JP2020003628A - 蛍光体ホイール、光源装置、および投写型映像表示装置 - Google Patents

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池田 貴司
Takashi Ikeda
貴司 池田
学 近山
Manabu Chikayama
学 近山
学 奥野
Manabu Okuno
学 奥野
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Abstract

【課題】蛍光体ホイールの回転位置を精度よくセンシングすることでき、同期検出が向上する蛍光体ホイールを提供する。【解決手段】蛍光体ホイール1は、蛍光体リング101を接着層102で一方の面に接着したアルミニウムからなる基板103を備える。基板103の蛍光体リング101の非形成面である他方の面側には、ロータ107とステータ108と、一端側がロータ107と結合され他端側に支持フランジ106が設けられ、ロータ107の貫通部を貫通する回転軸109とから構成されるモータ100が配置される。モータ100のロータ107の周面の所定の箇所には同期用のマーカ10が設けられる。【選択図】図1

Description

本開示は、投写型映像表示装置の照明装置に使用される蛍光体ホイールに関する。
回転位相を検出するための同期マーカがロータに設けられた蛍光体ホイールについては、例えば特許文献1に記載されている。
特開2013−11652号公報
本開示は、同期検出の信頼性の向上を図った蛍光体ホイールを提供する。
本開示における蛍光体ホイールは、基板と、基板の一方の面に形成された蛍光体層と、基板の蛍光体層非形成面である他方の面側に配置され、基板を回転させるモータと、モータのロータに設けられたマーカとを備える。
本開示における蛍光体ホイールは、同期検出の信頼性の向上を図るのに有効である。
実施の形態1の蛍光体ホイールの構成を示す図 実施の形態1にかかる蛍光体ホイールの詳細図 実施の形態2の蛍光体ホイールの構成を示す図 カラーホイールの構成を示す正面図 実施の形態1の蛍光体ホイールの構成での励起光、蛍光の状態を示す側面図 実施の形態2の蛍光体ホイールの構成での励起光、蛍光の状態を示す側面図 実施の形態1の蛍光体ホイールを用いた照明装置の構成を示す図 実施の形態1の照明装置を用いた投写型映像表示装置の構成を示す図 実施の形態2の蛍光体ホイールを用いた照明装置の構成を示す図 実施の形態2の照明装置を用いた投写型映像表示装置の構成を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
[1−1−1.蛍光体ホイールの構成]
以下、実施の形態1における蛍光体ホイール1の構成について詳細に説明する。
図1は、実施の形態1における蛍光体ホイールの構成図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は要部の断面図である。図2は蛍光体ホイールの詳細図である。
蛍光体ホイール1は、表面の一部の領域に反射膜104を設けた蛍光体リング101を接着層102で一方の面に接着したアルミニウムからなる基板103を備える。基板103の蛍光体リング101の非形成面である他方の面側には、ロータ107とステータ108と、一端側がロータ107と結合され他端側に支持フランジ106が設けられ、ロータ107の貫通部を貫通する回転軸109とから構成されるモータ100が配置される。支持フランジ106は、断面凸形状になっており、その径小部106aが基板103の中央開口に嵌められることによって基板103が支持フランジ106の径大部106bで支持されるとともに、固定治具105によって固定されるようになっている。また、ステータ108には、蛍光体ホイール1を投写型映像表示装置内の基台200に保持するための保持部108aを備える。モータ100のロータ107の周面の所定の箇所には同期用のマーカ10が設けられる。同期用のマーカ10は、後述するセンサ装置のセンサ素子でその位置が検出され、例えば、蛍光体ホイールに設けた、反射膜104の位置を検出できるようになっている。蛍光体リングは蛍光体層の一例である。
蛍光体ホイール1の構造を図1(c)の断面図を参照しつつ説明する。
蛍光体リング101は、蛍光体111をリング上に焼結して形成されたもので、その一方の面の全領域に反射防止膜112が形成されている。また、反射防止膜112の蛍光体リング101と反対側に反射膜104が形成されている。
反射防止膜112は、誘電体多層膜からなり、後述する半導体レーザ光源801からの励起光と、励起光で蛍光体111が励起され波長変換されて出射する蛍光の波長域での入出射の表面反射ロスを最小化するように最適化するために設けられている。
反射膜104は、誘電体多層膜からなり、後述する凸レンズ809から入射する半導体レーザ光源801からの励起光の波長域と、蛍光体リング101で波長変換された蛍光の波長域のいずれに対しても反射率が高くなるように最適化されている。
なお、反射防止膜112を蛍光体リング101の一方の全領域に形成されていると説明したが、反射膜104を形成する部分を除く領域に形成するようにしても良い。また、反射膜104の上に拡散層を設けても良い。
また、基板103には、反射膜131が形成されている。反射膜131は、例えば、アルミ、銀、もしくは銀合金の反射膜とその両側に保護膜で挟持した多層膜で、後述する半導体レーザ光源801の波長域と、蛍光体リング101で半導体レーザ光源801の光が波長変換されて出射した蛍光の波長域で反射率が最大化するように最適化するために設けられている。
蛍光体リング101と基板103とは、熱伝導率と反射率を向上させる含有粒子121がシリコーンに充填された接着層102で、蛍光体ホイール1の回転軸109に軸対象に接着されている。含有粒子121としては、酸化チタンや酸化アルミニウム、酸化亜鉛などが使用できる。
また、図1では、蛍光体111を焼結した蛍光体リング101を接着層102で基板103に接着した例を開示したが、それとは別に基板103上に、蛍光体111を樹脂に充填し蛍光体層を形成し、その表面に反射防止膜と反射膜を形成することにより、同様の構成を実現し得る。
[1−1−2.効果]
以上のように構成した図5(a)、図5(b)を用いて、本開示の効果について説明する。
図5(a)に示すように半導体レーザ(LD)光源801(図7参照)からの励起光であるレーザ光503は、蛍光体ホイール1の直前に配置された凸レンズ809で集光されて、反射膜104で反射し、図5(b)に示すように、その進行方向が180度変更され凸レンズ809に戻るレーザ光503と、励起光が蛍光体111を照射することによって波長変換されて凸レンズ809に向かって出射される蛍光504となる。
上述のように同期用のマーカ10は、基板の蛍光体層非形成面である他方の面側に配置され、基板を回転させるモータのロータに設けられているので、レーザ光503と蛍光504の光は、基板103によって、同期用のマーカ10の位置を検出するセンサ装置502のセンサ素子501には到達しないように遮断され、ノイズとはならず、同期の検出の信頼性が向上する。
[1−2.蛍光体ホイールを備える光源装置]
次に、実施の形態1に係る光源装置について、図7を参照しながら説明する。図7は実施の形態1に係る光源装置の構成を示す図である。
図7に示されるように、実施の形態1に係る光源装置は、蛍光体ホイール1を備える。蛍光体ホイール1の詳細については、既に説明済みのためここでの説明は省略する。
図7に示されるように、実施の形態1に係る光源装置8は、蛍光体ホイール1と複数の半導体レーザ光源801とを備える。半導体レーザ光源801は、青色領域の波長域の励起光源の一例である。
光源装置8は、また、複数のコリメータレンズ802と凸レンズ803と拡散板804と凹レンズ805、波長および偏光選択性ミラー806、波長板807、凸レンズ808.809とを備える。これらの光学部品は、半導体レーザ光源801からの出射光を蛍光体ホイール1に導光する光学系の一例である。また、凸レンズ810と、カラーホイール4とロッドインテグレータ811とを備える。
複数の半導体レーザ光源801のそれぞれから出射された青色波長域の光は、半導体レーザ光源801の出射側に配置されたコリメータレンズ802により平行光化される。複数のコリメータレンズ802の出射側には、コリメータレンズ802から出射される半導体レーザ光源801の光をまとめて光束幅を小さくする凸レンズ803が配置される。凸レンズ803によって光束幅が小さくなった光は凸レンズ803の出射側に配置された拡散板804に入射する。拡散板804では、凸レンズ803によって解消しきれなかった光束の不均一状態を低減する。
拡散板804から出射した光は、凹レンズ805に入射する。凹レンズ805は、拡散板804から出射した光を平行化する。
凹レンズ805から出射された平行化された光は、凹レンズ805の出射側に配置された波長および偏光選択性ミラー806に入射する。波長および偏光選択性ミラー806は、光軸に対して45度の角度で配置されており、半導体レーザ光源801から出射された青色光の波長域でS偏光の光を反射し、かつ、半導体レーザ光源801から出射された青色光の波長域でS偏光の光と蛍光体ホイール1から出射される黄色領域の蛍光の波長域の光を反射する特性を有している。なお、半導体レーザ光源801は、出射するレーザの偏光方向が、波長および偏光選択性ミラー806に対するS偏光が出射するように配置されている。したがって、波長および偏光選択性ミラー806に入射した、凹レンズ805から出射された光は波長および偏光選択性ミラー806で反射する。波長および偏光選択性ミラー806で反射した半導体レーザ光源801の青色の励起光は波長板807に入射する。波長板807は、半導体レーザ光源801の波長域の励起光の位相を遅相軸にλ/4だけ遅らせる機能を持つ。この時、波長板807の遅相軸は、入射する半導体レーザ光源801の光の偏光方向に対して、45度の方向に配置されている。波長板807を通過した半導体レーザ光源801の励起光は、凸レンズ808、凸レンズ809の順に入射することで、光束が収束した状態で蛍光体ホイール1に入射する。
蛍光体ホイール1は、蛍光体リング101、もしくは、反射膜104が凸レンズ809に対向するように配置されている。前述のように、蛍光体ホイール1は、モータのロータ107に固定されることで回転するため、時系列で励起光が蛍光体リング101と反射膜104を順次照射し、蛍光体リング101および反射膜104の一点に集中的に励起光が照射されることが抑制される。
まず、凸レンズ808および凸レンズ809によって収束した半導体レーザ光源801の光が、時系列で蛍光体リング101に照射された場合を、以下に説明する。
蛍光体リング101に入射した半導体レーザ光源801からの励起光は、波長変換される。すなわち、半導体レーザ光源801からの励起光は、励起光と波長域が異なる蛍光に変換される。また、蛍光体リング101から出射される黄色領域の蛍光は、蛍光体リング101に入射する光に対して180度進行方向が変換される。つまり、蛍光は、凸レンズ809側に出射される。凸レンズ809に入射した蛍光は、凸レンズ808に入射し、平行光化される。平行光化した蛍光は、波長板807を透過したのち、波長および偏光選択性ミラー806に入射する。
波長および偏光選択性ミラー806は、上述の通り、蛍光の光軸に対して45度の角度で配置されている。また、波長および偏光選択性ミラー806は、半導体レーザ光源801の出射光の青色の波長域でS偏光の光を反射し、半導体レーザ光源801の出射光の青色の波長域でP偏光の光と蛍光体リング101(蛍光体ホイール1)からの黄色領域の蛍光の波長域の光を透過する特性を有している。したがって、波長および偏光選択性ミラー806に入射した蛍光は、そのまま通過する。
次に、凸レンズ808および凸レンズ809によって収束した半導体レーザ光源801の光が、時系列で反射膜104に照射された場合を、以下に説明する。
反射膜104に照射された半導体レーザ光源801の励起光は、180度進行方向を変換される。つまり、反射光は、凸レンズ809側に進行方向が変わり、凸レンズ809、808に順次入射し平行化される。平行光化した半導体レーザ光源801の励起光の反射光は再び、波長板807に入射する。
波長板807は、前述のとおり、半導体レーザ光源801の青色波長域の励起光の位相を遅相軸にλ/4だけ遅らせる機能を持ち、波長板807の遅相軸は45度の方向に配置されている。このことにより、波長板807を2回通過した半導体レーザ光源801の励起光は、偏光方向が90度回旋し、P偏光となる。
波長板807を通過し、偏光方向が90度回旋してP偏光になった半導体レーザ光源801の励起光の反射光は、波長および偏光選択性ミラー806に入射する。
波長および偏光選択性ミラー806は、上述の通り、蛍光の光軸に対して45度の角度で配置されている。また、波長および偏光選択性ミラー806は、半導体レーザ光源801の出射光の青色波長域でS偏光の光を反射し、半導体レーザ光源801の青色の出射光の波長域でP偏光の光と蛍光体リング101(蛍光体ホイール1)からの蛍光の黄色の波長域の光を透過する特性を有している。したがって、波長および偏光選択性ミラー806に入射した半導体レーザ光源801の励起光の反射光は偏光方向がP偏光であるので、そのまま通過する。
波長および偏光選択性ミラー806を透過した蛍光体ホイール1からの黄色波長域の蛍光と、半導体レーザ光源801の青色領域の励起光の蛍光体ホイール1からの反射光は、凸レンズ810で収束し、カラーホイール4に入射する。
図4を用いて、カラーホイール4の構成を説明する。
カラーホイール4は、カラーホイール4を回転させるモータ404と、赤色の波長域の光のみを透過する特性を持つように最適化させた誘電体多層膜をガラス板上に形成した赤色光透過領域401と、緑色の波長域の光のみを透過する特性を持つように最適化させた誘電体多層膜をガラス板上に形成した緑色光透過領域402と、全波長域の光の透過率を最大化するように最適化された透過領域403が形成されている。なお、蛍光体ホイール1とカラーホイール4は、図示しない同期回路によって、同期が取られている。
まず、蛍光体ホイール1からの、黄色波長域の蛍光が出射したタイミングに合わせて、凸レンズ810で収束したカラーホイール4上のスポットが、順次、カラーホイールの赤色光透過領域401と緑色光透過領域402、透過領域403を移動することで、カラーホイールを、赤色、緑色、黄色領域の光が通過し、ロッドインテグレータ811に入射し、ロッドインテグレータ内で多重反射を行い、均一化され、ロッドインテグレータ811を出射する。
次に、蛍光体ホイール1から青色領域の反射光が出射したタイミングに合わせて、凸レンズ810で収束したカラーホイール4上のスポットが、カラーホイール上の透過領域403を青色領域の光が通過し、ロッドインテグレータ811に入射し、ロッドインテグレータ内で多重反射を行い、均一化され、ロッドインテグレータ811を出射する。
上述のように、時系列で、光強度分布が均一化された赤色、緑色、黄色、青色光が出射される。
なお、上記構成では、カラーホイール4をロッドインテグレータ811の入射側に配置したが、ロッドインテグレータ811の出射側に配置しても良い。
また、カラーホイール4は、赤色光透過領域401、緑色光透過領域402、透過領域403が形成されている例で、蛍光体ホイール1からの蛍光が透過領域403を通過する構成を示したが、蛍光体ホイール1の蛍光が、赤色光透過領域401と緑色光透過領域402のみを透過する構成で合っても良い、また、カラーホイールの色の配置順序が違っていても良いし、カラーホイールを持たない構成となっても良い。
[1−2−2.効果など]
上述の光源装置8においては、蛍光体ホイール1を使用することにより同期の信頼性の向上が図れる。
[1−3−1.蛍光体ホイールを備える光源装置を用いた投写型映像表示装置]
次に、実施の形態1の蛍光体ホイールを備えた光源装置を用いた投写型映像表示装置について、図8を用いて説明する。図8は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置9の構成を示す図である。
投写型映像表示装置9は、上述の光源装置8を備える。また、リレーレンズ901、902、903と全反射プリズム904と、DMD(Digital Micromirror Device)906と、投写レンズ907を備える。
なお、以下では、光源装置8の詳細に関しては省略し、ロッドインテグレータ811を出射した、赤色、緑色、黄色、青色の光の挙動について説明する。
ロッドインテグレータ811を出射した各色の光は、リレーレンズ901、902、903の3枚の凸レンズで構成されたリレーレンズ系によって、後述するDMD906に写像される。
リレーレンズ系を構成するリレーレンズ901、902、903を透過した光は、全反射プリズム904に入射する。全反射プリズム904は、2つのガラスブロックを有し、2つのブロックの間には微小ギャップ905が設けられている。全反射プリズム904に入射した光は、微小ギャップに905において反射し、DMD906に入射する。
DMD906は、図示されない同期回路と映像回路によって、蛍光体ホイール1、カラーホイール4と同期を取ると同時に、駆動され、画像情報に対応して各画素のON/OFFが切り替えられる。これにより、DMD906のそれぞれの画素に入射した光の反射方向が画素ごとに変わる。
DMD906において、ON状態の画素によって反射された光は、全反射プリズム904に入射し、微小ギャップ905には臨界角よりも小さい角度で入射し、そのまま通過する。微小ギャップ905を通過した光は、投写レンズ907によって、図示されないスクリーンに拡大投写される。
[1−3−2.効果など]
上述の投写型映像表示装置9においては、蛍光体ホイール1を使用した光源装置を搭載することによって、同期の信頼性の向上が図れる。
(実施の形態2)
[2−1−1.蛍光体ホイール]
以下、実施の形態2に係る蛍光体ホイール3の構成について図3を用いて説明する。
図3(a)は実施の形態2に係る蛍光体ホイール3の正面図である。また、図3(b)は、実施の形態2に係る蛍光体ホイール3の正面図である。ここでは、実施の形態1とは異なり、蛍光体ホイール3は、基板303に開口部304を有している。蛍光体セグメント301は、半導体レーザ光源801からの励起光で、黄色の蛍光を発光する蛍光体で構成されており、接着剤でモータの回転軸に対して軸対称になるように基板に固定される。なお、蛍光体セグメント301が設けられている部分の断面は、図1(c)と同じであるため、同一部分には同一符号を付して詳細の説明は省略する。また、モータ100も実施の形態1と同じモータを使用しており、同一の符号を付してその構成の重複説明は省略する。
なお、上記説明では、開口部は1個のものとして説明したが、2つ以上の開口部を有していても良い。また、蛍光体セグメントは一つとして説明したが、複数であっても良い。
また、反射膜をいずれかの蛍光体セグメントの一つに形成した構成で説明したが、複数の蛍光体セグメント上に形成しても良い。また、蛍光体を黄色の蛍光体の構成で説明したが、例えば、赤色と緑色や、緑色と黄色の蛍光体など、他の波長域の蛍光体であっても良い。
[2−1−2.効果]
以上のように構成した図6(a)、および図6(b)を用いて、本開示の効果について説明する。また、実施の形態1と共通する部分は、同一符号を付してその説明は省略する。
半導体レーザ光源801からの励起光は、蛍光体ホイール1の直前に配置された凸レンズ809で集光され、開口部304を透過したものは、凸レンズ1002入射する。また、蛍光体セグメント301に入射し、波長変換された光は180度進行方向を変更し、凸レンズ809に向かって出射され蛍光504となる。
上記の蛍光504の光は、基板303によって、同期用のマーカ10の位置を検出するセンサ装置502のセンサ素子501には到達しないように遮断され、ノイズとはならず、また、センサ素子として、赤外線センサを用いることで、青色波長域の励起光であるレーザ光503はノイズとはならず、同期の信頼性が向上する。
[2−2.蛍光体ホイールを用いた光源装置]
図9は、実施の形態2の蛍光体ホイール3を使用した光源装置を示している。
半導体レーザ光源801から、蛍光体ホイール3に到達する光の挙動は、凹レンズ805から出たレーザ光が、光軸に対して45度の角度に配置された波長選択性ミラー1001に入射し、その進行方向を90度変更し、蛍光体ホイール3に入射することを除いては、[1−2.蛍光体ホイールを備える光源装置]と同じであるため、ここではその説明は省略する。
なお、波長選択性ミラー1001は、半導体レーザ光源801の波長域の光を反射し、半導体レーザ光源801の波長域の励起光で蛍光体ホイール3の蛍光体セグメント301を励起し波長変換される蛍光を透過する特性を有する。
以降、凸レンズ809で集光され蛍光体ホイール3に到達した励起光の挙動に付き、説明を行う。
まず、蛍光体ホイール3の蛍光体セグメント301に半導体レーザ光源からの励起光が到達した場合には、蛍光体セグメント301で波長変換され、光の進行方向が180度変更し、再び凸レンズ809へと入射する。凸レンズ809に入射した光は、凸レンズ808で平行光化され、波長選択性ミラー1001に入射する。波長選択性ミラー1001は、蛍光を透過する特性を有しているので、そのまま通過し、凸レンズ810に入射する。凸レンズ810に入射した黄色の蛍光は、カラーホイール4に集光する。
カラーホイール4からロッドインテグレータ811の挙動については、[1−2.蛍光体ホイールを備える光源装置]と同じであるため、ここではその説明を省略する。
次に、蛍光体ホイール3の開口部304に、半導体レーザ光源801からの光が凸レンズ809で集光し、そのまま通過した場合の挙動について説明する。
蛍光体ホイール3の開口部304を透過した半導体レーザ光源801の励起光は、そのまま、凸レンズ1002に入射し、続いて、凸レンズ1003に入射することで平行光化され、その後、3枚の凸レンズ1005、1007、1009と3枚の反射ミラー1004、1006、1008で構成される導光系でその進行方向を変え、半導体レーザ光源801からの光が波長選択性ミラー1001に入射する方向とは逆方向から入射する。
なお、図10では、3枚の凸レンズ、3枚の反射ミラーで導光系を構成された例を説明したが、それ以外の方法、それ以外の枚数で導光系を構成しても良い。
導光系で光の進行方向を変えて、半導体レーザ光源801の光とは逆方向から、波長選択性ミラー1001に入射した光は、波長性選択性ミラーは半導体レーザ光源801の波長域の光を反射する特性を有しているので、光の進行方向を90度変更し、凸レンズ810に入射し、カラーホイール4上に集光される。
カラーホイール4からロッドインテグレータ811の挙動については、[1−2.蛍光体ホイールを備える光源装置]と同じであるため、ここでは省略する。
[2−3.蛍光体ホイールを搭載した光源装置を用いた投写型映像表示装置]
図10では、実施の形態1の蛍光体ホイール1を用いた光源装置8の代わりに、実施の形態2による蛍光体ホイール3を用いた光源装置12を設置する。
光源装置12の挙動については、[1−2.蛍光体ホイールを備える光源装置]と同じであるため、ここでは省略する。
また、ロッドインテグレータ811を出射した光の挙動については、[1−3−1.蛍光体ホイールを備える光源装置を用いた投写型映像表示装置]と同じであるため、ここでは省略する。
本開示は、投写型映像表示装置の光源装置に適用可能である。
1、3 蛍光体ホイール
4 カラーホイール
8、12 光源装置
10 マーカ
100 モータ
101 蛍光体リング
102 接着層
103 基板
104 反射膜
105 固定治具
106 支持フランジ
107 ロータ
108 ステータ
109 回転軸
111 蛍光体
112 反射防止膜
121 含有粒子
131 反射膜
301 蛍光体セグメント
303 基板
304 開口部
401 赤色光透過領域
402 緑色光透過領域
403 透過領域
404 モータ
501 センサ素子
502 センサ装置
503 レーザ光
504 蛍光
801 半導体レーザ光源
802 コリメータレンズ
803 凸レンズ
804 拡散板
805 凹レンズ
806 波長および偏光選択性ミラー
807 波長板
808、809、810 凸レンズ
811 ロッドインテグレータ
901、902、903、1101、1102、1103 リレーレンズ
904、1104 全反射プリズム
905、1105 微小ギャップ
906、1106 DMD
907、1107 投写レンズ
1001 波長選択性ミラー
1002、1003、1005、1007、1009 凸レンズ
1004、1006、1008 反射ミラー

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の一方の面に形成された蛍光体層と、
    前記基板の蛍光体層非形成面である他方の面側に配置され、前記基板を回転させるモータと、
    前記モータのロータに設けられたマーカと、を備える、蛍光体ホイール。
  2. 前記モータのロータは回転軸によって前記基板に結合されており、前記モータのステータは基台に固定される保持部を備える、請求項1に記載の蛍光体ホイール。
  3. 前記蛍光体層の表面に反射層を設けた、請求項1に記載の蛍光体ホイール。
  4. 前記基板には開口部を設けた、請求項1に記載の蛍光体ホイール。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の蛍光体ホイールを備えた光源装置。
  6. 請求項5に記載の光源装置を備えた投写型映像表示装置。
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