JP2020015306A - 画像形成処理システム、濃度調整方法、プログラムおよび印刷物 - Google Patents

画像形成処理システム、濃度調整方法、プログラムおよび印刷物 Download PDF

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Abstract

【課題】記録対象物に形成される画像の濃度の確認作業の効率を向上させることを目的とする。【解決手段】本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2は、印刷装置50によって記録対象物に形成された画像を読み取る読取制御部55と、読み取られた読取画像における画素列ごとの濃度を算出する濃度算出部33と、算出された濃度が所定の条件を満たす画素列が存在する場合、条件を満たさない画素列の画像、条件を満たす画素列の画像、および条件を満たす画素列に関連づけられた視覚情報91aを出力する表示制御部53または印刷制御部54を備える。これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像のうち、濃度差が生じている領域をユーザに明確に知らせることができるので、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。【選択図】図17

Description

本発明は、画像形成処理システム、濃度調整方法、プログラムおよび印刷物に関する。
インクジェット方式の画像形成装置で用いられる液体吐出ヘッドは、その製造上の誤差等によって、複数の液体吐出ヘッドの間で吐出速度・吐出量にばらつきを持つことがある。このようなばらつきがあると、記録対象物に形成される画像に濃度ムラが生じやすくなる。
そこで、液体吐出ヘッドから吐出された液体の濃度ムラを検知し、検知した濃度ムラに基づいて液体吐出ヘッドからの液体の吐出量を補正することで、形成される画像の濃度を均一化する技術が知られている。例えば、特許文献1は、インクジェットプリンタのヘッドの吐出特性のばらつきによる印刷濃度ムラを補正する目的で、テストチャートを印字し、それに基づいて濃度のムラの補正値を求める内容を開示している。
しかしながら、上記の方法では、インクジェットプリンタ等の画像形成装置によって形成された画像が所望の濃度であるかどうかを、当該画像が形成された記録対象物を用いてユーザが目視で確認しているため、所望の濃度であるかどうかがわかりづらいという課題があった。
請求項1に係る画像形成処理システムは、画像形成装置によって記録対象物に形成された画像を読み取る読取手段と、前記読み取られた読取画像における所定の領域ごとの濃度を算出する算出手段と、前記算出された濃度が所定の条件を満たす領域が存在する場合、前記条件を満たさない領域である第1の領域の画像、前記条件を満たす領域である第2の領域の画像、および前記第2の領域に関連づけられた視覚情報を出力する出力手段と、を備える。
本発明によれば、記録対象物に形成される画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷装置の構成の一例を示す概略正面図である。 第1の実施形態に係るヘッドアレイの構成の一例を示す概略図である。 印刷された像の濃度ムラについて説明するための概略図である。 第1の実施形態に係る印刷制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷システムの機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷制御装置における解析部の詳細な機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る補正値管理テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷処理システムにおける濃度調整処理の一例を示すシーケンス図である。 (a),(b)第1の実施形態に係る印刷装置に表示される操作画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された調整チャートの一例を示す図である。 (a),(b),(c)第1の実施形態に係る印刷制御装置における濃度算出部の処理の一例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された補正チャートの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷制御装置における補正チャートの解析処理の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(d)第1の実施形態に係る印刷制御装置における補正チャートの解析処理の一例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された解析チャートの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷装置に表示される評価結果確認画面の一例を示す図である。 (a),(b)第1の実施形態に係る印刷処理システムにおけるスキャンデータの一例を示す図である。 異常画像の濃度分布の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された解析チャートの変形例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷装置に表示される操作画面の変形例を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る印刷制御装置における解析部の詳細な機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る印刷制御装置における補正チャートの解析処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係る印刷制御装置における補正チャートの解析処理の一例を説明するための図である。 (a)正常画像の濃度分布に一例を示す図である。(b)異常画像の濃度分布の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る印刷処理システムにおける濃度調整処理の一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る印刷装置に表示される評価結果確認画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
●第1の実施形態●
●システム構成
図1は、第1の実施形態に係る印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。印刷システム1は、記録対象物に形成された画像の濃度のユーザによる確認作業の効率を向上させることができるシステムである。
図1に示すように、印刷システム1は、通信端末10および印刷処理システム2によって構成される。印刷システム1は、画像形成システムの一例である。また、印刷処理システム2は、印刷制御装置(DFE(Digital Front End)サーバ)30および印刷装置50を有している。印刷処理システム2は、画像形成処理システムの一例である。
通信端末10および印刷制御装置30は、LAN(Local Area Network)8等の第1の通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。印刷制御装置30および印刷装置50は、専用線9等の第2の通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。以降の説明において、インクジェット方式の印刷システム1、特にプロダクションプリンティングシステムを具体例に挙げて説明するが、他の印刷システムについても本発明の各実施形態を適用することが可能である。
通信端末10は、画像形成対象データの一例である印刷データを、閲覧や編集するためのPC(Personal Computer)である。通信端末10は、PCに限られず、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、デジタルカメラ等であってもよい。印刷制御装置30は、通信端末10から送られてきた印刷データに基づいて、印刷用のビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータと印刷指示を印刷装置50に送信するためのサーバコンピュータである。印刷制御装置30は、画像形成制御装置の一例である。印刷装置50は、印刷制御装置30から送信されたビットマップデータに基づいて、印刷用紙に画像を印刷する。印刷装置50は、画像形成装置の一例である。
なお、図1は、印刷システム1がそれぞれ1台の通信端末10、印刷制御装置30および印刷装置50によって構成される例を説明したが、これに限るものではない。印刷システム1は、例えば、通信端末10、印刷制御装置30および印刷装置50の少なくとも一つを複数台有する構成であってもよい。また、以下の説明において、印刷処理システム2は、印刷制御装置30および印刷装置50によって構成される例を説明するが、印刷処理システム2は、印刷制御装置30によって実現される機能を印刷装置50に実現させることによって、印刷装置50のみによって構成されてもよい。
次に、図2乃至図4を用いて、印刷装置50の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る印刷装置の構成の一例を示す概略正面図である。図2に示す印刷装置50は、液体吐出ヘッド69から液体を吐出し、吐出した液体を記録対象物に対して付与する液体吐出装置である。印刷装置50は、例えば、液体としてのインクを液体吐出ヘッド69から吐出させて、用紙P等の記録対象物に画像を形成する。
図2に示すように、印刷装置50は、液体吐出時に用紙Pを周面に保持して搬送する搬送ドラム61と、用紙Pを積載して搬送ドラム61に供給する給紙トレイ62と、搬送ドラム61の周面で液体が吐出されて搬送させる用紙Pを受け取り積載する排紙トレイ63と、搬送ドラム61の周面に保持された用紙Pに対して液体を吐出するヘッドアレイ600と、を備える。
搬送ドラム61は、例えば、給紙トレイ62から送られてきた用紙Pをドラム側に搬送する。搬送ドラム61の周面にはドラム内周側の負圧空間部に貫通する複数の小孔が設けられており、当該負圧空間部が負圧発生ポンプで負圧状態とされることにより、用紙Pは、搬送ドラム61の周面に密着状態に保持される。
給紙トレイ62に積載されている用紙Pは、分離ローラ64,給紙ローラ66により捌かれて一枚ずつ搬送ドラム61の搬送部(給紙位置と排紙位置との間のドラム上半周面側の領域)へ送られる。また、搬送ドラム61の周面の排紙位置に搬送される、液体が付与された用紙Pは、排紙ローラ65,送り込みローラ67により捌かれて排紙トレイ63に積載される。
また、図2に示すように、ヘッドアレイ600は、搬送ドラム61の搬送部に対応する周面の上側外方に放射状に四つ設けられているヘッドユニット610K,610C,610M,610Y(以下、区別する必要のないときは、ヘッドユニット610とする。)を備える。
図2に示すように、各ヘッドユニット610は、ベースフレーム620(ベースフレーム620K,620C,620M,620Y)と、ベースフレーム620に保持される複数の液体吐出ヘッド69と、を有する。各ベースフレーム620は、長手方向(Z軸方向)がドラム軸方向に一致し、長手方向の両端が搬送ドラム61の長手方向の端部に対応している。また、ベースフレーム620は、液体吐出ヘッド69からの液体の吐出動作を担う吐出機構を含む。吐出機構は、例えば、液体吐出ヘッド69から吐出される液体を貯留するタンク、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータ、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを含む。
液体吐出ヘッド69は、液体を吐出し、用紙P等の記録対象物に対して液体を付与するものである。図3は、第1の実施形態に係るヘッドアレイの構成の一例を示す概略図である。図3に示すヘッドアレイ600は、複数のヘッドユニット610(ヘッドユニット610K,610C,610M,610Y)を備える。ヘッドユニット610は、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の基本色の液体(インク)を吐出し、用紙P上に画像を形成する。なお、ヘッドアレイ600は、特定の色(特色)であるオレンジもしくはバイオレット等の特定の色(特色)の液体(インク)を吐出するヘッドユニット、または光沢性の付与もしくはその他の処理を行うオーバーコート用の液体を吐出するヘッドユニット等をさらに設けてもよい。
ヘッドユニット610は、千鳥配列(staggered array, staggered arrangement)に設けられた複数の液体吐出ヘッド69を有する。液体吐出ヘッド69は、搬送ドラム61の回転方向である主走査方向(X軸方向)と直交する副走査方向(Z軸方向)に沿って配列される。図3に示すように、ヘッドユニット610は、二列の千鳥配列に複数の液体吐出ヘッド69を設ける。異なる列(例えば、ヘッド列631K,632K)に設けられた液体吐出ヘッド69は、それぞれ半ピッチずれた状態で設けられている。複数の液体吐出ヘッド69は、第1の方向(Z軸方向)に沿って配列され、第1の方向に直交する第2の方向(X軸方向)から透視した場合に第1の方向に沿って隣接するヘッドと重なり領域が生じるように設けられる。
図3において、ヘッドユニット610Kは、七つの液体吐出ヘッド69K_1〜69K_7から構成されている。ヘッドユニット610Cは、七つの液体吐出ヘッド69C_1〜69C_7から構成されている。ヘッドユニット610Mは、七つの液体吐出ヘッド69M_1〜69M_7から構成されている。ヘッドユニット610Yは、七つの液体吐出ヘッド69Y_1〜69Y_7から構成されている。
各ヘッドユニット610に設けられる複数の液体吐出ヘッド69は、図3の例では、一方の列が四つ並びに、他方の列が三つ並びに設けられている。なお、各ヘッドユニット610に設けられる液体吐出ヘッド69の個数は、これに限定されず、各列に設けられる液体吐出ヘッド69の数は、四つまたは三つ以上であってもよい。また、各列に同じ数の液体吐出ヘッド69が設けられてもよい。また、各ヘッドユニット610に設けられる液体吐出ヘッド69が設けられた列数は、これに限られず、液体吐出ヘッド69は、三列以上の千鳥配列に設けられてもよい。
これらの複数の液体吐出ヘッド69は、出力特性等に応じて、それぞれの液体吐出ヘッド69から吐出される液体の量(吐出量)が異なる場合がある。そのため、印刷した結果は、用紙Pに付与された液体を吐出したヘッド間またはヘッド内において、色差(濃度ムラ)が発生する。よって、印刷処理システム2は、濃度ムラを調整する濃度調整が必要である。
図4は、印刷された像の濃度ムラについて説明するための概略図である。図4(a)は、濃度調整を行う前の印刷結果の一例を示した図である。用紙Pに形成された画像は、液体吐出ヘッド69の配列方向(Z軸方向)に沿って濃度ムラが生じている。図4(b)は、濃度調整を行った後の印刷結果の一例を示した図である。図4(b)では、図4(a)で見られた濃度ムラが解消され、液体吐出ヘッド69の配列方向(Z軸方向)に沿って均一な濃度の画像が形成されている。このように、印刷処理システム2は、各液体吐出ヘッド69から吐出される液体の濃度差、および液体吐出ヘッド69間の境界付近において付与される液体の濃度差を補正することで、液体吐出ヘッド69の配列方向(Z軸方向)に対して、用紙P等の記録対象物に形成される画像の濃度(色)を均一化することができる。
●ハードウエア構成
次に、図5を用いて、印刷制御装置30のハードウエア構成について説明する。図5は、第1の実施形態に係る印刷制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。図5に示すハードウエア構成は、各実施形態において同様の構成を有していてもよく、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。
図5に示すように、印刷制御装置30は、印刷制御装置30全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)301、IPL(Initial Program Loader)等のCPU301が実行するプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)303、各種データを記憶するHD(Hard Disk)304、CPU301の制御にしたがってHD304に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)305、フラッシュメモリ等の記録メディア306に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御するメディアI/F307、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示するディスプレイ308、通信ネットワークを利用してデータ通信するためのネットワークI/F309、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード311、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス312、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)313に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御するCD−ROMドライブ314、OpenGLなどのAPI(Application Programming Interface)に対応した演算機能を有し、高速な画像処理演算を実現するGPU(Graphics Processing Unit)315および上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
なお、通信端末10のハードウエア構成は、図5に示した印刷制御装置30のハードウエア構成と同様であるため、説明を省略する。
次に、図6を用いて、印刷装置50のハードウエア構成について説明する。図6は、第1の実施形態に係る印刷装置のハードウエア構成の一例を示す図である。図6に示すハードウエア構成は、各実施形態において同様の構成を有していてもよく、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。
印刷装置50は、コントローラ510、プリンタ部520、スキャナ部530、操作パネル540、I/F550およびヘッドアレイ600によって構成される。このうち、プリンタ部520およびスキャナ部530は、印刷装置50における画像形成処理を実行する機構である。また、操作パネル540は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部540a、並びに、濃度の設定条件等の画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキーおよびコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる入力領域540bを備えている。コントローラ510は、印刷装置50全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル540からの入力等を制御する。ヘッドアレイ600は、図3に示したように、複数の液体吐出ヘッド69が設けられた記録ヘッドである。
なお、印刷装置50は、操作パネル540のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
コントローラ510は、コンピュータの主要部であるCPU501、システムメモリ(MEM−P)502、ノースブリッジ(NB)503、サウスブリッジ(SB)504、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)506、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)507、HDD508、および記憶部であるHD509を有する。コントローラ510は、NB503とASIC506との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス505で接続した構成となっている。
CPU501は、印刷装置50の全体制御を行う制御部である。NB503は、CPU501と、MEM−P502、SB504およびAGPバス505とを接続するためのブリッジである。NB503は、MEM−P502に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P502は、コントローラ510の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM502a、プログラムやデータの展開、およびメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM502bとからなる。なお、RAM502bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、FD、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB504は、NB503と、PCIデバイスまたは周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。
ASIC506は、画像処理用のハードウエア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)である。ASIC506は、AGPバス505、PCIバス、HDD508およびMEM−C507をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC506は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC506の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C507を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジック等により画像データの回転等を行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、プリンタ部520およびスキャナ部530との間でPCIバスを介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC506は、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースが接続されるようにしてもよい。
MEM−C507は、コピー用画像バッファおよび符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD509は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD509は、CPU501の制御にしたがってHD509に対するデータの読出または書込を制御する。AGPバス505は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインターフェースである。AGPバス505は、MEM−P502に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
●機能構成
次に、図7および図8を用いて、印刷システム1の機能構成について説明する。図7は、第1の実施形態に係る印刷システムの機能構成の一例を示す図である。
○通信端末10の機能構成
図7に示す通信端末10によって実現される機能は、送受信部11、受付部12、表示制御部13、記憶・読出部14および記憶部1000を含む。
送受信部11は、LAN8を介して印刷制御装置30との間で各種データのやり取りを行う機能である。送受信部11は、例えば、図5に示したネットワークI/F309、およびCPU301によって実行されるプログラム等により実現される。
受付部12は、図5に示したキーボード311等の入力手段に対するユーザ入力を受け付ける機能である。受付部12は、例えば、図5に示したCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。
表示制御部13は、図5に示したディスプレイ308に各種画面情を表示させる機能である。表示制御部13は、例えば、ユーザによる入力操作を受け付ける操作画面等を、WEBブラウザを用いてディスプレイ308に表示させる。表示制御部13は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)等のWebページを、ディスプレイ308に表示させる。表示制御部13は、例えば、図5に示したディスプレイ308およびCPU301で実行されるプログラム等により実現される。
記憶・読出部14は、記憶部1000に各種データを記憶させ、または記憶部1000から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部14は、例えば、図5に示したCPU301で実行されるプログラム等により実現される。記憶部1000は、例えば、図5に示したROM302またはHD304等により実現される。
○印刷制御装置30の機能構成
図7に示す印刷制御装置30によって実現される機能は、送受信部31、データ生成部32、濃度算出部33、補正値算出部34、設定部35、解析部36、記憶・読出部37および記憶部3000を含む。
送受信部31は、通信端末10または印刷装置50との間で各種データのやり取りを行う機能である。送受信部31は、例えば、LAN8を介して通信端末10との間で各種データの送受信を行う。また、送受信部31は、例えば、専用線9を介して印刷装置50との間で各種データの送受信を行う。送受信部31は、例えば、図5に示したネットワークI/F309、およびCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。
データ生成部32は、印刷装置50へ送信するデータを生成する機能である。データ生成部32は、例えば、印刷装置50で印刷処理を行うための処理データを生成する。データ生成部32は、例えば、図5に示したCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。
濃度算出部33は、印刷装置50から送信された読取データにおける画像濃度を算出する機能である。濃度算出部33は、印刷装置50から送信された読取データ(スキャンデータ)の画素ごとの濃度を算出する。濃度算出部33は、例えば、図5に示したCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。濃度算出部33は、算出手段の一例である。
補正値算出部34は、濃度算出部33によって算出された画像濃度に基づいて、各画素の印刷領域に対応する液体吐出ヘッド69の補正値を算出する機能である。補正値算出部34は、液体吐出ヘッド69から吐出される液体により形成された画像の濃度を示す値として設定された濃度値と、スキャンデータである読取データが有する画像の画素ごとの濃度との差異に基づいて、液体吐出ヘッド69から吐出される液体の濃度値を補正するための補正値を算出する。補正値算出部34は、例えば、図5に示したCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。補正値算出部34は、補正手段の一例である。
設定部35は、印刷装置50の印刷動作における各種設定値を設定する機能である。設定部35は、許容する濃度差または濃度ばらつきの閾値や、用紙サイズ等を設定値として設定する。設定部35は、例えば、図5に示したCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。
解析部36は、濃度算出部33によって算出された画像濃度に基づいて、読取データの階調−濃度特性を解析する機能である。解析部36は、例えば、図5に示したCPU301によって実行されるプログラム等によって実現される。
記憶・読出部37は、記憶部3000に各種データを記憶させ、または記憶部3000から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部37は、例えば、図5に示したCPU301で実行されるプログラム等により実現される。記憶部3000は、例えば、図5に示したROM302またはHD304等により実現される。また、記憶部3000は、補正値管理テーブル400を記憶している。
ここで、解析部36の詳細な構成について説明する。図8は、第1の実施形態に係る印刷制御装置における解析部の詳細な機能構成の一例を示す図である。解析部36は、対象画素列処理部41および濃度差検出部42を含む。
対象画素列処理部41は、送受信部31によって受信された読取データの画像濃度を、画素列ごとに演算する機能である。
濃度差検出部42は、対象画素列処理部41によって演算された画素列ごとの濃度に基づいて、隣り合う画素間における濃度差を検出する機能である。濃度差検出部42は、隣り合う画素間における濃度差が、設定部35によって設定された閾値以上または当該閾値より大きい場合、許容範囲以上の濃度差を検出する。
○補正値管理テーブル400
ここで、図9を用いて、補正値管理テーブル400の内容について説明する。図9は、第1の実施形態に係る補正値管理テーブルの一例を示す図である。補正値管理テーブル400は、液体吐出ヘッド69から吐出される液体の量(吐出量)を補正するための補正値を、液体吐出ヘッド69ごとに記憶している。
図9に示す補正値管理テーブル400は、ヘッドユニット610および当該ヘッドユニット610に設けられた液体吐出ヘッド69を識別するための識別情報に、補正値を関連づけて記憶している。補正値管理テーブル400に含まれる補正値は、それぞれ濃度調整処理が完了するごとに更新される。
○印刷装置50の機能構成
図7に示す印刷装置50によって実現される機能は、送受信部51、受付部52、表示制御部53、印刷制御部54、読取制御部55、記憶・読出部56および記憶部5000を含む。
送受信部51は、専用線9を介して印刷制御装置30との間で各種データのやり取りを行う機能である。送受信部51は、例えば、図6に示したI/F550、並びにASIC506およびCPU501によって実行されるプログラム等により実現される。
受付部52は、図6に示した操作パネル540の入力手段(例えば、入力領域540b)に対するユーザ入力を受け付ける機能である。受付部52は、例えば、図6に示したASIC506およびCPU501によって実行されるプログラム等により実現される。受付部52は、受付手段の一例である。
表示制御部53は、図6に示した操作パネル540(例えば、パネル表示部540a)に各種画面を表示させる機能である。表示制御部53は、例えば、ユーザによる入力操作を受け付ける操作画面等を、WEBブラウザを用いて操作パネル540に表示させる。表示制御部53は、例えば、HTML等のWebページを、操作パネル540に表示させる。表示制御部53は、例えば、図6に示した操作パネル540、並びにASIC506およびCPU501によって実行されるプログラム等により実現される。表示制御部53は、出力手段の一例である。
印刷制御部54は、印刷制御装置30から送信された画像データに基づいて、記録対象物に画像を印刷する動作を制御する機能である。印刷制御部54は、例えば、印刷制御装置30から送信されたデータの印刷タイミングの制御を行ったり、ユーザが設定した調整値に基づいて印刷調整を行ったりする。印刷制御部54は、例えば、図6に示したプリンタ部520、並びにASIC506およびCPU501によって実行されるプログラム等により実現される。印刷制御部54は、出力手段の一例である。
読取制御部55は、スキャナ部530によるデータの読み取りを制御する機能である。読取制御部55は、例えば、印刷制御部54によって印刷された画像データを、スキャナ部530を用いて読み取り、読取画像を取得する。読取制御部55は、例えば、図6に示したスキャナ部530、並びにASIC506およびCPU501によって実行されるプログラム等により実現される。読取制御部55は、読取手段の一例である。
記憶・読出部56は、記憶部5000に各種データを記憶させ、または記憶部5000から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部56は、例えば、ASIC506およびCPU501で実行されるプログラム等により実現される。記憶部5000は、例えば、図6に示したMEP−P502、MEM−C507またはHD509等により実現される。
●第1の実施形態における処理または動作
続いて、図10乃至図18を用いて、第1の実施形態に係る印刷処理システムにおける濃度調整方法について説明する。図10は、第1の実施形態に係る印刷処理システムにおける濃度調整処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS11において、印刷装置50の受付部52は、ユーザからの濃度調整要求の入力を受け付ける。具体的には、ユーザは、表示制御部53によって操作パネル540に表示された操作画面に対して、濃度調整を開始するための入力を行う。受付部52は、操作パネル540に表示された操作画面に対する入力を受け付ける。
ここで、図11を用いて、印刷装置50の操作パネル540に表示される操作画面について説明する。図11は、第1の実施形態に係る印刷装置に表示される操作画面の一例を示す図である。
図11(a)に示す操作画面700は、例えば、印刷装置50を起動させた際に、操作パネル540に表示される画面である。操作画面700は、印刷処理を要求するための選択アイコン701と濃度調整処理を要求するための選択アイコン702を含む。印刷装置50は、オペレータによる選択アイコン701に対する入力が受け付けられた場合、所定の記録対象物に対する印刷処理を実行する。一方で、印刷装置50は、オペレータによる選択アイコン702に対する入力が受け付けられた場合、液体吐出ヘッド69から吐出される液体によって形成される画像の濃度調整処理を行う。
図11(b)は、濃度調整に用いるパラメータ等を設定するための設定画面710の一例を示す。図11(b)に示す設定画面710は、操作画面700の選択アイコン702に対する入力が受け付けられた場合に、操作パネル540に表示される画面である。設定画面710は、濃度調整を行うか否かを判断するための濃度に関する閾値を設定する閾値設定領域711、印刷装置50によって印刷された画像を記録する用紙のサイズの選択を受け付ける用紙サイズ設定領域713を含む。また、設定画面710は、濃度調整処理を開始する場合に押下される「OK」アイコン716、濃度調整処理を中止する場合に押下される「キャンセル」アイコン718を含む。
閾値設定領域711は、記録対象物に形成された画像の画素間の濃度差を検出するための閾値を設定可能な設定領域712を有する。ユーザは、閾値設定領域711に含まれる設定領域712に対して、所定の閾値を入力することで、所望の閾値を設定する。なお、閾値設定領域711は、ユーザに数値を選択させる選択形成であってもよいし、ユーザに直接数値を入力させる入力形式であってもよい。
用紙サイズ設定領域713は、印刷装置50を用いて画像データを印刷する用紙(記録対象物)の用紙サイズを設定可能な設定領域714を有する。ユーザは、用紙サイズ設定領域713に含まれる設定領域714に対して、所定の用紙サイズを入力することで、用紙サイズを設定する。なお、用紙サイズ設定領域713は、ユーザに用紙サイズを選択させる選択形成であってもよいし、ユーザに直接用紙サイズを入力させる入力形式であってもよい。
印刷装置50は、設定領域712,714に数値が入力された状態で、「OK」アイコン716に対する入力を受け付けた場合、各液体吐出ヘッド69に対する濃度調整要求を受け付ける。
なお、設定画面710を用いて設定可能なパラメータは、これに限られず、濃度調整処理を行うヘッドユニット610や、印刷装置50における印刷処理の詳細設定(両面/片面印刷、集約等)等であってもよい。
ステップS12において、印刷装置50の印刷制御部54は、受付部52によって濃度調整要求が受け付けられた場合、プリンタ部520を用いて、濃度調整処理を行うために用いる調整チャート70の印刷処理を実行する。印刷装置50は、調整チャート70を印刷するための印刷パラメータを、記憶部5000に予め記憶している。印刷制御部54は、記憶・読出部56を介して記憶部5000に記憶された印刷パラメータを読み出すことによって、調整チャートの印刷処理を実行する。ステップS13において、印刷装置50の読取制御部55は、スキャナ部530を用いて、印刷された調整チャート70を読み取る。なお、印刷制御部54における印刷処理と読取制御部55における読取処理は、一連の処理動作で実行される。
ステップS14において、印刷装置50の送受信部51は、読取制御部55によって読み取られた調整チャート70の読取データを、印刷制御装置30へ送信する。そして、印刷制御装置30の送受信部31は、印刷装置50から送信された読取データを受信する。
図12は、第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された調整チャートの一例を示す図である。なお、調整チャート70の横方向は、液体吐出ヘッド69の並び方向を示し、縦方向は、用紙の搬送方向を示すとともに画像の階調を示している。
図12において、調整チャート70の横方向は、それぞれヘッド_1〜ヘッド_5のそれぞれの印刷領域(液体吐出領域)に相当する。ここで、ヘッド_1〜ヘッド_5は、図3における液体吐出ヘッド69K_1〜69K_5に対応しているものとする。図12に示すように、個々のヘッド_1〜ヘッド_5の階調―濃度特性にばらつきがあるため、調整チャート70の印刷結果には、濃度ムラが発生してしまう。そのため、印刷処理システム2は、液体吐出ヘッド69間の印字濃度を均一にする補正動作を行い、画像濃度のばらつきを補正する必要がある。なお、調整チャート70は、ヘッド_1〜ヘッド5から吐出された液体に基づく画像に限られない。階調−濃度特性は、ヘッド毎に異なり、全階調領域についてリニアでないことが多い。そのため、調整チャート70は、ヘッドユニット610の全幅で印刷し、複数の階調についてデータを取得した方が好ましい。
ステップS15において、印刷制御装置30の濃度算出部33は、送受信部31によって受信された調整チャート70の読取データに基づいて、調整チャート70の画像濃度を算出する。濃度算出部33は、RGB形式である読取データを、濃度に変換する。図13(a)に示すように、画像の明暗(濃薄)は、付与された液体(インク)が、所定の領域中にどの程度存在しているか、例えば、1ピクセル中にどの程度存在しているかによって決まる。図13(b)は、実際に用紙に印刷された調整チャートの画像を示す。図13(a),(b)に示すように、画像の明るい部分は、網点が小さく、画像の暗い部分は、網点が大きくなる。
図13(c)は、画像データを読み取った時の8bitのR成分の値を示す。図13(c)は、読み取った画像の濃度が最大値(56)と最小値(20)との間でばらついていることがわかる。そのため、濃度算出部33は、複数の画素を一纏りにして演算を行うことで、読取データの濃度を算出する。なお、以下の説明において、濃度算出部33は、読取データのRGB値を8bitの濃度(輝度データ)に変換するものとして説明する。
ステップS16において、印刷制御装置30の補正値算出部34は、濃度算出部33によって算出された濃度を用いて、液体吐出ヘッド69ごとの補正値を算出する。
ステップS17において、印刷制御装置30のデータ生成部32は、補正値算出部34によって算出された補正値に基づいて、印刷装置50によって印刷する補正データを生成する。
ステップS18において、印刷制御装置30の送受信部31は、データ生成部32によって生成された補正データを、印刷装置50へ送信する。そして、印刷装置50の送受信部51は、印刷制御装置30から送信された補正データを受信する。
ステップS19において、印刷装置50の印刷制御部54は、送受信部51によって受信された補正データに基づいて、濃度補正を行った補正チャート80の印刷処理を実行する。ステップS20において、印刷装置50の読取制御部55は、スキャナ部530を用いて、印刷された補正チャート80を読み取る(読取ステップの一例)。なお、上記と同様に、印刷制御部54における印刷処理と読取制御部55における読取処理は、一連の処理動作で実行される。補正チャート80は、読取画像の一例である。
ステップS21において、印刷装置50の送受信部51は、読取制御部55によって読み取られた補正チャート80の読取データを、印刷制御装置30へ送信する。印刷制御装置30の送受信部31は、印刷装置50から送信された読取データを受信する。
図14は、第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された補正チャートの一例を示す図である。なお、図14に示す補正チャート80は、図12に示した調整チャート70と同じ印刷領域(液体吐出領域)に対応するものである。
ここで、ヘッド_1〜ヘッド_5は、図12と同様に、図3における液体吐出ヘッド69K_1〜69K_5に対応しているものとする。図14に示す補正チャート80は、図12に示した調整チャート70から、ヘッド_1〜ヘッド_5の階調―濃度特性のばらつきが補正されている。一方で、図14に示す補正チャート80は、ヘッド_2とヘッド_3の間の領域において濃度ムラが残っている。
しかしながら、従来の補正結果の確認方法では、補正チャート80をユーザが目視で確認するため、残存する濃度ムラを認識することが困難な場合がある。そこで、印刷処理システム2は、画像濃度が補正された補正チャート80を用いて、以下に示す解析処理を行うことで、濃度ムラが生じている箇所をユーザに通知することができる。
ステップS22において、印刷制御装置30の濃度算出部33は、送受信部31によって受信された補正チャート80の読取データに基づいて、補正チャート80の画像濃度を算出する(算出ステップの一例)。なお、濃度算出部33における濃度算出処理は、ステップS15の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS23において、印刷制御装置30の解析部36は、補正チャート80ごとの階調−濃度特性を解析する。ここで、図15および図16を用いて、階調−濃度特性の解析処理の詳細を説明する。図15は、第1の実施形態に係る印刷制御装置における補正チャートの解析処理の一例を示すフローチャートである。ここで、図15に示す解析処理は、図16(a)に示す座標ごとに分割された濃度(輝度データ(0〜255の8bitのデータ))について解析する場合の処理である。図16(b)は、図16(a)に示した各座標に対応する画素における濃度値を示す。
ステップS23−1aにおいて、解析部36の対象画素列処理部41は、設定された対象画素範囲ごとに、該範囲における濃度の合計値を算出する。具体的には、対象画素範囲が、2×2画素に設定されている場合、対象画素列処理部41は、図16(c)に示すように、2×2画素ごと(4画素ごと)の濃度の合計値を算出する。なお、対象画素範囲は、2×2画素に設定されている例を説明するが、対象画素範囲は、任意に設定することができる。
ステップS23−2aにおいて、対象画素列処理部41は、設定された画素範囲ごとに、設定された画素範囲の内部での濃度の平均値を算出する。具体的には、対象画素列処理部41は、図16(d)に示すように、合計値を算出した画素範囲ごとに、濃度の平均値を算出する。例えば、対象画素範囲が2×2画素(4画素)である場合、対象画素列処理部41は、合計値から画素数(4画素)を除算する。
ステップS23−3aにおいて、解析部36の濃度差検出部42は、設定された画素範囲ごとに算出された平均値に対して、列ごとの平均値を算出する。具体的には、濃度差検出部42は、図16(d)に示すA列〜C列の濃度の平均値に対して、列ごとに平均値を算出する。図16(d)に示す値を用いて算出された列ごとの平均値を以下表1に示す。
ステップS23−4aにおいて、濃度差検出部42は、隣り合う列の濃度差を算出する。具体的には、濃度差検出部42は、例えば、表1に示すA列とB列の濃度差、およびB列とC列の濃度差を算出する。この場合、A列とB列の濃度差は、0であり、B列とC列の濃度差は、0.83である。
ステップS23−5aにおいて、濃度差検出部42は、算出された濃度差が、所定の閾値以上である場合、処理をステップS23−6aに移行させる。ステップS23−6aにおいて、濃度差検出部42は、所定の閾値以上の濃度差が検出された列を特定する。ここで、所定の閾値は、印刷装置50の受付部52によって受け付けられ、印刷制御装置30の設定部35によって設定された濃度差を検出するための閾値である。例えば、濃度差検出部42は、閾値が0.8に設定されている場合、B列とC列において濃度変化を検出する。なお、設定部35は、濃度差を検出するための閾値を、チャートごと(ヘッドユニットごと)に設定することで、チャートごとに濃度の検出範囲を設定することができる。ここで、濃度差に関する条件(例えば、濃度差が所定の閾値以上であるか)は、所定の条件の一例である。また、濃度差が所定の閾値以上の画素列、すなわち所定の条件を満たす画素列は、第2の領域の一例である。
一方で、ステップS23−5aにおいて、濃度差検出部42は、算出された濃度差が、所定の閾値より小さい場合、処理をステップS23−7aに移行させる。ステップS23−7aにおいて、濃度差検出部42は、濃度調整処理が要求された範囲において、全ての解析処理が終了した場合、処理を終了する。一方で、濃度差検出部42は、解析処理が終了していない場合、ステップS23−1aからの処理を繰り返し行う。ここで、濃度差が所定の閾値より小さい画素列、すなわち所定の条件を満たさない画素列は、第1の領域の一例である。
なお、ステップS23−5aは、濃度差検出部42が、算出された濃度差が所定の閾値以上であるかを判断する構成を示したが、これに限られない。濃度差検出部42は、例えば、算出された濃度差が所定の閾値より大きいかを判断する構成であってもよい。また、所定の閾値が所定の数値範囲を示す場合、濃度差検出部42は、例えば、算出された濃度差が所定の数値範囲内であるかを判断する構成であってもよい。
図10に戻り、印刷処理システム2における濃度調整処理の説明を続ける。ステップS24において、印刷制御装置30のデータ生成部32は、解析部36による解析結果を出力するための解析データを生成する。具体的には、データ生成部32は、濃度差検出部42によって濃度差が検出された画素列に関連づけて、当該画素列を他の画素列から識別させるための視覚情報91aを、上記ステップS21によって受信した補正チャート80の読取データに付与する。データ生成部32によって生成される解析データには、図14に示した補正チャート80の読取データ、および視覚情報91aが含まれる。なお、解析データは、必ずしも補正チャート80の読取データの全てを含む必要はなく、ユーザが目視によって濃度ムラを確認できるように、濃度差が検出された画素列の画像と濃度差が検出されない画素列の少なくとも一部の画像とを含んでいればよい。
ステップS25において、印刷制御装置30の送受信部31は、データ生成部32によって生成された解析データを、印刷装置50へ送信する。そして、印刷装置50の送受信部51は、印刷制御装置30から送信された解析データを受信する。
ステップS26において、印刷装置50の印刷制御部54は、送受信部51によって受信された解析データの印刷処理を実行する(出力ステップの一例)。図17は、第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された解析チャートの一例を示す図である。なお、図17に示す解析チャート90aは、図14に示した補正チャート80と同じ印刷領域(液体吐出領域)に対応するものである。解析チャート90aは、送受信部51によって受信された解析データを、印刷制御部54によって記録対象物に印刷した印刷物である。
解析チャート90aは、濃度ムラが生じている画素列に関連づけられた視覚情報91a(例えば、図17の「×」印)が含まれる。記録対象物に印刷された解析チャート90aを目視したユーザは、視覚情報91aが指し示す領域を確認することで、濃度ムラが生じている領域を把握することができる。なお、視覚情報91aは、図17に示す例に限られず、該当領域をユーザに注視させられるような情報であればよい。視覚情報91aは、例えば、「○」等の他の記号、色分け、コメント等であってもよい。
ステップS27において、印刷装置50の表示制御部53は、印刷制御部54によって解析チャート90aの印刷が行われた場合、ユーザに対して濃度調整結果に対するフィードバックを受け付ける評価結果確認画面750aを、操作パネル540に表示させる。図18に示す評価結果確認画面750aは、印刷された解析チャート90aの確認を行ったユーザが濃度調整の結果に問題がないか否かを選択させるための確認画面である。
ステップS28において、印刷装置50の受付部52は、図18に示した評価結果確認画面750aの「YES」アイコン751aの選択を受け付けた場合、処理をステップS29へ移行させる。ステップS29において、印刷装置50の送受信部51は、処理終了通知を、印刷制御装置30へ送信する。印刷制御装置30の送受信部31は、印刷装置50から送信された処理結果通知を受信する。
ステップS30において、印刷制御装置30の記憶・読出部37は、送受信部31によって処理結果通知が受信された場合、ステップS16の処理によって算出された補正値を、補正値管理テーブル400に記憶させる。
一方で、ステップS28において、受付部52は、図18に示した評価結果確認画面750aの「NO」アイコン752aの選択を受け付けた場合、処理をステップS12へ移行させ、濃度調整処理を繰り返す。
これによって、印刷処理システム2は、印刷制御装置30によって記録対象物に形成される画像の濃度が補正された補正チャート80の解析結果を、ユーザに提示することで、ユーザによる画像濃度の確認作業の効率を向上させることができる。また、印刷処理システム2は、印刷制御装置30による解析処理によって濃度差が検出された領域を、ユーザが識別しやすい状態で印刷物を出力することで、ユーザが注意して見るべき箇所を知らせることができる。
ここで、図19および図20を用いて、理想的な階調-濃度特性を有するスキャンデータとの比較によって、第1の実施形態に係る解析部36の処理による解析結果について説明する。図19(a)は、理想的な階調-濃度特性を有するスキャンデータ(正常画像)の一例であり、図19(b)は、所定の箇所に濃度ムラを有するスキャンデータ(異常画像)である。図19(b)に示すスキャンデータは、図19(a)に示した理想的なスキャンデータと比較して、7列目〜17列目の画素列の区間において、濃度ムラが発生している。図20は、図19(b)に示したスキャンデータ(異常画像)において、画素列ごとの濃度分布を示す。解析部36の濃度差検出部42は、例えば、設定部35によって閾値が「3」に設定されている場合、図20に示す7列目と17列目の画素列に対して、濃度ムラを検出する。
また、解析チャート90aは、特定の視覚情報に変えて、濃度算出部33によって算出された濃度を示す濃度特性を出力する構成であってもよい。図21は、第1の実施形態に係る印刷装置において、印刷された解析チャートの変形例を示す図である。図21に示す解析チャート90bは、図17に示した解析チャート90aに含まれる視覚情報91aに変えて、解析チャート90bに含まれる画像の濃度分布を示す視覚情報91bを含む。これによって、印刷処理システム2は、解析チャート90bを用いて、濃度差が生じている領域だけでなく、画像全体の濃度特性をユーザに確認させることができる。
さらに、印刷処理システム2は、解析チャート90aまたは解析チャート90b(以下、区別する必要がないときは、解析チャート90とする。)を印刷ではなく、表示によって出力する方式であってもよい。この場合、印刷装置50の表示制御部53は、操作パネル540に表示させることで、ユーザに解析チャート90の内容をすぐに確認させることができる。
また、印刷処理システム2は、解析チャート90の出力方式を選択できる構成であってもよい。図22は、第1の実施形態に係る印刷装置に表示される操作画面の変形例を示す図である。図22に示す操作画面730は、解析チャート90の出力方式を選択するための選択アイコン731,732を含む。選択アイコン731は、解析チャート90aを印刷により出力する場合に選択されるアイコンである。選択アイコン732は、解析チャート90aを表示により出力する場合に選択されるアイコンである。ユーザは、操作画面730に対する入力操作によって、所望の出力方式を用いて解析チャート90の確認を行うことができる。
●第1の実施形態の効果
以上説明したように、第1の実施形態に係る印刷処理システム2は、印刷装置50の読取制御部55を用いて記録対象物に形成された画像を読み取り、読み取られた読取データの画像(読取画像)における画素列ごとの濃度を、濃度算出部33を用いて算出する。そして、印刷処理システム2は、読取画像における画素列のうち、他の画素列との濃度差が所定の閾値以上または当該閾値より大きい画素列が存在する場合、当該画素列に関連づけて、当該画素列を他の画素列と識別させるための視覚情報91aを出力する。これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像のうち、濃度差が生じている領域をユーザに明確に知らせることができるので、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
●第1の実施形態の変形例●
次に、第1の実施形態の変形例に係る印刷システムについて説明する。第1の実施形態の変形例に係る印刷制御装置30の解析部36は、画像濃度の解析評価を、画素間における濃度差ではなく、画像全体における濃度のばらつき(分散)に基づいて行う。図23は、第1の実施形態の変形例に係る印刷制御装置における解析部の詳細な機能構成の一例を示す図である。第1の実施形態の変形例において、解析部36は、濃度差検出部42に変えて濃度ばらつき検出部43を有する。濃度ばらつき検出部43は、送受信部31によって受信された読取データにおける画像濃度のばらつきを検出する機能である。
次に、図24および図25を用いて、第1の実施形態の変形例に係る補正チャート80の解析処理を説明する。図24は、第1の実施形態の変形例に係る印刷制御装置における補正チャートの解析処理の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS23−1bおよびステップS23−2bの処理は、図15に示したステップS23−1aおよびステップS23−2aの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS23−3bにおいて、解析部36の対象画素列処理部41は、読取データの画像における全画素の平均値を算出する。具体的には、対象画素列処理部41は、図16(d)に示す全ての画素の濃度の平均値を算出する。図16(d)の場合、全画素の平均値は、5.277である。
ステップS23−4bにおいて、解析部36の濃度ばらつき検出部43は、設定された対象画素範囲ごとに、当該範囲における濃度の偏差を算出する。具体的には、まず、濃度ばらつき検出部43は、対象画素範囲ごとに、当該範囲における濃度と全画素の平均値(5.27)との平均値を算出する。次に、濃度ばらつき検出部43は、算出した平均値と対象画素範囲の濃度の差分によって、当該範囲における濃度の偏差を算出する。例えば、図16(d)の左上の範囲における平均値は、「(5+5.27)/2=5.1385」であり、当該範囲における偏差は、「5.1385−5=0.1385」である。また、例えば、図16(d)の右下の範囲における平均値は、「(6.25+5.27)/2=5.7635」であり。当該範囲における偏差は、「5.7635−6.25=−0.4865」である。
ステップS23−5bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、対象画素範囲ごとに算出した濃度の偏差に対する二乗平均σを算出する。例えば、図16(d)の左上の範囲における二乗平均σは、「(0.1385)=0.0192」である。また、例えば、図16(d)の右下の範囲における二乗平均σは、「(−0.4865)=0.2366」である。
ステップS23−6bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、算出した二乗平均σを用いて、3σを算出する。算出された対象画素範囲ごとの3σの値を図25に示す。
ステップS23−7bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、対象画素範囲ごとに算出された3σの値に対して、列ごとの平均値を算出する。具体的には、濃度ばらつき検出部43は、図25に示すA列〜C列の3σの値に対して、列ごとに平均値を算出する。図25に示す値を用いて算出された列ごとの平均値を以下表2に示す。
ステップS23−8bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、算出された3σの平均値が所定の閾値以上である列が存在する場合、処理をステップS23−9bへ移行させる。ステップS23−9bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、所定の閾値以上の濃度ばらつきが検出された列を特定する。ここで、所定の閾値は、印刷装置50の受付部52によって受け付けられ、印刷制御装置30の設定部35によって設定された濃度ばらつきを検出するための閾値である。
例えば、濃度ばらつき検出部43は、閾値が0.45に設定されている場合、C列において濃度ばらつきを検出する。濃度ばらつきは、3σの値が大きいほどばらつきが大きい。なお、設定部35は、濃度ばらつきを検出するための閾値を、チャートごと(ヘッドユニットごと)に設定することで、チャートごとに濃度ばらつきの許容範囲を設定することができる。濃度ばらつきを検出するための閾値は、所定の条件の一例である。ここで、濃度ばらつきに関する条件(例えば、濃度ばらつきが所定の閾値以上であるか)は、所定の条件の一例である。また、濃度ばらつきが所定の閾値以上の画素列、すなわち所定の条件を満たす画素列は、第2の領域の一例である。
一方で、ステップS23−8bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、算出された3σの平均値が、所定の閾値より小さい場合、処理をステップS23−10bに移行させる。ステップS23−10bにおいて、濃度ばらつき検出部43は、濃度調整処理が要求された範囲において、全ての解析処理が終了した場合、処理を終了する。一方で、濃度ばらつき検出部43は、解析処理が終了していない場合、ステップS23−1bからの処理を繰り返し行う。ここで、濃度ばらつきが所定の閾値より小さい画素列、すなわち所定の条件を満たさない画素列は、第1の領域の一例である。
ここで、図26を用いて、理想的な階調-濃度特性を有するスキャンデータとの比較によって、第1の実施形態の変形例に係る解析部36の処理による解析結果について説明する。図26(a)は、理想的な階調-濃度特性を有するスキャンデータ(正常画像)の濃度ばらつきの一例であり、図26(b)は、所定の箇所に濃度ムラを有するスキャンデータ(異常画像)の濃度ばらつきの一例である。図26(a),(b)に示す横軸の画素列は、5画素を一纏りにした数値であり、縦軸は、対応する5画素平均の分散値(3σ)である。図26(b)に示す濃度特性は、図26(a)に示した理想的なスキャンデータと比較して、画素列ごとの濃度のばらつきが大きいことがわかる。解析部36の濃度ばらつき検出部43は、例えば、設定部35によって閾値が「7.0」に設定された場合、9列目〜11列目の画素列の濃度ムラを検出する。
このように、第1の実施形態の変形例に係る印刷処理システムは、記録対象物に形成された画像のうち濃度のばらつきが大きい画素列を、ユーザに明確に知らせることができるので、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
●第2の実施形態●
次に、第2の実施形態に係る印刷システムについて説明する。なお、第1の実施形態と同一構成および同一機能は、同一の符号を付して、その説明を省略する。第2の実施形態に係る印刷処理システムは、解析部36による画像濃度の解析処理を、補正チャート80に対してだけでなく、画像濃度の補正を行う前のチャート(例えば、調整チャート70)に対しても適用可能な構成である。
図27は、第2の実施形態に係る印刷処理システムにおける濃度調整処理の一例を示すシーケンス図である。ステップS51において、印刷装置50の受付部52は、ユーザからの濃度調整要求の入力を受け付ける。具体的には、ユーザは、表示制御部53によって操作パネル540に表示された操作画面700(図11参照)に対して、選択アイコン702および「OK」アイコン716を選択する。受付部52は、操作パネル540に表示された操作画面700に含まれる選択アイコン702および「OK」アイコン716に対する入力を受け付ける。
ステップS52において、印刷装置50の印刷制御部54は、受付部52によって濃度調整要求が受け付けられた場合、プリンタ部520を用いて、濃度調整処理を行うために用いる調整チャート70の印刷処理を実行する。印刷装置50は、調整チャート70を印刷するための印刷パラメータを、記憶部5000に予め記憶している。印刷制御部54は、記憶・読出部56を介して記憶部5000に記憶された印刷パラメータを読み出すことによって、調整チャートの印刷処理を実行する。
ステップS53において、印刷装置50の読取制御部55は、スキャナ部530を用いて、印刷された調整チャート70を読み取る(読取ステップの一例)。なお、印刷制御部54における印刷処理と読取制御部55における読取処理は、一連の処理動作で実行される。
ステップS54において、印刷装置50の送受信部51は、読取制御部55によって読み取られた調整チャート70の読取データを、印刷制御装置30へ送信する。そして、印刷制御装置30の送受信部31は、印刷装置50から送信された読取データを受信する。
ステップS55において、印刷制御装置30の濃度算出部33は、送受信部51によって受信された読取データに基づいて、調整チャート70の画像濃度を算出する(算出ステップの一例)。濃度算出部33による処理内容は、図10に示したステップS15の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS56において、印刷制御装置30の解析部36は、濃度算出部33によって算出された画像濃度に基づいて、調整チャート70の階調−濃度特性を解析する。解析部36による解析処理の処理内容は、図15に示した処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS57において、印刷制御装置30のデータ生成部32は、解析部36による解析結果を出力するための解析データを生成する。具体的には、データ生成部32は、濃度差検出部42によって濃度変化が検出された画素列に関連づけて、特定の視覚情報を付与する。
ステップS58において、印刷制御装置30の送受信部31は、データ生成部32によって生成された解析データを、印刷装置50へ送信する。そして、印刷装置50の送受信部51は、印刷制御装置30から送信された解析データを受信する。
ステップS59において、印刷装置50の印刷制御部54は、送受信部51によって受信された解析データの印刷処理を実行する(出力ステップの一例)。ステップS60において、印刷装置50の表示制御部53は、印刷制御部54によって解析チャート90の印刷が行われた場合、ユーザに対して濃度調整処理を要否の選択を受け付ける評価結果確認画面750bを、操作パネル540に表示させる。図28に示す評価結果確認画面750bは、印刷された解析チャート90の確認を行ったユーザが濃度調整処理の要否を選択するための確認画面である。
ステップS60において、印刷装置50の受付部52は、図28に示した評価結果確認画面750bの「YES」アイコン751bの選択を受け付けた場合、処理をステップS62へ移行させる。ステップS62において、印刷装置50の送受信部51は、濃度調整要求を、印刷制御装置30へ送信する。なお、濃度調整要求は、ユーザによって選択された濃度調整処理を要求するチャート(ヘッドユニット610)の情報を含んでもよい。これにより、印刷制御装置30の送受信部31は、印刷装置50から送信された濃度調整要求を受信する。
ステップS63において、印刷制御装置30は、濃度調整要求を受信した場合、上記ステップS54によって受信された調整チャート70の読取データを用いて濃度調整処理を行う。この場合の濃度調整処理は、図10に示したステップS15以降の処理と同様であるため、説明を省略する。なお、濃度調整要求に濃度調整処理を要求するチャート(ヘッドユニット610)の情報が含まれている場合、印刷制御装置30は、要求された要求されたチャート(ヘッドユニット610)に対して、濃度調整処理を行う構成であってもよい。
一方で、ステップS61において、印刷装置50の受付部52は、図28に示した評価結果確認画面750bの「NO」アイコン752bの選択を受け付けた場合、濃度調整処理を行う必要がないため、処理を終了する。
●第2の実施形態の効果
以上説明したように、第2の実施形態に係る印刷処理システムは、解析部36による画像濃度の解析処理を、画像濃度の補正を行う前のチャート(例えば、調整チャート70)を用いて行うことで、解析結果を目視で確認したユーザに、画像濃度の補正を行うか否かを選択させる。これにより、第2の実施形態に係る印刷処理システムは、解析チャート90が印刷された印刷物をユーザが目視で確認して濃度調整処理を行う必要がないと判断した場合、濃度調整処理を行わないようにすることができるので、濃度調整処理に要する時間および処理負担を削減することができる。
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)は、印刷装置50(画像形成装置の一例)によって記録対象物に形成された画像を読み取る読取制御部55(読取手段の一例)と、読み取られた読取画像における画素列(所定の領域の一例)ごとの濃度を算出する濃度算出部33(算出手段の一例)と、算出された濃度が所定の条件を満たす画素列が存在する場合、条件を満たさない画素列(第1の領域の一例)の画像、条件を満たす画素列(第2の領域の一例)の画像、および条件を満たす画素列に関連づけられた視覚情報91aを出力する表示制御部53または印刷制御部54(出力手段の一例)を備える。
これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像のうち、濃度ムラが生じている領域をユーザに明確に知らせることができるので、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)において、表示制御部53または印刷制御部54(出力手段の一例)は、他の画素列との濃度差が所定の閾値以上または当該閾値より大きい画素列が存在する場合、当該画素列(第2の領域の一例)に関連づけられた視覚情報91aを出力する。これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像において他の領域との濃度差が大きい領域を、視覚情報91aを用いてユーザに容易に判別させることができるため、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)において、表示制御部53または印刷制御部54(出力手段の一例)は、読取画像における濃度のばらつきが所定の閾値以上または当該閾値より大きい画素列が存在する場合、当該画素列(第2の領域の一例)に関連づけられた視覚情報91aを出力する。これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像において他の領域との濃度のばらつきが大きい領域を、視覚情報91aを用いてユーザに容易に判別させることができるため、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)において、視覚情報91bは、読取制御部55によって読み取られた読取画像の濃度分布に関する情報である。これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像において、濃度差または濃度ばらつきが生じている領域だけでなく、画像全体の濃度特性をユーザに確認させることができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)は、印刷装置50(画像形成装置の一例)によって形成された画像の濃度を補正する補正値算出部34(補正手段の一例)、を備える。そして、読取制御部55(読取手段の一例)は、補正された補正チャート80(補正画像の一例)を読み取り、濃度算出部33(算出手段の一例)は、読み取られた補正チャート80の所定の画素列(所定の領域の一例)ごとの濃度を算出する。これにより、印刷処理システム2は、画像濃度が補正された補正チャート80の解析結果をユーザに提示することで、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)は、特定の視覚情報91aの出力方式の選択を受け付ける受付部52(受付手段の一例)を備え、出力方式は、印刷または表示であり、表示制御部53または印刷制御部54(出力手段の一例)は、選択された出力方式を用いて、視覚情報91aを出力する。これにより、印刷処理システム2は、印刷制御装置30による解析結果を所望の形式でユーザに確認させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る印刷処理システム2(画像形成処理システムの一例)が実行する濃度調整方法は、印刷装置50(画像形成装置の一例)によって形成された画像を読み取る読取ステップと、読み取られた読取画像の所定の画素列(所定の領域の一例)ごとの濃度を算出する算出ステップと、算出された濃度が所定の条件を満たす画素列が存在する場合、条件を満たさない画素列(第1の領域の一例)の画像、条件を満たす画素列(第2の領域の一例)の画像、条件を満たす画素列に関連づけられた視覚情報91aを出力する出力ステップと、を実行する。これにより、印刷処理システム2は、記録対象物に形成された画像のうち、濃度差が生じている領域をユーザに明確に知らせることができるので、ユーザによる画像の濃度の確認作業の効率を向上させることができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る印刷装置50(画像形成装置の一例)によって画像が形成された印刷物は、形成された画像において濃度ムラが生じている領域に関連づけて、濃度ムラが生じている領域を他の領域と識別させるための視覚情報91aが印刷されている。これにより、本発明の一実施形態に係る印刷物は、印刷された画像において濃度ムラが生じている領域を、視覚情報91aを用いてユーザに容易に判別させることができるため、画像濃度のユーザによる確認作業の効率を向上させることができる。
●補足●
本発明の各実施形態において、記録対象物は、用紙に限られず、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであればよい。記録対象物は、液体が付着して固着するもの、または付着して浸透するもの等である。記録対象物は、例えば、記録紙、記録用紙、フィルムもしくは布等の媒体、電子基板もしくは圧電素子等の電子部品、または粉体層(粉末層)、臓器モデルもしくは検査用セル等の媒体であってもよく、液体が付着するすべてのものが含まれる。また、記録対象物の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、本発明の各実施形態において、液体吐出ヘッド69から出力される液体は、液体吐出ヘッド69から出力可能な粘度や表面張力を有するものであればよい。液体は、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、液体は、水もしくは有機溶媒等の溶媒、染料もくしは顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂もしくは界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸、たんぱく質もしくはカルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料等を含む溶液、懸濁液、またはエマルジョン等である。これらは、例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子もしくは発光素子の構成要素または電子回路レジストパターンの形成用液、三次元造形用材料液等の用途で用いることができる。さらに、本発明の各実施形態において、液体吐出ヘッド69は、液体を吐出するもの、液体を噴射するもの、または液体を塗布するもの等を含む。
なお、本発明の各実施形態の機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、各実施形態の機能を実行するためのプログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
また、本発明の各実施形態の機能を実行するためのプログラムは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、CD−RW(Re-Writable)、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MO(Magneto-Optical disc)等の装置可読な記録媒体に格納して頒布することもできる。
さらに、本発明の各実施形態の機能の一部または全部は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブル・デバイス(PD)上に実装することができ、またはASICとして実装することができ、各実施形態の機能をPD上に実現するためにPDにダウンロードする回路構成データ(ビットストリームデータ)、回路構成データを生成するためのHDL(Hardware Description Language)、VHDL(Very High Speed Integrated Circuits Hardware Description Language)、Verilog−HDL等により記述されたデータとして記録媒体により配布することができる。
これまで本発明の一実施形態に係る画像形成処理システム、濃度調整方法、プログラムおよび印刷物について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更または削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 印刷システム
2 印刷処理システム(画像形成処理システムの一例)
10 通信端末
30 印刷制御装置(画像形成制御装置の一例)
33 濃度算出部(算出手段の一例)
34 補正値算出部(補正手段の一例)
36 解析部
41 対象画素列処理部
42 濃度差検出部
43 濃度ばらつき検出部
50 印刷装置(画像形成装置の一例)
52 受付部(受付手段の一例)
53 表示制御部(出力手段の一例)
54 印刷制御部(出力手段の一例)
55 読取制御部(読取手段の一例)
特開2018−008483号公報

Claims (13)

  1. 画像形成装置によって記録対象物に形成された画像を読み取る読取手段と、
    前記読み取られた読取画像における所定の領域ごとの濃度を算出する算出手段と、
    前記算出された濃度が所定の条件を満たす領域が存在する場合、前記条件を満たさない領域である第1の領域の画像、前記条件を満たす領域である第2の領域の画像、および前記第2の領域に関連づけられた視覚情報を出力する出力手段と、
    を備える画像形成処理システム。
  2. 前記所定の条件は、前記第1の領域と前記第2の領域との濃度差に関する条件であり、
    前記出力手段は、前記濃度差が所定の閾値以上または当該閾値より大きい領域が存在する場合、当該領域である前記第2の領域に関連づけて前記視覚情報を出力する、請求項1に記載の画像形成処理システム。
  3. 前記所定の条件は、前記画像における濃度のばらつきに関する条件であり、
    前記出力手段は、前記ばらつきが所定の閾値以上または前記閾値より大きい領域が存在する場合、当該領域である前記第2の領域に関連づけて前記視覚情報を出力する、請求項1に記載の画像形成処理システム。
  4. 前記視覚情報は、前記第2の領域の画像を前記第1の領域の画像から識別させるために、前記読取画像に対して付与された情報である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成処理システム。
  5. 前記視覚情報は、前記画像の濃度分布に関する情報を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成処理システム。
  6. 前記所定の領域は、前記画像における所定の画素列ごとに分割された領域である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成処理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成処理システムであって、
    前記画像形成装置によって形成された画像の濃度を補正する補正手段と、を備え、
    前記読取手段は、前記補正された補正画像を読み取り、
    前記算出手段は、前記読み取られた補正画像の所定の領域ごとの濃度を算出する、画像形成処理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成処理システムであって、更に、
    前記視覚情報の出力方式の選択を受け付ける受付手段を備え、
    前記出力方式は、印刷または表示であり、
    前記出力手段は、前記選択が受け付けられた出力方式を用いて、前記視覚情報を出力する、画像形成処理システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成処理システムであって、
    前記画像形成装置と、
    該画像形成装置に接続され、前記画像形成装置における画像形成を制御する画像形成制御装置と、
    を備える画像形成処理システム。
  10. 画像形成処理システムが実行する濃度調整方法であって、
    画像形成装置によって形成された画像を読み取る読取ステップと、
    前記読み取られた読取画像の所定の領域ごとの濃度を算出する算出ステップと、
    前記算出された濃度が所定の条件を満たす領域が存在する場合、前記条件を満たさない第1の領域の画像、前記条件を満たす第2の領域の画像、および前記第2の領域に関連づけられた視覚情報を出力する出力ステップと、
    を実行する濃度調整方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の濃度調整方法を実行するプログラム。
  12. 画像形成装置によって画像が形成された印刷物であって、
    前記画像において濃度ムラが生じている領域に関連づけられた、前記領域を他の領域と識別させるための視覚情報が印刷された印刷物。
  13. 前記視覚情報は、前記画像の濃度分布に関する情報である、請求項12に記載の印刷物。
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