JP2019012263A - 光源装置、及び投写型映像表示装置 - Google Patents

光源装置、及び投写型映像表示装置 Download PDF

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勇作 西川
Yusaku Nishikawa
勇作 西川
前田 誠
Makoto Maeda
誠 前田
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Abstract

【課題】固体光源からの励起光で蛍光発光する光源装置の蛍光体変換効率の改善を図る。【解決手段】本開示の光源装置は、P偏光の励起光Eを出射する半導体レーザと、励起光によって発光する蛍光体73が設けられた蛍光体ホイール70と、半導体レーザと蛍光体ホイールとの間に配置され、P偏光の励起光Eを透過し、S偏光の励起光、及び蛍光F1,F2を反射するダイクロイックミラー61と、ダイクロイックミラーと蛍光体ホイールとの間に配置され、往復して透過することによりP偏光の励起光EをS偏光の励起光に変換する位相差板62と、蛍光F1,F2を透過し励起光E1を反射する光学フィルタ領域を有する光学フィルタ80と、ダイクロイックミラーで反射されたS偏光の励起光と蛍光F1,F2を光学フィルタに導き、光学フィルタで反射した励起光E2をダイクロイックミラーに戻して蛍光体を照射するように導く全反射ミラー63とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、光源装置、及び投写型映像表示装置に関する。
従来、プロジェクタ用の光源としては高輝度の高圧水銀ランプが使用されてきた。これら高圧水銀ランプでは、瞬時点灯ができないことや光源寿命が短いためメンテナンスが煩雑になる課題があった。一方で、近年の固体発光素子(例えば、半導体レーザ、発光ダイオードなど)開発技術の進展に伴い、映像表示装置の光源として、これら固体光源を用いることが提案されている(例えば、特許文献1及び2)。各々の特許文献で提案されるプロジェクタは、レーザ光源と、レーザ光源で励起して発光する蛍光とで構成する光源装置を備える。
特許文献1で提案される光源装置は、励起光源を兼ねる青色レーザ光源(半導体レーザ)と、回転する基材にセグメント分けした複数の蛍光体を塗布する蛍光体ホイールと、蛍光体ホイールを出射する蛍光を所望の色光にトリミングするカラーホイールを備え、時分割に色光を出射する。
特許文献2で提案される光源装置は、励起光源を兼ねる青色レーザ光源(半導体レーザ)と、回転基材にセグメント分けしない蛍光体を塗布する蛍光体ホイールを備え、励起光源の一部を蛍光と共に出射することで、白色光を出射する。
特開2014−160227号公報 特開2012−98442号公報
本開示は、固体光源素子で蛍光体を励起してその発光を用いる光源装置及び投写型映像表示装置において、励起光の蛍光変換効率を改善し、高輝度な光を得ることができる、光源装置及び投写型映像表示装置を提供する。
本開示の光源装置及び投写型映像表示装置は、固体光源と、蛍光板と、ダイクロイックミラーと、位相差板と、光学フィルタと、を備える。固体光源は、第1の直線偏光の励起光を出射する。蛍光板は、基板と、基板に設けられた全反射コートと、全反射コート上に設けられ励起光によって蛍光を発光する蛍光体と、を備える。ダイクロイックミラーは、固体光源と蛍光板との間に配置され、固体光源からの第1の直線偏光の励起光を透過し、第1の直線偏光の励起光とは直交関係にある第2の直線偏光の励起光、及び蛍光を反射する。位相差板は、ダイクロイックミラーと蛍光板との間に配置され、往復して透過することにより第1の直線偏光の励起光を第2の直線偏光の励起光に変換する。光学フィルタは、ダイクロイックミラーで反射された蛍光を透過し、ダイクロイックミラーで反射された第2の直線偏光の励起光を、前記ダイクロイックミラーを介して前記蛍光体に導くように反射する光学フィルタ領域を有する。
本開示に係る光源装置を用いることで、高輝度な光源装置及び投写型映像表示装置を実現できる。
実施の形態1に係る投写型映像表示装置の構成図 実施の形態1に係る蛍光板の構成図 実施の形態1に係る蛍光変換光路を示す説明図 実施の形態2に係る投写型映像表示装置の構成図 実施の形態2に係る蛍光板の構成図 実施の形態2に係るカラーフィルタホイールの構成図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
また、以下、本開示の実施の形態に係る光源装置及び投写型映像表示装置の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
以下の実施の形態では、本開示に係る光源装置の一例として投写型映像表示装置の光源装置を挙げて説明するが、本開示の光源装置を用いる機器としてこれに限定されるものではなく、例えばヘッドランプなどの照明機器であってもよい。
[実施の形態1]
以下において、実施の形態1に係る投写型映像表示装置について、図1〜図3を参照しながら説明する。
(投写型映像表示装置)
図1は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100のうち、特にその光学構成を示す図である。本実施の形態の投写型映像表示装置100は、映像信号に応じて光を変調する、1つの空間変調素子であるDMD(Digital Mirror Device)41を搭載した投写型映像表示装置である。
投写型映像表示装置100は、図1に示すように、光源20、蛍光体ホイール70及び光学フィルタ80を含む光源装置10と、光源装置10の出射光を空間変調素子であるDMD41に照明する照明装置11と、映像表示部12と、映像表示部12で生成された映像光(画像)をスクリーン(不図示)へ投写する投写部13とを備える。光源装置10は、各色の基準光を出射する。照明装置11は、各色の基準光を映像表示部12に導く。ここで、基準光とは、空間変調素子によって映像信号に応じて変調される色光を言う。
本実施の形態の投写型映像表示装置100の特徴は、光源装置10が、半導体レーザ21と、ダイクロイックミラー61と、全反射ミラー63と、位相差板62と、蛍光体73と、反射膜91と、光学フィルタ80とを有する点である。半導体レーザ21は、第1の直線偏光であるP偏光の励起光を出射するレーザ光源である。ダイクロイックミラー61は、P偏光の励起光を透過し、P偏光と直交関係にある第2の直線偏光であるS偏光の励起光、及び無偏光の蛍光を反射する。全反射ミラー63は、励起光と蛍光を反射する。位相差板62は、P偏光の励起光を円偏光に変換する。蛍光体73は、励起光であるレーザ光によって励起されて蛍光を出射する。反射膜91は、蛍光と励起光を反射する。光学フィルタ80は、蛍光の波長領域を所望の領域にトリミングするダイクロイック膜を備える。
本実施の形態において、半導体レーザ21は、半導体レーザ21の出射光を略平行光化するコリメータレンズ22とともに光源20を構成する。半導体レーザ21は固体光源の一例である。
本実施の形態において、光源20は、高出力の基準光を得るため、複数の光源がアレイ状に配置されたアレイ光源23を構成し、また、光源20を冷却する冷却系として、例えば、強制空冷のヒートシンク(図示しない)を背面に備える。
本実施の形態において、レーザ光によって励起されて蛍光を出射する蛍光体73が、例えば、図2に示す蛍光体ホイール70の透明基材71の蛍光体領域73a、73bに設けられている。
本実施の形態において、光学フィルタ80は、図2に示すように、反射膜91の内周側に設けられている。この光学フィルタ80は、蛍光の一部の波長領域を反射して、所望の色光を実現する所望の波長領域を透過すること及び、未変換の励起光の波長領域を反射し、再度蛍光体に照射させるために設けられている。
(光源装置及び照明装置)
光源装置10の光源20は、P偏光の光を出射するように配置された複数の半導体レーザ21と、半導体レーザ21の出射光を略平行な光に集光するコリメータレンズ22をそれぞれに備えて構成される。本実施の形態では、半導体レーザ21としてRGBの3原色の中で最も発光効率の高い青色のレーザ光(例えば、波長455nm)を使用する。
光源20より出射した光は、拡散板60を透過して、第1の直線偏光であるP偏光の励起光を透過するダイクロイックミラー61を透過し、位相差板62によりP偏光が円偏光に変換される。円偏光に変換された励起光はレンズ31、32で構成されるコリメータレンズ群で集光され、蛍光体ホイール70上の蛍光体73及び反射膜91に照射される。拡散板60は、光源20からの光の干渉性を低減させる効果を有している。
ここで、光源20を出射する青色光は、蛍光体ホイール70で反射され青色画像を生成する映像光であるとともに、蛍光体ホイール70で蛍光を発光する励起光Eである。蛍光体73は、光源20より入射する励起光Eにより、励起光Eとは異なる波長帯を有する蛍光Fを発光する。
蛍光体ホイール70を出射する励起光E及び蛍光Fは、レンズ31とレンズ32で構成されるコリメータレンズ群で略平行光化された後、再び位相差板62に照射される。蛍光は偏光を持たないため、位相差板62による偏光の変換は行われず透過する。偏光を持たない蛍光はダイクロイックミラー61と、全反射ミラー63で反射され、レンズ33によって集光されて光学フィルタ80に照射される。このように蛍光体ホイール70を出射する光が、光学フィルタ80に略垂直に入射する構成としている。
励起光E及び光学フィルタ80で所望の色光にトリミングされた蛍光Fは、光学フィルタ80を出射したのち、ロッドインテグレータ34に入射する。
ロッドインテグレータ34から出射された光は、レンズ35、レンズ36、レンズ37によってリレーされて、照明装置11からの出射光となって、映像表示部12に入射する。
(蛍光体ホイール)
図2を用いて、蛍光体ホイール70の構成を説明する。図2の(a)は図1と同じ方向から見た蛍光体ホイール70の側面断面図であり、図2の(b)は図2の(a)の右側から見た蛍光体ホイール70の正面図である。蛍光体ホイール70は、図2の(a)に示すように、透明基材71と、透明基材71上に設けられた円環状の反射膜91、反射膜91の内周側に設けられた光学フィルタ80、反射膜91上に設けられた蛍光体73、モータ74と、で構成される。モータ74は、円盤状の透明基材71を回転駆動する。蛍光体ホイール70は蛍光板の一例であり、透明基材71は基板の一例であり、反射膜91は全反射コートの一例である。
透明基材71は、モータ74の駆動部74aに取付け部74bを介して取り付けられており、図示しない制御部によって回転制御される。取付け部74bは、例えば、透明基材71をハブと抑え部材で挟み込んでネジ固定する構成である。
透明基材71は、円盤状をした透明の基材であり、例えば、熱伝導率の高いサファイア基板で構成される。透明基材71の光入射面には円環状に蛍光Fと励起光Eを反射する反射膜91を備える。円環状の反射膜91の表面は、図2の(b)に示すように、3つの領域(蛍光体領域73a、蛍光体領域73b、光拡散領域73c)に分割されている。
蛍光体領域73aには、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約570nmの黄色の蛍光を発光する蛍光体が、透明基材71に対して、透明基材71の回転中心を中心とする扇形形状に塗布されている。
蛍光体領域73bには、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約550nmの緑色の蛍光を発光する蛍光体が、透明基材71に対して、透明基材71の回転中心を中心とする扇形形状に塗布されている。
蛍光体領域73aは、黄色蛍光体Pyと透明バインダBによって構成され、蛍光体領域73bは、緑色蛍光体Pgと透明バインダBによって構成される。黄色蛍光体Pyとしては、例えば、YAl12:Ce である。緑色の蛍光体Pgとしては、例えば、LuAl12:Ce である。透明バインダBとしては、例えば、シリコーン樹脂である。
光拡散領域73cは、照射される励起光Eが波長及び偏光を変えることなく拡散反射する。なお、光拡散領域73cには、透明バインダBと拡散反射材料を混合した拡散塗料が、反射膜91上に、透明基材71の回転中心を中心とする扇形形状に塗布されている。
励起光Eである青色光は、蛍光体ホイール70に図2の(a)の右面から入射して、蛍光体ホイール70の回転に対応して、蛍光体領域73a、蛍光体領域73b、光拡散領域73cを照射する。
ここで、蛍光体ホイール70は、上述した3つの領域、蛍光体領域73a、蛍光体領域73b、光拡散領域73cが、1フレーム(例えば、1/60秒)で回転するように構成されている。
すなわち、蛍光体ホイール70に照射される光は、1フレームに相当する時間で、蛍光体領域73aの第1セグメント、蛍光体領域73bの第2セグメント、光拡散領域73cの第3セグメントと順番に照射され、蛍光を発光し又は反射される。言い換えれば、1フレームに相当する時間で蛍光体ホイール70が一回転するように、モータ74の回転速度が制御される。
蛍光体領域73a、及び、蛍光体領域73bに入射した励起光Eは、蛍光体Py、及び、蛍光体Pgを励起して、黄色蛍光Fy、及び、緑色蛍光Fgをそれぞれ等方的に発光する。励起発光した黄色蛍光Fy、及び、緑色蛍光Fgのうち、励起光Eの進行方向に発光した成分は、反射膜91で全反射されて、励起光Eの進行方向とは逆方向に発光した成分とともに、励起光Eの進行方向とは逆方向に出射する。光拡散領域73cに入射した励起光Eは、波長及び偏光を変えることなく、励起光Eの進行方向とは逆方向に光拡散される。
蛍光体ホイール70における第1、第2セグメントに照射された励起光Eは、黄色蛍光Fy,及び、緑色蛍光Fgに変換される。また、第3セグメントに照射された励起光Eは波長を変えることなく、励起光Eの進行方向とは逆方向に出射され、レンズ32、レンズ31によって略平行光化されて、位相差板62を透過する。位相差板62を透過することにより、光拡散領域73cの光拡散面で拡散反射された励起光Eは、円偏光から入射時の励起光Eと直交関係にある第2の直線偏光であるS偏光の光に変換される。
位相差板62を透過した無偏光の蛍光F及びS偏光の励起光Eは、ダイクロイックミラー61で反射され、励起光Eと蛍光Fを全反射する全反射ミラー63とレンズ33により光学フィルタ80に照射される。
(光学フィルタ)
図2を用いて、光学フィルタ80の構成を説明する。光学フィルタ80は、図2の(b)に示すとおり、4つのセグメントを有している。第1のセグメントである光学フィルタ領域80a及び第3のセグメントである光学フィルタ領域80cは、波長480nm以上の可視域で高透過、かつ、波長480nm以下の可視域で高反射のカラーフィルタによって構成されている。第2セグメントである光学フィルタ領域80bは、波長600nm以上の可視域で高透過、かつ、波長600nm以下の可視域で高反射のカラーフィルタによって構成されている。第4セグメントである青色透過領域80dは、反射防止膜を有し、光拡散領域73cにより拡散された励起光Eを透過する。各セグメントは、透明基材71の回転中心を中心とする扇形になるように形成されている。
蛍光体ホイール70における蛍光体領域73aから出射される黄色蛍光Fyは、光学フィルタ80における光学フィルタ領域80a及び光学フィルタ領域80bに入射するように、光源装置10は光束を導く光学構成を有する。
よって、蛍光体領域73aの角度と、光学フィルタ領域80a及び光学フィルタ領域80bの角度の和は、同一になるように設定されている。蛍光体領域73aを出射した黄色蛍光Fyは、光学フィルタ領域80aを透過する場合には、波長480nm以下の可視光を反射して、波長480nm以上の可視光を透過して、黄色基準光Lyを生成する。蛍光体領域73aを出射した黄色蛍光Fyは、光学フィルタ領域80bを透過する場合には、波長600nm以下の可視光を反射して、波長600nm以上の可視光を透過して、赤色基準光Lrを生成する。
蛍光体ホイール70における蛍光体領域73bから出射される緑色蛍光Fgは、光学フィルタ領域80cに入射するように、光源装置10は光束を導く光学構成を有する。よって、蛍光体領域73bの角度と、光学フィルタ領域80cの角度は、同一になるように設定されている。蛍光体領域73bを出射した緑色蛍光Fgは、光学フィルタ領域80cを透過する場合には、波長480nm以下の可視光を反射して、波長480nm以上の可視光を透過して、緑色基準光Lgを生成する。
蛍光体ホイール70における光拡散領域73cにて拡散反射された励起光Eは、光学フィルタ80における青色透過領域80dに入射するように、光源装置10は光束を導く光学構成を有する。よって、光拡散領域73cの角度と、青色透過領域80dの角度は、同一になるように設定されている。光拡散領域73cを反射した励起光Eは、青色透過領域80dを透過して、青色基準光Lbを生成する。
(映像表示部及び投写系)
映像表示部12は、照明装置11から照射される光を受けて映像を生成する装置であって、図1に示すように、全反射プリズム42と空間変調素子である1枚のDMD41で構成される。
全反射プリズム42は、入射角によって光を全反射する面42aを有しており、照明装置11より入射した光をDMD41へ導く。DMD41は、可動式のマイクロミラーを複数有しており、図示しない制御部によって、それぞれに入射する各色基準光のタイミングに合わせて、かつ、入力される映像信号に応じて制御される。DMD41によって変調された光は、全反射プリズム42を透過して投写部13の投写レンズ50へ導かれる。
投写部13は、投写レンズ50を有し、投写レンズ50は、時間的に合成された映像光を、スクリーンへ投写する。
(蛍光変換光路)
図3を用いて、本実施の形態における光源装置10の蛍光変換光路について説明する。図3は、図1の光源装置10のうちの光源20等を除く蛍光変換部の構成を拡大して示す概念図である。蛍光変換部は、主に、蛍光体ホイール70と、ダイクロイックミラー61と、全反射ミラー63と、位相差板62とで構成される。
励起光源である光源20を出射した励起光Eは、ダイクロイックミラー61、位相差板62、レンズ31、32を透過して蛍光体ホイール70の蛍光体73に入射する。入射した励起光Eの一部は蛍光体73で吸収されて、所定の蛍光変換効率で一部が蛍光F1となって蛍光体73を出射し、残りは熱に変換される。また、蛍光体73で吸収されない励起光Eは、未変換励起光E1として蛍光体ホイール70の反射膜91で反射される。
蛍光体73を出射した蛍光F1と未変換励起光E1は、レンズ32、レンズ31、位相差板62を透過し、ダイクロイックミラー61、全反射ミラー63で反射し、レンズ33を透過した後、光学フィルタ80に入射する。
光学フィルタ80に入射した蛍光F1は、光学フィルタ80で一部波長帯域の光を透過してその他の波長帯域の光を反射したトリミング光G1として、光学フィルタ80を出射する。
光学フィルタ80に入射した未変換励起光E1は、光学フィルタ80で反射されて戻り未変換励起光E2となり、再び、レンズ33、全反射ミラー63、ダイクロイックミラー61、位相差板62、レンズ31、レンズ32、によって、蛍光体ホイール70の蛍光体73に導かれ入射する。
再度、蛍光体73に入射した戻り未変換励起光E2の一部は、蛍光体73で吸収されて、所定の蛍光変換効率で一部が蛍光F2となって蛍光体73を出射し、残りは熱に変換される。
蛍光体73を出射した蛍光F2は、レンズ32、レンズ31、位相差板62を透過し、ダイクロイックミラー61、全反射ミラー63で反射し、レンズ33を透過した後、光学フィルタ80に入射する。
光学フィルタ80に入射した蛍光F2は、光学フィルタ80で一部波長帯域の光を透過してその他の波長帯域の光を反射したトリミング光G2として、光学フィルタ80を出射する。
ここで、蛍光体ホイール70の出射光を光学フィルタ80に入射させる、レンズ32、レンズ31、位相差板62、ダイクロイックミラー61、全反射ミラー63、レンズ33で構成される光学系は、蛍光体ホイール70の出射面から光学フィルタ80の入射面に対して共役に構成される。よって、未変換励起光E1と戻り未変換励起光E2は、蛍光体ホイール70を出射して蛍光体ホイール70に再度入射する際に、ほぼ等しい光路を通過する。
本実施の形態においては、蛍光体領域73aに入射した励起光Eは、蛍光F1として黄色蛍光Fyを出射し、光学フィルタ領域80aを透過する際にはトリミング光G1として黄色基準光Lyを生成し、光学フィルタ領域80bを透過する際にはトリミング光G1として赤色基準光Lrを生成する。
蛍光体領域73aで吸収されない未変換励起光E1は、光学フィルタ領域80a及び光学フィルタ領域80bで反射して戻り未変換励起光E2となり、再度、蛍光体領域73aに入射する。蛍光体領域73aに入射した戻り未変換励起光E2は、蛍光体領域73aで再度吸収され、蛍光F2として黄色蛍光Lyを出射する。蛍光体領域73aを出射した黄色蛍光Lyは、光学フィルタ領域80aを透過する際にはトリミング光G2として黄色基準光Lyを生成し、光学フィルタ領域80bを透過する際にはトリミング光G2として赤色基準光Lrを生成する。
また、蛍光体領域73bに入射した励起光Eは、蛍光F1として緑色蛍光Fgを出射し、光学フィルタ領域80cを透過する際にトリミング光G1として緑色基準光Lgを生成する。蛍光体領域73bに入射した励起光Eのうち蛍光体領域73bで吸収されなかった励起光(未変換励起光E1)は、光学フィルタ領域80cで反射されて、再度蛍光体領域73bに入射して蛍光F2として緑色蛍光Fgを出射し、光学フィルタ領域80cを透過する際にはトリミング光G2として緑色基準光Lgを生成する。
光拡散領域73cに入射した励起光Eは、光拡散領域73cで反射され、光学フィルタ80の光透過領域である青色透過領域80dを透過して青色基準光Lbを生成する。
ここで、蛍光体ホイール70に備える蛍光体73は、入射する励起光Eのうち所定の割合の光を透過するように蛍光体73の膜厚、及び、濃度が調整される。
(効果)
固体発光素子を用いて蛍光体を励起することによって基準光を得る光源装置においては、励起光を蛍光に変換する蛍光変換効率が高いことが求められる。ここで、蛍光を発光する蛍光体は、固体発光素子を出射した励起光が光学系を通して蛍光板上の蛍光体層に照射されて、蛍光体層に分散された蛍光体(蛍光体結晶、粒子)が励起光を吸収することにより、発生した蛍光を等方的に放出する。蛍光変換効率を高くするためには、蛍光体による励起光の吸収量を増やすため、蛍光体層の濃度を上げる、蛍光体層の厚みを増やす方法が考えられるが、同時に蛍光体層の温度が上昇して、十分な効果を得ることができない課題があった。
これに対して、本実施の形態の光源装置10は、光学フィルタ80が励起光の波長の光を反射する膜を有する領域(光学フィルタ領域80a〜80c)を備え、かつ、蛍光体ホイール70の蛍光体73から光学フィルタ80の光学系が共役に構成される。これにより、蛍光体ホイール70の蛍光体層にて吸収されず反射される未変換励起光を光学フィルタ80で反射して再度、蛍光体ホイール70の蛍光体層に導くことが可能となり、より多くの励起光を蛍光に変換することができ、光源装置の高輝度化が可能となる。
また、励起光を吸収するために必要な蛍光体73の厚みを薄くすることが可能となり、蛍光体73の温度が低下して変換効率が改善し、光源装置の高輝度化が可能となる。
[実施の形態2]
図4は、本開示の実施の形態2に係る投写型映像表示装置101の構成を示す図である。投写型映像表示装置101は、図4に示すように、光源装置111と、照明装置11と、映像表示部12と、投写部13とを備える。照明装置11、映像表示部12及び投写部13は、実施の形態1の投写型映像表示装置100と同様である。また、以下において、図1と同一構成部分については同一の符号を付し詳細な重複説明は省略し、実施の形態1に対する相違点について、主に説明する。
実施の形態1の光源装置10は、蛍光体ホイール70の回転軸側(反射膜91とモータ74との間)に光学フィルタ80を配置した構成の例であり、光学系を小型化するのに有効な手段である。これに対して実施の形態2の光源装置111は、蛍光体ホイール700とカラーフィルタホイール800の2板式の光学構成となっており、以下その一例について説明する。
(光源装置)
光源装置111は、励起光Eを出射する光源20と、拡散板60と、光源20から出射される第1の直線偏光であるP偏光の励起光Eを透過し、P偏光とは直交関係にある第2の直線偏光であるS偏光の励起光、及び無偏光の蛍光を反射するダイクロイックミラー61と、位相差板62と、レンズ31,32,33と、蛍光体ホイール700と、カラーフィルタホイール800とで構成される。
光源20より出射した光は、拡散板60を透過して、P偏光の励起光を透過するダイクロイックミラー61を透過し、位相差板62によりP偏光が円偏光に変換される。円偏光に変換された励起光は、コリメータレンズ群を構成するレンズ31,32で集光され、蛍光体ホイール700上の蛍光体730に照射される。
ここで、光源20を出射する青色光は、映像光の青色画像を生成するとともに、蛍光体ホイール700の蛍光体730で蛍光を発光させる励起光Eであり、蛍光体730は、光源20より入射する励起光Eにより、励起光Eとは異なる波長帯を有する蛍光Fを発光する。
蛍光体ホイール700を出射する蛍光Fは、レンズ31とレンズ32で構成されるコリメータレンズ群で略平行光化された後、再び位相差板62に照射される。蛍光Fは偏光を持たないため、位相差板62による偏光の変換は行われず透過する。偏光を持たない蛍光はダイクロイックミラー61で反射され、レンズ33によって集光されカラーフィルタホイール800に照射される。このように、蛍光体ホイール700を出射する光は、カラーフィルタホイール800に略垂直に入射する。カラーフィルタホイール800を透過する励起光E及びカラーフィルタホイール800で所望の色光にトリミングされた蛍光Fは、カラーフィルタホイール800を出射したのち、ロッドインテグレータ34に入射する。
(蛍光体ホイールと蛍光変換光路)
図5に蛍光体ホイール700の構成図を示す。図5の(a)は蛍光体ホイール700の側面断面図であり、図5の(b)は図5の(a)の右側から見た蛍光体ホイール700の正面図である。
蛍光体ホイール700は、実施の形態1の蛍光体ホイール70とは異なり、透明ではない基材を用いてもよい。基材710は、円盤状をした基材であり、例えば、アルミ基板で構成される。基材710の光入射面には円環状に蛍光と励起光を反射する反射膜910を備える。円環状の反射膜910の表面は、図5の(b)に示すように、3つの領域(蛍光体領域730a、蛍光体領域730b、光拡散領域730c)に分割されている。蛍光体ホイール700は蛍光板の一例であり、基材710は基板の一例であり、反射膜910は全反射コートの一例である。
蛍光体領域730aには、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約570nmの黄色の光を発光する蛍光体730が、基材710に対して、基材710の回転中心を中心とする扇形形状に塗布形成されている。
蛍光体領域730bには、波長約455nmの青色光の励起によって主波長が約550nmの緑色の光を発光する蛍光体730が、基材710に対して、基材710の回転中心を中心とする扇形形状に塗布されている。
蛍光体領域730aの蛍光体膜は、黄色蛍光体Pyと透明バインダBによって構成され、蛍光体領域730bの蛍光体膜は、緑色蛍光体Pgと透明バインダBによって構成される。黄色蛍光体Pyとしては、例えば、Yl512:Ce である。緑色の蛍光体Pgとしては、例えば、Lul512:Ce である。透明バインダBとしては、例えば、シリコーン樹脂である。
光拡散領域730cには、蛍光体は塗布されておらず、照射される励起光Eが波長及び偏光を変えることなく全反射する。なお、光拡散領域730cには、透明バインダBと拡散反射材料を混合した拡散塗料が、反射膜910上に、基材710の回転中心を中心とする扇形形状に塗布されている。
励起光Eである青色光は、蛍光体ホイール700に図5の(a)の右面から入射して、蛍光体領域730a、蛍光体領域730b、光拡散領域730cを照射する。
ここで、蛍光体ホイール700は、上述した3つの領域(蛍光体領域730a、蛍光体領域730b及び光拡散領域730c)が、1フレーム(例えば、1/60秒)で回転するように構成されている。
すなわち、蛍光体ホイール700に照射された光は、1フレームに相当する時間で、蛍光体領域730aの第1セグメント、蛍光体領域730bの第2セグメント、光拡散領域730cの第3セグメントに時分割されて順番に発光及び反射する。言い換えれば、1フレームに相当する時間で蛍光体ホイール700が一回転するように、モータ740の回転速度が制御される。基材710は、モータ740の駆動部740aに取付け部740bを介して取り付けられており、図示しない制御部によって回転制御される。取付け部740bは、例えば、基材710をハブと抑え部材で挟み込んでネジ固定する構成である。
蛍光体領域730a、及び、蛍光体領域730bに入射した励起光Eは、蛍光体Py、及び、蛍光体Pgを励起して、黄色蛍光Fy、及び、緑色蛍光Fgを等方的に発光する。励起発光した黄色蛍光Fy、及び、緑色蛍光Fgのうち、励起光Eの進行方向に発光した成分は、反射膜910で反射されて、励起光Eの進行方向とは逆方向に発光した成分とともに、励起光Eの進行方向とは逆方向に出射する。光拡散領域730cに入射した励起光Eは、波長及び偏光を変えることなく、励起光Eの進行方向とは逆方向に反射される。
蛍光体ホイール700から出射される黄色蛍光Fy、緑色蛍光Fg及び光拡散領域730cで反射される励起光Eは、レンズ32、レンズ31によって略平行光化されて、位相差板62を透過する。この時、光拡散面で拡散反射された励起光は円偏光から入射時の励起光Eと直交関係にある第2の直線偏光であるS偏光の光に変換される。
位相差板62を透過した蛍光及び励起光Eは、ダイクロイックミラー61で略直角に反射され、レンズ33により集光されてカラーフィルタホイール800に照射される。
(カラーフィルタホイール)
図6を用いて、カラーフィルタホイール800の構成を説明する。図6の(a)は図4と同じ方向から見たカラーフィルタホイール800の側面断面図であり、図6の(b)は図6の(a)の右側から見たカラーフィルタホイール800の正面図である。カラーフィルタホイール800は、図6の(a)に示すように、透明基材810と、光学フィルタ820と、反射防止膜830と、モータ840と、で構成される。
モータ840は、円盤状の透明基材810を回転駆動する。透明基材810は、モータ840の駆動部840aと、取付け部840bを介して取り付けられており、図示しない制御部によって回転制御される。取付け部840bは、例えば、透明基材810をハブで接着する構成である。
透明基材810は、円盤状をした透明の基材であり、例えば、可視全域にわたって高透過のガラス基板で構成される。また、透明基材810の光入射面には入射する光の一部の波長帯域を反射して、所望の色光を実現する所望の波長領域の光を透過するダイクロイック膜を有する光学フィルタ820が備えられ、透明基材810の光出射面には反射防止膜830が備えられる。
カラーフィルタホイール800の光学フィルタ820は、図6の(b)に示すとおり、4つのセグメントを有している。第1のセグメントである光学フィルタ領域820a及び第3のセグメントである光学フィルタ領域820cは、波長480nm以上の可視域で高透過、かつ、波長480nm以下の可視域で高反射のカラーフィルタによって構成されている。第2セグメントである光学フィルタ領域820bは、波長600nm以上の可視域で高透過、かつ、波長600nm以下の可視域で高反射のカラーフィルタによって構成されている。第4セグメントである青色透過領域820dは、入射光を拡散する光拡散機能を有し、例えば、透明基材810の表面にレンズアレイを構成した拡散板である。各セグメントは、透明基材810の回転中心を中心とする扇形になるように形成されている。なお、カラーフィルタホイール800は、1枚の透明基材に局所的に複数種類のカラーフィルタと拡散面が一括に形成されている構成、または、扇形形状をした各種フィルタと拡散板が並べて配列され固定される一体化構成である。
ここで、蛍光体ホイール700とカラーフィルタホイール800とは、同じ回転数で同期して回転制御される。すなわち、カラーフィルタホイール800は、上述した4つのセグメントが、1フレーム(例えば、1/60秒)に対応する時間で一回転するように回転制御される。
(蛍光体ホイールとカラーフィルタホイールのタイミング)
蛍光体ホイール700における蛍光体領域730aから出射される黄色蛍光Fyは、カラーフィルタホイール800における光学フィルタ領域820a及び光学フィルタ領域820bに入射するように、回転制御が調整される。よって、蛍光体領域730aの角度と、光学フィルタ領域820a及び光学フィルタ領域820bの角度の和とは、同一になるように設定されている。蛍光体領域730aを出射した黄色蛍光Fyは、光学フィルタ領域820aを透過する場合には、波長480nm以下の可視光は反射され、波長480nm以上の可視光は透過されて、黄色基準光Lyを生成する。蛍光体領域730aを出射した黄色蛍光Fyは、光学フィルタ領域820bを透過する場合には、波長600nm以下の可視光は反射され、波長600nm以上の可視光は透過されて、赤色基準光Lrを生成する。
蛍光体領域730aで吸収されず黄色蛍光Fyに変換されなかった未変換励起光は、蛍光体ホイール700の反射膜910で反射され、レンズ32,31、位相差板62、ダイクロイックミラー61、及びレンズ33を介して、カラーフィルタホイール800の光学フィルタ領域820a,820bに入射する。未変換励起光は、波長が455nm程度であるので、光学フィルタ領域820a,820bで反射されて戻り未変換励起光となり、再度、蛍光体領域730aに入射する。蛍光体領域730aに入射した戻り未変換励起光は黄色蛍光Fyに変換される。
蛍光体ホイール700における蛍光体領域730bから出射される緑色蛍光Fgは、カラーフィルタホイール800における光学フィルタ領域820cに入射するように、回転制御が調整される。よって、蛍光体領域730bの角度と、光学フィルタ領域820cの角度は、同一になるように設定されている。蛍光体領域730bを出射した緑色蛍光Fgは、光学フィルタ領域820cを透過する場合には、波長480nm以下の可視光は反射され、波長480nm以上の可視光は透過されて、緑色基準光Lgを生成する。
また、蛍光体領域730bで吸収されず緑色蛍光Fgに変換されなかった未変換励起光は、光学フィルタ領域820cで反射されて戻り未変換励起光となり、再度蛍光体領域730bに入射して緑色蛍光Fgを出射する。
蛍光体ホイール700における光拡散領域730cで反射した励起光Eは、カラーフィルタホイール800における青色透過領域820dに入射するように、回転制御が調整される。よって、光拡散領域730cの角度と、青色透過領域820dの角度は、同一になるように設定されている。青色透過領域820dを透過する励起光Eは、青色透過領域820dで拡散され透過されて、青色基準光Lbを生成する。
(効果)
蛍光体ホイール700を出射する光を、カラーフィルタホイール800に略垂直に入射する構成とすることで、蛍光体ホイール700で反射された未変換の励起光をカラーフィルタホイール800で反射して再度、蛍光体ホイール700に導くことが可能となり、より多くの励起光を蛍光変換して光源装置の高輝度化が可能となる。
また、蛍光体領域730a,730bにおける励起光を吸収するために必要な蛍光体の厚みを薄くすることが可能となり、蛍光体の温度が低下して変換効率が改善し、光源装置の高輝度化が可能となる。
本開示は、蛍光体励起光源を使用する光源装置に関し、投写型映像表示装置に適用可能である。
10 光源装置
11 照明装置
12 映像表示部
13 投写部
20 光源
21 半導体レーザ
22 コリメータレンズ
23 アレイ光源
31、32、33 レンズ
34 ロッドインテグレータ
35、36、37 レンズ
41 DMD
42 全反射プリズム
50 投写レンズ
60 拡散板
61 ダイクロイックミラー
62 位相差板
63 全反射ミラー
70 蛍光体ホイール
71 透明基材
73 蛍光体
73a、73b 蛍光体領域
73c 光拡散領域
74 モータ
74a 駆動部
74b 取付け部
80 光学フィルタ
80a、80b、80c 光学フィルタ領域
80d 青色透過領域
91 反射膜
100、101 投写型映像表示装置
111 光源装置
700 蛍光体ホイール
710 基材
730 蛍光体
730a、730b 蛍光体領域
730c 光拡散領域
740 モータ
740a 駆動部
740b 取付け部
800 カラーフィルタホイール
810 透明基材
820 光学フィルタ
820a、820b、820c 光学フィルタ領域
820d 青色透過領域
830 反射防止膜
840 モータ
840a 駆動部
840b 取付け部
910 反射膜

Claims (6)

  1. 第1の直線偏光の励起光を出射する固体光源と、
    基板と、前記基板に設けられた全反射コートと、前記全反射コート上に設けられ励起光によって蛍光を発光する蛍光体と、を備える蛍光板と、
    前記固体光源と前記蛍光板との間に配置され、前記固体光源からの前記第1の直線偏光の励起光を透過し、前記第1の直線偏光の励起光とは直交関係にある第2の直線偏光の励起光、及び前記蛍光を反射するダイクロイックミラーと、
    前記ダイクロイックミラーと前記蛍光板との間に配置され、往復して透過することにより前記第1の直線偏光の励起光を前記第2の直線偏光の励起光に変換する位相差板と、
    前記ダイクロイックミラーで反射された前記蛍光を透過し、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2の直線偏光の励起光を、前記ダイクロイックミラーを介して前記蛍光体に導くように反射する光学フィルタ領域を有する光学フィルタと、を備える光源装置。
  2. 前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2の直線偏光の励起光と前記蛍光を前記光学フィルタに導き、前記光学フィルタで反射された前記第2の直線偏光の励起光を前記ダイクロイックミラーに導く全反射ミラーを、さらに備え、
    前記光学フィルタは、前記蛍光板に設けられている、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記蛍光、および前記第2の直線偏光の励起光が入射されるカラーフィルタホイールをさらに備え、
    前記光学フィルタは前記カラーフィルタホイールに設けられている、請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記光学フィルタは、前記蛍光を透過し前記第2の直線偏光の励起光を反射する前記光学フィルタ領域を含む4つの領域に分割されている、請求項1〜3のいずれかに記載の光源装置。
  5. 前記蛍光板を出射する光は前記光学フィルタに垂直に入射する、請求項1〜4のいずれかに記載の光源装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光源装置を備えた投写型映像表示装置。
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