JP2020005805A - 医療用栓体 - Google Patents
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Abstract
Description
円筒状の開口部を有する医療向け部材の前記開口部に固定される弾性体製の医療用栓体であって、
前記医療向け部材の開口部に装着される円板状の穿刺部と、
前記穿刺部と一体的に形成されて、前記穿刺部から半径方向外方に突出した円環状のフランジ部とが設けられており、
さらに、前記穿刺部の外周面の周方向に、突条が、前記医療向け部材の開口部の内周面を押圧して前記穿刺部を前記開口部に固定すると共に、前記穿刺部に外周から中心方向に向かう圧縮力が掛かるように設けられていることを特徴とする医療用栓体である。
前記突条が設けられた前記穿刺部の径が、前記医療向け部材の開口部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の医療用栓体である。
前記突条の前記穿刺部の外周面からの突出量が、0.05〜0.5mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用栓体である。
前記突条が、前記穿刺部に掛かる前記圧縮力によって中心方向に向けて、0.02〜0.5mm変形するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の医療用栓体である。
前記穿刺部の厚みが、0.3〜3.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の医療用栓体である。
前記穿刺部の径が、3〜20mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の医療用栓体である。
本実施の形態に係る医療用栓体は、以下の点に特徴がある。
(1)円筒状の開口部を有する医療向け部材の開口部に装着される円板状の穿刺部と、穿刺部と一体的に形成されて、穿刺部から半径方向外方に突出した円環状のフランジ部とが設けられている。
(2)穿刺部の外周面の周方向に、突条が、医療向け部材の開口部の内周面を押圧して穿刺部を開口部に固定すると共に、穿刺部に外周から中心方向に向かう圧縮力が掛かるように設けられている。
以下、円筒状の開口部を有する医療向け部材の具体的な一例として、バイアル瓶を挙げて説明する。
以下、本実施の形態における特徴部として設けられる突条と、突条が設けられた穿刺部について、詳細に説明する。
突条13の中心方向に向かう変形量が小さい場合には十分な圧縮力が掛からず、針刺箇所14の穴を十分に閉塞させることができず、液漏れ防止効果が得られない。即ち、圧縮力の大きさは、穿刺部11を外筒22およびシール部材21によって固定した際に生じる突条13の変形量によって左右される。
穿刺部11における中心方向に向かう圧縮力は、穿刺部11の厚みによっても影響を受ける。
穿刺部11の直径が小さ過ぎると医療用栓体1を固定した際、穿刺部11と外筒22との間に隙間が形成されて液漏れを発生する恐れがある。一方、大き過ぎると医療用栓体1の組み付け、固定が容易ではなく、後々医療用栓体1の変形を招く恐れもある。好ましい直径は3〜20mmである。
IR系の医療用栓体作製用のゴム組成物を作製した後、9個取りの金型を用いて、厚みが1.0mm、径が6.0mmの穿刺部が設けられた医療用栓体を作製した(比較例1、実施例1〜5:各100個)。
作製された各医療用栓体を、PE製のテスト筒にテスト液(食紅水)が入れられた開口部に装着して、試験用のバイアル瓶を作製した。
作製された各バイアル瓶の穿刺部中央に針を刺した後、15分後に針を抜き、液漏れの発生の有無、および、医療用栓体における変形の有無を観察した。
2 バイアル瓶
3 針
11 穿刺部
11a 外周面
12 フランジ部
13 突条
14 針刺箇所
21 シール部材
22 外筒
Claims (6)
- 円筒状の開口部を有する医療向け部材の前記開口部に固定される弾性体製の医療用栓体であって、
前記医療向け部材の開口部に装着される円板状の穿刺部と、
前記穿刺部と一体的に形成されて、前記穿刺部から半径方向外方に突出した円環状のフランジ部とが設けられており、
さらに、前記穿刺部の外周面の周方向に、突条が、前記医療向け部材の開口部の内周面を押圧して前記穿刺部を前記開口部に固定すると共に、前記穿刺部に外周から中心方向に向かう圧縮力が掛かるように設けられていることを特徴とする医療用栓体。 - 前記突条が設けられた前記穿刺部の径が、前記医療向け部材の開口部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の医療用栓体。
- 前記突条の前記穿刺部の外周面からの突出量が、0.05〜0.5mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用栓体。
- 前記突条が、前記穿刺部に掛かる前記圧縮力によって中心方向に向けて、0.02〜0.5mm変形するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の医療用栓体。
- 前記穿刺部の厚みが、0.3〜3.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の医療用栓体。
- 前記穿刺部の径が、3〜20mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の医療用栓体。
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JP2018128521A JP2020005805A (ja) | 2018-07-05 | 2018-07-05 | 医療用栓体 |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0383552U (ja) * | 1989-12-19 | 1991-08-26 | ||
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2018
- 2018-07-05 JP JP2018128521A patent/JP2020005805A/ja active Pending
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