JP2019522617A - Bodにおける張力制御を有するガラス製造装置用の複数の高さにある駆動装置 - Google Patents

Bodにおける張力制御を有するガラス製造装置用の複数の高さにある駆動装置 Download PDF

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Abstract

ガラス製造装置は、帯状ガラスの第1の縁部とその反対側の第2の縁部との間に延びる幅を有する帯状ガラスを製造するよう構成された形成装置を含む。下部延伸ロール装置は、下部延伸ゾーン内において、延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む。下部延伸ロール装置は、硬化ゾーンと、ガラスシートを形成するために帯状ガラスが分離される分離位置との間に配置される。

Description

優先権の主張
本願は、合衆国法典第35巻第119条に基づき、2016年6月21日に出願された米国仮特許出願第62/352770号による優先権を主張するものであり、その内容に依拠すると共に、その全体を参照して本明細書に組み込む。
本開示はガラス製造に関し、具体的には、張力制御が改善されたガラスシートを製造するためのガラス製造装置および方法に関する。
複数の高さにある駆動システムを有する標準的なフュージョン形成法は、フュージョンドローセクション内の硬化ゾーン内における横方向および垂直方向の機械的張力制御を提供すると共に、硬化ゾーンを、BOD(bottom of draw:延伸の最下部)におけるホットエンドロボットによるガラスシートの折り取りによって生じる摂動から隔離する。これらの標準的なフュージョン形成法の多くにおいては、帯状ガラスのBOD端部は自由な状態で懸下されている(即ち、帯状ガラスの下流端部は拘束されていない)ので、延伸セクションの最も低い位置にあるロールより低い位置にある帯状ガラスは、常に、帯状ガラスの重量に起因する張力下にある。
極薄ガラスについては、BOD内にある帯状ガラスの部分の重量は比較的軽く、それにより機械的張力が比較的低くなるので、摂動の衝撃はより顕著になり得る。従って、広範囲のプロセス用途に対して有益な構成を有するように、ガラス製造装置および方法を向上させることが依然として望まれる。
本概念は、ガラス製造装置の延伸ゾーン内において、複数の高さに実装された駆動されるロール(例えば2組または3組の駆動されるロール等)を用いると共に、BOD内の下流において、もう一組の駆動されるロールを用いて、帯状ガラスの張力を制御することによって、極薄ガラス基体を形成するためのガラス製造装置および方法を含む。延伸セクション内の駆動されるロールは、硬化ゾーンの張力を制御し得る。BODにある更なる駆動されるロールは、現行のガラス形成装置および方法を改善するために実装され得る。この張力制御スキームは、ルート部から硬化ゾーンのかなり下流の張力制御ゾーンの端部までの垂直方向の張力の制御を可能にし得る。
第1の態様によれば、ガラス製造装置は、帯状ガラスの第1の縁部とその反対側の第2の縁部との間に延びる幅を有する帯状ガラスを製造するよう構成された形成装置を含む。下部延伸ロール装置は、下部延伸ゾーン内において、延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む。下部延伸ロール装置は、ガラスシートを形成するために帯状ガラスが分離される分離位置と硬化ゾーンとの間に配置される。
第2の態様によれば、下部延伸ロール装置の第1の対の延伸ロールが帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、下部延伸ロール装置を動作させるよう構成された制御装置を更に含む、態様1の装置が提供される。
第3の態様によれば、硬化ゾーンを含む上部延伸ゾーン内において、形成装置から、帯状ガラスの幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置を更に含む、態様1または態様2の装置が提供される。第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置は、上部延伸ゾーン内において、延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む。
第4の態様によれば、第1の引張ロール装置、第2の引張ロール装置、および下部延伸ロール装置が、帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、態様3の装置が提供される。
第5の態様によれば、制御装置が、第1の引張ロール装置および第2の引張ロール装置の第1の対の延伸ロールを略一定のトルクで動作させるよう構成された、態様3の装置が提供される。
第6の態様によれば、第1の引張ロール装置、第2の引張ロール装置、および下部延伸ロール装置の各々が、帯状ガラスの第2の縁部を引くよう配置および構成された第2の対の延伸ロールを含む、態様3〜5のいずれか1つの装置が提供される。
第7の態様によれば、制御装置が、下部延伸ロール装置の第1の対の延伸ロールを略一定の角速度で動作させるよう構成された、態様3〜6のいずれか1つの装置が提供される。
第8の態様によれば、帯状ガラスを製造する方法が提供される。本方法は、引張ロールデバイスの下部延伸ロール装置を動作させる工程を含む。引張ロールデバイスは、ガラス製造装置の硬化ゾーンから下流にある下部延伸ゾーン内に配置される。引張ロールデバイスは、帯状ガラスの第1の縁部と相互作用するよう配置および構成された第1の対の延伸ロールと、帯状ガラスの第2の縁部と相互作用するよう配置および構成された第2の対の延伸ロールとを含む下部延伸ロール装置を含む。引張ロールデバイスの下部延伸ロール装置の第1の対の延伸ロールが、ガラスシートを形成するために帯状ガラスが分離される分離位置と硬化ゾーンとの間において、帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、制御装置を用いて引張ロールデバイスの延伸ロール装置が制御される。
第9の態様によれば、ガラス製造装置が、ガラス製造装置の硬化ゾーンを含む上部延伸ゾーン内に配置された第1の引張ロールデバイスを更に含む、態様8の方法が提供される。
第10の態様によれば、第1の引張ロールデバイスが、形成装置から、帯状ガラスの幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置を含む、態様9の方法が提供される。第1の引張ロールデバイスの第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置は、延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む。
第11の態様によれば、第1の引張ロールデバイスの第1の引張装置の第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて第1の引張ロールデバイスの第1の引張ロール装置を制御する工程を含む、態様10の方法が提供される。
第12の態様によれば、第1の引張ロールデバイスの第2の引張装置の第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて第1の引張ロールデバイスの第2の引張ロール装置を制御する工程を含む、態様10または態様11の方法が提供される。
第13の態様によれば、第1の引張ロール装置、第2の引張ロール装置、および下部延伸ロール装置が、帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、態様10〜12のいずれか1つの方法が提供される。
第14の態様によれば、下部延伸ロール装置の第1の対の延伸ロールが略一定の角速度で回転するように、制御装置を用いて引張ロールデバイスの下部延伸ロール装置を制御する工程を含む、態様9〜13のいずれか1つの方法が提供される。
第15の態様によれば、帯状ガラスを製造する方法が提供される。本方法は、ガラス製造装置の上部延伸ゾーン内に配置された第1の引張ロールデバイスを動作させる工程を含む。第1の引張ロールデバイスは、形成装置から帯状ガラスを引く。ガラス製造装置の第1の引張ロールデバイスから下流にある下部延伸ゾーン内に配置された第2の引張ロールデバイスが動作させられる。第2の引張ロールデバイスは、上部延伸ゾーン内における帯状ガラスの張力を、ガラスシートを形成するために帯状ガラスが分離される分離位置から隔離する。
第16の態様によれば、第1の引張ロールデバイスが、形成装置から、帯状ガラスの幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置を含む、態様15の方法が提供される。第1の引張ロールデバイスの第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置は、延伸経路に沿って、帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む。
第17の態様によれば、第1の引張ロールデバイスの第1の引張装置の第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて第1の引張ロールデバイスの第1の引張ロール装置を制御する工程を含む、態様16の方法が提供される。
第18の態様によれば、第1の引張ロールデバイスの第2の引張装置の第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて第1の引張ロールデバイスの第2の引張ロール装置を制御する工程を含む、態様15〜17のいずれか1つの方法が提供される。
第19の態様によれば、第1の引張ロールデバイスの第1の引張ロール装置および第2の引張ロール装置のうちの少なくとも一方の第1の対の延伸ロールが、帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、態様16〜18のいずれか1つの方法が提供される。
第20の態様によれば、第2の引張ロールデバイスが、帯状ガラスの第1の縁部と相互作用するよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む下部延伸ロール装置を含む、態様15〜態様19のいずれか1つの方法が提供される。
第21の態様によれば、下部延伸ロール装置の第1の対の延伸ロールが帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、制御装置を用いて第2の引張ロールデバイスの下部延伸ロール装置を制御する工程を含む、態様20の方法が提供される。
第22の態様によれば、制御装置によって、下部延伸ロール装置の第1の対の延伸ロールが略一定の角速度で回転するように制御される、態様21の方法が提供される。
更なる特徴および長所は、以下の詳細な説明で述べられると共に、部分的にはその説明から当業者に自明であり、または、明細書および添付の図面に例示されるように、並びに、添付の特許請求の範囲に定められるように、本発明を実施することによって認識される。上記の概要説明および以下の詳細説明は、単に本発明の例示であり、特許請求される本発明の性質および特徴を理解するための概観または枠組みを提供することを意図したものであることを理解されたい。
添付の図面は、本発明の原理の更なる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれてその一部をなすものである。図面は1以上の実施形態を示しており、明細書と共に、本開示の原理および作用を例として説明する役割をするものである。本明細書および図面において開示される本発明の様々な特徴は、あらゆる組合せで用いられ得ることを理解されたい。
可撓性ガラスの形成方法および装置の実施形態の模式図 引張ロールデバイスの実施形態を含む、図1のガラス製造装置の一部の等角図 引張ロールデバイスの別の実施形態を含む、図1のガラス製造装置の一部の等角図 図2および図3の部分のガラス製造装置の正面図および側面図を示す 帯状ガラスに沿った張力を距離に対してプロットした、例示的なガラス形成プロセスについての例示的な張力図
以下の詳細な説明において、本開示の様々な原理の完全な理解を提供するために、限定ではなく説明の目的で、具体的な詳細を開示する例示的な実施形態が述べられる。しかし、本開示の利益を得た当業者には、本開示が、本明細書に開示された具体的な詳細から離れた他の実施形態で実施され得ることが自明であろう。更に、本開示の様々な原理の説明を不明瞭にしないために、周知の装置、方法、および材料の説明は省略され得る。最後に、適用可能である場合には常に、類似の参照番号は類似の要素を指す。
本明細書において、範囲は、「約」或る特定の値から、および/または、「約」別の特定の値までと表現され得る。そのような範囲が表現された場合には、別の実施形態は、その或る特定の値から、および/または、別の特定の値までを含む。同様に、値が「約」という語を用いて概算として表現された場合には、その特定の値が、別の態様を構成することを理解されたい。更に、各範囲の終点は、他方の終点との関係において、および他方の終点から独立して、有意であることを理解されたい。
本明細書において用いられる方向に関する用語(例えば、上、下、右、左、前、後、最上部、最下部)は、単に描かれた図面を参照したものであり、絶対的な向きを意味することは意図しない。
特に明記しない限り、本明細書において述べられたいずれの方法も、その工程が特定の順序で行われることを要すると解釈されることは意図しない。従って、方法の請求項が、その工程が辿るべき順序を実際に記載していない場合、または、特許請求の範囲もしくは説明において、その工程が特定の順序に限定されることが別様で具体的に述べられていない場合には、どのような点においても、順序が推論されることは意図しない。このことは、工程の配列または動作フローに関する論理の問題、文法的な組織または句読点から導出される通常の意味、および、明細書に記載されている実施形態の数またはタイプを含む、どのような可能な明示されていない解釈の基礎についても成り立つ。
本明細書において用いられる単数形の「a」、「an」、および「the」は、特に明記しない限り、複数の被参照物を含む。従って、例えば「a component」と言った場合には、特に明記しない限り、2以上のそのような構成要素を有する態様を含む。
本明細書に記載される実施形態は、一般的に、ホットエンドロボットによる折り取り位置により近い、帯状ガラスのBODまたは下部延伸領域において、一定の速度を有するよう制御される駆動されるローラを動作させることによって、張力制御が改善された帯状ガラスを製造するためのガラス製造装置および方法に関する。そのような構成は、駆動される下部延伸ローラによって、ルート部からの帯状ガラスの垂直方向の張力制御を可能にし得る。それに加えて、駆動される下部延伸ローラの下向きの引張力は、駆動される下部延伸ローラの上流において、および、それにより下部引張装置エリアにおいて、垂直方向の機械的張力を加えることができ、それにより、駆動される下部延伸ローラの下流のその下部引張装置エリアにおける帯状ガラスの動きを低減できる。更に、駆動される下部延伸ローラを、硬化ゾーンから比較的遠い下流に有することで、硬化ゾーン内における帯状ガラスの動きを低減でき、それにより、帯状ガラスの属性(例えば、形状およびガラスの応力等)を改善できる。
ガラスは、一般的に、可撓性がなく、擦り傷、欠け、および破砕が生じやすい脆い材料として知られているが、薄い断面を有するガラスは、実際には、かなりの可撓性を有し得る。長く薄いシート状または帯状のガラスは、紙やプラスチックフィルムのように、ロールに巻き付けられ、巻き出されることが可能である。製造環境内、または処理および搬送設備内に存在し得る不安定性、摂動、振動、および一時的な影響は、帯状ガラスの断続的なまたは長時間にわたる位置ずれを生じさせ得る。極端なケースでは、帯状ガラスの不安定性、摂動、振動、および一時的な影響が、破砕につながり得る。従って、発生源からの不安定性、摂動、振動、および一時的な影響が、帯状ガラスに沿って、帯状ガラスの上下の他のプロセスまで伝わるのを阻止するために、様々なゾーン間の隔離を設けるのが有益であり得る。
図1を参照すると、例示的なガラス製造装置10の実施形態の模式図が、ダウンドローフュージョン装置として示されているが、他の例では、他のガラス形成装置が用いられ得る。例示的なガラス製造装置10は、第1の縁部16と第2の縁部18との間に延びる幅Wを有する帯状ガラス14を製造するための形成装置12を含み得る。
ガラス製造装置10は、溶融器20、清澄器22、混合器24、送出器26、形成装置12、および引張ロールデバイス(要素28および30によって表されている)を含み得る。溶融器20では、ガラスバッチ材料が、矢印32によって示されているように導入され、溶融されて、溶融ガラス33を生じ得る。清澄器22は、溶融器20からの溶融ガラス33を、傾斜管36を介して受け取る高温処理エリアを有し、そこで、溶融ガラス33から気泡が除去される。清澄器22は、清澄器−撹拌チャンバ接続管40によって、混合器24に接続されている。混合器24は、撹拌チャンバ−ボウル接続管42によって、送出器26に接続されている。送出器26は、下降管44を通して、導入口46へと、および形成装置12内へと溶融ガラス33を送る。
本開示の態様に従って用いられ得る様々な形成装置があり得る。例えば、図1および図2に示されるように、例示的な形成装置12は、トラフ52に流れ込む溶融ガラス33を受け取る開口部50を含む。図2に最もよく示されているように、次に、溶融ガラス33はトラフ52を越えて流れ、2つの側面54および56を流れ下ってから、形成装置12のルート部58において一体に融着する。ルート部58では、2つの側面54および56が合わさって、2つの側面54および56の各々の上を流れる溶融ガラス33の2つの越流の壁が一体に融着して帯状ガラス14を形成し、帯状ガラス14は、ルート部58から離れて下に向かって延伸される。
ガラス製造装置10は、図1では模式的に示されている引張ロールデバイス28および30を更に含み得る。図2および図3に関してより完全に後述するように、引張ロールデバイス28は、ルート部58から帯状ガラス14を延伸すること、および、帯状ガラス14を所望の厚さまで延伸することを補助するために設けられる。引張ロールデバイス30は、硬化ゾーン82(図2)の下流にあり、且つ、ホットエンドロボット(移動アンビル装置またはTAMと称される場合もある)が帯状ガラス14を分離する帯状ガラス分離位置64の上流にある下部延伸ゾーン60内において、垂直方向および水平方向の帯状ガラスの張力を維持するために設けられる。
ダウンドローフュージョン法を用いて帯状ガラス14が形成される実施形態では、第1の縁部16および第2の縁部18は、中央部分内における厚さより大きい厚さを有するビード部を含み得る。中央部分は、約0.3mm以下の厚さ(例えば、約0.01〜0.05mm、約0.05〜0.1mm、約0.1〜0.15mm、および約0.15〜0.3mmの厚さを含むが、それらに限定されない)を有する「極薄」であり得るが、他の例では、他の厚さを有する帯状ガラス34が形成され得る。
図2を参照すると、本開示の一例による引張ロールデバイス28のより詳細な模式図が提供されている。例示的な引張ロールデバイス28は、第1のロール装置64、第2のロール装置66、および制御装置68(例えば、プログラマブル論理コントローラ、プロセッサ−メモリ等)を含み得る。一部の実施形態では、ロールデバイス28は、第3のロール装置、またはより多くのロール装置(例えば、第1のロール装置64と第2のロール装置66との間のアイドルロール装置等)を含み得る。この例では、第1のロール装置64は、形成装置12から、帯状ガラス14の幅Wに対して横断方向に延びる延伸経路74に沿って、帯状ガラス14の第1の縁部16および第2の縁部18をそれぞれ引くよう構成された第1の対の延伸ロール70および第2の対の延伸ロール72を含み得る(注:延伸ロール70および72は、帯状ガラス14における横断方向の張力76を加える垂直方向下方に傾いたロールとして示されているが、水平方向の向きを有してもよく、水平方向の向きを有する場合には、互いに接続されてもよい)。
第2のロール装置66は、第1の対の延伸ロール70および第2の対の延伸ロール72から延伸経路74に沿って下流にそれぞれ配置された第1の対のロール78および第2の対のロール80を含む(注:ロール78および80は、帯状ガラス14における横断方向の張力83を加える垂直方向下方に傾いたロールとして示されているが、水平方向の向きを有してもよく、水平方向の向きを有する場合には、互いに接続されてもよい)。制御装置68は、少なくとも、両方の対の延伸ロール70、72および78、80が略一定のトルクで回転するように、第1のロール装置64および第2のロール装置66を独立して動作させるよう構成される。
本開示の幾つかの例による形成装置12および引張ロールデバイス28の様々な模式図がある。引張ロールデバイス28は、帯状ガラス14を形成装置12のルート部58から粘性ゾーン81内へと引くよう動作し得るものであり、そこで、帯状ガラス14は薄くなり始めて最終的な厚さに至る。次に、帯状ガラス14は、粘性ゾーン81から硬化ゾーン82内へと引かれ得る。硬化ゾーン82では、帯状ガラス14のその部分が、粘性状態から、所望のプロファイルを有する弾性状態へと硬化する。硬化ゾーン82は、温度が以下の式を満たすゾーンとして定義され得る。
0.2秒<(η(T))/G<1000秒
式中、ηはガラスの粘度(パスカル秒)であり、Tは温度(℃)であり、Gは帯状ガラス14の室温剛性率(Pa)である。次に、帯状ガラス14は、硬化ゾーン82から弾性ゾーン84へと引かれ得る。弾性ゾーン84に入ったら、帯状ガラス14は、帯状ガラス14のプロファイルを永久的に変えることなく、限度内において変形され得る。この例では、引張ロールデバイス28は、第1の対の延伸ロール70および第2の対の延伸ロール72が粘性ゾーン81内に配置され、第1の対の延伸ロール78および第2の対の延伸ロール80が硬化ゾーン82および/または弾性ゾーン84内に配置されるように構成される。
第1の対の延伸ロール70および第2の対の延伸ロール72の各々は、第1の引張ロール部材90および第2の引張ロール部材92を含み得る。第1の引張ロール部材90および第2の引張ロール部材92の各々には、耐火性ロールカバーが設けられてもよく、それぞれの対(即ち、第1の対の延伸ロール70および第2の対の延伸ロール72)は、それらの間にある帯状ガラス14の第1の縁部16および第2の縁部18と係合するよう配置される。各対の延伸ロール70、72における第1の引張ロール部材90および第2の引張ロール部材92のうちの少なくとも一方には、それぞれのモータ94が設けられ得る。例えば、図示されるように、第2の対の延伸ロール72の第1の引張ロール部材90にはモータ94が設けられており、一方、第2の対の延伸ロール72の第2の引張ロール部材92には軸受が設けられており、第1の引張ロール部材90および第2の引張ロール部材92のうちの一方のみが駆動され、他方のロールは、帯状ガラスと接触して、他方のローラと共に挟持力を生じるようになっている。同様に、第1の対の延伸ロール70の第2の引張ロール部材92にはモータ94が設けられており、一方、第1の対の延伸ロール70の第1の引張ロール部材90には軸受が設けられており、第1の引張ロール部材90および第2の引張ロール部材92のうちの一方のみが駆動され、他方のロールは、帯状ガラスと接触して、他方のローラと共に挟持力を生じるようになっている。更なる例では、一対の延伸ロール(例えば、第1の対の延伸ロール70、第2の対の延伸ロール72、または両方の対の延伸ロール70、72)の第1の引張ロール部材90および第2の引張ロール部材92の両方にモータが設けられ得る。
引張ロールデバイス28は、対のロール70、72から延伸経路74に沿って下流に配置された第1の対の延伸ロール78および第2の対の延伸ロール80を含む装置66を更に含み得る。第1の対の延伸ロール78および第2の対の延伸ロール80は、帯状ガラス14の第1の縁部16および第2の縁部18を延伸経路74に沿って更に引くよう構成され得る。図示されるように、第1の対の延伸ロール78および第2の対の延伸ロール80の各々は、第1の引張ロール部材100および第2の引張ロール部材102を含み得る。第1の引張ロール部材100および第2の引張ロール部材102の各々には、それぞれの耐火性ロールカバーが設けられてもよく、それぞれの対(即ち、第1の対の延伸ロール78および第2の対の延伸ロール80)は、それらの間にある帯状ガラス14の第1の縁部16および第2の縁部18と係合するよう配置される。各対の延伸ロール78、80における第1の引張ロール部材100および第2の引張ロール部材102のうちの少なくとも一方には、それぞれのモータ104が設けられ得る。例えば、図示されるように、第2の対の延伸ロール80の第1の引張ロール部材100にはモータ104が設けられており、一方、第2の対の延伸ロール80の第2の引張ロール部材102には軸受が設けられており、第1の引張ロール部材100および第2の引張ロール部材102のうちの一方のみが駆動され、他方のロールは、帯状ガラスと接触して、他方のローラと共に挟持力を生じるようになっている。更なる例では、一対の延伸ロール(例えば、第1の対の延伸ロール78、第2の対の延伸ロール80、または両方の対の延伸ロール78、80)の第1の引張ロール部材100および第2の引張ロール部材102の両方にモータが設けられ得る。
図3を参照すると、本開示による引張ロールデバイス30のより詳細な模式図が示されている。例示的な引張ロールデバイス30は、下部延伸ロール装置110を含む。下部延伸ロール装置は、BOD内の、延伸された帯状ガラス14をTAM112が個々のガラスシートに切断する分離位置64の近くに配置される。この分離位置64において、ガラスシート14は、室温よりかなり高い高温である。このエリアは、ガラスシート14がまだ熱いので、高温BOD(HBOD)と称され得る。この実施形態では、下部延伸ロール装置110は、弾性ゾーン84から延伸経路74に沿って、帯状ガラス14の第1の縁部16および第2の縁部18をそれぞれ引くよう構成された第1の対の延伸ロール114および第2の対の延伸ロール116を含み得る(注:延伸ロールは、帯状ガラス14における横断方向の張力115を加える垂直方向下方に傾いたロールとして示されているが、水平方向の向きを有してもよく、水平方向の向きを有する場合には、互いに接続されてもよい)。
第1の対の延伸ロール114および第2の対の延伸ロール116の各々は、第1の引張ロール部材124および第2の引張ロール部材126を含み得る。第1の引張ロール部材124および第2の引張ロール部材126の各々には、それぞれの耐火性ロールカバーが設けられてもよく、それぞれの対(即ち、第1の対の延伸ロール114および第2の対の延伸ロール116)は、それらの間にある帯状ガラス14の第1の縁部16および第2の縁部18と係合するよう配置される。各対の延伸ロール114、116における第1の引張ロール部材124および第2の引張ロール部材126のうちの少なくとも一方には、それぞれのモータ128が設けられ得る。例えば、図示されるように、第2の対の延伸ロール116の第1のロール部材124にはモータ128が設けられており、一方、第2の対の延伸ロール116の第2の引張ロール部材126には軸受が設けられており、第1の引張ロール部材124および第2の引張ロール部材126のうちの一方のみが駆動され、他方のロールは、帯状ガラスと接触して、他方のローラと共に挟持力を生じるようになっている。
ここで図4を参照すると、ガラス製造装置10の正面図および側面図が模式的に示されており、粘性ゾーン80、硬化ゾーン82、および弾性ゾーン84(これらは集合的に上部延伸ゾーン140と称され得るものであり、引張ロールデバイス28が配置される)と、引張ロールデバイス30が配置される下部延伸ゾーン60とを含む。仮想線Eは、上部延伸ゾーン140から下部延伸ゾーン60への出口を表している。
制御装置68は、引張ロールデバイス28の第1のロール装置64および第2のロール装置66、並びに、引張ロールデバイス30の下部延伸ロール装置110のうちの1以上を独立して動作させるよう設けられ得る。一例として、制御装置68は、第1のロール装置64の第1の対の延伸ロール70および第2の対の延伸ロール72を略一定のトルクで回転するよう動作させ得ると共に、第2のロール装置66の第1の対の延伸ロール78および第2の対の延伸ロール80を略一定のトルクで回転するよう動作させ得る。下部延伸ロール装置110の延伸ロール114および116は、略一定の速度で動作させられ得る。引張ロールデバイス28の第1のロール装置64および第2のロール装置66、並びに、引張ロールデバイス30の下部延伸ロール装置110の独立した動作とは、ロール装置64、66、110が、他のロール装置64、66、110のうちの1以上の動作によって影響されることなく動作させられ得ることを意味する。
図5を参照すると、ガラス製造装置10を用いる例示的なガラス形成プロセスについての張力図146が示されており、帯状ガラス14に沿った張力が、ルート部58(図1)からの距離に対してプロットされている。図5は、ロール装置64についての上向きのトルクおよびロール装置66についての下向きのトルクを有する上述の構成に対応する。下部延伸ロール装置110には略一定の速度が設けられる。図5の垂直方向の矢印は、加えられるトルクの方向を示している。この特定の例では、トルク制御駆動されるロール装置64は、ゾーン82に所望の張力を加えるために、上向きの引張力を加える。本明細書において用いられる「上向きの引張力」という用語は、その特定のロール装置の下流に張力を与える力を指し、一方、「下向きの引張力」という用語は、その特定のロール装置の下流に圧縮力を与える力を指す。トルク制御駆動されるロール装置66は、帯状ガラスの厚さを制御する。下部延伸ロール装置110は、ゾーン82を下流の摂動から隔離するために、下部延伸ゾーン60における張力を減少させる速度によって駆動および制御される。線150と線152との間には、TAM112において、或る長さのガラスシートを帯状ガラス14から除去したことに起因する張力の変化154がもたらされている。
なお、本開示の上述の実施形態、特に、いずれの「好ましい」実施形態も、単に可能な実装例であり、単に、本開示の様々な原理の明確な理解のために述べられたものであることが強調されるべきである。本開示の趣旨および様々な原理から実質的に逸脱することなく、上述の本開示の実施形態に対して多くの変形および変更が行われ得る。そのような変更および変形の全ては、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス製造装置において、
帯状ガラスの第1の縁部とその反対側の第2の縁部との間に延びる幅を有する帯状ガラスを製造するよう構成された形成装置と、
ガラスシートを形成するために前記帯状ガラスが分離される分離位置と硬化ゾーンとの間に配置された下部延伸ロール装置であって、下部延伸ゾーン内において、延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む、下部延伸ロール装置と
を含むことを特徴とするガラス製造装置。
実施形態2
前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが前記帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、前記下部延伸ロール装置を動作させるよう構成された制御装置を更に含む、実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態3
前記硬化ゾーンを含む上部延伸ゾーン内において、前記形成装置から、前記帯状ガラスの前記幅に対して横断方向に延びる前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置と、
前記第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置であって、前記上部延伸ゾーン内において、前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第2の引張ロール装置と
を更に含む、実施形態2記載のガラス製造装置。
実施形態4
前記第1の引張ロール装置、前記第2の引張ロール装置、および前記下部延伸ロール装置が、前記帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、実施形態3記載のガラス製造装置。
実施形態5
前記制御装置が、前記第1の引張ロール装置および前記第2の引張ロール装置の前記第1の対の延伸ロールを略一定のトルクで動作させるよう構成された、実施形態3記載のガラス製造装置。
実施形態6
前記第1の引張ロール装置、前記第2の引張ロール装置、および前記下部延伸ロール装置の各々が、前記帯状ガラスの前記第2の縁部を引くよう配置および構成された第2の対の延伸ロールを含む、実施形態3記載のガラス製造装置。
実施形態7
前記制御装置が、前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールを略一定の角速度で動作させるよう構成された、実施形態3記載のガラス製造装置。
実施形態8
帯状ガラスを製造する方法において、
ガラス製造装置の硬化ゾーンから下流にある下部延伸ゾーン内に配置された引張ロールデバイスの下部延伸ロール装置を動作させる工程を含み、
前記引張ロールデバイスが、前記帯状ガラスの第1の縁部と相互作用するよう配置および構成された第1の対の延伸ロールと、前記帯状ガラスの第2の縁部と相互作用するよう配置および構成された第2の対の延伸ロールとを含む下部延伸ロール装置を含み、
前記引張ロールデバイスの前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが、ガラスシートを形成するために前記帯状ガラスが分離される分離位置と前記硬化ゾーンとの間において、前記帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、制御装置を用いて前記引張ロールデバイスの前記延伸ロール装置が制御される
ことを特徴とする方法。
実施形態9
前記ガラス製造装置が、前記ガラス製造装置の前記硬化ゾーンを含む上部延伸ゾーン内に配置された第1の引張ロールデバイスを更に含む、実施形態8記載の方法。
実施形態10
前記第1の引張ロールデバイスが、
前記形成装置から、前記帯状ガラスの前記幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置と、
前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置であって、前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第2の引張ロール装置と
を含む、実施形態9記載の方法。
実施形態11
前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、前記制御装置を用いて前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置を制御する工程を含む、実施形態10記載の方法。
実施形態12
前記第1の引張ロールデバイスの前記第2の引張装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、前記制御装置を用いて前記第1の引張ロールデバイスの前記第2の引張ロール装置を制御する工程を含む、実施形態10記載の方法。
実施形態13
前記第1の引張ロール装置、前記第2の引張ロール装置、および前記下部延伸ロール装置が、前記帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、実施形態10記載の方法。
実施形態14
前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定の角速度で回転するように、前記制御装置を用いて前記引張ロールデバイスの前記下部延伸ロール装置を制御する工程を含む、実施形態8記載の方法。
実施形態15
帯状ガラスを製造する方法において、
ガラス製造装置の上部延伸ゾーン内に配置された第1の引張ロールデバイスであって、形成装置から帯状ガラスを引く第1の引張ロールデバイスを動作させる工程と、
前記ガラス製造装置の前記第1の引張ロールデバイスから下流にある下部延伸ゾーン内に配置された第2の引張ロールデバイスであって、前記上部延伸ゾーン内における前記帯状ガラスの張力を、ガラスシートを形成するために前記帯状ガラスが分離される分離位置から隔離する、第2の引張ロールデバイスを動作させる工程と
を含むことを特徴とする方法。
実施形態16
前記第1の引張ロールデバイスが、
前記形成装置から、前記帯状ガラスの幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置と、
前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置であって、前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第2の引張ロール装置と
を含む、実施形態15記載の方法。
実施形態17
前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置を制御する工程を含む、実施形態16記載の方法。
実施形態18
前記第1の引張ロールデバイスの前記第2の引張装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて前記第1の引張ロールデバイスの前記第2の引張ロール装置を制御する工程を含む、実施形態16記載の方法。
実施形態19
前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置および前記第2の引張ロール装置のうちの少なくとも一方の前記第1の対の延伸ロールが、前記帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、実施形態16記載の方法。
実施形態20
前記第2の引張ロールデバイスが、前記帯状ガラスの前記第1の縁部と相互作用するよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む下部延伸ロール装置を含む、実施形態15記載の方法。
実施形態21
前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが前記帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、制御装置を用いて前記第2の引張ロールデバイスの前記下部延伸ロール装置を制御する工程を含む、実施形態20記載の方法。
実施形態22
前記制御装置によって、前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定の角速度で回転するように制御される、実施形態20記載の方法。
10 ガラス製造装置
12 形成装置
14 帯状ガラス
16 第1の縁部
18 第2の縁部
28、30 引張ロールデバイス
60 下部延伸ゾーン
64 分離位置
64 第1のロール装置
66 第2のロール装置
68 制御装置
70、78、114 第1の対の延伸ロール
72、80、116 第2の対の延伸ロール
74 延伸経路
76、83、115 横断方向の張力
81 粘性ゾーン
82 硬化ゾーン
84 弾性ゾーン
90、100、124 第1の引張ロール部材
92、102、126 第2の引張ロール部材
94、104、128 モータ
110 下部延伸ロール装置
140 上部延伸ゾーン
W 幅

Claims (15)

  1. ガラス製造装置において、
    帯状ガラスの第1の縁部とその反対側の第2の縁部との間に延びる幅を有する帯状ガラスを製造するよう構成された形成装置と、
    ガラスシートを形成するために前記帯状ガラスが分離される分離位置と硬化ゾーンとの間に配置された下部延伸ロール装置であって、下部延伸ゾーン内において、延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む、下部延伸ロール装置と
    を含むことを特徴とするガラス製造装置。
  2. 前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが前記帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、前記下部延伸ロール装置を動作させるよう構成された制御装置を更に含む、請求項1記載のガラス製造装置。
  3. 前記硬化ゾーンを含む上部延伸ゾーン内において、前記形成装置から、前記帯状ガラスの前記幅に対して横断方向に延びる前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置と、
    前記第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置であって、前記上部延伸ゾーン内において、前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第2の引張ロール装置と
    を更に含む、請求項2記載のガラス製造装置。
  4. 前記第1の引張ロール装置、前記第2の引張ロール装置、および前記下部延伸ロール装置が、前記帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、請求項3記載のガラス製造装置。
  5. 前記制御装置が、前記第1の引張ロール装置および前記第2の引張ロール装置の前記第1の対の延伸ロールを略一定のトルクで動作させるよう構成された、請求項3記載のガラス製造装置。
  6. 前記制御装置が、前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールを略一定の角速度で動作させるよう構成された、請求項3記載のガラス製造装置。
  7. 帯状ガラスを製造する方法において、
    ガラス製造装置の硬化ゾーンから下流にある下部延伸ゾーン内に配置された引張ロールデバイスの下部延伸ロール装置を動作させる工程を含み、
    前記引張ロールデバイスが、前記帯状ガラスの第1の縁部と相互作用するよう配置および構成された第1の対の延伸ロールと、前記帯状ガラスの第2の縁部と相互作用するよう配置および構成された第2の対の延伸ロールとを含む下部延伸ロール装置を含み、
    前記引張ロールデバイスの前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが、ガラスシートを形成するために前記帯状ガラスが分離される分離位置と前記硬化ゾーンとの間において、前記帯状ガラスに下向きの引張力を与えるように、制御装置を用いて前記引張ロールデバイスの前記延伸ロール装置が制御される
    ことを特徴とする方法。
  8. 前記ガラス製造装置が、前記ガラス製造装置の前記硬化ゾーンを含む上部延伸ゾーン内に配置された第1の引張ロールデバイスを更に含む、請求項7記載の方法。
  9. 前記第1の引張ロールデバイスが、
    前記形成装置から、前記帯状ガラスの前記幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置と、
    前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置であって、前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第2の引張ロール装置と
    を含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、前記制御装置を用いて前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置を制御する工程を含む、請求項9記載の方法。
  11. 前記第1の引張ロール装置、前記第2の引張ロール装置、および前記下部延伸ロール装置が、前記帯状ガラスに横方向の張力を加えるよう、水平に対して或る角度で配置された、請求項9または10記載の方法。
  12. 前記下部延伸ロール装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定の角速度で回転するように、前記制御装置を用いて前記引張ロールデバイスの前記下部延伸ロール装置を制御する工程を含む、請求項7記載の方法。
  13. 帯状ガラスを製造する方法において、
    ガラス製造装置の上部延伸ゾーン内に配置された第1の引張ロールデバイスであって、形成装置から帯状ガラスを引く第1の引張ロールデバイスを動作させる工程と、
    前記ガラス製造装置の前記第1の引張ロールデバイスから下流にある下部延伸ゾーン内に配置された第2の引張ロールデバイスであって、前記上部延伸ゾーン内における前記帯状ガラスの張力を、ガラスシートを形成するために前記帯状ガラスが分離される分離位置から隔離する、第2の引張ロールデバイスを動作させる工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 前記第1の引張ロールデバイスが、
    前記形成装置から、前記帯状ガラスの幅に対して横断方向に延びる延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第1の引張ロール装置と、
    前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置の下流にある第2の引張ロール装置であって、前記延伸経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第1の縁部を引くよう配置および構成された第1の対の延伸ロールを含む第2の引張ロール装置と
    を含む、請求項13記載の方法。
  15. 前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張装置の前記第1の対の延伸ロールが略一定のトルクで回転するように、制御装置を用いて前記第1の引張ロールデバイスの前記第1の引張ロール装置を制御する工程を含む、請求項13記載の方法。
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