JP2020015156A - 孔抜きプレス型 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)下型と、前記下型に固定された孔抜きダイと、前記下型に対向してプレス機のスライドに装着される上型と、前記上型に固定され前記孔抜きダイと嵌合して素材に孔を形成する孔抜きパンチと、前記孔抜きパンチと前記孔抜きダイとが嵌合する前に前記素材を前記孔抜きダイに押圧するパッドとを備え、前記スライドが下死点近傍に到達したときに前記孔抜きパンチに形成されたエアブロー孔から圧縮エアを吹出すように形成された孔抜きプレス型であって、
前記上型と前記下型との間には、上下方向に起立するアライメントピンと、前記アライメントピンが挿入されてガイドされるガイドブッシュと、前記アライメントピンの先端部が前記ガイドブッシュに挿入されたときに作動する弁機構とを備え、
前記スライドが下降する途中に前記弁機構が閉じた状態で前記先端部が前記ガイドブッシュに挿入して前記圧縮エアを形成し、前記スライドが更に下降して下死点近傍に到達したとき前記弁機構が開いて前記圧縮エアを前記エアブロー孔から吹き出させる圧縮エア供給手段を型内に備えたことを特徴とする。
前記弁機構には、前記エアブロー孔に連通するエア経路に上下方向に形成された開口部を有する弁座と、前記開口部に対して所定の摺接距離だけ摺接する摺接部と当該摺接部の下方で前記開口部に対して所定の隙間が形成された非摺接部とを有する弁体とを備えたことを特徴とする。
前記孔抜きパンチが前記素材の孔抜きを終了する直前まで、前記開口部は前記摺接部と摺接し、
前記孔抜きパンチが前記素材の孔抜きを終了した時から前記スライドの下死点を通過して前記孔抜きパンチが前記孔抜きダイから離脱する時まで、前記開口部は前記非摺接部と嵌合していることを特徴とする。
前記アライメントピンは、前記先端部を下方に向けて前記上型に固定されると共に、前記ガイドブッシュは、前記アライメントピンに対する挿入口を上方に向けて前記下型に固定され、
前記弁座が前記アライメントピンの下端側に設置され、前記弁体が前記ガイドブッシュの内径側に設置されたことを特徴とする。
前記アライメントピンは、前記先端部を上方に向けて前記下型に固定されると共に、前記ガイドブッシュは、前記アライメントピンに対する挿入口を下方に向けて前記上型に固定され、
前記弁座が前記上型の下端側で前記ガイドブッシュの内径側に設置され、前記弁体が前記アライメントピンの上端側に設置されたことを特徴とする。
前記エア経路には、前記弁座から前記エアブロー孔へ流れる圧縮エアを通過させつつ、その逆流を阻止する逆止弁が装着されていることを特徴とする。
前記エアブロー孔には、前記孔抜きパンチの基端側に形成された大径部より内径が小さい小径部が、当該孔抜きパンチの先端側に形成されていることを特徴とする。
前記ガイドブッシュの基端側には、当該ガイドブッシュの内径側と外部とが連通された連通路が前記下型又は前記上型に形成され、
前記連通路には、外部から前記ガイドブッシュの内径側へ流れるエアを通過させつつ、その逆流を阻止する逆止弁が装着されていることを特徴とする。
まず、本実施形態の第1実施例に係る孔抜きプレス型の構造及び動作方法について、図1〜図4を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係る第1実施例の孔抜きプレス型のスライドの下降途中における概略断面図を示す。図2に、図1に示す孔抜きプレス型のスライドの下死点近傍における概略断面図を示す。図3に、図1に示す孔抜きプレス型の弁機構の動作説明図を示し、(A)は、スライドの下降途中でアライメントピンの先端部がガイドブッシュの挿入口に挿入され、弁座の開口部が弁体の摺接部と摺接している状態を示し、(B)は、孔抜きパンチが素材の孔抜きを終了する直前まで、開口部は摺接部と摺接している状態を示し、(C)は、孔抜きパンチが素材の孔抜きを終了した時からスライドの下死点を通過して孔抜きパンチが孔抜きダイから離脱する時まで、開口部は非摺接部と嵌合している状態を示す。図4に、図1又は図5に示す孔抜きプレス型において、スライドの軌跡(上下動)に伴うエアブロー動作の説明図を示す。
次に、本実施形態の第2実施例に係る孔抜きプレス型の構造及び動作方法について、図4〜図6を用いて説明する。なお、第1実施例との共通点には、同一の符号を付して基本的に説明を割愛する。図4に、図1又は図5に示す孔抜きプレス型において、スライドの軌跡(上下動)に伴うエアブロー動作の説明図を示す。図5に、本発明の実施形態に係る第2実施例の孔抜きプレス型のスライド下降途中における概略断面図を示す。図6に、図5に示す孔抜きプレス型のスライドの下死点近傍における概略断面図を示す。
また、本実施形態に係る孔抜きプレス型10、10Bによれば、上型2、2Bと下型1、1Bとの間には、上下方向に起立してパッド4の上下動を案内するアライメントピン5、5Bと、アライメントピン5、5Bが挿入されてガイドされるガイドブッシュ6、6Bと、アライメントピン5、5Bの先端部51、51Bがガイドブッシュ6、6Bに挿入されたときに作動する弁機構7、7Bとを備え、スライドPSが下降する途中に弁機構7、7Bが閉じた状態で先端部51、51Bがガイドブッシュ6、6Bに挿入して圧縮エアAEを形成し、スライドPSが更に下降して下死点近傍に到達したとき弁機構7、7Bが開いて圧縮エアAEをエアブロー孔31から吹き出させる圧縮エア供給手段8、8Bを型内に備えたので、スライドPSの上下往復運動に連動してアライメントピン5、5Bとガイドブッシュ6、6Bとの間に閉じたガイド空間GKを形成し、そのガイド空間GK内で形成した圧縮エアAEを、スライドPSの下死点近傍でエアブロー孔31から吹出して、カス上がりを簡単に回避することができる。
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。例えば、本実施形態では、上型2、2Bと下型1、1Bとの間には、上下方向に起立してパッド4の上下動を案内するアライメントピン5、5Bと、アライメントピン5、5Bが挿入されてガイドされるガイドブッシュ6、6Bと、アライメントピン5、5Bの先端部51、51Bがガイドブッシュ6、6Bに挿入されたときに作動する弁機構7、7Bとを備えている。しかし、必ずしも上記構成に限る必要はなく、例えば、アライメントピン5、5Bは、パッド4の上下動ではなく、上型2、2Bの上下動を案内するものに変更しても良い。
2、2B 上型
3 孔抜きパンチ
4 パッド
5、5B アライメントピン
6、6B ガイドブッシュ
7、7B 弁機構
8、8B 圧縮エア供給手段
10、10B 孔抜きプレス型
11、11B 孔抜きダイ
31 エアブロー孔
31a 小径部
31b 大径部
51、51B 先端部
61、61B 挿入口
71、71B 弁座
72、72B 弁体
81、81B エア経路
81a、81aB 始端部
82、82B 逆止弁
83、83B 連通路
84、84B 逆止弁
711、711B 開口部
721、721B 摺接部
722、722B 非摺接部
PS スライド
AE 圧縮エア
W 素材
d 摺動距離
t 隙間
Claims (8)
- 下型と、前記下型に固定された孔抜きダイと、前記下型に対向してプレス機のスライドに装着される上型と、前記上型に固定され前記孔抜きダイと嵌合して素材に孔を形成する孔抜きパンチと、前記孔抜きパンチと前記孔抜きダイとが嵌合する前に前記素材を前記孔抜きダイに押圧するパッドとを備え、前記スライドが下死点近傍に到達したときに前記孔抜きパンチに形成されたエアブロー孔から圧縮エアを吹出すように形成された孔抜きプレス型であって、
前記上型と前記下型との間には、上下方向に起立するアライメントピンと、前記アライメントピンが挿入されてガイドされるガイドブッシュと、前記アライメントピンの先端部が前記ガイドブッシュに挿入されたときに作動する弁機構とを備え、
前記スライドが下降する途中に前記弁機構が閉じた状態で前記先端部が前記ガイドブッシュに挿入して前記圧縮エアを形成し、前記スライドが更に下降して下死点近傍に到達したとき前記弁機構が開いて前記圧縮エアを前記エアブロー孔から吹き出させる圧縮エア供給手段を型内に備えたことを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項1に記載された孔抜きプレス型において、
前記弁機構には、前記エアブロー孔に連通するエア経路に上下方向に形成された開口部を有する弁座と、前記開口部に対して所定の摺接距離だけ摺接する摺接部と当該摺接部の下方で前記開口部に対して所定の隙間が形成された非摺接部とを有する弁体とを備えたことを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項2に記載された孔抜きプレス型において、
前記孔抜きパンチが前記素材の孔抜きを終了する直前まで、前記開口部は前記摺接部と摺接し、
前記孔抜きパンチが前記素材の孔抜きを終了した時から前記スライドの下死点を通過して前記孔抜きパンチが前記孔抜きダイから離脱する時まで、前記開口部は前記非摺接部と嵌合していることを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項2又は請求項3に記載された孔抜きプレス型において、
前記アライメントピンは、前記先端部を下方に向けて前記上型に固定されると共に、前記ガイドブッシュは、前記アライメントピンに対する挿入口を上方に向けて前記下型に固定され、
前記弁座が前記アライメントピンの下端側に設置され、前記弁体が前記ガイドブッシュの内径側に設置されたことを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項2又は請求項3に記載された孔抜きプレス型において、
前記アライメントピンは、前記先端部を上方に向けて前記下型に固定されると共に、前記ガイドブッシュは、前記アライメントピンに対する挿入口を下方に向けて前記上型に固定され、
前記弁座が前記上型の下端側で前記ガイドブッシュの内径側に設置され、前記弁体が前記アライメントピンの上端側に設置されたことを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載された孔抜きプレス型において、
前記エア経路には、前記弁座から前記エアブロー孔へ流れる圧縮エアを通過させつつ、その逆流を阻止する逆止弁が装着されていることを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された孔抜きプレス型において、
前記エアブロー孔には、前記孔抜きパンチの基端側に形成された大径部より内径が小さい小径部が、当該孔抜きパンチの先端側に形成されていることを特徴とする孔抜きプレス型。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載された孔抜きプレス型において、
前記ガイドブッシュの基端側には、当該ガイドブッシュの内径側と外部とが連通された連通路が前記下型又は前記上型に形成され、
前記連通路には、外部から前記ガイドブッシュの内径側へ流れるエアを通過させつつ、その逆流を阻止する逆止弁が装着されていることを特徴とする孔抜きプレス型。
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JP2018141607A JP7040343B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 孔抜きプレス型 |
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