JP2020004759A - コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度の高いコイル装置を提供すること。【解決手段】トランスは、第1コイル部を構成する第1ワイヤと、第2コイル部を構成する第2ワイヤとが巻回されるボビン20と、第1ワイヤの一対の第1リード部が引き出される第1端子台81と、第1端子台81に引き出された第1リード部と、ボビン20を収容するケース100との間に少なくとも一部が位置する第1絶縁板91とを有する。第1端子台81は、ボビン20とは別体で構成してあり、ボビン20に取り付けられる。第1絶縁板91は、第1端子台81とは別体で構成してあり、第1端子台81に取り付けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、たとえばトランスなどとして好適に用いられるコイル装置に関する。
特許文献1には、ワイヤの一対のリード部が引き出される端子台を具備するコイル装置が開示されている。しかしながら、特許文献1のコイル装置では、端子台がボビンに一体成形してあるため、端子台の仕様変更が生じた場合には、ボビン全体を一から作り直さなければならず、設計の自由度が低かった。
特開2013−254890号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、設計の自由度の高いコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
第1コイル部を構成する第1ワイヤと、第2コイル部を構成する第2ワイヤとが巻回されるボビンと、
前記第1ワイヤの一対の第1リード部が引き出される第1端子台と、
前記第1端子台に引き出された前記第1リード部と、前記ボビンを収容するケースとの間に、少なくとも一部が位置する第1絶縁板とを有し、
前記第1端子台は、前記ボビンとは別体で構成してあり、前記ボビンに取り付けられ、
前記第1絶縁板は、前記第1端子台とは別体で構成してあり、前記第1端子台に取り付けられることを特徴とする。
本発明に係るコイル装置では、第1端子台が、ボビンとは別体で構成してあり、ボビンに取り付けられている。そのため、第1端子台の仕様変更が生じた場合には、ボビンに取り付けられた第1端子台を、その仕様に即した第1端子台に交換するだけでよく、ボビン全体を一から作り直す必要がない。したがって、第1端子台の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高いコイル装置を提供することができる。
また、ボビンを成形する際には、第1端子台の仕様を考慮に入れた金型を用いる必要がなく、ボビンの仕様に即した金型を用いることが可能である。そのため、第1端子台が一体化してあるボビンを成形する場合に比べて、金型の構造をシンプルにすることができ、製造が容易になる。
また、本発明に係るコイル装置では、第1端子台に引き出された第1リード部と、ボビンを収容するケースとの間に少なくとも一部が位置する第1絶縁板を有する。ケースをたとえば金属等で構成することにより、コイル装置の放熱性を高めることができる。また、ケースを金属で構成しても、第1絶縁板によって、第1リード部とケースとの接触を防止することが可能であり、第1リード部とケースとの絶縁を十分に確保することができる。また、第1リード部とケースとの間の空間を利用して第1絶縁板を配置することにより、コイル装置の省スペース化および小型化を図ることができる。
また、本発明に係るコイル装置では、第1絶縁板は、第1端子台とは別体で構成してあり、第1端子台に取り付けられる。そのため、第1絶縁板の仕様変更が生じた場合には、第1端子台に取り付けられた第1絶縁板を、その仕様に即した第1絶縁板に交換するだけでよく、第1端子台全体を一から作り直す必要がない。したがって、第1絶縁板の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高い第1端子台を得ることができる。
好ましくは、前記第1端子台は、前記ボビンの側方端部における上端付近に取り付けられ、
前記第1絶縁板は、前記第1端子台との間に隙間を形成しつつ、前記ボビンの側方に向かって前記ケースから突出するように前記第1端子台に取り付けられ、
前記第1リード部は、前記隙間の内部を挿通している。
このような構成とすることにより、ボビンの側方端部における上端付近のスペースを利用して第1絶縁板を配置することが可能となり、コイル装置の小型化を効果的に図ることができる。また、第1絶縁板と第1端子台との間に形成された隙間を利用して、第1リード部をボビンの側方端部における上端付近に向けて容易に引き出すことができる。
好ましくは、前記第1端子台には、一対の前記第1リード部が接続される一対の第1端子が取り付けられており、前記第1絶縁板の少なくとも一部は、前記第1端子と前記ケースとの間に位置する。このような構成とすることにより、第1端子とケースとの絶縁を確保することができるとともに、コイル装置の省スペース化および小型化を図ることができる。
好ましくは、前記一対の第1端子は、前記第1端子台に一体成形されており、前記第1絶縁板の上面に沿って前記ボビンの側方に向かって延びている。このような構成とすることにより、第1端子の形状等に依らずに、第1端子を第1端子台に確実に取り付けることができる。また、縦方向(第1ワイヤの巻回軸方向)に第1端子が突出することを防止して、コイル装置の同方向のサイズを小さくし、コイル装置の小型化を効果的に図ることができる。また、隣接する外部回路に対して、第1端子を容易に接続することができる。
好ましくは、前記ボビンは、前記第1端子台と接続可能な端子台接続部を有する。このような構成とすることにより、端子台接続部を介して、第1端子台をボビンに容易に取り付けることができる。
好ましくは、前記端子台接続部には、ボビン側係合凸部またはボビン側係合凹部が形成してあり、前記第1端子台には、前記ボビン側係合凸部に係合する端子台側係合凹部、または前記ボビン側係合凹部に係合する端子台側係合凸部が形成してある。ボビン側係合凸部と端子台側係合凹部とが係合し、あるいはボビン側係合凹部と端子台側係合凸部とが係合することにより、第1端子台を端子台接続部に強固に接続することができる。
好ましくは、前記第1端子台には、前記第1絶縁板と接続可能な絶縁板接続部を有する。このような構成とすることにより、絶縁板接続部を介して、第1絶縁板を第1端子台に容易に取り付けることができる。
好ましくは、前記絶縁板接続部には、端子台側係合突起または端子台側係合孔が形成してあり、前記第1絶縁板には、前記端子台側係合突起に係合する絶縁板側係合孔、または前記端子台側係合孔に係合する絶縁板側係合突起が形成してある。このような構成とすることにより、端子台側係合突起と絶縁板側係合孔とが係合し、あるいは端子台側係合孔と絶縁板側係合突起とが係合することにより、第1絶縁板を第1端子台に強固に接続することができる。
好ましくは、一対の前記第1ワイヤの第1リード部は、前記第1端子台に向かって引き出され、当該第1リード部と前記第2ワイヤの巻回部分とは、絶縁アダプタで絶縁されている。このような構成とすることにより、第1リード部と第2ワイヤの巻回部分との間でショート不良が発生することを防止することができる。また、第1リード部と第2ワイヤの巻回部分との間の空間距離を十分に確保することが可能となり、第1リード部と第2ワイヤの巻回部分との間の絶縁を良好にすることができる。
前記第1ワイヤは、その全部が前記ボビンの外周面にα巻きされており、前記第2ワイヤは、その一部が前記ボビンの外周面にα巻きされていてもよい。
図1は本発明の第1実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図2は同コイル装置の分解斜視図である。 図3Aは同コイル装置のIIIA−IIIA線に沿う断面図である。 図3Bは同コイル装置のIIIB−IIIB線に沿う断面図である。 図4は同コイル装置のボビンの斜視図である。 図5は同コイル装置が有する第1コイル部および第2コイル部の斜視図である。 図6Aは同コイル装置が有する端子台の斜視図である。 図6Bは同端子台を別の角度から見た斜視図である。 図7は同コイル装置が有する絶縁アダプタの斜視図である。 図8は同コイル装置が有する絶縁板および端子台の斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1に示す本実施形態に係るコイル装置としてのトランス10は、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器、あるいは家庭用または産業用電気機器の電源回路、あるいはコンピュータ機器の電源回路などに用いられる。
図2に示すように、トランス10は、ボビン20と、磁性コア(分割コア)40a,40bと、カバー50と、第1端子61a,61bおよび第2端子62a,62bと、絶縁アダプタ70と、第1端子台81および第2端子台82と、第1絶縁板91および第2絶縁板92と、ケース100と、冷却用部材110とを有する。
なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、X軸はボビン20の長手方向に対応し、Y軸は、一対の分割コア42a,42aまたは一対の分割コア42b,42bが分割される分割線の方向に略一致する。分割線の方向は、X軸に沿ってもよい。Z軸は、トランス10の高さ(厚み)方向に対応する。本実施形態では、トランス10のZ軸方向の下方が、トランスの設置面となる。
図4に示すように、ボビン20は、ボビン本体24と、ボビン本体24のX軸方向(長手方向)端部における上端付近に形成してある第1端子台接続部21および第2端子台接続部22とを有する。なお、ボビン20は、たとえばPPS、PET、PBT、LCPなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。好ましくは、ボビン20は、耐熱性を有する材料で構成される。強度や熱伝導性を向上させるために、これらの絶縁部材にガラス等のフィラーを充填させてもよい。
ボビン本体24には、図5に示す第1コイル部35を構成する第1ワイヤ37と、第2コイル部36を構成する第2ワイヤ38とが巻回される。
図3Aおよび図3Bに示すように、本実施形態のトランス10におけるボビン20の巻回筒部28のZ軸方向の両端には、端部隔壁鍔31および32が半径方向の外方に延びるように、X−Y平面に略平行に一体成形してある。端部隔壁鍔31および32のZ軸方向の間に位置する巻回筒部28には、第1コイル部35と第2コイル部36とが、Z軸方向(巻回軸方向)に異なる位置に配置してある。第1コイル部35では、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか一方(本実施形態では、一次コイル)を構成する第1ワイヤ37が巻回してあり、第2コイル部36では、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか他方(本実施形態では、二次コイル)を構成する第2ワイヤ38が巻回してある。なお、図示の例では、第1ワイヤ37には第2ワイヤ38よりも大きな電流が流れることから、第1ワイヤ37の線径は第2ワイヤ38の線径よりも大きくなっている。
本実施形態では、第1コイル部35と第2コイル部36との間に位置する巻回筒部28の外周には、X−Y平面に略平行な絶縁隔壁鍔30が形成してある。第1コイル部35には、第1ワイヤ37の巻回軸(Z軸)に沿って相互に隣り合うワイヤ巻回部分相互を各区画S1,S2毎に分離する巻回隔壁鍔33が形成してある。
また、本実施形態では、第2コイル部36にも、第1コイル部35と同様に、第2ワイヤ38の巻回軸(Z軸)に沿って相互に隣り合うワイヤ巻回部分相互を各区画S1a,S2a,S3a毎に分離する巻回隔壁鍔34a,34bが形成してある。図4に示すように、各巻回隔壁鍔33および34a,34bには、隣接する各区画S1,S2相互またはS1a,S2a,S3a相互を連絡する少なくとも1の連絡溝330および340a,340bが形成してある。
連絡溝330aおよび340a,340bは、巻回隔壁鍔33および34a,34bのX軸に沿った反端側にも形成してある。これらの連絡溝33aおよび34a,34bは、それぞれ各隔壁鍔33および34a,34bの周方向の一部において、巻回筒部28の外周壁まで到達する深さで形成してある。
図3Bに示すように、第1コイル部35において、隔壁鍔30,33,31によりZ軸方向に仕切られた区画S1,S2には、第1ワイヤ37が巻回され、各区画S1,S2毎に、ワイヤ巻回部分相互を分離可能になっている。本実施形態では、各区画S1,S2におけるX軸に沿っての区画幅T1は、1本のみのワイヤ37が入り込める幅に設定してある。ただし、本実施形態では、区画幅T1を、二本以上のワイヤ37が入り込める幅に設定してもよい。また、本実施形態では、区画幅T1は、全て同じであることが好ましいが、多少異なっていても良い。
第2コイル部36においても、第1コイル部35と同様に、隔壁鍔30,34a,34b,32によりZ軸方向に仕切られた区画S1a,S2a,S3aには、第2ワイヤ38が巻回され、各区画S1a,S2a,S3a毎に、ワイヤ巻回部分相互を分離可能になっている。本実施形態では、各区画S1a,S2a,S3aにおけるX軸に沿っての区画幅T2は、1本のみのワイヤ38が入り込める幅に設定してある。なお、区画幅T1を、ワイヤ38の線径に合わせて、区画幅T2と同じにしても良い。
また、隔壁鍔30〜33,34a,34bの高さH1は、1本(1層以上)以上のワイヤ37または38が入り込める高さに設定してあり、本実施形態では、好ましくは2〜6層のワイヤが巻回できる高さに設定してある。各隔壁鍔30〜33,34a,34bの高さH1は、全て同じであることが好ましいが、異なっていても良い。
図4に示すように、端部隔壁鍔31のX軸一方側の下端には第1収容部311が形成され、端部隔壁鍔31のX軸他方側の下端には第2収容部312が形成されている。第1収容部311および第2収容部312には、図2に示す冷却用部材110が収容される。冷却用部材110は、たとえばアルミ等の金属で構成されており、トランス10を効果的に冷却するために設けられている。冷却用部材110の周囲におけるボビン20の熱は、冷却用部材110を介して、ケース20の内部に充填されたポッティング樹脂に伝達され、これによりトランス10の冷却が行われる。
図4に示すように、端部隔壁鍔32のX軸一方側(後述する第1端子台接続部21側)およびX軸他方側(後述する第2端子台接続部22側)の周方向の一部には、第1延長鍔部321と、第1延長鍔部321とはY軸反対方向に延びる第2延長鍔部322とが形成してある。
第1延長鍔部321および第2延長鍔部322は、端部隔壁鍔32のX軸方向の外側に向かって突出しており、端部隔壁鍔32の外周よりも外側に位置する。
巻回隔壁鍔32には、ボビン20とは別体に構成された第1端子台81(図6Aおよび図6B参照)と接続可能な第1端子台接続部21と、ボビン20とは別体に構成された第2端子台82(図6Aおよび図6B参照)と接続可能な第2端子台接続部22とが形成してある。第1端子台接続部21はボビン20のX軸方向一端(側方端部)における上端付近に形成されており、第2端子台接続部22はボビン20のX軸方向他端(側方端部)における上端付近に形成されている。
本実施形態では、第1延長鍔部321と、第2延長鍔部322と、端部隔壁鍔32のうち、各延長鍔部321,322で挟まれた領域とからなるY軸方向に細長い領域が、第1端子台接続部21または第2端子台接続部22として機能する。
第1端子台接続部21には、ボビン側係合凸部211a,211bが、それぞれY軸方向に所定の間隔で形成してある。ボビン側係合凸部211a,211bは、略円柱状の突起からなる。図4に示す例では、ボビン側係合凸部211aは第1延長鍔部321に形成され、ボビン側係合凸部211bは第2延長鍔部322に形成されている。なお、第1端子台接続部22上における各係合凸部211a,211bの配置は適宜変更してもよい。
第2端子台接続部22には、ボビン側係合凸部221a,221bが、それぞれY軸方向に所定の間隔で形成してある。ボビン側係合凸部221a,221bは、ボビン側係合凸部211a,211bと同様の構成を有する。
第1端子台接続部21のY軸方向両端に位置するXZ平面に平行な面には、端子台固定用突起212a,212bが形成されている。端子台固定用突起212a,212bは、Y軸方向の外側に突出する突起からなり、後述する第1端子台81の端子台固定孔812a,812bと嵌合可能に構成されている。
同様に、第2端子台接続部22のY軸方向両端に位置するXZ平面に平行な面には、端子台固定用突起222a,222bが形成されている。端子台固定用突起222a,222bは、Y軸方向の外側に突出する突起で構成され、後述する第2端子台82の端子台固定孔822a,822bと嵌合可能に構成されている。
第1端子台接続部21のY軸方向中央部にはボビン側仕切部213が一体成形されており、ボビン側仕切部213のY軸方向両側にはボビン側ワイヤ挿通路214a,214bが形成されている。ボビン側仕切部213は、ボビン側ワイヤ挿通路214a,214bの各々を仕切る(分離する)役割を果たす。ボビン側ワイヤ挿通路214a,214bには、図5に示す第1コイル部35から立ち上げられた第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bが挿通する。当該第1リード部37a,37bは、ボビン側ワイヤ挿通路214a,214bの各々の間に形成されたボビン側仕切部213によって、相互に接触しないように絶縁されている。
第1端子台接続部21には、図6Aおよび図6Bに示す第1端子台81が取り付けられる。第1端子台81は、ボビン20とは別体で構成してある。第1端子台81には、図5に示す第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bが引き出されて固定される。
同様に、第2端子台接続部22には、図6Aおよび図6Bに示す第2端子台82が取り付けられる。第2端子台82は、ボビン20とは別体で構成してある。第2端子台82には、図5に示す第2ワイヤ38の第2リード部38a,38bが引き出されて固定される。端子台接続部21,22のY軸方向幅およびX軸方向幅は、端子台81,82の底面のY軸方向幅およびX軸方向幅に応じて決定される。
図6Aおよび図6Bに示すように、第1端子台81は、絶縁板接続部810a,810bと、端子台側係合凹部811a,811bと、端子台固定孔812a,812bと、端子台側仕切部813と、端子台側ワイヤ挿通路814a,814bと、端子台側係合突起815a,815bと、端子台側係合孔816a,816bと、端子取付部817a,817bと、リード案内部818a,818bと、端子台固定片819a,819bとを有する。
第2端子台82は、第1端子台81と同様の構成からなり、絶縁板接続部820a,820bと、端子台側係合凹部821a,821bと、端子台固定孔822a,822bと、端子台側仕切部823と、端子台側ワイヤ挿通路824a,824bと、端子台側係合突起825a,825bと、端子台側係合孔826a,826bと、端子取付部827a,827bと、リード案内部828a,828bと、端子台固定片829a,829bとを有する。第2端子台82の各部の構成は第1端子台81の各部の構成と同様であるため、以下では、第1端子台81について、各部の構成を説明する。
第1端子台81は、Y軸方向に長い形状を有する。すなわち、第1端子台81のY軸方向の両端は、楕円形状のボビン本体24の外側とケース100の内側との間に位置するデッドスペース(ケース100の角部)に向けて突出している。このように、トランス10のデッドスペースを有効利用しつつ、第1端子台81が配置されることにより、トランス10の小型化に寄与することができる。
図6Aおよび図6Bに示すように、絶縁板接続部810a,810bは、第1端子台81のY軸方向両端に位置するXZ平面に平行な面と、第1端子台81のX軸方向一端に位置するYZ平面に平行な面とを有する。絶縁板接続部810a,810bは、端子台側係合突起815a,815bと、端子台側係合孔816a,816bとを介して、第1絶縁板91と接続可能に構成されている。第1端子台81に図8に示す第1絶縁板91を接続すると、絶縁板接続部810a,810bに第1絶縁板91の一部(後述する固定部913a,913b)が固定される。
図6Bに示すように、端子台側係合凹部811a,811bは、第1端子台81の底面に、それぞれY軸方向に所定の間隔を空けて形成されている。端子台側係合凹部811a,811bは、略円形状の開口を有し、図4に示すボビン側係合凸部211a,211bと係合(嵌合、圧入)させることが可能となっている。第1端子台81は、ボビン20と同一の絶縁部材で構成してもよいが、より成形性に優れた絶縁部材で構成することが好ましい。
図6Aおよび図6Bに示すように、端子台固定孔812a,812bは、端子台固定片819a,819bに形成されている。端子台固定孔812a,812bは、図4に示す第1端子台接続部21の端子台固定用突起212a,212bと嵌合可能に構成された孔からなる。
端子台固定片819a,819bは、XZ平面に平行な面からなり、第1端子台81のY軸方向両端に形成されている。図4に示す第1端子台接続部21の端子台固定用突起212a,212bに端子台固定孔812a,812bを嵌合させると、第1端子台接続部21のY軸方向両端に端子台固定片819a,819bが当接し、第1端子台接続部21に第1端子台81を安定して固定することが可能となっている。
端子台側仕切部813は第1端子台81のY軸方向中央部に一体成形され、端子台側ワイヤ挿通路814a,814bは端子台側仕切部213のY軸方向の両側に形成されている。端子台側仕切部813は、端子台側ワイヤ挿通路814a,814bの各々を仕切る(分離する)役割を果たす。端子台側ワイヤ挿通路814a,814bには、図5に示す第1コイル部35から立ち上げられた第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bが挿通する。当該第1リード部37a,37bは、端子台側仕切部813によって、相互に接触しないように絶縁されている。
図4に示す第1端子台接続部21に、図6Aおよび図6Bに示す第1端子台81を接続すると、第1端子台接続部21のボビン側仕切部213の上部に、第1端子台81の端子台側仕切部813の底部が組み合わされ、ボビン側仕切部213と端子台側仕切部813とがZ軸方向に連結される。さらに、第1端子台接続部21のボビン側ワイヤ挿通路214a,214bと、第1端子台81の端子台側ワイヤ挿通路814a,814bとがZ軸方向に連結される。図5に示す第1コイル部35から立ち上げられた第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bは、この連結されたワイヤ挿通路に沿って、第1端子台81の上方に向けて引き出される。
図6Aに示すように、リード案内部818a,818bは、第1端子台81の内側から外側に向かって弧状に湾曲した壁面からなる。第1端子台81の上方に引き出された第1リード部37a,37bは、リード案内部818a,818bに沿って、第1端子台81の内側から外側に向かって引き出される。
端子取付部817a,817bには、図2に示す第1端子61a,61bが取り付けられる。本実施形態では、第1端子61a,61bは、第1端子台81に一体成形されている。図2に示す第1端子61a,61b(後述する平板部612,612)の一部は、図6Aに示す端子取付部817a,817bに固定されている。第1端子台81に引き出された第1リード部37a,37bは、図1に示すように第1端子61a,61bに接続される。
端子台側係合突起815a,815bは、絶縁板接続部810a,810bにおけるXZ平面に平行な面に形成されている。端子台側係合突起815a,815bは、Y軸方向の外側に突出する突起で構成され、後述する第1絶縁板91の絶縁板側係合孔915a,915bと係合可能に構成されている。
端子台側係合孔816a,816bは、絶縁板接続部810a,810bにおけるYZ平面に平行な面に形成されている。端子台側係合孔816a,816bは、Y軸方向に細長い略長方形状の開口部を有し、第1端子台81の内部に向かってX軸方向に沿って延びている。端子台側係合孔816a,816bは、後述する第1絶縁板91の絶縁板側係合突起916a,916bと係合可能に構成されている。端子台側係合孔816a,816bは、端子取付部817a,817bの下方に形成されている。
図8に示すように、第1端子台81には、第1端子台81とは別体で構成してある第1絶縁板91が取り付けられる。第1絶縁板91は、端子固定部911と、周壁部912a,912bと、固定部913a,913bと、凹部914と、絶縁板側係合孔915a,915bと、絶縁板側係合突起916a,916bとを有する。
同様に、第2端子台82には、第2端子台82とは別体で構成してある第2絶縁板92が取り付けられる。第2絶縁板92は、第1絶縁板91と同様の構成からなり、端子固定部921と、周壁部922a,922bと、固定部923と、凹部924と、絶縁板側係合孔925a,925bと、絶縁板側係合突起926a,926bとを有する。第2絶縁板92の各部の構成は、第1絶縁板91の各部の構成と同様であるため、以下では、第1絶縁板91について、各部の構成を説明する。
図8および図1に示すように、端子固定部911は平板形状からなり、ケース100の上端付近の開口を覆うように配置される。端子固定部911の上面には、図1に示す第1端子61a,61b(平板部612,612)の一部を載置することが可能となっている。
端子固定部911は、第1端子台81に引き出された第1リード部37a,37bと、ボビン20を収容するケース100との間に位置する。あるいは、端子固定部911は、第1リード部37a,37bが接続される第1端子61a,61bと、ケース100との間に位置する。このような構成とすることにより、第1端子61a、61bとケース100との絶縁を確保することができるとともに、トランス10の省スペース化および小型化を図ることができる。
端子固定部911のX軸方向の端部は、ボビン20の側方に向かってケース100の外側に突出している。端子固定部911のY軸方向両端は、ケース100の内側に配置されている。
周壁部912a,912bは、端子固定部911の外周に沿って形成されており、Z軸上方に向かって突出している。周壁部912a,912bは、略L字状の形状となるように、端子固定部911の外周の一部を取り囲んでいる。
固定部913a,913bは、端子固定部911の外周に沿って形成されており、Z軸下方に向かって突出している。固定部913a,913bの各々は、X軸方向に沿って延びるXZ平面に平行な面と、Y軸方向に沿って延びるYZ平面に平行な面とを有し、略L字状の形状となるように、端子固定部911の外周の一部を取り囲んでいる。固定部913a,913bには、第1端子81の絶縁板接続部810a、810bが接続(固定)される。
凹部914は、固定部913aと固定部913bとの間(第1絶縁板91のY軸方向の略中心部)に形成されており、X軸方向に向かって凹んだ形状を有する。
絶縁板側係合孔915a,915bは、固定部913a,913bにおけるXZ平面に平行な面に形成されている。図8中の矢印で示すように、絶縁板係合孔915a,915bに、第1端子台81の端子台側係合突起815a,815bを係合させることにより、第1絶縁板91を第1端子台81に固定することが可能となっている。
絶縁板側係合突起916a,916bは、固定部913a,913bにおけるYZ平面に平行な面に形成されている。図中矢印で示すように、絶縁板側係合突起916a、916bに、第1端子台81の端子台側係合孔816a,816bを係合させることにより、第1絶縁板91を第1端子台81に強固に固定することが可能となっている。
第1絶縁板91を第1端子台81に接続すると、第1端子台81の端子台側仕切部813と第1絶縁板91の凹部914とがX軸方向に沿って向かい合い、図1に示すように、Y軸方向略中心部において、第1絶縁板91と第1端子台81との間に隙間(開口)120が形成される。
上述した第1端子台接続部21のボビン側ワイヤ挿通路214a,214b(図4参照)と、第1端子台81の端子台側ワイヤ挿通路814a,814b(図6A参照)とが連結されて形成されるワイヤ挿通路は、この隙間120の内部を挿通している。このように隙間120を形成することにより、当該ワイヤ挿通路を通じて、第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bを第1絶縁板91に向けて容易に引き出すことができる。
図2に示すように、第1端子61a,61bの各々は同様の構成を有し、第2端子62a,62bの各々は同様の構成を有する。第1端子61a,61bは、図5に示す第2リード部38a,38bよりも線径が大きい第1リード部37a,37bを接続することができるよう、第2端子62a,62bよりも大きめに形成してある。
図2に示すように、第1端子61a,61bの各々は、回路基板(図示略)に接続される外部接続部610と、図5に示す第1リード部37aが接続されるリード接続部611と、第1端子台81の端子取付部817a,817bに固定される平板部612とを有する。
第2端子62a,62bの各々は、回路基板(図示略)に接続される外部接続部620と、図5に示す第2リード部38a,38bが接続されるリード接続部621と、第2端子台82の端子取付部827a,827bに固定される平板部622とを有する。
本実施形態では、平板部612,622は、絶縁板91,92の上面に沿ってボビン20の側方に向かって延びている。外部接続部610,620は平板部612,622のX軸方向一端に接続され、その一部は図1に示すケース100の外側に突出している。第1リード接続部37a,37bおよび第2リード接続部38a,38bは、平板部612,622のY軸方向一端に接続され、ケース100の外側に向けて延びている。
図3Bに示すように、第1端子台接続部21が位置するボビン20のX軸方向の端部には、絶縁アダプタ70が取り付けられている。図7に示すように、絶縁アダプタ70は、側面部71と、上面部72と、底面部73と、仕切部74と、ワイヤ挿通部75a,75bとを有する。
側面部71は、Y軸方向両端部に配置されたXZ平面に略平行な面と、X軸方向に一端に配置されたYZ平面に略平行な面とを有し、略C字状の形状を有する。上面部72は、XY平面に略平行な面を有し、側面部71の上端に接続されている。底面部73は、XY平面に略平行な面からなり、側面部71の下端に接続されている。仕切部74は、X軸方向に向かって突出しており、側面部71のうちYZ平面に略平行な面の略中央部に、Z軸方向に沿って形成されている。仕切部74は、ワイヤ挿通路75a,75bの各々を仕切る役割を果たす。ワイヤ挿通路75a,75bは、溝形状を有し、仕切部74のY軸方向の両側に形成されており、Z軸方向に向かって延びている。
上面部72を図3Bに示す端部隔壁鍔32に固定し、底面部73を図3Bに示す絶縁隔壁鍔30に固定することにより、絶縁アダプタ70は、ボビン20に固定される。ワイヤ挿通路75a,75bには、第1コイル部35から立ち上げられた第1ワイヤ37の第1リード部37a,37bが挿通する(図3B参照)。当該第1リード部37a,37bは、仕切部74によって、相互に接触しないように絶縁されている。
図2に示すように、本実施形態では、磁性コア40a,40bは、それぞれ同じ形状を持つ2つの分割コア42a,42aおよび42b,42bに分離可能である。本実施形態では、各分割コア42a,42aおよび42b,42bは、全て同じ形状であり、Z−Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。Z軸方向の下部に配置される他の一対の分割コア42b,42bも、Z−Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。
Z軸方向の上側に配置される各分割コア42aは、Y軸方向に延びるベース部44aと、ベース部44aのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の中脚部46aおよび側脚部48aとを有する。Z軸方向の下側に配置される各分割コア42bは、Y軸方向に延びるベース部44bと、ベース部44bのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の中脚部46bおよび側脚部48bとを有する。
ベース部44a,44bの外面は、図4に示すボビン本体24のX軸方向の両端上部に形成してある各突出片29の内側面に当接しており、これにより磁性コア40a,40bがX軸方向またはY軸方向に位置ずれすることを防止することが可能となっている。
一対の中脚部46aは、ボビン20のコア脚用貫通孔26の内部にZ軸方向の上方から挿入されるようになっている。同様に、一対の中脚部46bは、ボビン20のコア脚用貫通孔26の内部にZ軸方向の下方から挿入され、貫通孔26の内部において、それらの先端は、中脚部46aの先端に接触または所定のギャップで向き合うように構成してある。
貫通孔26を構成する巻回筒部28の内周面でX軸方向の対向位置には、分離用凸部27がZ軸方向に沿って形成してある。分離用凸部27は、中脚部42a,42aの間に介在されると共に、中脚部42b,42bの間に介在され、これらの中脚部42a,42aまたは中脚部42b,42bの相互が、貫通孔26の内部において、所定の隙間で向き合い、接触しないように構成してある。所定の隙間は、分離用凸部27のY軸方向の厚みにより調整することができる。
中脚部42a,42aまたは中脚部42b,42bは、それぞれ組み合わされた状態で、貫通孔26の内周面形状に一致するように、X軸方向に長い楕円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、貫通孔26の形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48a,48bは、カバー50におけるカバー本体52の外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有し、その外面は、X−Z平面に平行な平面を有している。本実施形態では、各分割コア42a,42bの材質は、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
カバー50のカバー本体52は、ボビン本体24の外周を覆うような形状を有する。カバー本体52のZ軸方向の両端には、カバー本体52からボビン本体24に向けて略垂直方向に折り曲げられている係止片54が一体成形してある。
カバー本体52のZ軸方向の両側に形成してある一対の係止片54は、係止突出片540を有する。係止突出片540の略中心部には、係止孔540aが形成してある。
係止突出片540は、図4に示す段差部25の段差幅広部250に固定される。より詳細には、係止突出片540を段差幅広部250に固定すると、段差幅広部250に形成してある突起250aが、係止突出片540の係止孔540aに嵌合する。これにより、一対の係止片54が、ボビン本体24のZ軸方向の上下面を挟み込むように取り付けられ、ボビン本体24の上面に形成してある段差部25に配置される。
図2に示すように、カバー本体52のX軸方向の両端外面には、それぞれZ軸方向に延びる側脚ガイド片56が一体に成形してある。詳細な図示は省略するが、側脚ガイド片56は、ベース部44a,44bのX軸方向外側の外面に当接する。なお、側脚ガイド片56は、側脚部48a,48bのX軸方向外側の外面にも当接していてもよい。一対の側脚ガイド片56の間に位置するカバー本体52の外面には、側脚部48a,48bの内面が接触し、側脚部48a,48bのX軸方向の移動が、一対の側脚ガイド片56により制限されるようになっている。
なお、カバー50は、ボビン20と同様なプラスチックなどの絶縁部材で構成してある。
図5に示すように、第1リード部37aは、立上部37a1と、引出部37a2とを有する。立上部37a1は、図3Bに示す区画S2から、第1端子台81に向けて、巻回軸方向(Z軸方向)に立ち上げられる。引出部37a2は、図6Aに示す第1端子台81のリード案内部818aに沿ってY軸方向外側に引き回されて、図2に示す第1端子61aのリード接続部611に接続される。
また、図5に示すように、第1リード部37bは、立上部37b1と、引出部37b2とを有する。立上部37b1は、図3Bに示す区画S1(巻回筒部28の外周のうち、第1端子台81から最も離れた位置)から、第1端子台81に向けて、立上部37a1と隣り合うように巻回軸方向に立ち上げられる。引出部37b2は、図6Aに示す第1端子台81のリード案内部818bに沿ってY軸方向外側に引き回されて、図2に示す第1端子61bのリード接続部611に接続される。
また、図5に示すように、第2リード部38aは、立上部38a1と、引出部38a2とを有する。立上部38a1は、図3Bに示す区画S1aから、第2端子台82に向けて、巻回軸方向に立ち上げられる。引出部38a2は、図6Aに示す第2端子台82のリード案内部828aに沿ってY軸方向外側に引き回されて、図2に示す第2端子62aのリード接続部621に接続される。
また、図5に示すように、第2リード部38bは、立上部38b1と、引出部38b2とを有する。立上部38b1は、図3Bに示す区画S3a(巻回筒部28の外周のうち、第2端子台82に最も近い位置)から、第2端子台82に向けて、巻回軸方向に立ち上げられる。引出部38b2は、図6Aに示す第2端子台82のリード案内部828bに沿ってY軸方向外側に引き回されて、図2に示す第2端子62bのリード接続部621に接続される。
本実施形態では、図4に示す巻回隔壁鍔34に形成してある連絡溝340a,340bを利用して、第2ワイヤ38が巻回筒部28にα巻きおよび通常巻きされている。たとえば、第2ワイヤ38は、図3Bに示す区画S1a,S2aにα巻きされるとともに、区画S3aに通常巻きされる。あるいは、第2ワイヤ38は、区画S3a,S2aにα巻きされるとともに、区画S1aに通常巻きされる。すなわち、第2ワイヤ38は、その一部が巻回筒部28にα巻きされる。なお、第2ワイヤ37の巻回方法は、通常巻きのみであってもよい。
また、本実施形態では、巻回隔壁鍔33に形成してある連絡溝330を利用して、第1ワイヤ37が巻回筒部28にα巻きされている。なお、第1ワイヤ37の巻回方法は、α巻きに限定されるものではなく、通常巻きでもよい。
トランス10の製造では、まず、ボビン20と、第1ワイヤ37と、第2ワイヤ38と、カバー50と、磁性コア40a,40bと、端子台81,82と、絶縁板91,92とを準備する。端子台81,82には、第1端子61a,61bと、第2端子62a,62bとがインサート成形あるいは接着されている。
次に、図6Bに示す第1端子台81の端子台側係合凹部811a,811bに、ボビン20のボビン側係合凸部211a,211bを係合させ、図4に示す第1端子台接続部21を介して、第1端子台81をボビン20に接続する。また、図6Bに示す第2端子台82の端子台側係合凹部821a,821bに、ボビン20のボビン側係合凸部221a,221bを係合させ、図4に示す第2端子台接続部22を介して、第2端子台82をボビン20に接続する。
次に、第2コイル部36を形成する。たとえば、第2リード部38a,38bの間の略中央に位置する第2ワイヤ38の中央部分を、図4に示す連絡溝340a,340bに通し、隔壁鍔34b,34a,30の間に、第2ワイヤ38をα巻きするとともに、隔壁鍔32,34bの間に、第2ワイヤ38を通常巻きする(図3B参照)。
たとえば、第2リード部38aに近い側の第2ワイヤ38の一部は、図3Bに示す区画S3aの内部で、たとえば右回りに巻回筒部28の外周に複数層で巻回する。同時に、第2リード部38bに近い側の第2ワイヤ38の他の一部は、区画S2aの内部で、区画S3aにおける巻き方とは逆の方向(または同一方向でもよい)に、巻回筒部28の外周に複数層で巻回する。さらに、第2リード部38bに近い側の第2ワイヤ38の他の一部は、区画S1aの内部で、区画S2aにおける巻き方と同一の方向(または逆の方向でもよい)に、巻回筒部28の外周に複数層で巻回する。
ボビン20に対して第2ワイヤ38を巻回した後、図5に示す第2リード部38a,38bの立上部38a1,38b1をそれぞれ図3Bに示す区画S1a,S3aから引き出し、図4に示すボビン側ワイヤ挿通路224a,224bと、図6Aに示す端子台側ワイヤ挿通路824a,824bとを挿通させつつ、第2端子台82に向けて立ち上げる。
そして、立上部38a1,38b1を略垂直に屈曲させ、図5に示す引出部38a2,38b2を、図6Aに示す第2端子台82のリード案内部828a,828bに沿って湾曲するように、X軸方向およびY軸方向に引き回し、図2に示す第2端子62a,62bのリード接続部621,621に接続する。
次に、図7に示す絶縁アダプタ70の上面部72および底面部73をそれぞれ図4に示す端部隔壁鍔32および絶縁隔壁鍔30に固定し、絶縁アダプタ70をボビン20に取り付ける。
次に、第1コイル部35を形成する。たとえば、第1リード部37a,37bの間の略中央に位置する第1ワイヤ37の中央部分を、図4に示す連絡溝330に通し、隔壁鍔31,33,30の間に、第1ワイヤ37をα巻きする。本実施形態では、第1ワイヤ37は、その全部が巻回筒部28にα巻きされる。
ボビン20に対して第1ワイヤ37を巻回した後、図5に示す第1リード部37a,37bの立上部37a1,37b1をそれぞれ図3Bに示す区画S2,S1から引き出し、図7に示すワイヤ挿通路75a,75bと、図4に示すボビン側ワイヤ挿通路214a,214bと、図6Aに示す端子台側ワイヤ挿通路814a,814bとを挿通させつつ、第1端子台81に向けて立ち上げる。このとき、第1リード部37a,37b(立上部37a1,37b1)と第2ワイヤ38の巻回部分とは、絶縁アダプタ70(側面部71)によって絶縁される(図5参照)。
そして、立上部37a1,37b1を略垂直に屈曲させ、図5に示す引出部37a1,37b1を、図6Aに示す第1端子台81のリード案内部818a,818bに沿って湾曲するように、X軸方向およびY軸方向に引き回し、図2に示す第1端子61a,61bのリード接続部611,611に接続する。
なお、第1コイル部35および第2コイル部36の形成は、自動巻機を用いて行っても良い。また、ワイヤ37および38は、単線で構成されても良く、あるいは撚り線で構成されても良く、絶縁被覆導線で構成されることが好ましい。第2ワイヤ38は、第1ワイヤ37と同じであっても良いが、異なっていても良い。本実施形態では、第1ワイヤ37の外径は、第2ワイヤ38の外径よりも大きく、たとえばφ1.0〜φ3.0mmであることが好ましい。
次に、引出部37a2,37b2,38a2,38b2が板状になるように、図2に示す第1端子61a,61bのリード接続部611,611に、引出部37a2,37b2を圧着する。また、第2端子62a,62bのリード接続部621,621に、引出部38a2,38b2を圧着する。なお、引出部37a2,37b2,38a2,38b2を各リード接続部611にはんだ付けしてもよい。
次に、図8に示すように、第1端子台81の端子台側係合突起815a,815bに第1絶縁板91の絶縁板側係合孔915a,915bを係合させ、第1端子台81の端子台側係合孔816a,816bに第1絶縁板91の絶縁板側係合突起916a,916bを係合させ、絶縁板接続部810a,810bを介して、第1端子台81に第1絶縁板91を取り付ける。また、第2端子台82の端子台側係合突起825a,825bに第2絶縁板92の絶縁板側係合孔925a,925bを係合させ、第2端子台82の端子台側係合孔826a,826bに第2絶縁板92の絶縁板側係合突起926a,926bを係合させ、絶縁板接続部820a,820bを介して、第2端子台82に第2絶縁板92を取り付ける。
その後、図2に示す一対のカバー50をボビン20に取り付ける。その後に、X軸方向に分離された一対の分割コア42a,42aの中脚部46aと、X軸方向に分離された一対の分割コア42b,42bの中脚部46bを、コア脚用貫通孔26のX軸方向の両側から挿入する。
その結果、図3Bに示すように、脚部46a,46bのZ軸方向の先端同士が貫通孔26の内部において、直接に接触するように突き合わされる。脚部46a,46bのX軸方向の先端同士は、所定のギャップで向き合うように配置されていてもよい。いずれにしても貫通孔26には、分離可能な磁性コアの脚部46a,46bが挿入されて、磁気回路が形成される。なお、これらの分割コア42a,42bを、ボビン20に対して接着剤などで固定しても良い。
次に、トランス10をケース100に収納して、ポッティング脂材をポッティングする。ポッティング樹脂としては、注入後も軟質なシリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などで構成され、ポッティング樹脂の縦弾性率は、好ましくは0.1〜100MPaである。また、ケース100は、アルミ等の冷却性に優れた金属で構成される。
本実施形態に係るトランス10では、端子台81,82が、ボビン20とは別体で構成してあり、ボビン20に取り付けられている。そのため、端子台81,82の仕様変更が生じた場合には、ボビン20に取り付けられた端子台81,82を、その仕様に即した端子台81,82に交換するだけでよく、ボビン20全体を一から作り直す必要がない。したがって、端子台81,82の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高いトランス10を提供することができる。
また、ボビン20を成形する際には、端子台81,82の仕様を考慮に入れた金型を用いる必要がなく、ボビン20の仕様に即した金型を用いることが可能である。そのため、端子台81,82が一体化してあるボビン20を成形する場合に比べて、金型の構造をシンプルにすることができ、製造が容易になる。
また、本実施形態に係るトランス10では、端子台81,82に引き出されたリード部37a,37b,38a,38bと、ボビン20を収容するケース100との間に少なくとも一部が位置する絶縁板91,92を有する。ケース100をたとえば金属等で構成することにより、トランス10の放熱性を高めることができる。また、ケース100を金属で構成しても、絶縁板91,92によって、リード部37a,37b,38a,38bとケース100との接触を防止することが可能であり、リード部37a,37b,38a,38bとケース100との絶縁を十分に確保することができる。また、リード部37a,37b,38a,38bとケース100との間の空間を利用して絶縁板91,92を配置することにより、トランス10の省スペース化および小型化を図ることができる。
また、本実施形態に係るトランス10では、絶縁板91,92は、端子台81,82とは別体で構成してあり、端子台81,82に取り付けられる。そのため、絶縁板91,92の仕様変更が生じた場合には、端子台81,82に取り付けられた絶縁板91,92を、その仕様に即した絶縁板91,92に交換するだけでよく、端子台81,82全体を一から作り直す必要がない。したがって、絶縁板91,92の仕様変更に柔軟に対応することが可能となり、設計の自由度の高い端子台81,82を得ることができる。
また、本実施形態では、端子台81,82が、ボビン20の側方端部における上端付近に取り付けられている。そのため、ボビンの側方端部における上端付近のスペースを利用して絶縁板を配置することが可能となり、トランス10の小型化を効果的に図ることができる。
また、端子61a,61b,62a,62bは、端子台81,82に一体成形されており、絶縁板91,92の上面に沿ってボビン20の側方に向かって延びている。そのため、端子61a,61b,62a,62bの形状等に依らずに、端子61a,61b,62a,62bを端子台81,82に確実に取り付けることができる。また、縦方向(ワイヤ37,38の巻回軸方向)に端子61a,61b,62a,62bが突出することを防止して、トランス10の同方向のサイズを小さくし、トランス10の小型化を効果的に図ることができる。また、隣接する外部回路に対して、端子61a,61b,62a,62bを容易に接続することができる。
また、ボビン20は、端子台81,82と接続可能な端子台接続部21,22を有する。そのため、端子台接続部21,22を介して、端子台81,82をボビンに容易に取り付けることができる。
また、端子台接続部21,22には、ボビン側係合凸部211a,211b,221a,221bが形成してあり、端子台81,82には、端子台側係合凹部811a,811b,821a,821bが形成してある。これらが係合することにより、端子台81,82を端子台接続部21,22に強固に接続することができる。
また、端子台81,82には、絶縁板91,92と接続可能な絶縁板接続部810a,810b,820a,820bを有する。そのため、絶縁板接続部810a,810b,820a,820bを介して、絶縁板91,92を端子台81,82に容易に取り付けることができる。
また、絶縁板接続部810a,810b,820a,820bには、端子台側係合突起815a,815b,825a,825bおよび端子台側係合孔816a,816b,826a,826bが形成してあり、絶縁板91,92には、絶縁板側係合孔915a,915b,925a,925bおよび絶縁板側係合突起916a,916b,926a,926bが形成してある。これらが係合することにより、絶縁板91,92を端子台81,82に強固に接続することができる。
また、第1リード部37a,37bは、第1端子台81に向かって引き出され、当該第1リード部37a,37bと第2ワイヤ38の巻回部分とは、絶縁アダプタ70で絶縁されている。そのため、第1リード部37a,37bと第2ワイヤ38の巻回部分との間でショート不良が発生することを防止することができる。また、第1リード部37a,37bと第2ワイヤ38の巻回部分との間の空間距離を十分に確保することが可能となり、第1リード部37a,37bと第2ワイヤ38の巻回部分との間の絶縁を良好にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
上記実施形態では、本発明のトランスへの適用例について説明したが、本発明はトランスだけではなく、他のコイル装置にも適用することができる。
上記実施形態において、端子台接続部21,22に係合凹部を形成し、端子台81,82の底面に係合凹部に係合する係合凸部を形成してもよい。
上記実施形態において、絶縁板接続部810a,810b,820a,820bに、端子台側係合突起815a,815b,825a,825bおよび端子台側係合孔816a,816b,826a,826bの一方のみを形成し、絶縁板91,92の固定部913a,913b,923a,923bに、絶縁板側係合孔915a,915b,925a,925bおよび絶縁板側係合突起916a,916b,926a,926bの一方のみを形成してもよい。
上記実施形態において、ボビン側係合凸部211a,211b(221a,221b)および端子台側係合凹部811a,811b(821a,821b)を省略し、接着剤や留め具、その他の接続手段を介して、端子台接続部21,22に端子台81,82を接続してもよい。
上記実施形態において、第1延長鍔部321と第2延長鍔部322とを省略し、端部隔壁鍔32のX軸一方側の領域のみからなる第1端子台接続部21を形成してもよい。あるいは、第1端子台接続部21を、巻回隔壁鍔33のX軸一方側の領域と、第1延長鍔部321または第2延長鍔部322とで形成してもよい。第2端子台接続部22についても同様である。
上記実施形態では、分割コアであるEコア−Eコアの組合せにより、磁性コアを構成したが、Eコア−Iコアの組合せにより、磁性コアを組み立てても良い。
上記実施形態において、ケース100をアルミ等の金属で構成された冷却用基板に一体成形してもよい。
10…トランス
20…ボビン
21…第1端子台接続部
22…第2端子台接続部
211a,211b,221a,221b…ボビン側係合凸部
212a,212b,222a,222b…端子台固定用突起
213,223…ボビン側仕切部
214a,214b,224a,224b…ボビン側ワイヤ挿通路
24…ボビン本体
25…段差部
250…段差幅広部
250a…突起
26…コア脚用貫通孔
27…分離用凸部
28…巻回筒部
29…突出片
30…絶縁隔壁鍔
300…連絡溝
31,32…端部隔壁鍔
321…第1延長鍔部
322…第2延長鍔部
33,34a,34b…巻回隔壁鍔
330,340a,340b…連絡溝
35…第1コイル部
36…第2コイル部
37…第1ワイヤ
37a,37b…第1リード部
37a1,37a2…立上部
37a2,37b2…引出部
38…第2ワイヤ
38a,38b…第2リード部
38a1,38a2…立上部
38a2,38b2…引出部
40a,40b…磁性コア
42a,42b…分割コア
44a,44b…ベース部
46a,46b…中脚部
48a,48b…側脚部
50…カバー
52…カバー本体
54…係止片
540・・・係止突出片
540a…係止孔
56…側脚ガイド片
58…仕切部
61a,61b…第1端子
62a,62b…第2端子
610,620…外部接続部
611,621…リード接続部
612,622…平板部
70…絶縁アダプタ
71…側面部
72…上面部
73…底面部
74…仕切部
75a,75b…ワイヤ挿通部
81…第1端子台
82…第2端子台
810,820…絶縁板接続部
811a,811b,821a,821b…端子台側係合凹部
812a,812b,822a,822b…端子台固定孔
813…端子台側仕切部
814a,814b,824a,824b…端子台側ワイヤ挿通路
815a,815b,825a,825b…端子台側係合突起
816a,816b,826a,826b…端子台側係合孔
817a,817b,827a,827b…端子取付部
818a,818b,828a,828b…リード案内部
819a,819b,829a,829b…端子台固定片
91…第1絶縁板
92…第2絶縁板
911,921…端子固定部
912a,912b,922a,922b…周壁部
913a,913b,923a,923b…固定部
914,924…凹部
915a,915b,925a,925b…絶縁板側係合孔
916a,916b,926a,926b…絶縁板側係合突起
100… ケース
110… 冷却用部材
120… 隙間

Claims (10)

  1. 第1コイル部を構成する第1ワイヤと、第2コイル部を構成する第2ワイヤとが巻回されるボビンと、
    前記第1ワイヤの一対の第1リード部が引き出される第1端子台と、
    前記第1端子台に引き出された前記第1リード部と、前記ボビンを収容するケースとの間に少なくとも一部が位置する第1絶縁板とを有し、
    前記第1端子台は、前記ボビンとは別体で構成してあり、前記ボビンに取り付けられ、
    前記第1絶縁板は、前記第1端子台とは別体で構成してあり、前記第1端子台に取り付けられることを特徴とするコイル装置。
  2. 前記第1端子台は、前記ボビンの側方端部における上端付近に取り付けられ、
    前記第1絶縁板は、前記第1端子台との間に隙間を形成しつつ、前記ボビンの側方に向かって前記ケースから突出するように前記第1端子台に取り付けられ、
    前記第1リード部は、前記隙間の内部を挿通していることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記第1端子台には、一対の前記第1リード部が接続される一対の第1端子が取り付けられており、
    前記第1絶縁板の少なくとも一部は、前記第1端子と前記ケースとの間に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記一対の第1端子は、前記第1端子台に一体成形されており、前記第1絶縁板の上面に沿って前記ボビンの側方に向かって延びていることを特徴とする請求項3に記載のコイル装置。
  5. 前記ボビンは、前記第1端子台と接続可能な端子台接続部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 前記端子台接続部には、ボビン側係合凸部またはボビン側係合凹部が形成してあり、
    前記第1端子台には、前記ボビン側係合凸部に係合する端子台側係合凹部、または前記ボビン側係合凹部に係合する端子台側係合凸部が形成してあることを特徴とする請求項5に記載のコイル装置。
  7. 前記第1端子台には、前記第1絶縁板と接続可能な絶縁板接続部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記絶縁板接続部には、端子台側係合突起または端子台側係合孔が形成してあり、
    前記第1絶縁板には、前記端子台側係合突起に係合する絶縁板側係合孔、または前記端子台側係合孔に係合する絶縁板側係合突起が形成してあることを特徴とする請求項7に記載のコイル装置。
  9. 一対の前記第1ワイヤの第1リード部は、前記第1端子台に向かって引き出され、当該第1リード部と前記第2ワイヤの巻回部分とは、絶縁アダプタで絶縁されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコイル装置。
  10. 前記第1ワイヤは、その全部が前記ボビンの外周面にα巻きされており、
    前記第2ワイヤは、その一部が前記ボビンの外周面にα巻きされていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコイル装置。
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