JP2020005224A - 半導体装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の半導体装置では、3進シリアルデータ通信における消費電力を低減することができないという問題があった。【解決手段】一実施の形態によれば、半導体装置は、2進数で表現される2進送信データDbin_TXを3進数で表現される3進送信データDter_TXに変換し、この3進送信データDter_TXに対応する送信信号を生成する送信処理回路10を有し、送信処理回路10は、3進送信データDter_TXに含まれる値の出現頻度を検証し、最も出現頻度が低い値に対応する送信信号の論理レベルに最も状態遷移が多くなる信号変化パターンを割り当てて、送信信号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及び通信システムに関し、例えば2本の通信線を用いて3進数で表される3進データの送受信を行う半導体装置及び通信システムに関する。
データ転送技術において、データをシリアルに転送するシリアルデータ通信がある。このシリアルデータ通信では、送信するデータの値によって消費電力が変動する。具体的には、転送するデータが0から1、或いは、1から0に変化するような信号のレベルが変化するときに多くの電力が消費される。そこで、シリアルデータ通信における消費電力の低減技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載のデータ転送装置では、バスを介して送信しようとする送信シリアルデータにおいて、予め選択されたハイレベル又はロウレベルのいずれか一方を有するビット数が、全ビット数の半分より大きい場合、送信シリアルデータを反転する送信データ反転手段と、反転を実行したか否かを示す反転情報を送信シリアルデータに付加する反転情報付加手段と、を具備する。これにより、特許文献1に記載のデータ転送装置では、転送するシリアルデータの状態遷移を低減し、消費電力を低減する。
特開2004−207942号公報
しかし、近年、シリアルデータ通信においては、3進数の値を用いたデータ転送技術(以下、3進シリアルデータ通信と称す)が用いられる。この3進シリアルデータ通信では、3つの値を表現する際に、2本の信号線の何れか一方の論理レベルを変化させる、または、2本の信号線の両方の信号レベルを変化させる、という送信信号の状態遷移を用いる。そのため、特許文献1に記載のデータ転送装置のように、単に信号する値に対応する信号の論理レベル変化を反転させるのみでは、データ転送を正しく行えない。このようなことから、特許文献1の技術をもってしても、3進シリアルデータ通信における消費電力を低減することができないという問題があった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、2進数で表現される2進送信データを3進数で表現される3進送信データに変換し、この3進送信データに対応する送信信号を生成する送信処理回路を有し、送信処理回路は、3進送信データに含まれる値の出現頻度を検証し、最も出現頻度が低い値に対応する送信信号の論理レベルに最も状態遷移が多くなる信号変化パターンを割り当てて、送信信号を生成する。
前記一実施の形態によれば、3進送信データを送信する際に、送信するデータの内容にかかわらず、常に信号線の状態変化を最小にして半導体装置の消費電力を低減できる。
実施の形態1にかかる半導体装置を含む通信システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体装置のデコーダ及び第2のエンコーダの動作を説明する表である。 実施の形態1にかかる通信システムにおいてシリアル通信を行う際の送信信号の波形の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる送信側装置及び受信側装置で用いられるデータ変調テーブル及びデータ復調テーブルの一例を説明する図である。 実施の形態1にかかる送信側装置におけるデータ変調テーブルの更新処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる通信システムで用いられる通信データのデータフォーマットを説明する図である。 実施の形態1にかかる送信側装置におけるデータ送信処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる受信側装置におけるデータ受信処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる通信システムにおいて3進値で表現される通信データを通信する際の送信信号の波形の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる半導体装置を含む通信システムのブロック図である。 実施の形態2にかかる送信側装置で用いられるデコードテーブル及び受信側装置で用いられるエンコードテーブルの一例を説明する図である。 実施の形態2にかかる送信側装置におけるデータ送信処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかる受信側装置におけるデータ受信処理を説明するフローチャートである。 デフォルトデコードテーブルを用いたデコード処理により生成した3進送信データを実施の形態2にかかる送信側装置により送信する場合の送信信号のタイミングチャートである。 2進送信データのデータ遷移に応じて選択されたデコードテーブルを用いたデコード処理により生成した3進送信データを実施の形態2にかかる送信側装置により送信する場合の送信信号のタイミングチャートである。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
図1に実施の形態1にかかる半導体装置を含む通信システム1のブロック図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかる通信システム1は、送信処理回路10を含む送信側装置と受信処理回路20を含む受信側装置とを有する。そして、送信側装置と受信側装置とは通信バスにより通信可能に接続されている。
送信側装置は、送信処理回路10に与えられる2進送信データDbin_TXを生成する演算処理部等と、送信処理回路10とを含む半導体装置である。また、受信側装置は、受信処理回路20が出力する2進受信データDbin_RXに対して処理を行う演算処理部等と、受信処理回路20とを含む半導体装置である。以下の説明では、特徴の1つである送信処理回路10及び受信処理回路20のみを示して他の構成要素については説明を省略する。また、送信処理回路10及び受信処理回路20内において各種情報を保持する格納部は、例えば、送信処理回路10及び受信処理回路20内に設けられている必要はなく、送信側装置及び受信側装置内のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリの一部の領域を用いてもよい。
図1に示すように、送信処理回路10は、デコーダ11、テーブル更新処理部12、送信信号定義テーブル格納部13、シリアル送信部14を有する。また、送信処理回路10は、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を介して出力する送信信号により受信処理回路20側に通信データを送信する。送信処理回路10は、この第1の信号線SL0が接続される端子として第1の端子を有し、第2の信号線SL1が接続される端子として第2の端子を有する。
デコーダ11は、2進数で表現された2進送信データDbin_TXを3進数で表現された3進送信データDter_TXに変換する。テーブル更新処理部12は、3進送信データDter_TXを表す3進値のうち最も出現頻度が低い値に対応する送信信号の変化定義値に、送信信号の論理レベルの変化が多い定義値を当てはめて送信信号定義テーブル(例えば、データ変調テーブル)を更新する。
送信信号定義テーブル格納部13は、送信信号定義テーブル(例えば、データ変調テーブル)を格納する。このデータ変調テーブルは、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を伝達する送信信号の論理レベルを3進送信データDter_TXの各値に応じてどのように変化させるかを定義するテーブルである。つまり、データ変調テーブルには、3進値に含まれる値と、その値に対応する変化定義値とが対応付けられて記述される。詳細は後述するが、実施の形態1にかかる送信処理回路10では、3進値と3進値に対応する変化定義値との組み合わせが異なるデータ変調テーブルを複数個用いる。
なお、実施の形態1にかかる送信処理回路10では、テーブル更新処理部12がデータ変調テーブルを更新する方法として、複数のデータ変調テーブルから選択するテーブルを切り替える方法を採用する。しかしながら、テーブル更新処理部12によるデータ変調テーブルの更新方法は、データ変調テーブルの記述内容を3進送信データDter_TXの内容に応じて直接書き換える方式を採用することができる。実施の形態1にかかる送信処理回路10のテーブル更新処理部12は、3進送信データDter_TXを表す3進値のうち出現頻度が最も低い値に対応する変化定義値が送信信号の論理レベルの変化が多い定義値となるデータ変調テーブルを複数のデータ変調テーブルから選択して、シリアル送信部に与える。具体的には、テーブル更新処理部12は、選択するデータ変調テーブルを指定する変調テーブルコードS1を出力し、送信信号定義テーブル格納部13は、変調テーブルコードS1に対応したデータ変調テーブルをシリアル送信部14に出力する。
シリアル送信部14は、送信信号定義テーブル(例えば、データ変調テーブル)と3進送信データDter_TXとに基づき第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を伝達する送信信号の電圧レベルを変化させて3進送信データDter_TXを含む通信データを出力する。詳しくは後述するが、シリアル送信部14は、変調テーブルコードS1と3進送信データDter_TXを含む通信データを生成して、この通信データに基づく送信信号を出力する。
受信処理回路20は、シリアル受信部21、受信信号定義テーブル格納部22、第1のエンコーダ23、第2のエンコーダ24を有する。また、受信処理回路20は、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1から入力される送信信号により送信処理回路10から通信データを受信する。受信処理回路20は、この第1の信号線SL0が接続される端子として第1の端子を有し、第2の信号線SL1が接続される端子として第2の端子を有する。
シリアル受信部21は、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を介して3進数で表現された3進送信データDter_TXを含む通信データを受信して後段の回路に伝達する。なお、シリアル受信部21は、通信データに含まれているデータのうち変調テーブルコードS2を受信信号定義テーブル格納部22に出力し、通信データに含まれている3進送信データに対応する受信データDrxを第1のエンコーダ23に出力する。
受信信号定義テーブル格納部22は、受信信号定義テーブル(例えば、データ復調テーブル)を格納する。ここで、データ復調テーブルは、3進送信データを受信した際の第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を伝達して入力される受信信号の論理レベルの変化パターンと当該変化パターンに対応付けられる3進数の各値との関係を示したテーブルである。つまり、データ復調テーブルには、受信信号の電圧レベル変化のパターンを定義した変化定義値と、変化定義値に対応した3進値とが対応付けられて記述される。詳細は後述するが、実施の形態1にかかる受信処理回路20では、3進値と3進値に対応する変化定義値との組み合わせが異なるデータ復調テーブルを複数個用いる。
なお、実施の形態1にかかる受信処理回路20では、受信信号定義テーブル格納部22が出力するデータ復調テーブルを切り替える方法として、複数のデータ復調テーブルから選択するテーブルを切り替える方法を採用する。実施の形態1にかかる受信処理回路20のシリアル受信部21は、受信した通信データに含まれる変調テーブルコードを受信信号定義テーブル格納部22に与えることで受信信号定義テーブル格納部22から出力するデータ復調テーブルを切り替える。なお、受信信号定義テーブル格納部22に格納されている複数のデータ復調テーブルは、送信側装置で準備される複数のデータ変調テーブルと同じ内容を含み、同じ値の変調コードテーブルコードで指定されるテーブルは同じ内容を含むものとする。
第1のエンコーダ23は、受信信号定義テーブル格納部22から与えられた受信信号定義テーブル(例えば、データ復調テーブル)に従って、シリアル受信部21が受信した受信信号(例えば、受信データDrx)を3進数で表現された3進受信データDter_RXに変換する。また、第2のエンコーダ24は、3進受信データDter_RXを2進数で表現された2進受信データDbin_RXに変換する。
ここで、実施の形態1にかかる通信システム1では、2つの通信方式を切替可能なように送信処理回路10と受信処理回路20が構成される。具体的には、実施の形態1にかかる通信システム1は、2つの信号線を用いて2進送信データと、2進送信データの同期クロックとを用いてデータを通信するI2C(Inter Integrated Circuit)規格に基づく第1の通信方式と、2つの信号線の信号変化パターンの違いにより3進送信データを通信するI3C(Improved Inter Integrated Circuit)規格に基づく第2の通信方式と、を切り替える。そこで、実施の形態1にかかる通信システム1において第1の通信方式と第2の通信方式で同じデータを送信する場合の通信システム1の送信信号について説明する。
実施の形態1にかかる通信システム1では、第1の送信方式で通信を行う場合、2進送信データをシリアルデータに変換し、このシリアルデータを第1の信号線SL0に伝達させ、このシリアルデータの同期クロックを第2の信号線SL1に伝達させる。また、実施の形態1にかかる通信システム1では、第2の送信方式で通信を行う場合、2進送信データを3進送信データに変換し、この3進送信データの値毎に設定された信号変化パターンに基づき第1の信号線SL0と第2の信号線SL1との信号レベルを変化させることで、3進送信データを送信処理回路10から受信処理回路20に送信する。
そこで、実施の形態1にかかる通信システム1における2進数と3進数との変換方法について説明する。実施の形態1にかかる通信システム1では、送信処理回路10のデコーダ11で2進数から3進数への変換を行い、受信処理回路20の第2のエンコーダ24において3進数から2進数への変換を行う。そこで、図2に実施の形態1にかかる半導体装置のデコーダ11及び第2のエンコーダ24の動作を説明する表を示す。
図2に示す例では、左側の第1の列に2進数で表される2進データのうち連続する3つの値の組み合わせが記述され、右側の第2の列に3進数で表される3進データのうち連続する2つの値の組み合わせが記述される。また、第2の列の値は、3進数を構成する3つの値(例えば、0、1、2)の組み合わせにより表現される。
そして、デコーダ11は、入力される2進送信データDbin_TXの先頭から3ビットずつの値を1つのデータ群として、データ群に含まれる連続する3つの値と第1の列の値とが一致する行を参照し、参照した行の第2の列に記述されたデータを変換対象のデータ群に対応する3進送信データDter_TXとして出力する。
また、第2のエンコーダ24は、入力される3進受信データDter_RXの先頭から2シンボルずつの値を1つのデータ群として、データ群に含まれる連続する2つの値と第2の列の値とが一致する行を参照し、参照した行の第1の列に記述されたデータを変換対象のデータ群に対応する2進受信データDbin_RXとして出力する。
例えば、デコーダ11は、2進送信データDbin_TXの1つのデータ群が“010”であった場合、この2進送信データDbin_TXに対応する3進送信データDter_TXとして“02”を出力する。また、第2のエンコーダ24は、3進受信データDter_RXの1つのデータ群が“02”であった場合、この3進送信データDter_RXに対応する2進受信データDbin_RXとして“010”を出力する。
続いて、実施の形態1にかかる通信システム1が第1の通信方式で通信を行う場合の送信信号の波形と、第2の通信方式で通信を行う場合の送信信号の波形と、の違いについて説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかる通信システム1においてシリアル通信を行う際の送信信号の波形の一例を示すタイミングチャートを示す。
図3では、上側に第1の通信方式(例えば、I2C規格)に従って2進送信データ“011110001000000”(タイミングT1〜T2)を送信した場合の第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1の信号変化を示すタイミングチャートを示した。また、下側に第2の通信方式(例えば、I3C規格)に従って2進送信データ“011110001000000”を図2に示した表に示した変換ルールに従って3進数とした3進送信データ“1020010000”(タイミングT11〜T12)を送信した場合の第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1の信号変化を示すタイミングチャートを示した。
図3に示すように、通信システム1が第1の通信方式に基づき通信を行う場合、“0”を送信する場合にロウレベルとし、“1”を送信する場合にハイレベルとするように第1の信号線SL0の電圧レベルを変化させる。また、第1の通信方式に基づき通信を行う場合、第2の信号線SL1にクロック信号を出力し、第1の信号線SL0の信号レベルの変化をクロック信号の立ち下がりエッジ又は立ち上がりエッジに同期させる。
一方、通信システム1が第2の通信方式に基づき通信を行う場合、“0”を送信する際には第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1の両方の電圧レベルを変化させ、“1”を送信する際には第2の信号線SL1のみ電圧レベルを変化させ、“2”を送信する際には第1の信号線SL0のみ電圧レベルを変化させる。
図3に示す例では、第1の通信方式では、15ビットの2進送信データを送信する際に第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1のトグル回数が19回となる。一方、第2の通信方式で2進送信データに対応する3進送信データを送信する場合、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1のトグル回数は17回となる。つまり、同じデータを第2の通信方式で送信した場合、第1の信号線SL0と第2の信号線SL1のトグル回数の合計を少なくすることが出来る傾向がある。また、第1の通信方式と第2の通信方式では、第2の通信方式の方が送信する値の数が少なくなるため通信時間が短くなる傾向がある。このようなことから、第2の通信方式は、第1の通信方式に比べ第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1をトグルさせることにより消費される消費電力を削減することができる効果がある。
しかしながら、通信システム1により第2の通信方式を用いた通信を行う場合であっても、送信するデータの種類によっては消費電力が第1の通信方式よりも増加する場合がある。具体的には、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1の両方をトグルさせる値(図3に示す例では“0”)が送信データに占める割合が大きくなると消費電力が増加する傾向がある。そこで、実施の形態1にかかる通信システム1では、送信信号において2つの信号線の両方をトグルさせる回数を削減するように、送信データに応じてデータの変調方式を可変する。以下では、実施の形態1にかかる通信システム1におけるデータ変調方式の可変方法について説明する。
実施の形態1にかかる通信システム1では、第1の信号線SL0と第2の信号線SL1とを同時に変化させる状態変化を伴う3進値が異なる3つのデータ変調テーブル及びデータ復調テーブルを用いることで、通信時の送信信号のトグル回数を低減する。そこで、図4に実施の形態1にかかる送信側装置10及び受信側装置20で用いられるデータ変調テーブル及びデータ復調テーブルの一例を説明する図を示す。
図4に示す例では、データ変調テーブルA/データ復調テーブルA、データ変調テーブルB/データ復調テーブルB、データ変調テーブルC/データ復調テーブルCの3つのテーブルを示した。これらのテーブルは、左列に3進値の何れか1つが定義され、右列に2つの信号線の電圧レベルの変化を示す変化定義値(変調パターン)が定義され、同一の行に記載された定義値が互いに対応するものである。
データ変調テーブルA/データ復調テーブルAは、3進数の“0”に第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を同時に変化させる変化定義値が割り当てられる。データ変調テーブルB/データ復調テーブルBは、3進数の1に第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を同時に変化させる変化定義値が割り当てられる。データ変調テーブルC/データ復調テーブルCは、3進数の2に第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を同時に変化させる変化定義値が割り当てられる。また、いずれのテーブルにおいても第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1が同時に変化しない変化定義値は、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1のいずれか一方のみが変化する変化定義値となる。また、図4に示すように、同じ値(例えば、ラベルA〜C)で指定されるデータ変調テーブルとデータ復調テーブルは同じ内容となる。このラベルA〜Cは、後述する変調テーブルコードとなる。
また、データ変調テーブルは、送信信号定義テーブル格納部13に格納され、データ復調テーブルは、受信信号定義テーブル格納部22に格納されるものである。送信信号定義テーブル格納部13及び受信信号定義テーブル格納部22へのテーブルの格納は、例えば、外部から送信側装置及び受信側装置のメモリに格納することで可能である。また、これらテーブルは送信側装置及び受信側装置の動作開始前又は出荷時に格納されていることが好ましい。
続いて、実施の形態1にかかる送信処理回路10においてデータ送信に適用するテーブルの切り替え方法について説明する。この切り替えは主にテーブル更新処理部12により行われる。図5に実施の形態1にかかる送信側装置10におけるデータ変調テーブルの更新処理を説明するフローチャートを示す。
図5に示すように、実施の形態1にかかるテーブル更新処理部12は、3進送信データDter_TXを解析する。そして、テーブル更新処理部12は、この解析結果に基づきシリアル送信部14に与える変調テーブルを指定する変調テーブルコードS1を出力する。テーブル更新処理部12は、3進送信データDter_TXを解析して出現頻度が最も少ない3進値を特定する。そして、出現頻度が最も少ない3進数が0であれば、データ変調テーブルAを示す変調テーブルコードS1を送信信号定義テーブル格納部13に出力する(ステップS1、S2)。これにより、送信信号定義テーブル格納部13はデータ変調テーブルAをシリアル送信部14に出力する。
また、テーブル更新処理部12は、出現頻度が最も少ない3進数が1であれば、データ変調テーブルBを示す変調テーブルコードS1を送信信号定義テーブル格納部13に出力する(ステップS3、S4)。これにより、送信信号定義テーブル格納部13はデータ変調テーブルBをシリアル送信部14に出力する。
また、テーブル更新処理部12は、出現頻度が最も少ない3進数が2であれば、データ変調テーブルCを示す変調テーブルコードS1を送信信号定義テーブル格納部13に出力する(ステップS3、S5)。これにより、送信信号定義テーブル格納部13はデータ変調テーブルCをシリアル送信部14に出力する。
実施の形態1にかかる通信システム1では、送信処理回路10において送信時のデータに適用するデータ変調テーブルを送信データの内容に応じて切り替えるが、通信を正しく行うためには、受信処理回路20において送信時に適用された変調テーブルの種類を特定する必要がある。そこで、実施の形態1にかかる通信システム1では、通信データ中に3進送信データDter_TXと3進送信データDter_TXの変調に用いた編著テーブルコードとを含める。そこで、図6に実施の形態1にかかる通信システム1で用いられる通信データのデータフォーマットを説明する図を示す。
図6に示すように、通信データには変調テーブルコードを格納する通信設定コード領域と、3進送信データを格納するデータ領域とが定義される。受信処理回路20は、通信データを受信した後に、通信設定コード領域に格納された変調テーブルコードを参照することでデータ領域に格納された3進送信データに対して適用された変調テーブルコードを認識する。そして、受信処理回路20は、当該認識に基づき3進送信データDrxをエンコードして3進受信データDter_RXを生成する。
続いて、実施の形態1にかかる送信処理回路10におけるデータ送信処理について説明する。そこで、図7に実施の形態1にかかる送信側装置10におけるデータ送信処理を説明するフローチャートを示す。
図7に示すように、実施の形態1にかかる送信処理回路10では、デコーダ11により2進送信データDbin_TXを3進送信データDter_TXに変換する(ステップS1)。このステップS1では、デコーダ11は、図4で説明したテーブルを用いて2進送信データDbin_TXを3進送信データDter_TXに変換する。
続いて、実施の形態1にかかる送信処理回路10では、テーブル更新処理部12により3進送信データDter_TXを解析する(ステップS12)。そして、テーブル更新処理部12は、ステップS12の解析結果に基づきデータ変調テーブルを選択する(ステップS13)。具体的には、ステップS13では、テーブル更新処理部12が、3進送信データDter_TX内の値のうち最も小さい出現頻度の値に最も状態変化が多い変化定義値が割り当てられているテーブルを選択する。
続いて、ステップS13で選択したデータ変調テーブルを指定する変調テーブルコードを通信設定コード領域に含む通信データをシリアル送信部14が生成する(ステップS14)。なお、この通信データのデータ領域には、ステップS13で選択されたデータ変調テーブルを適用して変調した3進送信データDter_TXが含まれる。
そして、実施の形態1にかかる送信処理回路10は、通信バスから自局選択された後にTernary通信(I3C規格に基づく通信)の設定が完了するまで待機状態となる(ステップS15)。そして、通信設定が完了した後にシリアル送信部14が通信データとなる送信信号を出力することで通信データを送信する(ステップS16)。
続いて、実施の形態1にかかる受信処理回路20におけるデータ受信処理について説明する。そこで、図8に実施の形態1にかかる受信処理回路20におけるデータ受信処理を説明するフローチャートを示す。
図8に示すように、実施の形態1にかかる受信処理回路20では、シリアル受信部21がまず通信データを受信する(ステップS21)。そして、シリアル受信部21は、通信データ内の変調テーブルコードを確認する(ステップS22)。シリアル受信部21は、確認した変調テーブルコードを受信信号定義テーブル格納部22に出力し、受信信号定義テーブル格納部22が与えられた変調テーブルコードにより指定されるデータ復調テーブルを選択して、選択したデータ復調テーブルを第1のエンコーダ23に出力する(ステップS23)。
続いて、実施の形態1にかかる受信処理回路20では、第1のエンコーダ23がステップS23で与えられたデータ復調テーブルに基づき受信データDrxにエンコード処理(第1のエンコード処理)を施して3進受信データDter_RXを生成する(ステップS24)。そして、実施の形態1にかかる受信処理回路20は、第2のエンコーダ24により3進受信データDter_RXに対してエンコード処理(第2のエンコード処理)を施して2進受信データDbin_RXを生成する(ステップS25)。
実施の形態1にかかる送信処理回路10及び受信処理回路20は、上記のような動作でデータの送受信を行うことで、送信データに適用する変調方法を切り替えながら通信を成立させる。ここで、実施の形態1にかかる通信システム1においてデータ変調テーブルの切り替えを行った場合の送信信号の波形について説明する。
図9に実施の形態1にかかる通信システム1において3進値で表現される通信データを通信する際の送信信号の波形の一例を示すタイミングチャートを示す。図9に示す例では、タイミングT22〜T23においてデータ変調テーブルCを適用したデータ変調を行った3進送信データDter_TXを送信し、タイミングT32〜T33においてデータ変調テーブルCを適用したデータ変調を行った3進送信データDter_TXを送信するものである。
図9に示すように、実施の形態1にかかる通信システム1では、3進送信データDter_TXを送信する前のタイミング(例えば、タイミングT21〜T22、T31〜T32)において変調テーブルコードを送信する。なお、受信信号定義テーブル格納部22は、前の通信サイクルで受信した変調テーブルコードで指定される受信信号定義テーブルに記載された変換ルールに従って現通信サイクルで受信した変調テーブルコードを判定する。そして、受信信号定義テーブル格納部22は、判定結果に基づき現通信サイクルで受信した受信データDrxに対して適用するデータ復調テーブルを選択する。このようなことから、シリアル送信部14は、通信データの通信設定コード領域に格納される変調テーブルコードに対しては、前通信サイクルで3進送信データに適用したデータ変調テーブルを適用することで通信データを生成する。
図9に示す例では、タイイングT21〜T22データ変調テーブルAを用いてデータ変調テーブルCを指定する変調テーブルコードが送信信号となる。そして、タイミングT22〜T23の期間にデータ変調テーブルCを適用して変調した3進送信データが送信される。データ変調テーブルAとデータ変調テーブルCとの違いの1つは、データ変調テーブルAでは、値“0”を送信する場合に2本の信号線を共にトグルさせ、データ変調テーブルCでは、値“2”を送信する場合に2本の信号線を共にトグルさせる。
また、図9で示す例では、タイミングT31〜T22データ変調テーブルCを用いてデータ変調テーブルAを指定する変調テーブルコードが送信信号となる。そして、タイミングT32〜T33の期間にデータ変調テーブルAを適用して変調した3進送信データが送信される。
図9に示すように、実施の形態1にかかる通信システム1では、このようなデータ通信を行うことで、タイミングT22〜T23で送信処理回路10が出力する送信信号の変化パターンを、最も小さい出現頻度の“2”を送信する際に2本の信号線が同時にトグルするパターンとする。また、実施の形態1にかかる通信システム1では、データ変調テーブルを切り替える事で、タイミングT32〜T33においては、送信処理回路10が出力する送信信号の変化パターンを、最も小さい出現頻度の“0”を送信する際に2本の信号線が同時にトグルするパターンとする。
上記説明より、実施の形態1にかかる通信システム1は、送信側装置と送信側装置と第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を介して通信する受信側装置とを有する。そして、送信側装置は、2進数で表現される2進送信データDbin_TXを受信して、当該2進送信データDbin_TXを3進数で表現される3進送信データDter_TXを生成し、第1の信号線SL0と第2の信号線SL1を伝達する信号の論理レベルの変化の組み合わせによって3進数の値を表現して受信側装置に送信する送信処理回路10を有する。受信側装置は、受信した3進送信データDter_RXをエンコードして2進送信データDbin_TXに対応し、かつ、2進数で表現される2進受信データDbin_RXを生成する受信処理回路20を有する。
そして、送信処理回路10は、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1を伝達する信号の論理レベルが両方変化する第1の状態エッジと、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1の一方が変化する第2の状態エッジと、第1の信号線SL0及び第2の信号線SL1の他方が変化する第3の状態エッジを用いて3進送信データDter_TXを送信する場合、2進送信データDbin_TXの値によらず、第1の状態エッジの発生確率が最も小さくなるように、2進送信データDbin_TXを3進送信データDter_TXに変換する。
上記説明より、実施の形態1にかかる通信システム1では、送信処理回路10が2進送信データDbin_TXから生成した3進送信データDter_TXに含まれる値を解析し、最も小さい出現頻度の3進値に最も送信信号の論理レベルの変化が多い定義値が割り当てられるデータ変調テーブルを選択する。そして、送信処理回路10は、選択したデータ変調テーブルに基づき3進送信データDter_TXに対応する送信信号を出力する。
これにより、実施の形態1にかかる通信システム1では、3進送信データDter_TXに含まれる値によらずに常に送信信号を構成する2つの信号のトグル回数を最小限にした通信を行うことができる。また、このように通信時の信号のトグル回数を低減することで送信処理回路10の消費電力を低減することができる。また、通信時の信号のトグル回数が低減することで、実施の形態1にかかる通信システム1では、信号の論理レベルの変化にもない発生するEMIノイズを低減することができる。
また、実施の形態1にかかる通信システム1では、受信処理回路20が通信データに含まれる変調テーブルコードを参照して受信したデータに対して適用されたデータ変調テーブルを認識する。そして、受信処理回路20は、認識したデータ変調デーブルと同じ内容を含むデータ復調テーブルを適用して受信した通信データに含まれる受信データDrxをエンコードすることで送信処理回路10側において準備された3進送信データDter_TXと同じ内容の3進受信データDter_RXを生成する。これにより、実施の形態1にかかる通信システム1は、送信処理回路10から受信処理回路20へのデータの誤伝送を防止することができる。
また、実施の形態1にかかる送信処理回路10及び受信処理回路20では、3進送信データの変調処理及び復調処理で用いるテーブルを予め準備しておき、3進送信データの内容に応じて選択するテーブルを切り替える。これにより、実施の形態1にかかる通信システム1では、変調方法又は復調方法の切り替えに要する演算処理を軽減することができる。
実施の形態2
実施の形態2では、送信処理回路10及び受信処理回路20の別の形態となる送信処理回路30及び受信処理回路40を含む通信システム2について説明する。なお、実施の形態2の説明において、実施の形態1と同じ構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図10に実施の形態2にかかる通信システム2のブロック図を示す。図10に示すように、実施の形態2にかかる通信システム2は、送信側装置に送信処理回路30を含み、受信側装置に受信処理回路40を含む。
送信処理回路30は、デコーダ31、テーブル更新処理部32、送信信号定義テーブル格納部33、シリアル送信部34、送信データ解析部35、デコードテーブル格納部36、固定デコーダ37を有する。
デコーダ31は、2進送信データDbin_TXを3進送信データDter_TXに変換する。このデコーダ31には、デコードテーブルTBL_decが与えられ、与えられるデコードテーブルTBL_decによって異なるルールで2進数を3進数に変換する。デコードテーブルTBL_dec及びデコーダ31によるデコード処理の詳細は後述する。
テーブル更新処理部32は、実施の形態1にかかるテーブル更新処理部12と同じものである。送信信号定義テーブル格納部33は、実施の形態1にかかる送信信号定義テーブル格納部13と同じものである。
シリアル送信部34は、実施の形態1にかかるシリアル送信部14に現通信サイクルで送信する3進送信データDter_TXに対するデコード処理で適用されたデコードテーブルTBL_decを指定するデコードテーブルコードDEC_Nを3進数で表現したデコードテーブルコードS3を含む通信データを生成する機能を追加したものである。つまり、シリアル送信部34が生成する通信データには、デコードテーブルコードS3、変調テーブルコードS1及び3進送信データDter_TXを含まれる。
送信データ解析部35は、2進送信データDbin_TXに含まれる値のうち連続する所定の数の値を1つのデータ群とし、データ群毎に値の遷移を解析し、解析結果に応じて複数のデコードテーブルに含まれるデコードテーブルの1つを指定するデコードテーブルコードDEC_Nを出力する。送信データ解析部35が指定するデコードテーブルの詳細については後述する。
デコードテーブル格納部36は、複数のデコードテーブルTBL_decが格納される。そして、デコードテーブル格納部36は、デコードテーブルコードDEC_Nにより指定されるデコードテーブTBL_decをデコーダ31に出力する。
固定デコーダ37は、予め決められた変換ルールに従って、2進数で表現されるデコードテーブルコードDEC_Nを3進数で表現されるデコードテーブルコードS3に変換する。
受信処理回路40は、シリアル受信部41、受信信号定義テーブル格納部42、第1のエンコーダ43、第2のエンコーダ44、固定エンコーダ45エンコードテーブル格納部46を有する。
シリアル受信部41は、実施の形態1にかかるシリアル受信部21に、通信データに含まれるデコードテーブルコードS3を抽出してデコードテーブルコードS4を出力する機能を追加したものである。
受信信号定義テーブル格納部42は、実施の形態1にかかる受信信号定義テーブル格納部22と同じものである。第1のエンコーダ43は、実施の形態1にかかる第1のエンコーダ23と同じものである。
第2のエンコーダ44は、第1のエンコーダ43が出力する3進受信データDter_RXを2進送信データDbin_TXに変換する。ここで、第2のエンコーダ44には、エンコードテーブルTBL_encが与えられ、与えられるエンコードテーブルTBL_encによって異なるルールで2進数を3進数に変換する。エンコードテーブルTBL_enc及び第2のエンコーダ44によるエンコード処理の詳細は後述する。
固定エンコーダ45は、予め決められた変換ルールに従って、3進数で表現されるデコードテーブルコードS3を2進数で表現されるデコードテーブルコードENC_Nに変換する。また、固定エンコーダ45は、受信信号定義テーブル格納部42が出力する受信信号定義テーブルSET_RXに基づき変調されたデコードテーブルコードS4を復調し、復調後のデコードテーブルコードS4を2進数となるデコードテーブルコードENC_Nに変換する。
エンコードテーブル格納部46は、複数のエンコードテーブルTBL_encが格納される。そして、エンコードテーブル格納部46は、デコードテーブルコードENC_Nにより指定されるエンコードテーブルTBL_encを第2のエンコーダ44に出力する。
ここで、実施の形態2にかかる通信システム2で利用するデコードテーブル及びエンコードテーブルについて詳細に説明する。実施の形態2にかかる通信システム2では、1の通信サイクルで送受信する3進送信データDter_TX及び3進受信データDter_RXに対しては同じルールのエンコード処理及びデコード処理が適用される。そのため、デコードテーブル格納部36に格納される複数のデコードテーブルTBL_decと固定エンコーダ45に格納される複数のエンコードテーブルTBL_encは、実質的に同じ内容となるテーブルとなる。そして、実施の形態2にかかる通信システム2では、テーブルを指定するデコードテーブルコードDEC_N及びデコードテーブルコードDEC_Nを送信処理回路30から受信処理回路40に伝達することで、1対の3進送信データDter_TXと3進受信データDter_RXに対して同じ変換ルールを適用する。
そこで、図11に実施の形態2にかかる送信側装置で用いられるデコードテーブル及び受信側装置で用いられるエンコードテーブルの一例を説明する図を示す。図11に示すように、デコードテーブルとエンコードテーブルは、1つの表で表現することができる。図11に示す例では、デコードテーブルとエンコードテーブルは、2進送信データDbin_TXのうち1つのデータ群に含まれる連続する所定の数(図11に示す例では、3つ)の値の遷移が記述される第1の列が図面左列に定義される。また、デコードテーブルとエンコードテーブルは、第1の列に対応する3進数を示す3進シンボルが記述される第2の列が図面右列に定義される。また、実施の形態2にかかるデコードテーブルとエンコードテーブルは、3進送信データを表す第1の値から第3の値(例えば、0、1、2)のうち第1の値と第2の値(例えば、0、1)の組み合わせにより表現される3進シンボルが記述される第2の列が含まれる低トグル領域が定義される。また、実施の形態2にかかるデコードテーブルとエンコードテーブルは、第1の値から第3の値(例えば、0、1、2)の組み合わせにより表現される3進シンボルが記述される第2の列が含まれる高トグル領域が定義される。
言い換えると、図11に示す例では、低トグル領域には0、1、2のうち0と1を組み合わせて表現される3進シンボルが定義され、高トグル領域には0、1、2の3つの値のうち2つの値を組み合わせた3進シンボルが定義される。そして、低トグル領域に含まれる3進シンボルと高トグル領域に含まれる3進シンボルのそれぞれに対してそれぞれ3つの2進数の組み合わせで表現される2進送信データのデータ群が定義される。
実施の形態2にかかる通信システム2では、図11に示したデコードテーブルとエンコードテーブルとの組を複数個準備する。この複数のテーブルは、それぞれ2進数データと3進シンボルとの組み合わせが異なるものである。
なお、デコードテーブルは、デコードテーブル格納部36に格納され、エンコードテーブルは、エンコードテーブル格納部46に格納されるものである。デコードテーブル格納部36及びエンコードテーブル格納部46へのテーブルの格納は、例えば、外部から送信側装置及び受信側装置のメモリに格納することで可能である。また、これらテーブルは送信側装置及び受信側装置の動作開始前又は出荷時に格納されていることが好ましい。
そして、実施の形態2にかかる送信データ解析部35は、2進送信データDbin_TXのデータ群に含まれる連続する値の遷移のうち出現頻度が高いデータ群の値が低トグル領域に対応する第1の列に記述されるデコードテーブルを示すデコードテーブルコードDEC_Nをデコードテーブル格納部36に与える。
このようなデコードテーブル及びエンコードテーブルを作成することで、例えば、低トグル領域の3進シンボルとなるデータについては、信号線のいずれか一方のみをトグルする変化定義値を割り当てたデータ変調テーブルを割り当てることができる。また、2進送信データDbin_TXを解析して、出現頻度の高い値遷移となる2進送信データの値が低トグル領域に割り当てられるデコードテーブルを選択することで、実施の形態2にかかる通信システム2では、2進送信データの内容にかかわらず信号線のトグル回数の増加を抑制する。
そこで、以下では、実施の形態2にかかる通信システム2の動作について詳細に説明する。図12に実施の形態2にかかる送信側装置におけるデータ送信処理を説明するフローチャートを示す。
図12に示すように、実施の形態2にかかる送信処理回路30では、送信処理回路30に2進送信データDbin_TXを与える他の回路において、送信対象の2進送信データDbin_TXの準備が行われる(ステップS31)。次いで、送信データ解析部35により2進送信データDbin_TXを解析して、解析結果に基づきデコーダ31に与えるデコードテーブルTBL_decを選択する(ステップS32)。このステップS32では、送信データ解析部35が、2進送信データDbin_TXを連続する所定ビット(例えば、3ビット)毎に分割してデータ群を規定し、データ群毎の値の遷移を解析する。そして、送信データ解析部35は、データ群毎に値の遷移状態の出現頻度を解析し、出現頻度が高い値の状態遷移を特定する。そして、送信データ解析部35は、出現頻度の高い値の遷移がデコードテーブルの低トグル領域に定義されるデコードテーブルを選択し、選択したデコードテーブルを指定するデコードテーブルコードDEC_Nを出力する。そして、デコードテーブル格納部36は、送信データ解析部35から与えられたデコードテーブルコードDEC_Nにより指定されるデコードテーブルTBL_decをデコーダ31に与える。
次いで、実施の形態2にかかるデコーダ31が、与えられたデコードテーブルTBL_decを用いて2進送信データDbin_TXから3進送信データDter_TXを生成する(ステップS33)。その後、テーブル更新処理部32が3進送信データDter_TXを解析する(ステップS35)。このステップS35の解析では、テーブル更新処理部32が3進送信データDter_TXに含まれる値を解析して、最も出現頻度が小さい値を特定する。そして、テーブル更新処理部32は、解析結果に基づきデータ変調テーブルを選択する(ステップS36)。より具体的には、テーブル更新処理部32は、ステップS35で特定した値に対して、信号線の電圧レベルの変化が多い(例えば、2つの信号線が共に電圧変化する)変化定義値が割り当てられるデータ変調テーブルを選択し、選択したデータ変調テーブルを指定する変調テーブルコードS1を出力する。そして、変調テーブルコードS1を受けた送信信号定義テーブル格納部33が、変調テーブルコードS1により指定される送信信号定義テーブルSET_TXをシリアル送信部34に与える。
また、ステップS33の処理と平行して、固定デコーダ37が2進数で表現されるデコードテーブルコードDEC_Nを3進数で表現されるデコードテーブルコードS3に変換する(ステップS34)。
次いで、シリアル送信部34が、デコードテーブルコードS3、変調テーブルコードS1及び3進送信データDter_TXを含む通信データを生成する(ステップS37)。その後、実施の形態2にかかる送信処理回路30は、通信バスから自局選択された後にTernary通信(I3C規格に基づく通信)の設定が完了するまで待機状態となる(ステップS38)。そして、通信設定が完了した後にシリアル送信部34が通信データとなる送信信号を出力することで通信データを送信する(ステップS39)。
続いて、実施の形態2にかかる受信処理回路40におけるデータ受信処理について説明する。そこで、図13に実施の形態2にかかる受信処理回路40におけるデータ受信処理を説明するフローチャートを示す。
図13に示すように、実施の形態2にかかる受信処理回路40では、シリアル受信部41がまず通信データを受信する(ステップS41)。そして、シリアル受信部41は、通信データ内の変調テーブルコードを確認する(ステップS42)。シリアル受信部41は、確認した変調テーブルコードを受信信号定義テーブル格納部42に出力し、受信信号定義テーブル格納部42が与えられた変調テーブルコードにより指定されるデータ復調テーブルを選択して、選択したデータ復調テーブルを第1のエンコーダ43に出力する(ステップS43)。
続いて、実施の形態2にかかる受信処理回路40では、第1のエンコーダ43がステップS43で与えられたデータ復調テーブルに基づき受信データDrxにエンコード処理(第1のエンコード処理)を施して3進受信データDter_RXを生成する(ステップS44)。
また、実施の形態2にかかる受信処理回路40では、ステップS41において通信データを受信した後に、シリアル受信部41が通信データに含まれるデコードテーブルコードS3を抽出してデコードテーブルコードS4として固定エンコーダ45に出力する。そして、固定エンコーダ45がデコードテーブルコードS4をエンコードしてデコードテーブルコードENC_Nを生成する(ステップS45)。なお、デコードテーブルコードS3は、変調テーブルコードS1と同様に通信データの通信設定コード領域に納められるものである。そのため、固定エンコーダ45は、前通信サイクルで適用された受信信号定義テーブルSET_RXに基づきデコードテーブルコードS4を復調し、復調したデコードテーブルコードS4に対して予め設定されたルールでエンコード処理を行うことでデコードテーブルコードENC_Nを生成する。その後、エンコードテーブル格納部46が、固定エンコーダ45から与えられたデコードテーブルコードENC_Nにより指定されたエンコードテーブルTBL_encを第2のエンコーダ44に与える(ステップS46)。
そして、実施の形態2にかかる受信処理回路40は、第2のエンコーダ44が、エンコードテーブルTBL_encにより指定されるルールに従って3進受信データDter_RXに対してエンコード処理(第2のエンコード処理)を施して2進受信データDbin_RXを生成する(ステップS47)。
実施の形態2にかかる送信処理回路30及び受信処理回路40は、上記のような動作でデータの送受信を行うことで、送信データに適用するデコード方法及び変調方法を切り替えながら通信を成立させる。ここで、実施の形態2にかかる通信システム2においてデコードテーブル及びデータ変調テーブルの切り替えを行った場合の送信信号の波形について説明する。
ここでの説明では、送信対象の2進送信データDbin_TXの内容に応じてデコードテーブルを切り替える事による違いをより明確に説明するために、2進送信データDbin_TXの内容によらずデフォルトデコードテーブル(例えば、図2で示したデコードテーブル)を適用した例を比較例として挙げる。
図14にデフォルトデコードテーブルを用いたデコード処理により生成した3進送信データを実施の形態2にかかる送信側装置30により送信する場合の送信信号のタイミングチャートを示す。ここで、デフォルトデコードテーブルは、図2で示したデコードテーブルであるものとする。
また、図15に2進送信データのデータ遷移に応じて選択されたデコードテーブルを用いたデコード処理により生成した3進送信データを実施の形態2にかかる送信側装置30により送信する場合の送信信号のタイミングチャートを示す。
図14及び図15に示す例では、いずれも2進送信データDbin_TXとして“001010010011”を送信する例である。そして、この2進送信データDbin_TXに対してデフォルトデコードテーブルを適用したデコード処理を行った場合(図14)、3進送信データDter_TXは、“01020210”となる。そのため、出現頻度が最も低い3進値が“1”となるため、実施の形態2にかかる通信システム2は、データ変調テーブルB(図4)を選択して通信を行う。
一方、2進送信データDbin_TXに対してデータ遷移の状態に応じて選択したデコードテーブルを適用したデコード処理を行った場合(図15)、3進送信データDter_TXは、“01101011”となる。そのため、出現頻度が最も低い3進値が“2”となるため、実施の形態2にかかる通信システム2は、データ変調テーブルC(図4)を選択して通信を行う。
そして、図14と図15を比較する。図14に示す例では、3進送信データDter_TXを送信する際に、第1の信号線SL0と第2の信号線SL1のトグル回数の合計が10回である。一方、図15に示す例では、3進送信データDter_TXを送信する際に、第1の信号線SL0と第2の信号線SL1のトグル回数の合計が8回である。
上記説明より、実施の形態2にかかる通信システム2では、送信対象の2進送信データDbin_TXを構成するデータ列のデータ遷移のうち出現頻度が高いデータ遷移については、2つの3進値のみによって3進シンボルを決定するデコード処理を行う。そして、このようなデコード処理により生成される3進送信データDter_TXを送信信号とすることで、実施の形態2にかかる通信システム2は、実施の形態1にかかる通信システム1よりも第1の信号線SL0と第2の信号線SL1のトグル回数の合計を小さくすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
(付記1)
送信側装置と
前記送信側装置と第1の信号線及び第2の信号線を介して通信する受信側装置とを有し、
前記送信側装置は、
2進数で表現される2進送信データを受信して、当該2進送信データを3進数で表現される3進送信データを生成し、前記第1の信号線と第2の信号線を伝達する信号の論理レベルの変化の組み合わせによって3進数の値を表現して前記受信側装置に送信する送信処理回路を有し、
前記受信側装置は、
受信した前記3進送信データをエンコードして前記2進送信データに対応し、かつ、2進数で表現される2進受信データを生成する受信処理回路を有し、
送信処理回路は、前記第1の信号線及び第2の信号線を伝達する2信号の論理レベルが両方変化する第1の状態エッジと、前記第1の信号線及び第2の信号線の一方が変化する第2の状態エッジと、前記第1の信号線及び第2の信号線の他方が変化する第3の状態エッジを用いて前記3進送信データを送信する場合、前記2進送信データの値によらず、前記第1の状態エッジの発生確率が最も小さくなるように、前記2進送信データを前記3進送信データに変換する通信システム。
1、2 通信システム
10、30 送信処理回路
11、31 デコーダ
12、32 テーブル更新処理部
13、33 送信信号定義テーブル格納部
14、34 シリアル送信部
20、40 受信処理回路
21、41 シリアル受信部
22、42 受信信号定義テーブル格納部
23、43 第1のエンコーダ
24、44 第2のエンコーダ
35 送信データ解析部
36 デコードテーブル格納部
37 固定デコーダ
45 固定エンコーダ
46 エンコードテーブル格納部
Dbin_TX 2進送信データ
Dter_TX 3進送信データ
Drx 受信データ
Dter_RX 3進受信データ
Dbin_RX 2進受信データ
S1 変調テーブルコード
S2 変調テーブルコード
S3 デコードテーブルコード
S4 デコードテーブルコード
SET_TX 送信信号定義テーブル
SET_RX 受信信号定義テーブル
DEC_N デコードテーブルコード
ENC_N デコードテーブルコード
TBL_dec デコードテーブル
TBL_enc エンコードテーブル
SL0 第1の信号線
SL1 第2の信号線

Claims (17)

  1. 自装置と受信側装置との間を接続する第1の信号線が接続される第1の端子と、
    前記自装置と前記受信側装置との間を接続する第2の信号線が接続される第2の端子と、
    2進数で表現された2進送信データを3進数で表現された3進送信データに変換するデコーダと、
    前記第1の信号線及び前記第2の信号線を伝達する送信信号の論理レベルを前記3進送信データの各値に応じてどのように変化させるかを定義する送信信号定義テーブルが格納される送信信号定義テーブル格納部と、
    前記送信信号定義テーブルと前記3進送信データとに基づき前記第1の信号線及び前記第2の信号線を伝達する前記送信信号の電圧レベルを変化させて前記3進送信データを含む通信データを出力するシリアル送信部と、
    前記3進送信データを表す3進値のうち最も出現頻度が低い値に対応する前記送信信号の変化定義値に、前記送信信号の論理レベルの変化が多い定義値を当てはめて前記送信信号定義テーブルを更新するテーブル更新処理部と、
    を有する半導体装置。
  2. 前記送信信号定義テーブル格納部には、前記変化定義値と前記3進値との対応付けが異なる複数の前記送信信号定義テーブルが含まれ、
    前記テーブル更新処理部は、前記3進送信データを表す3進値のうち出現頻度が最も低い値に対応する前記変化定義値が前記送信信号の論理レベルの変化が多い定義値となる前記送信信号定義テーブルを複数の前記送信信号定義テーブルから選択して、前記シリアル送信部に与える請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記シリアル送信部は、前記シリアル送信部に与えられた前記送信信号定義テーブルを示す変調テーブルコードを格納する通信設定コード領域と、前記3進送信データを格納するデータ領域とを含む前記通信データを生成する請求項2に記載の半導体装置。
  4. 複数のデコードテーブルを格納するデコードテーブル格納部と、
    前記2進送信データに含まれる値のうち連続する所定の数の値を1つのデータ群とし、前記データ群毎に値の遷移を解析し、解析結果に応じて前記複数のデコードテーブルに含まれるデコードテーブルの1つを指定するデコードテーブルコードを出力する送信データ解析部と、を更に有し、
    前記複数のデコードテーブルに含まれるデコードテーブルは、それぞれ、
    前記2進送信データのうち前記データ群に含まれる数と同じ数の連続する値の遷移が記述される第1の列と、
    前記第1の列に対応する3進数を示す3進シンボルが記述される第2の列と、
    前記3進送信データを表す第1の値から第3の値のうち第1の値と第2の値の組み合わせにより表現される前記3進シンボルが記述される前記第2の列が含まれる低トグル領域と、
    前記第1の値から前記第3の値の組み合わせにより表現される前記3進シンボルが記述される前記第2の列が含まれる高トグル領域と、を有し、
    前記送信データ解析部は、前記データ群に含まれる連続する値の遷移のうち出現頻度が高いデータ群の値が前記低トグル領域に対応する前記第1の列に記述されるデコードテーブルを示すデコードテーブルコードを前記デコードテーブル格納部に与え、
    前記デコードテーブル格納部は、前記送信データ解析部が出力する前記デコードテーブルコードが示す前記デコードテーブルを前記デコーダに与え、
    前記デコーダは、前記デコードテーブル格納部から与えられた前記デコードテーブルに基づき前記2進送信データを前記3進送信データに変換する請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記デコードテーブルコードを予め決められたルールに従って3進数に変換する固定デコーダを有する請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記シリアル送信部は、前記2進送信データを前記第1の端子及び前記第2の端子から出力する場合、前記第1の端子から前記2進送信データを出力し、第2の端子から前記2進送信データの同期クロック信号を出力する請求項1に記載の半導体装置。
  7. 自装置と送信側装置との間を接続する第1の信号線が接続される第1の端子と、
    前記自装置と前記送信側装置との間を接続する第2の信号線が接続される第2の端子と、
    前記第1の端子及び前記第2の端子を介して3進数で表現された3進送信データを含む通信データを受信して後段の回路に伝達するシリアル受信部と、
    前記3進送信データを受信した際の前記第1の信号線及び前記第2の信号線を伝達して入力される受信信号の論理レベルの変化パターンと当該変化パターンに対応付けられる前記3進数の各値との関係を示した受信信号定義テーブルを複数格納する受信信号定義テーブル格納部と、
    前記受信信号定義テーブル格納部から与えられた前記受信信号定義テーブルに従って、前記シリアル受信部が受信した前記受信信号を3進数で表現された3進受信データに変換する第1のエンコーダと、
    前記3進受信データを2進数で表現された2進受信データに変換する第2のエンコーダと、
    を有する半導体装置。
  8. 前記通信データには、前記受信信号の信号変化パターンを定義した送信信号定義テーブルを指定する変調テーブルコードと、前記3進送信データと、が含まれ、
    前記受信信号定義テーブル格納部は、
    前記送信側装置で用いられ、かつ、前記送信信号の信号変化パターンと3進値との関係を記述した複数の送信信号定義テーブルと同じ内容の複数の前記受信信号定義テーブルを格納し、
    前記変調テーブルコードにより指定される前記受信信号定義テーブルを前記第1のエンコーダに送信する請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記受信信号定義テーブル格納部は、前の通信サイクルで受信した前記変調テーブルコードで指定される前記受信信号定義テーブルに記載された変換ルールに従って現通信サイクルで受信した前記変調テーブルコードを判定する請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記通信データに含まれ、かつ、3進値で表現されるデコードテーブルコードを2進数で表されるエンコードテーブルコードに変換する固定エンコーダと、
    複数のエンコードテーブルを格納し、前記エンコードテーブルコードにより指定されるエンコーディングテーブルを出力するエンコードテーブル格納部と、を有し、
    前記複数のエンコードテーブルは、いずれも、前記送信側装置で用いられる複数のデコードテーブルと同じ内容を含み、複数のエンコードテーブルコードのそれぞれは、同一のコードにより指定される前記前記デコードテーブルと同一の内容が記述され、
    前記第2のエンコーダは、前記エンコードテーブル格納部から与えられる前記エンコードテーブルに従って前記3進受信データを2進受信データに変換する請求項7に記載の半導体装置。
  11. 前記通信データには、前記送信信号の信号変化パターンを定義した送信信号定義テーブルを示す変調テーブルコードと、前記3進送信データと、が含まれ、
    前記受信信号定義テーブル格納部は、現通信サイクルの前記3進送信データの受信が開始されるまでの期間は、前の通信サイクルで受信した前記変調コードテーブルで指定される前記受信信号定義テーブルを出力し、
    前記固定エンコーダは、前記受信信号定義テーブル格納部から出力される前記受信信号定義テーブルに従って前記通信データに含まれ、かつ、前記3進値で表現される前記デコードテーブルコードを判別し、判別したデコードテーブルコードを2進値に変換することで、前記エンコードテーブルコードを出力する請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記シリアル受信部は、2進数で表現される2進送信データを前記第1の端子及び前記第2の端子を介して受信する場合、前記第1の端子により前記2進送信データを受信し、第2の端子により前記2進送信データの同期クロック信号を受信し、前記同期クロック信号により取り込んだ前記2進送信データを後段の回路に出力する請求項7に記載の半導体装置。
  13. 送信側装置と
    前記送信側装置と第1の信号線及び第2の信号線を介して通信する受信側装置とを有し、
    前記送信側装置は、
    2進数で表現された2進送信データを3進数で表現された3進送信データに変換するデコーダと、
    前記第1の信号線及び前記第2の信号線を伝達する送信信号の論理レベルを前記3進送信データの各値に応じてどのように変化させるかを定義する送信信号定義テーブルが格納される送信信号定義テーブル格納部と、
    前記送信信号定義テーブルと前記3進送信データとに基づき前記第1の信号線及び前記第2の信号線を伝達する前記送信信号の電圧レベルを変化させて前記3進送信データを含む通信データを出力するシリアル送信部と、
    前記3進送信データを表す3進値のうち最も出現頻度が低い値に対応する前記送信信号の変化定義値に、前記送信信号の論理レベルの変化が多い定義値を当てはめて前記送信信号定義テーブルを更新するテーブル更新処理部と、を有し、
    前記受信側装置は、
    前記第1の信号線及び前記第2の信号線を介して3進数で表現された3進送信データを含む通信データを受信して後段の回路に伝達するシリアル受信部と、
    前記3進送信データを受信した際の前記第1の信号線及び前記第2の信号線を伝達して入力される受信信号の論理レベルの変化パターンと当該変化パターンに対応付けられる前記3進数の各値との関係を示した受信信号定義テーブルを複数格納する受信信号定義テーブル格納部と、
    前記受信信号定義テーブル格納部から与えられた前記受信信号定義テーブルに従って、前記シリアル受信部が受信した前記受信信号を3進数で表現された3進受信データに変換する第1のエンコーダと、
    前記3進受信データを2進数で表現された2進受信データに変換する第2のエンコーダと、
    を有する通信システム。
  14. 前記送信信号定義テーブル格納部には、前記変化定義値と前記3進値との対応付けが異なる複数の前記送信信号定義テーブルが含まれ、
    前記テーブル更新処理部は、前記3進送信データを表す3進値のうち出現頻度が最も低い値に対応する前記変化定義値が前記送信信号の論理レベルの変化が多い定義値となる前記送信信号定義テーブルを複数の前記送信信号定義テーブルから選択して、前記シリアル送信部に与え、
    前記シリアル送信部は、前記通信データに、前記3進送信データと、前記送信側装置が前記3進送信データに対して適用する前記送信信号定義テーブルを指定する変調テーブルコードと、を含めて前記通信データを生成し、
    前記シリアル受信部は、受信した前記通信データに含まれる前記変調テーブルコードを前記受信信号定義テーブル格納部に与え、
    前記受信信号定義テーブル格納部は、
    前記送信側装置で用いられ、かつ、前記送信信号の信号変化パターンを記述した複数の送信信号定義テーブルと同じ内容の複数の前記受信信号定義テーブルを格納し、
    前記変調テーブルコードにより指定される前記受信信号定義テーブルを前記第1のエンコーダに与え
    前記第1のエンコーダは、与えられた前記受信信号定義テーブルに基づき前記通信データに含まれる3進送信データに対応する前記3進受信データを生成する請求項13に記載の通信システム。
  15. 前記送信側装置は、
    複数のデコードテーブルを格納するデコードテーブル格納部と、
    前記2進送信データに含まれる値のうち連続する所定の数の値を1つのデータ群とし、前記データ群毎に値の遷移を解析し、解析結果に応じて前記複数のデコードテーブルに含まれるデコードテーブルの1つを指定するデコードテーブルコードを出力する送信データ解析部と、を更に有し、
    前記複数のデコードテーブルに含まれるデコードテーブルは、それぞれ、
    前記2進送信データのうち前記データ群に含まれる数と同じ数の連続する値の遷移が記述される第1の列と、
    前記第1の列に対応する3進数を示す3進シンボルが記述される第2の列と、
    前記3進送信データを表す第1の値から第3の値のうち第1の値と第2の値の組み合わせにより表現される前記3進シンボルが記述される前記第2の列が含まれる低トグル領域と、
    前記第1の値から前記第3の値の組み合わせにより表現される前記3進シンボルが記述される前記第2の列が含まれる高トグル領域と、を有し、
    前記送信データ解析部は、前記データ群に含まれる連続する値の遷移のうち出現頻度が高いデータ群の値が前記低トグル領域に対応する前記第1の列に記述されるデコードテーブルを示すデコードテーブルコードを前記デコードテーブル格納部に与え、
    前記デコードテーブル格納部は、前記送信データ解析部が出力する前記デコードテーブルコードが示す前記デコードテーブルを前記デコーダに与え、
    前記デコーダは、前記デコードテーブル格納部から与えられた前記デコードテーブルに基づき前記2進送信データを前記3進送信データに変換し、
    前記受信側装置は、
    前記通信データに含まれ、かつ、3進値で表現されるデコードテーブルコードを2進数で表されるエンコードテーブルコードに変換する固定エンコーダと、
    複数のエンコードテーブルを格納し、前記エンコードテーブルコードにより指定されるエンコードテーブルを出力するエンコードテーブル格納部と、を有し、
    前記複数のエンコードテーブルは、いずれも、前記送信側装置で用いられる複数のデコードテーブルと同じ内容を含み、複数のエンコードテーブルコードのそれぞれは、同一のコードにより指定される前記前記デコードテーブルと同一の内容が記述され、
    前記第2のエンコーダは、前記エンコードテーブル格納部から与えられる前記エンコードテーブルに従って前記3進受信データを2進受信データに変換する請求項13に記載の通信システム。
  16. 前記送信側装置は、
    前記デコードテーブルコードを予め決められたルールに従って3進数に変換する固定デコーダを有し、
    前記通信データには、前記送信信号の信号変化パターンを定義した送信信号定義テーブルを示す定義テーブル番号と、3進値で表現された前記デコードテーブルコードと、前記3進送信データが含まれ、
    前記受信側装置では、
    前記受信信号定義テーブル格納部が、現通信サイクルの前記3進送信データの受信が開始されるまでの期間は、前の通信サイクルで受信した前記変調テーブルコードで指定される前記受信信号定義テーブルを出力し、
    前記固定エンコーダは、前記受信信号定義テーブル格納部から出力される前記受信信号定義テーブルに従って前記通信データに含まれる前記デコードテーブルコードの3進値を判別し、判別したデコードテーブルコードを2進値に変換することで、前記エンコードテーブルコードを出力する請求項15に記載の通信システム。
  17. 前記送信側装置から前記受信側装置に向かって前記通信データとして2進数で表される2進送信データを送信する場合、
    前記シリアル送信部は、前記第1の信号線を介して前記2進送信データを出力し、第2の信号線を介して前記2進送信データの同期クロック信号を出力し、
    前記シリアル受信部は、前記同期クロック信号により取り込んだ前記2進送信データを後段の回路に出力する請求項13に記載の通信システム。
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