JP2020011338A - エンドエフェクタ取付冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドエフェクタの交換を容易にするとともに、より正確かつ柔軟にティーチングやオートキャリブレーションを行うことを可能にする。【解決手段】ロボット先端部にエンドエフェクタを取り付けるための取付冶具2は、ロボット先端部に取り付けられる基台部10と、基台部10に取り付けられ、カメラが取り付けられるカメラ取付部20と、エンドエフェクタが取り付けられるエンドエフェクタ取付部30とを有している。基台部10は、ロボット先端部に取り付けられるフランジ部11と、フランジ部11から先端方向に延びる柱状部12とを有している。そして、エンドエフェクタ取付部30は、柱状部12が有する平行でない2つの側面のそれぞれに当接する2つの側面当接面が当該2つの側面に当接した状態で柱状部12に取り付けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、ロボットの先端部にエンドエフェクタを取り付けるための取付冶具に関する。
ロボットに作業を実行させる場合、予め標準的なワークであるマスタワークを用いてロボットの動作を設定するティーチングを行われている。しかしながら、マスタワークを用いてティーチングを行った場合、実際の作業工程において、ワークの位置ずれやワーク形状の個体差等により正確な作業を行い得ない場合があった。そこで、ワークを撮影した画像に処理を施し、ティーチングを行い、あるいは、動作の修正(オートキャリブレーション)を行うことが種々提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ワークを撮影するためのビデオカメラがロボットとは別の位置に配置されているため、略一定の位置に配置されたワークについてはティーチングやオートキャリブレーションが可能であるが、ワークの位置が大きく変化する場合には、ティーチングやオートキャリブレーションが困難であった。
また、特許文献2では、より正確にティーチングを行うため、ロボットハンドにカメラを取り付け、カメラで撮影した画像に基づいてティーチングを行うことが提案されている。この特許文献2に記載されたロボットによれば、ロボットハンドにカメラが取り付けられているため、より柔軟にティーチングやオートキャリブレーションを行うことが可能となる。
特開平10−91225号公報 特開2018−51670号公報
しかしながら、上記特許文献2の如きロボットでは、ロボットハンドにカメラが取り付けられているため、近年特に要請が増大している多品種少量生産において行われるロボットハンド(エンドエフェクタ)の交換に対応していない。また、上記特許文献1においても、エンドエフェクタの交換への対応はなされていない。
本発明の目的は、上記ロボットやロボットプログラムの自動修正あるいは自動生成技術における問題点を解消し、エンドエフェクタの交換を容易にするとともに、より正確かつ柔軟にティーチングやオートキャリブレーションを行うことを可能にする技術を提供することにある。
本発明のうち、請求項1に記載の発明は、ロボット先端部にエンドエフェクタを取り付けるための取付冶具であって、前記ロボット先端部に取り付けられる基台部と、前記基台部に取り付けられ、カメラが取り付けられるカメラ取付部と、前記エンドエフェクタが取り付けられるエンドエフェクタ取付部と、を備え、前記基台部は、前記ロボット先端部に取り付けられるフランジ部と、前記フランジ部から先端方向に延びる柱状部と、を有しており、前記エンドエフェクタ取付部は、前記柱状部が有する平行でない2つの側面のそれぞれに当接する2つの側面当接面が前記2つの側面に当接した状態で前記柱状部に取り付けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記エンドエフェクタ取付部が、前記2つの側面当接面を有するL字形のL字部材と、前記L字部材に直交した状態で前記L字部材に接続され、前記エンドエフェクタが取り付けられるエンドエフェクタ取付板と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記柱状部には、前記2つの側面のそれぞれに第1と第2のねじ孔が形成されており、前記エンドエフェクタ取付部には、前記第1と第2のねじ孔のそれぞれに対応する位置に貫通穴が形成されており、前記エンドエフェクタ取付部が、前記貫通穴を通して前記第1と第2のねじ孔にねじをねじ込むことにより、前記柱状部に取り付けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1のねじ孔と、前記第2のねじ孔とが、先端方向においてずらした位置に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記柱状部が、前記ロボット先端部の機械軸と同軸の正四角柱状に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記2つの側面の少なくとも一方の側面と、該側面に当接する側面当接面とには、相補的な凹凸が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記カメラ取付部が、前記カメラが取り付けられるカメラ取付板と、前記カメラ取付板から同一方向にそれぞれ延び、互いに直交するとともに、互いに接合された第1と第2の板状部材と、を有しており、前記カメラ取付部が、前記第1の板状部材が前記柱状部の前記2つの側面とは異なる側面に当接し、前記第2の板状部材が前記フランジ部の先端面に当接した状態で、前記基台部に取り付けられることを特徴とする。
請求項1に係る取付冶具によれば、取付冶具にカメラが取り付けられているため、ティーチングあるいはオートキャリブレーションをより正確かつ柔軟に行うことができる。また、エンドエフェクタ取付部は、その2つの面が取付冶具の基台部に設けられた柱状部の2つの側面のそれぞれに当接した状態で柱状部に取り付けられる。そのため、エンドエフェクタの中心軸を、基台部が取り付けられるロボット先端部の機械軸に合わせることが容易となる。その結果、エンドエフェクタを交換する際の中心軸の調整を交換ごとに行う必要がなくなるため、エンドエフェクタの交換をより容易にすることができる。
請求項2に係る取付冶具によれば、L字部材を柱状部に取り付けることによりエンドエフェクタ取付部が柱状部に取り付けられるので、エンドエフェクタ取付部の取り付けがより容易となる。
請求項3に係る取付冶具によれば、エンドエフェクタ取付部と柱状部とがねじ止めされるので、エンドエフェクタ取付部と柱状部との取付をより強固にすることができる
請求項4に係る取付冶具によれば、ねじ同士が接触してねじ込みが困難になることを避けることができる。
請求項5に係る取付冶具によれば、エンドエフェクタ取付部の設計および製造をより簡単に行うことができる。
請求項6に係る取付冶具によれば、基台部に対するエンドエフェクタ取付部の移動が規制されるので、エンドエフェクタの位置ずれの発生をより確実に抑制することができる。
請求項7に係る取付冶具によれば、カメラ取付部を基台部に取り付けた際に、2つの板状部材がそれぞれ柱状部の側面とフランジ部の先端面とに当接する。そのため、カメラ取付部を脱着してカメラを交換した際においても、カメラの光軸調整を交換ごとに行う必要がなくなるので、カメラの交換がより容易となる。
本発明の第1実施形態を適用したロボットシステムの構成を示す説明図である。 第1実施形態のロボットシステムに使用される取付冶具の構成を示す説明図である。 第1実施形態のロボットシステムに使用される取付冶具の構成を示す説明図である。 第2実施形態の取付冶具の構成を示す説明図である。
以下、本発明に係るエンドエフェクタの取付冶具の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
<ロボットシステム>
図1は、本発明の一実施形態を適用したロボットシステム1の構成を示す説明図であり、ロボットシステム1により、台ST上に配置されたワークWKをピッキングする様子を示している。図1に示すように、ロボットシステム1は、産業用のロボット70と、ビデオカメラ80と、エンドエフェクタとしてのロボットハンド90と、エンドエフェクタ取付冶具2(以下、単に「取付冶具2」とも呼ぶ)とを有している。
ロボット70は、第1のアーム71と、第2のアーム72と、工具取付部73とを有している。第2のアーム72は、その後端部分において、第1のアーム71に対して紙面に垂直な軸を中心に回転させることが可能となるように、第1のアーム71の先端部分に取り付けられている。ここで、先端側あるいは先端方向とは、ロボット70の各部において、ロボット70の据付部(図示しない)からロボットハンド90に向かう方向を云い、後端側あるいは後端方向とは、先端方向と逆の方向を云う。また、先端側の部分および面を、それぞれ先端部分および先端面とも呼び、後端側についても同様に呼ぶ。
工具取付部73は、一点鎖線で示す第2のアーム72の中心軸を中心に回転させることが可能となるように、第2のアーム72の先端部分に取り付けられている。ロボット70は、これらの他にも、アーム71,72の全体を紙面の上下方向に延びる軸を中心に回転させる機構等を有している。このように構成されたロボット70は、工具取付部73の先端面に取り付けられた工具の位置や向きを適宜調整することが可能となっている。なお、以上の説明から分かるように、工具取付部73は、ロボット70全体の最も先端に位置するので、ロボット70の先端部(ロボット先端部)とも云うことができる。
ビデオカメラ80およびロボットハンド90は、図1に示すように、取付冶具2を介して工具取付部73の先端面に取り付けられている。詳細については後述するが、取付冶具2は、工具取付部73に取り付けられる基台部10と、基台部10とビデオカメラ80とを接続するカメラ取付部20と、基台部10とロボットハンド90とを接続するエンドエフェクタ取付部30とを有している。
図1に示すように、取付冶具2を介して工具取付部73に取り付けられたビデオカメラ80は、第2のアーム72の中心軸、すなわち、工具取付部73の回転軸(以下、「機械軸」とも呼ぶ)から外れた位置に配置されている。また、ビデオカメラ80は、その撮影方向(光軸方向)が工具取付部73の先端方向を向くように配置されている。
ロボットハンド90は、紙面に垂直な方向に離間して配置され、先端方向に延びる2本のフィンガ91と、フィンガ91を駆動する駆動部92とを有している。フィンガ91および駆動部92は、それぞれ、機械軸を通り紙面に平行および垂直な面に対して略対称となっている。フィンガ91は、駆動部92が有している駆動機構により、互いに近づくように駆動される。このように、フィンガ91が駆動されることにより、2本のフィンガ91の間にワークWKを挟み込んで保持することが可能となっている。フィンガ91を駆動する駆動機構は、圧縮空気で駆動されるエアシリンダや、電力で駆動される電磁ソレノイドやモータ等を用いて実現することができる。
なお、図1の例では、エンドエフェクタとして、2本のフィンガ91を有するロボットハンド90を使用しているが、ロボットハンド90に替えて、3本以上のフィンガを有するロボットハンドや、グリッパ、溶接機、ねじ締め機等、種々のエンドエフェクタを使用することも可能である。
図1に示すロボットシステム1では、ロボットハンド90が取り付けられた取付冶具2に、光軸方向が先端方向を向いたビデオカメラ80が取り付けられている。そのため、ビデオカメラ80により、ロボットハンド90のフィンガ91の先端部分や、ロボットハンド90の先端方向に配置されたワークWKの映像を撮影することができる。
このように、ビデオカメラ80でフィンガ91の先端部分やワークWKの映像を撮影することにより、作業者がロボット70の動作を指定するティーチングを行う際に、作業者は、撮影された映像に基づいてより正確かつ柔軟にティーチングを行うことができる。また、撮影された映像を解析することにより、自動的にロボットハンド90の位置を調整するオートキャリブレーションをより正確かつ柔軟に行うことも可能である。
さらに、図1に示すように、ロボットシステム1では、ビデオカメラ80がロボットハンド90に近接して配置されているため、フィンガ91の先端部分やワークWKの映像を十分な明瞭さで取得することが容易となる。具体的に云えば、ビデオカメラ80として解像度の低いカメラを用い、あるいは、撮影範囲を広くするためにビデオカメラ80のレンズの焦点距離を短くしても、フィンガ91の先端部分やワークWKの映像を十分な明瞭さで取得することができる。このように、図1に示すロボットシステム1では、ビデオカメラ80の特性を種々変更することが容易であるため、システム全体をより柔軟に構成することができる。
なお、図1の例では、フィンガ91の先端部分やワークWKの映像を取得して、ティーチングやオートキャリブレーションを行うためビデオカメラ80を用いているが、ビデオカメラ80に替えて、スチルカメラを使用することも可能である。この場合、ティーチングやオートキャリブレーションを行うことは難しくなるが、ワークの状態等を記録するために高解像度の画像を取得することがより容易となる。
<第1実施形態の取付冶具の構成>
図2および図3は、第1実施形態の取付冶具2の構成を示す説明図である。図2は、基台部10にカメラ取付部20が取り付けられる様子を示している。図2(a)は、基台部10の構成を示す斜視図であり、図2(b)は、カメラ取付部20の構成を示す斜視図である。また、図2(c)は、カメラ取付部20が取り付けられた基台部10を示す斜視図である。
図2(a)に示すように、基台部10は、フランジ部11と、柱状部12とを有している。フランジ部11は、一点鎖線で示す中心軸を中心とする円板状の部材である。フランジ部11には、中心軸を軸として等角の位置(等角位置)に、中心軸方向(z方向)に貫通する4つの貫通穴17が設けられている。なお、以下では、このように特定の軸線に対して、その軸線を軸として等角の位置を単に「等角位置」とも呼ぶ。
フランジ部11は、その外径がロボット70(図1)の工具取付部73と略同径となるように形成されている。また、貫通穴17は、フランジ部11(基台部10)を工具取付部73に取り付けるためのねじを通すため、当該ねじよりもやや大径に形成されている。貫通穴17の位置は、工具取付部73において機械軸に対して等角位置に形成された4つのねじ孔に対応している。これにより、フランジ部11は、その中心軸が機械軸と一致するように、工具取付部73にねじ止めすることが可能となっている。なお、フランジ部の形状は、ロボットの工具取付部(ロボット先端部)の形状に合わせて、適宜変更される。
このように、基台部10は、フランジ部11の中心軸と機械軸とが一致する状態で使用される。そのため、フランジ部11の中心軸と機械軸とは、同一の軸として取り扱うことができる。同様に、取付冶具2の各部の構成を表す際の方向として、中心軸に沿った方向(z方向)については、取付冶具2を工具取付部73に取り付けた状態に合わせ、+z方向を先端方向あるいは先端側とも云い、−z方向を後端方向あるいは後端側とも云うことができる。
柱状部12は、フランジ部11から+z方向(先端方向)に延び、フランジ部11と同軸(すなわち、機械軸と同軸)に形成された正四角柱状の部材である。柱状部12には、対向する2側面を貫通する4つのねじ孔18,19が設けられている。なお、図2(a)から分かるように、y方向に貫通する2つのねじ孔18と、x方向に貫通する2つのねじ孔19とは、互いに交差することを避けるために、z方向における位置をずらして形成されている。
図2(b)に示すように、カメラ取付部20は、互いに直交する3つの板状部材21,22,23を有している。なお、第3の板状部材23は、ビデオカメラ80(図1)が取り付けられる板状の部材であるので、カメラ取付板とも呼ぶことができる。
第1および第2の板状部材21,22は、第3の板状部材23から−x方向に延びるように形成されている。また、第1と第2の板状部材21,22は、第1の板状部材21の−z方向(後端方向)の端部と、第2の板状部材22の+y方向の端部とが接合されている。なお、第1および第2の板状部材21,22は、それぞれの−z方向端が同一面に位置するように形成されている。また、図2(b)から分かるように、第2の板状部材22は、そのx方向における長さが、第1の板状部材21よりも短くなっている。
第1の板状部材21は、z方向の長さが柱状部12のz方向の長さ(高さ)よりも短く設定されており、第2の板状部材22は、y方向の長さが柱状部12のy方向の長さ(幅)よりも短く設定されている。このように第1および第2の板状部材21,22の長さを調整することで、後述するように、基台部10にカメラ取付部20とエンドエフェクタ取付部30とを取り付けた際に、カメラ取付部20とエンドエフェクタ取付部30とが干渉することが回避されている。
図2(b)に示すように、第1の板状部材21には、基台部10の柱状部12に設けられたねじ孔18に対応する位置に、ねじ孔18よりも内径がやや大きい貫通穴28が2つ設けられており、第2の板状部材22には、基台部10のフランジ部11に設けられた貫通穴17に対応する位置に、貫通穴17と略同径の貫通穴27が設けられている。一方、第3の板状部材23には、その略中央に、ビデオカメラ80(図1)をねじ止めするためのねじを通す貫通穴29が設けられている。
図2(c)に示すように、カメラ取付部20は、第1の板状部材21の貫通穴28と柱状部12のねじ孔18との位置を合わせるとともに、第2の板状部材22の貫通穴27とフランジ部11の貫通穴17との位置を合わせた状態で、基台部10に取り付けられる。このようにカメラ取付部20を基台部10に取り付けた際、第1および第2の板状部材21,22は、それぞれ、柱状部12の+y方向側の側面とフランジ部11の先端面とに当たった状態で接している(当接している)。
カメラ取付部20の基台部10への取付は、第1の板状部材21の貫通穴28を通したねじ(図示しない)を柱状部12のねじ孔18にねじ込むとともに、第2の板状部材22の貫通穴27およびフランジ部11の貫通穴17を通したねじ(図示しない)を工具取付部73のねじ孔にねじ込むことにより行われる。なお、フランジ部の形状が、ロボットの工具取付部の形状の違いに合わせて変更されている場合、変更された形状によっては、第2の板状部材の貫通穴の形成や当該貫通穴を通したねじのねじ込みが省略される。
また、図2(c)に示すように、第3の板状部材23は、フランジ部11の外周よりも中心軸から離れた位置に配置される。このように第3の板状部材23を配置することにより、第3の板状部材23および第3の板状部材23に取り付けられたビデオカメラ80(図1)と、ロボット70のアーム72や工具取付部73との干渉を避けることが可能となっている。なお、フランジ部11の外周と第3の板状部材23との距離、あるいは、機械軸と板状部材23との距離は、第1および第2の板状部材21,22のx方向の長さを調整することにより、適宜設定される。
図2(c)に示すように、第2の板状部材22の長さは、第2の板状部材22が柱状部12に当接しないように調整されている。そのため、貫通穴27,28の内径を小さめに設定しても、寸法誤差に起因して、カメラ取付部20の基台部10への取付が困難になることが抑制される。しかしながら、第2の板状部材22が柱状部12に当接するようにすることも可能である。この場合、ビデオカメラ80の光軸と、カメラ取付部20の中心軸(すなわち、機械軸)との距離をより正確に設定することができる。但し、この場合、貫通穴27,28の内径を大きめに設定することになるため、+x方向の大きな外力がカメラ取付部20に加わった場合、ビデオカメラ80の光軸と機械軸との距離が変化する虞がある。
なお、第1実施形態においては、第3の板状部材(カメラ取付板)23と、第1および第2の板状部材21,22とを直交させることにより、ビデオカメラ80(図1)の光軸方向を先端方向に向けているが、第1および第2の板状部材21,22の延びる方向を同時に−x方向からやや+z方向に傾け、ビデオカメラ80の光軸方向を先端方向よりもややロボットハンド90寄りの方向に向けることも可能である。このようにすれば、ロボットハンド90の先端部分のより明瞭な映像を取得することが容易となる。但し、カメラ取付部の製造がより容易となる点で、第3の板状部材23と、第1および第2の板状部材21,22とを直交するようにするのが好ましい。
図3は、カメラ取付部20が取り付けられた基台部10に、さらに、エンドエフェクタ取付部30が取り付けられる様子を示している。図3(a)は、エンドエフェクタ取付部30の構成を示す斜視図であり、図3(b)は、カメラ取付部20およびエンドエフェクタ取付部30が取り付けられた基台部10(すなわち、取付冶具2)を示す斜視図である。なお、図3(a)においては、+z方向(先端方向)が紙面の下方を向くようにエンドエフェクタ取付部30を描いている。
図3(a)に示すように、エンドエフェクタ取付部30は、略L字形のL字部材31と、板状部材32と、棒状部材33とを有している。なお、板状部材32は、ロボットハンド90(エンドエフェクタ:図1参照)が取り付けられる板状の部材であるので、エンドエフェクタ取付板とも呼ぶことができる。
L字部材31は、板状部材32から−z方向(後端方向)に延びるように形成されている。板状部材32は、y方向の長さがx方向の長さよりも長く、四隅が切り欠かれた長方形状に形成されている。なお、板状部材は、このようにL字部材31に直交した状態でL字部材31に接続された板状の部材であればよく、x方向とy方向とのそれぞれの長さが略同一であっても良く、切欠を設けないものとしても良い。
棒状部材33は、L字部材31の−x方向側かつ+z方向側の端部において、L字部材31からそれぞれ+y方向および−y方向に延びるように形成されている。このように形成された棒状部材33は、板状部材32を補強して、y方向に沿って屈曲することを抑制する。なお、棒状部材33は、省略することも可能である。
L字部材31および板状部材32は、それぞれの−x方向端が同一面に位置するように形成されている。また、L字部材31の+x方向端は、板状部材32の+x方向端よりも、L字部材31の厚みの分だけ内方(−x方向)に位置している。そのため、後述するようにエンドエフェクタ取付部30を基台部10に取り付けた際に、板状部材32の中心を基台部10の中心軸上(すなわち、機械軸上)に位置させることが容易となる。
図3(a)に示すように、L字部材31には、基台部10の柱状部12に設けられたねじ孔18,19に対応する位置に、ねじ孔18,19よりも内径がやや大きい貫通穴38,39がそれぞれ2つ設けられている。また、板状部材32には、その長手方向(y方向)の端部に、ロボットハンド90(図1)をねじ止めするための貫通穴37が4つ設けられている。
図3(b)に示すように、エンドエフェクタ取付部30は、L字部材31の貫通穴38,39と柱状部12のねじ孔18,19との位置を合わせた状態で、基台部10に取り付けられる。エンドエフェクタ取付部30の基台部10への取付は、L字部材31の貫通穴38,39を通したねじ(図示しない)を柱状部12のねじ孔18,19にねじ込むことにより行われる。
エンドエフェクタ取付部30を基台部10に取り付けた際、L字部材31の内面は、柱状部12の隣接する側面のそれぞれに当接する。このように、L字部材31の内面を柱状部12の隣接する側面のそれぞれに当接させることで、エンドエフェクタ取付部30の中心を基台部10の中心軸(機械軸)に合わせることが容易となる。そのため、エンドエフェクタ取付部30に取り付けられたロボットハンド90の中心軸を、工具取付部73の回転軸(機械軸)に合わせることが容易となる。
なお、図3(b)に示すように、エンドエフェクタ取付部30は、z方向(中心軸方向)においてエンドエフェクタ取付部30が基台部10に当接しないように、L字部材31の長さや、貫通穴38,39の位置が調整されている。そのため、貫通穴38,39の内径を小さめに設定しても、寸法誤差に起因して、エンドエフェクタ取付部30の基台部10への取付が困難になることが抑制される。
しかしながら、z方向においてエンドエフェクタ取付部30が基台部10に当接するようにすることも可能である。具体的には、L字部材31の長さを短縮して板状部材32が柱状部12の先端面に当接するようにすることも可能であり、貫通穴38,39を+z方向(先端方向)に寄せてL字部材31の−z方向端(後端)がフランジ部11の先端面に当接するようにすることも可能である。但し、この場合、貫通穴38,39の内径を大きめに設定することになるため、−x方向あるいは−y方向の大きな外力がエンドエフェクタ取付部30に加わった場合、板状部材(エンドエフェクタ取付板)32の中心およびロボットハンド90の中心軸が機械軸から外れる虞がある。
上述の通り、第1実施形態のエンドエフェクタ取付冶具2によれば、エンドエフェクタ取付部30を脱着した際に、板状部材(エンドエフェクタ取付板)32の中心を機械軸に合わせ、ロボットハンド90(エンドエフェクタ)の中心軸を機械軸に合わせることが容易となる。そのため、エンドエフェクタを交換する際の中心軸の調整を交換ごとに行う必要がなくなるため、エンドエフェクタの交換をより容易にすることができる。
また、第1実施形態のエンドエフェクタ取付冶具2によれば、エンドエフェクタ取付冶具2に取り付けられたビデオカメラ80でフィンガ91の先端部分やワークWKの映像を撮影することができるので、より正確かつ柔軟にティーチングやオートキャリブレーションを行うことができる。
さらに、第1実施形態のエンドエフェクタ取付冶具2によれば、ビデオカメラ80をロボットハンド90に近接して配置することができるため、ビデオカメラ80の特性を種々変更することが容易であるため、システム全体をより柔軟に構成することができる。
<第2実施形態の取付冶具の構成>
図4は、第2実施形態の取付冶具の構成を示す説明図である。図4(a)および図4(b)は、それぞれ、第2実施形態における基台部10aおよびエンドエフェクタ取付部30aの構成を示す斜視図である。第2実施形態の取付冶具を構成するカメラ取付部は、第1実施形態のカメラ取付部20(図2(b))と同様であるので、ここでは図示を省略する。なお、図4(a)においては、図2(a)で基台部10を描いた状態から視点を−z方向に進む右ねじの方向に90°回転させた状態で、基台部10aを描いている。一方、図4(b)においては、図3(a)でエンドエフェクタ取付部30を描いた状態と同一の視点で、エンドエフェクタ取付部30aを描いている。
図4に示すように、第2実施形態の取付冶具は、基台部10aの柱状部12aと、エンドエフェクタ取付部30aのL字部材31aの形状が変更されている点で、図2および図3に示す第1実施形態の取付冶具2と異なっている。他の点は、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と共通する部分には第1実施形態と同一の符号を付すとともに、第1実施形態と共通する事項についての説明を省略する。
図4(a)に示すように、第2実施形態における基台部10aの柱状部12aには、L字部材31aが当接する−y方向側および−x方向側の側面のそれぞれに、円筒状の凸部13a,14aが設けられている。これらの凸部13a,14aは、それぞれ、貫通孔18,19よりもフランジ部11側(すなわち、後端側)において、−y方向および−x方向に突出するように設けられている。
一方、図4(b)に示すように、第2実施形態におけるエンドエフェクタ取付部30aのL字部材31aの内面には、柱状部12aの凸部13a,14aに対応する位置に、凸部13a,14aと略同径の円形の孔である凹部35a,36aが設けられている。
第2実施形態では、このように、柱状部12aに凸部13a、14aを設けるとともに、L字部材31aに凹部35a,36aを設けている。そのため、エンドエフェクタ取付部30aを基台部10aに取り付けた際に、凸部13a、14aが凹部35a,36aに嵌り込み、基台部10aに対するエンドエフェクタ取付部30aの移動が規制される。これにより、エンドエフェクタ取付部30aに外力が加わった際に、応力が凸部13a、14aと凹部35a,36aとの接触部分に分散され、エンドエフェクタ取付部30aを基台部10aに取り付けるためのねじ(図示しない)に加わる応力が低減される。
第2実施形態では、このようにして応力が分散されることにより、エンドエフェクタ取付部30aを基台部10aに取り付けるためのねじの破断が抑制される。そのため、第2実施形態によれば、ねじの破断によるエンドエフェクタの脱落や位置ずれの発生を抑制することができる。この点において、第2実施形態は、第1実施形態よりも好ましい。一方、第1実施形態は、基台部10およびエンドエフェクタ取付部30の構成がより簡単となる点で、第2実施形態よりも好ましい。
なお、第2実施形態では、凸部13a,14aを円柱状とし、凹部35a,36aを円形の孔としているが、凸部および凹部の形状は種々変更することができる。また、第2実施形態では、柱状部12aの−y方向側の側面と−x方向側の側面にそれぞれ1つずつ凸部13a,14aを設け、これに対応して、L字部材31aの2つの内面にそれぞれ1つずつ凹部35a,36aを設けているが、柱状部の1つの側面に2以上の凸部を設け、これに対応してL字部材の内面に凹部を設けるものとしても良く、柱状部の1つの側面のみに凸部を設け、当該側面に当接するL字部材の内面のみに凹部を設けるものとしても良い。さらに、柱状部の側面に凹部を設け、L字部材の内面に凸部を設けることも可能である。一般的には、柱状部の側面とL字部材の内面とに、形状と位置が対応した相補的な凹凸が形成されていればよい。このようにしても、相補的な凹凸の接触部分にエンドエフェクタ取付部に外力が加わった際の応力が分散されるので、エンドエフェクタを基台部に取り付けるためのねじの破断を抑制し、エンドエフェクタの脱落や位置ずれの発生を抑制することができる。
また、第2実施形態では、凸部13a,14aをねじ孔18,19よりもフランジ部11側に設けているが、z方向における凸部あるいは凹部とねじ孔との位置関係を変更することも可能である。例えば、同一方向に貫通する2つのねじ孔の間に凸部あるいは凹部を設けることも可能である。但し、エンドエフェクタ取付部を基台部に取り付ける際のねじ止めがより容易となる点で、第2実施形態のように、凸部あるいは凹部を同一方向に貫通するねじ孔よりもフランジ部側に設けるのが好ましい。
<変形例>
本発明は上記各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
<変形例1>
上記各実施形態では、柱状部12,12aに、y方向に貫通するねじ孔18とx方向に貫通するねじ孔19とをそれぞれ2つずつ形成しているが、これらのねじ孔の数は、必ずしも2つにする必要はない。但し、エンドエフェクタ取付部に外力が加わった際に、ねじに加わる応力を分散させてねじの破断を抑制し、ねじの破断によるエンドエフェクタの脱落や位置ずれの発生を抑制することができる点で、x方向とy方向とにそれぞれ貫通するねじ孔の数は2つ以上とするのが好ましい。
<変形例2>
上記各実施形態では、基台部10,10aとカメラ取付部20とを別個の部材とし、基台部10,10aとカメラ取付部20とを脱着可能としているが、基台部とカメラ取付部とを一体の部材とすることも可能である。但し、カメラの交換がより容易となる点で、上記実施形態のように、基台部10,10aとカメラ取付部20とを別個の部材とするのが好ましい。
また、上記各実施形態のように、カメラ取付部20を基台部10,10aに取り付けた際に、第1の板状部材21を柱状部12,12aの側面に当接させ、第2の板状部材22をフランジ部11の先端面に当接させることにより、カメラ取付部20を脱着してカメラを交換した際においても、機械軸に対するカメラの光軸方向および光軸位置を一定に保つことが可能となる。そのため、上記各実施形態によれば、カメラの光軸調整を交換ごとに行う必要がなくなるので、カメラの交換がより容易となる。
<変形例3>
上記各実施形態では、基台部10,10aが有する柱状部12を機械軸と同軸の正四角柱状としているが、柱状部は、少なくとも平行でない2つの側面を有していれば良い。また、柱状部は、必ずしも機械軸と同軸である必要はない。例えば、柱状部を八角柱状や三角柱状にし、あるいは、柱状部をxy面における断面形状が扇形となるように形成しても良い。このようにしても、エンドエフェクタ取付部の2つの側面当接面を平行でない2つの側面に当接させることにより、エンドエフェクタ取付部の中心を機械軸に合わせることができる。同様に、カメラ取付部の第1の板状部材を柱状部の側面に当接させる場合には、当該側面に加え、少なくとも平行でない2つの側面を有していれば良い。但し、エンドエフェクタ取付部やカメラ取付部の設計および製造をより簡単に行うことができる点で、柱状部は、機械軸と同軸の正四角柱状とするのが好ましい。
<変形例4>
上記各実施形態では、板状部材(エンドエフェクタ取付板)32とL字部材31,31aとを直交した状態で接合し、L字部材31,31aの内側の2つの面を柱状部12,12aの2つの隣接する側面に当接させているが、一般的には、エンドエフェクタ取付部全体において、柱状部の平行でない2つの側面に当接する側面当接面が形成されていればよい。例えば、エンドエフェクタ取付部全体をブロック状に形成し、当該ブロックに側面当接面を形成する切込を設けるものとしても良い。
このようにしても、側面当接面を柱状部の2つの側面に当接させることにより、エンドエフェクタの中心軸を機械軸に合わせることが容易となるので、エンドエフェクタの交換がより容易となる。但し、エンドエフェクタ取付部の柱状部への取付がより容易となる点において、上記各実施形態のように、エンドエフェクタ取付板とL字部材とを直交した状態で接合し、L字部材の内側の2つの面を側面当接面とするのが好ましい。
<変形例5>
上記各実施形態では、柱状部12,12aに、y方向に貫通するねじ孔18と、x方向に貫通するねじ孔19とを設け、これらのねじ孔18,19の先端方向における位置をずらしているが、これら2種のねじ孔(第1と第2のねじ孔)の先端方向における位置を同一にすることも可能である。但し、これら2種のねじ孔にねじをねじ込む際に、ねじ同士が接触してねじ込みが困難になることを避けるため、これら2種のねじ孔は、先端方向における位置をずらして形成するのが好ましい。
また、ねじ孔は、柱状部の平行でない2つの側面のそれぞれに形成されていれば良く、柱状部を貫通しない有底のねじ孔にすることも可能である。但し、上記各実施形態のように、柱状部を正四角柱状のような対向する側面が平行な形状とした場合、柱状部を貫通するようにねじ孔を形成することにより、ねじ孔を形成する工程を短縮することができる。
<変形例6>
上記各実施形態では、柱状部12,12aに2種のねじ孔18,19を設けるとともに、エンドエフェクタ取付部30,30aに対応する貫通穴38,39を形成し、貫通穴38,39を通したねじをねじ孔18,19にねじ込むことにより、エンドエフェクタ取付部30,30aを柱状部12,12aに取り付けて(ねじ止めして)いるが、エンドエフェクタ取付部の柱状部への取付方法は種々変更できる。例えば、L字部材と柱状部とを挟み込むクランプを用いて、エンドエフェクタ取付部を柱状部に取り付けることも可能である。但し、エンドエフェクタ取付部と柱状部との取付をより強固にすることができる点で、上記各実施形態のように、エンドエフェクタ取付部30,30aを柱状部12,12aにねじ止めするのが好ましい。
また、ねじ止め以外の方法によりエンドエフェクタ取付部を柱状部に取り付ける場合、第2実施形態のように、柱状部の側面と当該側面に当接するL字部材の内面とに、相補的な凹凸を形成するのが好ましい。このようにすれば、相補的な凹凸により基台部に対するエンドエフェクタ取付部の移動が規制されるので、エンドエフェクタの位置ずれの発生をより確実に抑制することができる。
本発明のエンドエフェクタ取付冶具は、上述の通り優れた効果を奏するものであるから、エンドエフェクタをロボットの先端部に取り付けるための取付冶具として、好適に用いることができる。
1‥ロボットシステム
2‥取付冶具
10,10a‥基台部
11‥フランジ部
12,12a‥柱状部
13a,14a‥凸部
17‥貫通穴
18,19‥ねじ孔
20‥カメラ取付部
21,22,23‥板状部材
27,28,29‥貫通穴
30,30a‥エンドエフェクタ取付部
31,31a‥L字部材
32‥板状部材
33‥棒状部材
35a,36a‥凹部
37,38,39‥貫通穴
70‥ロボット
71,72‥アーム
73‥工具取付部
80‥ビデオカメラ
90‥エンドエフェクタ
91‥フィンガ
92‥駆動部
ST‥台
WK‥ワーク

Claims (7)

  1. ロボット先端部にエンドエフェクタを取り付けるための取付冶具であって、
    前記ロボット先端部に取り付けられる基台部と、
    前記基台部に取り付けられ、カメラが取り付けられるカメラ取付部と、
    前記エンドエフェクタが取り付けられるエンドエフェクタ取付部と、
    を備え、
    前記基台部は、前記ロボット先端部に取り付けられるフランジ部と、前記フランジ部から先端方向に延びる柱状部と、を有しており、
    前記エンドエフェクタ取付部は、前記柱状部が有する平行でない2つの側面のそれぞれに当接する2つの側面当接面が前記2つの側面に当接した状態で前記柱状部に取り付けられる、取付冶具。
  2. 請求項1記載の取付冶具であって、
    前記エンドエフェクタ取付部は、
    前記2つの側面当接面を有するL字形のL字部材と、
    前記L字部材に直交した状態で前記L字部材に接続され、前記エンドエフェクタが取り付けられるエンドエフェクタ取付板と、
    を有する、取付冶具。
  3. 請求項1または2に記載の取付冶具であって、
    前記柱状部には、前記2つの側面のそれぞれに第1と第2のねじ孔が形成されており、
    前記エンドエフェクタ取付部には、前記第1と第2のねじ孔のそれぞれに対応する位置に貫通穴が形成されており、
    前記エンドエフェクタ取付部は、前記貫通穴を通して前記第1と第2のねじ孔にねじをねじ込むことにより、前記柱状部に取り付けられる、取付冶具。
  4. 前記第1のねじ孔と、前記第2のねじ孔とは、先端方向においてずらした位置に形成されている、請求項3記載の取付冶具。
  5. 前記柱状部は、前記ロボット先端部の機械軸と同軸の正四角柱状に形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の取付冶具。
  6. 前記2つの側面の少なくとも一方の側面と、該側面に当接する側面当接面とには、相補的な凹凸が形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の取付冶具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の取付冶具であって、
    前記カメラ取付部は、
    前記カメラが取り付けられるカメラ取付板と、
    前記カメラ取付板から同一方向にそれぞれ延び、互いに直交するとともに、互いに接合された第1と第2の板状部材と、
    を有しており、
    前記カメラ取付部は、前記第1の板状部材が前記柱状部の前記2つの側面とは異なる側面に当接し、前記第2の板状部材が前記フランジ部の先端面に当接した状態で、前記基台部に取り付けられる、
    取付冶具。
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