JP2020006766A - 空調装置 - Google Patents

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享 草田
哲也 百武
Tetsuya Momotake
哲也 百武
健司 手島
Kenji Teshima
健司 手島
知久 江坂
Tomohisa Ezaka
知久 江坂
西川 克巳
Katsumi Nishikawa
克巳 西川
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Haruki Ikuta
晴樹 生田
桂三 後藤
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桂三 後藤
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英一 羽佐田
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Abstract

【課題】空調ケースとモータホルダとの間の風漏れおよび水漏れをより抑制するとともに、モータから放射される磁気音を低減する。【解決手段】溝部80および凸部90の少なくとも一方に、溝部80および凸部90の接触面積を抑制する接触抑制部82〜83、91〜92が設けられている。この接触抑制部により、溝部80および凸部90の筒状部41の中心軸40aを中心とする径方向の接触面積が、凸部90のうち溝部80よりも筒状部41の中心軸40a方向の他方側に位置する部位における筒状部41の中心軸40aを中心とする径方向の断面積よりも小さくなるとともに、接触抑制部が変形して溝部80と凸部90とが嵌合している。【選択図】図5

Description

本発明は、空調装置に関するものである。
従来、空調装置の空調ケースに対しモータを取り付けるモータホルダとして特許文献1に記載されたものがある。このモータホルダは、モータを収容する有底筒状の筒状部と、その筒状部を空調ケースに取り付けるための円盤状の支持部との間に、肉厚が薄く形成された中間部を備えている。これにより、このモータホルダは、モータの周方向における中間部の剛性が局部的に低くなるよう構成され、モータから支持部に伝わる振動が減衰するようになっている。
特開2016−96604号公報
このようなモータにおいては、磁石の磁力とコイルで発生した磁力の引き合う力と反発する力によってモータの回転軸が回転する。そして、モータの回転軸が回転する際にモータ内で磁気音が発生する。このモータ内で発生した磁気音が空調ダクト等を経由して車室内に進入すると乗員に異音と感じさせてしまう。
近年、特に車室内の静音化が進み、車室内に入ってくる各種雑音や空調装置の送風騒音等が小さくなってきており、特に車室内に進入するモータの磁気音が目立つようになってきている。
このようなモータにおいては、車室内に送風される空気が流れる通風路を形成する空調ケースを貫通する穴部にモータホルダが挿入された後、ねじ等によりモータホルダ40が空調ケースに固定されるようになっている。なお、空調ケースに形成された穴部にモータホルダを挿入できるようにするため、モータホルダの外径は、空調ケースに形成された穴部の内径よりも若干小さくなっている。
また、図13に示すように、空調ケース10には、凸形状を成す凸部90が形成され、モータホルダ40には、凸部90と嵌合する溝部80が形成されている。そして、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80とを嵌合させることによって空調ケース10内の通風路から空調ケース10とモータホルダ40との間から空調ケース10の外部へ漏れようとする風および水が抑制されるようになっている。
また、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80とを嵌合させることによってモータからモータホルダ40、空調ケース10へと伝達し、空調ケース10から放射される磁気音が抑制されるようになっている。
しかしながら、図13に示したように、空調ケース10に形成された凸部90の先端とが平面となっており、さらに、モータホルダ40に形成された溝部80の底部も平面となっている。すなわち、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80の底部が面接触となっている。
このため、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80の接触部に隙間が形成されやすく、空調ケース10内の通風路から空調ケース10とモータホルダ40との間を通って空調ケース10の外部へ風や水が漏れてしまうといった問題があった。
また、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80の底部が面接触となるので、モータからモータホルダ40、空調ケース10へと磁気音が伝搬しやすく、空調ケース10から放射される磁気音が大きくなるといった問題もあった。
なお、上記特許文献に記載された装置は、モータから支持部に伝わる振動を減衰させることはできるが、空調ケースとモータホルダとの間の風漏れおよび水漏れを抑制するといったことはできない。
本発明は上記問題に鑑みたもので、空調ケースとモータホルダとの間の風漏れおよび水漏れをより抑制するとともに、モータから放射される磁気音を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車室内の空気調和を行う空調装置であって、車室内に送風される空気が流れる通風路(11)を形成する空調ケース(10)と、通風路に空気の流れを発生させるファン(20)と、ファンを回転させるモータ(30)と、モータを収容する円筒状の筒状部(41)を有するモータホルダ(40)と、を備えている。また、筒状部の外周面には、筒状部の中心軸(40a)方向の一方側に凹むとともに筒状部の周方向に延びる溝部(80)を形成する溝形成部(84)が設けられ、空調ケースには、中心軸方向の一方側に突出するとともに筒状部の円周方向に延びる凸部(90)が設けられ、溝部および凸部の少なくとも一方には、溝部および凸部の接触面積を抑制する接触抑制部(82〜83、91〜92)が設けられており、接触抑制部により、溝部および凸部の筒状部の中心軸を中心とする径方向の接触面積が、凸部のうち溝部よりも筒状部の中心軸方向の他方側に位置する部位における筒状部の中心軸を中心とする径方向の断面積よりも小さくなるとともに、接触抑制部が変形して溝部と凸部とが嵌合している。
このような構成によれば、溝部および凸部の少なくとも一方には、溝部および凸部の接触面積を抑制する接触抑制部(82〜83、91〜92)が設けられており、接触抑制部により、溝部および凸部の筒状部の中心軸を中心とする径方向の接触面積が、凸部のうち溝部よりも筒状部の中心軸方向の他方側に位置する部位における中心軸を中心とする径方向の断面積よりも小さくなっている。したがって、溝部および凸部の接触部の剛性を低下させることができ、モータから放射される磁気音を低減することができる。
さらに、接触抑制部が変形して溝部と凸部とが嵌合しているので、溝部および凸部の接触部の面圧を大きくすることができ、空調ケースとモータホルダとの間の風漏れおよび水漏れをより抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る空調装置の送風機とその周辺の断面図である。 図1中のII方向から見たモータホルダの正面図である。 第1実施形態に係る空調装置の空調ケース全体を含む模式的な断面図である。 第1実施形態に係る空調装置における図1中のV部拡大図であって、溝部と凸部との嵌合前の状態を表した図である。 第1実施形態に係る空調装置における図1中のV部拡大図であって、溝部と凸部とが嵌合した状態を表した図である。 第2実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 第3実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 第4実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 第5実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 第6実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 第7実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 第8実施形態に係る空調装置における図1中のV部を拡大した断面図である。 課題について説明するための図であって、溝部の底部および凸部の先端部が平面となっている空調装置のモータホルダと空調ケースの嵌合部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態の空調装置について図1〜図5を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、車両に搭載され、車室内の空気である内気と車室外の空気である外気の一方または両方を吸い込み、その吸い込んだ空気の温度および湿度を調整して車室内に吹き出すことで、車室内の空気調和を行う。
図3に示すように、空調装置1は、空調ケース10、ファン20、モータ30、モータホルダ40などを備えている。
空調ケース10は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂にて形成されている。空調ケース10を形成する樹脂として、例えばポリプロピレンが挙げられる。空調ケース10は内側に、車室内に送風される空気が流れる通風路11を有している。
空調ケース10は、通風路11の空気流れ方向上流側の部位に、車室内の所定箇所から通風路11に内気を導入するための内気導入口12と、車外から通風路11に外気を導入するための外気導入口13を有している。なお、内気導入口12または外気導入口13には、空調ケース10とは別部材として構成された図示していないダクトを接続してもよい。その場合、それらのダクトを介して、内気導入口12または外気導入口13から通風路11に空気が導入される。
空調ケース10は、通風路11の空気流れ方向下流側に、通風路11から車室内に空気を送風するための複数の吹出開口部14、15、16を有している。空調ケース10の通風路11を流れる空気は、複数の吹出開口部14、15、16から車室内に送風される。複数の吹出開口部14、15、16は、フェイス吹出開口部14、フット吹出開口部15、デフロスタ吹出開口部16により構成されている。フェイス吹出開口部14は、前座席に着座した乗員の上半身またはその周囲に向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出開口部15は、その乗員の足元に向けて空調風を吹き出すものである。デフロスタ吹出開口部16は、車両のフロントガラスに向けて空調風を吹き出すものである。
なお、複数の吹出開口部14、15、16にはそれぞれ、空調ケース10とは別部材として構成された図示していないダクトを接続してもよい。その場合、それらのダクトを介して、複数の吹出開口部14、15、16から車室内に空気が吹き出される。
空調ケース10の内側には、内外気切替ドア17、ファン20、エバポレータ50、ヒータコア51、温度調整ドア52およびモード切替ドア53、54、55などが設けられている。
内外気切替ドア17は、内気導入口12の開口面積と、外気導入口13の開口面積とを連続的に調整するものである。内外気切替ドア17は、内気導入口12と外気導入口13のうち、一方の開口部を開くほど他方の開口部を閉じるように回転動作する。これにより、内外気切替ドア17は、通風路11に導入される内気と外気の風量割合を調整することが可能である。
本実施形態のファン20として、遠心ファンが採用されている。ファン20は、通風路11に空気の流れを発生させる。ファン20を回転させるモータ30は、空調ケース10に固定されるモータホルダ40に設けられた収容室410に収容されている。ファン20は、モータ30の回転軸に固定されている。ファン20とモータ30により送風機が構成される。
モータ30の駆動に伴ってファン20が回転すると、通風路11に気流が発生する。これにより、内気導入口12または外気導入口13から通風路11に内気または外気が導入される。ファン20により送風されて通風路11を流れる空気は、エバポレータ50およびヒータコア51により温度および湿度が調整され、通風路11に連通する複数の吹出開口部14、15、16のいずれかを経由して車室内に吹き出される。
エバポレータ50は、通風路11を流れる空気を冷却するための熱交換器である。エバポレータ50は、図示していない圧縮機、凝縮器および膨張弁などと共に周知の冷凍サイクルを構成している。エバポレータ50は、冷凍サイクルにおいて、膨張弁の下流側、且つ、圧縮機の上流側に配置されている。エバポレータ50は、図示していないチューブの内側を流れる低温低圧の冷媒と、エバポレータ50を通過する空気との熱交換を行い、冷媒の蒸発潜熱による吸熱作用により、エバポレータ50を通過する空気を冷却する。
ヒータコア51は、通風路11を流れる空気を加熱するための熱交換器である。ヒータコア51が有する図示していないチューブの内側をエンジン冷却水が流れる。ヒータコア51は、そのチューブの内側を流れるエンジン冷却水と、ヒータコア51を通過する空気との熱交換を行い、ヒータコア51を通過する空気を加熱する。
エバポレータ50とヒータコア51との間には、温度調整ドア52が設けられている。温度調整ドア52は、エバポレータ50を通過した後にヒータコア51を迂回して流れる風量と、エバポレータ50を通過した後にヒータコア51を通過する風量との割合を調整する。
フェイス吹出開口部14、フット吹出開口部15およびデフロスタ吹出開口部16には、それぞれの開口面積を調整するためのモード切替ドア53、54、55が設けられている。モード切替ドア53、54、55は、フェイスドア53、フットドア54およびデフロスタドア55により構成されている。フェイスドア53は、フェイス吹出開口部14を開閉する。フットドア54は、フット吹出開口部15を開閉する。デフロスタドア55は、デフロスタ吹出開口部16を開閉する。
図1および図2に示すように、モータホルダ40は、有底円筒状に形成された筒状部41と、通風路11から収容室410に空気を導入するためのダクト部42と、を有している。
また、筒状部41は、空調ケース10に設けられた穴部10aに配置されている。なお、穴部10aは、空調ケース10の壁面を貫通するように形成されている。空調ケース10に形成された穴部10aにモータホルダ40を挿入できるようにするため、筒状部41の外径は、空調ケース10に形成された穴部10aの内径よりも若干小さくなっている。
筒状部41の内部には、モータ30を収容するための収容室410が設けられている。ダクト部42は、収容室410からモータ30の径方向外側に向けて延びる冷却風通路45と、冷却風通路45から空調ケース10に設けられた冷却風供給部18側に向けて延びる冷却風導入部46と、を有している。
通風路11と収容室410は、冷却風供給部18、冷却風導入部46および冷却風通路45を介して連通している。空調ケース10の通風路11から、冷却風供給部18、冷却風導入部46および冷却風通路45を通じて、モータホルダ40の収容室410にモータ30を冷却するための空気が供給される。
モータホルダ40の底部側の外周には、径方向外側に突出する複数のフランジ部47が設けられている。フランジ部47には、板厚方向に通じる穴471が設けられている。
一方、複数のフランジ部47に対応する位置に、空調ケース10から複数の支持部19が延びている。複数の支持部19はそれぞれ対応するフランジ部47に当接する。支持部19のうち、フランジ部47に当接する部位には、雌ねじ191が形成されている。
フランジ部47が有する穴471にねじ71が差し込まれ、そのねじ71が支持部19に設けられた雌ねじ191に螺合することで、モータホルダ40が空調ケース10に固定される。
また、図5に示すように、空調ケース10には、凸部90が形成され、モータホルダ40には、溝部80が形成されている。
凸部90は、筒状部41の中心軸40a方向の一方側に突出するように形成されている。また、凸部90は、筒状部41の周方向に延びるように形成されている。より具体的には、凸部90は、筒状部41の全周にわたって延びるように形成されている。また、凸部90の先端は平面となっている。なお、筒状部41の中心軸40aは、モータ30の回転軸の軸線と一致している。
一方、筒状部41の外周面には、筒状部41の中心軸40a方向の一方側に凹む溝部80を形成する溝形成部84が設けられている。溝形成部84により、筒状部41の外周面に溝部80が形成されている。溝部80は、筒状部41の周方向に延びるように形成されている。より具体的には、溝部80は、筒状部41の全周にわてって延びるように形成されている。
そして、空調ケース10に形成された凸部90と筒状部41に形成された溝部80とが嵌合することにより、空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れが抑制されるとともに、磁気音の放射が抑制されるようになっている。また、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80とが嵌合することにより、モータホルダ40が空調ケース10に取り付けられる。
ところで、図13に示したように、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80の底部が面接触となっている構成では、空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れを十分に抑制できず、さらに、磁気音の放射を十分に抑制できないという問題があった。
この問題について、本発明者らは鋭意検討を行ったところ、図13に示した構成では、凸部90と溝部80の底部が不均一に接触するために、磁気音の放射が大きくなるということを見出した。
また、風漏れおよび水漏れを抑制するためには、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80の底部の接触状態を適切な状態にする必要がある。具体的には、凸部90と溝部80の底部の接触面の面圧を適切な状態にする必要がある。
しかし、図13に示したように、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80の底部が面接触となっている構成では、凸部90と溝部80の底部の各接触面に凹凸ができてしまう。このため、凸部90と溝部80の底部の接触面の面圧を適切な状態にするのが困難であり、空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れを十分に抑制するのは困難であることが分かった。
そこで、本実施形態の空調装置は、図5に示すように、溝部80に、溝部80および凸部90の接触面積を抑制する接触抑制部が設けられている。この接触抑制部により、溝部80および凸部90の筒状部41の中心軸40aを中心とする径方向の接触面積が、凸部90のうち溝部80よりも筒状部41の中心軸40a方向の他方側に位置する部位における筒状部41の中心軸40aを中心とする径方向の断面積よりも小さくなっている。すなわち、接触抑制部により、溝部80および凸部90の筒状部41の中心軸40aを中心とする径方向の接触面積が、凸部90のうち接触抑制部が形成されている領域を除いた部位における筒状部41の中心軸40aを中心とする径方向の断面積よりも小さくなっている。そして、接触抑制部が弾性変形して溝部80と凸部90とが嵌合している。
本実施形態の接触抑制部は、溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって突出する溝部側突起部82を有している。溝部側突起部82は、筒状部41の周方向に延びるように形成されている。そして、溝部側突起部82と凸部90とが線接触する構成となっている。
図4に示すように、空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80が嵌合する前の状態では、溝部側突起部82の先端は尖った形状を成している。
空調ケース10に形成された凸部90とモータホルダ40に形成された溝部80が嵌合した状態では、図5に示すように、ねじ71が、複数のフランジ部47、モータホルダ40および空調ケース10を固定する力により、溝部側突起部82の先端が弾性変形した状態で凸部90の先端と接触する。
本実施形態の空調装置は、溝部80の底部81に、筒状部41の全周にわたって延びるとともに筒状部41の中心軸軸方向断面形状が凸形状を成す溝部側突起部82が形成されている。
したがって、筒状部41の全周にわたって溝部側突起部82の先端が凸部90と当接することができ、さらに、空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れが抑制されるとともに、さらに、磁気音の放射が抑制される。
図13に示したように、溝部80の底部81が平面形状となっている場合、溝部80と凸部90の接触面積が大きくなるため、モータホルダ40から空調ケース10に伝搬するモータ30の振動も大きくなる。
しかし、本実施形態の空調装置は、溝部80の底部81に溝部側突起部82が形成されているので、モータホルダ40から空調ケース10に伝搬するモータ30の振動も抑制される。
また、モータホルダ40は、樹脂により構成されており、溝部側突起部82が弾性変形した状態で、溝部80の底部81と当接している。したがって、溝部側突起部82と溝部80の底部81とのシール性が確保され、より空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れが抑制され、さらに、磁気音の放射も抑制される。
以上、説明したように、本実施形態の空調装置は、車室内の空気調和を行う空調装置であって、車室内に送風される空気が流れる通風路11を形成する空調ケース10を備えている。また、通風路11に空気の流れを発生させるファン20と、ファン20を回転させるモータ30と、モータ30を収容する円筒状の筒状部41を有するモータホルダ40と、を備えている。
また、筒状部の外周面には、筒状部41の中心軸40a方向の一方側に凹むとともに筒状部41の周方向に延びる溝部80を形成する溝形成部84が設けられている。また、空調ケース10には、中心軸40a方向の一方側に突出するとともに筒状部41の円周方向に延びる凸部90が設けられている。
また、溝部80には、溝部80および凸部90の接触面積を抑制する接触抑制部が設けられている。そして、接触抑制部により、溝部80および凸部90の中心軸を中心とする径方向の接触面積が、凸部90のうち溝部80よりも筒状部41の中心軸方向の他方側に位置する部位における中心軸40aを中心とする径方向の断面積よりも小さくなるとともに、接触抑制部が弾性変形して溝部80と凸部90とが嵌合している。
具体的には、接触抑制部は、溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって突出する溝部側突起部82を有し、溝部側突起部82と凸部90とが接触している。このように、溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって突出する溝部側突起部82により接触抑制部を構成することができる。
このような構成によれば、溝部80には、溝部80および凸部90の接触面積を抑制する接触抑制部が設けられており、接触抑制部により、溝部80および凸部90の中心軸40aを中心とする径方向の接触面積が、凸部90のうち溝部80よりも中心軸40a方向の他方側に位置する部位における中心軸40aを中心とする径方向の断面積よりも小さくなっている。したがって、溝部80および凸部90の接触部の剛性を低下させることができ、モータ30から放射される磁気音を低減することができる。
さらに、接触抑制部が弾性変形して溝部80と凸部90とが嵌合しているので、溝部80および凸部90の接触部の面圧を大きくすることができ、空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れをより抑制することができる。
また、接触抑制部が弾性変形して溝部80と凸部90とが嵌合しているので、モータ30からモータホルダ40、空調ケース10へと伝搬する振動を減衰させて振動を伝達し難くすることもできる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る空調装置について図6を用いて説明する。上記第1実施形態の空調装置は、溝部80の底部81に1つの溝部側突起部82が形成されている。これに対し、本実施形態の空調装置は、溝部80の底部81に2つの溝部側突起部82が形成されている。2つの溝部側突起部82の一方は、2つの溝部側突起部82の他方よりも筒状部41の径方向外側に配置されている。そして、2つの溝部側突起部82がそれぞれ弾性変形して凸部90と接触している。2つの溝部側突起部82は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、本実施形態の空調装置は、複数の溝部側突起部82を有し、複数の溝部側突起部82と凸部90とが接触している。
このように、複数の溝部側突起部82により接触抑制部を構成することができる。これにより、さらに、溝部側突起部82と凸部90とのシール性が確保され、より空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れを抑制することができ、さらに、磁気音の放射を抑制することもできる。
なお、本実施形態では、2つの溝部側突起部82を備えたが、3つ以上の溝部側突起部82を備えることもできる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る空調装置について図7を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、筒状部41の径内方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部83を有している。そして、溝部側傾斜部83が弾性変形した状態で凸部90と接触している。溝部側傾斜部83は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、本実施形態の空調装置は、筒状部41の中心軸40aを中心とする径内方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部83を有している。そして、溝部側傾斜部83と凸部90とが接触している。
このように、筒状部41の中心軸40aを中心とする径内方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部83により接触抑制部を構成することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る空調装置について図8を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、凸部90の先端に、筒状部41の一端側に向かって突出する凸部側突起部91が形成されている。凸部側突起部91の先端は尖った形状を成している。また、凸部側突起部91は、筒状部41の全周にわたって延びるように形成されている。そして、凸部側突起部91が弾性変形した状態で溝部80と接触している。凸部側突起部91は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、本実施形態の空調装置は、凸部90の先端に形成され筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって突出する凸部側突起部91を有している。そして、凸部側突起部91と溝部80とが接触している。
このように、凸部90の先端に形成され筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって突出する凸部側突起部91により接触抑制部を構成することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る空調装置について図9を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、凸部90の先端に2つの凸部側突起部91が形成されている。2つの凸部側突起部91の一方は、2つの凸部側突起部91の他方よりも筒状部41の径方向外側に配置されている。そして、2つの凸部側突起部91が弾性変形した状態で溝部80と接触している。2つの凸部側突起部91は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、本実施形態の空調装置は、複数の凸部側突起部91を有し、複数の凸部側突起部91と溝部80とが接触している。
このように、複数の凸部側突起部91により接触抑制部を構成することもできる。これにより、さらに、凸部側突起部91と溝部80とのシール性が確保され、より空調ケース10とモータホルダ40との間の風漏れおよび水漏れを抑制することができ、さらに、磁気音の放射を抑制することもできる。
なお、本実施形態では、2つの凸部側突起部91を備えたが、3つ以上の凸部側突起部91を備えることもできる。
(第6実施形態)
第6実施形態に係る空調装置について図10を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、凸部90の先端に、筒状部41の径内方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部92を有している。凸部側傾斜部92は、筒状部41の全周にわたって延びるように形成されている。そして、凸部側傾斜部92が弾性変形した状態で溝部80と接触している。凸部側傾斜部92は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、本実施形態の空調装置は、筒状部41の中心軸40aを中心とする径内方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部92を有している。そして、凸部側傾斜部92と溝部80とが接触している。
このように、筒状部41の中心軸40aを中心とする径内方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部92により接触抑制部を構成することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態に係る空調装置について図11を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、筒状部41の中心軸40aを中心とする径内方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部83を有している。さらに、空調装置は、筒状部41の中心軸40aを中心とする径内方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部92を有している。そして、溝部側傾斜部83と凸部側傾斜部92とが弾性変形した状態で接触している。溝部側傾斜部83および凸部側傾斜部92は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、溝部側傾斜部83および凸部側傾斜部92により接触抑制部を構成することができる。
(第8実施形態)
第8実施形態に係る空調装置について図12を用いて説明する。本実施形態の空調装置は、筒状部41の中心軸40aを中心とする径外方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部83を有している。また、空調装置は、筒状部41の中心軸40aを中心とする径外方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸40a方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部92と、を有している。そして、溝部側傾斜部83と凸部側傾斜部92とが弾性変形した状態で接触している。溝部側傾斜部83および凸部側傾斜部92は、接触抑制部に相当する。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、溝部側傾斜部83および凸部側傾斜部92により接触抑制部を構成することができる。
(他の実施形態)
(1)上記第3実施形態では、溝部側傾斜部83が、筒状部41の径内方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出するよう形成されている。これに対し、溝部側傾斜部83が、筒状部41の径外方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出するよう形成してもよい。
(2)上記第6実施形態では、凸部側傾斜部92が、筒状部41の径内方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出するよう形成されている。これに対し、凸部側傾斜部92が、筒状部41の径外方向に進むにつれて凸部90の先端から筒状部41の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出するよう形成してもよい。
(3)上記第7実施形態では、溝部側傾斜部83が、筒状部41の径内方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出するよう形成されている。さらに、凸部側傾斜部92が、筒状部41の径内方向に進むにつれて凸部の先端から筒状部41の中心軸40a方向の他方側に向かって傾斜するように突出するよう形成されている。
これに対し、筒状部41の径外方向に進むにつれて溝部80の底部81から筒状部41の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部83と、筒状部41の径外方向に進むにつれて凸部の先端からモータホルダの中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部92を備えた構成とすることもできる。
(4)上記各実施形態では、接触抑制部82〜83、91〜92が弾性変形して溝部80と凸部90とが嵌合するよう構成されている。これに対し、接触抑制部82〜83、91〜92が塑性変形して溝部80と凸部90とが嵌合するよう構成することもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空調装置は、車室内の空気調和を行う空調装置であって、車室内に送風される空気が流れる通風路を形成する空調ケースと、を備えている。さらに、通風路に空気の流れを発生させるファンと、ファンを回転させるモータと、モータを収容する円筒状の筒状部を有するモータホルダと、を備えている。また、筒状部の外周面には、筒状部の中心軸方向の一方側に凹むとともに筒状部の周方向に延びる溝部を形成する溝形成部が設けられている。また、空調ケースには、筒状部の中心軸方向の一方側に突出するとともに筒状部の円周方向に延びる凸部が設けられている。そして、溝部および凸部の少なくとも一方には、溝部および凸部の接触面積を抑制する接触抑制部が設けられている。この接触抑制部により、溝部および凸部の中心軸を中心とする径方向の接触面積が、凸部のうち溝部よりも中心軸方向の他方側に位置する部位における中心軸を中心とする径方向の断面積よりも小さくなるとともに、接触抑制部が変形して溝部と凸部とが嵌合している。
また、第2の観点によれば、接触抑制部は、溝部の底部から中心軸方向の他方側に向かって突出する溝部側突起部を有し、溝部側突起部と凸部とが接触している。
このように、溝部の底部から中心軸方向の他方側に向かって突出する溝部側突起部により接触抑制部を構成することができる。
また、第3の観点によれば、接触抑制部は、複数の溝部側突起部を有し、複数の溝部側突起部と凸部とが接触している。
このように、複数の溝部側突起部により接触抑制部を構成することで、さらに、空調ケースとモータホルダとの間の風漏れおよび水漏れをより抑制するとともに、モータから放射される磁気音を低減することができる。
また、第4の観点によれば、接触抑制部は、筒状部の中心軸を中心とする径外方向または径内方向に進むにつれて溝部の底部から筒状部の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部を有し、溝部側傾斜部と凸部とが接触している。
このように、筒状部の中心軸を中心とする径外方向または径内方向に進むにつれて溝部の底部から筒状部の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部により接触抑制部を構成することもできる。
また、第5の観点によれば、接触抑制部は、凸部の先端から筒状部の中心軸方向の一方側に向かって突出する凸部側突起部を有し、凸部側突起部と溝部とが接触している。
このように、凸部の先端から筒状部の中心軸方向の一方側に向かって突出する凸部側突起部により接触抑制部を構成することもできる。
また、第6の観点によれば、接触抑制部は、複数の凸部側突起部を有し、複数の凸部側突起部と溝部とが接触している。
このように、複数の凸部側突起部により接触抑制部を構成することで、さらに、空調ケースとモータホルダとの間の風漏れおよび水漏れをより抑制するとともに、モータから放射される磁気音を低減することができる。
また、第7の観点によれば、接触抑制部は、筒状部の中心軸を中心とする径外方向または径内方向に進むにつれて凸部の先端からモータホルダの中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部を有し、凸部側傾斜部と溝部とが接触している。
このように、中心軸を中心とする径外方向または径内方向に進むにつれて凸部の先端からモータホルダの中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部により接触抑制部を構成することもできる。
また、第8の観点によれば、接触抑制部は、筒状部の中心軸を中心とする径内方向に進むにつれて溝部の底部から中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部を有している。さらに、中心軸を中心とする径内方向に進むにつれて凸部の先端から中心軸方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部を有している。そして、溝部側傾斜部と凸部側傾斜部とが接触している。
このような、溝部側傾斜部と凸部側傾斜部とにより接触抑制部を構成することもできる。
また、第9の観点によれば、接触抑制部は、中心軸を中心とする径外方向に進むにつれて溝部の底部から中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部を有している。また、中心軸を中心とする径外方向に進むにつれて凸部の先端から中心軸方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部を有している。そして、溝部側傾斜部と凸部側傾斜部とが接触している。
このような、溝部側傾斜部と凸部側傾斜部とにより接触抑制部を構成することもできる。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、溝部側突起部82、溝部側傾斜部83、凸部側突起部91、凸部側傾斜部92が接触抑制部に相当する。
10 空調ケース
11 通風路
20 ファン
30 モータ
40 モータホルダ
80 溝部
81 底部
82 溝部側突起部
83 溝部側傾斜部
84 溝形成部
90 凸部
91 凸部側突起部
92 凸部側傾斜部

Claims (9)

  1. 車室内の空気調和を行う空調装置であって、
    前記車室内に送風される空気が流れる通風路(11)を形成する空調ケース(10)と、
    前記通風路に前記空気の流れを発生させるファン(20)と、
    前記ファンを回転させるモータ(30)と、
    前記モータを収容する円筒状の筒状部(41)を有するモータホルダ(40)と、を備え、
    前記筒状部の外周面には、前記筒状部の中心軸(40a)方向の一方側に凹むとともに前記筒状部の周方向に延びる溝部(80)を形成する溝形成部(84)が設けられ、
    前記空調ケースには、前記筒状部の中心軸方向の一方側に突出するとともに前記筒状部の円周方向に延びる凸部(90)が設けられ、
    前記溝部および前記凸部の少なくとも一方には、前記溝部および前記凸部の接触面積を抑制する接触抑制部(82〜83、91〜92)が設けられており、
    前記接触抑制部により、前記溝部および前記凸部の前記筒状部の中心軸を中心とする径方向の接触面積が、前記凸部のうち前記溝部よりも前記筒状部の中心軸方向の他方側に位置する部位における前記筒状部の中心軸を中心とする径方向の断面積よりも小さくなるとともに、前記接触抑制部が変形して前記溝部と前記凸部とが嵌合している空調装置。
  2. 前記接触抑制部は、前記溝部の底部から前記筒状部の中心軸方向の他方側に向かって突出する溝部側突起部(82)を有し、
    前記溝部側突起部と前記凸部とが接触している請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記接触抑制部は、複数の前記溝部側突起部を有し、
    複数の前記溝部側突起部と前記凸部とが接触している請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記接触抑制部は、前記筒状部の中心軸を中心とする径外方向または径内方向に進むにつれて前記溝部の底部から前記筒状部の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部(83)を有し、
    前記溝部側傾斜部と前記凸部とが接触している請求項1に記載の空調装置。
  5. 前記接触抑制部は、前記凸部の先端から前記筒状部の中心軸方向の一方側に向かって突出する凸部側突起部(91)を有し、
    前記凸部側突起部と前記溝部とが接触している請求項1に記載の空調装置。
  6. 前記接触抑制部は、複数の前記凸部側突起部を有し、
    複数の前記凸部側突起部と前記溝部とが接触している請求項5に記載の空調装置。
  7. 前記接触抑制部は、前記筒状部の中心軸を中心とする径外方向または径内方向に進むにつれて前記凸部の先端から前記筒状部の中心軸方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部(92)を有し、
    前記凸部側傾斜部と前記溝部とが接触している請求項1に記載の空調装置。
  8. 前記接触抑制部は、
    前記筒状部の中心軸を中心とする径内方向に進むにつれて前記溝部の底部から前記筒状部の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部(83)と、
    前記筒状部の中心軸を中心とする径内方向に進むにつれて前記凸部の先端から前記筒状部の中心軸方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部(92)と、を有し、
    前記溝部側傾斜部と前記凸部側傾斜部とが接触している請求項2に記載の空調装置。
  9. 前記接触抑制部は、
    前記筒状部の中心軸を中心とする径外方向に進むにつれて前記溝部の底部から前記筒状部の中心軸方向の他方側に向かって傾斜するように突出する溝部側傾斜部(83)と、
    前記筒状部の中心軸を中心とする径外方向に進むにつれて前記凸部の先端から前記筒状部の中心軸方向の一方側に向かって傾斜するように突出する凸部側傾斜部(92)と、を有し、
    前記溝部側傾斜部と前記凸部側傾斜部とが接触している請求項2に記載の空調装置。
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