JP2020016045A - 機械式立体駐車装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時利用者が利用する場合の安全性を確保して、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる機械式立体駐車装置の制御方法を提供すること。【解決手段】本発明の機械式立体駐車装置1の制御方法は、パレット11と、パレット移動手段12と、ゲート13と、ゲート移動手段14と、監視・誘導カメラ20と、制御手段30と、を備え、所定期間の契約で利用できる契約利用者と時間制で利用できる一時利用者とを利用者とし、入出庫選択ステップと、駐車可能判断ステップと、一時利用承諾ステップと、パレット移動ステップと、入庫待機ステップと、ゲート閉入力ステップと、入庫完了ステップとを有し、一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われると、映像データをコントロールセンター2で表示させることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、車両を積載するパレットを昇降動作させる機械式立体駐車装置の制御方法に関する。
車両を積載するパレットと、パレットを昇降動作させるパレット移動手段と、車両の出入り口に配置されるゲートと、ゲートの開閉を行うゲート移動手段とを備えた機械式立体駐車装置は、安全性の観点から、所定期間の契約で利用できる契約利用者を利用者としており、時間制で利用できる一時利用者を対象としていない。
特許文献1は、利用者の誤操作による意図しない事故の発生を未然に防ぐとともに、利用停止時間の増加を防ぐ多段式駐車場監視システムを提案している。
特許文献1では、多段式駐車場装置の操作盤を使用する利用者の映像情報を取得して監視する監視端末装置を備えている。
特許文献2は、入出庫扉に対する操作忘れが生じても、より早期にエラーを解消して次の利用者による入出庫操作が可能とする機械式駐車装置の扉操作忘れ報知装置を提案している。
特許文献2における扉操作忘れ報知装置は、利用者が閲覧可能な予め定められた利用者情報端末と通信を行う通信部と、入出庫扉の開閉を必要としてから開閉操作が所定時間以上行われない場合、開閉操作をするべき利用者の利用者情報端末に対して通信部を介して開閉操作の実行を促す警告情報を報知する警告発報部とを備えている。
特開2017−66778号公報 特開2016−102345号公報
特許文献1では利用者の映像情報を取得して監視する監視端末装置を開示し、特許文献2では入出庫扉の開閉を必要としてから開閉操作が所定時間以上行われない場合の対応について開示しているが、契約利用者と一時利用者とを利用者として想定した機械式立体駐車装置の制御方法ではない。
本発明は、一時利用者が利用する場合の安全性を確保して、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる機械式立体駐車装置の制御方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の機械式立体駐車装置1の制御方法は、車両を積載するパレット11と、前記パレット11を昇降動作させるパレット移動手段12と、前記車両の出入り口に配置されるゲート13と、前記ゲート13の開閉を行うゲート移動手段14と、前記ゲート13の内方又は前方を撮影する監視・誘導カメラ20と、前記パレット移動手段12及び前記ゲート移動手段14を動作させるとともに前記監視・誘導カメラ20での映像データをコントロールセンター2に送信する制御手段30と、を備え、所定期間の契約で利用できる契約利用者と時間制で利用できる一時利用者とを利用者とする機械式立体駐車装置1の制御方法であって、前記制御手段30又はサーバー3が、前記利用者に入庫又は出庫の選択を促す入出庫選択ステップと、前記入出庫選択ステップで前記入庫が選択され、前記利用者が前記一時利用者であれば、空パレットの有無を判断する駐車可能判断ステップと、前記駐車可能判断ステップで前記空パレットの有が判断されると、前記一時利用者に確認事項を表示して承諾の入力を促す一時利用承諾ステップと、前記一時利用承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記入庫が選択されると、前記パレット移動手段12を動作させて前記車両を積載できる前記パレット11を乗降領域に移動させるパレット移動ステップと、前記パレット移動ステップで前記パレット11を移動させた後に、前記ゲート移動手段14を動作させて前記ゲート13を開状態とする入庫待機ステップと、前記入庫待機ステップの後で、前記車両が入庫されると、前記利用者に前記ゲート13を閉動作することを促すゲート閉入力ステップと、前記ゲート閉入力ステップで前記利用者による入力が行われると、前記ゲート移動手段14を動作させて前記ゲート13を閉状態とする入庫完了ステップとを有し、前記一時利用承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われると、前記映像データを前記コントロールセンター2で表示させることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記入庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンター2での前記映像データの表示を終了させることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合で、前記映像データが前記コントロールセンター2で表示されていない場合には、前記映像データを前記コントロールセンター2で表示させることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合には、前記コントロールセンター2からの指示データを受信し、無人確認センサー50によって前記ゲート13の前記内方における無人が確認されると、前記ゲート移動手段14を動作させて前記ゲート13を前記閉状態とする強制入庫完了ステップを有することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記強制入庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンター2での前記映像データの表示を終了させることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記パレット移動ステップでは、前記一時利用承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記入庫が選択されると、前記パレット11を移動する前に、前記利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップを更に有し、前記間口確認ステップにおける前記入力が行われ、無人確認センサー50によって前記ゲート13の前記内方における無人が確認されると、前記パレット11を前記乗降領域に移動させることを特徴とする。
請求項7記載の本発明の機械式立体駐車装置1の制御方法は、車両を積載するパレット11と、前記パレット11を昇降動作させるパレット移動手段12と、前記車両の出入り口に配置されるゲート13と、前記ゲート13の開閉を行うゲート移動手段14と、前記ゲート13の内方又は前方を撮影する監視・誘導カメラ20と、前記パレット移動手段12及び前記ゲート移動手段14を動作させるとともに前記監視・誘導カメラ20での映像データをコントロールセンター2に送信する制御手段30と、を備え、所定期間の契約で利用できる契約利用者と時間制で利用できる一時利用者とを利用者とする機械式立体駐車装置1の制御方法であって、前記制御手段30又はサーバー3が、前記利用者に入庫又は出庫の選択を促す入出庫選択ステップと、前記入出庫選択ステップで前記出庫が選択され、前記利用者が前記一時利用者であれば、駐車料金を算出する駐車料金算出ステップと、前記駐車料金算出ステップで算出した前記駐車料金を表示し、前記一時利用者に承諾の入力を促す一時利用料金承諾ステップと、前記一時利用料金承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記出庫が選択されると、前記パレット移動手段12を動作させて前記車両を積載できる前記パレット11を乗降領域に移動させるパレット移動ステップと、前記パレット移動ステップで前記パレット11を移動させた後に、前記ゲート移動手段14を動作させて前記ゲート13を開状態とする出庫待機ステップと、前記出庫待機ステップの後で、前記車両が出庫されると、前記利用者に前記ゲート13を閉動作することを促すゲート閉入力ステップと、前記ゲート閉入力ステップで前記利用者による入力が行われると、前記ゲート移動手段14を動作させて前記ゲート13を閉状態とする出庫完了ステップとを有し、前記一時利用料金承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われると、前記映像データを前記コントロールセンター2で表示させることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記出庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンター2での前記映像データの表示を終了させることを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項7又は請求項8に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合で、前記映像データが前記コントロールセンター2で表示されていない場合には、前記映像データを前記コントロールセンター2で表示させることを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合には、前記コントロールセンター2からの指示データを受信し、無人確認センサー50によって前記ゲート13の前記内方における無人が確認されると、前記ゲート移動手段14を動作させて前記ゲート13を前記閉状態とする強制出庫完了ステップを有することを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項10に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記制御手段30又は前記サーバー3が、前記強制出庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンター2での前記映像データの表示を終了させることを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項7に記載の機械式立体駐車装置1の制御方法において、前記パレット移動ステップでは、前記一時利用料金承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記出庫が選択されると、前記パレット11を移動する前に、前記利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップを更に有し、前記間口確認ステップにおける前記入力が行われ、無人確認センサー50によって前記ゲート13の前記内方における無人が確認されると、前記パレット11を前記乗降領域に移動させることを特徴とする。
本発明によれば、一時利用者が利用する場合には映像データをコントロールセンターで表示させることで安全性を確保できるため、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる。
本発明の一実施例における機械式立体駐車装置の制御方法を実現するための機能実現手段を示すブロック図 入庫における同機械式立体駐車装置の制御方法を示すフローチャート 入庫における同機械式立体駐車装置の制御方法を示すフローチャート 出庫における同機械式立体駐車装置の制御方法を示すフローチャート 出庫における同機械式立体駐車装置の制御方法を示すフローチャート
本発明の第1の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法は、制御手段又はサーバーが、利用者に入庫又は出庫の選択を促す入出庫選択ステップと、入出庫選択ステップで入庫が選択され、利用者が一時利用者であれば、空パレットの有無を判断する駐車可能判断ステップと、駐車可能判断ステップで空パレットの有が判断されると、一時利用者に確認事項を表示して承諾の入力を促す一時利用承諾ステップと、一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われ、又は入出庫選択ステップで契約利用者による入庫が選択されると、パレット移動手段を動作させて車両を積載できるパレットを乗降領域に移動させるパレット移動ステップと、パレット移動ステップでパレットを移動させた後に、ゲート移動手段を動作させてゲートを開状態とする入庫待機ステップと、入庫待機ステップの後で、車両が入庫されると、利用者にゲートを閉動作することを促すゲート閉入力ステップと、ゲート閉入力ステップで利用者による入力が行われると、ゲート移動手段を動作させてゲートを閉状態とする入庫完了ステップとを有し、一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われると、映像データをコントロールセンターで表示させるものである。本実施の形態によれば、一時利用者が利用する場合には映像データをコントロールセンターで表示させることで安全性を確保できるため、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、入庫完了ステップにおいて、コントロールセンターでの映像データの表示を終了させるものである。本実施の形態によれば、入庫完了によって映像データの表示を終了させることでコントロールセンターでの監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置をコントロールセンターで監視する場合に効果が高い。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、ゲート閉入力ステップにおいて、利用者による入力が所定時間行われない場合で、映像データがコントロールセンターで表示されていない場合には、映像データをコントロールセンターで表示させるものである。本実施の形態によれば、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンターで監視を開始することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、ゲート閉入力ステップにおいて、利用者による入力が所定時間行われない場合には、コントロールセンターからの指示データを受信し、無人確認センサーによってゲートの内方における無人が確認されると、ゲート移動手段を動作させてゲートを閉状態とする強制入庫完了ステップを有するものである。本実施の形態によれば、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンターでの監視の下でゲートを閉状態とすることで、安全な状態に復帰でき、機械式立体駐車装置の利用を継続できる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、強制入庫完了ステップにおいて、コントロールセンターでの映像データの表示を終了させるものである。本実施の形態によれば、強制入庫完了によって映像データの表示を終了させることでコントロールセンターでの監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置をコントロールセンターで監視する場合に効果が高い。
本発明の第6の実施の形態は、第1の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、パレット移動ステップでは、一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われ、又は入出庫選択ステップで契約利用者による入庫が選択されると、パレットを移動する前に、利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップを更に有し、間口確認ステップにおける入力が行われ、無人確認センサーによってゲートの内方における無人が確認されると、パレットを乗降領域に移動させるものである。本実施の形態によれば、パレット移動に伴う危険を回避でき、安全性を担保することができる。
本発明の第7の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法は、制御手段又はサーバーが、利用者に入庫又は出庫の選択を促す入出庫選択ステップと、入出庫選択ステップで出庫が選択され、利用者が一時利用者であれば、駐車料金を算出する駐車料金算出ステップと、駐車料金算出ステップで算出した駐車料金を表示し、一時利用者に承諾の入力を促す一時利用料金承諾ステップと、一時利用料金承諾ステップで一時利用者による入力が行われ、又は入出庫選択ステップで契約利用者による出庫が選択されると、パレット移動手段を動作させて車両を積載できるパレットを乗降領域に移動させるパレット移動ステップと、パレット移動ステップでパレットを移動させた後に、ゲート移動手段を動作させてゲートを開状態とする出庫待機ステップと、出庫待機ステップの後で、車両が出庫されると、利用者にゲートを閉動作することを促すゲート閉入力ステップと、ゲート閉入力ステップで利用者による入力が行われると、ゲート移動手段を動作させてゲートを閉状態とする出庫完了ステップとを有し、一時利用料金承諾ステップで一時利用者による入力が行われると、映像データをコントロールセンターで表示させるものである。本実施の形態によれば、一時利用者が利用する場合には映像データをコントロールセンターで表示させることで安全性を確保できるため、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、出庫完了ステップにおいて、コントロールセンターでの映像データの表示を終了させるものである。本実施の形態によれば、出庫完了によって映像データの表示を終了させることでコントロールセンターでの監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置をコントロールセンターで監視する場合に効果が高い。
本発明の第9の実施の形態は、第7又は第8の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、ゲート閉入力ステップにおいて、利用者による入力が所定時間行われない場合で、映像データがコントロールセンターで表示されていない場合には、映像データをコントロールセンターで表示させるものである。本実施の形態によれば、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンターで監視を開始することができる。
本発明の第10の実施の形態は、第7から第9のいずれかの実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、ゲート閉入力ステップにおいて、利用者による入力が所定時間行われない場合には、コントロールセンターからの指示データを受信し、無人確認センサーによってゲートの内方における無人が確認されると、ゲート移動手段を動作させてゲートを閉状態とする強制出庫完了ステップを有するものである。本実施の形態によれば、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンターでの監視の下でゲートを閉状態とすることで、安全な状態に復帰でき、機械式立体駐車装置の利用を継続できる。
本発明の第11の実施の形態は、第10の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、制御手段又はサーバーが、強制出庫完了ステップにおいて、コントロールセンターでの映像データの表示を終了させるものである。本実施の形態によれば、強制出庫完了によって映像データの表示を終了させることでコントロールセンターでの監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置をコントロールセンターで監視する場合に効果が高い。
本発明の第12の実施の形態は、第7の実施の形態による機械式立体駐車装置の制御方法において、パレット移動ステップでは、一時利用料金承諾ステップで一時利用者による入力が行われ、又は入出庫選択ステップで契約利用者による出庫が選択されると、パレットを移動する前に、利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップを更に有し、間口確認ステップにおける入力が行われ、無人確認センサーによってゲートの内方における無人が確認されると、パレットを乗降領域に移動させるものである。本実施の形態によれば、パレット移動に伴う危険を回避でき、安全性を担保することができる。
以下に、本発明の機械式立体駐車装置の制御方法の一実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例における機械式立体駐車装置の制御方法を実現するための機能実現手段を示すブロック図である。
本実施例による機械式立体駐車装置1は、車両を積載するパレット11と、パレット11を昇降動作させるパレット移動手段12と、車両の出入り口に配置されるゲート13と、ゲート13の開閉を行うゲート移動手段14と、ゲート13の内方又は前方を撮影する監視・誘導カメラ20と、パレット移動手段12及びゲート移動手段14を動作させるとともに監視・誘導カメラ20での映像データをコントロールセンター2に送信する制御手段30と、車両を検知する車両検知センサー40と、人の存在を確認する無人確認センサー50と、外部からの侵入を検知する侵入検知センサー60と、操作盤70とを備えている。
監視・誘導カメラ20として、ゲート13の前方を撮影するゲート前方用監視・誘導カメラ21と、ゲート13の内方を撮影するゲート内方用監視・誘導カメラ22とを備えている。ゲート前方用監視・誘導カメラ21は、操作盤70を操作する利用者を、操作盤70とともに撮影できることが好ましい。ゲート内方用監視・誘導カメラ22は、複数台によって異なる角度から乗降領域を撮影できることが好ましく、ゲート13側と反ゲート13側に設置することが好ましい。
制御手段30は、パレット移動手段12やゲート移動手段14を動作させる動作指示部31、車両検知センサー40で検知される車両高さや操作盤70から入力された車両寸法から機械式立体駐車装置1を利用できる車両か否かを判断する車両適性判断部32、車両検知センサー40で検知される車両のパレット11への載置位置が適正か否かを判断する車両位置適性判断部33、無人確認センサー50からの信号によって無人を判断する無人判断部34、侵入検知センサー60からの信号によって侵入を判断する不法侵入判断部35、ゲート13の閉め忘れを判断するゲート閉忘れ判断部36、駐車料金を算出する駐車料金算出部37、及びコントロールセンター2と送受信を行う立駐機側送受信部38とを備えている。
本実施例による機械式立体駐車装置1は、ゲート閉忘れ判断部36での所定時間を計測し、駐車料金算出部37で駐車料金を算出するために計時手段15を有している。
なお、動作指示部31、車両適性判断部32、車両位置適性判断部33、無人判断部34、不法侵入判断部35、ゲート閉忘れ判断部36、及び駐車料金算出部37の内の少なくとも一部の機能をサーバー3が有していてもよく、サーバー3に、これらの機能、又はこれらの機能以外の機能を備えている場合には、立駐機側送受信部38は、サーバー3とも送受信を行う。サーバー3はコントロールセンター2に有していてもよい。
車両検知センサー40として、パレット11での前方への車両前方はみ出しを検知する車両前方はみ出し検知センサー41と、パレット11での後方への車両後方はみ出しを検知する車両後方はみ出し検知センサー42と、入庫する車両の高さを検知する車両高さ検知センサー43と、入庫か出庫かを検知する車両出入り検知センサー44とを備えている。
無人確認センサー50として、例えば利用者が目視により間口を確認したか否かを検知する間口確認センサー51と、歩廊部に人の存在が無いかを検知する歩廊部無人確認センサー52と、パレット11に載置した車両の前部に人の存在が無いかを検知する車両前部無人確認センサー53と、パレット11に載置した車両の後部に人の存在が無いかを検知する車両後部無人確認センサー54とを備えている。
侵入検知センサー60として、ゲート13の乗り越えを検知するゲート乗り越え検知センサー61と、外囲いで区画された立体駐車場への侵入を検知する立駐機場侵入検知センサー62とを備えている。
操作盤70は、認証データ、車両寸法データ、入庫と出庫の選択、空パレットの選択、承認他の入力を行うデータ入力部71と、コントロールセンター2に対して音声での問い合わせを行える音声入力部72と、パレット移動手段12及びゲート移動手段14の動作を停止できる非常停止入力部73と、操作内容や確認事項を表示する表示部74と、コントロールセンター2からの誘導指示を出力する音声出力部75と、警報を出力する警報出力部76とを備えている。
なお、データ入力部71、音声入力部72、非常停止入力部73、表示部74、音声出力部75、及び警報出力部76の内の少なくとも一部の機能を、利用者が所有する携帯端末4が有していてもよく、携帯端末4に、これらの機能、又はこれらの機能以外の機能を備えている場合には、携帯端末4は、サーバー3又は立駐機側送受信部38と送受信を行う。
図2及び図3は入庫における同機械式立体駐車装置の制御方法を示すフローチャートである。
利用者はデータ入力部71から認証データを入力する(S1)。
S1において操作盤70から認証データが入力された場合には、立駐機側送受信部38から認証データをサーバー3に送信する(S2)。S1において携帯端末4から認証データが入力された場合には、認証データは携帯端末4から、又は立駐機側送受信部38を介してサーバー3に送信される(S2)。
S2で送信された認証データはサーバー3にて認証が行われ、サーバー3での認証結果は、立駐機側送受信部38又は携帯端末4で受信する(S3)。
受信する認証データには、利用者が、所定期間の契約で利用できる契約利用者であるか、時間制で利用できる一時利用者であるかのデータを含んでいる。
S4において認証されなかった場合には表示部74に駐車不可表示が表示される(S5)。
S4において認証された場合には、入庫か出庫かの選択を促し、利用者によってデータ入力部71から入庫が選択されると(S6)、表示部74では車両が駐車に適しているか否かの適性確認表示が行われる(S7)。
S7における車両適性確認表示は、車両の全長、全幅、全高、及び重量に関する確認表示であり、S8では、所定寸法以下か否かをYES又はNOの二択で車両適性確認データを入力することができる。
S9においてS8で入力された車両適性確認データが適性でない場合には、表示部74に駐車不可表示が表示される(S5)。
S9においてS8で入力された車両適性確認データが適性であり、一時利用者である場合には(S10でYES)、制御手段30又はサーバー3において空パレットの有無を判断する(S11)。
S11における駐車可能判断ステップで空パレットの無が判断されると、表示部74に駐車不可表示が表示される(S12)。
S11における駐車可能判断ステップで空パレットの有が判断されると、駐車可能な空パケットの一覧が表示部74に表示される(S13)。
一時利用者はデータ入力部71から空パレットを選択する(S14)。
一時利用者によって空パレットが選択されると表示部74には確認事項が表示される(S15)。
S15における確認事項は、例えば、「機械が停止しゲートが開いたら車両を後進で入庫して下さい」、「入庫する前にドアミラーやアンテナは必ず畳んで下さい」、「同乗者の下車や荷物の出し入れは入庫前に行って下さい」、「パレット上の車止めにタイヤを当てて必ずサイドブレーキを引いて下さい」、「ドアのロックは必ず行って下さい」、「機械の動作中は機械の動きから目を離さないで下さい」、「異常が発生したら瞬時に非常停止ボタンを押して機械を停止させて下さい」であり、確認事項に対する承諾の入力を促す。
S16における一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われると、監視・誘導カメラ20による映像データをコントロールセンター2で表示させる(S17)。なお、S17におけるコントロールセンター2での映像データの表示は、少なくともS4における認証で一時利用者であると認証された後に開始するが、本実施例のようにS16以降に開始することでコントロールセンター2での監視負担を少なくすることができる。
S16における一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われ、又はS6における入出庫選択ステップで契約利用者による入庫が選択されると、パレット11を移動する前に、利用者に対して間口の無人確認を行うことを促す表示を行う(S18)。
S18の間口確認ステップにおける入力が行われ(S19)、S20において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、パレット11の移動動作が行われ(S21)、パレット11が乗降領域に移動するとパレット移動動作を停止する(S22)S21におけるパレット11の移動動作からS22におけるパレット移動動作の停止までがパレット移動ステップである。
なお、S19における間口確認における入力は、データ入力部71からの入力に限らず、利用者が目視のために間口に移動したことを間口確認センサー51で検知することでも行える。
S22におけるパレット移動停止の後に、侵入検知センサー60をOFFとし(S23)、ゲート移動手段14を動作させ(S24)、ゲート13を開状態とする(S25)。
S25におけるゲート開状態が入庫待機ステップであり、利用者は車両を移動させる(S26)。
S26の入庫時には車両高さ検知センサー43によって入庫可能な高さか否かを判断することが好ましい(S27)。
S27において車両が入庫可能な高さでない場合には警報を出力する(S28)。
S27において車両が入庫可能な高さであれば、車両出入り検知センサー44にて入庫を検知する(S29)。
S29において車両の入庫が検知されると計時手段15によって入庫タイマーの計測を開始する(S30)。
車両前方はみ出し検知センサー41及び車両後方はみ出し検知センサー42によって車両位置適性判断部33で車両の位置が適性か否かを判断する(S31)。
S31において車両位置が適性でなければ警報を出力する(S32)。
S31において車両が適正な位置に載置されたと判断されると、利用者に対して間口の無人確認を行うことを促す表示を行う(S33)。
S33の間口確認ステップにおける入力が行われ(S34)、S35において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、ゲート閉を促す表示を行う(S36)。
なお、S34における間口確認における入力は、データ入力部71からの入力に限らず、利用者が目視のために間口に移動したことを間口確認センサー51で検知することでも行える。
S36におけるゲート閉を促す表示を行うとともに計時手段15によって駐車時間の計測を開始する(S37)。
S36におけるゲート閉入力ステップにおいて、S39における利用者による入力が所定時間内に行われた場合(S38でYES)には、ゲート移動手段14を動作させ(S40)、ゲート13を閉状態とする(S41)。
S41における入庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に侵入検知センサー60をONとする(S42)。
S41におけるゲート13を閉状態とした後に、一時利用者であれば(S43でYES)駐車券を発行して(S44)待機状態となり(S45)、契約利用者であれば駐車券を発行することなく待機状態となる(S45)。
S41における入庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を終了させる(S46)。
S39におけるゲート閉の入力がS30の入庫タイマーの計測開始から所定時間内に行われない場合(S38でNO)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示がされていない場合には(S47でNO)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を開始させる(S48)。なお、一時利用者による利用の場合にはS17において既にコントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を開始している。
S39におけるゲート閉の入力がS30の入庫タイマーの計測開始から所定時間内に行われない場合(S38でNO)、警報出力部76で警報を出力し(S49)、監視・誘導カメラ20による映像データを基にコントロールセンター2で間口確認が行われてコントロールセンター2からの指示データを受信し(S50)、S51において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、音声出力部75又は警報出力部76で動作開始アナウンスを出力し(S52)、ゲート移動手段14を動作させ(S53)、ゲート13を閉状態とする(S54)。
S54における強制入庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に侵入検知センサー60をONとする(S55)。
S54における強制入庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に、待機状態となり(S56)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を終了させる。
このように、制御手段30又はサーバー3が、S16における一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われると、映像データをコントロールセンター2で表示させることで安全性を確保できるため、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる。
また、制御手段30又はサーバー3が、S41における入庫完了によって映像データの表示を終了させることでコントロールセンター2での監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置1をコントロールセンター2で監視する場合に効果が高い。
また、制御手段30又はサーバー3が、ゲート閉入力ステップにおいて、S39における利用者による入力が所定時間行われない場合で、映像データがコントロールセンター2で表示されていない場合(S47でNO)には、映像データをコントロールセンター2で表示させることで、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンター2で監視を開始することができる。
また、制御手段30又はサーバー3が、S39における利用者による入力が所定時間行われない場合には、コントロールセンター2からの指示データを受信し(S50)、S51において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、ゲート移動手段14を動作させてゲート13を閉状態とする強制入庫完了ステップを有することで、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンター2での監視の下でゲート13を閉状態とすることで、安全な状態に復帰でき、機械式立体駐車装置1の利用を継続できる。
また、制御手段30又はサーバー3が、S54における強制入庫完了ステップでコントロールセンター2での映像データの表示を終了させることでコントロールセンター2での監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置1をコントロールセンター2で監視する場合に効果が高い。
また、制御手段30又はサーバー3が、S16における一時利用承諾ステップで一時利用者による入力が行われ、又はS6における入出庫選択ステップで契約利用者による入庫が選択されると、パレット11を移動する前に、利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップ(S18)を更に有し、S18における間口確認ステップにおける入力が行われ(S19)、無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、パレット11を乗降領域に移動させることで、パレット移動に伴う危険を回避でき、安全性を担保することができる。
図4及び図5は出庫における同機械式立体駐車装置の制御方法を示すフローチャートである。
利用者はデータ入力部71から認証データを入力する(S1)。
S1において操作盤70から認証データが入力された場合には、立駐機側送受信部38から認証データをサーバー3に送信する(S2)。S1において携帯端末4から認証データが入力された場合には、認証データは携帯端末4から、又は立駐機側送受信部38を介してサーバー3に送信される(S2)。
S2で送信された認証データはサーバー3にて認証が行われ、サーバー3での認証結果は、立駐機側送受信部38又は携帯端末4で受信する(S3)。
受信する認証データには、利用者が、所定期間の契約で利用できる契約利用者であるか、時間制で利用できる一時利用者であるかのデータを含んでいる。
S4において認証されなかった場合には表示部74に駐車不可表示が表示される(S5)。
S4において認証された場合には、入庫か出庫かの選択を促し、利用者によってデータ入力部71から出庫が選択され(S57)、一時利用者である場合には(S58でYES)、駐車料金算出部37で駐車料金を算出する(S59)。S59が駐車料金算出ステップである。
S59で算出された駐車料金は表示部74に表示される(S60)。
データ入力部71によって承諾が入力されると(S61)、領収書が発券される(S62)。
S61における一時利用者による承諾が入力されると、監視・誘導カメラ20による映像データをコントロールセンター2で表示させる(S63)。なお、S63におけるコントロールセンター2での映像データの表示は、少なくともS4における認証で一時利用者であると認証された後に開始するが、本実施例のようにS62以降に開始することでコントロールセンター2での監視負担を少なくすることができる。
S61における一時利用料金承諾ステップで一時利用者による承諾の入力が行われ、又はS57における入出庫選択ステップで契約利用者による出庫が選択されると、パレット11を移動する前に、利用者に対して間口の無人確認を行うことを促す表示を行う(S64)。
S64の間口確認ステップにおける入力が行われ(S65)、S66において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、パレット11の移動動作が行われ(S67)、パレット11が乗降領域に移動するとパレット移動動作を停止する(S68)。
なお、S65における間口確認における入力は、データ入力部71からの入力に限らず、利用者が目視のために間口に移動したことを間口確認センサー51で検知することでも行える。
S68におけるパレット移動停止の後に、侵入検知センサー60をOFFとし(S69)、ゲート移動手段14を動作させ(S70)、ゲート13を開状態とする(S71)。
S71におけるゲート開状態が出庫待機ステップであり、利用者は車両を移動させる(S72)。
車両出入り検知センサー44にて出庫を検知すると(S73)、計時手段15によって出庫タイマーの計測を開始し(S74)、利用者に対して間口の無人確認を行うことを促す表示を行う(S75)。
S75の間口確認ステップにおける入力が行われ(S76)、S77において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、ゲート閉を促す表示を行う(S78)。
なお、S76における間口確認における入力は、データ入力部71からの入力に限らず、利用者が目視のために間口に移動したことを間口確認センサー51で検知することでも行える。
S78におけるゲート閉入力ステップにおいて、S80における利用者による入力が所定時間内に行われた場合(S79でYES)には、ゲート移動手段14を動作させ(S81)、ゲート13を閉状態とする(S82)。
S82における出庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に侵入検知センサー60をONとする(S83)。
S82におけるゲート13を閉状態とした後に、待機状態となり(S84)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を終了させる(S85)。
S80におけるゲート閉の入力がS74の出庫タイマーの計測開始から所定時間内に行われない場合(S79でNO)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示がされていない場合には(S86でNO)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を開始させる(S87)。なお、一時利用者による利用の場合にはS63において既にコントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を開始している。
S80におけるゲート閉の入力がS74の出庫タイマーの計測開始から所定時間内に行われない場合(S79でNO)、警報出力部76で警報を出力し(S88)、監視・誘導カメラ20による映像データを基にコントロールセンター2で間口確認が行われてコントロールセンター2からの指示データを受信し(S89)、S90において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、音声出力部75又は警報出力部76で動作開始アナウンスを出力し(S91)、ゲート移動手段14を動作させ(S92)、ゲート13を閉状態とする(S93)。
S93における強制出庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に侵入検知センサー60をONとする(S94)。
S93における強制出庫完了ステップでゲート13を閉状態とした後に、待機状態となり(S95)、コントロールセンター2での監視・誘導カメラ20による映像データの表示を終了させる(S96)。
このように、制御手段30又はサーバー3が、S61における一時利用料金承諾ステップで一時利用者による承諾の入力が行われると、映像データをコントロールセンター2で表示させることで安全性を確保できるため、契約利用者とともに一時利用者を利用者とすることができる。
また、制御手段30又はサーバー3が、S82における出庫完了によって映像データの表示を終了させることでコントロールセンター2での監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置1をコントロールセンター2で監視する場合に効果が高い。
また、制御手段30又はサーバー3が、ゲート閉入力ステップにおいて、S80における利用者による入力が所定時間行われない場合で、映像データがコントロールセンター2で表示されていない場合(S86でNO)には、映像データをコントロールセンター2で表示させることで、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンター2で監視を開始することができる。
また、制御手段30又はサーバー3が、S80における利用者による入力が所定時間行われない場合には、コントロールセンター2からの指示データを受信し(S89)、S90において無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、ゲート移動手段14を動作させてゲート13を閉状態とする強制出庫完了ステップを有することで、利用者がゲート閉の入力を忘れた場合に、コントロールセンター2での監視の下でゲート13を閉状態とすることで、安全な状態に復帰でき、機械式立体駐車装置1の利用を継続できる。
また、制御手段30又はサーバー3が、S93における強制出庫完了ステップでコントロールセンター2での映像データの表示を終了させることでコントロールセンター2での監視負担を軽減でき、特に複数の機械式立体駐車装置1をコントロールセンター2で監視する場合に効果が高い。
また、制御手段30又はサーバー3が、S61における一時利用料金承諾ステップで一時利用者による承諾の入力が行われ、又はS57における入出庫選択ステップで契約利用者による出庫が選択されると、パレット11を移動する前に、利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップ(S64)を更に有し、S64における間口確認ステップにおける入力が行われ(S65)、無人確認センサー52、53、54によってゲート13の内方における無人が確認されると、パレット11を乗降領域に移動させることで、パレット移動に伴う危険を回避でき、安全性を担保することができる。
なお、本発明では、契約利用者と一時利用者とでコントロールセンター2での映像表示を異ならせているが、一時利用者であっても所定回数の利用実績によって操作手順を習得でき安全操作が可能となることから、所定数の利用実績の有無を制御手段30又はサーバー3で判断し、所定数の利用実績有りの場合には、一時利用者であっても、契約利用者と同様に、コントロールセンター2での映像表示の開始と終了については行わないようにすることもできる。
本発明は、昇降式又は昇降横行式の機械式立体駐車装置に適した制御方法である。
1 機械式立体駐車装置
2 コントロールセンター
3 サーバー
4 携帯端末
11 パレット
12 パレット移動手段
13 ゲート
14 ゲート移動手段
15 計時手段
20 監視・誘導カメラ
21 ゲート前方用監視・誘導カメラ
22 ゲート内方用監視・誘導カメラ
30 制御手段
31 動作指示部
32 車両適性判断部
34 無人判断部
35 不法侵入判断部
36 ゲート閉忘れ判断部
37 駐車料金算出部
33 車両位置適性判断部
38 立駐機側送受信部
40 車両検知センサー
41 車両前方はみ出し検知センサー
42 車両後方はみ出し検知センサー
43 車両高さ検知センサー
44 車両出入り検知センサー
50 無人確認センサー
51 間口確認センサー
52 歩廊部無人確認センサー
53 車両前部無人確認センサー
54 車両後部無人確認センサー
60 侵入検知センサー
61 ゲート乗り越え検知センサー
62 立駐機場侵入検知センサー
70 操作盤
71 データ入力部
72 音声入力部
73 非常停止入力部
74 表示部
75 音声出力部
76 警報出力部

Claims (12)

  1. 車両を積載するパレットと、
    前記パレットを昇降動作させるパレット移動手段と、
    前記車両の出入り口に配置されるゲートと、
    前記ゲートの開閉を行うゲート移動手段と、
    前記ゲートの内方又は前方を撮影する監視・誘導カメラと、
    前記パレット移動手段及び前記ゲート移動手段を動作させるとともに前記監視・誘導カメラでの映像データをコントロールセンターに送信する制御手段と、
    を備え、
    所定期間の契約で利用できる契約利用者と時間制で利用できる一時利用者とを利用者とする機械式立体駐車装置の制御方法であって、
    前記制御手段又はサーバーが、
    前記利用者に入庫又は出庫の選択を促す入出庫選択ステップと、
    前記入出庫選択ステップで前記入庫が選択され、前記利用者が前記一時利用者であれば、空パレットの有無を判断する駐車可能判断ステップと、
    前記駐車可能判断ステップで前記空パレットの有が判断されると、前記一時利用者に確認事項を表示して承諾の入力を促す一時利用承諾ステップと、
    前記一時利用承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記入庫が選択されると、前記パレット移動手段を動作させて前記車両を積載できる前記パレットを乗降領域に移動させるパレット移動ステップと、
    前記パレット移動ステップで前記パレットを移動させた後に、前記ゲート移動手段を動作させて前記ゲートを開状態とする入庫待機ステップと、
    前記入庫待機ステップの後で、前記車両が入庫されると、前記利用者に前記ゲートを閉動作することを促すゲート閉入力ステップと、
    前記ゲート閉入力ステップで前記利用者による入力が行われると、前記ゲート移動手段を動作させて前記ゲートを閉状態とする入庫完了ステップと
    を有し、
    前記一時利用承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われると、前記映像データを前記コントロールセンターで表示させる
    ことを特徴とする機械式立体駐車装置の制御方法。
  2. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記入庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンターでの前記映像データの表示を終了させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  3. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合で、前記映像データが前記コントロールセンターで表示されていない場合には、前記映像データを前記コントロールセンターで表示させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  4. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合には、前記コントロールセンターからの指示データを受信し、無人確認センサーによって前記ゲートの前記内方における無人が確認されると、前記ゲート移動手段を動作させて前記ゲートを前記閉状態とする強制入庫完了ステップ
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  5. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記強制入庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンターでの前記映像データの表示を終了させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  6. 前記パレット移動ステップでは、
    前記一時利用承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記入庫が選択されると、前記パレットを移動する前に、前記利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップ
    を更に有し、
    前記間口確認ステップにおける前記入力が行われ、無人確認センサーによって前記ゲートの前記内方における無人が確認されると、前記パレットを前記乗降領域に移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  7. 車両を積載するパレットと、
    前記パレットを昇降動作させるパレット移動手段と、
    前記車両の出入り口に配置されるゲートと、
    前記ゲートの開閉を行うゲート移動手段と、
    前記ゲートの内方又は前方を撮影する監視・誘導カメラと、
    前記パレット移動手段及び前記ゲート移動手段を動作させるとともに前記監視・誘導カメラでの映像データをコントロールセンターに送信する制御手段と、
    を備え、
    所定期間の契約で利用できる契約利用者と時間制で利用できる一時利用者とを利用者とする機械式立体駐車装置の制御方法であって、
    前記制御手段又はサーバーが、
    前記利用者に入庫又は出庫の選択を促す入出庫選択ステップと、
    前記入出庫選択ステップで前記出庫が選択され、前記利用者が前記一時利用者であれば、駐車料金を算出する駐車料金算出ステップと、
    前記駐車料金算出ステップで算出した前記駐車料金を表示し、前記一時利用者に承諾の入力を促す一時利用料金承諾ステップと、
    前記一時利用料金承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記出庫が選択されると、前記パレット移動手段を動作させて前記車両を積載できる前記パレットを乗降領域に移動させるパレット移動ステップと、
    前記パレット移動ステップで前記パレットを移動させた後に、前記ゲート移動手段を動作させて前記ゲートを開状態とする出庫待機ステップと、
    前記出庫待機ステップの後で、前記車両が出庫されると、前記利用者に前記ゲートを閉動作することを促すゲート閉入力ステップと、
    前記ゲート閉入力ステップで前記利用者による入力が行われると、前記ゲート移動手段を動作させて前記ゲートを閉状態とする出庫完了ステップと
    を有し、
    前記一時利用料金承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われると、前記映像データを前記コントロールセンターで表示させる
    ことを特徴とする機械式立体駐車装置の制御方法。
  8. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記出庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンターでの前記映像データの表示を終了させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  9. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合で、前記映像データが前記コントロールセンターで表示されていない場合には、前記映像データを前記コントロールセンターで表示させる
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  10. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記ゲート閉入力ステップにおいて、前記利用者による前記入力が所定時間行われない場合には、前記コントロールセンターからの指示データを受信し、無人確認センサーによって前記ゲートの前記内方における無人が確認されると、前記ゲート移動手段を動作させて前記ゲートを前記閉状態とする強制出庫完了ステップ
    を有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  11. 前記制御手段又は前記サーバーが、
    前記強制出庫完了ステップにおいて、前記コントロールセンターでの前記映像データの表示を終了させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
  12. 前記パレット移動ステップでは、
    前記一時利用料金承諾ステップで前記一時利用者による前記入力が行われ、又は前記入出庫選択ステップで前記契約利用者による前記出庫が選択されると、前記パレットを移動する前に、前記利用者に対して間口の無人確認を行ったことの入力を促す間口確認ステップ
    を更に有し、
    前記間口確認ステップにおける前記入力が行われ、無人確認センサーによって前記ゲートの前記内方における無人が確認されると、前記パレットを前記乗降領域に移動させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の機械式立体駐車装置の制御方法。
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