JP2020001481A - パワーステアリング制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従って、本発明は、トルクセンサが故障した状態においても、ドライバに恐怖感や、違和感を与えることなく、小さな操舵力で操舵を行うことができるパワーステアリング制御装置を提供することを目的としている。
図1は、本発明の実施形態によるパワーステアリング制御装置を搭載した車両の操舵装置を示す斜視図である。図2は、本実施形態によるパワーステアリング制御装置による制御を示すフローチャートである。図3は、本実施形態によるパワーステアリング制御装置における通常制御を示すフローチャートである。図4は通常制御における操舵トルクとアシストゲインの関係を示すマップであり、図5は操舵トルクとアシストトルクの関係を示すマップである。
操舵装置1は車両に搭載され、ドライバによってステアリングホイール2に付与された操舵力を、操舵機構6を介して操舵輪4に伝達し、車両の操舵を行うように構成されている。
まず、図2のステップS1においては、操舵トルクセンサ12、モータ角度センサ16、及び車速センサ18からの検出信号が制御器20に入力される。
次に、ステップS2においては、操舵トルクセンサ12が故障しているか否かが判定される。本実施形態においては、操舵トルクセンサ12は、正常に動作している場合には所定の電圧範囲の検出信号を出力するように構成されている。このため、制御器20に入力された検出信号が所定の電圧範囲外である場合には、操舵トルクセンサ12に故障の疑いがあると判定することができる。
図6は、バックアップ制御における処理を示すフローチャートである。バックアップ制御は、図2に示すフローチャートにおいて操舵トルクセンサ12に故障があると判定された場合に、そのステップS4で実行される制御である。具体的には、図2のステップS4から図6に示すフローチャートが呼び出され、図6のフローチャートから図7及び図11に示すフローチャートが夫々呼び出されて処理が行われる。
次に、ステップS22においては、図11に示す据え切り専用制御のフローチャートが呼び出され、アシストトルクTm2の値が設定される。後述するように、図11に示す据え切り専用制御のフローチャートは、車両が実質的に停止している状態におけるステアリングホイール2の操作である据え切り時に主として採用されるアシストトルクTm2の値を設定するための処理である。
図7は、図6バックアップ制御から呼び出される走行専用制御のフローチャートである。図8は絶対舵角に対して設定されるアシストトルクの値を示すマップである。図9は旋回半径に対するアシストトルクの上限値を示すマップである。図10は車速に対する第1車速ゲインの値を示すマップである。
図11は、図6バックアップ制御から呼び出される据え切り専用制御のフローチャートである。図12は操舵速度に対して設定されるアシストトルクの値を示すマップである。図13は車速に対する第2車速ゲインの値を示すマップである。
図14は、本実施形態のパワーステアリング制御装置10の作用の一例を示すタイムチャートである。なお、図14は操舵トルクセンサ12の故障が判定され(図2のステップS2→S4)、バックアップ制御(図6)が実行された場合を示している。図14のタイムチャートにおいて、上段から順に、車両の車速[km/h]、ステアリングホイール2の回転角[deg]、ステアリングホイール2の回転角速度[deg/sec]、アシストトルクTm[Nm]を示している。
まず、図14の時刻t1において、ドライバが据え切りを開始すると、図11に示すフローチャートにおいては、ステップS41→S42→S43→S44→S46→S48→リターンの処理が実行され、アシストトルクTm2[Nm]の値が設定される。一方、図7に示す走行専用制御のフローチャートも実行されるが、車速=0では、そのステップS39においてアシストトルクに乗じられる第1車速ゲイン(図10)の値がゼロであるため、補正後のアシストトルクTm1の値はゼロに設定される。従って、図6に示すフローチャートのステップS23において設定される最終的なアシストトルクTm(=Tm1+Tm2)の値は、アシストトルクTm2と等しくなる。
2 ステアリングホイール
4 操舵輪
6 操舵機構
10 パワーステアリング制御装置
12 操舵トルクセンサ
14 アシストモータ
16 モータ角度センサ(回転角センサ)
18 車速センサ
20 制御器
Claims (9)
- 車両の操舵力を補助するパワーステアリングを制御する装置であって、
ドライバがステアリングホイールに付与した操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、
車両の操舵機構にアシストトルクを付与し、車両の操舵力を補助するアシストモータと、
上記ステアリングホイールの回転角を求めるための回転角センサと、
上記操舵トルクセンサ及び上記回転角センサの検出信号に基づいて上記アシストモータを制御する制御器と、を有し、
上記制御器は、上記操舵トルクセンサの故障を判定するように構成され、
上記操舵トルクセンサの故障が判定された場合において、上記制御器は、上記回転角センサの検出信号に基づいて上記アシストモータの出力トルクを設定すると共に、上記回転角センサの検出信号に基づいて検出された上記ステアリングホイールの回転角速度が所定の第1角速度を超えた場合には、上記アシストモータの出力トルクを低下させるように構成されていることを特徴とするパワーステアリング制御装置。 - 上記制御器は、上記ステアリングホイールの回転角速度が上記第1角速度を超えた状態が所定時間以上継続した場合において、上記アシストモータの出力トルクを低下させるように構成されている請求項1記載のパワーステアリング制御装置。
- さらに、車両の速度を検出する車速センサを有し、上記制御器は、上記車速センサによって検出された車速が所定車速以下の場合に、上記アシストモータに発生させるトルクを大きくするように構成されている請求項1又は2に記載のパワーステアリング制御装置。
- 前記制御器は、上記回転角センサにより検出された回転角の増加中において、上記ステアリングホイールの回転角速度が上記第1角速度を超えたことにより、上記アシストモータの出力トルクを低下させた後、上記ステアリングホイールの回転角速度が低下すると、上記アシストモータの出力トルクを再び復帰させるように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載のパワーステアリング制御装置。
- 前記制御器は、上記回転角センサにより検出された回転角の増加中において、上記アシストモータの出力トルクの低下と復帰を繰り返し実行するように構成されている請求項4記載のパワーステアリング制御装置。
- 前記制御器は、上記ステアリングホイールの回転角速度が上記第1角速度以下の領域では、回転角速度の増加と共に上記アシストモータの出力トルクを増加させるように構成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載のパワーステアリング制御装置。
- 前記制御器は、上記ステアリングホイールの回転角速度が上記第1角速度を超えた場合には、上記アシストモータの出力トルクを低下させ、回転角速度を所定の第2角速度以下に低下させるように構成されている請求項1乃至6の何れか1項に記載のパワーステアリング制御装置。
- 車両の操舵力を補助するパワーステアリングを制御する装置であって、
ドライバがステアリングホイールに付与した操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、
車両の操舵機構にアシストトルクを付与し、車両の操舵力を補助するアシストモータと、
上記ステアリングホイールの回転角を検出する回転角センサと、
上記操舵トルクセンサ及び上記回転角センサの検出信号に基づいて上記アシストモータを制御する制御器と、を有し、
上記制御器は、上記操舵トルクセンサの故障を判定するように構成され、
上記操舵トルクセンサの故障が判定された場合において、上記制御器は、上記回転角センサの検出信号に基づいて上記アシストモータの出力トルクを設定し、
車両の車速が所定車速以下の場合には、上記回転角センサの検出信号に基づいて検出された上記ステアリングホイールの回転角速度が所定の第1角速度を超えると、上記アシストモータの出力トルクを低下させるように構成されていることを特徴とするパワーステアリング制御装置。 - 車両の操舵力を補助するパワーステアリングを制御する装置であって、
ドライバがステアリングホイールに付与した操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、
車両の操舵機構にアシストトルクを付与し、車両の操舵力を補助するアシストモータと、
上記ステアリングホイールの回転角を検出する回転角センサと、
上記操舵トルクセンサ及び上記回転角センサの検出信号に基づいて上記アシストモータを制御する制御器と、を有し、
上記制御器は、上記操舵トルクセンサの故障を判定すると共に、故障が判定された場合には、上記ステアリングホイールの回転角の増加中において、上記回転角センサの検出信号に基づいて、上記アシストトルクの低下と復帰を交互に、且つ繰り返し実行するように構成されていることを特徴とするパワーステアリング制御装置。
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JP2020001481A true JP2020001481A (ja) | 2020-01-09 |
JP7144724B2 JP7144724B2 (ja) | 2022-09-30 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114789753A (zh) * | 2022-06-24 | 2022-07-26 | 豫北转向系统(新乡)有限公司 | 一种商用车电液转向系统液压失效判定及应急控制方法 |
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-
2018
- 2018-06-26 JP JP2018120671A patent/JP7144724B2/ja active Active
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JP7144724B2 (ja) | 2022-09-30 |
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