JP2012070952A - 掃除具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】掃除具100において、清掃用シートSが装着された場合、ユーザが取手311によって、芯31に巻回された清掃用シートSが巻き取られるように当該芯31を回動させることで、本体部1の外部へ露出した清掃用シートSの使用済み面を巻き取り、従動回転する芯32に逆方向へ巻回された清掃用シートSを芯32の周面より放出することで、清掃用シートSを使用済み面から未使用面に交換できるように構成した。
【選択図】図1
Description
当該特許文献2記載の掃除具によると、面積の大きな床面を清掃する場合でも、清掃用シートの端部を回転又は引張ることで当該清掃用シートを未使用面に交換でき、取り替え作業を逐次行うことなく清掃を継続できるので、ユーザの手間が軽減する。
したがって、本発明は、清掃用シートの使用済み面が直接手に触れることなく容易に未使用面に交換できる掃除具を提供できる。
本実施形態に係る掃除具100は、例えば、図1及び図2に示すように、本体部1及び本体部1の底面20に取り付けられたスポンジ材21の周面が、芯31、32(円筒部材)に巻きつけられた清掃用シートSで覆われ、当該本体部1の上面に柄50が取り付けられた構成を取る。そして、掃除具100は、清掃用シートSが床面に当接した状態で、当該床面に沿って押動されることで床面に付着した塵や埃を清掃用シートSに吸着できる。以下に、当該掃除具100の各部構成について述べる。ここで、図1に示すとおり、掃除具100の幅方向をX軸方向、長手方向をY軸方向、高さ方向をZ軸方向と便宜上定める。
以下では、便宜上、芯31(一対の円筒部材の他方)に巻回された清掃用シートSを一端側シートS1、芯32(一対の円筒部材の一方)に一端側シートS1と逆方向に巻回された清掃用シートSを他端側シートS2、一端側シートS1と他端側シートS2との間に位置し本体部1の外部へ露出して当該本体部1の周面を覆う清掃用シートSを露出部シートS3とする。また、露出部シートS3のうち、挿通孔4(他方の孔)に挿通されて一端側シートS1と接続される端部を露出部シート一端S31、挿通孔5(一方の孔)に挿通されて他端側シートS2と接続される端部を露出部シート他端S32、露出部シート一端S31及び露出部シート他端S32間の露出部シートS3を露出部シート両端間S33とする。さらに、一端側シートS1は使用済み面からなる清掃用シートSで構成され、他端側シートS2は未使用面からなる清掃用シートSで構成されるものとする。
そして、本体部1は、例えば、PP(PolyPropylene),PE(Poly Ethylene)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、アクリル、ポリカーボネート等の汎用樹脂材で形成される。
当該本体部1は、X軸方向の略中央位置でY軸方向に亘って一様に形成された溝2と、溝2の上面に形成された継手3(取付部)と、溝2を跨いでX軸方向の両側に形成された挿通孔4、5と、当該本体部1の底面20に設けられたスポンジ材21(軟質部材)と、を含んで構成される。
継手3は、溝2の上面で、且つ、当該溝2のY軸方向における略中央位置に設けられる。継手3は、例えば、ボールジョイント構造におけるソケット等であり、球状に形成された柄50の先端が嵌挿された状態で、柄50を回動自在に取付ける。
そのため、柄50の長手方向がY軸に平行になるように、継手3を介して柄50を回動させると、柄50の径Pよりも溝2の深さHが大きいため、柄50の周面は溝2に収まった状態となる(つまり、掃除具100の上端が本体部1の上面となる)。
なお、継手3として、ヒンジ等を用いる構成であっても勿論よい。
そのため、例えば、ユーザが取手311を把手して、図2に示すW1方向に当該取手311を回動させると、芯31はW1方向に回動する。すると、芯31の回動に応じて当該芯31の周面に巻回された一端側シートS1がW1方向に回動するので、外部に露出した露出部シート両端間S33が芯31に巻き取られるように図2に示すD方向へ向かって移動する。この際、図2に示すD方向へ向かって移動する露出部シートS3が芯32の周面に巻回された他端側シートS2をD方向へ付勢するので、芯32がW2(=W1)方向に従動回転する。その結果、芯32の周面に巻回された他端側シートS2は、W2方向に回動することで芯32の周面より放出される。したがって、外部に露出した清掃用シートS(露出部シート両端間S33)は、使用済み面が芯31に巻き取られ、未使用面が芯32より供給されることで、使用済み面から未使用面に交換される。
そして、スポンジ材21には、露出部シート両端間S33が当該スポンジ材21の外周面を覆うように装着される。そのため、凹凸のある床面や階段などを含む段差のある床面を掃除具100で清掃する際に、スポンジ材21が清掃する床面の形状に合わせて変形するので、掃除具100を床面に沿って押動させ易い。つまり、掃除具100は、清掃する床面の形状に囚われることなく、床面に付着した塵や埃を好適に吸着できる。
そして、ユーザは柄50を把持して、清掃用シートSを床面に当接させた状態で、当該清掃用シートSを床面に沿って押動させることで床面に付着した塵や埃を吸着する。この際、凹凸のある床面や階段などを含む段差のある床面であっても、ユーザが柄50を介してスポンジ材21を押圧することで、当該床面の形状に合わせてスポンジ材21が適宜に変形するので、あらゆる床面を満遍なく清掃できる。
この場合、ユーザは、取手311を把手してW1方向に回動させる。すると、露出部シート両端間S33は、芯31に巻き取られるようにD方向へ向かって移動する。つまり、外部に露出した清掃用シートS(露出部シート両端間S33)は、使用済み面が芯31に巻き取られ、未使用面が芯32より供給されることで、使用済み面から未使用面に交換される。この際、ユーザは、使用済み面となった清掃用シートSが芯31に完全に巻き取られるまで取手311を回動させることで、使用済み面となった清掃用シートSを本体部1の上面に露出させずに済むので衛生的である。
したがって、本発明は、清掃用シートの使用済み面が直接手に触れることなく容易に未使用面に交換できる掃除具を提供できる。
そのため、ユーザは、凹凸のある床面や階段などを含む段差のある床面を掃除具100で清掃する際に、スポンジ材21が清掃する床面の形状に合わせて変形するので、掃除具100を床面に沿って押動させ易い。つまり、掃除具100は、清掃する床面の形状に囚われることなく、床面に付着した塵や埃を好適に吸着できる。
そのため、柄50の長手方向がY軸に平行になるように、継手3を介して柄50を回動させると、柄50の径Pよりも溝2の深さHが大きいため、柄50の周面は溝2に収まった状態となる。つまり、ユーザは、家具の下部や狭い隙間箇所等の床面を清掃する場合、柄50を回動させて当該柄50の周面を溝2に収めた状態にすることで、掃除具100を当該家具の下部や狭い隙間箇所に潜り込ませることができる。
次に、変形例1の掃除具100aについて、図3及び図4を用いて説明する。
実施形態1の掃除具100では、挿通孔4、5を、ともに本体部1の上面に形成されるように構成したが、図3及び図4に示すように、一端側シートS1と接続された露出部シート一端S31を挿通する挿通孔4a(他方の孔)が本体部1の側面に形成されるように構成してもよい。
以下の掃除具100aの説明においては、実施形態1の掃除具100との相違点を中心に説明し、一致する構成には、同一の符号を付し、説明を省略する。
そして、ユーザが図4に示すW1方向に取手311を回動させた際、使用済み面となった清掃用シートSは、本体部1のYZ側面から挿通孔4aを辿って芯31に巻き取られる。つまり、ユーザが清掃用シートSを使用済み面から未使用面に交換する際、使用済み面となった清掃用シートSは、一度も本体部1の上面に露出しないので衛生的である。
また、変形例1aにおいて、挿通孔4aのみをYZ側面に設けたが、挿通孔5もYZ側面に設けるように構成しても勿論良い。
また、床面の形状に合わせて変形可能な軟質部材としてスポンジ材21を例示したが、ウレタン材やゴム材を用いることとしてもよい。
また、実施形態1及び変形例1において、掃除具100や掃除具100aに清掃用シートSが装着された場合を例にとって説明したが、掃除具100や掃除具100aに清掃用シートSが装着されていない場合であっても本発明は当然成り立つものである。
1 本体部
2 溝
3 継手(取付部)
20 底面
21 スポンジ材(軟質部材)
31,32 芯(円筒部材)
311 取手
4 挿通孔(他方の孔)
5 挿通孔(一方の孔)
S 清掃用シート
S1 一端側シート(一端側)
S2 他端側シート(他端側)
S3 露出部シート
S31 露出部シート一端
S32 露出部シート他端
S33 露出部シート両端間
4a 挿通孔(他方の孔)
Claims (4)
- 一体の長尺な清掃用シートを装着して床面を清掃するための掃除具であって、
一対の孔を有する側面視ロ字状に形成された本体部と、
前記本体部の内部に設けられた一対の円筒部材と、
を備え、
前記清掃用シートが装着された場合、
前記一対の円筒部材は、各々前記清掃用シートの一端側と他端側を巻回方向が互いに逆方向となるように巻回し、
前記一対の孔のうち一方の孔は、前記一対の円筒部材の一方から引き出した前記清掃用シートを挿通させ、
前記一対の孔のうち他方の孔は、前記一対の円筒部材の他方に巻き取る前記清掃用シートを挿通させ、
前記本体部の周面は、前記一対の孔に挿通されて前記本体部の外部へ露出する前記清掃用シートで覆われ、
前記一対の円筒部材の何れか一方には、当該円筒部材を回動させるための取手が備わることを特徴とする掃除具。 - 請求項1に記載の掃除具において、
前記本体部の底面には前記床面の形状に合わせて変形可能な軟質部材が設けられ、
前記軟質部材の外周面は、前記一対の孔に挿通されて前記本体部の外部へ露出する前記清掃用シートで覆われることを特徴とする掃除具。 - 請求項1又は2に記載の掃除具において、
前記本体部の上面には、前記円筒部材の長手方向と平行な方向に沿って所定の深さからなる溝が形成され、
前記溝の上面に、当該溝の深さより小さな径を有する棒状の柄を回動自在に取付ける取付部を備えることを特徴とする掃除具。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の掃除具において、
前記一対の孔のうち少なくとも前記他方の孔は、前記本体部の側面に形成されることを特徴とする掃除具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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