JP2020009134A - プログラム、情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが意図しない白紙ページが含まれたまま、複数のページが印刷されることを抑制することができるプログラム、情報処理装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】コンピュータを、ユーザから指定された画像を配置可能な複数のページを、ユーザ指示に基づいて編集する編集手段、複数のページに、画像が配置されていない白紙ページが含まれる場合、ユーザに通知する通知手段、編集の結果に基づいて、複数のページを印刷するための印刷データを生成する生成手段として機能させる。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置およびその制御方法に関する。
従来、印刷アプリケーションやプリンタドライバの機能として、Nin1設定や冊子印刷設定が知られている。冊子印刷などでは、画像の割り当てに応じて、白紙となるページが自動的に割り当てられる。
一方、複数のページに対する印刷プレビュー画面を表示する方法が知られている。例えば、特許文献1では、製本物を構成する複数のページに対する印刷データを生成する際に、製本物でのページの順序と、印刷物として出力される画像の順序(配置)が異なっていることを考慮し、プレビュー画面を表示する方法が開示されている。
特開2010−176709号公報
上述したような機能において、製本物を構成する複数のページに対し、ユーザが意図しない白紙ページが含まれることがある。このように挿入された白紙ページがユーザの意図するものでなく、ユーザがそれに気づかずに印刷を行った場合、無駄な印刷物が出力されることとなる。
本発明は、上記のような課題を鑑み、ユーザが意図しない白紙ページが含まれたまま、複数のページが印刷されることを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明は以下の構成を有する。すなわち、本願発明のプログラムは、コンピュータを、ユーザから指定された画像を配置可能な複数のページを、ユーザ指示に基づいて編集する編集手段、前記複数のページに、画像が配置されていない白紙ページが含まれる場合、ユーザに通知する通知手段、前記編集の結果に基づいて、前記複数のページを印刷するための印刷データを生成する生成手段として機能させる。
本願発明により、ユーザが意図しない白紙ページが含まれたまま、複数のページが印刷されることを抑制することができる。
システム構成例及び装置のハードウェア構成例を示す図である。 情報処理装置のソフトウェア構成例を示す図である。 製本アプリケーションの基本設定画面の例を示す図である。 製本アプリケーションにおける編集画面の例を示す図である。 製本アプリケーションにおける編集画面の例を示す図である。 製本アプリケーションにおける編集画面の例を示す図である。 製本アプリケーションにおける編集画面の例を示す図である。 製本アプリケーションにおける編集画面の例を示す図である。 製本アプリケーションにおける編集画面の例を示す図である。 冊子印刷におけるページのレイアウトを説明するための図である。 冊子印刷における白紙ページが含まれる例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る白紙ページの通知の例を示す図である。 第1の実施形態に係る白紙ページに通知の例を示す図である。 第1の実施形態に係るレイアウトの例を説明するための図である。 第1の実施形態に係るレイアウトの例を説明するための図である。 第2の実施形態に係るプレビュー画面の表示例を示す図である。 第3の実施形態に係るプレビュー画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(システム及び装置の構成)
図1を用いて、本実施形態に係るシステムの構成例について説明する。本システムは、情報処理装置101と印刷装置151とを含んで構成され、情報処理装置101が用意した印刷データを、ネットワークを介して印刷装置151に送信することによって印刷処理が実行される。なお、情報処理装置101と印刷装置151との間の通信は、例えば、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANによって、アクセスポイント131を介して行われうる。なお、以下では、アクセスポイント131を用いたネットワーク構成に基づく実施形態について説明するが、情報処理装置101と印刷装置151とが相互に通信可能となる他の構成が用いられてもよい。例えば、情報処理装置101と印刷装置151は、不図示の有線回線を介して接続されてもよい。また、情報処理装置101の機能と印刷装置151の機能との両方を有する装置が用いられてもよく、この場合、情報処理装置101と印刷装置151との間の情報のやり取りは装置内のバス等を介して行われうる。また、図1に示す複数のブロックが1つのブロックに統合されてもよいし、1つのブロックが複数のブロックに分割されてもよい。また、図1に示される以外のブロックが追加されてもよいし、図1に示すブロックのうちの1つ以上が省略されてもよい。
情報処理装置101は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、携帯端末、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等、印刷対象データを印刷データに変換可能な演算装置である。印刷装置151は、情報処理装置101等の外部装置から印刷データを取得して印刷処理を実行可能な任意のプリンタである。印刷装置151による印刷は、本実施形態ではインクジェット方式で実行されるものとするが、例えば電子写真方式等の他の任意の方式で印刷が実行されてもよい。また、印刷装置151は、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を有する複合機であってもよい。
情報処理装置101は、例えば、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、通信部109、及び近距離無線通信部110を含んで構成される。ここで、CPU、ROM、及びRAMは、それぞれ、Central Processing Unit、Read Only Memory、及びRandom Access Memoryの頭字語である。CPU103、ROM104、RAM105等によって、情報処理装置101のコンピュータが形成される。なお、図1では、情報処理装置101が外部のディスプレイ等の表示装置(表示部108)に情報を表示させる場合の例を示しているが、情報処理装置101内部に表示部108が含まれてもよい。
入力インタフェース102は、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。入力インタフェース102は、例えば、物理キーボード、ボタン、タッチパネル等によって構成される。なお、画面の出力とユーザからの操作の受け付けとを共通のハードウェアを用いて行うように、後述の出力インタフェース107と入力インタフェース102とが統合されてもよい。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、「OS」と呼ぶ。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM105は、不図示のデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されるため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や管理データ等を格納するメモリエリアも、RAM105に設けられうる。また、RAM105は、CPU103の主メモリ及びワークメモリとして、用いられうる。
外部記憶装置106は、印刷実行機能を提供するアプリケーション、印刷装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存する。また、外部記憶装置106は、通信部109を介して接続している他装置(例えば印刷装置151)との間で情報を送受信するための制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存しうる。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の情報の提示のための制御を行うインタフェースである。出力インタフェース107は、例えば、表示部108に情報を表示させるための制御情報及び表示対象情報を出力する。表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)等を含んで構成され、データの表示や情報処理装置101の状態をユーザに通知する。なお、表示部108上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを含んだソフトキーボードを表示させ、そのソフトキーボードを介してユーザからの入力を受け付けてもよい。
通信部109は、印刷装置151等の外部装置と接続してデータ通信を実行するためのベースバンド回路や無線周波数(RF)回路等を含んで構成される。例えば、通信部109は、情報処理装置101や印刷装置151とは別個に存在するアクセスポイント131を介して、印刷装置151と通信しうる。アクセスポイント131は、例えば、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信方式に従って動作する無線LANルータ等の機器でありうる。また、通信部109は、Wi−Fi(Wireless Fidelity) Direct(登録商標)等のプロトコルに従って、印刷装置151と直接接続を確立してもよい。さらに、印刷装置151が不図示のアクセスポイントを含んでいる場合、通信部109は、そのアクセスポイントに接続することにより、印刷装置151との直接接続を確立してもよい。なお、通信部109は、Wi−Fi(登録商標)で通信を行うように構成されうるが、Bluetooth(登録商標)等の他の無線通信方式によって通信を行うようにしてもよい。
近距離無線通信部110は、印刷装置151(外部装置)が所定の近距離範囲内に進入したことに少なくとも基づいて、印刷装置151の近距離無線通信部157と無線接続を確立してデータ通信を実行する。近距離無線通信部110は、例えばBluetooth Low Energy(BLE)やNear Field Communication(NFC)などの、通信部109とは異なる通信方式によって通信を行う。
印刷装置151は、例えば、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157を含んで構成される。
通信部156は、情報処理装置101等の外部装置と接続するためのベースバンド回路や無線周波数(RF)回路等を含んで構成される。通信部156は、情報処理装置101の通信部109と対応し、例えばWi−FiやBluetooth等の無線通信方式によって通信を行う。通信部156は、例えば、上述のように、アクセスポイントとして機能し又は所定のプロトコルに従って、情報処理装置101の通信部109と直接接続してもよいし、外部のアクセスポイント131等を介して接続してもよい。通信部156は、アクセスポイントとして機能する場合、アクセスポイントとして機能するためのハードウェアを有してもよいし、アクセスポイントとして機能することを可能とするソフトウェアを利用してもよい。なお、情報処理装置101と印刷装置151は、図1の例では1つのアクセスポイント131に接続されているが、それぞれが、ネットワークに接続された別個のアクセスポイントに接続し、ネットワークを介して接続してもよい。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101(外部装置)が所定の近距離範囲内に進入したことに少なくとも基づいて、情報処理装置101の近距離無線通信部157と無線接続を確立してデータ通信を実行する。近距離無線通信部157は、情報処理装置101の近距離無線通信部157と対応し、例えばBLE等の無線通信方式によって通信を行う。なお、例えば、情報処理装置101等から送信される印刷情報は、データ量が大きく、高速大容量通信が要求されるため、近距離無線通信部157よりも高速に通信可能な通信部156を介して受信される。
RAM153は、RAM105と同様のメモリである。RAM153には、印刷装置151の設定情報や管理データ等を格納するメモリエリアが設けられる。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一時的に保存するための受信バッファとして機能し、また、各種の情報を保存する。ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。ROM152に格納されている各制御プログラムがCPU154によって実行されることにより、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御が実行されうる。CPU154は、システム制御部であり、印刷装置151の全体を制御する。なお、印刷装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、印刷装置151に保存される情報は、そのようなメモリに保存されてもよい。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷情報に基づいて、インク等の記録剤を用いて紙等の記録媒体上に画像を形成して、印刷結果を出力する。
図2は、情報処理装置101の機能構成例を示す図である。情報処理装置101は、その機能構成として、例えば、後述の処理を実行する製本アプリケーション201と、印刷装置151が解釈可能な印刷データを生成するプリンタドライバ202とを有する。後述の製本アプリケーション201の画面において印刷指示がユーザによって入力された場合に、プリンタドライバ202は、製本アプリケーション201から出力されたアプリケーションデータを受信し、印刷データを生成する。そして、プリンタドライバ202が、製本アプリケーション201によって生成された印刷データを印刷装置151に送信することにより、印刷装置151において印刷処理が実行される。
(製本アプリケーションの動作の概要)
続いて、上述の製本アプリケーション201によって実行される動作の流れの例について説明する。図3は、情報処理装置101のCPU103が、例えばROM104や外部記憶装置106に記憶された製本アプリケーション201に対応するプログラムを実行することによって、表示部108に表示される基本設定画面の例を示している。基本設定画面300は、一例として、製本後のイメージ301と、プリンタ選択領域302と、用紙サイズ選択領域303と、綴じ方設定領域304と、綴じ方向設定領域305と、表紙の用紙に関する設定領域306とを含む。
プリンタ選択領域302は、使用する印刷装置を選択する領域である。プリンタ選択領域302のプルダウンボタンがユーザ操作によって押下されると、情報処理装置101が使用可能な印刷装置のリストが表示され、ユーザは、この製本アプリケーション201による冊子の作成に用いる印刷装置を選択することができる。なお、プリンタ選択領域302のプルダウンボタンを押下された場合に表示される印刷装置の一覧は、製本アプリケーション201に対応可能な印刷装置のみが表示されうる。ただしこれに限られず、例えば、製本アプリケーション201への対応可否によらず、情報処理装置101が使用可能な印刷装置が全て表示されてもよい。
用紙サイズ選択領域303は、印刷に使用する用紙のサイズを選択する領域である。用紙サイズ選択領域303のプルダウンボタンがユーザ操作によって押下されると、プリンタ選択領域302において選択されている印刷装置が使用可能な用紙サイズのリストを表示する。ユーザは、表示された用紙サイズのリストから、作成する冊子のサイズに応じたサイズを1つ選択することができる。なお、プリンタ選択領域302において選択されている印刷装置が使用可能な用紙サイズの情報は、その印刷装置から、例えばプリンタドライバ202を介して取得することができる。
綴じ方設定領域304は、冊子の綴じ方を設定する領域である。綴じ方設定領域304のプルダウンボタンがユーザ操作によって押下されると、例えば「平綴じ」と「中綴じ」とが選択可能に表示される。「平綴じ」は、冊子の背の部分から所定距離だけ離れた位置に、ステープル等の綴じ部材を取り付けることで製本する綴じ方である。「中綴じ」は、二つ折りにされた用紙の折り目の部分に、ステープル等の綴じ部材を取り付けることで製本する綴じ方である。「中綴じ」が選択されると、用紙が二つ折りにされることが前提となるため、2in1印刷設定が自動的に選択されうる。なお、「中綴じ」が選択された場合には、1in1以外の、例えば4in1等の設定が選択可能に表示されてもよい。なお、「平綴じ」が選択された場合には、1in1印刷設定が自動的に選択されうる。ただし、この場合にも、2in1や4in1等の設定が選択可能に表示されてもよい。なお、「中綴じ」の場合に2in1が選択されなかった場合や「平綴じ」の場合に1in1が選択されなかった場合には、それに応じて、後述のページ割り付けが異なることとなる。なお、Nin1印刷設定とは、N個の画像データに基づくN個の画像を1ページ分の用紙(一枚の用紙)に印刷するための印刷設定である。
綴じ方向設定領域305は、冊子の綴じ方向を設定する領域である。綴じ方向設定領域305のプルダウンボタンがユーザ操作によって押下されると、例えば「右綴じ」と「左綴じ」とが選択可能に表示される。場合によっては、「天綴じ」が選択可能に表示されてもよい。「右綴じ」は、表表紙の右側を綴じる綴じ方向であり、「左綴じ」は、表表紙の左側を綴じる綴じ方向である。また、「天綴じ」は、表紙の上部を綴じる綴じ方向である。綴じ方向設定領域305の「綴じ方向」の文字は、「開き方向」等に置き換えられてもよい。右開きが右綴じに対応し、左開きが左綴じに対応する。この領域の設定により、作成される冊子のページが右から左へ進行するか、左から右へ進行するかが定まる。
表紙の用紙に関する設定領域306は、表紙の用紙をどのようにするかを設定する領域である。例えば、表紙と本文とを同じ種類の用紙で作成する項目と、異なる種類の用紙で作成する項目とを選択可能とするラジオボタンが表示される。なお、設定領域306において、表紙と本文とを同じ種類の用紙で作成する場合は、本文の用紙種類(例えば「普通紙」等)が、表紙の用紙種類として設定されるため、表紙の用紙種類を選択可能とする領域については選択できないようにグレーアウトされうる。一方、設定領域306において、表紙と本文とを別の種類の用紙で作成する設定が選択された場合は、この表紙の用紙種類を選択可能とする領域がアクティブ化される。そして、表紙の用紙種類を設定する領域におけるプルダウンボタンが押下された場合に、選択可能な用紙種類(例えば、光沢紙、普通紙等)が一覧表示される。なお、例えば「普通紙」が選択された場合に「フチなし印刷はできません」という文字列等が表示されうる。また、「普通紙」以外の種類の用紙(例えば「光沢紙」)が選択された場合に「フチなし印刷ができます」という文字列等が表示されうる。これは、普通紙には、顔料を含む記録剤を用いた印刷が行われうるが、顔料を含む記録剤を用いた印刷において、フチなし印刷は実行できないためである。この他にも、用紙種類ごとに必要な情報が設定され、ユーザ操作によって選択された用紙種類に応じた文字列が表示されるようにしてもよい。また、表紙と本文とを別の種類の用紙で作成する設定が選択された場合、「表紙/本文、別々の用紙をセットして印刷する必要があります」等のメッセージが表示されてもよい。
図3の基本設定画面において「OK」が押下されると、編集画面に遷移する。編集画面は、ユーザ指示を受け付けて、各ページを編集するための画面である。編集画面にて編集された結果に基づいて、各ページを印刷するための印刷データが生成される。編集画面は、綴じ方と表紙の用紙の種類を本文の用紙と同じにするか否か等の設定項目に応じて異なりうる。そこで、以下では、これらの基本設定に対応する編集画面の例について説明する。
[平綴じ、表紙と本文が同じ種類の用紙で作成される場合]
図4に、綴じ方が平綴じ(1in1)かつ右綴じで、表紙と本文とが同じ種類の用紙を用いるような設定が行われた場合の編集画面の例を示している。なお、図4の例では、既に8つの(「A」と書かれた画像を表す原稿データから「H」と書かれた画像を表す原稿データまで)の原稿データ(画像データ)が読み込まれた状態の例を示している。原稿データが読み込まれる前の段階において、編集領域401及び原稿データ領域402は、原稿データが読み込まれていないことをユーザが認識可能な所定の状態(例えば空白の状態)となる。なお、例えば原稿データが読み込まれる前の段階において、編集領域401に「冊子に載せる原稿データを読み込んでください」等のメッセージを表示してもよく、さらに、データの読み込み方をユーザに通知するメッセージが表示されてもよい。なお、このようなメッセージは原稿データ領域402に表示されてもよい。また、ダイアログの表示など、別の手法で原稿データの読み込みを促してもよい。
ユーザが「読み込み」ボタン403をクリックすると、例えばファイル選択ダイアログが表示され、ユーザは、表示されたファイル一覧から、冊子の作成に用いるファイルを選択する。ファイルが選択されると、そのファイルの内容(ファイルに含まれる原稿データ)が原稿データ領域402に展開される。また、ファイルが選択されると、ファイルに含まれる原稿データを、印刷されるページに自動で割り付け(紐付け)する処理である自動ページ割り付けが行われた結果が、編集領域401に表示されうる。なお、自動ページ割り付けにおいて、いずれのページにいずれの原稿データが割り付けられるかは、任意に決定されてよい。ここでは、原稿データに番号が割り振られているものとし、番号が若い原稿データが、番号が若いページに割り付けられるものとする。図4の編集領域401は、このようにして自動ページ割り付けが行われた場合の例を示している。展開されたファイルのうち、1番目の原稿データである「A」が書かれている画像を表す原稿データが、1番目のページである表表紙に設定される。そして、2番目の原稿データである「B」が書かれている画像を表す原稿データが、2番目のページである裏表紙に設定される。そして、3番目の原稿データである「C」が書かれている画像を表す原稿データが、3番目のページである表表紙の内側に、4番目の原稿データである「D」が書かれている画像を表す原稿データが、4番目のページである裏表紙の内側に、それぞれ設定される。なお、裏表紙や裏表紙の内側の番号より、それ以外のページの番号が若いものとしてもよい。すなわち、ファイル中の1番目の原稿データと2番目の原稿データが、それぞれ「表表紙」及び「表表紙の内側」に割り付けられるようにしてもよい。そして、ファイル中の最後の原稿データと最後から2番目の原稿データが、それぞれ「裏表紙」及び「裏表紙の内側」に割り付けられるようにしてもよい。なお、図4及び以下のいくつかの例は右綴じの場合の例を示しており、表表紙が最右端に表示され、裏表紙が最左端に表示されているが、左綴じが選択されている場合には、表表紙が最左端に表示され、裏表紙が最右端に表示される。
なお、ファイルの内容が原稿データ領域402に展開される際に、例えば「自動ページ割り付けをしますか?」等の確認メッセージを表示して、ページの割り付けを自動で行うか否かのユーザによる判断を受け付けてもよい。この場合、ユーザが自動ページ割り付けを承認した場合に、自動ページ割り付けが行われた結果が編集領域401に表示され、自動ページ割り付けが承認されなかった場合には、編集領域401は空白のままとしてもよい。また、ユーザの判断によらずに、自動ページ割り付けを行わず、選択されたファイルの内容が原稿データ領域402に展開されるだけとしてもよい。なお、自動ページ割り付けが行われない場合であっても、ユーザが「すべてを追加」ボタン404をクリックすることにより、原稿データ領域402に展開されている原稿データの自動ページ割り付けが行われうる。なお、ユーザは、原稿データ領域402に展開されている原稿データを、編集領域401にドラッグ&ドロップすることで、手動でページ割り付けを行うこともできる。すなわち、ユーザは、いずれの原稿データをいずれのページに割り付けるかを、任意に決定することが可能である。なお、手動によるページ割り付けは、自動ページ割り付けが行われていない状態において実行されてもよいし、自動ページ割り付けが行われた後、割り付けの内容を変更するために実行されてもよい。
なお、複数のファイルが読み出された場合、原稿データ領域402には、その複数のファイルの内容の全てが展開される。このとき、展開される原稿データの順序を、プルダウンメニュー405によって決定することができる。例えば、図4に示すように「読み込み順」が選択されている場合、先に選択されたことにより先に読み込まれたファイルのデータであるほど左側に表示されるような順序で、データが原稿データ領域402に展開される。これに対して、例えば「ファイル名順」(不図示)が選択されている場合、ファイル名が昇順(又は降順)となるように、データが展開される。例えば、「B.pdf」という名称のファイルの後に「A.pdf」という名称のファイルが開かれた場合、「読み込み順」の場合には、「B.pdf」のデータが表示される位置の右側に「A.pdf」のデータが表示される。一方、「ファイル名順」の場合には、「B.pdf」の方が先に開かれていても、「A.pdf」のデータが表示される位置の右側に「B.pdf」のデータが表示される。なお、並び順は、読み込み順とファイル名順に限定されず、例えばファイルの作成日(更新日)順や、本アプリケーションでの使用頻度順、ファイルの容量順等の様々な順序が用いられうる。なおここでは、pdf形式のデータが読み込まれる例を説明したが、この形態に限定されない。例えば、jpg形式のデータが読み込まれてもよい。また、pdf形式の1つのデータに複数のページに相当する複数の原稿データが含まれることがある。複数の原稿データを含むpdf形式のデータを読み込んだ場合は、当該pdf形式のデータに含まれる複数の原稿データをそれぞれ区別して、原稿データ領域402に展開する。また、各原稿データが展開される順番は、pdf形式のデータにおいて定義されているページ順となる。
編集領域401には、各ページが印刷される記録媒体の大きさを示す用紙領域(媒体領域)417と、各ページに割り付けられた原稿データが表す画像とが表示される。用紙領域417は、完成後の冊子のページ順で編集領域401に表示される。また、見開きページに含まれる2つのページの間の距離は、隣接するが見開きページではない他のページとの距離よりも小さくなるように表示が行われる。これにより、見開きページとそうでないページとをユーザが容易に判別することができる。なお、見開きページとは、1つの原稿データによって表される1つの画像を、2のページにまたがって印刷するためのページである。そのため、見開きページに含まれる2つのページは、隣接し且つ別々の用紙に印刷されるページである。図4の例では、「C」と書かれたページと「E」と書かれたページとの間の距離が十分に小さいことによって、これらのページが見開きの関係にあることが分かる。一方、「E」と書かれたページと「F」と書かれたページとの間の距離が、「C」と書かれたページと「E」と書かれたページとの間の距離に対して相対的に大きいことによって、これらのページは隣接しているが見開きの関係にはないことが分かる。このようにして、編集領域401に冊子に含められるページの全てが表示される。なお、図4の例では、冊子に含められる全てのページの全体を表示できている場合の例を示しているが、このように全ページを表示する状態を維持したままページ数が多くなると、各ページのサイズが小さくなってしまいうる。このため、この製本アプリケーションは、各ページの拡大縮小表示が可能なように構成されうる。このとき、編集領域401に全てのページが表示できない場合は、例えば編集領域401の下部にスクロールバーを表示させるなどによって、表示範囲を移動できるようにしうる。
なお、平綴じが選択されている場合、編集領域401に表示されている画像が用紙に印刷された後、当該用紙がステープル等の綴じ部材の取り付けによって綴じられる位置を示す綴じ位置406も、用紙領域に表示される。この綴じ位置406は、ページ内において例えば所定の色(例えば赤)によってユーザが認識可能なように表示されうる。この綴じ位置406は、用紙領域に表示されているようにしてそのまま印刷される。これにより、ユーザは、冊子を綴じる際にステープルを取り付ける位置を把握ことができる。なお、綴じ位置406は、表紙および裏表紙には印刷が行われて、それ以外のページには印刷が行われない形態であってもよい。また、冊子を綴じるための綴じ部材は、ステープルに限定されず、例えば、紐やプラスチックバンド等であってもよい。また、用紙領域における綴じ位置406の配置位置の指定がユーザから受け付けられることで、任意の位置に綴じ位置406が位置しうる。
また、編集領域401に表示される用紙領域417には、画像を印刷可能な領域を示す印刷領域407が表示される。図において印刷領域407が示す線は、印刷領域と、必ず余白が設けられる(すなわち、必ず画像が印刷されない)余白領域との境界を示す。そして、ユーザがページ設定408の領域内の各設定値を入力することにより、その設定値に基づいて原稿データが用紙領域417内に配置される。例えば、ユーザは、ページ設定408において、編集領域401に配置される画像の拡大・縮小方法を設定する。具体的には、「余白に合わせる」が選択された場合、印刷領域407に合わせるようにして画像を拡縮し、「用紙に合わせる」が選択された場合、用紙領域417に合わせるようにして画像を拡縮/拡大する。「原寸大」が選択された場合、画像を拡縮/拡大しないで、原寸大のまま表示する。なお、画像における、印刷領域407からはみ出している部分は、印刷されないため、当該部分は半透明にされて表示される。また、例えば、ユーザは、ページ設定408において、画像の位置の設定を行う。ここで、画像の上下又は左右の位置として、例えば、負の値が入力されると、用紙領域417内に配置される画像の位置を上方向又は左方向に移動させる。また、画像の上下又は左右の位置として、例えば、正の値が入力されると、用紙領域417内に配置される画像の位置を下方向又は右方向に移動させる。これにより、原稿データにより表される画像が用紙領域417内でどのように配置されるかをユーザが詳細に設定することができる。なお、これらの設定は、ページ単位で適用されうる。例えば、編集領域401において「E」が書かれたページが選択された状態で、ページ設定408において設定値が入力されると、その設定値は、この選択されているページにのみ適用されうる。なお、ページ設定408において、「全ページに適用」が選択されることにより、入力された設定が全ページに対して一括で適用される。なお、このとき、ユーザは、「E」が書かれたページに対応する用紙領域417枠がページ枠409として強調表示されることにより、現在選択されているページを認識することができる。また、ユーザは、例えばアイコン410を押下することにより、選択されているページを編集領域401から削除することができる。
また、ユーザは、「見開き」チェックボックス415を選択することにより、1つの原稿データを、2ページにわたり割り付けることができる。「見開き」チェックボックス415を選択することにより、見開きページでないページを、見開きページに変えることを、「見開き化」と呼ぶ。図4のように「E」が書かれた画像が配置されているページが選択された状態で「見開き」チェックボックス415が選択された場合の表示例を、図5に示す。「見開き」チェックボックス415が選択されると、選択されたページに配置されていた画像が2ページにわたって配置される。本文の偶数ページ(右綴じの場合は見開きの右側のページ、左綴じの場合は見開きの左側のページ)が選択された状態で「見開き」チェックボックス415が選択されると、その選択されているページが見開きの中央に表示される。そして、そのページより後のページが1ページずつ後ろにずれるようにページの再割り付けが行われる。すなわち、この場合、選択されたページの後ろに1ページ分追加されて、1つのページに対して見開きが割り付けられる。
一方、図4で「E」が書かれたページのように、本文の奇数ページ(右とじの場合は見開きの左側のページ、左とじの場合は見開きの右側のページ)が選択される場合、その選択されたページの次のページは、選択されたページと異なる見開きのページとなる。このため、単に選択されたページの後ろに1ページを追加して2ページ分の領域に1つのページを割り付けるだけでは、そのページを見開きで表示することができなくなる。このため、例えば図5のように、本文の奇数ページが選択された状態で「見開き」チェックボックス415が選択されると、その選択されたページの後ろのみならず前にも1ページを追加しうる。これにより、選択されたページが確実に見開きに割り付けられるようにすることができる。なお、この場合、選択されたページより後のページが2ページずつ後ろにずれるようにページの再割り付けが行われる。
奇数ページが選択された状態で「見開き」チェックボックス415が選択された場合に、ユーザに対して、その選択されたページの前に1ページが追加されることを通知するメッセージを表示してもよい。そして、ユーザがページの追加を承認した場合に、見開きへの割り付け処理を実行するようにしてもよい。これにより、ユーザが意図しないページが追加されることを防ぐことができる。なお、ユーザがページの追加を承認しなかった場合、見開きへの割り付け処理を実行しなくてもよいし、選択されたページの後に1ページ分のスペースを追加して2ページ分の領域に選択されたページを割り付けてもよい。また、奇数ページが選択された状態で「見開き」チェックボックス415が選択された場合に、上述のようなメッセージを表示せずに、選択されたページの後に1ページ分のスペースを追加して2ページ分の領域に選択されたページを割り付けてもよい。なお、このような割り付けを行う場合、そのままでは見開きで印刷されないことを示すメッセージを表示してもよい。
また、ページが見開きに割り付けられた後に「見開き」チェックボックス415を解除することにより、そのページを見開きに割り付けた際に追加された(前後の)ページが削除され、そのページより後のページの再割り付けが行われる。なお、例えば奇数ページが見開きに割り付けられる際に追加された白紙ページ等のページについて、削除してよいか否かを示すメッセージが表示されてもよい。
なお、横長の原稿データが編集領域401にドラッグ&ドロップされた場合(又は自動割り付けされた場合)に、自動で見開きを割り付ける処理が行われてもよい。この場合、「見開き」チェックボックス415は自動的にチェックが入った状態となる。また、このページの挿入位置が奇数ページである場合は、上述のように、そのページの前に空白ページ等が挿入(追加)されてもよいし、所定のエラー表示等が行われてもよい。また、横長のページが見開きに割り付けられた後に、「見開き」チェックボックス415が解除されることにより、見開きへの割り付けが解除され、片側のページに(例えば縮小や回転により)割り付けられうる。なお、横長のページを自動で見開きに割り付けずに、縦長のページと同様に、片側のページに割り付けられるようにしてもよい。図4に戻り、選択されたページについて、そのページが含まれる見開きの製本後のイメージが冊子プレビュー411として表示されることにより、ユーザが、冊子完成後の選択中のページの状態を容易に認識することができる。なお、プレビュー中の「<」又は「>」が選択されることにより、隣接する隣接ページ間の見開きのプレビューが表示されうる。このとき、選択中のページも連動して移動してもよいし、選択中のページとプレビューとを同期させずにプレビューだけページ移動させてもよい。
上述したように、ユーザは、手動のページ割り付けにより、原稿データ領域402に展開されたデータを、ページ単位で操作することができる。図4では、原稿データ領域402に展開されたデータのうち「C」と書かれた画像を表す原稿データが選択されている状態を示している。このように選択された原稿データは、編集領域401の任意の位置にドラッグ&ドロップされると、ドロップされた位置に対応するページに割り付けられる。例えば、編集領域401の「F」と書かれたページと「G」と書かれたページとの間の所定の範囲に「C」と書かれた画像を表す原稿データがドラッグ&ドロップされると、「F」のページと「G」のページの間に「C」と書かれたページが挿入される。なお、このようなページ挿入が行われると、それに応じて、ページ番号及び見開きの関係が再構成される。すなわち、「C」と書かれたページの番号が、挿入前の「G」と書かれたページの番号となり、「G」と書かれたページ以降のページの番号が1つ後ろになる。そして、「F」のページと新たに追加された「C」のページとが見開きの関係となり、「G」のページは「C」のページの追加に伴って「H」のページと見開きの関係となる。
また、ユーザは、「白ページを追加」ボタン412を押下することにより、白紙のページを追加することができる。本実施形態において、白紙のページとは、ユーザによって選択された原稿データが割り付けられていないページ、すなわち、ユーザによって選択された原稿データに基づく画像が配置されていないページを指す。例えば、編集領域401における「C」と書かれたページが選択された状態で「白ページを追加」ボタン412が押下された場合に、「C」と書かれたページと「E」と書かれたページとの間に白紙のページが追加される。また、事前に定められたルールによって選択中のページの右若しくは左に、又は2つのページが選択された場合にその間に、白紙のページを追加するようにしてもよい。これにより、表紙の裏面を白紙にしたい等のユーザの嗜好に従って、冊子中の任意の位置に白紙のページを追加することができる。
なお、原稿データ領域402内のデータが、編集領域401内のページに割り付けられている場合に、それを特定する情報が原稿データ領域402内の各データの左上に付される。図4では、例えば、「A」と書かれた画像を表す原稿データと「C」と書かれた画像を表す原稿データに、表表紙に割り付けられていることを示すアイコンが付されている。これにより、例えば、冊子内のページに割り付けるべきデータが割り付けられていないことや、冊子内のページに割り付けるべきでないデータが割り付けられてしまっていること、表紙に割り付けているデータが適切であるか否かを、ユーザが認識することができる。また、ユーザは、原稿データ領域402において、冊子作成に使用しないデータを削除することができる。例えば、選択状態にあるデータの右上に表示されるアイコン413をユーザが選択することにより、この選択されたデータを原稿データ領域402から削除することができる。これにより、原稿データ領域402内に多数の使用されないデータが存在することに起因して編集作業が煩雑となることを防ぐことができる。
また、原稿データ領域402において、複数のデータを選択して一括して操作することができる。例えば、「C」と書かれた画像を表す原稿データと「D」と書かれた画像を表す原稿データとを一括して選択し、そのデータをまとめて編集領域401にドラッグ&ドロップすることにより、これらのデータを2つの連続するページに割り付けることができる。3つ以上のデータが選択された場合も同様である。また、複数のデータが選択された状態で「複数を削除」ボタン414が押下されると、これらの複数のデータを一括して原稿データ領域402から削除することができる。なお、「複数を削除」ボタン414は、1つのデータが選択されている場合又はデータが選択されていない場合は、例えばグレーアウトされるなど、無効化されうる。
ユーザは、以上のようにして冊子の編集を完了すると、印刷設定ボタン416を押下し、編集領域401に表示されている各ページの印刷を実行することができる。なお、平綴じ(1in1)の印刷設定がなされている状態においては、nを1以上の整数とした場合に、(2n−1)ページ目と2nページ目とが表裏の関係となるような両面印刷が行われる。なお、表表紙とその裏面、及び、裏表紙とその裏面が表裏の関係となるように両面印刷が行われる。
[中綴じ、表紙と本文が同じ種類の用紙で作成される場合]
続いて、綴じ方が中綴じ(2in1)で、表紙と本文とが同じ種類の用紙を用いるような設定が行われた場合の編集画面の例について、図6を用いて説明する。この場合の編集画面は、図4の場合とほとんど同様である。ただし、中綴じの場合、綴じ位置がページとページとの間となるため、図6の画面例600に示すように綴じ位置を示すマークが表示されなくとも良い。なお、紙面へ印刷した場合に、ページとページとの間の所定の位置に綴じ位置のマークが表示されてもよいし、されなくともよい。また例えば、全ての用紙に綴じ位置のマークが印刷されるのではなく、冊子として
なお、綴じ方が中綴じ(2in1)の場合、2in1で両面印刷がされるため、1枚の紙面当たりのページ数は4ページとなる。このため、編集領域401に追加されたページ数が4の倍数でない場合、総ページ数が4の倍数となるように、例えば最後尾に白紙等のページが自動で追加されうる。なお、白紙のページが追加されるタイミングは、例えば、編集画面が表示されたタイミングや、編集画面表示中にページが追加されたタイミング、プレビュー画面を表示するタイミング、印刷指示が実行されて印刷データを生成するタイミング等である。
なお、中綴じ(2in1)かつ右綴じの印刷設定がなされている状態においては、1枚の用紙に対して、表面に、(N/2+2m+2)ページ目が右側で(N/2−2m−1)ページ目が左側となる面が印刷される。上述の関係性においてページ総数がN、0以上の整数がmである。そして、その裏面に、(N/2−2m)ページ目が右側で(N/2+2m+1)ページ目が左側となる面が印刷される。例えば、N=8の場合、6ページ目が右側で3ページ目が左側の表面と、4ページ目が右側(3ページ目の裏側)で5ページ目が左側(6ページ目の裏側)の裏面とが両面印刷される。同様に、8ページ目が右側で1ページ目が左側の表面と、2ページ目が右側(1ページ目の裏側)で7ページ目が左側(8ページ目の裏側)の裏面とが両面印刷される。また、裏表紙が右側で表表紙が左側に配置される表面と、表表紙の裏面が右側で裏表紙の裏面が左側に配置される裏面とが両面印刷される。なお左綴じの場合については、上述の右側と左側との関係が逆転する点を除いて同様である。
[平綴じ、表紙と本文が別の種類の用紙で作成される場合]
続いて、綴じ方が平綴じ(1in1)で、表紙と本文とで別の種類の用紙を用いるような設定が行われた場合の編集画面の例について、図7及び図8を用いて説明する。表紙と本文とで別の種類の用紙を用いる場合、図7のような表紙用の編集画面700と、図8のような本文用の編集画面800とが用いられる。なお、必ずしもこのような形態でなければならないわけではないが、少なくとも印刷を表紙と本文とで別個に行うことができるように構成される。表紙用の編集画面700と本文用の編集画面800とが別個である場合、それらの切り替えのためのボタンが、例えば、図7の表紙選択ボタン701と本文選択ボタン702のように、編集領域401の内部に表示される。表紙選択ボタン701がユーザによって選択されると、図7のような表紙用の編集画面700が表示され、本文選択ボタン702がユーザによって選択されると、図8のような本文用の編集画面800が表示される。なお、これらのボタンは、編集領域401の外部に表示されてもよい。また、ボタンの形式ではなく、例えばタブ形式で、表紙用の編集画面のためのタブと本文用の編集画面のためのタブとを表示し、いずれかのタブを選択することによって画面を切り替えられるようにしてもよい。
表紙用の編集画面では、図7のように、表表紙及び裏表紙のみが表示される。なお、表表紙と裏表紙は、背表紙側から冊子を見た場合の形式で表示される。すなわち、右綴じの場合、左側に表表紙が表示され、右側に裏表紙が表示される。一方、左綴じの場合は、右側に表表紙が表示され、左側に裏表紙が表示される。平綴じが用いられる場合は綴じ位置が表示されるが、このような表紙用の編集画面では、図7に示すように、表表紙と裏表紙とが並べて配置されている中心側にこの綴じ位置が表示されることとなる。このように、表紙用の編集画面700では、図4や図6のような表紙と本文とが一括で編集される編集画面と比して、表表紙と裏表紙との位置関係が反転する。このような表示を行うことにより、製本後の冊子を開いたときに背表紙側からどのように見えるかをユーザが容易に認識することが可能となる。
なお、本実施形態では、表紙と本文とが別の種類の用紙を用いる場合には、表表紙の裏面や裏表紙の裏面が使用されない(すなわち白紙となる)ものとするが、これに限られない。表表紙の裏面や裏表紙の裏面が使用される場合、表紙用の編集画面において、例えば表表紙の隣に表表紙の裏面が表示され、裏表紙の隣に裏表紙の裏面が表示される。図7の例では、表表紙の左側に表表紙の裏面が表示され、裏表紙の右側に裏表紙の裏面が表示されうる。
本文用の編集画面では、図8のように、表表紙及び裏表紙(並びにそれらの裏面)を除いた本文が編集領域に表示される。図8の編集画面は、表表紙及び裏表紙とそれらの裏面が含まれない点以外は図4と同様である。
[中綴じ、表紙と本文が別の種類の用紙で作成される場合]
中綴じが選択されており、表紙と本文とで別の種類の用紙を用いるような設定が行われた場合の編集画面は、綴じ位置のマークは表示されない点を除いて、図7及び図8と同様である。なお、中綴じの場合、上述のようにページ数が4の倍数である必要があるが、表紙と本文とで別の種類の用紙を用いる場合は、本文のページ数が4の倍数である必要がある。すなわち、上述の例では、表紙と本文とを合わせたページ数が4の倍数となるような調整が行われるように説明したが、本例では、本文のみのページ数が4の倍数となるような調整が行われる。この結果、本例では、表紙の裏面が片面印刷であるとすると、表紙と本文とを合わせたページ数は4の倍数にはならない(aを整数とすると、総ページ数は4a+2となる)。例えば、本文が6ページ分のデータを含むような編集が行われた場合、本文のページ数を4の倍数とするように、2ページ分の白紙ページ等の挿入が行われる。なお、この時挿入されるページは、白紙ページに限定されず、例えば、定型文や定型図、定型模様等が含まれるページであってもよい。
なお、普通紙以外の用紙(例えば光沢紙)を使用することによって、フチなし印刷をすることができる。この場合の編集画面の例を図9に示す。なお、表紙と本文とで別の種類の用紙を用いる設定が行われた場合、表紙に関する編集画面と、本文に関する編集画面が別々で表示される。表紙に関する編集画面と、本文に関する編集画面のうちどちらを表示するかは、編集画面に含まれるタブを選択することによって切り替えることができる。図9は、フチなし印刷設定である状態の表紙に関する編集画面の例である。フチなし印刷をする場合、印刷が行われる用紙のよりも印刷対象の画像が、幅と高さの少なくとも一方において大きくなるように制御する処理である、いわゆる「塗り足し」をする必要がある。このため、光沢紙等のフチなし印刷可能な用紙が選択された場合には、塗り足しを含んだサイズの印刷領域902と、その説明文903とが表示されうる。また、原稿データに基づく画像を、塗り足しを含んだサイズへ合わせるようにして拡縮するための選択肢901が表示される。これにより、ユーザは、簡単な操作を行うだけで、表紙をフチなし印刷で作成することが可能となる。
そして、ユーザは、図4から図9に示される画面を使って編集処理が完了した場合、これらの画面に含まれる印刷設定ボタンを選択する。ユーザは、印刷設定ボタンを選択することで選択される印刷設定画面を使って更なる印刷設定処理を行い、印刷実行を選択する。この処理により製本アプリケーションにより生成されたアプリケーションデータが図3において選択したプリンタに対応するプリンタドライバに送付され、プリンタドライバがアプリケーションデータに基づく印刷データを生成する。なお、表紙と本文とを同一の種類の紙に印刷する場合、アプリケーションデータには表紙に配置されるページと本文に配置されるページの両者が含まれる。すなわち、アプリケーションデータに基づく印刷データによって、表紙に配置されるページと本文に配置されるページの両者が印刷されることになる。一方、表紙と本文を別の種類の紙に印刷する場合、表紙に配置されるページと本文に配置されるページとが別々に印刷されることになる。このため、上述した印刷設定画面が、印刷対象として表紙または本文を選択するための選択肢を用意する。ここでユーザが表紙を選択した状態で印刷を指示した場合、アプリケーションデータには表紙に配置されるページのみが含まれ、表紙用の印刷データがプリンタドライバにより生成される。一方、ユーザが本文を選択した状態で印刷を指示した場合、アプリケーションデータには本文に配置されるページのみが含まれ、本文用の印刷データがプリンタドライバにより生成される。
<第1の実施形態>
[冊子印刷におけるレイアウト]
図10は、本実施形態に係る冊子印刷におけるページのレイアウトを説明するための図である。ここでは、表表紙と裏表紙を含めて8ページから構成される冊子を例に挙げて説明する。図10(a)は、表表紙(1ページ目)から裏表紙(8ページ目)までのページ順に並べた画像データを表す。図10において、2ページ目と3ページ目、4ページ目と5ページ目、6ページ目と7ページ目が、それぞれ見開きの関係となっている。
図10(b)は、図10(a)に示した画像データを中綴じ設定で印刷した場合の各用紙に印刷されるレイアウトを示す。ここでは、両面印刷で、2in1のレイアウトとなる。各用紙の中央は用紙の折り位置に対応し、この周辺にステープルが施される。1枚目の用紙の表面には、8ページ目(裏表紙)の画像と1ページ目(表表紙)の画像が配置される。1枚目の用紙の裏面には、2ページ目の画像と7ページ目の画像が配置される。2枚目の用紙の表面には、6ページ目の画像と3ページ目の画像が配置される。2枚目の用紙の裏面には、4ページ目の画像と5ページ目の画像が配置される。このレイアウトにより、左とじ、左開きの冊子を作成することが可能となる。
[冊子印刷における白紙の発生]
図11は、図10を用いて説明したような冊子印刷における白紙ページの発生を説明するための図である。ここでは、5つの画像を用いて冊子印刷を行う例について説明する。
2in1設定の印刷においては、1つの用紙に4ページ分の画像が印刷される。すなわち、5つの画像を図10にて示したようにレイアウトを行った場合、8ページ分の画像を配置できる領域に対し、5ページ分の画像が配置されるため、3ページ分の白紙の領域が発生する。つまり、1枚当たりの画像の割り付け数(Nin1設定)や、製本物としての冊子の形状などに応じて、冊子を構成する複数枚の用紙に対して必要な画像数や画像の配置位置が変化する。そのため、画像を配置したページ数が、冊子を構成するに当たり必要なページ数に達していない場合には、ユーザの意図しない白紙のページが生じてしまう。
ユーザの意図しない白紙のページが生じる具体的例について説明する。Nin1設定の印刷において、冊子を構成するために必要なページ枚数は、N×2枚となる。ユーザによって各ページに配置された画像の数Mが、N×2枚未満である場合、N×2−M枚の白紙ページが自動で挿入されることになる。なお、Nが2以上のNin1設定や中綴じ設定の印刷において、より白紙ページが自動で挿入される可能性が高くなるが、1in1設定や平綴じ設定の印刷においても、自動的に白紙が挿入されうる。
しかしながら、画像を配置したページ数が少ないことにより白紙のページが生じているか否かをユーザが都度、確認することは手間である。
一方、ユーザが意図的に挿入した白紙のページも存在する。上述したように、図4の編集画面400においてボタン412を押下し、白紙ページの追加指示を実行することで、ユーザは意図的に白紙を挿入することができる。このような場合には、ユーザが意図して挿入した白紙か、印刷設定等に基づきシステム側で自動的に挿入した白紙かを識別可能に提示する必要がある。
本実施形態では、上記の点を考慮して、自動で挿入された白紙ページがあることの通知をユーザに行うための構成について説明する。
[処理フロー]
本実施形態に係る処理について、図12を用いて説明する。図12に示す処理フローは、製本アプリケーション201が動作する情報処理装置101のCPU103が、製本アプリケーション201に対応するプログラムを外部記憶装置106等から読み出して実行することにより実現される。本処理は、例えば、印刷画面にて印刷指示を行う際に実行してもよいし、印刷プレビュー画面を表示した際に実行されてもよい。また、本処理は、編集画面においてユーザが何らかの編集を行うたびに、編集結果を参照して実行されてもよい。
S1201にて、CPU103は、編集領域に含まれる各ページに関する情報を取得する。このとき取得される情報は例えば、編集領域に含まれる各ページに白紙ページが含まれるか否かに関する情報や、編集領域に含まれる白紙ページがユーザによって挿入されたページであるか否かに関する情報である。
S1202にて、CPU103は、S1201にて取得した情報に基づき、編集領域に含まれる各ページに白紙ページが含まれるか否かを判定する。CPU103は、編集領域に含まれる各ページに白紙ページが含まれる場合は(S1202にてYES)S1203に進み、編集領域に含まれる各ページに白紙ページが含まれない場合は(S1203にてNO)後述の通知処理を実行せず処理を終了する。
S1203にて、CPU103は、S1201にて取得した情報に基づき、編集領域に含まれる全ての白紙ページがユーザによって挿入されたページであるか否かを判定する。ユーザによって挿入された白紙ページとは、白紙ページを挿入するための指示をユーザから受け付けたことに基づいて挿入されたページである。具体的には「白ページを追加」ボタン412がユーザによって押下されることにより追加されたページである。一方、ユーザによって挿入されていない白紙ページ(自動で挿入された白紙ページ)とは、後述するようにして製本アプリケーション201によって自動で(白紙ページを挿入するためのユーザ指示無しに)挿入されたページである。CPU103は、編集領域に含まれる全ての白紙ページがユーザによって挿入されたページである場合は(S1203にてYES)後述の通知処理を実行せず処理を終了する。一方、編集領域に含まれるいずれかの白紙ページがユーザによって挿入されたページでない場合は(S1203にてNO)S1204へ進む。
S1204にて、CPU103は、白紙ページに関する情報をユーザに通知する通知処理を実行する。本処理の詳細は後述する。そして、本処理フローを終了する。
[通知]
S1204にて実行される通知処理において表示される、本実施形態に係る通知画面(通知領域)について説明する。
図13は、印刷設定画面1301を表示し、ユーザにより印刷ボタン1302が押下された際に、図12に示す処理が行われた場合に表示される画面の例を示す。印刷ボタン1302が押下され、図12のS1208の処理が行われることで、通知画面1303が表示される。すなわち、通知処理は、ユーザによって印刷指示が行われたことに応じて実行されうる。通知画面1303には、白紙ページがあることを示すメッセージを表示する。ここでのメッセージの内容は一例であり、例えば、白紙ページに相当するページの枚数やページの位置(ページ番号)に関する情報を含めてもよい。OKボタン1304がユーザにより押下された場合、現在の設定により、印刷処理が実行される。キャンセルボタン1305がユーザにより押下された場合、印刷設定画面1301へ戻る。このとき、編集画面やプレビュー画面へ遷移し、白紙ページに関する情報を表示するような遷移を行ってもよい。
図14は、本実施形態に係る通知の別の例を示す。図14は、印刷プレビュー画面1400を表示する場合に、図12に示す処理が行われた場合の通知の例を示す。すなわち、通知処理は、ユーザによって印刷プレビュー画面の表示指示が行われたことに応じて実行されうる。印刷プレビュー画面1400は、ページ順に画像を表示する表示領域1401と、印刷物における画像のレイアウトを示す表示領域1402を含んで構成される。ここでは、印刷設定に基づき、表紙(表表紙、裏表紙)を含めて8ページから構成される冊子の例を示している。
表示領域1401にて、8ページ分の領域がページ順にて示されており、ここでは、5つの画像が配置されたページと、1つの指定白紙ページが示されている。ここでの「指定白紙ページ」とは、ユーザにより挿入を指定された白紙ページを意味するものとする。指定白紙ページとしてページ1403が示されている。また、2つの白紙ページ1404が示されている。ここでは、白紙ページ1404については、枠による強調表示を行っている。なお、指定白紙ページおよび白紙ページの表示方法はこれに限定するものではなく、他の表示方法であってもよい。
表示領域1402にて、8ページ分の領域を含んで構成される印刷物に対する印刷レイアウトが示されている。ページ1405は、指定白紙ページであり、ページ1403に対応する。また、白紙ページ1406は、白紙ページ1404に対応する。白紙ページ1406についても、枠による強調表示を行っている。なお、白紙ページの表示方法は、表示領域1401と表示領域1402にて異なる表示であってもよい。メッセージ1407は、白紙ページに関する情報を通知する。なお、メッセージ1407や白紙ページの表示方法は、ユーザによる設定にて切り替え可能であってもよい。
なお、通知処理が行われるタイミングは、上述の形態に限定されない。例えば、編集画面においてユーザが何らかの編集を行うたびに、編集結果を参照して図12に示す処理が行われることで、編集画面において、通知処理が行われてもよい。また、編集画面において、自動で挿入された白紙ページが、他のページと区別可能なように強調表示されてもよい。
以上、本実施形態により、白紙ページの存在を通知することで、ユーザが意図しない白紙ページが含まれたまま印刷物が出力されることを抑制することができる。また、ユーザは、意図しない白紙ページが配置されていることを容易に認識することが可能となる。
なお、上述で説明した状況以外の状況においても、自動的に白紙ページが挿入されうる。以下にその詳細について説明する。
図15は、本発明を適用可能な他の印刷レイアウトを説明するための図である。冊子の構成として、1枚の用紙から冊子を作成する場合がある。図15(a)は、8in1の印刷設定で8つの画像を配置して印刷し、線1501の部分を切って折り曲げることで、冊子を作成する例を示している。
図15(b)は、図15(a)のような印刷物を想定した場合において、“4”で示す画像を2つの領域にまたがるように見開き設定を行ったとする(領域1511)。この場合、画像の配置指示に応じて、“8”にて示す画像は、用紙の裏面に押し出され、領域1512へ配置される。この場合に、裏面の7つの領域に相当する部分が白紙ページとして自動で挿入される。このような白紙ページそれぞれに関して、通知を行うような構成であってよい。
図15(c)は、図15(a)のような印刷物を想定した場合において、“8”に示す画像を用紙全体にまたがるように見開き設定を行ったとする。この場合、“8”に示す画像は用紙の裏面全体に配置される(領域1522)。この場合、“8”に示す画像が配置されていた領域1521が白紙ページとして自動で挿入される。この場合に、領域1521に関し、白紙ページとして、その旨を通知するような構成であってもよい。
図16(a)は、8つの画像のレイアウトが可能な領域に7つの画像がレイアウトされている場合の例を示している。“5”にて示す画像は、見開き設定がなされており、2ページ分の領域に配置されている。
図16(b)において、“2”にて示す画像が配置されたページと、“3”にて示す画像が配置されたページの間に画像Aが挿入されたとする。この場合、“3”以降の画像は後ろのページへずらされることとなるが、“5”にて示す画像は見開きページに表示される画像であるため、1つずらしたページには配置できない。これは、1つずらしたページ及び、その後ろのページは、見開きの関係にないため、画像を見開きで表示できないためである。そこで、図16(c)に示すように、画像Aが配置された位置の次の位置に自動で白紙ページを挿入することで、“5”にて示す画像の見開きが維持される。この場合に、自動で挿入された白紙ページを認識し、その旨を通知するような構成であってもよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、図14に示すように、プレビュー画面において白紙ページに関する情報を表示していた。本実施形態では、プレビュー画面における異なる表示方法について説明する。なお、第1の実施形態と重複する構成については、説明は省略する。
[通知]
図17は、本実施形態に係るプレビュー画面における白紙ページの通知方法を説明するための図である。図17は、図14に示した表示領域1401のみを抽出して示している。本実施形態では、印刷設定に応じて、プレビュー画面にて表示する方法を切り替える。
図17(a)は、印刷設定として、「2in1」、「両面印刷」、「冊子印刷」、「左とじ」の設定がなされている場合の表示例を示している。ここでは、左側をページの先頭とし、後半部分(右側)に3ページ分の白紙ページ1701が存在している旨を表示している。
図17(b)は、印刷設定として、「2in1」、「両面印刷」、「冊子印刷」、「右とじ」の設定がなされている場合の表示例を示している。ここでは、右側をページの先頭とし、後半部分(左側)に3ページ分の白紙ページ1702が存在している旨を表示している。
図17(c)は、印刷設定として、「1in1」、「両面印刷」、「冊子印刷」、「左とじ」の設定がなされている場合の表示例を示している。ここでは、左側をページの先頭とし、最後のページ(3枚目の用紙の裏側)が白紙ページであることを表示している。
上記に示す印刷設定は、図12のS1201の工程にて取得可能であり、この印刷設定に基づいて、表示を切り替える。また、上述したように、印刷設定に基づき、画像を配置可能な領域は特定されるため、画像が配置されていない領域(白紙ページ)が決定される。なお、その他の処理については、第1の実施形態にて述べた図12の処理と同様である。
以上、本実施形態により、ユーザが意図しない白紙ページが含まれる印刷物が出力されることを抑制することができる。また、ユーザは、意図しない白紙ページが配置されていることを、印刷設定に応じて変更された通知方法にて容易に認識することが可能となる。
<第3の実施形態>
第2の実施形態では、プレビュー画面において、印刷設定に応じて白紙ページの表示方法を切り替えて表示していた。本実施形態では更に、表紙設定の有無に基づき、プレビュー画面における異なる表示方法について説明する。なお、第2の実施形態と重複する構成については、説明は省略する。
[通知]
図18は、本実施形態に係るプレビュー画面における白紙ページの通知方法を説明するための図である。図18は、図14に示した表示領域1401のみを抽出して示している。本実施形態では、印刷設定に含まれる表紙設定として、冊子の表紙を設けるか否かが設定可能である。例えば、表紙設定を行った場合、表紙に対して個別に、異なる用紙を用いる設定などを行うことが可能である。そこで、表紙を用いるとの設定を行った場合には、第2の実施形態とは異なる表示を行う。
図18(a)は、印刷設定として、「2in1」、「両面印刷」、「冊子印刷」、「左とじ」、「表紙なし」の設定がなされている場合の表示例を示している。ここでは、左側をページの先頭とし、後半部分(右側)に3ページ分の白紙ページ1801が存在している旨を表示している。
図18(b)は、印刷設定として、「2in1」、「両面印刷」、「冊子印刷」、「左とじ」、「表紙あり」の設定がなされている場合の表示例を示している。ここでは、左側をページの先頭とし、表表紙1802と、裏表紙1804が設けられている。更に裏表紙1804の前に3ページ分の白紙ページ1803が存在している旨を表示している。
上記に示す印刷設定は、図12のS1201の工程にて取得可能であり、この印刷設定に基づいて、表示を切り替える。また、上述したように、印刷設定に基づき、画像を配置可能な領域は特定されるため、画像が配置されていない領域(白紙ページ)が決定される。なお、その他の処理については、第1の実施形態にて述べた図12の処理と同様である。
以上、本実施形態により、ユーザが意図しない白紙ページが含まれる印刷物が出力されることを抑制することができる。また、ユーザは、意図しない白紙ページが配置されていることを、表紙の有無に応じて変更された通知方法にて容易に認識することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101…情報処理装置、103…CPU、106…外部記憶装置、151…印刷装置、201…製本アプリケーション、202…プリンタドライバ

Claims (11)

  1. コンピュータを、
    ユーザから指定された画像を配置可能な複数のページを、ユーザ指示に基づいて編集する編集手段、
    前記複数のページに、画像が配置されていない白紙ページが含まれる場合、ユーザに通知する通知手段、
    前記編集の結果に基づいて、前記複数のページを印刷するための印刷データを生成する生成手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記コンピュータを、
    前記複数のページに前記白紙ページを追加するための追加指示をユーザから受け付ける受け付け手段としてさらに機能させ、
    前記複数のページに含まれる全ての前記白紙ページが、前記追加指示が受け付けられたことに基づいて前記複数のページに追加された前記白紙ページである場合、前記通知が実行されないことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記通知は、前記複数のページに前記白紙ページが含まれることをユーザに通知するための通知領域を表示する処理であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記編集を受け付ける編集画面が表示されている状態で、前記通知が実行されることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記複数のページの印刷結果を示すプレビュー画面が表示されている状態で、前記通知が実行されることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記印刷データに基づく印刷を実行するための印刷指示がユーザから受け付けられたことに基づいて前記通知が実行されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記通知において、前記複数のページに含まれる前記白紙ページの数が通知されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 前記通知において、前記複数のページに含まれる前記白紙ページの番号が通知されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    前記複数のページに含まれる所定のページに配置されている画像を、前記所定のページに隣接する隣接ページと前記所定のページとにまたがって配置するための配置指示をユーザから受け付ける手段、
    前記配置指示が受け付けられたことに基づいて、前記複数のページに前記白紙ページを追加する追加手段
    として更に機能させ、
    前記配置指示が受け付けられたことに基づいて前記複数のページに追加された前記白紙ページが前記複数のページに含まれる場合、前記通知が実行されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. ユーザから指定された画像を配置可能な複数のページを、ユーザ指示に基づいて編集する編集手段と、
    前記複数のページに、画像が配置されていない白紙ページが含まれる場合、ユーザに通知する通知手段と、
    前記編集の結果に基づいて、前記複数のページを印刷するための印刷データを生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理装置の制御方法であって、
    ユーザから指定された画像を配置可能な複数のページを、ユーザ指示に基づいて編集する編集ステップと、
    前記複数のページに、画像が配置されていない白紙ページが含まれる場合、ユーザに通知する通知ステップと、
    前記編集の結果に基づいて、前記複数のページを印刷するための印刷データを生成する生成ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
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