JP2019012263A - 光源装置、及び投写型映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下において、実施の形態1に係る投写型映像表示装置について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100のうち、特にその光学構成を示す図である。本実施の形態の投写型映像表示装置100は、映像信号に応じて光を変調する、1つの空間変調素子であるDMD(Digital Mirror Device)41を搭載した投写型映像表示装置である。
光源装置10の光源20は、P偏光の光を出射するように配置された複数の半導体レーザ21と、半導体レーザ21の出射光を略平行な光に集光するコリメータレンズ22をそれぞれに備えて構成される。本実施の形態では、半導体レーザ21としてRGBの3原色の中で最も発光効率の高い青色のレーザ光(例えば、波長455nm)を使用する。
図2を用いて、蛍光体ホイール70の構成を説明する。図2の(a)は図1と同じ方向から見た蛍光体ホイール70の側面断面図であり、図2の(b)は図2の(a)の右側から見た蛍光体ホイール70の正面図である。蛍光体ホイール70は、図2の(a)に示すように、透明基材71と、透明基材71上に設けられた円環状の反射膜91、反射膜91の内周側に設けられた光学フィルタ80、反射膜91上に設けられた蛍光体73、モータ74と、で構成される。モータ74は、円盤状の透明基材71を回転駆動する。蛍光体ホイール70は蛍光板の一例であり、透明基材71は基板の一例であり、反射膜91は全反射コートの一例である。
図2を用いて、光学フィルタ80の構成を説明する。光学フィルタ80は、図2の(b)に示すとおり、4つのセグメントを有している。第1のセグメントである光学フィルタ領域80a及び第3のセグメントである光学フィルタ領域80cは、波長480nm以上の可視域で高透過、かつ、波長480nm以下の可視域で高反射のカラーフィルタによって構成されている。第2セグメントである光学フィルタ領域80bは、波長600nm以上の可視域で高透過、かつ、波長600nm以下の可視域で高反射のカラーフィルタによって構成されている。第4セグメントである青色透過領域80dは、反射防止膜を有し、光拡散領域73cにより拡散された励起光Eを透過する。各セグメントは、透明基材71の回転中心を中心とする扇形になるように形成されている。
映像表示部12は、照明装置11から照射される光を受けて映像を生成する装置であって、図1に示すように、全反射プリズム42と空間変調素子である1枚のDMD41で構成される。
図3を用いて、本実施の形態における光源装置10の蛍光変換光路について説明する。図3は、図1の光源装置10のうちの光源20等を除く蛍光変換部の構成を拡大して示す概念図である。蛍光変換部は、主に、蛍光体ホイール70と、ダイクロイックミラー61と、全反射ミラー63と、位相差板62とで構成される。
固体発光素子を用いて蛍光体を励起することによって基準光を得る光源装置においては、励起光を蛍光に変換する蛍光変換効率が高いことが求められる。ここで、蛍光を発光する蛍光体は、固体発光素子を出射した励起光が光学系を通して蛍光板上の蛍光体層に照射されて、蛍光体層に分散された蛍光体(蛍光体結晶、粒子)が励起光を吸収することにより、発生した蛍光を等方的に放出する。蛍光変換効率を高くするためには、蛍光体による励起光の吸収量を増やすため、蛍光体層の濃度を上げる、蛍光体層の厚みを増やす方法が考えられるが、同時に蛍光体層の温度が上昇して、十分な効果を得ることができない課題があった。
図4は、本開示の実施の形態2に係る投写型映像表示装置101の構成を示す図である。投写型映像表示装置101は、図4に示すように、光源装置111と、照明装置11と、映像表示部12と、投写部13とを備える。照明装置11、映像表示部12及び投写部13は、実施の形態1の投写型映像表示装置100と同様である。また、以下において、図1と同一構成部分については同一の符号を付し詳細な重複説明は省略し、実施の形態1に対する相違点について、主に説明する。
光源装置111は、励起光Eを出射する光源20と、拡散板60と、光源20から出射される第1の直線偏光であるP偏光の励起光Eを透過し、P偏光とは直交関係にある第2の直線偏光であるS偏光の励起光、及び無偏光の蛍光を反射するダイクロイックミラー61と、位相差板62と、レンズ31,32,33と、蛍光体ホイール700と、カラーフィルタホイール800とで構成される。
図5に蛍光体ホイール700の構成図を示す。図5の(a)は蛍光体ホイール700の側面断面図であり、図5の(b)は図5の(a)の右側から見た蛍光体ホイール700の正面図である。
図6を用いて、カラーフィルタホイール800の構成を説明する。図6の(a)は図4と同じ方向から見たカラーフィルタホイール800の側面断面図であり、図6の(b)は図6の(a)の右側から見たカラーフィルタホイール800の正面図である。カラーフィルタホイール800は、図6の(a)に示すように、透明基材810と、光学フィルタ820と、反射防止膜830と、モータ840と、で構成される。
蛍光体ホイール700における蛍光体領域730aから出射される黄色蛍光Fyは、カラーフィルタホイール800における光学フィルタ領域820a及び光学フィルタ領域820bに入射するように、回転制御が調整される。よって、蛍光体領域730aの角度と、光学フィルタ領域820a及び光学フィルタ領域820bの角度の和とは、同一になるように設定されている。蛍光体領域730aを出射した黄色蛍光Fyは、光学フィルタ領域820aを透過する場合には、波長480nm以下の可視光は反射され、波長480nm以上の可視光は透過されて、黄色基準光Lyを生成する。蛍光体領域730aを出射した黄色蛍光Fyは、光学フィルタ領域820bを透過する場合には、波長600nm以下の可視光は反射され、波長600nm以上の可視光は透過されて、赤色基準光Lrを生成する。
蛍光体ホイール700を出射する光を、カラーフィルタホイール800に略垂直に入射する構成とすることで、蛍光体ホイール700で反射された未変換の励起光をカラーフィルタホイール800で反射して再度、蛍光体ホイール700に導くことが可能となり、より多くの励起光を蛍光変換して光源装置の高輝度化が可能となる。
11 照明装置
12 映像表示部
13 投写部
20 光源
21 半導体レーザ
22 コリメータレンズ
23 アレイ光源
31、32、33 レンズ
34 ロッドインテグレータ
35、36、37 レンズ
41 DMD
42 全反射プリズム
50 投写レンズ
60 拡散板
61 ダイクロイックミラー
62 位相差板
63 全反射ミラー
70 蛍光体ホイール
71 透明基材
73 蛍光体
73a、73b 蛍光体領域
73c 光拡散領域
74 モータ
74a 駆動部
74b 取付け部
80 光学フィルタ
80a、80b、80c 光学フィルタ領域
80d 青色透過領域
91 反射膜
100、101 投写型映像表示装置
111 光源装置
700 蛍光体ホイール
710 基材
730 蛍光体
730a、730b 蛍光体領域
730c 光拡散領域
740 モータ
740a 駆動部
740b 取付け部
800 カラーフィルタホイール
810 透明基材
820 光学フィルタ
820a、820b、820c 光学フィルタ領域
820d 青色透過領域
830 反射防止膜
840 モータ
840a 駆動部
840b 取付け部
910 反射膜
Claims (6)
- 第1の直線偏光の励起光を出射する固体光源と、
基板と、前記基板に設けられた全反射コートと、前記全反射コート上に設けられ励起光によって蛍光を発光する蛍光体と、を備える蛍光板と、
前記固体光源と前記蛍光板との間に配置され、前記固体光源からの前記第1の直線偏光の励起光を透過し、前記第1の直線偏光の励起光とは直交関係にある第2の直線偏光の励起光、及び前記蛍光を反射するダイクロイックミラーと、
前記ダイクロイックミラーと前記蛍光板との間に配置され、往復して透過することにより前記第1の直線偏光の励起光を前記第2の直線偏光の励起光に変換する位相差板と、
前記ダイクロイックミラーで反射された前記蛍光を透過し、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2の直線偏光の励起光を、前記ダイクロイックミラーを介して前記蛍光体に導くように反射する光学フィルタ領域を有する光学フィルタと、を備える光源装置。 - 前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2の直線偏光の励起光と前記蛍光を前記光学フィルタに導き、前記光学フィルタで反射された前記第2の直線偏光の励起光を前記ダイクロイックミラーに導く全反射ミラーを、さらに備え、
前記光学フィルタは、前記蛍光板に設けられている、請求項1に記載の光源装置。 - 前記蛍光、および前記第2の直線偏光の励起光が入射されるカラーフィルタホイールをさらに備え、
前記光学フィルタは前記カラーフィルタホイールに設けられている、請求項1に記載の光源装置。 - 前記光学フィルタは、前記蛍光を透過し前記第2の直線偏光の励起光を反射する前記光学フィルタ領域を含む4つの領域に分割されている、請求項1〜3のいずれかに記載の光源装置。
- 前記蛍光板を出射する光は前記光学フィルタに垂直に入射する、請求項1〜4のいずれかに記載の光源装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の光源装置を備えた投写型映像表示装置。
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2018
- 2018-04-16 JP JP2018078091A patent/JP2019012263A/ja active Pending
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