定義
「置換されている」という用語は、指定の原子若しくは基上の1以上の水素原子が指定の基から選択されるもので置き換わっていることを意味するが、但し、存在する環境下での指定の原子の通常の価数を超えない。置換基及び/又は可変要素の組み合わせが許容される。
「置換されていても良い」という用語は、置換基の数がゼロに等しいかゼロと異なっていることができることを意味する。別段の断りがない限り、置換されていても良い基が、いずれか利用可能な炭素原子上で水素原子を非水素置換基に置き換えることで使えるできるだけ多くの適宜の置換基で置換されていることが可能である。一般的には、適宜の置換基が存在する場合、その数は1、2又は3であることができる。
本明細書で使用される場合の「含む」という用語は、「からなる」を包含するものである。
本記述の範囲内で、何らかの事項が「本明細書で言及される」と称されている場合、それは、その事項が本記述のいずれかの箇所で言及されている可能性があることを意味している。
本記述で言及される用語は、下記の意味を有する。
「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特にはフッ素、塩素又は臭素原子を意味する。
「C2−C8−アルキル」という用語は、2、3、4、5、6、7若しくは8個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の飽和1価炭化水素基を意味し、例えばエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、1−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ネオ−ペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、3−エチル−ペンチル又は3−エチル−ヘキシル基、又はこれらの異性体である。特に、当該基は、2、3又は4個の炭素原子(「C2−C4−アルキル」)を有し、例えばエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチルイソブチル、又はtert−ブチル基であり、より詳細には2又は3個の炭素原子(「C2−C3−アルキル」)を有し、例えばエチル、n−プロピル又はイソプロピル基である。
「C2−C8−ヒドロキシアルキル」という用語は、「C2−C8−アルキル」という用語が上記で定義の通りであり、1個若しくは2個の水素原子がヒドロキシ基で置き換わっている直鎖若しくは分岐の飽和1価炭化水素基を意味し、例えば1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、1,2−ジヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、2,3−ジヒドロキシプロピル、1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル、3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル、1−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル、3−エチル−2−ヒドロキシペンチル又は3−エチル−2−ヒドロキシヘキシル基である。
「C1−C4−アルコキシ」という用語は、式(C1−C4−アルキル)−O−の直鎖若しくは分岐の飽和1価基を意味し、それはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ又はtert−ブトキシを意味する。
「C3−C6−シクロアルキル」という用語は、3、4、5又は6個の炭素原子を含む飽和1価単環式炭化水素を意味する(「C3−C6−シクロアルキル」)。当該C3−C6−シクロアルキル基は、単環式炭化水素環であり、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである。
「4〜6員の複素環アルキル」という用語は、合計で4、5若しくは6個の環原子を有する単環式飽和複素環を意味し、それは1個若しくは2個の同一であるか異なっている一連のN、O及びSからの環ヘテロ原子を含み、当該複素環アルキル基は、何れか一つの炭素原子又は存在する場合は窒素原子を介して分子の残りの部分に結合していることができる。
当該複素環アルキル基は、4員環、例えばアゼチジニル、オキセタニル又はチエタニル;又は5員環、例えばテトラヒドロフラニル、1,3−ジオキソラニル、チオラニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、1,1−ジオキシドチオラニル、1,2−オキサゾリジニル、1,3−オキサゾリジニル又は1,3−チオアゾリジニル;又は6員環、例えばテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、1,3−ジオキサニル、1,4−ジオキサニル又は1,2−オキサジナニルであることができるが、これらに限定されるものではない。
特に、「4〜6員の複素環アルキル」は、1個の環酸素原子及び適宜に1個の一連のN、O、Sからのさらなる環ヘテロ原子を含む上記で定義の4〜6員の複素環アルキルを意味する。より詳細には、「5員若しくは6員の複素環アルキル」は、1個の環酸素原子を含む合計で5個若しくは6個の環原子を有する単環式飽和複素環を意味する。
「単環式ヘテロアリール」という用語は、5個若しくは6個の環原子を有する1価芳香環(「5員若しくは6員のヘテロアリール」基)を意味し、それは少なくとも1個の環ヘテロ原子及び適宜に1個若しくは2個の一連のN、O及び/又はSからのさらに別の環ヘテロ原子を含み、環炭素原子を介して、又は適宜に環窒素原子(価数的に許容される場合)を介して結合している。
当該ヘテロアリール基は、5員のヘテロアリール基、例えば、チエニル、フラニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル又はテトラゾリル;又は6員のヘテロアリール基、例えばピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル又はトリアジニルであることができる。
概して、そして別段の断りがない限り、前記ヘテロアリール又はヘテロアリーレン基は、それらの全ての可能な異性体型、例えば互変異性体及び分子の残りの部分への連結箇所に関しての位置異性体を含む。従って、一部の例示的な非限定的例に関して、ピリジニルという用語はピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル及びピリジン−4−イルを含み、又はチエニルという用語はチエン−2−イル及びチエン−3−イルを含む。
特に、前記ヘテロアリール基はイミダゾリル基である。
化合物、塩、多形体、水和物、溶媒和物などの言葉の複数形が本明細書で用いられる場合、それは、単数の化合物、塩、多形体、異性体、水和物、溶媒和物なども意味するものと見なされる。
「安定な化合物」又は「安定な構造」は、反応混合物からの有用な程度の純度までの単離及び有効な治療剤への製剤化で分解されないだけの堅牢性を有する化合物を意味する。
本発明の化合物は、所望の各種置換基の位置および性質に応じて、1以上の不斉中心を含んでいても良い。1以上の不斉炭素原子が(R)又は(S)配置で存在して、単一の不斉中心の場合にはラセミ混合物を、複数の不斉中心の場合はジアステレオマー混合物を生じ得ることが可能である。ある場合では、所定の結合、例えば、指定された化合物の二つの置換された芳香環に隣接する中心結合を中心とした回転が制限されているために、不斉が存在する可能性もある。
好ましい化合物は、より望ましい生理活性を生じる化合物である。本発明の化合物の分離された、純粋な、又は部分的に精製された異性体及び立体異性体又はラセミ混合物若しくはジアステレオマー混合物も、本発明の範囲に包含される。そのような材料の精製及び分離は、当業界で公知の標準的な技術によって行うことができる。
好ましい異性体は、より望ましい生理活性を生じる異性体である。本発明の化合物の分離された、純粋な、又は部分的に精製された異性体又はラセミ混合物も、本発明の範囲に包含される。そのような材料の精製及び分離は、当業界で公知の標準的な技術によって行うことができる。
光学異性体は、従来のプロセスによるラセミ混合物の分割によって、例えば光学活性な酸若しくは塩基を用いるジアステレオマー塩の形成又は共有結合ジアステレオマーの形成によって得ることができる。適切な酸の例は、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジトルオイル酒石酸及びカンファースルホン酸である。ジアステレオマーの混合物は、当業界で公知の方法により、例えば、クロマトグラフィー又は分別結晶により、それらの物理的及び/又は化学的相違に基づいて、それらの個々のジアステレオマーに分離することができる。次に、分離されたジアステレオマー塩から、光学活性な塩基又は酸を遊離させる。光学異性体の異なる分離方法には、エナンチオマーの分離を最大とするように至適に選択される従来の誘導体化を行うかそれを行わない、キラルクロマトグラフィー(例えば、キラル相を用いるHPLCカラム)の使用が関与する。キラル相を用いる好適なHPLCカラムは市販されており、例えば、いずれも通常選択可能であるDaicelによって製造されるもの、例えば、特にはChiracel OD及びChiracel OJである。誘導体化を行う又は行わない酵素的分離も有用である。本発明の光学活性化合物は同様に、光学活性原料を用いるキラル合成によって得ることができる。
異なる種類の異性体を互いから区別するには、IUPAC規則セクションE(Pure Appl Chem 45, 11−30, 1976)を参照する。
本発明は、単一の立体異性体としての、又はいずれかの比率での当該立体異性体のいずれかの混合物、例えば(R)−又は(S)−異性体としての本発明の化合物の全ての可能な立体異性体を含む。本発明の化合物の単一の立体異性体、例えば単一のエナンチオマー又は単一のジアステレオマーの単離は、いずれか好適な最新技術の方法、例えばクロマトグラフィー、特別には例えばキラルクロマトグラフィーによって行われる。
さらに、本発明の化合物は、本発明の化合物の少なくとも一つの窒素が酸化されていると定義されるN−オキサイドとして定義することができる。本発明は、全てのそのような可能なN−オキサイドを含む。
本発明はまた、本発明の化合物の有用な形態、例えば代謝物、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、塩、詳細には薬学的に許容される塩、及び/又は共沈物も包含する。
本発明の化合物は、水和物として、又は溶媒和物として存在することができ、その場合に、本発明の化合物は、化合物の結晶格子の構造要素として、極性溶媒、特には例えば水、メタノール又はエタノールを含む。極性溶媒、特には水の量は、化学量論比または非化学量論比で存在することができる。化学量論的溶媒和物、例えば水和物の場合、それぞれヘミ−、(セミ−)、モノ−、セスキ−、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−などの溶媒和物又は水和物が可能である。本発明は、全てのそのような水和物又は溶媒和物を包含する。
さらに、本発明の化合物は、遊離形態で、例えば遊離塩基として、若しくは遊離酸として、若しくは両性イオンとして存在することができ、又は塩の形態で存在することができる。前記塩は、薬学において慣例的に用いられる、又は例えば本発明の化合物の単離若しくは精製に用いられる任意の塩であり、有機又は無機の付加塩のいずれであってもよく、特には任意の薬学的に許容される有機若しくは無機の付加塩であることができる。
「薬学的に許容される塩」という用語は、本発明の化合物の無機又は有機の酸付加塩を指す。例えば、S. M. Berge, et al. ″Pharmaceutical Salts,″ J. Pharm. Sci. 1977, 66, 1−19を参照する。
本発明の化合物の好適な薬学的に許容される塩は、例えば、例えば十分に塩基性である窒素原子を鎖中又は環中に有する本発明の化合物の酸付加塩であることができ、例えば無機酸若しくは鉱酸、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、重硫酸、リン酸若しくは硝酸などとの酸付加塩、又は有機酸、例えばギ酸、酢酸、アセト酢酸、ピルビン酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、安息香酸、サリチル酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸、樟脳酸、ケイ皮酸、シクロペンタンプロピオン酸、ジグルコン酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、パモ酸、ペクチニン酸、3−フェニルプロピオン酸、ピバル酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、イタコン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル硫酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、ナフタリンジスルホン酸、カンファースルホン酸、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸、アルギン酸、マレイン酸、フマル酸、D−グルコン酸、マンデル酸、アスコルビン酸、グルコヘプタン酸、グリセロリン酸、アスパラギン酸、スルホサリチル酸、又はチオシアン酸などとの酸付加塩などである。
さらに、十分に酸性である本発明の化合物の別の好適に薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩又はカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩又はストロンチウム塩、又はアルミニウム塩若しくは亜鉛塩、又はアンモニアから又は1〜20個の炭素原子を有する有機1級、2級若しくは3級アミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、ジエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノール、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、アルギニン、リジン、1,2−エチレンジアミン、N−メチルピペリジン、N−メチル−グルカミン、N,N−ジメチル−グルカミン、N−エチル−グルカミン、1,6−ヘキサンジアミン、グルコサミン、サルコシン、セリノール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、4−アミノ−1,2,3−ブタントリオールから誘導されるアンモニウム塩、又は1〜20個の炭素原子を有する四級アンモニウムイオン、例えばテトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ(n−プロピル)アンモニウム、テトラ(n−ブチル)アンモニウム、N−ベンジル−N,N,N−トリメチルアンモニウム、コリン又はベンザルコニウムとの塩である。
当業者であれば、さらに、特許請求の範囲に記載されている化合物の酸付加塩は、多数の公知の方法のいずれかを介して、本化合物と適切な無機酸又は有機酸との反応により製造可能であることは理解するものである。あるいは、酸性の本発明の化合物のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩は、各種公知の方法を介して、本発明の化合物を適切な塩基と反応させることにより製造される。
本発明は、単一の塩としての、又は任意の比率の前記塩の任意の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な塩を包含する。
本明細書において、特に実験の部において、本発明の中間体又は実施例の合成に関して、ある化合物が相当する塩基若しくは酸との塩型と言及され場合、個々の製造及び/又は精製方法によって得られるその塩型の正確な化学量論的組成は、ほとんどの場合で不明である。
別段の断りがない限り、「塩酸塩」、「トリフルオロ酢酸塩」、「ナトリウム塩」又は「xHCl」、「xCF3COOH」、「xNa+」などの化学名又は構造式に付加される言葉は、塩型の化学量論量が特定されていない塩型を意味する。
このことは、合成中間体又は実施例化合物又はそれらの塩が、記載の製造及び/又は精製方法により、溶媒和物として、例えば(定義されている場合)化学量論組成未知の水和物として得られている場合にも当てはまる。
さらに、本発明は、単一の多形体としての、または任意の比率の複数の多形体の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な結晶形態または多形体を包含する。
さらに、本発明は、本発明による化合物のプロドラッグも含む。本明細書において、「プロドラッグ」という用語は、自体が生理活性であるか非活性であることができるが、身体中での滞留時間中に本発明による化合物に変換される(例えば、代謝的に又は加水分解的に)化合物を指す。
本発明はさらに、本発明の化合物の全ての可能な結晶型及び多形体型を含み、それにより、多形体は、単一の多形体型として存在するか、あらゆる濃度でのいくつかの多形体の混合物として存在する。
第1の態様の第2の実施形態によれば、本発明は、
R1が、C2−C6−ヒドロキシアルキル[当該C2−C6−ヒドロキシアルキル基は、R7で1回置換されていても良く、フルオロ又はクロロで1〜3回置換されていても良い。]、又はヒドロキシで1回置換されたC3−C6−シクロアルキルを表し;
R2が、クロロ、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はジフルオロメトキシを表し;
R3が、水素又はメチルを表し;
R4が、水素、フルオロ又はクロロを表し;
R5が、水素を表し;
R6が、水素又はフルオロを表し;
R7が、メトキシ、シクロプロピル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル又はイミダゾリルを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様の第3の実施形態によれば、本発明は、
R1が、C2−C6−ヒドロキシアルキル[当該C2−C6−ヒドロキシアルキル基は、R7で1回置換されていても良く、フルオロで1〜3回置換されていても良い。]を表し;
R2が、クロロ、メチル又はジフルオロメチルを表し;
R3が、水素又はメチルを表し;
R4が、水素、フルオロ又はクロロを表し;
R5が、水素を表し;
R6が、水素又はフルオロを表し;
R7が、メトキシ又はテトラヒドロフラニルを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R1が、C2−C6−ヒドロキシアルキル[当該C2−C6−ヒドロキシアルキル基は、R7で1回置換されていても良く、ハロゲンで1〜3回置換されていても良い。]、又はヒドロキシで1回置換されたC3−C6−シクロアルキルを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R1が、C2−C6−ヒドロキシアルキル[当該C2−C6−ヒドロキシアルキル基は、R7で1回置換されていても良く、ハロゲンで1〜3回置換されていても良い。]を表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R1が、ヒドロキシで1回置換されたC3−C6−シクロアルキルを表す、上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R1が、ヒドロキシで1回置換されたC5−C6−シクロアルキルを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R2が、クロロ、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はジフルオロメトキシを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R2が、クロロ、メチル又はメトキシを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R3が、水素又はメチルを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R4が、水素又はハロゲンを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R4が、水素、フルオロ又はクロロを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R6が、水素又はハロゲンを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R6が、水素、フルオロ又はクロロを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R6が、水素又はフルオロを表す、上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R7が、C1−C4−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキル、4〜6員の複素環アルキル又は単環式ヘテロアリールを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様のさらなる実施形態によれば、本発明は、
R7が、メトキシ、シクロプロピル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル又はイミダゾリルを表す上記の一般式(I)の化合物、
それらの多形体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、互変異性体、N−オキサイド、水和物及び溶媒和物、並びにそれらの生理的に許容される塩及びこれらの塩の溶媒和物、並びにこれらの混合物を包含する。
第1の態様の特定のさらなる実施形態では、本発明は、表題「本発明の第1の態様のさらなる実施形態」下の上記実施形態の2以上の組み合わせを包含する。
本発明は、上記の一般式(I)の化合物の本発明のあらゆる実施形態若しくは態様の範囲内のあらゆる下位組み合わせを包含する。
本発明は、一般式(VII)の中間体化合物の本発明のあらゆる実施形態若しくは態様の範囲内のあらゆる下位組み合わせを包含する。本発明は、下記の本文の実施例の部に開示されている一般式(I)の化合物を包含する。
一般式(I)の本発明による化合物は、下記の図式1に従って製造することができる。下記に記載の図式及び手順は、本発明の一般式(I)の化合物の合成経路を説明するものであり、本発明を限定するものではない。図式1で例示の変換の順序は、多様な形で変えることが可能であることは、当業者には明らかである。従って、この図式で例示の変換の順序は、本発明を限定するものではない。さらに、置換基R1、R2、R3、R4、R5又はR6のいずれかの相互変換は、例示の変換の前及び/又は後に行うことができる。これらの修飾は、例えば、保護基の導入、保護基の開裂、官能基の還元若しくは酸化、ハロゲン化、金属化、金属触媒カップリング反応、置換、又は当業者に公知の他の反応であることができる。これらの変換には、置換基のさらなる相互変換を可能とする官能性を導入するものなどがある。適切な保護基並びにそれらの導入及び開裂は、当業者には公知である(例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuts in Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, Wiley 1999を参照する。)。具体例を、以下の段落で説明する。
図式1は、一般式(I)の化合物の製造経路を示すものであり、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、上記の一般式(I)で提供の意味を有する。式(III)による中間体として表されるケトマロネート類は、一部のいくつかの場合で市販されているか、当業者に公知の手順に従ってα−ハロ−アセトフェノン類(II)から合成することができる。関連するα−ハロ−アセトフェノン類は、通常は市販されている。好適な溶媒中、好適な塩基存在下でのマロン酸エステル類によってそのようなα−ハロ−アセトフェノン類を変換することで、式(III)による市販されていないケトマロネート類が形成される。式(III)、(V)及び(VI)中のRは、メチル、エチル、プロピル又は他の同族基などの好適なアルキル基を表す。好適な溶媒は、アセトニトリル、DMF、DMA、DMSO若しくはTHF、又はこれら若しくは他の溶媒の混合物であることができるが、これらに限定されるべきではない。好適な塩基は、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、炭酸セシウム又はカリウムヘキサメチレンジシラザンであると考えられるが、これらに限定されるべきではない(例えば、J. Heterocycl. Chem., 25, (1988), p. 1689ff;Med. Chem. Lett., 12, (2002), p. 1955 ff.;J. Med. Chem., 58, (2015), p. 3471 ff.参照)。
中間体(III)及び好適なアリール−ヒドラジン類(IV)(これらは多くの場合、市販されている。)からの式(V)によるジヒドロピラジノン類の形成は、高温での好適な溶媒中におけるこれら成分の反応によって行うことができる。中間体(IV)におけるR
3及びR
4は、式(I)について定義の通りである。好適な溶媒は、エタノール又は酢酸であると考えられるが、これらに限定されるべきではない(例えば、J. Med. Chem. 19, (1976), p. 787 ff.;Tetrahedron, 65, (2009), p. 4212 ff., J. Med. Chem., 44, (2001), p. 2511 ff.参照)。
図式1:一般式(I)の化合物の製造経路[R1、R2、R3、R4、R5及びR6は上記の一般式(I)で提供の意味を有し、Halはハロゲンを表し、RはC1−C4−アルキルを表す。
式(V)によるジヒドロピラジノン類は、式(VI)によるピラジノン類とすることができる。これは、高温で二塩化銅などの好適な試薬を用いることで行うことができる(Bioorg. Med. Chem. Lett., 21, (2011), P.6362 ff.;Synthesis, (2003), p.436 ff.; J. Med. Chem., 46, (2003), p.349 ff.)。
得られたエステル官能基を有する式(VI)によるピラジノン類は、当業者に公知の方法によって、例えば、アルカリ金属水酸化物水溶液などによる塩基性加水分解によって、又は、例えば、ジオキサン若しくはトリフルオロ酢酸中での塩化水素を用いる酸性加水分解によって、ピラジノンカルボン酸類(VII)に変換することができる。
これらは、式(VIII)のアミン[R5及びR6は一般式(I)について定義の通りである。]とのカップリングによって変換することができる。カルボン酸及びアミンからのカルボキサミドのそのような合成のためのカップリング剤および方法は、当業者には公知である。ここで挙げることができる例には、好適な塩基を加えたHATU、HBTU、PyBOB又はT3Pの使用などがある。そのカルボン酸類のそれらのアミドへの変換は、一般論として、″Compendium of Organic Synthetic Methods″, volume I−VI(Wiley Interscience)又は″The Practice of Peptide Synthesis″, Bodansky(Springer Verlag)などの参考書に記載されている。
これらの化合物は市販されているか、当業者には理解可能である、公有資料から入手可能な手順に従って製造することができる。具体例を、実験の部に記載している。
第2の態様によれば、本発明は、上記で定義の一般式(I)の化合物の製造方法であって、一般式(VII)の中間体化合物:
[式中、
R
2は、クロロ、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はジフルオロメトキシを表し;
R
3は、水素又はメチルを表し;
R
4は、水素又はハロゲンを表し;
R
5は、水素を表し;
R
6は、水素又はハロゲンを表す。]を、
一般式(VIII)の化合物:
[式中、
R
1は、C
2−C
6−ヒドロキシアルキルを表し、当該C
2−C
6−ヒドロキシアルキル基は、R
7で1回置換されていても良く、ハロゲンで1〜3回置換されていても良く、R
7は上記で定義の通りである。]と反応させることで、
一般式(I)の化合物:
[式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は上記で定義の通りである。]を得る段階を含む方法を包含する。
本発明は、一般式(I)の本発明の化合物の製造方法であって、本明細書の実験の部に記載の段階を含む方法を包含する。
第3の態様によれば、本発明は、上記の一般式(I)の化合物の製造に有用な中間体化合物を包含する。
特に、本発明は、一般式(VII)の中間体化合物を包含する。
式中、
R2は、クロロ、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はジフルオロメトキシを表し;
R3は、水素又はメチルを表し;
R4は、水素又はハロゲンを表し;
R5は、水素を表し;
R6は、水素又はハロゲンを表す。
第4の態様によれば、本発明は、上記で定義の一般式(I)の化合物の製造のための当該中間体化合物の使用を包含する。
特に、本発明は、上記で定義の一般式(I)の化合物の製造のための、一般式(VII)の中間体化合物の使用を包含する。
式中、
R2は、クロロ、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はジフルオロメトキシを表し;
R3は、水素又はメチルを表し;
R4は、水素又はハロゲンを表し;
R5は、水素を表し;
R6は、水素又はハロゲンを表す。
本発明は、下記における本記述の実施例の部に開示の中間体化合物を包含する。
本発明は、上記の一般式(VII)の中間体化合物の本発明のあらゆる実施形態若しくは態様の範囲内のあらうゆる下位組み合わせを包含する。
本発明の一般式(I)の化合物は、当業者に公知のいずれかの方法によって、塩、好ましくは本明細書に記載の薬学的に許容される塩に変換することができる。同様に、本発明の一般式(I)の化合物の塩は、当業者に公知のいずれかの方法によって、遊離化合物に変換することができる。
本発明の一般式(I)の化合物は、予見できなかったであろう貴重な薬学的作用スペクトラムを示す。本発明の化合物は、驚くべきことに、AHRを効果的に阻害することが認められていることから、ヒト及び動物における疾患、好ましくはがん又は制御されない免疫応答のある状態又はAHRシグナル伝達異常に関連する他の障害の治療又は予防に当該化合物を用いることが可能である。
本発明のAHR阻害剤による治療に特に好適な障害及び状態は、液性及び固形腫瘍、例えば乳房、気道、脳、生殖器、消化管、尿路、眼球、肝臓、皮膚、頭頸部、甲状腺、上皮小体のがん及びそれらの遠隔転移である。それらの障害には、リンパ腫、肉腫及び白血病などもある。
乳がんの例には、トリプルネガティブ乳がん、侵襲性腺管癌、侵襲性小葉癌、非浸潤性乳管癌及び上皮内小葉癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
気道のがんの例には、小細胞及び非小細胞肺癌、並びに気管支腺腫及び胸膜肺芽細胞腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
脳腫瘍の例には、脳幹及び視床下部膠腫、小脳及び大脳星状細胞腫、神経膠芽腫、髄芽腫、上衣腫並びに神経外胚葉及び松果体腫瘍などがあるが、これらに限定されるものではない。
男性生殖器の腫瘍には、前立腺がん及び精巣がんなどがあるが、これらに限定されるものではない。
女性生殖器の腫瘍には、子宮内膜がん、子宮頸がん、卵巣がん、膣がん及び外陰がん、並びに子宮肉腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
卵巣がんの例には、漿液腫瘍、類内膜腫瘍、ムチン性嚢胞腺癌、顆粒膜細胞腫瘍、セルトリ−ライディッヒ細胞腫瘍及び男化腫瘍などがあるが、これらに限定されるものではない。
子宮頸がんの例には、扁平上皮癌、腺癌、腺扁平上皮癌、小細胞癌、神経内分泌腫瘍、すりガラス細胞癌及び絨毛腺腺癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
消化管の腫瘍には、肛門、結腸、結腸直腸、食道、胆嚢、胃、膵臓、直腸、小腸、及び唾液腺のがんなどがあるが、これらに限定されるものではない。
食道がんの例には、食道細胞癌及び腺癌、並びに扁平上皮癌、平滑筋肉腫、悪性メラノーマ、横紋筋肉腫及びリンパ腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
胃がんの例には、腸型及びびまん性胃腺癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
膵臓がんの例には、導管腺癌、腺扁平上皮癌及び膵内分泌腫瘍などがあるが、これらに限定されるものではない。
尿路の腫瘍には、膀胱、陰茎、腎臓、腎盂、輸尿管、尿道、並びにヒト乳頭状腎細胞がんなどがあるが、これらに限定されるものではない。
腎臓がんの例には、腎細胞癌、尿路上皮細胞癌、傍糸球体細胞腫(腎腫)、血管筋脂肪腫、腎膨大細胞腫、ベリニ管癌、腎臓の明細胞肉腫、中胚葉性腎腫及びウィルムス腫瘍などがあるが、これらに限定されるものではない。
膀胱がんの例には、移行細胞癌、扁平上皮癌、腺癌、肉腫及び小細胞癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
眼球のがんには、眼球内黒色腫及び網膜芽細胞腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
肝臓がんの例には、肝細胞癌(線維層板型を含むか含まない肝細胞癌)、肝内胆管癌(肝内胆管癌)及び混合肝細胞性肝内胆管癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
皮膚がんには、扁平上皮癌、カポジ肉腫、悪性黒色腫、メルケル細胞皮膚癌、及び非黒色腫皮膚がんなどがあるが、これらに限定されるものではない。
頭頸部がんには、頭頸部の扁平上皮がん、喉頭、咽頭下部、鼻咽頭、口腔咽頭がん、唾液腺がん、口唇及び口腔がん、及び扁平上皮がんなどがあるが、これらに限定されるものではない。リンパ腫には、エイズ関連リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、ホジキン病、及び中枢神経系のリンパ腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
肉腫には、軟組織の骨肉腫、悪性線維性組織球腫、リンパ肉腫、及び横紋筋肉腫の肉腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
白血病には、急性骨髄白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病及び毛様細胞性白血病などがあるが、これらに限定されるものではない。
本文書を通じて言及される「治療する」又は「治療」という用語は、従来のように使用され、例えば、癌などの疾患又は障害の状態等に関して対抗、緩和、低減、軽減、改善のための対象者の管理又はケアである。
本発明の化合物は特に、治療法及び予防、即ち腫瘍増殖の前処理を行う又は行わない、特には全ての適応症及び段階の固形腫瘍における腫瘍増殖及び転移の予防で用いることができる。
概して、本発明の化合物又は医薬組成物と組み合わせた化学療法剤及び/又は抗がん剤の使用は、下記の点で役立つ。
・いずれかの薬剤単独の投与と比較して、腫瘍の増殖を低下させる上で、又は腫瘍を排除する上で、より良好な効力を生じる。
・投与される化学療法剤の量を少なくする。
・単一剤化学療法およびある種の他の組み合わせ療法で認められるより有害な薬理的合併症が少なく、患者において良好に耐容される化学療法治療を提供する。
・哺乳動物、特別にはヒトにおける、より広いスペクトラムの異なるがん種の治療を提供する。
・治療を受ける患者での応答率が高い。
・標準的な化学療法治療と比較して、治療を受ける患者での生存期間が長くなる。
・腫瘍が進行するのに要する時間が長くなる。
及び/または
・他のがん剤組み合わせが拮抗効果を生じる既知の場合と比較して、単独で使用される薬剤の場合と少なくとも同等に良好な効力及び耐容性結果を生じる。
さらに、本発明の一般式(I)の化合物は、放射線療法及び/又は外科的介入と併用することもできる。
本発明のさらなる態様において、一般式(I)の化合物は、放射線に対して細胞を感作させるのに用いることができる。すなわち、細胞の放射線処理前の本発明の化合物での細胞の処理により、その細胞は、本発明の化合物での処置が行われない細胞と比較して、DNA損傷及び細胞死に対する感受性が高くなる。1態様において、細胞は、少なくとも一つの本発明の一般式(I)の化合物で処理される。
従って、本発明はまた、慣用的な放射線療法と組み合わせて細胞に本発明の1以上の化合物を投与する、細胞を死滅させる方法を提供する。
本発明はまた、細胞死を引き起こす又は誘発するための細胞の処理前に、細胞を本発明の1以上の一般式(I)の化合物で処理する、細胞を細胞死に対してより感受性にする方法を提供する。1態様において、細胞を本発明の1以上の一般式(I)の化合物で処理した後、正常細胞の機能を阻害する又は細胞を死滅させる目的のためにDNA損傷を引き起こすため、細胞を少なくとも一つの化合物若しくは少なくとも一つの方法又はそれらの組み合わせで処理する。
本発明の1実施形態において、細胞を少なくとも一つのDNA損傷剤で処理することにより、細胞を死滅させる。すなわち、細胞を細胞死に対して感作させるために細胞を本発明の1以上の一般式(I)の化合物で処理した後、細胞を死滅させるために細胞を少なくとも一つのDNA損傷剤で処理する。本発明において有用なDNA損傷剤としては、化学療法剤(例えば、シスプラチン)、電離放射線(X線、紫外線)、発癌物質及び突然変異誘発物質が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
他の実施形態において、DNA損傷を引き起こす又は誘発する少なくとも一つの方法で細胞を処理することにより、細胞を死滅させる。かかる方法としては、その経路が活性化されるとDNA損傷をもたらす細胞シグナリング経路の活性化、その経路が阻害されるとDNA損傷をもたらす細胞シグナリング経路の阻害、及びその変化がDNA損傷をもたらす場合の細胞における生化学的変化の誘発が挙げられるが、これらに限定されるものではない。非限定的な例として、細胞におけるDNA修復経路を阻害することができ、それによってDNA損傷の修復を妨げ、細胞におけるDNA損傷の異常蓄積をもたらす。
本発明の1態様において、本発明の一般式(I)の化合物は、放射線照射又は細胞におけるDNA損傷の他の誘発の前に細胞に投与される。本発明の別の態様において、本発明の一般式(I)の化合物は、放射線照射又は細胞におけるDNA損傷の他の誘発に付随して細胞に投与される。本発明のなお別の態様において、本発明の一般式(I)の化合物は、放射線照射又は細胞におけるDNA損傷の他の誘発が開始した直後に細胞に投与される。
別の態様において、細胞はイン・ビトロである。別の実施形態において、細胞はイン・ビボである。
本発明の化合物は、単独の医薬剤として、又は1以上の他の薬学的に有効な成分と組み合わせて投与することができ、その場合、その組み合わせは許容できない有害効果を全く生じないものである。本発明はまた、そのような医薬組み合わせを包含する。例えば、本発明の化合物は、131I−chTNT、アバレリックス、アビラテロン、アクラルビシン、アダリムマブ、アドゥ−トラスツズマブエムタンシン、アファチニブ、アフリベルセプト、アルデスロイキン、アレクチニブ、アレムツズマブ、アレンドロン酸、アリトレチノイン、アルトレタミン、アミホスチン、アミノグルテチミド、ヘキシルアミノレブリネート、アムルビシン、アムサクリン、アナストロゾール、アンセスチム、アネトールジチオレチオン、アネツマブラブタンシン、アンギオテンシンII、アンチトロンビンIII、アプレピタント、アルシツモマブ、アルグラビン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アテゾリズマブ、アキシチニブ、アザシチジン、バシリキシマブ、ベロテカン、ベンダムスチン、ベシレソマブ、ベリノスタット、ベバシズマブ、ベキサロテン、ビカルタミド、ビサントレン、ブレオマイシン、ブリナツモマブ、ボルテゾミブ、ブセレリン、ボスチニブ、ブレンツキシマブ・ベドチン、ブスルファン、カバジタキセル、カボザンチニブ、カルシトニン、カルシウムホリナート、カルシウムレボホリナート、カペシタビン、カプロマブ、カルバマゼピン、カルボプラチン、カルボコン、カルフィルゾミブ、カルモフール、カルムスチン、カツマキソマブ、セレコキシブ、セルモロイキン、セリチニブ、セツキシマブ、クロラムブシル、クロルマジノン、クロルメチン、シドフォビル、シナカルセト、シスプラチン、クラドリビン、クロドロン酸、クロファラビン、コビメチニブ、コパンリシブ、クリサンタスパーゼ、クリゾチニブ、シクロホスファミド、シプロテロン、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダラツムマブ、ダルベポエチンアルファ、ダブラフェニブ、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デガレリクス、デニロイキンジフチトクス、デノスマブ、デプレオチド、デスロレリン、ジアンヒドロガラクチトール、デクスラゾキサン、塩化ジブロスピジウム、ジアンヒドロガラクチトール、ジクロフェナク、ジヌツキシマブ、ドセタキセル、ドラセトロン、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ドキソルビシン+エストロン、ドロナビノール、エクリズマブ、エドレコロマブ、酢酸エリプチニウム、エロツズマブ、エルトロンボパグ、エンドスタチン、エノシタビン、エンザルタミド、エピルビシン、エピチオスタノール、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンゼータ、エプタプラチン、エリブリン、エルロチニブ、エソメプラゾール、エストラジオール、エストラムスチン、エチニルエストラジオール、エトポシド、エベロリムス、エキセメスタン、ファドロゾール、フェンタニル、フィルグラスチム、フルオキシメステロン、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルタミド、フォリン酸、フォルメスタン、ホスアプレピタント、フォテムスチン、フルベストラント、ガドブトロール、ガドテリドール、ガドテル酸メグルミン、ガドベルセタミド、ガドキセト酸、硝酸ガリウム、ガニレリクス、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブ、グルカルピダーゼ、グルトキシム、GM−CSF、ゴセレリン、グラニセトロン、顆粒球コロニー刺激因子、ヒスタミン二塩酸塩、ヒストレリン、ヒドロキシカルバミド、I−125シード、ランソプラゾール、イバンドロン酸、イブリツモマブ チウキセタン、イブルチニブ、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブ、イミキモド、インプロスルファン、インジセトロン、インカドロン酸、インゲノールメブテート、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ、イオビトリドール、イオベングアン(123I)、イオメプロール、イピリムマブ、イリノテカン、イトラコナゾール、イキサベピロン、イキサゾミブ、ランレオチド、ランソプラゾール、ラパチニブ、ラソコリン(lasocholine)、レナリドマイド、レンバチニブ、レノグラスチム、レンチナン、レトロゾール、リュープロレリン、レバミソール、レボノルゲストレル、レボチロキシンナトリウム、リスリド、ロバプラチン、ロムスチン、ロニダミン、マソプロコール、メドロキシプロゲステロン、メゲストロール、メラルソプロール、メルファラン、メピチオスタン、メルカプトプリン、メスナ、メタドン、メトトレキサート、メトキサレン、アミノレブリン酸メチル、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、メチロシン、ミファムルチド、ミルテホシン、ミリプラチン、ミトブロニトール、ミトグアゾン、ミトラクトール、マイトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、モガムリズマブ、モルグラモスチム、モピダモール、モルヒネ塩酸塩、モルヒネ硫酸塩、ナビロン、ナビキシモルス、ナファレリン、ナロキソン+ペンタゾシン、ナルトレキソン、ナルトグラスチム、ネシツムマブ、ネダプラチン、ネララビン、ネリドロン酸、ネツピタント/パロノセトロン、ニボルマブ、ペンテトレオチド、ニロチニブ、ニルタミド、ニモラゾール、ニモツズマブ、ニムスチン、ニンテダニブ、ニトラクリン、ニボルマブ、オビヌツズマブ、オクトレオチド、オファツムマブ、オラパリブ、オララツマブ、オマセタキシン・メペサクシネート、オメプラゾール、オンダンセトロン、オプレルベキン、オルゴテイン、オリロチモド、オシメルチニブ、オキサリプラチン、オキシコドン、オキシメトロン、オゾガマイシン、p53遺伝子治療、パクリタキセル、パルボシクリブ、パリフェルミン、パラジウム−103シード、パロノセトロン、パミドロン酸、パニツムマブ、パノビノスタット、パントプラゾール、パゾパニブ、ペグアスパルガーゼ、PEG−エポエチンベータ(メトキシPEG−エポエチンベータ)、ペンブロリズマブ、ペグフィルグラスチム、ペグインターフェロンアルファ−2b、ペンブロリズマブ、ペメトレキセド、ペンタゾシン、ペントスタチン、ペプロマイシン、ペルフルブタン、ペルホスファミド、ペルツズマブ、ピシバニール、ピロカルピン、ピラルビシン、ピクサントロン、プレリキサホル、プリカマイシン、ポリグルサム、リン酸ポリエストラジオール、ポリビニルピロリドン+ヒアルロン酸ナトリウム、ポリサッカライド−K、ポマリドミド、ポナチニブ、ポルフィマーナトリウム、プララトレキセート、プレドニムスチン、プレドニゾン、プロカルバジン、プロコダゾール、プロプラノロール、キナゴリド、ラベプラゾール、ラコツモマブ、塩化ラジウム−223、ラドチニブ、ラロキシフェン、ラルチトレキセド、ラモセトロン、ラムシルマブ、ラニムスチン、ラスブリカーゼ、ラゾキサン、レファメチニブ、レゴラフェニブ、リセドロン酸、エチドロン酸レニウム−186、リツキシマブ、ロラピタント、ロミデプシン、ロミプロスチム、ロムルチド、ロニシクリブ、サマリウム(153Sm)レキシドロナム、サルグラモスチム、サツモマブ、セクレチン、シルツキシマブ、シプロイセル−T、シゾフィラン、ソブゾキサン、グリシジダゾールナトリウム、ソニデジブ、ソラフェニブ、スタノゾロール、ストレプトゾシン、スニチニブ、タラポルフィン、タリモジーン・ラハーパレプベック、タミバロテン、タモキシフェン、タペンタドール、タソネルミン、テセロイキン、テクネチウム(99mTc)ノフェツモマブ(nofetumomab)メルペンタン、99mTc−HYNIC−[Tyr3]−オクトレオチド、テガフール、テガフール+ギメラシル+オテラシル、テモポルフィン、テモゾロミド、テムシロリムス、テニポシド、テストステロン、テトロホスミン、サリドマイド、チオテパ、チマルファシン、甲状腺刺激ホルモンα、チオグアニン、トシリズマブ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラベクテジン、トラメチニブ、トラマドール、トラスツズマブ、トラスツズマブ・エムタンシン、トレオスルファン、トレチノイン、トリフルリジン+チピラシル、トリロスタン、トリプトレリン、トラメチニブ、トロホスファミド、トロンボポエチン、トリプトファン、ウベニメクス、ヴァラチニブ、バルルビシン、バンデタニブ、バプレオチド、ベムラフェニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンフルニン、ビノレルビン、ビスモデギブ、ボリノスタット、ボロゾール、イットリウム−90ガラス微小球、ジノスタチン、ジノスタチンスチマラマー、ゾレドロン酸、ゾルビシンと組み合わせることができる。
本発明の化合物はさらに、免疫系を標的とする他の試薬、例えば免疫チェックポイント阻害剤と組み合わせることができる。PD−1/−L1軸拮抗薬及びAHR拮抗薬を含む組成物及びそれを用いる方法が、本明細書において提供される。本明細書で提供のデータは、AHR阻害とPD−1/−L1軸の遮断の組み合わせが、相加的を超えて腫瘍細胞の増殖を低下させることを示している。PD−1は、そのリガンドPD−L1及びPD−L2とともに、T細胞活性化の負の調節因子として機能する。AHRは、免疫細胞機能を抑制しながら、がん細胞増殖及び運動性を高める。PD−L1は、多くのがんで過剰発現されるT細胞活性化の減弱及び免疫学的監視の回避が生じ、それが抗腫瘍免疫応答の低下を引き起こす(Keir M E et al. (2008)Annu. Rev. Immunol. 26:677)。PD−1/−L1軸及びAHRの両方を同時に標的とすることで、相加性を超えて抗腫瘍免疫応答が強化され、予想外の腫瘍増殖低下に至る。いくつかの実験において、得られる効果は、別個に投与される個々の成分の予想される又は計算される相加的効果より高い。従って、PD−1/−L1軸拮抗薬及びAHR拮抗薬を含む組成物は、免疫応答の促進及びがん治療において驚くほど効果的である。
さらに、本発明の化合物は、AHRが関与する各種他の障害、例えば心血管疾患及び肺疾患における治療薬として用いることもできる。
従って、本発明による化合物は、特には心血管障害、炎症障害及び線維障害、並びに腎臓障害、特には急性及び慢性の腎機能不全、そして急性及び慢性の腎不全の治療及び/又は予防に好適である。
従って、本発明による化合物は、心血管障害、炎症障害及び線維障害、腎臓障害、特には急性及び慢性の腎機能不全、そして急性及び慢性の腎不全の治療及び/又は予防のための医薬で用いることができる。
本発明に関して、腎機能不全という用語は、腎機能不全、さらには基礎障害若しくは関連する腎臓障害、例えば糖尿病性及び非糖尿病性腎症、高血圧性腎症、虚血性腎臓障害、腎血流量低下、透析低血圧、閉塞性尿路疾患、腎臓狭窄、糸球体症、糸球体腎炎(例えば、原発性糸球体腎炎(glomerulonephritides);微小変化型糸球体腎炎(リポイドネフローゼ);膜性糸球体腎炎;巣状分節状糸球体硬化症(FSGS);膜性増殖性糸球体腎炎;半月体形成性糸球体腎炎;メサンギウム増殖性糸球体腎炎(IgA腎炎、バージャー病);感染後糸球体腎炎;続発性糸球体腎炎(glomerulonephritides):真性糖尿病、エリテマトーデス、アミロイド症、グッドパスチャー症候群、ヴェーゲナー肉芽腫、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、顕微鏡的多発性血管炎、急性糸球体腎炎、腎盂腎炎(例えば、尿路結石、良性前立腺肥大、糖尿病、奇形、鎮痛薬乱用、クローン病の結果として)、糸球体硬化症、腎臓の細動脈性壊死(arteriolonecrose)、尿細管間質疾患、原発性及び先天性若しくは後天性腎障害などの腎障害、アルポート症候群、腎炎、腎臓移植拒絶反応及び免疫複合体誘発腎障害などの免疫学的腎障害、有毒物質によって誘発される腎症、造影剤によって誘発される腎症、糖尿病性および非糖尿病性腎症、腎嚢胞、腎硬化症、高血圧性腎硬化症、及び例えばクレアチニン及び/又は水排泄の異常低下、尿素、窒素、カリウム及び/又はクレアチニンの血中濃度の異常上昇、グルタミル合成酵素などの腎臓酵素の活性変化、尿オスモル濃度又は尿量の変化、ミクロアルブミン尿症亢進、顕性アルブミン尿、糸球体及び細動脈の病変、尿細管拡張、高リン酸塩血症及び/又は透析の必要性によって診断的に特徴付けることが可能なネフローゼ症候群の急性及び慢性の両方の症状を含むものである。本発明はまた、腎機能不全の続発症、例えば肺水腫、心不全、尿毒症、貧血、電解質平衡異常(例えば高カリウム血症、低ナトリウム血症)並びに骨及び炭水化物代謝異常の治療及び/又は予防のための、本発明による化合物の使用を含む。
本発明はまた、腎機能不全の続発症、例えば肺水腫、心不全、尿毒症、貧血、電解質平衡異常(例えば高カリウム血症、低ナトリウム血症)及び骨及び炭水化物代謝異常の治療及び/又は予防のための本発明による化合物の使用を含む。
本発明による化合物はさらに、多発性嚢胞腎(PCKD)及びADH不適合分泌症候群(SIADH)の治療及び/又は予防に好適である。
さらに、本発明による化合物は、メタボリック症候群、高血圧、抵抗性高血圧、急性及び慢性心不全、冠動脈性心疾患、安定および不安定狭心症、末梢血管及び心血管障害、不整脈、心房性及び心室性不整脈及び伝導障害、例えば、房室ブロックI〜III度(ABブロックI〜III)、上室性頻脈性不整脈、心房細動、心房粗動、心室細動、心室粗動、心室頻脈、トルサード・ド・ポアンツ頻拍、心房性及び心室性期外収縮、房室接合部期外収縮、洞不全症候群、失神、房室結節リエントリー性頻拍、ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群、急性冠症候群(ACS)、自己免疫性心臓障害(心外膜炎、心内膜炎、弁膜炎、大動脈炎、心筋症)、ショック、例えば心原性ショック、敗血症ショック及びアナフィラキシーショック、動脈瘤、ボクサー心筋症(心室性期外収縮(PVC))の治療及び/又は予防に、血栓塞栓障害及び虚血、例えば心筋虚血、心筋梗塞、卒中、心肥大、一過性及び虚血性発作、子癇前症、炎症性心血管障害、冠動脈及び末梢動脈の攣縮、浮腫形成、例えば、肺浮腫、脳浮腫、腎性浮腫又は心不全によって引き起こされる浮腫、末梢循環障害、再灌流損傷、動脈及び静脈血栓症、心筋不全、内皮機能不全の治療及び/又は予防に、例えば、血栓溶解療法、経皮的血管形成術(PTA)、経管的冠動脈形成術(PTCA)、心臓移植及びバイパス手術、さらには微小血管及び大血管損傷(血管炎)、フィブリノゲン及び低密度リポタンパク質(LDL)レベル上昇及びプラスミノゲン活性化因子阻害剤1(PAI−1)の濃度上昇後の再狭窄の予防に、さらには勃起不全及び女性性機能不全の及び/又は予防にも好適である。
さらに、本発明による化合物は、喘息障害、肺動脈性高血圧(PAH)及び他の形態の肺高血圧(PH)、例えば左心疾患、HIV、鎌状赤血球貧血、血栓塞栓症(CTEPH)、サルコイドーシス、COPD又は肺線維症関連肺高血圧、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、急性肺損傷(ALI)、α−1−抗トリプシン欠乏症(AATD)、肺線維症、肺気腫(例えば喫煙によって引き起こされる肺気腫)及び嚢胞性線維症(CF)の治療及び/又は予防にも好適である。
本発明で記載の化合物は、NO/cGMP系の障害を特徴とする中枢神経系障害の抑制のための活性化合物でもある。それらは、特に、特には軽度認識機能障害、加齢性学習及び記憶障害、加齢性記憶喪失、血管性認知症、頭蓋大脳外傷、卒中、卒中後に生じる認知症(卒中後認知症)、外傷後頭蓋大脳外傷、一般的集中力障害(general concentration impairments)、学習及び記憶問題のある小児での集中力障害、アルツハイマー病、レヴィー小体認知症、ピック症候群などの前頭葉の変性のある認知症、パーキンソン病、大脳皮質基底核変性症を伴う進行性認知症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンチントン病、脱髄、多発性硬化症、視床変性、クロイツフェルトヤコブ認知症、HIV認知症、認知症を伴う統合失調症又はコルサコフ精神病などの状況/疾患/症候群関連で生じるものなどの認識機能障害後の知覚、集中、学習又は記憶を改善するのに好適である。それらは、不安、緊張及び抑鬱の状態、CNS関連性的機能不全及び睡眠障害などの中枢神経系障害の治療及び/又は予防に、並びに摂食、刺激物及び常習性物質の病的障害を管理するのにも好適である。
本発明による化合物はさらに、脳血流を管理するのにも好適であることから、片頭痛の管理に有効な薬剤を代表するものである。それらは、脳卒中、脳虚血及び頭蓋大脳外傷などの脳梗塞(脳出血)の後遺症の予防及び管理にも好適である。本発明による化合物は同様に、疼痛及び耳鳴の状態の管理に用いることもできる。
さらに、本発明による化合物は、抗炎症作用を有するので、敗血症(SIRS)、多臓器不全(MODS、MOF)、腎臓の炎症性障害、慢性腸炎症(IBD、クローン病、UC)、膵炎、腹膜炎、リウマチ様障害、炎症性皮膚障害及び炎症性眼球障害の治療及び/又は予防のための抗炎症剤として使用することができる。
さらに、本発明による化合物は、自己免疫疾患の治療及び/又は予防に用いることもできる。
本発明による化合物はさらに、内臓、例えば、肺、心臓、腎臓、骨髄及び特に、肝臓の線維性障害、並びに皮膚科的線維症及び線維性眼障害の治療及び/又は予防に好適である。本発明の文脈において、「線維性障害」という用語は、特には肝線維症、肝硬変、肺線維症、心内膜心筋線維症、腎症、糸球体腎炎、間質性腎線維症、糖尿病から生じる線維性損傷、骨髄線維症及び同様の線維性障害、強皮症、限局性強皮症、ケロイド、肥厚性瘢痕(外科手術後も)、母斑、糖尿病網膜症、増殖性硝子体網膜症及び結合組織の障害(例えば、サルコイドーシス)などの用語を含む。
本発明による化合物は、例えば緑内障手術の結果としての術後瘢痕の抑制にも好適である。
本発明による化合物は、加齢皮膚及び角質化した皮膚に美容的に用いることもできる。
さらに、本発明による化合物は、肝炎、腫瘍、骨粗鬆症、緑内障及び胃不全まひの治療及び/又は予防に好適である。
本発明はさらに、障害、特別には上記の障害の治療及び/又は予防のための本発明による化合物の使用を提供する。
本発明はさらに、慢性腎臓障害、急性及び慢性腎機能不全、糖尿病、炎症性若しくは高血圧性腎症、線維性障害、心不全、狭心症、高血圧、肺高血圧、虚血、血管障害、血栓塞栓性障害、動脈硬化症、鎌状赤血球貧血、勃起不全、良性前立腺肥大、良性前立腺肥大関連の排尿障害、ハンチントン舞踏病、認知症、アルツハイマー病及びクロイツフェルトヤコブ病の治療及び/又は予防のための本発明による化合物の使用を提供する。
本発明はさらに、有効量の少なくとも一つの本発明による化合物を用いる、障害、特には上記障害の治療及び/又は予防方法を提供する。
本発明はさらに、慢性腎臓障害、急性及び慢性腎機能不全、糖尿病、炎症性若しくは高血圧性腎症、線維性障害、心不全、狭心症、高血圧、肺高血圧、虚血、血管障害、血栓塞栓性障害、動脈硬化症、鎌状赤血球貧血、勃起不全、良性前立腺肥大、良性前立腺肥大関連の排尿障害、ハンチントン舞踏病、認知症、アルツハイマー病及びクロイツフェルトヤコブ病の治療及び/又は予防方法を提供する。
別の実施形態では、本発明の化合物を、女性における子宮筋腫(子宮平滑筋腫又は子宮筋腫)の治療及び/又は予防にも用いることができる。
子宮筋腫は、子宮筋層、即ち子宮の平滑筋層の良性腫瘍である。子宮筋腫は、女性の生涯を通じてゆっくり成長し、それらの成長は女性性ホルモンであるエストラジオール及びプロゲステロンに依存している[Kawaguchi K et al. Immunohistochemical analysis of oestrogen receptors, progesterone receptors and Ki−67 in leiomyoma and myometrium during the menstrual cycle and pregnancy Virchows Arch A Pathol Anat Histopathol. 1991;419(4):309−15.]ことから、白人及びアフリカ系米国女性それぞれで約70%及び>80%の子宮筋腫の最高罹患率が、閉経に向かう35歳から認められ、その頃には、ホルモンレベル低下のために筋腫は小さくなる[Baird DD et al. High cumulative incidence of uterine leiomyoma in black and white women: Ultrasound evidence Am J Obstet Gynecol. 2003 Jan;188(1):100−7.]。白人及びアフリカ系米国女性それぞれの約30%及び45%が、筋腫のために臨床的に意味のある症状を示し、それは重度の月経出血及び疼痛であり、月経周期に関係している[David M et al. Myoma−associated pain frequency and intensity: a retrospective evaluation of 1548 myoma patients. Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2016 Apr;199:137−40]。この点における重度月経出血は、月経出血期における80mLを超える血液喪失と定義される[Fraser IS et al. The FIGO Recommendations on Terminologies and Definitions for Normal and Abnormal Uterine Bleeding, Semin Reprod Med 2011; 29(5): 383−390]。子宮筋腫の粘膜下の位置、例えば子宮内膜の直下にあるものは、子宮出血に対する影響がなかり高いと思われ、それによって、罹患女性において貧血が生じる可能性がある[Yang JH et al. Impact of submucous myoma on the severity of anemia. Fertil Steril. 2011 Apr;95(5):1769−72]。さらに、子宮筋腫は、その症状のため、罹患女性の生活の質に重大な影響を及ぼす[Downes E et al. The burden of uterine fibroids in five European countries. Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2010 Sep;152(1):96−102]。
現在のところ、子宮筋腫がどのように重度の月経出血を生じさせるかについては不明である。正常な子宮筋層と比較して、子宮筋腫における制御異常の遺伝子が、基礎となる機序を理解する上でのヒントを提供し得るものである。発表になった試験及び社内試験で、本発明者らは、TDO2、トリプトファン2,3−ジオキシゲナーゼが高度に上昇していることを認めている[Tsibris JC et al. Insights from gene arrays on the development and growth regulation of uterine leiomyomata. Fertil Steril. 2002 Jul;78(1):114−21.]。TDO2は、基質であるL−トリプトファンを代謝してL−キヌレニンとし、それはさらに代謝されて、キヌレン酸となり得る。L−キヌレニン及びキヌレン酸の両方が、アリール炭化水素受容体AHRの生理的リガンド及び活性化因子である[Opitz CA et al. An endogenous tumour−promoting ligand of the human aryl hydrocarbon receptor Nature. 2011 Oct 5;478(7368):197−203]。
L−キヌレニンは、少なくとも二つの生理プロセスを制御するが、それらは子宮筋腫では異常調節状態である。IDO(インドールアミン−2,3−ジオキシゲナーゼ)又はTDO2の上昇、及びAHR受容体を介して作用によって合成されるL−キヌレニンは、免疫系を抑制することから、免疫細胞が腫瘍細胞を認識及び除去するのを防止する[Munn DH Blocking IDO activity to enhance anti−tumor immunity. Front Biosci (Elite Ed). 2012 Jan 1;4:734−45]。さらに、L−キヌレニンの上昇は、血管の拡張を生じさせることから、血液喪失及び出血を直接増加させ得る[Wang Y et al. Kynurenine is an endothelium−derived relaxing factor produced during inflammation Nature Medicine 16, 279−285 (2010)]。
要約すると、生理的受容体AHRの活性化を介したL−キヌレニンの上昇が、免疫系の局所抑制によって子宮筋腫成長を支援するように思われ、その腫瘍の近位の子宮内膜血管を拡張させることで重度の月経出血を引き起こすものと考えられる。
従って、AHRの活性化を阻害することで、子宮筋腫由来のL−キヌレニンの効果を遮断する本発明からの化合物の全身又は局所使用は、子宮筋腫の新規且つ有効な治療選択肢を提供するものである。
本発明の化合物を用いて、外因性及び/又は内因性リガンドによるAHR活性化を阻害、遮断、低減若しくは低下させることで、腫瘍成長を低下させ、免疫応答異常の調節を行って、例えば、がん及びがん免疫療法の文脈で免疫抑制を遮断し、免疫細胞の活性化及び浸潤を増加させることができる。この方法は、ヒトなどの処置を必要とする哺乳動物に対して、障害を治療するのに有効な量の本発明の化合物、又はその薬学的に許容される塩、異性体、多形体、代謝物、水和物、溶媒和物若しくはエステルを投与することを含む。
本発明はまた、AHRが関与する各種の他の障害、例えば、炎症、感染及びがんのためのワクチン接種、ウィルス感染、肥満及び食餌性肥満、脂肪症、代謝異常症、肝脂肪変性及び子宮筋腫(これらに限定されるものではない)の治療方法も提供する。
これらの障害は、ヒトにおいて十分に特徴づけられており、そして、他の哺乳動物でも同様の病因で存在するものであり、本発明の医薬組成物を投与することで治療することができる。
本明細書で使用される場合の「治療する」又は「治療」という用語は、従来のように使用され、例えば、液性及び固形腫瘍などの疾患若しくは障害の状態との戦い、その緩和、軽減、軽快、改善を目的とした対象者の管理又はケアである。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特にはがん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達に関連する他の障害の治療又は予防で使用される、上記の一般式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物及び塩、特にはその薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物を包含する。
本発明による化合物の医薬活性は、AHR阻害剤としてのそれらの活性によって説明することができる。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特にはがん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達に関連する他の障害、特に液性および固形腫瘍の治療若しくは予防のための、上記の一般式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物及び塩、特にはその薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特にはがん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達に関連する他の障害、特に液性および固形腫瘍の予防若しくは治療のための、上記の式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、特にはその薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特にはがん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達に関連する他の障害、特に液性および固形腫瘍の治療若しくは予防方法での、上記の一般式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物及び塩、特にはその薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特にはがん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達に関連する他の障害、特に液性および固形腫瘍の予防若しくは治療のための医薬組成物、好ましくは医薬品の製造のための、上記の一般式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物及び塩、特にはその薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、有効量の上記一般式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物及び塩、特にはその薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物を用いる、疾患、特にはがん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達に関連する他の障害、特に液性および固形腫瘍の治療若しくは予防方法を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、上記の一般式(I)の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物、塩、特に薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物、及び1以上の賦形剤、特には1以上の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物、特には医薬品を包含する。適切な剤形でのそのような医薬組成物の従来の製造手順を用いることができる。
本発明はさらに、従来法で1以上の薬学的に好適な賦形剤とともに少なくとも一つの本発明による化合物を含む医薬組成物、特には医薬品、並びに上記の目的のためのそれらの使用を包含する。
本発明による化合物は、全身及び/又は局所活性を有することが可能である。これに関して、それらは、好適な方法で、例えば、経口、非経口、肺、経鼻、舌下、舌、口腔、直腸、経膣、皮膚、経皮、結膜、耳の経路で、又はインプラント若しくはステントとして投与可能である。
これらの投与経路に関しては、本発明による化合物を、好適な投与形態で投与することができる。
経口投与に関しては、本発明による化合物を、本発明の化合物を急速に及び/又は改変された形態で送達する当業界で公知の剤形、例えば錠剤(遅延しながら溶解するか不溶性である腸溶性若しくは徐放性コーティングを有する、非コート若しくはコート錠)、口腔内崩壊錠、フィルム/ウェハ、フィルム/凍結乾燥物、カプセル(例えば、硬若しくは軟ゼラチンカプセル)、糖衣錠、粒剤、ペレット、粉剤、乳濁液、懸濁液、エアロゾル又は液剤に製剤することが可能である。本発明による化合物を、結晶型及び/又は非晶質型及び/又は溶解型で前記剤形に組み込むことが可能である。
非経口投与は、吸収段階を回避して(例えば、静脈、動脈、心臓内、脊髄内又は腰内)、又は吸収を含めて(例えば、筋肉、皮下、皮内、経皮又は腹腔内)行うことができる。非経口投与に好適な投与形態は特には、液剤、懸濁液、乳濁液、凍結乾燥物又は無菌粉剤の形態での注射及び注入用製剤である。
他の投与経路に好適な実施例は、吸入用の医薬形態[特に、粉末吸入装置、噴霧器]、点鼻剤、点鼻液、鼻内噴霧剤;舌、舌下若しくは口腔投与用の錠剤/フィルム/ウェハ/カプセル;坐剤;点眼液、眼軟膏、洗眼器、眼球インサート、点耳薬、耳噴霧剤、耳粉剤、耳洗浄液、耳タンポン;膣カプセル、水系懸濁液(ローション、振盪水剤(mixturae agitandae))、親油性懸濁液、乳濁液、軟膏、クリーム、経皮的治療系(例えば貼付剤など)、乳液、ペースト、泡剤、散粉剤、インプラント又はステントである。
本発明による化合物は、指定の投与形態中に組み入れることができる。それは、自体公知の方法で、薬学的に好適な賦形剤との混合によって行うことができる。薬学的に好適な賦形剤には特には、下記のものなどがある。
充填剤及び担体(例えばセルロース、微結晶性セルロース、例えばAvicel(登録商標)など、乳糖、マンニトール、デンプン、リン酸カルシウム、例えばDi−Cafos(登録商標)など)、
軟膏基剤(例えばワセリン、パラフィン、トリグリセリド、ワックス、ウールワックス、ウールワックスアルコール、ラノリン、親水軟膏、ポリエチレングリコール)、
坐剤用の基剤(例えばポリエチレングリコール、カカオバター、ハードファット(hard fat))
溶媒(例えば水、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、プロピレングリコール、中鎖長トリグリセリド脂肪油、液体ポリエチレングリコール、パラフィン)、
界面活性剤、乳化剤、分散剤又はウェッター(例えばドデシル硫酸ナトリウム)、レシチン、リン脂質、脂肪アルコール(例えばLanette(登録商標)など)、ソルビタン脂肪酸エステル(例えばSpan(登録商標)など)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(例えばTween(登録商標)など)、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリド(例えばCremophor(登録商標)など)、ポリオクスエチレン脂肪酸エステル(polyoxethylene fatty acid ester)、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、グリセロール脂肪酸エステル、ポロキサマー(例えば、Pluronic(登録商標)など)、
緩衝剤、酸及び塩基(例えばリン酸塩、炭酸塩、クエン酸、酢酸、塩酸、水酸化ナトリウム溶液、炭酸アンモニウム、トロメタモール、トリエタノールアミン)
等張剤(例えばグルコース、塩化ナトリウム)、
吸着剤(例えば高分散シリカ)、
粘度上昇剤、ゲル形成剤、増粘剤及び/又はバインダー(例えばポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース−ナトリウム、デンプン、カルボマー、ポリアクリル酸(例えばCarbopol(登録商標)など)、アルギネート、ゼラチン)、
崩壊剤(例えば改質デンプン、カルボキシメチルセルロース−ナトリウム、グリコール酸デンプンナトリウム(例えばExplotab(登録商標)など)、架橋ポリビニルピロリドン、クロスカルメロース−ナトリウム(例えばAcDiSol(登録商標)など))、
流動調節剤、滑沢剤、滑剤及び離型剤(例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、高分散シリカ(例えばAerosil(登録商標)など))、
迅速に又は改変された形で溶解するコーティング材料(例えば糖、シェラック)及びフィルム又は拡散膜用のフィルム形成剤(例えばポリビニルピロリドン(例えばKollidon(登録商標)など)、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セルロース、ポリアクリレート、ポリメタクリレート(例えばEudragit(登録商標)など))、
カプセル材料(例えばゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、
合成ポリマー(例えばポリラクチド、ポリグリコリド、ポリアクリレート、ポリメタクリレート(例えばEudragit(登録商標)など)、ポリビニルピロリドン(例えばKollidon(登録商標)など)、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール並びにそれらのコポリマー及びブロックコポリマー)、
可塑剤(例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、トリアセチン、クエン酸トリアセチル、フタル酸ジブチル)、
透過増強剤、
安定剤(例えば抗酸化剤、例えばアスコルビン酸、アスコルビルパルミテート、アスコルビン酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピルなど)、
保存剤(例えばパラベン、ソルビン酸、チオメルサール、塩化ベンザルコニウム、酢酸クロルヘキシジン、安息香酸ナトリウム)、
着色料(例えば無機顔料、例えば酸化鉄、二酸化チタンなど)、
香味料、甘味料、香味及び/又は臭気のマスキング剤。
本発明はさらに、従来のように1以上の薬学的に好適な賦形剤とともに少なくとも一つの本発明による化合物を含む医薬組成物、及び本発明によるそれらの使用に関するものである。
別の態様によれば、本発明は、特には、がん又は免疫応答異常のある状態、又は異常なAHRシグナル伝達関連の他の障害、一般名(generic name)障害、特には液性および固形腫瘍の治療及び/又は予防のための、少なくとも一つの本発明の一般式(I)の化合物及び少なくとも1以上のさらなる有効成分を含む、医薬組み合わせ、特には医薬品を包含する。
本発明における「組み合わせ」という用語は、当業者に公知のように使用され、前記組み合わせが、固定組み合わせ、非固定組み合わせ又は部品キットであることが可能である。
本発明における「固定組み合わせ」は、当業者に公知のように使用され、例えば、1以上の本発明の一般式(I)の化合物などの第1の有効成分、及びさらなる有効成分が1単位用量で又は一つの単一体で一緒に存在する組み合わせと定義される。「固定組み合わせ」の一つの例は、第1の有効成分及びさらなる有効成分が、同時投与用の混合物中、例えば製剤中に存在する医薬組成物である。「固定組み合わせ」の別の例は、第1の有効成分及びさらなる有効成分が、混合されずに1単位中に存在する医薬組み合わせである。
本発明における非固定組み合わせ又は「部品キット」は、当業者に公知のように使用され、第1の有効成分及びさらなる有効成分が複数単位に存在する組み合わせと定義される。非固定組み合わせ又は部品キットの1例は、第1の有効成分及びさらなる有効成分が離れて存在している組み合わせである。非固定組み合わせ又は部品キットの製造を、別個、順次、同時、同時点又は経時的に変えて投与することができる。
がん又は免疫応答異常のある状態又は異常なAHRシグナル伝達関連の他の障害の治療に有用な化合物を評価することが知られる標準的実験技術に基づき、標準的毒性試験によって及び哺乳動物における上記で確認した状態の治療の決定のための標準的薬理アッセイによって、及びこれらの結果とこれらの状態を治療するのに使用される既知の有効成分若しくは医薬の結果の比較によって、本発明の化合物の有効用量を各所望の適応症の治療のために容易に決定できる。これら状態の一つの治療で投与すべき有効成分の量は、用いられる特定の化合物及び用量単位、投与形態、治療期間、治療される患者の年齢及び性別及び治療される状態の性質及び程度などを考慮して、広範囲で変動し得る。
投与される有効成分の総量は、一般的に約0.001mg/kg〜約200mg/kg体重/日、好ましくは約0.01mg/kg〜約20mg/kg/日の範囲である。臨床的に有用な投与スケジュールは、1日1〜3回の投与から4週間毎に1回の投与の範囲である。さらに、患者が一定期間薬物を投与されない「休薬日」が、薬理効果と耐容性の全体的バランスのために有益であり得る。単位用量が約0.5mg〜約1500mgの有効成分を含み、1日1回以上又は1日1回未満投与することが可能である。静脈注射、筋肉注射、皮下注射及び非経口注射及び点滴法などの注射による投与のための平均1日用量は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重である。平均1日直腸投与法は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重である。平均1日膣投与法は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重である。平均1日局所投与法は、好ましくは1日1から4回投与で0.1〜200mgである。経皮濃度は、好ましくは0.01〜200mg/kgの1日用量を維持するのに必要なものである。平均1日吸入投与法は、好ましくは0.01〜100mg/kg総体重である。
当然のことながら、各患者についての特定の開始及び連続投与法は、担当診断医によって決定される状態の性質及び重度、用いる特定の化合物の活性、患者の年齢及び全身状態、投与時間、投与経路、薬物排泄速度、薬物併用などに従って変わる。所望の処置方法及び本発明の化合物又はその医薬として許容される塩又はエステル又は組成物の投与回数は、従来の治療試験を使用して当業者が決定できる。
実験の部
NMRピーク形態はスペクトラムで見られる通りに記述しており、可能なより高次の効果は考慮していない。多重度は、スペクトラムで認められるシグナル形態に従って記述しており、より高次のNMR分光学的効果は考慮しなかった。NMRシグナルの多重度:s=一重線、d=二重腺、t=三重線、q=四重腺、qui=五重線、b=広いシグナル、m=多重線。NMRシグナル:ppm単位でのシフト。多重度の組み合わせは、例えばdd=二重線からの二重線であることが考えられる。
化学名は、ACD/LabsからのACD/Nameソフトウェアを用いてつけた。場合により、ACD/Nameで付けた名称に代えて、市販の試薬の一般に許容される名称を用いた。
表1は、本記述内で説明されない限りにおいて、本段落及び実施例で使用される略称を挙げたものである。他の略称は、自体当業者には一般的であるそれらの意味を有するものである。
表1:略称
ACN:アセトニトリル
AcOH:酢酸
BPR:背圧レギュレータ
CDCl3:重クロロホルム
DAD:ダイオードアレイ検出器
DEA:ジエチルアミン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド
DMSO:ジメチルスルホキシド
Expl.:実施例
HATU:(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウム:ヘキサフルオロホスフェート
HBTU:O−ベンゾトリアゾール−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
KA:キヌレン酸
LCMS:液体クロマトグラフィー+質量分析
LPS:リポ多糖
mL:ミリリットル
min.:分
MTBE:メチルtert−ブチルエーテル
p:圧力
PBMC:末梢血単核球
PyBOB:(ベンゾトリアゾール−1−イル)オキシトリピロリジノホスホニウム:ヘキサフルオロホスフェート
RP−HPLC:逆相高速液体クロマトグラフィー
Rt:保持時間
rt:室温
sat.:飽和
T3P:2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トキオキサトリホスホリナン・2,4,6−トリオキシド
THF:テトラヒドロフラン
TFA:トリフルオロ酢酸
TLC:薄層クロマトグラフィー
TNFa:腫瘍壊死因子α
μM:ミクロモル濃度
UPLC:超高速クロマトグラフィー。
本願に記載の発明の各種態様を、下記の実施例によって説明するが、それらの実施例はいかなる形でも当該発明を限定するものではない。
本明細書に記載の試験実験例は、本発明を説明するものであり、本発明は提供される実施例に限定されるものではない。
実験の部−一般的部分
実験の部に合成が記載されていない試薬はいずれも、市販されているか、公知の化合物であり、当業者によって公知の方法により、公知の化合物から形成することができる。
本発明の方法に従って製造される化合物及び中間体は、精製を必要とする場合がある。有機化合物の精製は、当業者には公知であり、当化合物を精製する方法はいくつかあり得る。場合により、精製が必要ないことがある。場合により、その化合物は結晶化によって精製することができる。場合により、好適な溶媒を用いて、不純物を攪拌除去することができる。場合により、その化合物は、Biotage自動精製装置システム(SP4(登録商標)又はIsolera Four(登録商標))及びヘキサン/酢酸エチル又はDCM/メタノールの勾配などの溶離液と組み合わせた例えばプレパックシリカゲルカートリッジ、例えばBiotage SNAPカートリッジKP−Sil(登録商標)又はKP−NH(登録商標)を用いるクロマトグラフィー、特にはフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製することができる。場合により、化合物は、例えば、好適なプレパック逆相カラム及び水及びアセトニトリルの勾配などの溶離液(トリフルオロ酢酸、ギ酸又はアンモニア水などの添加物を含んでいても良い)と組み合わせたダイオードアレイ検出器及び/又はオンラインエレクトロスプレーオン化質量分析装置を搭載したWaters自動精製装置を用いる分取HPLCによって精製することができる。
場合により、上記の精製方法は、塩の形態での、十分に塩基性若しくは酸性官能性を有する本発明の化合物、例えば、十分に塩基性である本発明の化合物の場合は例えばトリフルオロ酢酸塩若しくはギ酸塩、又は十分に酸性である本発明の化合物の場合、例えばアンモニウム塩を提供することができる。この種類の塩は、当業者に公知の各種方法によって、それぞれその遊離塩基若しくは遊離酸に変換することができるか、その後の生物アッセイで塩として用いることができる。理解すべき点として、単離及び本明細書に記載の本発明の化合物の特定の形(例えば、塩、遊離塩基など)は、必ずしも、比生物活性を定量するために当該化合物を生物アッセイで用いることができる唯一の形態とは限らない。
実験の部−中間体
中間体1
ジメチル[2−(4−メチルフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート
2−ブロモ−1−(4−メチルフェニル)エタノン49.6gのアセトン(300mL)中溶液を、室温でマロン酸ジメチル10gのアセトン(120mL)中溶液に滴下した。反応混合物を室温で4時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル10:1)によって精製して、ジメチル[2−(4−メチルフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート10.3gを得た。
1H−NMR:(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=2.38(s、3H);3.60(d、2H);3.68(s、6H);3.97(t、1H);7.34(d、2H);7.89(d、2H)。
中間体2
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体1 1.6g及び3−(フルオロフェニル)ヒドラジン840mgのAcOH(50mL)中混合物を130℃で3時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.8gを得た。
1H−NMR:(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.37−3.48(m、2H);3.70(s、3H);4.04(dd、1H);7.16(ddt、1H);7.28(d、2H);7.39−7.52(m、3H);7.72−7.78(m、2H)。
中間体3
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体2 1.8g及び塩化銅(II)2.1gのアセトニトリル(75mL)中混合物を90℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、100%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.6gを得た。
1H−NMR:(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=2.36(s、3H);3.88(s、3H);7.29−7.38(m、3H);7.52−7.63(m、3H);7.84(d、2H);8.46(s、1H)。
中間体4
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体3 1.6g及び340mg水酸化リチウムのアセトニトリル(50mL)及び水(3mL)中混合物を室温で3時間攪拌した。次に、pH値を塩酸(10%)で調節して5〜6とした。固体を濾過によって回収し、水20mLで3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸1.3gを得た。
1H−NMR:(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=2.35(s、3H);7.27−7.35(m、3H);7.48−7.61(m、3H);7.80(d、2H);8.04(s、1H)。
中間体5
ジメチル[2−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート
2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)エタノン15.0g、マロン酸ジメチル59mL及び炭酸カリウム13.3gのアセトン(600mL)中混合物を室温で14時間攪拌した。変換が完了した後(TLC)、反応混合物を水に投入し、有機相を分離し、水及びブラインで洗浄した。減圧下に溶媒を留去した後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、50%酢酸エチルまで)によって精製して、ジメチル[2−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート17.0gを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]=3.63(d、2H);3.68(s、6H);3.97(t、1H);7.58−7.64(m、2H);7.98−8.04(m、2H)。
中間体6
メチル6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体5 1.1g及びフェニルヒドラジン418mgのAcOH(100mL)中混合物を130℃で3時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル2:1)によって精製して、メチル6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.2gを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6)δ=3.42−3.46(m、2H)、3.71(s、3H)、4.03−4.09(m、1H)、7.33−7.35(m、1H)、7.43−7.55(m、6H)、7.84−7.87(d、2H)。
中間体7
メチル6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体6 1.2g及び塩化銅(II)0.94gのアセトニトリル(70mL)中混合物を90℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル2:1)によって精製して、メチル6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.1gを得た。
1H−NMR(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.86(s、3H)、7.51−7.56(m、5H)、7.62−7.65(m、2H)、7.94−7.96(d、2H)、8.48(s、1H)。
中間体8
6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体7 1.1gのアセトニトリル(150mL)中混合物を水酸化リチウム0.2gで処理し、水3mLに溶かした。反応混合物を室温で3時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を5〜6に調節した。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸1.0gを得た。
1H−NMR(300MHz、25℃、メタノール−d4):δ=7.48−7.62(m、5H)、7.65−7.73(m、2H)、7.90−8.01(d、2H)、8.64(s、1H)。
中間体9
6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボニルクロライド
オキサリルクロライド174mgを、中間体8 300mgのジクロロメタン(10mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(33mg)中溶液にゆっくり加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を溶媒留去して乾固させて、粗6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボニルクロライド420mgを得て、それをそれ以上精製せずに直接次の段階に用いた。
中間体10
ジメチル[2−(3,4−ジメチルフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート
2−ブロモ−1−(3,4−ジメチルフェニル)エタノン4.0g、マロン酸ジメチル18.0g及び炭酸カリウム3.5gのアセトン(200mL)中混合物を、窒素の不活性雰囲気下に室温で2時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル4:1)によって精製して、ジメチル[2−(3,4−ジメチルフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート4.4gを得た。
1H−NMR(300MHz、25℃、DMSO−d6):δ=2.28(s、6H)、3.51−3.56(m、1H)、3.56−3.58(d、2H)、3.60−3.66(s、6H)、7.23−7.30(d、1H)、7.68−7.71(d、1H)、7.76(s、1H)。
中間体11
メチル6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体10 3.2g及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジンフェニルヒドラジン1.45gのAcOH(100mL)中混合物を130℃で3時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル4:1)によって精製して、メチル6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート2.7gを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=2.26(s、3H)、2.27(s、3H)、3.37−3.43(d、2H)、3.70(s、3H)、3.97−4.08(t、1H)、7.10−7.25(m、2H)、7.38−7.59(m、4H)、7.62(s、1H)。
中間体12
メチル6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体11 2.7g及び塩化銅(II)2.05gのアセトニトリル(63mL)中混合物を90℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル3:1)によって精製して、メチル6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート2.4gを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=2.25(s、3H)、2.27(s、3H)、3.87(s、3H)、7.22−7.37(m、2H)、7.50−7.63(m、4H)、7.70(s、1H)、8.42(s、1H)。
中間体13
6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体12 2.4gのアセトニトリル(41mL)中混合物を水酸化リチウム0.49gで処理し、水3mLに溶かした。反応混合物を室温で3時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を5〜6に調節した。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸2.1gを得た。
1H−NMR(300MHz、25℃、メタノール−d4):δ=7.25−7.31(m、1H)、7.52−7.62(m、5H)、7.95−7.98(d、2H)、8.69(s、1H)。
中間体14
6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボニルクロライド
オキサリルクロライド338mgを、中間体13 600mgのジクロロメタン(30mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(0.04mg)中溶液にゆっくり加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を溶媒留去して乾固させて、粗6−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボニルクロライド610mgを得て、それをそれ以上精製せずに直接次の段階に用いた。
中間体15
メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体5 5.0g及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジン2.44gのAcOH(100mL)中混合物を、130℃で5時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート3.2gを得た。
1H−NMR(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.36−3.53(m、2H);3.71(s、3H);4.07(dd、1H);7.17(ddt、1H);7.38−7.57(m、5H);7.85−7.90(m、2H)。
中間体16
メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体15 3.2g及び塩化銅(II)3.58gのアセトニトリル(100mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、100%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.9gを得た。
1H−NMR(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.88(s、3H);7.35(ddt、1H);7.52−7.64(m、5H);7.95−8.01(m、2H);8.51(s、1H)。
中間体17
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体16 1.9gのアセトニトリル(60mL)中混合物を水酸化リチウム0.38gで処理し、水4.3mLに溶かした。反応混合物を室温で5時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を調節して6とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸1.5gを得た。
1H−NMR(300MHz、25℃、メタノール−d4):δ=7.32(ddt、1H);7.49−7.62(m、5H);7.92−7.97(m、2H);8.02(s、1H)。
中間体18
メチル2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体5 1.0g及び(3−クロロフェニル)ヒドラジン501mgのAcOH(50mL)中混合物を130℃で3時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル勾配、25%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート850mgを得た。
1H−NMR(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.40−3.47(d、2H)、3.71(s、3H)、4.02−4.11(t、1H)、7.36−7.56(m、5H)、7.62(s、1H)、7.84−7.89(d、2H)。
中間体19
メチル2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体18 850mg及び塩化銅(II)606mgのアセトニトリル(75mL)中混合物を90℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル勾配、25%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート760mgを得た。
1H−NMR(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.88(s、3H)、7.51−7.70(m、5H)、7.72(s、1H)、7.79−7.82(d、2H)、8.50(s、1H)。
中間体20
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体19 760mgのアセトニトリル(50mL)中混合物を水酸化リチウム146mgで処理し、水3mLに溶かした。反応混合物を室温で3時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を5〜6に調節した。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸650mgを得た。
1H−NMR(300MHz、25℃、メタノール−d4):δ=7.49−7.62(m、3H);7.63−7.74(m、1H);7.77−7.83(m、1H);7.97(d、2H);8.19(s、1H)。
中間体21
メチル6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体1 1.6g及びフェニルヒドラジン720mgのAcOH(53mL)中混合物を130℃で3時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル勾配、30%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.7gを得た。
1H−NMR(300MHz、25℃、DMSO−d6):δ=2.34(s、3H)、3.36−3.43(d、2H)、3.70(s、3H)、3.98−4.05(t、1H)、7.25−7.36(m、3H)、7.40−7.55(m、4H)、7.70−7.75(d、2H)。
中間体22
メチル6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体21 1.7g及び塩化銅(II)2.13gのアセトニトリル(75mL)中混合物を、90℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル勾配、55%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.5gを得た。
1H−NMR(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=2.35(s、3H)、3.87(s、3H)、7.29−7.34(m、3H)、7.54−7.60(m、2H)、7.56−7.66(d、2H)、7.80−7.84(d、2H)、8.44(s、1H)。
中間体23
6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体22 1.5gのアセトニトリル(50mL)中混合物を、水酸化リチウム336mgで処理し、水3mLに溶かした。反応混合物を室温で3時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を5〜6に調節した。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸1.2gを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=2.35(s、3H)、7.29−7.32(m、2H)、7.48−7.58(m、3H)、7.64−7.67(m、2H)、7.83−7.85(d、2H)、8.39(s、1H)、13.83(s、1H)。
中間体24
メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体5 2.0g及び(3,5−ジフルオロフェニル)ヒドラジン1.11gの酢酸(60mL)中混合物を130℃で5時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.4gを得た。
1H−NMR:(400MHz、25℃、DMSO−d6):δ=3.37−3.50(m、2H);3.71(s、3H);4.10(dd、1H);7.22(tt、1H);7.35−7.40(m、2H);7.53−7.57(m、2H);7.89−7.92(m、2H)。
中間体25
メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体24 1.4g及び塩化銅(II)1.49gのアセトニトリル(30mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、90%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート880mgを得た。
UPLC−MS:Rt=1.39分(M++1=377/379)。
装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm。
中間体26
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体25 880mgのアセトニトリル(30mL)中混合物を水酸化リチウム168mgで処理し、水4.3mLに溶かした。反応混合物を室温で5時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を調節して6とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸660mgを得た。
1H−NMR:(300MHz、25℃、DMSO−d6):δ=7.39(tt、1H);7.49−7.57(m、4H);7.94−7.98(m、2H);8.01(s、1H)。
中間体27
メチル2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体1 2.0g及び(3,5−ジフルオロフェニル)ヒドラジン1.2gの酢酸(70mL)中混合物を130℃で5時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.5gを得た。
UPLC−MS:Rt=1.39分(M++1=359)。
装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm。
中間体28
メチル2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体27 1.5g及び塩化銅(II)1.69gのアセトニトリル(40mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、100%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート700mgを得た。
UPLC−MS:Rt=1.37分(M++1=357)。
装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm。
中間体29
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体28 700mgのアセトニトリル(20mL)中混合物を水酸化リチウム141mgで処理し、水1.5mLに溶かした。反応混合物を室温で5時間攪拌した。次に、塩酸(10%)でpH値を5〜6に調節した。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸360mgを得た。
1H−NMR:(300MHz、25℃、メタノール−d4):δ=7.30(d、2H);7.39(tt、1H);7.51(dd、2H);7.81(d、2H);7.97(s、1H)。
中間体30
ジメチル{2−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−オキソエチル}プロパンジオエート
2−ブロモ−1−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]エタノン(CAS1227004−73−0)2.5g、マロン酸ジメチル4.6mL及び炭酸カリウム2.1gのアセトン(70mL)中混合物を室温で14時間攪拌した。変換が完了した後(TLC)、反応混合物を水に投入し、アセトンを減圧下に留去した。得られた溶液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、溶媒を減圧下に留去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、ジメチル{2−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−オキソエチル}プロパンジオエート1.45gを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]=3.64−3.70(m、8H);4.00(t、1H);7.15(t、1H);7.74(d、2H);8.12(d、2H)。
中間体31
メチル6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体30 750mg及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジン542mgの酢酸(20mL)中混合物を100℃で5時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、50%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート655mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]=3.41−3.54(m、2H);3.71(s、3H);4.10(dd、1H);7.10(t、1H);7.18(ddt、1H);7.39−7.45(m、2H);7.46−7.54(m、1H);7.67(d、2H);7.99(d、2H)。
中間体32
メチル6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体31 650mg及び塩化銅(II)750mgのアセトニトリル(25mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、溶媒を減圧下に留去して、メチル6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート566mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]=3.89(s、3H);7.12(t、1H);7.36(ddt、1H);7.53−7.65(m、3H);7.71(d、2H);8.10(d、2H);8.54(s、1H)。
中間体33
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体32 564mgのTHF(7.7mL)中混合物を水酸化ナトリウム溶液(2N)1.9mLで処理した。反応混合物を室温で14時間攪拌した。THFを減圧下に留去し、残った水溶液をMTBEで2回抽出した。次に、水溶液のpHを塩酸(2N)で調節して3とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸483mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]=7.11(t、1H);7.34(bt、1H);7.52−7.65(m、3H);7.69(d、2H);8.09(d、2H);8.28(bs、1H)。
中間体34
ジメチル[2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]マロネート
マロン酸ジメチル5.8g及び炭酸カリウム4.5gを、2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン5gのアセトン(150mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、水で反応停止した。アセトンを留去し、残った水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、50%酢酸エチルまで)によって精製して、ジメチル[2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]マロネート5.2gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.57(d、2H)、3.67(s、6H)、3.81−3.88(m、3H)、3.96(t、1H)、7.05(d、2H)、7.93−8.01(m、2H)。
中間体35
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
ジメチル[2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]マロネート2g及び3−(フルオロフェニル)ヒドラジン1.43gのAcOH(57mL)中混合物を100℃で6時間攪拌した。次に、水及び酢酸エチルを加え、水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、疎水性フィルターMN617WA(Macherey−Nagel)によって濾過し、溶媒留去して乾固させた。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、50%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル−2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.3gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=357[M+H]+。
中間体36
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
メチル−2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.3g及び塩化銅(II)1.25gのアセトニトリル(40mL)中混合物を80℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を水に懸濁させ、沈殿を濾過して、メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.8gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=355[M+H]+。
中間体37
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.8g及び2N水酸化ナトリウム水溶液6.5mLのテトラヒドロフラン(30mL)中混合物を50℃で1時間攪拌した。次に、1M塩酸でpH値を調節して3とし、反応混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、疎水性フィルターMN617WA(Macherey−Nagel)によって濾過し、溶媒留去して乾固させて、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸1.71gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=0.72分;MS(ESIpos):m/z=341[M+H]+。
中間体38
ジメチル{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート
マロン酸ジメチル4.5g及び炭酸カリウム3.6gを、2−ブロモ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オン4.8gのアセトン(120mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、水で反応停止した。アセトンを留去し、残った水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、ジメチル{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート4.3gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.60−3.65(m、2H)、3.68(s、6H)、3.98(t、1H)、7.22−7.66(m、3H)、8.05−8.11(m、2H)。
中間体39
メチル6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
ジメチル{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート1.4g及び3−(フルオロフェニル)ヒドラジン0.82gのAcOH(35.6mL)中混合物を、70℃で3時間、室温で終夜及び90℃で2時間攪拌し、次に追加の3−(フルオロフェニル)ヒドラジン74mgを加え、100℃で2時間経過させた。反応混合物を溶媒留去して乾固させた。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、50%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.25gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.37−3.47(m、2H)、3.50−3.51(m、1H)、3.71(s、3H)、3.98−4.10(m、1H)、7.11−7.36(m、4H)、7.38−7.55(m、3H)、7.89−7.95(m、2H)。
中間体40
メチル6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
メチル6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.25g及び塩化銅(II)1.28gのアセトニトリル(43mL)中混合物を90℃で5時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を水に懸濁させ、沈殿を濾過して、メチル6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.12gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.25分;MS(ESIpos):m/z=391[M+H]+。
中間体41
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
メチル6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.12g及び2N水酸化ナトリウム水溶液3.6mLのテトラヒドロフラン(15mL)中混合物を室温で14時間攪拌した。次に、2M塩酸でpH値を調節して3とし、沈殿を濾過して、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸0.99gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=377[M+H]+。
中間体42
トリメチル{2−オキソ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}マロネート
マロン酸ジメチル4.1g及び炭酸カリウム3.2gを2−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタン−1−オン4.4gのアセトン(110mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、次に水で反応停止した。アセトンを留去し、残った水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、30%酢酸エチルまで)によって精製して、トリメチル{2−オキソ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}マロネート4.9gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.22分;MS(ESIpos):m/z=335[M+H]+。
中間体43
メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
トリメチル{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート2g及び3−(フルオロフェニル)ヒドラジン1.2gのAcOH(48mL)中混合物を100℃で3時間攪拌した。次に、水及び酢酸エチルを加え、水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、疎水性フィルターMN617WA(Macherey−Nagel)によって濾過し、溶媒留去して乾固させた。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、46%酢酸エチルまで)によって精製して、メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.48gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.38−3.53(m、2H)、3.71(s、3H)、4.06−4.12(m、1H)、7.14−7.21(m、1H)、7.38−7.53(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)。
中間体44
メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.48g及び塩化銅(II)1.21gのアセトニトリル(38mL)中混合物を80℃で2時間攪拌した。減圧下に溶媒留去後、残留物を水に懸濁させ、沈殿を濾過して、メチル6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.16gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=409.5[M+H]+。
中間体45
6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
メチル6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.16g及び2N水酸化ナトリウム水溶液3.6mLのテトラヒドロフラン(15mL)中混合物を50℃で1時間攪拌した。次に、1M塩酸でpH値を調節して3とし、反応混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、疎水性フィルターMN617WA(Macherey−Nagel)によって濾過し、溶媒留去して乾固させて、6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸1.06gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=0.75分;MS(ESIpos):m/z=395[M+H]+。
中間体46
ジメチル{2−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}マロネート
マロン酸ジメチル(9.894g、74.89mmol)及び炭酸カリウム(7.763g、56.17mmol)をアセトン(140mL)に加えた。冷却下に(0−5℃)、2−ブロモ−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノン(10g、37.4mmol)のアセトン(60mL)中溶液を滴下した。それを0〜5℃で2時間及び室温で終夜攪拌した。揮発性化合物をロータリーエバポレータで除去した。水及び酢酸エチルを加え、層を分離し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を濃塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、標題生成物8.03g(67%)を得た。
1H−NMR(400MHz、クロロホルム−d3):δ[ppm]=3.65(d、2H)、3.79(s、6H)、4.10(t、1H)、7.73−7.77(m、2H)、8.07−8.11(m、2H)。
中間体47
メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
段階1:酢酸(50mL)中のジメチル{2−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}マロネート(4.00g、12.57mmol)及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジン塩酸塩(1:1)(3.065g、18.85mmol)を、80℃で8時間攪拌した。そのようなバッチ二つを合わせ、ロータリーエバポレータで濃縮した。ヘキサンを加え、それをロータリーエバポレータで除去した。水及び酢酸エチルを加えた。層を分離し、水相を酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機層を水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮乾固して、メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート9.9g(99.9%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階2:メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート(4.9g、7.46mmol)をアセトニトリル(100mL)に溶かした。塩化銅(II)(3.007g、22.37mmol)を加え、それを90℃で9時間攪拌した。反応混合物を室温に到達させた。そのようなバッチ二つ及び小さいバッチ(215mg、0.327mmol)を合わせ、シリカゲル(60g)を加えた。揮発分を減圧下に除去した。それを、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、標題化合物2.3g(23%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.89(s、3H)、7.33−7.39(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.58−7.64(m、2H)、7.88(d、2H)、8.17(d、2H)、8.57(s、1H)。
中間体48
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
メチル2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート(2.3g、5.57mmol)をアセトニトリル(57mL)に溶かした。水酸化リチウム(400mg、16.71mmol)の水(5.7mL)中溶液を室温で加えた。それを室温で24時間攪拌した。水(10mL)を加えた。2N塩酸(9.56mL)を加えてpHを4に調節した。それを室温で1時間攪拌した。沈殿を吸引下に濾去し、水で4回洗浄し、50℃で24時間真空乾燥して、標題化合物1.89g(85%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=7.31−7.37(m、1H)、7.52−7.56(m、1H)、7.57−7.63(m、2H)、7.85(d、2H)、8.16(d、2H)、8.24(s、1H)。
中間体49
ジメチル[2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート
2−ブロモ−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノン(4.67g、17.64mmol)をアセトン(125mL)に溶かした。次に、マロン酸ジメチル(4.66g、35.3mmol)及び炭酸カリウム(3.65g、26.46mmol)を室温で加えた。それを室温で終夜攪拌した。反応混合物を水に投入し、アセトンを留去した。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル、勾配)によって精製して、標題生成物4.43g(83%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.62−3.67(m、8H)、3.97(t、1H)、7.78−7.81(m、1H)、7.84−7.88(m、1H)、8.00(dd、1H)。
中間体50
メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体ジメチル[2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート1.43g及び871mg(3−フルオロフェニル)ヒドラジンの酢酸(38mL)中混合物を、70℃で3時間、室温で終夜及び90℃で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物986mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.37−3.52(m、2H)、3.71(s、3H)、4.06−4.12(m、1H)、7.14−7.21(m、1H)、7.40−7.54(m、3H)、7.67−7.73(m、2H)、7.88(dd、1H)。
中間体51
メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート986mg及び1.05g塩化銅(II)のアセトニトリル(35mL)中混合物を90℃で5時間攪拌した。反応混合物を水で処理し、沈殿を濾過し、水で洗浄し、脱水して、標題化合物1.03gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.88(s、3H)、7.36(brt、1H)、7.54−7.66(m、4H)、7.70−7.77(m、1H)、7.84(brd、1H)、8.03(brd、1H)、8.55(s、1H)。
中間体52
6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート914mgのTHF(12mL)中混合物を、水酸化ナトリウム溶液(2N)1.2mLで処理した。反応混合物を室温で14時間攪拌した。混合物を水で希釈した後、塩酸(2N)でpHを調節して3とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、標題化合物850mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.31分;MS(ESIpos):m/z=363.0[M+H]+。
中間体53
メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体5ジメチル[2−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]プロパンジオエート及び698mg(3,5−ジクロロフェニル)ヒドラジン1.0gの酢酸(30mL)中混合物を100℃で2時間攪拌した。追加の(3,5−ジクロロフェニル)ヒドラジン698mgを加え、次に100℃で4時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物815mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.37−3.51(m、2H)、3.71(s、3H)、4.06−4.11(m、1H)、7.55(d、2H)、7.59(d、1H)、7.65(d、2H)、7.85−7.91(m、2H)。
中間体54
メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体70メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート810mg及び塩化銅(II)795mgのアセトニトリル(30mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。反応混合物を溶媒留去して乾固させ、残留物を水で処理し、沈殿を濾過し、水で洗浄し、脱水して、標題化合物834mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.88(s、3H)、7.57−7.61(m、2H)、7.77−7.79(m、1H)、7.84(d、2H)、7.96−8.00(m、2H)、8.51(s、1H)。
中間体55
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体メチル6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート834mgのTHF(10mL)中混合物を、水酸化ナトリウム溶液(2N)2.5mLで処理した。反応混合物を室温で14時間攪拌した。混合物を水で希釈した後、塩酸(2N)でpHを調節して3とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、標題化合物723mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.50分;MS(ESIpos):m/z=395.0[M−H]+。
中間体56
ジメチル[2−(3,4−ジクロロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート
ジメチル[2−(3,4−ジクロロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート(5.0g、18.6mmol)をアセトン(130mL)に溶かした。次に、マロン酸ジメチル(4.9g、37.3mmol)及び炭酸カリウム(3.86g、28.0mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、水に投入し、アセトンを留去した。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル、35%酢酸エチルまでの勾配)によって精製して、標題生成物3.62g(71%)を得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=321.0[M+H]+。
中間体57
メチル6−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体ジメチル[2−(3,4−ジクロロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート1.6g及び924mg(3−フルオロフェニル)ヒドラジンの酢酸(40mL)中混合物を70℃で3時間、次に90℃で2時間及び100℃で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、40%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物1.25gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.36−3.53(m、2H)、3.71(s、3H)、4.05−4.12(m、1H)、7.15−7.22(m、1H)、7.39−7.44(m、2H)、7.46−7.54(m、1H)、7.71−7.76(m、1H)、7.84(dd、1H)、8.06(d、1H)。
中間体58
メチル6−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体メチル6−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.25g及び塩化銅(II)1.27gのアセトニトリル(43mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。反応混合物を溶媒留去して乾固させ、残留物を水で処理し、沈殿を濾過し、水で洗浄し、脱水して、標題化合物1.14gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm3.88(s、3H)、7.36(brt、1H)、7.53−7.65(m、3H)、7.78(d、1H)、7.95(dd、1H)、8.23(d、1H)、8.57(s、1H)。
中間体59
6−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体メチル6−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.14gのTHF(15mL)中混合物を、水酸化ナトリウム溶液(2N)3.6mLで処理した。反応混合物を室温で14時間攪拌した。混合物を水で希釈した後、塩酸(2N)でpHを調節して3とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、標題化合物1.02gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=379.0[M−H]+。
中間体6〜中間体8の手順によって記載のものと同等の方法で、さらなる中間体を製造した。
中間体63
ジメチル{2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート
ジメチル[2−(3,4−ジクロロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート(5.0g、20.65mmol)をアセトン(145mL)に溶かした。次に、マロン酸ジメチル(5.45g、41.3mmol)及び炭酸カリウム(4.28g、31mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、水に投入し、沈殿を濾去し、水で洗浄し、凍結乾燥によって脱水して、標題化合物5.52gを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.02(s、6H)、3.48(d、2H)、3.67(s、6H)、3.93(t、1H)、6.66−6.77(m、2H)、7.76−7.85(m、2H)。
中間体64
メチル6−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体ジメチル{2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート2.0g及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジン1372mgの酢酸(55mL)中混合物を100℃で3時間攪拌した。反応混合物を冷却して室温とし、水で処理した。沈殿を濾去し、水で洗浄し、凍結乾燥によって脱水して、標題化合物1.6gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=2.97(s、6H)、3.33−3.37(m、2H)、3.69(s、3H)、3.98(dd、1H)、6.75(d、2H)、7.10−7.17(m、1H)、7.40−7.49(m、3H)、7.70(d、2H)。
中間体65
メチル6−[3−クロロ−4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体メチル6−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート1.63g及び塩化銅(II)1.78gのアセトニトリル(47mL)中混合物を90℃で4時間攪拌した。反応混合物を溶媒留去して乾固させ、残留物を水で処理し、沈殿を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。粗取得物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、50%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物1.55gを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=402.1[M−H]+。
中間体66
6−[3−クロロ−4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体メチル6−[3−クロロ−4−(ジメチルアミノ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート500mgのTHF(6mL)中混合物を、水酸化ナトリウム溶液(2N)1.55mLで処理した。反応混合物を室温で14時間攪拌した。混合物を水で希釈した後、塩酸(2N)でpHを調節して3とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、乾燥機で乾燥させて、標題化合物397mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=2.79(s、6H)、7.20(d、1H)、7.28−7.34(m、1H)、7.51−7.60(m、3H)、7.81−7.85(m、1H)、7.91(d、1H)、8.02(s、1H)。
中間体67
ジメチル{2−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート
2−ブロモ−1−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]エタノン(268mg、0.94mmol)をアセトン(7mL)に溶かした。次に、マロン酸ジメチル(249mg、1.88mmol)及び炭酸カリウム(196mg、1.4mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、水に投入し、沈殿を濾去し、水で洗浄し、凍結乾燥によって脱水して、標題化合物235mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.30(m、4H)、3.51(d、2H)、3.67(s、6H)、3.70−3.75(m、4H)、3.91−3.97(m、1H)、6.99(d、2H)、7.85(d、2H)。
中間体68
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体ジメチル{2−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート235mg及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジン141mgの酢酸(5.6mL)中混合物を100℃で7時間攪拌した。反応混合物を冷却して室温とし、水及び酢酸エチルで処理した。相を分離し、水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、60%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物261mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.18−3.25(m、4H)、3.70(s、3H)、3.72−3.78(m、4H)、3.99−4.05(m、1H)、6.97−7.03(m、2H)、7.11−7.19(m、1H)、7.39−7.50(m、3H)、7.70−7.77(m、2H)。
中間体69
メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
中間体メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート262mg及び塩化銅(II)214mgのアセトニトリル(7mL)中混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合物を溶媒留去して乾固させ、残留物を水で処理した。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、標題化合物346mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.17分;MS(ESIpos):m/z=410.2[M−H]+。
中間体70
2−(3−フルオロフェニル)−6−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
中間体メチル2−(3−フルオロフェニル)−6−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート346mgのTHF(13mL)中混合物を、水酸化ナトリウム溶液(2N)1.1mLで処理した。反応混合物を50℃で1時間攪拌した。混合物を水で希釈した後、塩酸(2N)でpHを調節して3とした。固体を濾過によって回収し、水で3回洗浄し、凍結乾燥によって、標題化合物167mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.750×2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=0.61分;MS(ESIpos):m/z=396.1[M+H]+。
中間体71
ジメチル{2−[4−(フルオロメチル)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート
2−ブロモ−1−[4−(フルオロメチル)フェニル]エタノン(5.5g、23.80mmol)をアセトン(120mL)に溶かした。マロン酸ジメチル(6.94g、52.50mmol)及び炭酸カリウム(5.0g、36.18mmol)を加え.それを室温で終夜攪拌した。減圧下にロータリーエバポレータで体積を半分減らした。次に、それを少量のブラインを含む水(550mL)に投入した。層を分離し、水相を酢酸エチル(200mL)で3回抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し及び濃塩化ナトリウム水溶液、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。類似の条件下で製造した第2のバッチ(原料のブロミドケトン0.5g)を加え、揮発分を高真空下に70℃で除去した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、標題生成物5.59g(76%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.65(d、2H)、3.68(s、6H)、3.99(t、1H)、5.54(d、2H)、7.56(d、2H)、8.04(d、2H)。
中間体72
メチル6−[4−(フルオロメチル)フェニル]−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
ジメチル{2−[4−(フルオロメチル)フェニル]−2−オキソエチル}マロネート(2.50g、8.86mmol)を酢酸(31.4mL)に溶かした。ヒドラジンのTHF中溶液(14mL、1.0M、14mmol)を室温で加えた。次に、それを85℃で終夜攪拌した。反応混合物を冷却し、水(150mL)を加えた。それをしばらく攪拌し、沈殿を吸引下に濾去し、水で3回洗浄し、50℃で真空乾燥して、標題化合物834mg(36%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。2時間後、第2のバッチを濾取することができ、水で3回洗浄し、50℃で真空乾燥して、標題化合物270mg(12%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.19(dd、1H)、3.28(dd、1H)、3.67(s、3H)、3.75(dd、1H)、5.46(d、2H)、7.47(dd、2H)、7.80(d、2H)、11.29(s、1H)。
中間体73
メチル6−[4−(フルオロメチル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
メチル6−[4−(フルオロメチル)フェニル]−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート(1.00g、3.78mmol)をアセトニトリル(20mL)に溶かした。二塩化銅(1.60g、11.90mmol)を加え、それを90℃で1時間攪拌した。反応混合物を冷却し、水(150mL)に投入した。それを10分間攪拌した。沈殿を吸引濾過し、水で3回洗浄し、50℃で真空乾燥して、標題化合物1.02gを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.85(s、3H)、5.48(d、2H)、7.53(brd、2H)、7.93(brd、2H)、8.39(s、1H)、13.69(brs、1H)。
中間体74
6−[4−(フルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
段階1:フラスコに、2−(3−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.02g、4.58mmol)及びモレキュラーシーブス(800mg、0.4nm、粒径:<50μm)を入れた。アセトニトリル(15mL)、メチル6−[4−(フルオロメチル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート(0.80g、3.05mmol)、ジエチルアミン(851μL、6.10mmol)、ピリジン(494μL、6.10mmol)、及び無水二酢酸銅(1.20g、6.61mmol)を加えた。それを室温で終夜攪拌した。2−(3−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.5当量)及び無水二酢酸銅(0.25当量)を加え、室温での攪拌を24時間続けた。再度、2−(3−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.5当量)及び無水二酢酸銅(0.25当量)を加え、それを室温で週末にかけて攪拌した。2−(3−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.5当量)及び無水二酢酸銅(0.25当量)を加え、室温での攪拌を24時間続けた。水(80mL)を加え、水酸化ナトリウム(2N、11mL)でpHを調節して3とした。それをしばらく攪拌し、沈殿を濾去し、水で3回洗浄した。固体残留物をメタノール(15mL)中で攪拌し、濾過した。再度、残った固体をメタノール(15mL)中で攪拌し、濾過した。濾液を合わせ、濃縮した。残留物をメタノールに溶かし、珪藻土で濾過し、減圧下に濃縮し、50℃で終夜真空乾燥して、ボロネートからの不純物を少量含む生成物1.495gを得た。
段階2:第1段階からの取得物をTHF(50.5mL)に溶かした。水(2.7mL)中の水酸化リチウム(222mg)を加え、室温で3時間攪拌した。水(50mL)を加え、pHを調節してpH6とした(3mL、2N HCl)。反応混合物を濃縮して、その体積の半量とした。沈殿を吸引下に濾去し、水で洗浄し、50℃で真空乾燥して、標題化合物340mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=5.50(d、2H)、7.31−7.34(m、1H)、7.41−7.52(m、3H)、7.55(brd、2H)、8.01(brd、2H)、8.58(brs、1H)。
中間体75
メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
ジメチル[2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]マロネート(中間体49)2.35g及び(3,5−ジフルオロフェニル)ヒドラジン1.23gの酢酸(70mL)中混合物を、130℃で3時間及び室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、30%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物1.5gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.15(dd、1H);3.55(dd、1H);3.78−3.84(m+s、4H);6.75(tt、1H);7.23(t、1H);7.28(dd、2H);7.70(ddd、1H);7.87(dd、1H)。
中間体76
メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート
メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−カルボキシレート(中間体75)1.5g及び塩化銅(II)1.52gのアセトニトリル(100mL)中混合物を90℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル勾配、30%酢酸エチルまで)によって精製して、標題化合物740mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=4.01(s、3H);6.91(tt、1H);7.28(t、1H);7.35(dd、2H);7.73(ddd、1H);7.91(dd、1H);8.26(s、1H)。
中間体77
6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸
メチル6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキシレート(中間体76)740mgのアセトニトリル(40mL)中混合物を水酸化リチウム溶液(2N)2mLで処理した。反応混合物を室温で3時間攪拌した。固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥機で乾燥させて、標題化合物700mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=7.39(tt、1H);7.49−7.57(m、3H);7.93−8.02(m、2H);8.15(dd、1H)。
実験の部−実施例
下記の実施例は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体4 150mg、2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール100mg、HATU 270mg及びエチルジイソプロピルアミン0.25mLのDMF(6mL)中溶液を室温で1時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル1:1)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド66.2mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=0.83−0.93(m、6H)、1.93−2.00(m、1H)、2.36(s、3H)、3.42−3.45(m、1H)、3.47−3.56(m、1H)、3.82−3.87(m、1H)、4.78−4.81(t、1H)、7.32−7.41(m、3H)、7.53−7.65(m、3H)、7.83−7.86(m、2H)、8.63(s、1H)、9.42−9.45(d、1H)。
実施例2
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
経路A:
中間体4 150mg、(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール95mg、HATU 264mg及びエチルジイソプロピルアミン0.24mLのDMF(8mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C185μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド120mgを得た。
経路B:
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:tert−ブチルメチルエーテル/メタノール50:50、流量50mL/分)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例1)40mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド20mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=0.83−0.93(m、6H)、1.93−2.00(m、1H)、2.36(s、3H)、3.42−3.45(m、1H)、3.47−3.56(m、1H)、3.82−3.87(m、1H)、4.78−4.81(t、1H)、7.32−7.41(m、3H)、7.53−7.65(m、3H)、7.83−7.86(m、2H)、8.63(s、1H)、9.42−9.45(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=1.2分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE(0.1%ジエチルアミン)/メタノール50:50、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例3
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
実施例2経路2による実施例1 40mgの分離によってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド20mgが得られた。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=0.83−0.93(m、6H)、1.93−2.00(m、1H)、2.36(s、3H)、3.42−3.45(m、1H)、3.47−3.56(m、1H)、3.82−3.87(m、1H)、4.78−4.81(t、1H)、7.32−7.41(m、3H)、7.53−7.65(m、3H)、7.83−7.86(m、2H)、8.63(s、1H)、9.42−9.45(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=1.56分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE(0.1%ジエチルアミン)/メタノール50:50、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例4
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体4 100mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール80mg、HATU 176mg及びエチルジイソプロピルアミン0.16mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C185μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド80mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.42−3.52(m、2H);7.71−3.79(m、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.34(d、2H);7.38(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.66(m、2H);7.85(d、2H);8.64(s、1H);9.67(t、1H)。
実施例5
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×20mm、溶離液:ヘキサン/エタノール勾配20−50%エタノール、流量20mL/分)での2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例4)75mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 24mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.42−3.52(m、2H);7.71−3.79(m、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.34(d、2H);7.38(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.66(m、2H);7.85(d、2H);8.64(s、1H);9.67(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.59分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配20−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例6
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例5による実施例4 75mgの分離によってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 25mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.42−3.52(m、2H);7.71−3.79(m、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.34(d、2H);7.38(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.66(m、2H);7.85(d、2H);8.64(s、1H);9.67(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.36分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配20−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例7
2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体4 100mg、2−アミノプロパン−1−オール70mg、HATU 176mg及びエチルジイソプロピルアミン0.23mLのDMF(10mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル1:1)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド51mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=1.13−1.15(d、3H)、2.35(s、3H)、3.42(t、2H)、3.98−4.04(t、1H)、4.90(m、1H)、7.48−7.56(m、3H)、7.51−7.53(m、1H)、7.56−7.62(m、2H)、7.93−7.94(m、2H)、8.60(s、1H)、9.43−9.45(d、1H)。
実施例8
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/エタノール70:30、流量50mL/分)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例7)45mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド10mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.13−1.15(d、3H)、2.35(s、3H)、3.42(t、2H)、3.98−4.04(t、1H)、4.90(m、1H)、7.48−7.56(m、3H)、7.51−7.53(m、1H)、7.56−7.62(m、2H)、7.93−7.94(m、2H)、8.60(s、1H)、9.43−9.45(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.82分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配5−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例9
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
実施例8による実施例7の分離45mgによってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド10mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=1.13−1.15(d、3H)、2.35(s、3H)、3.42(t、2H)、3.98−4.04(t、1H)、4.90(m、1H)、7.48−7.56(m、3H)、7.51−7.53(m、1H)、7.56−7.62(m、2H)、7.93−7.94(m、2H)、8.60(s、1H)、9.43−9.45(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.55分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配5−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例10
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体4 100mg、1−アミノ−3−メチルブタン−2−オール64mg、HATU 176mg及びエチルジイソプロピルアミン0.16mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C185μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド50mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.88(t、6H);1.61(sp、1H);2.37(s、3H);3.15−3.25(m、1H);3.49−3.57(m、1H);4.90(d、1H);7.35(d、2H);7.37(ddt、1H);7.54(ddd、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、2H);8.62(s、1H);9.57(t、1H)。
実施例11
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/エタノール勾配、20−50%エタノール、流量40mL/分)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例10)45mgのHPLC分離によって、17mg2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.88(t、6H);1.61(sp、1H);2.37(s、3H);3.15−3.25(m、1H);3.49−3.57(m、1H);4.90(d、1H);7.35(d、2H);7.37(ddt、1H);7.54(ddd、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、2H);8.62(s、1H);9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.40分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配20−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例12
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例11による実施例10の分離45mgによってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 17mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=0.88(t、6H);1.61(sp、1H);2.37(s、3H);3.15−3.25(m、1H);3.49−3.57(m、1H);4.90(d、1H);7.35(d、2H);7.37(ddt、1H);7.54(ddd、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、2H);8.62(s、1H);9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.34分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配20−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例13
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体4 90mg、1−アミノプロパン−2−オール42mg、HATU 158mg及びエチルジイソプロピルアミン0.15mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド50mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.08(d、3H);2.37(s、3H);3.20(ddd、1H);3.41(ddd、1H);3.74−3.82(m、1H);4.89(d、1H);7.34(d、2H);7.37(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、1H);8.62(s、1H);9.55(t、1H)。
実施例14
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×20mm、溶離液:ヘキサン/2−プロパノール勾配、20−50%2−プロパノール、流量20mL/分)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例13)45mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 12mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.08(d、3H);2.37(s、3H);3.20(ddd、1H);3.41(ddd、1H);3.74−3.82(m、1H);4.89(d、1H);7.34(d、2H);7.37(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、1H);8.62(s、1H);9.55(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.97分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/2−プロパノール勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例15
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例14による実施例13 45mgの分離によってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 12mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=1.08(d、3H);2.37(s、3H);3.20(ddd、1H);3.41(ddd、1H);3.74−3.82(m、1H);4.89(d、1H);7.34(d、2H);7.37(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、1H);8.62(s、1H);9.55(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.31分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/2−プロパノール勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例16
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体4 110mg、1−アミノ−3−メトキシプロパン−2−オール71mg、HATU 193mg及びエチルジイソプロピルアミン0.18mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド32mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.22−3.32(m+s、6H);3.53(ddd、1H);3.71−3.80(m、1H);5.16(d、1H);7.34(d、2H);7.37(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、2H);8.62(s、1H);9.56(t、1H)。
実施例17
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:tert−ブチルメチルエーテル/アセトニトリル50−50%、流量40mL/分)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例16)30mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 10mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.22−3.32(m+s、6H);3.53(ddd、1H);3.71−3.80(m、1H);5.16(d、1H);7.34(d、2H);7.37(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、2H);8.62(s、1H);9.56(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.08分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:tert−ブチルメチルエーテル(0.1%ジエチルアミン)/アセトニトリル50−50%、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例18
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例17による実施例16 30mgの分離によってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 10mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.22−3.32(m+s、6H);3.53(ddd、1H);3.71−3.80(m、1H);5.16(d、1H);7.34(d、2H);7.37(ddt、1H);7.52−7.57(m、1H);7.58−7.65(m、2H);7.85(d、2H);8.62(s、1H);9.56(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.63分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:tert−ブチルメチルエーテル(0.1%ジエチルアミン)/アセトニトリル50−50%、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例19
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体5 150mg、2−アミノエタノール54mg及びジエチルアミン0.06mLのジクロロメタン(20mL)中溶液を、氷水浴下で10分間攪拌した。次に、水を加えることで反応停止し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル1:3)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド39mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=3.31(s、3H)、3.39−3.43(t、2H)、3.50−3.54(m、2H)、4.83−4.86(t、1H)、7.28−7.38(m、3H)、7.52−7.62(m、3H)、7.82−8.19(m、2H)、8.60(s、1H)、9.50−9.53(t、1H)。
実施例20
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 80mg、(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール48mg、HATU 132mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド12mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.87−0.94(m、6H);1.90−2.03(m、1H);3.40−3.48(m、1H);3.51−3.58(m、1H);3.81−3.89(m、1H);4.80(t、1H);7.39(ddt、1H);7.53−7.65(m、5H);8.00(d、2H);8.66(s、1H);9.40(d、1H)。
実施例21
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 100mg、(2S)−2−アミノブタン−1−オール52mg、HATU 165mg及びエチルジイソプロピルアミン0.15mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド8mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0.91(m、3H);1.43−1.54(m、1H);1.60−1.70(m、1H);3.39−3.46(m、1H);3.48−3.55(m、1H);3.85−3.93(m、1H);4.86(t、1H);7.39(ddt、1H);7.53−7.65(m、5H);8.00(d、2H);8.65(s、1H);9.37(d、1H)。
実施例22
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
オキサリルクロライド166mgを中間体17 300mgのジクロロメタン(20mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(32mg)中溶液にゆっくり加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を溶媒留去して乾固させて、粗6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボニルクロライド450mgを得た。この取得物200mg、2−アミノプロパン−1−オール83mg及びジエチルアミン0.08mLのジクロロメタン(20mL)中溶液を氷水浴下で10分間攪拌した。次に、水を加えることによって反応停止し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル4:1)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド75mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.16(d、3H);3.40−3.49(m、2H);3.99−4.07(m、1H);4.94(t、1H);7.38(ddt、1H);7.52−7.65(m、5H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.44(d、1H)。
実施例23
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
経路A:
キラルカラム(Chiralpak IC 5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/メタノール50−50%、流量50mL/分)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例22)60mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド22mgを得た。
経路B:
中間体17 580mg、(2S)−2−アミノプロパン−1−オール253mg、HATU 960mg及びエチルジイソプロピルアミン0.88mLのDMF(30mL)中溶液を室温で90分間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール勾配、3%メタノールまで)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド560mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.16(d、3H);3.40−3.49(m、2H);3.99−4.07(m、1H);4.94(t、1H);7.38(ddt、1H);7.52−7.65(m、5H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.44(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.74分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IC 3μM 100×4.6mm;溶離液:エタノール(0.1%ジエチルアミン)/メタノール50:50、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例24
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
実施例23による実施例22 60mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド22mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=1.16(d、3H);3.40−3.49(m、2H);3.99−4.07(m、1H);4.94(t、1H);7.38(ddt、1H);7.52−7.65(m、5H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.44(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.22分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IC 3μM 100×4.6mm;溶離液:エタノール(0.1%ジエチルアミン)/メタノール50:50、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例25
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 150mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール112mg、HATU 248mg及びエチルジイソプロピルアミン0.23mLのDMF(7.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド130mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.75(ddd、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.39(ddt、1H);7.53−7.66(m、5H);8.00(d、2H);8.67(s、1H);9.64(t、1H)。
実施例26
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×20mm、溶離液:ヘキサン/エタノール勾配20−50%エタノール、流量20mL/分)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例25)130mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 65mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.75(ddd、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.39(ddt、1H);7.53−7.66(m、5H);8.00(d、2H);8.67(s、1H);9.64(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.4分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配5−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例27
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例26による実施例25 130mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 65mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.75(ddd、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.39(ddt、1H);7.53−7.66(m、5H);8.00(d、2H);8.67(s、1H);9.64(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=8.3分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配5−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例28
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 100mg、1−アミノ−3−メチルブタン−2−オール60mg、HATU 165mg及びエチルジイソプロピルアミン0.15mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド50mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0−91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.16−3.26(m、1H);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.38(ddt、1H);7.53−7.66(m、5H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.54(t、1H)。
実施例29
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/エタノール勾配20−50%エタノール、流量40mL/分)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例28)50mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 15mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0−91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.16−3.26(m、1H);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.38(ddt、1H);7.53−7.66(m、5H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.54(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.67分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配20−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例30
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例29による実施例28 50mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 15mgを得た。
1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0−91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.16−3.26(m、1H);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.38(ddt、1H);7.53−7.66(m、5H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.54(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.78分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配20−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例31
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 110mg、1−アミノ−3−メトキシプロパン−2−オール67mg、HATU 182mg及びエチルジイソプロピルアミン0.17mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール勾配、2%メタノールまで)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド28mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.22−3.34(m+s、6H);3.53(ddd、1H);3.71−3.79(m、1H);5.17(d、1H);7.38(ddt、1H);6.53−7.66(m、5H);8.00(d、2H);8.65(s、1H);9.53(t、1H)。
実施例32
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン(A)/エタノール(B)勾配85−45%A+15−55%B、流量40mL/分)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例31)26mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 10mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.22−3.34(m+s、6H);3.53(ddd、1H);3.71−3.79(m、1H);5.17(d、1H);7.38(ddt、1H);6.53−7.66(m、5H);8.00(d、2H);8.65(s、1H);9.53(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=7.23分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)(A)/エタノール(B)勾配95−50%A+5−50%B、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例33
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例32による実施例31 26mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 12mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.22−3.34(m+s、6H);3.53(ddd、1H);3.71−3.79(m、1H);5.17(d、1H);7.38(ddt、1H);6.53−7.66(m、5H);8.00(d、2H);8.65(s、1H);9.53(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=8.02分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)(A)/エタノール(B)勾配95−50%A+5−50%B、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例34
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 200mg、1−アミノプロパン−2−オール87mg、HATU 331mg及びエチルジイソプロピルアミン0.3mLのDMF(10mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール勾配、2%メタノールまで)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド220mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.26(d、3H);2.46−2.55(m、1H);3.41(ddd、1H);3.63(ddd、1H);4.00−4.10(m、1H);7.20(ddt、1H);7.39−7.44(m、1H);7.45−7.55(m、4H);7.85(d、2H);8.79(s、1H);9.85(t、1H)。
実施例35
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/2−プロパノール50:50+0.1%ジエチルアミン、流量40mL/分)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例34)220mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド69mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.26(d、3H);2.46−2.55(m、1H);3.41(ddd、1H);3.63(ddd、1H);4.00−4.10(m、1H);7.20(ddt、1H);7.39−7.44(m、1H);7.45−7.55(m、4H);7.85(d、2H);8.79(s、1H);9.85(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.98分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/2−プロパノール50:50、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例36
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
経路A:
中間体17 100mg、(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オール44mg、HATU 165mg及びエチルジイソプロピルアミン0.15mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド65mgを得た。
経路B:
実施例35による実施例34 220mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド58mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.26(d、3H);2.46−2.55(m、1H);3.41(ddd、1H);3.63(ddd、1H);4.00−4.10(m、1H);7.20(ddt、1H);7.39−7.44(m、1H);7.45−7.55(m、4H);7.85(d、2H);8.79(s、1H);9.85(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.58分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/2−プロパノール50:50、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
旋光度:
[α]D 20=11.8°+/−0.07°(c=9.7mg/mL、メタノール)。
実施例37
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 80mg、(S)−(+)−2−アミノ−4−メチルペンタン−1−オール54mg、HATU 132mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド11mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.89(d、6H);1.38−1.45(m、2H);1.56−1.66(m、1H);3.38−3.51(m、2H);4.03−4.13(m、1H);4.86(t、1H);7.38(ddt、1H);7.52−7.65(m、5H);8.00(d、2H);8.66(s、1H);9.32(d、1H)。
実施例38
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 300mg、2−アミノ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)エタノール228mg、HATU 496mg及びエチルジイソプロピルアミン0.45mLのDMF(15mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール勾配、3%メタノールまで)を行って、6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド360mgを得た。
UPLC−MS:Rt=1.25分(M++1=458)。
装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm。
実施例39
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/MTBE勾配、10−20%エタノール、流量50mL/分)での6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例38)360mgのHPLC分離によって、異性体混合物137を得て、それについて再度キラルHPLC(Chiralpak ID5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/MTBE10:90、流量50mL/分)を行って、6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1 74mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.69−1.78(m、1H);2.07−2.15(m、1H);2.58−2.68(m、1H);3.64(dd、1H);3.71−3.81(m、2H);3.86−3.96(m、3H);4.13−4.21(m、1H);7.20(ddt、1H);7.41(td、1H);7.44−7.55(m、4H);7.84(d、2H);8.78(s、1H);9.85(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.72分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak ID3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE/エタノール90:10、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例40
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/MTBE勾配、10−20%エタノール、流量50mL/分)での6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例38)360mgのHPLC分離によって、異性体混合物137を得て、それについて再度キラルHPLC(Chiralpak ID5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/MTBE10:90、流量50mL/分)を行って、6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2 52mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.75−1.84(m、1H);2.06−2.15(m、1H);2.60−2.69(m、1H);3.63(dd、1H);3.67−3.81(m、3H);3.86−3.96(m、2H);4.11−4.20(m、1H);7.20(ddt、1H);7.41(td、1H);7.45−7.56(m、4H);7.84(d、2H);8.79(s、1H);9.93(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.28分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak ID3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE/エタノール90:10、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例41
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体3
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/MTBE勾配、10−20%エタノール、流量50mL/分)での6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例38)360mgのHPLC分離によって、6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体3 55mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.75−1.84(m、1H);2.06−2.15(m、1H);2.60−2.69(m、1H);3.63(dd、1H);3.67−3.81(m、3H);3.86−3.96(m、2H);4.11−4.20(m、1H);7.20(ddt、1H);7.41(td、1H);7.45−7.56(m、4H);7.84(d、2H);8.79(s、1H);9.93(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.72分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE/エタノール勾配10−20%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例42
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体4
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:エタノール/MTBE勾配、10−20%エタノール、流量50mL/分)での6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例38)360mgのHPLC分離によって、6−(クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体4 72mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.69−1.78(m、1H);2.07−2.15(m、1H);2.58−2.68(m、1H);3.64(dd、1H);3.71−3.81(m、2H);3.86−3.96(m、3H);4.13−4.21(m、1H);7.20(ddt、1H);7.41(td、1H);7.44−7.55(m、4H);7.84(d、2H);8.78(s、1H);9.85(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.27分。
装置:Agilent HPLC1260;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE/エタノール勾配10−20%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例43
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体29 80mg、(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール46mg、HATU 126mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(3.8mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド55mgを得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ=0.89(d、3H);0.92(d、3H);1.92−2.02(m、1H);3.41−3.47(m、1H);3.52−3.58(m、1H);3.81−3.88(m、1H);4.81(t、1H);7.48(tt、1H);7.54−7.61(m、4H);8.01(d、2H);8.66(s、1H);9.33(d、1H)。
実施例44
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体29 100mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール71mg、HATU 157mg及びエチルジイソプロピルアミン0.14mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド80mgを得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.28(m、1H);6.67(d、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.62(m、4H);8.02(d、2H);8.67(s、1H);9.57(t、1H)。
実施例45
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:CO2/エタノール90:10、流量100mL/分、T=40℃、p=150バール)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例44)80mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 22mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.28(m、1H);6.67(d、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.62(m、4H);8.02(d、2H);8.67(s、1H);9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.01分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液:CO2/エタノール勾配90:10、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm。
実施例46
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例45による実施例44 80mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 37mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.28(m、1H);6.67(d、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.62(m、4H);8.02(d、2H);8.67(s、1H);9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.28分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液:CO2/エタノール勾配90:10、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm。
実施例47
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体29 80mg、(2S)−2−アミノプロパン−1−オール33mg、HATU 126mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(3.8mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド35mgを得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ=1.16(d、3H);3.41−3.48(m、2H);4.00−4.07(m、1H);4.94(t、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.61(m、4H);8.01(d、2H);8.65(s、1H);9.37(d、1H)。
実施例48
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体29 100mg、1−アミノ−3−メチルブタン−2−オール塩酸塩(1:1)77mg、HATU 157mg及びエチルジイソプロピルアミン0.19mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド40mgを得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0.91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.19−3.26(m、1H);3.28−3.36(m、1H、水シグナルの下のシグナル);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.61(m、4H);8.01(d、2H);8.65(s、1H);9.47(t、1H)。
実施例49
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量40mL/分、温度:25℃)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例48)40mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 15mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0.91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.19−3.26(m、1H);3.28−3.36(m、1H、水シグナルの下のシグナル);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.61(m、4H);8.01(d、2H);8.65(s、1H);9.47(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.17分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例50
6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実実施例49による施例48 40mgの分離によってさらに、6−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 15mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.85−0.91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.19−3.26(m、1H);3.28−3.36(m、1H、水シグナルの下のシグナル);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.48(tt、1H);7.53−7.61(m、4H);8.01(d、2H);8.65(s、1H);9.47(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.13分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例51
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体32 80mg、(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール48mg、HATU 133mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド50mgを得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ=0.89(d、3H);0.92(d、3H);1.93−2.01(m、1H);2.37(s、3H);3.41−3.47(m、1H);3.51−3.58(m、1H);3.81−3.88(m、1H);4.81(t、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.52−7.58(m、2H);7.86(d、2H);8.63(s、1H);9.37(d、1H)。
実施例52
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体32 100mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール75mg、HATU 167mg及びエチルジイソプロピルアミン0.15mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド90mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.28(m、1H);6.66(d、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.53−7.58(m、2H);7.87(d、2H);8.64(s、1H);9.60(t、1H)。
実施例53
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量40mL/分、温度:25℃)での2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例52)90mgのHPLC分離によって、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 38mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.28(m、1H);6.66(d、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.53−7.58(m、2H);7.87(d、2H);8.64(s、1H);9.60(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.92分
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例54
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例53による実施例52 90mgの分離によってさらに、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 40mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=2.37(s、3H);3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.28(m、1H);6.66(d、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.53−7.58(m、2H);7.87(d、2H);8.64(s、1H);9.60(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.36分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例55
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体32 80mg、(2S)−2−アミノプロパン−1−オール35mg、HATU 133mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド45mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.16(d、3H);2.37(s、3H);3.41−3.48(m、2H);4.00−4.08(m、1H);4.94(t、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.52−7.58(m、2H);7.86(d、2H);8.62(s、1H);9.40(d、1H)。
実施例56
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体32 100mg、1−アミノ−3−メチルブタン−2−オール塩酸塩82mg、HATU 167mg及びエチルジイソプロピルアミン0.2mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド70mgを得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ=0.87(d、3H);0.89(d、3H);1.57−1.66(m、1H);2.37(s、3H);3.21(ddd、1H);3.30−3.34(m、1H、水シグナルの下のシグナル);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.52−7.57(m、2H);7.86(d、2H);8.62(s、1H);9.50(t、1H)。
実施例57
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量40mL/分、温度:25℃)での2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例56)70mgのHPLC分離によって、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 35mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.87(d、3H);0.89(d、3H);1.57−1.66(m、1H);2.37(s、3H);3.21(ddd、1H);3.30−3.34(m、1H、水シグナルの下のシグナル);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.52−7.57(m、2H);7.86(d、2H);8.62(s、1H);9.50(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.44分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例58
2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例57による実施例56 70mgの分離によってさらに、2−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 35mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.87(d、3H);0.89(d、3H);1.57−1.66(m、1H);2.37(s、3H);3.21(ddd、1H);3.30−3.34(m、1H、水シグナルの下のシグナル);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.34(d、2H);7.47(tt、1H);7.52−7.57(m、2H);7.86(d、2H);8.62(s、1H);9.50(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.14分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例59
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体20 80mg、(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール46mg、HATU 126mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド55mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.88(d、3H);0.92(d、3H);1.91.2.02(m、1H);3.41−3.47(m、1H);3.52−3.57(m、1H);3.81−3.88(m、1H);4.82(t、1H);7.55−7.62(m、4H);7.65−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.98(d、2H);8.65(s、1H);9.40(d、1H)。
実施例60
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2080mg、(2S)−2−アミノブタン−1−オール40mg、HATU 126mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド50mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.89(t、3H);1.43−1.54(m、1H);1.60−1.70(m、1H);3.39−3.46(m、1H);3.48−3.55(m、1H);3.85−3.93(m、1H);4.87(t、1H);7.55−7.62(m、4H);7.65−7.69(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.37(d、1H)。
実施例61
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体20 80mg、(2S)−2−アミノ−4−メチルペンタン−1−オール52mg、HATU 126mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド60mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.89(d、6H);1.36−1.47(m、2H);1.55−1.68(m、1H);3.37−3.51(m、2H);4.03−4.12(m、1H);4.87(t、1H);7.55−7.62(m、4H);7.64−7.69(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.31(d、1H)。
実施例62
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体20 100mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール72mg、HATU 158mg及びエチルジイソプロピルアミン0.14mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド60mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.55−7.62(m、4H);7.64−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.66(s、1H);9.63(t、1H)。
実施例63
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/エタノール勾配5−50%エタノール、流量40mL/分、温度:25℃)での2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例62)60mgのHPLC分離によって、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 20mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.55−7.62(m、4H);7.64−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.66(s、1H);9.63(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.37分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配5−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例64
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例63による実施例62 60mgの分離によってさらに、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 15mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.47(ddd、1H);3.74(ddd、1H);4.17−4.27(m、1H);6.66(d、1H);7.55−7.62(m、4H);7.64−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.66(s、1H);9.63(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.20分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン(0.1%ジエチルアミン)/エタノール勾配5−50%エタノール、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例65
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
オキサリルクロライド79mgを中間体20 150mgのジクロロメタン(10mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(15mg)中溶液にゆっくり加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を溶媒留去して乾固させて、粗2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボニルクロライド200mgを得た。これらの取得物200mg、2−アミノプロパン−1−オール79mg及びジエチルアミン0.073mLのジクロロメタン(20mL)中溶液を氷水浴下で10分間攪拌した。次に、水を加えることによって反応停止し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル勾配、25%酢酸エチルまで)を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド57mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.15(d、3H);3.39−3.46(m、2H、水シグナルの下のシグナル);3.98−4.07(m、1H);4.94(t、1H);7.55−7.61(m、4H);7.63−7.68(m、1H);7.80−7.83(m、1H);7.97(d、2H);8.63(s、1H);9.42(d、1H)。
実施例66
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体20 80mg、(2S)−2−アミノプロパン−1−オール33mg、HATU 126mg及びエチルジイソプロピルアミン0.12mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド55mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.15(d、3H);3.39−3.46(m、2H、水シグナルの下のシグナル);3.98−4.07(m、1H);4.94(t、1H);7.55−7.61(m、4H);7.63−7.68(m、1H);7.80−7.83(m、1H);7.97(d、2H);8.63(s、1H);9.42(d、1H)。
実施例67
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体20 100mg、1−アミノ−3−メチルブタン−2−オール57mg、HATU 158mg及びエチルジイソプロピルアミン0.14mLのDMF(5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド45mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6、選択シグナル):δ=9.85−0.91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.21(ddd、1H);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.56−7.62(m、4H);7.65−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.53(t、1H)。
実施例68
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:MTBE/エタノール90:10(0.1%ジエチルアミン)、流量50mL/分、温度:25℃)での2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例67)45mgのHPLC分離によって、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 17mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6、選択シグナル):δ=9.85−0.91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.21(ddd、1H);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.56−7.62(m、4H);7.65−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.53(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.58分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE/エタノール90:10(0.1%ジエチルアミン)、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例69
2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例68による実施例67 45mgの分離によってさらに、2−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 15mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6、選択シグナル):δ=9.85−0.91(m、6H);1.56−1.67(m、1H);3.21(ddd、1H);3.53(ddd、1H);4.90(d、1H);7.56−7.62(m、4H);7.65−7.70(m、1H);7.81−7.84(m、1H);7.99(d、2H);8.65(s、1H);9.53(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.19分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:MTBE/エタノール90:10(0.1%ジエチルアミン)、流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD走査:254nm。
実施例4に記載の手順を用い、表中で挙げた原料から、下記の実施例を製造した。記載のカラム及び溶媒条件を用いるキラルHPLCによって、ラセミ体からエナンチオマーを分離した。
実施例91
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体33 75mg、(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール43mg、HATU 158mg、4−ジメチルアミノピリジン1.2mg及びエチルジイソプロピルアミン0.11mLのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応液を濾過し、その溶液について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド54mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.89(d、3H);0.92(d、3H);1.91−2.03(m、1H);3.41−3.48(m、1H);3.51−3.59(m、1H);3.81−3.90(m、1H);4.81(t、1H);7.12(t、1H);7.39(ddt、1H);7.54−7.67(m、3H);7.72(d、2H);8.11(d、2H);8.71(s、1H);9.41(d、1H)。
実施例92
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体33 75mg、(2S)−2−アミノブタン−1−オール38mg、HATU 158mg、4−ジメチルアミノピリジン1.2mg及びエチルジイソプロピルアミン0.11mLのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応液を濾過し、その溶液について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド68mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=0.89(t、3H);1.43−1.55(m、1H);1.60−1.70(m、1H);3.40−3.46(m、1H);3.49−3.55(m、1H);3.86−3.94(m、1H);7.12(t、1H);7.39(ddt、1H);7.54−7.67(m、3H);7.72(d、2H);8.11(d、2H);8.69(s、1H);9.38(d、1H)。
実施例93
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体33 15mg、(2S)−2−アミノプロパン−1−オール7mg、HATU 32mg、4−ジメチルアミノピリジン0.2mg及びエチルジイソプロピルアミン0.02mLのDMF(0.3mL)中溶液を室温で4時間攪拌した。次に、反応液を濾過し、その溶液について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド5.3mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=1.16(d、3H);3.41−3.49(m、2H);4.00−4.08(m、1H);4.94(t、1H);7.13(t、1H);7.39(ddt、1H);7.53−7.66(m、3H);7.72(d、2H);8.11(d、2H);8.70(s、1H);9.44(d、1H)。
実施例94
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体33 150mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール107mg、HATU 317mg、4−ジメチルアミノピリジン2.5mg及びエチルジイソプロピルアミン0.22mLのDMF(3.1mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応液を濾過し、その溶液について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.2体積%アンモニア32%)−勾配))を行って、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド114mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.43−3.52(m、1H);3.72−3.80(m、1H);4.19−4.27(m、1H);6.67(s、1H);7.13(t、1H);7.40(ddt、1H);7.54−7.67(m、3H);7.72(d、2H);8.12(d、2H);8.71(s、1H);9.64(t、1H)。
実施例95
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IA 5μM 250×30mm、溶離液:ヘキサン/2−プロパノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%2−プロパノール、流量40mL/分、温度:25℃)での6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例94)110mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 30mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.43−3.52(m、1H);3.72−3.80(m、1H);4.19−4.27(m、1H);6.67(s、1H);7.13(t、1H);7.40(ddt、1H);7.54−7.67(m、3H);7.72(d、2H);8.12(d、2H);8.71(s、1H);9.64(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.02分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/エタノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%エタノール、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm。
実施例96
6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例95による実施例94 110mgの分離によってさらに、6−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 30mgを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ=3.43−3.52(m、1H);3.72−3.80(m、1H);4.19−4.27(m、1H);6.67(s、1H);7.13(t、1H);7.40(ddt、1H);7.54−7.67(m、3H);7.72(d、2H);8.12(d、2H);8.71(s、1H);9.64(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=7.33分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:ヘキサン/エタノール(0.1%ジエチルアミン)勾配20−50%エタノール、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm。
実施例97
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 150mg、2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール塩酸塩(1:1)144mg、HATU 248mg及び0.エチルジイソプロピルアミン23mLのDMF(7.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、水によって反応停止し、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒留去して乾固させた。残留物について、RP−HPLC((カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:アセトニトリル/水(0.1体積%ギ酸)−勾配))を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド120mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.98(t、1H);3.94−4.09(m、2H);4.87−4.96(m、1H);7.20(ddt、1H);7.42(td、1H);7.46−7.56(m、4H);7.82−7.87(m、2H);8.61(s、1H);10.22(bd、1H)。
実施例98
(−)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(Chiralpak IB 5μM 250×30mm、溶離液:CO2/2−プロパノール86:14、流量100mL/分、温度:40℃、圧力:150バール)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例97)118mgのHPLC分離によって、(−)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 45mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.98(t、1H);3.94−4.09(m、2H);4.87−4.96(m、1H);7.20(ddt、1H);7.42(td、1H);7.46−7.56(m、4H);7.82−7.87(m、2H);8.61(s、1H);10.22(bd、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.32分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:CO2/2−プロパノール86:14、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm。
旋光度:
[α]D 20=−9.1°+/−0.25°(c=4.9mg/mL、メタノール)。
実施例99
(+)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例98による実施例97 118mgの分離によってさらに、(+)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 35mgを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=1.98(t、1H);3.94−4.09(m、2H);4.87−4.96(m、1H);7.20(ddt、1H);7.42(td、1H);7.46−7.56(m、4H);7.82−7.87(m、2H);8.61(s、1H);10.22(bd、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.25分。
装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液:CO2/2−プロパノール86:14、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm。
旋光度:
[α]D 20=6.7°+/−1.88°(c=2.7mg/mL、メタノール)。
実施例100
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸100mg、2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール塩酸塩(1:1)99mg、HATU 223,5mg、エチルジイソプロピルアミン0.15mL及び4−ジメチルアミノピリジン2mgのDMF(2.2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド46mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.64−3.74(m、1H)、3.76−3.82(m、1H)、3.82(s、3H)、4.80−4.90(m、1H)、5.42(t、1H)、7.05−7.11(m、2H)、7.34−7.42(m、1H)、7.53−7.58(m、1H)、7.58−7.66(m、2H)、7.89−7.97(m、2H)、8.68(s、1H)、10.06(d、1H)。
実施例101
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;Saule:Chiralpak IA 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:17%B;流量100.0mL/分;温度:40℃;BPR:150バール;MWD、波長254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例100)28mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.64分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:CO2/2−プロパノール83:17、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例102
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
実施例101による2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例100)28mgの分離によってさらに、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 5.9mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.4分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IA 3μM 100×4.6mm;溶離液:CO2/2−プロパノール83:17、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例103
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、シス−2−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩(1:1)66mg、HATU 165mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド49mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.33(m、2H)、1.46−1.71(m、6H)、3.77(m、1H)、3.87−3.96(m、1H)、4.87(d、1H)、7.39(tdd、1H)、7.51−7.66(m、5H)、7.95−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.64(d、1H)。
実施例104
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:24%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD、波長254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例103)43mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 16mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.58分(装置:Agilent:1260、Aurora SFC−Modul;カラム:Chiralpak IB 5μm 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:24%B;流量4.0mL/分;温度:37.5℃;BPR:100バール;MWD、波長254nm)。
実施例105
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:24%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD、波長254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例103)43mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 15mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.67分(装置:Agilent:1260、Aurora SFC−Modul;カラム:Chiralpak IB 5μm 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:24%B;流量4.0mL/分;温度:37.5℃;BPR:100バール;MWD、波長254nm.)。
実施例106
2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸100mg、シス−2−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩(1:1)82mg、HATU 201mg、エチルジイソプロピルアミン0.14mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.6mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド41mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.32(m、2H)、1.48−1.70(m、6H)、3.77(m、1H)、3.82(s、3H)、3.91(m、1H)、4.86(d、1H)、7.04−7.11(m、2H)、7.34−7.42(m、1H)、7.50−7.56(m、1H)、7.56−7.66(m、2H)、7.87−7.93(m、2H)、8.62(s、1H)、9.69(d、1H)。
実施例107
2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成:25%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例106)24mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 8mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.46分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成25%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例108
2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成:25%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例106)24mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 8mgを得た。
キラルHPLC:Rt=3.84分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成25%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例109
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、シス−2−アミノ−シクロペンタノール塩酸塩(1:1)60mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:XBridge C18 5μ 150×30mm;溶離液B:水+0.2体積%アンモニア水(32%);溶離液D:メタノール;勾配:3−7分69−89%D;流量50.0mL/分;UV254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド32.5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.45−1.64(m、3H)、1.69−1.88(m、2H)、1.90−2.05(m、1H)、3.97−4.13(m、2H)、5.03(d、1H)、7.38(tdd、1H)、7.50−7.71(m、5H)、7.95−8.09(m、2H)、8.66(s、1H)、9.70(d、1H)。
実施例110
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−3−メチル−1−ブタノール37mg、HATU 136mg、エチルジイソプロピルアミン0.09mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で48時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド62mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=0.89(d、3H)、0.92(d、3H)、1.90−2.05(m、1H)、3.39−3.47(m、1H)、3.50−3.60(m、1H)、3.79−3.91(m、1H)、4.81(t、1H)、7.12−7.67(m、7H)、7.99−8.05(m、2H)、8.66(s、1H)、9.43(d、1H)。
実施例111
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、シス−(1R,2S)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩(1:1)60mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド36.7mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.46−1.63(m、3H)、1.68−1.89(m、2H)、1.93−2.05(m、1H)、3.92−4.13(m、2H)、5.03(d、1H)、7.33−7.44(m、1H)、7.52−7.67(m、5H)、7.94−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.70(d、1H)。
実施例112
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1S,2S)−2−メチルシクロヘキシル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(1S,2S)−(+)−2−アミノ−シクロヘキサノール塩酸塩(1:1)66mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1S,2S)−2−メチルシクロヘキシル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド46.9mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.15−1.36(m、4H)、1.48−1.71(m、2H)、1.85(m、1H)、1.97−2.10(m、1H)、3.55−3.72(m、1H)、4.83(d、1H)、7.31−7.42(m、1H)、7.50−7.74(m、5H)、7.99(d、2H)、8.64(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例113
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−3−メチル−1−ブタノール41mg、HATU 150mg、エチルジイソプロピルアミン0.1mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.2mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A70%/B30%→A30%/B70%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド28mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=0.89(d、3H)、0.92(d、3H)、1.97(dq、1H)、3.44(dt、1H)、3.51−3.58(m、1H)、3.82(s、3H)、3.83−3.89(m、1H)、4.80(t、1H)、7.04−7.11(m、2H)、7.33−7.43(m、1H)、7.51−7.57(m、1H)、7.57−7.65(m、2H)、7.87−7.95(m、2H)、8.62(s、1H)、9.46(d、1H)。
実施例114
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 70mg、(2S,3S)−3−アミノブタン−2−オール塩酸塩(1:1)51mg、HATU 154.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.14mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド49mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.04(d、3H)、1.15(d、3H)、3.70(dt、1H)、3.90−3.99(m、1H)、4.96(brd、1H)、7.34−7.42(m、1H)、7.52−7.65(m、5H)、7.96−8.00(m、2H)、8.65(s、1H)、9.46(d、1H)。
[α]D 20=18.1°+/−0.25°(c=10.2mg/mL、DMSO)。
実施例115
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、トランス−(1S,2S)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩(1:1)60mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド49mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.37−1.55(m、2H)、1.57−1.76(m、2H)、1.77−1.89(m、1H)、2.03−2.15(m、1H)、3.89−3.97(m、1H)、3.97−4.07(m、1H)、4.94(d、1H)、7.33−7.42(m、1H)、7.51−7.67(m、5H)、7.95−8.04(m、2H)、8.63(s、1H)、9.34(d、1H)。
実施例116
rel−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、rel−(2S,3S)−3−アミノブタン−2−オール塩酸塩(1:1)36mg、HATU 150mg、エチルジイソプロピルアミン0.1mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.2mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:メタノール;勾配:0.00−0.50分29%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分59−79%B(70mL/分),DAD走査:210−400nm)を行って、rel−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド20mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.04(d、3H)、1.15(d、3H)、3.70(dt、1H)、3.82(s、3H)、3.88−4.00(m、1H)、4.94(d、1H)、7.01−7.10(m、2H)、7.33−7.41(m、1H)、7.51−7.58(m、1H)、7.58−7.66(m、2H)、7.85−7.93(m、2H)、8.61(s、1H)、9.47−9.54(m、1H)。
実施例117
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、トランス−2−アミノシクロヘキサノール50mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド53mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.14−1.36(m、4H)、1.52−1.68(m、2H)、1.85(brd、1H)、2.02(brd、1H)、3.34−3.41(m、1H)、3.58−3.70(m、1H)、4.83(d、1H)、7.34−7.44(m、1H)、7.49−7.65(m、5H)、8.00(d、2H)、8.64(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例118
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成:31%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例117)46mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 15mgを得た。
キラルHPLC:Rt=3.9分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成31%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例119
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成:31%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例117)46mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 14mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.61分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成31%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例120
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸150mg、アミノ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール92.6mg、HATU 273mg、エチルジイソプロピルアミン0.19mL及び4−ジメチルアミノピリジン2.2mgのDMF(3mL)中溶液を室温で48時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド62mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.48(brdd、1H)、3.69−3.81(m、1H)、4.22(brs、1H)、6.66(brd、1H)、7.27−7.43(m、4H)、7.55(brd、1H)、7.58−7.66(m、2H)、7.99−8.08(m、2H)、8.67(s、1H)、8.62−8.74(m、1H)、9.66(brs、1H)。
実施例121
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:9%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例120)94mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 33mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.58分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成9%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
[α]D 20=−9.2°+/−0.22°(c=5.9mg/mL、DMSO)。
実施例122
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:9%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例120)94mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 33mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.85分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成9%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
[α]D 20=11.2°+/−0.16°(c=5.7mg/mL、DMSO)。
実施例123
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、トランス−2−アミノシクロペンタノール50mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A70%/B30%→A30%/B70%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド33mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.38−1.56(m、2H)、1.57−1.76(m、2H)、1.76−1.89(m、1H)、2.04−2.14(m、1H)、3.93(dt、1H)、3.98−4.07(m、1H)、4.94(d、1H)、7.38(td、1H)、7.52−7.65(m、5H)、8.00(d、2H)、8.63(s、1H)、9.32−9.39(m、1H)。
実施例124
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成:30%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例123)18mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.62分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成30%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例125
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成:30%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例123)18mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 14mgを得た。
キラルHPLC:Rt=3.42分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:メタノール;定組成30%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例126
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸150mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール104.5mg、HATU 301.6mg、エチルジイソプロピルアミン0.21mL及び4−ジメチルアミノピリジン2.4mgのDMF(3mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A70%/B30%→A30%/B70%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド74mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.46(ddd、1H)、3.71−3.80(m、1H)、3.82(s、3H)、4.17−4.29(m、1H)、6.66(d、1H)、7.05−7.11(m、2H)、7.33−7.42(m、1H)、7.52−7.57(m、1H)、7.57−7.66(m、2H)、7.86−7.95(m、2H)、8.63(s、1H)、9.69(t、1H)。
実施例127
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.4体積%ジエチルアミン(99%);定組成:12%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例126)58mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 14mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.08分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.4体積%ジエチルアミン(99%);定組成:12%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例128
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.4体積%ジエチルアミン(99%);定組成:12%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例126)58mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 20mgを得た。
キラルHPLC:Rt=3.84分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.4体積%ジエチルアミン(99%);定組成:12%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例129
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、1−アミノメチル−1−シクロヘキサノール塩酸塩(1:1)72mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド48mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.19−1.65(m、10H)、3.34(s、2H)、4.47(s、1H)、7.33−7.43(m、1H)、7.51−7.67(m、5H)、7.95−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.54(t、1H)。
実施例130
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、シス−アミノ−シクロヘキサノール55.5mg、HATU 136.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(シス−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド62mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.19−1.38(m、2H)、1.45−1.69(m、6H)、3.77(m、1H)、3.91(m、1H)、4.87(d、1H)、7.13−7.36(m、3H)、7.36−7.43(m、1H)、7.51−7.58(m、1H)、7.57−7.67(m、2H)、7.98−8.05(m、2H)、8.65(s、1H)、9.66(d、1H)。
実施例131
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 70mg、3−アミノ−ブタン−2−オール36.2mg、HATU 154.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.1mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.2mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド45mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.31分;MS(ESIpos):m/z=416.1[M−H]+。
実施例132
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S,3S)−1,3−ジヒドロキシブタン−2−イル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(2S,3S)−2−アミノ−ブタン−1,3−ジオール塩酸塩(1:1)45.8mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S,3S)−1,3−ジヒドロキシブタン−2−イル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド47mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.05(d、3H)、3.42−3.53(m、2H)、3.78−3.89(m、1H)、4.03(ddd、1H)、4.81(t、1H)、4.89(d、1H)、7.35−7.43(m、1H)、7.53−7.67(m、5H)、7.94−8.04(m、2H)、8.67(s、1H)、9.49(d、1H)。
実施例133
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(1S,2R)−2−アミノ−シクロペンタノール塩酸塩(1:1)59.9mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド34mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.45−1.66(m、3H)、1.66−1.90(m、2H)、1.92−2.03(m、1H)、3.97−4.11(m、2H)、5.03(d、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.51−7.68(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.67−9.74(m、1H)。
実施例134
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 100mg、トランス−4−アミノオキソラノール59.8mg、HATU 220.6mg、エチルジイソプロピルアミン0.15mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.7mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A70%/B30%→A30%/B70%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド45.8mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.54(dd、1H)、3.64(dd、1H)、3.89(dd、1H)、3.97(dd、1H)、4.17(brs、1H)、4.24(ddd、1H)、5.50(d、1H)、7.34−7.42(m、1H)、7.51−7.66(m、5H)、7.97−8.04(m、2H)、8.63(s、1H)、9.46(d、1H)。
実施例135
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:29%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例134)40mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 14mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.8分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:29%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
[α]D 20=35.0°+/−0.20°(c=8mg/mL、DMSO)。
実施例136
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:29%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例134)40mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 14mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.08分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:29%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例137
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−ブタノール32.6mg、HATU 136.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で48時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド46mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=0.89(t、3H)、1.43−1.56(m、1H)、1.59−1.72(m、1H)、3.39−3.47(m、1H)、3.48−3.56(m、1H)、3.84−3.96(m、1H)、4.87(t、1H)、7.15−7.68(m、8H)、7.99−8.06(m、2H)、8.65(s、1H)、9.40(d、1H)。
実施例138
2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、3−アミノ−ブタン−2−オール36.1mg、HATU 150.8mg、エチルジイソプロピルアミン0.1mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.2mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:メタノール;勾配:0.00−0.50分29%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分59−79%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド13mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=0.97−1.20(m、6H)、3.63−3.77(m、1H)、3.82(s、3H)、3.88−4.05(m、1H)、4.85(d、1H)、6.93−7.16(m、2H)、7.29−7.43(m、1H)、7.48−7.68(m、3H)、7.85−7.94(m、2H)、8.62(s、1H)、9.57(d、1H)。
実施例139
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸83mg、(1S,2R)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩37mg、HATU 167mg、エチルジイソプロピルアミン0.12mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(1.6mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:メタノール;勾配:0.00−0.50分32%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分67−87%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド36mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.45−1.68(m、3H)、1.70−1.89(m、2H)、1.89−2.06(m、1H)、3.82(s、3H)、3.96−4.12(m、2H)、5.02(d、1H)、7.00−7.15(m、2H)、7.29−7.45(m、1H)、7.51−7.57(m、1H)、7.57−7.69(m、2H)、7.86−7.94(m、2H)、8.62(s、1H)、9.74(d、1H)。
実施例140
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、3−アミノ−ブタン−2−オール32.6mg、HATU 136.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で48時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド61mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=448.2[M−H]+。
実施例141
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:15%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例140)55mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1 15mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.42分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:15%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.06−1.10(m、6H)、3.62−3.76(m、1H)、3.85−4.00(m、1H)、4.85(d、1H)、7.26−7.43(m、4H)、7.49−7.56(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、7.98−8.06(m、2H)、8.65(s、1H)、9.54(d、1H)。
実施例142
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2 2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:15%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例140)55mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2 20mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.68分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:15%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.06−1.10(m、6H)、3.64−3.74(m、1H)、3.88−3.97(m、1H)、4.85(d、1H)、7.28−7.41(m、4H)、7.53−7.57(m、1H)、7.60−7.65(m、2H)、8.00−8.05(m、2H)、8.65(s、1H)、9.54(d、1H)。
実施例143
rel−6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、rel−(2S,3S)−3−アミノブタン−2−オール塩酸塩(1:1)45.1mg、HATU 136.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、rel−6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド60mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.04(d、3H)、1.15(d、3H)、3.65−3.75(m、1H)、3.88−3.99(m、1H)、4.95(d、1H)、7.14−7.66(m、8H)、8.00−8.04(m、2H)、8.65(s、1H)、9.47(d、1H)。
実施例144
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、2−アミノ−2−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−エタノール49.5mg、HATU 136.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド34mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm;溶離液A:水+0.2%アンモニア、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=0.75分;MS(ESIpos):m/z=490.4[M+H]+。
実施例145
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例144)28mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=1.74分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例146
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例144)28mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.61分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例147
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体3
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例144)28mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体3 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=3.69分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例148
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体4
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例144)28mgのHPLC分離によって、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−テトラヒドロフラン−3−イル)エチル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体4 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=5.85分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:35%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例149
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、2−アミノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エタノール63mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド30mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.17−1.39(m、2H)、1.58(brd、2H)、1.88(dtd、1H)、3.18−3.30(m、2H)、3.46(dt、1H)、3.59(dt、1H)、3.80−3.91(m、3H)、4.87(t、1H)、7.35−7.43(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.95−8.04(m、2H)、8.66(s、1H)、9.45(d、1H)。
実施例150
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:26%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例149)14mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.54分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:26%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例151
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:26%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例149)14mgのHPLC分離によって、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=5.53分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール;定組成:26%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例152
2−(3−フルオロフェニル)−N−トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸100mg、トランス−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(1:1)82mg、HATU 201mg、エチルジイソプロピルアミン0.14mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.6mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLCを2回(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm及び装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0.00−0.50分21%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分42−60%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−トランス−2−ヒドロキシシクロヘキシル−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド32mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.12−1.36(m、4H)、1.51−1.69(m、2H)、1.84(brd、1H)、2.02(brd、1H)、3.57−3.71(m、1H)、3.82(s、3H)、4.83(d、1H)、6.97−7.12(m、2H)、7.32−7.42(m、1H)、7.50−7.56(m、1H)、7.56−7.65(m、2H)、7.87−7.96(m、2H)、8.61(s、1H)、9.47(d、1H)。
実施例153
メチルN−{[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}−L−セリネート
中間体17 150mg、L−セリンメチルエステル塩酸塩(1:1)135mg、HATU 331mg、エチルジイソプロピルアミン0.23mL及び4−ジメチルアミノピリジン2.6mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、メチルN−{[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}−L−セリネート30mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.68(s、3H)、3.73(ddd、1H)、3.88(ddd、1H)、4.61−4.68(m、1H)、5.32(t、1H)、7.40(s、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.96−8.04(m、2H)、8.68(s、1H)、9.99(d、1H)。
実施例154
2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸100mg、トランス−アミノシクロペンタノール塩酸塩(1:1)74.3mg、HATU 201mg、エチルジイソプロピルアミン0.14mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.6mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLCを2回(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm及び装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:メタノール;勾配:0.00−0.50分32%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分67−87%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(トランス−2−ヒドロキシシクロペンチル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド20mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.37−1.56(m、2H)、1.57−1.76(m、2H)、1.76−1.88(m、1H)、2.02−2.14(m、1H)、3.82(s、3H)、3.93(5重線、1H)、3.97−4.06(m、1H)、4.94(d、1H)、7.07(d、2H)、7.37(td、1H)、7.49−7.56(m、1H)、7.56−7.66(m、2H)、7.91(d、2H)、8.60(s、1H)、9.40(d、1H)。
実施例155
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−1−プロパノール27.5mg、HATU 136.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド51mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.16(d、3H)、3.39−3.50(m、2H)、3.97−4.10(m、1H)、4.94(t、1H)、7.10−7.67(m、7H)、7.98−8.07(m、2H)、8.65(s、1H)、9.45(d、1H)。
実施例156
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(−)−3−アミノ−1,2−プロパンジオール39.6mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−N−[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド42mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.12−3.31(m、2H)、3.39(dt、1H)、3.52−3.66(m、2H)、4.69(t、1H)、5.00(d、1H)、7.31−7.44(m、1H)、7.50−7.69(m、5H)、7.95−8.04(m、2H)、8.66(s、1H)、9.54(t、1H)。
実施例157
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1S)−1−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(2S)−2−アミノ−2−シクロペンタノール72.1mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A35%/B65%→A0%/B100%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−N−[(1S)−1−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド25mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.16−1.33(m、2H)、1.40−1.62(m、4H)、1.62−1.79(m、2H)、2.07−2.20(m、1H)、3.44−3.56(m、2H)、3.92(tt、1H)、4.81(t、1H)、7.34−7.43(m、1H)、7.52−7.67(m、5H)、7.95−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.46(d、1H)。
実施例158
2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−[テトラヒドロフラン−3−イル]エチル}−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸100mg、2−アミノ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)エタノール70.8mg、HATU 201mg、エチルジイソプロピルアミン0.14mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.6mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0.00−0.50分32%B(25→70mL/分)、0.51−7.50分32−46%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−{(2−ヒドロキシ−1−[テトラヒドロフラン−3−イル]エチル}−6−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド20mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.65(m、1H)、1.91(dtd、1H)、3.41(t、1H)、3.45−3.52(m、2H)、3.60(q、1H)、3.72(td、1H)、3.76−3.81(m、1H)、3.82(s、3H)、4.01(tt、1H)、4.93(t、1H)、7.01−7.12(m、2H)、7.33−7.42(m、1H)、7.50−7.66(m、3H)、7.86−7.95(m、2H)、8.62(s、1H)、9.59(d、1H)。
実施例159
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(R)−3−アミノ−1,2−プロパンジオール39.6mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−N−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド37mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.19−3.27(m、1H)、3.27−3.32(m、1H)、3.36−3.44(m、1H)、3.54−3.65(m、2H)、4.69(brs、1H)、5.00(brd、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.52−7.66(m、5H)、7.96−8.04(m、2H)、8.65(s、1H)、9.54(t、1H)。
実施例160
6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、1−アミノ−3−メトキシ−2−プロパノール59.5mg、HATU 204.6mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間及び60℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド28.6mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.26(s、3H)、3.27−3.32(m、2H)、3.50−3.60(m、1H)、3.71−3.82(m、1H)、5.17(d、1H)、7.15−7.67(m、7H)、7.99−8.06(m、2H)、8.65(s、1H)、9.55(t、1H)。
実施例161
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−(1H−イミダゾール−5−イル)プロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、L−ヒスチジノール・2塩酸塩93.2mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−(1H−イミダゾール−5−イル)プロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド32mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=2.85−2.93(m、1H)、2.94−3.03(m、1H)、3.47−3.56(m、2H)、4.32(brd、1H)、7.32(s、1H)、7.36−7.44(m、1H)、7.53−7.68(m、5H)、7.94−8.02(m、2H)、8.59(s、1H)、8.69(brs、1H)、9.49(d、1H)。
実施例162
N−[(2S)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソプロパン−2−イル]−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、L−セリンアミド塩酸塩61.2mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、N−[(2S)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソプロパン−2−イル]−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド39.5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.65(dt、1H)、3.72−3.83(m、1H)、4.40−4.49(m、1H)、5.09(t、1H)、7.23(s、1H)、7.40(brd、1H)、7.51(s、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.95−8.05(m、2H)、8.66(s、1H)、9.86(d、1H)。
実施例163
N−(4−アミノ−1−ヒドロキシ−4−オキソブタン−2−イル)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 150mg、3−アミノ−4−ヒドロキシブタンアミド塩酸塩(1:1)134.5mg、HATU 330.9mg、エチルジイソプロピルアミン0.23mL及び4−ジメチルアミノピリジン2.6mgのDMF(4mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、N−(4−アミノ−1−ヒドロキシ−4−オキソブタン−2−イル)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド16mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=2.34−2.47(m、2H)、3.43−3.57(m、2H)、4.25−4.37(m、1H)、4.97(t、1H)、6.85(brs、1H)、7.31−7.42(m、1H)、7.31−7.42(m、1H)、7.51−7.66(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.56(d、1H)。
実施例164
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(1R,2R)−2−アミノシクロヘキサン−1−オール50.1mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド56mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.15−1.35(m、4H)、1.53−1.68(m、2H)、1.85(brd、1H)、2.02(brd、1H)、3.34−3.40(m、1H)、3.59−3.70(m、1H)、4.83(d、1H)、7.34−7.44(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.95−8.03(m、2H)、8.64(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例165
N−{[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}−L−セリン
メチルN−{[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}−L−セリネート24.5mg及び水酸化リチウム4.6mgのテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。水酸化ナトリウム4.4mgを0℃で加え、反応混合物を1時間攪拌し、水で希釈し、1M塩酸溶液でpH3に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒を留去した。粗生成物を、RP−HPLC()によって精製して、N−{[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}−L−セリン5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.71(dd、1H)、3.87(dd、1H)、4.45−4.54(m、1H)、7.35−7.44(m、1H)、7.54−7.69(m、5H)、7.97−8.05(m、2H)、8.68(s、1H)、9.94(d、1H)。
実施例166
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(3S,4S)−4−アミノテトラヒドロフラン−3−オール塩酸塩(1:1)60.7mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド48mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.45(dd、1H)、3.61(dd、1H)、3.93(dd、1H)、4.00(dd、1H)、4.23−4.30(m、1H)、4.31−4.40(m、1H)、5.68(d、1H)、7.39(m、1H)、7.52−7.66(m、5H)、7.96−8.03(m、2H)、8.67(s、1H)、9.84(d、1H)。
実施例167
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体17 75mg、(3S,4R)−4−アミノテトラヒドロフラン−3−オール塩酸塩(1:1)60.7mg、HATU 165.5mg、エチルジイソプロピルアミン0.11mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.3mgのDMF(2mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド38.5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.54(dd、1H)、3.64(dd、1H)、3.89(dd、1H)、3.98(dd、1H)、4.17(tt、1H)、4.25(ddt、1H)、5.49(d、1H)、7.34−7.43(m、1H)、7.52−7.66(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.45(d、1H)。
実施例168
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−3−メチル−1−ブタノール35.3mg、HATU 130.2mg、エチルジイソプロピルアミン0.09mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド38mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=0.89(d、3H)、0.92(d、3H)、1.89−2.04(m、1H)、3.44(dt、1H)、3.51−3.60(m、1H)、3.80−3.91(m、1H)、4.81(t、1H)、7.35−7.43(m、1H)、7.51(d、2H)、7.54−7.67(m、3H)、8.08−8.15(m、2H)、8.68(s、1H)、9.41(d、1H)。
実施例169
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸90mg、2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール塩酸塩(1:1)77.1mg、HATU 173.6mg、エチルジイソプロピルアミン0.12mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.4mgのDMF(1.7mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド46.5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.65−3.75(m、1H)、3.82(dt、1H)、4.76−4.93(m、1H)、5.43(t、1H)、7.35−7.45(m、1H)、7.51(d、2H)、7.55−7.60(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、8.07−8.16(m、2H)、8.74(s、1H)、10.01(d、1H)。
実施例170
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:8%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例169)30mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 15mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.72分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:8%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例171
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:8%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例169)30mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 10mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.17分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 5μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:2−プロパノール;定組成:8%B、流量4mL/分;温度:37.5℃;p=100バール、DAD走査:254nm)。
実施例172
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−1−ブタノール31.2mg、HATU 130.2mg、エチルジイソプロピルアミン0.09mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLCを2回(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm及び装置:Waters Autopurificationsystem;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水(32%)、溶離液B:メタノール;勾配:0.00−0.50分34%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分68−88%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド21mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=0.89(t、3H)、1.41−1.57(m、1H)、1.59−1.73(m、1H)、3.38−3.47(m、1H)、3.47−3.56(m、1H)、3.83−3.96(m、1H)、4.87(t、1H)、7.35−7.44(m、1H)、7.51(d、2H)、7.53−7.58(m、1H)、7.59−7.68(m、2H)、8.05−8.13(m、2H)、8.67(s、1H)、9.38(d、1H)。
実施例173
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(S)−(+)−2−アミノ−1−プロパノール(L−アラニノール)26.2mg、HATU 130.2mg、エチルジイソプロピルアミン0.09mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で14時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド46mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.16(d、3H)、3.40−3.49(m、2H)、3.99−4.10(m、1H)、4.94(t、1H)、7.26−7.44(m、1H)、7.51(d、2H)、7.53−7.58(m、1H)、7.58−7.66(m、2H)、8.04−8.15(m、2H)、8.67(s、1H)、9.44(d、1H)。
実施例174
2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸100mg、2−アミノ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)エタノール67.9mg、HATU 192.9mg、エチルジイソプロピルアミン0.13mL及び4−ジメチルアミノピリジン1.5mgのDMF(2mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Waters Autopurification MS SingleQuad;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−5.5分5−100%B;流量70mL/分;温度:25℃;DAD走査:210−400nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド76mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.30分;MS(ESIpos):m/z=508.3[M−H]+。
実施例175
2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1
キラルカラム(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%);溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、15分;流量40.0mL/分;UV254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例174)59mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1 6mgを得た。
キラルHPLC:Rt=4.87分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 3μM 100×4.6mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%)、溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、7分;流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.63(dq、1H)、1.98(dtd、1H)、3.43−3.64(m、4H)、3.68−3.78(m、2H)、3.97−4.08(m、1H)、4.94(t、1H)、7.33−7.42(m、1H)、7.48−7.54(m、2H)、7.54−7.58(m、1H)、7.58−7.68(m、2H)、8.07−8.13(m、2H)、8.67(s、1H)、9.53(d、1H)。
実施例176
2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2
キラルカラム(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%);溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、15分;流量40.0mL/分;UV254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例174)59mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2 6.5mgを得た。
キラルHPLC:Rt=5.2分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 3μM 100×4.6mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%)、溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、7分;流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.65(dq、1H)、1.85−1.99(m、1H)、3.39−3.44(m、1H)、3.45−3.51(m、2H)、3.60(q、1H)、3.67−3.76(m、1H)、3.80(t、1H)、4.02(tt、1H)、4.94(t、1H)、7.35−7.44(m、1H)、7.51(d、2H)、7.54−7.58(m、1H)、7.60−7.68(m、2H)、8.05−8.15(m、2H)、8.68(s、1H)、9.55(d、1H)。
実施例177
2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体3
キラルカラム(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%);溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B15分;流量40.0mL/分;UV254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例174)59mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体3 6.4mgを得た。
キラルHPLC:Rt=5.97分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 3μM 100×4.6mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%)、溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、7分;流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.63(dq、1H)、1.98(dtd、1H)、3.43−3.64(m、4H)、3.68−3.79(m、2H)、4.03(tt、1H)、4.94(t、1H)、7.34−7.44(m、1H)、7.48−7.54(m、2H)、7.54−7.59(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、8.06−8.15(m、2H)、8.67(s、1H)、9.53(d、1H)。
実施例178
2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体4
キラルカラム(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%);溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、15分;流量40.0mL/分;UV254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例174)59mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−[2−ヒドロキシ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体4 4.8mgを得た。
キラルHPLC:Rt=7.05分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IC 3μM 100×4.6mm;溶離液A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%)、溶離液B:エタノール;勾配:20−50%B、7分;流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.65(dq、1H)、1.91(dtd、1H)、3.37−3.52(m、3H)、3.60(q、1H)、3.72(td、1H)、3.80(t、1H)、4.02(tt、1H)、4.94(t、1H)、7.35−7.43(m、1H)、7.49−7.54(m、2H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、8.07−8.13(m、2H)、8.68(s、1H)、9.55(d、1H)。
実施例179
2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、3−アミノブタン−2−オール31.1mg、HATU 130.2mg、エチルジイソプロピルアミン0.09mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド32.6mgを得た。
LC−MS(装置:Waters Acquity UPLC−MS SQD3001;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%ギ酸、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;注入量:2μL;DAD走査:210−400nm;ELSD):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=466.7[M−H]+。
実施例180
2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1
キラルカラム(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm;溶離液A:メチルtert−ブチルエーテル+0.1体積%ジエチルアミン(99%);溶離液B:エタノール;定組成90%A+10%B;流量50.0mL/分;UV254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例179)24mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体1 2mgを得た。
キラルHPLC:Rt=1.45分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液A:メチルtert−ブチルエーテル+0.1体積%ジエチルアミン(99%)、溶離液B:エタノール;定組成90%A+10%B;流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.09(2×d、6H)、3.65−3.75(m、1H)、3.92(ddd、1H)、4.86(d、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.51(d、2H)、7.56(s、1H)、7.59−7.67(m、2H)、8.08−8.13(m、2H)、8.67(s、1H)、9.52(d、1H)。
実施例181
2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2
キラルカラム(装置:Labomatic HD5000、Labocord−5000;Gilson GX−241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm;溶離液A:メチルtert−ブチルエーテル+0.1体積%ジエチルアミン(99%);溶離液B:エタノール;定組成90%A+10%B;流量50.0mL/分;UV254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例179)24mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、立体異性体2 2mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.01分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液A:メチルtert−ブチルエーテル+0.1体積%ジエチルアミン(99%)、溶離液B:エタノール;定組成90%A+10%B;流量1.4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.09(dd、6H)、3.65−3.73(m、1H)、3.92(ddd、1H)、4.86(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.51(dd、2H)、7.53−7.57(m、1H)、7.58−7.62(m、1H)、7.62−7.66(m、1H)、8.07−8.12(m、2H)、8.67(s、1H)、9.52(d、1H)。
実施例182
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸150mg、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール90.2mg、HATU 260.4mg、エチルジイソプロピルアミン0.18mL及び4−ジメチルアミノピリジン2mgのDMF(2.5mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド101mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=3.47(ddd、1H)、3.70−3.81(m、1H)、4.18−4.28(m、1H)、6.66(d、1H)、7.36−7.44(m、1H)、7.51(d、2H)、7.54−7.59(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、8.10(d、2H)、8.69(s、1H)、9.64(t、1H)。
実施例183
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.4体積%ジエチルアミン(99%);定組成:7%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例182)24mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー1 14mgを得た。
キラルHPLC:Rt=2.04分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.2体積%ジエチルアミン(99%);定組成7%B;流量4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
実施例184
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2
キラルカラム(装置:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IB 5μm 250×30mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.4体積%ジエチルアミン(99%);定組成:7%B;流量100.0mL/分、温度:40℃;BPR:150バール;MWD254nm)での2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド(実施例182)24mgのHPLC分離によって、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド、エナンチオマー2 8mgを得た。
キラルHPLC:Rt=3.17分(装置:Agilent HPLC1260;Aurora SFCモジュール;カラム:Chiralpak IB 3μM 100×4.6mm;溶離液A:CO2、溶離液B:エタノール+0.2体積%ジエチルアミン(99%);定組成7%B;流量4mL/分;温度:25℃;DAD254nm)。
実施例185
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
中間体6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸75mg、(2S,3S)−3−アミノブタン−2−オール塩酸塩(1:1)31.1mg、HATU 130.2mg、エチルジイソプロピルアミン0.09mL及び4−ジメチルアミノピリジン1mgのDMF(1.5mL)中溶液を室温で3時間攪拌した。次に、反応混合物を濾過し、RP−HPLC(装置:Labomatic HD−3000HPLC勾配ポンプ、Labomatic Labocol Vario−2000フラクションコレクター;カラム:Chromatorex C−18 125mm×30mm、溶離液A:0.1%ギ酸水溶液、溶離液B:アセトニトリル;勾配:A60%/B40%→A20%/B80%;流量:150mL/分;UV−検出:254nm)を行って、2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S,3S)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド47mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm=1.04(d、3H)、1.15(d、3H)、3.66−3.75(m、1H)、3.89−3.98(m、1H)、4.95(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.51(d、2H)、7.54−7.58(m、1H)、7.58−7.66(m、2H)、8.07−8.13(m、2H)、8.67(s、1H)、9.46(d、1H)。
実施例186
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(103mg、1.16mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.455mL、2.61mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜攪拌した。
水及びジクロロメタンを加えた。少量の不溶粒子を濾去した。層を分離し、水層をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を濃縮し、DMSOに溶かし、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物107mg(44%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.33(s、6H)、3.41−3.48(m、2H)、5.02−5.08(m、1H)、7.34−7.42(m、1H)、7.51−7.65(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.52(s、1H)。
実施例187
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。(1−アミノシクロプロピル)メタノール(101mg、1.16mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.455mL、2.61mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜攪拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物114mg(48%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.72−0.78(m、2H)、0.78−0.84(m、2H)、3.52(d、2H)、4.81(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.51−7.65(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.56(s、1H)。
実施例188
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(90mg、0.26mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(46.5mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.205mL、1.18mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、229μL、50%DMF中溶液392μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜攪拌した。
粗反応混合物を濃縮し、DMSOに溶かした。不溶物を濾去し、廃棄した。濾液を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物55mg(51%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.13(s、6H)、3.31(d、2H)、4.67(s、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.54−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.55(t、1H)。
実施例189
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。3−アミノプロパン−1−オール(43.6mg、0.58mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜攪拌した。3−アミノプロパン−1−オール(43.6mg、0.58mmol)を加え、それを室温で2時間攪拌した。
粗反応混合物を濃縮し、DMSOに溶かした。それを、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/メタノール、勾配)によって精製して、標題化合物62.5mg(54%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.68(5重線、2H)、3.42(q、2H)、3.48(q、2H)、4.57(t、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.40(t、1H)。
実施例190
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。2−アミノ−(1RS)−1−シクロプロピルエタノール(70mg、0.70mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.455mL、2.61mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜攪拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物115mg(46%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.17−0.33(m、2H)、0.34−0.44(m、2H)、0.80−0.89(m、1H)、3.00−3.08(m、1H)、3.27−3.36(m、1H及び水シグナル)、3.53−3.61(m、1H)、4.98(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.57(t、1H)。
実施例191
(−)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:(アセトニトリル+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/イソプロパノールの勾配、40mL/分、UV:280nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物33mg(13%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.16−0.33(m、2H)、0.34−0.44(m、2H)、0.79−0.90(m、1H)、3.00−3.08(m、1H)、3.27−3.36(m、1H及び水シグナル)、3.53−3.61(m、1H)、4.98(d、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.54−7.65(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.41分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:(A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:280nm。
[α]D 20=−10.1°(c=1.00、メタノール)。
実施例192
(+)−6−(4−クロロフェニル)−N−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:(アセトニトリル+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/イソプロパノールの勾配、40mL/分、UV:280nm)によって分離し、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物27mg(11%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.17−0.33(m、2H)、0.34−0.44(m、2H)、0.80−0.90(m、1H)、3.00−3.07(m、1H)、3.27−3.35(m、1H及び水シグナル)、3.53−3.61(m、1H)、4.98(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.66(s、1H)、9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=7.81分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:(A:ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:280nm。
[α]D 20=+12.4°(c=1.00、メタノール)。
実施例193
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1RS)−1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。2−アミノ−(2RS)−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(96mg、0.70mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.576mL、3.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物120mg(48%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.25−0.50(m、4H)、1.02−1.13(m、1H)、3.40−3.48(m、1H)、3.52−3.62(m、2H)、4.92(t、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.53−7.67(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.56(d、1H)。
実施例194
(−)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1RS)−1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:定組成(1:1)の(アセトニトリル+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/イソプロパノール、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物44.6mg(18%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.25−0.50(m、4H)、1.02−1.12(m、1H)、3.39−3.48(m、1H)、3.51−3.62(m、2H)、4.92(t、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.56(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=1.64分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 3μ 100×4.6mm;溶離液:(A:アセトニトリル+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:メタノール、A:B=1:1、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−30.5°(c=1.00、メタノール)。
実施例195
(+)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1RS)−1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:定組成(1:1)の(アセトニトリル+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/イソプロパノール、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物36.1mg(15%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.25−0.50(m、4H)、1.02−1.13(m、1H)、3.40−3.48(m、1H)、3.51−3.62(m、2H)、4.92(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.56(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.98分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 3μ 100×4.6mm;溶離液:(A:アセトニトリル+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:メタノール、A:B=1:1、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+28.0°(c=1.00、メタノール)。
実施例196
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)メチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。1−(アミノメチル)シクロプロパノール(76mg、0.87mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.455mL、2.61mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。2時間後、1−(アミノメチル)シクロプロパノール(35mg、0.41mmol)を加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物108mg(45%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.51−0.57(m、2H)、0.58−0.64(m、2H)、3.46(d、2H)、5.51(s、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.67(m、5H)、7.97−8.04(m、2H)、8.66(s、1H)、9.62(t、1H)。
実施例197
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS、3RS)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド及び6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS、3SR)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。(2RS,3RS)−3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン−2−オール塩酸塩(1:1)(125mg、0.70mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.576mL、3.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物125mg(46%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.21(d、3H)、4.00−4.09(m、1H)、4.71−4.83(m、1H)、5.35(d、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.67(m、5H)、7.99−8.04(m、2H)、8.71(s、1H)、9.94(d、1H)。
実施例198
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体No.1
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS、3RS)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド又は6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS、3SR)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm、移動相:A:ヘキサン/B:エタノール、勾配:20−50%B、20分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得て、それをジクロロメタンに溶かした。溶媒をロータリーエバポレータで除去して、標題化合物52mg(19%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.21(d、3H)、3.99−4.09(m、1H)、4.71−4.83(m、1H)、5.35(d、1H)、7.36−7.44(m、1H)、7.54−7.67(m、5H)、7.98−8.05(m、2H)、8.71(s、1H)、9.94(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.54分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IC 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+27.7°(c=1.00、メタノール)。
実施例199
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体No.2
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS、3RS)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド又は6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS、3SR)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm、移動相:A:ヘキサン/B:エタノール、勾配:20−50%B、20分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得た。生成物を50℃で終夜真空乾燥して、標題化合物52mg(19%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.21(d、3H)、3.99−4.09(m、1H)、4.71−4.83(m、1H)、5.35(d、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.55−7.67(m、5H)、7.99−8.05(m、2H)、8.71(s、1H)、9.94(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.83分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IC 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−31.7°(c=1.00、メタノール)。
実施例200
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.20mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。(2RS)−3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(36.2mg、0.41mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.159mL、0.91mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、178μL、50%DMF中溶液305μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物40mg(47%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.87(d、3H)、1.74−1.86(m、1H)、3.22−3.42(m、4H及び水シグナル)、4.62(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.44(t、1H)。
実施例201
(+)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:定組成(1:1)の(メタノール+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/エタノール、30mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物6mg(7%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.87(d、3H)、1.74−1.86(m、1H)、3.22−3.41(m、4H及び水シグナル)、4.62(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.44(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.17分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(メタノール+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、定組成:50%A−50%B、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+7.0°(c=1.00、メタノール)。
実施例202
(−)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:定組成(1:1)の(メタノール+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/エタノール、30mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物6mg(7%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.87(d、3H)、1.74−1.87(m、1H)、3.22−3.42(m、4H及び水シグナル)、4.62(t、1H)、7.34−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.63(s、1H)、9.44(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.20分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(メタノール+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、定組成:50%A−50%B、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−0.7°(c=1.00、メタノール)。
実施例203
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3RS)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.20mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。(2RS)−4−アミノブタン−2−オール(36.2mg、0.41mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.159mL、0.91mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、178μL、50%DMF中溶液305μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物41mg(47%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.08(d、3H)、1.47−1.66(m、2H)、3.35−3.49(m、2H)、3.63−3.74(m、1H)、4.61(brd、1H)、7.34−7.42(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.96−8.03(m、2H)、8.63(s、1H)、9.43(t、1H)。
実施例204
(−)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3R)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3RS)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak ID5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、15分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物10mg(12%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.08(d、3H)、1.48−1.66(m、2H)、3.35−3.49(m、2H)、3.64−3.74(m、1H)、4.61(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.43(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.29分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak ID3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−12.4°(c=1.00、メタノール)。
実施例205
(+)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3S)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
経路A:
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3RS)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak ID5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、15分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物8.5mg(10%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.08(d、3H)、1.48−1.66(m、2H)、3.35−3.49(m、2H)、3.64−3.75(m、1H)、4.61(d、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.96−8.03(m、2H)、8.63(s、1H)、9.43(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.02分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak ID3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+16.4°(c=1.00、メタノール)。
経路B:
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(60mg、0.17mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。(2S)−4−アミノブタン−2−オール(35mg、0.28mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.182mL、1.04mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、152μL、50%DMF中溶液261μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物35mg(48%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.08(d、3H)、1.48−1.67(m、2H)、3.35−3.49(m、2H)、3.64−3.75(m、1H)、4.61(d、1H)、7.33−7.42(m、1H)、7.52−7.66(m、5H)、7.96−8.03(m、2H)、8.63(s、1H)、9.43(t、1H)。
[α]D 20=+13.1°(c=1.00、メタノール)。
実施例206
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−4−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.20mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。(3RS)−3−アミノブタン−1−オール(36.2mg、0.41mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.159mL、0.91mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、178μL、50%DMF中溶液305μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物47mg(56%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.19(d、3H)、1.59−1.74(m、2H)、3.48(t、2H)、4.08−4.20(m、1H)、4.50(brs、1H)、7.34−7.42(m、1H)、7.52−7.66(m、5H)、7.96−8.03(m、2H)、8.63(s、1H)、9.31(d、1H)。
実施例207
(+)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−4−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物11.8mg(14%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.19(d、3H)、1.59−1.73(m、2H)、3.48(q、2H)、4.08−4.20(m、1H)、4.50(t、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.52−7.65(m、5H)、7.96−8.03(m、2H)、8.63(s、1H)、9.31(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.58分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+34.2°(c=1.00、メタノール)。
実施例208
(−)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−4−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物11.8mg(14%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.19(d、3H)、1.59−1.73(m、2H)、3.48(q、2H)、4.08−4.20(m、1H)、4.50(t、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.63(s、1H)、9.31(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.32分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−34.0°(c=1.00、メタノール)。
実施例209
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1RS)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(120mg、0.35mmol)を脱水DMF(2.6mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロブチルエタノール塩酸塩(1:1)(79mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.364mL、2.09mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、305μL、50%DMF中溶液522μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物75mg(49%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.68−2.00(m、6H)、2.53−2.64(m、1H)、3.35−3.45(m、2H)、3.97−4.06(m、1H)、4.78(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.67(s、1H)、9.41(d、1H)。
実施例210
(+)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1RS)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:エタノール、定組成:20%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して、標題化合物28mg(18%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.69−2.00(m、6H)、2.53−2.64(m、1H)、3.35−3.45(m、2H)、3.97−4.06(m、1H)、4.78(t、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.67(s、1H)、9.41(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.62分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IC 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:エタノール、定組成:20%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、MWD:254nm。
[α]D 20=+37.7°(c=1.00、メタノール)。
実施例211
(−)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(1RS)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:エタノール、定組成:20%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して、標題化合物25mg(16%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.73−1.98(m、6H)、2.53−2.64(m、1H)、3.35−3.46(m、2H)、3.98−4.06(m、1H)、4.78(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.52−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.67(s、1H)、9.41(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.15分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IC 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:エタノール、定組成:20%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、MWD:254nm。
[α]D 20=−32.4°(c=1.00、メタノール)。
実施例212
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(1−ヒドロキシシクロブチル)メチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.15mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。1−(アミノメチル)シクロブタノール(29mg、0.29mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.114mL、0.65mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、127μL、50%DMF中溶液218μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物32mg(52%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.42−1.55(m、1H)、1.58−1.69(m、1H)、1.90−2.00(m、4H)、3.48(d、2H)、5.40(s、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.52−7.65(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.67(s、1H)、9.53(t、1H)。
実施例213
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(120mg、0.35mmol)を脱水DMF(2.57mL)に溶かした。(1−アミノシクロブチル)メタノール塩酸塩(1:1)(72mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.364mL、2.09mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、305μL、50%DMF中溶液522μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物の体積を若干減らしてから、DMSOで希釈して、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって反応混合物を精製して、標題化合物81mg(54%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.68−1.92(m、2H)、2.04−2.13(m、2H)、2.31−2.43(m、2H)、3.62(d、2H)、4.99(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.52−7.65(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.53(s、1H)。
実施例214
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(120mg、0.35mmol)を脱水DMF(2.57mL)に溶かした。(1−アミノシクロペンチル)メタノール(60.1mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.273mL、1.57mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、305μL、50%DMF中溶液522μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。(1−アミノシクロペンチル)メタノール(40mg、0.35mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.182mL、1.04mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、203μL、50%DMF中溶液348μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物の体積を若干減らしてから、DMSOで希釈して、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって反応混合物を精製して、標題化合物63mg(41%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.51−1.64(m、2H)、1.67−1.79(m、4H)、1.87−1.99(m、2H)、3.53(d、2H)、4.99(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.51−7.66(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.50(s、1H)。
実施例215
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[1−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(120mg、0.35mmol)を、脱水DMF(2.57mL)に溶かした。(1−アミノシクロヘキシル)メタノール(67.5mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.273mL、1.57mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、305μL、50%DMF中溶液522μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物の体積を若干減らしてから、DMSOで希釈することで、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって反応混合物を精製して、標題化合物55mg(35%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.16−1.28(m、1H)、1.33−1.59(m、8H)、2.05−2.16(m、2H)、3.60(d、2H)、4.74(t、1H)、7.35−7.43(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.28(s、1H)。
実施例216
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3RS)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド及び6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3SR)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(200mg、0.58mmol)を脱水DMF(3mL)に溶かした。(2RS,3RS)−3−アミノ−1,1,1−トリフルオロブタン−2−オール塩酸塩(1:1)(156mg、0.87mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.606mL、3.48mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、508μL、50%DMF中溶液870μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物の体積を若干減らしてから、DMSOで希釈することで、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって反応混合物を精製して、標題化合物75mg(28%)を、1H−NMRによる3:1ジアステレオマー混合物として得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.22(d、3H少量成分)、1.25(d、3H、主成分)、4.09−4.23(m、1H、主成分及び少量成分)、4.30−4.48(m、1H、主成分及び少量成分)、6.71(brd、1H、少量成分)、6.91(brd、1H、主成分)、7.36−7.43(m、1H、主成分及び少量成分)、7.53−7.66(m、5H、主成分及び少量成分)、7.96−8.02(m、2H、主成分及び少量成分)、8.67(s、1H、主成分及び少量成分)、9.61(d、1H、少量成分)、9.74(d、1H、主成分)。
実施例217
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体混合物No.1
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3RS)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド及び6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3SR)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:ヘキサン/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、20分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物35mg(13%)を得た。1H−NMRは、5:6の比率での二つのジアステレオマーのシグナル集合を示した。.
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.22(d、3H、主成分)、1.25(d、3H、少量成分)、4.09−4.23(m、1H、主成分及び少量成分)、4.30−4.48(m、1H、主成分及び少量成分)、6.72(brd、1H、主成分)、6.92(brs、1H、少量成分)、7.36−7.42(m、1H、主成分及び少量成分)、7.52−7.66(m、5H、主成分及び少量成分)、7.96−8.03(m、2H、主成分及び少量成分)、8.67(s、1H、主成分及び少量成分)、9.61(d、1H、主成分)、9.74(d、1H、少量成分)。
キラルHPLC:Rt=2.73分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:ヘキサン/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+4.2°(c=1.00、メタノール)。
実施例218
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの立体異性体No.1
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3RS)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド及び6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3SR)−4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:ヘキサン/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、20分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物19mg(7%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.22(d、3H)、4.12−4.23(m、1H)、4.30−4.40(m、1H)、6.69−6.74(m、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7−97−8.03(m、2H)、8.67(s、1H)、9.61(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.92分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:ヘキサン/B:イソプロパノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−6.0°(c=1.00、メタノール)。
実施例219
(+)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2.1mL)に溶かした。(2R)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール(65.8mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物81mg(58%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=2.82(dd、1H)、2.93(dd、1H)、3.39−3.50(m、2H)、4.15−4.24(m、1H)、5.03(t、1H)、7.16−7.22(m、1H)、7.23−7.31(m、4H)、7.36−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.95−8.01(m、2H)、8.62(s、1H)、9.53(d、1H)。
[α]D 20=+102.0°(c=1.00、メタノール)。
実施例220
(−)−6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2.1mL)に溶かした。(2S)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール(65.8mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物80mg(58%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=2.82(dd、1H)、2.93(dd、1H)、3.39−3.51(m、2H)、4.14−4.24(m、1H)、5.03(t、1H)、7.16−7.22(m、1H)、7.23−7.31(m、4H)、7.36−7.43(m、1H)、7.58(d、5H)、7.95−8.01(m、2H)、8.62(s、1H)、9.53(d、1H)。
[α]D 20=−101.6°(c=1.00、メタノール)。
実施例221
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2R)−3−アミノ−1,1−ジフルオロプロパン−2−オール塩酸塩(1:1)(64mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.303mL、1.74mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物70mg(55%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.35−3.43(m、1H)、3.61−3.69(m、1H)、3.63(s、1H)、3.78−3.90(m、1H)、5.93(dt、1H)、5.99(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.57(t、1H)。
実施例222
(−)−6−(4−クロロフェニル)−N−(3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak AD 5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%トリフルオロ酢酸(99%))/B:(50体積%エタノール+50体積%メタノール)、勾配:40−50%B、20分及び50%B20−25分、40mL/分、UV:280nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物17.7mg(14%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.35−3.43(m、1H)、3.61−3.69(m、1H)、3.78−3.91(m、1H)、5.93(dt、1H)、5.99(d、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.98−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=7.17分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak AD 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%トリフルオロ酢酸(99%))/B:(50体積%エタノール+50体積%メタノール)、勾配:40−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:280nm。
[α]D 20=−10.8°(c=1.00、メタノール)。
実施例223
(+)−6−(4−クロロフェニル)−N−(3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak AD 5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%トリフルオロ酢酸(99%))/B:(50体積%エタノール+50体積%メタノール)、勾配:40−50%B、20分及び50%B20−25分、40mL/分、UV:280nm)によって分離して、標題生成物を得て、それをRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によってさらに精製して、標題化合物17.7mg(14%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.39(ddd、1H)、3.61−3.70(m、1H)、3.78−3.91(m、1H)、5.94(dt、1H)、5.99(d、1H)、7.35−7.43(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.04(m、2H)、8.66(s、1H)、9.57(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=7.17分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak AD 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%トリフルオロ酢酸(99%))/B:(50体積%エタノール+50体積%メタノール)、勾配:40−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:280nm。
[α]D 20=+11.4°(c=1.00、メタノール)。
実施例224
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノブタン−1,4−ジオール(55mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物67mg(53%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.59−1.69(m、1H)、1.74−1.83(m、1H)、3.41−3.56(m、4H)、4.05−4.14(m、1H)、4.50(t、1H)、4.89(t、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.53−7.65(m、6H)、7.97−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.43(d、1H)。
実施例225
(+)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm、移動相:A:ヘキサン/B:エタノール、勾配:20−50%B、15分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得て、それをさらにRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物19mg(7%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.59−1.69(m、1H)、1.73−1.83(m、1H)、3.41−3.56(m、4H)、4.04−4.14(m、1H)、4.50(t、1H)、4.89(t、1H)、7.36−7.41(m、1H)、7.52−7.65(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、7.96−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.43(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.57分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IC 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:ヘキサン/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+26.7°(c=1.00、メタノール)。
実施例226
(−)−6−(4−クロロフェニル)−N−(1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IC 5μ 250×30mm、移動相:A:ヘキサン/B:エタノール、勾配:20−50%B、15分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得て、それをさらにRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物19mg(7%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.59−1.69(m、1H)、1.73−1.83(m、1H)、3.41−3.56(m、4H)、4.04−4.13(m、1H)、4.50(t、1H)、4.89(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.43(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=7.29分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IC 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:ヘキサン/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−22.1°(c=1.00、メタノール)。
実施例227
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−1−ヒドロキシ−4−メトキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−4−メトキシブタン−1−オール(62mg、0.52mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物14.1mg(11%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.66−1.76(m、1H)、1.81−1.91(m、1H)、3.21(s、3H)、3.38(t、2H)、3.41−3.47(m、1H)、3.48−3.54(m、1H)、4.04−4.13(m、1H)、4.90(t、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例228
6−(4−クロロフェニル)−N−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。2−アミノプロパン−1,3−ジオール(40mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物45mg(37%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.44−3.52(m、2H)、3.54−3.61(m、2H)、3.91−4.00(m、1H)、4.87(t、2H)、7.35−7.42(m、1H)、7.52−7.65(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.67(s、1H)、9.54(d、1H)。
実施例229
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2S)−2−アミノ−3−メトキシプロパン−1−オール(46mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物78mg(62%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.28(s、3H)、3.41−3.58(m、4H)、4.08−4.16(m、1H)、4.97(t、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.97−8.02(m、2H)、8.67(s、1H)、9.54(d、1H)。
実施例230
3,6−無水−2−({[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}アミノ)−2,4,5−トリデオキシ−DL−エリトロ−ヘキシトール及び1,4−無水−5−({[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}アミノ)−2,3,5−トリデオキシ−DL−トレオ−ヘキシトール
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。5−アミノ−1,4−無水−2,3,5−トリデオキシヘキシトール塩酸塩(1:1)(73mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.303mL、1.74mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、1H−NMR分析によるジアステレオマー58:42混合物としての標題化合物77mg(58%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.56(ddd、1H、主成分)、1.67−1.97(m、3H、主成分、4H、少量成分)、3.45−3.53(m、2H、主成分、1H、少量成分)、3.60−3.68(m、1H、主成分、2H、少量成分)、3.72−3.81(m、1H、主成分、1H、少量成分)、3.92−4.14(m、2H、主成分、2H、少量成分)、4.88(t、1H、少量成分)、4.91(t、1H、主成分)、7.35−7.42(m、1H、主成分、1H少量成分)、7.52−7.66(m、5H、主成分、5H、少量成分)、8.67(s、1H、主成分、1H、少量成分)、9.45(d、1H、主成分)、9.57(d、1H、少量成分)。
実施例231
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R,3R)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(60mg、0.17mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。(2R,3R)−3−アミノブタン−2−オール(31mg、0.35mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.136mL、0.78mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、152μL、50%DMF中溶液261μmol)をその順で加えた。それを室温で1時間攪拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物50mg(69%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.04(d、3H)、1.15(d、3H)、3.66−3.75(m、1H)、3.88−3.98(m、1H)、4.95(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.46(d、1H)。
[α]D 20=−19.4°(c=1.00、メタノール)。
実施例232
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(1RS)−2−アミノ−1−シクロペンチルエタノール塩酸塩(1:1)(72mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.303mL、1.74mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物60mg(45%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.16−1.27(m、1H)、1.32−1.74(m、7H)、1.78−1.90(m、1H)、3.16−3.24(m、1H)、3.30−3.42(m、1H及び水シグナル)、3.53(ddd、1H)、4.93(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.97−8.02(m、2H)、8.65(s、1H)、9.56(t、1H)。
実施例233
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−3−エチル−2−ヒドロキシペンチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−1−アミノ−3−エチルペンタン−2−オール(57mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で1時間攪拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物60mg(45%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.81−0.88(m、6H)、1.16−1.51(m、5H)、3.18(ddd、1H)、3.52−3.61(m、2H)、4.83(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.55(t、1H)。
実施例234
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.15mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。4−(アミノメチル)−1−メチルピペリジン−4−オール(31mg、0.22mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.114mL、0.65mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、127μL、50%DMF中溶液218μmol)をその順で加えた。それを室温で1時間攪拌した。
反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物32mg(47%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.44−1.54(m、4H)、2.13(s、3H)、2.20−2.29(m、2H)、2.31−2.40(m、2H)、4.52(s、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.54(t、1H)。
実施例235
6−(4−クロロフェニル)−N−[(2RS)−3−(ジメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.29mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。1−アミノ−3−(ジメチルアミノ)プロパン−(2RS)−2−オール(51mg、0.44mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.227mL、1.31mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、254μL、50%DMF中溶液435μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物65mg(50%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=2.16(s、6H)、2.19−2.28(m、2H)、3.15−3.24(m、1H)、3.56−3.64(m、1H)、3.68−3.76(m、1H)、4.90(d、1H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.66(m、5H)、7.97−8.03(m、2H)、8.66(s、1H)、9.56(t、1H)。
実施例236
N−[(1RS)−1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(75mg、0.25mmol)を脱水DMF(1.5mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(51mg、0.37mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.256mL、1.47mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、214μL、50%DMF中溶液367μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物50mg(52%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.25−0.50(m、4H)、1.02−1.12(m、1H)、2.36(s、3H)、3.40−3.47(m、1H)、3.52−3.61(m、2H)、4.91(t、1H)、7.30−7.35(m、2H)、7.48−7.60(m、3H)、7.63−7.69(m、2H)、7.81−7.86(m、2H)、8.63(s、1H)、9.65(d、1H)。
実施例237
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1mL)に溶かした。(2S)−2−アミノプロパン−1−オール(20mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物37.2mg(65%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.17(d、3H)、3.40−3.50(m、2H)、3.99−4.09(m、1H)、4.94(t、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.42(d、1H)。
[α]D 20=+9.0°(c=1.00、DMSO)。
実施例238
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1mL)に溶かした。(2R)−2−アミノプロパン−1−オール(20mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物35mg(61%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.17(d、3H)、3.40−3.50(m、2H)、3.99−4.10(m、1H)、4.94(t、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例239
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1mL)に溶かした。(2S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール(27.3mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物50mg(82%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.89(d、3H)、0.93(d、3H)、1.91−2.04(m、1H)、3.41−3.49(m、1H)、3.51−3.59(m、1H)、3.81−3.90(m、1H)、4.81(brs、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.73(s、1H)、9.39(d、1H)。
実施例240
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1mL)に溶かした。(2R)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール(27.3mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物44mg(72%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.89(d、3H)、0.93(d、3H)、1.91−2.04(m、1H)、3.41−3.48(m、1H)、3.41−3.48(m、1H)、3.82−3.89(m、1H)、4.81(brs、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.73(s、1H)、9.39(d、1H)。
実施例241
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−2−ヒドロキシ−3−メチルブチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−1−アミノ−3−メチルブタン−2−オール塩酸塩(1:1)(73.8mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.253mL、1.45mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物90.8mg(74%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.88(t、6H)、1.55−1.69(m、1H)、3.18−3.27(m、1H)、3.29−3.36(m、1H及び水シグナル)、3.54(ddd、1H)、4.91(d、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.53(t、1H)。
実施例242
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(68mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル勾配)によって精製して、標題化合物73.9mg(57%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.48(ddd、1H)、3.71−3.80(m、1H)、4.17−4.29(m、1H)、6.67(d、1H)、7.37−7.44(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.89(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.62(t、1H)。
実施例243
(−)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−Fフルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、15分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得て、それをさらにRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物22mg(17%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.48(ddd、1H)、3.72−3.79(m、1H)、4.17−4.28(m、1H)、6.67(s、1H)、7.37−7.44(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.89(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.62(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.09分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=−4.7°(c=1.00、DMSO)。
実施例244
(+)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−Fフルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IA 5μ 250×30mm、移動相:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、15分、40mL/分、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得て、それをさらに、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物17.5mg(14%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.48(ddd、1H)、3.72−3.79(m、1H)、4.17−4.29(m、1H)、6.67(s、1H)、7.37−7.44(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.68(m、2H)、7.89(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.62(t、1H)。
キラルHPLC:Rt=5.68分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IA 3μ 100×4.6mm;溶離液:A:(ヘキサン+0.1体積%ジエチルアミン(99%))/B:エタノール、勾配:20−50%B、7分、流量:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm。
[α]D 20=+13.3°(c=1.00、DMSO)。
実施例245
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(47.1mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物87.4mg(74%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.88(d、3H)、1.75−1.87(m、1H)、3.23−3.42(m、4H及び水シグナル)、4.62(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.43(t、1H)。
実施例246
(−)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。(2S)−3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(68mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.83mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物55mg(66%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.88(d、3H)、1.74−1.88(m、1H)、3.21−3.43(m、4H及び水シグナル)、4.62(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.43(t、1H)。
[α]D 20=−3.3°(c=1.00、DMSO)。
実施例247
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3RS)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2mL)に溶かした。(2RS)−4−アミノブタン−2−オール(47.1mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
(2RS)−4−アミノブタン−2−オール(30mg、0.34mmol)を加え、それを室温で終夜撹拌した。(2RS)−4−アミノブタン−2−オール(20mg、0.22mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.100mL、0.57mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、115μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物59mg(50%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.08(d、3H)、1.48−1.67(m、2H)、3.36−3.50(m、2H)、3.64−3.75(m、1H)、4.62(d、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.69(s、1H)、9.42(t、1H)。
実施例248
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(3S)−3−ヒドロキシブチル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。(2S)−4−アミノブタン−2−オール塩酸塩(1:1)(47.1mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.210mL、1.20mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物54mg(65%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.08(d、3H)、1.48−1.67(m、2H)、3.36−3.50(m、2H)、3.64−3.75(m、1H)、4.62(d、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.42(t、1H)。
[α]D 20=+12.3°(c=1.00、DMSO)。
実施例249
2−(3−フルオロフェニル)−N−(3−ヒドロキシプロピル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1.0mL)に溶かした。3−アミノプロパン−1−オール(19.9mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/メタノール、勾配)によって精製して、標題化合物を得て、それをさらに、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物7.6mg(13%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.68(5重線、2H)、3.42(q、2H)、3.48(q、2H)、4.57(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.39(t、1H)。
実施例250
N−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1.0mL)に溶かした。2−アミノプロパン−1,3−ジオール(24.1mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物48mg(60%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.44−3.52(m、2H)、3.55−3.62(m、2H)、3.92−4.01(m、1H)、4.88(t、2H)、7.37−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.53(d、1H)。
実施例251
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1.0mL)に溶かした。(2S)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール(40.0mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物41.4mg(61%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=2.79−2.86(m、1H)、2.90−2.97(m、1H)、3.40−3.51(m、2H)、4.15−4.25(m、1H)、5.03(t、1H)、7.16−7.22(m、1H)、7.23−7.32(m、4H)、7.37−7.43(m、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.18(d、2H)、8.69(s、1H)、9.51(d、1H)。
実施例252
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(50mg、0.13mmol)を脱水DMF(1.0mL)に溶かした。(2R)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール(40.0mg、0.26mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.104mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、116μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物45.7mg(68%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=2.78−2.86(m、1H)、2.90−2.97(m、1H)、3.40−3.51(m、2H)、4.15−4.25(m、1H)、5.03(t、1H)、7.15−7.22(m、1H)、7.24−7.32(m、4H)、7.37−7.44(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.18(d、2H)、8.69(s、1H)、9.51(d、1H)。
実施例253
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−4−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(3RS)−3−アミノブタン−1−オール(47.1mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物88.3mg(74%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.19(d、3H)、1.60−1.74(m、2H)、3.45−3.51(m、2H)、4.09−4.21(m、1H)、4.51(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.29(d、1H)。
実施例254
(+)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−4−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:メタノール、定組成:12%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して、標題化合物30mg(25%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.19(d、3H)、1.60−1.74(m、2H)、3.45−3.51(m、2H)、4.09−4.21(m、1H)、4.51(t、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.29(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.22分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:メタノール、定組成:12%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、UV:254nm。
[α]D 20=+32.6°(c=1.00、DMSO)。
実施例255
(−)−2−(3−フルオロフェニル)−N−(4−ヒドロキシブタン−2−イル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−4−ヒドロキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドをキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:メタノール、定組成:12%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して、標題化合物を得て、それをさらにRP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物28mg(24%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.19(d、3H)、1.60−1.74(m、2H)、3.45−3.52(m、2H)、4.15(spt、1H)、4.51(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.70(s、1H)、9.29(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.33分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:メタノール、定組成:12%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、UV:254nm。
[α]D 20=−16.4°(c=1.00、DMSO)。
実施例256
2−(3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(33.0mg、0.37mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.83mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物54.6mg(66%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.13(s、6H)、3.31−3.33(m、2H及び水シグナル)、4.68(s、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.73(s、1H)、9.53(t、1H)。
実施例257
(+)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。(2S)−2−アミノ−3−メトキシプロパン−1−オール(38.9mg、0.37mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.83mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物59mg(69%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.28(s、3H)、3.41−3.59(m、4H)、4.09−4.17(m、1H)、4.98(t、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.53−7.58(m、1H)、7.60−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.53(d、1H)。
[α]D 20=+5.9°(c=1.00、DMSO)。
実施例258
(−)−2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。(2R)−2−アミノ−3−メトキシプロパン−1−オール(38.9mg、0.37mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.83mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア水(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物65mg(75%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.28(s、3H)、3.42−3.59(m、4H)、4.09−4.18(m、1H)、4.98(t、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.53−7.58(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.53(d、1H)。
[α]D 20=−3.3°(c=1.00、DMSO)。
実施例259
2−(3−フルオロフェニル)−N−[(2RS)−1−ヒドロキシ−4−メトキシブタン−2−イル]−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−4−メトキシブタン−1−オール(63mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物84mg(66%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.66−1.77(m、1H)、1.81−1.91(m、1H)、3.39(t、2H)、3.42−3.55(m、2H)、4.04−4.14(m、1H)、4.91(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.40(d、1H)。
実施例260
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS,3RS)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド又は2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2SR,3RS)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS,3RS)−3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン−2−オール又は(2SR,3RS)−3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン−2−オール(75.7mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.1体積%ギ酸(99%))/アセトニトリル、勾配)によって精製し、標題化合物119mg(90%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.21(d、3H)、4.00−4.10(m、1H)、4.78(td、1H)、5.36(d、1H)、7.38−7.45(m、1H)、7.56−7.60(m、1H)、7.61−7.68(m、2H)、7.89(d、2H)、8.22(d、2H)、8.78(s、1H)、9.92(d、1H)。
実施例261
N−[(2RS)−3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−3−アミノ−1,1−ジフルオロプロパン−2−オール塩酸塩(1:1)(78.0mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物85mg(68%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.40(ddd、1H)、3.66(dt、1H)、3.85(brs、1H)、5.94(dt、1H)、6.00(d、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.89(d、2H)、8.20(d、2H)、8.73(s、1H)、9.56(t、1H)。
実施例262
N−[(2RS)−1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノブタン−1,4−ジオール(55.6mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
(2RS)−2−アミノブタン−1,4−ジオール(20mg、0.36mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.070mL、0.40mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、080μL、50%DMF中溶液137μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物30mg(24%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.60−1.70(m、1H)、1.74−1.84(m、1H)、3.41−3.56(m、4H)、4.05−4.15(m、1H)、4.50(t、1H)、4.89(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例263
3,6−無水−2,4,5−トリデオキシ−2−[({2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル}カルボニル)アミノ]−DL−エリトロ−ヘキシトール及び1,4−無水−2,3,5−トリデオキシ−5−[({2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル}カルボニル)アミノ]−DL−トレオ−ヘキシトール
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。5−アミノ−1,4−無水−2,3,5−トリデオキシヘキシトール(69.4mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.207mL、1.19mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
5−アミノ−1,4−無水−2,3,5−トリデオキシヘキシトール(20mg、0.15mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.105mL、0.60mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、115μL、50%DMF中溶液198μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物30mg(24%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.60−1.70(m、1H)、1.74−1.84(m、1H)、3.41−3.56(m、4H)、4.05−4.15(m、1H)、4.50(t、1H)、4.89(t、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.42(d、1H)。
実施例264
(−)−N−[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。(2S)−3−アミノプロパン−1,2−ジオール(33.7mg、0.37mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.83mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物51mg(61%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.19−3.43(m、3H及び水シグナル)、3.55−3.65(m、2H)、4.69(t、1H)、5.01(d、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.52(t、1H)。
[α]D 20=−8.1°(c=1.00、DMSO)。
実施例265
(+)−N−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(70mg、0.19mmol)を脱水DMF(1.4mL)に溶かした。(2R)−3−アミノプロパン−1,2−ジオール(33.7mg、0.37mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.83mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、162μL、50%DMF中溶液278μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物57mg(68%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.19−3.43(m、3H及び水シグナル)、3.55−3.65(m、2H)、4.69(t、1H)、5.01(d、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.60−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.72(s、1H)、9.52(t、1H)。
[α]D 20=+18.3°(c=1.00、DMSO)。
実施例266
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−[(2RS)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール塩酸塩(1:1)(87.5mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物85mg(66%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=3.66−3.74(m、1H)、3.83(dt、1H)、4.80−4.92(m、1H)、5.44(t、1H)、7.38−7.45(m、1H)、7.55−7.59(m、1H)、7.61−7.68(m、2H)、7.89(d、2H)、8.22(d、2H)、8.79(s、1H)、9.99(d、1H)。
実施例267
N−[(1RS)−1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミド
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(72.8mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗反応混合物を、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物84mg(69%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=0.26−0.50(m、4H)、1.03−1.13(m、1H)、3.41−3.48(m、1H)、3.52−3.62(m、2H)、4.93(t、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.55−7.58(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.20(d、2H)、8.73(s、1H)、9.55(d、1H)。
実施例268
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体No.1
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(72.8mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗取得物を、キラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して、標題化合物42.3mg(32%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.22(d、3H)、4.13−4.24(m、1H)、4.31−4.41(m、1H)、6.72(d、1H)、7.37−7.44(m、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.89(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.59(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=2.78分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、UV:254nm。
[α]D 20=+13.1°(c=1.00、DMSO)。
実施例269
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体No.2
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(72.8mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗取得物を、キラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して、標題化合物17.1mg(13%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.25(d、3H)、4.09−4.20(m、1H)、4.39−4.48(m、1H)、6.92(d、1H)、7.37−7.44(m、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.67(m、2H)、7.88(d、2H)、8.19(d、2H)、8.74(s、1H)、9.73(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=3.49分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、UV:254nm。
[α]D 20=+11.5°(c=1.00、DMSO)。
実施例270
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体No.3
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(72.8mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗取得物をキラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して標題生成物を得て、それをさらに、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物9.6mg(7%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.25(d、3H)、4.09−4.19(m、1H)、4.39−4.48(m、1H)、6.92(d、1H)、7.41(s、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.59−7.66(m、2H)、7.88(d、2H)、8.19(d、2H)、8.74(s、1H)、9.73(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=4.64分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、UV:254nm。
[α]D 20=−3.4°(c=1.00、DMSO)。
実施例271
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−N−(4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボキサミドの異性体No.4
2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(100mg、0.26mmol)を脱水DMF(2.0mL)に溶かした。(2RS)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール塩酸塩(1:1)(72.8mg、0.53mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.299mL、1.72mmol)、及び無水プロパンホスホン酸(T3P、231μL、50%DMF中溶液397μmol)をその順で加えた。それを室温で終夜撹拌した。
粗取得物を、キラルHPLC(カラム:Chiralpak IB 5μ 250×30mm、移動相:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、100mL/分、温度:40℃、BPR:150バール、UV:254nm)によって分離して標題生成物を得て、それをさらに、RP−HPLC(カラム:X−Bridge C18 5μm 100×30mm、移動相:(水+0.2体積%アンモニア(32%))/アセトニトリル、勾配)によって精製して、標題化合物24.3mg(18%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.22(d、3H)、4.13−4.24(m、1H)、4.31−4.41(m、1H)、6.72(d、1H)、7.41(brd、1H)、7.54−7.58(m、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.89(d、2H)、8.20(d、2H)、8.74(s、1H)、9.59(d、1H)。
キラルHPLC:Rt=6.66分。
装置:Agilent HPLC1260:Chiralpak IB 5μ 100×4.6mm;溶離液:A:二酸化炭素/B:イソプロパノール、定組成:7%B、流量:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100バール、UV:254nm。
[α]D 20=−9.5°(c=1.00、DMSO)。
実施例164に記載の手順を用い、表に挙げられた原料から、下記の実施例を製造した。記載のカラム及び溶媒条件を用いるキラルHPLCによって、ラセミ体からエナンチオマーを分離した。
実施例267に記載の手順を用い、表に挙げられた原料から、下記の実施例を製造した。記載のカラム及び溶媒条件を用いるキラルHPLCによって、ラセミ体からエナンチオマーを分離した。
実施例399
3−({[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸
メチル3−({[6−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−4−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパノエート(133mg)をアセトニトリル(2.5mL)に懸濁させた。水酸化リチウム(19.6mg)の水溶液(水0.3mL)を加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した。水(5mL)を加え、pHを調節して3とした(2M HCl、1.2mL)。沈殿を濾去し、水で洗浄し、50℃で真空乾燥して、標題化合物105mg(84%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]=1.14(s、6H)、3.50(d、2H)、7.35−7.42(m、1H)、7.53−7.65(m、5H)、7.96−8.02(m、2H)、8.66(s、1H)、9.62(t、1H)、12.53(brs、1H)。
実施例4に記載の手順を用い、表に挙げられた原料から、下記の実施例を製造した。記載のカラム及び溶媒条件を用いるキラルHPLCによって、ラセミ体からエナンチオマーを分離した。
実験の部−生物アッセイ
実施例について、選択された生物アッセイで1回以上試験を行った。試験を複数回行う場合、データは、平均値又は中央値のいずれかとして報告する。ここで、
・平均値は、算術平均値とも称され、得られた値の合計を試験回数によって割った値を表し、
・中央値は、昇順または降順で順位付けされた場合の値群の中央の数を表す。データセットにおける値の数が奇数である場合、中央値はその中央の値である。データセットにおける値の数が偶数である場合、中央値は二つの中央の値の算術平均である。
実施例は、1回以上合成した。複数回合成した場合に、生物アッセイからのデータは、1回以上の合成バッチの試験から得られたデータセットを用いて計算した平均値または中央値を表す。
本発明の化合物のイン・ビトロ活性は、下記のアッセイで示すことができる。
ヒト細胞系でのトランス活性化アッセイ(イン・ビトロアッセイ1及び2)
トランス活性化アッセイを、内因的にAHRを発現するU87神経膠芽腫細胞(ATCC)で行った。さらに、その細胞は、プロモーターにAHR結合部位(DRE)を有するAHR誘発性蛍ルシフェラーゼ光レポーター遺伝子構築物及び構成的に活性なプロモーターを有するウミシイタケレポーター遺伝子構築物で安定にトランスフェクションされた。キヌレン酸は内因性AHR活性化リガンドであり、それを用いて、化合物の拮抗的特性の試験を行う前に試験細胞を前刺激した。
イン・ビトロアッセイ1:ヒト細胞系における拮抗作用
150μMキヌレン酸を補充した培地(トリプトファンを含まないRPMI、1%FCS、2mMグルタミン)中の細胞を、濃度を上昇させながらの試験化合物(代表的希釈液:二連で72pmol/L、0.25nmol/L、0.89nmol/L;3.1nmol/L、11nmol/L、38nmol/L、130nmol/L、470nmol/L、1.6μmol/L、5.7μmol/L及び20μmol/L)の非存在下(陰性対照)又は存在下に20時間増殖させた。陽性阻害対照として、150μMキヌレン酸を補充した細胞を、5μMスタウロスポリンの存在下にインキュベートした。陽性対照および陰性対照によって、正規化を行った。
蛍ルシフェラーゼ及びウミシイタケ活性を、DualGloルシフェラーゼアッセイシステム(Promega、#2920)によって求めた。ウミシイタケ活性を用いて、化合物の毒性効果を評価した。
イン・ビトロアッセイ2:ヒト細胞系における作動作用
培地(トリプトファンを含まないRPMI、1%FCS、2mMグルタミン)中の細胞を、濃度を上昇させながらの試験化合物(代表的希釈液:二連で72pmol/L、0.25nmol/L、0.89nmol/L;3.1nmol/L、11nmol/L、38nmol/L、130nmol/L、470nmol/L、1.6μmol/L、5.7μmol/L及び20μmol/L)の非存在下(陰性対照)又は存在下に20時間増殖させた。陽性活性化対照として、細胞を、300μMキヌレン酸とともにインキュベートした。陽性対照および陰性対照によって、正規化を行った。
蛍ルシフェラーゼ活性を、SteadyGloルシフェラーゼアッセイシステム(Promega、#2520)によって求めた。
イン・ビトロアッセイ3:ヒト細胞系におけるAHR調節CYP1A1発現
本願に記載の物質のAHR阻害活性を評価するため、用量依存的にリガンド誘発AHR遺伝子調節に拮抗するその能力を定量した。これに関して、定量的PCR分析を用いて、AHR阻害剤の存在下及び非存在下での200μM KAによる刺激でのヒト単球U937細胞系におけるAHR調節遺伝子CYP1A1の発現を求めた。U937細胞を、96ウェルマイクロタイタープレートにおける成長培地(RPMI1640、20%FCS)100μL中に、2×105細胞/ウェルの濃度で蒔いた。物質の存在下又は非存在下に6時間にわたり、200μM KA(陽性対照)でCYP1A1発現を誘発した。ヒトU937細胞を代表的には、8種類の異なる濃度の物質(1nM、3nM、10nM、30nM、100nM、300nM、1μM及び3μM)とともにインキュベートし、同じマイクロタイタープレートで二連で分析した。刺激後、細胞をNucleic Acid Lysis Solution(#4305895、Applied Biosystems)で溶解し、RNAを6100 Nucleic Acid Preparation Station(Applied Biosystems)を用いて単離し、SuperScript VILO cDNA合成キット(#11754−250、Invitrogen)を用いてcDNAに逆転写した。未刺激細胞を、陰性対照として使用した。ヒトCYP1A1(Hs01054797_g1)及びヒトHPRT(Hs02800695_m1)用のTaqmanプローブを用いて、HPRTのCYP1A1のフォールド発現を分析した。Taqman SDS7900HTで定量を行った。
表8:イン・ビトロアッセイ1〜3での実施例のIC
50値
イン・ビトロアッセイ4:ヒト一次単球からのTNFa産生のレスキュー
物質が免疫細胞活性を高める能力を測定した。物質について、LPS刺激ヒト単球によるTNFa産生のKA誘発阻害を無効化する能力を調べた。ヒト単球をMiltenyiビーズを用いるドナーPBMCからの陰性選択によって精製し、完全成長培地(RPMI1640、10%FCS)に2×105細胞/ウェルで蒔いた。単球を10ng/mL LPS(O127:B8、#L4516、Sigma)及び200μM KA(#3375、Sigma)とともにインキュベートし、物質を1μM、0.3μM及び0.1μMの濃度で加え、18時間培養を行った。LPSのみを、陽性対照とした。上清中のTNFa産生をMeso Scale Discoveryイムノアッセイによって測定し、物質がTNFa産生をレスキューする能力を、LPS刺激及びKA誘発阻害のパーセントとして計算し、基準AHR拮抗薬化合物GNF−351によるドナー特異的応答に対して正規化した(Smith et al., J Pharmacol Exp Ther, 2011, 338(1):318−27)。表9は、GNF−351による最高パーセントレスキュー(0.3及び0.1μMで認められる)に対する最高パーセントTNFaレスキュー並びに試験化合物で最高レスキューが認められた濃度を示す。
表9:ヒト単球:イン・ビトロアッセイ4での選択された実施例の効力
イン・ビボアッセイ:実施例化合物及びPD−1/−L1軸拮抗薬を含む組成物の効力
動物は、Charles River Sulzfeld(ドイツ)から注文し、8週齢で試験に割り当てた。動物の飼育、給餌及び健康状態は、動物保護ガイドラインに従っている。CT26細胞(ATCCから入手)を、10%FCSを含むRPMI1640とともに培養し、少なくとも3回分けてから、接種に供した。雌Balb/cマウスに、50%培地/50%マトリゲル中の500.000のCT26腫瘍細胞を脇腹に皮下的に接種した。4日後、動物を無作為化し、治療処置を第5日に開始した。30mg/kgの実施例23をエタノール/Solutol/水(10/40/50)に溶かし、1日2回経口投与し、10mg/kgの抗体aPD−L1 q3d(TPP−3911)を腹腔内投与した。
抗PDL1抗体は、マウスIgG1CH1、2及び3ドメインを有するアテゾリズマブの可変ドメインのキメラである。
腫瘍の大きさは、長さ(a)及び幅(b)を測定するキャリパーを用いて測定した。腫瘍体積は、下記式に従って計算した。
表10:対照群での腫瘍の大きさに対する処置下の腫瘍の大きさの比率(T/C)として示される効力
単独療法及び組み合わせ治療の有意性を、二元ANOVA解析によって測定される対照群に対して計算した。三つの群は全て、対照と比較して有意に小さい腫瘍を有する。
AHRi+aPD−L1組み合わせ群の有意性を、二元ANOVA解析によって測定される単独療法AHRi及び単独療法aPD−L1群に対して計算した。組み合わせ療法治療腫瘍は、単独療法と比較して有意に小さい。