JP2020007105A - 給紙カセット及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙セットの作業性を低下させずにリフト板上昇時の用紙の飛び出しを防ぐことのできる給紙カセットを提供する。【解決手段】用紙を収容する本体部21と、前記本体部21内に昇降可能に設けられて、用紙が積載されるリフト板23と、前記幅方向に沿ってスライドして前記リフト板23に積載される用紙の両側縁に当接して前記幅方向において用紙を整合する一対のサイドカーソル27と、前記一対のサイドカーソル27のそれぞれの側面に沿って上下方向に移動可能に支持され、前記側面から前記リフト板23に積載される用紙の上方に突出して該用紙の飛び出しを規制する規制部材33と、前記リフト板23の下降に連動して、下降した前記リフト板23に用紙が満載された際の最上位の用紙の高さよりも高い位置に前記規制部材33を上昇させ、前記リフト板23の上昇に連動して、前記規制部材33を下降させる連動機構31と、を備えている。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像が形成される用紙を収容する給紙カセット及び画像形成装置に関する。
複合機やプリンター等の画像形成装置は、着脱可能な給紙カセットを備えている。給紙カセットには、用紙が載置されるリフト板が備えられている。リフト板は昇降可能であり、用紙を収容する際には下降させて用紙を積載し、給紙カセットが装着されると上昇して、最上位の用紙をピックアップローラーに当接させるようになっている。
給紙カセットによっては、リフト板がバネで付勢されて上昇する場合がある。この場合、リフト板に載置された用紙の枚数が少ないと、リフト板がバネで付勢された際に、その勢いで用紙が飛ばされて用紙の位置がずれることがある。用紙の位置がずれると、用紙の搬送不良等が生じる虞がある。
特許文献1に記載の給紙カセットは、リフト板に載置された用紙の幅方向の位置を規制する一対のサイドカーソルを備え、一対のサイドカーソルのそれぞれには、リフト板の上方に突出する規制片が設けられている。このような規制片を設けることで、リフト板に載置される用紙の枚数が制限されるとともに、リフト板上昇時の用紙の飛び出しを防ぐことも可能となる。
特開2013−216440号公報
しかしながら上記特許文献1に記載されている給紙カセットでは、リフト板の上方に規制片が常に突出しているので、用紙をセットする際に規制片が干渉して、用紙セットの作業性が低下するという問題がある。
そこで本発明は上記事情を考慮し、用紙セットの作業性を低下させずにリフト板上昇時の用紙の飛び出しを防ぐことのできる給紙カセットを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の給紙カセットは、所定の給送方向に沿って送り出される用紙を収容する本体部と、前記本体部内に昇降可能に設けられて、用紙が積載されるリフト板と、前記給送方向と直交する幅方向に対向して配置され、前記幅方向に沿ってスライドして前記リフト板に積載される用紙の両側縁に当接して前記幅方向において用紙を整合する一対のサイドカーソルと、前記一対のサイドカーソルのそれぞれの側面に沿って上下方向に移動可能に支持され、前記側面から前記リフト板に積載される用紙の上方に突出して該用紙の飛び出しを規制する規制部材と、前記リフト板の下降に連動して、下降した前記リフト板に用紙が満載された際の最上位の用紙の高さよりも高い位置に前記規制部材を上昇させ、前記リフト板の上昇に連動して、前記規制部材を下降させる連動機構と、を備えていることを特徴とする。
本発明の給紙カセットは、前記規制部材は、前記リフト板に積載される用紙の上方に突出した突出姿勢から前記用紙の上方から退避した退避姿勢へ下方向に回動可能に設けられ、前記リフト板に用紙が満載された際の最上位の用紙の高さよりも、前記突出姿勢から前記退避姿勢への前記規制部材の回動範囲だけ高い位置に上昇することを特徴としてもよい。
本発明の給紙カセットは、前記連動機構は、前記一対のサイドカーソルのそれぞれに上下方向にスライド可能に支持されて、前記規制部材を支持するホルダー部材と、前記一対のサイドカーソルのそれぞれに回動可能に支持されて、前記リフト板に当接する第1作動片と、前記ホルダー部材に当接する第2作動片と、を有するリンク部材と、前記リンク部材を、前記第1作動片が前記リフト板に当接する第1方向に回動するように付勢する付勢部材と、を有し、前記リフト板が下降すると、前記第1作動片が前記付勢部材の付勢力に抗して押し下げられて前記リンク部材が前記第1方向とは反対の第2方向に回動して、前記第2作動片が前記ホルダー部材を押し上げることで前記規制部材が上昇し、前記リフト板が上昇すると、前記付勢部材によって前記リンク部材が前記第1方向に回動して、前記第2作動片による前記ホルダー部材の押し上げが解除され該ホルダー部材が下方へスライドすることで前記規制部材が下降することを特徴としてもよい。
本発明の画像形成装置は、前記に記載の給紙カセットと、前記給紙カセットが着脱可能に装着されるカセット収容部と、前記カセット収容部に装着された前記給紙カセットから用紙を給送する給送部と、前記給送部によって前記給紙カセットから給送された用紙に画像を形成する画像形成部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、リフト板が上昇する際、規制部材は規制姿勢に移動して用紙の飛び出しを規制する。一方、用紙をセットする際は、規制部材は用紙で押し下げられて回動するので、用紙のセット作業を妨げない。
本発明の一実施形態に係るプリンターを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、給紙カセットと給送部とを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットにおいて、リンク機構と規制部材とを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットにおいて、リフト板下降時に突出姿勢に回動した規制部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットにおいて、リフト板下降時に退避姿勢に回動した規制部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットにおいて、リフト板下降時のリンク機構を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットにおいて、リフト板上昇時に突出姿勢に回動した規制部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る給紙カセットにおいて、リフト板上昇時のリンク機構を示す側面図である。 本発明の位置実施形態に係る給紙カセットにおいて、用紙満載時の規制部材の回動を説明する断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及び給紙カセットについて説明する。
まず、図1を参照して、画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。各図のFr、Rr、L、Rはそれぞれプリンター1の前側、後側、左側、右側を示す。
プリンター1は、中空部を有する略直方体形状の筐体3を備えている。筐体3の下部には、給紙カセット5が着脱可能に装着されるカセット収容部7が形成されている。カセット収容部7の前面には開口7aが形成されている。
筐体3内には、カセット収容部7に装着された給紙カセット5から用紙を搬送方向に沿って送り出す給送部9と、送り出された用紙にトナー像を形成する画像形成部11と、が設けられている。筐体3の上面には、トナー像が形成された用紙が積載される排出トレイ13が形成されている。さらに、筐体3内には、給送部9から画像形成部11を通って排出トレイ13に向かって用紙が搬送される搬送経路が形成されている。
次に、給紙カセット5と給送部9について、図2及び図3を参照して説明する。図2は給紙カセットと給送部の断面図、図3は給紙カセットを示す斜視図である。
給紙カセット5は、前述のようにカセット収容部7に装着され、開口7aを通して前方に引き出すことでカセット収容部7から取り出される。給送部9は、カセット収容部7の前部の上方に設けられ、給紙カセット5から搬送経路に向けて用紙を送り出す。用紙が送り出される方向を用紙の給送方向Yとし、給送方向Yと直交する方向を用紙の幅方向Wとする。
まず、給紙カセット5について説明する。給紙カセット5は、本体部21と、本体部21に昇降可能に支持されるリフト板23と、リフト板23と本体部21との間に配置される付勢部材としてのボトムバネ25(図2参照)と、本体部21に幅方向Wにスライド可能に支持される一対のサイドカーソル27と、本体部21に給送方向Yにスライド可能に支持されるエンドカーソル29(図3参照)と、一対のサイドカーソル27のそれぞれに設けられた規制部材33(図2参照)及び規制部材33を移動させる連動機構としてのリンク機構31(図2及び図3には図示省略)と、を備えている。
本体部21は、上面が開口した浅いトレイ形状であり、底板21aと、前側板21bと、左右の側板21cと、を有している。
底板21aは、最大サイズの用紙を載置可能な寸法を有している。底板21aの前端部(給送方向Yの上流側端部)には、リフト板23を上昇不能に維持するためのロック板41(図2参照)が、幅方向Wにスライド可能に支持されている。ロック板41は、底板21aの幅の半分程度の長さの細長い板片であり、一端には被押圧部が形成され、他端には係合部43が形成されている。ロック板41は、被押圧部が、本体部21の右側板21cに形成された開口から外側に突出するように付勢部材によって付勢されている。給紙カセット5がカセット収容部7に装着されると、カセット収容部7に設けられた押圧部によって被押圧部が押圧されて、付勢部材の付勢力に抗してロック板41が内方向(底板の幅方向Wの中心に向かう方向)にスライドするようになっている。
前板21bの外側(前側)の面には、カバー板45が固定されている。カバー板45は、給紙カセット5がカセット収容部7に装着されると、筐体3の開口7aを閉じる。前板21bの内側(後側)の面には、幅方向Wの中央部に、分離ローラー47が回転可能に支持されている。また、左右の側板21cの前端部には、それぞれ上下方向に沿ったスリット49が形成されている(図3参照)。さらに、左右の側板21cの内側の面には、給送方向Yにおける略中央部には、それぞれピン51(図2参照)が同軸上に立設されている。
リフト板23は、本体部21の底板21aと同等の幅と、底板21aの長さよりも短い長さと、を有する平板であり、給送方向Yにおける用紙Sの下流側の部分が積載可能となっている。図3に示されるように、リフト板23の左右端部には、サイドカーソル27が通過するための矩形状の切り欠き23aが形成され、後端部には、エンドカーソル29が通過するための矩形状の切り欠き23bが形成されている。
また、図3に示されるように、リフト板23の左右側縁の前端部(給送方向Yの上流側端部)には、外方向に突出する左右の突片23cが形成されている。左右の突片23cは、本体部21の左右側板21cのスリット49にそれぞれ挿入されている。図2に示されるように、リフト板23の左右側縁の後端部(給送方向Yの下流側端部)には、上向きに屈曲する左右の支持片23dが形成されている。左右の支持片23dは、本体部21の左右側板21cのピン51にそれぞれ係合している。リフト板23は、ピン51を中心として上下方向に回動することで、本体部21の底板21a上に重ねられる水平姿勢と、各突片23cが各スリット49の上縁に係止されるまで前方に向かって上向き傾斜する傾斜姿勢との間を昇降する。
図2に示されるように、リフト板23の前端部(給送方向Yの下流側端部)の幅方向W中央部には、下方に突出する係合片55が形成されている。係合片55は、側面視にてL字状であり、矩形状の開口の右側縁から下方に屈曲するベース片と、ベース片の下端から左方に屈曲する先端片と、を有している。
リフト板23が下降すると、係合片55がロック板41の係合部43に当接して、係合部43を下方に押圧する。すると、係合部43が左方向に案内されて、付勢部材の付勢力に抗してロック板41が内方向に移動する。リフト板23がさらに下降して係合片55が係合部43から下方に離間すると、ロック板41は付勢部材で付勢されて外方向にスライドして、係合部43が係合片55に係合する。これにより、リフト板23とロック板41とが係合して、リフト板23は下降位置に上昇不能にロックされる。一方で、給紙カセット5がカセット収容部7に装着されると、前述のように、ロック板41が付勢部材の付勢力に抗して内方向へスライドして、係合部43が係合片55から離間する。これにより、リフト板23とロック板41との係合が解除され、リフト板23の下降位置でのロックが解除されて、リフト板23は上昇可能となる。
ボトムバネ25は、コイルスプリングであり、本体部21の底板21aとリフト板23の前端部との間に配置されている。詳細には、ボトムバネ25は、リフト板23の係合片55よりも前方の端部と、本体部21の底板21aとの間に配置されている。ボトムバネ25は、リフト板23を底板21aに対して上方に付勢する。前述のように、給紙カセット5がカセット収容部7に装着されて、リフト板23が上昇可能となると、リフト板23はボトムバネ25で付勢されて、ピン51を中心として上昇位置へ回動する。
一対のサイドカーソル27は、図2に示されるように、それぞれ、底板21aに対して直立する規制板27aと、規制板27aの下端から屈曲するラック板27bと、を有している。規制板27aは、リフト板23の左右の切り欠き23a内に幅方向Wに対向して配置される。ラック板27bは、左右方向にスライド可能に底板21aに支持されて、底板21aに支持されたピニオン57と噛み合っている。これにより、一対のサイドカーソル27は、互いに接近する方向及び離間する方向に同期してスライドする。一対のサイドカーソル27を互いに接近する方向にスライドさせて、規制板27aをリフト板23に載置された用紙の両側縁に当接させることで、用紙が幅方向Wに整合される。
エンドカーソル29は、底板21aに対して直立する規制板と、規制板の下縁から屈曲するスライド板と、を有している。規制板は、前方に向く姿勢に配置される。スライド板は、底板21aに給送方向Yに沿ってスライド可能に支持されて、底板21aの後端部(給送方向Yの上流側端部)とリフト板23の切り欠き23bとの間をスライドする。エンドカーソル29を前方に向けてスライドさせて、規制板をリフト板23に載置された用紙の後端縁に当接させることで、用紙が給送方向Yに整合される。
次に、リンク機構31と規制部材33とについて、図4〜図9を参照して説明する。図4はリンク機構と規制部材とを示す斜視図、図5はリフト板下降時に突出姿勢に回動した規制部材を示す斜視図、図6はリフト板下降時に退避姿勢に回動した規制部材を示す斜視図、図7はリフト板下降時のリンク機構を示す側面図、図8はリフト板上昇時に突出姿勢に回動した規制部材を示す斜視図、図9はリフト板上昇時のリンク機構を示す側面図である。
リンク機構31は、リンク部材61とホルダー部材63とで構成されている。リンク部材61とホルダー部材63は、サイドカーソル27の規制板27aの前端部に支持されている。規制板27aの前端部(給送方向Yの下流側端部)の上部には、矩形状のスリット27cが上下方向に沿って形成されている(図5〜図9参照)。また、規制板27aの外側の面には、スリット27cの周囲に、凹部27dが形成されている(図4、図7及び図9参照)。
図7及び図9に示されるように、リンク部材61は、略L字状に形成され、回動支点65と、回動支点65から径方向に沿って延びる第1作動片としての作動片67と、回動支点65から径方向に沿って延びる第2作動片としての押圧片69と、を有している。押圧片69の内側の面69aは、回動支点65の側から先端側に向かって、回動支点65からの距離(カム半径とする)が徐々に長くなるカム面を形成している。作動片67と押圧片69とは、回動支点65を中心として鈍角を成している。
回動支点65は、各規制板27aの凹部27dの下方に回動可能に支持されている。作動片67は、回動支点65から、規制板27aの前縁を越えてリフト板23の下方へ延びている。リンク部材61は、回動支点65を中心として作動片67が上方に回動する第1方向(図7及び図9の時計回り方向)に、ねじりコイルバネ68によって付勢されている。
図7に示されるようにリフト板23が下降すると、作動片67が押し下げられて、リンク部材61は、ねじりコイルバネ68の付勢方向とは反対の第2方向(図7の反時計回り方向)に回動する。一方で、図9に示されるようにリフト板23が上昇すると、作動片67のリフト板23による押し下げが解除されて、リンク部材61はねじりコイルバネ68で付勢され、作動片67がリフト板23に当接するまで第1方向(時計回り方向)に回動する。
ホルダー部材63は、略U字状に形成され、略半円状のベース部71と、ベース部71に間隔を開けて立設した一対のアーム部73と、を有している。ベース部71の下面71aは半円状に形成されている。一対のアーム部73の一方のアームは、ベース部71から上方に向かって直線状に形成されている。一対のアーム部73の他方のアームは、ベース部71から上方に向かって直線状に延び、長さ方向の中央付近で外方向に屈曲した後、上方に向かって直線状に延びている。一対のアーム部73の先端部の間には、支軸75が接続している。
ホルダー部材63は、各規制板27aの凹部27dに収容されている。ベース部71はスリット27cに重なり、一対のアーム部73はスリット27cの両側で、外側の面が凹部27dの両側面にそれぞれ接触している。一対のアーム部73の上端面と凹部27dの上端面との間には、それぞれバネ77が配置されている。各バネ77は、ホルダー部材63を下方に付勢して、ベース部71の下面71aを、リンク部材61の押圧片69のカム面69a(内側の面)に当接させている。リンク部材61が回動することで、ベース部71の下面71aに当接するカム面69aのカム半径が変わり、ホルダー部材63が凹部27d内を昇降するようになっている。
規制部材33は略直方体状の部材であり、一方の端面と上面との間には、端面に向かって下向きの傾斜面33aが形成されている(図5、図8及び図10参照)。規制部材33は、他方の端部が、ホルダー部材63の支軸75に回動可能に支持されている。規制部材33は、各規制板27aのスリット27cを通って凹部27dからリフト板23に載置された用紙の上方に平面視において重なるように突出する突出姿勢(図5参照)と、リフト板23に載置された用紙の上方から平面視において重ならないようにスリット27cを通って凹部27dに引っ込む退避姿勢(図6参照)と、の間を回動する。規制部材33は、突出姿勢に回動するようにねじりコイルバネ(図示省略)で付勢されている。ねじりコイルバネの付勢力に抗して規制部材33の傾斜面33aを押し下げると、規制部材33は突出姿勢から退避姿勢に回動し、規制部材33の押し下げを解除すると、規制部材33は、ねじりコイルバネで付勢されて突出姿勢に回動する。また、前述のようにホルダー部材63が凹部27d内を昇降する際、規制部材33はスリット27c内を昇降する。
次に、リフト板23の昇降に伴うリンク機構31の動きについて説明する。図7に示されるようにリフト板23が下降すると、リンク部材61の作動片67が押し下げられてリンク部材61が第2方向へ回動する。すると、ホルダー部材63ベース部71の下面71aが当接するカム面69aが、カム半径が徐々に大きくなる方向に移動する。これにより、ベース部71が押し上げられて、ホルダー部材63がバネ77の付勢力に抗して凹部27d内を上昇する。
図5に示されるように、ホルダー部材63の上昇によって、規制部材33は規制姿勢のままで、用紙満載時の最上位の用紙の高さよりも所定の高さだけ高い高さに上昇する。この高さは、規制部材33が突出姿勢から退避姿勢に回動する際の回動範囲(回動高さ)だけ、用紙満載時の最上位の用紙の高さよりも高い高さである。
一方で、図9に示されるように、リフト板23が上昇すると、リンク部材61がねじりコイルバネ68で付勢されて第1方向に回動する。これにより、ホルダー部材63のベース部71の下面71aが当接するカム面69aが、カム半径が小さくなる方向に移動し、ベース部71の押し上げが解除される。これにより、ホルダー部材63がバネ77で付勢されて凹部27d内を下降する。
図8に示されるように、ホルダー部材63の下降によって、規制部材33は規制姿勢のままで、用紙満載時の最上位の用紙の高さよりもやや高い高さに下降する。
次に、給送部9について、再度図2を参照して説明する。給送部9は、給紙カセット5から用紙を送り出すピックアップローラー101と、給紙ローラー103と、を備えている。
図2に示されるように、ピックアップローラー101と給紙ローラー103とは、給送方向Yに沿って順に配置されて、それぞれ回転軸を中心として回転可能に支持されている。給紙ローラー103の回転軸には、ギア等を介して駆動モーターが接続している。ピックアップローラー101の回転軸と給紙ローラー103の回転軸との間にはギア105が介装されている。給紙ローラー103の回転軸が回転することで、ピックアップローラー101が回転軸を中心として給紙ローラー103と同じ方向に回転する。
上記構成を有する給紙カセット5をカセット収容部7へ装着する作業について、図5〜図9を参照して説明する。
最初に、給紙カセット5に用紙をセットする。まず、一対のサイドカーソル37を、セットされる用紙Sのサイズに応じた位置にスライドさせる。そして、リフト板23を下降させて、リフト板23とロック板41とを係合させ、リフト板23を下降位置で上昇不能にロックする。リフト板23を下降させると、図7に示されるように、リンク機構31のリンク部材61の作動片67がリフト板23によって押し下げられてリンク部材61が第2方向に回動する。これにより、ホルダー部材63のベース部71が、リンク部材61の押圧片69によって押し上げられて、ホルダー部材63が上昇する。ホルダー部材63の上昇によって、図5に示されるように、規制部材33は規制姿勢のままで、用紙満載時の最上位の用紙の高さよりも、規制部材33の回動高さだけ高い位置に上昇する。
次に、下降したリフト板23に用紙Sを載置する。この際、規制部材33は規制姿勢に回動しているので、セットされる用紙Sが干渉して押し下げられる場合がある。すると、規制部材33は支軸75を中心として下向きに回動し、図6に示されるように、スリット27cを通って凹部27dに収容されるので、用紙Sのセット作業の妨げにはならない。用紙Sがセットされた後、規制部材33はねじりコイルバネで付勢されて規制姿勢(図5参照)に回動する。
その後、エンドカーソル29をスライドさせて、規制板を用紙の後端縁に当接させる。このように用紙Sを位置決めした後、給紙カセット5をカセット収容部7に装着する。
すると、前述のように、リフト板23とロック板41との係合が解除されてリフト板23が上昇可能となり、リフト板23がボトムバネ25で付勢されて上昇する。この際、リフト板23に載置された用紙Sの最上位の用紙がピックアップローラー101に当接する給紙位置まで、リフト板23が上昇する。
このようにリフト板23が上昇を開始すると、リンク部材61の押し下げが解除される。リンク部材61はねじりコイルバネ68で付勢されて、作動片67がリフト板23に当接するまで第1方向に回動する。これにより、図9に示されるように、ホルダー部材63の押し上げが解除されて、ホルダー部材63はバネ77で付勢されて下降する。図8に示されるように、規制部材33は規制姿勢のままで、用紙満載時の最上位の用紙Sの高さよりもやや高い高さに下降する。
また、給紙カセット5をカセット収容部7に装着すると、分離ローラー47が給紙ローラー103に接触する。その後、ピックアップローラー101が回転して、最上位置の用紙Sが給送方向Yに沿って送り出される。送り出された用紙Sは、給紙ローラー103と分離ローラー47との間で捌かれた後、搬送経路に送り出される。
上記説明したように、本発明によれば、給紙カセット5をカセット収容部7に装着してリフト板23が給紙位置に上昇した状態(図9参照)において、規制部材33は、最上位の用紙Sよりもやや高い位置に下降して(図8参照)、最上位の用紙Sとの間に一定のクリアランスを有する高さに位置付けられている。これにより、リフト板23がボトムバネ25で付勢された勢いで用紙Sが飛び出しても、用紙Sの左右端部が、規制部材33で押さえられるので、用紙Sの位置ずれを防止できる。したがって、給紙カセット5から給送部9によって用紙Sを適正に給紙することができる。また、規制部材33は可能な限り低い高さに下降しているので、用紙Sの飛び出しを早い段階で押さえることができる。
一方で、リフト板23が下降位置に下降した状態(図7参照)において、規制部材33は、用紙満載時の最上位の用紙Sよりもやや高い位置に上昇している(図5参照)。したがって、用紙Sが満載されても、規制部材33には干渉しないようになっている。
さらに、用紙Sをセットする際、規制部材33は用紙Sで押し下げられて回動するので、用紙のセット作業を妨げない。図10に示されるように、リフト板23が下降して用紙Sがセットされる際、規制部材33は、用紙満載時の最上位の用紙Sの高さH1よりも、規制部材33の回動高さH2だけ高い位置に上昇している。このため、用紙Sを満載する場合も、規制部材33は、用紙Sによって押し下げられて退避姿勢(図10の二点鎖線で示す)に回動した後で規制姿勢に戻ることができる。したがって、用紙満載時での用紙Sの飛び出しを防止することができる。
なお、規制部材33は、押し下げられることで、リフト板23に積載された用紙の上方に突出する突出位置と用紙の上方から退避した退避位置との間を、幅方向Wに沿ってスライドするように設けてもよい。あるいは、規制部材33を弾性部材によって支持して、突出位置と退避位置との間を、弾性部材の弾性変形によって移動させるように設けてもよい。さらに、規制部材33は、突出姿勢でホルダー部材63に固定されていてもよい。この場合、リフト板23が下降した際に、規制部材33は、用紙Sが満載された際の最上位の用紙Sの高さよりも高い位置に上昇しているので、満載された用紙Sと規制部材33とが干渉しない。
また、規制部材33は、一対のサイドカーソル27のそれぞれに支持されている。用紙Sをセットする際、一対のサイドカーソル27は用紙の側縁に当接するので、平面視において用紙と重なるように規制部材33を確実に突出させることができる。
さらに、リンク機構31によって、リフト板23の昇降動作を、規制部材33の突出姿勢と退避姿勢との回動動作に確実に変換することができる。ただし、連動機構としては、リンク機構31以外に、リフト板23の昇降に伴って回転するギア等を用いて規制部材33を移動させてもよい。
また、リフト板23が給紙位置に上昇した際に、リフト板23に載置された用紙の最上位の用紙Sとの間に確実にクリアランスを設けるために、ホルダー部材63の下降を規制するようにしてもよい。この場合、例えば、給紙位置においてリフト板23が最も上昇した状態(例えば、用紙Sが載置されていない状態)で、ホルダー部材63は最下位置へ下降する。この状態で、規制部材33がリフト板23よりも高い位置となるように、ホルダー部材63の下降を規制する。例えば、サイドカーソル27の凹部27dの底面に、ホルダー部材63のベース部71の下面71aを当接させるようにする。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置及び給紙カセットにおける好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
5 給紙カセット
7 カセット収容部
9 給送部
21 本体部
23 リフト板
25 ボトムバネ(付勢部材)
27 サイドカーソル
31 リンク機構(連動機構)
33 規制部材
61 リンク部材
63 ホルダー部材
67 作動片(第1作動片)
68 ねじりコイルバネ(付勢部材)
69 押圧片(第2作動片)

Claims (4)

  1. 所定の給送方向に沿って送り出される用紙を収容する本体部と、
    前記本体部内に昇降可能に設けられて、用紙が積載されるリフト板と、
    前記給送方向と直交する幅方向に対向して配置され、前記幅方向に沿ってスライドして前記リフト板に積載される用紙の両側縁に当接して前記幅方向において用紙を整合する一対のサイドカーソルと、
    前記一対のサイドカーソルのそれぞれの側面に沿って上下方向に移動可能に支持され、前記側面から前記リフト板に積載される用紙の上方に突出して該用紙の飛び出しを規制する規制部材と、
    前記リフト板の下降に連動して、下降した前記リフト板に用紙が満載された際の最上位の用紙の高さよりも高い位置に前記規制部材を上昇させ、前記リフト板の上昇に連動して、前記規制部材を下降させる連動機構と、を備えていることを特徴とする給紙カセット。
  2. 前記規制部材は、前記リフト板に積載される用紙の上方に突出した突出姿勢から前記用紙の上方から退避した退避姿勢へ下方向に回動可能に設けられ、
    前記リフト板に用紙が満載された際の最上位の用紙の高さよりも、前記突出姿勢から前記退避姿勢への前記規制部材の回動範囲だけ高い位置に上昇することを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  3. 前記連動機構は、
    前記一対のサイドカーソルのそれぞれに上下方向にスライド可能に支持されて、前記規制部材を支持するホルダー部材と、
    前記一対のサイドカーソルのそれぞれに回動可能に支持されて、前記リフト板に当接する第1作動片と、前記ホルダー部材に当接する第2作動片と、を有するリンク部材と、
    前記リンク部材を、前記第1作動片が前記リフト板に当接する第1方向に回動するように付勢する付勢部材と、を有し、
    前記リフト板が下降すると、前記第1作動片が前記付勢部材の付勢力に抗して押し下げられて前記リンク部材が前記第1方向とは反対の第2方向に回動して、前記第2作動片が前記ホルダー部材を押し上げることで前記規制部材が上昇し、
    前記リフト板が上昇すると、前記付勢部材によって前記リンク部材が前記第1方向に回動して、前記第2作動片による前記ホルダー部材の押し上げが解除され該ホルダー部材が下方へスライドすることで前記規制部材が下降することを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙カセット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の給紙カセットと、
    前記給紙カセットが着脱可能に装着されるカセット収容部と、
    前記カセット収容部に装着された前記給紙カセットから用紙を給送する給送部と、
    前記給送部によって前記給紙カセットから給送された用紙に画像を形成する画像形成部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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