JP2020011752A - バンパー搬送装置 - Google Patents

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勝寿 納富
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【課題】自動車生産ラインの生産タクトに合わせて、寸法や形状、仕様の異なるものであっても、1台分のバンパー単位で効率的に搬送できるようにしたバンパー搬送装置を提供する。【解決手段】基台10上に、バンパー支持用の下段フレーム20とバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、下段フレームには、下段フレーム本体30に、下段前部バンパー支持体40と、下段後部バンパー支持体50とを、それぞれ前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、上段フレームには、上段フレーム本体70に、上段前部バンパー支持体80と、上段後部バンパー支持体90とを、それぞれ前後左右にスライドさせて位置調節可能に設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車生産ラインに部品のバンパーを供給するためのバンパー搬送装置に関する。
従来、自動車生産ラインに、生産タクトに合わせて部品としてのバンパーを供給することが行われている。
このような技術として、従来、例えば、特許文献1に開示されているようなものがある。
特開2002−068273号公報
特許文献1に開示された従来の技術では、長狭や形状の異なるバンパーであっても、一台の装置で簡便に多数のバンパーを積架して搬送できるような技術が開示されている。一方、現今の技術で自動車生産ラインの生産タクトに合わせて円滑に部品としてのバンパーを供給することが望まれている。
しかしながら、特許文献1に開示された従来の技術では、形状の異なるバンパーを大量に搬送することができるが、一方生産ラインの生産タクトに合わせることはできないという問題がある。また、生産ラインの生産タクトに合わせて1台分のバンパーを搬送して供給しようとすると、バンパーの仕様,形状の違いにより搬送装置を専用化して用いる必要があり、専用の搬送装置を多種類用意しなければならず、供給技術が複雑化し、能率を向上させることができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、自動車生産ラインの生産タクトに合わせて、寸法や形状、仕様の異なるものであっても、1台分のバンパー単位で効率的に搬送できるようにしたバンパー搬送装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを、それぞれ前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを、それぞれ前後左右にスライドさせて位置調節可能に設けたことを特徴とするバンパー搬送装置である。
この第1の態様において、自動車の前後一対のバンパーを、基台上の下段フレームと上段フレームとに上下重畳して保持するものである。
下段フレームでは、下段フレーム本体の、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とに車両前後のいずれかに取り付けられるバンパーが載置される。ここで、下段前部バンパー支持体と下段後部バンパー支持体とは位置調節可能に構成されており、バンパーの形状・寸法・仕様に合わせて、それぞれを前後左右にスライドさせて位置調節し、適切にバンパーを保持することができる。
同様に上段フレームでは、上段フレーム本体の上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とにバンパーが載置される。なお、上段フレームでは下段フレームで載置したバンパーとは別のバンパーが載置される。そして、上段前部バンパー支持体と上段後部バンパー支持体とは位置調節可能に構成されており、バンパーの形状・寸法・仕様に合わせて、それぞれを前後左右にスライドさせて位置調節し、適切にバンパーを保持し、前後のバンパーを安全適切に搬送することができる。
また、本発明の第2の態様は、基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを前後に配置し、前記下段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記下段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを前後に配置し、前記上段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設けたことを特徴とするバンパー搬送装置である。
本発明の第2の態様では、第1の態様と同様に、自動車の前後一対のバンパーを、基台上の下段フレームと上段フレームとに上下重畳して保持する。
下段フレームでは、下段フレーム本体の、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とに車両前後のいずれかに取り付けられるバンパーが載置される。ここで、バンパーの形状・寸法・仕様に合わせて、下段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて調節し、下段後部バンパー支持体は、前後左右にスライドさせて位置調節して適切にバンパーを保持するようにする。
同様に上段フレームでは、上段フレーム本体の、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とにバンパーが載置される。仕様により前記下段フレームとは対照側の前後いずれかのバンパーとなる。そして、バンパーの形状・寸法・仕様に合わせて、上段前部バンパー支持体を左右にスライドさせて調節し、上段後部バンパー支持体は、前後左右にスライドさせて位置調節して適切にバンパーを保持し、前後のバンパーを安全適切に搬送することができる。
第2の態様では、前部支持体は左右の調節だけであるので構造が簡単化する。
また、本発明の第3の態様は、基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを前後に配置し、前記下段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記下段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを前後に配置し、前記上段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記下段フレーム本体の後端部に支持柱を立設し、該支持柱上に上段フレーム本体を支持したことを特徴とするバンパー搬送装置である。本発明の第3の態様では、第1,2の態様と同様に、自動車の前後一対のバンパーを、基台上の下段フレームと上段フレームとに上下重畳して保持する。
下段フレームでは、下段フレーム本体の、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とに車両前後のいずれかに取り付けられるバンパーが載置される。載置されたバンパーの形状・寸法・仕様に合わせて、下段前部バンパー支持体は左右にスライドして調節し、下段後部バンパー支持体は、前後左右にスライドして位置調節し、適切にバンパーを保持するようにする。
同様に上段フレームでは、上段フレーム本体の、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とに下段フレームに載置されなかったバンパーが載置される。そして、上段前部バンパー支持体は左右にスライドして調節し、上段後部バンパー支持体は、前後左右にスライドして位置調節し、適切にバンパーを保持できるように構成している。
ここにおいて、前記下段フレーム本体の後端部に支持柱を立設し、該支持柱上端に上段フレーム本体を支持したため、上段フレームへのバンパーを挿入する空間が確保され、円滑に操作することができる。
このように、前後のバンパーを円滑かつ容易にセットすることができ、安全適切にバンパーを搬送することができる。
また、本発明の第4の態様は、基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを前後に配置し、前記下段前部バンパー支持体は、下段フレーム本体に横架した横レール部材上に支持し、該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記下段後部バンパー支持体は、下段フレーム本体に横架した横レール部材上に縦レール部材を介して支持し、該縦レール部材に支持ブラケットとボルトにて、前後にスライドさせて位置調節可能に設け、該縦レール部材を該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを前後に配置し、前記上段前部バンパー支持体は、上段フレーム本体に横架した横レール部材上に支持し、該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段後部バンパー支持体は、上段フレーム本体に横架した横レール部材上に縦レール部材を介して支持し、該縦レール部材に支持ブラケットとボルトにて、前後にスライドさせて位置調節可能に設け、該縦レール部材を該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段フレーム本体の後端部に支持柱を立設し、該支持柱上に上段フレーム本体を支持したことを特徴とするバンパー搬送装置である。
第4の態様は、バンパーの支持体の構成をより具体化したものである。すなわち、下段前部バンパー支持体は、下段フレーム本体に横架した横レール部材上に支持してあり、支持ブラケットのボルトを緩めると、横レール部材に対して、下段前部バンパー支持体を左右にスライドさせて位置調節可能であり、適切な位置でボルトを締めれば、下段前部バンパー支持体は固定される。
同様に、下段後部バンパー支持体は、縦レール部材への支持ブラケットのボルトを緩めて下段後部バンパー支持体を前後に移動し、ボルトを締めてその位置に固定することができる。そして、縦レール部材を横レール部材に固定する支持ブラケットのボルトを緩めて下段後部バンパー支持体を縦レール部材とともに左右に移動し、ボルトを締めてその位置に固定することができる。
このように、各支持体は左右あるいは前後に調節自在であり、寸法・仕様の異なるバンパーに対して自由度高く対応してバンパーを搬送することができる。
また、本発明の第5の態様は、前記下段前部バンパー支持体と、前記上段前部バンパー支持体との一方には前後に延びる平坦受け部を設け、他方には前後に並ぶ鋸歯状受け部を設けたことを特徴とする態様1,2〜4に記載のバンパー搬送装置である。
前後に延びる平坦受け部ではバンパーを載置する前後位置の自由度が高く、寸法・仕様の異なるバンパーに対して幅広く対応することができる。また、前後に並ぶ鋸歯状受け部を設けたものでは、適宜な前後位置の鋸歯状受け部にバンパーを載置することで、自由度を確保している。
また、本発明の他の態様は、前記各レール部材は案内溝を有しており、該案内溝にボルトを係合させて位置調節可能としたことを特徴とする態様4に記載のバンパー搬送装置である。第6の態様では、ボルトが案内溝に係合して案内されるので、調節操作がしやすく作業性がよい。
また、本発明のさらに他の態様は、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体と、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを、直線案内構造と位置変更して固定可能な係止機構により支持して位置調節可能にしたことを特徴とする態様1又は2に記載のバンパー搬送装置である。第7の態様では、直線案内構造と係止機構により各支持体を位置変更して固定することが出来、各支持体の調節操作がしやすく作業性がよい。
また、本発明のさらに他の態様は、基台上に、バンパー支持用の下段フレームを前後移動して引き出し可能に支持し、定位置に保持するロック機構と引き出した時のストッパを設けたことを特徴とする態様1,2〜4に記載のバンパー搬送装置である。第8の態様では、ロック機構により定位置に保持された状態からロック解除して下段フレームを引き出すと、ストッパが当たって止められる。
本発明によれば、前後のバンパーの形状・寸法・仕様の違いに合わせて、支持体を調節して支持するようにしたので、これらの違いにかかわらず、同一構造のバンパー搬送装置で対応することができ、自動車生産ラインの生産タクトに合わせて1台分のバンパー単位で効率的に搬送できる優れた効果を奏する。
本発明の一の実施の形態に係るバンパー搬送装置を示す斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係るバンパー搬送装置を示す側面図である。 本発明の一の実施の形態に係るバンパー搬送装置のバンパーを保持した状態を示す斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係るバンパー搬送装置を示し、図3のA−A断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るバンパー搬送装置を示し、図3のB−B断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るバンパー搬送装置を示し、下段フレームを下方から見た斜視図である。
次に、図面を参照して、本発明を実施するための実施の形態を説明する。図面は、模式的なものであり、各部の寸法の比率等は現実のものとは必ずしも一致しない。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることは勿論である。また、以下の順序で実施の形態の説明を行う。
以下、図1〜図6を参照して実施の形態の説明を行う。図1及び図2に示すように、バンパー搬送装置1は、基台10上に、ここではフロントバンパーFB支持用の下段フレーム20の下段フレーム本体30と、リヤバンパーRB支持用の上段フレーム60の上段フレーム本体70とが上下重畳して配置されて成る。下段フレーム本体30と上段フレーム本体70とは、いずれも縦方向部材と横方向部材とが縦横に固結された略方形をしている。
基台10は、脚枠体11の上部の左右端に前後方向に延びる保持部材12,12が固設され、保持部材12上に保持レール部材13が固設されている。また、基台10には下段フレーム本体30の後背部から上方に伸びる支持柱15が立設され、該支持柱15の上端から前方に延びる支持腕部16に保持部材17を介して上段フレーム本体70が担持されている。
図1,図2および図5に示すように、下段フレーム本体30は側端縦レール部材31,31の基端が後端横レール部材32の両端に固結されて前方に延びるとともに、同じく基端が後端横レール部材32に固結された内側縦レール部材33,33が前方に延び、また、側端縦レール部材31と内側縦レール部材33とが前端連結部材34で連結され、左右に枠体35,35が形成されている。さらに、左右の内側縦レール部材33,33が枠連結部材36で連結されて下段フレーム本体30が構成されている。
下段フレーム本体30には、左右に、フロントバンパーFBの一端を支持するための下段前部バンパー支持体40と、フロントバンパーFBの他端を支持するための下段後部バンパー支持体50とが前後に配置してある。そして、下段フレーム本体30の左右両端の側端縦レール部材31,31が摺動子14,14を介して基台10の保持レール部材13上に摺動可能に保持されている。これにより、基台10上でバンパー支持用の下段フレーム本体30が前方に移動して引き出し可能に支持されている。
下段前部バンパー支持体40は、支持脚41,41が下段フレーム本体30の枠体35に横架した横レール部材37,37上に支持されており、横レール部材37に支持ブラケット21とボルト22にて、左右にスライド自在に固定されている。下段前部バンパー支持体40の支持脚41,41上には、前後方向に下段フレーム本体30の略半分の長さの前後に延びる平坦受け部42が保持されている。なお、横レール部材37はレール溝を有しており、ボルト22は該レール溝を通して雌ねじに螺合するように構成しており、スライド調節時にレール溝に案内されて移動し、外れにくくなっている。
下段後部バンパー支持体50は、支持脚51上に設けられたバンパー受け部材52を有し、バンパー受け部材52にはフロントバンパーFBの下端部を嵌め込む切欠き53が設けられている。支持脚51は、下段フレーム本体30に横架した横レール部材38上に縦レール部材39を介して支持されており、支持ブラケット23とボルト24にて前後方向に位置調節自在に設けられている。また、縦レール部材39は横レール部材38と側端縦レール部材31に支持ブラケット25とボルト26にて、左右方向に位置調節自在に設けられている。この構成により、下段後部バンパー支持体50は左右方向に位置調節自在になっている。横レール部材38と縦レール部材39および側端縦レール部材31はそれぞれレール溝を有しており、ボルト24,26は該レール溝を通して雌ねじに螺合するようになっており、それぞれの位置調節時にレール溝に沿って移動自在としている。
このように、フロントバンパーFBの左右上端部を支持する下段前部バンパー支持体40とフロントバンパーFBの左右下端部を支持する下段後部バンパー支持体50とはいずれも左右に移動自在に構成されており、載置支持するフロントバンパーFBの幅に合致するように幅調整自在に構成されている。
また、下段前部バンパー支持体40の下部には、ロック機構45が設けられている。ロック機構45は、左右方向略逆L字状に構成されており、その先端部が基台10から突設した板体46と係合し、摺動子14,14による下段フレーム本体30の移動を規制し位置を固定している。
また、下段フレーム本体30の左右後端部には下段フレーム本体30の前後方向の動きを規制しつつ、引き出し後の下段フレーム本体30を元の固定状態に復元する衝突ばね56を有するストッパ55が設けられている。
上述の構成により、下段フレーム本体30は定位置に保持された状態からロック機構45と板体46との係合状態を解除することで前後移動自在とし、ストッパ55に設けた衝突ばね56により下段フレーム本体30の引き出しすぎを規制しつつ、作業終了後は衝突ばね56の弾性力を利用して元の状態に復元されるように構成している。
図1,図2および図4に示すように、上段フレーム60には、縦方向部材と横方向部材とが縦横に固結された略方形の上段フレーム本体70に、上段前部バンパー支持体80と、上段後部バンパー支持体90とを前後に配置してある。上段フレーム本体70は基礎構成として、支持柱15の上端から前方に延びる支持腕部16上の左右の保持部材17,17間の前部に前部横レール部材71,71が架設され、左右の保持部材17,17間の後部に後部横レール部材75,75が架設されて成る。
上段前部バンパー支持体80は支持脚81上に保持部材82を介して前後に並ぶ鋸歯状受け部83が担持されており、支持脚81が立設された基台レール部材84を介して上段フレーム本体70の前部横レール部材71上に支持されている。基台レール部材84は前部横レール部材71に支持ブラケット61とボルト62にて、左右に位置調節自在に設けられている。前部横レール部材71はレール溝を有しており、ボルト62が該レール溝を通して雌ねじに螺合するように構成しており、位置調節時にレール溝に沿って移動することで外れにくく構成されている。
上段後部バンパー支持体90は、直立柱91の頂面にバンパー受け部92が設けられて成り、直立柱91の基部を支持する台部材93が、上段フレーム本体70に横架した後部横レール部材75上に縦レール部材76を介して支持されている。該縦レール部材76の側面側に台部材93が支持ブラケット63とボルト64にて、前後に位置調節自在に設けられ、また、縦レール部材76は後部横レール部材75に支持ブラケット65とボルト66にて左右に位置調節自在に設けられている。後部横レール部材75と縦レール部材76はレール溝を有しており、ボルト64,66は該レール溝を通して雌ねじに螺合するようになっており、位置調節時にレール溝に案内されて移動し、外れにくく構成されている。
上述のように構成したバンパー搬送装置1を使用するときは、搬送対象とするバンパーに合わせて各部を調節する。フロントバンパーFBを保持する下段フレーム本体30では、下段前部バンパー支持体40の支持脚41,41が下段フレーム本体30に横架した横レール部材37,37上に支持してあり、支持ブラケット21がボルト22により固定されている。下段前部バンパー支持体40,40を左右方向に位置調節するためには、ボルト22を緩めると横レール部材37から解放されて横レール部材37に設けたレール溝に沿って支持脚41,41が移動可能となり、下段前部バンパー支持体40を左右にスライドさせて位置調節可能となる。下段前部バンパー支持体40は所定の位置まで移動後にボルト22を締め付けることで当該位置に固定される。
同様に、下段後部バンパー支持体50は前後左右に位置調節することが出来る。下段後部バンパー支持体50の前後方向に対する位置調節は、下段後部バンパー支持体50の支持脚51を固定している支持ブラケット23のボルト24を緩めることで成され、緩めたボルト24が縦レール部材39のレール溝に沿って下段後部バンパー支持体50を移動可能とし、下段後部バンパー支持体50を所定の位置に移動後は、ボルト24を締結して下段後部バンパー支持体50を所定の位置に固定できる。
また、下段後部バンパー支持体50の左右方向の位置調節は、縦レール部材39を横レール部材38および後端横レール部材32に固定する支持ブラケット25のボルト26の固定位置により成され、ボルト26を緩めることで後端横レール部材32及び横レール部材38のレール溝に沿って移動自在とし、下段後部バンパー支持体50は縦レール部材39とともに左右に移動可能になる。このボルト26を任意の位置で締めつけることで、下段後部バンパー支持体50は横レール部材38及び後端横レール部材32上の任意の位置に固定できる。
上段フレーム60においても同様に調節する。リヤバンパーRBを保持する上段フレーム本体70では、上段前部バンパー支持体80の基台レール部材84が、上段フレーム本体70に横架した前部横レール部材71,71上に支持ブラケット61とボルト62により固定されている。上段前部バンパー支持体80は基台レール部材84を固定するボルト62を緩めることで前部横レール部材71,71が有するレール溝に沿って左右方向に移動自在となる。従って、搬送対象であるリヤバンパーRBを支持するのに適した位置まで移動後にボルト62を締めつけることで、上段前部バンパー支持体80を支持するのに適した位置に固定できる。
同様に、上段後部バンパー支持体90は前後左右に移動して調節することが出来る。上段後部バンパー支持体90は台部材93を縦レール部材76に支持ブラケット63を介してボルト64にて固定している。ボルト64は縦レール部材76が有するレール溝に沿って移動可能に構成しており、ボルト64を緩めて任意の位置まで移動後、再び締め付けることで上段後部バンパー支持体90を適切な位置に固定できる。
また、縦レール部材76は後部横レール部材75に支持ブラケット65を介してボルト66で固定している。ボルト66は後部横レール部材75が有するレール溝に沿って移動可能に構成しており、ボルト66を緩めて任意の位置まで移動後、再び締め付けることで上段後部バンパー支持体90を適切な位置に固定できる。
図2〜図4に示すように、下段フレーム20にはフロントバンパーFBを載置し、上段フレーム60にはリヤバンパーRBを載置する。フロントバンパーFBは前部が下段フレーム20の下段フレーム本体30の前部に装着された下段前部バンパー支持体40の平坦受け部42上に保持される。平坦受け部42は下段フレーム本体30の後部に向かうに連れて下方に傾斜するように構成されており、フロントバンパーFBの前部の寸法・仕様の違いに対してその前後長さの範囲内でフロントバンパーFBを支持できる。また、フロントバンパーFBの後端部は図3に示すように下段後部バンパー支持体50のバンパー受け部材52の切欠き53に嵌め込み載置して保持される。上述のような構成とすることでフロントバンパーFBは搬送時に下段フレーム本体30から落下する虞を可及的に低減している。
図2〜図4に示すように、上段フレーム60にリヤバンパーRBを載置すると、リヤバンパーRBは前端部が上段フレーム60の上段フレーム本体70の前部に装着された上段前部バンパー支持体80の鋸歯状受け部83上に保持される。鋸歯状受け部83は側面視複数の凹部を前後方向に有しており、リヤバンパーRBの載置部の高さに応じて任意の凹部を選択して載置することができる。また、リヤバンパーRBの後部は上段後部バンパー支持体90のバンパー受け部92に載置して保持される。
このように、各支持体は左右あるいは前後に調節自在であり、寸法・仕様の異なるバンパーに対して自由度高く対応してバンパーを搬送することができる。バンパー搬送装置1は、取り扱い対象とするバンパーの寸法・仕様に調節したものを複数台用意し、順次使用するようにすることで、寸法・仕様の異なるものを混在して使用することもできる。
上述した実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 バンパー搬送装置
10 基台
20 下段フレーム
30 下段フレーム本体
31 側端縦レール部材
32 後端横レール部材
33 内側縦レール部材
34 前端連結部材
35 枠体
36 枠連結部材
37,38 横レール部材
39 縦レール部材
40 下段前部バンパー支持体
41 支持脚
42 平坦受け部
45 ロック機構
46 板体
50 下段後部バンパー支持体
51 支持脚
52 バンパー受け部材
53 切欠き
55 ストッパ
56 衝突ばね
60 上段フレーム
70 上段フレーム本体
71 前部横レール部材
75 後部横レール部材
76 縦レール部材
80 上段前部バンパー支持体
81 支持脚
82 保持部材
83 鋸歯状受け部
84 基台レール部材
90 上段後部バンパー支持体
91 直立柱
92 バンパー受け部
93 台部材
FB フロントバンパー
RB リヤバンパー

Claims (5)

  1. 基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、
    前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを、それぞれ前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを、それぞれ前後左右にスライドさせて位置調節可能に設けたことを特徴とするバンパー搬送装置。
  2. 基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、
    前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを前後に配置し、
    前記下段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記下段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを前後に配置し、
    前記上段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設けたことを特徴とするバンパー搬送装置。
  3. 基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、
    前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを前後に配置し、
    前記下段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記下段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを前後に配置し、
    前記上段前部バンパー支持体は左右にスライドさせて位置調節可能に設け、前記上段後部バンパー支持体は前後左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記下段フレーム本体の後端部に支持柱を立設し、該支持柱上に上段フレーム本体を支持したことを特徴とするバンパー搬送装置。
  4. 基台上に、バンパー支持用の下段フレームとバンパー支持用の上段フレームとを上下重畳して配置し、
    前記下段フレームには、下段フレーム本体に、下段前部バンパー支持体と、下段後部バンパー支持体とを前後に配置し、
    前記下段前部バンパー支持体は、下段フレーム本体に横架した横レール部材上に支持し、該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記下段後部バンパー支持体は、下段フレーム本体に横架した横レール部材上に縦レール部材を介して支持し、該縦レール部材に支持ブラケットとボルトにて、前後にスライドさせて位置調節可能に設け、該縦レール部材を該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記上段フレームには、上段フレーム本体に、上段前部バンパー支持体と、上段後部バンパー支持体とを前後に配置し、
    前記上段前部バンパー支持体は、上段フレーム本体に横架した横レール部材上に支持し、該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記上段後部バンパー支持体は、上段フレーム本体に横架した横レール部材上に縦レール部材を介して支持し、該縦レール部材に支持ブラケットとボルトにて、前後にスライドさせて位置調節可能に設け、該縦レール部材を該横レール部材に支持ブラケットとボルトにて、左右にスライドさせて位置調節可能に設け、
    前記上段フレーム本体の後端部に支持柱を立設し、該支持柱上に上段フレーム本体を支持したことを特徴とするバンパー搬送装置。
  5. 前記下段前部バンパー支持体と、前記上段前部バンパー支持体との一方には前後に延びる平坦受け部を設け、他方には前後に並ぶ鋸歯状受け部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバンパー搬送装置。
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