JP2020000357A - 小型自動炊飯装置 - Google Patents

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【課題】炊飯後の熱くて重い炊飯釜を取り扱う必要がなく、コンパクトで作業性の良い小型自動炊飯装置の提供。【解決手段】枠体2の内部に釜搬送部、配米・加水部、浸漬部、炊飯・蒸らし部の領域および複数の釜ストック棚5の領域を設定した小型自動炊飯装置1とする。釜搬送部に配置した釜搬送機3の釜保持アーム19を制御盤12で上下・前後に移動及び回動させ、前記の各領域における炊飯釜13を炊飯工程に応じて移動させ、炊飯工程を実行する。そして、前記枠体2の側面に飯米を機外へ排出する釜反転部及び釜反転用開口と枠体2の前面側に釜投入口28と、釜取出し口29を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、営業用の小型自動炊飯装置に関する。
外食チェーン店など飯米を多く消費するレストランでは、比較的小規模な厨房に設置可能な小型自動炊飯装置が必要とされている。
参考に取り上げる特許文献1の立体型炊飯装置は、炊飯工程の移行に伴う炊飯釜の移動や浸漬完了や炊飯完了までの時間を待機するための長い搬送コンベアに代えて、産業ロボットにより炊飯釜を救い上げて浸漬部、炊飯部及び蒸らし部へ炊飯釜を移送することにより、省スペース化を図る連続式炊飯設備である。
特許文献2の立体炊飯システムは、白米の計量・洗米装置と複数の釜枠(炊飯部)とからなる自動制御の炊飯装置であり、排米装置に隣接させて立体炊飯装置を配置し、排米装置と立体炊飯装置間に釜を水平移動させる手段を、また、立体炊飯装置に炊飯釜を上下に移動させる昇降手段を配置した構成を有している。
特開2005−52432号公報 特開2001−190407号公報
しかし、特許文献1の立体型炊飯装置は、産業ロボットを用いた大規模タイプのものであり、前記の外食チェーン店のような比較的小規模な厨房に配置することは難しい。
また、産業ロボットは高価な装置である上、高度な各種処理能力を備えているものの、炊飯工程で利用するその能力はわずかであり、もったいない。また、精密であるだけに細かなメインテナンスと調整が必要であって、扱いにくい。多数の炊飯釜を扱うことができるが、作動が遅い難点がある。
特許文献2の立体炊飯システムは、立体炊飯装置を排米装置に隣接させ、炊飯釜を立体炊飯装置から配米装置側へ移動させるために水平移動装置を設け、炊飯後の釜を配米装置側から取り出せるようにした構成であるが、実際には、炊飯完了後に、各釜の前面にそれぞれ設けた開閉扉を開けて炊飯釜を取り出す必要がある。この作業は、熱くて重い炊飯釜を取り扱うので、危険で煩わしい作業である。
この発明は、炊飯後の熱くて重い炊飯釜を取り扱う必要がなく、コンパクトで作業性の良い小型自動炊飯装置の提供を課題とする。
小型自動炊飯装置の枠体内に、釜搬送部、配米・加水部、浸漬部、炊飯・蒸らし部の領域を設定し、また複数の釜ストック棚の領域を配置する。
前記釜搬送部は炊飯釜を保持するアームと制御盤を備える。
制御盤は、炊飯工程を実行するため、前記制御盤の制御下で前記炊飯釜保持アームを、上下・前後に移動及び回動させ、前記の各領域における炊飯釜を炊飯工程に応じて移動させる。
そして、前記枠体に炊飯済みの炊飯釜内の飯米を機外へ排出するための釜反転部及び釜反転用開口を設ける。
また、前記枠体の前面側に空の炊飯側を搬入する釜投入口と、炊飯済みの飯を排出した空の炊飯釜を排出するための釜取出し口を設ける。
炊飯直後の熱くて重い炊飯釜を人手で扱う必要がなく、また、厨房内設置しても炊飯釜を枠体の前面側で出し入れできるので作業性が良い。
小型自動炊飯装置の前方右上方からの斜視図。 小型自動炊飯装置の後方右上方からの斜視図。 小型自動炊飯装置の前方左上方からの斜視図(一部を省略)。 小型自動炊飯装置の平面図。 小型自動炊飯装置の正面図。 小型自動炊飯装置の背面図。 釜搬送機の概略を示す斜視図、〔イ〕はアーム縮時、〔ロ〕はアーム伸時、〔ハ〕はアーム回転時。 釜搬送機の正面図。 小型自動炊飯装置を正面から見たときの機能エリアを示した図。 小型自動炊飯装置が作動するときの主フロー。 主フロー中の釜投入・浸漬作動のフロー。 主フロー中の炊飯・蒸らし作動のフロー。 主フロー中の飯米取出作動のフロー。
小型自動炊飯装置は、その枠体をフレーム構造の直方体とし、枠体の内部に加水・浸漬部、炊飯・蒸らし部、釜反転部の領域を設け、枠体の側面に釜反転用開口(飯米取出部)を、枠体の正面に釜投入部と釜取出し部を配置した構造とする。
[実施例]
図1−3は、小型自動炊飯装置1の全体を示したものであり、枠体2とその内部に釜搬送機3、配米・加水装置4、釜ストック棚5(5a〜5e)、IH炊飯機6(6a〜6c)、釜反転機7、米タンク8、洗米機9、コンベア10、蓋取り・被せ装置11(11a,11b)および制御盤12(12a,12b)を備えている。制御盤12aが主制御で小型自動炊飯装置1の全体を把握し、制御盤12bは制御盤12aの支配下にあって、主として釜搬送機3の制御を行う。
符号13は炊飯釜であり、符号14はその蓋である。
枠体2は汎用のアルミ形材をフレーム構造に組み立てた直方体で、その内部を基本的に、平面視で前・後に、正面視で左・中央・右に区画した空間設定としてある。
そして、後方空間の中央に釜搬送機3を配置し(図4〜6)、その右側空間にIH炊飯機6b、6cを、同左側空間に釜反転機7を配置し、また、釜反転用開口部26を設けてある(図1、図4)。
前方空間には釜ストック棚5a〜5cを配置して浸漬部にすると共に釜投入口28と釜取出し口29を設け(図1)、同右側空間に配米・加水装置4を配置し、さらに、同左側空間に米タンク8などが配置されている。
洗米機9は、配米・加水装置4の上部に配置され、米タンク8と接続されている。
コンベア10は配米・加水装置4の下部と釜ストック棚5a〜5cの下部にわたって配置され(図1,3)、釜ストック棚5a〜5cの下方位置に蓋取り・被せ装置11aが位置している。
主制御盤12aは、前方左側空間の上部前面に配置され、タッチパネルによる入力装置を有している。副制御盤12bは前方右側空間の上部後方に配置されている。
炊飯釜13は開口縁にフランジ15を備え(図7)、蓋14はフランジ15の上面に対して前後方向に移動させることで脱着できるようになっている。
釜搬送機3(図7,8)は、上下移動部16、回動部17、水平移動部18及び釜保持アーム19を備える。
上下移動部16は、枠体2へ垂直方向に固定された垂直電動リニア装置20とこれに取付けられスライドテーブル21とで構成される。
回動部17は前記スライドテーブル21に固定された基板22の下面側に水平回動可能に取り付けられた回動板23からなる。回動板23は基板22に取付けた回転位置決め用のモータ24で回動される。
水平移動部18は回動板23の下面側に水平に取付けられた水平電動リニア装置25で構成され、その先端に前記釜保持アーム19が取付けられている。
以上において、垂直電動リニア装置20、回転位置決め用のモータ24及び水平電動リニア装置25は主制御盤12aの制御下にあり、副制御盤12bは要所に配置したセンサーからの位置信号と主副の制御盤12a、12bに格納したプログラムにより釜搬送機3の作動を制御する。
すなわち、釜保持アーム19は枠体2の内部において上下移動、水平回転移動、水平回転位置においての釜保持アーム19の進退移動、およびそれぞれの移動位置での位置決めが可能である(図4)。
配米・加水装置4は、一釜分に計量した米と水を下部に配置した炊飯釜13へ供給する装置であり、米タンク8と水道管につながった水タンク(図示していない)につながっている。
釜ストック棚5(5a〜5e)は、炊飯釜13の底部を安定に受け入れる頑丈な載置台であり、その中で釜ストック棚5a〜5cは配米・加水された炊飯釜13を支持して炊飯前の浸漬(30〜60分)を行う箇所である。IH炊飯機6が3機であることに対応して常時は3棚(5a〜5c)が使用される。他の釜ストック棚5d,5eは反転後の空釜を一時的に載置するために使用するもので、空釜をまとめて取り出す時に利用される。
IH炊飯機6(6a〜6c)は、浸漬後の炊飯釜13を加熱して所定時間、所定温度で炊飯し(30〜60分)、続けて蒸らし(20分程度)を行うものである。
前記の洗米、配米・加水の計量と供給、浸漬と炊飯・蒸らしの時間管理は制御盤12bの管理下に置かれる。
釜反転機7は、炊飯後の炊飯釜13を反転させて中から飯米を取り出すための装置であり(図3)、枠体2の後方左側面に釜反転用開口部26(図3)が形成されている。図3において符号27は飯米収容・計量分配装置であり、釜反転機7から受けた飯米を、例えば1食当たりに計量して定量供給する。
なお、反転された炊飯釜13は空釜として元姿勢に戻され、釜搬送機3によって次の工程(蓋を受け取った後、釜取出し口へ)に移動される。
枠体2の正面中央には、釜投入口28と釜取出し口29(図1)、釜ストック棚5e及び蓋取り・被せ装置11bが配置されている。
すなわち、実施例の小型自動炊飯装置1は図9に示すように、枠体2を、平面視において後方中央の釜搬送部(釜搬送機3)、同右側の炊飯・蒸らし部(IH炊飯機6a,6b)、同左側の釜反転部(釜反転機7、釜ストック棚5d、IH炊飯機6c)及び前方中央左の搬入搬出部(蓋取り・被せ装置11b、釜ストック棚5e、釜投入口28、釜取出し口29)、同右の浸漬部(釜ストック棚5a〜5c、蓋取り・被せ装置11a)、前方中央右の配米・加水部(副制御盤12b、洗米機9、配米・加水装置4)及び同左の米タンク部(主制御盤12a、米タンク8)の領域(機能エリア)に設定している。
小型自動炊飯装置1は主制御盤12a、副制御盤12bの制御下で、概略、次のように作動する。主として、釜搬送機3による炊飯釜13の取り扱いを中心に説明する。
基本となる作動は、図10の主フローに示すように、まず、この小型自動炊飯装置1を利用して炊飯する今回のサイクル数Nを設定する(ステップS1・・・以下、単にS1のように省略する)。サイクル数Nは、n=5として説明を進める。
1サイクルは、配米・加水を含む釜投入・浸漬工程、炊飯・蒸らし工程を経て飯米取出工程までである。なお、この実施例では釜ストック棚5が5か所、IH炊飯機6が3基なので、1サイクルで稼働される炊飯釜13は3個となっている。すなわち、3個の炊飯釜13を用いて1サイクルで炊飯釜3個分の飯米がバッジ式に作られる。
S2では今回の作動が最初のサイクル(サイクル1)であることを制御盤12aに認識させる。
S3では、釜投入・浸漬作動が行われる。この作動は図11に示す作動であり、後述する。なお、この作動は、小型自動炊飯装置1の釜投入口28に空釜(蓋付き)が投入されていることが条件となる。作業者に投入催促の報知をし、投入をセンサーにて検知する。
S4では、タイマーAがセットされ、炊飯釜13に配米・加水された生米を十分に浸漬するための時間(30〜60分)の計時を開始する。計時は配米・加水が完了してから開始される。
なお浸漬時間は主制御盤12aの入力装置から設定する。
S5では、浸漬時間のタイムアップを待機する。
S6では、タイマーAのタイムアップを待って、浸漬完了後の炊飯釜13をIH炊飯機6に移行させ、炊飯を開始し、続いて蒸らしを行うための作動を行う。この作動は図12に示す作動であり、後述する。
IH炊飯機6による加熱はタイマーBがセットされてからとなる。炊飯時間は30〜60分、蒸らしのための時間は20分程度である。生米の品種や水分値などに応じて主制御盤12aの入力装置から設定する。
S8では、炊飯完了までの時間を利用して、前記の釜投入、浸漬作動を行っておく。すなわち、この時、最初に投入して炊飯・蒸らし工程へ移行した3個の炊飯釜13はすでに浸漬のための釜ストック棚5a〜5cを開けており(図12・・・後述)、また、炊飯・蒸らし工程の時間は釜投入・浸漬作動の時間よりも十分に長いので、次の炊飯・蒸らし工程のために、あらかじめ釜投入・浸漬作動を終了させておく。これにより、飯米準備時間(5サイクル)が短縮される。
S9において、やがてタイマーBがタイムアップすると、小型自動炊飯装置1はS10に移行する。
S10では、飯米取出作動が行われる。この作動は図13に示す作動であり、後述する。この作動で小型自動炊飯装置1における炊飯工程の1サイクルが終わる。
S11では、今回のサイクルが〔n〕回目であるかを判定し、〔n〕回であれば作動を終了する。
〔n〕回に達していなければ、S5に戻って、現在進行中の釜投入・浸漬作動が終了するのを待機してから、前記のS8で予め釜投入・浸漬しておいた釜ストック棚5a〜5cの炊飯釜13をS6の炊飯・蒸らし作動へ移行させる。
以降、これを繰り返して(S12)、〔n〕回目を経過したところでS11を経て小型自動炊飯装置1の今回の作動(N=n)が終了する。
なお、浸漬に要する時間よりも炊飯に要する時間の方が長い場合には、前記の「現在進行中の釜投入・浸漬作動が終了するのを待機する」は、待機というより「その終了を確認して次を実行」という状況になる。
前記S3の釜投入・浸漬作動は、主として副制御盤12bの制御下で行われる、概略、次の作動である(図11)。
S3で取り扱う炊飯釜13の数が主制御盤12aの入力装置から設定される。この例では3個である。
S31では、今回の作動が最初のフロー(f=1)であることを制御盤12aに認識させる。
S32では、釜投入口28に炊飯釜13が投入されているかを確認し、投入されていない場合には待機する。なお、釜投入・浸漬作動の最初に、釜投入口28に炊飯釜13(空、蓋付き)を投入するよう促す報知(音声、ランプなど)をするとよい。
また、釜搬送機3において、炊飯釜13を支持して移動する釜保持アーム19の初期位置は、後方中央空間の下部正面で前後移動の後端へ移動した位置である。
炊飯釜13の投入が確認されると、釜搬送機3が稼働され、釜保持アーム19が釜投入口28の位置へ移動される(図4のA位置)。移動は、上下移動部16と回動部17が駆動されて釜保持アーム19を移動し、次いで、水平移動部18が駆動されて、釜保持アーム19を釜投入口28に配置されている炊飯釜13の下方に位置させる(S33)。
釜保持アーム19は初期位置に戻される。
次いで、釜保持アーム19は、蓋付きの炊飯釜13を支持して移動させ、これをコンベア10上に載置する(図4のB位置)。
コンベア10は少し右に移動して、蓋14の摘み部を蓋取り・被せ装置11aに引っ掛けて外し、開口した炊飯釜13を配米・加水装置4の直下に移動させ、釜内に配米・加水をする。
配米・加水を受けた炊飯釜13は、コンベア10が左方へ移動して、前記の蓋取り・被せ装置11aに戻され、前記とは逆行することによって蓋14を受け施蓋される(S35)。
次いで、釜保持アーム19が前記の蓋取り・被せ装置11aに移動され、施蓋された炊飯釜13を釜ストック棚5aへ搬送し、納める(S36、図4のB位置)。
S37,S38で、炊飯釜13を3個すべて配米・浸漬し、釜ストック棚5に配置したかを確認し、完了していないときはS32に戻って前記を繰り返し、完了しているときは、主フローに復帰する。
前記S6の炊飯・蒸らし作動は、主として副制御盤12bの制御下で行われる、概略、次の作動である(図12)。
S61で今回の炊飯・蒸らし作動が初回であることを認識させる。
なお、今回の作動で取り扱う炊飯釜13の数は、主制御盤12aの入力装置から設定され、釜投入・浸漬作動(S3)の際に設定される値と共有される(この例では3)。
S62では、釜保持アーム19が釜ストック棚〔1〕の位置(図4のB位置)に移動され、浸漬の完了した炊飯釜13(蓋付き)を引き出してIH炊飯機〔1〕(つまり、6a)に配置する(S63、図4のC位置)。
S64,S65を経由して、これを2回繰り返して釜ストック棚5b,5cの浸漬が完了した蓋付きの炊飯釜13を順次、IH炊飯機6b、6cに載置する。
すべての浸漬が完了した炊飯釜13がすべてIH炊飯機6に載置された状態となったとき、主フローに復帰する。
なお、釜保持アーム19は1回の作動ごとに初期位置に戻ることなく、3回分を順次連続して行った後、初期位置に戻る作動でもよい。
S10の飯米取出作動は、主として副制御盤12bの制御下で行われる、概略、次の作動である(図13)。
S101で今回の飯米取出作動が初回であることを認識させる。
なお、今回の作動で取り扱う炊飯釜13の数は、主制御盤12aの入力装置から設定され、釜投入・浸漬作動(S3)の際に設定される値を共有する(この例では3)。
S102では、釜保持アーム19がIH炊飯機〔1〕(6a)に移動して炊飯・蒸らし済みの炊飯釜13を保持して蓋取り・被せ装置11b位置に搬送する(S103、図4のA位置)。ここで前記蓋取り・被せ装置11aの場合と同様にして蓋14を外し、蓋14を残したまま、炊飯釜13を釜反転機7の位置に搬送する(S104、図4のD位置)。
釜反転機位置(S104)で飯米が取り出され、空となった炊飯釜13(蓋なし)は、蓋取り・被せ装置11b位置に戻され(S105)、ここで釜反転機7へ搬送される際に取外されていた蓋14が返却され、蓋付きとなった炊飯釜13は、釜取出し口29に搬送され、その位置に載置される(S106、図4のA位置)。
そして、S107において、蓋付きの空の炊飯釜13が釜取出し口29から除去されたことを確認して、S108,S109を経由して、S102に戻り、残りのIH炊飯機6b、6cから順次、炊飯・蒸らし済み炊飯釜13を保持して前記の反転作動を繰り返す。
釜取出し口29から3個の蓋付き空の炊飯釜13が取り出されると主フローに復帰する。
蓋付きの空の炊飯釜13は、別途に設計された釜洗浄工程に回され、再使用される。
以上、一つの実施例について説明した。図9に示した機能エリアの設定は、各要素の組み合わせ及び位置の変更が可能である。しかし、いずれにしても釜反転用開口部26を枠体2の側面に、釜投入口28と釜取出し口29を枠体2の正面に配置することが重要である。
これにより、小型自動炊飯装置1は小型で釜の投入、取出しがし易く、また、飯米が入っていて熱く重い炊飯釜13を人手で扱う必要がない。
釜搬送機3は上下移動部16、回動部17及び水平移動部18を備えた直交移動型機構に回動機構を加えた構造が好ましい。産業ロボットに比べ、作動が素早く、安価である。
実施例では、3個の炊飯釜13を用いて1サイクルで炊飯釜3個分の飯米がバッジ式に5サイクル作られる態様を説明したが、飯米の需要に応じて1サイクルで扱う炊飯釜13の数(実施例では最多3個)やサイクル数は調整することができる。
また、小型自動炊飯装置1の規模を変えて、一度に扱える炊飯釜13の数を変えることもできる。
飯米を多く必要とするレストランや外食チェーン店の厨房に設置して、これらが必要とする量の飯米を簡単に提供することができる。
1 小型自動炊飯装置
2 枠体
3 釜搬送機
4 配米・加水装置
5(5a〜5e) 釜ストック棚
6(6a〜6c) IH炊飯機
7 釜反転機
8 米タンク
9 洗米機
10 コンベア
11(11a,11b) 蓋取り・被せ装置
12(12a,12b) 主・副制御盤
13 炊飯釜
14 蓋
15 フランジ
16 上下移動部
17 回動部
18 水平移動部
19 釜保持アーム
20 垂直電動リニア装置
21 スライドテーブル
22 基板
23 回動板
24 回転位置決め用のモータ
25 水平電動リニア装置
26 釜反転用開口部
27 飯米収容・計量分配装置
28 釜投入口
29 釜取出し口

Claims (2)

  1. 釜搬送部と共に配米・加水部、浸漬部、炊飯・蒸らし部の領域、及び複数の釜ストック棚を備えた領域を枠体に配置してなる小型自動炊飯装置であって、
    釜搬送部の制御盤を備え、
    釜搬送部は、炊飯工程を実行するため、前記制御盤の制御下で炊飯釜保持アームが、上下・前後に移動及び回動されて前記の各領域における炊飯釜を移動可能とされており、
    前記枠体には炊飯済みの炊飯釜内の飯米を枠体外へ排出するための釜反転部及び釜反転用開口を設けると共に、前記枠体の前面側に空の炊飯釜を搬入する釜投入口と、反転作動により炊飯済みの飯を排出した空の炊飯釜を枠体外へ送りだす釜取出し口を設けてある、
    ことを特徴とした小型自動炊飯装置。
  2. 枠体はフレーム構造の直方体で、基本的に内部を平面視で前・後、正面視で左・中央・右に区画した空間設定とし、前記釜搬送部を後方中央空間に炊飯釜保持アームを前方として配置し、
    後方右側空間に炊飯・蒸らし部を、後方左側空間に釜反転部及び釜反転用開口を配置し、
    前方中央空間に複数の釜ストック棚を配置して浸漬部にすると共に釜投入口と釜取出し口を配置し、前方右側空間に配米・加水部を設け、前方左側空間に米タンクが配置されていることを特徴とした請求項1に記載の小型自動炊飯装置。
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