JP2020005001A - 固体撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】裏面照射型の固体撮像素子において画素の微細化を容易にする。【解決手段】光電変換膜は、二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して前記所定波長と異なる波長の光を透過する。光電変換部は、複数の画素のそれぞれにおいて光電変換膜を透過した光を光電変換する。電荷蓄積部は、複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて所定数の画素のそれぞれの光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する。複数の貫通電極は、画素ブロックにおいて所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置される。配線層は、複数の貫通電極を介して光電変換膜に接続される。【選択図】図4

Description

本技術は、固体撮像素子および撮像装置に関する。詳しくは、裏面照射型の固体撮像素子および撮像装置に関する。
従来より、画像を撮像するために、二次元格子状に画素を配列した固体撮像素子が用いられている。この固体撮像素子の解像度を向上させる目的で、例えば、光電変換膜とフォトダイオードとを積層した積層構造の画素が用いられる。この画素において光電変換膜は、ある波長の光(例えば、緑色光)を光電変換し、それ以外の光(赤色光や青色光など)を透過し、その透過された光をフォトダイオードが光電変換する。このため、画素毎に複数の色を光電変換することができ、解像度を向上させることができる。
また、解像度とともに感度を向上させるために、上述の積層構造の画素において回路配置面に対向する面(裏面)に光電変換膜を配置した裏面照射型の固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この固体撮像素子では、裏面の光電変換膜から回路配置面に電気信号を伝送するために、光電変換膜と回路配置面との間のシリコン層を貫通する貫通電極が画素毎に設けられる。
特開2011−29337号公報
しかしながら、上述の従来技術では、画素を微細化するほど、貫通電極の間のスペースが狭くなり、そのスペースにトランジスタや浮遊拡散層を配置することができなくなるおそれがある。したがって、貫通電極を配置しない撮像素子と比較して画素の微細化が困難になるという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、裏面照射型の固体撮像素子において画素の微細化を容易にすることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して上記所定波長と異なる波長の光を透過する光電変換膜と、上記複数の画素のそれぞれにおいて上記光電変換膜を透過した光を光電変換する光電変換部と、上記複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて上記所定数の画素のそれぞれの上記光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部と、上記画素ブロックにおいて上記所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極と、上記複数の貫通電極を介して上記光電変換膜に接続された配線層とを具備する固体撮像素子である。これにより、所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定の走査方向に沿って配列された上記画素からなる複数のラインを順に選択する走査回路をさらに具備してもよい。これにより、複数のラインが順に選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の貫通電極は、上記所定の走査方向において上記画素ピッチより広い間隔で配置されてもよい。これにより、走査方向において上記画素ピッチより広い間隔で配置された貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の貫通電極は、上記所定の走査方向に垂直な方向において上記画素ピッチより広い間隔で配置されてもよい。これにより、走査方向に垂直な方向において画素ピッチより広い間隔で配置された貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電荷蓄積部は上記複数の画素のそれぞれの対角の一方に配置され、上記複数の貫通電極は上記対角の他方の周囲に設けられてもよい。これにより、対角の周囲に設けられた複数の貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光電変換部から上記電荷蓄積部に上記電荷を転送する転送トランジスタをさらに具備し、上記光電変換部は、シリコン層に設けられ、上記転送トランジスタは、上記シリコン層内部に埋め込まれた埋め込みゲート領域を有してもよい。これにより、光電変換膜にゲート領域が埋め込まれた転送トランジスタにより電荷が転送されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光電変換部の上記配線層側に形成されたイオン注入プラグをさらに具備してもよい。これにより、イオン注入プラグが配線層側に形成された光電変換部により光電変換が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定の方向に沿って配列された上記画素からなる複数のラインを互いに絶縁するライン間絶縁部をさらに具備し、上記複数の貫通電極は、上記光電変換膜から上記ライン間絶縁部を貫通して上記配線層に接続されてもよい。これにより、ライン間絶縁部を貫通する貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の画素を互いに絶縁する画素間絶縁部をさらに具備し、上記複数の貫通電極は、上記画素間絶縁部を貫通して上記光電変換膜および上記配線層に接続されてもよい。これにより、画素間絶縁部を貫通する貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して前記所定波長と異なる波長の光を透過する光電変換膜と、前記複数の画素のそれぞれにおいて前記光電変換膜を透過した光を光電変換する光電変換部と、前記複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて前記所定数の画素のそれぞれの前記光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記画素ブロックにおいて前記所定数の画素ピッチの間隔より広い間隔で配置された複数の貫通電極と、前記複数の貫通電極を介して前記光電変換膜に接続された配線層と、前記蓄積された電荷の量に応じた電圧の画素信号を処理する処理部とを具備する撮像装置である。これにより、画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極により光電変換膜と配線層とが接続されるという作用をもたらす。
本技術によれば、裏面照射型の撮像素子において画素を容易に微細化することができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における画素アレイ部の上面図の一例である。 比較例における画素アレイ部の上面図の一例である。 第1の実施の形態におけるX軸に沿った画素の断面図の一例である。 第1の実施の形態におけるY軸に沿った画素の断面図の一例である。 第1の実施の形態の変形例における画素アレイ部の上面図の一例である。 第2の実施の形態における画素アレイ部の上面図の一例である。 第3の実施の形態におけるX軸に沿った画素の断面図の一例である。 第4の実施の形態におけるX軸に沿った画素の断面図の一例である。 第5の実施の形態における画素アレイ部の上面図の一例である。 第5の実施の形態における画素のY軸に沿った断面図の一例である。 第6の実施の形態における画素アレイ部の上面図の一例である。 第6の実施の形態におけるX軸に沿った画素の断面図の一例である。 第6の実施の形態における、絶縁部の深さを変えた場合のX軸に沿った画素の断面図の一例である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(画素より広いピッチで貫通電極を配置した例)
2.第2の実施の形態(浮遊拡散層を配置した角の対角周辺に貫通電極を配置した例)
3.第3の実施の形態(埋め込みゲートを設け、画素より広いピッチで貫通電極を配置した例)
4.第4の実施の形態(イオン注入プラグを設け、画素より広いピッチで貫通電極を配置した例)
5.第5の実施の形態(絶縁部で列を分離し、画素より広いピッチで貫通電極を配置した例)
6.第6の実施の形態(絶縁部で画素を分離し、画素より広いピッチで貫通電極を配置した例)
<1.第1の実施の形態>
[固体撮像素子の構成例]
図1は、第1の実施の形態における固体撮像素子100の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子100は、画像を撮像するものであり、垂直走査回路110、画素アレイ部120、CDS(Correlated Double Sampling)部130および水平走査回路140を備える。また、この固体撮像素子100は、カメラや、撮像機能を持つ携帯電話装置などの各種の電子装置に設けられる。
画素アレイ部120には、複数の画素201が二次元格子状に配列される。所定の方向に画素201を配列したものを以下、「行」または「ライン」と称し、行に垂直な方向に画素201を配列したものを以下、「列」と称する。これらの画素201のそれぞれは、波長の異なる2つの光を光電変換して2つの画素信号を生成する。例えば、画素201のうち半分は、青色光および緑色光を光電変換し、残りの半分は、赤色光および緑色光を光電変換する。
垂直走査回路110は、画素アレイ部120の行を順に選択して画素信号を出力させるものである。CDS部130は、初期値の電荷量に応じたリセット信号と、光電変換された電荷量に応じた画素信号とを水平走査回路140の制御に従って画素アレイ部120から読み出し、それらの差分を求める相関二重サンプリング処理を行うものである。CDS部130は、その差分の信号を画素データとして固体撮像素子100の外部に出力する。これらの画素データからなる画像データに対して、デモザイク処理やホワイトバランス処理などの各種の画像処理が画像処理部により行われる。なお、垂直走査回路110は、特許請求の範囲に記載の走査回路の一例である。また、CDS部130は、特許請求の範囲に記載の処理部の一例である。
水平走査回路140は、画素アレイ部120の列を順に選択して、CDS部130に画素信号の読出しを行わせるものである。
[画素アレイ部の構成例]
図2は、第1の実施の形態における画素アレイ部120の上面図の一例である。この上面図は、画素アレイ部120におけるシリコン層の両面のうち光が照射される方の面を上面として示す。
画素アレイ部120には、二次元格子状に複数の画素ブロック205が配置される。画素ブロック205のそれぞれには、4つの画素201が2行2列で配置される。また、画素ブロック205のそれぞれの中央には、浮遊拡散層270が1つずつ配置される。
また、画素201ごとに貫通電極240が1つずつ配置される。ただし、行方向(X軸方向)において隣接する一対の画素201の一方に属する貫通電極240と、他方に属する貫通電極240とが列方向(Y軸方向)に沿って一列に配列される。同図において隣り合う一対の画素201の境界上の2つの貫通電極240の一方が、一対の画素201の一方に属し、その2つの貫通電極240の他方が、一対の画素201の他方に属する。
貫通電極240は、受光面に垂直なZ軸方向にシリコン層を貫通する電極である。フォトダイオード250は、所定の波長の光(赤色や青色など)を光電変換するものである。画素ブロック205内の4つのフォトダイオード250は、中央の浮遊拡散層270を共有しており、それらのフォトダイオード250からの電荷が浮遊拡散層270に蓄積される。なお、図2において、貫通電極240の周囲の灰色の部分は、貫通電極240を周囲から絶縁する絶縁部を示す。また、フォトダイオード250は、実際にはシリコン層の表面に現れず、その内部に形成されているが、図2では説明の便宜上、シリコン層の表面上に点線で囲って記載されている。また、フォトダイオード250以外のトランジスタ等の素子は、記載の便宜上、同図において省略されている。
なお、フォトダイオード250は、特許請求の範囲に記載の光電変換部の一例である。
浮遊拡散層270は、フォトダイオード250からの電荷を蓄積して、蓄積した電荷の量に応じた電圧の電気信号を画素信号として生成するものである。なお、浮遊拡散層270は、実際にはシリコン層の表面には表れず、その内部に形成されているが、図2では説明の便宜上、シリコン層の表面上に点線で囲って記載している。
ここで、隣接する画素201のそれぞれの代表点(例えば、中央点)の間の間隔を以下、「画素ピッチ」と称し、隣接する貫通電極のそれぞれの代表点の間の間隔を「電極ピッチ」と称する。
行方向(X軸方向)において、貫通電極240の電極ピッチdxは、画素ピッチDより広い値に設定される。また、列方向(Y軸方向)において、電極ピッチdyは、画素ピッチDより狭い値に設定される。
このように、X軸方向において画素ピッチDより広い電極ピッチdxで貫通電極240を配置したため、その広い電極ピッチdxにより空いたスペースに、各画素201で共有する浮遊拡散層270や画素回路を構成するトランジスタを配置することができる。
図3は、比較例における画素アレイ部の上面図の一例である。この比較例では、X軸方向およびY軸方向において画素ピッチと同じ値の電極ピッチで貫通電極が配置されるものとする。この配置では、同図に例示するように、X軸方向において貫通電極の間の間隔が図2と比較して狭くなり、4画素で共有する浮遊拡散層を配置することができなくなってしまう。
これに対して、固体撮像素子100では、画素ブロック205内の貫通電極240を画素ピッチDより広い電極ピッチdxで配置しているため、それらの貫通電極240の間に、4画素で共有する浮遊拡散層270を配置することができる。したがって、比較例の構成と異なり、複数の画素間で浮遊拡散層270を共有することができる。
[画素の構成例]
図4は、第1の実施の形態におけるX1およびX2を結ぶ線分に沿った画素201の断面図の一例である。同図に例示するように、画素201は、マイクロレンズ211、カラーフィルタ212、パッシベーション層213、上部電極214、光電変換膜215および下部電極216を備える。また、画素201は、シリコン層220、配線層230、貫通電極240、増幅トランジスタ281および転送トランジスタ282を備える。シリコン層220には、絶縁部241と、フォトダイオード250と、270とが設けられる。配線層230には、複数の配線231が設けられる。
ここで、配線層230は、シリコン層220の両面のうち一方に形成され、その配線層230の面に対向する面(いわゆる、裏面)に光が照射される。このように、裏面に光が照射される固体撮像素子100は、裏面照射型の撮像素子と呼ばれる。以下、配線層230から裏面への方向を上方向とする。
シリコン層220の上に下部電極216が積層され、その下部電極216の上に光電変換膜215が形成される。この光電変換膜215の上に上部電極214が積層され、その上部電極214の上に、光電変換膜215等を保護するためのパッシベーション層213が積層される。このパッシベーション層213の上にカラーフィルタ212が設けられ、カラーフィルタ212の上方にマイクロレンズ211が設けられる。
また、貫通電極240は、シリコン層220を貫通して下部電極216と配線231とを接続する。シリコン層220において、この貫通電極240の周囲に、絶縁部241が形成される。
マイクロレンズ211は、入射光を集光するものである。カラーフィルタ212は、マイクロレンズ211からの光のうち、特定の波長の光を透過するものである。このカラーフィルタ212として、光電変換膜215およびフォトダイオード250のそれぞれに光電変換させる光の混合光を透過するフィルタが用いられる。例えば、光電変換膜215およびフォトダイオード250に緑色光および赤色光を光電変換させる場合には、それらを混合した黄色光を透過するカラーフィルタ212が用いられる。また、例えば、光電変換膜215およびフォトダイオード250に緑色光および青色光を光電変換させる場合には、それらを混合したマゼンダ光を透過するカラーフィルタ212が用いられる。
なお、カラーフィルタ212をパッシベーション層213の上方に配置しているが、この構成に限定されない。例えば、カラーフィルタ212を下部電極216とフォトダイオード250との間に配置してもよい。この場合には、カラーフィルタ212として、混合光でなく、フォトダイオード250に光電変換させる原色光(赤色や青色など)を透過するフィルタが用いられる。また、画素201の全てにカラーフィルタ212を設ける構成としているが、一部(例えば、半分)の画素にカラーフィルタ212を設けない構成としてもよい。このカラーフィルタ212の無い画素201は、白色光を光電変換する画素として用いられる。
光電変換膜215は、カラーフィルタ212を透過した光のうち、所定波長の光(例えば、緑色光)を光電変換し、それ以外の波長の光を透過するものである。この光電変換膜215により光電変換された電気信号は、貫通電極240を介して配線層230へ伝送される。
光電変換膜215により光電変換された電荷は、浮遊拡散層270とは異なる浮遊拡散層に蓄積される。この光電変換部215に対応する浮遊拡散散層は、図4の断面には表れない。
増幅トランジスタ281は、光電変換膜215に対応する浮遊拡散層が生成した電気信号を増幅して画素信号として出力するものである。なお、画素201には、垂直走査回路110からの制御信号に従って、増幅トランジスタ281からの画素信号を出力する選択トランジスタがさらに設けられているが、図4では、記載の便宜上、この選択トランジスタ等は省略されている。
フォトダイオード250は、カラーフィルタ212および光電変換膜215を透過した光(例えば、赤色光)を光電変換するものである。このフォトダイオード250は、転送トランジスタ282の直上に設けられる。なお、フォトダイオード250は、特許請求の範囲に記載の光電変換部の一例である。
転送トランジスタ282は、垂直走査回路110からの制御信号に従って、フォトダイオード250により光電変換された電荷を浮遊拡散層270に転送するものである。浮遊拡散層270は、フォトダイオード250により光電変換された電荷を蓄積して、その電荷量に応じた電気信号を生成するものである。なお、浮遊拡散層270は、特許請求の範囲に記載の電荷蓄積部の一例である。
なお、画素ブロック205内の4つの画素201のいずれかには、浮遊拡散層270により生成された電気信号を増幅する増幅トランジスタと、その増幅トランジスタからの信号を制御信号に従って出力する選択トランジスタがさらに設けられている。しかし、図4では、記載の便宜上、それらのトランジスタは省略されている。
図5は、第1の実施の形態におけるY1およびY2を結ぶ線分に沿った画素201の断面図の一例である。同図に例示するように、Y軸方向において貫通電極240が2つ配置され、それらはZ軸方向に伸びてシリコン層220を貫通する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、X軸方向において画素ピッチより広い電極ピッチで貫通電極240を配置し、それらの間に4画素で共有する浮遊拡散層を配置したため、共有しない場合よりも浮遊拡散層の個数を少なくすることができる。これにより、画素を容易に微細化することができる。
[変形例]
上述の第1の実施の形態では、垂直走査回路110が順に選択する行方向(X軸方向)において、電極ピッチを画素ピッチよりも広くしていたが、行方向に垂直な列方向(Y軸方向)において、電極ピッチを画素ピッチより広くしてもよい。この第1の実施の形態の変形例の固体撮像素子100は、Y軸方向において、画素ピッチより広い電極ピッチで貫通電極240を配置した点において第1の実施の形態と異なる。
図6は、第1の実施の形態の変形例における画素アレイ部120の上面図の一例である。変形例の固体撮像素子100は、Y軸方向における電極ピッチdy'が画素ピッチDより広い点において第1の実施の形態と異なる。また、X軸方向における電極ピッチdx'は画素ピッチDより狭い値に設定される。
このように、本技術の第1の実施の形態の変形例によれば、Y軸方向において画素ピッチより広い電極ピッチで貫通電極240を配置し、それらの間に4画素で共有する浮遊拡散層を配置したため、複数の画素間で浮遊拡散層を共有することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、Y軸方向において画素ピッチより狭い電極ピッチで貫通電極240を配置していたために、Y軸方向において、貫通電極240の間にトランジスタ等を配置することが困難になるおそれがある。このため、Y軸方向においても電極ピッチを広くすることが望ましい。この第2の実施の形態の固体撮像素子100は、X軸方向に加えてY軸方向においても電極ピッチを広くした点において第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態における画素アレイ部120の上面図の一例である。第2の実施の形態の画素アレイ部120は、画素201において対角の一方に浮遊拡散層270を配置し、対角の他方の周辺に4つの貫通電極240を配置した点において第1の実施の形態と異なる。この配置により、画素ブロック205内のX軸方向における電極ピッチdx1と、Y軸方向における電極ピッチdy1とは、いずれも画素ピッチDより広い値となる。また、画素201の角の周辺に設けられた貫通電極240同士の電極ピッチdx2およびdy2は、いずれも画素ピッチDより狭い値に設定される。画素ブロック205内のY軸方向の電極ピッチdy1を画素ピッチDより広くしたことにより、Y軸方向において、貫通電極240の間にトランジスタ等を配置することができ、画素を容易に微細化することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、画素201の対角の一方に浮遊拡散層270を配置し、対角の他方の周辺に4つの貫通電極240を配置したため、画素ブロック内のX軸方向およびY軸方向の両方における電極ピッチを広くすることができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、転送トランジスタ282の直上にフォトダイオード250を形成していた。しかし、この構成では、フォトダイオード250の下方のスペースが小さくなり、転送トランジスタ282以外の素子を配置することができなくなる。この第3の実施の形態の固体撮像素子100は、フォトダイオード250の下方のスペースを大きくした点において第1の実施の形態と異なる。
図8は、第3の実施の形態におけるX1およびX2を結ぶ線分に沿った画素201の断面図の一例である。第3の実施の形態の画素201は、転送トランジスタ282の代わりに転送トランジスタ284を備え、X1およびX2を結ぶ線分に沿った断面において選択トランジスタ283をさらに配置した点において第1の実施の形態と異なる。また、第3の実施の形態の画素アレイ部120の上面図のレイアウトは、図7に例示した第2の実施の形態と同様であるものとする。
転送トランジスタ284は、シリコン層220の内部に埋め込まれた埋め込みゲート領域を備える点において、第1の実施の形態の転送トランジスタ282と異なる。
また、第3の実施の形態においてフォトダイオード250は、埋め込みゲート領域の長さに応じた距離Z1の分、転送トランジスタ284から離して配置される。これにより、X軸方向において転送トランジスタ284から貫通電極240までに亘ってフォトダイオード250を形成することができる。この結果、フォトダイオード250の下方のスペースに余裕が生じ、選択トランジスタ283などをさらに配置することができる。
また、前述したように第3の実施の形態の画素アレイ部120の上面図のレイアウトは第2の実施の形態と同様であるため、埋め込みゲート領域と貫通電極240とが対角に位置することとなる。これにより、貫通電極240と、その埋め込みゲート領域との間の容量カップリングを抑制し、貫通電極240からの信号による干渉を抑制することができる。
このように、第3の実施の形態によれば、シリコン層内部に転送トランジスタ284のゲート領域を埋め込んで、フォトダイオード250を転送トランジスタ284から離したため、フォトダイオード250の下方のスペースを大きくすることができる。これにより、余裕の生じたスペースにさらにトランジスタなどの素子を配置することができる。
<4.第4の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、転送トランジスタ282の直上にフォトダイオード250を形成していた。しかし、この構成では、フォトダイオード250の下方のスペースが小さくなり、転送トランジスタ282以外の素子を配置することができなくなる。この第4の実施の形態の固体撮像素子100は、フォトダイオード250の下方のスペースを大きくした点において第1の実施の形態と異なる。また、第4の実施の形態の画素アレイ部120の上面図のレイアウトは、図7に例示した第2の実施の形態と同様であるものとする。
図9は、第4の実施の形態におけるX1およびX2を結ぶ線分に沿った画素201の断面図の一例である。第4の実施の形態の画素201は、フォトダイオード250の配線層230側の面にイオン注入プラグ251が形成されている点において第1の実施の形態と異なる。
イオン注入プラグ251は、シリコン層220の表面側から加速電圧を変更してイオン注入を複数回行うことにより形成された高濃度の半導体領域である。フォトダイオード250で生成された電荷は、イオン注入プラグ251および転送トランジスタ282を介して浮遊拡散層270に転送される。
また、第4の実施の形態においてフォトダイオード250は、イオン注入プラグ251のZ方向の長さZ1の分、転送トランジスタ282から離して配置される。これにより、X軸方向において転送トランジスタ282から貫通電極240までに亘ってフォトダイオード250を形成することができる。この結果、フォトダイオード250の下方のスペースに余裕が生じ、トランジスタなどをさらに配置することができる。
また、前述したように第4の実施の形態の画素アレイ部120の上面図のレイアウトは第2の実施の形態と同様であるため、イオン注入プラグ251と貫通電極240とが対角に位置することとなる。これにより、貫通電極240からの信号とフォトダイオード250からの信号との干渉を抑制することができる。
このように、第4の実施の形態によれば、フォトダイオード250の配線層230側にイオン注入プラグ251を形成したため、フォトダイオード250の下方のスペースを大きくすることができる。これにより、余裕の生じたスペースにさらにトランジスタなどの素子を配置することができる。
<5.第5の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では絶縁部241を貫通電極240の周囲にのみ形成していたが、この構成では、画素201を微細化するほど絶縁部241の領域が狭くなり、製造が困難となるおそれがある。この第5の実施の形態の固体撮像素子100は、絶縁部241の形成を容易にした点において第1の実施の形態と異なる。
図10は、第5の実施の形態における画素アレイ部120の上面図の一例である。この第5の実施の形態の画素アレイ部120は、絶縁部241の代わりに絶縁部242が形成される点において第1の実施の形態と異なる。
絶縁部242は、画素201の列のそれぞれを互いに絶縁するものである。この絶縁部242は、画素201の列の両側のうち浮遊拡散層270が設けられた方と逆側において、列方向(Y方向)に沿って形成される。この構成により、列方向に沿って並んだ画素201のそれぞれの絶縁部242が共通化される。なお、絶縁部242は、特許請求の範囲に記載のライン間絶縁部の一例である。
また、第5の実施の形態の貫通電極240は、光電変換膜215から絶縁部242を貫通して配線層230に接続される。
絶縁部242が列方向に沿って形成されているため、貫通電極240の周囲にのみ絶縁部241を形成する第1の実施の形態と比較して絶縁部の領域が広くなり、微細化しやすくなる。また、固体撮像素子100の製造装置は、画素201の列ごとに絶縁部242を一括して形成するため、貫通電極240ごとに絶縁部241を形成する第1の実施の形態と比較して、絶縁部を製造する工程数を削減することができる。また、絶縁部242は、隣接する列同士を完全に分離するため、隣接する列同士の混色を抑制することができる。
図11は、第5の実施の形態におけるY1およびY2を結ぶ線分に沿った画素201の断面図の一例である。同図に例示するように、列方向(Y軸方向)に沿って、絶縁部242が形成される。また、貫通電極240は、光電変換膜215から絶縁部242を貫通して配線層230に接続される。
このように、本技術の第5の実施の形態によれば、列方向に沿って絶縁部242を形成し、その絶縁部242を貫通する貫通電極240を設けたため、貫通電極240の周囲にのみ絶縁部を形成する第1の実施の形態と比較して製造が容易になる。
<6.第6の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では絶縁部241を貫通電極240の周囲にのみ形成していたが、この構成では、画素201を微細化するほど絶縁部241の領域が狭くなり、製造が困難となるおそれがある。この第6の実施の形態の固体撮像素子100は、絶縁部241の形成を容易にした点において第1の実施の形態と異なる。
図12は、第6の実施の形態における画素アレイ部120の上面図の一例である。この第6の実施の形態の画素アレイ部120は、絶縁部241の代わりに絶縁部243が形成される点において第1の実施の形態と異なる。
絶縁部243は、画素201のそれぞれを互いに絶縁するものである。この絶縁部243は、隣接する画素201同士の境界に沿って形成される。また、第6の実施の形態の貫通電極240は、光電変換膜215から絶縁部243を貫通して配線層230に接続される。この構成により、絶縁部243は、画素201に加えて、貫通電極240を互いに分離する。なお、絶縁部243は、特許請求の範囲に記載の画素間絶縁部の一例である。
絶縁部243は、隣接する画素の境界に沿って形成されているため、貫通電極240の周囲にのみ絶縁部241を形成する第1の実施の形態と比較して、絶縁部241を形成する領域が広くなり、微細化しやすくなる。また、固体撮像素子100の製造装置は、画素201に加えて貫通電極240を互いに分離する絶縁部243を一括して形成する。このため、画素同士を分離する絶縁部と、貫通電極を分離する絶縁部とを別々に製造する構成と比較して、絶縁部を形成する工程数を削減することができる。また、画素201の周囲に絶縁部243を形成して、隣接する画素201を完全に分離するため、隣接する画素201の間において混色を防止することができる。
図13は、第6の実施の形態におけるX1およびX2を結ぶ線分に沿った画素201の断面図の一例である。X方向においてフォトダイオード250の両側に絶縁部243が形成され、その一方の下部には浮遊拡散層270が設けられ、他方に貫通電極240が設けられる。
絶縁部243のうち浮遊拡散層270の上方に位置する部分は、Z軸方向において、シリコン層220の受光面側の表面と浮遊拡散層270との間に形成される。なお、この絶縁部243は、図14に例示するように、シリコン層220の受光面側の表面から一定の深さZ2の位置と浮遊拡散層270との間に形成されてもよい。この構成では、その絶縁部243の上方にさらに素子を配置することができるため、受光面に平行な面の面積効率を向上させることができる。
このように、本技術の第6の実施の形態によれば、画素201を互いに絶縁する絶縁部243を形成し、その絶縁部243を貫通する貫通電極240を設けたため、貫通電極240の周囲にのみ絶縁部を形成する第1の実施の形態と比較して製造が容易になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して前記所定波長と異なる波長の光を透過する光電変換膜と、
前記複数の画素のそれぞれにおいて前記光電変換膜を透過した光を光電変換する光電変換部と、
前記複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて前記所定数の画素のそれぞれの前記光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
前記画素ブロックにおいて前記所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極と、
前記複数の貫通電極を介して前記光電変換膜に接続された配線層と
を具備する固体撮像素子。
(2)所定の走査方向に沿って配列された前記画素からなる複数のラインを順に選択する走査回路をさらに具備する
前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記複数の貫通電極は、前記所定の走査方向において前記画素ピッチより広い間隔で配置される
前記(2)記載の固体撮像素子。
(4)前記複数の貫通電極は、前記所定の走査方向に垂直な方向において前記画素ピッチより広い間隔で配置される
前記(2)記載の固体撮像素子。
(5)前記電荷蓄積部は前記複数の画素のそれぞれの対角の一方に配置され、
前記複数の貫通電極は前記対角の他方の周囲に設けられる
前記(1)記載の固体撮像素子。
(6)前記光電変換部から前記電荷蓄積部に前記電荷を転送する転送トランジスタをさらに具備し、
前記光電変換部は、シリコン層に設けられ、
前記転送トランジスタは、前記シリコン層内部に埋め込まれた埋め込みゲート領域を有する前記(1)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記光電変換部の前記配線層側に形成されたイオン注入プラグをさらに具備する
前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)所定の方向に沿って配列された前記画素からなる複数のラインを互いに絶縁するライン間絶縁部をさらに具備し、
前記複数の貫通電極は、前記光電変換膜から前記ライン間絶縁部を貫通して前記配線層に接続される
前記(1)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(9)前記複数の画素を互いに絶縁する画素間絶縁部をさらに具備し、
前記複数の貫通電極は、前記画素間絶縁部を貫通して前記光電変換膜および前記配線層に接続される
前記(1)から(8)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(10)二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して前記所定波長と異なる波長の光を透過する光電変換膜と、
前記複数の画素のそれぞれにおいて前記光電変換膜を透過した光を光電変換する光電変換部と、
前記複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて前記所定数の画素のそれぞれの前記光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
前記画素ブロックにおいて前記所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極と、
前記複数の貫通電極を介して前記光電変換膜に接続された配線層と、
前記蓄積された電荷の量に応じた電圧の画素信号を処理する処理部と
を具備する撮像装置。
100 固体撮像素子
110 垂直走査回路
120 画素アレイ部
130 CDS部
140 水平走査回路
201 画素
205 画素ブロック
211 マイクロレンズ
212 カラーフィルタ
213 パッシべーション層
214 上部電極
215 光電変換膜
216 下部電極
220 シリコン層
230 配線層
231 配線
240 貫通電極
241、242、243 絶縁部
250 フォトダイオード
251 イオン注入プラグ
270 浮遊拡散層
281 増幅トランジスタ
282、284 転送トランジスタ
283 選択トランジスタ

Claims (10)

  1. 二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して前記所定波長と異なる波長の光を透過する光電変換膜と、
    前記複数の画素のそれぞれにおいて前記光電変換膜を透過した光を光電変換する光電変換部と前記複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて前記所定数の画素のそれぞれの前記光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部と前記画素ブロックにおいて前記所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極とが形成されたシリコン層と、
    前記複数の貫通電極を介して前記光電変換膜に接続された配線層と
    を具備し、
    前記複数の貫通電極は、前記シリコン層を貫通する
    固体撮像素子。
  2. 複数のラインを順に選択する走査回路をさらに具備し、
    前記複数のラインのそれぞれは、所定の走査方向に沿って配列された前記画素の集合である
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記複数の貫通電極は、前記所定の走査方向において前記画素ピッチより広い間隔で配置される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記複数の貫通電極は、前記所定の走査方向に垂直な方向において前記画素ピッチより広い間隔で配置される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  5. 前記電荷蓄積部は前記複数の画素のそれぞれの対角の一方に配置され、
    前記複数の貫通電極は前記対角の他方の周囲に設けられる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記光電変換部から前記電荷蓄積部に前記電荷を転送する転送トランジスタをさらに具備し、
    前記転送トランジスタは、前記シリコン層内部に埋め込まれた埋め込みゲート領域を有する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 前記光電変換部の前記配線層側に形成されたイオン注入プラグをさらに具備する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 複数のラインを互いに絶縁するライン間絶縁部をさらに具備し、
    前記複数のラインのそれぞれは、所定の走査方向に沿って配列された前記画素の集合であり、
    前記複数の貫通電極は、前記光電変換膜から前記ライン間絶縁部を貫通して前記配線層に接続される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  9. 前記複数の画素を互いに絶縁する画素間絶縁部をさらに具備し、
    前記複数の貫通電極は、前記画素間絶縁部を貫通して前記光電変換膜および前記配線層に接続される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  10. 二次元格子状に配列された複数の画素のそれぞれにおいて所定波長の光を光電変換して前記所定波長と異なる波長の光を透過する光電変換膜と、
    前記複数の画素のそれぞれにおいて前記光電変換膜を透過した光を光電変換する光電変換部と前記複数の画素のうち隣接する所定数の画素からなる画素ブロックにおいて前記所定数の画素のそれぞれの前記光電変換部により光電変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部と前記画素ブロックにおいて前記所定数の画素の画素ピッチより広い間隔で配置された複数の貫通電極とが形成されたシリコン層と、
    前記複数の貫通電極を介して前記光電変換膜に接続された配線層と、
    前記蓄積された電荷の量に応じた電圧の画素信号を処理する処理部と
    を具備し、
    前記複数の貫通電極は、前記シリコン層を貫通する
    撮像装置。
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