JP2020003032A - 回転伝達装置 - Google Patents

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Takahide Saito
隆英 齋藤
佐藤 光司
Koji Sato
光司 佐藤
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Abstract

【課題】回転伝達装置の内方部材が高速回転する際にクラッチ機構のローラと外方部材間で引き摺りトルクが発生することを安価な弾性部材で防止しつつ、その弾性部材へのローラの引っ掛りを防止する。【解決手段】ローラ17及び保持器18を囲むように環状に配置された弾性部材28を備える。ローラ17は、この中心軸周りに連続するスリット部27を有する。弾性部材28は、スリット部27内を通る押さえ部29と、押さえ部29に周方向に連続する引張部30とを有する線ばねからなる。押さえ部29は、円弧線状を成す非巻き線部からなり、引張部30は、コイル状に巻かれた巻き線部からなる。引張部30の弾性収縮力を押さえ部29からローラ17をカム面16に向けて押すようにローラ17に与える。【選択図】図1

Description

この発明は、動力伝達経路における動力の伝達と遮断の切り替えに用いられる回転伝達装置に関する。
従来、回転伝達装置として、内方部材と、この内方部材の外方に配置された内周部を有する外方部材と、それら内方部材と外方部材間で回転トルクの伝達と遮断を行うクラッチ機構とを備えるものが知られている。そのクラッチ機構は、外方部材の内周部に設けられた円筒面と、内方部材に設けられ前記円筒面との間にくさび空間を形成するカム面と、円筒面と前記カム面との間に配置されたローラと、ローラを保持する保持器とを有する。保持器は、周方向にローラと当接可能なポケット面を有する。ローラは、カム面に対する保持器の相対回転によって円筒面及びカム面に係合する係合位置と、当該係合を解除する中立位置との間を移動可能に配置されている。保持器とカム面間の相対回転を制御する手段として、電磁アクチュエータが利用されている。
例えば、特許文献1のような回転伝達装置は、スイッチばねと、電磁石と、ロータと、アーマチュアとを備える。スイッチばねは、内方部材に対する保持器の相対回転により弾性変形させられ、その復元弾性によりローラが中立位置に移動するように保持器を復帰回転させる。アーマチュアは、軸方向に移動可能に支持されると共に、保持器に対して回り止めされる。ロータは、外方部材に対して回り止めされている。アーマチュアが、電磁石への通電により、ロータに吸着されると、保持器が、アーマチュア、ロータを介して外方部材に接続され、その保持器と内方部材の相対回転により、ローラが外方部材の円筒面および内方部材のカム面に係合させられ、内方部材と外方部材間において回転トルクが伝達される。前述の通電を解除すると、スイッチばねの復元弾性により保持器が復帰回転させられ、この保持器のポケット面に周方向に押されるローラが中立位置に移動させられ、円筒面及びカム面に対するローラの係合が解除される。
上述のようなクラッチ機構においては、ローラが中立位置にある状態で内方部材が高速に回転すると、その内方部材のカム面と保持器のポケット面に保持されたローラが内方部材及び保持器と共に高速に回転する。このため、ローラに作用する遠心力によりローラが外方部材の円筒面に押し付けられることがある。このとき、内方部材と外方部材間の相対的な回転速度差が大きい場合、ローラが内方部材及び保持器と共に外方部材の円筒面に対して相対的に高速回転し、円筒面とローラの接触部で生じる引き摺りトルクが、ローラや円筒面の摩耗、ローラのミス係合(ローラが不正に係合位置へ移動させられる)、動力損失の原因になる。
高速回転時の引き摺りトルクを防止する対策として、特許文献1に開示された電磁式ローラクラッチでは、ローラの周方向の動きを規制する第一保持器と、ローラが内方部材に接触しながら移動する空間に干渉しない形状、かつ非係合時にローラと外方部材とが接触しない範囲に該ローラの径方向の動きを規制する形状の剛体の第二保持器とを備え、これらを径方向に二段に重ねる構造を採用している。
特許第3558583号公報
しかしながら、特許文献1の電磁式ローラクラッチでは、二つの保持器を径方向に重ねる複雑な構造であり、高速回転への対応性には優れるが、コストが掛かる。
一方、二段保持器の採用に代えて、ローラを内方部材のカム面に向けて押すようにガータスプリングを取り付けることにより、低コストに引き摺りトルクの発生を防止することが可能である。この場合、ガータスプリングは、ローラ及び保持器を囲むように環状に配置される。ローラは、ローラの中心軸周りにスリット部を有する。ガータスプリングは、そのスリット部に掛けられることにより、ローラの所定位置をカム面に向かって押すことができるように配置される。
しかしながら、ガータスプリングを採用する場合、コイル状の巻き線部の隙間にスリット部の縁が引っ掛り、ローラの移動が阻害される懸念がある。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、回転伝達装置の内方部材が高速回転する際にクラッチ機構のローラと外方部材間で引き摺りトルクが発生することを安価な弾性部材で防止しつつ、その弾性部材へのローラの引っ掛りを防止することである。
上記の課題を達成するため、この発明は、内方部材と、前記内方部材の外方に配置された内周部を有する外方部材と、前記内方部材と前記外方部材間で回転トルクの伝達と遮断を行うクラッチ機構とを備え、前記クラッチ機構が、前記外方部材の前記内周部に設けられた円筒面と、前記内方部材に設けられ前記円筒面との間にくさび空間を形成するカム面と、前記円筒面と前記カム面との間に配置されたローラと、前記ローラを保持する保持器とを有し、前記ローラが、前記保持器の相対回転によって前記円筒面及び前記カム面に係合する係合位置と、当該係合を解除する中立位置との間を移動可能に配置されている回転伝達装置において、前記ローラを囲むように環状に配置され、当該ローラを前記カム面に向けて押すように当該ローラに弾性力を与える弾性部材をさらに備え、前記ローラが、当該ローラの中心軸周りに連続するスリット部を有し、前記弾性部材が、前記スリット部内を通る押さえ部と、当該押さえ部に周方向に連続する引張部とを有する線ばねからなり、前記押さえ部が、円弧線状を成す非巻き線部からなり、前記引張部が、コイル状に巻かれた巻き線部からなる構成を採用したものである。
上記構成によれば、ローラが遠心力で外方へ変位する際に押さえ部がローラから外方へ強く押される程、その押さえ部側へ引っ張られるコイル状の引張部は、その弾性により、比較的大きな弾性収縮力を生じる。その弾性収縮力が、押さえ部からローラをカム面に向かって押す力として与えられるため、引き摺りトルクの発生が防止される。また、スリット部内を通る押さえ部が円弧線状を成す非巻き線部からなるため、スリット部の縁が押さえ部に食い込むことは起こらない。このため、弾性部材へのローラの引っ掛りが防止される。また、弾性部材は、線ばねからなるので、特許文献1のような二段重ねの保持器に比して安価なものとなる。
前記引張部の軸方向幅が、前記スリット部の幅よりも大きく設定されており、前記引張部の径方向幅が、前記スリット部の深さよりも大きく設定されているとよい。このようにすると、スリット部外に位置する引張部に強い弾性をもたせることができる。
前記弾性部材の前記引張部上での内径が、前記押さえ部上での内径よりも小さく設定されているとよい。このようにすると、スリット部の深さを抑えつつ、外方部材の円筒面と弾性部材の接触を回避し、しかも引張部の径方向幅を大きく取って弾性を強くもたせることができる。
前記スリット部が、前記ローラの中心軸方向の中央部のみに形成されているとよい。このようにすると、外方部材の円筒面及び内方部材のカム面に対する安定した係合を得ると共に、一本の弾性部材のみでローラと円筒面間の引き摺りトルクを防止することができる。
前記保持器が、周方向に並ぶ複数の柱部を有し、前記ローラが、周方向に隣り合う前記柱部間の各間に配置されており、前記押さえ部が、前記ローラごとに配置されており、前記引張部が、周方向に隣り合う前記ローラ間の各間に配置されているとよい。このようにすると、複数のローラによる回転トルクの伝達が可能なため、クラッチ機構の伝達容量を大きくすることができると共に、各ローラと外方部材の円筒面間の引き摺りトルクを弾性部材で防止することができる。
上述のように、この発明は、上記構成の採用により、回転伝達装置の内方部材が高速回転する際にクラッチ機構のローラと外方部材間で引き摺りトルクが発生することを安価な弾性部材で防止しつつ、その弾性部材へのローラの引っ掛りを防止することができる。
この発明の実施形態に係る回転伝達装置のローラ付近を示す断面図 図1の回転伝達装置の全体的な構造を示す断面図 図1に示すIII−III線の断面図 図1のローラ及び弾性部材を示す部分斜視図 図3の一部分を示す拡大図 図1の弾性部材の連結構造を示す部分断面図 図6の連結前の状態を示す部分側面図 弾性部材の連結構造の変更例を示す部分断面図 図1に示すIX−IX線の断面図
この発明の一例としての実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1、図2に示すように、実施形態に係る回転伝達装置は、内方部材1と、内方部材1と同軸上に配置された外方部材2と、内方部材1と外方部材2間で回転の伝達と遮断とを行なうクラッチ機構3とを備える。
以下、内方部材1と外方部材2の軸線(回転中心線)に沿った方向を「軸方向」という。また、その軸方向に直交する方向を「径方向」という。また、その軸線回りの円周方向を「周方向」という。
内方部材1と外方部材2の少なくとも一方は、クラッチ機構3に回転トルクを入力する部材となる。クラッチ機構3は、回転トルクを伝達する係合状態と、回転トルクの伝達を遮断する係合解除状態とを電磁的に切り替え可能なものである。クラッチ機構3は、筒状のハウジング4によって覆われている。
内方部材1は、動力伝達経路の構成要素となる軸である。内方部材1は、中空軸状に形成されている。図2に示すように、内方部材1の内周側には、外部から回転トルクを伝達する軸Sが連結されている。軸Sは、入力軸になっており、ハウジング4の軸方向一方側(図2において左側)の開口部5に挿通されている。ハウジング4の開口部5と軸Sとの間にシールないし軸受6が設けられている。シール6の場合、入力軸Sとハウジング4間を密封するためのものである。軸受6の場合、軸Sをハウジング4に対して回転自在に支持するためのものであり、シール付転がり軸受を採用してシールを兼ねてもよい。
外方部材2は、動力伝達経路の構成要素となる軸であって、クラッチ機構3から回転トルクを伝達される部材である。外方部材2は、内方部材1の外方に配置された内周部7と、ハウジング4の軸方向他方側(図2において右側)から外部へ延びる軸部8とを有する。外方部材2の外周とハウジング4の内周との間に軸受9が設けられている。軸受9は、外方部材2をハウジング4に対して回転自在かつ軸方向に非可動に支持するためのものである。軸部8は、動力伝達経路の他の構成要素に連結される。
なお、外方部材2として内周部7と軸部8とが一体の部材に形成された例を示したが、外方部材に軸部は必須でなく、他の軸部を外方部材に連結するようにしてもよい。また、内方部材1として軸Sに連結されるものを例示したが、内方部材に軸を一体に形成し、その軸を他の構成要素に連結するようにしてもよい。それらの連結手段は特に限定されず、例えば、セレーション嵌合、スプライン嵌合、キーによる連結等が挙げられる。また、軸Sを入力軸として内方部材1を入力側、外方部材2を出力側とする例を示したが、これとは逆に、軸Sを出力軸とし、外方部材2に入力軸を連結し、クラッチ機構3から内方部材1に回転トルクを伝達するようにしてもよい。
外方部材2の外周とハウジング4の軸方向他方側との間にシール10が設けられている。シール10は、外部からの異物侵入、ハウジング4内から外部への流動性潤滑剤の漏洩を防止するためのものである。
図1、図2に示すように、内方部材1は、内方部材1の軸方向中間位置で径方向に突き出たカムリング部11と、カムリング部11に対して軸方向一方側に位置する第一端部12と、カムリング部11に対して軸方向他方側に位置する第二端部13とを有する。第二端部13の外周と外方部材2の内周部7との間に軸受14が設けられている。軸受14は、内方部材1を外方部材2に対して回転自在に支持するためのものである。
クラッチ機構3は、図1〜図3に示すように、外方部材2の内周部7に設けられた円筒面15と、内方部材1のカムリング部11の外周に設けられたカム面16と、円筒面15とカム面16との間に配置されたローラ17と、ローラ17を保持する保持器18と、保持器18の位相を弾性収縮力で保持するスイッチばね19と、クラッチ機構3の係合、解除を制御する電磁アクチュエータ20とを有する。
円筒面15は、周方向全周に連続する。カム面16は、円筒面15との間にくさび空間を形成する。そのくさび空間は、カム面16の周方向中央から周方向両端に向かって次第に狭小となっている。すなわち、カム面16と円筒面15との間の径方向の距離は、カム面16の周方向中央に位置する図3のローラ17の位置から周方向の一方向(図3において左回り)に向かって次第に小さくなり、また、当該ローラ17の位置から周方向の他方向(図3において右回り)に向かって次第に小さくなっている。なお、カム面16を単一平面で構成した例を示したが、カム面を複数の面で構成してもよいし、単一の曲面で構成することも可能である。
内方部材1の外周には、周方向に間隔をおいて複数のカム面16が形成されている。すなわち、複数のくさび空間が形成され、各くさび空間にローラ17が配置されている。
ローラ17は、カム面16に対する保持器18の相対回転によって円筒面15及びカム面16に係合する係合位置と、円筒面15及びカム面16との係合を解除する中立位置との間を移動可能に配置されている。ローラ17は、内方部材1に対して保持器18が相対回転した際、円筒面15およびカム面16に係合して、内方部材1と外方部材2間で回転トルクを伝達する。
保持器18は、周方向に並ぶ複数の柱部21と、これら柱部21の軸方向一方側に連続する第一環部22と、これら柱部21の軸方向他方側に連続する第二環部23とを有する。周方向に隣り合う柱部21間の空間が、ローラ17を収容する空間になっている。
柱部21に径方向に外接する仮想円の直径(柱部21の外径)は、ローラ17の中心軸Oを通る仮想円の直径(ローラ17のピッチ円直径)よりも大径に設定され、柱部21に径方向に内接する仮想円の直径(柱部21の内径)は、ローラ17のピッチ円直径よりも小径に設定されている。柱部21は、ローラ17と周方向に当接可能なポケット面24を有する(図5も参照のこと)。ポケット面24は、周方向に隣り合う柱部21間の空間を周方向に二等分する仮想アキシアル平面(前述の軸線を含む平面)に沿った平坦面になっている。ローラ17は、周方向に対向するポケット面との当接により、カム面16に対する周方向位置が制限され、また、保持器18と共に強制的に回転させられる。
図1、図2に示すように、保持器18の第二環部23は、内向きのフランジを有する。第二環部23は、そのフランジの内周において内方部材1の第二端部13の外周に回転自在に嵌合されている。保持器18は、第二環部23のフランジにおいて、カムリング部11と止め輪25とにより、軸方向に位置決めされている。止め輪25は、第二端部13に形成された止め輪溝に取り付けられている。
保持器18の全体的な形状は、例えば、金属板を素材としたプレス加工や、粉末冶金によって形成される。プレス加工で保持器18を形成する場合、例えば、金属板として鋼板を用いることができる。
図1、図3〜図5に示すように、ローラ17は、ローラ17の中心軸Oを中心とした仮想円筒面に沿う係合面26と、ローラ17の中心軸O周りに連続するスリット部27とを有する。ここで、ローラ径方向は、ローラ17の中心軸Oに対して直角な方向のことをいう。以下、ローラ17の回転中心である中心軸Oの直線方向のことを「中心軸方向」という。また、ローラ17の中心軸O周りの円周方向のことを「ローラ周方向」という。
係合面26は、係合位置において円筒面15及びカム面16に対して係合する。スリット部27は、ローラ周方向に一周する溝状であり、その溝内面は、ローラ周方向に沿う。
スリット部27は、ローラ17の中心軸方向の中央部のみに形成されている。係合面26は、ローラ17を中心軸方向に二等分するスリット部27を境とした両側において均等に形成されている。このため、係合面26は、ローラ周方向のどの位置においても、円筒面15、カム面16に対し一定の接触長さで接触することができる。
図5に示すように、スリット部27の深さDは、ローラ周方向の全周で一定になっている。ここで、スリット部27の深さDは、係合面26からスリット部27の溝底までのローラ径方向の深さである。
また、図1に示すように、スリット部27の幅Wは、ローラ周方向の全周で一定になっている。ここで、スリット部27の幅Wは、中心軸方向に対向するスリット部27の縁間の最大間隔である。スリット部27の縁は、係合面26に連続する辺縁である。
実施形態に係る回転伝達装置は、複数のローラ17及び保持器18を囲むように環状に配置された弾性部材28をさらに備える。弾性部材28は、ローラ17をカム面16に向けて押すように当該ローラ17に弾性力を与えるものである。
図1、図3〜図5に示すように、弾性部材28は、スリット部27内を通る押さえ部29と、押さえ部29に周方向に連続する引張部30,31,32とを有する線ばねからなる。
ここで、線ばねは、金属線材によって形成されたばねのことをいう。弾性部材28は、一本の金属線材によって形成されている。その金属線材としては、例えば、日本工業規格で規定された冷間引抜炭素鋼線、オイルテンパー線等のばね用鋼線が挙げられる。金属線材製の弾性部材28であれば、クラッチ機構3を潤滑する潤滑剤に含有された添加剤によって劣化させられることを避け、長寿命を期待することができる。
押さえ部29は、円弧線状を成す非巻き線部からなる。ここで、円弧線状は、スリット部27と径方向に接触できるように周方向に延びる線状のことをいう。押さえ部29は、概ね円筒面15に沿う単一の円弧線を描くように緩やかに曲がっている。押さえ部29は、ローラ17ごとに配置されている。
図1、図5に示すように、押さえ部29の軸方向幅及び径方向幅は、それぞれ弾性部材28の素材の線径と同等であり、スリット部27の幅W及び深さDよりも小さい。スリット部27と押さえ部29との間には、軸方向の隙間がある。この軸方向隙間は、ローラ17や保持器18が軸方向に変位した際、スリット部27が押さえ部29に強く擦れることを防止するためのものである。
引張部30,31,32は、コイル状に巻かれた巻き線部からなる。ここで、コイル状は、周方向に進む弦巻状のことをいう。コイル状としては、円筒状巻き、円すい状巻き、樽形状巻き等が挙げられる。引張部30,32は、円筒状に巻かれている。引張部31は、その巻き端から円すい状に巻かれ、残部で円筒状に巻かれている。周方向に隣り合うローラ17間の各間に一つ以上の引張部30,31,32が配置されている。
弾性部材28を環状に連結する構造は、周方向の一箇所に存在する。その連結構造は、図5〜図7に示すように、周方向に隣接する二つの引張部31,32によって構成されている。弾性部材28を一本の金属線材からなる線ばねとして安価に製造するため、連結構造も金属線材のみで形成することが好ましい。
前述の二つの引張部31,32は、図6、図7に示すように、それぞれ他の引張部30に比して周方向に短く巻かれている。その第一の引張部31は、その巻き端に向かって次第にコイル径を縮小させた巻き線部分a〜cを有する。その第二の引張部32は、他の引張部30と同じ一定のコイル径を有する。第一の引張部31の巻き線部分a〜cが第二の引張部32の内側に挿入されることにより、第一の引張部31の巻き線部分a〜cが第二の引張部32の内側に噛み合う状態となる。この多重噛み合いにより、弾性部材28が環状に連結されている。
図1、図5に示すように、引張部30,31,32の軸方向幅W及び径方向幅Wは、それぞれコイル状の外径に相当する。従い、引張部30,31,32の軸方向幅Wは、押さえ部29の軸方向幅よりも大きく設定され、引張部30,31,32の径方向幅Wは、押さえ部29の径方向幅よりも大きく設定されている。
また、引張部30,31,32の軸方向幅Wは、スリット部27の幅Wよりも大きく設定され、引張部30,31,32の径方向幅Wは、スリット部27の深さDよりも大きく設定されている。これは、引張部30,31,32のコイル状をなるべく大きくし、強い弾性を得るためである。
弾性部材28の引張部30,31,32上での内径dは、押さえ部29上での内径dよりも小さく設定されている。ここで、引張部30,31,32上での内径dは、引張部30,31,32に径方向に内接する仮想円の直径である。弾性部材28の引張部30,31,32上での内径dを小さく設定する程、引張部30,31,32の円筒面15への接近を避けつつ、引張部30,31,32の径方向幅Wを大きく設定することができる。また、押さえ部29上での内径dを大きく設定する程、ローラ17のスリット部27上の直径を大きく設定することができる。
弾性部材28の外周全周と円筒面15との間に径方向の隙間が設定されている。この若干の径方向隙間は、弾性部材28と円筒面15間で引き摺りトルクが発生しないようにするためのものである。
また、弾性部材28の引張部30、31、32と保持器18の外周との間にも径方向の隙間が設定されている。保持器18の外周と引張部30、31、32との間に径方向の隙間がない場合、引張部30、31、32が周方向に縮んだとき、コイル径が拡大して押え部29とローラ17の間に径方向隙間が空いてしまい、その隙間分、ローラ17が遠心力で外径側に移動する懸念がある。これを防止するため、予め引張部30、31、32と保持器18の外周との間に径方向隙間を設けておけば、押さえ部29がローラ17を確実にカム面16に向かって押すことができる。
なお、引張部31,32同士で環状に連結する構造を例示したが、他の連結構造でもよい。例えば、図8に示すように、第一の引張部33及び第二の引張部34が、それぞれフック状に形成された終端部分35,36を有し、これらフック状の終端部分35,36同士を掛けることにより、第一の引張部33と第二の引張部34が連結されるようにしてもよい。
図1、図2、図9に示すように、スイッチばね19は、内方部材1に対する保持器18の相対回転により弾性変形し、その復元弾性によって当該保持器18を復帰回転させる弾性部材からなり、ローラ17が中立位置となるように保持器18を弾性的に保持する。スイッチばね19は、内方部材1の第一端部12上に配置されている。クラッチ機構3は、スイッチばね19を第一端部12上に保つばね保持リング37を有する。
スイッチばね19は、C形のリング部の両端に一対の係合片38を外向きに形成した金属ばねからなる。スイッチばね19のリング部は、第一端部12の外周に通され、内方部材1に形成された凹部39内に嵌合されている。凹部39は、カムリング部11の端面において軸方向に一定の深さをもっている。スイッチばね19の一対の係合片38は、凹部39の外側壁に形成された切欠部から、保持器18の第一環部22に形成された切欠部40内に挿入されている。スイッチばね19の一対の係合片38は、凹部39の切欠部、保持器18の切欠部40を周方向の相反する方向に向かって押圧する。その押圧によって、保持器18は、ローラ17が中立位置となる位相に保持される。
図1、図2に示すように、ばね保持リング37は、内方部材1の第一端部12の外周および保持器18の第一環部22の内周に嵌合されている。ばね保持リング37は、保持器18に対して相対回転不可な状態に配置されている。ばね保持リング37は、第一端部12の外周に取り付けられた止め輪41により、軸方向一方側への移動が阻止されている。このため、凹部39からのスイッチばね19の脱出は、ばね保持リング37によって防止される。
電磁アクチュエータ20は、保持器18の第一環部22と軸方向に対向するアーマチュア42と、アーマチュア42と軸方向に対向するロータ43と、ロータ43と軸方向に対向する電磁石44と、アーマチュア42をロータ43から離反する方向に押圧する離反ばね45とを有する。
アーマチュア42は、内方部材1の第一端部12の外周にスライド自在に嵌合されている。アーマチュア42は、保持器18に対して回り止めされている。アーマチュア42には、回り止め用の係合孔部46が形成されている。ばね保持リング37は、係合孔部46内へ延びる突片部47を有する。突片部47は、アーマチュア42のストロークの全範囲で係合孔部46と周方向に係合可能である。その係合により、アーマチュア42は、ばね保持リング37を介して、保持器18に対して軸方向に移動可能な状態で回り止めされている。なお、ばね保持リング37に突片部47を形成した例を示したが、保持器に突片部を形成し、保持器とアーマチュアを直接に回り止めしてもよい。
図2に示すように、ロータ43は、内方円筒部と、この内方円筒部の外方に位置する外方円筒部とを有する。ロータ43は、その外方円筒部の外周においてロータガイド48内に圧入されている。ロータガイド48は、外方部材2の外周端部に取り付けられている。ロータ43は、ロータガイド48を介して外方部材2に対して回り止めされている。このため、ロータ43は、外方部材2と一体に回転することができる。なお、ロータガイド48は、非磁性体によって形成されている。
ロータ43の内方円筒部の内周と軸Sの外周との間に軸受49が設けられている。軸受49は、ロータ43を軸Sに対して回転自在に支持するためのものである。
電磁石44は、フィールドコア50と、フィールドコア50に支持された電磁コイル51とからなる。電磁石44 は、ロータ43の内方円筒部と外方円筒部との間の空間に配置されている。フィールドコア50は、ハウジング4の閉塞端に回転不可な状態に支持されている。
離反ばね45は、アーマチュア42とロータ43の対向面間に介在している。アーマチュア42がロータ43から軸方向に離反する量は、止め輪41により制限される。なお、止め輪41は、ばね保持リング37の規制用と兼用にしたが、別途に設けてもよい。
実施形態に係る回転伝達装置の動作について説明する(図1、図2、図5を適宜に参照)。先ず、電磁アクチュエータ20の電磁コイル51への通電が遮断されている状態では、ローラ17が中立位置にあり、保持器18は、スイッチばね19のばね力により、カム面16に対してローラ17を中立位置に保つ位相に保持される。このため、内方部材1、外方部材2が図3、図9における左回り又は右回りのいずれに回転したとしても、その回転トルクは、ローラ17を介して内方部材1と外方部材2間で伝達されず、内方部材1と外方部材2が相対的に空転(フリー回転)する。つまり、クラッチ機構3は、内方部材1と外方部材2間での回転トルクの伝達を遮断する係合解除状態にある。
この係合解除状態のとき、内方部材1の回転は、スイッチばね19を介して保持器18に伝達され、保持器18と、その柱部21のポケット面24に押されるローラ17とが共に回転する。また、アーマチュア42は、保持器18に回り止めされているため、アーマチュア42も共に回転する。
内方部材1と外方部材2の少なくとも一方が回転し、これら両部材1,2が相対的に回転する状態において、電磁コイル51に通電すると、アーマチュア42に吸引力が付与される。このため、アーマチュア42は、離反ばね45の弾性に抗して移動し、ロータ43に吸着される。
ロータ43とアーマチュア42の吸着面に作用する摩擦抵抗は、保持器18の回転抵抗となる。その摩擦抵抗は、スイッチばね19のばね力よりも予め大きな値に設定されている。このため、スイッチばね19が弾性変形を生じて、保持器18が内方部材1に対して相対回転する。その相対回転により、ローラ17は、円筒面15とカム面16間のくさび空間の狭小部に押し込まれて円筒面15及びカム面16に係合する。このため、内方部材1又は外方部材2の入力側からの回転トルクは、ローラ17を介して出力側に伝達される。つまり、クラッチ機構3は、内方部材1と外方部材2間で回転トルクを伝達する係合状態にある。
この係合状態において、電磁コイル51 に対する通電を遮断すると、離反ばね45の押圧により、アーマチュア42はロータ43から離反して、止め輪41に当接する位置まで移動する。また、アーマチュア42がロータ43から離反すると、スイッチばね19のばね力により、保持器18が内方部材1に対して係合時の逆方向に回転し、柱部21のポケット面24に押されたローラ17が中立位置に戻る。このため、クラッチ機構3は、係合解除状態に戻る。
内方部材1が高速に空転する場合、図1、図3、図5に示す中立位置のローラ17は、遠心力により径方向外方へ移動しようとする。このとき、各押さえ部29がローラ17によって外方へ押される。その押さえ部29の両隣に位置する引張部30,31,32は、その押さえ部29側へ引っ張られるため、弾性収縮力を生じる。その弾性収縮力は、その押さえ部29からローラ17をカム面16に向かって押す力として与えられる。これにより、ローラ17と円筒面15の接触が防止されるので、ローラ17と円筒面15間での引き摺りトルクの発生が防止される。
また、スリット部27内を通る押さえ部29は、円弧線状を成す非巻き線部からなるため、スリット部27の縁が食い込むような隙間が押さえ部29において形成されていない。したがって、内方部材1が高速に空転する際、スリット部27の縁が押さえ部29に食い込むことは起こらず、これにより、弾性部材28へのローラ17の引っ掛りが防止される。
また、弾性部材28は、コイル状に巻く線ばねからなるので、ガータスプリング程度の製造コストで形成することができ、特許文献1のような二段重ねの保持器に比して安価なものとなる。
このように、実施形態に係る回転伝達装置は、クラッチ機構3のローラ17を囲むように環状に配置された弾性部材28を備え、ローラ17が、ローラの中心軸周りに連続するスリット部27を有し、その弾性部材28が、スリット部27内を通る押さえ部29と、押さえ部29に周方向に連続する引張部30,31,32とを有する線ばねからなり、押さえ部29が円弧線状を成す非巻き線部からなり、引張部30,31,32がコイル状に巻かれた巻き線部からなり、引張部30,31,32の弾性収縮力を押さえ部29からローラ17をカム面16に向けて押すようにローラ17に与えるものなので、内方部材1が高速回転する際にローラ17と外方部材2(円筒面15)間で引き摺りトルクが発生することを安価な弾性部材28で防止しつつ、弾性部材28へのローラ17の引っ掛りを防止することができる。
また、実施形態に係る回転伝達装置は、引張部30,31,32の軸方向幅Wがスリット部27の幅Wよりも大きく設定され、引張部30,31,32の径方向幅Wが、スリット部27の深さDよりも大きく設定されているため、スリット部27外に位置する引張部30,31,32に強い弾性をもたせることができる。
また、実施形態に係る回転伝達装置は、弾性部材28の引張部30,31,32上での内径dが押さえ部29上での内径dよりも小さく設定されているため、スリット部27の深さDを抑えつつ、外方部材2の円筒面15と弾性部材28の接触を回避し、しかも引張部30,31,32の径方向幅Wを大きく取って弾性を強くもたせることができる。
また、実施形態に係る回転伝達装置は、スリット部27がローラ17の中心軸方向の中央部のみに形成されているため、ローラ17の係合面26を軸方向に均等に配置し、外方部材2の円筒面15及び内方部材1のカム面16に対する安定した係合を得ると共に、一本の弾性部材28のみでローラ17と円筒面15間の引き摺りトルクを防止することができる。
また、実施形態に係る回転伝達装置は、保持器18が周方向に並ぶ複数の柱部21を有し、ローラ17が周方向に隣り合う柱部21間の各間に配置されており、押さえ部29がローラ17ごとに配置されており、引張部30,31,32が、周方向に隣り合うローラ17間の各間に配置されているため、複数のローラ17による回転トルクの伝達を行い、クラッチ機構3の伝達容量を大きくすることができると共に、各ローラ17と外方部材2の円筒面15間の引き摺りトルクを弾性部材28で防止することができる。
今回開示された各実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 内方部材
2 外方部材
3 クラッチ機構
7 内周部
15 円筒面
16 カム面
17 ローラ
18 保持器
21 柱部
27 スリット部
28 弾性部材
29 押さえ部
30,31,32,33,34 引張部

Claims (5)

  1. 内方部材(1)と、前記内方部材(1)の外方に配置された内周部(7)を有する外方部材(2)と、前記内方部材(1)と前記外方部材(2)間で回転トルクの伝達と遮断を行うクラッチ機構(3)とを備え、
    前記クラッチ機構(3)が、前記外方部材(2)の前記内周部(7)に設けられた円筒面(15)と、前記内方部材(1)に設けられ前記円筒面(15)との間にくさび空間を形成するカム面(16)と、前記円筒面(15)と前記カム面(16)との間に配置されたローラ(17)と、前記ローラ(17)を保持する保持器(18)とを有し、
    前記ローラ(17)が、前記保持器(18)の相対回転によって前記円筒面(15)及び前記カム面(16)に係合する係合位置と、当該係合を解除する中立位置との間を移動可能に配置されている回転伝達装置において、
    前記ローラ(17)を囲むように環状に配置され、当該ローラ(17)を前記カム面(16)に向けて押すように当該ローラ(17)に弾性力を与える弾性部材(28)をさらに備え、
    前記ローラ(17)が、当該ローラ(17)の中心軸周りに連続するスリット部(27)を有し、
    前記弾性部材(28)が、前記スリット部(27)内を通る押さえ部(29)と、当該押さえ部(29)に周方向に連続する引張部(30,31,32,33,34)とを有する線ばねからなり、前記押さえ部(29)が、円弧線状を成す非巻き線部からなり、前記引張部(30,31,32,33,34)が、コイル状に巻かれた巻き線部からなることを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記引張部(30,31,32,33,34)の軸方向幅(W)が、前記スリット部(27)の幅(W)よりも大きく設定されており、前記引張部(30,31,32,33,34)の径方向幅(W)が、前記スリット部(27)の深さ(D)よりも大きく設定されている請求項1に記載の回転伝達装置。
  3. 前記弾性部材(28)の前記引張部(30,31,32,33,34)上での内径(d)が、前記押さえ部(29)上での内径(d)よりも小さく設定されている請求項1又は2に記載の回転伝達装置。
  4. 前記スリット部(27)が、前記ローラ(17)の中心軸方向の中央部のみに形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の回転伝達装置。
  5. 前記保持器(18)が、周方向に並ぶ複数の柱部(21)を有し、前記ローラ(17)が、周方向に隣り合う前記柱部(21)間の各間に配置されており、前記押さえ部(29)が、前記ローラ(17)ごとに配置されており、前記引張部(30,31,32,33,34)が、周方向に隣り合う前記ローラ(17)間の各間に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載の回転伝達装置。
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