JP2020008349A - 推定装置および推定方法 - Google Patents

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雄大 渡辺
石川 幸男
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Hiroyuki Konishi
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Abstract

【課題】SOC推定の精度を向上させることができる推定装置および推定方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る推定装置は、第1推定部と、第2推定部と、第3推定部と、変更部とを備える。第1推定部は、電池の等価回路モデルに基づいて電池の充電状態を推定する。第2推定部は、電流積算方式により充電状態を推定する。第3推定部は、第1推定部の推定結果および第2推定部の推定結果のそれぞれに重みを付与して最終的な充電状態を推定する。変更部は、電池から出力される電流の電流値に応じて重みを変更する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、推定装置および推定方法に関する。
従来、HEV(Hybrid Electric Vehicle)やEV(Electric Vehicle)に搭載されるリチウムイオン二次電池(LIB:Lithium-Ion rechargeable Battery)等の充電状態(SOC:State Of Charge)を推定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−190274号公報
しかしながら、上述した従来技術には、SOC推定の精度を向上させるうえで、更なる改善の余地がある。
たとえば、上述した従来技術は、SOC推定の所定のアルゴリズムとして電流積算方式を用いているが、そもそも電流積算方式には、初期値誤差や電流センサの測定誤差等が蓄積されてしまうというデメリットがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、SOC推定の精度を向上させることができる推定装置および推定方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る推定装置は、第1推定部と、第2推定部と、第3推定部と、変更部とを備える。第1推定部は、電池の等価回路モデルに基づいて前記電池の充電状態を推定する。第2推定部は、電流積算方式により前記充電状態を推定する。第3推定部は、前記第1推定部の推定結果および前記第2推定部の推定結果のそれぞれに重みを付与して最終的な前記充電状態を推定する。変更部は、前記電池から出力される電流の電流値に応じて前記重みを変更する。
実施形態の一態様に係る推定装置および推定方法は、SOC推定の精度を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る推定装置の概要構成および動作の説明図である。 図2は、実施形態に係る推定装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る電池の等価回路モデルを示す説明図である。 図4は、実施形態に係る第3推定部の概要構成および動作の説明図である。 図5は、実施形態に係る電流センサの特性を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る推定装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する推定装置および推定方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
以下では、HEV(Hybrid Electric Vehicle)やEV(Electric Vehicle)等の車両を走行させるモータ10へ電力を供給する電池11の充電状態(SOC:State Of Charge)を推定する推定装置1を例に挙げて説明する。
電池11は、例えば、リチウムイオン二次電池(LIB:Lithium-Ion rechargeable Battery)である。なお、実施形態に係る推定装置1は、車両に搭載される電池11に限らず、例えば、HEMS(Home Energy Management System)等で使用される任意の二次電池のSOCを推定することもできる。
図1は、実施形態に係る推定装置1の概要構成および動作の説明図である。図1に示すように、推定装置1は、第1推定部2と、第2推定部3と、第3推定部4と、変更部5とを備える。
第1推定部2には、電池11からモータ10へ出力される電流を検出する電流センサ12から電池11の電流値が入力され、電池11からモータ10へ出力される電圧を検出する電圧センサ13から電池11の電圧値が入力される。
かかる第1推定部2は、電池11の電流値および電圧値から電池11の等価回路モデルに基づき電池11のSOCを推定し(ステップS1)、推定結果を第3推定部4へ出力する。
第2推定部3には、電流センサ12から電池11の電流値が入力される。かかる第2推定部3は、電池11の電流値から電流積算方式に基づき電池11のSOCを推定し(ステップS2)、推定結果を第3推定部4へ出力する。
第3推定部4は、第1推定部2および第2推定部3の推定結果に重みを付与し、最終的なSOCを推定する(ステップS3)。第3推定部4は、推定した最終的なSOCを上位ECU(Electronic Control Unit)14へ出力する。なお、上位ECU14は、車両全体を統括制御する制御装置である。
ここで、電流センサ12による電流値の検出精度は、電流値が比較的大きい場合と、電流値が比較的小さい場合とで変動することがある。そこで、変更部5は、電流センサ12から入力される電流値に応じて、第1推定部2および第2推定部3の推定結果に付与される重みを変更する(ステップS4)。これにより、第3推定部4は、電流センサ12による電流値の検出精度が変動しても最終的なSOCの推定精度を向上させることができる。
次に、図2を参照し、実施形態に係る推定装置1の構成の一例について説明図する。図2は、実施形態に係る推定装置1の構成の一例を示すブロック図である。ここでは、図2に示す構成要素のうち、図1に示す構成要素と同一の構成要素については、図1に示す符号と同一の符号を付することにより、重複する説明を省略する場合がある。
推定装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
推定装置1は、前述したように、電流センサ12から入力される電池11の電流値と、電圧センサ13から入力される電圧値とから電池11のSOCを推定して上位ECU14へ出力する装置である。
図2に示す例では、電流センサ12は、小電流用センサ12aと、大電流用センサ12bとを備える。小電流用センサ12aは、電池11から出力される比較的小さい電流の電流値を出力する。
大電流用センサ12bは、電池11から出力される比較的大きい電流の電流値を出力する。これら小電流用センサ12aおよび大電流用センサ12bの特性については、図5を参照して後述する。
上位ECU14は、電池11のSOCや車両の走行状態に応じて、推定装置1へ電池11の充放電指令を出力する。なお、図2には、電池11のSOCを推定するために必要な構成要素を選択的に図示しているが、推定装置1は、上位ECU14から電池11の充放電指令が入力される場合には、モータ10と電池11とを接離可能に接続するリレー15の駆動制御も行う。
推定装置1は、図2に示すように、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する第1推定部2、第2推定部3、第3推定部4、および変更部5を備える。
なお、推定装置1が備える第1推定部2、第2推定部3、第3推定部4、および変更部5は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
第1推定部2は、RLS(Recursive Least Square)パラメータ推定部21と、OCV(Open Circuit Voltage)−SOC推定部22とを備える。RLSパラメータ推定部21は、電池11の電流値および電圧値から電池11の等価回路モデルに基づき電池11のOCVを推定してOCV−SOC推定部22へ出力する。OCV−SOC推定部22は、RLSパラメータ推定部21から入力されるOCVから電池11のSOCを推定して第3推定部4へ出力する。
ここで、図3を参照し、第1推定部2によるSOCの推定手順について説明する。図3は、実施形態に係る電池11の等価回路モデルを示す説明図である。第1推定部2は、電池11の等価回路モデルにおいてRLSとEKF(Extended Kalman Filter)を用いたアルゴリズムによってSOCを推定する。
かかる第1推定部2は、電池11の等価回路モデルにおいて端子電圧の推定式としてRLSを用い、図3に示す等価回路モデルにおける抵抗値R,Rおよび静電容量Cを推定し、これらと電流積算方式によるSOCを用いたEKFにてSOCを推定する。
なお、電流積算方式の演算式は公知であり、第2推定部3がSOCの推定に使用する演算式であるが、先に式(1)「SOC(k+1)=SOC(k)+電流積分/FCC」として示しておく。ここで、kは、離散化した時間のインデックスであり、換言すれば、ステップ数である。また、FCCは、満充電容量と呼ばれる定数である。
また、図3に示す抵抗値Rは電解質中のリチウムイオンの物質移動に対する抵抗で、(R,C)は抵抗値Rの抵抗素子ならびに静電容量Cからなる並列回路における界面電荷移動抵抗を示す。また、端子電圧をuLと、電流をiと、それぞれ定義する。
また、電流iやステップ数(k−1)の端子電圧uL等にかかる係数をb0,b1,a1,fと定義した場合に、図4に示す等価回路モデルにおいては、端子電圧uL(k)は、
Figure 2020008349
式(2)のようにあらわすことができる。
ここで、公知ではあるが、RLSによる演算式を示しておく。まず、φ(k)およびθを下記式(3),(4)のように定義する。^Tは転置である。
Figure 2020008349
Figure 2020008349
そのうえで、下記式(5)に示すように初期値を設定する。
Figure 2020008349
ここで、Pは推定誤差の共分散行列である。γは大きな正数でたとえば「10」であり、λは忘却係数でたとえば「0.99」である。
そして、逐次処理として、下記式(6)〜(8)が演算される。e(k)は誤差信号を示す。
Figure 2020008349
Figure 2020008349
Figure 2020008349
そして、前述の抵抗値R,R、静電容量Cおよび開放電圧uOCVは、θからの下記逆算式(9)により求めることができる。
Figure 2020008349
続いて、第1推定部2は、EKFを用いてSOCを推定する。EKFも公知ではあるが、以下に示しておく。状態ベクトルx(k)および出力y(k)を、
Figure 2020008349
式(10)とし、F(k),G(k),h(k)をそれぞれ、
Figure 2020008349
Figure 2020008349
Figure 2020008349
式(11),(12),(13)とすれば、電池11の状態空間モデルx(k+1)は、
Figure 2020008349
式(14)のようになる。また、出力y(k)は、
Figure 2020008349
式(15)のように書き換えることができる。なお、式(14)のw(k),式15のv(k)は、平均値0,共分散Q,Rの正規白色雑音である。かかる状態空間モデルx(k+1)および出力y(k)に基づいて、第1推定部2は、電池11のSOCを推定する。そして、第1推定部2は、SOCの推定結果を第3推定部4へ出力する。
図2へ戻り、第2推定部3は、クーロンカウント部31を備える。クーロンカウント部31は、電池11に流入した電流と、電池11流出した電流を測定することで電池11の残量を求める。クーロンカウント部31は、電流検出抵抗を使用して充電時に蓄えられた電流量を積算しておき、放電時に流出した電流量を算出することによって、電池11の残量を算出する。
かかるクーロンカウント部31は、上記した式(1)の演算を行うことによって電流積算方式に基づくSOCを算出(推定)する。そして、クーロンカウント部31は、推定したSOCを第3推定部へ出力する。
第3推定部4は、重付部41とSOC推定部42とを備える。重付部41は、第1推定部2から入力されるSOCの推定結果と、第2推定部3から入力されるSOCの推定結果とに重みを付与してSOC推定部42へ出力する。SOC推定部42は、重付部41から入力される重みが付与されたSOCの推定結果をすることによって、最終的なSOCを推定する。
ここで、図4を参照し、第3推定部4によるSOCの推定手順について説明する。図4は、実施形態に係る第3推定部4の概要構成および動作の説明図である。図4に示すように、第3推定部4は、重付部41とSOC推定部42とを備える。
重付部41は、第1増幅部43と第2増幅部44とを備える。また、SOC推定部42は、加算部45と備える。第1増幅部43には、第1推定部2から電池11の等価回路モデルに基づき推定されたSOCの推定結果SOC(k)が入力される。
また、第1増幅部43には、変更部5からゲインαが入力される。第1増幅部43は、第1推定部2によるSOCの推定結果をゲインα倍に増幅し、つまり、第1推定部2の推定結果に重みαを付与して生成したαSOC(k)を加算部45へ出力する。
第2増幅部44には、第2推定部3から電流積算方式に基づき推定されたSOCの推定結果SOC(k)が入力される。また、第2増幅部44には、変更部5からゲイン1−αが入力される。
第2増幅部44は、第2推定部3によるSOCの推定結果をゲイン1−α倍に増幅し、つまり、第2推定部3の推定結果に重み1−αを付与して生成した(1−α)SOC(k)を加算部45へ出力する。
加算部45は、第1増幅部43からの入力と、第2増幅部44からの入力とを加算して最終的なSOCの推定結果SOC(k)=αSOC(k)+(1−α)SOC(k)を生成し、上位ECU14へ出力する。
図2へ戻り、変更部5は、電流センサ12から入力される電流値に応じて、上記したゲインαおよびゲイン1−αの値を変更することによって、第1推定部2の推定結果に付与する重みα、および第2推定部3の推定結果に付与する重み1−αを変更する。
かかる変更部5は、電流判定部51と、重み変更部52とを備える。電流判定部51は、電流センサ12から入力される電流値が所定値以上か否かを逐次判定し、判定結果を重み変更部52へ出力する。
重み変更部52は、電流センサ12によって検出される電流値が所定値以上である場合に、電流値が所定値未満である場合よりも第2推定部3の推定結果に付与する重み1−αを軽減することによって最終的なSOCの推定精度を向上させる。
ここで、図5を参照し、かかる変更部5の動作によって最終的なSOCの推定精度が向上する理由について説明する。図5は、実施形態に係る電流センサ12の特性を示す説明図である。
図5に示すように、小電流用センサ12aは、0(A)から100(A)未満までの電流値を検出するセンサであり、例えば、ホール素子を備える電流検出器である。また、大電流用センサ12bは、100(A)以上、1000(A)以下の電流値を検出するセンサであり、例えば、シャント抵抗を備える電流検出器である。
このように、大電流用センサ12bは、小電流用センサ12aに比べて検出する電流値の範囲が広いため分解能が小電流用センサ12aよりも低くなり、その結果、電流値の検出精度が小電流用センサ12aに比べて低くなる。つまり、電流センサ12は、100(A)以上の電流値を検出する場合には、100(A)未満の電流値を検出する場合よりも電流値の検出結果の信頼性に欠ける。
このため、電流センサ12によって100(A)以上の電流値が検出される場合、電流値だけに基づいてSOCを推定する第2推定部3の推定結果は、電流値および電圧値の双方に基づいてSOCを推定する第1推定部2の推定結果に比べて依頼性が低下する。
そこで、変更部5は、例えば、電流センサ12によって検出される電流値が100(A)以上である場合、電流値が100(A)未満である場合よりも第2推定部3の推定結果に付与する重み1−αを軽減するように第3推定部4へゲインαの変更指示を出力する。
これにより、推定装置1は、電流値だけに基づく第2推定部3によるSOCの推定結果の寄与度を低減させ、電流値および電圧値に基づく第1推定部2の寄与度を増大させて最終的なSOCを推定することになるので、SOCの推定精度を向上させることができる。
次に、図6を参照し、実施形態に係る推定装置1が実行する処理の一例について説明する。図6は、実施形態に係る推定装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。推定装置1は、車両の電源がONになっている期間に、図7に示す処理を所定周期で繰り返し実行する。
図6に示すように、推定装置1は、まず、第1推定部2および第2推定部3によりSOC推定を行い(ステップS101)、前回検出された電流値が所定値未満か否かを判定する(ステップS102)。
推定装置1は、前回検出された電流値が所定値未満であると判定した場合(ステップS102,Yes)、今回検出された電流値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。
そして、推定装置1は、今回検出された電流値が所定値以上であると判定した場合(ステップS103,Yes)、第2推定部3の推定結果に付与する重みを軽減する(ステップS104)。
このとき、推定装置1は、第1増幅部43のゲインαを増大させる。これにより、第2増幅部44のゲイン1−αが低減される。その結果、第1推定部2の推定結果に付与される重みが増大され、第2推定部3の推定結果に付与される重みが軽減される。その後、推定装置1は、処理をステップS105へ移す。
また、推定装置1は、ステップS103において今回検出された電流値が所定値以上でないと判定した場合(ステップS103,No)、処理をステップS105へ移す。また、推定装置1は、ステップS102において、前回検出された電流値が所定値未満でないと判定した場合(ステップS102,No)、今回検出された電流値が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS106)。
そして、推定装置1は、今回検出された電流値が所定値未満であると判定した場合(ステップS106,Yes)、第2推定部3の推定結果に付与する重みを増大させる(ステップS107)。
このとき、推定装置1は、第1増幅部43のゲインαを低減させる。これにより、第2増幅部44のゲイン1−αが増大される。その結果、第1推定部2の推定結果に付与される重みが軽減され、第2推定部3の推定結果に付与される重みが増大される。その後、推定装置1は、処理をステップS105へ移す。
また、推定装置1は、ステップS106において、今回検出された電流値が所定値未満でないと判定した場合(ステップS106,No)、処理をステップS105へ移す。ステップS105において、推定装置1は、第3推定部による最終的なSOC推定を行い、処理を終了する。その後、推定装置1は、再度、ステップS101から処理を開始する。
なお、上述した実施形態では、電流センサ12が小電流用センサ12aと大電流用センサ12bとを備える場合について説明したが、電流センサ12は、電池11の出力可能な下限値から上限値までの電流値を検出する1つの電流検出器を備える場合もある。
かかる場合、電流センサ12によって検出される電流値が所定値(例えば、100(A))未満の非常に小さい値の場合、電流センサ12の検出結果にノイズが混入すると、検出結果がノイズに大きく左右される。
一方、電流センサ12によって検出される電流値が所定値(例えば、100(A))以上であり、十分大きな電流値である場合、電流センサ12の検出結果にノイズ混入しても、検出結果がノイズに大きく左右されることがない。
このように、電流センサ12が1つのセンサによって構成される場合、電流センサ12の検出結果は、検出される電流値が所定値未満の場合に信頼性が低下する恐れがある。
そこで、推定装置1は、電池11の出力可能な下限値から上限値までの電流値を検出する電流センサ12によって所定値未満の電流値が検出される場合に、所定値以上の電流値が検出される場合よりも、第2推定部3の推定結果に付与する重みを軽減する。
これにより、推定装置1は、電流値の検出結果の信頼性が不十分な所定値未満の電流値が検出される場合には、電流値だけに基づきSOCを推定する第2推定部3の推定結果が最終的なSOCの推定結果に及ぼす影響を低減することができる。
したがって、推定装置1は、電流センサ12が電池11の出力可能な下限値から上限値までの電流値を検出する1つのセンサによって構成される場合に、第3推定部4によって推定される最終的なSOCの推定精度を向上させることができる。
また、推定装置1は、検出される電流値が所定値未満で第2推定部3の推定結果に付与する重みを軽減する場合、検出される電流値が低い程、第2推定部3によるSOCの推定結果に付与する重みを大きく軽減する。
これにより、推定装置1は、電流値が小さくなるにつれて低下する電流値の信頼性の高さに応じた適切な重みを第2推定部3の推定結果に付与することにより、第3推定部4によって推定される最終的なSOCの推定精度を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 推定装置
10 モータ
11 電池
12 電流センサ
12a 小電流用センサ
12b 大電流用センサ
13 電圧センサ
14 上位ECU
15 リレー
2 第1推定部
21 RLSパラメータ推定部
22 OCV−SOC推定部
3 第2推定部
31 クーロンカウント部
4 第3推定部
41 重付部
42 SOC推定部
43 第1増幅部
44 第2増幅部
45 加算部
5 変更部
51 電流判定部
52 重み変更部

Claims (5)

  1. 電池の等価回路モデルに基づいて前記電池の充電状態を推定する第1推定部と、
    電流積算方式により前記充電状態を推定する第2推定部と、
    前記第1推定部の推定結果および前記第2推定部の推定結果のそれぞれに重みを付与して最終的な前記充電状態を推定する第3推定部と、
    前記電池から出力される電流の電流値に応じて前記重みを変更する変更部と
    を備えることを特徴とする推定装置。
  2. 前記変更部は、
    所定値未満の前記電流値を検出する第1センサと、前記所定値以上の前記電流値を検出する第2センサとのうち、前記第2センサによって前記電流値が検出される場合に、前記第1センサによって前記電流値が検出される場合よりも、前記第2推定部の推定結果に付与する重みを軽減する
    ことを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記変更部は、
    前記電池の出力可能な下限値から上限値までの前記電流値を検出するセンサによって所定値未満の前記電流値が検出される場合に、前記所定値以上の電流値が検出される場合よりも、前記第2推定部の推定結果に付与する重みを軽減する
    ことを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  4. 前記変更部は、
    前記センサによって検出される前記電流値が低い程、前記第2推定部の推定結果に付与する重みを大きく軽減する
    ことを特徴とする請求項3に記載の推定装置。
  5. 電池の等価回路モデルに基づいて前記電池の充電状態を推定する第1推定工程と、
    電流積算方式により前記充電状態を推定する第2推定工程と、
    前記第1推定工程の推定結果および前記第2推定工程の推定結果のそれぞれに重みを付与して最終的な前記充電状態を推定する第3推定工程と、
    前記電池から出力される電流の電流値に応じて前記重みを変更する変更工程と
    を含むことを特徴とする推定方法。
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