JP2020011217A - 貯水槽塗装修繕方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長年使用したFRP製若しくはコンクリート製貯水槽及びその架台の表面を再塗装して修繕し、その耐用年数を上げる塗装修繕方法の提供。【解決手段】壁面が劣化したFRP製貯水槽及びコンクリート製貯水槽について、その外壁及び内壁を、高圧洗浄、下地処理をした後、ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、若しくはカチオン塗料を塗布して樹脂再生し、その後、下塗りとしてFRP製貯水槽外面塗装用プライマーの塗布若しくはフィラー塗装をおこない、その上に2液性シリコン系塗料を2回上塗りするFRP製若しくはコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法。【選択図】なし

Description

本発明は、経年変化した貯水槽の再塗装による品質向上に関する。
公共設備や集合住宅では飲料水等の確保のため貯水槽が用意されている。なお、貯水槽は、貯水だけでなく、受水や給水の機能を有し、貯水槽には受水槽、給水槽も含むものとする。以下同じ。
貯水槽は、FRP製、RC製(以下、コンクリート製とする。)あるいは金属製であり、例は少ないが木製の場合もある。これらの貯水槽は、美観だけでなく防水性、断熱性等のため外壁、内壁ともに塗装されている。
貯水槽は、その容量が大きく、屋外に設置されることが多く、貯水槽の外壁は、外気、日光、風雨にさらされ、経年劣化が激しく、また内壁は、水と常時接し、特に残留塩素を含む飲料水では、塩素イオンによる劣化が生じる。また貯水槽は鉄骨の架台に載せている場合が多く、その鉄骨にも腐食が生ずる。
そこで、貯水槽の外壁や内壁及びこれを支える鉄骨架台は定期的に点検をし、必要に応じ再塗装等を行う必要がある。特に飲料水のための貯水槽ではクラックがある場合、雨水等が侵入する恐れもあり、また、内壁は常時飲料水と接するため、塗膜の成分が飲料水へ溶解することには十二分に注意しなければならない。更に鉄骨等の腐食は、貯水槽を支える強度に影響する。
学校等の公共施設の給水・貯水槽、プール設備、環境設備等の維持管理等を業とする企業を運営している本発明者は、それらの付帯設備である貯水槽の設置だけでなく、貯水槽の定期的な点検も請け負うことも多くある。貯水槽を新たに設置するには、その配管工事等も含めると数千万円以上の予算が必要となる。そこで、老朽化したFRP製やコンクリート製貯水槽を修理・再生し、再利用することが求められる。
貯水槽を再利用するためには、所定の品質を長期間維持することができる必要があり、安易な修繕方法では長期間の利用は期待できない。
前述のように学校等の公共施設の維持管理等を業とする企業を運営している本発明者は、これまで事業に関連する特許出願をし、以下のような特許権を取得してきた。
(1)受水槽の修理期間中、学校やマンション等の活動を維持するため、給水栓への給水を中断することがないように設置する仮設受水槽。
特許第5665244号(発明の名称:仮設受水槽)
(2)老朽化した金属製・FRP製タンクを再利用するため、外壁面及び内壁面の修理再生方法。
特許第6005320号(発明の名称:老朽化した金属・FRP製タンクの再生方法と再生タンク)
(3)貯水槽等の閉ざされた空間内において作業の安全と塗膜の性能向上のため、送風機、排風機、温風機の作動を制御する自動運転電源制御盤。
特許第6257119号(発明の名称:送風機、排風機、温風機の自動運転電源制御盤)
本願は、本発明者への地方公共団体等からの要求に応えるため、上記特許発明とこれまでの経験とを踏まえ、経年変化し老朽化した貯水槽を再利用するための貯水槽塗装修繕方法を提供するものである。
そのため、本願では、仮設受水槽とは、特許第特許第5665244号に係る仮設受水槽をいい、老朽化した金属・FRP製タンクの再生方法とは、特許第6005320号に係る方法をいい、自動運転電源制御盤とは、特許第6257119号に記載された送風機、排風機、温風機の自動運転電源制御盤をいうものとする。
貯水槽等の大型容器の耐久性向上を目的とする塗装方法等の関連技術としては、以下のような文献が見つかる。
プール又は水槽の内壁面に シラン系のプレコート材に酢酸エチルを配合してなるプライマーを塗装し、次いでエポキシ、アクリル、 ウレタン、ポリエステルの1種または2種以上からなる 樹脂塗料を塗装し、更にその上に必要に応じて紫外線吸収塗料を塗装することによって、施工工程の簡素化、施工期間の短縮並びに作業環境の改善等を図ることができるプール、水槽等の塗装方法(特許文献1)、液体タンク内の液を抜き取った後、洗浄工程、乾燥工程 を施し、樹脂を塗装する部分以外を養生テープで保護した上、塗装部分にプライマーを塗布し、次いで噴射可能な瞬間硬化型樹脂を所定の厚さまで吹付け塗装し、ピンホールの確認工程を経た後、養生撤去、洗浄工程を 行って液張りするようにすることを特徴とする液体タンクの補修方法(特許文献2) 、また、付着性、耐水性、防食性に優れる防食皮膜が形成される塗料として、主剤成分が、液状エポキシ樹脂とシランカップリング剤を含有し、前記硬化剤成分が、アミン系硬化剤を含有し、前記主剤 成分および/または前記硬化剤成分が、液状炭化水素樹脂を含有するエポキシ樹脂組成物(特許文献3)等がある。
特開平7−4085号公報 特開2017−101527号公報 特開2005−155072号公報
特許文献1では、プール乃至水槽の内壁面に施工期間の短縮並びに作業環境の改善等を図ることができる塗装方法を提案するものであり、水槽等の外壁面についての言及はしていない。特許文献2では、その文面から液体タンクの内壁の補修方法であって、外壁についての言及は見当たらない。また、特許文献3では、塗料の成分がエポキシ樹脂組成物であるとする特許出願であり、塗装方法を課題とする本願とはその趣旨が異なっている。
本願は、老朽化したFRP製やコンクリート製貯水槽を継続して利用するため、経年変化した外壁・内壁及び鉄骨架台の塗装修繕方法を提供するものである。
「修繕」は壊れる前の状態になるべく戻すときに比較的使うことが多く、「修理」は再発防止まで含めたときに使うことが多いと解され本願では定期的に壊れる前の状態にすることが多いため修繕という用語を用いた。
前述の特許第6005320号に係る発明は、金属製タンク及びFRPタンクの修理・再生方法であるが、上記先行技術とは異なる再生のための塗装修繕方法を開示するものであり、その対象をFRP製貯水槽とコンクリート製貯水槽の2種類に限定した。
本願の解決しようとする課題は、長年使用したFRP製若しくはコンクリート製貯水槽及びその架台の表面を再塗装して修繕し、その耐用年数を上げることである。
すなわち、第1発明は、長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その外壁を、高圧洗浄、下地処理をした後、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂を塗布して樹脂再生し、その上にFRP製貯水槽外面塗装用プライマーを1回下塗りし、2液性シリコン系塗料を2回上塗りするFRP製貯水槽の塗装修繕方法である。
貯水槽は、前述のように、水道水等の水を貯めておく貯水槽は受水槽あるいは給水槽とも呼ばれ、受水槽、給水槽も貯水槽に含まれる。貯水槽は、底面が四角形の直方体あるいは底面が円形又は楕円形の円柱体のものが大部分を占め、屋外、屋内、地下室等に設置される。
直方形又は円柱形の貯水槽は、言うまでもなく、上面、側面、底面から構成され、その各面の外側を外壁、内側を内壁とする。図1に貯水槽とその底面、側面、上面及び外壁、内壁を示す。
ここで、塗装修繕方法には、塗装の準備段階としての高圧洗浄、下地処理、次の、樹脂再生、更に塗装工程としての下塗り、上塗り、及び仮設貯水槽や塗装に用いる機器等の準備も含まれるものとする。
塗装する面によっては、高圧洗浄は省かれる場合もあり、下塗り、上塗りはまとめて塗装方法と表現する場合もある。
第1発明は、FRP製貯水槽の上面、側面、側面の外側を外壁とし、この外壁を対象とする塗装修繕方法である。
FRPとは、ガラス繊維などの補強材に不飽和ポリエステル樹脂等を含浸させ、硬化成形したものであり、機械的強度に優れ、貯蔵タンク・ボート・ヨットの船体などに用いられる。
高圧洗浄とは、外壁に付着した、ほこり、コケ、劣化した塗膜の粉などを専用の洗浄機に水を入れて噴射して汚れを落とす作業であり、劣化した外壁の表面を薄く削ぎとる作業も兼ねる。
下地処理とは、高圧洗浄後であって塗装前に、塗装面に対し、塗料の密着性を高めるための作業であり、塗装面の脂分除去作業、ひび割れ部分へのFRP樹脂の充填あるいはFRPガラスシートの貼り付け、塗装面の平滑化等があり、表面処理の基礎的作業である。
FRP製貯水槽の外壁は、日光、風雨等にさらされ、塗膜は劣化し、FRPの樹脂分が分解・消失し、ガラス繊維のみだけが残存し、FRPパネルの強度、弾力性が低下する。そのため経年劣化したFRPパネルには、FRP樹脂再生塗料を塗ることになる。
この作業を樹脂再生といい、FRP樹脂再生塗料には、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂等があり、ネット上でも見られるように市販されている。なお、FRP樹脂再生塗料には、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂だけでなく、その同等品も含まれる。以下、プライマーを含む塗料については、同じ特性を持った同等品も含まれるものとする。
樹脂再生後、下塗りとして、FRP製貯水槽外面塗装用プライマーを1回下塗りする。このFRP製貯水槽外面塗装用プライマーは、ポリウレタン樹脂を主成分とした塗料が使用され、樹脂再生面と上塗り塗料との間にあり、両者との密着性を上げている。
上塗りとして2液性のシリコン系塗料を2回塗りする。「シリコン系」としたのは、対候性を上げるため、シリコン樹脂にアクリル樹脂も含まれる場合もあるためである。また、この塗料には、防カビ、防藻性等の微生物汚染を防ぐものが市販されている。
塗料には1液性塗料と2液性塗料がある。1液性では、塗料缶は1つであり、シンナー等の溶剤に溶かし使用する塗料であり、2液性では、主成分である塗料と硬化剤とを使用直前に混合し、シンナー等に溶かして使用する塗料であり、塗膜の耐用年数は、2液性の方が優れているためである。
1回塗りとは、塗装面に塗料をくまなく塗り乾燥させることをいい、2回塗りとは、この作業を2回繰り返すことをいう。また塗料を乾燥前に所定の膜厚になるまで繰り返し塗装面に塗ることは、1回塗り、2回塗りに関係なく行われる。
貯水槽はそのほとんどが、管理や修理等のためコンクリートの土台や鉄骨等の架台に載っているが、この場合には、貯水槽の底面下に立ち入りその外壁の補修塗装が可能である。しかし、貯水槽が地上面や建築物の床面に直接載っている場合には、言うまでもなく、底面の外壁の補修塗装は不可能であり、貯水槽を一時的に地上面や床面から引き揚げて、底面の外壁の補修塗装できる場合は除き、後述する底面の内壁の塗装修繕方法により耐用年数を上げることになる。
続いて、第2発明は、長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その外壁の割れ部、水漏れ部は、FRPシートを貼り、樹脂再生し、その後、第1発明の塗装方法を行うFRP製貯水槽の塗装修繕方法である。
割れ部といってもヘアークラック程度の微細な割れ部は、第1発明に示すように、FRP樹脂の充填あるいは樹脂再生塗料により補修することができる。しかし、目につくような割れ目や水漏れ部は、FRPシートを貼り、確実に割れ目や水漏れ部を塞ぐ必要がある。
FRPシートとは、ガラス繊維入りの強化プラスチックシートのことであり、手軽に入手でき、接着剤等とともにセットで市販されているものもある。FRPシートは、割れ目や水漏れ部の状態によっては、重ねて貼り付けることもある。
第2発明では、「第1発明の塗装方法を行う」とし、FRPシートを貼りつけ、樹脂再生後、第1発明と同様、FRP製貯水槽外面塗装用プライマーでの下塗り、2液性のシリコン系塗料を2回塗りする上塗りの塗装方法をするものである。なお、外壁の割れ部、水漏れ部についても、必要に応じ、高圧洗浄、下地処理を行う。
続いて、第3発明は、長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その内壁を、下地処理後、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂を塗布して樹脂再生し、その上にFRP製貯水槽内面塗装用プライマーを1回下塗りし、更に2液性シリコン塗料を2回上塗りするFRP製貯水槽の塗装修繕方法である。
貯水槽の上面、側面及び底面の内側を内壁とし、内壁に付着したコケ等が見つかる場合には、必要に応じ高圧洗浄をすることもあり得る。
貯水槽の内壁を塗装するため、貯水槽内の水等は抜き取り、内壁の乾燥後この作業は行われる。
下地処理、樹脂再生は、第1発明の外壁の塗装修繕方法と同じである。
FRP製貯水槽の内壁の塗装方法は、外壁のそれとは異なってくる。
内壁では、下塗りとしてFRP製貯水槽内面塗装用プライマーを使用するが、これはチタン酸カリウムウイスカを含有する特殊変成シリコン系塗料であり、乾燥後の塗膜の硬度がエポキシ系塗料に比較し硬度が高く、更に膜厚を厚くすることができ、下地と上塗り塗膜との相互間の密着を向上させることができる。
上塗り塗料としては、チタン酸カリウムウイスカ含有の2液反応硬化型アクリル変性シリコン塗料を使用する。第3発明に記載する上塗りとしての2液性シリコン塗料と、第1発明のシリコン系塗料とは異なり、第3発明の上塗り塗料はチタン酸カリウムウイスカを含有する塗料であり、膜厚を厚くすることができ、その塗膜は、緻密性が高く、優れた防水性を有し、硬度が高く清掃時の摩耗度合が低く、塗膜の溶出試験においても高い安全性を示し、下塗り塗料と相俟って、下地との密着性を向上させ、耐久性を必要とする上水施設等のコーティングに適しているためである。
続いて、第4発明は、長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その内壁の割れ部、水漏れ部は、FRPシートを貼りその後、第3発明の塗装方法を行うFRP製貯水槽の塗装修繕方法である。
内壁においても外壁同様に割れ部や水漏れ部が生ずる場合もあり、その部分にはFRPシートを貼り、その後に第3発明の塗装方法を行うものである。
第3発明の塗装方法とは、下塗り塗料として、チタン酸カリウムウイスカを含有する特殊変成シリコン系塗料を使用し、上塗りとしてチタン酸カリウムウイスカ含有の2液反応硬化型アクリル変性シリコン塗料を使用する方法である。
続いて第5発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その外壁を、高圧洗浄、下地処理をした後、必要に応じ補強布を貼り、カチオン塗料を塗布し、その後下塗りとしてフィラー塗装2回、上塗りとして2液性シリコン塗料を2回塗りするコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法である。
第5発明は、コンクリート製貯水槽の経年劣化した外壁の塗膜の塗装修繕方法である。コンクリート製のため、その塗装修繕方法はFRP貯水槽のそれとは異なる。
コンクリート製貯水槽も市販されているが、市販のコンクリート製貯水槽だけでなく現地で施工したコンクリート製貯水槽も対象となる。
コンクリート内部に水が入ると、アルカリ骨材反応を生じ、ひび割れが生ずる。これを防ぐためコンクリート製貯水槽もその内壁、外壁ともに塗装される。経年劣化により、コンクリート製貯水槽の内壁、外壁の塗膜も劣化し、塗装修繕が必要となる。
先ず、外壁に付着した、ほこり、コケ、劣化した塗膜の粉などを専用の洗浄機に水を入れて噴射して汚れを落とす高圧洗浄作業をすることは第1発明のFRP貯水槽と同様であり、劣化した外壁の表面を薄く削ぎとる作業も兼ねる。
下地処理とは、高圧洗浄後であって塗装前に、塗装面に対し、塗料の密着性を高めるための作業であり、塗装面の脂分除去作業、ひび割れ部分へのFRP樹脂の充填あるいはFRPガラスシートの貼り付け、塗装面の平滑化等があり、表面処理の基礎的作業であることはFRP製貯水槽の下地処理と同様である。
コンクリート製貯水槽の外壁は、高圧洗浄では除去できない、粉化物、ゴミなどを除去する下地処理を行い、必要に応じ補強布を貼り、その後、コンクリート面と下塗り、上塗り塗料の塗膜との密着性を上げるため、カチオン型樹脂塗料での塗装を行う。
塗膜の下地として必要に応じ補強布が使用される場合がある。補強布は、塗膜と下地の間にあって、下地の動き(膨張・伸縮)に塗膜の追従性がついていかず、その緩衝作用をし、下地と塗膜の密着性を上げるものである。
必要に応じ補強布を貼るのであり、補強布を貼らない場合もある。また、補強布は、下地処理後に貼る場合もあり、カチオン型樹脂塗料を塗った後に貼る場合もある。いずれの場合も、補強布の表面には密着性を上げるためカチオン型塗料が塗られる。
カチオン型樹脂塗料とは、カチオンすなわち陽イオン、正の電荷(+)を帯びている塗料をいい、コンクリートなどの素地は,通常負の電荷を帯びている(−)ため、塗料が正の電荷を帯びていることで,+−の電気的な結合すなわちコンクリート面との密着性が高まるために使用される。
その上に、下塗りとして、フィラー塗装の2回塗りを行う。フィラー塗料とは、モルタルの外壁にヘアークラックがある場合や、下地に凸凹や段差のある場合に平滑にならす為に使われる塗料であり、その塗膜は微弾性を有している。アクリル樹脂、顔料、防かび剤等が含まれ、油性だけでなく水溶性塗料もあり、市販されている。
更に上塗りとして、2液性シリコン系塗料若しくは同等品を2回塗りすることは、FRP製貯水槽の外壁と同様である。
続いて、第6発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その外壁の割れ部、水漏れ部は、FRPシートを貼り、その後、第5発明の塗装方法を行うコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法である。
第6発明は、コンクリート製貯水槽の外壁の割れ部、水漏れ部の塗装修繕方法である。但し、外壁の割れ部、水漏れ部にはFRPシートを貼るだけではなく、必要に応じ第5発明の補強布を使用する場合もある。
高圧洗浄し、ホコリやコケを除去した後、コンクリート外壁に割れ目や水漏れ部が見つかる場合もある。この場合にもFRPシートを貼り、割れ目を塞ぎ、水漏れがないことを確認した後、第5発明の塗装を行う。
第5発明の塗装方法とは、カチオン塗料を塗布し、その後下塗りとしてフィラー塗装2回、上塗りとして2液性シリコン系塗料を2回塗りする塗装方法である。
第7発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その内壁を下地処理した後、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂を塗布して樹脂再生し、その上にFRP製貯水槽内面塗装用プライマーを1回下塗りし、2液性シリコン系塗料を2回上塗りするコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法である。
第7発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽の内壁の塗装修繕方法である。
コンクリート製貯水槽も、外壁と内壁とでは、塗装修繕方法が異なる。下地処理後、樹脂再生を行い、その上にFRP製貯水槽内面塗装用プライマーを1回下塗りする。このFRP製貯水槽内面塗装用プライマーは、第3発明のチタン酸カリウムウイスカと特殊変性シリコン樹脂を混合した塗料であり、緻密性、防水性が優れ、コンクリート面にも使用される。
更に上塗りとしてチタン酸カリウムウイスカ含有の2液反応硬化型アクリル変性シリコン塗料を使用することも第3発明と同様である。 重複するが、チタン酸カリウムウイスカを含有する塗膜は、緻密性が高く優れた防水性を有し、塗膜が固く清掃時の摩耗が少なく、塗膜の溶出試験においても高い安全性を示し、上水施設等のコーティングに適しているためである。
尚、第7発明の長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽の内壁においても、その表面状態によっては、高圧洗浄を行う場合もある。
第8発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その内壁の割れ部分や水漏れ部分は、FRPシートを貼りその後、第7発明の塗装方法を行うコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法である。
第8発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽の内壁の割れ目や水漏れ部の塗装修繕方法であり、割れ目や水漏れ部にFRPシートを貼り、第7発明の塗装をするものであるが、必要に応じ補強布を使用することは、第5発明と同様である。
第7発明の塗装方法とは、FRP製貯水槽内面塗装用プライマーを1回下塗りし、上塗りとしてチタン酸カリウムウイスカ含有の2液反応硬化型アクリル変性シリコン塗料あるいはその相当品を2回上塗りする方法である。
第9発明は、長年使用し表面が劣化した貯水槽の鉄骨架台において、下地処理後、さび止めプライマーを塗り、2液性シリコン塗料を2回塗りする貯水槽の鉄骨架台の塗装修繕方法である。
貯水槽は、鉄骨の架台の載せている場合が多い。鉄骨の架台表面も塗装がされているが、その塗膜は経年変化により劣化し、時には錆が発生している。この鉄骨も再塗装する必要がある。
鉄骨の表面は経年変化によりその塗膜は白化し、ときには塗膜も消滅して錆が出ているときもある。こうした錆や劣化した塗膜を研磨等して除去する必要がある。こうした作業も下地処理に含まれる。鉄骨架台の腐食が激しい場合、あるいはコケ等が付着している場合には、下地処理の前に高圧洗浄する場合もある。
錆止めプライマーとしては、亜鉛末が多く含まれるジンクリッチペイント等があるが、これに限るものではない。また、上塗りは、貯水槽の上塗りに使用する耐候性のあるアクリル樹脂含有の2液性シリコン系塗料又は同等品を2回塗りする。
第10発明は、長年使用し壁面が劣化した貯水槽及び鉄骨架台の再生塗装をするにおいて、自動運転電源制御盤を使用する第1発明から第9発明までの塗装修繕方法である。
自動運転制御盤とは、前述の本願発明者が専有する特許第6257119号(発明の名称:送風機、排風機、温風機の自動運転電源制御盤)に係る発明であり、貯水槽等の閉ざされた空間内において作業の安全と塗膜の性能向上のため、送風機、排風機、温風機の作動を制御するものである。
この自動運転制御盤は、第1発明から第9発明のような貯水槽等の閉ざされた空間内に使用するのに適し、作業効率及び塗膜性能が向上させることができる。
第11発明は、長年使用し壁面が劣化した貯水槽の再生塗装を行うにあたり、予め仮設受水槽を設置する塗装修繕方法である
貯水槽塗装修繕方法を行うにあたり、貯水槽の修理期間中、学校やマンション等の通常の活動を維持するため、給水栓への給水を中断することがないように設置する仮設受水槽を設ける必要がある。
そこで、本願発明者の専有する特許第5665244号(発明の名称:仮設受水槽)の仮設受水槽を予め設け、貯水槽塗装修繕方法を行うものである。
前述のように、仮設受水槽の設置も貯水槽修繕方法に含まれるが、念のため、第11発明を追加した。
本願におけるFRP製貯水槽及びコンクリート製貯水槽の外壁、内壁の塗装修繕方法の概要を以下の表1に示す。

表1
FRP製貯水槽及びコンクリート製貯水槽の外壁、内壁の塗装修繕方法の概要
第1発明から第4発明は、長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽の塗装修繕方法であり、第1発明、第2発明はその外壁について、第3発明、第4発明は、その内壁についての塗装修繕方法に係る発明である。FRP製貯水槽は公共施設等で広く採用され、長年使用され経年劣化した貯水槽も時折見ることができる。こうしたFRP貯水槽を本塗装修繕方法により、新たな貯水槽を設置することなく継続して使用することが可能となる。
第5発明から第8発明は、長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法であり、第5発明、第6発明はコンクリート製貯水槽の外壁について、第7発明と第8発明は、コンクリート製貯水槽の内壁についての塗装修繕方法に係る発明である。
コンクリート製貯水槽も多く使用され、経年変化し塗膜が劣化したものを、第9発明の再塗装することにより、継続して使用できることとなる。
第9発明は、貯水槽を載せている鉄骨架台修繕塗装方法であり、経年変化し塗膜が劣化した鉄骨架台を継続して使用できることとなる。
第10発明は、安全な塗装作業と塗膜性能の向上に寄与し、第11発明は、学校やマンション等の活動を維持するため、給水栓への給水を中断することがないようにするものである。
図1は、貯水槽の概略図である。 図2は、塗装修繕方法での完成後のコンクリート製貯水槽である。
本発明は、長年使用し外壁面が劣化したFRP製貯水槽及びコンクリート製貯水槽の外内壁の塗装修繕方法である。FRP製貯水槽及びコンクリート製貯水槽は、多く設置されている。かかる貯水槽等の塗装が経年劣化した場合、この貯水槽を破棄し新たな貯水槽を設置することなく、本願に係る塗装修繕方法を行うことにより、劣化した貯水槽を再生でき、継続して使用できるようになる。
1 貯水槽 11 貯水槽の上面 12 貯水槽の側面
13 貯水槽の底面 14 貯水槽の外壁 15 貯水槽の内壁

Claims (11)

  1. 長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その外壁を、高圧洗浄、下地処理をした後、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂を塗布して樹脂再生し、その上にFRP製貯水槽外面塗装用プライマーを1回下塗りし、2液性シリコン系塗料を2回上塗りするFRP製貯水槽の塗装修繕方法。
  2. 長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その外壁の割れ部、水漏れ部は、FRPシートを貼り、樹脂再生し、その後、請求項1の塗装方法を行うFRP製貯水槽の塗装修繕方法。
  3. 長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その内壁を、下地処理後、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂を塗布して樹脂再生し、その上にFRP製貯水槽内面塗装用プライマーを1回下塗りし、更に2液性シリコン塗料を2回上塗りするFRP製貯水槽の塗装修繕方法。
  4. 長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽において、その内壁の割れ部、水漏れ部は、FRPシートを貼りその後、請求項3の塗装方法を行うFRP製貯水槽の塗装修繕方法。
  5. 長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その外壁を、高圧洗浄、下地処理をした後、必要に応じ補強布を貼り、カチオン塗料を塗布し、その後、下塗りとしてフィラー塗装2回、上塗りとして2液性シリコン塗料を2回塗りするコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法。
  6. 長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その外壁の割れ部、水漏れ部は、FRPシートを貼り、その後、請求項5の塗装方法を行うコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法。
  7. 長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その内壁を下地処理した後、ポリエステル樹脂若しくはエポキシアクリレート樹脂を塗布して樹脂再生し、その上にFRP製貯水槽内面塗装用プライマーを1回下塗りし、2液性シリコン系塗料を2回上塗りするコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法。
  8. 長年使用し壁面が劣化したコンクリート製貯水槽において、その内壁の割れ部分や水漏れ部分は、FRPシートを貼りその後、請求項7の塗装方法を行うコンクリート製貯水槽の塗装修繕方法。
  9. 長年使用し、表面が劣化した貯水槽の鉄骨架台において、下地処理後、さび止めプライマーを塗り、2液性シリコン塗料を2回塗りする貯水槽の鉄骨架台の塗装修繕方法。
  10. 長年使用し壁面が劣化したFRP製貯水槽、コンクリート製貯水槽及び鉄骨架台の修繕塗装をするにおいて、自動運転電源制御盤を使用する請求項1から請求項9までの塗装修繕方法。
  11. 長年使用し壁面が劣化した貯水槽の塗装修繕方法を行うにあたり、予め仮設受水槽を設置する塗装修繕方法。
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