JP2020016381A - 給湯システム - Google Patents

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Naoto Iwasawa
直人 岩澤
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Abstract

【課題】浴室のみに配置された人検知センサの出力を防犯目的にも利用可能な給湯システムを提供する。【解決手段】防犯モードのオン時には、人検知センサ300によって浴室500内に人が検知されると、不審者の侵入が検知されて、ユーザに警告が報知される。防犯モードのオフ時には、人検知センサ300による浴室500内における人の検知は、浴室に関連する制御に用いられる。防犯モードは、防犯モードを指示するユーザ入力と、給湯器10の運転スイッチのオンオフとの組み合わせに基づいて、オン又はオフされる。【選択図】図2

Description

本発明は、給湯システムに関し、より特定的には、浴槽への温水供給機能を有する給湯システムに関する。
浴室内のリモートコントローラ(以下、リモコンとも称する)に人体を検知するセンサを内蔵するシステム構成が公知である。例えば、特開2006−65367号公報(特許文献1)には、浴室及び、浴室に隣接する脱衣室の各々に人体を検知するためのセンサが配置された、浴室の異常検知装置が開示される。特許文献1によれば、脱衣室のセンサが人体を検知する前に浴室のセンサが人体を検知すると、浴室への侵入者を検知して、警報手段により警報が発せられる。
特開2006−65367号公報
特許文献1によれば、浴室及び脱衣室のセンサを、入浴者の入室及び退室の検知に利用するとともに、警報出力の対象となる浴室への侵入者を検知することができる。しかしながら、特許文献1に記載された異常検出装置では、浴室及び脱衣室の両方にセンサの配置が必要となるため、対象となるシステム構成が限られる点が問題となる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、浴室のみに配置された人検知センサの出力を防犯目的にも利用可能な給湯システムを提供することである。
本発明のある局面では、給湯システムは、給湯器と、人検知センサと、入力部と、運転スイッチと、モード制御手段と、制御手段と、異常報知手段とを備える。給湯器は、浴室内の浴槽を含む給湯先に対して温水を供給する。人検知センサは、浴室内に設けられる。入力部は、浴室への侵入者を検知する防犯モードを指示するためのユーザ入力を受け付ける。運転スイッチは、給湯器の作動及び停止を指示する。モード制御手段は、ユーザ入力のオンオフと、運転スイッチのオンオフとの組み合わせに基づいて防犯モードをオン又はオフする。制御手段は、人検知センサによって人体が検知されたときに、防犯モードのオン時には侵入者を検知する一方で、防犯モードのオフ時には浴室に関連する制御において浴室内でのユーザ検知を反映する。異常報知手段は、侵入者を検知すると警告をユーザに報知する。
本発明によれば、ユーザによる防犯モード入力の有無、及び、運転スイッチのオンオフに基づいてオンオフされる防犯モードの導入により、人検知センサの出力を、浴室に関連する通常の制御と、浴室への侵入者の検知との両方に用いることができる。この結果、浴室のみに配置された人検知センサの出力を防犯目的にも利用可能な給湯システムを実現することができる。
本発明の実施の形態に係る給湯システムの構成を説明する概略図である。 図1に示された給湯システムが適用された浴室の概略構成図である。 図2に示された人検知センサによる検知エリアを示す概念図である。 本実施の形態に係る給湯システムにおける防犯モードのオンオフ制御を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る給湯システムにおける人検知センサの出力を用いた制御処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る給湯システムにおける通常制御の第1の例を説明する概念図である。 本実施の形態に係る給湯システムにおける通常制御の第2の例を説明する概念図である。 本実施の形態に係る給湯システムにおける通常制御の第3の例を説明する概念図である。 本実施の形態に係る給湯システムにおける防犯モードのオンオフ制御の変形例を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は原則的に繰返さないものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの構成を説明する概略図である。
図1を参照して、給湯システム5は、給湯器10と、リモートコントローラ100,200とを備える。給湯器10は、ガス等の燃料燃焼式、又は、ヒートポンプ式で構成される。給湯器10からの温水は、浴槽、シャワー、カラン等へ供給することができる。給湯器10には、マイクロコンピュータで構成されたコントローラ15が内蔵される。
給湯システム5に対するユーザ指令は、リモートコントローラ100,200によって入力される。リモートコントローラ100,200は、通信線20及び30によって、給湯器10と接続される。通信線20,30は、代表的には、2心の通信ケーブルによって構成することができる。
リモートコントローラ100は、例えば、台所の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ100を「台所リモコン100」とも称する。台所リモコン100は、給湯システム5の運転をオンオフするための運転スイッチ102と、操作スイッチ103と、表示部105とを含む。運転スイッチ102及び操作スイッチ103は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部105は、代表的には、液晶パネルによって構成することができる。操作スイッチ103の一部又は全部は、タッチパネル上に形成されるソフトスイッチによって構成されてもよい。
リモートコントローラ200は、浴室の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ200を「浴室リモコン200」とも称する。浴室リモコン200は、運転スイッチ202と、操作スイッチ203,204と、表示部205とを有する。運転スイッチ202及び操作スイッチ203,204は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部205は、例えば、蛍光表示管によって構成することができる。
運転スイッチ102,202の操作によって、給湯器10の作動及び停止が指示される。コントローラ15は、運転スイッチのオン時には、図示しないカラン又はシャワーの開栓、及び、浴槽への給湯経路の開放に応じて、温水を供給する。
更に、コントローラ15は、台所リモコン100及び浴室リモコン200における表示部105,205の表示内容を制御することによって、ユーザに情報を報知することができる。或いは、運転スイッチ102,202及び操作スイッチ103,203,204の少なくとも一部に設けられたLED(Light Emitting Diode)の点灯及び消灯の制御によって、ユーザに情報を報知することも可能である。又は、台所リモコン100及び浴室リモコン200に内蔵された図示しないスピーカによって、ユーザに情報を報知することも可能である。
台所リモコン100及び浴室リモコン200は、図示しない通信アダプタを内蔵することにより、無線LANルータ600を介して、通信網(代表的には、インターネット)及び通信端末との通信接続が可能となる。例えば、インターネット700と通信接続が確立された無線LANルータ600を「中継器」として、台所リモコン100及び浴室リモコン200は、インターネット700と接続されたサーバ800との間での通信接続が可能となる。これにより、サーバ800経由で給湯器10の遠隔操作及び遠隔監視が可能となる。
例えば、サーバ800と通信接続される、通信端末400(代表的には、スマートフォン)に所定のアプリケーションソフトをダウンロードすることによって、通信端末400からの給湯器10の遠隔操作及び遠隔監視が可能となる。尚、通信端末400については、インターネット700に対して4G通信等で接続された通信端末400bと、無線LANルータ600と無線LAN接続された通信端末400aとの両方から、給湯器10の遠隔操作及び遠隔監視を実行することができる。
一例として、通信端末400a,400bからは、上記通信接続を用いて、給湯器10の運転スイッチのオンオフを伴う遠隔操作(例えば、風呂のお湯張り運転オン)が可能である。或いは、反対に、通信端末400a,400bのディスプレイ画面及びスピーカを用いて、コントローラ15からの出力に基づく情報を、サーバ800からユーザに対して報知することも可能である。
次に、浴室に関連した構成を詳細に説明する。
図2は、図1に示された給湯システムが適用された浴室の概略構成図である。
図2を参照して、浴室500には、浴槽510及び浴室リモコン200に加えて、浴室500内の人の存在を検知するための人検知センサ300が配置される。浴槽510には、給湯器10からの温水が、配管40を経由して供給される。人検知センサ300は、例えば、浴室リモコン200の筐体(図示せず)に内蔵される。
更に、浴槽510には、浴槽水位を検出する水位センサ520が備えられる。例えば、水位センサ520は、浴槽510への給湯経路内に配置された、圧力センサによって構成される。
図3は、人検知センサによる検知エリアを示す概念図である。
図3(a)には、図2に示された浴室500の上面図が示され、図3(b)には、浴室500内での浴槽510の正面図が示される。
浴室リモコン200に内蔵された人検知センサ300の検知エリアを規定する視野角について、図3(a)に示されるように左右に60度ずつ程度、図3(b)に示されるように、上側に30度、かつ、下側に15度程度確保することによって、人の浴室500への入室、及び、人の浴槽510への入浴を検知することが可能である。従って、人検知センサ300の出力に基づいて、後述するような、浴室に関連する制御を実行することが可能である。
更に、図2及び図3から理解される通り、浴室500に設けられた窓550から人(不審者)が浴室500内へ侵入する経路も、人検知センサ300の検知エリアに含まれる。即ち、かかる侵入者についても、人検知センサ300の出力に基づいて検知することが可能である。
このように、人検知センサ300の出力は、浴室に関連する通常の制御と、浴室500への侵入者の検知との両方に用いることができる。本実施の形態に従う給湯システムでは、浴室500内のみに配置された人検知センサ300の出力を有効に活用するために、以下に説明する防犯モードを新たに設ける。
図4は、本実施の形態に係る給湯システムにおける防犯モードのオンオフ制御を説明するフローチャートである。図4に示される制御処理は、コントローラ15によって繰り返し実行される。
図4を参照して、コントローラ15は、ステップ(以下、単に「S」とも表記する)110により、防犯モードを指示するユーザ入力の有無を判定する。当該ユーザ入力は、台所リモコン100及び浴室リモコン200の各々において、操作スイッチ103,203,204に対する予め定められた手順の操作によってオン又はオフすることが可能である。或いは、所定のアプリケーションを起動して通信端末400からの遠隔操作によって、防犯モードを指示するユーザ入力をオンオフすることも可能である。即ち、台所リモコン100及び浴室リモコン200の操作スイッチ103,203,204、並びに、通信端末400は「入力部」の一実施例に対応する。
コントローラ15は、防犯モードを指示するユーザ入力が無いとき(以下、単に「防犯モード入力のオフ」とも称する)には、S110をNO判定として、S140へ処理を進める。S140では、防犯モードはオフされる。
一方で、コントローラ15は、防犯モードを指示するユーザ入力が有るとき(以下、単に「防犯モード入力のオン」とも称する)には、S110をYES判定として、S120へ処理を進める。S120では、現時点における給湯器10の運転スイッチのオンオフが確認される。
コントローラ15は、運転スイッチのオフ時(S120のYES判定時)には、S130に処理を進めて、防犯モードをオンする。これに対して、運転スイッチのオン時には(S120のNO判定時)、S140により、防犯モードはオフされる。
これにより、各時点において、防犯モード入力のオンオフ及び運転スイッチのオンオフの組み合わせに基づいて防犯モードはオン又はオフされる。具体的には、防犯モードは、防犯モード入力のオン状態において、給湯器10の運転スイッチのオフ期間にオンされる。特に、運転スイッチのオン時には、防犯モード入力がオンであっても、防犯モードがオフされることが理解される。即ち、コントローラ15による図4に従った制御処理によって、防犯モードのオンオフを制御する「モード制御手段」の機能が実現される。
図5は、本実施の形態に係る給湯システムにおける人検知センサの出力を用いた制御処理を説明するフローチャートである。図5に示される制御処理は、図4に示された制御処理とは別個にコントローラ15によって繰り返し実行される。
図5を参照して、コントローラ15は、S210により、人検知センサ300の出力に基づき、浴室500内における人の検知の有無を判定する。コントローラ15は、浴室500内に人が検知されている場合には(S210のYES判定時)には、S220により、図4の制御処理によって決定される現時点での防犯モードのオンオフを確認する。
コントローラ15は、防犯モードのオン時に浴室500内に人が検知されると(S220のYES判定時)、S230により、ユーザに警告を報知する。例えば、当該警告は、浴室500への不審者の侵入が推定されることを報知する視覚的及び聴覚的なメッセージ出力によって報知することができる。当該メッセージの出力先は、コントローラ15と通信線20,30によって通信接続された台所リモコン100及び浴室リモコン200に加えて、無線LANルータ600を経由してコントローラ15と通信接続された通信端末400a,400bを含むことが可能である。これにより、台所リモコン100及び浴室リモコン200から離れた位置のユーザ、特に、外出中のユーザに対しても、防犯に関する警告を報知することができる。即ち、コントローラ15がS230の処理を実行することによって、「異常報知手段」の機能が実現される。
これに対して、コントローラ15は、防犯モードのオフ時に浴室500内に人が検知されると(S220のNO判定時)、S240により、当該検知を、浴室に関連する通常の制御(以下、単に「通常制御」とも称する)に用いる。
例えば、S240では、浴室500への入室、又は、入室後の浴槽510への入浴が検出されると、台所リモコン100の操作スイッチ103のLEDの点灯、及び/又は、音声メッセージの出力によって、入室及び入浴状況をモニタする「見まもり制御」を実現することができる。この場合には、入室検知時及び入力検知時の間では、異なる部位の点灯又は異なる音声メッセージを出力することで、両者を区別してユーザに報知することも可能である。
或いは、通信端末400のディスプレイ画面を用いて同様の見まもり制御を実現することも可能である。
図6には、本実施の形態に係る給湯システムにおける通常制御の第1の例である見まもり制御での通信端末400における表示画面例を説明する概念図である。
図6(a)には、給湯器10の運転スイッチがオンされ、かつ、浴槽510内の湯温が自動制御される風呂自動モードがオンされている場合において、浴室500への入室が検知されていないときの通信端末400の画面例が示される。
図6(a)の画面表示状態から、人検知センサ300によって浴室500内に人の存在が検知されると、入室が検知されて、図6(b)の画面が通信端末400に表示される。図6(b)の画面表示により「第1の情報報知手段」の機能が実現される。
更に、図6(b)の画面表示状態から、人の存在が検知されるとともに、水位センサ520(図2)によって浴槽510内の水位上昇が検知されると、入浴が検知されて、図6(c)の画面が通信端末400に表示される。図6(b)から図6(c)への画面切替の際には、浴室リモコン100等へのユーザ指令による、浴槽510への湯の補給運転(いわゆる、足し湯運転)の実行中ではないことを条件に加えることが好ましい。図6(c)の画面表示により「第2の情報報知手段」の機能が実現される。
更に、図6(c)の画面表示状態、即ち、入浴が検知された状態が、予め定められた時間X(分)を超えて連続する場合には、通信端末400を用いて、ユーザに対して状況確認を促すアラームを報知することが可能である。
又、図6(c)の画面表示状態から、水位センサ520によって浴槽510内の水位低下が検知されると、人検知センサ300によって浴室500内に人の存在が検知されている間、図6(b)の画面が表示される。更に、図6(b)の画面表示状態から、人検知センサ300によって人の存在が検知されなくなると、再び、図6(a)の画面が通信端末400に表示される。
図6(a)〜図6(c)の画面表示切替、及び、X(分)経過に伴うアラーム報知は、コントローラ15によって制御される。従って、コントローラ15からの制御指示が、サーバ800を経由して、アプリケーションソフトを起動中の通信端末400へ伝送されることによって、上述の画面表示切替及びアラーム報知が通信端末400で実行される。
このように、防犯モードのオフ時には、人検知センサ300の出力を用いて、浴室500での入室及び入浴の検出結果をユーザに報知する見まもり制御を、通常制御の一例として実行することができる。尚、図6の例は、通信端末400としてはスマートフォンを主に想定しているが、スマートフォン以外の通信端末400にも、入室検知及び入浴検知に応じて同様の画面表示を行うことができる。更に、図1に示した、給湯器10(コントローラ15)及びサーバ800間の通信経路に接続されていれば、通信端末400に限らず、任意の端末において、同様の見まもり制御のための画面表示を行うことができる。
図7には、本実施の形態に係る給湯システムにおける通常制御の第2の例を説明する図表が示される。
図7を参照して、浴槽510内の湯温を、いわゆる追焚運転によって自動制御可能な給湯システム5では、人検知センサ300の出力を用いて、ヒートショックを和らげるための湯温制御である、「ゆるやか浴制御」を実行することが可能である。
図7を参照して、浴槽510へのお湯張り運転時における、給湯器10からの給湯温度は、風呂目標温度Tbに従って制御される。更に、お湯張り終了後に、浴槽510内の湯温が、風呂目標温度TbからY(℃)を超えて低下すると、追焚運転の開始によって、湯温が自動制御される。
ユーザによって「ゆるやか浴」がオフされている場合には、風呂目標温度Tbは、台所リモコン100又は浴室リモコン200に対してユーザが入力した風呂設定温度Tinと同じ値に設定される。
これに対して、「ゆるやか浴」のオン時には、人検知センサ300の出力と、水位センサ520の出力とを用いた入浴検知のオンオフに応じて、風呂目標温度Tbが切替えられる。具体的には、入浴検知オフ時には、風呂目標温度Tinは、風呂設定温度TinよりもΔT(℃)低い値に設定されており、入浴検知後に、風呂目標温度Tbが、ユーザによる風呂設定温度Tinまで上昇される。
この結果、「ゆるやか浴」のオン時には、ユーザの入浴開始時点では、湯温が風呂設定温度Tinよりも低いのでヒートショックを和らげることが可能であり、かつ、入浴検知後には、風呂目標温度Tbの上昇に伴う追焚運転によって、風呂設定温度Tinまで湯温を上昇することができる。
このように、防犯モードのオフ時には、人検知センサ300の出力を用いて、上述の「ゆるやか浴」を実現するための湯温制御を、通常制御の一例として実行することができる。
図8には、本実施の形態に係る給湯システムにおける通常制御の第3の例を説明する図表が示される。
図8を参照して、給湯器10内に出湯量を制限するための流量調整弁(図示せず)を配置すると、コントローラ15による当該流量調整弁の開度制御により、給湯システム5において、給湯器10からの給湯流量の上限を設定する「湯セーブモード」をユーザ入力に応じて適用する制御を実行することが可能である。
図8を参照して、ユーザによって「湯セーブモード」がオフされている場合には、給湯上限流量の定量値は特に設定されない。一方で、「湯セーブモード」のオン時には、人検知センサ300による人検知の有無(オン/オフ)に応じて、給湯流量上限が切替えられる。例えば、人検知のオフ時には、給湯流量上限がQmaxに設定されて、流量センサ(図示せず)による流量検出値がQmaxを超えないように、上記流量調整弁の開度が必要に応じて制御される。
これに対して、人検知センサ300によって人が検知されると(人検知オン)、給湯流量上限がQmax+Qαに上昇される。これにより、湯セーブモードによる全体的な湯量の節約とともに、ユーザが浴室500でシャワーを使用する際の快適性の低下を抑制することが可能となる。
このように、防犯モードのオフ時には、人検知センサ300の出力を用いて、上述の「湯セーブモード」の円滑な運用を実現するための流量制限制御を、通常制御の一例として実行することができる。即ち、コントローラ15が、人検知センサ300の出力を用いて図6〜図8で説明した制御を実行することによって「制御手段」の機能が実現される。
以上説明したように、本実施の形態に係る給湯システムによれば、ユーザによる防犯モード入力の有無、及び、運転スイッチのオンオフに基づいてオンオフされる防犯モードの導入により、人検知センサ300の出力を、浴室に関連する通常の制御と、浴室500への侵入者(不審者)の検知の両方に用いることができる。即ち、浴室500のみに配置された人検知センサ300の出力を、通常制御に加えて、防犯目的にも利用することが可能になる。この際に、運転スイッチのオンオフを組み合わせることで、ユーザによる防犯モードの頻繁なオンオフを不要とすることができる。特に、防犯モード入力がオンであっても、運転スイッチのオン時には防犯モードがオフされるため、入浴の都度、ユーザが防犯モード入力をオフしなくても、入浴時における人検知センサ300の出力によって侵入者が誤報知されることを防止できる。
ここで、図1で説明したように、本実施の形態に係る給湯システム5では、留守時にも、宅外から通信端末400bによって運転スイッチをオンすることが可能である。従って、運転スイッチのオン期間の一部については、防犯モードをオンすることが好ましい場面も想定される。
図9には、本実施の形態に係る給湯システムにおける防犯モードのオンオフ制御の変形例を説明するフローチャートが示される。
図9を図4と比較して、防犯モードのオンオフ制御の変形例では、コントローラ15は、図4に示したS110,S120,S130,S140に加えて、S125,S127の処理を更に実行する。
コントローラ15は、運転スイッチのオン期間(S120のNO判定時)には、S215により、当該運転スイッチのオン期間が、宅外からのオン操作によって開始されたものであるか否かを判定する。
運転スイッチは、上述のように、台所リモコン100及び浴室リモコン200の運転スイッチ102,202の操作、並びに、無線LANルータ600と通信接続された通信端末400a、及び、インターネット700と接続された通信端末400bからの遠隔操作によってオンオフすることが可能である。コントローラ15は、運転スイッチ102,202の操作による運転スイッチオンであることを、台所リモコン100及び浴室リモコン200からの受信信号によって判定できる。
一方で、遠隔操作は、所定のアプリケーションソフトを起動した通信端末400a又は400bがサーバ800に通信接続することで可能となる。従って、当該アプリケーションソフトを起動して通信接続する際に、アクセスポイントが、初期設定時に認識された無線LANルータ600、及び、インターネット700(一般のインターネット回線)のいずれであるかを判別することによって、通信端末400b(宅外)による運転スイッチオン、及び、通信端末400a(宅内)による運転スイッチオンのいずれであるかの情報を、コントローラ15へ入力することが可能である。
従って、コントローラ15は、通信端末400bからの遠隔操作による運転スイッチオンである場合には、宅外からの運転スイッチオンであると判定して、S125をYES判定とする。一方で、コントローラ15は、通信端末400aからの遠隔操作、又は、台所リモコン100及び浴室リモコン200の運転スイッチ102,202の操作による運転スイッチオンである場合には、宅内からの運転スイッチオンであると判定して、S125をNO判定とする。
コントローラ15は、宅内からの運転スイッチオンによる運転スイッチオン期間では(S125のNO判定時)、S140に処理を進めて防犯モードをオフする。一方で、コントローラ15は、宅外からの運転スイッチオンによる運転スイッチオン期間では(S125のYES判定時)、S130に処理を進めることで、防犯モードをオンすることができる。これにより、ユーザが防犯モード入力をオンしている場合に、留守中に宅外からの遠隔操作によって運転スイッチがオンされたときには、防犯モードをオンすることができる。これにより、留守時の防犯を図ることができる。
コントローラ15は、S125のYES判定時には、S127を更に実行することができる。S127では、宅外からの遠隔操作によって運転スイッチがオンされた場合に、現在、宅内に通信端末400aの接続が無いか否か、具体的には、無線LANルータ600と接続された通信端末400aが存在するか否かが確認される。宅内に通信接続された通信端末400aが存在する場合には(S127のNO判定時)、ユーザが帰宅したことが推定されるので、S140に処理が進められて防犯モードがオフされる。即ち、宅外からの遠隔操作による運転スイッチのオン後、宅内に通信接続された通信端末400aが存在しない間(S127のYES判定時)は、S130により、防犯モードがオンされる。
図9に従って防犯モードのオンオフを制御することにより、宅外からの遠隔操作による運転スイッチのオンに対応させて防犯機能を高めることが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 給湯システム、10 給湯器、15 コントローラ、20,30 通信線、40 配管、100 リモートコントローラ(台所リモコン)、102,202 運転スイッチ、103,203,204 操作スイッチ、105,205 表示部、200 リモートコントローラ(浴室リモコン)、300 人検知センサ、400 通信端末、400a 通信端末(宅内)、400b 通信端末(宅外)、500 浴室、510 浴槽、520 水位センサ、550 窓、600 ルータ、700 インターネット、800 サーバ。

Claims (7)

  1. 浴室内の浴槽を含む給湯先に対して温水を供給するための給湯器と、
    前記浴室内に設けられた人検知センサと、
    前記浴室への侵入者を検知する防犯モードを指示するためのユーザ入力を受け付けるための入力部と、
    前記給湯器の作動及び停止を指示する運転スイッチと、
    前記ユーザ入力のオンオフと、前記運転スイッチのオンオフとの組み合わせに基づいて前記防犯モードをオン又はオフするモード制御手段と、
    前記人検知センサによって人体が検知されたときに、前記防犯モードのオン時には前記侵入者を検知する一方で、前記防犯モードのオフ時には前記浴室に関連する制御において前記浴室内でのユーザ検知を反映する制御手段と、
    前記侵入者を検知すると警告をユーザに報知するための異常報知手段とを備える、給湯システム。
  2. 前記モード制御手段は、前記ユーザ入力のオン状態において、前記運転スイッチのオフ期間に前記防犯モードをオンする、請求項1記載の給湯システム。
  3. 前記給湯システムは、無線通信による中継器との通信接続によって、通信網と通信接続可能に構成され、
    前記異常報知手段は、前記通信網又は前記中継器と通信接続された通信端末によって、前記警告をユーザに対して報知する、請求項1又は2に記載の給湯システム。
  4. 前記給湯システムは、前記通信端末からのユーザ操作によって前記運転スイッチのオンオフ操作が可能であり、
    前記モード制御手段は、前記ユーザ入力のオン状態において、前記通信網に接続された前記通信端末からの前記ユーザ操作による前記運転スイッチのオン期間に前記防犯モードをオンする、請求項3記載の給湯システム。
  5. 前記モード制御手段は、前記防犯モードのオン期間のうちの前記運転スイッチのオン期間において、前記中継器に接続中の前記通信端末が検出されると、前記防犯モードをオフする、請求項4記載の給湯システム。
  6. 前記制御手段は、
    防犯モードのオフ時において前記人検知センサが前記人体を検出すると入浴者の入室検知情報を前記ユーザに報知する第1の情報報知手段を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給湯システム。
  7. 前記浴室内に配置された浴槽の水位センサをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記防犯モードのオフ時において前記人検知センサによる前記人体の検知後に、前記水位センサの出力に基づいて前記入浴者の前記浴槽への入浴検知情報を前記ユーザに報知する第2の情報報知手段をさらに含む、請求項6記載の給湯システム。
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