JP2008117545A - 液体送受用ジョイント装置及びこれを備えた燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を簡略化し、部品点数が少なく小型で、安価に製造可能であり、液漏れを防止する液体送受用ジョイント装置及びこれを備えた燃料電池システムを提供する。
【解決手段】第1の液体流路を有する第1のハウジング15と、これに移動可能に収容され、当該移動に応じて第1の液体流路を開閉する第1の弁体20とを有する第1のジョイント装置10と;第2の液体流路を有する第2のハウジング55と、これに移動可能に収容され、当該移動に応じて第2の液体流路を開閉する第2の弁体60と、第2のハウジング55と第2の弁体60との間に配設されたシール部材70とを有する第2のジョイント装置50;を備え、第2の弁体60は、シール部材70が弾性変形した際に、第1のハウジングに押圧されて第2の液体流路を開放し、その一部をシール部材70から第1のジョイント装置10に向けて相対的に延出し、第1の弁体20を押圧して第1の液体流路を開放し、第1の液体流路と第2の液体流路とを連通させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、燃料電池やインクジェットプリンタ等における液体供給手段において、液体リザーバと液体アクセプタとの間に配設され、当該液体リザーバ内に収容された液体を液体アクセプタに導く液体送受用ジョイント装置、及びこれを備えた燃料電池システムに関する。
従来から、インクジェットプリンタ、液体燃料を用いたライターや燃料電池、医療用薬液投与装置等、液体を使用する各種機器として、外部から供給される液体を受容する液体アクセプタ(液体受容手段)を備えたものが広く普及されている。また、この液体アクセプタに液体を供給する手段として、内部に収容した液体を外部に流出させる様々な形態の液体リザーバ(液体供給手段)が提案されている。
前記液体リザーバは、内部に収容した液体が無くなった時に、液体リザーバ自体を直接新しいものと取り替えることができるカートリッジ式が主流となっており、液体によって手を汚すことが殆どなく、安全性が高く、液体アクセプタに液体を簡便に補給できるという利点がある。特に、前記液体として、人体に悪影響を与える虞があるものや、外気に触れると劣化が激しいもの等を用いる場合には、大変有効な液体供給手段である。
また、最近、液体を燃料として発電する燃料電池、特にメタノールを燃料としたメタノール直接型燃料電池(DMFC)は、多くの電機メーカ等により開発が盛んに行われており、例えば、ノートパソコン、携帯可能な各種電子機器、携帯電話等に使用する次世代の新型電池として期待されている。しかし、一般に、メタノールは、人体に対する影響が大きく、吸入すると中枢神経を冒し、めまい、下痢を起こすことがある。また、大量に吸入したり、眼に入ったりした場合は、視神経に障害を起こすことがあり、失明する可能性も高く、危険性の高い有毒な液体である。そのため、DMFCにおいても、一般需要者等に安全にかつ簡便に燃料供給を行う際には、メタノールを直接取り扱うことがなく、液体リザーバをカートリッジとしてメタノールを供給する手段が最適であると考えられており、広く開発が行われている。(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
前記液体アクセプタに、前記液体リザーバから液体を供給する際は、通常、液体アクセプタの液体受容口と、液体リザーバの液体供給口とを着脱可能に接続し、液体の送受を行う液体送受用ジョイント装置が用いられている。(例えば、特許文献4〜特許文献12参照)。
特開2003−308871号公報 特開平8−12301号公報 特開2003−317756号公報 特開平10−789号公報 特開平8−50042号公報 特表2003−528699号公報 特開2003−266739号公報 特表2001−524896号公報 特開2000−289225号公報 特開平7−68780号公報 特開平5−254138号公報 特開2003−331879号公報
しかしながら、従来の液体送受用ジョイント装置は、部品点数が非常に多く複雑な構造となるため、小型化、コスト低減には限界がある。また、液体を送受する(流通させる)際に弁等が開く構造を有するため、液体リザーバや、液体アクセプタ内の圧力が高くなると、液漏れが生じやすい。そこで、構造の簡略化を達成すること、高内圧下でも液漏れを起こさないことが要求されており、さらに、スムーズで安全な着脱が可能な液体送受用ジョイント装置が強く求められている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、構造を簡略化することにより、部品点数が少なく、小型で、安価に製造可能であると共に、内圧の高低に係わらず、幅広い条件下において、液漏れを起こすことを防止することができる液体送受用ジョイント装置、及びこれを備えた燃料電池システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、液体を収容する液体リザーバと、当該液体リザーバに収容された液体を受容する液体アクセプタとを接続する液体送受用ジョイント装置であって、前記液体リザーバ及び液体アクセプタの一方に配設される第1のジョイント装置と、前記液体リザーバ及び液体アクセプタの他方に配設されると共に、前記第1のジョイント装置と接続可能な第2のジョイント装置と、を備え、前記第1のジョイント装置は、第1の液体流路を有する第1のハウジングと、前記第1のハウジング内に移動可能に収容され、当該移動に応じて前記第1の液体流路を開閉する第1の弁体と、を備え、前記第2のジョイント装置は、第2の液体流路を有する第2のハウジングと、前記第2のハウジング内に移動可能に収容され、当該移動に応じて前記第2の液体流路を開閉する第2の弁体と、前記第2のハウジングと第2の弁体との間に配設され、前記第2の液体流路を閉鎖する際に、当該第2のハウジングと第2の弁体との間をシールすると共に、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とを接続した際に、前記第1のハウジングに当接して弾性変形し且つ当該第2の弁体と第1のジョイント装置との間をシールするシール部材と、を備え、前記第2の弁体は、前記シール部材が弾性変形した際に、前記第1のハウジングに押圧されて移動し、前記第2の液体流路を開放すると共に、その一部を当該シール部材から前記第1のジョイント装置に向けて相対的に延出し、前記第1の弁体を押圧して移動させ、前記第1の液体流路を開放し、前記第1の液体流路と第2の液体流路とを連通させる液体送受用ジョイント装置を提供するものである。
この構成を備えた液体送受用ジョイント装置は、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とを接続した際に、第1のハウジングが第2の弁体を移動させ、前記第2の液体流路を開放すると共に、第2の弁体の一部が当該シール部材から前記第1のジョイント装置に向けて相対的に延出し、前記第1の弁体を押圧して移動させ、前記第1の液体流路を開放し、前記第1の液体流路と第2の液体流路とを連通させる構成を備えており、且つ、当該第1の液体流路と第2の液体流路とが連通する際には、前記第2のハウジングと第2の弁体との間、及び前記第2の弁体と第1のジョイント装置との間は、シール部材によって確実にシールされる。したがって、構造を簡略化することができ、部品点数が少なくなり、小型化が達成されると共に、液体リザーバ及び液体アクセプタの内圧の高低に係わらず、幅広い条件下において、液漏れを起こすことを防止することができる。
また、本発明にかかる液体送受用ジョイント装置は、前記第2のハウジングと第2の弁体は、両者が前記シール部材を介して当接し、前記第2の液体流路を閉鎖する際に、当該第2の弁体の移動方向に略垂直な面がシール面となるよう構成することができる。このように構成することで、シール面積を大きくとることができると共に、前記シール部材は、前記第2の弁体の移動によって、第2のハウジングのシール面に押圧されることになるため、さらに確実にシールすることができる。
そしてまた、本発明にかかる液体送受用ジョイント装置は、前記第1のハウジング及び第2のハウジングの少なくとも一方を、前記シール部材よりも剛性が高い材料から形成することができる。このように構成することで、より一層確実に安定したシールを行うことができる。また、前記第1のハウジング及び第2のハウジングの両方を前記シール部材よりも剛性が高い材料から形成すれば、さらに確実に安定したシールを行うことができる。ここで、前記シール部材は、弾性体(例えば、ゴムやエラストマー等)から構成することができるが、弾性体同士を密着させた場合、仮に外部から不要な力が加えられると、両者が変形する虞があり、安定した密着を維持することが困難となる虞もある。一方、剛体と弾性体とを密着させた場合は、仮に外部から不要な力が加えられたとしても、剛体が弾性体を支持し、その形状を維持するため、安定した密着を行うことができる。
また、本発明にかかる液体送受用ジョイント装置では、前記第1のジョイント装置を前記液体リザーバに配設し、前記第2のジョイント装置を前記液体アクセプタに配設することができる。この場合、前記第1の液体流路は、前記第2の液体流路が開放された後に開放されるよう構成する。このようにすることで、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続し、液体リザーバから液体アクセプタに前記液体を供給する際には、先ず、液体アクセプタ側の液体流路(第2の液体流路)が開き、液体の受け入れ準備が完了した後、液体リザーバ側の液体流路(第1の液体流路)が開き、液体を供給することになるため、前記利点に加え、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続した際に、両者の間から液漏れが生じることを防止することができる。
また、本発明にかかる液体送受用ジョイント装置の一実施態様としては、前記第1のハウジング内に、前記第1の弁体を付勢して前記移動を行わせる第1の付勢部材を配設し、前記第2のハウジング内に、前記第2の弁体を付勢して前記移動を行わせる第2の付勢部材を配設した構成とすることもできる。また、この構成の場合、前記第1のジョイント装置を前記液体リザーバに配設し、前記第2のジョイント装置を前記液体アクセプタに配設し、前記第1の付勢部材の付勢力を、前記第2の付勢部材の付勢力よりも大きくすることができる。このようにすることで、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続し、液体リザーバから液体アクセプタに前記液体を供給する際には、先ず、液体アクセプタ側の液体流路(第2の液体流路)が開いた後、液体リザーバ側の液体流路(第1の液体流路)が開くことになるため、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続した際に、両者の間から液漏れが生じることを防止することができる。
そしてまた、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置は、スナップフィットにより着脱可能に接続することもできる。また、前記第1のジョイント装置を前記液体リザーバに配設し、前記第2のジョイント装置を前記液体アクセプタに配設した場合、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置は、両者を接続した際に、当該第1のハウジングの少なくとも一部が、前記第2のハウジング内に収容されるよう構成することもできる。このようにすることで、前記利点に加え、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置をより安定した状態で接続することができる。
さらにまた、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を、スナップフィットにより着脱可能に接続する構成としては、例えば、当該第1のジョイント装置に第1の係合部を形成し、第2のジョイント装置に、前記第1の係合部に着脱可能に係合する第2の係合部を形成し、当該第1の係合部と第2の係合部とを係合させ、あるいは当該係合を解除することで、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を、スナップフィットにより着脱可能に接続する構成が挙げられる。すなわち、この場合、前記第1の係合部と第2の係合部とで、スナップフィット機構を構成するが、この第1の係合部及び第2の係合部には、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とを接続する際に、両者の中心出し(位置決め)を行うと共に、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とが正しい組合せである場合のみに係合する誤接続防止キー(誤挿入防止のためのメカニカルキー)の機能を持たせることができる。このようにすることで、液体アクセプタに対し不適切な液体リザーバから不適切な液体が供給されることを防止することができる。
そしてまた、前記第1のジョイント装置を前記液体リザーバに配設し、前記第2のジョイント装置を前記液体アクセプタに配設し、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を、スナップフィットにより着脱可能に接続する場合、第1のジョイント装置に、外部から誤って素手で第1の弁体に接触することを防止するカバー部を形成し、誤動作を防止するチャイルドプルーフ機能を持たせることもできる。
このように、本発明にかかる液体送受用ジョイント装置は、スナップフィット機構を備え、このスナップフィット機構が、誤接続防止キー(誤挿入防止のためのメカニカルキー)の機能を有し、且つ前記液体リザーバに配設される第1のジョイント装置にチャイルドプルーフ機能を付加するよう構成することもできる。
また、本発明は、燃料電池と、液体燃料を収容する液体リザーバと、前記液体リザーバから供給される液体燃料を受容して前記燃料電池に供給する液体アクセプタと、前述した本発明にかかる液体送受用ジョイント装置と、を備えてなる燃料電池システムを提供するものである。
この構成を備えた燃料電池システムは、前述した利点を有する液体送受用ジョイント装置を備えているため、構造を簡略化することができ、部品点数が少なくなり、小型化が達成されると共に、液体リザーバ及び液体アクセプタの内圧の高低に係わらず、幅広い条件下において、液漏れを起こすことを防止することができる。なお、前記液体燃料は、特に限定されるものではないが、メタノールを含むことができる。
本発明にかかる液体送受用ジョイント装置は、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とを接続した際に、第1のハウジングが第2の弁体を移動させて第2の液体流路を開放すると共に、当該第2の弁体の一部がシール部材から第1のジョイント装置に向けて相対的に延出し、前記第1の弁体を押圧して移動させて第1の液体流路を開放し、前記第1の液体流路と第2の液体流路とを連通させ、且つ、前記第2のハウジングと第2の弁体との間、及び前記第2の弁体と第1のジョイント装置との間は、シール部材によって確実にシールされる構成を備えている。この結果、構造を簡略化することができ、部品点数が少なくなり、小型化が達成されると共に、液体リザーバ及び液体アクセプタの内圧の高低に係わらず、幅広い条件下において、液漏れを起こすことを防止することができ、信頼性の高い液体送受用ジョイント装置を提供することができる。
また、本発明にかかる燃料電池システムは、前述した利点を有する液体送受用ジョイント装置を備えているため、構造を簡略化することができ、部品点数が少なくなり、小型化が達成されると共に、液体リザーバ及び液体アクセプタの内圧の高低に係わらず、幅広い条件下において、液漏れを起こすことを防止することができる。この結果、高性能で信頼性の高い燃料電池システムを提供することができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置、及びこれを備えた燃料電池システムについて図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置の側面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置が接続されていない状態を示す図、図2は、本実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置の側面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置が接続された状態を示す図、図3は、図1に示すIII−III線に沿った断面図、図4は、図3に対応する断面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置が接続する初期の状態を示す図、図5は、図3に対応する断面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続させ、第2のジョイント装置の液体流路が開放された状態を示す図、図6は、図3に対応する断面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続させ、第1のジョイント装置の液体流路も開放された状態を示す図、図7は、図1に示す第1のジョイント装置を液体リザーバの筐体に配設し、第2のジョイント装置を液体アクセプタの筐体に接続した状態を示す一部側面図、図8は、本発明の実施の形態にかかる燃料電池システムの概略図である。
図1〜図7に示すように、本実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置1は、液体が収容された液体リザーバの筐体100に配設される第1のジョイント装置10と、液体リザーバから供給される液体を受容する液体アクセプタの筐体200に配設される第2のジョイント装置50を備えている。この液体送受用ジョイント装置1は、筐体100に配設された第1のジョイント装置10と、筐体200に配設された第2のジョイント装置50を接続することで、液体リザーバと液体アクセプタとを接続し、液体リザーバ内に収容されている液体を、液体アクセプタに供給する。
なお、液体リザーバは、特に限定されるものではないが、例えば、液体燃料が収容された液体燃料カートリッジ、液体インクが収容されたインクカートリッジ、薬液が収容された薬液カートリッジ等が挙げられる。また、液体アクセプタも同様に、特に限定されるものではないが、例えば、液体燃料カートリッジから供給される液体燃料を使用する燃料電池やライター等の機器類、インクカートリッジから供給されるインクを使用するプリンタ等の機器類、薬液カートリッジから供給される薬液を使用する各種医療機器や実験機器類等が挙げられる。
なお、液体アクセプタとして、燃料電池を用いる場合は、図8に示すように、燃料電池FCの筐体200と、液体燃料が収容された液体アクセプタの筐体100とを、液体送受用ジョイント装置1によって接続すればよい。この場合、液体アクセプタとしての燃料電池としては、メタノール直接型の燃料電池(DMFC)が挙げられ、例えば、パーフルオロスルホン酸系ポリマーなどからなる電解質膜と、この電解質膜の一方の面に設けられるアノード電極と、他方の面に設けられるカソード電極と、両電極を挟むように配置される一対のセパレータを備えている。この燃料電池システムでは、液体リザーバとしての燃料カートリッジから液体アクセプタとしての燃料電池に供給された燃料(メタノール)は、例えば、ポンプによってアノード電極側に供給されるようになっている。一方、カソード電極には、大気中の空気を送り込むことによって酸素が供給されるようになっている。この場合、空気を送り込むための経路の途中には例えばファンなどからなる送風機構が設けられていることが好ましく、これによれば必要に応じて酸素の供給量を増加させることが可能となる。このようにして供給されるメタノールと酸素は、化学反応により発電し、当該反応後は水またはCO2として燃料電池システムの外部へと排出される。
第1のジョイント装置10は、第1のハウジング15と、第1のハウジング15内に移動可能に収容された第1の弁体20と、第1のハウジング15内に配設され、第1の弁体20を付勢する第1のコイルバネ25とを備えている。
第1のハウジング15は、例えば、プラスチック等から形成され、筐体100に取付けられるベース部13と、ベース部13に取付けられた雄型ジョイント部14とを有している。
ベース部13の略中央部分には、液体リザーバに収容された液体を第1のハウジング15内に供給する供給口11が形成されている。また、ベース部13には、供給口11の略中央部分となる位置に、雄型ジョイント部14に向けて突出し、第1の弁体20の移動をガイドすると共に、当該移動を制限する略円柱状のストッパ16が形成されている。
雄型ジョイント部14の先端(ベース部13から離れた側の端面)であって、供給口11と対向する位置には、供給口11から供給された液体を排出する排出口12が形成されている。また、雄型ジョイント部14の外周面には、後に詳述する雌型ジョイント部54に形成された4つの係合爪67が各々係合可能な係合突起29が、互いに等間隔をおいて4箇所形成されている。そして、このベース部13の内壁と、雄型ジョイント部14の内壁によって画定された空間に、第1の弁体20が第1のコイルバネ25を介して移動可能に配設されると共に、前記液体が収容される。
第1の弁体20は、ストッパ16が進退可能に挿入される略円柱形のストッパ挿入孔21を画定する円筒部22と、円筒部22にフランジ23を挟んで配設され、排出口12に進退可能に挿入される略円柱形の押圧部24とを有している。フランジ23のベース部13側の面には、第1のコイルバネ25の一端が固定されており、この第1のコイルバネ25の他端は、ベース部13に固定されている。そして、第1の弁体20は、第1のコイルバネ25の付勢力により、常に排出口12側に付勢されており、図3に示すように、通常の状態では、ストッパ挿入孔21内にストッパ16の先端部が挿入され、排出口12に押圧部24が挿入されている。ここで、押圧部24は、雄型ジョイント部14から外部に延出しておらず、また、排出口12は、例えば、直径1mm程度の小径であるため、仮に、子供等が触れたとしても、第1の弁体20に誤って接触することがないよう工夫されている。(チャイルドプルーフ加工がなされている)。すなわち、雄型ジョイント部14は、排出口12を画定する端面が、外部から誤って素手で第1の弁体20に接触することを防止するカバー部となっている。また、フランジ23の排出口12側の面には、Oリング28が配設されている。このOリング28は、図3に示すように、通常の状態では、フランジ23の排出口12側の面と、雄型ジョイント部14の内壁との間に配設され、両者間をシールすることで、供給口11から排出口12に至る第1の液体流路を封鎖している。また、押圧部24には、液体が流通するための液体通路26が形成されている。
第2のジョイント装置50は、第2のハウジング55と、第2のハウジング55内に移動可能に収容された第2の弁体60と、第2のハウジング55内に配設され、第2の弁体60を付勢する第2のコイルバネ65と、第2のハウジング55と第2の弁体60との間をシールするシール部材70とを備えている。
第2のハウジング55は、例えば、プラスチック等から形成され、筐体200に取付けられるベース部53と、ベース部53に取付けられた雌型ジョイント部54とを有している。
ベース部53の略中央部分には、液体アクセプタに供給液体を排出するための排出口52が形成されている。また、ベース部53の略中央には、第2の弁体60の一端61が進退可能に配設される配設孔56が形成されている。この配設孔56は、第2の弁体60の一端61の進退移動をガイドする役割も果たしている。ベース部53の配設孔56を画定する内壁部分は、第2のハウジング55の内側に向けて凸状に形成された凸部68からなり、後に詳述する第2の弁体60が配設孔56側に移動した際に、凸部68の端面が第2の弁体60に当接することで、第2の弁体60の移動を制限している。
雌型ジョイント部54は、その略中央部に、雄型ジョイント部14を収容可能な略円筒形の凹部64が形成されている。この凹部64を画定する側壁は、雄型ジョイント部14側が、互いに等間隔をおいて4つに分割されており、その各々の先端には、雄型ジョイント部14に形成された係合突起29に係合可能な係合爪67が形成されている。そして、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50とを接続した際に、雄型ジョイント部14が雌型ジョイント部54に収容されて、係合爪67が係合突起29に着脱可能に係合し、両者がスナップフィット式に着脱される。すなわち、本実施の形態では、係合突起29が、第1のジョイント装置10のスナップフィット部を構成し、係合爪67が、第2のジョイント装置50のスナップフィット部を構成し、係合突起29と係合爪67でスナップフィット機構を構成している。なお、このベース部53の内壁と、雌型ジョイント部54の内壁によって画定された空間に、第2の弁体60が第2のコイルバネ65を介して移動可能に配設され且つシール部材70が配設されている。
第2の弁体60は、略円柱状の一端61が、ベース部53に形成された配設孔56に進退移動可能に配設され、略円柱状の他端62が、後に詳述するシール部材70に形成された配設孔66に進退移動可能に配設されている。略円柱状の一端61と、略円柱状の他端62との間には、略円盤状のフランジ63が形成されており、このフランジ63のベース部53側の面に、第2のコイルバネ65の一端が固定されており、この第2のコイルバネ65の他端は、ベース部53に固定されている。この第2の弁体60は、第2のコイルバネ65の付勢力により、常に雌型ジョイント部54側に付勢されている。また、第2の弁体60の他端62には、液体が流通するための液体通路71が形成されている。なお、本実施の形態では、この第2のコイルバネ65として、第1のコイルバネ25の付勢力よりも小さい付勢力を有するものを使用した。
シール部材70は、例えば、ゴムやエラストマ等の弾性体から形成され、その略中央部に位置し且つ略半球状を有する半球部75と、半球部75の外周に連続して形成されたフランジ76とを有している。この半球部75と第2の弁体60との間には、空間が形成されており、半球部75は外部から押圧された際に、この空間に退避することで弾性変形可能となっている。また、半球部75の略中央部には、第2の弁体60の他端62が進退移動可能に配設される配設孔66が形成されており、配設孔66の外周面には、略リング状の凸形状を有するラビリンスシール77が形成されている。一方、フランジ76は、ベース部53と雌型ジョイント部54により挟持されている。このシール部材70には、図3に示すように、通常の状態では、第2の弁体60が密着しており、第2の弁体60と雌型ジョイント部54の内壁との間をシールし、液体通路71から排出口52に至る第2の液体流路を封鎖している。この時、第2の弁体60とシール部材70とのシール面は、第2の弁体60の移動方向に略垂直な面からなり、雌型ジョイント部54の内壁とシール部材70とのシール面も同様に、第2の弁体60の移動方向に略垂直な面からなる。したがって、シール面積を大きくとることができると共に、シール部材70は、第2の弁体60の移動によって、雌型ジョイント部54の内壁(シール面)に押圧されることになるため、確実にシールすることができる。
なお、第1のハウジング15及び第2のハウジング55を形成するプラスチックとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフタルアミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリメチルペンテン、フッ素樹脂、ポリフッ化ビニリデン、TEFE、PFA、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。また、本実施の形態では、DMFCに用いられることを考慮し、耐メタノール性の高いポリプロピレンを用いた。
また、シール部材70を形成するゴムやエラストマ等としては、公知の様々な弾性材料を用いることができる。具体的には、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、シンジオタクチック1、2−ポリブタジエン、イソプレンゴム、アクリニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンターポリマー、ブチルゴム、アクリルゴム、クロルスルフォン化ポリエチレン、シリコーンゴム、フッ化ビニリデン系ゴム、テトラフロロエチレン・プロピレン系ゴム、テトラフロロエチレン・パーフロロメチルビニルエーテル系ゴム、フロロシリコーン系ゴム、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム、ウレタンゴム、天然ゴム等が挙げられ、これら1種または2種以上を混合して用いることができる。
次に、本実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置1の具体的動作について説明する。
第1のジョイント装置10が配設された液体リザーバに収容された液体を、第2のジョイント装置50が配設された液体アクセプタに供給するには、先ず、図4に示すように、第1のジョイント装置10の雄型ジョイント部14を、第2のジョイント装置50の雌型ジョイント部54に挿入する。この時、雄型ジョイント部14に形成された係合突起29と、第2のジョイント装置50に形成された係合爪67とを係合させるよう挿入することで、雄型ジョイント部14と雌型ジョイント部54との中心出し(位置決め)が行われ、両者は最適な状態で接続される。そして、雄型ジョイント部14とシール部材70とが接触し、両者間がシールされると共に、第1の弁体20の押圧部24の先端面と、第2の弁体60の先端面とが接触する。
ここで、本実施の形態では、シール部材70は、ゴム等から形成されており、雄型ジョイント部14は、プラスチック(すなわち、シール部材70よりも剛性が高い材料)から形成されているため、弾性部材同士が密着する場合よりもシール性を向上することができる。また、係合突起29と係合爪67は、液体アクセプタに対し、正しい液体リザーバが選択されていない場合、互いに係合し合うことがないため、液体アクセプタに対し不適切な液体リザーバから不適切な液体が供給されることを防止することができる。すなわち、係合突起29と係合爪67(スナップフィット機構)が、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とが正しい組合せである場合のみに係合する誤接続防止キー(誤挿入防止のためのメカニカルキー)の役割を果たしている。また、液体リザーバ側に配設される第1のジョイント装置10の雄型ジョイント部14は、排出口12を画定する端面が、外部から誤って素手で第1の弁体20に接触することを防止するカバー部となっているため、チャイルドプルーフ機能も有している。
次に、雄型ジョイント部14をさらに挿入すると、図5に示すように、雄型ジョイント部14がシール部材70と第2の弁体60の略円柱状の他端62を押圧し、シール部材70の半球部75が押し潰され始めると共に、第2の弁体60は、第2のコイルバネ65の付勢力に抗して配設孔56側に移動し、凸部68の端面に当接する。第2の弁体60がこの移動を行う際は、一端61が配設孔56を画定する内壁によってガイドされるため、安定した移動を行うことができる。また、この時点では、半球部75は未だ完全に押し潰されておらず、第2の弁体60との間には隙間が形成されている。この動作により、第2の弁体60がシール部材70のフランジ76から離れ、液体通路71から排出口52に至る第2の液体流路が開放される。この一連の動作において、第2のコイルバネ65の付勢力が、第1のコイルバネ25の付勢力よりも小さいため、雄型ジョイント部14がシール部材70と第2の弁体60の略円柱状の他端62を押圧した際に、第2の弁体60の方が第1の弁体20よりも先に移動することになる。そして、第2のジョイント装置50が配設されている液体アクセプタ側の液体の受け入れ準備が完了することになる。
次に、図5に示す状態から、雄型ジョイント部14をさらに挿入すると、図6に示すように、雄型ジョイント部14がシール部材70と第2の弁体60の略円柱状の他端62をさらに押圧し、シール部材70の半球部75が押し潰され、第2の弁体60の他端62が半球部75に形成された配設孔66から第1のジョイント装置10に向けて延出し、雄型ジョイント部14に形成された排出口12から第1のハウジング15内に侵入して第1の弁体20を押圧する。この動作により、第1の弁体20は、第1のコイルバネ25の付勢力に抗して供給口11側に移動し、第1の弁体20が雄型ジョイント部14から離れ、供給口11から排出口12に至る第1の流路が開放される。第1の弁体20がこの移動を行う際は、ストッパ挿入孔21に挿入されたストッパ16によってガイドされるため、安定した移動を行うことができる。
以上の動作により、第1の液体流路と第2の液体流路とが連通し、液体リザーバ内に収容されている液体が、液体送受用ジョイント装置1を介して液体アクセプタ内に供給される。このように、先ず、液体アクセプタ側に通じる第2の液体流路が開放された後、液体リザーバ側に通じる第1の液体流路が開放されるため、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50を接続した際に、両者の間から液漏れが生じることを防止することができる。また、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50は、スナップフィット式により接続されているため、安定した状態で液体の供給を行うことができると共に、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50との間は、シール部材70と雄型ジョイント部14との密着によりシールされるが、シール部材70にラビリンスシール77が形成されていることに加え、シール部材70と、このシール部材70よりも剛性が高い材料から形成された雄型ジョイント部14との密着となるため、確実なシールが行われる。
その後、液体リザーバから液体アクセプタへの液体の供給を終了する際は、第1のジョイント装置10を第2のジョイント装置50から取外せばよい。この時、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50は、スナップフィット式で接続されているため、第1のジョイント装置10は、第2のジョイント装置50から簡単に取り外される。第1のジョイント装置10を第2のジョイント装置50から取外すと、先ず、第1のコイルバネ25の付勢力によって、第1の弁体20が排出口12側に向けて移動し、第1の弁体20がOリング28を介して雄型ジョイント部14の内壁に密着し、供給口11から排出口12に至る第1の流路が閉鎖される。次に、シール部材70が弾性復元されると共に、第2のコイルバネ65の付勢力によって、第2の弁体60がシール部材70側に向けて移動してシール部材70に密着し、液体通路71から排出口52に至る第2の液体流路が閉鎖される。このように、先ず、液体リザーバ側に通じる第1の液体流路が閉鎖された後、液体アクセプタ側に通じる第2の液体流路が閉鎖されるため、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50との接続を解除した際に、両者の間から液漏れが生じることを防止することができる。
なお、本実施の形態では、第1のジョイント装置10を液体リザーバ側の筐体100に配設し、第2のジョイント装置50を液体アクセプタ側の筐体200に配設した場合について説明したが、これに限らず、所望により、第1のジョイント装置10を液体アクセプタ側の筐体200に配設し、第2のジョイント装置50を液体リザーバ側の筐体100に配設してもよい。なお、この場合、第1のコイルバネ25の付勢力を第2のコイルバネ65の付勢力よりも小さくし、液体アクセプタ側に通じる第1の液体流路が開放された後、液体リザーバ側に通じる第2の液体流路が開放されるよう構成することが、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50を接続した際に、両者の間から液漏れが生じることをより確実に防止するうえでこのましい。
また、本実施の形態では、第1のハウジング15をベース部13と雄型ジョイント部14により構成した場合について説明したが、これに限らず、第1のハウジング15は、第1の液体流路を有し、第1の弁体20を内蔵可能であれば、ベース部13と雄型ジョイント部14とが一体的に形成されていてもよい。
そしてまた、本実施の形態では、第2のハウジング55をベース部53と雌型ジョイント部54により構成した場合について説明したが、これに限らず、第2のハウジング55は、第2の液体流路を有し、第2の弁体60を内蔵可能であれば、ベース部53と雌型ジョイント部54とが一体的に形成されていてもよい。
また、本実施の形態では、シール部材70を、半球部75とフランジ76により構成した場合について説明したが、これに限らず、シール部材70は、第2のハウジング55と第2の弁体60との間に配設され、第2の液体流路を閉鎖する際に、第2のハウジング55と第2の弁体60との間をシールすると共に、第1のジョイント装置10と第2のジョイント装置50とを接続した際に、雄型ジョイント部14に当接して弾性変形し、第2の弁体60と雄型ジョイント部14との間をシールすることが可能であれば、他の構成を備えていてもよい。
本発明の実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置の側面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置が接続されていない状態を示す図である。 本実施の形態にかかる液体送受用ジョイント装置の側面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置が接続された状態を示す図である。 図1に示すIII−III線に沿った断面図である。 図3に対応する断面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置が接続する初期の状態を示す図である。 図3に対応する断面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続させ、第2のジョイント装置の液体流路が開放された状態を示す図である。 図3に対応する断面図であって、第1のジョイント装置と第2のジョイント装置を接続させ、第1のジョイント装置の液体流路も開放された状態を示す図である。 図1に示す第1のジョイント装置を液体リザーバの筐体に配設し、第2のジョイント装置を液体アクセプタの筐体に接続した状態を示す一部側面図である。 本発明の実施の形態にかかる燃料電池システムの概略図である。
符号の説明
1 液体送受用ジョイント装置
10 第1のジョイント装置
11 供給口
12 排出口
13、53 ベース部
14 雄型ジョイント部
15 第1のハウジング
20 第1の弁体
25 第1のコイルバネ
50 第2のジョイント装置
52 排出口
54 雌型ジョイント部
55 第2のハウジング
60 第2の弁体
65 第2のコイルバネ
67 係合爪
70 シール部材
75 半球部
100、200 筐体

Claims (9)

  1. 液体を収容する液体リザーバと、当該液体リザーバに収容された液体を受容する液体アクセプタとを接続する液体送受用ジョイント装置であって、
    前記液体リザーバ及び液体アクセプタの一方に配設される第1のジョイント装置と、
    前記液体リザーバ及び液体アクセプタの他方に配設されると共に、前記第1のジョイント装置と接続可能な第2のジョイント装置と、
    を備え、
    前記第1のジョイント装置は、第1の液体流路を有する第1のハウジングと、前記第1のハウジング内に移動可能に収容され、当該移動に応じて前記第1の液体流路を開閉する第1の弁体と、を備え、
    前記第2のジョイント装置は、第2の液体流路を有する第2のハウジングと、前記第2のハウジング内に移動可能に収容され、当該移動に応じて前記第2の液体流路を開閉する第2の弁体と、前記第2のハウジングと第2の弁体との間に配設され、前記第2の液体流路を閉鎖する際に、当該第2のハウジングと第2の弁体との間をシールすると共に、前記第1のジョイント装置と第2のジョイント装置とを接続した際に、前記第1のハウジングに当接して弾性変形し且つ当該第2の弁体と第1のジョイント装置との間をシールするシール部材と、
    を備え、
    前記第2の弁体は、前記シール部材が弾性変形した際に、前記第1のハウジングに押圧されて移動し、前記第2の液体流路を開放すると共に、その一部を当該シール部材から前記第1のジョイント装置に向けて相対的に延出し、前記第1の弁体を押圧して移動させ、前記第1の液体流路を開放し、前記第1の液体流路と第2の液体流路とを連通させる液体送受用ジョイント装置。
  2. 前記第2のハウジング及び第2の弁体は、前記第2の液体流路を閉鎖する際に、当該第2の弁体の移動方向に略垂直な面がシール面となる請求項1記載の液体送受用ジョイント装置。
  3. 前記第1のハウジング及び第2のハウジングの少なくとも一方が、前記シール部材よりも剛性が高い材料から形成されてなる請求項1または請求項2記載の液体送受用ジョイント装置。
  4. 前記第1のジョイント装置が前記液体リザーバに配設され、前記第2のジョイント装置が前記液体アクセプタに配設されてなり、前記第1の液体流路は、前記第2の液体流路が開放された後に開放される請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の液体送受用ジョイント装置。
  5. 前記第1のハウジング内に、前記第1の弁体を付勢して前記移動を行わせる第1の付勢部材が配設され、前記第2のハウジング内に、前記第2の弁体を付勢して前記移動を行わせる第2の付勢部材が配設されてなる請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の液体送受用ジョイント装置。
  6. 前記第1のジョイント装置が前記液体リザーバに配設され、前記第2のジョイント装置が前記液体アクセプタに配設されてなり、前記第1の付勢部材の付勢力が、前記第2の付勢部材の付勢力よりも大きい請求項5記載の液体送受用ジョイント装置。
  7. 前記第1のジョイント装置が前記液体リザーバに配設され、前記第2のジョイント装置が前記液体アクセプタに配設されてなり、当該第1のジョイント装置と第2のジョイント装置は、スナップフィットにより着脱可能に接続され、前記両者を接続した際に、前記第1のハウジングの少なくとも一部が、前記第2のハウジング内に収容される請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の液体送受用ジョイント装置。
  8. 燃料電池と、
    液体燃料を収容する液体リザーバと、
    前記液体リザーバから供給される液体燃料を受容して前記燃料電池に供給する液体アクセプタと、
    請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の液体送受用ジョイント装置と、
    を備えてなる燃料電池システム。
  9. 前記液体燃料が、メタノールを含む請求項8記載の燃料電池システム。
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