JP2020000073A - 経口組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】デキストリン及びバニリンを含有しながらも、後キレの良好な経口組成物を提供すること。【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C);(A)デキストリン(B)バニリン、及び(C)ケンフェロールモノグルコシドを含有し、固形分中の成分(A)の含有量が10質量%以上であり、固形分中の成分(B)の含有量が0.00001〜0.003質量%であり、かつ固形分中の成分(C)の含有量が0.01〜1.0質量%である、経口組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、経口組成物に関する。
デキストリンは、でんぷん分解物の一種であり、通常でんぷんを原料として酸処理や加熱処理を行い、部分的に加水分解することにより製造される。デキストリンの特性は加水分解の程度により大きく異なり、食品分野においては、例えば、食物繊維源、賦形剤、結合剤、滑沢剤、マスキング剤等として利用され(特許文献1)、顆粒剤や錠剤では吸湿性や分散性、賦形性等製造物性の面で優れていることから、多用されている
一方、バニリンはバニラの香りの主要成分であり、飲食品の分野においてアイスクリーム、チョコレート、キャンディ、ケーキ、リキュール等に特有の甘い香りを付与するためのフレーバーとして一般に使用されているが、不快臭や不快味のマスキングに有効であることが報告されている(特許文献2)。
また、アストラガリンは、柿の葉や桑の葉に含まれるケンフェロールモノグリコシドの一種であり、抗アレルギー作用を有することが知られている。このような生理作用に着目し、アストラガリンの飲食品への応用が検討されており、例えば、アストラガリンに、果糖、ガラクトース、乳糖及びブドウ糖からなる群から選ばれる糖の1種又は2種以上を配合することで、アストラガリンの吸収性が向上するとの報告がある(特許文献3)。
特開2008−99681号公報 特開2015−12819号公報 特開2002−291441号公報
デキストリンは、苦味や雑味といった特有の不快味を有するため、飲食品の味を損なう原因となっている。本発明者らは、デキストリンにバニリンを添加したところ、デキストリン由来の不快味が強調され、その不快味が口腔内に残り、後キレが悪化することが判明した。ここで、本明細書において「後キレ」とは、後味の消えやすさを意味する。
本発明の課題は、デキストリン及びバニリンを含有しながらも、後キレの良好な経口組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定量のデキストリン及びバニリンに対し、特定量のケンフェロールモノグルコシドを含有させることで、意外なことに、デキストリン及びバニリンを含有しながらも、後キレの良好な経口組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)デキストリン
(B)バニリン、及び
(C)ケンフェロールモノグルコシド
を含有し、
固形分中の成分(A)の含有量が10質量%以上であり、
固形分中の成分(B)の含有量が0.00001〜0.003質量%であり、かつ
固形分中の成分(C)の含有量が0.01〜1.0質量%である、
経口組成物を提供するものである。
本発明によれば、デキストリン及びバニリンを含有しながらも、後キレの良好な経口組成物を提供することができる。
本明細書において「経口組成物」とは、経口摂取に供される製品をいう。経口組成物の製品形態としては、常温(20℃±15℃)において固形でも、液状でもよく、特に限定されない。液状の場合、濃縮液状、ゲル状、ゼリー状、スラリー状のいずれの形態であっても構わない。濃縮液状である場合、その固形分濃度はRTD(レディ・トゥ・ドリンク)よりも高濃度であれば適宜選択可能であり、特に限定されない。固形としては、例えば、粉末状、顆粒状、錠状、棒状、板状、ブロック状等を挙げることができる。経口組成物が固形である場合、経口組成物中の固形分量は通常80質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは93質量%以上、更に好ましくは95質量%以上、殊更に好ましくは97質量%以上である。なお、かかる固形分量の上限は特に限定されず、100質量%であってもよい。ここで、本明細書において「固形分量」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥して揮発物質を除いた残分の質量をいう。中でも、経口組成物の製品形態としては、固形、濃縮液状、ゼリー状が好ましく、固形、濃縮液状がより好ましく、固形が更に好ましい。固形の中では、錠状、顆粒状が好ましい。
本発明の経口組成物は、成分(A)としてデキストリンを含有する。ここで、本明細書において「デキストリン」とは、でんぷん分解物の一種であり、でんぷんを酸処理又は加熱処理して部分的に加水分解し低分子化した化合物である。デキストリンは、糖がグリコシド結合によって重合した分子構造を有しており、グリコシド結合は、鎖状に結合していても、環状に結合していても、これらの混合物であっても構わない。糖の結合方式としては、α−1,4結合、α−1,6結合、β−1,2結合、β−1,3結合、β−1,4結合、β−1,6結合等が挙げられ、単一の結合方式のみでも、2種以上の結合方式でも構わない。
更に、成分(A)は、本発明の効果を享受しやすい点から、デキストロース当量(DE値)が、1以上が好ましく、2以上がより好ましく、3以上が更に好ましく、そして50以下が好ましく、40以下がより好ましく、30以下が更に好ましく、20以下がより更好ましく、16以下が殊更に好ましい。かかるDE値の範囲としては、好ましくは1〜50であり、より好ましくは2〜40であり、更に好ましくは3〜30であり、更に好ましくは3〜20であり、殊更に好ましくは3〜16である。なお、デキストロース当量(DE値)は、通常知られているデキストロースの測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法により測定することができる。
本発明の経口組成物は、固形分中の成分(A)の含有量が10質量%以上であるが、製造物性の観点から、15質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、25質量%以上が更に好ましく、30質量%以上が殊更に好ましく、またデキストリン由来の不快味低減、後キレ改善の観点から、90質量%以下が好ましく、85質量%以下がより好ましく、80質量%以下が更に好ましく、75質量%以下がより更に好ましく、70質量%以下が殊更に好ましい。成分(A)の含有量の範囲としては、経口組成物の固形分中に、好ましくは10〜90質量%、より好ましくは15〜85質量%、更に好ましくは20〜80質量%、より更に好ましくは25〜75質量%、殊更に好ましくは30〜70質量%である。なお、成分(A)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の経口組成物は、成分(B)としてバニリンを含有する。成分(B)は、原料に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。また、成分(B)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、バニラ豆より抽出したものでもよい。
本発明の経口組成物は、固形分中の成分(B)の含有量は0.00001〜0.003質量%であるが、風味改善の観点から、0.000015質量%以上が好ましく、0.00004質量%以上がより好ましく、0.00006質量%以上が更に好ましく、0.00007質量%以上が殊更に好ましく、そして0.0025質量%以下が好ましく、0.002質量%以下がより好ましく、0.0015質量%以下が更に好ましく、0.0009質量%以下が更に好ましく、0.0005質量%以下がより更に好ましく、0.0002質量%以下が殊更に好ましい。成分(B)の含有量の範囲としては、経口組成物の固形分中に、好ましくは0.000015〜0.0025質量%、より好ましくは0.00004〜0.002質量%、更に好ましくは0.00006〜0.0015質量%、更に好ましくは0.00007〜0.0009質量%、より更に好ましくは0.00007〜0.0005質量%、殊更に好ましくは0.00007〜0.0002質量%である。なお、成分(B)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の経口組成物は、成分(C)としてケンフェロールモノグルコシドを含有する。ここで、本明細書において「ケンフェロールモノグルコシド」とは、ケンフェロールの水酸基にグルコースが1つ結合した化合物をいい、グルコースの結合位置は特に限定されない。成分(C)としては、例えば、アストラガリン、ポプルニン等を挙げることができる。中でも、本発明の効果を享受しやすい点から、アストラガリンが好ましい。成分(C)は、原料に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。
本発明の経口組成物は、固形分中の成分(C)の含有量が0.01〜1.0質量%であるが、後キレ改善の観点から、0.02質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、0.04質量%以上が更に好ましく、0.06質量%以上がより更に好ましく、0.08質量%以上が殊更に好ましく、また渋味抑制の観点から、0.7質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.4質量%以下が更に好ましく、0.35質量%以下がより更に好ましく、0.25質量%以下が殊更に好ましい。成分(C)の含有量の範囲としては、経口組成物の固形分中に、好ましくは0.02〜0.7質量%、より好ましくは0.03〜0.5質量%、更に好ましくは0.03〜0.4質量%、更に好ましくは0.04〜0.35質量%、より更に好ましくは0.06〜0.25質量%、殊更に好ましくは0.08〜0.25質量%である。なお、成分(C)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の経口組成物は、成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が、後キレ改善の観点から、50以上であることが好ましく、100以上がより好ましく、200以上が更に好ましく、400以上が更に好ましく、600以上がより更に好ましく、800以上が殊更に好ましく、そして5000以下が好ましく、4000以下がより好ましく、3000以下が更に好ましく、2500以下がより更に好ましく、2000以下が殊更に好ましい。かかる質量比[(C)/(B)]の範囲としては、好ましくは50〜5000、より好ましくは100〜4000、更に好ましくは200〜3000、更に好ましくは400〜2500、更に好ましくは600〜2500、より更に好ましくは800〜2500、殊更に好ましくは800〜2000である。
本発明の経口組成物は、所望により、酸味料、甘味料、アミノ酸、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、香料、果汁、植物エキス、エステル、色素、乳化剤、乳成分、ココアパウダー、調味料、植物油脂、酸化防止剤、保存料、pH調整剤、品質安定剤、花蜜エキス等の添加剤を1種又は2種以上を含有することができる。添加剤の含有量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することができる。
また、本発明の経口組成物は、必要に応じて許容される担体を含有することができる。例えば、賦形剤(例えば、グルコース、ガラクトース、フルクトース等の単糖類、スクロース、ラクトース、ラクトース、パラチノース等の二糖類、マルチトール、キシリトール、ソルビトール、還元パラチノース等の糖アルコール);結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン、メチルセルロース、硬化油等);崩壊剤(例えば、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、トウモロコシデンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等);滑沢剤(例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク、二酸化ケイ素等);嬌味剤(例えば、ステビア等);オリゴ糖、寒天、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム、増量剤、増粘剤、界面活性剤、分散剤、緩衝剤、希釈剤等の担体が挙げられる。なお、担体の含有量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することが可能である。
本発明の経口組成物の具体例としては、例えば、インスタント飲料;濃縮飲料;乳飲料、ヨーグルト、チーズ等の乳製品;ゼリー、スナック、ビスケット、米菓等の菓子の飲食品が挙げられ、健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助食品、健康補助食品、サプリメント等)、医薬品、医薬部外品とすることもできる。なお、インスタント飲料又は濃縮飲料とは、液体に希釈溶解して飲料として飲用に供されるものをいい、液体は飲料に還元できれば特に限定されない。例えば、水、炭酸水、牛乳、豆乳等が挙げられ、液体の温度は問わない。また、健康食品、医薬品、又は医薬部外品である場合の剤型としては、例えば、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、散剤、丸剤、チュアブル剤、トローチ剤等が挙げられる。中でも、経口組成物としては、インスタント飲料、濃縮飲料、ゼリー食品、顆粒剤、錠剤が好ましく、インスタント飲料、濃縮飲料、顆粒剤が更に好ましい。
また、経口組成物がインスタント飲料である場合、例えば、瓶等に容器詰し飲用する際にカップ1杯分をスプーン等で計量するもの、1杯分を収容したカップタイプ、カップ1杯分毎に小分け包装したスティックタイプ等とすることができる。また、経口組成物が濃縮飲料である場合、例えば、カップ1杯分毎に小分け包装したポーションタイプの希釈飲料等が挙げられる。なお、カップの容量は30〜320mLであることが好ましく、また小分け包装の内容量はカップ容量に適合するように適宜設定することが可能である。中でも、本発明の効果を享受しやすい点から、カップ1杯分毎に小分け包装したものが好ましく、例えば、スティック包装したもの、ピロー包装したものを挙げることができる。小分け包装は、アルミ蒸着フィルム等を材質とする包装材料で包装することができる。なお、容器内及び包材内は窒素ガスを充填してもよく、また包材は酸素透過性の低いものが品質維持の点で好ましい。
本発明の経口組成物は、常法にしたがって製造することが可能であり、適宜の方法を採り得る。例えば、特定量の成分(A)、成分(B)及び成分(C)、必要に応じて担体及び/又は添加剤を、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の各含有量が上記範囲内となるように混合して製造することができる。成分(A)、成分(B)及び成分(C)の混合順序は特に限定されず、任意の順序で添加しても、3者を同時に添加してもよい。混合方法としては、撹拌、震盪等の適宜の方法を採用することが可能であり、混合装置を使用しても構わない。混合装置の混合方式は、容器回転型でも、容器固定型でもよい。容器回転型として、例えば、水平円筒型、V型、ダブルコーン型、立方体型等を採用することができる。また、容器固定型として、例えば、リボン型、スクリュー型、円錐形スクリュー型、パドル型、流動層型、フィリップスブレンダ−等を採用することができる。また、公知の造粒法により造粒物としてもよい。造粒方法としては、例えば、噴霧造粒、流動層造粒、圧縮造粒、転動造粒、撹拌造粒、押出造粒、粉末被覆造粒等が挙げられる。なお、造粒条件は、造粒方法により適宜選択することができる。また、錠剤とする場合には、湿式打錠及び乾式打錠のいずれでもよく、公知の圧縮成形機を使用することができる。更に、濃縮液状である場合、例えば、常圧にて溶媒の蒸発を行う常圧濃縮法、減圧にて溶媒の蒸発を行う減圧濃縮法、膜分離により溶媒を除去する膜濃縮法等の公知の濃縮方法を採用することができる。
1.デキストリンの分析
(1)定量法
試料、及び各濃度の標準溶液1.5mLに、1N−NaOH水溶液を250μLと0.5MのPMP(3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン)−メタノール溶液を500μL加え、70℃で30分加熱する。得られた溶液に対し、1N−HCl水溶液を250μLにて中和し、5mLのクロロホルムを加え分配し、水層を測定試料とする。上記操作により得られた測定試料について、高速液体クロマトグラフ質量分析を用い、下記条件にて測定する。
分析条件
・HPLC装置:型式ACQUITY UPLC、Waters製
・MS装置 :型式SYNAPT G2−S HDMS型、Waters製
・イオン化 :ESI
・質量範囲 :m/z 100−2500
・カラム :型式Unison UK−C18 UP(2.0×100mm,3μm),インタクト社製
・移動相 :E液:ギ酸0.05%水溶液、F液:アセトニトリル(%F=15→90)
・流量 :0.6mL/min
・注入量 :1μL
(2)デキストロース当量
(I)分析は、デキストリンに含まれているぶどう糖、麦芽糖などの還元糖分をぶどう糖として定量する場合に適用し、次の手順にしたがって行う。
・水分の定量
・レイン・エイノン法による還元糖分の定量
・ぶどう糖として計算した還元糖の含有率(DE値、%)の計算
(II)試料の調製及び力価の標定
(II-A)試料の調製
(II-1)標準転化糖溶液
スクロース(試薬)4.75gを正確に量り取り、90mLの水を使用して500mL容メスフラスコに移し入れる。これに塩酸(比重1.18)5mLを加え、20〜30℃で3日間放置した後、水を加えて定容し、冷暗所に保存する。その50mLを200mL容メスフラスコにとり、フェノールフタレインを指示薬として1mol/L水酸化ナトリウム溶液で中和した後、水を加えて定容する。これを転化糖溶液としてフェーリング溶液の力価の標定に用いる。
(II-2)メチレンブルー溶液
1%メチレンブルー1gを水に溶かして100mLとする。
(II-3)フェーリング溶液
A液:硫酸銅(CuSO4・5H2O)34.639gを水に溶かして500mLとし、2日間放置後ろ過する。
B液:酒石酸カリウムナトリウム(KNaC4H4O6・4H2O)173gと水酸化ナトリウム50gを水に溶かして500mLとし、これを2日間放置後ろ過する。
(II-B)フェーリング溶液の力価の標定
フェーリング溶液A液5.0mL及びB液5mLを200mL容三角フラスコにとり、50mL容ビュレットを用いて標準転化糖溶液19.5mLを加える。電熱器上で2分間沸騰させた後、メチレンブルー溶液4滴を加え、沸騰しながら標準転化糖溶液を滴下し、青色が消失したところを終点とする。滴定は沸騰し始めてから3分以内に終了する。この滴定を3回行い、平均値を求める。但し、3回の平均値を滴定値とするが、各滴定値の差は0.1mL以内とする。また、力価の小数点以下第4位を四捨五入し、1±0.02の範囲内に収める。
Figure 2020000073
〔式中、Aは、消費した標準転化糖溶液の量(mL)を示す。〕
(III)試料の調製
分析試料は、試料の性状に応じて、次により調製する。
(III-1)液体試料
液体中に結晶又は塊状物が析出している場合には、密閉容器に入れ、60〜70℃の水浴に浸漬して溶解し、よく振り混合した後、室温に冷却する。
(III-2)固体試料
粉末又は結晶状とし、塊がある場合には砕き、よく混合する。
(IV)水分の定量
水分の定量は、試料の性状により、次の方法で行う。
(IV-1)液体試料
乾燥助剤として、予め秤量瓶に海砂を約15g取り、ガラス棒とともに105℃の乾燥機中で乾燥して恒量を求める。次に、前記(III)で調製した均一試料を固形分として約2gに相当する量を正確に量り取り、必要があれば少量の水を全体が浸るまで加え、時々ガラス棒でかき混ぜながら水浴上で加熱して大部分の水を揮散させる。更に、105℃の乾燥機内で時々かき混ぜ、ほとんど乾燥するまで乾かした後、真空乾燥機に移し、70℃で4時間乾燥する。デシケータ中で室温まで放冷した後、重量を量る。1時間ずつ真空乾燥を繰り返して恒量を求める。減量が、2mg以下の変化になった時を恒量に達したとみなす。
(IV-2)固体試料
前記(III)で調製した均一試料約2gを予め恒量にした秤量瓶に正確に量り取り、真空乾燥機で70℃、4時間乾燥する。次に、デシケータ中で室温まで放冷した後、重量を量る。更に、1時間ずつ真空乾燥を繰り返して、減量が2mg以下の変化になった時を恒量に達したとみなす。
(IV-3)水分の計算
試料中の水分は、次式により算出する。数値は小数点以下第2位を四捨五入する。
Figure 2020000073
〔式中、W0は試料の採取量(g)を示し、W1は乾燥後の試料の重量(g)を示す。〕
(V)DE値の定量
(V-1)検液の調製
前記(III)で調製した均一試料約10gを正確に量り取り、水に溶かして500mL容メスフラスコに移し入れ、水を加えて容定し検液とする。
(V-2)滴定操作
フェーリング溶液A液5.0mL及びB液5mLを200mL容三角フラスコに採り、50mL容ビュレットを用いて、(V-1)で調製した検液15mLを加え、(II-B)の要領にしたがって滴定し、これを予備滴定とする。更に同様にして、予備滴定で得た滴定数より約1mL少ない量の検液を加え、(II-B)の要領にしたがって滴定する。ここで得た検液の消費量にフェーリング溶液の力価を乗じ、この数値から表1に示すレイン・エイノン糖量表(ぶどう糖)を用いて還元糖濃度(DE値,mg/100mL)をぶどう糖として求める。
(V-3)DE値の計算
試料の乾燥状態におけるぶどう糖として計算したDE値は、次式により算出する。数値は、小数点以下第2位を四捨五入する。
Figure 2020000073
〔式中、
Sは、表1に示すレイン・エイノン糖量表(ぶどう糖)を用いて求めた検液100mL中のぶどう糖量(mg)を示し、
Mは、(IV)で秤量した試料の水分(%)を示し、
Sは、(V-1)で秤量した試料の採取量(g)を示す。〕
Figure 2020000073
2.アストラガリンの分析
試料溶液をフィルター(0.45μm)で濾過し、高速液体クロマトグラフ(型式LC−20 Prominence,島津製作所製)を用い、カラム〔Cadenza CD−C18(3μm,4.6mmφ×150mm,Imtakt)〕を装着し、カラム温度40℃にてグラディエント法により行った。移動相A液は酢酸を0.05質量%含有するアセトニトリル溶液、B液はアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は360nmの条件で行った。なお、グラディエントの条件は、以下のとおりである。
濃度勾配条件
時間(分) A液濃度(体積%) B液濃度(体積%)
0 85% 15%
20 80% 20%
35 10% 90%
50 10% 90%
50.1 85% 15%
60 85% 15%
アストラガリンの標準品を用いて濃度既知の標準溶液を調製し、上記分析条件にて高速液体クロマトグラフ分析に供することによりリテンションタイムを測定するとともに、検量線を作成した。
・アストラガリン :18.2分
上記リテンションタイムで一致したピークをアストラガリンとして試料溶液中の各成分の定量を行った。
3.バニリンの分析
試料10mLをGC用ヘッドスペースバイアル(20mL)に採取し、塩化ナトリウム4gを添加する。バイアルに攪拌子を入れて密栓し、スターラーで30分間撹拌しながら、SPMEファイバー(シグマアルドリッチ社製、50/30μm、DVB/CAR/PDMS)に含有成分を吸着させる。吸着後、SPMEファイバーを注入口で加熱脱着し、GC/MS測定を行う。分析機器は、Agilent 7890A/5975Cinert(アジレント・テクノロジー社製)を使用する。
分析条件は次のとおりである。
・カラム :TC―WAX(30m(長さ),0.25mm(内径),0.25μm(膜厚))
・カラム温度 :40℃ (3min)→ 20℃/min→ 250℃
・カラム圧力 :定流量モード(31kPa)
・カラム流量 :lmL/min(He)
・注入口温度 :260℃
・注入方式 :スプリットレス
・検出器 :MS
・イオン源温度:230℃
・イオン化方法:EI(70eV)
・スキャン範囲:SCAN
購入試薬をエタノールで溶解させて、段階希釈し、標品を調製した。所定濃度の標品を試料に添加し、試料単体と同様にSPMEファイバーに吸着させ、GC/MS測定を行う。なお、定量にはm/z151のイオンのピーク面積を用いる。
実施例1〜5、比較例1〜2及び参考例1〜2
表2に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。その結果を表2に示す。なお、得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
官能評価1
上記の各実施例、比較例及び参考例で得られたインスタント粉末飲料1gを、それぞれ80℃の熱水100mLで溶解して還元飲料を調製し、各還元飲料を飲用したときの「後キレ」について、専門パネル4名が官能試験を行った。官能試験は、各パネリストが「後キレ」の評価基準を、下記の評価基準とすることに合意したうえで実施した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。
後キレの評価基準
後キレは、飲用後にデキストリン由来の不快味が後味として残るか否かを観点に、比較例1の還元飲料の後キレの評点を「1」とし、実施例3の還元飲料の後キレの評点を「5」として評価した。具体的な評価基準は以下のとおりである。なお、本明細書において「後キレがよい」とは、後味が消えることをいい、また「後キレが悪い」とは、苦味、渋味等の不快味が後味として口腔内に残ることをいう。
1:後キレが非常に悪い
2:後キレが悪い
3:後キレがややよい
4:後キレがよい
5:後キレが非常によい
Figure 2020000073
実施例6〜8及び比較例3
表3に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、実施例1と同様の方法で調製された還元飲料について、官能評価1と同一基準にて実施した。その結果を、参考例1の結果とともに表3に示す。得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例9及び比較例4
表4に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、実施例1と同様の方法で調製された還元飲料について、官能評価1と同一基準にて実施した。その結果を、参考例1の結果とともに表4に示す。得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例10及び比較例5
表5に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、実施例1と同様の方法で調製された還元飲料について、官能評価1と同一基準にて実施した。その結果を、参考例1の結果とともに表5に示す。得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例11、比較例6及び参考例3
表6に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、実施例1と同様の方法で調製された還元飲料について、官能評価1と同一基準にて実施した。その結果を表6に示す。得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例12、比較例7及び参考例4
表7に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、実施例1と同様の方法で調製された還元飲料について、比較例7で得られた還元飲料の後キレの評点を「1」とすることに合意したうえで実施した。また、評価基準は、官能評価1と同一の5段階で評価した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。その結果を表7に示す。得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例13、14、比較例8、9及び参考例5、6
表8に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末飲料を得た。得られたインスタント粉末飲料について分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、実施例1と同様の方法で各還元飲料を調製した後、実施例13、比較例8及び参考例5の還元飲料については比較例8で得られた還元飲料の後キレの評点を「1」とし、実施例14、比較例9及び参考例6の還元飲料については比較例9で得られた還元飲料の後キレの評点を「1」とすることに合意したうえで実施した。また、評価基準は、官能評価1と同一の5段階で評価した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。その結果を、実施例2、比較例1及び参考例1の結果とともに表8に示す。得られたインスタント粉末飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例15、比較例10及び参考例7
表9に示す各成分を均一に混合し、インスタント粉末緑茶飲料を得た。得られたインスタント粉末緑茶飲料について分析及び官能評価を行った。
官能評価2
上記の各実施例、比較例及び参考例で得られたインスタント粉末緑茶飲料1gを、それぞれ80℃の熱水100mLで溶解させて還元飲料を調製した。還元飲料は途中インスタント粉末緑茶飲料がダマにならないよう熱水を30秒かけてゆっくり注ぎ、茶筅でよく攪拌しながら均一に溶解するよう調製した。官能評価は、各還元飲料を飲用したときの「後キレ」について、専門パネル4名が官能試験を行った。官能試験は、各パネリストが比較例10で得られた還元飲料の後キレの評点を「1」とすることに合意したうえで実施した。また、評価基準は、官能評価1と同一の5段階で評価した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。その結果を表9に示す。得られたインスタント粉末緑茶飲料は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
Figure 2020000073
実施例16、比較例11及び参考例8
80℃に加温した温水9mLにキサンタンガムを0.2g添加し完全に溶解させポーション原液を調製した。次いで表10に示す成分のうちキサンタンガム以外の成分を均一に混合した粉末組成物をポーション原液に添加し完全に溶解させた。得られたポーション原液を容器(ポリスチレン、容量:15mL、口径43×高さ26mm)に流し入れ、ヘッドスペースの空気を窒素ガスに置換した上でフタで密封し、容器入りポーションを製造した。得られた容器入りポーションについて分析及び官能評価を行った。なお、官能評価は、各実施例、比較例及び参考例で得られたポーション10gを、80℃の熱水90mLでそれぞれ希釈して調製し、各還元飲料を飲用したときの「後キレ」について、専門パネル4名が官能試験を行った。官能試験は、各パネリストが比較例11で得られた還元飲料の後キレの評点を「1」とすることに合意したうえで実施した。また、評価基準は、官能評価1と同一の5段階で評価した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。その結果を表10に示す。
Figure 2020000073
実施例17、18、比較例12、13及び参考例9、10
表11に示す各成分を均一に混合し、次いで単発式打錠機(RIKEN社製)を用いて、穴径14mmのリング状杵で、質量1g/1錠にて打錠し、円形の錠剤を得た。得られた錠剤について分析及び官能評価を行った。なお、得られた錠剤は、いずれも固形分量が97.0質量%であった。
官能評価3
上記の各実施例、比較例及び参考例で得られた錠剤1錠を水なしで口に含み、口腔内に含んだ後直ちに噛み砕き、唾液により錠剤が口内で完全に消滅したときの「後キレ」について、専門パネル4名が官能試験を行った。官能試験では、各パネリストが「後キレ」の評価基準を、下記の評価基準とすることに合意したうえで実施した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。
後キレの評価基準
後キレは、服用後にデキストリン由来の不快味が後味として残るか否かを観点に、実施例17、比較例12及び参考例9の錠剤については比較例12の錠剤の後キレの評点を「1」とし、実施例18、比較例13及び参考例10の錠剤については比較例13で得られた錠剤の後キレの評点を「1」として評価した。具体的な評価基準は以下のとおりである。
1:後キレが非常に悪い
2:後キレが悪い
3:後キレがややよい
4:後キレがよい
5:後キレが非常によい
Figure 2020000073
実施例19、比較例14及び参考例11
80℃に加温した温水100mLに寒天を0.3g添加し、10分間温度を維持しながら攪拌子で攪拌して完全に溶解させた。次いで、表12に示す残りの成分を全て加え、更に5分間攪拌して完全に溶解させてゼリー原液を調製した。次いで、得られたゼリー原液40gを容器(スチロール樹脂製プラスチックカップ、容量:70mL、取り出し口内径:5cm)に流し入れ、冷蔵庫で10℃以下に冷却してゼリー食品を得た。得られたゼリー食品について分析及び官能評価を行った。
官能評価4
上記の各実施例、比較例、及び参考例のゼリー食品を小さじのスプーンで3gすくい取った後、口腔内に含み、舌で唾液と混ぜて完全に消滅したときの「後キレ」について、専門パネル4名が官能試験を行った。官能試験では、各パネリストが「後キレ」の評価基準を、下記の評価基準とすることに合意したうえで実施した。そして、専門パネルの評点の平均値を求めた。なお、評点の平均値は、小数第2位を四捨五入するものとする。
後キレの評価基準
後キレは、摂取後にデキストリン由来の不快味が後味として残るか否かを観点に、比較例14のゼリー食品の後キレの評点を「1」として評価した。具体的な評価基準は以下のとおりである。
1:後キレが非常に悪い
2:後キレが悪い
3:後キレがややよい
4:後キレがよい
5:後キレが非常によい
Figure 2020000073
表2〜12から、特定量の(A)デキストリン及び(B)バニリンに対し、特定量の(C)ケンフェロールモノグルコシドを含有させることで、後キレの良な経口組成物が得られることがわかる。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C);
    (A)デキストリン
    (B)バニリン、及び
    (C)ケンフェロールモノグルコシド
    を含有し、
    固形分中の成分(A)の含有量が10質量%以上であり、
    固形分中の成分(B)の含有量が0.00001〜0.003質量%であり、かつ
    固形分中の成分(C)の含有量が0.01〜1.0質量%である、
    経口組成物。
  2. 成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が50〜5000である、請求項1記載の経口組成物。
  3. 成分(A)のDE値が3〜30である、請求項1又は2記載の経口組成物。
  4. 成分(C)がアストラガリンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の経口組成物。
  5. 固形分中の成分(C)の含有量が0.03〜0.4質量%である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の経口組成物。
  6. 錠剤、顆粒剤、ゼリー食品又は濃縮飲料である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の経口組成物。
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