JP2020006339A - カートリッジ用アダプタ、カートリッジユニット及びカートリッジの組み込み方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種の原水改質装置の間でのカートリッジの共通化に寄与する技術を提供する。【解決手段】第1原水改質装置に用いられるカートリッジ12を第2原水改質装置10Bに用いるためのアダプタ92であって、カートリッジ12に取り付けられるカートリッジ取付部96と、第2原水改質装置に設けられる受け部90により受けられる被受け部98と、を備えるカートリッジ用アダプタ92である。第2原水改質装置の受け部90によりカートリッジ12を直接に受けられない場合でも、その受け部90によりアダプタ92を介してカートリッジ12を受けられる。これに伴い、第2原水改質装置10Bにカートリッジ12を適切に組み込めるようになり、第1原水改質装置と第2原水改質装置との間でカートリッジの共通化に寄与できる。【選択図】図8

Description

本発明は、第1原水改質装置に用いられるカートリッジを第2原水改質装置に用いるためのアダプタに関する。
特許文献1には、カートリッジ収容室が設けられた吐水ヘッドのグリップ部と、そのグリップ部に着脱可能に取り付けられる頭部とを備える原水改質装置が記載されている。カートリッジ収容室には、原水を改質するためのカートリッジを出入口を通して出し入れ可能である。頭部には、カートリッジ収容室の出入口から外側に向かう方向での動きを規制する連絡管が一体化されている。
特開2002−356891号公報
カートリッジを組み込もうとする箇所の構造が異なる複数種の原水改質装置を考える。このような複数種の原水改質装置には、通常、個々の原水改質装置に適合した専用のカートリッジが組み込まれる。カートリッジの製造に要するコストを抑える観点からは、複数種の原水改質装置の間でカートリッジの共通化を図れると好ましい。特許文献1の開示技術は、このような観点から特別の対策を講じたものではなく、改良の余地があった。
本発明のある態様は、このような課題に鑑みてなされ、その目的の1つは、複数種の原水改質装置の間でのカートリッジの共通化に寄与する技術を提供することにある。
前述の課題を解決するための本発明の第1態様はカートリッジ用アダプタである。第1態様のアダプタは、第1原水改質装置に用いられるカートリッジを第2原水改質装置に用いるためのアダプタであって、前記カートリッジに取り付けられるカートリッジ取付部と、前記第2原水改質装置に設けられる受け部により受けられる被受け部と、を備える。
第1態様によれば、第2原水改質装置の受け部によりカートリッジを直接に受けられない場合でも、その受け部によりアダプタを介してカートリッジを受けられる。これに伴い、第2原水改質装置にカートリッジを適切に組み込めるようになり、第1原水改質装置と第2原水改質装置との間でカートリッジの共通化に寄与できる。
第1実施形態の第1原水改質装置の斜視図である。 第1実施形態の第1原水改質装置の部分断面側面図である。 第1実施形態の第1原水改質装置のカートリッジを交換している途中の状態を示す図である。 第1実施形態の原水改質装置の内部に形成される一部の水路に関する説明図である。 第1実施形態のカートリッジを示す側面断面図である。 図2の一部の拡大図である。 第1実施形態の第2原水改質装置の部分断面側面図である。 図7の一部の拡大図である。 第1実施形態のカートリッジユニットを示す側面断面図である。 第2実施形態の第2原水改質装置の一部の拡大図である。 第2実施形態のカートリッジユニットの側面断面図である。 第3実施形態の第2原水改質装置の部分断面側面図である。 図12の一部の拡大図である。 第3実施形態のカートリッジユニットの側面断面図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書での「接触」や「接続」とは、特に明示がない限り、言及している二者が直接的に言及している条件を満たす場合の他に、他の部材を介して言及している条件を満たす場合も含む。たとえば、「接触」の場合、言及している二者が直接的に接触していてもよいし、他の部材を介して接触していてもよいということである。
まず、実施形態のアダプタを想到するに到った背景から説明する。第1原水改質装置に用いられるカートリッジを第2原水改質装置に用いる場合を考える。第2原水改質装置は、カートリッジを組み込もうとする箇所の構造が第1原水改質装置と異なっている。これに起因して、第2原水改質装置にカートリッジを適切に組み込めないケースがある。これは、たとえば、次の(1)又は(2)のケースである。
(1)第1原水改質装置のカートリッジ接続部に直接に接続されるカートリッジの被接続部を第2原水改質装置の接続用受け部に直接に接続できないケースである。これは、第2原水改質装置の接続用受け部により直接にカートリッジの被接続部を受けられないケースと捉えられる。
(2)第2原水改質装置の接続用受け部にカートリッジの被接続部を直接又は他部材を介して接続できても、カートリッジが大きくがたついてしまうケースである。これは、第2原水改質装置のカートリッジ収容室に対してカートリッジが小さすぎ、両者の間にがたつきの原因となる隙間が形成されることに起因する。これは、第2原水改質装置に設けられる位置規制用受け部により直接にカートリッジの一部を受けられないケースと捉えられる
このような(1)又は(2)の何れかのケースに対する対策として、本実施形態では、カートリッジにアダプタを取り付け、第2原水改質装置の接続用受け部又は位置規制用受け部にアダプタの被受け部を受けさせている。これにより、第2原水改質装置の受け部によりカートリッジを直接に受けられない場合でも、その受け部によりアダプタを介してカートリッジを受けられる。これに伴い、第2原水改質装置にカートリッジを適切に組み込めるようになり、第1原水改質装置と第2原水改質装置の間でのカートリッジの共通化に寄与できる。
ここでの「第2原水改質装置にカートリッジを適切に組み込む」とは、次のことをいう。詳しくは、前述の(1)のケースでいえば、第2原水改質装置の接続用受け部にアダプタを介してカートリッジの被接続部を接続することをいう。また、前述の(2)のケースでいえば、第2原水改質装置のカートリッジ収容室内でのカートリッジのがたつきを抑制しつつ、第2原水改質装置の接続用受け部にカートリッジの被接続部を直接又はアダプタを介して接続することをいう。以下、このような背景のもとでなされた原水改質装置の詳細を説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1原水改質装置10Aと第2原水改質装置10Bの共通点から説明する。以下、これらを総称するときは原水改質装置10という。
図1は、第1実施形態の第1原水改質装置10Aの斜視図である。図2は、第1原水改質装置10Aの部分断面側面図である。図3は、第1原水改質装置10Aのカートリッジ12を交換している途中の状態を示す図である。
原水改質装置10は、出入口14aを通してカートリッジ12を出し入れ可能なカートリッジ収容室14が設けられる装置本体16と、出入口14aから外側に向かう方向でのカートリッジ12の動きを規制する規制体18と、装置本体16を支持する本体ベース20と、を備える。ここでの「外側に向かう方向」とは、X方向(後述する)において出入口14aから外側に遠ざかる方向をいう。原水改質装置10は、ユーザにより操作される操作部材22と、操作部材22に対する操作を通じて装置本体16に送り込まれる水の流量や温度を調整可能な弁ユニット24と、を備える水栓装置でもある。本実施形態の装置本体16は、吐水部26から水を吐き出し可能な吐水ヘッドである。
装置本体16及び規制体18は、不図示の取付構造を用いて、互いに着脱可能に取り付けられる。取付構造は、たとえば、凸部と凹部を組み合わせた嵌合構造である。装置本体16及び規制体18は、カートリッジ収容室14の出入口14aからカートリッジ12を取り出すときに互いに取り外される。本体ベース20は、たとえば、流し台、洗面キャビネット等の基体28に設置される。
図4は、原水改質装置10の内部に形成される一部の水路に関する説明図である。原水改質装置10は、吐水部26に水を供給するための給水路40を備える。給水路40は、複数の上流側水路42A、42Bと下流側水路44とを有する。複数の上流側水路42A、42Bには、カートリッジ12を経由せずに下流側水路44に原水を送るための原水水路42Aと、カートリッジ12を経由して下流側水路44に改質水を送るための改質水水路42Bとが含まれる。
原水改質装置10は、複数の上流側水路42A、42Bのいずれかに通水経路を切り替え可能な弁機構46を備える。本実施形態の弁機構46は切替弁である。原水改質装置10は、ユーザにより操作されることで弁機構46を作動させる操作体48を備える。本実施形態の操作体48は押しボタンである。
図2に示すように、装置本体16は、ハウジング52と、ハウジング52の内部に配置される内部アセンブリ54とを備える。ハウジング52は、第1筒状部52aと、第1筒状部52aの外周部から突出する第2筒状部52bとを有する。ハウジング52の第1筒状部52aの基端部から第2筒状部52bの根本部までの範囲は、ユーザにより把持される吐水ヘッドのグリップ部52cを構成する。本実施形態のカートリッジ収容室14は、グリップ部52cの内側、かつ、内部アセンブリ54の内側に設けられる。本実施形態のカートリッジ収容室14の出入口14aは、本体ベース20側にある装置本体16の基端部16aに形成される。本実施形態の吐水部26は、ハウジング52の第2筒状部52bの先端部にて内部アセンブリ54に設けられる。
本体ベース20は、基体28に支持されるベース本体70と、ベース本体70に固定される本体ガイド72とを備える。本実施形態のベース本体70は、筒状の胴部70aと、胴部70aの外周部から突き出るとともにベース孔70cが形成される筒状部70bとを有する。前述の操作部材22は胴部70aの先端部に設けられ、弁ユニット24は胴部70aに内蔵される。本体ガイド72は、ベース本体70のベース孔70cに筒状部70bの先端側から差し込まれるとともに留め具によりベース本体70に固定される。
本体ガイド72は、給水ホース74を引き出し可能なホース挿通孔72aと、装置本体16が脱着自在に接続されるとともに装置本体16の脱着方向に装置本体16をガイド可能な本体接続部72bとを有する。給水ホース74は可とう性を持つ素材を用いて構成される。
規制体18は、全体として有底筒状をなす。本実施形態の規制体18は、装置本体16を本体ベース20に脱着自在に接続する継手部材でもある。規制体18には、その内側に配置されるホース継手78を介して給水ホース74が接続される。カートリッジ収容室14には規制体18の内部を通して上流側となる給水ホース74から水が送り込まれる。
(カートリッジ)
カートリッジ12は、原水を改質して改質水を生成するためのものである。本明細書での「改質」とは、物理変化や化学変化を経て、特定の成分を原水から除去又は原水に付与することをいう。
カートリッジ12は長尺体である。以下、カートリッジ12の長手方向をX方向として説明する。このX方向の方向軸線を中心とする円の円周方向、半径方向を単に「周方向」、「径方向」という。また、以下、X方向においてカートリッジ収容室14の出入口14aとは反対側(図2の左上側)をX方向の一方側(以下、単に奥側という)とし、X方向の出入口14a側(図2の右下側)をX方向の他方側(以下、単に入口側という)という。
カートリッジ収容室14の内周面とカートリッジ12の外周面との間には、原水水路42Aの一部となる外部水路58が形成される。外部水路58は、カートリッジ12の改質部68(後述する)を通してカートリッジ12の内部に水を送り込むためのものである。
図5は、カートリッジ12を示す側面断面図である。図2、図5に示すように、本実施形態のカートリッジ12は、長尺状のカートリッジ本体60と、カートリッジ本体60の両端部に取り付けられるエンドキャップ62,64とを備える。エンドキャップ62、64には、X方向の入口側にある第1エンドキャップ62と、奥側にある第2エンドキャップ64とが含まれる。エンドキャップ62、64は、カートリッジ本体60の端部を受ける有底筒状の本体受け部62a、64aを有する。本体受け部62a、64aの外周部には径方向外側に突き出る複数のリブ部62b、64bが形成される。
カートリッジ12は、その内部に設けられるとともに改質水水路42Bの一部となる第1内部水路66と、第1外部水路58と第1内部水路66の間に設けられる改質部68とを有する。第1内部水路66はカートリッジ本体60や第2エンドキャップ64の中央部に設けられ、改質部68はカートリッジ本体60に設けられる。改質部68は、第1外部水路58から第1内部水路66に水を通すことができ、改質材により原水を改質することで改質水を生成可能である。本実施形態の改質部68は、複数の不織布等の透水膜間に改質材を収容して構成される。改質材は、たとえば、活性炭、炭酸カルシウム等である。なお、第1内部水路66と改質部68との間には透水性を持つ芯材69が設けられる。
図6は、図2の一部の拡大図である。カートリッジ12は、カートリッジ12の奥側部分の一部、詳しくは、カートリッジ12の奥側端部に設けられる被接続部80を有する。被接続部80は、カートリッジ12の奥側端面部12aからX方向の奥側に突き出るように設けられる。被接続部80は、筒状をなし、その内側には第1内部水路66の一部が形成される。
原水改質装置10は、装置本体16に収容される水路形成部材82を備える。水路形成部材82は、装置本体16のカートリッジ収容室14の奥側部分に収容される。水路形成部材82には、カートリッジ12の第1内部水路66に連通されるとともに改質水水路42Bの一部となる第2内部水路84が形成される。本図では、第2内部水路84が通る経路の一部や下流側水路44が通る経路の一部に矢印を付して示す。本実施形態の水路形成部材82は弁機構46を構成する回転弁体である。弁機構46は、回転弁体が回転することで、複数の上流側水路42A、42Bのいずれかに通水経路を切り替え可能である。
(第1原水改質装置)
第1原水改質装置10Aに関して説明する。第1原水改質装置10Aには、カートリッジ収容室14に収容されるカートリッジ12の被接続部80を直接に接続するためのカートリッジ接続部86が設けられる。本実施形態のカートリッジ接続部86は、水路形成部材82の入口側端部に設けられ、筒状をなしている。被接続部80は、カートリッジ接続部86にX方向に脱着自在に接続される。
カートリッジ12の被接続部80は、第1原水改質装置10Aのカートリッジ接続部86に第1シール部材88を介して水密的に接続される。第1シール部材88は、Oリング等の弾性体である。第1シール部材88は、第1原水改質装置10Aのカートリッジ接続部86とカートリッジ12の間に弾性変形した状態で配置され、そのカートリッジ接続部86とカートリッジ12の間をシールする。
図2に示すように、第1原水改質装置10Aのカートリッジ接続部86にカートリッジ12の被接続部80が接続された状態にあるとき、そのカートリッジ接続部86からX方向で遠ざかる方向でのカートリッジ12の動きが規制体18との接触により規制される。
(第2原水改質装置)
第2原水改質装置10Bに関して説明する。図7は、第2原水改質装置10Bの部分断面側面図である。図8は、図7の一部の拡大図である。第2原水改質装置10Bには、カートリッジ12の被接続部80を接続するための接続用受け部90が設けられる。接続用受け部90は、第2原水改質装置10Bの水路形成部材82に設けられる。
第2原水改質装置10Bのカートリッジ収容室14にはカートリッジ12を収容できるものの、接続用受け部90にはカートリッジ12の被接続部80を直接に接続できない。これは、カートリッジ12の被接続部80が接続用受け部90との接続に適合した構造でないことに起因する。この対策として、次のアダプタ92を用いる。
(アダプタ)
図9は、カートリッジユニット93を示す側面断面図である。カートリッジユニット93は、カートリッジ12とアダプタ92を備える。アダプタ92は、第1原水改質装置10Aに用いられるカートリッジ12を第2原水改質装置10Bに用いるためのものである。本実施形態のアダプタ92は、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90にカートリッジ12を脱着自在に接続する継手部材として機能する。
本実施形態のアダプタ92は、カートリッジ12の奥側端部とX方向に対向する位置に配置される。アダプタ92は、筒状部94と、カートリッジ12に取り付けられるカートリッジ取付部96と、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90により受けられる被受け部98と、を備える。
カートリッジ取付部96は、X方向においてカートリッジ12に近い側にある筒状部94の入口側部分に設けられる。被受け部98は、カートリッジ取付部96よりX方向においてカートリッジ12から遠い側にて筒状部94に設けられる。
本実施形態のカートリッジ取付部96は、カートリッジ12の被接続部80に脱着可能に取り付けられる。カートリッジ取付部96は、カートリッジ12の奥側部分の一部となる奥側端部に取り付けられるとも捉えられる。実施形態のカートリッジ取付部96は、第1シール部材88を介して被接続部80に水密的に取り付けられる。第1シール部材88は、アダプタ92とカートリッジ12の間に弾性変形した状態で配置され、これらの間をシールする。第1シール部材88は、自らの弾性変形に起因する復元力によって、アダプタ92をカートリッジ12に取り付ける役割も持つ。
カートリッジ12の一部及びカートリッジ取付部96のうちの一方である第1一方部100Aの内側には、それらのうちの他方である第1他方部100Bが差し込まれる。本実施形態での第1一方部100Aとはカートリッジ取付部96であり、第1他方部100Bとはカートリッジ12の被接続部80である。本実施形態のカートリッジ取付部96は、第1一方部100Aの内側に第1他方部100Bが圧入されることで被接続部80に取り付けられる。また、本実施形態のカートリッジ取付部96は、第1シール部材88の復元力によっても、被接続部80に取り付けられる。
カートリッジ取付部96は、カートリッジ12とX方向に対向するアダプタ92の対向面96aに開口する差込口96bを有する。被接続部80は、カートリッジ取付部96の差込口96bから差し込まれる。カートリッジ取付部96の内周部には径方向内側に突き出るアダプタ側段部96cが設けられる。被接続部80の外周部には径方向外側に突き出るカートリッジ側段部80aが設けられる。アダプタ92の対向面96aは、カートリッジ12の奥側端面部12aに突き当てられ、アダプタ92のアダプタ側段部96cは、カートリッジ12のカートリッジ側段部80aに突き当てられる。
本実施形態の第1シール部材88は、カートリッジ12に形成される第1装着部102に装着されている。本実施形態の第1装着部102は溝状をなし、第1シール部材88は第1装着部102に収められることで第1装着部102に装着される。
アダプタ92の被受け部98及び第2原水改質装置10Bの接続用受け部90のうちの一方である第2一方部104Aの内側には、それらのうちの他方である第2他方部104Bが差し込まれる。本実施形態の第2一方部104Aとは被受け部98であり、第2他方部104Bとは接続用受け部90である。被受け部98は、接続用受け部90に第2シール部材106を介して水密的に接続される。第2シール部材106は、Oリング等の弾性体である。第2シール部材106は、接続用受け部90と被受け部98との間に弾性変形した状態で配置され、これらの間をシールする。
本実施形態の第2シール部材106は、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90に形成される第2装着部108に装着される。本実施形態の第2装着部108は溝状をなし、第2シール部材106は第2装着部108に収められることで第2装着部108に装着される。
アダプタ92の被受け部98は、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90に脱着自在に接続されるように受けられる。これにより、前述の継手部材としての機能が果たされる。このようなアダプタ92は、接続用受け部90に対する位置が保持されるように接続用受け部90に接続される。
アダプタ92は、カートリッジ12の第1内部水路66と水路形成部材82の第2内部水路84を連通する連通水路110を備える。連通水路110は、アダプタ92の筒状部94の内部をX方向に貫通する貫通孔の一部が構成する。継手部材として機能するアダプタ92は、カートリッジ12の第1内部水路66と第2原水改質装置10Bの第2内部水路84とを連通水路110を介して連通する役割も持つ。
図9に示すように、本実施形態のアダプタ92は、X方向においてカートリッジ12に近い側にある第1外径部112と、第1外径部112よりX方向においてカートリッジ12から遠い側にある第2外径部114とを有する。第2外径部114の外径は第1外径部112の外径より小さくなるように設定される。アダプタ92の最大外径Laは、カートリッジ12の最大外径Lcより小さくなるように設定される。本実施形態のアダプタ92の最大外径Laは、アダプタ92の第1外径部112の外径となる。本実施形態のカートリッジ12の最大外径Lcは、カートリッジ12のリブ部62b,64bの外径となる。
図7に示すように、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90にアダプタ92を介してカートリッジ12の被接続部80が接続された状態にあるとき、その接続用受け部90からX方向で遠ざかる方向でのカートリッジ12の動きが規制体18との接触により規制される。
以上の工夫点に関する効果を説明する。実施形態のアダプタ92のカートリッジ取付部96はカートリッジ12に取り付けられ、その被受け部98は第2原水改質装置10Bの接続用受け部90に受けられる。これにより、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90によりカートリッジ12を直接に受けられない場合でも、その接続用受け部90にアダプタ92を介してカートリッジ12を受けられる。本実施形態では、継手部材として機能するアダプタ92を用いている。よって、第2原水改質装置の接続用受け部90にカートリッジ12の被接続部80を直接に接続できない前述の(1)のケースでも、その接続用受け部90にアダプタ92を介してカートリッジ12の被接続部80を接続できる。これに伴い、第2原水改質装置10Bにカートリッジ12を適切に組み込めるようになり、第1原水改質装置10Aと第2原水改質装置10Bの間でのカートリッジ12の共通化に寄与できる。
特に、アダプタ92の筒状部94の外径や内径、そのX方向での外寸を変更することによって、多種多様な第2原水改質装置10Bにカートリッジ12を適切に組み込めるようになる。
アダプタ92のカートリッジ取付部96は、カートリッジ12の被接続部80に取り付けられる。よって、カートリッジ12の被接続部80を活用して、カートリッジ12にアダプタ92を取り付けられる。
アダプタ92のカートリッジ取付部96は、カートリッジ12の被接続部80に第1シール部材88を介して水密的に取り付けられる。よって、第1シール部材88の復元力を用いてアダプタ92をカートリッジ12に取り付けられる。また、アダプタ92やカートリッジ12の内部の水路から、アダプタ92とカートリッジ12の間を通して外部に水が漏れてしまう事態を避けられる。ここでの内部の水路とは、前述の第1内部水路66や連通水路110をいう。
次に、アダプタ92の他の特徴を説明する。図9を参照する。本実施形態のアダプタ92の被受け部98を含む一部分92aは、カートリッジ12のX方向の一方側端部となる奥側端部12cより、長手寸法Lx1の分だけ、X方向の一方側となる奥側に設けられる。ここでの長手寸法とは、言及している構成要素のX方向に沿った寸法をいう。カートリッジユニット93の長手寸法Lx0は、カートリッジ12の長手寸法Lx2より、アダプタ92の一部分92aの長手寸法Lx1の分だけ、長くなることになる。
この利点を説明する。カートリッジ12の長手寸法Lx2の不足に起因して、第2原水改質装置10Bの受け部によりカートリッジ12を受けられない場合を考える。これは、たとえば、カートリッジ12の被接続部80が接続用受け部90との接続に適合した構造であっても、カートリッジ収容室14の一部14b(図8参照)にカートリッジ12が干渉してしまい、接続用受け部90までカートリッジ12の被接続部80が届かない場合である。このような場合でも、本実施形態によれば、アダプタ92の一部分92aの分だけ不足する長手寸法を補うことができ、第2原水改質装置10Bの受け部によりアダプタ92の被受け部98を受けさせられる。本実施形態では、カートリッジ12の長手寸法Lx2が不足する場合でも、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90に対して、アダプタ92を介してカートリッジ12の被接続部80を接続できるようになる。
カートリッジ取付部96は、前述の第1一方部100Aの内側に第1他方部100Bを差し込むとき、被接続部80及びカートリッジ取付部96の径方向での相対移動を案内するためのガイド部96dを有する。本実施形態のガイド部96dは、カートリッジ取付部96の内周縁部、詳しくは、アダプタ側段部96cの内周縁部に設けられる。本実施形態のガイド部96dは、カートリッジ取付部96の差込口96bから奥側に向かうにつれて縮径するように形成されるテーパ面である。
前述の第1一方部100Aの内側に第1他方部100Bを差し込むとき、カートリッジ12の被接続部80をガイド部96dに接触させつつ第1一方部100Aの内側に第1他方部100Bを差し込むことで、そのガイド部96dによって、両者の相対移動が案内される。これにより、カートリッジ取付部96及び被接続部80の径方向での位置合わせが容易となり、第1一方部100Aの内側に第1他方部100Bを差し込み易くなる。
次に、第2原水改質装置10Bにアダプタ92が取り付けられたカートリッジ12を組み込む手順を説明する。これは、主に、次の手順を経ることで行われる。
(A1)装置本体16のカートリッジ収容室14内に出入口14aを通してアダプタ92が取り付けられたカートリッジ12を押し込み、カートリッジ収容室14内にカートリッジ12を収容する。
(A2)装置本体16に規制体18を取り付けて、カートリッジ収容室14から出入口14aを通してカートリッジ12が抜け出ないようにする。
第2原水改質装置10Bのカートリッジ12を交換する手順を説明する。これは、主に、次の手順を経ることで行われる。
(B1)装置本体16から規制体18を取り外す。
(B2)装置本体16のカートリッジ収容室14内から出入口14aを通して既存のカートリッジ12を取り出す。
(B3)(A1)と同様の手順を経て、カートリッジ収容室14内に新規のカートリッジ12を収容する。
(B4)(A2)と同様の手順を経る。
(第2の実施の形態)
図10は、第2実施形態の第2原水改質装置10Bの一部の拡大図である。図11は、第2実施形態のカートリッジユニット93の側面断面図である。第1実施形態では、アダプタ92の被受け部98及び第2原水改質装置10Bの接続用受け部90のうちの一方である第2一方部104Aが被受け部98であり、それらのうちの他方である第2他方部104Bが接続用受け部90である例を説明した。本実施形態の第2一方部104Aは接続用受け部90であり、第2他方部104Bは被受け部98であり、接続用受け部90の内側に被受け部98が差し込まれる。
第1実施形態の第2シール部材106は、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90に形成される第2装着部108に装着される例を説明した。本実施形態の第2シール部材106は、アダプタ92の被受け部98に形成される第2装着部108に装着される。アダプタ92は、第2シール部材106を備えることになる。これにより、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90にシール部材がなくとも、その接続用受け部90とアダプタ92の間を第2シール部材106によりシールできる。
第1実施形態のアダプタ92の筒状部94は第1外径部112と第2外径部114を有する例を説明した。本実施形態のアダプタ92の筒状部94はX方向の全長に亘り同等の外径に設定される。また、アダプタ92の最大外径Laは、カートリッジ12の最大外径Lcと同等の大きさに設定される。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態の第2原水改質装置10Bの部分断面側面図である。図13は、図12の一部の拡大図である。図14は、第3実施形態のカートリッジユニット93の側面断面図である。
本実施形態では、第2原水改質装置10Bにカートリッジ12を適切に組み込めないケースとして、前述の(2)のケースを説明する。本実施形態のカートリッジ12の被接続部80は、第1実施形態と異なり、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90にアダプタ92を介さずに直接に接続される。
本実施形態のカートリッジ12は、X方向での外寸がカートリッジ収容室14のX方向での内寸より小さすぎ、両者の間にがたつきの原因となる隙間116が形成される。この隙間116は、本実施形態において、カートリッジ12の入口側端部12dとカートリッジ収容室14を形成する規制体18との間に形成される。
本実施形態のアダプタ92は、第2原水改質装置10Bの規制体18とカートリッジ12との間の隙間116を詰めるシム部材として機能する。シム部材としてのアダプタ92は、このような隙間116を少なくとも部分的に詰めるためのものである。これにより、規制体18によってアダプタ92を介してカートリッジ12を受けられるようになる。
規制体18の一部は、カートリッジ12を受けるとともにカートリッジ収容室14内でのカートリッジ12の位置を規制するための位置規制用受け部118を構成していると捉えられる。位置規制用受け部118は、カートリッジ収容室14内でのカートリッジ12のX方向での位置を規制することで、カートリッジ12のがたつきを規制する。位置規制用受け部118は、接続用受け部90とは別に第2原水改質装置10Bに設けられる。
本実施形態のアダプタ92は、カートリッジ12の入口側端部12dとX方向に対向する位置に配置される。本実施形態のアダプタ92は、カートリッジ12に取り付けられるカートリッジ取付部96と、第2原水改質装置10Bの位置規制用受け部118により受けられる被受け部98と、を備える。
カートリッジ取付部96は、カートリッジ12の入口側部分の一部、詳しくは、その入口側端部12dに取り付けられる。本実施形態のカートリッジ取付部96は、第1一方部100Aとしてのカートリッジ取付部96の内側に、第1他方部100Bとしてのカートリッジ12の一部を圧入を伴い差し込むことで、カートリッジ12に取り付けられる。このように、アダプタ92のカートリッジ取付部96は、アダプタ92の被接続部80以外の箇所に取り付けられていてもよい。
アダプタ92の被受け部98は、第2原水改質装置10Bの位置規制用受け部118に分離自在に支持されるように受けられる。これにより、前述のシム部材としての機能が果たされる。
本実施形態によれば、第2原水改質装置10Bの位置規制用受け部118によりカートリッジ12を直接に受けられないケースでも、その位置規制用受け部118によりアダプタ92を介してカートリッジ12を受けられる。これにより、カートリッジ収容室14内でのカートリッジ12のがたつきを抑制しつつ、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90にカートリッジ12の被接続部80を接続できる。これに伴い、第2原水改質装置10Bにカートリッジ12を適切に組み込めるようになり、第1原水改質装置10Aと第2原水改質装置10Bの間でのカートリッジ12の共通化に寄与できる。
以上、実施形態をもとに本発明を説明した。次に、各構成要素の変形例を説明する。
原水改質装置10は、装置本体16に吐水部26が設けられたスパウトインタイプを例に説明したが、アンダーシンクタイプ、据え置きタイプ、蛇口直結タイプでもよい。また、スパウトインタイプの原水改質装置10の場合、操作部材22や弁ユニット24を備えていなくともよい。
装置本体16は、本体ベース20を介して基体28に支持される例を説明したが、基体28に直接に支持されていてもよい。これは、たとえば、アンダーシンクタイプ、据え置きタイプの原水改質装置10を想定している。
カートリッジ12の原水の改質態様として、原水の浄化を例に説明したが、これに限定されない。たとえば、美容成分、臭い成分、炭酸成分、水素成分の付与等でもよい。
規制体18は、継手部材を例に説明したが、その具体例は特に限定されない。たとえば、吐水ヘッドを互いに別体のグリップ部と頭部により構成し、グリップ部を装置本体16、頭部を規制体18としてもよい。規制体18は、装置本体16を本体ベース20に脱着自在に接続していなくともよい。実施形態では本体ベース20から給水ホース74を引き出し可能な例を説明したが、給水ホース74を引き出し可能ではなくともよいということである。
装置本体16及び規制体18を互いに脱着可能に取り付けるための具体的手段は特に限定されない。たとえば、このような具体的手段としては、クリップ等の留め具、ねじ構造等を用いてもよい。
カートリッジ12に対するアダプタ92のカートリッジ取付部96の取付態様は特に限定されない。たとえば、圧入、ねじ構造、嵌合構造、スナップフィット、磁力等を用いてもよい。
アダプタ92のカートリッジ取付部96は、第1シール部材88を介さずに、カートリッジ12の被接続部80に取り付けられてもよい。第1シール部材88は、カートリッジ12の第1装着部102に装着される例を説明したが、アダプタ92に形成される第1装着部102に装着されてもよい。
継手部材として機能するアダプタ92は、カートリッジ12の第1内部水路66と第2原水改質装置10Bの第2内部水路84とを連通する役割を持たなくともよい。アダプタ92は、単に、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90にカートリッジ12を接続する役割のみを持っていてもよいということである。この場合、第2原水改質装置10Bの接続用受け部90は、第2原水改質装置10Bの水路形成部材82以外の箇所に設けられてもよい。たとえば、規制体18に接続用受け部90を設け、その接続用受け部90にアダプタ92の被受け部98が接続されてもよい。
シム部材として機能するアダプタ92は、カートリッジ収容室14内でのカートリッジ12の径方向での位置を規制していてもよい。
第2原水改質装置10Bには、アダプタ92が取り付けられていない専用の他のカートリッジが組み込まれてもよい。
カートリッジ12には、継手部材として機能するアダプタ92とともに、シム部材として機能する他のアダプタ92を取り付けてもよい。
以上、本発明の実施形態や変形例について詳細に説明した。前述した実施形態や変形例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態や変形例の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。以下、発明が解決しようとする課題に記載の態様を用いて説明する。
第2態様のカートリッジ用アダプタは、第1態様において、前記カートリッジは、前記第1原水改質装置のカートリッジ接続部に水密的に接続される被接続部を有し、前記カートリッジ取付部は、前記被接続部に取り付けられてもよい。
この態様によれば、カートリッジの被接続部を活用して、カートリッジにアダプタを取り付けられる。
第3態様のカートリッジ用アダプタは、第2態様において、前記カートリッジ取付部は、前記被接続部に第1シール部材を介して水密的に取り付けられてもよい。
この態様によれば、第1シール部材の復元力を用いてアダプタをカートリッジに取り付けられる。
第4態様のカートリッジ用アダプタは、第1態様から第3態様のいずれかにおいて、前記被受け部を含む一部分は、前記カートリッジの長手方向の一方側端部より前記長手方向の一方側に設けられてもよい。
カートリッジの長手寸法の不足に起因して、第2原水改質装置の受け部によりカートリッジを受けられない場合を考える。この態様によれば、このような場合でも、アダプタの一部分の分だけ不足する長手寸法を補うことができ、第2原水改質装置の受け部によりアダプタの被受け部を受けさせられる。
第5態様のカートリッジ用アダプタは、第1態様から第4態様のいずれかにおいて、前記被受け部と前記受け部との間をシールするための第2シール部材を備え、前記第2シール部材は、前記被受け部に装着されてもよい。
この態様によれば、第2原水改質装置に第2シール部材がなくとも、アダプタに装着された第2シール部材によって、第2原水改質装置の受け部とアダプタの間をシールできる。
第6態様のカートリッジ用アダプタは、第1態様から第5態様のいずれかにおいて、前記受け部は、前記第2原水改質装置に設けられる接続用受け部であり、本アダプタは、前記カートリッジを前記接続用受け部に脱着自在に接続するための継手部材として機能してもよい。
この態様によれば、第2原水改質装置の接続用受け部にカートリッジの被接続部を直接に接続できないケースでも、その接続用受け部にアダプタを介してカートリッジの被接続部を接続できる。
第7態様のカートリッジ用アダプタは、第1態様から第6態様のいずれかにおいて、前記受け部は、前記第2原水改質装置のカートリッジ収容室に設けられる位置規制用受け部であり、本アダプタは、前記カートリッジと前記位置規制用受け部との間の隙間を詰めるためのシム部材として機能してもよい。
この態様によれば、第2原水改質装置の位置規制用受け部によりカートリッジを直接に受けられないケースでも、その位置規制用受け部によりアダプタを介してカートリッジを受けられる。
第8態様はカートリッジユニットである。第8態様のカートリッジユニットは、第1態様から第7態様のいずれかのカートリッジと、第1態様から第7態様のいずれかのアダプタとを備える。
本態様のカートリッジユニットには、カートリッジとアダプタが分離した状態で譲渡、貸与等されるものも権利範囲に含まれる。
第9態様はカートリッジの組み込み方法である。第9態様は、第1態様から第7態様のいずれかに記載の第2原水改質装置にカートリッジを組み込むための方法であって、第1態様から第7態様に記載のアダプタを取り付けたカートリッジを前記第2原水改質装置に組み込む方法である。
10A…第1原水改質装置、10B…第2原水改質装置、12…カートリッジ、14…カートリッジ収容室、80…被接続部、86…カートリッジ接続部、88…第1シール部材、90…接続用受け部(受け部)、92…カートリッジ用アダプタ、93…カートリッジユニット、96…カートリッジ取付部、98…被受け部、106…第2シール部材、116…隙間、118…位置規制用受け部(受け部)。

Claims (9)

  1. 第1原水改質装置に用いられるカートリッジを第2原水改質装置に用いるためのアダプタであって、
    前記カートリッジに取り付けられるカートリッジ取付部と、
    前記第2原水改質装置に設けられる受け部により受けられる被受け部と、を備えるカートリッジ用アダプタ。
  2. 前記カートリッジは、前記第1原水改質装置のカートリッジ接続部に水密的に接続される被接続部を有し、
    前記カートリッジ取付部は、前記被接続部に取り付けられる請求項1に記載のカートリッジ用アダプタ。
  3. 前記カートリッジ取付部は、前記被接続部に第1シール部材を介して水密的に取り付けられる請求項2に記載のカートリッジ用アダプタ。
  4. 前記被受け部を含む一部分は、前記カートリッジの長手方向の一方側端部より前記長手方向の一方側に設けられる請求項1から3のいずれかに記載のカートリッジ用アダプタ。
  5. 前記被受け部と前記受け部との間をシールするための第2シール部材を備え、
    前記第2シール部材は、前記被受け部に装着される請求項1から4のいずれかに記載のカートリッジ用アダプタ。
  6. 前記受け部は、前記第2原水改質装置に設けられる接続用受け部であり、
    本アダプタは、前記カートリッジを前記接続用受け部に脱着自在に接続するための継手部材として機能する請求項1から5のいずれかに記載のカートリッジ用アダプタ。
  7. 前記受け部は、前記第2原水改質装置のカートリッジ収容室に設けられる位置規制用受け部であり、
    本アダプタは、前記カートリッジと前記位置規制用受け部との間の隙間を詰めるためのシム部材として機能する請求項1から5のいずれかに記載のカートリッジ用アダプタ。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のカートリッジと、
    請求項1から7のいずれかに記載のアダプタと、を備えるカートリッジユニット。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の第2原水改質装置にカートリッジを組み込むための方法であって、
    請求項1から7のいずれかに記載のアダプタを取り付けたカートリッジを前記第2原水改質装置に組み込むカートリッジの組み込み方法。
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