JP2019533442A5 - - Google Patents

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例えば、幹細胞は、24時間を超える期間(例えば、少なくとも、または約、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47)、最大約48時間など、例えば、最大約72時間(例えば、少なくとも、または、約49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、もしくは72時間)、もしくはそれ以上(例えば、最大3、4、5、6、もしくは7日)保存培地中に保存され得、任意に、幹細胞は、24時間を超える期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、2〜8℃の温度で保存され、保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える。期間の文脈で使用される「約」という用語は、記述した値の±50%、40%、30%、20%、10%、5%、4%、3%、2%、または1%の意味を含むことができる。任意に、保存温度は、約2℃、3℃、4℃、5℃、6℃、7℃、または8℃である。この文脈で使用される「約」という用語は、±0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1℃の意味を含むことができる。
本発明の第3の態様の実施形態に従って、保存培地は、24時間を超える期間(例えば、少なくとも、または約25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47)、最大約48時間など、例えば最大約72時間(例えば、少なくとも、または、約49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、または72時間)、またはそれ以上(例えば、最大3、4、5、6、または7日間)保存培地中に2−8℃の温度で保存している、幹細胞(任意に、凍結保存培地中に凍結され、解凍され、その後保存培地に移されるか、または保存培地に移される前に別の生理学的ショックに供されている幹細胞)をさらに含み、保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える。任意に、保存温度は、約2℃、3℃、4℃、5℃、6℃、7℃、または8℃である。この文脈で使用される「約」という用語は、±0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1℃の意味を含むことができる。
したがって、本発明の第3の態様の一実施形態において、組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、約2%(w/v)±1.5、1.4、1.3、1.2、1.1、1.0、0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1%(w/v)で、幹細胞と混合するとき、凍結保存および/または保存培地中に存在し、保存培地は、24時間を超える期間(例えば、少なくとも、または約25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47)、最大約48時間など、例えば最大約72時間(例えば、少なくとも、または、約49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、もしくは72時間)、もしくはそれ以上(例えば、最大3、4、5、6、もしくは7日間)保存培地中に保存している、幹細胞(任意に、凍結保存培地中に凍結され、解凍され、その後保存培地に移されるか、または保存培地に移される前に別の生理学的ショックに供されている幹細胞)をさらに含み、保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える。
本発明の第3の態様の別の実施形態において、組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、5%(w/v)±1.5、1.4、1.3、1.2、1.1、1.0、0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1%(w/v)で、幹細胞と混合するとき、凍結保存および/または保存培地中に存在し、保存培地は、24時間を超える期間、最大約48時間など、例えば最大約72時間、もしくはそれ以上保存培地中に保存している、幹細胞(任意に、凍結保存培地中に凍結され、解凍され、その後保存培地に移されるか、または保存培地に移される前に別の生理学的ショックに供されている幹細胞)をさらに含み、保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、もしくはより高い値を超え、例えば、約55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、もしくはより高い値を超える。
本発明の第4の態様の使用は、幹細胞を2〜8℃で24時間を超える時間の期間(例えば、少なくとも、または約25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47)、最大約48時間など、例えば、最大約72時間(例えば、少なくとも、または約49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、もしくは72時間)、もしくはそれ以上(例えば、最大3、4、5、6、もしくは7日間)、保存した後、生存状態で幹細胞の保存のものであり得る。任意に、保存期間の終了時に幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える。任意に、保存温度は、約2℃、3℃、4℃、5℃、6℃、7℃、または8℃である。この文脈で使用される「約」という用語は、±0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1℃の意味を含むことができる。
したがって、細胞は、24時間を超える時間の期間(例えば、少なくとも、または約25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47)、最大約48時間など、例えば最大約72時間(例えば、少なくとも、または約49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、もしくは72時間)、またはそれ以上(例えば、最大3、4、5、6、もしくは7日間)、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む培地中に保存されることが好ましくあり得る。任意に、細胞は、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば最大約72時間、もしくはそれ以上2〜8℃の温度で保存され、保存期間の終了時に初期アポトーシスである細胞の割合は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える。任意に、保存温度は、約2℃、3℃、4℃、5℃、6℃、7℃、または8℃である。この文脈で使用される「約」という用語は、±0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1℃の意味を含むことができる。
したがって、本発明は、以下の番号付けされた段落によって定義される主題を提供する。
1.幹細胞の保存方法であって、幹細胞を凍結保存培地と組み合わせて、混合物を生成するステップと、混合物を凍結して、凍結幹細胞生成物を生成するステップと、を含み、
任意に、本方法は、凍結幹細胞生成物を解凍するステップと、解凍された細胞を保存培地に移すステップと、幹細胞を保存培地中に保存するステップと、をさらに含み、
凍結保存培地および/または保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む、方法。
2.幹細胞の保存方法であって、幹細胞を保存培地中に保存することを含み、
幹細胞は、凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存前に保存培地に移されており、
凍結保存培地および/または保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む、方法。
3.該方法は、幹細胞を前記凍結乾燥培地中で凍結して、凍結幹細胞生成物を生成するステップと、凍結幹細胞生成物を解凍するステップと、解凍された細胞を保存培地に移すステップと、幹細胞を保存培地中に保存するステップと、を含み、
凍結保存培地および/または保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む、段落1または2に記載の方法。
4.組換え酵母由来血清アルブミン調製物が、幹細胞と混合したときに、凍結保存培地および/または保存培地中に、約0.01%(w/v)超および10%(w/v)未満、約9%(w/v)未満、約8%(w/v)未満、約7%(w/v)未満、または約6%(w/v)未満、例えば約0.1%(w/v)〜約5%(w/v)、好ましくは約1%(w/v)、約2%(w/v)、約3(w/v)、または約4%(w/v)の濃度である組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質を提供するのに好適な量で存在する、段落1〜3のいずれかに記載の方法。
5.組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、凍結保存培地中に存在し、保存培地中にも存在する、段落1〜4のいずれかに記載の方法。
6.幹細胞は、2〜8℃の温度で保存培地中に保存される、段落1〜5のいずれかに記載の方法。
7.幹細胞は、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中に保存され、
幹細胞は、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、2〜8℃の温度で保存され、保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える、段落1〜6のいずれかに記載の方法。
8.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、以下の特性:
(c)0.5%(w/w)未満、好ましくは0.4%、0.3%、0.2%、もしくは0.15%未満が、コンカナバリンAへ結合すること、および/または
(d)0.6モルのヘキソース/タンパク質1モル未満、好ましくは0.10、0.075、もしくは0.05モルのヘキソース/タンパク質1モル未満の糖化レベル、のうちの1つ以上を示す、段落1〜7のいずれかに記載の方法。
9.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、
(d)少なくとも約95%、96%、97%、98%、より好ましくは少なくとも約99.5%の単量体および二量体、好ましくは本質的に100%の単量体および二量体であり、
(e)少なくとも約93%、94%、95%、96%、もしくは97%の単量体であり、ならびに/または
(f)約1.0%(w/w)、0.1%(w/w)、もしくは0.01%(w/w)以下、好ましくはそれ未満のアルブミンポリマー含有量を有する、段落1〜8のいずれかに記載の方法。この文脈に使用されるように、組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質に適用される「ポリマー」という用語は、単量体および二量体形態とは異なる。
10.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、酵母由来血清アルブミンタンパク質、カチオン(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、好ましくはナトリウムなど)、および平衡アニオン(塩化物、リン酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、または酢酸塩、好ましくは塩化物またはリン酸塩)、水、ならびに任意にオクタノエートおよびポリソルベート80を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる、段落1〜9のいずれかに記載の方法。
11.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、18mM、16mM、15mM、14mM、12mM、10mM、8mM、6mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.4mM、0.3mM、0.2mM、0.1mM、0.01mM、0.001mM未満のオクタノエートを含むか、オクタノエートを実質的に含まないか、またはオクタノエートを含まない、段落1〜10のいずれかに記載の方法。
12.凍結保存培地ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、18mM、16mM、15mM、14mM、12mM、10mM、8mM、6mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.4mM、0.3mM、0.2mM、0.1mM、0.01mM、0.001mM未満のオクタノエートを含むか、オクタノエートを実質的に含まないか、またはオクタノエートを含まない、段落11に記載の方法。
13.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM以下の全脂肪酸含有量を有するか、実質的に脂肪酸を含まないか、または脂肪酸を含まない、段落1〜12のいずれかに記載の方法。
14.凍結保存培地ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM以下の全脂肪酸含有量を有するか、実質的に脂肪酸を含まないか、または脂肪酸を含まない、段落13に記載の方法。
15.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製剤は、200mg.L−1、150mg.L−1、100mg.L−1、90mg.L−1、80mg.L−1、70mg.L−1、60mg.L−1、50mg.L−1、40mg.L−1、30mg.L−1、20mg.L−1、15mg.L−1、10mg.L−1、5mg.L−1、4mg.L−1、3mg.L−1、2mg.L−1、1mg.L−1、0.5mg.L−1、0.1mg.L−1、0.01mg.L−1、0.001mg.L−1未満の濃度で、ポリソルベート(好ましくはポリソルベート80)などの洗剤を含むか、洗剤を実質的に含まないか、または洗剤を含まない、段落1〜14のいずれかに記載の方法。
16.凍結保存培地、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、200mg.L−1、150mg.L−1、100mg.L−1、90mg.L−1、80mg.L−1、70mg.L−1、60mg.L−1、50mg.L−1、40mg.L−1、30mg.L−1、20mg.L−1、15mg.L−1、10mg.L−1、5mg.L−1、4mg.L−1、3mg.L−1、2mg.L−1、1mg.L−1、0.5mg.L−1、0.1mg.L−1、0.01mg.L−1、0.001mg.L−1未満の濃度で、ポリソルベート(好ましくはポリソルベート80)などの洗剤を含むか、または洗剤を含まない(好ましくはポリソルベート80を含まない)、段落15に記載の方法。
17.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.1mM、0.01mM、0.005mM、0.001mM未満の全遊離アミノ酸レベルおよび/もしくはN−アセチルトリプトファンレベルを含むか、具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを実質的に含まないか、または具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを含まない、段落1〜16のいずれかに記載の方法。
18.凍結保存培地ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.1mM、0.01mM、0.005mM、0.001mM未満の全遊離アミノ酸レベルおよび/もしくはN−アセチルトリプトファンレベルを含み、具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを実質的に含まないか、または具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを含まない、段落17に記載の方法。
19.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、オクタノエート、具体的には、遊離アミノ酸、および/もしくはN−アセチルトリプトファン、ならびに洗浄剤(ポリソルベート80など)のすべてを実質的に含まないか、または完全に含まない、段落1〜18のいずれかに記載の方法。
20.凍結保存培地ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、オクタノエート、具体的には、遊離アミノ酸、および/またはN−アセチルトリプトファン、ならびに洗剤(ポリソルベート80など)のすべてを実質的に含まないか、または完全に含まない、段落19に記載の方法。
21.凍結保存培地および/もしくは前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、Recombumin(登録商標)プライム、もしくはそれに類似の調製物、Recombumin(登録商標)アルファ、もしくはそれに類似の調製物、またはAlbIX(登録商標)、もしくはそれに類似の調製物、から選択される調製物である、段落1〜20のいずれかに記載の方法。
22.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎、および/またはヒトウイルスから選択される1つ以上、例えばすべての成分を含まず、ならびに/または200μg.L−1未満、例えば、180μg.L−1、160μg.L−1、140μg.L−1、120μg.L−1、100μg.L−1、90μg.L−1、80μg.L−1、70μg.L−1、60μg.L−1、50μg.L−1、もしくは40μg.L−1未満、より典型的には、約10μg.L−1〜約30μg.L−1の範囲内のアルミニウム濃度を有する、段落1〜21のいずれかに記載の方法。
23.凍結保存培地、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎、および/またはヒトウイルス)から選択される1つ以上、例えばすべての成分を含まず、ならびに/または200μg.L−1未満、例えば、180μg.L−1、160μg.L−1、140μg.L−1、120μg.L−1、100μg.L−1、90μg.L−1、80μg.L−1、70μg.L−1、60μg.L−1、50μg.L−1、もしくは40μg.L−1未満、より典型的には、約10μg.L−1〜約30μg.L−1の範囲内のアルミニウム濃度を有する、段落20に記載の方法。
24.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、無傷または実質的に無傷のN末端配列を有する、段落1〜23のいずれかに記載の方法。
25.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、質量分析法によって試験したとき、組換え植物由来血清アルブミンタンパク質(図1に示される試料など)と比較して、天然の無傷のヒト血清アルブミン分子を表す約66.4kDaの主要ピークとは異なる、実質的により少ないピーク(例えば、50%、40%、30%、20%、10%、5%、もしくはそれ以下よりも少ない)を示す、段落1〜24のいずれかに記載の方法。
26.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、62%超、例えば、少なくとも69%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、約96%、約97%である遊離チオール基含有量を有するアルブミンタンパク質を含む、段落1〜25のいずれかに記載の方法。
27.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって試験したとき、14分未満および19分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外し、より好ましくは、14分または15分未満および18分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外する、SECプロファイルを示すアルブミンタンパク質を含む、段落1〜26のいずれかに記載の方法。
28.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)によって試験したとき、天然単量体形態のアルブミンに対応する単一の主要ピークを示すアルブミンタンパク質を含む、段落1〜27のいずれかに記載の方法。
29.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、質量分析法によって試験したとき、1タンパク質当たり13、12、11、10、9、8、7、6未満、例えば、約1〜11、1〜8、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、1、または1未満のヘキソース修飾リジンおよび/またはアルギニン残基を示す生成物であるアルブミンタンパク質を含む、段落1〜28のいずれかに記載の方法。
30.凍結保存培地および/または保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、植物特異的糖で糖化されていないアルブミンタンパク質を含む、段落1〜29のいずれかに記載の方法。
31.植物特異的糖は、α−1,3−フコースおよび/またはβ−1,2−キシロースから選択される、段落30に記載の方法。
32.凍結保存培地は、組換え血清アルブミン調製物および凍結保存剤を含み、
任意に、凍結保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物の水溶液、凍結保存剤、およびイオン性緩衝液を含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなり、
好ましくは、イオン性緩衝液は、電解質の水溶液を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、例えば、電解質は、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、および/またはグルコン酸イオンからなる群から選択され、
より好ましくは、イオン性緩衝液は、ヒトの生理学的血漿の電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを模倣する電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを有し、
最も好ましくは、イオン性緩衝液は、幹細胞に対して実質的に等張性であり、および/またはイオン性緩衝液は、Plasmalyte(登録商標)である、段落1〜31のいずれかに記載の方法。
33.凍結保存培地は、幹細胞培養増殖培地ではなく、好ましくは、幹細胞の増殖を支持せず、より好ましくは、ビタミン、ホルモン、成長因子、鉄源、遊離アミノ酸、および/またはグルコースなどの典型的な幹細胞培養培地の成分のうちのいかなる1つ以上(例えばすべて)のレベルも実質的に含まないか、または含まない、段落32に記載の方法。
34.凍結保存剤は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、グリセロール、ポリエチレングリコール(PEG)、エチレングリコール(EG)、ポリビニルピロリドン(PVP)、およびトレハロースからなる群から選択される、段落32または33に記載の方法。
35.保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含み、
任意に、保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物の水溶液およびイオン性緩衝液を含むか、それらから本質的になるか、またはそれらからなり、
好ましくは、イオン性緩衝液は、電解質の水溶液を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、例えば、電解質は、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、および/またはグルコン酸イオンからなる群から選択され、
より好ましくは、イオン性緩衝液は、ヒトの生理学的血漿の電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを模倣する電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを有し、
最も好ましくは、イオン性緩衝液は、幹細胞に対して実質的に等張性であり、および/またはイオン性緩衝液は、Plasmalyte(登録商標)である、段落1〜34のいずれかに記載の方法。
36.保存培地は、幹細胞培養増殖培地ではなく、好ましくは、幹細胞の増殖を支持せず、より好ましくは、ビタミン、ホルモン、成長因子、鉄源、遊離アミノ酸、および/またはグルコースなどの典型的な幹細胞培養培地の成分のうちのいかなる1つ以上(例えばすべて)のレベルも実質的に含まないか、または含まない、段落35に記載の方法。
37.凍結保存培地および/または保存培地は、血清由来アルブミン調製物のうちの1つ以上の成分、例えば、ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎ヒトウイルス、および/または他のヒトウイルス、および/またはN−アセチルトリプトファンからなる一覧から選択される、1つ以上の成分(例えばすべて)を含まず、好ましくは、オクタノエートおよび/または洗剤(ポリソルベート80など)を実質的に含まないか、または完全に含まない、段落1〜36のいずれかに記載の方法。
38.幹細胞は、ヒト幹細胞である、段落1〜37のいずれかに記載の方法。
39.幹細胞は、多能性幹細胞(胚性幹細胞、胚性生殖細胞、誘発多能性幹細胞など)、多能性幹細胞(例えば、任意に、脂肪、骨髄、臍帯血、もしくは臍帯に由来し得る間葉系幹細胞のような成体幹細胞;任意に、骨髄もしくは末梢血に由来し得る造血幹細胞;神経幹細胞;または生殖幹細胞)、または単能性幹細胞(肝細胞のための単分化能幹細胞など)、からなる群から選択される、段落1〜38のいずれかに記載の方法。
40.幹細胞は、非ヒト幹細胞である、段落1〜39のいずれかに記載の方法。
41.方法は、幹細胞を任意に2〜8℃の温度で、さらに任意に24時間を超える時間の期間、例えば最大48時間、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中に保存することを含み、
幹細胞を保存培地中に保存するステップ後に直接的または間接的に、該方法は、幹細胞を培養するステップと、幹細胞の培養を拡大するステップと、幹細胞を分化させるステップと、幹細胞、またはそれに由来する培養および/もしくは分化された細胞を、例えば組織もしくは医療用インプラントに固定化するステップと、幹細胞、またはそれに由来する培養および/もしくは分化された細胞もしくは他の生成物を、薬学的に許容可能な組成物または獣医学的に許容可能な組成物中に製剤化するステップと、幹細胞、またはそれらに由来する培養および/もしくは分化された細胞もしくは他の生成物を患者に投与するステップと、から選択される1つ以上のステップをさらに含む、段落1〜40のいずれかに記載の方法。
42.方法は、幹細胞を保存培地中に保存することを含み、保存後、幹細胞は、例えば、骨細胞、心筋細胞、膵臓ベータ細胞、ニューロン、線維芽細胞、心筋細胞、骨芽細胞、および/または軟骨細胞から選択される細胞型に分化する、段落1〜41のいずれかに記載の方法。
43.幹細胞の凍結保存のための凍結保存培地であって、組換え酵母由来血清アルブミン調製物および凍結保存剤を含む、凍結保存培地。
44.凍結保存剤は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、グリセロール、ポリエチレングリコール(PEG)、エチレングリコール(EG)、ポリビニルピロリドン(PVP)、およびトレハロースからなる群から選択される、段落43に記載の凍結保存培地。
45.組換え血清アルブミン調製物の水溶液、凍結保存剤、およびイオン緩衝液を含むか、本質的にそれらからなるか、またはそれらからなり、
好ましくは、イオン性緩衝液は、電解質の水溶液を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、例えば、電解質は、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、および/またはグルコン酸イオンからなる群から選択され、
より好ましくは、イオン性緩衝液は、ヒトの生理学的血漿の電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを模倣する電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを有し、
最も好ましくは、イオン性緩衝液は、幹細胞に対して実質的に等張性であり、および/またはイオン性緩衝液は、Plasmalyte(登録商標)である、段落43または44に記載の凍結保存培地。
46.幹細胞をさらに含み、
任意に、幹細胞は、多能性幹細胞(胚性幹細胞、胚性生殖細胞、誘発多能性幹細胞など)、多能性幹細胞(例えば、任意に、脂肪、骨髄、臍帯血、もしくは臍帯に由来し得る間葉系幹細胞のような成体幹細胞;任意に、骨髄もしくは末梢血に由来し得る造血幹細胞;神経幹細胞;または生殖幹細胞)、または単能性幹細胞(肝細胞のための単分化能幹細胞など)、からなる群から選択される、段落43から45のいずれかに記載の凍結保存培地。
47.凍結されている、段落46に記載の凍結保存培地。
48.凍結され、次いで解凍されている幹細胞を含む、段落47に記載の凍結保存培地。
49.組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、幹細胞と混合したときに、凍結保存培地中に、約0.01%(w/v)超および10%(w/v)未満、約9%(w/v)未満、約8%(w/v)未満、約7%(w/v)未満、または約6%(w/v)未満、例えば約0.1%(w/v)〜約5%(w/v)、好ましくは約1%(w/v)、約2%(w/v)、約3(w/v)、または約4%(w/v)の濃度である組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質を提供するのに好適な量で存在する、段落43〜48のいずれかに記載の凍結保存培地。
50.凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、以下の特性:
(a)0.5%(w/w)未満、好ましくは0.4%、0.3%、0.2%、もしくは0.15%未満が、コンカナバリンAへ結合すること、および/または
(b)0.6モルのヘキソース/タンパク質1モル未満、好ましくは0.10、0.075、もしくは0.05モルのヘキソース/タンパク質1モル未満の糖化レベル、のうちの1つ以上を示す、段落43〜49のいずれかに記載の凍結保存培地。
51.凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、
(a)少なくとも約95%、96%、97%、98%、より好ましくは少なくとも約99.5%の単量体および二量体、好ましくは本質的に100%の単量体および二量体であり、
(b)少なくとも約93%、94%、95%、96%、もしくは97%の単量体であり、ならびに/または
(c)は、約1.0%(w/w)、0.1%(w/w)、もしくは0.01%(w/w)以下、好ましくはそれ未満のアルブミンポリマー含有量を有する、段落43〜49のいずれかに記載の凍結保存培地。
52.
(a)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、酵母由来血清アルブミンタンパク質、カチオン(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、好ましくはナトリウムなど)、および平衡アニオン(塩化物、リン酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、または酢酸塩、好ましくは塩化物またはリン酸塩)、水、ならびに任意にオクタノエートおよびポリソルベート80を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、
(b)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む凍結保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、18mM、16mM、15mM、14mM、12mM、10mM、8mM、6mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.4mM、0.3mM、0.2mM、0.1mM、0.01mM、0.001mM未満のオクタノエートを含むか、オクタノエートを実質的に含まないか、またはオクタノエートを含まず、
(c)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む凍結保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM以下の全脂肪酸含有量を有するか、実質的に脂肪酸を含まないか、または脂肪酸を含まず、
(d)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む凍結保存培地は、200mg.L−1、150mg.L−1、100mg.L−1、90mg.L−1、80mg.L−1、70mg.L−1、60mg.L−1、50mg.L−1、40mg.L−1、30mg.L−1、20mg.L−1、15mg.L−1、10mg.L−1、5mg.L−1、4mg.L−1、3mg.L−1、2mg.L−1、1mg.L−1、0.5mg.L−1、0.1mg.L−1、0.01mg.L−1、0.001mg.L−1未満の濃度で、実質的にポリソルベート(好ましくはポリソルベート80)などの洗剤を含まないか、または洗剤を含まず(好ましくはポリソルベート80を含まず)、
(e)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む凍結保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.1mM、0.01mM、0.005mM、0.001mM未満の全遊離アミノ酸レベルおよび/もしくはN−アセチルトリプトファンレベルを含むか、具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを実質的に含まないか、または具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを含まず、
(f)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む凍結保存培地は、オクタノエート、具体的には、遊離アミノ酸、および/またはN−アセチルトリプトファン、ならびに洗剤(ポリソルベート80など)のすべてを実質的に含まないか、または全く含まず、
(g)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、Recombumin(登録商標)プライム、もしくはそれに類似の調製物、Recombumin(登録商標)アルファ、もしくはそれに類似の調製物、またはAlbIX(登録商標)、もしくはそれに類似の調製物、から選択される調製物であり、
(h)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む凍結保存培地は、ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎、および/もしくはヒトウイルス)から選択される1つ以上、例えばすべての成分を含まず、ならびに/または200μg.L−1未満、例えば、180μg.L−1、160μg.L−1、140μg.L−1、120μg.L−1、100μg.L−1、90μg.L−1、80μg.L−1、70μg.L−1、60μg.L−1、50μg.L−1、もしくは40μg.L−1未満、より典型的には、約10μg.L−1〜約30μg.L−1の範囲内のアルミニウム濃度を有し、
(i)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、無傷または実質的に無傷のN末端配列を有し、
(j)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、62%超、例えば、少なくとも69%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、約96%、約97%である遊離チオール基含有量を有するアルブミンタンパク質を含み、
(k)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって試験したとき、14分未満および19分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外し、より好ましくは、14分または15分未満および18分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外する、SECプロファイルを示すアルブミンタンパク質を含み、
(l)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)によって試験したとき、天然単量体形態のアルブミンに対応する単一の主要ピークを示すアルブミンタンパク質を含み、
(m)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、質量分析法によって試験したとき、1タンパク質当たり13、12、11、10、9、8、7、6未満、例えば、約1〜11、1〜8、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、1、または1未満のヘキソース修飾リジンおよび/もしくはアルギニン残基を示す生成物であるアルブミンタンパク質を含み、かつ/あるいは
(n)凍結保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、α−1,3−フコースおよび/またはβ−1,2−キシロースなどの植物特異的糖で糖化されていないアルブミンタンパク質を含む、段落43〜51のいずれかに記載の凍結保存培地。
53.凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移された幹細胞を保存するための保存培地であって、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む、保存培地。
54.組換え酵母由来血清アルブミン調製物の水溶液およびイオン性緩衝液を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、
イオン性緩衝液は、電解質の水溶液を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、例えば、電解質は、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、および/またはグルコン酸イオンからなる群から選択され、
好ましくは、イオン性緩衝液は、ヒトの生理学的血漿の電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを模倣する電解質濃度、浸透圧、および/またはpHを有し、
より好ましくは、イオン性緩衝液は、幹細胞に対して実質的に等張性であり、および/またはイオン性緩衝液は、Plasmalyte(登録商標)である、段落53に記載の保存培地。
55.組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、幹細胞と混合したときに、保存培地中に、約0.01%(w/v)超および10%(w/v)未満、約9%(w/v)未満、約8%(w/v)未満、約7%(w/v)未満、または約6%(w/v)未満、例えば約0.1%(w/v)〜約5%(w/v)、好ましくは約1%(w/v)、約2%(w/v)、約3(w/v)、または約4%(w/v)の濃度である組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質を提供するのに好適な量で存在する、段落53または54に記載の凍結保存培地。
56.保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質が、以下の特性:
(a)0.5%(w/w)未満、好ましくは0.4%、0.3%、0.2%、もしくは0.15%未満が、コンカナバリンAへ結合すること、および/または
(b)0.6モルのヘキソース/タンパク質1モル未満、好ましくは0.10、0.075、もしくは0.05モルのヘキソース/タンパク質1モル未満の糖化レベル、のうちの1つ以上を示す、段落53〜55のいずれかに記載の保存培地。
57.保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、
(a)少なくとも約95%、96%、97%、98%、より好ましくは少なくとも約99.5%の単量体および二量体、好ましくは本質的に100%の単量体および二量体であり、
(b)少なくとも約93%、94%、95%、96%、または97%の単量体であり、および/または
(c)は、約1.0%(w/w)、0.1%(w/w)または0.01%(w/w)以下、好ましくはそれ未満のアルブミンポリマー含有量を有する、段落53〜56のいずれかに記載の保存培地。
58.
(a)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、酵母由来血清アルブミンタンパク質、カチオン(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、好ましくはナトリウムなど)、および平衡アニオン(塩化物、リン酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、または酢酸塩、好ましくは塩化物またはリン酸塩)、水、ならびに任意にオクタノエートおよびポリソルベート80を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、
(b)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、18mM、16mM、15mM、14mM、12mM、10mM、8mM、6mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.4mM、0.3mM、0.2mM、0.1mM、0.01mM、0.001mM未満のオクタノエートを含むか、オクタノエートを実質的に含まないか、またはオクタノエートを含まず、
(c)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM以下の全脂肪酸含有量を有するか、脂肪酸を実質的に含まないか、または脂肪酸を含まず、
(d)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、200mg.L−1、150mg.L−1、100mg.L−1、90mg.L−1、80mg.L−1、70mg.L−1、60mg.L−1、50mg.L−1、40mg.L−1、30mg.L−1、20mg.L−1、15mg.L−1、10mg.L−1、5mg.L−1、4mg.L−1、3mg.L−1、2mg.L−1、1mg.L−1、0.5mg.L−1、0.1mg.L−1、0.01mg.L−1、0.001mg.L−1未満の濃度で、ポリソルベート(好ましくはポリソルベート80)などの洗剤を含むか、または洗剤を含まず(好ましくはポリソルベート80を含まず)、
(e)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.1mM、0.01mM、0.005mM、0.001mM未満の全遊離アミノ酸レベルおよび/もしくはN−アセチルトリプトファンレベルを含むか、具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを実質的に含まないか、または具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを含まず、
(f)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、オクタノエート、具体的には、遊離アミノ酸、および/またはN−アセチルトリプトファン、ならびに洗剤(ポリソルベート80など)のすべてを実質的に含まないか、または全く含まず、
(g)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、Recombumin(登録商標)プライム、もしくはそれに類似の調製物、Recombumin(登録商標)アルファ、もしくはそれに類似の調製物、またはAlbIX(登録商標)、もしくはそれに類似の調製物、から選択される調製物であり、
(h)組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に幹細胞を含む1つ以上の他の成分を含む保存培地は、ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎、および/もしくはヒトウイルス)から選択される1つ以上、例えばすべての成分を含まず、ならびに/または、200μg.L−1未満、例えば、180μg.L−1、160μg.L−1、140μg.L−1、120μg.L−1、100μg.L−1、90μg.L−1、80μg.L−1、70μg.L−1、60μg.L−1、50μg.L−1、または40μg.L−1未満、より典型的には、約10μg.L−1〜約30μg.L−1の範囲内のアルミニウム濃度を有し、
(i)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、無傷または実質的に無傷のN末端配列を有し、
(j)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、62%超、例えば、少なくとも69%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、約96%、約97%である遊離チオール基含有量を有するアルブミンタンパク質を含み、
(k)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって試験したとき、14分未満および19分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外し、より好ましくは、14分または15分未満および18分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外する、SECプロファイルを示すアルブミンタンパク質を含み、
(l)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)によって試験したとき、天然単量体形態のアルブミンに対応する単一の主要ピークを示すアルブミンタンパク質を含み、
(m)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、質量分析法によって試験したとき、1タンパク質当たり13、12、11、10、9、8、7、6未満、例えば、約1〜11、1〜8、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、1、または1未満のヘキソース修飾リジンおよび/もしくはアルギニン残基を示す生成物であるアルブミンタンパク質を含み、かつ/あるいは
(n)保存培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、α−1,3−フコースおよび/もしくはβ−1,2−キシロースなどの植物特異的糖で糖化されていないアルブミンタンパク質を含む、段落53〜57のいずれかに記載の保存培地。
59.幹細胞をさらに含み、
任意に、幹細胞は、多能性幹細胞(胚性幹細胞、胚性生殖細胞、誘発多能性幹細胞など)、多能性幹細胞(例えば、任意に、脂肪、骨髄、臍帯血、もしくは臍帯に由来し得る間葉系幹細胞のような成体幹細胞;任意に、骨髄もしくは末梢血に由来し得る造血幹細胞;神経幹細胞;または生殖幹細胞)、または単能性幹細胞(肝細胞のための単分化能幹細胞など)、からなる群から選択される、段落53〜58のいずれかに記載の保存培地。
60.凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移された幹細胞をさらに含む、段落59に記載の保存培地。
61.段落43〜52のいずれかに定義される、凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移された幹細胞をさらに含む、段落60に記載の保存培地。
62.幹細胞をさらに含み、2〜8℃の温度で保存培地に保存されている、段落53〜61のいずれかに記載の保存培地。
63.幹細胞、任意に凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移された幹細胞をさらに含み、幹細胞が24時間を超える時間の期間、例えば最大48時間、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存することを含む、段落53〜62のいずれかに記載の保存培地。
64.凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移されており(または保存培地に移される前に別の生理学的ショックを受けた)、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、2〜8℃の温度で保存されている、幹細胞をさらに含み、保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える、段落63に記載の保存培地。
65.組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、幹細胞と混合したときに、保存培地中に約2%(w/v)±1.5、1.4、1.3、1.2、1.1、1.0、0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1%(w/v)で存在し、
保存培地は、幹細胞、任意に凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移されており(または保存培地に移される前に別の生理学的ショックを受けた)、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中で保存されている、幹細胞をさらに含み、
保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える、段落63に記載の保存培地。
66.組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、幹細胞と混合したときに、保存培地中に5%(w/v)±1.5、1.4、1.3、1.2、1.1、1.0、0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、または0.1%(w/v)で存在し、
保存培地は、幹細胞、任意に凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存培地に移されており(または保存培地に移される前に別の生理学的ショックを受けた)、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中で保存されている、幹細胞を含みさらに含み、
保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、もしくはより高い値を超え、例えば、約55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、もしくはより高い値を超える、段落63に記載の保存培地。
67.幹細胞の保存のための、段落43〜52のいずれかに記載の凍結保存培地の使用。
68.2〜8℃で24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、幹細胞の保存後に、生存状態での幹細胞の保存のための、任意に、
保存期間の終了時の幹細胞の生存率は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える、段落67に記載の使用。
69.2〜8℃で24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば最大約72時間、もしくはそれ以上、保存する前に、幹細胞を凍結保存培地と組み合わせて、混合物を生成することと、混合物を凍結して、凍結幹細胞生成物を生成する(または幹細胞を別の生理学的ショックを受ける)ことによって、幹細胞を保存するための、段落67または68に記載の使用。
70.凍結幹細胞生成物を解凍するステップと、解凍された細胞を保存培地に移すステップと、幹細胞を2〜8℃で24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中に保存するステップと、をさらに含む方法によって、幹細胞を保存するための、段落69に記載の使用。
71.幹細胞を凍結保存培地と組み合わせて、混合物を生成することと、幹細胞が生理学的ショックを受けることと、細胞を保存培地に移すことと、幹細胞を2〜8℃で24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中に保存することと、によって、幹細胞を保存するための、段落69に記載の使用。
72.保存培地は、段落53〜66のいずれかに記載の保存培地である、段落70または71に記載の使用。
73.幹細胞を保存培地に保存することによって、幹細胞を保存するための、段落53〜66のいずれかに記載の保存培地の使用。
74.幹細胞は、凍結保存培地中で凍結され、解凍され、次いで保存前に保存培地に移されている、段落73に記載の使用。
75.幹細胞は、凍結保存培地と混合され、生理学的ショックを受け、保存前に保存培地に移されている、段落73に記載の使用。
76.凍結保存培地は、段落43〜52のいずれかに記載の凍結保存培地である、段落74または75に記載の使用。
77.凍結保存幹細胞の解凍後の生存率を改善するための、組換え酵母由来血清アルブミンの使用。
78.改善は、同じ濃度で使用される血漿由来血清アルブミンと比較される、段落77に記載の使用。
79.改善は、2〜8℃で24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中に保存されたとき、解凍後の幹細胞において観察できる、段落77または78に記載の使用。
80.組換え酵母由来血清アルブミンは、それを凍結保存培地に製剤化することと、凍結前に、幹細胞と凍結保存培地を混合することと、によって使用され、任意に、凍結保存培地は、段落43〜52のいずれかに定義される培地である、段落77〜79のいずれかに記載の使用。
81.組換え酵母由来血清アルブミンは、それを凍結保存培地に製剤化することと、解凍後に、幹細胞と凍結保存培地を混合することと、によって使用され、任意に、保存培地は、段落53〜66のいずれかに定義される培地である、段落77〜80のいずれかに記載の使用。
82.生理的衝撃を受ける、幹細胞の生存率を改善するための、組換え酵母由来血清アルブミンの使用。
83.改善は、同じ濃度で使用される血漿由来血清アルブミンの使用と比較される、段落82に記載の使用。
84.改善は、2〜8℃で24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、保存培地中に保存されたとき、解凍後の幹細胞において観察できる、段落82または83に記載の使用。
85.組換え酵母由来血清アルブミンは、それを凍結保存培地に製剤化することと、生理学的ショック前に、幹細胞と凍結保存培地を混合することと、によって使用され、任意に、凍結保存培地は、段落43〜52のいずれかに定義される培地である、段落82〜84のいずれかに記載の使用。
86.組換え酵母由来血清アルブミンは、それを保存培地に製剤化することと、生理学的ショックを受けた後に、幹細胞と保存培地を混合することと、によって使用され、任意に、保存培地は、段落53〜66のいずれかに定義される培地である、段落82〜86のいずれかに記載の使用。
87.初期アポトーシスから後期アポトーシスへの細胞(例えば、動物細胞、ヒト細胞、および好ましくは幹細胞)の転換を防止、遅延、または減少させるための方法であって、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む培地と細胞を混合することを含む、方法。
88.例えば、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む培地の形態で、初期アポトーシスから後期アポトーシスへの細胞(例えば、動物細胞、ヒト細胞、および好ましくは幹細胞)の転換を防止、遅延、または減少させるための、組換え酵母由来血清アルブミン調製物の使用。
89.細胞は、エクスビボ細胞である、段落87に記載の方法または段落88に記載の使用。
90.細胞は、生理学的ショックを受ける前および/または受けた後に組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む培地と混合される、段落87もしくは89に記載の方法、または段落88もしくは89に記載の使用。
91.生理学的ショックは、熱ショック、低温ショック、浸透圧ショック、表面相互作用、せん断応力、栄養欠乏、毒性化合物への曝露、代謝産物への曝露および/またはその喪失、酵素への曝露および/またはその喪失、化学的ショック、pHショック、有機溶液への曝露、せん断力への曝露、表面曝露および/または表面暴露の損失から選択され、任意に、凍結保存中、凍結および/または凍結のステップのうちの1つ以上に起因するショックであり得る、段落90に記載の方法または使用。
92.初期アポトーシスは、例えば、フローサイトメトリーを用いて決定されるように、アネキシン(アネキシンVなど)結合を示すが、ヨウ化プロピジウム(PI)および/または7−アミノアクチノマイシンD(7AAD)の包含を示さない細胞によって特徴付けられる、段落87または89〜91のいずれかに記載の方法または段落88〜91のいずれかに記載の使用。
93.初期アポトーシスは、アネキシン結合を伴うが、PIおよび/または7AADの包含を伴わない、生理学的ショックを受けていない同じバッチの細胞において観察されるレベルより高いミトコンドリア透過性によってさらに特徴付けられる、段落92に記載の方法または使用。
94.後期アポトーシスは、例えば、フローサイトメトリーを用いて決定されるように、アネキシン(アネキシンVなど)結合を示し、ヨウ化プロピジウム(PI)および/または7−アミノアクチノマイシンD(7AAD)の包含も示す細胞によって特徴付けられる、段落87もしくは88〜93のいずれかに記載の方法または段落88〜93のいずれかに記載の使用。
95.組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、約0.01%(w/v)超および10%(w/v)未満、約9%(w/v)未満、約8%(w/v)未満、約7%(w/v)未満、または約6%(w/v)未満、例えば約0.1%(w/v)〜約5%(w/v)、好ましくは約1%(w/v)、約2%(w/v)、約3(w/v)、または約4%(w/v)の濃度である組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質を提供するのに好適な量で、細胞と混合する、段落87もしくは88〜94のいずれかに記載の方法または段落88〜94のいずれかに記載の使用。
96.細胞は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む培地中に2〜8℃の温度で保存される、段落87もしくは88〜95のいずれかに記載の方法または段落88〜95のいずれかに記載の使用。
97.細胞は、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む培地中に保存され、
任意に、細胞は、24時間を超える時間の期間、最大約48時間など、例えば、最大約72時間、もしくはそれ以上、2〜8℃の温度で保存され、保存期間の終了時の初期アポトーシスである細胞の割合は、5%超、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超え、例えば、約60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、もしくはより高い値を超える、段落87もしくは88〜96のいずれかに記載の方法または段落88〜96のいずれかに記載の使用。
98.組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質が、以下の特性:
(a)0.5%(w/w)未満、好ましくは0.4%、0.3%、0.2%、もしくは0.15%未満が、コンカナバリンAへ結合すること、および/または
(b)0.6モルのヘキソース/タンパク質1モル未満、好ましくは0.10、0.075、もしくは0.05モルのヘキソース/タンパク質1モル未満の糖化レベル、のうちの1つ以上を示す、段落87もしくは88〜97のいずれかに記載の方法、または段落88〜97のいずれかに記載の使用。
99.組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、
(a)少なくとも約95%、96%、97%、98%、より好ましくは少なくとも約99.5%の単量体および二量体、好ましくは本質的に100%の単量体および二量体であり、
(b)少なくとも約93%、94%、95%、96%、もしくは97%の単量体であり、および/または
(c)は、約1.0%(w/w)、0.1%(w/w)または0.01%(w/w)以下、好ましくはそれ未満のアルブミンポリマー含有量を有する、段落87もしくは88〜98のいずれかに記載の方法、または段落88〜98のいずれかに記載の使用。
100.
(a)組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、酵母由来血清アルブミンタンパク質、カチオン(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、好ましくはナトリウムなど)、および平衡アニオン(塩化物、リン酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、または酢酸塩、好ましくは塩化物またはリン酸塩)、水、ならびに任意にオクタノエートおよびポリソルベート80を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなり、
(b)組換え酵母由来血清アルブミン調製物、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に細胞を含む1つ以上の他の成分を含む培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、18mM、16mM、15mM、14mM、12mM、10mM、8mM、6mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.4mM、0.3mM、0.2mM、0.1mM、0.01mM、0.001mM未満のオクタノエートを含むか、オクタノエートを実質的に含まないか、またはオクタノエートを含まず、
(c)組換え酵母由来血清アルブミン調製物、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に細胞を含む1つ以上の他の成分を含む培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM以下の総脂肪酸含量を有するか、実質的に脂肪酸を含まないか、または脂肪酸を含まず、
(d)組換え酵母由来血清アルブミン調製物、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に細胞を含む1つ以上の他の成分を含む培地は、200mg.L−1、150mg.L−1、100mg.L−1、90mg.L−1、80mg.L−1、70mg.L−1、60mg.L−1、50mg.L−1、40mg.L−1、30mg.L−1、20mg.L−1、15mg.L−1、10mg.L−1、5mg.L−1、4mg.L−1、3mg.L−1、2mg.L−1、1mg.L−1、0.5mg.L−1、0.1mg.L−1、0.01mg.L−1、0.001mg.L−1未満の濃度で、ポリソルベート(好ましくはポリソルベート80)などの洗剤を含むか、洗剤を実質的に含まないか、または洗剤を含まず、
(e)組換え酵母由来血清アルブミン調製物、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に細胞を含む1つ以上の他の成分を含む培地は、35mM、32.5mM、30mM、28mM、26mM、24mM、22mM、20mM、15mM、10mM、5mM、4mM、3mM、2mM、1mM、0.5mM、0.1mM、0.01mM、0.005mM、0.001mM未満の全遊離アミノ酸レベルおよび/もしくはN−アセチルトリプトファンレベルを含むか、具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを実質的に含まないか、または具体的には、遊離アミノ酸および/もしくはN−アセチルトリプトファンを含まず、
(f)組換え酵母由来血清アルブミン調製物、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に細胞を含む1つ以上の他の成分を含む培地は、オクタノエート、具体的には、遊離アミノ酸、および/またはN−アセチルトリプトファン、ならびに洗剤(ポリソルベート80など)のすべてを実質的に含まないか、または全く含まず、
(g)組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、Recombumin(登録商標)プライム、もしくはそれに類似の調製物、Recombumin(登録商標)アルファ、もしくはそれに類似の調製物、またはAlbIX(登録商標)、もしくはそれに類似の調製物、から選択される調製物であり、
(h)組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質調製物、ならびに/または組換え酵母由来血清アルブミン調製物および任意に細胞を含む1つ以上の他の成分を含む培地は、ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎、および/またはヒトウイルスから選択される1つ以上、例えばすべての成分を含まず、ならびに/または、200μg.L−1未満、例えば、180μg.L−1、160μg.L−1、140μg.L−1、120μg.L−1、100μg.L−1、90μg.L−1、80μg.L−1、70μg.L−1、60μg.L−1、50μg.L−1、または40μg.L−1未満、より典型的には、約10μg.L−1〜約30μg.L−1の範囲内のアルミニウム濃度を有し、
(i)培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質は、無傷または実質的に無傷のN末端配列を有し、
(j)培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、62%超、例えば、少なくとも69%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、約96%、約97%である遊離チオール基含有量を有するアルブミンタンパク質を含み、
(k)培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって試験したとき、14分未満および19分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外し、より好ましくは、14分または15分未満および18分を超えるピーク保持時間を有するピークを除外する、SECプロファイルを示すアルブミンタンパク質を含み、
(l)培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)によって試験したとき、天然単量体形態のアルブミンに対応する単一の主要ピークを示すアルブミンタンパク質を含み、
(m)培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、質量分析法によって試験したとき、1タンパク質当たり13、12、11、10、9、8、7、6未満、例えば、約1〜11、1〜8、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、1、または1未満のヘキソース修飾リジンおよび/もしくはアルギニン残基を示す生成物であるアルブミンタンパク質を含み、かつ/あるいは
(n)培地中に存在する組換え酵母由来血清アルブミン調製物は、α−1,3−フコースおよび/またはβ−1,2−キシロースなどの植物特異的糖で糖化されていないアルブミンタンパク質を含む、段落87もしくは88〜99のいずれかに記載の方法、または段落88〜99のいずれかに記載の使用。

Claims (24)

  1. 幹細胞の保存のための方法であって、前記方法が、
    (i)前記幹細胞を凍結保存培地と組み合わせて混合物を生成し、前記混合物を凍結して凍結幹細胞生成物を生成すること、
    (ii)前記幹細胞を凍結保存培地と組み合わせて混合物を生成し、前記混合物を凍結して凍結幹細胞生成物を生成し、前記凍結幹細胞生成物を解凍し、前記解凍された幹細胞を保存培地に移し、前記幹細胞を前記保存培地中で保存すること、又は、
    (iii)予め凍結保存培地中で凍結され、解凍され、存培地中に移された前記幹細胞を、前記保存培地中で保存すること
    を含むと共に、
    前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地が、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む、方法。
  2. 前記方法が、
    前記幹細胞を凍結保存培地と組み合わせて混合物を生成し、前記混合物を凍結して凍結幹細胞生成物を生成し、前記凍結幹細胞生成物を解凍し、前記解凍された幹細胞を保存培地に移し、前記幹細胞を前記保存培地中で保存すること
    を含むと共に、
    前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地が、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物が、前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在すると共に、前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中の前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物の濃度が、前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地が前記幹細胞と混合された場合に、前記組換え酵母由来血清アルブミンのタンパク質濃度が(i).01%(w/v)超、10%(w/v)未満、(ii).1%(w/v)〜%(w/v)、又は(iii)%(w/v)から選択される濃度となるような量である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. (a)前記幹細胞が前記保存培地中で、温度2〜8℃で保存され、及び/又は、
    (b)前記幹細胞が前記保存培地中で、24時間超;24時間超、8時間以内;24時間超、2時間以内;又は、2時間超;から選択される期間に亘って保存され、及び/又は、
    (c)前記幹細胞が前記保存培地中で、温度2〜8℃で、24時間超;24時間超、8時間以内;24時間超、2時間以内;又は、2時間超から選択される期間に亘って保存され、前記保存期間の終了時における前記幹細胞の生存率が、5%超、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%又は95%超である、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質が、
    (a)0.5%(w/w)、0.4%(w/w)、0.3%(w/w)、0.2%(w/w)、又は0.15%(w/w)未満がコンカナバリンAに結合すること、及び/又は、
    (b)タンパク質1モル当たりヘキソース0.6、0.10、0.075、又は0.05モル未満の糖化レベル
    のうち、1又は2以上の特性を示す、請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミンタンパク質において、
    (a)少なくとも5%、96%、97%、98%、99.5%、又は実質的に100%が単量体及び二量体である、
    (b)少なくとも3%、94%、95%、96%、又は97%が単量体である、及び/又は、
    (c)アルブミンの単量体及び二量体と区別されるアルブミンポリマーの含有量が、.0%(w/w)、0.1%(w/w)、又は0.01%(w/w)以下又は未満である、請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
  7. 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物が、
    (a)酵母由来血清アルブミンタンパク質、カチオン及び平衡用アニオン、水、並びに任意によりオクタノエート及びポリソルベート80を含み、又はこれらから実質的になり、又はこれらからなり、
    (b)無傷又は実質的に無傷のN末端配列を有し、
    (c)質量分析を行った場合に、天然無傷ヒト血清アルブミン分子を表す6.4kDaの主ピークとは異なるピークの数が、組換え植物由来血清アルブミンタンパク質と比較して実質的により少なく、
    (d)遊離チオール基が62%超であり、又は遊離チオール基が少なくとも69%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも6%、又は少なくとも7%であるアルブミンタンパク質を含み、
    (e)サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を行った場合に、ピーク保持時間14分未満及び19分超にピークを有さないSECプロファイル、或いは、ピーク保持時間14又は15分未満及び18分間超にピークを有さないSECプロファイルを有するアルブミンタンパク質を含み、
    (f)逆相高性能液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)を行った場合に、アルブミンの天然単量体に対応する単一の主ピークを有するアルブミンタンパク質を含み、
    (g)質量分析を行った場合に、ヘキソース修飾リシン及び/又はアルギニン残基の数が、1タンパク質当たり13、12、11、10、9、8、7、又は6個未満である、或いは、ヘキソース修飾リシン及び/又はアルギニン残基の数が、1タンパク質当たり〜11、1〜8、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、1、又は1未満であるアルブミンタンパク質を含み、及び/又は、
    (h)植物特異的糖で糖化されていないアルブミンタンパク質を含み、又は、α−1,3−フコース及び/又はβ−1,2−キシロースから選択される植物特異的糖で糖化されていないアルブミンタンパク質を含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物、及び/又は、前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地自体において、
    (a)オクタノエート含量が35mM未満、20mM未満、10mM未満、5mM未満、1mM未満、0.1mM未満、0.01mM未満、若しくは0.001mM未満であり、又は実質的にオクタノエートを含まず、又はオクタノエートを含まず、
    (b)総脂肪酸含量が35mM以下、20mM以下、10mM以下、5mM以下、若しくは1mM以下であり、又は脂肪酸を実質的に含まず、又は脂肪酸を含まず、
    (c)洗剤の濃度が200mg・L−1未満、100mg・L−1未満、50mg・L−1未満、10mg・L−1未満、1mg・L−1未満、0.1mg・L−1未満、0.01mg・L−1未満、若しくは0.001mg・L−1未満であり、又は洗剤を実質的に含まず、又は洗剤を含まず、
    (d)総遊離アミノ酸レベル及び/又はN−アセチルトリプトファンレベルが35mM未満、20mM未満、10mM未満、5mM未満、1mM未満、0.1mM未満、0.01mM未満、0.005mM未満、若しくは0.001mM未満であり、又は、遊離アミノ酸及び/又は特にN−アセチルトリプトファンを実質的に含まず、又は、遊離アミノ酸及び/又は特にN−アセチルトリプトファンを含まず、
    (e)オクタノエート、遊離アミノ酸、及び/又は、特にN−アセチルトリプトファン、並びに洗剤を、実質的に含まず、或いはこれらの全てを全く含まず、及び/又は、
    (f)ヘム、プレカリクレイン活性化因子、発熱物質、C型肝炎、及び/又は、ヒトウイルスから選択される成分の少なくとも1種又は全てを含まず、及び/又は、アルミニウム濃度が200g・L−1未満、100g・L−1未満、50g・L−1未満、又は0g・L−10g・L−1の範囲内である
    、請求項1〜7の何れか一項に記載の方法。
  9. 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物、及び/又は、前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地自体において、洗剤の濃度が200mg・L−1未満、100mg・L−1未満、50mg・L−1未満、10mg・L−1未満、1mg・L−1未満、0.1mg・L−1未満、0.01mg・L−1未満、若しくは0.001mg・L−1未満であり、又は洗剤を実質的に含まず、又は洗剤を含まず、前記洗剤がポリソルベート又はポリソルベート80である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地中に存在する前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物、及び/又は 前記凍結保存培地及び/又は前記保存培地自体において、オクタノエート、遊離アミノ酸、及び/又は、特にN−アセチルトリプトファン、並びに洗剤を実質的に含まず、或いはこれらの全てを全く含まず、前記洗剤がポリソルベート80である、請求項8又は9に記載の方法。
  11. (a)前記凍結保存培地が、前記組換え血清アルブミン調製物と、保存剤とを含み、或いは、
    (b)前記凍結保存培地が、前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物、保存剤、及びイオン性緩衝剤の水溶液を含み、或いは当該水溶液から実質的になり、或いは当該水溶液からなると共に、
    (i)前記凍結保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではなく、
    (ii)前記凍結保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではないと共に、幹細胞の増殖を支持せず、
    (iii)前記凍結保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではないと共に、幹細胞の増殖を支持せず、且つ、典型的な幹細胞培地の成分のうち少なくとも1以上又は全ての成分のレベルが、実質的にゼロ、或いはゼロである、請求項1〜10の何れか一項に記載の方法。
  12. 前記凍結保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではないと共に、幹細胞の増殖を支持せず、且つ、典型的な幹細胞培地の成分のうち少なくとも1以上、或いは全ての成分のレベルが、実質的にゼロ、或いはゼロであり、前記典型的な幹細胞培地の成分が、ビタミン、ホルモン成長因子、鉄源、遊離アミノ酸、及び/又は、グルコースを含む、請求項11に記載の方法。
  13. (a)前記保存培地が、前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含み、又は、
    (b)前記保存培地が、前記組換え酵母由来血清アルブミン調製物とイオン性緩衝剤との水溶液を含み、或いは当該水溶液から実質的になり、或いは当該水溶液からなると共に、
    (i)前記保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではなく、
    (ii)前記保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではないと共に、幹細胞の増殖を支持せず、
    (iii)前記保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではないと共に、幹細胞の増殖を支持せず、且つ、典型的な幹細胞培地の成分のうち少なくとも1以上又は全ての成分のレベルが、実質的にゼロ、或いはゼロである、請求項1〜12の何れか一項に記載の方法。
  14. 前記保存培地が、幹細胞培養増殖培地ではないと共に、幹細胞の増殖を支持せず、且つ、典型的な幹細胞培地の成分のうち少なくとも1以上、或いは全ての成分のレベルが、実質的にゼロ、或いはゼロであり、前記典型的な幹細胞培地の成分が、ビタミン、ホルモン成長因子、鉄源、遊離アミノ酸、及び/又は、グルコースを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記方法が、
    (i)前記幹細胞を前記保存培地中で保存すること、
    (ii)前記幹細胞を前記保存培地中で、温度2〜8℃で保存すること、又は、
    (iii)前記幹細胞を前記保存培地中で、24時間超;24時間超、8時間以内;24時間超、2時間以内;又は、2時間超;から選択される期間に亘って保存すること
    を含むと共に、
    前記(i)、(ii)、又は(iii)の幹細胞を前記保存培地中で保存する工程の後に、連続して又は他の工程の後に、
    前記幹細胞を培養すること、
    前記幹細胞の培養物を展開すること、
    前記幹細胞を分化させること、
    前記の幹細胞、培養細胞、及び/又は、これらから分化させた細胞を固定化すること、
    前記の幹細胞、培養細胞、及び/又は、これらから分化させた細胞を、組織又は医療用インプラントに固定化すること、及び/又は、
    前記の幹細胞、培養細胞、及び/又は、これらから分化させた細胞を、医薬的に許容可能な組成物又は獣医学的に許容可能な組成物として製剤化すること
    から選択される1又は2以上の工程を更に含む、請求項1〜14の何れか一項に記載の方法。
  16. 幹細胞を凍結保存するための凍結保存培地であって、
    (i)前記凍結保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物と保存剤とを含み、又は、前記凍結保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物と保存剤とを含み、前記凍結保存培地は、請求項1〜15の何れか一項に記載の凍結保存培地であり、
    (ii)前記凍結保存培地は、前記(i)に記載の凍結保存培地であって、更に幹細胞を含み、又は、
    (iii)前記凍結保存培地は、前記(ii)に記載の幹細胞を含む凍結保存凍結保存培地であって、凍結された凍結保存培地であり、又は、前記(ii)に記載の幹細胞であって、凍結及び融解された幹細胞を含む凍結保存凍結保存培地である、凍結保存培地。
  17. 凍結保存培地中で凍結及び融解された幹細胞を移送して保存するための保存培地であって、
    (i)前記保存培地は、組換え酵母由来血清アルブミン調製物を含むと共に、幹細胞培養増殖培地ではなく、前記保存培地は、請求項1〜15の何れか一項に記載の保存培地であって、幹細胞培養増殖培地ではなく、
    (ii)前記保存培地は、前記(i)に記載の保存培地であって、更に幹細胞を含み、又は、
    (iii)前記保存培地は、前記(ii)に記載の保存培地であって、前記幹細胞は、凍結保存培地中で凍結後、融解された幹細胞を含む保存培地であり、又は、
    (iv)前記保存培地は、前記(iii)に記載の保存培地であって、前記凍結保存培地は、請求項16に記載の凍結保存培地である、保存培地。
  18. 前記保存培地は、
    (a)幹細胞の増殖を支持せず、及び/又は
    (b)ビタミン、ホルモン、成長因子、鉄源、遊離アミノ酸、及び/又は、グルコースのうち種以上のレベルが、実質的にゼロ、又はゼロである、
    請求項17に記載の保存培地。
  19. 幹細胞を更に含むと共に、前記幹細胞が、
    (i)前記保存培地に移送される前に、(a)凍結保存培地中で凍結後、融解された幹細胞であるか、若しくは、(b)他の生理学的ショックに暴露された幹細胞であり、
    (ii)前記保存培地中で、温度2〜8℃で、24時間超;24時間超、8時間以内;24時間超、2時間以内;若しくは72時間超の期間に亘って保存された幹細胞であり、又は、
    (iii)前記保存期間の終了時における生存率が、5%超、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、若しくは95%超の幹細胞である、請求項17又は18の保存培地。
  20. 請求項16に記載の凍結保存培地の使用であって、
    (i)幹細胞の保存のための使用、
    (ii)幹細胞を温度2〜8℃で、24時間超、24時間超、8時間以内、24時間超、2時間以内、若しくは72時間超に亘って保存した後における、前記幹細胞の生存状態での保存のための使用、又は、
    (iii)前記(i)又は(ii)に記載の使用であって、前記保存期間の終了時における前記幹細胞の生存率が、5%超、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%又は95%超である使用。
  21. (a)前記幹細胞を前記凍結保存培地と組み合わせて混合物を調製し、前記混合物を凍結して凍結幹細胞生成物を生成し、前記幹細胞を他の生理学的ショックに暴露した後に、温度2〜8℃で24時間超、24時間超、8時間以内、24時間超、2時間以内、又は72時間超に亘って保存する方法、
    (b)前記凍結幹細胞生成物を解凍し、前記解凍された幹細胞を保存培地に移し、前記幹細胞を前記保存培地中で、温度2〜8℃で24時間超、24時間超、8時間以内、24時間超、2時間以内、若しくは72時間超の期間に亘って保存する方法、又は、
    (c)前記幹細胞を前記凍結保存培地と組み合わせて混合物を調製し、前記幹細胞を生理学的ショックに暴露し、前記幹細胞を保存培地に移送し、前記幹細胞を前記保存培地中で、温度2〜8℃で24時間超、24時間超、8時間以内、24時間超、2時間以内、若しくは72時間超の期間に亘って保存する方法
    による幹細胞の保存のための、請求項20に記載の使用。
  22. (i)幹細胞を前記保存培地中で保存することによる、幹細胞の保存、
    (ii)予め凍結保存培地中で凍結され、解凍され、前記保存培地中に移された幹細胞を前記保存培地中で保存することによる、幹細胞の保存、
    (iii)前記(ii)の幹細胞の保存であって、前記凍結保存培地が請求項16に記載の凍結保存培地である、幹細胞の保存、
    (iv)予め凍結保存培地と混合され、生理学的ショックに暴露されてから、前記保存培地に移送された幹細胞幹細胞の保存、又は、
    (v)前記(iv)の幹細胞の保存であって、前記凍結保存培地が請求項16に記載の凍結保存培地である、幹細胞の保存
    のための、請求項17〜19の何れか一項に記載の保存培地。
  23. 組換え酵母由来血清アルブミンの使用であって、
    (i)凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用、
    (ii)前記(i)に記載の凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用であって、前記改善が、血漿由来血清アルブミンを同濃度で使用した場合との比較における改善である使用、
    (iii)前記(i)若しくは(ii)に記載の凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用であって、前記改善が、前記融解後幹細胞を保存培地中で、温度2〜8℃で24時間超、24時間超、8時間以内、24時間超、2時間以内、若しくは72時間超の期間に亘って保存した場合に観察される改善である使用、
    (iv)前記(i)〜(iii)の何れかに記載の凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用であって、前記組換え酵母由来血清アルブミンを含む凍結保存培地を調製し、前記凍結保存培地を凍結前の幹細胞と混合することによる使用、
    (v)前記(iv)に記載の凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用であって、前記凍結保存培地が請求項16に記載の凍結保存培地である使用、
    (vi)前記(i)〜(v)の何れかに記載の凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用であって、前記組換え酵母由来血清アルブミンを含む保存培地を調製し、前記保存培地を融解後の幹細胞と混合することによる使用、又は、
    (vii)前記(vi)に記載の凍結保存幹細胞の融解後生存率を改善するための使用であって、前記保存培地が請求項17〜19の何れか一項に記載の培地である使用。
  24. 組換え酵母由来血清アルブミンの使用であって、
    (i)生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用、
    (ii)前記(i)に記載の生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用であって、前記改善が、血漿由来血清アルブミンを同濃度で使用した場合との比較における改善である使用、
    (iii)前記(i)又は(ii)に記載の生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用であって、前記改善が、前記生理学的ショック暴露後幹細胞を保存培地中で、温度2〜8℃で24時間超、24時間超、8時間以内、24時間超、2時間以内、若しくは72時間超の期間に亘って保存した場合に観察される改善である使用、
    (iv)前記(i)〜(iii)の何れかに記載の生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用であって、前記組換え酵母由来血清アルブミンを含む凍結保存培地を調製し、前記凍結保存培地を生理学的ショック暴露前の幹細胞と混合することによる使用、
    (v)前記(iv)に記載の生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用であって、前記凍結保存培地が請求項16に記載の凍結保存培地である使用、
    (vi)前記(i)〜(v)の何れかに記載の生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用であって、前記組換え酵母由来血清アルブミンを含む保存培地を調製し、前記保存培地を生理学的ショック暴露後の幹細胞と混合することによる使用、又は、
    (vii)前記(vi)に記載の生理学的ショックに暴露される幹細胞の生存率を改善するための使用であって、前記保存培地が請求項17〜19の何れか一項に記載の培地である使用。
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