JP2020012334A - 靴ロッカー - Google Patents

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Abstract

【課題】 靴が収容されていないときは扉のシリンダー錠の施錠操作が不能であり、靴が収容されればそれを検出して前記シリンダー錠の施錠操作を可能にした靴ロッカーにおいて、靴が収容されていることの純機械的な検出手段の検出感度を変更できるようにした靴ロッカーの提供。【解決手段】 靴が収容されていないときは扉6のシリンダー錠13aの施錠操作が不能であり、靴が収容されればそれを検出して前記シリンダー錠13aの施錠操作を可能にした靴ロッカーにおいて、靴載せ台7を下から支承するバネ部8を前記靴載せ台7の長さ方向における位置を変更できるように設けた。【選択図】 図3

Description

本発明は、靴等の履物(以下、単に「靴」という)が収容されないと、靴ロッカーの扉に設けた施錠機構のシリンダー錠の操作ができないようにした靴ロッカーに関する。
より具体的には、靴が収容されていないときはシリンダー錠の操作を不能にした靴ロッカーの機能達成の構造を大幅に簡素化し、既存ロッカーに対しても大きな改造を要することなく適用できるようにした靴ロッカーに関するものである。
ロッカーに靴が収容されていないときは、ロッカー扉のシリンダー錠の操作ができないようにした靴ロッカーについては、従来から特許文献1〜4等により複数の提案がなされており、中には実用に供されているものもある。
靴が収容されていないときロッカー扉のシリンダー錠を操作不能にすることの理由は、スポーツジム等において不特定多数の人が1つの靴ロッカーを共用できるようにすると、靴を入れないで扉のシリンダー錠を施錠し、施錠したキーを持ち帰ってしまうという悪戯が発生するため、かかる悪戯防止のためであった。
因みに、上記で使用されているシリンダー錠は、開錠状態のときにはキーがシリンダー錠の鍵穴から抜去できないタイプであるから、非施錠(開錠)時にキーを持ち去ることはできない。
しかし乍ら、上記特許文献等によって提案されている靴が収容されていないときには、扉のシリンダー錠を操作できないようにした靴ロッカーは、靴の収容の有無を検知する純機械的構造が複雑なため、既存の靴ロッカーに適用するには既存ロッカー側の大幅な改造が不可決になり、事実上新作ロッカーにしか適用できないという問題がある。
また、靴が収容されているか否かを純機械的に検出する構造が、ロッカー本体側の構造に対して可変性がない(固定的)ため、例えば大人用の靴に対する固定された機械的検出感度では子供用の靴が収容されたことを検出できないか、或は検出が不安定になるという問題がある。
実開昭63−88136号公報 実公平6−36205号公報 特許第5053203号公報 特許第5355964号公報
そこで本発明は、扉が完全に閉じられないと扉のシリンダー錠を施錠側に操作不能にしたシリンダー錠機構を備えた従来の靴ロッカーに適用し、靴が収容されていないときは前記シリンダー錠の施錠操作が不能であり、靴が収容されればそれを検出して前記シリンダー錠の施錠操作を可能にした靴ロッカーにおいて、靴が収容されていることの純機械的な検出手段の検出感度を変更できるようにした靴ロッカーの提供を課題の一つとする。また、靴が収容されていないとき、扉のシリンダー錠の作動を阻止する構造を大幅に簡素化した靴ロッカーの提供も課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた靴が収容されていないときには扉のシリンダー錠の操作を不能にした本発明靴ロッカーの構成は、次の通りである。
すなわち、本発明靴ロッカーの第一の構成は、靴ロッカー筺体内に複数個設けられた靴収容室と、前記靴収容室の底部に下面をバネ部に支承させて配置した靴載せ台であって靴が載せられると前記バネ部の反撥力に抗して下方へ変位し靴がなくなると元の位置へ戻る靴載せ台と、前記靴収容室の開口部に配置された扉に設けられて前記扉を前記開口部に対して施開錠するシリンダー錠と、前記靴載せ台の変位に機械的に連動する連動部材であって前記靴載せ台に靴が載っていないときは前記シリンダー錠の施錠操作を阻止しており前記靴載せ台に靴が載せられて前記靴載せ台が下方へ変位すると阻止している施錠操作を許容する連動部材を備えた靴ロッカーであって、前記靴載せ台は、その靴載せ台を下から支承するバネ部が前記靴載せ台の長さ方向に関する位置を変更できるように設けられていることを特徴とする。
前記バネ部は、一例として、蓋と身の関係で互いに被さる2つの浅底の箱体を、その箱体の長さ方向の一端側を水平な軸で枢着すると共に、両箱体の内部に、低反撥力のコイルバネやクリップバネ等のバネ材を配置して形成されている。前記バネ部における上位側の箱体の上面に、靴載せ台の下面を分離可能に接合させて配置することにより、バネ部の位置を変更できる靴載せ台の一例が形成される。前記バネ部と靴載せ台の分離可能な接合は、磁力、再剥離性糊を使った両面テープ、面ファスナ雌雄部材など、接合と分離が可能な接合手段を用いる。
本発明では、靴載せ台を下から支承しているバネ部を、その靴載せ台の長さ方向の前後で位置可変としたことにより、載せる靴の重量に応じて靴載せ台の下方変位の感度を調整できるから、子供靴専用の靴ロッカーと大人靴専用の靴ロッカーであっても靴載せ台におけるバネ部の位置を変更するだけで同じ靴ロッカーを使用することができる。
次に、本発明では、上記の靴載せ台がバネ部の作用で靴の有無を機械的に検出して変位する動作を、靴収容室の前縁部に上下スライド自在に配置した連動部材に伝達し、この連動部材の上下スライド動作によって靴収容室に配置した扉に設けられているシリンダー錠の施錠操作の許否を制御するようにしている。
前記シリンダー錠は、施錠時にはキーの抜き差しができるが、開錠時にはキーを抜去できない形式のものである。そして前記シリンダー錠の内筒後端には、この内筒の回転と一体に回転動作をする正面視略L型の掛鉤(以下、ラッチともいう)が設けられている。
前記掛鉤(ラッチ)は、開錠時の姿勢が略垂直であり、施錠時には前記垂直姿勢から90度回転した水平姿勢になるように形成されたものである。
上記扉に設けられているシリンダー錠機構のシリンダー錠は、開錠時(ラッチは垂直姿勢時)に、扉を開いた状態では、鍵穴に差し込まれているキーを施錠方向に回転することはできないが、扉を完全に閉じるとキーを施錠方向に回転できるタイプのシリンダー錠である。
前記シリンダー錠機構では、前記ラッチの扉裏面に対面した側に、ラッチの施錠方向への回転を阻止する突起(回転阻止用の突起)を有するラッチ制御板が配置されており、このラッチ制御板は垂直向きの軸(前記シリンダー錠の内筒の中心軸に垂直方向で直交する向きの軸)によって支持され、バネにより常時ラッチに当接する側に付勢されている。これによって前記回転阻止用のラッチ制御板の突起が前記ラッチに引っ掛りこのラッチの施錠方向側への回転を阻止するように形成されている。前記施錠方向への回転を阻止している突起を後退させる(回転阻止機能を解く)ためには、扉を閉じたとき前記突起を含むラッチ制御板を後退させる前記ラッチ制御板の後退作用部が開口部の扉受け部(前縁部)に設けられている。
本発明では、靴が載せられて下方へ変位する前記靴載せ台の変位動作に連動する連動部材を、前記ラッチ制御板の後退作用部に代えて前記靴収容室の開口部の前縁部の横又は後の側面に上下スライド可能に配置した。この連動部材を設けたことによって、前記シリンダー錠の施錠方向の回転を阻止している前記ラッチ制御板を、施錠側への回転を許容する方向に後退させるように形成した。前記ラッチ制御板が連動部材によって後退させられると、ラッチの施錠側への回転を阻害している突起も後退してなくなるから、ラッチの施錠用の回転が可能になる。
連動部材は、靴収容室の開口部の前縁部の、一例として内側面に上下スライド可能に配置される。すなわち、前記連動部材は、開口部の前縁の内側面に被さる平断面が略L状部材で形成され、その略L状部材の上端部の前面に形成した前記ラッチ制御板の前面に当たる垂直な小面状の作用片を備え、下端部の後面側に形成した前記靴載せ台の上面に載った形で支持される水平な小面状の係止片を備え、さらに、連動部材の側面には縦長の2つのガイド穴が上下方向に並んで形成されており、前記ガイド穴は、前記開口部の前縁部の内側面に頭付ピンによって支持されている。前記連動部材は開口部の前縁の後側面に上下スライド自在に配置する設置態様もある。この設置態様では、連動部材が開口部の前縁の側面に露出しないから見映えの点で優れる。
前記靴載せ台に靴が載せられるとその靴載せ台が下方へ変位するが、この変位によって靴載せ台の上面に係止片によって支持されている連動部材は、そのガイド穴が頭付ピンに案内されて下方へスライドするから当該連動部材も下方へ変位する。連動部材のこの降下変位動作によりこの連動部材の上端部にある作用片も下方へスライドして位置を変える。
上記のように靴載せ台が靴を載せて下がり、これに連動して連動部材も下がった状態になるからそこで靴収納室の扉が閉じられると、ラッチの施錠方向への回転を阻止していたラッチ制御板は、下がった前記連動部材の作用片に当接して扉の裏面に接近する側に押され、ラッチ制御板の突起がラッチから離れる。前記突起がラッチから離れるとシリンダー錠の施錠側への回転が許容されるから、扉をラッチで靴収容室側に施錠することが可能になる。
本発明は以上の通りであるから、靴が収容されていることを機械的に検出する手段の検出感度を変更できるようにした靴ロッカーの提供ができ、また、靴が収容されていないとき、扉に設けられたシリンダー錠の施錠側の動作を阻止するための構造を大幅に簡素化した靴ロッカーを提供することができる。
本発明を適用する靴ロッカーの一つの靴収容室の斜視図。 図1の靴収容室に配置する連動部材を説明するための要部の斜視図。 図1の靴収容室に適用する靴載せ台の一例の概要を示す断面図。 図1の靴ロッカーのシリンダー錠設備を扉の裏面側から見た要部の正面図。 図4の右側面図。 図4の平面図。
図1、図2は、複数の靴収容室が設けられた靴ロッカー筐体(図示せず)から抽出した1個の靴収容室SLを模式的に示した斜視図である。
前記靴収容室SLは、収容室の前面の全域が開口されて開口部Doを備えた箱状体に形成されており、前記箱状体は天壁1と、底壁2と、左右の側壁3,4と、奥壁5とを備えている。
前記開口部Doには、図1に示すように、右側壁4の右前縁4aに蝶番6aを介して扉6が設けられている。前記開口部Doは、天壁1の共板で形成した略梁状の上縁1a、底壁2の共板で形成した略下框状の下縁2a、左右の側壁3,4の夫々の共板で形成した略柱状の左前縁3aと右前縁4aを備えている。6cは扉6に設けた窓である。
靴収容室SLにおいて、底壁2の上面にはバネ部8に下から支承された靴載せ台7が配置されている。前記靴載せ台7とバネ部8は、元の靴収容室SLには備えられていない部材である。
靴載せ台7は、底壁2の上で上下方向に動ける平面形状と平面大きさに平鋼板等の板材で形成されており、その靴載せ台7の下面が、ユニット化されたバネ部8によって底壁2の上面に支承されている。ユニット化されたバネ部8について以下に説明する。
バネ部8は、図3に例示するように、蓋と身の関係で互いに被さる2つの浅底の箱体8a,8bを、その箱体8a,8bの長さ方向の一端側を水平な軸9で枢着すると共に、両方の箱体8a,8bの内部、又は前記軸9に、低反撥力のコイルバネやクリップバネ等のバネ材8cを配置し、前記箱体8a,8bを軸9を中心に拡開する側に付勢して形成されている。前記バネ部8における上位側の箱体8aの上面に、靴載せ台7の下面を分離可能に接合10させて配置することにより、バネ部8の位置を変更できる靴載せ台7が形成される。前記の分離可能な接合10には、磁石、再剥離糊を使った両面テープ、面ファスナの雌雄部材等の接合・分離が可能な接合手段を用いればよい。上記構成によって、靴載せ台7の前後方向におけるバネ部8の位置を、任意に変更することが出来る。本発明では、前記箱体8a,8bに代えて前記箱体8a,8bの底板状の2枚の板部材を用い、これに軸9とバネ材10を適用してバネ部8を形成することもできる。
前記靴載せ台7の前端部は、図1~図3に示す開口部Doの左前縁3aに配置した上下方向のスライドのみが許容された連動部材11に、この連動部材11が有する係止片11bにおいて連繋されている。
すなわち、前記連動部材11は、開口部Doの左前縁3aにおける平断面が略L状の内側に被さる平断面が略L状の部材で形成され、その略L状部材の上端部の前面(左前縁3aの前面と同位相の面)に形成した後述するラッチ制御板15の前面に当たる垂直な小面状の作用片11aを備え、下端部の後面側に形成した靴載せ台7の上面に載った形で支持される水平な小面状の係止片11bを備えている。また、前記連動部材11は、その側面に縦長の2つのガイド穴11c,11dが上下方向に並んで形成され、前記ガイド穴11c,11dにおいて前記開口部Doの左前縁3aの内側面に立設した頭付ピン12a,12bにより支持されている。
前記連動部材11は、開口部Doの左前縁3aの後側面に上下スライド自在に配置する設置態様もある。この設置態様であっても作用片11aは左前縁3aの前面と同じ位相に位置付ける。この設置態様では、連動部材11が実施例の図1、図2に示した開口部Doの左前縁3aの側面に露出することがないから見映えの点で優れる。
一方、前記開口部Doに設けられた扉6には、図4~図6に例示する態様でシリンダー錠機構13が設けられている。
このシリンダー錠機構13は、シリンダー錠13aと、掛鉤(ラッチ)14と、ラッチ制御板15と、ラッチ制御板15を支持する垂直な軸16と、その軸16の戻りバネ16aを備えている。前記シリンダー錠13aは、その鍵穴側13cを扉6の表面6aの側に少し突出させ、シリンダー錠機構13の本体側は裏面6bに配置されている。前記シリンダー錠13aは、施錠時にはキー13Kの抜き差しができるが、開錠時にはキー13Kを抜去できない形式のものである。そして前記シリンダー錠13aの内筒13bの後端には、この内筒13bの回転と一体に回転動作をする正面視略L型の掛鉤14(以下、ラッチ14ともいう)が設けられている。前記掛鉤14(ラッチ14)は、開錠時の姿勢が略垂直であり、施錠時には前記垂直姿勢から図4の時計回り方向に90度回転した水平姿勢になるように形成されたものである。
上記扉6に設けられたシリンダー錠13aにおいて、開錠時にはラッチ14が垂直姿勢であり、扉6を開いた状態、或は扉6を閉じた状態の如何にかかわらず、鍵穴に差し込まれているキー13Kを施錠方向に回転することはできない。このための機構は、次の構造によって実現している。
まず、前記ラッチ14と扉裏面6bの間に、垂直姿勢のラッチ14を係止してラッチ14の施錠方向への回転を阻止する突起15a(回転阻止用の突起15a)を有するラッチ制御板15が配置されている。前記ラッチ制御板15は垂直向きの軸16(前記シリンダー錠13aの内筒13bの中心軸に垂直方向で直交する向きの軸16)によって前記軸16を中心に搖動(角回転)可能支持されると共に、前記バネ16aにより常時ラッチ14に突起15aが当接してラッチ14を係止する側に付勢されている。以上の構成によって前記回転阻止用の突起15aが前記ラッチ14の施錠方向側への回転を阻止するようにしたシリンダー錠機構13が形成される。図において13dはシリンダー錠機構13のカバーである。
本発明では、靴が載せられて下方へ変位する前記靴載せ台7の下方変位動作に連動して降下スライドする前記連動部材11が、前記靴収容室SLの前記開口部Doの左前縁3aの内側に上下スライド可能に配置されている。前記連動部材11が降下することによって、前記シリンダー錠13a(ラッチ14)の施錠方向の回転を阻止している前記ラッチ制御板15は、施錠方向への回転を許容する方向に後退させられる。即ち、扉6を閉じたとき、前記ラッチ制御板15は、降下した連動部材11の作用片11aに当接するから後退する。言い換えるとラッチ制御板15は、扉6の裏面6bに接近する側へ押込まれる。この動作によって前記ラッチ14の施錠側への回転を阻害している突起15aも前記ラッチ制御板15と一緒に後退するから、ラッチ14と前記突起15aの係止が解かれ、ラッチ14の施錠方向への回転を可能にするのである。
上記の構成を備えた靴収容室SLは、靴を収容して扉6を閉じシリンダー錠13aを施錠する態様で靴ロッカーとして使用される。しかる後、利用者がキー13Kでシリンダー錠13aを開錠して扉6を開け靴載せ台7から靴を取り出すと、降下していた前記靴載せ台7はバネ部8の反発力で前半側が浮き上がる(上昇する)。なお、開錠すると前記キー13Kはシリンダー錠13aから抜去できなくなる。
扉6を開けて靴を取り出すと靴載せ台7(の前半側)が上昇する(浮き上がる)。この上昇動作は前記係止片11bを介して連動部材11に伝わり、この連動部材11も上方へスライド変位してその位置に保持され、初期状態に戻る(図3参照)。扉6が開けられ連動部材11が初期状態の位置(上昇した位置)に戻ると、ラッチ制御板15もバネ16aの作用で元の位置(扉6の裏面6bから離れてラッチ14の施錠方向への回転を阻止する位置)に戻り、靴収容室SLのシリンダー錠機構13全体が使用前(靴を収容する前)の初期状態にリセットされる。
本発明靴ロッカーでは、靴載せ台を下から支承しているバネ部の位置を、その靴載せ台の長さ方向の前後で可変としたことにより、載せる靴の重量に応じて靴載せ台の下方変位の感度を調整できるから、例えば子供靴専用の靴ロッカーと大人靴専用の靴ロッカーを、靴載せ台におけるバネ部の位置を変更するだけで、同じ靴ロッカーを利用することができる。
本発明では、バネ部の上面と靴載せ台の下面を、磁石や再剥離糊を使った両面テープや面ファスナの雌雄部材等の接合・分離自在の接合手段を介して分離可能に接合したから、靴載せ台の靴重量の検出感度を自在に調整、変更することが出来る。
既存の通常靴ロッカーの靴収容室に本発明を適用する場合、靴載せ台とバネ部と連動部材があれば、靴収容室側の改造を殆んど要することなく本発明靴ロッカーに形成することが出来る。
本発明は以上の通りであるから、靴が収容されなければシリンダー錠の施錠方向側への操作を出来ないようにしたスポーツジム等の不特定複数の人が共用する靴ロッカーとして極めて有用である。
SL 靴収容室
Do 開口部
1 天壁
2 底壁
3 左側壁
3a 左前縁
4 右側壁
5 奥壁
6 扉
7 靴載せ台
8 バネ部
9 水平な軸
10 接合
11 連動部材
11a 作用片
11b 係止片
11c、11d ガイド穴
12a,12b 頭付ピン
13 シリンダー錠機構
13a シリンダー錠
13K キー
14 掛鉤(ラッチ)
15 ラッチ制御板
15a ラッチの施錠方向回転を阻止する突起
16 垂直な軸

Claims (6)

  1. 靴ロッカー筺体に複数個設けられた靴収容室と、前記靴収容室の底部に下面をバネ部に支承させて配置した靴載せ台であって靴が載せられると前記バネ部の反撥力に抗して下方へ変位し靴がなくなると元の位置へ戻る靴載せ台と、前記靴収容室の開口部に配置された扉に設けられて前記扉を前記開口部に対してラッチを施開錠動作させるシリンダー錠と、前記靴載せ台の変位に機械的に連動する連動部材であって前記靴載せ台に靴が載っていないときは前記シリンダー錠のラッチの施錠方向への操作をラッチ制御板によって阻止しており前記靴載せ台に靴が載せられて前記靴載せ台が下方へ変位すると前記ラッチ制御板によって施錠方向への操作を阻止している前記ラッチ制御板を解除して施錠方向の操作を許容する連動部材を備えた靴ロッカーであって、前記靴載せ台は、その靴載せ台を下から支承しているバネ部が前記靴載せ台の長さ方向において位置を変更できるように設けられていることを特徴とする靴ロッカー。
  2. 前記バネ部は、蓋と身の関係で互いに被さる2つの浅底の箱体又は前記箱体の底状の板体と、その箱体又は板体の長さ方向の一端側を枢着した水平な軸と、前記2つの箱体又は板体の間に配置した低反撥力のコイルバネやクリップバネ等のバネ材を備える請求項1の靴ロッカー。
  3. 前記バネ部は、その上面に靴載せ台の下面を分離可能に接合し、前記バネ部の靴載せ台の前後方向におけるバネ部の位置を変更することにより、靴重量の検知感度を変更できるようにした請求項1又は2の靴ロッカー。
  4. 前記バネ部と靴載せ台の分離可能な接合は、磁石、再剥離性糊を使った両面テープ、面ファスナの雌雄部材のいずれかによる接合手段を用いる請求項3の靴ロッカー。
  5. 前記バネ部の作用で靴の有無を機械的に検出して変位する靴載せ台の動作を、靴収容室の前縁の側面又は後面に上下スライド自在に配置した連動部材に伝達し、この連動部材の上下スライド動作によって靴収容室に配置した扉に設けられているシリンダー錠の施錠操作の許否を制御するようにした請求項1〜4のいずれかの靴ロッカー。
  6. 連動部材は、その下端部が靴載せ台の前端部に連繋して支持されていることにより、靴載せ台が靴を載せて下方に降下するとその降下に連動して降下し、当該連動部材の上端部がシリンダー錠の施錠方向の操作を許容するための位置に降下するように形成された請求項5の靴ロッカー。
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