JP2020015278A - 耐内容物性エージングレス積層体、およびそれを用いた包装材料 - Google Patents

耐内容物性エージングレス積層体、およびそれを用いた包装材料 Download PDF

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JP2020015278A JP2018141082A JP2018141082A JP2020015278A JP 2020015278 A JP2020015278 A JP 2020015278A JP 2018141082 A JP2018141082 A JP 2018141082A JP 2018141082 A JP2018141082 A JP 2018141082A JP 2020015278 A JP2020015278 A JP 2020015278A
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Abstract

【課題】エージング処理を行わずとも優れたラミネート強度(接着強度)と耐内容物性を発揮する包装袋用の耐内容物性エージングレス積層体、及び耐内容物性に優れた包装材料、包装袋の提供。【解決手段】少なくとも、基材層2と、中間層3と、補強層4と、シーラント層7とが、この順に積層された積層体1であって、基材層2は押出ラミネーションによって積層された中間層3を介して補強層4に接着されており、中間層3はポリエチレンを含有し、補強層4は、コア層6と、両表面に積層されたコート層5とを有する耐ブロッキング性補強フィルムからなり、コート層5はポリオレフィン系樹脂が分散した水性分散液の塗布層であり、シーラント層7は、補強層4上に、ポリエチレン系樹脂を押出コーティングによって積層された層、またはポリエチレン系樹脂の押出コーティングを介してシーラントフィルムを接着することによって形成された層である包装材用の積層体。【選択図】図1

Description

本発明は、エージング処理を施さなくとも、耐内容物性に優れた包装袋を得ることができる積層体、およびそれを用いた包装材料に関する発明である。
従来の包装材料は、その製造過程において、エージング処理を行うことによって接着層が強固に接着して、高いラミネート強度が発現し、接着層の耐内容物性も向上するものである。
包装材料に補強層を導入して包装材料の耐ピンホール性、耐穿刺性、剛性等を向上することは従来から行われてはいるものの、包装材料を構成する積層体中で補強層を接着して積層する為の接着層には、一般的にはドライラミネーション用の接着剤や、押出ラミネーション用の接着剤が用いられてきたが、エージングレスで充分な接着性能を発揮し得るものは無かった。
特許文献1、2には、金属材料に酸変性ポリオレフィン樹脂の被膜を設けた積層金属材料が提案されているが、接着対象の片側が金属箔に限定されたものであり、また、不揮発性水性化助剤の存在によって、エージングレスで充分な接着強度が得られなかったりした。
特開2002−348523号公報 特開2016−47647号公報
本発明は、上記を鑑みて鋭意検討されたものであり、エージング処理を行わずとも、優れたラミネート強度(接着強度)と耐内容物性を発揮する、包装袋用の耐内容物性エージングレス積層体を得ること、さらには、該エージングレス積層体を用いて、耐内容物性に優れた包装材料、包装袋を得ることを課題とする。
本発明の包装袋用の耐内容物性エージングレス積層体は、少なくとも、基材層と、中間層と、補強層と、シーラント層とが、この順に積層された構成を有し、補強層中のコア層の両面に、ポリオレフィン系樹脂が分散した特定の水性分散液から形成されたコート層を積層した構成を有することによって、エージング処理無しで、中間層及びシーラントと高い接着強度と耐内容物性を発揮するものである。
そして、本発明は、以下の点を特徴とする。
1.少なくとも、基材層と、中間層と、補強層と、シーラント層とが、この順に積層された構成を有する、包装材用の耐内容物性エージングレス積層体であって、
該基材層は、押出ラミネーションによって積層された該中間層を介して、該補強層に、接着されており、
該中間層は、ポリエチレンを含有し、
該補強層は、コア層と、両表面に積層されたコート層とを有する耐ブロッキング性補強フィルムからなり、
該コア層は、樹脂フィルムを含み、
該コート層は、ポリオレフィン系樹脂が分散した水性分散液が、塗布および乾燥されて形成された層であり、
該水性分散液は、不揮発性水性化助剤を実質的に含んでおらず、
該シーラント層は、該補強層上に、ポリエチレン系樹脂を押出コーティングによって積層された層、またはポリエチレン系樹脂の押出コーティングを介してシーラントフィルムを接着することによって形成された層である、
包装材用の耐内容物性エージングレス積層体。
2.前記基材層が、片表面にアンカーコート剤層を有しており、
該アンカーコート剤層が前記中間層と接している、
上記1に記載の、包装材用の耐内容物性エージングレス積層体。
3.前記補強層の前記樹脂フィルムが、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上を含み、無延伸フィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムからなる群から選ばれる1種または2種以上である、
上記1または2に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
4.前記水性分散液中に分散している前記ポリオレフィン系樹脂の数平均粒子径が、1μm以下である、
上記1〜3の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
5.前記ポリオレフィン系樹脂が、ポリα−オレフィン系樹脂である、
上記1〜4の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
6.前記ポリオレフィン系樹脂が、ポリエチレン系樹脂、またはポリプロピレン系樹脂である、
上記1〜4の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
7.前記ポリオレフィン系樹脂が、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂である、上記1〜6の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
8.前記不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂が、不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸無水物に由来する構造を、全不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂中に、0.01質量%以上、5質量%以下の割合で含む、
上記7に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
9.前記コート層の厚さが、0.05μm以上、5μm以下である、上記1〜8の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
10.前記基材層、前記補強層、前記シーラント層からなる群の1種または2種以上が、金属元素含有バリア層を含む、上記1〜9の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
11.前記金属元素含有バリア層が、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着膜、酸化アルミニウム蒸着膜、酸化珪素蒸着膜、なる群から選ばれる1種または2種以上である、
上記10に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
12.前記金属元素含有バリア層が、ドライラミネーション接着剤層によって接着されている、
上記10または11に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
13.前記シーラント層が、LDPEおよび/またはLLDPEを含む、
上記1〜12の何れかに記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
14.上記1〜13の何れかに記載の耐内容物性エージングレス積層体から作製された、耐内容物性包装材料。
15.上記14に記載の耐内容物性包装材料から作製された、耐内容物性包装袋。
本発明によって、エージング処理を行わずとも、優れたラミネート強度(接着強度)と耐内容物性を発揮する、包装袋用の耐内容物性エージングレス積層体、および、該耐内容
物性エージングレス積層体を用いた、耐内容物性に優れた包装材料、包装袋を得ることができる。
本発明の耐内容物性エージングレス積層体の層構成について、その一例を示す概略的断面図である。 本発明の耐内容物性エージングレス積層体の層構成について、別態様の一例を示す概略的断面図である。 本発明の耐内容物性エージングレス積層体の層構成について、さらに別態様の一例を示す概略的断面図である。 本発明の耐内容物性エージングレス積層体の層構成について、またさらに別態様の一例を示す概略的断面図である。
本発明の耐内容物性エージングレス積層体、およびそれを用いて作製した包装材料、包装体について、以下に詳しく説明する。具体例を示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<耐内容物性エージングレス積層体>
本発明の耐内容物性エージングレス積層体は、少なくとも、基材層と、中間層と、補強層と、シーラント層とが、この順に積層された構成を有する、包装材用の耐内容物性エージングレス積層体である。
ここで、基材層は、基材フィルムからなる層であり、押出コーティングによって形成された中間層を介して、補強層の表面に、サンドイッチラミネーションによって積層された層である。
また、シーラント層は、押出コーティングによって補強層上に形成された層であるか、または、該押出コーティングによって補強層上に形成された層と、それを介して接着されたシーラントフィルムとで形成された層である。
補強層両表面への基材層またはシーラント層の積層は、片面ずつ行われても、両面同時に行われてもよい。
本発明の耐内容物性エージングレス積層体は、上記基材層とシーラント層の積層後のエージング処理が不要であり、補強層の両表面にコート層が存在していることによって、エージング処理を行わなくとも、該積層界面は優れた接着強度を示す。
本発明の耐内容物性エージングレス積層体は、シーラント層を有することによって、包装材料化した際に、ヒートシールによって様々な包装体を作製することができる。
さらに、本発明の耐内容物性エージングレス積層体は、金属元素含有バリア層を有することも出来る。
[補強層]
補強層は、少なくとも、コート層とコア層とを有する補強フィルムからなる層であり、コート層は補強層の両面の最表面層である。
補強層は、耐内容物性エージングレス積層体の引張り強度、屈曲強度、衝撃強度、突き刺し強度、破断強度、靭性、剛性等の補強を担うことができる。
該補強フィルムは、エージングレスでの使用が可能なエージングレス補強フィルムであ
ることを特徴とする。具体的には、コア層表面にコート層を積層した後にエージング処理を施さなくとも、コート層とコア層間は優れた接着性と耐内容物性を有し、本発明の耐内容物性エージングレス積層体においても、補強層と他の層との積層界面は、エージング処理無しで優れた接着強度と耐内容物性を示す。
さらに、補強層は、金属元素含有バリア層を有することも出来る。
[コア層]
補強層に含まれるコア層は、本発明の耐内容物性エージングレス積層体において、補強機能を担う層である。
コア層は、樹脂フィルムを含む層であるが、(共)押出ラミネートされた層や、塗布乾燥された層を含むこともできる。
コア層は、1層構成であっても、2層以上の多層構成であってもよく、多層構成の場合には、各層は同一の樹脂フィルムであっても、異なる樹脂フィルムであってもよい。また、各層間が接着層を介して積層されていてもよい。
さらに、コア層は、金属元素含有バリア層を有することも出来る。
コア層に含まれる樹脂フィルムには、無延伸フィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムからなる群から選ばれる1種または2種以上を用いることができ、異なる延伸状態の樹脂フィルムを併用することもできる。
樹脂フィルムを構成する樹脂は、一般的に補強材として用いられる公知の樹脂を用いることができるが、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂系樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上を含むことが好ましい。
また、コア層は、必要に応じて、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、他の性能に悪影響を与えない範囲で目的に応じて、任意に添加することができる。
また、コア層またはコア層を構成するフィルムやシートの表面には、密着性を向上させるために、積層前に、予め、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガス若しくは窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理などの物理的な処理や、化学薬品を用いた酸化処理などの化学的な処理を施しておいてもよい。
[コート層]
補強層に含まれるコート層は、ポリオレフィン系樹脂が分散した水性分散液が、コア層の両表面に、塗布および乾燥されて形成された層であり、積層体に含まれる際には、接着層として機能する層である。
前記ポリオレフィン系樹脂は、ポリエチレン系樹脂、またはポリプロピレン系樹脂であることが好ましく、さらには、不飽和カルボン酸変性されていることが好ましい。
具体的には、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセンポリエチレン、ポリプロピレンが挙げられ、さらには、エチレンおよび/またはプロピレンと、酢酸ビニルや、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、無水マレイン酸、フマル酸その他等の不飽和カルボン酸との共重合体が挙げられ、またさらには、上記のポリエチレン系樹脂または
ポロプロピレン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマル酸その他等の不飽和カルボン酸で変性した不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
これらの中でも、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂として、不飽和カルボン酸変性ポリαオレフィン系樹脂が好ましく、不飽和カルボン酸変性ポリエチレン系樹脂、または不飽和カルボン酸変性ポリプロピレン系樹脂がより好ましく、これらの1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いても良い。
不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂は、不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸無水物に由来する構造を、全不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂中に、0.01質量%以上、5質量%以下の割合で含むことが好ましい。
上記範囲よりも少ないと、不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸無水物に由来する構造による接着性向上効果が充分に発揮され難く、上記範囲よりも多く含ませても、接着性向上効果は大きくは変化しない。
また、該水性分散液は、不揮発性水性化助剤を実質的に含んでいないことが好ましい。不揮発性水性化助剤は、ポリオレフィン系樹脂を水性分散液中に小粒子径で均一に分散させる効果はあるものの、不揮発性であるためにエージングレス補強フィルム中に残留し易く、残留したことによって、接着性の低下を生じ易い。
水性分散液中に分散しているポリオレフィン系樹脂の数平均粒子径は、1nm以上、1μm以下であることが好ましい。数平均粒子径が1nm未満の水性分散液を安定的に得ることは困難であり、数平均粒子径が1μmよりも大きいと、水性分散液の塗布性が悪化して、均質で平滑なコート層を得ることが困難になり易い。
コート層の厚さは、コア層の厚さとのバランスにもよるが、0.05μm以上、5μm以下、または0.05g/m2以上、5g/m2以下が好ましい。
上記範囲よりも薄いと充分な接着性が得られない虞があり、上記範囲よりも厚いと、均質なコート層を得ることが困難になり易い。
[金属元素含有バリア層]
本発明の耐内容物性エージングレス積層体において、金属元素含有バリア層はガスバリア層として機能する層であり、コア層、基材層、シーラント層からなる群から選ばれる1種または2種以上の層が、金属元素含有バリア層を有することができる。
金属元素含有バリア層は、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着膜、酸化アルミニウム蒸着膜、酸化珪素蒸着膜からなる群から選ばれる1種または2種以上からなる層であることが好ましい。
金属元素含有バリア層は、基材層、コア層、またはシーラント層を構成する樹脂フィルムまたは樹脂シートに、アルミニウム蒸着膜、酸化アルミニウム蒸着膜、または酸化珪素蒸着膜等を蒸着処理によって形成してもよいし、金属箔を各層内または各層表面に接着してもよい。
前記金属元素含有バリア層を他層と積層する際には、ドライラミネーション接着剤層によって接着することができる。
[基材層]
基材層は、耐内容物性エージングレス積層体の一方の表面上に、基材フィルムが、押出
コーティングされた中間層を介して、補強層に積層されて形成された層である。
本発明において、基材層は、耐内容物性エージングレス積層体の更なる支持層として機能したり、包装体の最表面層として、防汚性や耐切創性等の耐外部環境性を付与することができる。
基材層には、一般的に基材層として用いられている樹脂フィルムを用いることができる。
具体的な樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂;ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)等のポリアミド系樹脂;セロファン;ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、酸変性ポリオレフィン系樹脂のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン系樹脂;ポリウレタン系樹脂;アセタール系樹脂;EVOH等が挙げられる。
また、一軸または二軸延伸された樹脂フィルムまたは樹脂シートであることが好ましい。
基材層は、1層であっても、2層以上から構成されていてもよい。2層以上の場合には、同組成の層であっても、異なる組成の層であってもよい。
包装体を作製した際の内容物の種類や内容物充填後の加熱処理の有無等の使用条件に応じて、適するものを自由に選択して使用することが出来るが、上記の中でも、ポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂が好ましい。
特に、一軸または二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはシートや、二軸延伸ポリプロピレンフィルムまたはシート等が好適である。
基材層に用いる樹脂フィルム又は樹脂シートは、必要に応じて、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、他の性能に悪影響を与えない範囲で目的に応じて、任意に添加することができる。
また、基材層または基材層を構成するフィルムやシートの表面には、密着性を向上させるために、積層前に、予め、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガス若しくは窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理などの物理的な処理や、化学薬品を用いた酸化処理などの化学的な処理を施しておいてもよい。
基材層は、中間層と接着する側の表面に、アンカーコート剤層を有していることが好ましい。アンカーコート剤層を有していることによって、中間層との接着性と耐内容物性がさらに向上する。
(アンカーコート剤層)
本発明において、アンカーコート剤層は、アンカーコート剤を塗布、乾燥して形成される層であり、アンカーコート剤としては、上記の補強層中のコート層に用いられているポリオレフィン系樹脂が分散した水性分散液や、公知のアンカーコート剤を用いることができる。例えば、イソシアネート系アンカーコート剤、有機チタン系アンカーコート剤、ポリブタジエン系アンカーコート剤、ポリエチレンイミン系アンカーコート剤等を用いることができる。
これらの中でも、前記水性分散液が使い易く、耐内容物性の観点からも好ましい。
アンカーコート剤の塗布量は、乾燥後に0.05g/m2以上、0.5g/m2以下、または0.05μm以上、0.5μm以下であることが好ましい。
[シーラント層]
本発明の耐内容物性エージングレス積層体におけるシーラント層は、補強層上に、ヒートシール性樹脂が押出コーティングによって積層された層、またはシーラントフィルムを該押出コーティングティングによって積層された層を介してサンドイッチラミネートして形成された層である。
シーラント層は、1層であっても、2層以上から構成されていてもよい。2層以上の場合には、同組成の層であっても、異なる組成の層であってもよい。
但し、シーラント層は、ヒートシール性樹脂を含有することによって、ヒートシール性を発揮することから、耐内容物性エージングレス積層体の最表面を構成する層は、ヒートシール性に優れた樹脂を含むことが好ましい。
具体的なヒートシール性樹脂としては、熱可塑性樹脂を用いることができ、例えば、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセンポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマル酸その他等の不飽和カルボン酸で変性したポリオレフィン系樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸の三元共重合体樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、環状オレフィンコポリマー、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアクリロニトリル(PAN)などが挙げられる。
これらの中でも、シーラント層は、ポリエチレン系樹脂を含有していることが好ましく、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)または低密度ポリエチレン(LDPE)を含有していることが、より好ましい。
シーラント層に用いる樹脂フィルム又は樹脂シートは、必要に応じて、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、他の性能に悪影響を与えない範囲で目的に応じて、任意に添加することができる。
また、シーラント層またはシーラント層を構成するフィルムやシートの表面には、密着性を向上させるために、積層前に、予め、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガス若しくは窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理などの物理的な処理や、化学薬品を用いた酸化処理などの化学的な処理を施しておいてもよい。
[中間層]
本発明の耐内容物性エージングレス積層体における中間層は、補強層の片面上に押出コーティングによって中間層用樹脂組成物が積層されることによって形成された層であり、基材層をサンドイッチラミネーションによって接着するための層である。
中間層は中間層用樹脂組成物の組成を調整することによって必要に応じた機能を有することができるが、基材層を接着するためには、シーラント層と同様な、ヒートシール性樹脂を含有することが好ましい。
これらの中でも。シーラント層は、ヒートシール性樹脂として、ポリエチレン系樹脂を含有していることが好ましく、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)または低密度ポリエチレン(LDPE)を含有していることが、より好ましい。
中間層は、必要に応じて、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、他の性能に悪影響を与えない範囲で目的に応じて、任意に添加することができる。
<耐内容物性包装材料>
本発明の耐内容物性包装材料は、本発明の耐内容物性エージングレス積層体から作製された包装材料である。
耐内容物性包装材料は、1層であっても、2層以上から構成されていてもよい。2層以上の場合には、同組成の層であっても、異なる組成の層であってもよい。また、層間が接着層を介して積層されていてもよい。
そして、必要に応じて、各種機能を有する層を、本発明の耐内容物性エージングレス積層体に加えて有することも可能である。
<耐内容物性包装袋>
本発明の耐内容物性包装袋は、本発明の耐内容物性包装材料から作製された包装袋である。
例えば、本発明の耐内容物性包装材料を二つ折にするか、または耐内容物性包装材料を2枚用意し、そのシーラント層の面を対向させて重ね合わせ、その周辺端部を、例えば、スタンディングパウチ型、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型、ガゼット型等のヒートシール形態によりヒートシールして、種々の形態の包装袋とすることができる。
下記原材料を用いて実施例を行った。各実施例と比較例の水準内容及び評価結果を表1と表2に記載した。
・水性分散液1:ユニチカ(株)社製アローベース。不飽和カルボン酸変性ポリエチレン系樹脂(不飽和カルボン酸由来骨格を0.01〜5質量%含有)からなる数平均粒子径が1μm以下の粒子が分散した水性分散液。不揮発性水性化助剤を実質的に含まない。
・水性分散液2:ユニチカ(株)社製アローベース。不飽和カルボン酸変性ポリプロピレン系樹脂(不飽和カルボン酸由来骨格を0.01〜5質量%含有)からなる数平均粒子径が1μm以下の粒子が分散した水性分散液。不揮発性水性化助剤を実質的に含まない。
・PETフィルム1:東洋紡社(株)社製2軸延伸PETフィルム。12μm厚。
・PETフィルム2:片面コロナ処理。12μm厚。
・アルミ蒸着PETフィルム3:片面にアルミニウム蒸着膜を有するPETフィルム。12μm厚。
・ナイロンフィルム1:2軸延伸ナイロンフィルム。片面コロナ処理。12μm厚。
・アルミニウム箔1:アルミニウム箔。7μm厚。
・PEフィルム1:LLDPEフィルム。40μm厚。
・PPフィルム1:CPPフィルム。40μm厚。
・DL接着剤1:東洋モートン(株)社製2液硬化型ポリエステルウレタン系のドライラミネート用接着剤。
・AC剤1:ユニチカ(株)社製アローベース。
・ポリエチレン1:日本ポリエチレン(株)社製LC600A。
・ポリプロピレン1:(株)プライムポリマー社製F329RA。
[実施例1]
PETフィルム1の両面に、水性分散液1を、乾燥後厚みが0.5μmになるように塗布、乾燥してコート層を形成して、エージングレス補強フィルムを得て、次いで、該エージングレス補強フィルムを巻き取って、耐ブロッキング性補強フィルム巻取体を作製した。
次に、PETフィルム2のコロナ処理面にAC剤1を塗布乾燥した。
そして、PETフィルム2のAC剤1面と上記で得たエージングレス補強フィルムの一方の面との間に、ポリエチレン1を330℃で押出して、サンドイッチラミネートした。
そして、該エージングレス補強フィルムの他方の面上にポリエチレン1を330℃で押出し積層してシーラント層を形成して、耐内容物性エージングレス積層体を得た。そして、各種評価を実施した。
[実施例2]
実施例1と同様に操作して、エージングレス補強フィルムと耐ブロッキング性補強フィルム巻取体を作製した。
次に、PETフィルム2のコロナ処理面に、DL接着剤1を乾燥後厚みが3μmになるように塗布乾燥して、アルミニウム箔1をドライラミネートした。
そして、上記のアルミニウム箔面にAC剤1を塗布乾燥し、上記で得たエージングレス補強フィルムの一方の面との間に、ポリエチレン1を押出して、サンドイッチラミネートした。
そして、該エージングレス補強フィルムの他方の面上にポリエチレン1を330℃で押出し積層してシーラント層を形成して、耐内容物性エージングレス積層体を得た。そして、各種評価を実施した。
[実施例3]
アルミ蒸着PETフィルム3の両面に、水性分散液1を、乾燥後塗布量が0.5μmになるように塗布、乾燥してコート層を形成して、エージングレス補強フィルムを得て、次いで、該エージングレス補強フィルムを巻き取って、耐ブロッキング性補強フィルム巻取体を作製した。
次に、PETフィルム2のコロナ処理面にAC剤1を塗布乾燥した。
そして、PETフィルム2のAC剤1面と上記で得たエージングレス補強フィルムのアルミ蒸着側のコート層面との間に、ポリエチレン1を330℃で押出して、サンドイッチラミネートした。
そして、該エージングレス補強フィルムの他方のコート層面上にポリエチレン1を330℃で押出し積層してシーラント層を形成して、耐内容物性エージングレス積層体を得た。そして、各種評価を実施した。
[実施例4]
ナイロンフィルム1の両面に、水性分散液1を、乾燥後塗布量が0.5μmになるように塗布、乾燥してコート層を形成して、エージングレス補強フィルムを得て、次いで、該エージングレス補強フィルムを巻き取って、耐ブロッキング性補強フィルム巻取体を作製した。
次に、アルミ蒸着PETフィルム3のアルミ蒸着面にAC剤1を塗布乾燥した。
そして、アルミ蒸着PETフィルム3のAC剤1面と上記で得たエージングレス補強フィルムの一方のコート層面との間に、ポリエチレン1を330℃で押出して、サンドイッチラミネートした。
そして、該エージングレス補強フィルムの他方のコート層面上にポリエチレン1を330℃で押出し積層してシーラント層を形成して、耐内容物性エージングレス積層体を得た。そして、各種評価を実施した。
[実施例5]
水性分散体1を水性分散体2に変更し、該エージングレス補強フィルムの他方の面上に押出したポリエチレン1をポリプロピレン1に変更し、270℃で押し出した以外は、実施例1と同様に操作して積層体を得て、同様に評価を実施した。
[実施例6]
シーラント層の形成を、エージングレス補強フィルムの他方の面上にポリエチレン1を押出し積層しながらPEフィルム1を貼り付けてサンドイッチラミネーションによって行った以外は、実施例1と同様に操作して積層体を得て、同様に評価を実施した。
[比較例1]
フィルム1の片面に、水性分散液1を、乾燥後塗布量が0.5μmになるように塗布、乾燥してコート層2を形成して、エージングレス補強フィルムを得て、次いで、該エージングレス補強フィルムを巻き取って、耐ブロッキング性補強フィルム巻取体を作製した。
次に、PETフィルム2のコロナ処理面にAC剤1を塗布乾燥した。
そして、PETフィルム2のAC剤1面と上記で得たエージングレス補強フィルムのPETフィルム面との間に、ポリエチレン1を押出して、サンドイッチラミネートした。
そして、該エージングレス補強フィルムのコート層2面上にポリエチレン1を押出し積層してシーラント層を形成して、積層体を得た。そして、各種評価を実施した。
[比較例2]
水性分散液1をDL接着剤1に変えたこと以外は、実施例1と同様に操作して、補強フィルムと補強フィルム巻取体を作製しようとしたが、ブロッキングが激しかった為に、補強フィルム巻取体は作製しなかった。
次に、PETフィルム2のコロナ処理面にAC剤1を塗布乾燥し、該AC剤1面と上記で得た補強フィルムの一方の面との間に、ポリエチレン1を押出して、サンドイッチラミネートした。
そして、該補強フィルムの他方の面上にポリエチレン1を押出し積層してシーラント層を形成して、積層体を得た。そして、各種評価を実施した。
<評価方法>
[補強フィルム巻取り体の耐ブロッキング性]
補強フィルム巻取り体を30℃で2週間保存した後に、該補強フィルム巻取り体から補強フィルムを取り出して、ブロッキングが無ければ良好、有れば不良とした。
[ラミネート強度]
積層体を15mm×100mmの短冊状に切り分けて、基材層と補強層間、および補強層とシーラント層間のラミネート強度を、引張試験機を用いて測定した。
[耐内容物性]
積層体用いて3方をヒートシールした袋を作製し、エタノール80wt%充填シールして、40℃で2週間保存した。
そして、使用後の袋を解体してラミネート強度測定用の試験片を作製し、補強層とシーラント層間のラミネート強度を測定した。
Figure 2020015278
Figure 2020015278
[評価結果まとめ]
全実施例において、エージング無しで、補強フィルム巻取り体は良好な耐ブロッキング性を示し、積層体は、作製直後および耐内容物性評価保存後に良好なラミネート強度を示した。
しかしながら、コート層が補強層の片側にしか積層されていない比較例1は、デラミネーションを生じ、コート層に本願発明に係る水性分散液を用いずに従来のドライラミネーション接着剤を用いた比較例2は、エージング無しで、補強フィルム巻取り体は激しくブロッキングを発生させ、一般的なドライラミネーションによって作製された積層体は、耐内容物性評価保存後に剥離を発生させ、劣ったラミネート強度を示した。
1 耐内容物性エージングレス積層体
2 基材層
3 中間層
4 補強層
5 コート層
6、6a コア層
7 シーラント層
8 金属元素含有バリア層
9 アンカーコート剤層

Claims (15)

  1. 少なくとも、基材層と、中間層と、補強層と、シーラント層とが、この順に積層された構成を有する、包装材用の耐内容物性エージングレス積層体であって、
    該基材層は、押出ラミネーションによって積層された該中間層を介して、該補強層に、接着されており、
    該中間層は、ポリエチレンを含有し、
    該補強層は、コア層と、両表面に積層されたコート層とを有する耐ブロッキング性補強フィルムからなり、
    該コア層は、樹脂フィルムを含み、
    該コート層は、ポリオレフィン系樹脂が分散した水性分散液が、塗布および乾燥されて形成された層であり、
    該水性分散液は、不揮発性水性化助剤を実質的に含んでおらず、
    該シーラント層は、該補強層上に、ポリエチレン系樹脂を押出コーティングによって積層された層、またはポリエチレン系樹脂の押出コーティングを介してシーラントフィルムを接着することによって形成された層である、
    包装材用の耐内容物性エージングレス積層体。
  2. 前記基材層が、片表面にアンカーコート剤層を有しており、
    該アンカーコート剤層が前記中間層と接している、
    請求項1に記載の、包装材用の耐内容物性エージングレス積層体。
  3. 前記補強層の前記樹脂フィルムが、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上を含み、無延伸フィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムからなる群から選ばれる1種または2種以上である、
    請求項1または2に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  4. 前記水性分散液中に分散している前記ポリオレフィン系樹脂の数平均粒子径が、1μm以下である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  5. 前記ポリオレフィン系樹脂が、ポリα−オレフィン系樹脂である、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  6. 前記ポリオレフィン系樹脂が、ポリエチレン系樹脂、またはポリプロピレン系樹脂である、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  7. 前記ポリオレフィン系樹脂が、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂である、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  8. 前記不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂が、不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸無水物に由来する構造を、全不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系樹脂中に、0.01質量%以上、5質量%以下の割合で含む、
    請求項7に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  9. 前記コート層の厚さが、0.05μm以上、5μm以下である、請求項1〜8の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  10. 前記基材層、前記補強層、前記シーラント層からなる群の1種または2種以上が、金属元素含有バリア層を含む、請求項1〜9の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  11. 前記金属元素含有バリア層が、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着膜、酸化アルミニウム蒸着膜、酸化珪素蒸着膜、なる群から選ばれる1種または2種以上である、
    請求項10に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  12. 前記金属元素含有バリア層が、ドライラミネーション接着剤層によって接着されている、
    請求項10または11に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  13. 前記シーラント層が、LDPEおよび/またはLLDPEを含む、
    請求項1〜12の何れか1項に記載の、耐内容物性エージングレス積層体。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載の耐内容物性エージングレス積層体から作製された、耐内容物性包装材料。
  15. 請求項14に記載の耐内容物性包装材料から作製された、耐内容物性包装袋。
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