JP2019521492A - 加熱装置、その使用、及びキット - Google Patents

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    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/105Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications using a susceptor

Abstract

加熱装置、その使用、及びそれを作るキットを記述する。装置は、誘導素子、被誘導素子、及び誘導素子と被誘導素子との間に配置されている第1の絶縁素子を有している。被誘導素子は、総重量に対する重量が90%と99.99%との間のパーセントの第1の金属または金属の第1の混合物と、総重量に対する重量が0.01%と10%との間のパーセントの第2の金属または金属の第2の混合物とを含有している金属合金を有している。第1の金属は、たとえば反磁性、常磁性、または反強磁性の金属などの非磁性金属であり、あるいは金属の第1の混合物は、非磁性である、及び/またはもっぱら非磁性金属を有することができる。第2の金属は、強磁性またはフェリ磁性金属であり、あるいは金属の第2の混合物は、もっぱら強磁性またはフェリ磁性金属を有している。金属の代わりに、たとえば、導電性のエンジニアリングプラスチックなどの金属的に振る舞う材料を使用することができる。【選択図】図2C

Description

本発明は、誘導素子、金属及び/または絶縁物の振る舞いをする単一または層序を備えている多層の被誘導素子、およびそれらの間に配置されている絶縁素子を有している加熱装置に関する。この種類の誘導加熱装置は、室内及び/または加熱装置がその上に配置されているもしくは組み込まれている物体の加熱、あるいは食品、流体、その他の加熱及び調理、あるいは工業プロセスでの部品または機械の加熱に使用可能である。
金属素子を空間及び/または時間について変化する磁界に曝すことによって、電流が素子自体内に誘導されることが知られており、これらの電流は、寄生電流(または渦電流)として定められ、それが今度は、ジュール効果によって金属素子を加熱させ、それが散逸効果と共に磁区を再配向させ、それは、強磁性材料において典型的で特徴的である履歴曲線として文献で知られている。
多数の実践的な用途が、この現象を利用している。たとえば、誘導コンロ上でのポットの加熱及びある種の重量のある乗り物における電磁ブレーキの製造を最もよく知られている用途の中でも挙げなければならない。
金属的な振る舞いをする材料の全てが、この現象を利用する実際的な関心を引く品物を作るのに適しているわけではない。
たとえば、誘導コンロ用のポットを作るには、誘導された寄生電流を効率的に導くために、電気抵抗が十分に低い金属を使用する必要があるが、電気抵抗の特定の下限を超えると、ジュール効果によってポットを加熱するためのエネルギーの十分な散逸が得られない。
同じ欠点は、他の技術分野においても見られるかもしれない。
そのため、基準となる市場において業界標準ができるほど、時間と共に他の金属よりもある金属が好まれるようになった。
誘導コンロ用のポットの例に再度触れると、鋳鉄及びいくつかのフェライト鋼がアルミニウムよりも好まれるが、後者は比重がより低く、それは軽くより安価なポットを作ることができるという特徴であって、熱伝導率が高いことで、食品の調理にはより適している。
また、鉄道、自動車、及び工業オートメーションの分野において、鉄及びいくつかの鋼は、電磁ブレーキを作るのに好まれる金属の中のいくつかである。
言い換えると、物理的、化学的性質の観点から性能はより低いが、前述の現象が発生する状況において民生用または工業用に適合している電力で発生する磁界への応答が高い他の金属は、特定の用途により適している物理的、化学的な性質を有しているいくつかの金属よりも好まれてきた。
一般に、熱伝導性の高い金属は、導電性も高いが、誘導による効果的な熱発生を得るためには高すぎることがある。たとえば、銀、金、及びアルミニウムは、優れた熱及び電気の伝導性によって特徴付けられるが、民生用および工業用の電力及び/または周波数で変化する磁界に対しての反応が低い。
金属は、磁界の中で磁化される傾向によって分類できることが知られている。定量的にそして実用的には、金属は、比透磁率の値に依存して、強磁性体、反磁性体、および常磁性体に分類され、ひいては比透磁率は金属の絶対透磁率と真空の透磁率μとの間の以下の比に対応する:
絶対透磁率は、磁気誘導Bと磁場の密度Hとの比として、つまり、以下のように定義される:
真空の透磁率μは、基本的な物理定数の1つであって、その値は、国際単位系においてヘンリー/メートルで表される:
反磁性金属において、比透磁率は、一定であって、真空の透磁率よりもわずかに低い(μ<μ)。常磁性金属において、比透磁率は、真空の透磁率よりもわずかに高く、温度に反比例する。強磁性金属において、比透磁率は、真空の透磁率よりもはるかに高く(μ>>μ)、温度に対してだけでなく、磁場の変化に対しても変化する。
たとえば、鉄、コバルト、及びニッケルなど、室温で強磁性またはフェリ磁性の性質を示す2、3の金属がある。いくつかの希土類元素は、室温よりもはるかに低い温度で強磁性である。
以下の表1は、分類をまとめている。
常磁性金属の比透磁率の値の反磁性金属に対する違いは、最小であって、実用的な目的、特に誘導加熱に関しては無視できることが多い。
直前にまとめた分類とは無関係に、簡単のために、以下の説明では、常磁性金属及び反磁性金属は、たとえば、アルミニウム、銅、チタン、タングステンなどを挙げることができる、一般に磁界とは認識できるほどには相互作用をしない金属と同様に、単に非磁性金属と定義する。
前述のように、いくつかの非磁性金属は、優れた物理的な性質、特に熱伝導性を有しているが、渦電流による加熱を実現する用途には直接使用されず、それは、正確には、それらの代わりに、磁界に対してより効果的に反応する鉄、鋳鉄、及びいくつかの特定の鋼などの他の金属が好まれるからである。非磁性金属の使用は、たとえば、アルミニウムから作られているポットの前述の例におけるように、異なる金属から作られている部品を組み立てるなど、強磁性金属との組み合わせにおいてのみ可能である。
たとえば、アルミニウム(ロール状)は、190kcal/m℃と等しい、つまり、通常のステンレス鋼よりも少なくとも7倍高い熱伝導性を有しており、銅(電解質)は、335kcal/m℃と等しい、つまりステンレス鋼よりも少なくとも12倍高い熱伝導率を有している。そのため、誘導または任意の他のシステムによって加熱を実現し、最大の熱伝導が重要な用途において、銅はアルミニウムよりも好ましいことになる。
したがって、前述の限界を克服し、また、磁界によって誘導された寄生電流による加熱を実現する全ての実用的な用途において非磁性金属を利用できることが好ましい。
さらに、そのような非磁性金属の使用に基づいている誘導加熱装置をつくることが好ましい。
最後に、たとえば、非視認性及び/または非侵襲性の加熱の可能性を提供するために、家具及び/または建築要素、食品調理用の要素等のさまざまな要素に組み込むまたは組み合わせることができるような誘導加熱装置を作ることが好ましい。
そのため、本発明の目的は、前述の問題の1個または2個以上を解決できることが好ましい、改良された加熱装置またはそれを作るキットを得ることである。
そのため、本発明は、加熱装置であって、誘導素子と、被誘導素子と、誘導素子と被誘導素子との間に位置している第1の絶縁素子と、を有し、絶縁素子は、真空または気体、特に空気である加熱装置に関連している。被誘導素子は、総重量に対する重量が90%と99.99%との間のパーセントの第1の金属または金属の第1の混合物と、総重量に対する重量が0.01%と10%との間のパーセントの第2の金属または金属の第2の混合物とを含有している金属合金を有しているか、それから構成されている。第1の金属は、たとえば、反磁性、常磁性、または反強磁性の金属などの非磁性金属である。同様に、金属の第1の混合物は非磁性であるか、またはもっぱら非磁性金属を有している。第2の金属は、強磁性またはフェリ磁性金属である。同様に、金属の第2の混合物は、磁性であるか、またはもっぱら強磁性またはフェリ磁性金属を有している。金属の代わりに、たとえば、導電性のエンジニアリングプラスチックなどの金属的に振る舞う材料を使用することができる。
「磁性合金」及び「非磁性合金」という表現は、それぞれ、強磁性またはフェリ磁性金属、つまり磁性金属の振る舞いと同化可能な振る舞いを全体として有している合金、及び非磁性金属の振る舞いと同化可能な振る舞いを全体として有している合金を、合金がそれぞれ最少の量の磁性金属及び非磁性金属を含んでいるとしても、示している。問題となるのは、合金全体としての振る舞いである。
加熱装置は、コンパクト及び/または柔軟であって、有利には様々な装置または材料に組み込み可能であり、及び/または有利には可変の半径を有している場合には湾曲している表面に適用可能である。。
被誘導素子が、10cm以下の厚さを有している実施態様がある。
実施態様によっては、被誘導素子の総厚さは、コンパクトな箔または、たとえば空気や接着剤等の少なくとも1個の絶縁素子を有することができる、重ねられているより多くの箔によって定められる。
この特徴のおかげで、加熱装置の厚さをコンパクトに維持することができる。
被誘導素子は、5μmと700μmとの間の、より好ましくは、5μmと200μmとの間の厚さを有している実施態様がある。
請求項1に従って作られている非磁性被誘導素子の平均電気熱変換効率は、別の被誘導素子の平均電気熱変換効率よりも少なくとも10%〜15%高い。
合金は、重量で1%未満の、IUPACの定義に従って識別される1個または2個以上の希土類元素、またはその酸化物、またはセリウム50%、ランタン25%、及びネオジム及びプラセオジムの僅かなパーセントから構成されているミッシュメタルと、炭素などの非金属、及び/またはシリコンなどの半金属、を含有することができる実施態様がある。これによって、優れた物理的及び/または化学的特性を有している被誘導素子を得ることができる。
第1の金属または金属の第1の混合物の含有量は、合金全体に対する重量が95%と99.99%との間であって、第2の金属または金属の第2の混合物の含有量は、合金全体に対する重量が0.01%と5%との間、好ましくは0.01%と3%との間である実施態様がある。これによって、優れた物理的及び/または化学的特性及び電気エネルギーから熱エネルギーへの最適な変換効率を有している被誘導素子を得ることができる。
第1の金属は、金、銀、銅、アルミニウム、プラチナ、チタン、ホウ素の1個から選択され、あるいは第1の混合物は、金、銀、チタン、銅、アルミニウム、プラチナ、ホウ素の2個または3個以上の混合物であり、第2の金属は、ニッケル、鉄、コバルトの1個であって、第2の混合物は、ニッケル、鉄、コバルトの2個または3個以上から構成されている実施態様がある。これによって、優れた物理的及び/または化学的特性を有している被誘導素子を得ることができる。
合金内のチタン含有量は、存在する場合、総重量に対する重量が0.5%未満、好ましくは0.1%から0.2%の範囲であって、合金内のホウ素含有量は、存在する場合、総重量に対する重量が0.5%未満、好ましくは0.1%から0.2%の範囲であって、合金内の鉄含有量は、存在する場合、総重量に対する重量が3%未満、好ましくは0.01%から3%の範囲である実施態様がある。
この実施態様のおかげで、優れた物理的及び/または化学的特性を有している被誘導素子を得ることができる。
誘導素子は、少なくとも一部が螺旋形状である第1の導電素子を有している実施態様がある。これによって、誘導素子を単純にコンパクトに作ることができる。
誘導素子は、少なくとも一部が螺旋形状である第2の導電素子を有している実施態様がある。これによって、誘導素子を単純にコンパクトに作ることができる。さらに、2個または3個以上の誘導素子が存在すると、被誘導素子に対するこれらの配置の自由度が有利になる。
第1の導電素子は端部を有しており、第2の導電素子も端部を有しており、第1の端部及び第2の端部は、同じ装置側部で接続可能な実施態様がある。このように、数個の導電素子を発電機に容易に接続することができる。
第1の絶縁素子は、1μmから10cmの厚さを有している実施態様がある。
この実施態様のおかげで、非常にコンパクトで柔軟な加熱装置を得る、または被誘導素子及び誘導素子を、たとえば建築材料等比較的厚い素子または製品または工業プロセスに組み込むことでそれらを比較的離して配置することができる。
第1の絶縁素子は、誘導素子を巻いている実施態様がある。これによって、誘導素子及び絶縁素子を、被覆等を有している電線と共に実装できる。
装置は、第1の絶縁素子とは反対側の誘導素子の上に配置されている第2の絶縁素子をさらに有している実施態様がある。このように、装置を周囲の環境からさらに電気的及び/または物理的に遮蔽することができる。
装置は、第1の絶縁素子とは反対側の被誘導素子の上に配置されている第3の絶縁素子をさらに有している実施態様がある。これによって、装置を周囲の環境から電気的及び/または物理的にさらに遮蔽することができる。
第1の絶縁素子及び/または第2の絶縁素子及び/または第3の絶縁素子は、たとえば、プラスチック、樹脂、ガラス、真空、セラミック、木材、粉状の酸化物の集合体、石などの1個または2個以上の材料を有している実施態様がある。これによって、装置を素子、ツール、または個人用の身繕い用または、たとえばタイルなどの家庭用の用品の内部に組み込んで、視覚的に邪魔にならない室内暖房装置を得ることができる。または、ひっかき傷や切断に対して耐久性のある調理ツールまたは、手軽なアイロン掛けツールを作ることができる。
被誘導素子は、エンボス模様を有している実施態様がある。これによって、美的な要素を組み込むことによっても、誘導素子から被誘導素子へのエネルギー伝達を増加させることができる。
被誘導素子は、複数の箔を有している実施態様がある。これによって、装置を、さらに柔軟に、特に箔が互いに移動可能な場合、つまり互いに接続されていない場合には、柔軟にすることができる。
箔は、互いに平行及び/または交差している、並べられている及び/または重なっている実施態様がある。これによって、加熱装置の特定の種類の使用によりよく適合させるように、様々な織り方で箔を作ることができる。
さらに、前述の加熱システムに対して適しており、機能的な、非磁性混合物の厚さを達成することができる。したがって、被誘導素子は、単一のコンパクトな箔または、たとえば、空気、接着システム、樹脂等の絶縁素子を介在させて重ねられている箔を呈することができる。
箔は、蛇腹状の折り目である実施態様がある。これによって、被誘導素子の単位体積当たりの熱発生を高めたり、構造上の耐久性を高めたりすることができる。
少なくとも被誘導素子または被誘導素子、絶縁素子、及び誘導素子は、凸状または凹状の表面を有している実施態様がある。これによって、たとえば筒または筒部分などの可変及び/または柔軟な半径を有している場合に、装置を湾曲しているまたは曲線のある表面に適合させることができる。
実施態様は、前述の実施態様のいずれか1つの装置の、室内暖房、食品加熱及び調理、装置または衣服による個人用暖房、工業プロセスにおける加熱及び調理での使用にさらに関することができる。
この態様のおかげで、特にコンパクトで、装置及び加熱対象への組み込みが容易な加熱装置を有している室内暖房を実現することができる。
被誘導素子は、陽極酸化処理をされている実施態様がある。これによって、優れた化学的、物理的な性質、ひっかき傷及び様々な環境条件に対する最適な耐久性及び保護、ならびに色及び表面構造の可変性を有する被誘導素子を作ることができる。
実施態様は、誘導素子及び/または、被誘導素子及び/または、誘導素子と被誘導素子との間に位置させる第1の絶縁素子と、を有し、被誘導素子は、総重量に対する重量が90%と99.99%との間のパーセントの第1の金属または金属の第1の混合物と、総重量に対する重量が0.01%と10%との間のパーセントの第2の金属または金属の第2の混合物とを含有している金属的に振る舞う材料の合金を有することが可能で;第1の金属は、たとえば反磁性、常磁性、または反強磁性の金属などの非磁性金属であり、あるいは金属の第1の混合物は、非磁性である、及び/またはもっぱら非磁性金属を有することが可能で、第2の金属は、強磁性またはフェリ磁性金属であり、あるいは金属の第2の混合物は、もっぱら強磁性またはフェリ磁性金属を有することが可能な、前述の実施態様の何れか1個による装置を作るキットに関する。金属の代わりに、たとえば導電性のエンジニアリングプラスチックなどの、金属的に振る舞う材料を使用することができる。この実施態様のおかげで、装置を作らなければならないときに、1つに接合するために、被誘導素子、誘導素子、及び絶縁素子を別個に販売することができる。
装置、その関連する使用、及びキットに関する前述の利点は、たとえば、金属及び金属合金の代わりに、導電性エンジニアリングプラスチックなどの、非金属ではあるが振る舞いが金属的な材料を使用することによっても得ることができる。
本発明のさらなる特徴及び利点は、添付の図面を用いて、例示の目的のみで、限定を目的とせずに示している、好ましい、しかし排他的ではない実施形態の以下の明細書を検討することによって、より明らかになる。
本発明の実施形態の誘導加熱装置の断面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導加熱装置の断面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の誘導加熱装置の断面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の上面図を模式的に示している。 本発明の実施形態の被誘導素子の3次元の図を模式的に示している。 重なっている箔を有している、本発明の実施形態の被誘導素子の3次元の図を模式的に示している。
本発明の実施形態において、室温で磁界と明確には相互作用をしない、振る舞いが非磁性的な第1の金属及び、強磁性体の、つまり室温で磁界と相互作用する第2の金属が、振る舞いが金属的な材料の合金を作るために使用されている。
2個の金属の比率は、前述し、また特許請求の範囲に記載されている。
合金は、たとえば、溶融、焼結、及び拡散などの様々な技法で金属粉を液相にして得ることができる。
簡単のために、溶融について触れると、合金は、ビレットに固化させ、それから、ビレットは、たとえば、膜つまり所望の厚さを有している被誘導素子を得るように圧延機において使用される。
圧延技法は、周知であって、詳細に記述する必要はない。たとえば、YouTube(登録商標)インターネットプラットフォーム上で視聴可能な以下の動画は、食品用アルミニウムから作られている薄膜が圧延機においてどのように作られるかを説明している:“How It’s Made: Aluminium Foil”, [online], 2009年1月18日, インターネット<URL:https://www.youtube.com/watch?v=f4OTj9yNOak>。
製造は、たとえば、好ましい技法である圧延だけによって行うことができる。
そのため、そのように製造された薄膜は、本明細書において以下で説明するように、誘導加熱装置における被誘導素子として使用できる。
合金は、前述のように、数個の第1の金属及び数個の第2の金属から開始しても得ることもできる。
以下の例は、この現象を説明している。

例1
合金は、以下の表に示している重量パーセントの銀、銅、ニッケル、及び希土類元素によって構成されている。
それに対して、希土類ケイ化物は、Si=40%〜45%、希土類元素8%〜10%、及び残りの鉄で構成されており、ミッシュメタルは、50%のセリウム、25%のランタン、及び僅かなパーセントのネオジム及びプラセオジムで典型的に構成されている。
膜は、1000Wの電力に調整されている誘導コンロ11を使用して加熱され、10秒より僅かに短い時間で約800℃(赤色)の温度に到達している。
例2
合金は、以下の表に示している重量パーセントの銅、ニッケル、及び希土類元素によって構成されている。
それに対して、希土類ケイ化物は、Si=40%〜45%、希土類元素8%〜10%、及び残りの鉄で構成されており、ミッシュメタルは、典型的に構成されている。
膜は、1000Wの電力に調整されている誘導コンロ11を使用して加熱され、10秒より僅かに短い時間で約1100℃(明るい赤色)の温度に到達している。
例3
合金は、以下の表に示している重量パーセントのアルミニウム及び鉄によって構成されている。
膜は、250Wの電力に調整されている誘導コンロ11を使用して加熱され、10秒より僅かに短い時間で約350℃の温度に到達している。
被誘導素子に該当する前述の膜には、本明細書において以下で説明する誘導素子によって発生した磁界との相互作用を増加させるエンボス加工がされている本発明の実施形態がある。
本発明の実施形態において、膜は、アルミニウムが重量(%wt.)で97%と99.99%との間の量で、鉄が0.01%と3%との間(%wt.)、0.01%と1.8%との間(%wt.)であることが有利な量である、アルミニウム及び鉄の合金で作ることができる。合金は、各々が量で、0.5%以下、0.1%と0.2%との間であることが有利なチタン及び/またはホウ素をさらに有することができる。これらの金属は、合金を十分に精錬し、したがって、より小さく実質的に球状の粒の形成を可能にし、その全体の機械的特性を改良する目的を有している。さらに、全体の量が概ね0.5%未満の僅かな他の分子(金属及び非金属)が、存在してもよい。
膜は、厚さが10cm以下で、被誘導素子の総厚さを、コンパクトな箔または箔の間に少なくとも1個の絶縁素子を有することができる(たとえば、箔1+空気+箔2または箔3+接着剤+箔4等)より多くの箔の重なりによって表すことができる。
図1は、本発明の実施形態の加熱装置10の模式的断面図である。
具体的には、加熱装置10は、誘導形式とすることが可能で、誘導素子11、被誘導素子13、及び誘導素子11と被誘導素子13との間に配置されている第1の絶縁素子12有している。
誘導素子11が、たとえばコイル、螺旋、またはより一般的には導電素子つまり可変磁界を発生できるように構成されている任意の装置などの、可変磁界を発生できる任意の素子とすることができる実施形態がある。
第1の絶縁素子12は、たとえば真空の空間または空気の層などの、誘導素子11を被誘導素子13から電気的に遮蔽できる任意の素子である実施形態がある。
被誘導素子が、前述の膜のいずれか1個である実施形態がある。より一般的には、被誘導素子は、たとえば強磁性金属などの、電磁界誘導によって熱を発生可能な任意の材料とすることができる。
被誘導素子13は、総重量に対する重量が90%と99.99%との間のパーセントの第1の金属または金属の第1の混合物と、総重量に対する重量が0.01%と10%との間のパーセントの第2の金属または金属の第2の混合物とを含有している金属合金を有している実施形態がある。前述のように、第1の金属は、たとえば、反磁性、常磁性、または反強磁性の金属などの非磁性金属であり、あるいは金属の第1の混合物は、(全体が)非磁性である、またはもっぱら非磁性金属である。さらに、これも前述したように、第2の金属は、強磁性またはフェリ磁性金属であり、あるいは金属の第2の混合物は、全体が磁性であるか、またはもっぱら強磁性またはフェリ磁性金属である。
本実施形態によって、コンパクトな形状であるので有利で、動作特性が優れている誘導加熱装置を作ることができる。
「金属」という語は、金属的な振る舞いをする任意の材料だけでなく、たとえば、導電性のエンジニアリングプラスチックも意味することができることが理解される。
前述のように、被誘導素子13は、10cm以下の厚さを有している実施形態がある。その代わりに、他の好ましい実施形態においては、被誘導素子13は、5μmと700μmとの間の、より好ましくは、5μmと200μmとの間の厚さを有している。これらの実施形態のおかげで、特にコンパクトな誘導加熱装置10を作ることができる。以下で説明するように、これによって、湾曲している表面、柔軟なまたは曲率が変化している表面にさえ適用可能な柔軟な誘導加熱装置10を作ることができる。他の実施形態において、以下で説明するように、被誘導素子13のそのような厚さによって、厚さに対する負の影響なしに、様々な建築、調理、または家具の材料、または人用の材料に容易に組み込むことができる。
図2Aは、誘導加熱装置10Aの上面図を模式的に図示している。特に、図において、誘導素子11の具体的な実施形態を見ることができる。図からわかるように、誘導素子11は、少なくとも一部が螺旋状または同等の形状の第1の導電素子14を有している。導電素子14は、たとえば、断面が中実または中空の電線、PCBの蒸着電気配線、複数配線の場合の絶縁素子12上に蒸着及び/または印刷されている金属線などの、電気を導くことが可能な任意の素子とすることができる。追加で、またはその代わりに、以下で説明するように、導電素子14は、絶縁素子12に加えて、またはその代わりに、樹脂、プラスチック、または任意の型式の絶縁被覆で覆うことができる。
導電素子14は、互いに同様なまたは異なる複数の導電素子を有することができる実施形態がある。
図2Aに示している特定の実施形態において、導電素子14は、2個の端部14A及び14Bを有している螺旋形状に巻かれている。螺旋は、特定の幾何学的構成を有していない。さまざまな種類の螺旋を実装することが可能で、螺旋という用語は、決められている中心の点を中心に巻かれ、曲線がどのように描かれているかに依存して徐々に近づいたり離れたりしている形状と一般的に理解しなければならない。特に、以下で説明するように、3角形や4角形に延びている、または少なくとも部分的に直線状で完全には曲線ではないように延びているより一般的な螺旋を実装することができる。
螺旋の直径または板の等価な直径が1mmから1m、より好ましくは3cmから30cmとなる本発明の実施形態がある。導電素子14が、たとえば銅、タングステン、真鍮、アルミニウム、鉄、及びこれらの合金を含んでいるグループから選択された1個または2個以上の導電材料を有している本発明の特定の実施形態がある。
図2Aに示している特定の実施形態において、螺旋の2個の端部14A及び14Bは、誘導加熱素子10Aの2個の異なる側で終端している。しかし、本発明は、この場合に限定されておらず、2個の端部14A及び14Bは、互いに独立して誘導加熱素子の任意の側で終端することができる。たとえば、図2Bに示しているように、2個の端部を発電機またはより一般的に電力源に容易に電気的に接続できるので有利なように、2個の端部14A及び14Bは、誘導加熱素子10Bの同じ側で終端することができる。
図2A及び2Bにおいて、導電素子14の螺旋の形状は、導電素子14の単一の巻きで作られている。しかし、本発明は、この特定の実施形態に限定されておらず、たとえば、図2Cに示しているように、導電素子14の2重巻きが可能である。
図2D及び2Eは、導電素子14の螺旋が多角形に、図2Dでは4角形に、図2Eでは3角形にそれぞれ延びている2個の実施形態を模式的に示している。一般的に、絶縁被覆で覆われているか遮蔽されている被誘導素子の同じ側または2個の異なる側で、単一または2重の巻きの螺旋の曲線または直線の各延びが可能である。
図2Fに示している実施形態において、2個の導電素子14及び15が存在している。第1の導電素子14は、端部14A、14Bを有しており、第2の導電素子15は、端部15A、15Bを有している。また、2個以上の導電素子14、15を備えている実施形態において、端部の位置は、自由に構成することができる。図の特定の場合において、端部14A、4B及び端部15A、5Bは、同じ装置の側に接続することが可能であって、それが発電機への接続を容易にして有利である。図2Fの2個の螺旋における導電素子14、15は、反対方向に巻かれているように、具体的には、導電素子14については反時計方向に、導電素子15については時計方向に巻かれているように描かれているが、本発明は、この構成に限定されておらず、導電素子14、15は、他の実施形態においては、場合によっては、同じ巻き方向を有することも可能である。
さらに、導電素子の数は、1個または2個に限定されておらず、任意の数とすることができる。たとえば、図2Gに示しているように、誘導加熱装置10Gは、6個の導電素子14〜19を有している。また、複数の導電素子14〜19の螺旋の型式が同じであるが、本発明はこの実施形態に限定されず、型式が異なる、場合によっては、大きさも異なる螺旋を同じ誘導加熱装置に実装することができる。
片側のみの組み立ての場合、つまり、被誘導素子13において、誘導素子11の一方の側のみに誘導が存在する場合、誘導素子の表面上の、好ましくは被誘導素子13に向いていない誘導素子11の側部の磁石または磁気塗料によって発生した磁界を追加することができる実施形態がある。
絶縁素子12の厚さが1μmから10cmの実施形態がある。特に、絶縁素子12が非常に薄い場合、柔軟な誘導加熱装置を実現することを可能にし、したがって湾曲している表面、また曲率が可変な場合にも適用可能な、厚さに制限がある誘導加熱装置を得ることができる。逆に、絶縁素子12が比較的厚い場合、1個または2個以上の、たとえば、プラスチック、樹脂、ガラス、セラミック、木材、粉状の酸化物の集合体、石などの材料を絶縁素子として使用することができる。したがって、この場合、前述の材料に組み込まれており、したがって、たとえば放熱器などの追加の加熱素子を必要とせずに環境に容易に組み込むことができる誘導加熱装置を得ることができる。さらに、装置を物体、ツール及び装置、家庭用及び個人用の身繕い用品、構造物等に容易に組み込むことができる。
追加で、または代わりに、第1の絶縁素子12が、誘導素子11に巻かれている実施形態がある。これは、たとえば、導電電線に巻かれている遮蔽被覆の場合とすることができる。
図3は、本発明の実施形態の誘導加熱装置30の断面図を模式的に示している。特に、装置30は、装置10とは異なっており、それは、第1の絶縁素子12とは反対側の、誘導素子11上に配置されている第2の柔軟な、または剛性のある絶縁素子31が存在しているからである。
図4は、本発明の実施形態の誘導加熱装置40の断面図を模式的に示している。特に、装置40は、装置10とは異なっており、それは、第1の絶縁素子12とは反対側の、被誘導素子13上に配置されている第3の柔軟な、または剛性のある絶縁素子41が存在しているからである。
絶縁素子12について前述した考察は、1個または2個以上の柔軟な、または剛性のある絶縁素子31及び41にも該当する。さらに、図3及び図4の実施形態は、互いに組み合わせて、絶縁素子31及び絶縁素子41の両方を有している誘導加熱装置を得ることが可能である。

例4
3個の層を備えている誘導加熱素子は、厚さが3μmから2cmの誘導素子11、厚さが1μmから10cmの絶縁層、及び厚さが10cm未満、より好ましくは10と700μmとの間の被誘導素子13を有している。
例5
5個の層を備えている誘導加熱素子は、厚さが5μmから20cmの、好ましくは5μmから1cmの絶縁素子31、厚さが3μmから2cmの誘導素子11、厚さが1μmから10cmの絶縁層12、厚さが10cm未満の、より好ましくは10と700μmとの間の被誘導素子13、及び厚さが1μmから20cm絶縁素子41を有している。
例6
誘導加熱素子は:
絶縁素子41としての、32×36cmの寸法で、4mmの厚さが好ましいガラスシートと;
厚さが10μmの接着剤層と;
被誘導素子13としての、97%のアルミニウム、2.66%の鉄、残りの0.34%の僅かな非磁性金属からできており、厚さが10μmであることが好ましい箔と;
厚さが10μmの接着剤層と;
絶縁素子12としての、32×36cmの寸法で、4mmの厚さが好ましいガラスシートと;
厚さが20μmの樹脂層と;
厚さが200μmの絶縁被覆で覆われている誘導素子11としての、直径が1.5mmの銅線で作られている直径が25cmの金属螺旋と;
厚さが20μmの樹脂層と;
絶縁素子12としての、32×36cmの寸法で、4mmの厚さが好ましいガラスシートと;
厚さが10μmの接着剤層と;
被誘導素子13としての、97%のアルミニウムと3%の鉄で作られており、厚さが10μmであることが好ましい箔と;
厚さが10μmの接着剤層と;
絶縁素子31としての、32×36cmの寸法で、4mmの厚さが好ましいガラスシートと、
を有している。
したがって、加熱素子の全厚さは、約25mmである。約25分で最も外側の表面で126°まで加熱された場がサーモグラフィで検出され、電気エネルギーから熱エネルギーへの変換効率は92%以上であった。
例7
誘導加熱素子は:
絶縁素子41としての、45×27cmの寸法で、4mmの厚さが好ましいガラスシートと;
厚さが10μmの接着剤層と;
被誘導素子13としての、約98%のアルミニウム、約1.54%の鉄、残りの0.56%の僅かな非磁性金属からできており、厚さが10μmであることが好ましい箔と;
厚さが10μmの接着剤層と;
誘導素子11としての、1μm未満の厚さの絶縁被覆で各々が覆われている直径が1.8mmのアルミニウムの複数の線で作られている寸法が40×20cmの長方形の金属螺旋と;
を有している。
したがって、加熱素子の全厚さは、約6mmである。最も外側の表面で250℃まで加熱された場がサーモグラフィで検出される。
厚さが2cmで、表面が50cmの3個のステーキが、10分間、600ワットの電力で調理された(0.20ユーロ/kWh平均イタリア国民コストの場合に、2ユーロセントに相当する100ワット*hの総消費電力)(時間及び消費電力は、グリル及び800ワットに等しい電力での耐熱性を有している同じ大きさのシステムと比較され、そのシステムは10分間の電力消費が30%多く、肉の調理の程度が低かった)。
例8
寸法が195mm×105mmの長方形の板は、以下の平面を有している:
厚さが0.2mmの非誘導磁気遮蔽を有している絶縁素子;
導体の断面が1mmの銅から作られているエナメル被覆のモノフィラメント導電素子を使用した、外部の周囲から開始された12個の巻きを有している平坦なコイルを有している誘導素子;
厚さが4mmのベトロナイトで作られている絶縁遮蔽素子;
以下のように構成されている合金から作られている約6μmの2個の箔を有している非磁性誘導箔:
箔は、0.5mmの炭素層によって分離されている。1000ワットの電力で、12秒未満で150℃の温度に到達した。
例9
装置は、以下を有している:
厚さが0.2mmの非誘導磁気遮蔽を有している遮蔽素子;
導体の断面が1ミリメートルの銅から作られているエナメル被覆のモノフィラメント導電素子を使用した、外部の周囲から始まる10個の巻きを有している直径が10cmの平坦なコイルを有している誘導素子;
厚さが4mmの絶縁遮蔽素子;
正方形の形状で、寸法が50mm×50mmで、厚さが100μmで、以下を有している非磁性誘導箔:
65ワットの電力で、約65秒で約102℃の温度に到達した。
さらなる実験的試験
A)単純な被誘導素子による試験
以下の表によるさらに50個の試料(ラベル:MF=強磁性混合物、MA=主な非磁性混合物、AA=他の非磁性金属、SP=厚さ、rem.=組成の残り)が分析された。
各試料は、辺の寸法が5cm(表面が25cm)の正方形の形状を有している。
各試料は、外部の被覆がない1.5mmの複数の導電性銅線を使用した外径が73mmで内径が6mmの平坦な円形の螺旋によって発生した電磁界の作用を受けた。
各試料は、平面に平行に配置され、それぞれの中心を揃え、螺旋と試料とを寸法が100×100×2.5mmのガラス繊維の板によって分離することによって誘導螺旋が配置された。
電磁界は、24V及び20%のデューティーサイクルでパルス幅変調された電力を有しているロイヤー型のZVS発振器によって発生した正弦曲線で螺旋に電力を供給することによって得られる。
試験の期間:各試料あたり30秒。
実験試験の結果
A)単純な被誘導素子による試験
B)結合されている被誘導素子による試験
単純な被誘導素子を使用した試験の実験設定が維持され、より多くの被誘導素子が以下の表のように結合された:
以下は、結合された被誘導素子を使用した実験試験の結果である:
C)エンボス加工された被誘導素子による試験
単純な被誘導素子を使用した試験の実験設定が維持され、より多くのエンボス加工された被誘導素子が以下の表のように作られた。
結果
さらに、被誘導素子13を誘導素子11の両側に配置できる実施形態がある。この場合、第2の絶縁素子12が、誘導素子11と第2の被誘導素子13との間に配置される。
さらに、接着を容易にするように、被誘導素子13上に接着材料の層を設けることができる実施形態がある。接着材料は、3から100μmの厚さを有することができる。
図5A〜5Gは、被誘導素子13〜13Gの様々な実施形態を模式的に示している。
特に、図5Aでは、被誘導素子13は、前述のように、平坦な膜つまり箔の形状を有している。
図5Bにおいて、被誘導素子13Bは、誘導素子11によって発生した磁界との交換表面を増加させるエンボス模様53Bを示している。
図5C〜5Eにおいて、被誘導素子13C〜13Eは、並べられている、重なっている、または交差している被誘導素子の帯53C〜53Eによって構成することが可能であり、帯は、寸法が同じか異なり、相対的な間隔が同じか異なり、1個または複数の層であり、そしてそれぞれの向きが垂直、水平、そして斜めである。箔53C〜53Eの各々は、単一の箔つまり膜として前述のように作って、その後、互いに結合することができる。箔の各々が、典型的には4μmと3cmの間の最少の寸法を有している特定の実施形態がある。
図5Fにおいて、被誘導素子13Fは、水平方向の箔53Dと垂直方向の箔53Cとを交差させ、重ねることによって作られている。
図5Gにおいて、被誘導素子13Gは、蛇腹状の折り目の箔を圧縮することによって作られている。
したがって、説明した実施形態のおかげで、室内暖房に特に有利であって、建築要素に容易に組み込み可能な、または、加熱または食品調理に有利な効率の高い加熱装置を作ることができる。
さらに、実施形態において、誘導加熱装置は、凸状の形状を呈することができる。特に、少なくとも被誘導素子は、凸状の表面を呈することが可能で、実質的に閉じている、または、ともかくも少なくとも180°の角度を有していることが好ましい。言い換えると、誘導加熱装置は、平坦ではなく、少なくとも部分的に閉じている形状を呈している。
被誘導素子についての考察と同様な考察によって、誘導素子11または誘導素子11によって定められる表面が凸状の表面を有することができる実施形態がある。絶縁素子12、31、及び41の任意の1つについても当てはまる。
より具体的には、図6に示しているように、誘導加熱装置60は、支持チューブ61の上に前述の加熱装置の任意の1個を巻くことによって得られる実質的に筒状の形状を有することができる。半径の寸法は、典型的には、5mmから1mとすることができる。支持チューブ61の断面は、円形、楕円形、または多角形、または、一般的に少なくとも1個の凸状の表面を呈している任意の断面とすることができる。
支持チューブ61は、図示のようにXY平面内で360度で完全に閉じることができるのに対して、支持チューブ61上に配置されている誘導加熱装置10は、XY平面内で部分的にのみ自体で閉じることができる、つまり、360度未満の、しかし180度よりも大きいことが好ましい角度を定めている凸状の表面を呈することができる実施形態がある。
他の実施形態において、支持チューブを存在させず、筒を形成するように、誘導加熱装置10を自体で、または前述の加熱装置の任意の1個を閉じることによって、誘導加熱装置60を得ることができる。
誘導加熱装置60のおかげで、たとえば、空気などの、より一般的には気体、水、または油などの流体、あるいは粒または粉などの固体を、加熱することによって、装置60の内側を流れるようにすることができる。
支持筒61なしに装置60が得られる場合、流体または固体は、たとえば被誘導素子13または絶縁素子41などの装置の最も内側の層に直接接触して流れる。
逆に、支持筒61が存在している場合、図6に図示しているように、支持筒61を完全にまたは部分的に覆うように、加熱装置10が支持筒61の外側に配置されている場合には、流体または固体は、支持筒61に、唯一、接触させることが可能であって、また、加熱装置10が支持筒61の内側に配置されており、したがって、完全にまたは部分的に覆っている場合には、完全にまたは部分的に加熱装置10に接触することになる。加熱装置10が、支持筒61の外側に配置されている場合、支持筒61の内側で、装置60を腐食させたり、動作を妨げたりする可能性のある流体または固体を循環させることができるので有利である。
支持筒61は、たとえば、プラスチックの筒、PVC製の配管用の筒、飲料水用の筒、または、たとえば実験室のガラス製品に使用されるガラスの筒とすることができる実施形態がある。
図7において、重なっている箔53Rで構成されている被誘導素子を、3次元の形態で示している。1個の箔と他の箔との間に、絶縁素子、好ましくは空気を存在させることができる。

例10
被誘導素子13は、前述の被誘導素子の何れか1個である。
被誘導素子13は、直径が80mmであって、長さが60cmの円形の断面を呈している。筒を構成している箔は、直径1.2mmのエナメル被覆されている銅線によって構成されている誘導素子11の収容を容易にするように、蛇腹状の折り目が付けられている。
60Wの電力、30Vの電圧、及び2アンペアの電流が印加された。サーモグラフィは、10分未満で50℃に到達した温度を筒の内部で検出した。
本発明の実施形態は、前述の実施形態のいずれか1個の装置を作るキットにさらに関し、誘導素子11、及び/または被誘導素子13、及び/または誘導素子11と被誘導素子13との間に配置される第1の絶縁素子12を有している。特に、1個または2個以上のこれら3個の素子は、別個に設け、装置の設置及び/または使用時にのみ組み立てることができる。
前述の実施形態において、誘導加熱装置は、少なくとも1個の誘導素子11及び1個の被誘導素子13を有している。しかし、前述の材料を使用して得られる厚さを特に考慮すれば、誘導素子11及び/または被誘導素子13のより多くの層が存在する誘導加熱装置を作ることができるのは明らかである。たとえば、利用可能な動力を2倍にするように、1個の被誘導素子13を、被誘導素子13の側部ごとに1個ずつ2個の誘導素子11と組み合わせることができる。その代わりに、装置の両側を加熱するように、たとえば、1個の誘導素子11を、誘導素子11の同じ側に、または側ごとに1個ずつ、2個の被誘導素子13と組み合わせることができる。
様々な実施形態を別個に説明したが、それらの特徴を全て必ずしも組み合わせずに、所望の効果を得るために必要な特徴だけを互いに組み合わせることができることが、同業者にとって明らかになる。
10 誘導加熱装置
11 誘導素子
12 絶縁素子
13 被誘導素子
13B 被誘導素子
13C 被誘導素子
13D 被誘導素子
13E 被誘導素子
13F 被誘導素子
13G 被誘導素子
14 導電素子
14A 端部
14B 端部
15 導電素子
15A 端部
15B 端部
16 導電素子
17 導電素子
18 導電素子
19 導電素子
30 誘導加熱装置
31 絶縁素子
40 誘導加熱装置
41 絶縁素子
53B エンボス模様
53C 箔
53D 箔
53e 箔
53G 箔
53R 重ねられている箔
60 誘導加熱装置
61 支持チューブ

Claims (26)

  1. 加熱装置であって、
    誘導素子(11)と、
    被誘導素子(13)と、
    前記誘導素子(11)と前記被誘導素子(13)との間に位置している第1の絶縁素子(12)と、
    を有し、
    前記絶縁素子(12)は、真空または気体、特に空気であって
    前記被誘導素子(13)は、総重量に対する重量が90%〜99.99%の範囲のパーセントの第1の金属または金属の第1の混合物と、総重量に対する重量が0.01%〜10%の範囲のパーセントの第2の金属または金属の第2の混合物とを含有している金属合金とを有し、
    前記第1の金属は、たとえば、反磁性、常磁性、または反強磁性の金属などの非磁性金属であるか、前記金属の第1の混合物は非磁性であるか、またはもっぱら非磁性金属を有することを特徴とし、
    前記第2の金属は、強磁性またはフェリ磁性金属であるか、前記金属の第2の混合物は、磁性であるか、またはもっぱら強磁性またはフェリ磁性金属を有することを特徴とする、
    加熱装置。
  2. 前記被誘導素子(13)は、10cm以下の厚さを有しており、
    前記被誘導素子の総厚さは、1個のコンパクトな箔または、少なくとも1個の絶縁素子を介在させることができる、重ねられているより多くの箔を任意に有している、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記被誘導素子(13)は、5μmと700μmとの間の、より好ましくは、5μmと200μmとの間の厚さを有している、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記合金は、重量で1%未満の、
    1個または2個以上の希土類元素であって、IUPACの定義に従って識別される希土類元素またはその酸化物、あるいは、
    セリウム50%、ランタン25%、及びネオジム及びプラセオジムの僅かなパーセントから構成されているミッシュメタルと、
    炭素などの非金属及び/またはシリコンなどの半金属と、
    を含有している、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記第1の金属また金属の第1の混合物の含有量は、前記合金全体に対する重量が95%と99.99%との間であって、
    前記第2の金属また金属の第2の混合物の含有量は、前記合金全体に対する重量が0.01%と5%との間、好ましくは0.01%と2%との間である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記第1の金属は、金、銀、銅、アルミニウム、プラチナ、ホウ素の1個であるり、または前記第1の混合物は、金、銀、銅、アルミニウム、プラチナ、ホウ素の2個または3個以上の混合物であって、
    前記第2の金属は、ニッケル、鉄、コバルトの1個であって、前記第2の混合物は、ニッケル、鉄、コバルトの2個または3個以上の混合物である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記合金内のチタン含有量は、存在する場合、総重量に対する重量が0.5%未満、好ましくは0.1%から0.2%の範囲であって、
    前記合金内のホウ素含有量は、存在する場合、総重量に対する重量が0.5%未満、好ましくは0.1%から0.2%の範囲であって、
    前記合金内の鉄含有量は、存在する場合、総重量に対する重量が3%未満、好ましくは0.01%から3%の範囲である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記誘導素子(11)は、少なくとも一部が螺旋形状である第1の導電素子(14)を有している、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記誘導素子(11)は、少なくとも一部が螺旋形状である第2の導電素子(15)を有している、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1の導電素子(14)は、端部(14A、14B)を有しており、
    前記第2の導電素子(15)は、端部(15A、15B)を有しており、
    前記第1の端部(14A、14B)及び前記第2の端部(15A、15B)は、同じ装置側部で接続可能な、
    請求項9に記載の装置。
  11. 前記第1の絶縁素子(12)は、1μmから10cmの厚さを有している、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記第1の絶縁素子(12)は、巻かれているか、前記誘導素子(11)を巻いている、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記第1の絶縁素子(12)とは反対側の前記誘導素子(11)の上に配置されている第2の絶縁素子(31)をさらに有する、請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記第1の絶縁素子(12)とは反対側の前記被誘導素子(13)の上に配置されている第3の絶縁素子(41)をさらに有する、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 前記第1の絶縁素子(12)及び/または前記第2の絶縁素子(31)及び/または前記第3の絶縁素子(41)は、1個または2個以上の構築材料あるいは、食品、衣服、または、たとえばプラスチック材料、ポリマー、樹脂、ガラス、セラミック、木材、粉状の酸化物の集合体、石などの工業プロセスに適している材料を有している、請求項1から14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記被誘導素子(13B)は、エンボス模様を有している、請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記被誘導素子(13B)は、陽極酸化処理を以前にされている、請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記被誘導素子(13C、13D、13E、13F、13G)は、複数の箔(53C、53D、53E、53G、53R)を有している、請求項1から17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記箔(53C、53D、53E、53G、53R)は、互いに平行及び/または交差している、請求項18に記載の装置。
  20. 前記箔(53G)は、蛇腹状の折り目である、請求項18に記載の装置。
  21. 少なくとも前記被誘導素子または前記被誘導素子、絶縁素子、及び誘導素子は、凸状または凹状の表面を有している、請求項1から20のいずれか1項に記載の装置。
  22. 前記金属合金の代わりに、前記被誘導素子(13)は、たとえば、導電性のエンジニアリングプラスチックなどの金属的に振る舞う材料の合金を有している、請求項1から21のいずれか1項に記載の装置。
  23. 前記誘導素子(11)は、少なくとも部分的に螺旋形状であって、絶縁被覆によって覆われているか、絶縁材料で遮蔽されており、
    前記螺旋の2個の部分が、前記被誘導素子(13)の対向している側にあるように、前記螺旋が前記被誘導素子(13)を貫通している、
    請求項1から22のいずれか1項に記載の装置。
  24. 請求項1から23のいずれか1項に記載の装置の室内暖房への使用。
  25. 誘導素子(11)及び/または、
    被誘導素子(13)及び/または、
    前記誘導素子(11)と前記被誘導素子(13)との間に配置される第1の絶縁素子(12)と、
    を有し、
    前記被誘導素子(13)は、総重量に対する重量が90%〜99%の範囲のパーセントの第1の金属または金属の第1の混合物と、総重量に対する重量が1%〜10%の範囲のパーセントの第2の金属または金属の第2の混合物とを含有している金属合金を有し、
    前記第1の金属は、たとえば反磁性、常磁性、または反強磁性の金属などの非磁性金属であり、、あるいは前記金属の第1の混合物は非磁性であるか、またはもっぱら非磁性金属を有することを特徴とし、
    前記第2の金属は、強磁性またはフェリ磁性金属であり、あるいは前記金属の第2の混合物は、磁性であるか、またはもっぱら強磁性またはフェリ磁性金属を有することを特徴とする、
    請求項1から24のいずれか1項に記載の装置を作るキット。
  26. 前記金属合金の代わりに、前記被誘導素子(13)は、たとえば導電性のエンジニアリングプラスチックなどの金属的に振る舞う材料の合金を有している、請求項24に記載のキット。
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