JP2019524454A - 封入金属層を有する冶金容器のライニング - Google Patents

封入金属層を有する冶金容器のライニング Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、簡単で信頼性があり経済的な手段で冶金容器中の内在性介在物の生成を実質的に低減させる、従来とは異なる解決法を提案する。【解決手段】耐火性容器のためのライニング構造30は、第1の層34と;該第1の層と連通し、金属層又は金属部分を含有する第2の層42と;該第2の層42と連通する第3の層50と、を含有する。該第2の層の中の該金属部分64は、第1の層44と接触する第2の層の面と、第3の層46と接触する第2の層の面との間に充填孔を含有して、そこに、使用中に該耐火性容器の構造を維持するための支持構造68を形成していてもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、連続金属鋳造ラインなどの金属形成ラインに関する。特に本発明は、溶融金属中の酸化介在物の形成を実質的に低減することが可能な、タンディッシュなどの冶金容器のライニングに関する。
金属形成工程では、溶融金属が、一方の冶金容器から別の冶金容器や、鋳型や、工具などまで輸送される。例えば大容量のタンディッシュは、炉からタンディッシュまでレードルにより、溶融金属が通常供給される。これにより、タンディッシュから冶工具又は鋳型までの連続鋳造が可能になる。冶金容器からの溶融金属の流れは、通常は容器の底に配置されたノズルシステムを通って重力で流れるようになっており、ゲートシステムにより溶融金属の流れを制御(開放又は閉鎖)するようになっている。溶融金属の高温に耐えるように、容器の壁は、耐火性材料でライニングされている。
溶融金属、特に鋼は、酸化に対して反応性が高く、それゆえ酸素の供給源から遮蔽されなければならない。酸素源が溶融金属に接触する場合に備えて、少量のアルミニウムを添加して鉄を不動態化することが多い。実際にはこれは多くの場合、溶融金属中の酸化介在物の生成を予防するには充分でなく、溶融金属から製造された最終部品に欠陥が生じることがある。鋼10kgの鋳造物は、最大10億個の非金属介在物を含有する可能性があり、そのほとんどが酸化物であることが観察されている。凝集した介在物は、欠陥を形成する。該欠陥は、粉砕又は切断により最終部品から除去されなければならない。これらの手順が生産コストを上乗せし、多量のスクラップを生じる。
介在物は、溶融金属との反応の結果の場合もあることから、これらの介在物は、内在性介在物としても知られている。外来性介在物は、砂、スラグ、及びノズルの破片など、溶融金属の反応から生じておらず、外来性介在物は一般に、内在性介在物よりも厚い。
内在性介在物は、ほとんどが金属中に存在する、又は金属と接触している、酸化鉄(FeO)、酸化アルミニウム(Al)及び他の化合物の酸化物、例えばMnO、Cr、SiO、TiOを含む。他の介在物は、硫化物、並びに微量の窒化物及びリン化物を含む場合がある。溶融金属は非常に高温であるため(低炭素鋼で1600℃程度)、鉄原子と酸化物の反応性が非常に高く、反応を抑制できないことは明らかである。
今日まで、鋼鋳造における介在物の存在を減少させるためのほとんどの処理は、それらが生成される冶金容器中に介在物を保持することであった。本発明は、簡単で信頼性があり経済的な手段で冶金容器中の内在性介在物の生成を実質的に低減させる、従来とは異なる解決法を提案する。
本発明は、独立クレームにより定義される。従属クレームは、様々な実施形態を定義している。詳細には本発明は、溶融金属を鋳造するための冶金容器のライニングに関係する。そのような冶金容器の例は、周囲を壁で取り囲まれた底板と、前記底板に配置された1つ又は複数の吐出口を有している。該底板及び/又は該壁の少なくとも一部が、鋳造の際に、溶融金属と該冶金容器の該壁や底板との界面から延びた溶融金属の境界層に酸化緩衝層を形成するための手段を有することを特徴とし、鋳造の際の、前記酸化緩衝層の中の溶融金属の流速が実質的に零になり、前記酸化緩衝層の中の内在性介在物、特に酸化物の濃度が、該溶融金属中よりも実質的に高くなる。
一つの実施形態として、鋳造の際に酸化緩衝層を形成するための構造は、固定化層を有し、その固定化層は、金属を含み、該容器の前記底板及び少なくとも一部の壁をライニングしており、前記固定化層は、耐火性材料の層によって封入されている。このため該構造は、該容器中の溶融金属と接触する耐火性材料の第1の層又は加工層から構築され;該第1の層の下部に存在するのは、金属を含有する第2の層であり、該第2の層の下には、耐火性材料を含む第3の層が存在する。使用の際、該金属は、第2の層の中で固相のままであっても、又は第2の層の中で一部若しくは完全に液相になっていてもよい。穿孔部は、層の一方の側から他方の側へ流体を通過させる、層の中の溝又は通路である。本発明の一つの実施形態として、該容器中に含まれる溶融金属は、この固定化層中の第1の層に含まれる孔又は穿孔内に浸透して、第2の層に組み込まれるようになってもよい。第2の層は、冶金容器の壁及び底板のライニングとなる耐火性材料と密に接触していて、前記耐火性材料は、周辺の空気の拡散により、又はその成分の一部の反応により、内在性介在物の形成のための元素の主な供給源として同定されるため、第2の層の中の金属は、固相では、内在性介在物の形成元素のバリアとして作用することができ、又は液相では、溶融金属のバルクよりもかなり高い内在性介在物濃度を保持することができる。
第1の層は、マグネシア、アルミナ、ジルコニア、ムライト、及びこれらの材料のいずれかの組み合わせなどの材料で形成されてもよい。
第2の層は、鋼、アルミニウム、合金又はこれらのいずれかの組み合わせで形成されてもよい。
本発明の様々な実施形態を、添付の図に示す。
典型的な金属の連続鋳造ラインの様々な構成要素を示す概要図である。 本発明による冶金容器の幾何学的形状を説明する示す際に使用される用語の定義を示す概要図である。 本発明によるライニング構造を含む冶金容器の一例の斜視図である。 本発明による冶金容器の壁又は底板からの距離の関数としての金属流速Q及び酸化鉄濃度を示す概要図である。 本発明による冶金容器の幾何学的形状を説明する際に使用される用語の定義を示す概要図である。
図1の鋳造装置10の描写で認められる通り、タンディッシュには通常容器の一方又は両方の端部に、溶融金属12をレードル14から供給するポイントから離れて配置された、1つ又は複数の出口が概して設けられている。溶融金属は、レードル14を出て、レードルバルブ16及びレードルノズルシステム18を通ってタンディッシュ20に入り、タンディッシュ20を出てタンディッシュバルブ24及びタンディッシュノズルシステム26を通って鋳型28に入る。タンディッシュは、開放された蛇口及び解放された出口を有するバスタブとかなり類似した働きがあり、タンディッシュ内に溶融金属の流れを生成する。これらの流れは、溶融金属の均質化に、そして任意の介在物のバルク内の拡散にも寄与する。内在性介在物に関しては、反応速度(ほとんどが酸化)が反応分子の拡散により強く律速されることを見出した。この仮説を、低炭素鋼の溶鋼を無酸素にしたチャンバー内に入れられたるつぼに保持する実験により確証した。パイプを前記溶融金属中に入れ、酸素を低速で射出した。一定時間の後、該溶融金属を放置して固化させ、こうして得られた鋳塊の組成を分析した。予測通り、酸化された領域は、酸素パイプの出口周辺の小さな領域に限定され、こうして酸化反応が強力に拡散律速されるという仮説が確証された。金属の流れを停止することができれば、酸化もまた停止することになる。もちろんこれは、その名が示す通り溶融金属の連続流を特徴とする連続鋳造では、起こらない。
本発明を導いた2番目の仮説は、酸素源が冶金容器の壁及び底板で発生する、というものであった。詳細には、酸素源は2つの主な供給源がある。
(a)耐火性のライニングの反応性酸化物、特にカンラン石((Mg,Fe)SiO)などのケイ酸塩;並びに
(b)冶金容器の耐火性ライニングを通って周辺から拡散し、前記容器(例えば、タンディッシュ)の底板及び壁の面に出現する空気及び水分、
から生じると考えられる。
この2番目の仮説は、ラボテストで検証された。
それゆえ解決法は、これら2つの出発となった仮説から得られた。
(a)金属酸化反応速度が拡散律速であり、そして
(b)金属酸素源が冶金容器の壁及び底板から溶融金属に供給される、
ことから進めた。
本発明者らは、溶融金属のバルク中の内在性介在物の形成を抑制するための以下の解決法を開発した。溶融金属を形成する原子を、酸化種の供給源、即ち冶金容器の壁及び底板の付近に固定することが可能ならば、「不動態化層」又は「緩衝層」が形成され、それは放置すると酸化されるだろうけれども、拡散が非常に緩徐であって著しい流れも存在しないため、酸化反応が溶融金属のバルクにまで広がらない。この原理を、図4に略図で示しており、溶融金属の流速Qは、耐火性材料でライニングされた壁又は底板からの距離δの上は実質的に零である。厚さδのこの境界層は、本明細書では「酸化緩衝層」と呼ばれる。前記層において、酸化物の濃度は、溶融金属のバルクよりも実質的に高い。その理由は、酸素の供給源が冶金容器の壁及び底板であるためである。酸化緩衝層の中の流速は、ほぼ零であるため、酸化反応は、拡散律速され、それゆえ急速に広がらない。しかし前記酸化緩衝層の上では、溶融金属の流速が上昇して、酸化反応がより急速に広がるが、いずれの酸素源も存在せず、非常にわずかの酸化反応のみが緩衝層の上で起こる。
酸化反応が先の説明で言及されたが、これに必要な変更を加えて、硫化物、窒化物及びリン化物の形成などの他の反応に適用すると、Feなどの原子との反応速度もまた拡散律速されることは、明白である。
酸化緩衝層を形成させるための様々なデバイス又は手段を、本発明により用いることができる。第1の実施形態において、該デバイスは、ライニング構造をとり、この中で金属層又は金属部分が2層の耐火材料の間に挟まれて、又は封入されている。該金属が封入されたライニング構造は、耐火性容器の底板の一部又は全てをライニングするのに用いられてもよく、耐火性容器の壁の一部又は全てをライニングするのに用いられてもよい。該金属が封入されたライニング構造の外部層又は封入層は、溶融金属に対する実質的に非酸化性の材料で形成される。
該封入された金属ライニング構造の外部層又は封入層は、溶融金属、特に低炭素鋼との反応性がない材料で形成されるとよい。本発明の一つの実施形態は、ケイ酸塩の非存在を特徴とする。タンディッシュの多孔性フィルターを形成するために用いられる材料は、本発明の外部層又は封入層を形成するのに適する。特にジルコニア、アルミナ、マグネシア、ムライト及びこれらの材料の組み合わせは、本発明の外部層又は封入層を形成するのに適する可能性があり、市場で即座に入手可能である。
第2の層は、該容器の壁に平行な平面内にある金属の面積を最大にするように構成される。第2の層の金属が、固相である場合、それは、酸化剤が第3の層から第1の層へ、そして結果的に溶融金属の塊の中まで通過するのを物理的に予防する。第2の層の中の金属が、部分的又は完全に液相になると、耐火性のライニングと接触する金属原子は、拡散する酸素又は耐火性ライニングの成分などの酸素源と接触し、急速に反応して酸化物、特に低炭素鋼の溶鋼中でFeOを形成する。しかしいずれの溶融金属も、本質的には第2の層の中に封じ込められていて、該容器に含まれる溶融金属のバルク中に多量に流れ込むことができない。酸化反応の拡散律速された広がりは、溶融金属中でも非常に緩徐であるため、反応は、ライニング構造の厚さδの中を極めて緩徐に拡大することになる。それゆえライニング構造の上を流れる溶融金属は、酸化反応が層の厚さδの中を進みきるまでは酸素源と接触せず、それには鋳造よりも長時間かかる可能性がある。
鋳造で用いられる耐火性材料が本発明のライニング構造の第1の層及び第3の層に用いられ得ることは、先の説明から明白である。第1の層及び第3の層は、モノリシックであっても、又は複数のパネルで構成されていてもよい。
第2の層に組み込まれる金属は、厚さなどの3番目の次元の寸法よりも大きな2つの直交する次元を有する任意の形態、例えばホイル、シート、パネル、スラリー又は圧縮粉末の形態であってもよい。第1の層が冶金的形成作用の間に第3の層に対して確実に固定されたままになるように、第2の層の中の金属は、耐火性材料が配置され得る距離だけ離れたシート又はパネルの形態を有していてもよい。本発明の一つの実施形態において、金属シート若しくはパネルが第3の層に押し込まれると、又は第1の層の耐火性材料が該シート若しくはパネルの上に塗布されると、耐火性材料が穴を透過して、第3の層に対する第1の層の位置を固定する突起を形成するように、第2の層を構成する該金属シート又はパネルに、第1の層を構成する耐火性材料などの耐火性材料が入るように、横断する穴が設けられていてもよい。本発明の一つの実施形態において、第2の層を形成する金属シート若しくはパネルにはくぼみ又は突出部が設けられていてもよく、それにより、金属シートやパネルが第3の層に押し込まれた時や、第1の層の耐火性材料が該シート若しくはパネルの上に塗布されると、そのくぼみ又は突出部の受け手側形状が、第1の層又は第3の層に形成される。
第1の層の溶融金属とは反対側の主要面と、第3の層の溶融金属側の面との距離、又は第2の層の厚さは、0.01mm以上10mm以下、0.01mm以上20mm以下、0.01mm以上50mm以下、0.01mm以上100mm以下、0.01mm以上150mm以下、0.05mm以上10mm以下、0.05mm以上20mm以下、0.05mm以上50mm以下、0.05mm以上100mm以下、0.05mm以上150mm以下、0.1mm以上10mm以下、0.1mm以上20mm以下、0.1mm以上50mm以下、0.1mm以上100mm以下、0.1mm以上150mm以下、0.5mm以上10mm以下、0.5mm以上20mm以下、0.5mm以上50mm以下、0.5mm以上100mm以下、0.5mm以上150mm以下、1mm以上20mm以下、1mm以上30mm以下、1mm以上50mm以下、1mm以上100mm以下、1mm以上150mm以下、2mm以上30mm以下、2mm以上50mm以下、2mm以上100mm以下、及び2mm以上150mmの範囲内であってもよい。
本発明によれば、耐火性容器のためのライニング構造は、(a)第1の層の第1の主要面と、該第1の層の第1の主要面の反対側に配設された第1の層の第2の主要面と、を有する第1の層と、(b)第2の層の第1の主要面と、該第2の層の第1の主要面の反対側に配設された第2の層の第2の主要面と、を有する第2の層であって、該第1の層の第2の主要面が該第2の層の第1の主要面と接触又は連通する、第2の層と、(c)第2の層の第2の主要面と連通する第3の層の第1の主要面を有する非穿孔の第3の層と、を含んでいてもよく、該第2の層は、第2の層の第1の主要面に、又は第3の層の第1の主要面に平行な、又は隣接する、主要面を有する金属部分を含む。第1の層、第2の層及び第3の層は、全てが平行に配列されていてもよい。非穿孔の層とは、層の中に溝又は通路を生成し、流体を層の一方の側から他方の側まで通過させることができない層である。主要面は、対象物の全ての面の中央値よりも大きな面積を有する面である。第3の層の第1の主要面に、又は第2の層の第1の主要面に平行な、又は隣接する金属部分の面積は、第3の層の第1の主要面又は第2の層の第1の主要面の面積の50%以上100%以下、50%以上99%以下、50%以上95%以下、80%以上95%以下、又は80%以上99%以下の値を有していてもよい。ライニング構造の第1の層は、マグネシア、アルミナ、ジルコニア、ムライト、及びこれらの材料の組み合わせなどの耐火性材料を含んでいてもよい。ライニング構造の第3の層は、マグネシア、アルミナ、ジルコニア、ムライト、及びこれらの材料の組み合わせなどの耐火性材料を含んでいてもよい。第2の層の金属部分は、第2の層の第1の主要面と第2の層の第2の主要面の間に通路を含んでいてもよい。該通路に耐火性材料が充填されていて、第1の層と第3の層の間の支持構造を形成していてもよい。金属部分中の通路の断面積の合計、又は金属部分を通過する支持構造の断面積の合計は、第2の層の第1の主要面の面積の0.1%以上10%以下、0.5%以上10%以下、1%以上10%以下、0.1%以上30%以下、0.5%以上30%以下、1%以上30%以下の値を有していてもよい。
ライニング構造の第2の層は、第2の層の第1の主要面と平行に配列された、3つの直交する次元のうちのより大きな2つの次元を有するホイル、シート、パネル又は一定容積のスラリー若しくは圧縮粉末から構築された金属部分を含んでいてもよく、第2の層の中の金属部分における全ての途切れ又は遮断部の、第2の層の主要面に平行な平面での合計面積は、第2の層の中の金属部分の、第2の層の主要面に平行な平面での合計面積よりも小さい。本発明の一つの実施形態において、第2の層の金属部分における全ての途切れ又は遮断部の、第2の層の主要面に平行な平面での合計面積(「a1」と定義)、及び第2の層の中の金属部分の、第2の層の主要面に平行な平面での合計面積(「a2」と定義)は、その比率r=a1/a2としたとき、rが1.0以下、0.5以下、0.1以下、0.05以下、0.02以下、0.01以下、0.007以下、0.005以下、又は0.002以下あればよい。
本発明の一つの実施形態において、第2の層は、第2の層の金属部分を保持するように配設された、第3の層の第1の主要面から突出した複数の突起構造を含んでいてもよい。本発明の一つの実施形態において、第2の層は、第2の層の金属部分を保持するように配設された、第1の層の第2の主要面から突出した複数の突起構造を含んでいてもよい。該突起構造は、球、円筒、円錐部分、又は多角柱などの任意の適切な幾何学的形状で形成されてもよい。第1の層が第3の層に対して取り付けられると該突起構造が固定されるように、第1の層及び第3の層に、受容形状が設けられていてもよい。
本発明の一つの実施形態において、第2の層は、第2の層の金属部分と接触した犠牲構造を含んでいてもよい。該犠牲構造が、燃焼、熱、化学的又は物理的作用により除去されると、第2の層の中の前記金属が、接触する耐火層の構造的完全性を損なわずに温度上昇により膨張し得るように、該犠牲構造が構成されている。本発明の幾つかの実施形態において、第2の層の中の金属シート又は他の金属部分中の穿孔又は穴の幾つか又は全てに、加熱による金属の体積膨張を収容する犠牲材料が充填されていてもよい。犠牲構造は、セルロース、プラスチック又は他の有機材料、グラファイト材料、ガラス、透過性鉱物、ガス又は金属、及びそれらの組み合わせで構築されていてもよい。該犠牲構造中で用いられる材料は、シート、粉末、噴霧されたスラリー又はゲルの形態をとっていてもよい。該犠牲構造は、本発明によるライニングの調製において第2の層を組み立てる工程の一部として、第2の層の中の金属と接触して配置される。その後、1種又は複数の耐火性材料が、該犠牲構造に塗布され、該犠牲構造の除去の後に本発明による第1及び第2の層を提供する。
該犠牲構造は、連通する金属の体積の0.05%以上20%以下、0.05%以上15%以下、0.05%以上10%以下、0.05%より多く5%以下、0.05%以上2%以下、0.05%以上1%以下、0.05%以上0.5%以下、0.1%以上20%以下、0.1%以上15%以下、0.1%以上10%以下、0.1%以上5%以下、0.1%以上2%以下、0.1%以上1%以下、0.1%以上0.5%以下、0.2%以上20%以下、0.2%以上15%以下、0.2%以上10%以下、0.2%以上5%以下、0.2%以上2%以下、0.2%以上1%以下、0.2%以上0.5%以下の範囲内の体積を有していてもよい。
本発明の一つの実施形態において、第1の層は、1mm以上150mm以下の範囲内、1mm以上100mm以下の範囲内、1mm以上50mm以下の範囲内、5mm以上150mm以下の範囲内、5mm以上100mm以下の範囲内、5mm以上50mm以下の範囲内、10mm以上150mm以下の範囲内、10mm以上100mm以下の範囲内、又は10mm以上50mm以下の範囲内の厚さを有していてもよい。
本発明の一つの実施形態において、第2の層は、0.01mm以上150mm以下の範囲内、0.01mm以上100mm以下の範囲内、0.01mm以上50mm以下の範囲内、0.05mm以上150mm以下、0.05mm以上100mm以下の範囲内、0.05mm以上50mm以下の範囲内、0.1mm以上150mm以下、0.1mm以上100mm以下の範囲内、0.1mm以上50mm以下の範囲内、0.5mm以上150mm以下の範囲内、0.5mm以上100mm以下の範囲内、0.5mm以上50mm以下の範囲内、1mm以上150mm以下の範囲内、1mm以上100mm以下の範囲内、1mm以上50mm以下の範囲内、5mm以上150mm以下の範囲内、5mm以上100mm以下の範囲内、5mm以上50mm以下の範囲内、10mm以上150mm以下の範囲内、10mm以上100mm以下の範囲内、又は10mm以上50mm以下の範囲内の厚さを有していてもよい。
本発明は、耐火性容器内の前記のライニング構造の用途にも関し、そして内部及び外部を有する冶金容器であって、該冶金容器の該内部が、前記のライニング構造を含む、冶金容器にも関する。
本発明は、(a)溶融金属を前記のライニング構造を有する容器に移動させること、及び(b)該溶融金属を該容器から移動させること、を含む、移動の際の溶融金属の酸化を最小限にするための工程にも関する。
図2は、本発明によるライニング構造30を表す。第1の層34は、第1の層の第1の主要面36と、該第1の層の第1の主要面36の反対側に配設された第1の層の第2の主要面38と、を有する。第2の層42は、第2の層の第1の主要面44と、該第2の層の第1の主要面44の反対側に配設された第2の層の第2の主要面46と、を有する。第1の層の第2の主要面38は、第2の層の第1の主要面44と接触又は連通している。第3の層50は、第3の層の第1の主要面52と、該第3の層の第1の主要面52の反対側に配設された第3の層の第2の主要面54と、を有する。本発明の一つの実施形態において、第1の層34は、第1の層の第1の主要面36から第1の層の第2の主要面38まで通過する複数の穿孔60を含む。要素62は、図面の平面内の穿孔の断面である。第2の層42は、少なくとも1つの第1の層の穿孔60と連通する第2の層の金属部分64を含有するように示されている。金属部分64は、第2の層の第2の主要面46と連通している。要素66は、金属部分64の面積の寸法である。要素68は、ライニング構造30の構築の際に金属部分64の位置づけを可能にして、第1の層34と第3の層50の間の空間を維持する、支持構造である。支持構造68は、金属部分64が押圧されて第3の層50と接触すると、第2の層42に付勢される第3の層50からの耐火性材料を含んでいてもよい。支持構造68は、第2の層の第1の主要面への耐火性材料の塗布と、第2の層の第1の主要面44と第2の層の第2の主要面46の間の金属部分64の中の開口部又は通路の充填と、から生じた第1の層34からの耐火性材料を含有していてもよい。支持構造68は、金属部分64を構成する別々の金属片の間の容積を含んでいてもよい、又は第2の層の第1の主要面44から第2の層の第2の主要面46まで延びた金属部分64の中の開口部若しくは通路を含んでいてもよい。支持構造の断面の寸法70は、該支持構造の断面積を数学的にもたらす寸法である。
図3は、本発明によるライニング構造を含有し、内部容量82を有する、冶金容器80を表す。要素84は、外殻の絶縁層と、ライニング構造を含有する耐火性安全層と、である。要素84は、第3の層又は裏層50と連通している。第3の層又は裏層50は、第2の層42と連通している。第2の層42は、第1の層34と連通している。第2の層42は、金属部分容量64を有する。第1の層34の露出した第1の層の第1の主要面36は、冶金容器80の使用の間は溶融金属と接触している。使用の際、溶融金属が、内部容量82に導入される。第2の層42の中の金属は、全体若しくは一部が固体のままであっても、又は一部若しくは全体が溶融状態へ相転移してもよい。第2の層42の中の溶融金属は、拘束されることになる。溶融金属は、裏層50により放出された酸素源と反応して該酸素源が内部容量82に侵入するのを予防し、固体金属は、裏層50により放出された酸素源への物理的バリアになるため、どちらの相の金属も本発明の作用に寄与すると考えられる。
図4は、本発明によるライニングを含有する冶金容器内の特性のグラフを表し、第2の層42の中の金属は、少なくとも部分的に溶融されていると仮定されている。その特性は、本発明のライニングの第3の層50からの距離に関して示されており、溶融金属の流速Qは、耐火性材料でライニングされた壁又は底板であり得るライニングの第3の層50からの距離δの上は、実質的に零である。厚さδのこの境界層は、「酸化緩衝層」と呼ばれる。この実施形態において、それは、第2の層42により支持される第1の層34の厚さに対応する。第1の層34は、冶金容器の内部容量82と連通している。プロットした線90は、第3の層50からの距離に関する金属の流速を表し、値が左から右に向かって増加する。プロットした線92は、第3の層50からの距離に関する酸化物の濃度を表し、値が左から右に向かって増加する。
図5は、本発明のライニングの断面100を表す。第1の層34は、第2の層42により支持され、その一方で第2の層42は、第3の層50の第1の主要面52上で支持されている。第1の層の内部主要面102は、第1の層34内に含まれ、第3の層50の第1の主要面52に平行な平面である。第2の層の内部主要面104は、第2の層42内に含まれ、第3の層50の第1の主要面52に平行なる平面である。要素68は、ライニング構造30の構築の間に金属部分64の位置合わせを可能にし、第1の層34と第3の層50の間の空間を維持する支持構造である。それは、ライニングの構築の間に第3の層50に対する金属部分64の圧力により、金属部分64の中の通路を通って押し出された耐火性材料から形成されてもよい。又はライニングの構築の間に第3の層50に向けた金属部分64の圧力により金属部分64の一部の周辺に押し出された耐火性材料から形成されてもよい。
極低アルミナセメントキャスタブルなどの耐火性材料のベースパネルを準備すること、及び該ベースパネル上に70重量%以上100重量%以下のマグネサイトを含有するマグネサイト噴霧材料などのタンディッシュライニング材料を噴霧して第3の層を形成させること、により本発明の構成された構造が形成されてもよい。その後、金属部分シートを、ベースパネル上のマグネサイト噴霧材料に対してしっかりと押圧して、第2の層を形成させる。その後、80重量%以上100重量%以下のアルミナを含有する材料などのアルミナを基剤とする材料を第2の層に噴霧して、第1の層を形成させる。第3の層の材料が金属部分シートを取り囲むように、又は第3の層の材料が金属シート中の横断する開口部に付勢されるように、金属部分シートを第3の層に対して押圧することにより、金属部分のための支持構造を形成させてもよい。本発明の別の実施形態において、金属粉末が、金属部分又は層を形成させるのに用いられてもよく、第1及び第3の層の中の耐火性材料が、乾式振動可能な耐火性ライニングの形態で提供されてもよい。本発明のさらに別の実施形態において、金属含有スラリーが、第3の層に噴霧されて、該金属部分又は層を形成させてもよい。
該耐火性材料は、ガンニング、噴霧、鏝塗り、鋳造、乾燥振動塗布、吹付け、グラウチング、鋳込み、射出、又はプリフォームされた切片の設置により塗布されてもよい。その後、該耐火性材料は、必要に応じて、乾燥、効果又は安定化されてそれらを硬化させてもよい。その後、得られた積層構造を物理的又は化学的作用に暴露して、任意の犠牲構造を除去又は変形させて、金属部分の熱膨張を収容する体積を提供する。
第2の層は、0.01m、0.02mm、0.05mm、0.10mm、0.25mm、0.50mm、1mm、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm又は10mm以上で、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、15mm、20mm、30mm、40mm、50mm、60mm、70mm、80mm、90mm又は100mm以下の厚さを有していてもよい。
本発明により構築された容器が、冶金工程で用いられてもよい。使用方法は、本発明によるライニングを有する容器に溶融金属を導入すること、そして次にノズルを通して該容器から溶融金属を除去すること、を含んでいてもよい。
実施例I
テストのために、ベースパネルを、鋼製タンディッシュの内側のセーフティーライニングとして用いられる材料と同等の極低アルミナセメントキャスタブルで製造した。ベースパネルの各寸法は、36インチ×24インチ×5インチ(90cm×60cm×12.5cm)である。最初に、タンディッシュライニング材料(バシライト、70重量%より多くのマグネシアを含有する軽量マグネサイトを基材とする噴霧材料)を、バシライト噴霧器を用いてベースパネルの上に約1インチ(2.5cm)厚に噴霧する。異なる開口形態を有する金属部分シート(20インチ×12インチ、又は50cm×30cm)を、バシライトライニングにしっかりと押圧する。その後、アルミナを基材とする材料(アルミナ>80重量%)を、該面に約1インチ(2cm)の厚さに噴霧する。
選択されたパネルの製造に当たって、通路又は開口部を、金属部分シートの中に設ける。金属部分シートの各面と接触するライニングの間に、該開口部を通して直接接触するように、これらの開口部の内部に該パネルの製造している間に耐火性材料が充填される。
金属部分を大気乾燥し、その後、1000°F(約538℃)で3時間燃焼して、ライニングの乾燥挙動及び構造完全性に関する情報を提供する。
実施例II
MgOるつぼ(高さ12インチ(約30cm)及び内径7.5インチ(約19cm))を、テストに用いる。所望の厚さ及び外形5.5〜6インチ(約14〜約15cm)及び高さ10.5インチ(約27cm)の金属製中空円筒を、るつぼの中央に配置させる。該金属製中空円筒は、内側面と外側面の間に穿孔が設けられていてもよい。るつぼの構築の間、これらの穿孔に犠牲材料が充填されてもよい。該MgOるつぼの内壁と該金属円筒の外壁の間の空間に、タンディッシュライニング材料(バシライトなど)が充填される。その後、円筒形金属マンドレルを、該中空金属円筒を予め配置したるつぼの中央に配置させる。その後、該金属円筒の内壁とマンドレルの間の空間に、タンディッシュライニング材料(大部分は高濃度アルミナ質)を充填する。るつぼを230°F(110℃)で1時間乾燥させた後に、該マンドレルを除去する。その後、るつぼを450°F(約232℃)で24時間乾燥させ、その後、2700°F(約1482℃)で5時間燃焼する。その後、るつぼを評価する。
本発明は、多くの改良及び変更が、可能である。それゆえ、本願の特許請求の範囲の範囲内であれば、上記に記載されたもの以外の方法で実践されたものであっても本発明に含まれることは、理解されなければならない。
10.鋳造装置
12.溶融金属
14.レードル
16.レードルバルブ
18.レードルノズルシステム
20.タンディッシュ
24.タンディッシュバルブ
26.タンディッシュノズルシステム
28.鋳型
30.ライニング構造
34.第1の層
36.第1の層の第1の主要面
38.第1の層の第2の主要面
42.第2の層
44.第2の層の第1の主要面
46.第2の層の第2の主要面
50.第3の層
52.第3の層の第1の主要面
54.第3の層の第2の主要面
60.穿孔
62.穿孔の断面の寸法
64.金属部分
66.第3の層の金属部分の面積の寸法
68.支持構造
70.支持構造の断面の寸法
80.冶金容器
82.冶金容器の内部容量
84.冶金容器の外殻
90.第3の層の距離に関する金属の流速
100.本発明のライニングの断面
102.第1の層の内部主要面
104.第2の層の内部主要面

Claims (16)

  1. (a)第1の層の第1の主要面36と、前記第1の層の第1の主要面36の反対側に配設された第1の層の第2の主要面38と、を有する第1の層34と、
    (b)第2の層の第1の主要面44と、前記第2の層の第1の主要面44の反対側に配設された第2の層の第2の主要面46と、を有する第2の層42であって、前記第1の層の第2の主要面38が前記第2の層の第1の主要面44と連通する、第2の層42と、
    (c)前記第2の層の第2の主要面46と連通する第3の層の第1の主要面52を有する非穿孔の第3の層50と、
    を含み、
    前記第2の層42が、第3の層の第1の主要面52に隣接する主要面を有する金属部分64を含む、耐火性容器のためのライニング構造30。
  2. 前記第3の層の第1の主要面52に隣接する金属部分64の面積が、前記第3の層の第1の主要面52の面積の50%以上100%以下の値を有する、請求項1に記載のライニング構造30。
  3. 前記第3の層の第1の主要面52に隣接する金属部分64の面積が、前記第3の層の第1の主要面52の面積の50%以上99%以下の値を有する、請求項2に記載のライニング構造30。
  4. 前記第3の層の第1の主要面52に隣接する金属部分64の面積が、前記第3の層の第1の主要面52の面積の50%以上95%以下の値を有する、請求項3に記載のライニング構造30。
  5. 前記第3の層の第1の主要面52に隣接する金属部分64の面積が、前記第3の層の第1の主要面52の面積の80%以上99%以下の値を有する、請求項1に記載のライニング構造30。
  6. 前記ライニング構造の前記第1の層34が、マグネシア、アルミナ、ジルコニア、ムライト、及びこれらの材料のいずれかの組み合わせからなる群から選択される材料を含む、請求項1に記載のライニング構造30。
  7. 前記ライニング構造の前記第1の層34が、アルミナを含む、請求項6に記載のライニング構造30。
  8. 前記ライニング構造の前記第3の層50が、マグネシア、アルミナ、ジルコニア、ムライト、及びこれらの材料のいずれかの組み合わせからなる群から選択される材料を含む、請求項1に記載のライニング構造30。
  9. 前記ライニング構造の前記第3の層50が、マグネシアを含む、請求項8に記載のライニング構造30。
  10. 前記金属部分64が、前記第2の層の第1の主要面44と前記第2の層の第2の主要面46の間に通路を含んでいてもよい、請求項1に記載のライニング構造30。
  11. 前記金属部分64の中の前記通路の断面積の合計が、前記第2の層の第1の主要面44の面積の1%以上30%以下の値を有する、請求項10に記載のライニング構造30。
  12. 前記第1の層34が、1mm以上50mm以下の範囲内の厚さを有する、請求項1に記載のライニング構造30。
  13. 前記第2の層42が、0.01mm以上50mm以下の範囲内の厚さを有する、請求項1に記載のライニング構造30。
  14. 耐火性容器に使用する、請求項1に記載のライニング構造30。
  15. 内部及び外部を有する冶金容器であって、前記冶金容器の前記内部が、請求項1に記載のライニング構造30を有する、冶金容器。
  16. (a)請求項1に記載のライニング構造30を有する容器に溶融金属を移すこと、及び
    (b)前記溶融金属を前記容器から移すこと、
    を含む、溶融金属の酸化を最小限にするための方法。
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