JP2020001519A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の乗員が複数人である場合に、複数人の乗員の振動レベルを最適化できるように車両の振動を制御できる車両制御装置(以下、「本発明車両制御装置」とも称呼する。)を提供する。【解決手段】車両制御装置は、サスペンション制御ECU及びカメラ制御ECUを含む。サスペンション制御ECUは、カメラ制御ECUによってシートに着座している複数の乗員の全てが特定乗員であると判定され、且つ、特定走行区間を車両が走行していることを位置情報が表す場合、同一同乗者用制御値に基づいてサスペンションシステムを制御するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両が走行中の路面状態及び複数の乗員の特徴に応じてサスペンションシステムを制御可能な車両制御装置に関する。
特許文献1は、路面状態の計測結果を記憶し、記憶した計測結果に基づいて、車両を制御する車両制御部の制御パラメータを変更することによって、車体の姿勢を制御することにより、凹凸のある路面を走行する際に制御安定を保つ自律走行車両を開示している(特許文献1を参照。)。
特開2017−111771号公報
しかしながら、車体の振動挙動(振動レベルの高い周波数)と、乗員が車体の振動により受ける振動挙動(振動レベルの高い周波数)とは必ずしも一致しない。従って、車体の姿勢の制御を最適に制御した場合でも、乗員の振動レベルが最適にならないことがあり得る。
これに対して、車体の振動挙動ではなく、乗員の身体の振動挙動に基づいて、乗員の身体の振動レベルが低下するように、車体の姿勢の制御を行えば、乗員の身体の振動レベルを低下することができる。
ところが、乗員の身体の振動挙動には個人差があるので、車両の乗員が複数人いる場合、任意の一人のみを対象にして、身体の振動レベルが低下するように制御しても、乗員全員の振動レベルを低下させることができない場合があり得る。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、車両の乗員が複数人である場合に、複数人の乗員の振動レベルを最適化できるように車両の振動を制御できる車両制御装置(以下、「本発明車両制御装置」とも称呼する。)を提供することにある。
本発明車両制御装置は、
車両(10)に設けられたシート(25)に着座した乗員(A、B)が装着可能なシートベルト(29)と、
前記シートベルトの特定部位の振動に基づいて、前記乗員の体の特定部位の振動の大きさである乗員振動値を測定する乗員振動値測定手段(17、20)と、
前記車両の振動の大きさである車両振動値を測定する車両振動値測定手段(28)と、
前記乗員振動値及び前記車両振動値を周波数分析して、所定の振動値閾値を超えている前記乗員振動値の周波数帯域及び前記所定の振動値閾値を超えている前記乗員振動値に対して感度が高い前記車両振動値である高感度車両振動値に対応する周波数の帯域である高感度周波数帯を特定する周波数分析手段(33)と、
前記乗員振動値が前記振動値閾値を超えた前記乗員である特定乗員の身体的特徴に関する特定乗員情報を記録した乗員情報記録手段(20)と、
前記シートに着座している前記乗員の身体的特徴に関する乗員情報を取得し、且つ、前記乗員が複数である場合に前記複数の乗員の全員について前記乗員情報と前記特定乗員情報とが一致したときに、前記シートに着座している複数の乗員の全員が前記特定乗員であると判定する乗員判定手段(20)と、
全地球航法衛星システムの衛星から受信した情報に基づいて前記車両に関する位置情報を取得する位置情報取得部(23)と、
前記車両が走行可能な道路を含む地図情報、及び、前記乗員振動値が前記振動値閾値を超えたときに前記車両が位置していた前記道路の一部領域である特定走行区間を記録した道路情報記録手段(23)と、
前記車両に設けられたサスペンションシステムを制御するサスペンション制御手段(33)と、
前記所定の振動値閾値を超えている前記複数の特定乗員の前記乗員振動値が小さくなるように、前記サスペンション制御手段が前記サスペンションシステムを制御するときの同一同乗者用制御値を前記周波数分析手段の特定結果に基づいて演算する制御値演算手段(33)と、
を備え、
前記サスペンションシステム制御手段は、前記乗員判定手段によって前記シートに着座している複数の乗員の全てが前記特定乗員であると判定され、且つ、前記特定走行区間を前記車両が走行していることを前記位置情報が表す場合、前記同一同乗者用制御値に基づいて前記サスペンションシステムを制御するように構成される。
本発明車両制御装置によれば、車両の乗員が複数人である場合に、複数人の乗員の振動レベルを最適化できるように車両の振動を制御できる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施形態に係る車両制御装置を備える車両の車内を示す図である。 図2はシート、シートベルト、及びシートに着座した乗員を示す斜視図である。 図3はシート、カメラ、及びシートに着座した乗員を示す模式的な側面図である。 図4はディスプレイ、操作パネル、カメラ、赤外線投光器、GPS受信機、加速度センサ、アクチュエータ、及び各ECUの関係を示すブロック図である。 図5はディスプレイを示す図である。 図6の(A)は乗員Aの乗員振動値及び車両振動値と道路上の位置との関係を示すグラフである。図6の(B)は図6の(A)が示すデータを高速フーリエ変換して得られた乗員Aの乗員振動値及び車両振動値と振動の周波数との関係を示すグラフである。 図7の(A)は乗員Bの乗員振動値及び車両振動値と道路上の位置との関係を示すグラフである。図7の(B)は図7の(A)が示すデータを高速フーリエ変換して得られた乗員振動値及び車両振動値と振動の周波数との関係を示すグラフである。 図8はカメラ制御ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 図9はカメラ制御ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 図10はサスペンション制御ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 図11はサスペンション制御ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 図12は乗員振動値と、制御値とをプロットしたグラフである。 図13は乗員振動値と、制御値とをプロットしたグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る車両制御装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図において、同一又は対応する部分には同一の符号を付す。車両制御装置は、車両10(本例において、自動車)に適用される。
図1乃至図4に示すように、車両10は、主要な構成要素として、ディスプレイ15、カメラ17、赤外線投光器18、カメラ制御ECU20、GPS受信機22、GPS制御ECU23、シート25、加速度センサ28、シートベルト29、アクチュエータ32、サスペンション制御ECU33、及び学習制御ECU35を備えている。
図1に示すように、車両10の車体11にはフロントウィンド12が設けられている。車体11の車内空間の前面の一部は、フロントウィンド12の下方に位置するダッシュボード13により構成されている。ダッシュボード13の右側部分にはステアリングホイール14が回転可能に支持されている。
更に、ダッシュボード13の一部はインスツルメントパネル13aにより構成されている。インスツルメントパネル13aの中央部には、液晶ディスプレイ15が設けられている。更に、インスツルメントパネル13aには図1及び図4に示す操作パネル16が設けられている。
図1及び図4に示すように車体11の車内側面には、フロントウィンド12の上方に位置する2組のカメラ17及び赤外線投光器18が設けられている。カメラ17は近赤外線カメラであり、いずれも図示を省略したレンズ及び撮像素子を備えている。カメラ17は、後述するシート25及びシートベルト29(並びにシート25に着座した乗員)を撮像可能である。赤外線投光器18は例えば赤外線LEDによって構成可能であり、且つ、シート25及びシートベルト29(並びにシート25に着座した乗員)に赤外線を照射可能である。
図4に示すようにカメラ17及び赤外線投光器18はカメラ制御ECU20に接続されている。ECUは、エレクトリックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。
カメラ制御ECU20、GPS制御ECU23、サスペンション制御ECU33、及び学習制御ECU35は、図示を省略した通信・センサ系CAN(Controller Area Network)を介して、互いに、データ交換可能(通信可能)に接続されている。
赤外線投光器18はカメラ制御ECU20の指示に基づいて赤外線を連続的に照射する。カメラ17はカメラ制御ECU20の指示に基づいて所定時間が経過する毎に繰り返し撮像動作を実行し、且つ、撮像したデータをカメラ制御ECU20のメモリへ所定時間が経過する毎に繰り返し送信する。
図4に示すGPS受信機22は、例えば車体11の上面に固定される。周知のようにGPS受信機22は、GPS衛星から送信されたGPS信号を受信することにより、車両10が走行している位置に関する情報(以下、「位置情報」と呼ぶ。)を所定時間が経過する毎に取得する。
ディスプレイ15及びGPS受信機22はGPS制御ECU23に接続されている。GPS受信機22は取得した位置情報をGPS制御ECU23へ送信し、GPS制御ECU23は受信した位置情報をそのRAMに時系列的に記録する。
更に、車両10は周知のカーナビゲーションシステムを搭載している。ディスプレイ15、GPS受信機22、及びGPS制御ECU23はカーナビゲーションシステムの構成要素である。
GPS制御ECU23のメモリ(ROM)には「地図画像データ」が記録されている。GPS制御ECU23は、メモリから地図画像データを読み込み、この地図画像データが表す地図画像をディスプレイ15に表示させる。この地図画像データは、日本の地図を表している。この地図画像データには、道路(高速道路及び一般道路を含む)、建物、川、及び山等の位置及び形状が含まれている。そのためディスプレイ15には、道路、建物、川、及び山等が表示される。
更に、GPS制御ECU23は、GPS受信機22から受信した位置情報と関連付けながらディスプレイ15に地図画像を表示させる。即ち、ディスプレイ15には車両10の現在位置及びその周辺部の地図画像が表示される。そのため車両10がディスプレイ15に表示された道路上を移動すると、ディスプレイ15は地図画像をスクロールさせながら表示する。
図2及び図3に示すように、車内空間の底面には、ステアリングホイール14の直後に位置する運転者用のシート25が設けられている。更に、運転者用のシート25の左隣には、同乗者用のシート25が設けられている。
シート25はシートクッション26及びシートバック27を備えている。更に、図4に示す加速度センサ28が、例えば、シート直下のフロア等の剛性のあるボディに設けられている。なお、加速度センサ28は、シート25の内部の骨格部材に設けられていてもよい。例えば、加速度センサ28としては、ピエゾ抵抗型加速度センサ又は静電容量型加速度センサを利用可能である。
この加速度センサ28は、シート25(及び車体11)の上下方向の加速度を検出する上下加速度センサ、シート25の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサ、及びシート25の左右方向の加速度を検出する左右加速度センサを備えている。加速度センサ28(上下加速度センサ、前後加速度センサ、及び左右加速度センサ)の検出値は、後述する「車両振動値」として利用される。
可撓性を有するシートベルト29の一端は車内空間の底面に設けられた図示を省略したベルト固定部に接続されており、シートベルト29の他端は車体11に設けられた図示を省略した巻取手段に接続されている。更に、シートベルト29の一部に設けられた図示を省略したロック用金具は、シート25と一体化した図示を省略したロック手段(バックル)と着脱可能である。
更に、シートベルト29のほぼ全体には多数のマーカー30が付されている。各マーカー30は、シートベルト29の表面に赤外線反射塗料を塗布することによって形成される。なお、シートベルト29にはできるだけ数多くのマーカー30を付すのが好ましい。
シート25に着座した乗員(乗員A(運転者)又は乗員B(同乗者))がシートベルト29を装着したときに、シートベルト29の上部29a(ロック用金具より上方に位置する部位)が乗員の胸部(乗員の体の一部であり上部29aが接触している部位及びその周辺部)に密着し且つシートベルト29の下部29b(ロック用金具より下方に位置する部位)が乗員の腹部(乗員の体の一部であり下部29bが接触している部位及びその周辺部)に密着する。
従って、上部29aに付された各マーカー30の三次元的な位置は、乗員の胸部の前面の複数の位置とほぼ一致する。同様に、下部29bに付された各マーカー30の三次元的な位置は、乗員の腹部の前面の複数の位置とほぼ一致する。
車両10は、図示を省略したサスペンションシステムを備えている。このサスペンションシステムは、作動油の油圧によって作動する減衰力可変式のショックアブソーバを備えている。ショックアブソーバは、シリンダと、シリンダに対してシリンダの軸線方向(上下方向)に進退可能なロッドと、ロッドに固定され且つ常にシリンダの内部に位置するピストンと、を備えている。
更に、このピストンには、径の大きさを調整可能な可変オリフィスが形成されている。更に、ショックアブソーバには、可変オリフィスの径を調整するための図4に示す電動式のアクチュエータ32が設けられている。
図4に示すように、加速度センサ28及びアクチュエータ32はサスペンション制御ECU33に接続されている。加速度センサ28は検出値を所定時間が経過する毎に繰り返しサスペンション制御ECU33に送信する。更に、サスペンション制御ECU33は、後述するようにアクチュエータ32に信号を送ることによりアクチュエータ32を動作させて、ショックアブソーバの可変オリフィスの径を変更し、ショックアブソーバの減衰力を調整することが可能である。
学習制御ECU35には操作パネル16が接続されている。更に、学習制御ECU35のメモリ(ROM)には、乗員情報データベース及び「振動値閾値」が記録されている。
続いて、カメラ制御ECU20及びサスペンション制御ECU33が行う制御を図6乃至図13を参照しながら説明する。なお、図2及び図3に示すように、乗員A及び乗員Bがシート25に着座し且つシートベルト29のロック用金具がロック手段(バックル)に装着されているものとする。
イグニッションキーの操作により、車両10のイグニッションSWがOFFからONに切り替わると、イグニッションSWが再びOFFになるまで、以下の各動作が実行される。
即ち、カメラ制御ECU20からの指令により、赤外線投光器18がシート25、シートベルト29、及び乗員(本例において、乗員A及び乗員B)に向けて赤外線を照射し続け、且つ、カメラ17がシート25、シートベルト29、及び乗員(乗員A及び乗員B)を撮像し続ける。
更に、GPS制御ECU23がGPS衛星から取得した車両10の位置情報をRAMに時系列的に記録する。サスペンション制御ECU33が加速度センサ28の検出値を繰り返し取得し、且つ、上下加速度センサ、前後加速度センサ、及び左右加速度センサのそれぞれの検出値の合成値(上下方向、前後方向、及び左右方向の合成方向の加速度)を、車両振動値(図6の(A)及び図7の(A)のグラフを参照。)として、所定時間が経過する毎に繰り返し演算する。更に、カメラ制御ECU20、GPS制御ECU23、サスペンション制御ECU33、及び学習制御ECU35がセンサ系CANを介してデータ交換を実行する。
イグニッションSWがOFFからONに切り替わると、カメラ制御ECU20はイグニッションSWが再びOFFになるまで、所定時間が経過する毎に図8のフローチャートが示す処理を繰り返し実行する。
カメラ制御ECU20は最初にステップS801において、乗員A(又は乗員B)が操作パネル16を利用してサスペンション学習制御モードを選択したか否かを判定する。ステップS801にて「Yes」と判定した場合、カメラ制御ECU20はステップS802に進む。一方、ステップS801にて「No」と判定した場合、カメラ制御ECU20はステップS810へ進み、測定位置決定フラグを「0」に設定する。なお、測定位置決定フラグの初期値は「0」である。そしてカメラ制御ECU20は本ルーチンの処理を一旦終了する。
ステップS802に進んだカメラ制御ECU20は、測定位置決定フラグの値が「0」であるか否かを判定する。ステップS802にて「Yes」と判定した場合、カメラ制御ECU20はステップS803に進む。一方、ステップS802にて「No」と判定した場合、カメラ制御ECU20は本ルーチンの処理を一旦終了する。
ステップS803に進んだカメラ制御ECU20は、下部29b上に位置し且つカメラ17によって撮像された全マーカー30の画像データに基づいて、乗員Aの腹部の形状を特定(演算)する。なお、赤外線及び赤外線反射塗料によって形成されたマーカー30を利用してカメラ17がマーカー30を撮像する技術は、例えば特開2007−55294号公報等に開示されているように周知である。
カメラ制御ECU20は、周知の画像処理方法を用いて乗員Aの腹部形状を特定(演算)する。例えばカメラ制御ECU20は、カメラ17によって撮像された下部29b上に位置する全マーカー30の画像データに基づいて、各マーカー30を三角形(ポリゴン)の各頂点として利用する三次元ポリゴン化処理を行うことによって、乗員Aの腹部形状を特定する。更に、ステップ803にて、カメラ制御ECU20は、同様の処理により、乗員Bの腹部形状を特定する。
ステップS803の処理を終えたカメラ制御ECU20はステップS804へ進み、ステップS803にて特定された乗員A及び乗員Bのそれぞれの腹部形状に関するデータが、学習制御ECU35の(ROM)に記録されている乗員情報データベースに記録されているか否かを判定する。
より詳細には、カメラ制御ECU20は、ステップS803にて特定された乗員A及び乗員Bのそれぞれの腹部形状に関するデータと実質的に一致する腹部形状に関するデータが、乗員情報データベースに記録されているか否かを周知の方法(例えば、パターンマッチング法、又は、特開2007−55294号公報に開示されたカメラにより撮影された人物の体格とメモリに記録済みの体格とを比較する方法)を用いて判定する。なお、乗員情報データベースには、複数の乗員(例えば、数十人)のシート25に着座したときの腹部形状に関するデータを、各乗員に対応するファイルとして記録可能である。
乗員情報データベースに記録されている一つの腹部形状に関するデータと一人の乗員との腹部形状に関するデータとが実質的に一致すると判定した場合、カメラ制御ECU20は、一致した乗員は乗員情報データベースに登録済みの乗員であると判定する。
そして、乗員A及び乗員Bの何れもが、乗員情報データベースに登録済みの乗員であると判定された場合、カメラ制御ECU20は、ステップS804にて「Yes」と判定してステップS805へ進み、乗員全員登録フラグを「1」に設定する。なお、乗員全員登録フラグの初期値は「0」である。
一方、乗員A及び乗員Bの少なくとも一人が乗員情報データベースに登録済みの乗員でないと判定された場合(即ち、少なくとも一人の乗員の腹部形状に関するデータと実質的に一致する腹部形状に関するデータが乗員情報データベースに記録されていないと判定された場合)、カメラ制御ECU20は、乗員全員の腹部形状に関するデータが乗員情報データベースに登録されていないと判定する。
そして、カメラ制御ECU20はステップS804にて「No」と判定してステップS806へ進み、乗員情報データベースに未登録(未記録)の乗員の腹部形状に関するデータを学習制御ECU35へ送信する。すると学習制御ECU35が、乗員情報データベースに未登録の乗員の乗員用のファイルを乗員情報データベース上に新規に作成し且つ乗員情報データベースに未記録の乗員の腹部形状に関するデータをこのファイルに新規に記録する。
ステップS806の処理を終えたカメラ制御ECU20はステップS807へ進み、乗員全員登録フラグを「0」に設定する。
ステップS805又はステップS807の処理を終えたカメラ制御ECU20はステップS808へ進み、乗員A及び乗員Bのそれぞれの「乗員振動値」の「測定位置」を、カメラ17から受信した乗員A及び乗員Bのそれぞれの腹部形状に関するデータ(なお、このデータは、乗員情報データベースの乗員用のファイルに記録されているデータではない。)に基づいて決定する。
例えば、カメラ制御ECU20は、周知の画像処理方法を用いて、乗員Aの腹部形状を表す画像データの中心点を測定位置として特定する。同様に、カメラ制御ECU20は、周知の画像処理方法を用いて、乗員Bの腹部形状を表す画像データの中心点を測定位置として特定する。なお、本実施形態では「乗員振動値」とは、「測定位置」の上下方向、前後方向、及び左右方向の合成方向の加速度である(図6の(A)の下段のグラフの値及び図7の(A)の下段のグラフの値を参照。)。更に、本実施形態の「測定位置」を、乗員の特定の臓器に対応する位置に設定してもよい。
ステップS808の処理を終えたカメラ制御ECU20はステップS809へ進み、測定位置決定フラグを「1」に設定する。そしてカメラ制御ECU20は本ルーチンの処理を一旦終了する。
更に、イグニッションSWがOFFからONに切り替わると、カメラ制御ECU20はイグニッションSWが再びOFFになるまで、所定時間が経過する毎に図9のフローチャートが示す処理を繰り返し実行する。
カメラ制御ECU20は最初にステップS901において、測定位置決定フラグの値が「1」であるか否かを判定する。ステップS901にて「Yes」と判定した場合、カメラ制御ECU20はステップS902に進む。一方、ステップS901にて「No」と判定した場合、カメラ制御ECU20は本ルーチンの処理を一旦終了する。
ステップS902に進んだカメラ制御ECU20は、カメラ17が取得した連続する複数の撮像データ(各マーカー30の撮像データ)に基づいて乗員Aの現在時刻の「測定位置」の変化方向及び変化量を取得する。
更に、カメラ制御ECU20は「測定位置」の変化方向及び変化量に基づいて、周知の方法(例えば、オプティカルフローを利用した方法、又は、特許第5151845号公報に記載された方法)により「測定位置」における現在時刻の乗員振動値を演算する。
即ち、カメラ制御ECU20は、「測定位置」の上下方向、前後方向、及び左右方向の合成方向の加速度を乗員振動値として演算する。更に、カメラ制御ECU20は、演算した乗員振動値及び乗員情報(乗員が乗員Aであるというデータ)を互いに関連付けながらサスペンション制御ECU33へ送信する。更に、ステップS902にて、カメラ制御ECU20は、乗員Bに関しても、同様の処理を行う。
ステップS902の処理を終えたカメラ制御ECU20は本ルーチンの処理を一旦終了する。
イグニッションSWがOFFからONに切り替わると、サスペンション制御ECU33はイグニッションSWが再びOFFになるまで、所定時間が経過する毎に図10のフローチャートが示す処理を繰り返し実行する。
サスペンション制御ECU33は最初にステップS1001において、測定位置決定フラグの値が「1」であるか否かを判定する。ステップS1001にて「Yes」と判定した場合、サスペンション制御ECU33はステップS1002に進む。
ステップS1002に進んだサスペンション制御ECU33は、乗員が例えば図示を省略したカーナビゲーションシステム操作手段(例えば、ディスプレイ15上に表示されるタッチパネル)を用いてカーナビゲーションシステムに対して走行ルートを指定するための指示を行ったか否かを判定する。
なお、乗員が所定の走行ルートを指定した場合、その走行ルート及び日時に関する情報が乗員情報データベースの乗員(乗員A及び乗員Bのそれぞれの)乗員用のファイルに記録される。ステップS1002にて「No」と判定した場合、サスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。一方、ステップS1002にて「Yes」と判定した場合、サスペンション制御ECU33はステップS1003に進む。
ステップS1003に進んだサスペンション制御ECU33は、加速度センサ28から受信した検出値に基づく車両振動値、カメラ制御ECU20から受信した乗員Aの乗員振動値、及び乗員Aに関する乗員情報を、車両10が現在走行している道路の一部である「走行区間」と関連付けて学習制御ECU35へ送信する。
すると、学習制御ECU35が乗員情報データベースの乗員A用のファイルに、車両振動値及び乗員振動値を走行区間並びに車両振動値及び乗員振動値のそれぞれの取得日時と関連付けて記録する。ここで「走行区間」とは、地図画像データに記録された道路の一部を一定の長さで区切ったときの道路の各領域のことであり、その長さ(車両10の進行方向の長さ)は任意(例えば、15m)に設定可能である。換言すると、地図画像データの道路は複数(多数)の「走行区間」によって構成されている。更に、このとき学習制御ECU35は、GPS制御ECU23から受信している位置情報を車両10が現在走行している走行区間(地図画像データ)に関連付けて乗員A用のファイルに記録する。
更に、ステップS1003にて、サスペンション制御ECU33は、乗員Bに関しても、同様の処理を行う。即ち、学習制御ECU35が乗員情報データベースの乗員B用のファイルに、車両振動値及び乗員振動値を走行区間並びに車両振動値及び乗員振動値のそれぞれの取得日時と関連付けて記録する。更に、このとき学習制御ECU35は、GPS制御ECU23から受信している位置情報を車両10が現在走行している走行区間(地図画像データ)に関連付けて乗員B用のファイルに記録する。
ステップS1003の処理を終えたサスペンション制御ECU33はステップS1004に進み、指定された走行ルートを乗員A及び乗員Bの少なくとも一人が初めて走行するか否かを判定する。指定された走行ルートを乗員A及び乗員Bの何れもが初めて走行するルートではない場合、ステップS1004にて「No」と判定しサスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
一方、指定された走行ルートを乗員A及び乗員Bの少なくとも一人が初めて走行するルートである場合、サスペンション制御ECU33は、ステップS1004にて「Yes」と判定してステップS1005へ進む。
ステップS1005へ進んだサスペンション制御ECU33は、車両10が現在位置する走行区間の終点を通過したか否かを判定する。「No」と判定した場合は、サスペンション制御ECU33はステップS1005の処理を再度実行する。一方、「Yes」と判定した場合は、サスペンション制御ECU33はステップS1006へ進む。
ステップS1006へ進んだサスペンション制御ECU33は、周知の周波数スペクトル推定方法を用いて、車両10が直前に通過した走行区間を走行する間に取得した全ての車両振動値及び乗員(指定された走行ルートを初めて走行する乗員(本例において、乗員A及び乗員B))の乗員振動値に対して振動周波数分析を行う。
例えば、サスペンション制御ECU33は、このときの車両振動値及び乗員Aの乗員振動値が図6の(A)のグラフが表す振動波形の場合に、サスペンション制御ECU33がこの振動波形を高速フーリエ変換して図6の(B)に示すデータ(グラフ)に変換し且つこのデータ(グラフ)を学習制御ECU35へ送信する。すると学習制御ECU35はこのデータを走行区間と関連付けて乗員Aに関するファイルに記録する。
更に、例えば、サスペンション制御ECU33は、このときの車両振動値及び乗員Bの乗員振動値が図7の(A)のグラフが表す振動波形の場合に、サスペンション制御ECU33がこの振動波形を高速フーリエ変換して図7の(B)に示すデータ(グラフ)に変換し且つこのデータ(グラフ)を学習制御ECU35へ送信する。すると学習制御ECU35はこのデータを走行区間と関連付けて乗員Bに関するファイルに記録する。
ステップS1006の処理を終えたサスペンション制御ECU33はステップS1007に進んで、乗員振動値と学習制御ECU35のメモリに記録されている振動値閾値(図6の(B)及び図7の(B)を参照。)とを比較する。
この振動値閾値とは、乗員の測定位置において、この値より大きい振動値(上記合成方向の加速度)が生じた場合に、この乗員が不快感を覚えるおそれが高いと考えられる振動値のことである。なお、乗員A及び乗員Bの何れか一人の乗員が、指定された走行ルートを既に走行したことがある場合、乗員情報データベースに記録されているその乗員のその走行区間の乗員振動値を比較対象としてもよい。
少なくとも一人の乗員(乗員A及び乗員B)の乗員振動値が振動値閾値以下のとき、サスペンション制御ECU33はステップS1007にて「No」と判定して本ルーチンの処理を一旦終了する。一方、全員の乗員(乗員A及び乗員B)の乗員振動値が振動値閾値より大きいとき、サスペンション制御ECU33はステップS1007にて「Yes」と判定してステップS1008へ進む。
サスペンション制御ECU33がステップS1008へ進んだ場合(ステップ1007にて「Yes」と判定された場合)は、ステップS1006で実行された振動周波数分析の対象となった走行区間の路面に凹凸があり且つこの凹凸を車両10の車輪が乗り越えたと考えられる。
即ち、このとき車両10のシート25(車体11)が凹凸に起因してある程度以上の大きさで上下方向に振動し且つサスペンションシステムのショックアブソーバが伸縮することによりこの振動を減衰させた、と考えられる。しかしながら、このときのショックアブソーバの減衰力によっては、このときのシート25の振動値(加速度)を十分に抑制できていない。
そのためサスペンション制御ECU33はステップS1008において、車両10の車輪がこの走行区間の凹凸を再度乗り越えたときに、乗員振動値(加速度)を振動値閾値以下の大きさにすることが可能なショックアブソーバの減衰力を演算する。換言すると、サスペンション制御ECU33は、乗員振動値を振動値閾値以下の大きさにすることが可能なショックアブソーバの可変オリフィスの径の大きさを演算する。
例えば、図6の(B)において乗員振動値が振動値閾値より上方に位置する(振動値閾値より大きい)場合に、車両10の乗員Aが不快感を覚える可能性が高いと考えられる。図7の(B)において乗員振動値が振動値閾値より上方に位置する(振動値閾値より大きい)場合に、車両10の乗員Bが不快感を覚える可能性が高いと考えられる。
ここで、例えばある走行区間において振動値閾値より大きい乗員Aの乗員振動値Ov1が発生している場合を想定する。この例では、この乗員Aの乗員振動値Ov1に対して感度が高い車両10の振動の周波数の帯域はfr1である。この帯域fr1のように、振動値閾値より高いこの乗員Aの乗員振動値に対する感度が高い(即ち、乗員振動値に及ぼす影響が大きい)車両10の振動の周波数帯を乗員Aに対する「高感度周波数帯」と称することがある。更に、高感度周波数帯に対応する車両振動値を乗員Aに対する「高感度車両振動値」と称することがある。
この場合、ショックアブソーバの減衰力を調整することにより帯域fr1に対応する車両振動値を図6の(B)に示された値(高感度車両振動値)より小さくすれば、乗員振動値が振動値閾値以下になる可能性が高い。例えば、ショックアブソーバの可変オリフィスの径を第1所定値に変化させれば、帯域fr1に対応する車両振動値が図6の(B)に示された値より小さくなる。なお、この場合、可変オリフィスの径が第1所定値に変化するように、サスペンション制御ECU33がアクチュエータ32を制御するときの「制御値」を、サスペンション制御ECU33が作成(演算)する。第1所定値の大きさは、例えば実験等により求めることが可能である。
更に、同じ走行区間において振動値閾値より大きい乗員Bの乗員振動値Ov11が発生している場合を想定する。この例では、この乗員Bの乗員振動値Ov11に対して感度が高い車両10の振動の周波数の帯域はfr11である。この帯域fr11のように、振動値閾値より高いこの乗員Bの乗員振動値に対する感度が高い(即ち、乗員振動値に及ぼす影響が大きい)車両10の振動の周波数帯を乗員Bに対する「高感度周波数帯」と称することがある。更に、乗員Bに対する高感度周波数帯に対応する車両振動値を乗員Bに対する「高感度車両振動値」と称することがある。
この場合、ショックアブソーバの減衰力を調整することにより帯域fr11に対応する車両振動値を図7の(B)に示された値(高感度車両振動値)より小さくすれば、乗員振動値が振動値閾値以下になる可能性が高い。例えば、ショックアブソーバの可変オリフィスの径を第2所定値に変化させれば、帯域fr11に対応する車両振動値が図7の(B)に示された値より小さくなる。なお、この場合、可変オリフィスの径が第2所定値に変化するように、サスペンション制御ECU33がアクチュエータ32を制御するときの「制御値」を、サスペンション制御ECU33が作成(演算)する。なお、第2所定値の大きさは、例えば実験等により求めることが可能である。
なお、例えば別の走行区間において振動値閾値より上方に位置する乗員Aの乗員振動値Ov2が発生している場合は、この乗員振動値Ov2に対して感度が高い車両10の振動の周波数の帯域はfr2である(図6の(B)参照。)。乗員Aは、車体に生じる振動を、シートクッション26を介して受けること等に起因して、乗員振動値Ov2が発生するときの乗員の振動の周波数と帯域fr2とは完全には一致しない。この場合、ショックアブソーバの減衰力を調整することにより帯域fr2に対応する車両振動値を図6の(B)に示された値(高感度車両振動値)より小さくすれば、乗員振動値は振動値閾値以下になる可能性が高い。例えば、ショックアブソーバの可変オリフィスの径を第3所定値に変化させれば、帯域fr2に対応する車両振動値が図6の(B)に示された値より小さくなる。なお、この場合、可変オリフィスの径が第3所定値に変化するように、サスペンション制御ECU33がアクチュエータ32を制御するときの「制御値」を、サスペンション制御ECU33が作成(演算)する。第3所定値の大きさは、例えば実験等により求めることが可能である。
乗員A及び乗員Bのそれぞれに対する高感度周波数帯は、振動周波数分析においてサスペンション制御ECU33によって特定される。なお、乗員は、車体に生じる振動を、シートクッション26を介して受けること等に起因して、図6の(B)及び図7の(B)に示すように、乗員振動値Ov1(Ov2)が発生するときの乗員の振動の周波数と帯域fr1(fr2)とは完全には一致しない。
ここで、仮に、ショックアブソーバの減衰力を調整することにより帯域fr1に対応する車両振動値を図6の(B)に示された値(乗員Aに対する高感度車両振動値)より小さくすれば、乗員Aの乗員振動値が振動値閾値以下になる可能性が高い。ところが、ショックアブソーバの減衰力を調整することにより帯域fr1に対応する車両振動値を図6の(B)に示された値より小さくした場合、図7の(B)に示された帯域fr11に対応する乗員振動値が、振動値閾値以下にならない可能性がある。この場合、乗員Aは、振動によって不快感を感じる可能性が低いのに対して、乗員Bは、振動によって不快感を感じる可能性が高くなってしまう。
これに対して、図12の線p1に示されるように、乗員Aに関して、多目的最適化の解析手法により演算される、制御値(変数)に対する乗員振動値Ov1の周波数の帯域の乗員振動値のパレート解を、縦軸:乗員振動値(dB)、横軸:制御値の座標にプロットする。
同様に、図12の線p2に示されるように、乗員Bに関して、多目的最適化の解析手法により演算される、制御値(変数)に対する乗員振動値Ov11の周波数の帯域の乗員振動値のパレート解を、縦軸:乗員振動値(dB)、横軸:制御値の座標にプロットする。なお、これらの演算は、サスペンション制御ECU33が行ってもよいが、学習制御ECU35が行ってもよい。
そして、サスペンション制御ECU33は、線p1及び線p2に基づいて同一同乗者用制御値を決定する。例えば、線p1及び線p2の乗員振動値(dB)の単純和が最小などとなる制御値を、同一同乗者用制御値として決定する。なお、図13に示されるように、乗員Bの乗員振動値Ov11の周波数の帯域の乗員振動値をより小さくすることを優先させる場合には、乗員Bの乗員振動値Ov11の周波数の帯域の乗員振動値を最小にする制御値を同一同乗者用制御値として決定してもよい。
更に、サスペンション制御ECU33はステップS1008において、作成した制御値(同一同乗者用制御値)を、乗員Aに関する乗員情報及び振動周波数分析が実行された走行区間(位置情報)と関連付けて学習制御ECU35へ送信する。すると学習制御ECU35が、この制御値を、乗員情報、走行区間(位置情報)、及び制御値(同一同乗者用制御値)が作成された日時と関連付けて乗員Aのファイルに記録する。
更に、サスペンション制御ECU33はステップS1008において、作成した同一同乗用制御値を、乗員Bに関する乗員情報及び振動周波数分析が実行された走行区間(位置情報)と関連付けて学習制御ECU35へ送信する。すると学習制御ECU35が、この制御値(同一同乗者用制御値)を、乗員情報、走行区間(位置情報)、及び制御値(同一同乗者用制御値)が作成された日時と関連付けて乗員Bのファイルに記録する。
なお、振動値閾値より大きい乗員振動値(例えば、乗員Aの場合、乗員振動値Ov1であり、乗員Bの場合、乗員振動値Ov11である。)が検出され且つその乗員情報が乗員情報データベースに登録された乗員を「特定乗員」と称呼される場合がある。更に、★振動値閾値より大きい乗員振動値が検出された走行区間を「特定走行区間」と称する場合がある。
ステップS1008の処理を終えたサスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
更に、イグニッションSWがOFFからONに切り替わると、サスペンション制御ECU33はイグニッションSWが再びOFFになるまで、所定時間が経過する毎に図11のフローチャートが示す処理を繰り返し実行する。
サスペンション制御ECU33は最初にステップS1101において、測定位置決定フラグの値が「1」であるか否かを判定する。ステップS1101にて「Yes」と判定した場合、サスペンション制御ECU33はステップS1102に進む。一方、ステップS1101にて「No」と判定した場合、サスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
ステップS1102に進んだサスペンション制御ECU33は乗員全員登録フラグの値が「1」であるか否かを判定する。ステップS1102にて「Yes」と判定した場合、サスペンション制御ECU33はステップS1103に進む。一方、ステップS1102にて「No」と判定した場合、サスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
ステップS1103に進んだサスペンション制御ECU33は、乗員がカーナビゲーションシステムに対して走行ルートを指定するための指示を行ったか否かを判定する。ステップS1103にて「No」と判定した場合、サスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。一方、ステップS1103にて「Yes」と判定した場合、サスペンション制御ECU33はステップS1104に進む。
ステップS1104に進んだサスペンション制御ECU33は、GPS制御ECU23から受信した位置情報に基づいて、車両10の現在位置が、指定された走行ルート上の特定走行区間であるか否かを判定する。例えば、図5のディスプレイ15に表示された道路40が走行ルートとして指定された場合を想定する。この道路40には、例えば複数の走行区間40A、40B、40C、40D、40Eが設定されている。更に、車両10は道路40上を矢印方向に走行するものとする。
更に、乗員A及び乗員Bが搭乗した車両10が道路40を初めて走行したときに(例えば、1年前)、走行区間40Aに位置する乗員Aの測定位置において乗員振動値Ov1が発生し、乗員Bの測定位置において乗員振動値Ov11が発生し、更に、ステップS1008の処理が実行されたものとする。
更に、乗員A及び乗員Bが搭乗した車両10が道路40を初めて走行したときに(例えば、1年前)、走行区間40Cに位置する乗員Aの測定位置において乗員振動値Ov2が発生し、乗員Bの測定位置において乗員振動値Ov11が発生し、更に、ステップS1008の処理が実行されたものとする。
即ち、走行区間40A及び走行区間40Cが特定走行区間であり、且つ、走行区間40B、走行区間40D、及び走行区間40Eは特定走行区間ではない。
例えば、車両10が走行区間40Aに位置するときに、ステップS1104にて「Yes」と判定すると、サスペンション制御ECU33はステップS1105に進んで、乗員情報データベースの乗員A(又は乗員B)用のファイルに記録された走行区間40Aに対応する制御値(同一同乗者用制御値)に基づいてアクチュエータ32を制御する。具体的には、車両10に搭載された図示を省略したバッテリの電力をアクチュエータ32に供給する。
するとショックアブソーバの可変オリフィスの径が、乗員Aの乗員振動値Ov1の周波数の帯域の乗員振動値と、乗員Bの乗員振動値Ov11の周波数の帯域の乗員振動値とを小さく(最小にできる)最適な所定値に変更される。即ち、換言すると、帯域fr1及び帯域fr11に対応する車両振動値が図6の(B)及び図7の(B)に示された値より小さくなる。
すると、このときの乗員Aの乗員振動値が振動値閾値以下になる。更に、乗員Bの乗員振動値が振動値閾値以下になる。そのため、サスペンション制御ECU33はステップS1106に進んだときに「Yes」と判定する。
この場合、サスペンション制御ECU33はステップS1107に進んで、この制御値の登録指示を学習制御ECU35へ送信する。すると学習制御ECU35が、この制御値を走行区間40A(位置情報)と関連付けて乗員A用のファイルに記録する。同様に、学習ECUが、この制御値を走行区間40A(位置情報)と関連付けて乗員B用のファイルに記録する。
換言すると、学習制御ECU35は既に乗員A用のファイル及び乗員B用のファイルに記録されている同一同乗者用制御値に関するデータを保持する。ステップS1107の処理を終えたサスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
更に、車両10が走行区間40Bに到達したときに、サスペンション制御ECU33がステップS1101、S1102及びS1103を順に行った後にステップS1104において「No」と判定する。この場合、サスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
更に、車両10が走行区間40Cに到達したときに、サスペンション制御ECU33がステップS1101、S1102及びS1103を順に行った後にステップS1104において「Yes」と判定すると、サスペンション制御ECU33はステップS1105に進む。
そしてサスペンション制御ECU33はステップS1105において、乗員A用のファイル(又は乗員B)に記録された走行区間40Cに対応する制御値(同一同乗者用制御値)に基づいてアクチュエータ32を制御する。
するとショックアブソーバの可変オリフィスの径が、乗員Aの乗員振動値Ov2の周波数の帯域の乗員振動値と、乗員Bの乗員振動値Ov11の周波数の帯域の乗員振動値を小さくできる(最小にできる)最適な所定値に変更される。即ち、換言すると、帯域fr2及び帯域fr11に対応する車両振動値が図6の(B)及び図7の(B)に示された値より小さくなる。
但し、このときの走行区間40Cの路面の凹凸状態が、乗員A及び乗員Bが搭乗した車両10が走行区間40Cを初めて走行したとき(例えば、1年前)から変化しているものとする。そのため、この場合は、サスペンション制御ECU33がステップS1105の処理を終えた後にステップS1106に進んだときに、乗員A及び乗員B(あるいは乗員A又は乗員B)の乗員振動値が振動値閾値より大きくなる。そのため、サスペンション制御ECU33はステップS1106で「No」と判定してステップS1108へ進む。
ステップS1108に進んだサスペンション制御ECU33は、ステップS1006乃至ステップS1008と実質的に同一の処理を実行する。即ち、サスペンション制御ECU33は、今回車両10が走行区間40Cの始点(走行区間40Bとの境界線)を超えてから走行区間40C上の現在位置に到達するまでに取得した車両振動値及び乗員振動値に対して振動周波数分析を行う。更に、サスペンション制御ECU33は、振動値閾値より高い乗員振動値に対する感度が高い車両10の振動の周波数帯である高感度周波数帯を特定する。更に、サスペンション制御ECU33は、ステップS1008と同様の手法で、同一同乗者用制御値を作成する。
ステップS1108の処理を終えたサスペンション制御ECU33はステップS1109に進み、位置情報に基づいて、現在の車両10の位置がステップS1108で作成された新たな制御値(同一同乗車用制御値)に対応する走行区間か否かを判定する。
ステップS1109で「No」と判定するとサスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。一方、ステップS1109で「Yes」と判定するとサスペンション制御ECU33は再びステップS1105の処理を実行する。即ち、サスペンション制御ECU33は、ステップS1108で作成した新たな制御値(同一同乗者用制御値)に基づいてアクチュエータ32を制御する。
すると可変オリフィスの径が所定の大きさに変化し、その結果、帯域fr2(乗員Aに対する高感度周波数帯)及び帯域fr11(乗員Bに対する高感度周波数)に対応する車両振動値が小さくなる。そのため、乗員A及び乗員Bの乗員振動値が振動値閾値以下になる可能性が高い。
ステップS1105の処理を終えたサスペンション制御ECU33がステップS1106に進んだときに、乗員A及び乗員Bの乗員振動値が振動値閾値以下になると、サスペンション制御ECU33はステップS1107に進む。そしてサスペンション制御ECU33はステップS1107において、この新たな制御値(同一同乗者用制御値)の登録指示を学習制御ECU35へ送信する。
すると学習制御ECU35が、この新たな制御値(同一同乗者用制御値)を走行区間40C(位置情報)と関連付けて乗員A用のファイルに記録する。同様に、学習制御ECU35が、この制御値(同一同乗者用制御値)を走行区間40C(位置情報)と関連付けて乗員B用のファイルに記録する。
換言すると、学習制御ECU35は既に乗員A用のファイルに記録されている走行区間40Cに対応する制御値(同一同乗者用制御値)に関するデータを新たな制御値(同一同乗者用制御値)に更新する。同様に、学習制御ECU35は既に乗員B用のファイルに記録されている走行区間40Cに対応する制御値(同一同乗者用制御値)に関するデータを新たな制御値(同一同乗者用制御値)に更新する。ステップS1107の処理を終えたサスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
一方、ステップS1105の処理を終えたサスペンション制御ECU33がステップS1106に進んだときに、乗員A及び乗員Bの少なくとも一人の乗員振動値が振動値閾値より大きい場合は、サスペンション制御ECU33は再びステップS1108に進む。即ち、サスペンション制御ECU33はステップS1106で「Yes」と判定するまで、ステップS1108において可変オリフィスの径を新たな大きさに変化させるための新たな制御値(同一同乗者用制御値)を新規に作成(演算)し、且つ、ステップS1105において新たな制御値(同一同乗者用制御値)に基づいてアクチュエータ32を制御する。
更に、車両10が走行区間40D及び走行区間40Eにそれぞれ到達すると、サスペンション制御ECU33がステップS1101、S1102、S1103を経た後にステップS1104において「No」と判定する。この場合、サスペンション制御ECU33は本ルーチンの処理を一旦終了する。
このように以上説明した本実施形態によれば、乗員全員(本例において、乗員A及び乗員B)が特定乗員である車両10が、学習制御ECU35の乗員情報データベースに記録済みの特定走行区間を走行する場合は、ステップ1106で「No」と判定する場合を除いて、カメラ17及びカメラ制御ECU20によって測定される乗員振動値とは無関係に、サスペンション制御ECU33が乗員情報データベースに記録済みの同一同乗用制御値に基づいてアクチュエータ32を制御する。
従って、車両10が特定走行区間を走行するとき(即ち、乗員全員の体に振動値閾値より大きい振動が発生するおそれがあると考えられるとき)、ショックアブソーバの減衰力が迅速に変化(応答)する。更に、本実施形態によれば、車両10の乗員が複数人である場合に、複数人の乗員の振動レベル(乗員振動値)を最適化できるように車両10の振動を制御できる。
更に、車両10が特定走行区間を走行しているときのみ(即ち、特定乗員に振動値閾値より大きい振動が発生するおそれがあると考えられるときのみ)サスペンション制御ECU33がアクチュエータ32を制御する。従って、ショックアブソーバの減衰力を変化させるためのエネルギー(バッテリの電力)の無駄を小さくできる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を利用することができる。例えば、上記実施形態において、乗員が2人の乗員A及び乗員Bの例について説明したが、乗員が3人以上であってもよい。
例えば、「乗員振動値」、「車両振動値」、及び「振動値閾値」として、加速度の代わりに「振動の速度」又は「速度を積分した変位」を用いてもよい。
「乗員振動値」、「車両振動値」、及び「振動値閾値」は1軸方向の値であってもよい。例えば、「乗員振動値」及び「車両振動値」を上下方向の加速度とし、且つ、振動値閾値」を上下方向の加速度に関する閾値としてもよい。
カメラ制御ECU20は、上部29a上に位置し且つカメラ17によって撮像された全マーカー30の画像データに基づいて乗員Aの胸部の形状を特定(演算)し、且つ、この胸部の「測定位置」の乗員振動値を演算してもよい。
更に、胸部形状の「測定位置」に対する腹部形状の「測定位置」の相対的な振動値(例えば、加速度)、又は、腹部形状の「測定位置」に対する胸部形状の「測定位置」の相対的な振動値を「乗員振動値」として利用してもよい。
また、腹部形状(又は胸部形状)の「測定位置」として、上記中心点ではなく、下部29b(又は上部29a)の複数のマーカー30の間の特定位置に位置する仮想のマーカーを補間的に求めて、この仮想のマーカーの位置を腹部形状(又は胸部形状)の「測定位置」として利用してもよい。
また、腹部形状(又は胸部形状)の複数のマーカー30の「振動の振幅」どうしの差(即ち、ある一つのマーカー30の他のマーカー30に対する相対的な移動量)を求めて、この差(相対的な移動量)が所定の「振動値閾値(移動量)」より大きくなったときに、サスペンション制御ECU33がアクチュエータ32を制御するようにしてもよい。
更に、カメラ制御ECU20は、下部29b上に位置するマーカー30及び上部29a上に位置するマーカー30に基づいて、腹部と胸部との間に位置する中間部(図2参照)の形状を補間的に求め且つ中間部の一部を「測定位置」として利用してもよい。なお、この場合は、この中間部の位置を乗員の胃と対応する位置に設定してもよい。
更に、シートベルト29に設けた図示を省略した1つの加速度センサ(例えば、歪みゲージを利用した加速度センサ)によって「乗員振動値」を検出してもよい。なお、この場合は加速度センサが検出した「加速度」、「加速度を積分して得た速度」、又は「速度を積分して得た変位」を「乗員振動値」として利用可能である。
更に、この場合は、加速度センサをシートベルト29に対して着脱可能にするのが好ましい。このようにすれば、体格が異なる複数の乗員がシート25に着座する可能性がある場合に、いずれの乗員が着座したときにおいても、例えば、シートベルト29の「乗員の腹部の中心点と対応する部位」に加速度センサを設けることが可能になる。
生体認証手段(例えば、顔認証又は指紋認証)を用いて、いずれかのECUが、シート25に着座している乗員が乗員情報データベースに記録されている乗員であるか否かを判定してもよい。例えばカメラを用いた乗員の顔認証に基づいて、カメラ制御ECU20がシート25に着座している乗員が乗員情報データベースに記録されているか乗員であるか否かを判定してもよい。
上記サスペンションシステムをアクティブサスペンションとして構成した上で、サスペンション制御ECU33がアクティブサスペンションのショックアブソーバに供給される作動油の油圧を制御してもよい。例えば、ショックアブソーバに接続された油圧回路に設けられた制御弁をサスペンション制御ECU33が「制御値」に基づいて開閉制御することにより、ショックアブソーバに供給される作動油の油圧を制御して、高感度周波数帯に対応する車両振動値を小さくしてもよい。
カーナビゲーションシステムが、ダイナミックマップ(多数の点群データを含む高精度3次元地図データ)を利用したものであってもよい(例えば、特開2016−192028号公報参照)。この場合、車両10が取得する自身の位置情報は、上記実施形態よりも高い精度の位置情報となる可能性が高い。
更に、本発明がクラウドコンピューティングを利用してもよい。例えば、ステップS1008の処理にて取得された制御値、乗員情報、及び走行区間(位置情報)を、車両10がクラウドコンピューティングのサーバにインターネット回線を利用して無線送信し、制御値、乗員情報、及び走行区間(位置情報)をサーバに繰り返し記録させる。更に、車両10は特定走行空間を走行する直前にサーバから特定走行区間に関する制御値に関するデータを取得し、且つ、特定走行区間においてステップS1105の処理を実行してもよい。更に、車両10は、ステップS1105にて、ステップ1008の同一乗員用制御値を演算(決定)してもよい。
15…ディスプレイ、17…カメラ、18…赤外線投光器、20…カメラ制御ECU、22…GPS受信機、23…GPS制御ECU、25…シート、28…加速度センサ、29…シートベルト、29a…上部、29b…下部、30…マーカー、32…アクチュエータ、33…サスペンション制御ECU、40…道路、40A、40B、40C、40D、40E…走行区間、A,B…乗員

Claims (1)

  1. 車両に設けられたシートに着座した乗員が装着可能なシートベルトと、
    前記シートベルトの特定部位の振動に基づいて、前記乗員の体の特定部位の振動の大きさである乗員振動値を測定する乗員振動値測定手段と、
    前記車両の振動の大きさである車両振動値を測定する車両振動値測定手段と、
    前記乗員振動値及び前記車両振動値を周波数分析して、所定の振動値閾値を超えている前記乗員振動値の周波数帯域及び前記所定の振動値閾値を超えている前記乗員振動値に対して感度が高い前記車両振動値である高感度車両振動値に対応する周波数の帯域である高感度周波数帯を特定する周波数分析手段と、
    前記乗員振動値が前記振動値閾値を超えた前記乗員である特定乗員の身体的特徴に関する特定乗員情報を記録した乗員情報記録手段と、
    前記シートに着座している前記乗員の身体的特徴に関する乗員情報を取得し、且つ、前記乗員が複数である場合に前記複数の乗員の全員について前記乗員情報と前記特定乗員情報とが一致したときに、前記シートに着座している複数の乗員の全員が前記特定乗員であると判定する乗員判定手段と、
    全地球航法衛星システムの衛星から受信した情報に基づいて前記車両に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記車両が走行可能な道路を含む地図情報、及び、前記乗員振動値が前記振動値閾値を超えたときに前記車両が位置していた前記道路の一部領域である特定走行区間を記録した道路情報記録手段と、
    前記車両に設けられたサスペンションシステムを制御するサスペンション制御手段と、
    前記所定の振動値閾値を超えている前記複数の特定乗員の前記乗員振動値が小さくなるように、前記サスペンション制御手段が前記サスペンションシステムを制御するときの同一同乗者用制御値を前記周波数分析手段の特定結果に基づいて演算する制御値演算手段と、
    を備え、
    前記サスペンションシステム制御手段は、前記乗員判定手段によって前記シートに着座している複数の乗員の全てが前記特定乗員であると判定され、且つ、前記特定走行区間を前記車両が走行していることを前記位置情報が表す場合、前記同一同乗者用制御値に基づいて前記サスペンションシステムを制御するように構成された、
    車両制御装置。
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