JP2016045226A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤蛍光体の発熱を他色の蛍光体に影響させることなく発光効率を改善する投影装置を提供すること。
【解決手段】投影装置10は、励起光LBを出射する励起光源21と、励起光LBが照射される第1の蛍光板32および第2の蛍光板33とを有する光源装置20を有する。第1の蛍光板32は、回転制御可能に構成され、励起光LBが照射される第1の蛍光体321が形成されている。第2の蛍光板33は、励起光LBが照射されることで第1の蛍光体321と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体331が形成されている。従って、第1の蛍光体321に励起光LBが照射されることによって発生した第1の蛍光板32の熱が、第2の蛍光板33に影響するのを防止できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、励起光を受けて発光する蛍光ホイールを用いた投影装置に関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、更にメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置が多用されている。この投影装置は、光源から射出された光をDMD(Digital Mirror Device)と呼ばれるマイクロミラー表示素子、又は、液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
そして、投影装置は、パーソナルコンピュータやDVDなどの映像機器の普及に伴って、業務用プレゼンテーションから家庭用に至るまで、用途が拡大している。このような投影装置において、従来は高輝度の放電ランプを光源とするものが主流であったが、近年、光源としてレーザダイオード等の半導体発光素子を用いる開発や提案が多々なされている。例えば、レーザダイオードによる青色の波長帯域光を射出する励起光源と、この励起光源から射出された光を吸収して可視光に変換する蛍光体の層を有し、モータによって回転駆動される蛍光ホイールと、を備えた投影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の投影装置では、蛍光ホイールは、光透過性の物質からなる円盤状の蛍光ホイール本体を中心角120度ずつ3分割して、緑蛍光体、赤蛍光体、および青色光が透過する透明部を有する。この蛍光ホイールをモータで回転させながら指向性のある青色光を照射することで、蛍光ホイールから赤色、緑色、青色等の各色を順次射出することができる。
特開2011−175077号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載の投影装置においては、蛍光ホイールを構成する緑蛍光体が形成された部分と赤蛍光体が形成された部分は同一円盤上にある。このため、他の短波長蛍光体よりも発熱特性が高い赤蛍光体の発する熱が、緑蛍光体が形成された部分に熱伝導し、発光効率が低下するという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、赤蛍光体の発熱を他色の蛍光体に影響させることなく発光効率を改善する投影装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本願発明に係る投影装置は、励起光を出射する励起光源と、回転制御可能に構成され、前記励起光が照射される第1の蛍光体が形成された第1の蛍光板と、前記第1の蛍光板の回転軸と同軸を基準にして回転制御可能に構成され、前記励起光が照射されることで前記第1の蛍光体と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体が形成された第2の蛍光板と、を含む光源装置を備える。
(2)本願発明に係る投影装置は、励起光を出射する励起光源と、回転制御可能に構成され、前記励起光が照射される第1の蛍光体が形成された第1の蛍光板と、前記励起光が照射されることで前記第1の蛍光体と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体が形成された第2の蛍光板と、を含む光源装置を備え、平面視して、前記第1の蛍光板と前記第2の蛍光板との間に隙間が形成されている。
本発明によれば、赤蛍光体の発熱を他色の蛍光体に影響させることなく発光効率を改善する投影装置を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の投影装置を示す外観斜視図である。 本発明に係る第1実施形態の投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 本発明に係る第1実施形態の投影装置における光源装置の平面模式図である。 (A)は本発明に係る第1実施形態の投影装置における蛍光ホイールの平面図であり、(B)は蛍光ホイールを側面から見た側面図である。 本発明に係る第1実施形態の投影装置における蛍光ホイールの分解平面図である。 本発明に係る第2実施形態の投影装置における蛍光ホイールの分解平面図である。 本発明に係る第2実施形態の投影装置における蛍光ホイールの変形例の分解平面図である。 本発明に係る投影装置のその他変形例を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態の投影装置について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の投影装置10は、例えば略直方体の箱状の本体ケース11を有する。なお、以下の説明において、前後とは投影装置10からの投影方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示し、左右とは投影方向に対しての左右方向を示す。
本体ケース11の前面の正面パネル111には、左側端部に投影口を覆うレンズカバー12が設けられていると共に、複数の排気孔13が設けられている。また、正面パネル111は、図示しないがリモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
本体ケース11の上面パネル112には、キー/インジケータ部14が設けられている。
このキー/インジケータ部14には、例えば、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、投影のオン、オフを切りかえる投影スイッチキー、光源装置や表示素子又は制御回路等が過熱したときに報知する過熱インジケータ等のキーやインジケータが配置されている。
本体ケース11の背面パネル113には、背面パネル113にUSB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子15が設けられている。なお、本体ケース11の側板である右側パネル114、及び、左側パネル115には、各々複数の吸気孔16が形成されている。
次に、図2を参照しながら、投影装置10の内部構造について説明する。
図2に示すように、投影装置10は、本体ケース11内部の正面パネル111側に光源装置20と、光源装置20の後方側に設けられた冷却ファン72と、光源装置20の後方側の冷却ファン72の左側方に設けられた導光装置40と、を備えている。
なお、冷却ファン72の空気吐出口72aは、光源装置20側に設けられ、光源装置20の3つの光源からなる励起光源21などを効率よく冷却できるようにしている。
また、投影装置10は、本体ケース11内部の左側後方に設けられた画像生成ブロック41と、画像生成ブロック41の前方側に位置し、光源装置20と本体ケース11の左側パネル115との間に設けられた投影側光学系50とを備え、その投影側光学系50の前方にレンズカバー12が設けられている。
さらに、本体ケース11内部の右側の右側パネル114の近傍には、電源回路ブロック71等を取付けた電源制御回路基板70が配置されている。
後ほど光源装置20の構成については、詳細に説明するが、光源装置20からは、順次、光の三原色である赤色、緑色、青色の波長の光が導光装置40に送り込まれ、導光装置40内に入射した光は、導光装置40内を導波しながら、均一な強度分布の光束となり、導光装置40から射出する。
この導光装置40から出射した光は、画像生成ブロック41の光軸変更ミラー42や照射ミラー44によって、光路が変換され、表示装置43に照射されるように導かれるとともに、表示装置43に照射されるまでの光路上に配置される複数枚の集光レンズによって、表示装置43に照射するのに適した光束に集光される。
そして、表示装置43は、例えば、DMDで構成されており、表示装置43に照射された光は、DMDによって制御され、その制御された光が投影側光学系50へと送られる。
なお、表示装置43の後方側には、表示装置43を冷却するための表示装置冷却部45が配置されて、表示装置43が高温となることを防止している。
投影側光学系50は、例えば、固定鏡筒に内蔵する固定レンズ群51と可動鏡筒に内蔵する可動レンズ群52とを備えてズーム機能を備えた可変焦点型レンズとされており、手動又は電動(レンズモータ)により可動レンズ群52を移動させることによりズーム調整やフォーカス調整を可能としている。
したがって、表示装置43で制御されて投影側光学系50へと送られた光は、投影側光学系50で、適切なズームやフォーカス状態に制御されて画像を投影するスクリーンへと投影される。
次に、図3から図5を参照しながら光源装置20の詳細な構成について説明する。
図3は、図2の光源装置20の部分を主に拡大した拡大図である。
図3に示すように、光源装置20は、励起光源21、蛍光ホイール30、および、レンズや反射ミラーなどからなる光源側光学系25などを備えており、本実施形態では励起光源21として3つの青色光源(本例では、青色レーザ)22を用いている場合を示している。
青色光源22から出射する励起光LBは、青色光源22にそれぞれ対向配置されたコリメートレンズ23によって平行光に変換された後、階段状に配列された反射ミラー24に入射する。
反射ミラー24は、青色光源22の出射光軸に対して略45°の角度に傾斜するように配置されており、反射ミラー24に入射した励起光LBは、光路が略90°変換され、蛍光ホイール30側へと照射される。
なお、本実施形態では、励起光源21を青色光源22、コリメートレンズ23および反射ミラー24の組が3組設けられた構成を示しているが、3組に限定されるものではなく、組数は任意である。
図4(A)には、蛍光ホイール30の正面視(励起光が照射される面)を示しており、蛍光ホイール30は、正面視で見たときに、励起光LBを拡散透過する拡散透過部34と、第1の蛍光体321が表面に形成された第1の蛍光板32と、第2の蛍光体331が表面に形成された第2の蛍光板33と、を備えている。
なお、以下では、第1の蛍光体321が励起光LBによって赤色に発光する赤蛍光体であり、第2の蛍光体331が励起光LBによって緑色に発光する緑蛍光体である場合について説明する。
後ほど、蛍光ホイール30の詳細な構成については説明するが、拡散透過部34、第1の蛍光板32、及び、第2の蛍光板33は、図4(A)に示す円形状を保った状態で図中の矢印のように高速回転している。
このため、図3に示す蛍光ホイール30の励起光LBの光路上の位置30Aに、順次、拡散透過部34、第1の蛍光板32、並びに、第2の蛍光板33が代わる代わる位置するので、拡散透過部34、第1の蛍光板32、並びに、第2の蛍光板33に対して励起光LBが順次照射されることになる。
図3に戻って、光源装置20が、どのようにして光の三原色である赤色、緑色、青色の光を導光装置40に送るのか構成を含め詳細に説明する。
先ず、蛍光ホイール30の励起光LBが照射される位置30Aに拡散透過部34が位置し、導光装置40に青色の波長の光が送られる場合について説明する。
上述したように、励起光源21からの励起光LBは、反射ミラー24で蛍光ホイール30側に反射される。
この反射した励起光LBは、ダイクロイックミラー252aに入射する。
ここで、ダイクロイックミラーは、特定の波長の光を反射し、その他の波長の光を透過する波長選択ミラーであり、本例では、ダイクロイックミラー252aとして青色の波長の光以外を反射し、青色の波長の光を透過するダイクロイックミラーを用いている。
このため、ダイクロイックミラー252aに入射した青色の波長の光である励起光LBは、ダイクロイックミラー252aを、そのまま透過し、集光レンズ群251により蛍光ホイール30に集光する(光LB1参照)。
そして、蛍光ホイール30の励起光LBが照射される位置30Aには、拡散透過部34が位置しているので励起光LBは拡散透過し、集光レンズ群251を通って全反射ミラー253aによって90°の角度で反射されて光LB1と垂直に進む(光LB2参照)。
さらに、反射光LB2は、凸レンズ254aを通り、全反射ミラー253bで90°の角度で後方側に反射して(反射光LB3参照)、凸レンズ254bを通ってダイクロイックミラー252bに入射する。
このダイクロイックミラー252bは、先ほどのダイクロイックミラー252aとは、逆に、青色の波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過するダイクロイックミラーを用いているため、青色の波長の光である励起光LB(反射光LB3参照)は、ダイクロイックミラー252bによって90°の角度で反射されて凸レンズ255を通って、全反射ミラー253cに入射する(反射光LB4参照)。
そして、反射光LB4は、さらに、導光装置40に入射するように、全反射ミラー253cで90°の角度だけ方向を変えて後方側に進み、導光装置40に入射する(光LB5参照)。
次に、導光装置40に赤色、または、緑色の波長の光が入射する場合について、つまり、蛍光ホイール30の励起光LBが照射される位置30Aに第1の蛍光体321(赤蛍光体)、または、第2の蛍光体331(緑蛍光体)が位置する場合について詳細に説明する。
反射ミラー24で蛍光ホイール30側に反射された励起光源21からの励起光LBは、先ほどと同様にダイクロイックミラー252aを透過し、集光レンズ群251により蛍光ホイール30に集光する(光LB1参照)。
そして、蛍光ホイール30の励起光LBが照射される位置30Aには、第1の蛍光体321(赤蛍光体)、または、第2の蛍光体331(緑蛍光体)が位置している。
したがって、蛍光ホイール30の励起光LBが照射される位置30Aに第1の蛍光体321(赤蛍光体)が位置している場合には、赤色の波長の光が励起され、第2の蛍光体331(緑蛍光体)が位置している場合には、緑色の波長の光が励起される。
この励起された赤色、若しくは、緑色の波長の光は、ダイクロイックミラー252a側に向かって放射され、集光レンズ群251を通ってダイクロイックミラー252aに入射する(光LB6参照)。
前述のように、ダイクロイックミラー252aには、青色の波長の光を透過し、それ以外の波長の光を反射するダイクロイックミラーを用いているため、励起された赤色、若しくは、緑色の波長の光LB6は、ダイクロイックミラー252aで90°方向を変えるように反射されて凸レンズ254bを通ってダイクロイックミラー252bに入射する(反射光LB7参照)。
また、ダイクロイックミラー252bには、前述のとおり、青色の波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過するダイクロイックミラーを用いているので赤の波長の光、若しくは、緑の波長の光である反射光LB7は、そのままダイクロイックミラー252bを透過する。
このダイクロイックミラー252bを透過した反射光LB7は、先ほど説明した反射光LB4と同様の経路を経て、つまり、凸レンズ255を通って、全反射ミラー253cに入射し、全反射ミラー253cで導光装置40に入射するように、光路が90°変更されるように反射され、導光装置40に入射する。
以上のようにして、光源装置20は、導光装置40に、順次、光の三原色である赤色、緑色、青色の波長の光を送り込む。
ところで、赤蛍光体に励起光が照射され、赤色の波長の光が励起される際に、赤蛍光体は高い熱を放出する。
そして、蛍光ホイールを同一の円盤上に赤蛍光体と緑色蛍光体を形成するようにするとともに、蛍光ホイールの一部に切欠きを設け、その切欠き部分を覆うように耐熱性が低い樹脂材料などで形成された拡散透過部を取付けるようにした構成の場合、赤蛍光体の発する熱が緑色蛍光体や拡散透過部に伝わり、緑色蛍光体の励起光率の低下や拡散透過部の熱劣化が発生するという問題がある。
そこで、本実施形態では、蛍光ホイール30を以下のように構成するようにしている。
図5は、蛍光ホイール30を形成するための部品構成を示す図である。
本実施形態では、図5に示すように、中心に円盤状の取付板322が形成され、その取付板322の外側に扇形状の部分が形成された金属板323を用い、その扇形状の部分の表面に赤蛍光体321を形成することで第1の蛍光板(赤蛍光板)32を形成している。
同様に、中心に円盤状の取付板332が形成され、その取付板332の外側に扇形状の部分が形成された金属板333を用い、扇形状の部分の表面に緑蛍光体331を形成することで第2の蛍光板(緑蛍光板)33を形成している。
さらに、中心に円盤状の取付板341を設け、その取付板341の外側に扇形状の樹脂からなる拡散透過部材342を取り付けることで拡散透過部34を形成している。
そして、第1の蛍光板(赤蛍光板)32、第2の蛍光板(緑蛍光板)33および拡散透過部34が、図4(A)に示すような位置関係となるように、図4(B)に示すように、各取付板322、332、341を重ねるようにしてホイールモータ31の回転軸311に取付け固定される。
したがって、ホイールモータ31の回転軸311が回転すると、図4(A)に示すような位置関係を保ったまま第1の蛍光板(赤蛍光板)32、第2の蛍光板(緑蛍光板)33および拡散透過部34が高速に回転する。
上記のように、第1の蛍光板32、第2の蛍光板33、および、拡散透過部34を別部品で構成しているので、第1の蛍光板32の赤蛍光体321の熱が、第2の蛍光板33の緑蛍光体331や拡散透過部34の樹脂からなる拡散透過部材342に伝達されることが抑制され、緑蛍光体331の励起光率の低下や拡散透過部34の樹脂からなる拡散透過部材342の熱劣化を回避することができる。
さらに、本実施形態では、図4(B)に示すように、各取付板322、332、341の間にセラミック等の断熱部材39を介在させるようにしているので一段と熱の伝達を抑制することが可能になる。
なお、ホイールモータ31の回転する胴体部35の表面には、回転検出マーク351が設けられており、胴体部35の外周面から所定距離離れて回転検出マーク351に対向可能な位置に、センサ基板36に実装された回転検出センサ361が設けられている。
これにより、蛍光ホイール30は、回転検出センサ361からの信号に基づいて、回転制御され、蛍光ホイール30のどの部分に励起光LBが照射されているかを把握することができるようになっている。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の投影装置を説明する。
なお、前述した第1実施形態の投影装置10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
上記で説明した第1実施形態では、拡散透過部34に樹脂からなる拡散透過部材342を用いた例を示したが、拡散透過部材342の材料は、樹脂に限定されるものではなく、本第2実施形態では、拡散透過部材342にガラス材料を用いている。
第1実施形態の拡散透過部34の拡散透過部材342を単純にガラス材料に置き換えてもよいが、ガラス材料の場合、樹脂に比べ耐熱性が高いので、図6に示すように、第1の蛍光板(赤蛍光板)32にガラスからなる拡散透過部材342を取り付けるようにして第1の蛍光板(赤蛍光板)32と拡散透過部34とを一体化してもよい。
この場合も、第1の蛍光板(赤蛍光板)32と第2の蛍光板(緑蛍光板)33は、分離されているので第1の蛍光板32の赤蛍光体321の熱が、第2の蛍光板33の緑蛍光体331に伝わることがないので緑蛍光体331の励起光率が低下することを回避することができる。
また、図7に示すように、第2の蛍光板(緑蛍光板)33にガラスからなる拡散透過部材342を取り付けるようにして第2の蛍光板(緑蛍光板)33と拡散透過部34とを一体化してもよいことは言うまでもない。
なお、図6を見るとわかるように、第2の蛍光板33の扇形状は、比較的大きいので、図6に示すように、第1の蛍光板32にガラスからなる拡散透過部材342を取り付けるようにすると、回転時の重量バランスが良くなるので好適である。
以上、具体的な実施形態を示して本発明の投影装置について説明を行ってきたが、本発明は、上記で説明してきた具体的な実施形態に限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、第1の蛍光板32の赤蛍光体321上に位置するように円弧状集光レンズ91などを設けるようにしてもよい。
この円弧状集光レンズ91は、上述したのと同様に中心に円盤状の取付板90を設け、その取付板90の外側に円弧状集光レンズ91を取付けられるように構成されており、第1の蛍光板32上に重ねるようにして取付け固定される。
図8を見るとわかるように、第1の蛍光板32と第2の蛍光板33が重ねるように取付けられているため、例えば、励起光の照射に適した位置が、図8の上下方向に見て第2の蛍光板33の位置である場合、第1の蛍光板32の励起光照射位置は、最適位置から少しズレることになる。
このような場合に、上記のように円弧状集光レンズ91を設け励起光の赤蛍光体321への照射状態を微調整することでより適切な励起光の照射が可能となる。
なお、円弧状集光レンズ91を拡散透過させるガラス板として励起光の赤蛍光体321への照射状態を微調整するようにしてもよい。
第1実施形態及び第2実施形態においては、図5乃至図7に示すように、第1の蛍光板32と第2の蛍光板33とが別部材で構成され、互いが異なる面となるように2層で形成したり、拡散透過部34も独立した別部材として構成し、3層となるように形成したりした。この際、各部材の扇形の角度をやや大きく形成してやることで、異なる層に位置する各部材間の境界部分が、平面視して重なる領域を設けることができる。これにより、各部材間に隙間が発生することを確実に防止することができ、従って、拡散透過部34、第1の蛍光板32、並びに、第2の蛍光板33に対して励起光LBが順次照射される際、点灯状態が継続されていても問題が発生しないようにすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の投影装置を説明する。
蛍光ホイール30は、拡散透過部34、第1の蛍光板32、及び、第2の蛍光板33が、同一の取付板341に取り付けられ、全体で円形状となり同一面となるように形成されている。この際、第1の蛍光板32と第2の蛍光板33との間に、隙間が形成されている。隙間は、取付板341側から蛍光ホイール30の外周に向かって拡がる方向となるように、取付板341の中心から所定の角度の扇形の隙間が形成されていても良いし、取付板341側から蛍光ホイール30の外周に向かって同一幅で形成されていても良い。
このように隙間が形成されることで、第1の蛍光板32の赤蛍光体321の熱が、第2の蛍光板33の緑蛍光体331に伝達されることを抑制できる。
更に、第1の蛍光板32と拡散透過部34との間、拡散透過部34と第2の蛍光板33との間、においても隙間を形成することで、第1の蛍光板32の赤蛍光体321の熱が、第2の蛍光板33の緑蛍光体331だけでなく、拡散透過部34に伝達されることも抑制できる。
このように、拡散透過部34、第1の蛍光板32、及び、第2の蛍光板33が、同一の取付板341に取り付けられ、全体で円形状となり同一面に形成されているので、回転時の重量バランスを良くすることができる。
このように、本発明は、本発明の目的が達成される範囲で、適宜、変形や改良等を行ってもよく、そのような変形や改良を行った発明も本発明の技術的範囲に含まれるものである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
励起光を出射する励起光源と、
回転制御可能に構成され、前記励起光が照射される第1の蛍光体が形成された第1の蛍光板と、前記第1の蛍光板の回転軸と同軸を基準にして回転制御可能に構成され、前記励起光が照射されることで前記第1の蛍光体と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体が形成された第2の蛍光板と、
を含む光源装置
を備えることを特徴とする投影装置。
<請求項2>
前記光源装置は、前記第1の蛍光板又は前記第2の蛍光板に設けられる拡散透過部を備えることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
<請求項3>
前記拡散透過部がガラス材料からなることを特徴とする請求項2に記載の投影装置。
<請求項4>
前記光源装置は、前記第1の蛍光板の回転軸と同軸を基準にして回転制御可能に構成され、前記励起光が拡散透過する拡散透過部を備えることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
<請求項5>
前記拡散透過部は樹脂材料からなることを特徴とする請求項4に記載の投影装置。
<請求項6>
励起光を出射する励起光源と、
回転制御可能に構成され、前記励起光が照射される第1の蛍光体が形成された第1の蛍光板と、前記励起光が照射されることで前記第1の蛍光体と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体が形成された第2の蛍光板と、
を含む光源装置
を備え、
平面視して、前記第1の蛍光板と前記第2の蛍光板との間に隙間が形成されていることを特徴とする投影装置。
<請求項7>
前記光源装置は、拡散透過部を備えることを特徴とする請求項6に記載の投影装置。
<請求項8>
前記拡散透過部、前記第1の蛍光板及び前記第2の蛍光板は、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項5、請求項7のいずれか1項に記載の投影装置。
<請求項9>
前記励起光が青色であり、
前記第1の蛍光体又は前記第2の蛍光体のうちの一方が、前記励起光によって赤色に発光する蛍光体であり、他方が緑色に発光する蛍光体であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の投影装置。
<請求項10>
前記光源装置からの光を導光する導光装置と、
前記導光装置からの光を制御して投影光を形成する表示装置と、
前記表示装置からの光を投影照射する投影側光学系と、
を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の投影装置。
10 投影装置
20 光源装置
21 励起光源
311 回転軸
32 赤蛍光板(第1の蛍光板)
321 赤蛍光体(第1の蛍光体)
33 緑蛍光板(第2の蛍光板)
331 緑蛍光体(第2の蛍光体)
34 拡散透過部
40 導光装置
43 表示装置
50 投影側光学系
LB 励起光

Claims (10)

  1. 励起光を出射する励起光源と、
    回転制御可能に構成され、前記励起光が照射される第1の蛍光体が形成された第1の蛍光板と、前記第1の蛍光板の回転軸と同軸を基準にして回転制御可能に構成され、前記励起光が照射されることで前記第1の蛍光体と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体が形成された第2の蛍光板と、
    を含む光源装置
    を備えることを特徴とする投影装置。
  2. 前記光源装置は、前記第1の蛍光板又は前記第2の蛍光板に設けられる拡散透過部を備えることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記拡散透過部がガラス材料からなることを特徴とする請求項2に記載の投影装置。
  4. 前記光源装置は、前記第1の蛍光板の回転軸と同軸を基準にして回転制御可能に構成され、前記励起光が拡散透過する拡散透過部を備えることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  5. 前記拡散透過部は樹脂材料からなることを特徴とする請求項4に記載の投影装置。
  6. 励起光を出射する励起光源と、
    回転制御可能に構成され、前記励起光が照射される第1の蛍光体が形成された第1の蛍光板と、前記励起光が照射されることで前記第1の蛍光体と異なる波長の蛍光光を出射する第2の蛍光体が形成された第2の蛍光板と、
    を含む光源装置
    を備え、
    平面視して、前記第1の蛍光板と前記第2の蛍光板との間に隙間が形成されていることを特徴とする投影装置。
  7. 前記光源装置は、拡散透過部を備えることを特徴とする請求項6に記載の投影装置。
  8. 前記拡散透過部、前記第1の蛍光板及び前記第2の蛍光板は、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項5、請求項7のいずれか1項に記載の投影装置。
  9. 前記励起光が青色であり、
    前記第1の蛍光体又は前記第2の蛍光体のうちの一方が、前記励起光によって赤色に発光する蛍光体であり、他方が緑色に発光する蛍光体であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の投影装置。
  10. 前記光源装置からの光を導光する導光装置と、
    前記導光装置からの光を制御して投影光を形成する表示装置と、
    前記表示装置からの光を投影照射する投影側光学系と、
    を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の投影装置。
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CN108303839A (zh) * 2018-02-09 2018-07-20 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种激光投影照明光源及其投影系统
JP2020003628A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 蛍光体ホイール、光源装置、および投写型映像表示装置

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