JP2020003383A - 営業用車両のユーザー認証装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗車地点におけるユーザーの認証を適切に実行できる営業用車両のユーザー認証装置及び方法を提供する。【解決手段】営業用車両Vの乗車地点Pnに配置され、電波を発信する無線機2と、ユーザーUが携帯し、前記無線機2からの電波を受信する携帯端末機3と、前記携帯端末機で受信した電波の電波強度を検出する強度検出部31及び強度取得部12と、検出された電波強度に基づいて、前記ユーザーの認証を実行する認証制御部13と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、営業用車両のユーザー認証装置及び方法に関するものである。
共用車両を利用する場合において、ユーザーに共用車両の到着予想時刻を通知するとともに、走行経路の各位置の予想通過時刻を計算し、適正化されたスケジュールをユーザーに通知する共用車両のスケジュール及び走行経路の調整装置が知られている(特許文献1)。
米国特許公開第2017/169366号公報
しかしながら、上記従来技術では、ユーザーが携帯する端末装置のGPS機能を使用して、ユーザーが乗車地点に対してどの位置にいるかを把握するため、乗車地点が高層ビル街や高架下のようなGPSの電波を受信し難い場所であると、ユーザーが乗車地点に到着したか否かを判断できないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、乗車地点におけるユーザーの認証を適切に実行できる営業用車両のユーザー認証装置及び方法を提供することである。
本発明は、営業用車両の乗車地点に配置され、電波を発信する無線機からの電波であって、ユーザーが携帯する携帯端末機で受信した電波の電波強度を検出し、検出された電波強度に基づいて、ユーザーの認証を実行することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、ユーザーが携帯する携帯端末機で受信する無線機からの電波の電波強度は、営業用車両の乗車地点からの距離に相関するので、ユーザーが乗車地点に到着したか否かを適切に認証することができる。
本発明に係る営業用車両のユーザー認証装置及び方法を用いた営業用車両の管理システムの一例を示すブロック図である。 図1の営業用車両の管理システムにおいて、乗車地点に配置された無線機とユーザーが所持する携帯端末機とを示す図である。 図2のユーザーが乗車地点に近づき通過した場合に、ユーザーが所持する携帯端末機で検出される電波強度と時間との関係を示すグラフである。 複数の乗車地点をユーザーが通過した場合に携帯端末機で検出される電波強度と時間との関係を示す図及びグラフである。 図1の営業用車両の管理システムにて実行される主な制御手順を示すフローチャートである。 図5のステップS5のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。 図5のステップS5のサブルーチンの他例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の営業用車両のユーザー認証装置及び方法は、相乗り車両や共用車両などの営業用車両Vを用いてユーザーを乗車地点(出発地点)から降車地点(目的地点)まで運搬する場合に、予め乗車予約したユーザーが予約した乗車地点に到着したときの当該ユーザーの認証に利用されるものである。その前提として、不特定多数のユーザーUが乗車可能な乗車地点Pnは、予め決められた地点とされ、各乗車地点Pnに近距離通信用の電波を発信する無線機2が配置され、ユーザーUは無線機2からの電波を受信可能な携帯端末機3を所持しているものとする。なお、降車地点は、予め決められた地点であっても任意の地点であってもよい。また、相乗り車両や共用車両などの営業用車両Vは、無人運転車両であっても有人運転車両であってもよい。以下、図1に示す営業用車両の管理システムSを用いて、本発明に係る営業用車両のユーザー認証装置及び方法の一実施の形態を説明する。
各乗車地点Pnに設けられた無線機2は、WiFiやBluetooth(登録商標)といった所定帯域の近距離通信用の電波を発信する装置である。各無線機2からの電波の発信のON/OFFは、インターネットなどの電気通信回線網4を介してサーバー1の管理部11により制御される。管理部11は、電気通信回線網4を介することで各無線機2のIDを認識することができる。
ユーザーUが所持する携帯端末機3は、スマートフォンや携帯パーソナルコンピュータなどから構成され、電気通信回線網4を介して情報を送受信することができる通信機能と、各無線機2からの電波を受信することができる電波受信機能と、無線機2から受信した電波の強度を検出することができる強度検出機能(強度検出部31)と、GPS信号の受信機能と、を少なくとも備える。無線機2から発信される電波がWiFiであれば当該WiFi既定の帯域電波(2.4GHz又は5GHzなど)を受信することができ、無線機2から発信される電波がBluetooth(登録商標)であれば当該Bluetooth(登録商標)既定の帯域電波(2.4GHzなど)を受信することができる。GPS信号の受信機能は、ユーザーUがいる現在の概略位置を認識するために利用されるので、精密な位置を常時検出する必要はなく、省略することもできる。
また携帯端末機3は、本実施形態の営業用車両のユーザー認証装置を含むサーバー1に対して、電気通信回線網4を介してユーザー登録や車両の利用予約を実行するアプリケーションソフトウェアがインストールされ、タッチパネルなどの入力部を用いて所定の情報を入力してサーバー1に送信したり、サーバー1から送信された情報をディスプレイに表示したりする。
サーバー1は、コンピュータとソフトウェアとで構成され、ユーザーUが所持する携帯端末機3からの情報を受け付け、営業用車両Vの配車を管理し、所定の情報を携帯端末機3へ送信したりする。具体的には、管理部11と、強度取得部12と、認証制御部13と、停車時間設定部14と、を備える。
管理部11は、ユーザーUからの要求に応じてユーザーUの登録を受け付ける。ユーザーUの登録は、当該ユーザーUが所持する携帯端末機3にインストールされたアプリケーションソフトを用いて、当該ユーザーUの氏名及びその属性情報を管理部11に送信し、管理部11は当該ユーザーUの氏名及びその属性情報をサーバー1のデータベース15に記憶する。これにより、当該ユーザーUは、本例の営業用車両の管理システムSの利用が可能となる。
管理部11は、登録済みのユーザーUからの要求に応じて営業用車両Vの利用予約を受け付ける。ユーザーUが行う営業用車両Vの利用予約手続きは、まず当該ユーザーUが所持する携帯端末機3にインストールされたアプリケーションソフトを用いて、当該ユーザーUが乗車したい乗車地点Pnと、乗車時刻と、降車地点と、降車時刻とを管理部11に送信する。これを受信した管理部11は、複数の営業用車両Vの中から当該ユーザーUが希望する乗車時刻に乗車地点Pnに到着することができ、さらにユーザーUが希望する降車時刻までに当該乗車地点Pnから降車地点まで運搬することができる営業用車両Vが存在するか否かを検索する。
そして、ヒットした営業用車両Vが存在すると、当該ユーザーUの携帯端末機3に、営業用車両VのID(たとえば、車種、外板色、ナンバーなど)と、乗車地点Pnへの予定到着時刻と、降車地点への予定到着時刻とを送信する。これにより、当該ユーザーUの利用予約が完了し、当該ユーザーUは、管理部11から送信された営業用車両VのID(たとえば、車種、外板色、ナンバーなど)と、乗車地点Pnへの予定到着時刻と、降車地点への予定到着時刻とをディスプレイに表示することで利用予約の完了を確認することができる。
管理部11は、利用予約が完了したら、その条件に適合した営業用車両Vに対して、当該ユーザーのID及びその属性情報と、乗車地点Pnと、乗車時刻と、降車地点と、降車時刻とを送信し、これを受信した営業用車両Vは、自己の走行経路計画にこれらの情報を記憶する。なお、管理部11は、複数の営業用車両Vの中に当該ユーザーUが希望する条件に適合する営業用車両Vが存在しない場合には、その旨を当該ユーザーUの携帯端末機3に送信したり、代替条件を提示して当該ユーザーUの承認を得るようにしたりしてもよい。また管理部11は、ユーザーUが降車地点で降車したことを営業用車両Vから送信された降車情報又は当該ユーザーUの携帯端末機3から送信された降車情報を受け付け、課金処理などを実行する。
強度取得部12は、ある特定の乗車地点Pnに設置された無線機2から発信された電波を携帯端末機3が受信した場合に、当該携帯端末機3の強度検出部31により検出された受信電波の強度のデータを、電気通信回線網4を介して当該携帯端末機3から取得する。なお、図1に示す営業用車両の管理システムSでは、携帯端末機3に強度検出部31を設け、サーバー1に、強度検出部31にて検出された受信電波の強度のデータの強度取得部12を設けたが、サーバー1に、強度取得部12に代えて強度検出部31を設け、ある特定の乗車地点Pnに設置された無線機2から発信された電波を携帯端末機3が受信した場合に、その受信した電波を、電気通信回線網4を介してサーバー1の強度検出部31に取り込み、サーバー1にて受信電波の強度を検出してもよい。
無線機2から発信される近距離通信用の電波は、無線機2からの距離Lに相関する。図2は、営業用車両の管理システムSにおいて、ある特定の乗車地点Pnに配置された無線機2とユーザーUが所持する携帯端末機3とを示す図である。ユーザーUが、乗車地点Pnから距離L1にいる場合に検出される電波強度と、乗車地点Pnから距離L2(<L1)にいる場合に検出される電波強度とでは、乗車地点Pnから距離L2(<L1)にいる場合に検出される電波強度の方が、距離に相関して強くなる。
図3は、図2のユーザーUが乗車地点Pnに近づいたのち、ここを通過した場合に、ユーザーUが所持する携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波強度と時間との関係を示すグラフである。図3に示すように、時間t1〜t2では、ユーザーUが所持する携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波強度が、時間とともに徐々に大きくなるので、ユーザーUが乗車地点Pnに近づいていることが認識される。逆に、時間t3〜t4では、ユーザーUが所持する携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波強度が、時間とともに徐々に小さくなるので、ユーザーUが乗車地点Pnから遠ざかっていることが認識される。そして、予め設定された電波強度の閾値を超える時間t2〜t3の間において、ユーザーUが乗車地点Pnの近くにいることが認識される。なお、電波強度は距離に相関するので、電波強度の変化を時間で微分すれば、ユーザーUの歩行速度を予測することもできる。
無線機2にWiFi電波を用いた場合には、何も障害物がないときに100〜200mの範囲まで受信可能であり、無線機2にBluetooth(登録商標)電波を用いた場合には、何も障害物がないときに10mの範囲まで受信可能であることから、ここで設定する電波強度の閾値は、無線機2にWiFi電波を用いた場合には、たとえば乗車地点Pnから0〜100m以内にいる場合に強度検出部31で検出される電波強度などに設定することができ、無線機2にBluetooth(登録商標)電波を用いた場合には、たとえば乗車地点Pnから0〜10m以内にいる場合に強度検出部31で検出される電波強度などに設定することができる。
なお、複数の乗車地点Pnのそれぞれに無線機2が配置されている場合に、サーバー1の強度取得部12で取得される電波強度からは、ユーザーUがどの乗車地点Pnに配置された無線機2からの電波を受信しているのかまでは識別できない。図4は、複数の乗車地点P1〜P4をユーザーUが通過した場合に、携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波強度と時間との関係を示す図(上図)及びグラフ(下図)である。図4の上図に示すように、走行経路Rの一部に、4つの乗車地点P1〜P4が設定され、各乗車地点P1〜P4のそれぞれに無線機21〜24が配置されているものとする。ユーザーUは、この走行経路Rに沿って乗車地点P1から乗車地点P2,乗車地点P3,乗車地点P4まで歩行したとすると、ユーザーUが所持する携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波の強度は、図4の下図のグラフに示されるように変化する。
ただし、上述したとおり、図4の下図に示すサーバー1の強度取得部12で取得される電波強度のピークが、ユーザーUがどの乗車地点Pnの近くにいるのかまでは識別できない。そのため、携帯端末機3が備えるGPS信号の受信機能を用いてユーザーUの現在位置を大まかに把握し、管理部11からその現在位置に最も近い乗車地点Pnの無線機2をON(又はOFF)することで、電波強度の変化を検出する。
たとえば、携帯端末機3が備えるGPS信号の受信機能を用いてユーザーUの現在位置が乗車地点P2に近い位置であるとすると、乗車地点P2の無線機22のみをONするとともに、他の乗車地点P1,P3,P4の無線機21,23,24をOFFし、この場合に携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波強度により、ユーザーUの正確な位置を把握する。また、携帯端末機3が備えるGPS信号の受信機能を用いてユーザーUの現在位置が乗車地点P2又はP3のいずれかに近い位置であるとすると、乗車地点P2の無線機22又は乗車地点P3の無線機23の一方のみをONするとともに、他の乗車地点の無線機をOFFし、この場合に携帯端末機3の強度検出部31で検出される電波強度により、ユーザーUの現在位置が乗車地点P2又はP3のいずれに近い位置かを把握する。なお、各乗車地点P1〜P4の各無線機21〜24を常時ONしておき、ユーザーUの正確な現在位置を把握する場合に、各無線機21〜24を順次OFFする走査を実行し、電波強度の0への変化を検出してもよい。
ちなみに、図4に示すシーンにおいて、検出される電波強度からユーザーUの歩行速度が予測できるので、ユーザーUが予約した乗車地点がP4であるとした場合に、乗車地点P1〜P3に至る歩行速度から乗車地点P4に到着する時刻も予測することができる。
図1に戻り、認証制御部13は、強度取得部12で取得した電波強度に基づいて、ユーザーUの認証を実行する。具体的には、認証制御部13は、電波強度が図3に示す所定の閾値より大きい場合に、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証する。本例の営業用車両の管理システムSでは、予め利用予約を完了したユーザーUが、予約した乗車地点Pnに到着したことを、GPS信号の受信機能ではなく、無線機2と携帯端末機3との間の電波の受信状況(具体的には電波強度)に基づいて行う。なお、携帯端末機3のGPS信号の受信機能は、ユーザーUの大まかな位置を確認するといった補助的な利用に供してもよい。認証制御部13は、利用予約したユーザーUが予約した乗車地点Pnに到着したことを認証したら、その旨を管理部11に送信する。
停車時間設定部14は、認証制御部13によりユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証したのちに、営業用車両Vが乗車地点Pnに到着してからの停車時間を設定する。具体的には、停車時間設定部14は、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証した時刻から、ユーザーUが予約した乗車時刻までの残時間を演算し、この残時間が所定時間より大きい場合には、停車時間を第1停車時間T1に設定し、この残時間が所定時間より小さい場合には、第1停車時間T1より小さい第2停車時間T2に設定する。所定時間とは、特に限定はされないが、たとえば0〜5分である。
ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証した時刻から、ユーザーUが予約した乗車時刻までの残時間が所定時間より大きい場合とは、ユーザーUが、予約した乗車時刻より早く乗車地点Pnに到着した場合であるので、初期設定された時間(たとえば第2停車時間T2)よりも長い停車時間を設定し、たとえば乗車地点Pnの近くを散策する時間を付与する。これに対して、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証した時刻から、ユーザーUが予約した乗車時刻までの残時間が所定時間より小さい場合とは、ユーザーUが予約した乗車時刻とほぼ同時刻に到着した場合であるので、余分な停車時間を付与することなく第1停車時間T1より短い第2停車時間T2とし、迅速に発車することとする。
また、停車時間設定部14は、停車時間を第1停車時間T1に設定した場合に、強度検出部31及び強度取得部12からの電波強度を所定時間間隔で入力し、電波強度が所定強度より小さい場合には、停車時間を第1停車時間T1より大きい第3停車時間T3に再設定する。上述したとおり、停車時間を第1停車時間T1に設定した場合とは、たとえばユーザーUに乗車地点Pnの近くを散策する時間を付与した場合であるため、ユーザーUはその乗車地点Pnから一旦離れた場所に移動する可能性がある。このユーザーUの位置を電波強度により検出し、電波強度が所定強度より小さい場合、すなわち未だその乗車地点Pnに戻っていない場合には、停車時間を第1停車時間T1より大きい第3停車時間T3に再設定することで、ユーザーUの到着を待つこととする。
次に本例の営業用車両の管理システムSの動作について説明する。図5は、本例の営業用車両の管理システムSにて実行される主な制御手順を示すフローチャートである。まず図5のステップS1では、サーバー1の管理部11は、ユーザーUの予約状況を取得する。このユーザーUの予約状況は、既述したとおり、まず当該ユーザーUが所持する携帯端末機3にインストールされたアプリケーションソフトを用いて、当該ユーザーUが乗車したい乗車地点Pnと、乗車時刻と、降車地点と、降車時刻とを管理部11に送信する。これを受信した管理部11は、複数の営業用車両Vの中から当該ユーザーUが希望する乗車時刻に乗車地点Pnに到着することができ、さらにユーザーUが希望する降車時刻までに当該乗車地点Pnから降車地点まで運搬することができる営業用車両Vが存在するか否かを検索する。そして、ヒットした営業用車両Vが存在すると、当該ユーザーUの携帯端末機3に、営業用車両VのID(たとえば、車種、外板色、ナンバーなど)と、乗車地点Pnへの予定到着時刻と、降車地点への予定到着時刻とを送信する。これにより、当該ユーザーUの利用予約が完了し、当該ユーザーUは、管理部11から送信された営業用車両VのID(たとえば、車種、外板色、ナンバーなど)と、乗車地点Pnへの予定到着時刻と、降車地点への予定到着時刻とをディスプレイに表示することで利用予約の完了を確認することができる。管理部11は、利用予約が完了したら、その条件に適合した営業用車両Vに対して、当該ユーザーのID及びその属性情報と、乗車地点Pnと、乗車時刻と、降車地点と、降車時刻とを送信し、これを受信した営業用車両Vは、自己の走行経路計画にこれらの情報を記憶する。
ステップS2では、ユーザーUの位置情報を検出する。このユーザーUの位置情報の検出は、ユーザーUが所持する携帯端末機3のGPS信号の受信機能により行われ、この位置情報を、電気通信回線網4を介してサーバー1に送信することで、管理部11は、ユーザーUの大まかな現在位置を把握する。
ステップS3では、ステップS2で検出されたユーザーUの現在位置と、当該ユーザーUが予約した乗車地点Pnと、乗車時刻とに基づいて、その乗車地点Pnに配置された無線機2とユーザーUが所持する携帯端末機3との電波の送受信を開始する。ここで、ユーザーUが予約した乗車時刻の所定時間前(たとえば15分前)から、ユーザーUの現在位置が、当該ユーザーUが予約した乗車地点Pnに所定距離以内になったことを条件に、管理部11からその無線機2をONする指令信号を出力して電波の発信を開始する。なお、ステップS2で検出されたユーザーUの現在位置と、当該ユーザーUが予約した乗車地点Pnと、乗車時刻とに拘わらず、無線機2から常時電波を発信してもよい。
ステップS4では、認証制御部13は、強度取得部12で取得した電波強度が図3に示す所定の閾値より大きい場合に、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証し、管理部11及び停車時間設定部14に到着した旨の情報を出力する。
ステップS5では、停車時間設定部14は、認証制御部13によりユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証したのちに、営業用車両Vが乗車地点Pnに到着してからの停車時間を設定する。図6は、図5のステップS5のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
まず図6のステップS50では、停車時間設定部14は、ステップS4にてユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証した時刻から、ユーザーUが予約した乗車時刻までの残時間を演算する。そして、ステップS51では、残時間が所定時間より大きいか否かを判定し、残時間が所定時間より大きい場合には、ステップS52へ進み、停車時間を第1停車時間T1に設定する。これに対して、残時間が所定時間より小さい場合には、ステップS53へ進んで、第1停車時間T1より小さい第2停車時間T2に設定する。
図7は、図5のステップS5のサブルーチンの他例を示すフローチャートであり、ステップS50〜S53は図6に示す処理と同じ処理を実行する。ステップS54では、タイマーを起動し、ステップS55では所定時間(たとえば1分)が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したらステップS56へ進む。
ステップS56では、強度検出部31及び強度取得部12からの電波強度を取得し、ステップS57では、電波強度が所定強度より小さいか否かを判定する。そして、電波強度が所定強度より小さい場合には、ステップS58へ進み、ユーザーUが未だ乗車地点Pnに戻ってこないと判断して停車時間を第1停車時間T1より大きい第3停車時間T3に再設定(補正)する。ステップS57にて、電波強度が所定強度より大きい場合には、ステップS59へ進み、ユーザーUが乗車地点Pnに戻ったと判断して停車時間を補正することなく第1停車時間T1に設定したままとする。
図5に戻り、以上の処理によりユーザーUの認証(乗車地点Pnへの到着)と停車時間の設定が行われたので、ステップ6にてこれらの認証状態と停車時間を管理部11へ出力する。ここで、管理部11は、これらの認証状態と停車時間を営業用車両Vに送信し、これを受信した営業用車両Vは、予約したユーザーUと乗車地点Pnでの停車時間を把握する。ステップS7では、目的地である降車地点にて当該ユーザーUが降車したら、管理部11は、ユーザーUが降車地点で降車したことを営業用車両Vから送信された降車情報又は当該ユーザーUの携帯端末機3から送信された降車情報を受け付け、課金処理などを実行する。
以上のとおり、本例の営業用車両の管理システムSによれば、営業用車両Vの乗車地点Pnに配置され、電波を発信する無線機2からの電波であって、ユーザーUが携帯する携帯端末機3で受信した電波の電波強度を検出し、検出された電波強度に基づいて、ユーザーUの認証(ユーザーUが予約した乗車地点Pnに到着したこと)を実行する。ユーザーUが携帯する携帯端末機3で受信する無線機2からの電波の電波強度は、営業用車両Vの乗車地点Pnからの距離Lに相関するので、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したか否かを適切に認証することができる。また、WiFiやBluetooth(登録商標)といった近距離通信用の電波は、GPS信号に比べて障害物が存在する可能性が少ないので、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したか否かをより一層適切に認証することができる。
また本例の営業用車両の管理システムSによれば、認証制御部13が、電波強度が所定の閾値より大きい場合にユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証するので、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したか否かをより一層適切に認証することができる。
また本例の営業用車両の管理システムSによれば、認証制御部13が、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証したのち、停車時間設定部14は営業用車両Vが乗車地点Pnに到着してからの停車時間を設定するので、ユーザーUの到着時刻と予約時刻との関係に応じた有効な時間の活用が実現できる。
より具体的には、停車時間設定部14は、ユーザーUが乗車地点Pnに到着したと認証した時刻から、ユーザーUが予約した乗車時刻までの残時間を演算し、この残時間が所定時間より大きい場合には、停車時間を通常よりも長い第1停車時間に設定するので、ユーザーUにたとえば乗車地点Pnの近くを散策する時間を付与することができる。また逆に、残時間が所定時間より小さい場合には、第1停車時間より小さい第2停車時間に設定するので、営業用車両Vを即座に発進させることができる。
また本例の営業用車両の管理システムSによれば、停車時間を通常より長い第1停車時間に設定した場合に、電波強度を所定時間間隔で入力し、電波強度が所定強度より小さい場合には、停車時間を第1停車時間より長い第3停車時間に再設定するので、ユーザーUが乗車地点Pnに戻るまで待機することができ、営業用車両Vの有効利用がより一層促進される。
また本例の営業用車両の管理システムSによれば、無線機2が複数の乗車地点Pnのそれぞれに配置され、携帯端末機3で受信した、各無線機2からの電波の電波強度を検出すれば、認証制御部13は、検出された各無線機2からの電波の電波強度に基づいて、ユーザーUが設定した乗車地点PnへのユーザーUの到着時刻を予測することができる。
より具体的には、認証制御部13は、検出された各無線機2からの電波の電波強度の時間的変化に基づいて、ユーザーUの移動速度を演算すれば、この移動速度に基づいて、ユーザーUが設定した乗車地点Pnへの到着時刻を予測することができる。
上記無線機2は本発明に係る無線機に相当し、上記携帯端末機3は本発明に係る携帯端末機に相当し、上記強度検出部31及び強度取得部12は本発明に係る検出器に相当し、上記認証制御部13及び上記停車時間設定部14は本発明に係る認証制御器に相当する。
S…営業用車両の管理システム
1…サーバー
11…管理部
12…強度取得部
13…認証制御部
14…停車時間設定部
15…データベース
2,21〜24…無線機
3…携帯端末機
31…強度検出部
4…電気通信回線網
Pn,P1〜P4…乗車地点
U…ユーザー
L,L1,L2…無線機から携帯端末機までの距離
R…走行経路

Claims (8)

  1. 営業用車両の乗車地点に配置され、電波を発信する無線機と、
    ユーザーが携帯し、前記無線機からの電波を受信する携帯端末機と、
    前記携帯端末機で受信した電波の電波強度を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された電波強度に基づいて、前記ユーザーの認証を実行する認証制御器と、を備える営業用車両のユーザー認証装置。
  2. 前記認証制御器は、前記電波強度が所定の閾値より大きい場合に、前記ユーザーが前記乗車地点に到着したと認証する請求項1に記載の営業用車両のユーザー認証装置。
  3. 前記認証制御器は、前記ユーザーが前記乗車地点に到着したと認証したのちに、前記営業用車両が前記乗車地点に到着してからの停車時間を設定する請求項1又は2に記載の営業用車両のユーザー認証装置。
  4. 前記認証制御器は、前記ユーザーが前記乗車地点に到着したと認証した時刻から、前記ユーザーが予約した乗車時刻までの残時間を演算し、前記残時間が所定時間より大きい場合には、前記停車時間を第1停車時間に設定し、前記残時間が前記所定時間より小さい場合には、前記第1停車時間より小さい第2停車時間に設定する請求項3に記載委の営業用車両のユーザー認証装置。
  5. 前記認証制御器は、前記停車時間を前記第1停車時間に設定した場合に、前記検出器からの電波強度を所定時間間隔で入力し、
    前記電波強度が所定強度より小さい場合には、前記停車時間を前記第1停車時間より大きい第3停車時間に再設定する請求項4に記載の営業用車両のユーザー認証装置。
  6. 前記無線機は、複数の乗車地点のそれぞれに配置され、
    前記検出器は、前記携帯端末機で受信した、各無線機からの電波の電波強度を検出し、
    前記認証制御器は、前記検出器により検出された各無線機からの電波の電波強度に基づいて、前記ユーザーが設定した乗車地点への前記ユーザーの到着時刻を予測する請求項1〜5のいずれか一項に記載の営業用車両のユーザー認証装置。
  7. 前記認証制御器は、前記検出器により検出された各無線機からの電波の電波強度の時間的変化に基づいて、前記ユーザーの移動速度を演算し、前記移動速度に基づいて、前記ユーザーが設定した乗車地点への前記ユーザーの到着時刻を予測する請求項6に記載の営業用車両のユーザー認証装置。
  8. プログラムにより動作するコンピュータを用いて営業用車両のユーザーの認証を実行する方法において、
    前記コンピュータは、
    営業用車両の乗車地点に配置され、電波を発信する無線機からの電波であって、ユーザーが携帯する携帯端末機で受信した電波の電波強度を検出し、
    前記検出された電波強度に基づいて、前記ユーザーの認証を実行する営業用車両のユーザー認証方法。
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