することができる。これにより、電子機器本体の内部の光学部品の光学特性の低下や光学部品の劣化を防止することができる。
上記の電子機器において、フィルターは、第1吸気口と第1吸気ファンとの間に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、第1吸気口から吸引された空気が、フィルターを経てから第1吸気ファンに至る。そのため、電子機器の外界の空気が塵埃を含んでいても、それらによって第1吸気ファンの性能が低下することが抑えられる。
上記の電子機器において、収容装置は、収容装置に対して、収容する電子機器本体の相対的な位置調整を行う調整機構を備え、調整機構は、ピッチ調整機構およびロール調整機構を含むことが好ましい。
この構成によれば、電子機器を設置した状態で、電子機器の外側から、ピッチ調整およびロール調整を行うことができる。
投射装置は、プロジェクターと、プロジェクターを収容する収容装置と、を備える投射装置であって、収容装置は、プロジェクターが配置される内部空間を形成し、内部空間に空気を取り込む第1吸気口、内部空間から空気を排出する第1排気口、およびプロジェクターから出射された光が通過する窓部を有し、外装を構成する第1筐体と、内部空間において、第1吸気口に連通する第1空間と、第1排気口に連通する第2空間と、を区画する区画部と、第1空間に、第1吸気口からの空気を送出する第1吸気ファンと、を備え、プロジェクターは、光源と、光源から出射された光を変調する光変調装置と、光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置と、内部に空気を取り込む第2吸気口、および内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、外装を構成する第2筐体と、第2吸気口を介して内部に空気を吸入する第2吸気ファンと、を備え、第2吸気口は、第1空間に配置され、第2排気口は、第2空間に配置され、第1吸気ファンが第1空間に送出する空気の量は、第2吸気ファンが第2筐体の内部に吸入する空気の量よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、収容装置に収容されるプロジェクターに対する冷却効果を向上させることができる。詳しくは、プロジェクターが配置される内部空間は、区画部によって第1空間と第2空間とに仕切られている。第1空間には、プロジェクターの第2吸気口が配置され、第2空間には、プロジェクターの第2排気口が配置される。そのため、第2吸気口からプロジェクターの内部に取り込まれる空気と、プロジェクターの内部から第2排気口を介して排出された空気と、が混ざりにくくなる。換言すれば、プロジェクターの内部を冷却するために取り込まれる空気に、プロジェクターの内部を冷却して暖まった空気が混入しにくくなる。
収容装置は、第1吸気ファンを備えているため、第1吸気口から第1空間に空気が取り込まれやすくなる。すなわち、第1吸気ファンを備えない場合と比べて、プロジェクターの内部へ冷却用の空気が充分に供給される。
第1吸気ファンから第1空間に送出される空気の量が、第2吸気ファンによってプロジェクターの内部に吸入される空気の量よりも大きいため、第1空間における気圧は、プロジェクターの内部の気圧よりも高くなる。これにより、第1空間の気圧がプロジェクターの内部の気圧以下である場合と比べて、プロジェクターの内部を通過する空気の流速が大きくなる。
以上により、プロジェクターの内部を効率よく冷却することができる。したがって、従来よりも冷却効果が向上した投射装置を提供することができる。
また、第1空間における気圧は、プロジェクターの内部の気圧よりも高くなり、さらには、投射装置の外界の気圧よりも高くなる。すなわち、第1空間は投射装置の外界に対して陽圧となる。そのため、第1吸気口以外の、例えば、収容装置の隙間などから第1空間に空気が流入しにくくなる。これによって、投射装置の外界の塵埃が第1空間に侵入しにくくなり、塵埃によるプロジェクターの内部の光学部品の光学特性の低下や光学部品の劣化を防止することができる。
さらに、収容装置が第1筐体に窓部を備えているため、該窓部を介して、プロジェクターの投射光学装置から投射装置の外界へ光を投射することができる。
1…投射装置(電子機器)、10…プロジェクター、20…第2筐体、22…第2吸気口、24…第2排気口、30…投射レンズ、32…第2吸気ファン、100…収容装置、110…第1筐体、110a…上部筐体、110b…下部筐体、112…窓部、120…第1吸気口、121…前室、132…フィルター、134…第1吸気ファン、140…区画部、147…シャッター、149…後室、150…第1排気口、161…第1空間、162…第2空間、170…調整機構、173a…ピッチ調整機構、173b…ロール調整機構、201…光源、450R,450G、450B…光変調装置(液晶ライトバルブ)、600…投射光学装置。

Claims (6)

  1. 電子機器本体と、前記電子機器本体を収容する収容装置と、を備える電子機器であって、
    前記収容装置は、
    前記電子機器本体が配置される内部空間を形成し、前記内部空間に空気を取り込む第1吸気口、および前記内部空間から空気を排出する第1排気口を有し、外装を構成する第1筐体と、
    前記内部空間において、前記第1吸気口に連通する第1空間と、前記第1排気口に連通する第2空間と、を区画する区画部と、
    前記第1空間に、前記第1吸気口からの空気を送出する第1吸気ファンと、を備え、
    前記電子機器本体は、
    内部に空気を取り込む第2吸気口、および前記内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、外装を構成する第2筐体と、
    前記第2吸気口を介して前記内部に空気を吸入する第2吸気ファンと、を備え、
    前記第2吸気口は、前記第1空間に配置され、
    前記第2排気口は、前記第2空間に配置され、
    前記第1吸気ファンが前記第1空間に送出する空気の量は、前記第2吸気ファンが前記第2筐体の前記内部に吸入する空気の量よりも大きいことを特徴とする電子機器。
  2. 前記収容装置は、前記第2空間と前記第1排気口との間に配置されたシャッターを備え、
    前記シャッターは、前記第2空間の気圧と、前記第1排気口の外側の気圧と、の圧力差に応じて開閉して、前記第2空間から前記第1排気口までの間を連通と遮断との間で切り替える、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記収容装置は、前記第1吸気口と前記第1空間との間にフィルターを備える、請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記フィルターは、前記第1吸気口と前記第1吸気ファンとの間に配置されている、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記収容装置は、前記収容装置に対して、収容する前記電子機器本体の相対的な位置調整を行う調整機構を備え、
    前記調整機構は、ピッチ調整機構およびロール調整機構を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. プロジェクターと、前記プロジェクターを収容する収容装置と、を備える投射装置であって、
    前記収容装置は、
    前記プロジェクターが配置される内部空間を形成し、前記内部空間に空気を取り込む第1吸気口、前記内部空間から空気を排出する第1排気口、および前記プロジェクターから出射された光が通過する窓部を有し、外装を構成する第1筐体と、
    前記内部空間において、前記第1吸気口に連通する第1空間と、前記第1排気口に連通する第2空間と、を区画する区画部と、
    前記第1空間に、前記第1吸気口からの空気を送出する第1吸気ファンと、を備え、
    前記プロジェクターは、
    光源と、
    前記光源から出射された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置と、
    内部に空気を取り込む第2吸気口、および前記内部の空気を外部へ排出する第2排気口を有し、外装を構成する第2筐体と、
    前記第2吸気口を介して前記内部に空気を吸入する第2吸気ファンと、を備え、
    前記第2吸気口は、前記第1空間に配置され、
    前記第2排気口は、前記第2空間に配置され、
    前記第1吸気ファンが前記第1空間に送出する空気の量は、前記第2吸気ファンが前記第2筐体の前記内部に吸入する空気の量よりも大きいことを特徴とする投射装置。
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