JP2019536825A - 酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含有する分散物および噴射可能な組成物 - Google Patents

酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含有する分散物および噴射可能な組成物 Download PDF

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Abstract

分散物の1つの例は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、両性イオン性安定剤、および残部の水を含む。噴射可能な組成物の1つの例は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、両性イオン性安定剤、界面活性剤、共溶媒、および残部の水を含む。噴射可能な組成物の安定性を改善するための方法は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、界面活性剤、共溶媒、および残部の水を含む、噴射可能な組成物に対して、両性イオン性安定剤を取り入れることを含んでいる。

Description

家庭およびオフィスでの用途に加えて、インクジェット技術は、高速の商業印刷および工業印刷にも広がってきている。インクジェット印刷はノンインパクト式の印刷方法であり、電子信号を使用して、インクの液滴または流れを制御し、方向付けて、媒体上に堆積させる。幾つかの商業用および工業用のインクジェットプリンターは、高速印刷を達成するために、固定されたプリントヘッドと、可動の基材ウェブを利用している。現在のインクジェット印刷技術は、熱的射出、圧電による圧力、または振動によって、小さなノズルを介してインク液滴を媒体表面上へと押し出すことを包含している。この技術は、プリンターの低騒音性、高速記録性能、および多色カラー記録性能を含む、多くの理由によって、種々の媒体表面(例えば紙)上へとイメージを記録するポピュラーな方法になっている。
本開示の例の特徴は、以下の詳細な説明および図面を参照することによって明らかとなるが、そこにおいて同様の参照番号は、同一ではないとしても、類似の部品に対応する。
図1は、本願で開示する噴射可能な組成物の例についての体積加重平均径(MV、または体積の分散のμm単位での平均径、Y軸)を示す棒グラフであり;
図2は、加速貯蔵(AS)環境における時間(週、X軸)の関数としての、噴射可能な組成物の例の波長1,000nmにおける吸光度(Y軸、吸光度単位(AU)、水中で1:1000の希釈率および1cmの光路長)を示すグラフであり;
図3は、水性分散物中における酸化セシウムタングステンの体積加重平均径(MV、nm単位、Y軸)に対するNaNO濃度(M、X軸)の影響を示すグラフであり;
図4は、別の水性分散物中における酸化セシウムタングステンの体積加重平均径(MV、nm単位、Y軸)に対するNaNO濃度(M、X軸)の影響を示すグラフであり;
図5は、さらに別の水性分散物中における酸化セシウムタングステンの体積加重平均径(MV、nm単位、Y軸)に対するNaNO濃度(M、X軸)の影響を示すグラフであり;そして
図6は、水性分散物中における酸化セシウムタングステンのD95粒子径(nm単位、Y軸)に対する粉砕時間(分、X軸)の影響を示すグラフである。
本願に開示されているのは水系分散物であり、これは酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含む。この両性イオン性安定剤は、輸送および貯蔵に際して、酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物の安定性を向上させうる。分散物の安定性が向上したことは、長期的に、pH、粒子径(例えば体積加重平均径)、粘度、および/または赤外線(IR)吸光度の変化が最小限であるか、または生じないことによって観察される。
やはり本願に開示されているのは噴射可能な組成物であり、これは酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含む。幾つかの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤は、上述した水系分散物中に存在していてよく、これが水系ビヒクルに取り入れられて(顔料分散物および/または吸収剤分散物として)、噴射可能な組成物が形成される。他の例では、両性イオン性安定剤および酸化セシウムタングステンナノ粒子は水系ビヒクルへと直接に添加されて、噴射可能な組成物が形成される。両性イオン性安定剤は、噴射可能な組成物中における酸化セシウムタングステンナノ粒子の安定性を増大させる。噴射可能な組成物中における安定性の増大は、長期的に、pH、粒子径(例えば体積加重平均径)、粘度、および/または赤外線(IR)吸光度の変化が最小限であるか、または生じないことによって観察されうる。
かくして、酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物および/または噴射可能な組成物の安定性は、pHの安定性、物理的な安定性、粘度の安定性、および/またはIR吸光度の安定性に関して測定可能である。本願で参照される用語「pHの安定性」は、分散物または噴射可能な組成物が長期にわたって実質的に変化しない(例えば元のpHの±0.5以内)pHを維持することのできる性能を意味している。
本願で参照する用語「物理的な安定性」は、分散物または噴射可能な組成物中の酸化セシウムタングステンナノ粒子が長期にわたり実質的に変化しないままである性能を意味している。組成物の物理的な安定性を判定するために、粒子径の変化を長期にわたって測定してよく(例えば、動的光散乱を使用して)、そして寸法変化の割合を求めてよい。粒子径が20nmを超えて(その元の寸法から)増大しない場合は、粒子径は「長期にわたり実質的に変化しない」と見做してよい。しかしながら幾つかの場合には、より大きな粒子径の増大であっても、粒子が沈降しない限りは、依然として物理的に安定であると見做してよい場合がある。物理的な安定性を測定するための1つの方法は、体積加重分布に関して、酸化セシウムタングステンナノ粒子の粒子径を測定することである。そうした分布は、体積によって表した粒子の数を示している。1つの例として、体積加重平均径は、マイクロトラック社から市販されているNANOTRAC登録商標粒子径分布測定システム(体積加重平均径の50%累積値を使用してよい)で測定してよい。この粒子径分布測定システムは、レーザー光の動的散乱を使用する。
本願に開示する例では、体積加重平均径測定値は、所定の体積範囲内の酸化セシウムタングステンナノ粒子の平均径である。体積加重平均径は場合によっては、de Brouckere平均径と呼ばれ、実際の粒子が同じ体積の球形粒子であると仮定した加重平均体積径である。
貯蔵後に、体積加重平均径が比較的一定のままである場合には、それは安定な分散物または噴射可能な組成物であることの証左である。しかしながら、分散物または噴射可能な組成物が貯蔵されていた後に、体積加重平均径が著しく増大した場合には、それは望ましくない凝集の徴候であり、また分散物または噴射可能な組成物がより安定でないことを示している。
本願で参照するところでは、用語「粘度の安定性」は、分散物または噴射可能な組成物が、実質的に変化しない粘度を長期にわたって維持することのできる性能を意味している(例えば、室温が18℃から22℃の範囲にあるとして、室温において5cPを超えて増大しない)。
本願で参照するところでは、用語「IR吸光度の安定性」は、分散物または噴射可能な組成物が、実質的に変化しないIR吸光度を長期にわたって維持することのできる性能を意味している(例えば、吸光度の喪失が10%を超えない)。
pHの変化、粒子径の変化、粘度の変化、および/またはIR吸光度の変化の測定を容易にするために、分散物または噴射可能な組成物は、加速貯蔵(AS)環境に貯蔵してよい。pH、粒子径、粘度、および/またはIR吸光度は、分散物または噴射可能な組成物をAS環境に貯蔵する前および後に測定してよい。加速貯蔵環境は、約45℃から約60℃の範囲の温度を有する環境であってよい。1つの例では、加速貯蔵環境は約60℃の温度に焼成されたオーブンであり、分散物または噴射可能な組成物は、このAS環境に約6週間貯蔵される。
pHの変化、粒子径の変化、粘度の変化、および/またはIR吸光度の変化の測定を容易にするための付加的な方法は、分散物または噴射可能な組成物を、温度サイクル(Tサイクル)にさらすことである。Tサイクル試験は、AS環境試験によっては示されない、分散物または噴射可能な組成物の不安定性を示しうる。逆に、AS環境試験は、Tサイクル試験によっては示されない、分散物または噴射可能な組成物の不安定性を示しうる。安定な分散物または噴射可能な組成物は、AS環境試験およびTサイクル試験の両方を通過することができなければならない。Tサイクル試験を実行する場合、pH、粒子径、粘度、および/またはIR吸光度は、分散物または噴射可能な組成物がTサイクルにさらされる前および後で測定してよい。Tサイクルは、分散物または噴射可能な組成物を高温に加熱し、分散物または噴射可能な組成物をその高温に数分間保持し、次いで分散物または噴射可能な組成物を低温に冷却して、分散物または噴射可能な組成物をその低温に数分間保持することを包含してよい。この過程は、数サイクル(例えば5回)にわたって繰り返してよい。
上述したように、大きなpHの変化、大きな粒子径の変化、大きな粘度の変化、および/または大きなIR吸光度の変化は、分散物または噴射可能な組成物の安定性が劣っていることを示しうる。さらにまた、大きなpHの変化(例えば、±0.5を超えるpHの変化)、大きな粒子径の変化(例えば、20nmを超える粒子径の増大)、または大きな粘度の変化(例えば、5cPを超える粘度の増大)は、分散物または噴射可能な組成物の貯蔵寿命の短縮につながる可能性がある。1つの例として、大きな粒子径の変化は、噴射可能な組成物の大部分における相分離(例えば、ナノ粒子のビヒクルからの分離、相互の凝集、および/または沈降)に由来しうるものであり、これは噴射可能な組成物が使用不能になる原因となる。大きなpHの変化、大きな粒子径の変化、または大きな粘度の変化はまた、噴射性および/またはイメージ品質を変化させうる。前述したように、ナノ粒子の凝集および/または沈降は、噴射可能な組成物の噴射をより困難なものとしうる。別の例として、大きなpHの変化は、分散物または噴射可能な組成物の粘度における、より大きな変化を生ずる可能性がある。pHが小さくなり過ぎると、分散物または噴射可能な組成物の粘度は増大する可能性があり、これによって分散物または噴射可能な組成物がより速い硬化を受けるようになり、プリントヘッドのノズルが詰まる可能性がある。pHが大きくなり過ぎると、分散物または噴射可能な組成物の粘度は低下する可能性があり、これによって分散物または噴射可能な組成物は弱く、ゆっくりと乾燥するようになって、劣った耐水性その他を示す。さらにまた、大きなIR吸光度の変化(例えば、吸光度の喪失が10%を越えるIR吸光度の変化)は、分散物または噴射可能な組成物をIR吸収剤として使用不能としうる。1つの例として、酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物を含有する噴射可能な組成物は、3次元(3D)印刷システムにおける融合剤として使用してよく、そこにおいて酸化セシウムタングステンナノ粒子はプラズモン共鳴吸収剤として作用する。
上述したように、酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、両性イオン性安定剤、および残部の水を含む。幾つかの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物はこれら3つの成分からなり、他の成分は含まない。
1つの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子は一般式CsWOを有し、ここで0<x<1である。酸化セシウムタングステンナノ粒子は分散物に、薄い青色を付与しうる。この色の濃さは、少なくとも部分的には、分散物中の酸化セシウムタングステンナノ粒子の量に依存する。1つの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子は分散物中に、約1重量%から約20重量%(分散物の合計の重量%に基づいて)の範囲にわたる量で存在してよい。
酸化セシウムタングステンナノ粒子の平均粒子径(例えば、体積加重平均径)は、約1nmから約40nmの範囲にあってよい。幾つかの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子の平均粒子径は、約1nmから約15nmまたは約1nmから約10nmの範囲にあってよい。この粒子径の範囲の上端(例えば、約30nmから約40nm)は余り望ましくないであろう、というのは、そうした粒子を安定化するのはより困難だからである。
酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物はまた、両性イオン性安定剤を含んでいる。上述したように、両性イオン性安定剤は分散物の安定性を改善しうる。両性イオン性安定剤は全体として中性の電荷を有するが、分子の少なくとも1つの領域(例えばアミノ基)は正電荷を有し、分子の少なくとも1つの他の領域は負電荷を有する。酸化セシウムタングステンナノ粒子は、僅かな負電荷を有してよい。両性イオン性安定剤分子は、両性イオン性安定剤分子の正領域が酸化セシウムタングステンナノ粒子に最も近く、そして両性イオン性安定剤の負領域が酸化セシウムタングステンナノ粒子からより遠いようにして、僅かに負の酸化セシウムタングステンナノ粒子の周囲に配向しうる。次いで、両性イオン性安定剤分子の負領域の負電荷は、酸化セシウムタングステンナノ粒子と反発し合う。両性イオン性安定剤分子は、酸化セシウムタングステンナノ粒子の周囲に保護層を形成してよく、それらが相互に直接接触することを防止し、および/または粒子表面の間の距離を増大させる(例えば、約1nmから約2nmの範囲にある距離だけ)。かくして、両性イオン性安定剤は、酸化セシウムタングステンナノ粒子が分散物中で凝集および/または沈降するのを防止しうる。
適切な両性イオン性安定剤の例には、C2からC8のベタイン、100gの水に対して少なくとも10gの溶解度を有するC2からC8のアミノカルボン酸、タウリン、およびこれらの組み合わせが含まれる。C2からC8のアミノカルボン酸の例には、ベータアラニン、ガンマアミノ酪酸、グリシン、およびこれらの組み合わせが含まれる。
両性イオン性安定剤は分散物中に、約2重量%から約35重量%(分散物の合計の重量%に基づいて)の範囲にわたる量で存在してよい。両性イオン性安定剤がC2からC8のベタインである場合、C2からC8のベタインは、分散物の合計重量%の約8重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在してよい。両性イオン性安定剤がC2からC8のアミノカルボン酸である場合、C2からC8のアミノカルボン酸は、分散物の合計重量%の約2重量%から約20重量%の範囲にわたる量で存在してよい。両性イオン性安定剤がタウリンである場合、タウリンは分散物の合計重量%の約2重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在してよい。
1つの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子の両性イオン性安定剤に対する重量比は1:10から10:1の範囲にわたる。別の例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子の両性イオン性安定剤に対する重量は1:1である。
分散物の残部は水である。
両性イオン性安定剤は酸化セシウムタングステンナノ粒子および水に対して、ナノ粒子を水中で粉砕して分散物を形成する前、間、または後に添加してよい。
上述したように、本願においてはまた、噴射可能な組成物が開示される。噴射可能な組成物は、例えば、連続式インクジェット印刷、またはピエゾ式インクジェット印刷およびサーマルインクジェット印刷を含むドロップオンデマンドインクジェット印刷のような、既知のインクジェット印刷技術の任意のものを使用して適用可能である。噴射可能な組成物は、幾つかの場合には、インクジェットインクとして使用してよい。例えば、酸化セシウムタングステンナノ粒子は噴射可能な組成物に対して青色(その濃さは存在するナノ粒子の量に応じて変化しうる)を付与しうるものであり、かくしてインクジェットインクとして使用してよい。別の例として、噴射可能な組成物は付加的な着色剤(酸化セシウムタングステンナノ粒子に加えて)を含んでよく、かくしてインクジェットインクとして使用してよい。噴射可能な組成物は、他の場合には、3D印刷における融合剤として使用してよい。
本願で開示する、酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含む噴射可能な組成物は、液体であり、単独のカートリッジセットに含有されてよく、または複数カートリッジのセットに含有されてよい。複数カートリッジのセットの場合、複数の噴射可能な組成物のうち任意の数のものが、それに取り入れられた酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を有するものであってよい。
1つの例では、本願に開示する噴射可能な組成物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、両性イオン性安定剤、界面活性剤、および残部の水を含む。幾つかの例では、噴射可能な組成物はこれらの成分からなり、他の成分は含まない。別の例では、本願に開示する噴射可能な組成物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、両性イオン性安定剤、共溶媒、界面活性剤、および残部の水を含む。幾つかの例では、噴射可能な組成物はこれらの成分からなり、他の成分は含まない。他の例では、噴射可能な組成物は、添加剤(例えば、抗コゲーション剤、キレート剤、抗微生物剤、またはそれらの組み合わせ)のような付加的な成分を含んでよい。
本願で使用するところでは、用語「噴射可能な組成物のビヒクル」、「液体ビヒクル」、および「ビヒクル」は、酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤が入れられて噴射可能な組成物(単数または複数)が形成される、液状流体を参照してよい。本開示の噴射可能な組成物セット(単数または複数)については、種々の液体ビヒクルを使用してよい。ビヒクルは水を単独で、または種々の付加的な成分と組み合わせて含んでよい。そうした付加的な成分の例には、共溶媒(単数または複数)、界面活性剤(単数または複数)、抗微生物剤(単数または複数)、抗コゲーション剤(単数または複数)、および/またはキレート剤が含まれうる。
噴射可能な組成物の液体ビヒクルにはまた、界面活性剤(単数または複数)が含まれてよい。界面活性剤は、約0.1重量%から約4重量%(噴射可能な組成物の合計重量%に基づいて)の範囲にわたる量で存在してよい。適切な界面活性剤の例は、ノニオン性界面活性剤である。幾つかの特定的な例には、自己乳化性の、アセチレンジオールの化学的性質に基づくノニオン性湿潤剤(例えばエアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社のSURFYNOL登録商標SEF)、ノニオン性フルオロ界面活性剤(例えば以前はZONYL FSOとして知られていた、デュポン社のCAPSTONE登録商標フルオロ界面活性剤)、およびこれらの組み合わせが含まれる。他の例では、界面活性剤はエトキシル化された低発泡性湿潤剤(例えば、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社のSURFYNOL登録商標440またはSURFYNOL登録商標CT−111)またはエトキシル化された湿潤剤および分子消泡剤(例えば、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社のSURFYNOL登録商標420)である。さらに他の適切な界面には、ノニオン性湿潤剤および分子消泡剤(例えば、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社のSURFYNOL登録商標104E)、または水溶性ノニオン性界面活性剤(例えば、ダウ・ケミカル社のTERGITOLTMTMN−6、TERGITOLTM15S7、およびTERGITOLTM15S9)が含まれる。幾つかの例では、アニオン性界面活性剤をノニオン性界面活性剤と組み合わせて使用してよい。1つの適切なアニオン性界面活性剤は、アルキルジフェニルオキシドジスルホネート(例えば、ダウ・ケミカル社のDOWFAXTM8390およびDOWFAXTM2A1)である。幾つかの例では、親水性親油性バランス(HLB)が10未満の界面活性剤を用いることが望ましい。
ビヒクルは、共溶媒(単数または複数)を含んでよい。ビヒクルに添加してよい共溶媒の幾つかの例には、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリジノン、2−ピロリジノン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、トリプロピレングリコールメチルエーテル、エトキシル化グリセロール−1(LEG−1)、およびこれらの組み合わせが含まれる。単独の共溶媒を使用する場合も、共溶媒の組み合わせを使用する場合も、噴射可能な組成物中の共溶媒(単数または複数)の合計量は、噴射可能な組成物の合計重量%に関して約2重量%から約80重量%の範囲にあってよい。共溶媒の添加量は、約0.8cPから5cPの範囲にある粘度を達成するように調節してよい。
幾つかの例では、液体ビヒクルはまた、前述した添加剤の1つまたはより多くを含んでよい。繰り返すと、その添加剤は、抗コゲーション剤、キレート剤、抗微生物剤、またはこれらの組み合わせであってよい。添加剤の量は、添加剤の種類に応じて変動しうるが、一般に添加剤は噴射可能な組成物中に、約0.01重量%から約20重量%(噴射可能な組成物の合計重量%に基づいて)の範囲にわたる量で存在してよい。
上述したように、抗コゲーション剤は、噴射可能な組成物中に含まれてよい。コゲーションとは、サーマルインクジェットプリントヘッドの加熱要素上への、噴射可能な組成物の乾燥した成分の堆積物を意味している。抗コゲーション剤(単数または複数)は、コゲーションの蓄積防止を補助するために含められる。適切な抗コゲーション剤の例には、オレス−3−リン酸(例えばクロダ社からCRODAFOSTMO3AまたはCRODAFOSTMN−3酸として市販されている)、またはオレス−3−リン酸と低分子量(例えば<5000)のポリアクリル酸ポリマーの組み合わせが含まれる。単一の抗コゲーション剤を使用する場合も、抗コゲーション剤の組み合わせを使用する場合も、噴射可能な組成物中の抗コゲーション剤(単数または複数)の合計量は、約0.1重量%から約0.2重量%(噴射可能な組成物の合計の重量%に基づいて)の範囲にあってよい。
液体ビヒクルはまた、キレート剤を含んでよい。キレート剤は噴射可能な組成物中に、重金属不純物の有害な影響を排除するために含められてよい。適切なキレート剤の例には、エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム(EDTA−Na)、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)、およびメチルグリシン2酢酸(例えばBASF社のTRILON登録商標M)が含まれる。単一のキレート剤を使用する場合も、キレート剤の組み合わせを使用する場合も、噴射可能な組成物中のキレート剤(単数または複数)の合計量は、噴射可能な組成物の合計の重量%に基づいて0重量%から約2重量%の範囲にあってよい。
液体ビヒクルはまた、抗微生物剤(単数または複数)を含んでよい。適切な抗微生物剤には、殺生物剤および抗菌剤が含まれる。例示的な抗微生物剤には、NUOSEPT登録商標(アシュランド社)、VANCIDE登録商標(バンダービルト社)、ACTICIDE登録商標B20およびACTICIDE登録商標M20(ソーケミカルズ社)、およびこれらの組み合わせが含まれてよい。1つの例では、噴射可能な組成物は抗微生物剤の合計量を約0.1重量%から約1重量%(噴射可能な組成物の合計の重量%に基づいて)の範囲で含んでよい。
本願に開示する幾つかの例では、噴射可能な組成物のビヒクルはまた、追加の分散剤(単数または複数)(例えばルブリゾール社のCARBOSPERSETMK−7028ポリアクリレートのような低分子量(例えば<5000)ポリアクリル酸ポリマー)、保存剤(単数または複数)、噴射性添加剤(単数または複数)、およびその他を含んでよい。
噴射可能な組成物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子を含んでいる。1つの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子は他の成分(両性イオン性安定剤を含む)に対して添加されて、噴射可能な組成物を形成する。別の例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子は、前述した酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物(両性イオン性安定剤を含む)中に存在し、これは他の成分に対して添加されて噴射可能な組成物を形成する別個の分散物である。
本願に記載するところでは、酸化セシウムタングステンナノ粒子は一般式CsWOを有し、ここで0<x<1である。酸化セシウムタングステンナノ粒子は噴射可能な組成物に、薄い青色を付与しうる。この色の濃さは、少なくとも部分的には、噴射可能な組成物中の酸化セシウムタングステンナノ粒子の量に依存する。1つの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子は噴射可能な組成物中に、約1重量%から約15重量%(噴射可能な組成物の合計の重量%に基づいて)の範囲にわたる量で存在してよい。この重量割合は、噴射可能な組成物中における活性な酸化セシウムタングステンナノ粒子の重量割合であり、噴射可能な組成物中に取り入れられてよい酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物の合計の重量割合ではない。従って、ここで示された重量割合は、酸化セシウムタングステンナノ粒子が分散物の一部である場合に存在しうる、任意の他の成分(例えば水、両性イオン性安定剤)を算入したものではない。
噴射可能な組成物中の酸化セシウムタングステンナノ粒子の平均粒子径(例えば、体積加重平均径)は、約1nmから約40nmの範囲にわたってよい。幾つかの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子の平均粒子径は、約1nmから約15nmまたは約1nmから約10nmの範囲にわたってよい。この粒子径の範囲の上端(例えば、約30nmから約40nm)は余り望ましくないが、それは、そうした粒子を安定化するのはより困難でありうるからである。
噴射可能な組成物はまた、両性イオン性安定剤を含んでいる。上述したように、両性イオン性安定剤は、酸化セシウムタングステンナノ粒子を含む噴射可能な組成物の安定性を改善しうる。噴射可能な組成物においては、両性イオン性安定剤分子が酸化セシウムタングステンナノ粒子の周囲に保護層を形成して(分散物に関して本願で説明したように)、それらが相互に直接接触することを防止し、および/または粒子表面の間の距離を増大させる(例えば、約1nmから約2nmの範囲にある距離だけ)と考えられる。かくして両性イオン性安定剤は、噴射可能な組成物中において酸化セシウムタングステンナノ粒子が凝集および/または沈降することを防止しうる。
適切な両性イオン性安定剤の例には、C2からC8のベタイン、100gの水に対して少なくとも10gの溶解度を有するC2からC8のアミノカルボン酸、タウリン、およびこれらの組み合わせのような、分散物に関して前述した任意のものが含まれる。
両性イオン性安定剤は噴射可能な組成物中に、約2重量%から約35重量%(噴射可能な組成物の合計の重量%に基づいて)の範囲にわたる量で存在してよい。両性イオン性安定剤がC2からC8のベタインである場合、C2からC8のベタインは、噴射可能な組成物の合計重量%の約8重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在してよい。両性イオン性安定剤がC2からC8のアミノカルボン酸である場合、C2からC8のアミノカルボン酸は、噴射可能な組成物の合計重量%の約2重量%から約20重量%の範囲にわたる量で存在してよい。両性イオン性安定剤がタウリンである場合、タウリンは噴射可能な組成物の合計重量%の約2重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在してよい。
1つの例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子の両性イオン性安定剤に対する重量比は1:10から10:1の範囲にわたる。別の例では、酸化セシウムタングステンナノ粒子の両性イオン性安定剤に対する重量は1:1である。
幾つかの例では、両性イオン性安定剤は、酸化セシウムタングステンナノ粒子およびビヒクルの他の成分と共に添加されて、噴射可能な組成物を形成してよい。この例では、両性イオン性安定剤は、ビヒクルに直接添加されてよい。他の例では、両性イオン性安定剤は酸化セシウムタングステンナノ粒子分散物中へと、その分散物をビヒクルに取り入れるよりも前に添加してよい。
噴射可能な組成物の残部は水である。
幾つかの例では、噴射可能な組成物はまた、酸化セシウムタングステンナノ粒子に加えて、着色剤をも含んでよい。噴射可能な組成物中に存在してよい着色剤の量は、約1重量%から約10重量%(噴射可能な組成物の合計重量%に基づいて)の範囲にわたる。着色剤は、任意の適切な色を有する顔料および/または染料であってよい。色の例には、シアン、マゼンタ、イエロー、その他が含まれる。着色剤の例には、アシッドイエロー23(AY23)、アシッドイエロー17(AY17)、アシッドレッド52(AR52)、アシッドレッド289(AR289)、リアクティブレッド180(RR180)、H−MAマゼンタ、H−MIマゼンタ、ダイレクトブルー199(DB199)、プロジェットC854、H−CBシアンのような染料、またはピグメントブルー15:3(PB15:3)、ピグメントレッド122(PR122)、ピグメントイエロー155(PY155)、およびピグメントイエロー74(PY74)のような顔料が含まれる。アニオン性着色剤が含有される場合には、着色剤が噴射可能な組成物から析出しないように、その量を調節(例えば低減)してよい。
本願において、酸化セシウムタングステン分散物の安定性(例えば、pHの安定性、物理的安定性、粘度の安定性、および/またはIR吸光度の安定性)を改善するための方法が開示される。この方法は、両性イオン性安定剤を分散物に取り入れることを含んでいる。
この方法の両性イオン性安定剤は、本願で記載した両性イオン性安定剤の任意の例であってよい。この方法の酸化セシウムタングステン分散物は、両性イオン性安定剤を添加する前の、本願の酸化セシウムタングステン分散物であってよい。
1つの例では、両性イオン性安定剤が添加される酸化セシウムタングステン分散物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子および残部の水を含んでいる。
やはり本願に記載されているのは、噴射可能な組成物の安定性(例えば、pHの安定性、物理的安定性、粘度の安定性、および/またはIR吸光度の安定性)を改善するための方法である。この方法は、両性イオン性安定剤を噴射可能な組成物に取り入れることを含んでいる。
この方法の両性イオン性安定剤は、本願で記載した両性イオン性安定剤の任意の例であってよい。この方法の噴射可能な組成物は、両性イオン性安定剤を単独で、または酸化セシウムタングステン分散物の一部として添加する前の、本願に記載した噴射可能な組成物であってよい。
1つの例では、両性イオン性安定剤が添加される噴射可能な組成物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、界面活性剤、共溶媒、および残部の水を含んでいる。別の例では、両性イオン性安定剤が添加される噴射可能な組成物は、酸化セシウムタングステンナノ粒子、界面活性剤、および残部の水を含んでいる。
さらに別の例では、本方法のこの例は、酸化セシウムタングステンナノ粒子を含有する両性イオン性安定剤を水性(水系)分散物を取り入れて、安定化された分散物を形成することを含んでよい。この例において、方法はまた、界面活性剤、幾つかの場合には共溶媒、そして残物の水を安定化された分散物と組み合わせることを含んでよい。
本開示をさらに説明するために、以下に例を提示する。これらの例は説明を行う目的で提示されたものであり、本開示の範囲を限定するものと解釈されてはならないことが理解されよう。
例1〜6においては、幾つかの異なる噴射可能な組成物および分散物の配合物が調製され、分析された。酸化セシウムタングステンナノ粒子の粒子径は、例1〜6の各々において、体積加重平均径(MV)について測定された。体積加重平均径(MV)は、NANOTRAC登録商標WAVETM粒子径分布測定システム(日機装グループのマイクロトラック社から入手可能)を用いて測定した。試験用サンプルは噴射可能な組成物の試料を脱イオン水で[1:5000]に希釈することによって調製され、サンプルはさらに処理を行うことなく分析した。例4および5においては、D50(すなわち粒子径分布のメジアンであり、集団の1/2はこの値を上回り、1/2はこの値を下回る)およびD95(すなわち集団の95%がこの値を下回る)がまた、この粒子径分布測定システムを使用して測定された。やはり例4および5において、粒子径はACCUSIZER A2000(ピーエスエス社)を使用して測定されているが、これは粒子を計数し、1mLの試料中に存在している特定の粒子径の粒子の数を決定するものである。例7においては、粒子径の測定は、HORIBATMLA−950粒子径分布測定装置を使用して行われた。
例1
この例は、分散物の安定性が噴射可能な組成物の添加によって影響されるかどうかを判定するために行われた。
酸化セシウムタングステンは、水分散物として粉砕された形で、住友金属鉱山株式会社(住友)から入手した。入手した状態の酸化セシウムタングステン分散物は、安定化用添加剤を何も含有しておらず、また分散物中の粒子の体積加重平均径は5nmと求められた。
この酸化セシウムタングステン分散物を14の異なる配合物(F1〜F14)中に取り入れた。各々の配合物は、8重量%の酸化セシウムタングステンナノ粒子を含有していた。8重量%の酸化セシウムタングステン以外の各々の配合物の一般成分を表1に示す。
各々の配合物は閉じたバイアル中で、加速貯蔵(AS)環境において、60℃の温度に19日間貯蔵した。粒子径(体積加重平均径)および配合物の外観を、経時的に辿った。配合物をAS環境に貯蔵した後の粒子径および配合物の外観についての結果を表1に示す。2層に相分離した配合物、または酸化セシウムタングステンが沈降した配合物については、粒子径は記録しなかった。
Figure 2019536825
表1に示すように、酸化セシウムタングステン分散物は、両性イオン性安定剤の例であるベタインを含有している配合物F3中において安定であった。表1の結果はまた、酸化セシウムタングステン分散物が、試験した他の溶媒および添加剤については、比較的安定性が劣っていることを示している。KORDEKTMを単独で含有する配合物F9もまた安定であるが、KORDEKTMを他の噴射可能な組成物成分(即ち、2−ピロリジノン、CRODAFOSTMO3A、SURFYNOL登録商標SEF、CAPSTONE登録商標FS−35、CARBOSPERSETMK−7028、TRILON登録商標M、およびPROXEL登録商標GXL)と組み合わせて含有する配合物F1は2層に相分離した。
例2
噴射可能な組成物の7つの例(インク2、インク3、インク4、インク5、インク6、インク8、およびインク10と表示)を、ベタインを両性イオン性安定剤として調製した。4つの比較用の噴射可能な組成物(インク1、インク7、インク9、およびインク11と表示)もまた調製した。これらの比較用の噴射可能な組成物は安定化剤を何も含有していない。例による噴射可能な組成物および比較用の噴射可能な組成物の一般的な配合物が表2に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
例による噴射可能な組成物および比較用の噴射可能な組成物は各々、AS環境下に60℃の温度で貯蔵した。例による噴射可能な組成物および比較用の噴射可能な組成物のそれぞれについて、調製直後(0週)、およびAS環境において1週後、2週後、および4週後に、体積加重平均径によって粒子径を測定した。例による噴射可能な組成物および比較用の噴射可能な組成物のそれぞれについて、調製直後の粒子径およびAS環境下で4週後の粒子径を用いて、粒子径の差分を計算した。例による噴射可能な組成物および比較用の噴射可能な組成物のそれぞれについての、調製直後、およびAS環境下で1週後、2週後、および4週後における粒子径、および粒子径の差分を表3に示す。AS環境下で4週後の粒子径はインク9について記録していないが、これは酸化セシウムタングステンが沈降してしまったためである。
Figure 2019536825
表3に示す結果は、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン単独は酸化セシウムタングステン分散物を不安定化し、そしてベタインは酸化セシウムタングステン分散物を安定化することを示している(例えばインク1、7および9をインク6および8と比較せよ)。表3における結果は、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドンおよびベタインの組み合わせが使用された場合、ベタインが少なくとも10重量%の量で存在する場合に、良好な安定化が得られることを示している。表3はさらに、少なくとも10重量%のベタインを含有する(少なくとも1:1のベタイン対酸化セシウムタングステンの重量比に対応する)、例による噴射可能な組成物は、4週後でも粒子径変化が1%またはそれ未満であることを示している。
例3
噴射可能な組成物の別の7つの例(インク12〜18と表示)を、ベータアラニンまたはベタインの何れかを両性イオン性安定剤として用いて調製した。インク15および16は、ベータアラニンを酸化セシウムタングステンの粉砕中に添加することによって調製した。インク12、13、14、および18は、ベータアラニンを酸化セシウムタングステンの粉砕後に添加することによって調製した。インク17は、ベタインを酸化セシウムタングステンの粉砕後に添加することによって調製した。これらの例の噴射可能な組成物の一般的な配合物が表4に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
噴射可能な組成物の例の各々は、AS環境下に60℃の温度で貯蔵した。噴射可能な組成物の例の各々について、酸化セシウムタングステンナノ粒子の体積加重平均径を調製後、およびAS環境下で1週後、2週後、4週後、および6週後に測定した。
これらの測定の結果を図1に示している。体積加重平均径の値(MV、μm単位)はY軸に取ってあり、X軸は噴射可能な組成物を示している(噴射可能な組成物のそれぞれについてバーは左から右へと、ASの0週後、1週後、2週後、4週後、および6週後を表す)。図1は、ベータアラニンがベタインよりも少ない重量%において(および小さな重量比において)酸化セシウムタングステンを安定化可能であることを示している。図1はさらに、ベータアラニンおよびベタインは両方とも、溶媒および添加剤の存在下において、噴射可能な組成物の例における酸化セシウムタングステンの成長を安定化させうることを示している。インク16および17は約1週間にわたる安定化作用をもたらすことができ;インク12は約2週間にわたる安定化作用をもたらすことができ;インク13、15、および18は約4週間わたる安定化作用をもたらすことができ;そしてインク14は約6週間わたる安定化作用をもたらすことができた。インク12〜18の配合物中にはCARBOSPERSETMK−7028が含有されていたことが留意されるが、その存在は、噴射可能な組成物の安定性に影響しなかったと考えられる。
例4
噴射可能な組成物の別の2つの例(インク19および20と表示)が、ベタインを両性イオン性安定剤として調製された。これらの噴射可能な組成物の例の一般的な配合物が表5に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
噴射可能な組成物の例の各々は、AS環境下に60℃の温度で貯蔵した。噴射可能な組成物の例のそれぞれについて、調製後、AS環境下で1週後、および2週後に、粒子径を測定した。この例においては:体積加重平均径(MV、μm単位)、μm単位の50%(D50、粒子の50%がその粒子径未満)、μm単位の95%(D95、粒子の95%がその粒子径未満)、粒子/mL≧0.5μmの合計数、および粒子/mL≧1μmの合計数を含む、幾つかの粒子径測定が行われた。粒子径の変化は、噴射可能な組成物の例の各々について、調製後の粒子径およびAS環境下で2週間後の粒子径を使用して計算した。インク19についての粒子径測定結果を表6に示し、インク20についての粒子径測定結果を表7に示す。
Figure 2019536825

Figure 2019536825
表6および表7は、10重量%のベタイン(ベタイン対酸化セシウムタングステンの重量比で1.25:1に相当)を含有するインク19が、1重量%のベタイン(ベタイン対酸化セシウムタングステンの重量比で1:8に相当)を含有するインク20よりも、酸化セシウムタングステンをより良好に安定化したことを示している。
インク19および20(水で1:500に希釈)はまた、調製後、およびAS環境で60℃において1週後、2週後、3週後、4週後、5週後、6週後、および7週後に、1,000nmの波長における吸光度についても試験した。この吸光度の測定結果を図2に示す。吸光度の値はY軸に取ってあり、そしてX軸は、噴射可能な組成物をAS環境に貯蔵した時間の長さ(週)を示している。図2は、インク19中の高濃度のベタインが、吸光度の低下を遅延させた(インク20と比較して)ことを示している。
例5
20重量%の酸化セシウムタングステンを含有し安定化添加剤を含有しない、3つの酸化セシウムタングステン分散物を、住友より入手した。最初の分散物(分散物1と表示)には何も手を加えなかった。2番目の分散物(分散物2と表示)には、20重量%の水を添加した。3番目の分散物(分散物3と表示)には、20重量%の乾燥ベータアラニンを添加し、ベータアラニンが完全に溶解するまで一定の粉砕を行った。最終的な分散物の一般的な配合物が以下の表8に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
分散物の各々は、Tサイクルを経させた。Tサイクルの間に、各々の分散物は70℃の高温に加熱され、その温度は数分間保持され、そして次に各々の分散物は−40℃の低温に冷却され、その温度に数分間保持される。この過程を各々の分散物について5サイクル繰り返した。各々の分散物について、Tサイクルの前と後に、粘度、pH、および粒子径(μm単位のMV、μm単位の50%、μm単位の95%、粒子/mL≧0.5μmの合計数、および粒子/mL≧1μmの合計数)を測定し、変化の比率(後/前)を測定の各組について計算した。分散物1についての結果を表9に示し、分散物2についての結果を表10に示し、そして分散物3についての結果を表11に示す。
Figure 2019536825

Figure 2019536825

Figure 2019536825
表9から表11は、20重量%のベータアラニンを含有する分散物3が、分散物1および2に比べて改善された安定性を有していたことを示している。分散物3の改善された安定性はまた、分散物の外観においても看取された。分散物3は1相のままであったが、分散物1および2は2つの層に分離した。分散物1および2についてのTサイクル後の粘度測定は、分離した分散物の上層について行われたことに留意されたい。
例6
少量の塩(NaNO)の添加による、8重量%の酸化セシウムタングステンを含有し(塩の添加前に)安定化添加剤を含有しない分散物中の、酸化セシウムタングステンの体積加重平均径(MV、nm単位)に対する影響を試験した。体積加重平均径に対する影響は、塩の添加直後と、60℃のAS環境に2日置いた後で測定した。分散物中の酸化セシウムタングステンの粒子径を測定した。これらの測定の結果は図3に示されている。体積加重平均径の値(MV、nm単位)はY軸に取ってあり、そしてX軸は分散物に対して添加されたNaNOの量(M)を示している。図3は、酸化セシウムタングステン中における>0.002Mの1価カチオン塩の存在が、殆ど瞬時に測定粒子径の増大を招くことを示している。かくして図3は、塩による衝撃試験は、酸化セシウムタングステン分散物の安定性を改善する性能に関して添加剤(単数または複数)を試験するための、非常に有効な方法であることを示している。
3つの追加の酸化セシウムタングステン分散物(分散物4〜6と表示)を調製した。塩を添加する前の、これらの分散物の一般的な配合物が以下の表12に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
次いで、NaNOの原液を徐々に添加し(濃度を0.005M、0.01M、および0.02Mとするため)、続いて分散物に超音波処理を行った。再度、分散物中の酸化セシウムタングステンの粒子径を測定した。これらの測定の結果は図4に示されている。体積加重平均径の値(MV、nm単位)はY軸に取ってあり、そしてX軸は分散物に対して添加されたNaNOの量(M)を示している。図4は、分散物5(ベタイン対酸化セシウムタングステンの重量比1:2に相当する)および分散物6(ベタイン対酸化セシウムタングステンの重量比1:1に相当する)は両方とも、0.005Mおよびそれ未満の濃度のNaNOを許容しうることを示している。図4はさらに、分散物6はNaNO濃度が0.01Mに近い場合に、非安定化の兆候を示し始めたことを示している。
さらに3つの酸化セシウムタングステン分散物(分散物7〜9と表示)を調製した。塩を添加する前の、これらの分散物の一般的な配合物が以下の表13に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
次いで、NaNOの原液を徐々に添加し、続いて分散物に超音波処理を行った。再度、分散物中の酸化セシウムタングステンの粒子径を測定した。これらの測定の結果は図5に示されている。体積加重平均径の値(MV、nm単位)はY軸に取ってあり、そしてX軸は分散物に対して添加されたNaNOの量(M)を示している。図5は、分散物9(ベータアラニン対酸化セシウムタングステンの重量比1:1に相当する)は、0.003Mおよびそれ未満の濃度のNaNOを許容しうることを示している。
例7
50重量%の酸化セシウムタングステンを含有する事前粉砕した酸化セシウムタングステン濃縮物を住友より入手した。平均粒子径(HORIBATMLA−950粒子径分布測定装置を使用して測定)は約35μmであった。3つの追加の酸化セシウムタングステン分散物(分散物10〜12と表示)を調製した。これらの分散物の一般的な配合物が以下の表14に示されており、使用した各々の成分は重量%である。
Figure 2019536825
次いで各々の分散物の500gを、MINICERTMビーズミル(NETZSCHTMから入手可能)および300μmのジルコニアビーズおよびYTZ登録商標ビーズを使用して、1750rpmのローター速度で粉砕した。粉砕時間は、分散物10について150分、そして分散物11および12について180分であった。酸化セシウムタングステンのD95粒子径は各々の分散物について、粉砕の0分後、30分後、60分後、90分後、120分後、および150分後に測定した。酸化セシウムタングステンのD95粒子径は分散物10については、180分後にも測定した。これらの測定結果が図6に示されている。D95粒子径の値(nm)はY軸に取ってあり、そしてX軸は粉砕時間(分)を示している。図6は、分散物10は粉砕の180分後にも依然として111nmのD95粒子径を有していたが、分散物11は粉砕の150分後に17.5nmのD95粒子径を有していたこと、そして分散物12は粉砕の150分後に18.9nmのD95粒子径を有していたことを示している。加えて、分散物の各々について、粉砕後に酸化セシウムタングステンの体積加重平均径を測定した。分散物10の体積加重平均径は粉砕の180分後に約25nmであった。分散物11の体積加重平均径は粉砕の150分後に約9.9nmであり、そして分散物12の体積加重平均径は粉砕の150分後に約10.1nmであった。かくして、ベータアラニンの存在は、酸化セシウムタングステンの体積加重平均径およびD95粒子径の両者を著しく低減させる。
本願に開示した例5〜7の酸化セシウムタングステン分散物は、本願に開示の噴射可能な組成物の例に取り入れられた場合に、上述した例におけるのと同じ仕方か、または実質的に類似する仕方の挙動を行うと考えられる。
本願に提示された範囲は、その記載された範囲および記載範囲内の任意の値または部分範囲を含むことが理解されよう。例えば、約2重量%から約35重量%の範囲は、約2重量%から約35重量%という明確に引用された限度だけではなく、3.35重量%、5.5重量%、17.75重量%、28.85重量%などといった個別の値、および約3.35重量%から約16.5重量%、約2.5重量%から約27.7重量%などといった部分範囲をも含むように理解されねばならない。さらにまた、値を記述するのに「約」が用いられる場合、それは記載された値からの小さな変動(+/−10%まで)を包含することを意図している。
明細書全体を通じて、「1つの例」、「別の例」、「例」等々に対する参照は、その例に関連して記載される特定の要素(例えば特徴、構造、および/または特性)が、本願に記載の少なくとも1つの例に含まれており、他の例においては存在しても存在しなくてもよいことを意味している。加えて、特に別様に明記されていない限り、任意の例について記載された要素は、種々の例において任意の仕方で組み合わせてよいことが理解されよう。
本願に開示された例を記述し特許請求するについては、単数形「ある」、「1つの」、および「その」は、特に別様に明記されていない限り、複数への参照を含むものである。
幾つかの例について詳細に説明してきたが、開示された例を修正してよいことが理解されよう。従って、以上の記載は非限定的であると見做されるべきである。

Claims (15)

  1. 分散物であって:
    酸化セシウムタングステンナノ粒子;
    両性イオン性安定剤;および
    残部の水
    を含む分散物。
  2. 両性イオン性安定剤に対する酸化セシウムタングステンナノ粒子の重量比が1:10から10:1の範囲にある、請求項1の分散物。
  3. 両性イオン性安定剤は、C2からC8のベタイン、100gの水に対して少なくとも10gの溶解度を有するC2からC8のアミノカルボン酸、タウリン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1の分散物。
  4. 両性イオン性安定剤はC2からC8のベタインであり;そして
    C2からC8のベタインは分散物の合計重量%の約8重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在する、請求項3の分散物。
  5. 両性イオン性安定剤はC2からC8のアミノカルボン酸であり;
    C2からC8のアミノカルボン酸はベータアラニン、ガンマアミノ酪酸、グリシン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択され;そして
    C2からC8のアミノカルボン酸は分散物の合計重量%の約2重量%から約20重量%の範囲にわたる量で存在する、請求項3の分散物。
  6. 噴射可能な組成物であって:
    酸化セシウムタングステンナノ粒子;
    両性イオン性安定剤;
    界面活性剤;および
    残部の水
    を含む、噴射可能な組成物。
  7. 両性イオン性安定剤に対する酸化セシウムタングステンナノ粒子の重量比が1:10から10:1の範囲にある、請求項6の噴射可能な組成物。
  8. 両性イオン性安定剤は、C2からC8のベタイン、100gの水に対して少なくとも10gの溶解度を有するC2からC8のアミノカルボン酸、タウリン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項6の噴射可能な組成物。
  9. 両性イオン性安定剤はC2からC8のベタインであり;そして
    C2からC8のベタインは噴射可能な組成物の合計重量%の約8重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在する、請求項8の噴射可能な組成物。
  10. 両性イオン性安定剤はC2からC8のアミノカルボン酸であり;
    C2からC8のアミノカルボン酸はベータアラニン、ガンマアミノ酪酸、グリシン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択され;そして
    C2からC8のアミノカルボン酸は噴射可能な組成物の合計重量%の約2重量%から約20重量%の範囲にわたる量で存在する、請求項8の噴射可能な組成物。
  11. 酸化セシウムタングステンナノ粒子は噴射可能な組成物中に、約1重量%から約15重量%の範囲にわたる量で存在し;
    両性イオン性安定剤は噴射可能な組成物中に、約2重量%から約35重量%の範囲にわたる量で存在し;
    界面活性剤は噴射可能な組成物中に、約0.1重量%から約4重量%の範囲にわたる量で存在し;そして
    噴射可能な組成物はさらに、約2重量%から約80重量%の範囲にわたる量で存在する共溶媒を含む、請求項6の噴射可能な組成物。
  12. 抗コゲーション剤、キレート剤、抗微生物剤、およびこれらの組み合わせからなる群より選択された添加剤をさらに含み;この添加剤は噴射可能な組成物中に、噴射可能な組成物の合計重量%に基づいて約0.01重量%から約20重量%の範囲にわたる量で存在する、請求項6の噴射可能な組成物。
  13. 噴射可能な組成物の合計重量%に基づいて約1重量%から約10重量%の範囲にわたる量で存在する着色剤をさらに含む、請求項6の噴射可能な組成物。
  14. 噴射可能な組成物の安定性を改善するための方法であって:
    酸化セシウムタングステンナノ粒子;
    界面活性剤;
    共溶媒;および
    残部の水
    を含む噴射可能な組成物に、両性イオン性安定剤を取り入れることを含む、方法。
  15. 両性イオン性安定剤を酸化セシウムタングステンナノ粒子を含有する水性分散物中に取り入れ、それによって安定化された分散物を形成し;そして
    安定化された分散物に対して、界面活性剤、共溶媒、および残部の水を取り入れることをさらに含む、請求項14の方法。
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