JP2020014802A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実かつ容易にモップの拭き材を清掃することができる集塵装置を提供すること。【解決手段】柄部の基端に拭き材を有するモップを起立状態で収納可能なモップ収納部と、前記モップ収納部内に収納されたモップの拭き材と対向するように設けられた吸込口と、前記吸込口と第1通風経路を介して連通する集塵部と、前記集塵部と第2通風経路を介して連通する排気口と、前記第2通風経路に設けられた電動送風機とを備え、前記モップ収納部は、上方開口状のモップ挿入口と、前記モップ挿入口とは反対側に設けられた底部と、前記底部と前記モップ挿入口との間に設けられた内周壁部とを有し、前記内周壁部に前記吸込口が設けられていることを特徴とする集塵装置。【選択図】図5

Description

本発明は、集塵装置に関し、詳しくは、モップを収納しながらモップの拭き材に付着した塵埃を除去し捕集することができる集塵装置に関する。
床面上を拭き掃除したモップの房糸に付着した塵埃を除去する装置として、例えば、特許文献1に記載の掃除機および特許文献2に記載のモップクリーナーが公知である。
特許文献1の掃除機は、収納ケースの内部に吸引装置および集塵パックが備えられ、収納ケースの前面パネルの下部の吸引開口部に櫛歯状部材が設けられている。
特許文献1の掃除機によれば、床面上を乾拭きしたモップの房糸を吸引開口部に近づけることにより房糸にて集めた塵埃を吸引すると共に、モップを左右方向に往復移動させながら房糸を櫛歯状部材に擦りつけることにより、房糸に付着した塵埃を払い落として吸引し、塵埃を集塵パック内に捕集することができるとされている。
特許文献2のモップクリーナーは、筐体内に設けられた吸引装置および集塵部と、筐体の上面および前面に設けられたスリット状の第1吸引口および第2吸引口と、第1吸引口および第2吸引の一方と集塵部とが連通するように通風経路を切り換える切換レバーとを備え、第1吸引口の両側には歯状の複数の可撓性板が長手方向に沿って設けられている。
特許文献2のモップクリーナーによれば、床面上を乾拭きしたモップの房糸を第2吸引口に近づけることにより房糸にて集めた塵埃を吸引して集塵部にて捕捉し、その後、切換レバーにて第1吸引口と集塵部とを連通させるように通風経路を切り換え、モップの房糸を筐体の上面に載せた状態で第1吸引口の長手方向と直交する左右方向にモップを往復移動させることにより、房糸に付着した塵埃を第1吸引口から吸引して集塵部にて捕捉することができるとされている。
特開2012−245318号公報 特開2007−151655号公報
特許文献1の掃除機および特許文献2のモップクリーナーでは、ユーザーがモップの房糸を左右方向に往復移動させながら吸引口に擦りつけて房糸に付着した塵埃を吸引除去する際、モップの柄部を握って左右方向に動かしにくく、左右方向にモップを動かす幅が必要であった。
また、特許文献2のモップクリーナーでは、筐体上面の長手方向(左右方向)の寸法がモップの房糸の長手方向の寸法と同等に設定され、かつ長手方向の中間位置に第1吸引口が設けられている。そのため、房糸の長手方向の一端部を第1吸引口に近づけていくと他端部側は筐体からはみ出て宙に浮いた状態となり、そうすると房糸の他端部側が重みで下がり、かつ一端部側が第1吸引口から浮いてしまうという状態となる。この状態では房糸の長手方向の両端部が十分に除塵されなくなると考えられる。さらに、第1吸引口にて房糸の除塵をしている間に、筐体からはみ出た房糸部分から塵埃が床面に落ちた場合、床面に落ちた塵埃を再度第2吸引口にて吸引除去するために切換動作およびモップにて塵埃を第2吸引口へ送る動作が必要となり二度手間となる。また、このモップクリーナーでも左右方向にモップを動かす幅が必要である。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、より容易にモップの拭き材を清掃することができる集塵装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、柄部の基端に拭き材を有するモップを起立状態で収納可能なモップ収納部と、前記モップ収納部内に収納されたモップの拭き材と対向するように設けられた吸込口と、前記吸込口と第1通風経路を介して連通する集塵部と、前記集塵部と第2通風経路を介して連通する排気口と、前記第2通風経路に設けられた電動送風機とを備え、
前記モップ収納部は、上方開口状のモップ挿入口と、前記モップ挿入口とは反対側に設けられた底部と、前記底部と前記モップ挿入口との間に設けられた内周壁部とを有し、
前記内周壁部に前記吸込口が設けられている集塵装置が提供される。
本発明の集塵装置によれば、モップの拭き材をモップ収納部内に挿入し、電動送風機を駆動させながら柄部を上下に動かすことによって、モップ挿入口からモップ収納部内に外気が流入することに加えて拭き材が上下に揺すられるため、拭き材から塵埃が除去されて集塵部内へ送られる。このとき、空気がモップ収納部内へ流れ込む方向である上から下への方向と平行な上下方向に拭き材を揺するため、モップ収納部の外部へ塵埃の飛散を低減し、効率よく拭き材から除去することができる。
モップを収納した本発明の実施形態1の集塵装置を斜め左上から視た斜視図である。 実施形態1の集塵装置を右上から視た斜視図である。 図1の集塵装置から集塵部を取り外した状態を示す斜視図である。 図1の集塵装置の駆動部の上蓋を取り外した状態を示す斜視図である。 実施形態1の集塵装置の縦断面構造を示す斜め左上から視た斜視図である。 実施形態1の集塵装置を正面から視た縦断面図である。 実施形態1の集塵装置の別の縦断面構造を示す斜め右上から視た斜視図である。 (A)〜(E)は実施形態1の集塵装置における突起付き吸込口プレートの各種断面形状を示す説明図である。 実施形態1の集塵装置に収納可能なモップの起立状態を示す正面図である。 図9のモップの下端部側を示す斜視図である。 実施形態1における集塵部の斜視図である。 実施形態2の集塵装置における突起付き吸込口プレートを示す斜視図である。 実施形態3の集塵装置における突起付き吸込口プレートを示す斜視図である。 本発明の実施形態4の集塵装置を斜め左上から視た斜視図である。 実施形態4の集塵装置を正面から視た縦断面図である。 実施形態4の集塵装置における突起付き吸込口プレートを示す斜視図である。 実施形態4の集塵装置に収納可能なモップの下端部側を示す斜視図である。
(実施形態1)
図1はモップを収納した本発明の実施形態1の集塵装置を斜め左上から視た斜視図であり、図2は実施形態1の集塵装置を右上から視た斜視図であり、図3は図1の集塵装置から集塵部を取り外した状態を示す斜視図であり、図4は図1の集塵装置の駆動部の上蓋を取り外した状態を示す斜視図である。また、図5は実施形態1の集塵装置の縦断面構造を示す斜め左上から視た斜視図であり、図6は実施形態1の集塵装置を正面から視た縦断面図であり、図7は実施形態1の集塵装置の別の縦断面構造を示す斜め右上から視た斜視図であり、図8(A)〜(E)は実施形態1の集塵装置における突起付き吸込口プレートの各種断面形状を示す説明図である。なお、図1において、前後方向を矢印X、左右方向を矢印Y、上下方向を矢印Zで示している。
図1〜図7に示すように、この集塵装置1は、電動送風機12を備えた駆動部10と、駆動部10に着脱可能に装着される集塵部とを備える。なお、実施形態1では、集塵部としてサイクロン方式のダストカップユニット20を採用した場合を例示しているが、集塵部はサイクロン方式に限定されるものではない。
ここで、図1に示す駆動部10の後述の排気口11e2が設けられた面が左面、左面の右隣が前面、前面の右隣が右面、右面の右隣が後面である。
<駆動部について>
駆動部10は、筐体11と、筐体11内に設けられた電動送風機12と、筐体11の上面に設けられた電源スイッチ13と、電動送風機12に商用電源からの電力を供給する電源コード14(図7参照)とを有する。
この筐体11は、立方体の1つの角部を欠いた外観形状を有し、モップMを起立状態で収納可能なモップ収納部11aと、モップ収納部11a内に収納されたモップMの後述する床面拭き材Mc(拭き材の一例、図9、図10参照)と対向するように設けられた吸込口11bと、吸込口11bと第1通風経路11cを介して連通する集塵部としてのダストカップユニット20と、ダストカップユニット20と第2通風経路11dを介して連通する排気口11e1、11e2と、ダストカップユニット20を着脱可能に装着する装着部11fと、電源コード14を収納可能な電源コード収納部11gとを備え、電動送風機12は第2通風経路11dに設けられている。なお、実施形態1の場合、筐体11は、上方開口容器形の下部材11Xと、下部材11Xの上方開口部を覆う上部材11Yとを有してなる。
モップ収納部11aは、正面から視て、筐体11の右側の手前位置に設けられた上方開口状の縦長形凹部であって、メイン収納部11a1とサブ収納部11a2とを有してなる。
メイン収納部11a1は、平面視T形の上方開口状のモップ挿入口11a11と、モップ挿入口11a11とは反対側に設けられた底部11a12と、底部11a12とモップ挿入口11a11との間に設けられた内周壁部11a13と、内周壁部11a13の一部に設けられた段部11a14とを有する。
サブ収納部11a2は、上方に開口した円筒形に形成されている。
また、メイン収納部11a1は、後述するモップMの保持プレートMbおよび床面拭き材Mcを収納可能な深い部分と、モップMの柄部Maの第2部材Ma2を収納可能な浅い部分(段部11a14側の部分)とを有する。なお、メイン収納部11a1の深い部分は内周壁部11a13の前面、左面、後面、後方右面および前方右面によって包囲され、メイン収納部11a1の浅い部分は内周壁部11a13の前面、右面および後面によって包囲されている。
平面視T形のメイン収納部11a1において、その前後方向幅は短手方向の長さよりも少し大きく、かつ深い部分の左右方向幅はモップMの保持プレートMbおよび床面拭き材Mcの厚み合計よりも少し大きく設定されている。そのため、メイン収納部11a1はその内部に入れたモップMの保持プレートMbを上下に動かせるガイドとしての役割も担うことができる。
ここで、モップ収納部11aに収納可能なモップMについて説明する。
図9は実施形態1の集塵装置に収納可能なモップの起立状態を示す正面図であり、図10は図9のモップの下端部側を示す斜視図である。
このモップMは、二本に分割可能な柄部Maと、柄部Maの下端部に揺動可能に設けられた長方形の保持プレートMbと、保持プレートMbに設けられた拭き材の一例である床面拭き材Mcとを備える。なお、床面拭き材Mcは床面掃除用に限定されるものではなく、壁面や天井等を拭き掃除する場合にも使用可能である。
柄部Maは、上端部にグリップMa11を有する上側の第1部材Ma1と、第1部材Ma1の下端部を挿入可能な挿入孔Ma21を有する下側の第2部材Ma2とを有する。
第2部材Ma2において、その上端部の外周壁には外周面から内周面まで貫通する係止孔Ma22が設けられている。
第1部材Ma1において、その下端部には、第2部材Ma2の挿入孔Ma21に差し込まれることによって係止孔Ma22に係脱可能に係止する係止ボタンMa12が設けられている。この係止ボタンMa12は、バネによって係止孔Ma22に係止する方向へ付勢されており、指で係止ボタンMa12を押して係止孔Ma22から離脱させかつ第1部材Ma1を引っ張ることにより第2部材Ma2から引き抜くことができる。
また、第2部材Ma2において、その下端部Ma23は二股に分かれている。
保持プレートMbは、上面に設けられた左右一対の突起部Mb1と、左右一対の突起部Mb1の間に設けられた左右方向の第1軸部Mb2と、第1軸部Mb2に前後方向に揺動可能(回動可能)に枢着された揺動片Mb3と、揺動片Mb3の先端部と第2部材Ma2の二股状の下端部Ma23とを互いに左右方向(矢印K方向)に揺動可能(回動可能)に連結する前後方向の第2軸部Mb4とを有する。なお、ここで言う「左右方向」および「前後方向」とは、モップMを使用するユーザーを基準にした左右方向および前後方向である。
床面拭き材Mcは、例えば、保持プレートMbと同等のサイズで形成されたプレート状基材に毛足の短い房糸またはタオル生地状シートが設けられたものであり、プレート状基材が保持プレートMbの下面に着脱可能に取り付けられている。
このように構成されたモップMによれば、柄部Maの第1部材Ma1と第2部材Ma2とを分割し、第1部材Ma1を駆動部10のサブ収納部11a2内に差し入れて収納し、第2部材Ma2と保持プレートMbとを互いに平行状に折り畳み(図10)、保持プレートMbをメイン収納部11a1内に差し入れて収納することができる。このとき、メイン収納部11a1内の段部11a14に第2部材Ma2の下端部Ma23が近接し、底部11a12に保持プレートMbの下端部が当接する。
また、このようにモップMを駆動部10に収納する前には、柄部Maを分割しない状態で保持プレートMbをメイン収納部11a1内に差し入れ、柄部Maを上下に移動させながら電動送風機12を駆動することによって床面拭き材Mcの清掃を行うことができる。なお、床面拭き材Mcの清掃について詳しくは後述する。
図5と図6に示すように、駆動部10のメイン収納部11a1内にモップMの保持プレートMbが収納された状態において、モップMの床面拭き材Mcと対向するメイン収納部11a1の内周壁部11a13の一部には、上下複数段の通風口11a131が設けられている。
また、この上下複数段の通風口11a131が設けられた内周壁部11a13の内側には、上下複数段の吸込口11bおよび突起15aを有する突起付き吸込口プレート15が設けられている。この突起15aは、メイン収納部11a1内に収納されたモップMの床面拭き材Mcに擦りつけられて床面拭き材Mcに付着した塵埃を払い落とす(除去する)役割を担う。
突起付き吸込口プレート15は、メイン収納部11a1内における通風口11a131が設けられた内周壁部11a13に沿って上下方向に設けられた前後一対のガイド溝11a132(図4参照)に嵌め込まれることにより、出し入れ可能に取り付けられている。
図8(A)〜(E)に示すように、突起付き吸込口プレート15は、例えば、金属プレートを金型にて所定形状に打ち抜いて複数の横長の吸込口11bを形成した後、各吸込口11bの下端縁を直角に折り曲げて細い板状の突起15aを形成することにより製造することができる。あるいは、樹脂の射出成型により製造することができる。この際、突起15aの先端形状を半球形(図8(A))、矩形(図8(B))、角部が丸い矩形(図8(C))、三角形(図8(D))および頂部が丸い三角形(図8(E))に形成することができる。
先端形状が丸い突起15aでは床面拭き材Mcのダメージを軽減することができ、先端形状が角張った突起15aでは床面拭き材Mcの除塵効果を高くすることができる。
メイン収納部11a1内において、突起付き吸込口プレート15の複数の吸込口11bは、メイン収納部11a1内に収納されたモップMの床面拭き材Mcの上端部Mc1近傍から下端部Mc2近傍に亘る範囲内に設けられている。実施形態1の場合、メイン収納部11a1の底部11a12付近から最上段の突起15aの上面付近の範囲内に複数の吸込口11bが等間隔で設けられている。なお、複数の吸込口11bは等間隔に設けられることに限定されず、例えば導入路11c1から遠くなる程密に配置してもよい。
メイン収納部11a1の深い部分の内側の深さ寸法D(図6参照)は、モップMの床面拭き材Mcの長手方向の寸法L(図10参照)よりも深く設定されている。
さらに詳しくは、モップMの床面拭き材Mcの長手方向の寸法Lは、メイン収納部11a1内に設けられた突起付き吸込口プレート15の最上段の突起15aの高さ寸法Hと同等の長さまたは短い長さに設定されている。なお、寸法Hよりも僅かに短い長さが好ましい。
これにより、メイン収納部11a1内に収納されたモップMを上下に動かすことで、床面拭き材Mcの下端部から上端部までが突起付き吸込口プレート15のいずれかの突起15aに接触可能となっている。
図3に示すように、駆動部10の装着部11fは、筐体11の前部左側に設けられた直方体形のスペースであり、円形凹部を有する底部11f1と、底部11f1の右側の右壁部11f2と、底部11f1の後側の後壁部11f3と、右壁部11f2に設けられた第1通風口11f4およびその周囲に設けられたパッキン11f41と、後壁部11f3に設けられた第2通風口11f5およびその周囲に設けられたパッキン11f51と、第2通風口11f5の左右両側に設けられた左右一対の係止凹部11f6とを有する。
装着部11fにダストカップユニット20が装着されることにより、第1通風口11f4がダストカップユニット20の後述の空気流入口21aと気密に接続すると共に、第2通風口11f5がダストカップユニット20の後述の空気排出口23aと気密に接続する。
図5と図6に示すように、メイン収納部11a1に設けられた突起付き吸込口プレート15の複数の吸込口11bと、装着部11fの第1通風口11f4とは、第1通風経路11cによって接続されている。
この第1通風経路11cは、第1通風口11f4を介してダストカップユニット20(空気流入口21a)と連通可能な導入路11c1と、複数の吸込口11bが配置された範囲に設けられて複数の吸込口11bと導入路11c1とを連通させるダクト部11c2とを有する。
また、導入路11c1は、ダクト部11c2の上下方向の中間位置よりも下方に配置されている。なお、導入路11c1および第1通風口11f4の高さは、装着部11fに装着されたダストカップユニット20の後述の空気流入口21aの高さと同等である。
駆動部10において、筐体11の右側後方位置には電源コード収納部11gが設けられると共に、筐体11の左側後方位置には電動送風機12が配置されている。
図7に示すように、電源コード収納部11gは、上方開口部11g1と、上方開口部11g1とは反対側に設けられた底部11g2と、底部11g2と上方開口部11g1との間に設けられた内周壁部11g3とを有する。
内周壁部11g3は、前後左右の内面を有し、内周壁部11g3における電動送風機12と隣接する左内面側の下部には排気口11e1が設けられると共に、後内面側の上端部には電源コード14を通す切欠き部11g31が設けられている。なお、筐体11の左壁部にも排気口11e2が設けられている。
筐体11の内部における電動送風機12を収納したスペースには、図示しない回路基板が設けられており、この回路基板にリード線を介して電源スイッチ13が電気的に接続されている。
また、先端部にプラグ14aを有する電源コード14の基端部は、電源コード収納部11gにおける排気口11e1が設けられた左内面側を貫通して回路基板に電気的に接続されている。
なお、電源コード14のプラグ14aを室内のコンセント(商用電源)に接続した後、電源コード14の余剰部分を巻いて(束ねて)電源コード収納部11g内に収納することができる。
図4と図7に示すように、電動送風機12の下部(排気側)は筐体11内の底部に固定された支持枠体16にて支持され、電動送風機12の上部(吸気側)はカバー部材17にて覆われている。
カバー部材17は、電動送風機12の上部に嵌め込まれるカバー本体部17aと、カバー本体部17aの内部と連通するダクト部17bとを有し、このダクト部17bは装着部11fの第2通風口11f5とパッキン11f51を介して気密に接続されている。
また、カバー本体部17aは、筐体11の上部材11Yの下面と連結板11Y1によって連結されているため、上部材11Yをカバー部材17ごと下部材11Xから取り外すことができる。
第2通風経路11dは、装着部11fの第2通風口11f5と接続されたカバー部材17の内部である上流側第2通風経路11d1と、筐体11の内部における電動送風機12が収納されたスペースである下流側第2通風経路11d2とを有し、下流側第2通風経路11d2が排気口11e1、11e2と連通している。
<集塵部について>
図11は実施形態1における集塵部の斜視図である。
図1〜図6および図11に示すように、実施形態1の場合、集塵部としてサイクロン方式のダストカップユニット20が用いられている。
このダストカップユニット20は、前記空気流入口21aおよび装着口を有するダストカップ21と、ダストカップ21の装着口に着脱可能に装着されるフィルター本体22aを有するフィルターユニット22と、フィルターユニット22を覆うように着脱可能に取り付けられるフィルターカバー23と、フィルターカバー23に取り付けられた連動機構24とを備える。
ダストカップ21は、胴部21bと底部21cがヒンジ部21dを介して連結されてなり、底部21cが開いて内部の塵埃を廃棄できるようになっている。また、胴部21bおよび底部21cの外周部におけるヒンジ部21dとは反対側には第1ロック機構21eが設けられており、第1ロック機構21eによって底部21cが閉状態にロックされ、第1ロック機構21eによるロックを解除することにより底部21cが開く。
フィルターユニット22は、前記フィルター本体22aと、フィルター本体22aを受けるカップ部22bと、カップ部22bの底部に設けられた孔部と連通する内筒部22cと、内筒部22cの下端部と連結された螺旋羽根22dとを有し、カップ部22bがダストカップ21の装着口(胴部21bにおける底部21cと反対側の開口部)に嵌り込むことにより内筒部22cがダストカップ21内に配置される。
内筒部22cは、筒形の内側枠体と、内側枠体の外面に巻かれ固定されたメッシュ部材22c1と、メッシュ部材22c1の外周に設けられた筒形の外側枠体22c2とを有し、内側枠体に対して外側枠体22c2は回動可能となっている。
フィルターカバー23は、前記空気排出口23aと、空気排出口23aの右側に設けられてフィルターユニット22のカップ部22bの外周部の一部と係脱可能に係止する第2ロック機構23bと、空気排出口23aの左側に設けられてフィルターユニット22のカップ部22bの外周部の一部と連結するヒンジ部23cとを有し、第2ロック機構23bのロックを外すとヒンジ部23cを軸としてフィルターカバー23がカップ部22bに対して開くように構成されている。
螺旋羽根22dは、内筒部22cの外側枠体22c2と係脱可能に連結する筒体に羽根が螺旋状に設けられたものであり、所定方向(この場合、平面視時計回り)に回動することによりダストカップ21内の底部21cに溜まった塵埃を圧縮する機能を有する。
連動機構24は、フィルターカバー23に回動軸心を中心に回動可能かつ回動軸心方向に移動可能に取り付けられたハンドル24aと、ハンドル24aの回動に連動してフィルター本体22aの排気側部分と摺接し除塵を行う除塵部24bと、ハンドル24aの回動に連動してカップ部22b内の塵埃を内筒部22c内へ掻き落とすワイパー部24cと、ハンドル24aを引っ張ることにより揺動する一対のロック爪24dと、ハンドル24aと連動する第1ギア24eと、除塵部24bと一体回動可能にかつ第1ギア24eと噛合可能に設けられた第2ギア24fとを有する。なお、ワイパー部24cが回動することにより、フィルターユニット22の内筒部22cの外側枠体が回動し、それによって螺旋羽根22dも回動する。
一対のロック爪24dは、フィルターカバー23の横から外部へ突出しており、ダストカップユニット20を駆動部10の装着部11fに装着することにより装着部11fの一対の係止凹部11f6に係止し、ハンドル24aを引っ張ることにより揺動して係止凹部11f6から離脱する。
<集塵装置の動作について>
図1〜図11を参照しながら実施形態1の集塵装置1の動作を説明する。
モップMにて集めた床面上の塵埃を廃棄した後、床掃除に使用したモップMの床面拭き材Mcに付着した塵埃を次のようにして集塵装置1にて清掃しかつ収納することができる。なお、集塵装置1によるモップMの床面拭き材Mcの清掃時には、ダストカップユニット20が駆動部10に装着されている。このとき、ダストカップユニット20の空気流入口21aおよび空気排出口23aは、駆動部10の装着部11fの第1通風口11f4および第2通風口11f5と気密に接続している。
まず、モップMの第1および第2部材Ma1、Ma2が連結した柄部Maを持って保持プレートMbと共に床面拭き材Mcを駆動部10のメイン収納部11a1内に差し入れる。このとき、保持プレートMbの長手方向が第2部材Ma2の長手方向に略平行となるようにする(図10参照)。
次に、集塵装置1の電源スイッチ13をONして電動送風機12を駆動することにより、メイン収納部11a1内の複数の吸込口11bから外気が吸い込まれる(図6の矢印A)。そのため、モップMの床面拭き材Mcに付着した塵埃は気流によって吹き飛ばされて空気と共に吸込口11b、通風口11a131、第1通風経路11cおよび第1通風口11f4を通ってダストカップユニット20の空気流入口21aに流入する。
このとき、ユーザーはモップMの柄部Ma(第1部材Ma1)を持って上下に動かしながら床面拭き材Mcをメイン収納部11a1内の複数の突起15aに擦りつけることにより、床面拭き材Mcに付着した塵埃を効果的に払い落とすことができる。また、床面拭き材Mcを上下に動かして除塵するが、このとき、周囲にある壁面や突起付き吸込口プレート15が保持プレートMbのガイドの役割を果たす。保持プレートMbの長手方向が第2部材Ma2の長手方向に略平行となるようになっている。これにより、上下に動かすときに、保持プレートMbの傾きが軽減される。よって、先行文献のように左右に動かす場合に柄部が傾いて動かしにくいということがないので、ユーザーの手首に負担がかかりにくく、かつ動作も容易であるため、モップの清掃作業を容易に行うことができる。さらに、第1通風経路11cの導入路11c1がダクト部11c2の上下方向の中間位置よりも下方に配置されているため、床面拭き材Mcの上端部Mc1に吸引力が偏りにくくすることができ、下端部Mc2にも吸引力をもたせることができるので、床面拭き材Mcから一様に塵埃を除去することができる。
ダストカップユニット20のダストカップ21内に流入した塵埃を含む空気は、内筒部22cの周囲を旋回することによって比較的大きい第1の塵埃が空気から分離されてダストカップ21内に溜まり、第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を含む空気が内筒部22cのメッシュ部材22c1を通って内筒部22cの内部からカップ部22b内に流入する(図6の矢印B)。
カップ部22b内に第2の塵埃を含む空気が流入すると、第2の塵埃はフィルター本体22aにて捕集され、第2の塵埃が除去された空気がフィルター本体22aを通過し、さらにカップカバー23の空気排出口23aから駆動部10の装着部11fの第2通風口11f5に流入する。
第2通風口11f5を通過した空気は、上流側第2通風経路11d1(モータ吸気経路)内に流入し、電動送風機12を通過して下流側第2通風経路11d2(モータ排気経路)に流入し、一方の排気口11e1から電源コード収納部11gを通って外部へ排気され、かつ他方の排気口11e2からも直接外部へ排気される(図7の矢印C)。このとき、一方の排気口11e1から電源コード収納部11g内に流入した空気は、電源コード収納部11g内の電源コード14の余剰部分を冷却することができる。また、室内の壁の隅に集塵装置1が設置されて他方の排気口11e2が壁によって塞がれてしまう場合であっても、一方の排気口11e1からの排気が確保されるため問題はない。
このようにしてモップMの床面拭き材Mcが清掃されれば、電源スイッチ13を再度押してOFFとし、電動送風機12を停止させる。
その後、モップMの柄部Maの第2部材Ma2から第1部材Ma1を引き抜き、第1部材Ma1を駆動部10のサブ収納部11a2内に差し入れて収納することができる(図1)。このとき、第2部材Ma2側は既にメイン収納部11a1内に収納された状態となっている。
ダストカップユニット20をメンテナンスする際は、駆動部10にダストカップユニット20が装着された状態でハンドル24aを所定方向(この場合、時計回り)に回すことにより、除塵部24bがフィルター本体22aに摺動して振動を与え、フィルター本体22aの吸気側部分に付着した塵埃がカップ部22b内へ落とされる。また、これと同時に、ワイパー部24cも回動してカップ部22bの底部の塵埃が内筒部22c内に払い落とされると共に、螺旋羽根22dも回動してダストカップ21の底部の塵埃が圧縮される。このとき、塵埃の圧縮が限度を超えると、第2ギア24fに対して第1ギア24eが空回りするため、ユーザーはダストカップ21内の塵埃を廃棄する必要があることに気付く。
ダストカップ21内の塵埃を廃棄する場合、ダストカップユニット20のハンドル24aを引き上げることにより一対のロック爪24dが駆動部10の装着部11fの一対の係止凹部11f6から離脱するため、ダストカップユニット20を装着部11fから取り外すことができ、ダストカップ21の底部21cを開くことによって内部の塵埃を廃棄することができる。
(実施形態2)
図12は実施形態2の集塵装置における突起付き吸込口プレートを示す斜視図である。
実施形態2の集塵装置は、突起付き吸込口プレートの構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。
実施形態2の突起付き吸込口プレート115が実施形態1の突起付き吸込口プレート15と異なる点は、吸込口111bの長手方向が縦方向(上下方向)である点、上下複数段に設けられた吸込口111bは、横方向(前後方向)にも複数設けられている点、および各吸込口111bの上端縁に沿って突起115aが設けられている点である。
実施形態2の突起付き吸込口プレート115も、実施形態1と同様に、毛足の短い房糸を有する床面拭き材の除塵に適している。
なお、実施形態2の場合、上下複数段の吸込口111bは、上の吸込口111bの真下に下の吸込口111bが配置されないよう互い違いに位置をずらすことにより、突起付き吸込口プレート115に必要な剛性を確保している。
(実施形態3)
図13は実施形態3の集塵装置における突起付き吸込口プレートを示す斜視図である。
実施形態3の集塵装置も、突起付き吸込口プレートの構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。
実施形態3の突起付き吸込口プレート215が実施形態1の突起付き吸込口プレート15と異なる点は、吸込口211bの上端縁から下方へ突出する突起215aが櫛歯状に複数設けられた点、および吸込口211bの上端縁より少し上の位置に横長の隆起部215bが設けられかつその隆起部215bにスリット215cが形成されている点である。
実施形態3の突起付き吸込口プレート215は、毛足の長い房糸を有する床面拭き材の除塵に適している。
なお、実施形態3の場合、突起215aの下端部の形状を、図8(A)〜(E)で示した各種形状から選択することができる。この際、上の段の突起215aの形状と下の段の突起215aの形状を異ならせてもよい。
(実施形態4)
図14は本発明の実施形態4の集塵装置を斜め左上から視た斜視図であり、図15は実施形態4の集塵装置を正面から視た縦断面図である。また、図16は実施形態4の集塵装置における突起付き吸込口プレートを示す斜視図であり、図16は実施形態4の集塵装置に収納可能なモップの下端部側を示す斜視図である。なお、図14〜図17において、図1〜図11中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
図14〜図16に示すように、実施形態4の集塵装置301が実施形態1と異なる点は、駆動部310に設けられた突起付き吸込口プレート315の構成およびその取り付け構造であり、実施形態4におけるその他の構成は実施形態1と概ね同様である。以下、実施形態4における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態4の集塵装置301において、モップ収納部311aは、メイン収納部311a1と、実施形態1と同様のサブ収納部11a2とを有する。
メイン収納部311a1は、実施形態1よりも前後寸法が短い平面視T形の上方開口状のモップ挿入口311a11と、モップ挿入口311a11とは反対側に設けられた底部11a12と、底部11a12とモップ挿入口11a11との間に設けられた内周壁部311a13と、内周壁部311a13の一部に設けられた段部11a14とを有する。
また、メイン収納部311a1は、後述するモップの保持バーMxbおよび床面拭き材Mxcを収納可能な深い部分と、モップMxの柄部の第2部材Mxa2を収納可能な浅い部分(段部11a14側の部分)とを有する。なお、メイン収納部311a1の深い部分は内周壁部311a13の前面、左面、後面、後方右面および前方右面によって包囲され、メイン収納部11a1の浅い部分は内周壁部311a13の前面、右面および後面によって包囲されている。
ここで、モップ収納部311aに収納可能なモップについて説明する。図17は実施形態4の集塵装置に収納可能なモップの下端部側を示す斜視図である。
図17に示すように、実施形態4の場合、モップの保持バーMxbは、第2部材Ma2が前後左右に揺動可能に連結する面に長手方向に延びる半円形凹溝Mxb1を有すると共に、半円形凹溝Mxb1とは反対側には、床面と対向する主面Mxb2と、主面Mxb2から滑らかな曲面Mxb3を介して垂直方向に立ち上がる前後端面Mxb4とを有する。
床面拭き材Mxcは、実施形態1の床面拭き材Mcと同様の素材からなり、保持バーMxbの主面Mxb2および前後端面Mxb4に沿って湾曲している。
この床面拭き材Mxcによれば、保持バーMxbの主面Mxb2に沿った平坦面Mxc1、湾曲面Mxb3に沿った湾曲面Mxc2、および前後端面Mxb4に沿った垂直面Mxc3にて立体的に清掃することができる。したがって、広い床面の清掃のみならず、壁と家具または冷蔵庫との狭い床面部分の清掃にも対応することができる。この床面拭き材Mxcは、床面掃除用に限定されるものではなく、壁面や天井等を拭き掃除する場合にも使用可能である。なお、駆動部310のメイン収納部311a1に収納する際は、図17に示すように第2部材Ma2を保持バーMxbの半円形凹溝Mxb1に沿わせた状態に折り畳む。
図15に示すように、駆動部310のメイン収納部311a1内にモップの保持バーMxbが収納された状態において、床面拭き材Mxcと対向するメイン収納部311a1の内周壁部311a13の三面、すなわち前面、左面および後面には上下複数段の通風口311a131が設けられている。
また、実施形態4の場合、駆動部310の第1通風経路311cを構成するダクト部311c2は、メイン収納部311a1の内周壁部311a13の前面、左面および後面に形成された上下複数段の通風口311a131の排気側を覆う形状に形成されている。
さらに、この上下複数段の通風口311a131が設けられた内周壁部311a13の内側には、図16に示す上下複数段の吸込口311bおよび突起315aを有する突起付き吸込口プレート315が設けられている(図16参照)。
この突起付き吸込口プレート315は、例えば、金属プレートを金型にて所定形状に打ち抜いて複数の横長の吸込口311bを三列形成し、次いで各吸込口11bの下端縁を直角に折り曲げて細い板状の突起315aを形成し、その後、金属プレートの各列の吸込口311bの間を直角に内側に折り曲げることにより製造することができる。あるいは、樹脂の射出成型により製造することができる。この際、実施形態1と同様に、突起315aの先端形状を半球形(図8(A))、矩形(図8(B))、角部が丸い矩形(図8(C))、三角形(図8(D))および頂部が丸い三角形(図8(E))に形成することができる。
このように製造された突起付き吸込口プレート315は、メイン収納部311a1内に収納されたモップの床面拭き材Mxcの平坦面Mxc1と対向する左面315f1と、前後端面Mxb4と対向する前面315f2および後面315f3を有し、左面315f1、前面315f2および後面315f3から複数の突起315aが内側に突出している。
したがって、モップの床面拭き材Mxcを清掃する際は、三方から突出する突起315aに、モップを上下に移動させながらモップの床面拭き材Mxcの平坦面Mxc1、湾曲面Mxc2および垂直面Mxc3の三面を擦りつけて効率よく除塵することができる。
(他の実施形態)
1.実施形態1〜4では、モップ収納部のメイン収納部内に別部品である突起付き吸込口プレートを設けた場合を例示したが、突起付き吸込口プレートを省略し、メイン収納部の内周壁部の上下複数段の通風口11a131を吸込口とし、かつ各通風口11a131の近傍に突起を形成してもよい。
2.実施形態1〜4では、モップ収納部のメイン収納部内の複数の吸込口の近傍に突起を設けた場合を例示したが、吸込口の縁にモップの床面拭き材を擦りつけることができるため突起は省略してもよい。なお、突起を設けた方が床面拭き材の除塵を効率的に行うことができる。
3.実施形態1および4では、サイクロン方式のダストカップユニットを集塵部として用いた場合を例示したが、紙パック方式の集塵部を用いてもよい。この場合、装着部11fの代わりに、第1および第2通風口11f4、11f5を内部に有する紙パック収納部を設け、紙パック収納部内の第1風通口11f4に紙パックを着脱可能に接続する。また、紙パック収納部に開閉可能な蓋部を設け、蓋部を開いて塵埃が溜まった紙パックを取り出して廃棄できるようにする。
4.実施形態1および4では、駆動部10の筐体11における電源コード収納部11gおよび外周壁に排気口11e1、11e2を設けた場合を例示したが、外周壁側の排気口11e2を省略してもよい。
5.実施形態1および4では、メイン収納部11a1およびサブ収納部11a2を有するモップ収納部11aを駆動部10に設けた場合を例示したが、サブ収納部11a2を省略してもよい。
(まとめ)
本発明の集塵装置は、柄部の基端に拭き材を有するモップを起立状態で収納可能なモップ収納部と、前記モップ収納部内に収納されたモップの拭き材と対向するように設けられた吸込口と、前記吸込口と第1通風経路を介して連通する集塵部と、前記集塵部と第2通風経路を介して連通する排気口と、前記第2通風経路に設けられた電動送風機とを備え、
前記モップ収納部は、上方開口状のモップ挿入口と、前記モップ挿入口とは反対側に設けられた底部と、前記底部と前記モップ挿入口との間に設けられた内周壁部とを有し、
前記内周壁部に前記吸込口が設けられている。
本発明の集塵装置は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記モップ収納部は、前記モップの前記拭き材の長手方向の寸法よりも深い深さ寸法を有するものであってもよい。
この構成によれば、拭き材をその長手方向が縦向き(上下方向)となるようにしてモップをモップ収納部内へ収納することが可能となるため、横方向(水平方向)の寸法が短いコンパクトな集塵装置を得ることができると共に、集塵装置の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
(2)前記吸込口は、前記モップ収納部内に収納された前記モップの前記拭き材の上端部近傍から下端部近傍に亘る範囲内に設けられており、
前記第1通風経路は、前記集塵装置と連通可能な導入路と、前記範囲に設けられた前記吸込口と前記導入路とを連通させるダクト部とを有し、
前記導入路は、前記ダクト部の上下方向の中間位置よりも下方に配置されてもよい。
この構成によれば、拭き材をその長手方向が縦向き(上下方向)となるようにしてモップをモップ収納部内へ収納し、電動送風機を駆動しながらモップを上下に揺さぶって拭き材から塵埃を払い落とす際、モップ挿入口から吸込口に向かって空気が流れる。そのため、ダクト部の上下方向の中間位置よりも下方に導入路を配置することにより、拭き材の上端部に吸引力が偏りにくくすることができ、下端部にも吸引力を持たせることができるので、拭き材から一様に塵埃を除去することができる。
(3)前記内周壁部が、複数の方向に面する複数の内面を有し、
前記吸込口が、前記複数の内面にそれぞれ設けられてもよい。
この構成によれば、モップの拭き材に付着した塵埃を複数の方向から吸引して除塵することが可能となる。したがって、例えば、拭き材の床面に接する主面と、主面の前後両側の前後端面に付着した塵埃を効率よく除塵することができる。
(4)前記モップ収納部内に収納された前記モップの前記拭き材に擦りつけられて前記拭き材に付着した塵埃を払い落とす複数の突起が、前記吸込口の近傍に設けられてもよい。
この構成によれば、拭き材を複数の突起に擦りつけることにより、拭き材に付着した塵埃を効果的に払い落とすことができる。
(5)前記電動送風機に商用電源からの電力を供給する電源コードと、前記電源コードを外部に引き出し可能に収納する電源コード収納部とをさらに備え、
前記電源コード収納部は、上方開口部と、前記上方開口部とは反対側に設けられた底部と、前記底部と前記上方開口部との間に設けられた内周壁部とを有し、
前記内周壁部に前記排気口が設けられてもよい。
この構成によれば、集塵装置を室内の壁際に設置しても排気口が壁によって塞がれず、排気口からモップ収納部内を通過してモップ挿入口から外部へ排気することができるため、排気口が塞がれることによって電動送風機が故障するといった不具合を回避することができる。また、余剰の電源コードを電源コード収納部内に収納して集塵装置周辺をすっきりさせることができ、かつ電源コード収納部内の巻き取られた(束ねられた)余剰の電源コードは熱をもちやすいため排気口からの排気によって冷却することができ好都合である。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1、301 集塵装置
11a モップ収納部
11a11 モップ挿入口
11a12 底部
11a13 内周壁部
11b 吸込口と
11c 第1通風経路
11c1 導入路
11c2 ダクト部
11d 第2通風経路
11e1、11e2 排気口
11g 電源コード収納部
11g1 上方開口部
11g2 底部
11g3 内周壁部
12 電動送風機
14 電源コード
15a、115a、215a、315a 突起
20 ダストカップユニット(集塵部)
D 深さ寸法
L 床面拭き材の長手方向の寸法
M モップ
Ma 柄部
Mc 床面拭き材(拭き材)
Mc1 上端部
Mc2 下端部

Claims (6)

  1. 柄部の基端に拭き材を有するモップを起立状態で収納可能なモップ収納部と、前記モップ収納部内に収納されたモップの拭き材と対向するように設けられた吸込口と、前記吸込口と第1通風経路を介して連通する集塵部と、前記集塵部と第2通風経路を介して連通する排気口と、前記第2通風経路に設けられた電動送風機とを備え、
    前記モップ収納部は、上方開口状のモップ挿入口と、前記モップ挿入口とは反対側に設けられた底部と、前記底部と前記モップ挿入口との間に設けられた内周壁部とを有し、
    前記内周壁部に前記吸込口が設けられていることを特徴とする集塵装置。
  2. 前記モップ収納部は、前記モップの前記拭き材の長手方向の寸法よりも深い深さ寸法を有する請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記吸込口は、前記モップ収納部内に収納された前記モップの前記拭き材の上端部近傍から下端部近傍に亘る範囲内に設けられており、
    前記第1通風経路は、前記集塵装置と連通可能な導入路と、前記範囲に設けられた前記吸込口と前記導入路とを連通させるダクト部とを有し、
    前記導入路は、前記ダクト部の上下方向の中間位置よりも下方に配置されている請求項2に記載の集塵装置。
  4. 前記内周壁部が、複数の方向に面する複数の内面を有し、
    前記吸込口が、前記複数の内面にそれぞれ設けられている請求項1〜3のいずれか1つに記載の集塵装置。
  5. 前記モップ収納部内に収納された前記モップの前記拭き材に擦りつけられて前記拭き材に付着した塵埃を払い落とす複数の突起が、前記吸込口の近傍に設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の集塵装置。
  6. 前記電動送風機に商用電源からの電力を供給する電源コードと、前記電源コードを外部に引き出し可能に収納する電源コード収納部とをさらに備え、
    前記電源コード収納部は、上方開口部と、前記上方開口部とは反対側に設けられた底部と、前記底部と前記上方開口部との間に設けられた内周壁部とを有し、
    前記内周壁部に前記排気口が設けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載の集塵装置。
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