JP2019516714A - 感染症の治療のための酸素、硫黄および窒素リンカーを有する新規ピラジン化合物 - Google Patents

感染症の治療のための酸素、硫黄および窒素リンカーを有する新規ピラジン化合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩類、鏡像異性体もしくはジアステレオマーに関し、式中、R1〜R3は、上記の通りである。該化合物は、B型肝炎ウイルス感染の治療または予防に有用であり得る。【選択図】なし

Description

本発明は、哺乳類における療法および/または予防に、特にB型肝炎ウイルス感染の治療に有用な有機化合物ならびにそれらの医薬活性、製造、それらを含有する医薬組成物およびそれらの医薬品としての可能性のある使用に関する。
本発明は、式(I)の化合物
Figure 2019516714
またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーに関し、式中、R〜Rは、下記の通りである。本発明の化合物は、B型肝炎ウイルス感染の治療または予防に有用である。
B型肝炎ウイルス(HBV)感染は、世界中で主な公衆衛生上の問題であり、世界人口のおおよそ30%が、現在または過去の感染の血清学的な証拠を示す。1980年代初期におけるそのウイルスに対する安全かつ有効な予防ワクチンの導入にもかかわらず、なお世界中に2億4000万人より多くの慢性HBV保因者が存在すると推定されており、その高い割合が、最終的に肝硬変または肝細胞癌(HCC)を発現するであろう(WHO B型肝炎ファクトシートN°204)。2010年の世界の疾病負担研究(R Lozano, et al. Lancet, 380 (2012), 2095-2128)において、HBV感染は、世界における最高の医療優先事項に位置付けられており、10番目の主な死因であった(1年あたり780,000件の死亡)。最近の研究は、慢性HBV感染を有する患者における肝硬変およびHCCへの進行は、循環するHBV DNAのレベルと有意に関係していることを示している。従って、HBVに対する抗ウイルス療法は、硬変への進行またはHCCの発現を予防するために決定的に重要である。
HBVは、ヘパドナウイルス科(Hepadnaviridae family)に属する小型エンベロープウイルスである。それは、おおよそ3200塩基対を有する部分的に二本鎖のDNAゲノムを含有する。HBVは、ヒト肝細胞への感染に関する強い選好性を有する。ライフサイクルは、HBVが宿主細胞膜にそのエンベロープタンパク質を介して付着した際に始まる。ウイルス侵入の正確な機序は、完全には解明されていない。ヌクレオカプシドを含有するウイルスの弛緩型環状DNA(rcDNA)は、細胞質中に放出され、核に輸送される。核において、rcDNAは、ウイルスおよび細胞酵素の両方により修復されて共有結合閉環状DNA(cccDNA)を形成する。それぞれの感染した細胞は1〜50個のcccDNA分子を独特のエピソーム性ミニ染色体として含有するという証拠が存在する。サブゲノムRNA(sgRNA)およびプレゲノムRNA(pgRNA)の両方が、細胞の転写機序を用いてcccDNAから転写される。核外輸送後、pgRNAは、翻訳されてコアタンパク質およびウイルスポリメラーゼになる。sgRNAは、翻訳されて調節性Xタンパク質および3種類のエンベロープタンパク質になる。RNAを含有するウイルスヌクレオカプシドの自己集合は、pgRNAのコアタンパク質およびポリメラーゼとの複合体形成により起こる。ヌクレオカプシド内で、pgRNAは、逆転写されてマイナス鎖DNAになる。次いで、rcDNAが、マイナス鎖DNAからのプラス鎖合成により生成される。ヌクレオカプシドは、cccDNA増幅のために核に再度運び込まれるか、または小胞体(ER)を介してエンベロープに包まれて放出されるかのどちらかである。逆転写酵素は、プルーフリーディング活性を欠いており;従って、ウイルスゲノムの変異は、高頻度であり、結果として感染した個体における遺伝的に異なるウイルス種(疑似種)の同時存在をもたらす。
現在、インターフェロン(IFN)の2種類の配合物(従来のIFNおよびPEG−IFN)および5種類のヌクレオシド(ヌクレオチド)類似体(NUC:ラミブジン、アデホビルジピボキシル、エンテカビル、テルビブジンおよびテノホビルジソプロキシル)を含む7種類の治療法が、慢性B型肝炎(CHB)に関して認可されている。免疫調節剤およびNUCの間の主な違いは、PEG−IFNが有限の使用期間の利点を有し、一方でNUCの使用は無期限であることである。PEG−IFNの主な欠点は、その高い有害事象の頻度である。一部のウイルス遺伝子型は、インターフェロン療法に対して良好な反応を示さない。一方で、NUCの長期使用は、薬剤耐性のリスクをもたらす。CHBに関する抗ウイルス療法の究極的な目標は、HBVの根絶または持続的なウイルス抑制により肝硬変またはHCCへの進行を予防することである。現在治療されている患者の大部分は、この目標を達成することができていない。上記で示されたように、ヌクレオカプシドの集合は、HBVのゲノム複製に関する決定的に重要な段階である。ウイルスDNAの合成は、排他的にヌクレオカプシド内で起こるため、ヌクレオカプシドの集合および脱集合は、ウイルスゲノムの正確なパッケージングおよび放出を確実にするために正確に制御されなければならない。ヌクレオカプシドの集合は、HBVの多様性を制限する進化的に制約的なプロセスであり、それは、わずかな分子的妨害にさえも高度に感受性である。ヌクレオカプシドの集合および脱集合は、両方ともそのプロセスを様々なHBV遺伝子型および薬剤耐性分離株に対する新しい抗ウイルス療法の開発に関する魅力的な療法標的にする。少数のカプシド関連抗HBV化合物が、報告されている。例えば、Bay 41−4109、Bay 38−7690およびBay 39−5493と名付けられた化合物(Deres K. et al. Science 2003, 893)を含むヘテロアリールジヒドロピリミジン類(HAP)、ならびにフェニルプロペンアミド誘導体、例えばAT−61およびAT−130(Feld J. et al. Antiviral Research 2007, 168-177)。カプシドは、臨床段階の下でいくつかの分子による有望な薬物標的になってきた。B型肝炎ウイルス感染の予防および治療のための新規の治療法を開発する必要性が、まだ存在する。
WHO B型肝炎ファクトシートN°204 R Lozano, et al. Lancet, 380 (2012), 2095-2128 Deres K. et al. Science 2003, 893 Feld J. et al. Antiviral Research 2007, 168-177
本発明は、式(I)の新規化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーに関し、
Figure 2019516714
式中、
は、−OR(式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、オキソピロリジニル、C1−6アルキルスルホニルピペリジニル、ピリジニル、ハロピリジニルまたはピリミジニルである);
−SO(式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、C1−6アルキルアミノ、(C1−6アルキル)アミノ、ヒドロキシC1−6アルキルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、ピロリジニル、ハロピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、モルホリニル、ハロアゼチジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルである);または
−NR(式中、RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−6アルコキシC1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルおよびC3−7シクロアルキルスルホニルから選択される)であり;
は、HまたはC1−6アルキルであり;
は、フェニル(前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている);または
ピリジニル(前記ピリジニルは、未置換であるか、またはハロゲンもしくはハロC1−6アルキルにより置換されている)である。
本発明の目的は、式(I)の新規化合物、それらの製造、本発明に従う化合物に基づく医薬品およびそれらの生産、ならびに式(I)の化合物のHBV阻害剤としての、そしてHBV感染の治療または予防のための使用である。
定義
用語“C1−6アルキル”は、1〜6個の炭素原子の一価直鎖または分枝鎖飽和炭化水素基を意味する。特定の態様において、C1−6アルキルは、1〜6個の炭素原子を有し、より特定の態様において、1〜4個の炭素原子を有する。C1−6アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチルを含む。
用語“ハロ”または“ハロゲン”は、本明細書において互換的に用いられており、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
用語“ハロC1−6アルキル”は、C1−6アルキル基の水素原子の少なくとも1個が同じまたは異なるハロゲン原子、特にフルオロ原子により置き換えられているC1−6アルキル基を意味する。ハロC1−6アルキルの例は、モノフルオロ−、ジフルオロ−またはトリフルオロ−メチル、−エチルまたは−プロピル、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル、2−フルオロエチル、トリフルオロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチルまたはトリフルオロメチルを含む。
用語“ハロピリジニル”は、ハロゲンにより1回、2回または3回置換されているピリジニルを意味する。ハロピリジニルの例は、ブロモピリジニル、クロロピリジニル、ジフルオロピリジニル、フルオロピリジニルおよびフルオロクロロピリジニルを含むが、それらに限定されない。
用語“ハロアゼチジニル”は、ハロゲンにより1回、2回または3回置換されているアゼチジニルを意味する。ハロアゼチジニルの例は、ジフルオロアゼチジニルを含むが、それに限定されない。
用語“ハロピロリジニル”は、ハロゲンにより1回、2回または3回置換されているピロリジニルを意味する。ハロピロリジニルの例は、ジフルオロピロリジニルを含むが、それに限定されない。
用語“オキソ”は、二価酸素原子=Oを意味する。
用語“ヘテロシクリル”は、N、OおよびSから選択される1〜5個の環ヘテロ原子を含み、残りの環原子が炭素である、3〜10個の環原子の一価飽和または部分不飽和の単環式または二環式環系を意味する。特定の態様において、ヘテロシクリルは、N、OおよびSから選択される1、2または3個の環ヘテロ原子を含み、残りの環原子が炭素である、4〜7個の環原子の一価飽和単環式環系である。単環式飽和ヘテロシクリルに関する例は、アジリジニル、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル、アゼパニル、ジアゼパニル、ホモピペラジニル、オキサゼパニル、ならびにオキソピロリジニル、オキソモルホリニル、オキソオキサゾリジニルおよびオキソオキサジナニル(oxooxazinanyl)を含むが、それらに限定されないラクタムであり;単環式飽和ヘテロシクリルは、さらにC1−6アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノおよびC1−6アルキルスルホニルにより置換されていることができる。置換単環式飽和ヘテロシクリルに関する例は、ジフルオロアゼチジニル、ジフルオロピロリジニル、ヒドロキシピロリジニルおよびメチルスルホニルピペリジニルを含むが、それらに限定されない。
用語“ジアステレオマー”は、2個以上のキラリティーの中心を有する立体異性体を意味し、その分子は、互いの鏡像ではない。ジアステレオマーは、異なる物理特性、例えば融点、沸点、スペクトル特性、活性および反応性を有する。
用語“鏡像異性体”は、重ね合わせることができない互いの鏡像である化合物の2つの立体異性体を意味する。
用語“薬学的に許容可能な塩類”は、生物学的にも他の点でも望ましくなくない塩類を意味する。薬学的に許容可能な塩類は、酸および塩基付加塩類の両方を含む。
用語“薬学的に許容可能な酸付加塩”は、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸、ならびに脂肪族、脂環式、芳香族、芳香脂肪族、ヘテロ環式、カルボン酸、およびスルホン酸クラスの有機酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸(maloneic acid)、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、グルタミン酸、アントラニル酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、エンボン酸、フェニル酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸(salicyclic acid)から選択される有機酸を用いて形成された薬学的に許容可能な塩類を意味する。
用語“薬学的に許容可能な塩基付加塩”は、有機または無機塩基を用いて形成される薬学的に許容可能な塩類を意味する。許容可能な無機塩基の例は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、およびアルミニウム塩類を含む。薬学的に許容可能な有機性非毒性塩基由来の塩類は、第一級、第二級および第三級アミン、天然存在置換アミンを含む置換アミン、環状アミンおよび塩基性イオン交換樹脂、例えばイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジエチルアミノエタノール、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペリジン(piperizine)、ピペリジン(piperidine)、N−エチルピペリジン、およびポリアミン樹脂の塩類を含む。
1個またはいくつかのキラル中心を含有する一般式(I)の化合物は、ラセミ体、ジアステレオマー混合物、または光学活性な単一の異性体のいずれで存在することもできる。ラセミ体は、既知の方法に従って鏡像異性体へと分離することができる。特に、結晶化により分離することができるジアステレオマー塩類は、光学活性な酸、例えばD−またはL−酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸またはカンファースルホン酸との反応によりラセミ混合物から形成される。
HBVの阻害剤
本発明は、(i)一般式(I)を有する新規化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーを提供し:
Figure 2019516714
式中、
は、−OR(式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、オキソピロリジニル、C1−6アルキルスルホニルピペリジニル、ピリジニル、ハロピリジニルまたはピリミジニルである);
−SO(式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、C1−6アルキルアミノ、(C1−6アルキル)アミノ、ヒドロキシC1−6アルキルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、ピロリジニル、ハロピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、モルホリニル、ハロアゼチジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルである);または
−NR(式中、RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−6アルコキシC1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルおよびC3−7シクロアルキルスルホニルから選択される)であり;
は、HまたはC1−6アルキルであり;
は、フェニル(前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている);または
ピリジニル(前記ピリジニルは、未置換であるか、またはハロゲンもしくはハロC1−6アルキルにより置換されている)である。
本発明のさらなる態様は、(ii)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、イソプロポキシ、シクロペントキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、オキソピロリジニルオキシ、メチルスルホニルピペリジニルオキシ、ピリジニルオキシ、フルオロピリジニルオキシ、ピリミジニルオキシ、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、ジフルオロアゼチジニルスルホニル、ジフルオロピロリジニルスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシシクロペンチルスルホニル、ヒドロキシジメチルエチルアミノスルホニル、ヒドロキシピロリジニルスルホニル、イソブチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、モルホリニルスルホニル、ピロリジニルスルホニル、テトラヒドロフラニルスルホニル、テトラヒドロフラニルアミノスルホニル、テトラヒドロピラニルスルホニル、アセチルアミノ、アセチル(メチル)アミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニル(メチル)アミノ、メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ、エチルスルホニル(メチル)アミノまたはシクロプロピルスルホニル(メチル)アミノであり;
は、Hまたはメチルであり;
は、フルオロクロロフェニル、トリフルオロフェニル、クロロピリジニルまたはジフルオロメチルピリジニルである。
本発明の別の態様は、(iii)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、−ORであり、式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、オキソピロリジニル、C1−6アルキルスルホニルピペリジル、ピリジニル、ハロピリジニルまたはピリミジニルであり;
は、C1−6アルキルであり;
は、フェニルであり、前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている。
本発明のさらなる態様は、(iv)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、イソプロポキシ、シクロペントキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、オキソピロリジニルオキシ、メチルスルホニルピペリジニルオキシ、ピリジニルオキシ、フルオロピリジニルオキシまたはピリミジニルオキシであり;
は、メチルであり;
は、フルオロクロロフェニルまたはトリフルオロフェニルである。
本発明の別の態様において、本発明の特定の化合物は、(v)以下の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーから選択される:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロポキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペントキシ)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−(2−オキソピロリジン−3−イル)オキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジル)オキシ]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−6−メチル−3−ピリミジン−2−イルオキシ−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;および
(6S)−3−[(5−フルオロ−2−ピリジル)オキシ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド。
本発明の別の態様は、(vi)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、−SOであり、式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、C1−6アルキルアミノ、(C1−6アルキル)アミノ、ヒドロキシC1−6アルキルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、ピロリジニル、ハロピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、モルホリニル、ハロアゼチジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;
は、C1−6アルキルであり;
は、フェニル(前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている);またはピリジニル(前記ピリジニルは、未置換であるか、またはハロゲンもしくはハロC1−6アルキルにより置換されている)である。
本発明のさらなる態様は、(vii)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、ジフルオロアゼチジニルスルホニル、ジフルオロピロリジニルスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシシクロペンチルスルホニル、ヒドロキシジメチルエチルアミノスルホニル、ヒドロキシピロリジニルスルホニル、イソブチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、モルホリニルスルホニル、ピロリジニルスルホニル、テトラヒドロフラニルスルホニル、テトラヒドロフラニルアミノスルホニルまたはテトラヒドロピラニルスルホニルであり;
は、メチルであり;
は、フルオロクロロフェニル、トリフルオロフェニル、クロロピリジニルまたはジフルオロメチルピリジニルである。
本発明の別の態様において、本発明の特定の化合物は、(viii)以下の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーから選択される:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソブチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−[2−(ジフルオロメチル)−4−ピリジル]−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(ジメチルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(イソプロピルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)スルファモイル]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−6−メチル−3−[[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−6−メチル−3−モルホリノスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;および
(6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド。
本発明の別の態様は、(ix)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、−NRであり、式中、RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−6アルコキシC1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルおよびC3−7シクロアルキルスルホニルから選択され;
は、HまたはC1−6アルキルであり;
は、フェニルであり、前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている。
本発明のさらなる態様は、(x)式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーであり、式中、
は、アセチルアミノ、アセチル(メチル)アミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニル(メチル)アミノ、メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ、エチルスルホニル(メチル)アミノまたはシクロプロピルスルホニル(メチル)アミノであり;
は、Hまたはメチルであり;
は、フルオロクロロフェニルまたはトリフルオロフェニルである。
本発明の別の態様において、本発明の特定の化合物は、(xi)以下の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマーから選択される:
3−アセトアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペンタンカルボニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
ベンジル N−メチル−N−[(6S)−6−メチル−5−[(3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]カルバメート;
(6S)−3−[アセチル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−[2−メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
(6S)−3−[エチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;および
(6S)−3−[シクロプロピルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド。
合成
本発明の化合物は、あらゆる従来の手段により調製することができる。これらの化合物を合成するための適切なプロセスならびにそれらの出発物質は、下記のスキームにおいて、そして実施例において提供されている。全ての置換基、特にR〜Rは、別途示されない限り、上記で定義された通りである。さらに、別途明確に記載されない限り、全ての反応、反応条件、略語および記号は、有機化学における当業者に周知の意味を有する。
スキーム1:
Figure 2019516714
5aは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルである。RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、テトラヒドロフラニルおよびヒドロキシC1−6アルキルから選択され、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に3〜7員ヘテロシクリル、例えばアゼチジニル、ピロリジニルおよびモルホリニル(それらに限定されないが)を形成しており、それは、さらにヒドロキシまたはハロゲンで1回または2回置換されていることができる。Xは、ハロゲンである。
スキーム1において示されたように、本発明の化合物の合成は、二環式化合物IIから開始し、それは、ヨウ素化試薬、例えばN−ヨードスクシンイミドで処理されてヨウ化物IIIを与えた。ボロン酸ピナコールエステルIVは、既知の手順(Bethel, P. A. et al. Tetrahedron 2012, 68, 5434)に従って、ヨウ化物IIIをグリニャール試薬、例えばiPrMgClおよびボロン酸エステル、例えばiPrOBPinと反応させることにより調製された。中間体Vは、ボロン酸ピナコールエステルIVの酸化試薬、例えばmCPBAを用いた酸化から調製された。中間体Vは、塩基性条件、例えばNaHまたはt−BuOKにおいてアルキルハライドRXを用いてアルキル化され、酸性条件、例えばHCl/EtOAcまたはTFA/DCMにおいて脱保護され、続いてホスゲン等価体、例えばトリホスゲンおよびカルボニルジイミダゾールの存在下でアミンRNHを用いる尿素形成が行われ、最終化合物VIが得られた。前記の尿素形成反応において、適切なイソシアネートまたはフェニルカルバメートも、適用された(Padiya, K. J. et al. Org Lett. 2012, 14, 2814およびその中で引用されている参考文献)。一方で、銅は、硫黄と共にヨウ化物IIIのカップリング反応を触媒してジスルフィド中間体を与え、それは、還元試薬、例えばNBHにより還元されて中間体VIIを与えた。中間体VIIは、アルキルハライドR5aXによりアルキル化され、続いて酸化試薬、例えばmCPBAにより酸化されて中間体VIIIを与え、それは、次いでBoc脱保護、次いで上記で言及された適切な尿素形成法の使用により最終化合物IXへと変換された。さらに、ヨウ化物IIIの塩基、例えばn−BuLiによる処理は、有機金属種を形成し、続いてSOおよびNCSと反応してスルホニルクロリド中間体を与え、次いでそれが、アミンHNRと縮合させられて中間体Xを与えた。中間体Xは、上記で言及された適切な尿素形成法を用いることにより最終化合物XIへと変換された。
スキーム2:
Figure 2019516714
最終化合物XIIIおよびXIVの合成が、スキーム2において示されている。銅は、ヨウ化物IIIのアミンまたはアミドRNHとのカップリング反応を触媒して中間体XIを与え、それは、上記で言及された適切な尿素形成法を用いることにより最終化合物XIIIへと変換された。RNHがアミンである場合、化合物XIIIは、さらにアシルクロリドまたはスルホニルクロリドRClとの縮合により最終化合物XIVへと変換された。あるいは、RNHがアミンである場合、中間体XIは、まずアシルクロリドまたはスルホニルクロリドRClと反応して中間体XIIを与え、次いでそれが、上記で言及された適切な尿素形成法を用いることにより最終化合物XIVへと変換された。
本発明は、以下の反応を含む、式(I)の化合物の調製のためのプロセスにも関し:
(a)式(V)の化合物
Figure 2019516714
のアルキルハライドRXおよび酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
(b)式(VIII)の化合物
Figure 2019516714
の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
(c)式(IX)の化合物
Figure 2019516714
の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
(d)式(X)の化合物
Figure 2019516714
の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
(e)式(XII)の化合物
Figure 2019516714
の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
(f)式(XIII)の化合物
Figure 2019516714
のアシルクロリドまたはスルホニルクロリドRClとの反応;
式中、R〜Rは、上記で定義されており;R5aは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、テトラヒドロフラニルおよびヒドロキシC1−6アルキルから選択され、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に3〜7員ヘテロシクリル、例えばアゼチジニル、ピロリジニルおよびモルホリニル(それらに限定されないが)を形成しており、それは、さらにヒドロキシまたはハロゲンで1回または2回置換されていることができ;Xは、ハロゲンである。
工程(a)において、アルキルハライドRXは、例えば2−ヨードプロパンであることができる。
工程(a)、(b)、(c)、(d)および(e)において、酸は、例えばEtOAc中HClおよびDCM中TFAであることができ;ホスゲン等価体は、例えばトリホスゲンおよびカルボニルジイミダゾールであることができる。
工程(f)において、アシルクロリドまたはスルホニルクロリドRClは、例えばシクロペンタンカルボニルクロリドおよび2−メトキシエタンスルホニルクロリドであることができる。
上記のプロセスに従って製造された場合の式(I)の化合物も、本発明の対象である。
医薬組成物および投与
別の態様は、本発明の化合物および療法的に不活性なキャリヤー、希釈剤または賦形剤を含有する医薬組成物または医薬品、ならびに本発明の化合物を用いてそのような組成物および医薬品を調製する方法を提供する。一例において、式(I)の化合物は、周囲温度において適切なpHで、そして所望の程度の純度で、生理的に許容可能なキャリヤー、すなわち用いられる投与量および濃度において受容者に非毒性であるキャリヤーと共に混合することにより、生薬(galenical)投与形態中に配合することができる。配合物のpHは、主に化合物の特定の使用および濃度に依存するが、好ましくは約3〜約8の範囲である。一例において、式(I)の化合物は、酢酸緩衝液中でpH5において配合される。別の態様において、式(I)の化合物は、無菌である。化合物は、例えば固体もしくは非晶質組成物として、凍結乾燥された配合物として、または水溶液として保管することができる。
組成物は、良好な医療行為と両立する様式で配合、投薬および投与される。これに関連して考慮される要因は、治療されている特定の障害、治療されている特定の哺乳類、個々の患者の臨床状態、障害の原因、薬剤の送達の部位、投与の方法、投与のスケジュール、および医師に既知の他の要因を含む。投与されるべき化合物の“有効量”は、そのような考慮すべき事柄により左右されると考えられ、血清HBV DNAレベルの抑制、またはHBeAgのHBeAbへのセロコンバージョン、またはHBsAgの喪失、またはアラニンアミノトランスフェラーゼレベルの正常化および肝臓組織像における改善に必要な最小量である。例えば、そのような量は、正常細胞または全体としての哺乳類に毒性である量未満であり得る。
一例において、用量あたりの非経口的に投与される本発明の化合物の薬学的に有効な量は、1日あたり約0.01〜100mg/患者の体重1kg、あるいは約0.1〜20mg/患者の体重1kgの範囲であると考えられ、用いられる化合物の典型的な初期範囲は、0.3〜15mg/kg/日であろう。別の態様において、経口単位剤形、例えば錠剤およびカプセルは、約0.1〜約1000mgの本発明の化合物を含有する。
本発明の化合物は、経口、局所(バッカルおよび舌下を含む)、直腸、経膣、経皮、非経口、皮下、腹腔内、肺内、皮内、髄腔内および硬膜外ならびに鼻内、そして局所治療に関して所望される場合は病巣内投与を含む、あらゆる適切な手段により投与することができる。非経口注入は、筋内、静脈内、動脈内、腹腔内または皮下投与を含む。
本発明の化合物は、あらゆる好都合な投与形態、例えば錠剤、粉末、カプセル、溶液、分散剤、懸濁液、シロップ、スプレー、坐剤、ゲル、エマルジョン、パッチ等で投与することができる。そのような組成物は、医薬製剤において一般的に用いられている成分、例えば希釈剤、キャリヤー、pH調節剤、甘味料、増量剤およびさらなる有効薬剤を含有することができる。
典型的な配合物は、本発明の化合物およびキャリヤーまたは賦形剤を混合することにより調製される。適切なキャリヤーおよび賦形剤は、当業者には周知であり、例えばAnsel, Howard C., et al., Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems. Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2004; Gennaro, Alfonso R., et al. Remington: The Science and Practice of Pharmacy. Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2000;およびRowe, Raymond C. Handbook of Pharmaceutical Excipients. Chicago, Pharmaceutical Press, 2005において詳細に記載されている。配合物は、1種類以上の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、潤滑剤、乳化剤、懸濁化剤、保存剤、抗酸化剤、不透明化剤(opaquing agents)、滑剤、加工助剤、着色剤、甘味料、芳香剤、香味料、希釈剤および薬物(すなわち本発明の化合物またはその医薬組成物)の優雅な体裁(elegant presentation)を提供する、または医薬製品(すなわち医薬品)の製造を助けるための他の既知の添加剤も含むことができる。
適切な経口剤形の例は、約30mg〜90mgの無水ラクトース、約5mg〜40mgのクロスカルメロースナトリウム、約5mg〜30mgのポリビニルピロリドン(PVP)K30および約1mg〜10mgのステアリン酸マグネシウムと共に調合された約0.1mg〜1000mgの本発明の化合物を含有する錠剤である。粉末状の成分が、まず一緒に混合され、次いでPVPの溶液と混合される。結果として得られた組成物は、従来の設備を用いて乾燥され、顆粒化されてステアリン酸マグネシウムと混合され、圧縮されて錠剤形態にすることができる。エアロゾル配合物の一例は、本発明の化合物、例えば5mg〜400mgを適切な緩衝溶液、例えばリン酸緩衝液中で溶解させ、所望であれば等張化剤(tonicifier)、例えば塩化ナトリウムのような塩を添加することにより調製することができる。溶液は、例えば不純物および混入物を除去するために0.2ミクロンフィルターを用いて濾過することができる。
従って、一態様は、式(I)の化合物またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物を含む。さらなる態様は、式(I)の化合物またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩を薬学的に許容可能なキャリヤーまたは賦形剤と一緒に含む医薬組成物を含む。
適応症および治療の方法
本発明の化合物は、HBVのDNA合成を阻害し、HBVのDNAレベルを低減することができる。従って、本発明の化合物は、HBV感染の治療または予防に有用である。
本発明は、HBV感染の治療または予防のための式(I)の化合物の使用に関する。
HBV感染に関連する疾患の治療または予防において有用な医薬品の調製のための式(I)の化合物の使用は、本発明の対象である。
本発明は、特にHBV感染の治療または予防のための医薬品の調製のための式(I)の化合物の使用に関する。
別の態様は、HBV感染の治療または予防のための方法を含み、その方法は、有効量の式(I)の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグまたは薬学的に許容可能な塩を投与することを含む。
本発明は、以下の実施例への参照により、より完全に理解されるであろう。しかし、それらは、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
本明細書で用いられる略語は、以下の通りである:
DIPEA: N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DCM: ジクロロメタン
DMAc: N,N−ジメチルアセトアミド
DMAP: 4−ジメチルアミノピリジン
DMF: N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO: ジメチルスルホキシド
EAまたはEtOAc: 酢酸エチル
EC50: 半数効果濃度
HPLC: 高速液体クロマトグラフィー
iPrOBPin: 2−イソプロピル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン
LCMS 液体クロマトグラフィー−質量分析
mCPBA: メタ−クロロペルオキシ安息香酸
min(s): 分
MS: 質量分析
MsCl: メタンスルホニルクロリド
NCS: N−クロロスクシンイミド
NIS: N−ヨードスクシンイミド
PE: 石油エーテル
prep−HPLC: 分取高速液体クロマトグラフィー
prep−TLC: 分取薄層クロマトグラフィー
SFC: 超臨界流体クロマトグラフィー
t−BuXPhos: 2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル
TEA: トリメチルアミン
TFA: トリフルオロ酢酸
THF: テトラヒドロフラン
Pd(dba): トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)
pgRNA: プレゲノムRNA
qPCR: 定量ポリメラーゼ連鎖反応
v/v 体積比
一般的実験条件
中間体および最終化合物は、以下の機器の1つを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製された:i)Biotage SP1システムおよびQuad 12/25カートリッジモジュール。ii)ISCO combi−flashクロマトグラフィー機器。シリカゲルのブランドおよび細孔径:i)KP−SIL 60Å、粒径:40〜60μm;ii)CAS登録番号:シリカゲル:63231−67−4、粒径:47〜60ミクロンシリカゲル;iii)Qingdao Haiyang Chemical Co.,LtdからのZCX、細孔:200〜300または300〜400。
中間体および最終化合物は、XBridge(商標)Prep−C18(5μm、OBD(商標)30×100mm)カラムまたはSunFire(商標)Prep−C18(5μm、OBD(商標)30×100mm)カラムを用いる逆相カラム上での分取HPLCにより精製された。Waters AutoP精製システム(カラム:XBridge(商標)Prep−C18、30×100mm、試料マネージャー2767、ポンプ2525、検出器:Micromass ZQおよびUV 2487、溶媒系:アセトニトリルおよび水中0.1%水酸化アンモニウム)。SFCキラル分離に関して、中間体は、キラルカラム(Daicel chiralpak IC、5μm、30×250mm)により、Mettler Toledo SFC−Multigram IIIシステム、溶媒系:95%COおよび5%IPA(IPA中0.5%TEA)、背圧100bar、検出UV@254nmを用いて分離された。
化合物のLC/MSスペクトルは、LC/MS(Waters(商標)Alliance 2795−Micromass ZQ)を用いて得られ、LC/MS条件は、以下の通りであった(分析時間6分間):
酸性条件:A:HO中0.1%ギ酸;B:アセトニトリル中0.1%ギ酸;
塩基性条件:A:HO中0.1%NH・HO;B:アセトニトリル;
中性条件:A:HO;B:アセトニトリル。
質量スペクトル(MS):一般に親質量を示すイオンのみが報告され、別途記載されない限り、引用される質量イオンは、正質量イオン(MH)である。
NMRスペクトルは、Bruker Avance 400MHzを用いて得られた。
マイクロ波支援反応は、Biotage Initiator Sixtyマイクロ波合成装置において実施された。
空気に感受性の試薬を含む全ての反応は、アルゴン雰囲気下で実施された。試薬は、別途言及されない限り、商業的供給業者から受け取られたままでそれ以上の精製なしで使用された。
以下の実施例は、本発明の意味を説明することが意図されているが、本発明の意味の範囲内の限定を表すことは決してないはずである。
調製例
本発明は、以下の実施例の参照により、より完全に理解されるであろう。しかし、それらは、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
実施例1:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロポキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル N−(2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−N−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)カルバメート(化合物1b)の調製
1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(化合物1a、54.0g、562.5mmol)のMeOH(300mL)中における溶液に、2−アミノプロパン−1−オール(41.2g、675.0mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。NaBH(25.9g、675.0mmol)を0℃で添加し、反応混合物をさらに1時間撹拌した後、HO(300mL)およびBocO(147.1g、675.0mmol)を添加した。次いで、結果として得られた混合物を室温でさらに12時間撹拌し、EtOAc(600mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(DCM中0%〜5%MeOHで溶離)により精製すると、化合物1b(80g)が無色の油として得られた。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.55 - 7.46 (m, 1H), 6.30 - 6.07 (m, 1H), 4.62 - 4.37 (m, 2H), 4.33 - 3.99 (m, 1H), 3.74 - 3.47 (m, 2H), 1.54 - 1.27 (m, 9H), 1.12 (d, J=7.0 Hz, 3H)。
工程2:2−[tert−ブトキシカルボニル(1H−ピラゾール−5−イルメチル)アミノ]プロピル メタンスルホネート(化合物1c)の調製
tert−ブチル N−(2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−N−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)カルバメート(化合物1b、80.0g、117.2mmol)およびEtN(100.5g、995.6mmol)のDCM(800mL)中における混合物に、MsCl(57.3g、497.8mmol)を0℃でゆっくりと添加した。結果として得られた反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで水(500mL)およびブライン(brine)(500mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。有機層を濃縮すると、化合物1c(100g、粗製)が得られ、それを直接次の工程において用いた。
工程3:tert−ブチル 6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1d)の調製
2−[tert−ブトキシカルボニル(1H−ピラゾール−5−イルメチル)アミノ]プロピル メタンスルホネート(化合物1c、100.0g、313.4mmol)のDMF(1L)中における溶液にNaH(15.0g、376.2mmol)を0℃で一部ずつ添加した。次いで反応混合物を室温で12時間撹拌し、水(2L)中に注ぎ、EtOAc(1L)で2回抽出した。有機層を合わせて濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中10%〜80%EtOAcで溶離)により精製すると、化合物1d(18.0g)が無色の油として得られた。LCMS (M+H+): 238。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.55 - 7.46 (m, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.98 - 4.91 (m, 1H), 4.85 - 4.76 (m, 1H), 4.45 - 4.33 (m, 1H), 4.26 - 4.18 (m, 1H), 4.16 - 4.08 (m, 1H), 1.53 (s, 9H), 1.23 - 1.10 (m, 3H)。
工程4:tert−ブチル 3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1e)の調製
tert−ブチル 6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1d、3.3g、14.8mmol)のCHCN(40mL)中における溶液に、NIS(5.0g、22.1mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでEtOAc(50mL)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中10%〜80%EtOAcで溶離)により精製すると、化合物1e(4.8g)が白色固体として得られた。
工程5:tert−ブチル 6−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1f)の調製
tert−ブチル 3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1e、3.0g、8.26mmol)のTHF(50.0ml)中における溶液にi−PrMgCl(12.4mL、24.8mmol)を0℃で添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。次いで、その溶液に2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.61g、24.8mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで飽和NHCl(10.0mL)で停止させ、EtOAc(50mL)で3回抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、粗生成物が得られ、それをカラムクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20:1〜10:1で溶離)により精製すると、化合物1f(2.5g)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 364。
工程6:tert−ブチル 3−ヒドロキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1g)の調製
tert−ブチル 6−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1f、1.0g、2.75mmol)のHO/EtOH(12mL、v/v=1/2)中における溶液に、mCPBA(476.9mg、2.75mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いで水性NaSOで停止させ、EtOAc(50mL)で3回抽出した。有機層を合わせてブライン(bine)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜1:1で溶離)により精製すると、化合物1g(480.0mg)が黄色の油として得られた。LCMS (M+H+): 254。
工程7:tert−ブチル 3−イソプロポキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1h)の調製
tert−ブチル 3−ヒドロキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1g、150.0mg、0.59mmol)および2−ヨードプロパン(151mg、0.89mmol)のDMF(4.0mL)中における溶液に、NaH(35mg、0.89mmol)を室温で一度に添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで水(5mL)で停止させ、EtOAc(60mL)で希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1〜1:1で溶離)により精製すると、化合物1h(120.0mg)が黄色の油として得られた。LCMS (M+H+): 296。
工程8:3−イソプロポキシ−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物1i)の調製
tert−ブチル 3−イソプロポキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1h、120.0mg、0.406mmol)のEtOAc(5.0mL)中における溶液に、HCl/EA(4M、5.0mL)を室温で添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで濃縮すると、化合物1i(100.0mg、粗製)が白色固体として得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+): 196。
工程9:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロポキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例1)の調製
3−イソプロポキシ−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物1i、70.0mg、0.408mmol)およびTEA(82.4mg、0.816mmol)のDCM(3.0mL)中における溶液に、2−クロロ−1−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(79.7mg、0.408mmol)を室温で添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例1(55.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 367。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.62 (dd, J=2.6, 6.7 Hz, 1H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.15 (t, J=9.0 Hz, 1H), 4.93 (d, J=16.4 Hz, 1H), 4.97 - 4.89 (m, 1H), 4.41 (d, J=16.3 Hz, 1H), 4.31 - 4.18 (m, 2H), 4.06 (d, J=12.7 Hz, 1H), 1.29 (d, J=6.1 Hz, 6H), 1.19 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例2:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペントキシ)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペントキシ)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例2)の調製:
表題化合物は、実施例1の調製に類似して、2−ヨードプロパンの代わりにヨードシクロペンタンを用いることにより調製された。実施例2(32mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 393。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.63 (dd, J=2.6, 6.7 Hz, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 2H), 7.16 (t, J=9.0 Hz, 1H), 4.93 (d, J=16.4 Hz, 1H), 4.98 - 4.90 (m, 1H), 4.66 - 4.59 (m, 1H), 4.41 (d, J=16.2 Hz, 1H), 4.22 (dd, J=4.2, 12.6 Hz, 1H), 4.06 (dd, J=1.1, 12.7 Hz, 1H), 1.90 - 1.73 (m, 6H), 1.71 - 1.57 (m, 2H), 1.20 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例3:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
tert−ブチル (6S)−3−ヒドロキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3f)の調製
化合物3fは、化合物1gの調製に類似して、2−アミノプロパン−1−オールの代わりに(2S)−2−アミノプロパン−1−オールを用いることにより調製された。化合物3f(70mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 254。
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3g)の調製
tert−ブチル (6S)−3−ヒドロキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3f、70.0mg、0.277mmol)および3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)(62.7mg、0.415mmol)のDMF(4.0ml)中における溶液に、NaH(16.6mg、0.415mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで水(5.0mL)で停止させ、EtOAc(60mL)で希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜1:1で溶離)により精製すると、化合物3g(50.0mg)が黄色の油として得られた。LCMS (M+H+): 324。
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物3h)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3g、50.0mg、0.155mmol)のEtOAc(5mL)中における溶液に、HCl/EA(4M、5.0mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮すると、化合物3h(30.0mg、粗製)が得られ、それを精製せずに直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+): 224。
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例3)の調製
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物3h、30.0mg、0.175mmol)およびTEA(35.4mg、0.350mmol)のDCM(3.0mL)中における溶液に、2−クロロ−1−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(39.1mg、0.175mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例3(8.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 395。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.63 (dd, J=2.6, 6.7 Hz, 1H), 7.38 - 7.30 (m, 2H), 7.15 (t, J=9.0 Hz, 1H), 4.99 - 4.91 (m, 2H), 4.83 (m, 1H), 4.42 (d, J=16.3 Hz, 0.5H), 4.41 (d, J=16.3 Hz, 0.5H), 4.22 (dd, J=4.3, 12.7 Hz, 1H), 4.07 (d, J=12.8 Hz, 1H), 4.00 - 3.92 (m, 2H), 3.91 - 3.83 (m, 2H), 2.24 - 2.10 (m, 2H), 1.20 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例4:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例4)の調製:
表題化合物は、実施例3の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに4−ブロモテトラヒドロピラン(4−bromotetrahedronpyran)を用いることにより調製された。実施例4(20mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 409。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.89 (s, 1H), 7.78 (dd, J=2.5, 6.8 Hz, 1H), 7.50 - 7.42 (m, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 1H), 4.93 (d, J=16.3 Hz, 1H), 4.89 - 4.82 (m, 1H), 4.31 (d, J=16.3 Hz, 1H), 4.20 - 4.10 (m, 2H), 4.03 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.84 - 3.83 (m, 2H), 3.47 - 3.37 (m, 2H), 2.01 - 1.87 (m, 2H), 1.63 - 1.49 (m, 2H), 1.09 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例5:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−(2−オキソピロリジン−3−イル)オキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−(2−オキソピロリジン−3−イル)オキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例5)の調製:
表題化合物は、実施例3の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに3−ブロモピロリジン−2−オンを用いることにより調製された。実施例5(20mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 408。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.92 (s, 0.5 H), 8.91 (s, 0.5 H), 8.05 (s, 1H), 7.78 (dd, J=2.3, 6.8 Hz, 1H), 7.50 - 7.43 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.32 (t, J=9.0 Hz, 1H), 4.96 (d, J=16.1 Hz, 1H), 4.87 (m, 1H), 4.65 - 4.55 (m, 1H), 4.33 (d, J=16.3 Hz, 1H), 4.17 - 4.08 (m, 1H), 4.07 - 4.00 (m, 1H), 3.33 - 3.09 (m, 2H), 2.55 - 2.45 (m, 1H), 2.08 - 1.92 (m, 1H), 1.10 (d, J=6.0 Hz, 1.5 H), 1.08 (d, J=6.0 Hz, 1.5H)。
実施例6:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジル)オキシ]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジル)オキシ]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例6)の調製:
表題化合物は、実施例3の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに4−ブロモ−1−メチルスルホニル−ピペリジンを用いることにより調製された。実施例6(20mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 486。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.93 (s, 1H), 7.78 (dd, J=2.5, 6.8 Hz, 1H), 7.49 - 7.42 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 1H), 4.94 (d, J=16.3 Hz, 1H), 4.87 (m, 1H), 4.31 (d, J=16.3 Hz, 1H), 4.18 - 4.09 (m, 2H), 4.08 - 3.96 (m, 1H), 3.45 - 3.35, (m, 2H), 3.11 - 3.00 (m, 2H), 2.90 (s, 3H), 1.95 - 2.05 (m, 2H), 1.77 - 1.63 (m, 2H), 1.10 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例7:
(6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物7a)の調製
tert−ブチル (6S)−3−ヒドロキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3f、50.0mg、0.2mmol)の2−クロロピリジン(1.0mL)および18−クラウン−6(26.4mg、0.1mmol)中における溶液に、t−BuOK(44.8mg、0.4mmol)を室温で添加した。反応混合物を150℃でマイクロ波の下で30分間撹拌し、次いで溶媒を除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物7a(20.0mg)が黄色の油として得られた。LCMS (M+H+): 331。
工程2:(6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物7b)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物7a、20.0mg、0.06mmol)のEtOAc(5.0mL)中における溶液に、HCl/EtOAc(5.0ml)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去すると、化合物7b(16.1mg、粗製)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 231。
工程3:(6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例7)の調製
(6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物7b、16.0mg、0.06mmol)のDMF(2.0mL)中における溶液に、DIPEA(31.0mg、0.24mmol)およびフェニル N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバメート(23.9mg、0.09mmol)を室温で添加した。反応混合物を40℃で2時間撹拌し、次いで濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例7(9.3mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 404。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.21 - 9.11 (m, 1H), 8.17 (d, J=3.8 Hz, 1H), 7.88 - 7.83 (m, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.45 (dd, J=6.5, 10.8 Hz, 2H), 7.15 - 7.11 (m, 1H), 7.05 (d, J=8.3 Hz, 1H), 4.98 - 4.89 (m, 1H), 4.89 (d, J=16.4 Hz, 1H), 4.30 - 4.21 (m, 2H), 4.13 (d, J=12.8 Hz, 1H), 1.16 (d, J=6.7 Hz, 3H)。
実施例8:
(6S)−6−メチル−3−ピリミジン−2−イルオキシ−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−6−メチル−3−ピリミジン−2−イルオキシ−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例8)の調製:
表題化合物は、実施例3の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに2−クロロピリミジンを用いることにより調製された。実施例8(3.4mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 405。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.06 (s, 1H), 8.68 (d, J=4.8 Hz, 2H), 7.56 (s, 1H), 7.44 (dd, J=6.6, 10.9 Hz, 2H), 7.30 (t, J=4.8 Hz, 1H), 5.00 - 4.90 (m, 1H), 4.91 (d, J=16.6 Hz, 1H), 4.33 - 4.20 (m, 2H), 4.12 (d, J=12.4 Hz, 1H), 1.15 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例9:
(6S)−3−[(5−フルオロ−2−ピリジル)オキシ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−[(5−フルオロ−2−ピリジル)オキシ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例9)の調製:
表題化合物は、実施例3の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに 2,5−ジフルオロピリジンを用いることにより調製された。実施例9(10.4mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 422。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.12 (s, 1H), 8.16 (d, J=3.1 Hz, 1H), 7.83 (ddd, J=3.1, 7.9, 9.0 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.45 (dd, J=6.5, 10.8 Hz, 2H), 7.13 (dd, J=3.5, 9.0 Hz, 1H), 5.00 - 4.90 (m, 1H), 4.89 (d, J=16.8 Hz, 1H), 4.27 (d, J=16.8 Hz, 1H), 4.29 - 4.21 (m, 1H), 4.14 (d, J=12.8 Hz, 1H), 1.15 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例10:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル 6−メチル−3−スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物10a)の調製
tert−ブチル 3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物1e、1.1g、3.0mmol)のDMF(10.0mL)中における溶液に、硫黄(0.29g、9.0mmol)、CuI(57.0mg、0.3mmol)およびKCO(0.83g、6.0mmol)を添加した。反応混合物を90℃で12時間で撹拌し、次いで0℃に冷却した。その溶液に、NaBH(0.34g、9.0mmol)を添加した。結果として得られた混合物を、40℃で5時間撹拌し、直接次の工程において用いた。
工程2:tert−ブチル 6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物10b)の調製
tert−ブチル 6−メチル−3−スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物10a、269.0mg、1.0mmol)のDMF(3.0mL)中における粗製の溶液に、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)(150.0mg、1.0mmol)を室温で添加した。60℃で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、濾液を分取HPLCにより精製すると、化合物10b(60.0mg)が無色の油として得られた。LCMS (M+H+):340。
工程3:tert−ブチル 6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物10c)の調製
tert−ブチル 6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物10b、60.0mg、0.193mmol)のDCM(5.0mL)中における溶液に、mCPBA(100.1mg、0.579mmol)を0℃で添加した。混合物を、室温で2時間撹拌し、次いで亜硫酸ナトリウム水溶液の添加により停止させた。反応混合物をDCMで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、化合物10c(60.0mg)が無色の油として得られた。
工程4:6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物10d)の調製
tert−ブチル 6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物10c、60.0mg、0.163mmol)のEtOAc(5mL)中における溶液に、HCl/EA(4M、5.0mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を除去すると、化合物10d(49.7mg、粗製)が白色固体として得られた。
工程5:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例10)の調製
6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物10d、40.0mg、0.131mmol)およびDIPEA(50.7mg、0.393mmol)のDCM(3.0mL)中における溶液に、2−クロロ−1−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(24.7mg、0.144mmol)を0℃で添加した。その混合物を、室温で30分間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例10(14mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 443。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.13 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.74 (dd, J=2.4, 6.8 Hz, 1H), 7.45 - 7.35 (m, 1H), 7.38 - 7.30 (m, 1H), 5.28 (d, J=18.3 Hz, 0.5H), 5.27 (d, J=18.3 Hz, 0.5H), 4.98 - 4.86 (m, 1H), 4.51 (d, J=18.2 Hz, 0.5H), 4.50 (d, J=18.2 Hz, 0.5H), 4.36 - 4.31 (m, 1H), 4.26 - 4.13 (m, 2H), 4.05 - 3.95 (m, 1H), 3.90 - 3.84 (m, 1H), 3.80 - 3.71 (m, 1H), 3.69 - 3.62 (m, 1H), 2.21 - 2.14 (m, 2H), 1.15 (d, J=6.7 Hz, 1.5H), 1.14 (d, J=6.7 Hz, 1.5H)。
実施例11:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例11)の調製:
表題化合物は、実施例10の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりにブロモシクロペンタンを用いることにより調製された。実施例11(47mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 441。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.12 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.74 (dd, J=2.6, 6.8 Hz, 1H), 7.43 (ddd, J=2.6, 4.3, 9.0 Hz, 1H), 7.36 - 7.31 (m, 1H), 5.27 (d, J=18.3 Hz, 1H), 4.98 - 4.88 (m, 1H), 4.49 (d, J=18.3 Hz, 1H), 4.37 - 4.30 (m, 1H), 4.23 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.76 (quin, J=7.8 Hz, 1H), 1.90 - 1.83 (m, 4H), 1.68 - 1.52 (m, 4H), 1.15 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例12:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例12)の調製:
表題化合物は、実施例10の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに2−ブロモプロパンを用いることにより調製された。実施例12(50mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 415。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.12 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.74 (dd, J=2.6, 6.8 Hz, 1H), 7.45 - 7.40 (m, 1H), 7.37 - 7.30 (m, 1H), 5.25 (d, J=18.3 Hz, 1H), 4.94 - 4.86 (m, 1H), 4.46 (d, J=18.3 Hz, 1H), 4.34 (dd, J=4.4, 12.8 Hz, 1H), 4.23 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.36 (五重線, J=6.8 Hz, 1H), 1.21 (d, J=6.8 Hz, 6H), 1.15 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例13:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソブチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソブチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例13)の調製:
表題化合物は、実施例10の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに1−ブロモ−2−メチル−プロパンを用いることにより調製された。実施例13(34mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 429。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.13 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.74 (dd, J=2.5, 6.9 Hz, 1H), 7.43 (ddd, J=2.6, 4.3, 9.0 Hz, 1H), 7.37 - 7.31 (m, 1H), 5.27 (d, J=18.3 Hz, 1H), 4.94 - 4.86 (m, 1H), 4.51 (d, J=18.3 Hz, 1H), 4.36 - 4.29 (m, 1H), 4.25 - 4.20 (m, 1H), 3.23 (dd, J=2.9, 6.3 Hz, 2H), 2.14 - 2.00 (m, 1H), 1.15 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.01 (d, J=2.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J=2.6 Hz, 3H)。
実施例14:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14a)の調製
tert−ブチル (6S)−3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3d、1.5g、4.13mmol)のDMF(15.0mL)中における溶液に、S(0.4g、12.4mmol)、CuI(77.83mg、0.41mmol)およびKCO(1.14g、8.26mmol)を室温で添加した。反応混合物を90℃で12時間、出発物質が消費されるまで撹拌した。NaBH(0.47g、12.4mmol)を0℃で添加した。次いで、結果として得られた混合物を40℃で12時間撹拌した。化合物14aが、LCMSにより検出された。反応混合物をN下で保管し、直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):270。
工程2:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14b)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14a、900.0mg、3.34mmol)のDMF(30.0mL)中における溶液に、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotertahedronfuran)(504.5mg、3.34mmol)を室温で添加した。反応混合物を60℃で12時間撹拌し、次いで室温まで冷却し、水(30.0mL)により停止させ、DCM(30.0mL)で3回抽出した。有機層を合わせて水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物14b(0.3g)が黄色の油として得られた。LCMS (M+H+):340。
工程3:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14c)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14b、300.0mg、0.88mmol)のDCM(10.0mL)中における溶液に、mCPBA(455.6mg、2.64mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。LCMSは、出発物質が消費されたことを示した。亜硫酸ナトリウム溶液(5.0mL)を添加し、混合物を、DCM(30.0mL)で2回抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、粗製の化合物14c(200.0mg)が無色の油として得られた。LCMS (M+H+):372。
工程4:(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物14d)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14c、200.0mg、0.54mmol)のEtOAc(10.0mL)中における溶液に、HCl/EtOAc(4M、10.0mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで溶媒を除去すると、粗製の化合物14d(150.0mg、粗製)が白色固体として得られ、それを直接次の工程において用いた。
工程5:(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例14)の調製
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物14d、30.0mg、0.10mmol)のCHCl(5.0mL)中における溶液に、EtN(50.5mg、0.50mmol)および2−クロロ−1−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(20.6mg、0.12mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、次いで溶媒を除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例14(15.3mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 443。1H NMR (メタノール-d4, 400MHz) δ ppm 7.94 (s, 1H), 7.55 - 7.65 (m, 1H), 7.29 - 7.36 (m, 1H), 7.17 (t, J=9.0 Hz, 1H), 5.34 (d, J=18.4 Hz, 0.5H), 5.33 (d, J=18.4 Hz, 0.5H), 5.02 - 4.94 (m, 1H), 4.61 - 4.70 (m, 1H), 4.33 - 4.41 (m, 1H), 4.30 - 4.15 (m, 2H), 4.10 - 4.01 (m, 1H), 3.96 - 3.82 (m, 2H), 3.75 - 3.65 (m, 1H), 2.30 - 2.20 (m, 2H), 1.25 (d, J=6.9, Hz, 3H)。
実施例15:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例15)の調製:
表題化合物は、実施例14の調製に類似して、3−ブロモテトラヒドロフラン(3−bromotetrahedronfuran)の代わりに4−ブロモテトラヒドロピラン(4−bromotetrahedronpyran)を用いることにより調製された。実施例15(37mg)が、灰白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 457。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.87 (s, 1H), 7.60 (dd, J=2.5, 6.7 Hz, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 1H), 7.16 (t, J=9.0 Hz, 1H), 5.31 (d, J=18.2 Hz, 1H), 5.00 - 4.94 (m, 1H), 4.62 (d, J=18.2 Hz, 1H), 4.42 - 4.34 (m, 1H), 4.28 - 4.22 (m, 1H), 4.01 (d, J=11.9 Hz, 2H), 3.47 - 3.33 (m, 4H), 1.99 - 1.89 (m, 2H), 1.80 - 1.67 (m, 2H), 1.25 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例16:
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例16)の調製:
(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物14d、29.4mg 0.20mmol)のDCM(5.0mL)中における溶液に、DIPEA(51.6mg 0.40mmol)およびトリホスゲン(17.8mg 0.06mmol)のDCM(1.0mL)中における溶液を、内部温度を0℃〜5℃に維持しながら添加した。室温で2時間撹拌した後、3,4,5−トリフルオロアニリン(30.0mg 0.10mmol)のDCM(1.0mL)中における溶液を添加した。結果として得られた混合物を、室温でさらに5時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例16(12.6mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 445。1H NMR (メタノール-d4, 400MHz) δ ppm 7.94 (s, 1H), 7.27 (dd, J=10.3, 6.4 Hz, 2H), 5.34 (d, J=18.0 Hz, 0.5 H), 5.33 (d, J=18.0, 0.5H), 5.01 - 4.94 (m, 1H), 4.65 (d, J=18.1 Hz, 0.5H), 4.64 (d, J=18.1 Hz, 0.5H), 4.40 - 4.32 (m, 1H), 4.24 (d, J=13.1 Hz, 1H), 4.23 - 4.18 (m, 1H), 4.10 - 4.01 (m, 1H), 3.95 - 3.80 (m, 2H), 3.79 - 3.69 (m, 1H), 2.36 - 2.22 (m, 2H), 1.25 (d, J=6.9, 1.1 Hz, 1.5H), 1.24 (d, J=6.9, 1.1 Hz, 1.5H)。
実施例17:
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例17)の調製:
2−クロロピリジン−4−アミン(25.7mg 0.20mmol)のDCM(5.0mL)中における溶液に、ピリジン(51.6mg 0.40mmol)、次いでクロロギ酸フェニル(37.6mg 0.24mmol)のDCM(1.0mL)中における溶液を0℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで飽和NHClにより停止させ、EtOAc(50mL)で希釈した。有機層を飽和NHClおよびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をDMAc(3.0mL)中で溶解させ、それにDMAc(2.0mL)中の(6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物14d、30.0mg 0.10mmol)およびEtN(30.3mg、0.30mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで分取HPLCにより精製すると、実施例17(18mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 426。1H NMR (メタノール-d4, 400 MHz) δ ppm 8.15 (d, J=5.6 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.69 (s, 0.5 H), 7.68 (s, 0.5 H), 7.47 (d, J=5.6 Hz, 0.5 H), 7.46 (d, J=5.6 Hz, 0.5 H), 5.39 (d, J=18.0 Hz, 0.5 H), 5.38 (d, J=18.0 Hz, 0.5 H), 5.05 - 4.95 (m, 1H), 4.70 (d, J=18.0 Hz, 1H), 4.48 - 4.38 (m, 1H), 4.30 - 4.15 (m, 2H), 4.12 - 4.02 (m, 1H), 3.99 - 3.90 (m, 2H), 3.78 - 3.72 (m, 1H), 2.37 - 2.25 (m, 2H), 1.28 (d, J=6.9Hz, 1.5H), 1.27 (d, J=6.9Hz, 1.5H)。
実施例18:
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−3−イソプロピルスルファニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物18a)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14a、600.0mg、2.23mmol)のDMF(15.0mL)中における溶液に、2−ヨードプロパン(170.0mg、2.23mmol)を添加した。その混合物を、60℃で12時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物18a(200.0mg)が黄色の油として得られた。LCMS (M+H+):312。
工程2:tert−ブチル (6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物18b)の調製
tert−ブチル (6S)−3−イソプロピルスルファニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物18a、200.0mg、0.64mmol)のDCM(20.0mL)中における溶液に、mCPBA(332.5mg、1.93mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム溶液(10.0mL)を添加した。混合物を、DCM(10.0mL)で2回抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、粗生成物(150.0mg)が無色の油として得られた。約70.0mgの粗生成物を、次の工程において用いて、その他の80.0mgを、分取HPLCにより精製すると、化合物18b(54mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 344。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.85 (s, 1H), 5.20 (d, J=18.7 Hz, 1H), 4.89 - 4.83 (m, 1H), 4.47 (d, J=18.7 Hz, 1H), 4.32 - 4.26 (m, 1H), 4.21 - 4.16 (m, 1H), 3.31 - 3.25 (m, 1H), 1.51 (s, 9H), 1.31 (d, J= 6.8 Hz, 3H), 1.30 (d, J=6.8Hz, 3H), 1.19 (d, J=7.0 Hz, 3H)。
工程3:(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物18c)の調製
tert−ブチル (6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物18b、70.0mg、0.20mmol)のEtOAc(10.0mL)中における溶液に、HCl/EtOAc(4M、10.0mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで溶媒を除去すると、粗製の化合物18c(60.0mg、粗製)が白色固体として得られた。
工程4:(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例18)の調製
(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物18c、30.0mg 0.11mmol)のDMAc(5.0mL)中における溶液に、EtN(44.5mg 0.44mmol)およびフェニル N−(2−クロロ−4−ピリジル)カルバメート(化合物18d、35.6mg、0.14mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、次いで濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例18(9mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 398。1HNMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.14 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.67 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J=2.0, 6.0 Hz, 1H), 5.34 (d, J=18.4 Hz, 1H), 5.04 - 4.94 (m, 1H), 4.65 (d, J=18.4 Hz, 1H), 4.39 (dd, J=4.4, 12.8 Hz, 1H), 4.25 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.36 - 3.32 (m, 1H), 1.32 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.31 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.26 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例19:
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例19)の調製:
表題化合物は、実施例18に類似して、2−ヨードプロパンの代わりに3−ブロモシクロペンタンを用いることにより調製された。実施例19(10mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 424。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.13 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.67 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.44 (dd, J=2.0, 5.6 Hz, 1H), 5.35 (d, J=18.2 Hz, 1H), 4.99 (m, 1H), 4.67 (d, J=18.2 Hz, 1H), 4.43 - 4.33 (m, 1H), 4.25 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.77 - 3.65 (m, 1H), 2.06 - 1.91 (m, 4H), 1.80 - 1.63 (m, 4H), 1.26 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例20:
(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例20)の調製:
3,4,5−トリフルオロアニリン(32.4mg 0.22mmol)のDCM(5.0ml)中における溶液に、DCM(1.0mL)中のDIPEA(56.8mg 0.44mmol)およびトリホスゲン(20.8mg 0.07mmol)を、内部温度を0℃〜5℃に維持しながら添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いでDCM(1.0mL)中の(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物18c、30.0mg 0.11mmol)を添加した。結果として得られた混合物を、室温でさらに5時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例20(10mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 417。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.89 (s, 1H), 7.35 - 7.25 (m, 2H), 5.32 (d, J=18.2 Hz, 1H), 5.03 - 4.95 (m, 1H), 4.64 (d, J=18.1 Hz, 1H), 4.39 (dd, J=4.4, 12.8 Hz, 1H), 4.26 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.34-3.38 (m, 1H), 1.34 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.33 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.27 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例21:
(6S)−N−[2−(ジフルオロメチル)−4−ピリジル]−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:2−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−アミン(化合物21b)の調製
4−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリジン(化合物21a、416mg、2.0mmol)およびジフェニルメタンイミン(725mg、4mmol)のトルエン(15.0mL)中における溶液に、Pd(dba)(91.6mg、100μmol)、t−BuXPhos(84.9mg、200μmol)およびNaOt−Bu(577mg、6mmol)を添加した。結果として得られた混合物を、窒素でフラッシュし、密封し、100℃に加熱し、2時間撹拌した。次いで反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をTHF(4.0mL)中で溶解させ、濃HCl(0.5mL、6mmol)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで濃縮すると、粗製の化合物21b(620mg、粗製)が得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):145。
工程2:フェニル N−[2−(ジフルオロメチル)−4−ピリジル]カルバメート(化合物21c)の調製
2−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−アミン(化合物21b、620mg、粗製)の溶液に、DIPEA(754mg、1.0mL、5.83mmol)およびクロロギ酸フェニル(313mg、251μL、2mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、化合物21c(264mg)が褐色固体として得られた。LCMS (M+H+):265。
工程3:(6S)−N−[2−(ジフルオロメチル)−4−ピリジル]−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例21)の調製:
(6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物18c、36mg、150μmol)のDMF(3.0mL)中における溶液に、DIPEA(377mg、0.5mL、2.92mmol)およびフェニル (2−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−イル)カルバメート(化合物21c、47.6mg、180μmol)を添加した。結果として得られた混合物を、室温で一夜撹拌し、次いで直接分取HPLCにより精製すると、実施例21(39mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 414。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d)δppm 8.49 (d, J=5.5 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.75 - 7.69 (m, 2H), 7.64 - 7.58 (m, 1H), 6.60 (t, J=55.6 Hz, 1H), 5.25 (d, J=17.6 Hz, 1H), 5.21 - 5.10 (m, 1H), 4.65 (d, J=17.6 Hz, 1H), 4.34 (dd, J=4.5, 13.1 Hz, 1H), 4.19 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.20 (五重線, J=6.8 Hz, 1H), 1.35 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.34 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.26 (d, J=7.0 Hz, 3H)。
実施例22:
(6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−3−シクロプロピルスルファニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物22a)の調製
tert−ブチル (6S)−3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3d、200.0mg、0.55mmol)のTHF(5.0mL)中における溶液に、n−BuLi(0.44mL、1.1mmol)を−78℃においてN下で添加し、反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。次いで(シクロプロピルジスルファニル)シクロプロパン(121.2mg 0.83mmol)を添加した。結果として得られた混合物を、0℃まで温め、1時間撹拌し、次いで室温でさらに12時間撹拌し、次いで濃縮すると、粗製の化合物22a(200.0mg)が得られ、それを次の工程において直接用いた。LCMS (M+H+):310。
工程2:tert−ブチル (6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物22b)の調製
tert−ブチル (6S)−3−シクロプロピルスルファニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物22a、200.0mg、0.65mmol)のHO/THF(10.0mL、v/v=1/1)中における溶液に、オキソン(197.6mg、1.3mmol)を室温においてN下で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈した。有機層を飽和NHClおよびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、粗製の化合物22b(30.0mg)が黄色の油として得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):342。
工程3:(6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物22c)の調製
tert−ブチル (6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物22b、30.0mg、0.09mmol)のEtOAc(5mL)中における溶液に、HCl/EtOAc(4M、5.0mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮すると、粗製の化合物22c(30.0mg 粗製)が黄色がかった固体として得られた。
工程4:(6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例27)の調製
3,4,5−トリフルオロアニリン(32.6mg 0.22mmol)およびDIPEA(56.76mg 0.44mmol)のDCM(5.0ml)中における溶液に、DCM(1.0mL)中のトリホスゲン(20.77mg 0.07mmol)を、内部温度を0℃〜5℃に維持しながら滴加した。室温で1時間撹拌した後、DCM(3.0mL)中の(6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物22c、30.0mg 0.11mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで溶媒を除去すると、粗生成物が得られ、それを分取HPLCにより精製すると、実施例27(5.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 415。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.77 (s, 1H), 7.18 - 6.99 (m, 2H), 6.83 (br. s., 1H), 5.14 - 5.00 (m, 2H), 4.64 (d, J=17.3 Hz, 1H), 4.28 (d, J=9.0 Hz, 1H), 4.19 - 4.10 (m, 1H), 2.50 (m, 1H), 1.34 - 1.26 (m, 2H), 1.19 (d, J=6.4 Hz, 3H), 1.07 - 1.00 (m, 2H)。
実施例23:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物23a)の調製
tert−ブチル (6S)−3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物3d、363.2mg、1.0mmol)のEtO(10.0mL)中における溶液に、n−BuLi(0.44mL、1.1mmol)を−60℃においてN下で添加した。−60℃で1時間撹拌した後、反応混合物にSO(15.0mL)を入れ、室温まで温め、さらに1時間撹拌した。次いで溶媒を除去し、残留物をDCM(10.0mL)中で溶解させ、それにNCS(146.9mg、1.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、ピロリジン(78.2mg、1.1mmol)を添加した。結果として得られた混合物を、室温で12時間撹拌し、次いで濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物23a(50.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):371。
工程2:(6S)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物23b)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物23a、50.0mg、0.135mmol)のEtOAc(5.0mL)中における溶液に、HCl/EtOAc(5.0mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去すると、粗製の化合物23b(30.0mg、粗製)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):271。
工程3:(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例23)の調製
(6S)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物23b、30.0mg、0.098mmol)のDCM(5.0mL)中における溶液に、DIPEA(37.9mg、0.294mmol)および1−クロロ−2−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(16.7mg、0.098mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を除去すると、粗生成物が得られ、それを分取HPLCにより精製すると、実施例23(14.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 442。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.90 (s, 1H), 7.62 (dd, J=2.6, 6.7 Hz, 1H), 7.37 - 7.30 (m, 1H), 7.18 (t, J=9.0 Hz, 1H), 5.33 (d, J=18.1 Hz, 1H), 4.69 - 4.61 (m, 2H), 4.43 - 4.34 (m, 1H), 4.29 - 4.22 (m, 1H), 3.27 (t, J=6.7 Hz, 4H), 1.85 (m, 4H), 1.27 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例24:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(ジメチルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(ジメチルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例24)の調製:
表題化合物は、実施例23の調製に類似して、ピロリジンの代わりにジメチルアミンを用いることにより調製された。実施例24(10mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 416。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.87 (s, 1H), 7.62 (dd, J=2.6, 6.7 Hz, 1H), 7.36 - 7.31 (m, 1H), 7.21 - 7.16 (m, 1H), 5.32 (d, J=17.7 Hz, 1H), 4.66 - 4.60 (m, 2H), 4.43 - 4.37 (m, 1H), 4.29 - 4.24 (m, 1H), 2.75 (s, 6H), 1.27 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例25:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(イソプロピルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(イソプロピルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例25)の調製:
表題化合物は、実施例23の調製に類似して、ピロリジンの代わりにイソプロピルアミンを用いることにより調製された。実施例24(10mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 430。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.82 (s, 1H), 7.65 - 7.58 (m, 1H), 7.37 - 7.27 (m, 1H), 7.17 (t, J=8.8 Hz, 1H), 5.34 - 5.24 (d, J=18.0 Hz, 1H), 5.00 - 4.91 (m, 1H), 4.59 (d, J=18.4 Hz, 1H), 4.42 - 4.31 (m, 1H), 4.22 (d, J=13.2 Hz, 1H), 3.50 - 3.37 (m, 1H), 1.24 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.10 (d, J=6.4 Hz, 3H), 1.08 (d, J=6.4 Hz, 3H)。
実施例26:
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例26)の調製:
表題化合物は、実施例23の調製に類似して、ピロリジンの代わりに(3S)−テトラヒドロフラン−3−アミンを用いることにより調製された。実施例26(15mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 458。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.84 (s, 1H), 7.64 - 7.58 (m, 1H), 7.37 - 7.28 (m, 1H), 7.17 (t, J=8.8 Hz, 1H), 5.30 (d, J=18.0 Hz, 1H), 4.99 - 4.91 (m, 1H), 4.59 (d, J=18.4 Hz, 1H), 4.41 - 4.31 (m, 1H), 4.23 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.94 - 3.88 (m, 1H), 3.87 - 3.81 (m, 1H), 3.80 - 3.76 (m, 1H), 3.73 - 3.69 (m, 1H), 3.62 - 3.50 (m, 1H), 2.15 - 2.04 (m, 1H), 1.81 - 1.72 (m, 1H), 1.25 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例27:
(6S)−3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)スルファモイル]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
(6S)−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−スルホンアミド(化合物27b)の調製
表題化合物は、(6S)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(化合物23b)に類似して、ピロリジンの代わりに2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールを用いることにより調製された。粗製の化合物27b(60.0mg)が、淡緑色固体として得られた。
(6S)−3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)スルファモイル]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例27)の調製
3,4,5−トリフルオロアニリン(52.9mg、0.36mmol)およびDIPEA(92.1mg、0.72mmol)のDCM(5.0ml)中における溶液に、DCM(1.0mL)中のトリホスゲン(32.6mg、0.11mmol)を、内部温度を0℃〜5℃に維持しながら添加した。室温で2時間撹拌した後、(6S)−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−スルホンアミド(化合物27b、60.0mg、0.18mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去すると、粗生成物が得られ、それを分取HPLCにより精製すると、実施例27(9mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 462。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.85 (s, 1H), 7.23 - 7.11 (m, 3H), 5.29 (s, 1H), 5.21 - 5.08 (m, 1H), 5.13 (d, J=17.2 Hz, 1H), 4.63 (d, J=17.2 Hz, 1H), 4.32 (dd, J=4.4, 12.8 Hz, 1H), 4.19 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.52 (dd, J=11.2, 24.4 Hz, 2H), 1.26 (s, 3H), 1.24 (s, 3H), 1.23 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例28:
(6S)−3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例28)の調製:
表題化合物は、実施例27の調製に類似して、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールの代わりにジフルオロピロリジンを用いることにより調製された。実施例28(8.5mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+ H+): 480。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.93 (s, 1H), 7.26 (dd, J=6.3, 10.2 Hz, 2H), 5.30 (d, J=18.1 Hz, 1H), 4.97 - 4.93 (m, 1H), 4.61 (d, J=18.4 Hz, 1H), 4.43 - 4.33 (m, 1H), 4.24 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.60 (t, J=12.8 Hz, 2H), 3.46 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.44 - 2.32 (m, 2H), 1.25 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例29:
(6S)−3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例29)の調製:
表題化合物は、実施例27の調製に類似して、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールの代わりに(3R)−ピロリジン−3−オールを用いることにより調製された。実施例28(19.2mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+ H+): 460。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.87 (s, 1H), 7.30 - 7.23 (m, 2H), 5.31 (d, J=18.0 Hz, 1H), 4.98 - 4.92 (m, 1H), 4.66 (d, J=18.4 Hz, 1H), 4.39 - 4.31 (m, 2H), 4.21 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.43 - 3.33 (m, 3H), 3.28 - 3.21 (m, 1H), 2.03 - 1.92 (m, 1H), 1.88 - 1.79 (m, 1H), 1.25 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例30:
(6S)−6−メチル−3−[[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−6−メチル−3−[[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例30)の調製:
表題化合物は、実施例27の調製に類似して、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールの代わりに(3R)−テトラヒドロフラン−3−アミンを用いることにより調製された。実施例30(10mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+ H+): 460。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.84 (s, 1H), 7.31 - 7.23 (m, 2H), 5.30 (d, J=18.1 Hz, 1H), 4.98 - 4.91 (m, 1H), 4.59 (d, J=18.1 Hz, 1H), 4.40 - 4.32 (m, 1H), 4.22 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.93 - 3.82 (m, 2H), 3.79 - 3.69 (m, 2H), 3.58 - 3.51 (m, 1H), 2.17 - 2.06 (m, 1H), 1.84 - 1.73 (m, 1H), 1.25 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例31:
(6S)−3−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例31)の調製:
表題化合物は、実施例27の調製に類似して、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールの代わりに3,3−ジフルオロアゼチジンを用いることにより調製された。実施例31(22.5mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+ H+): 466。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.01 (s, 1H), 7.31 - 7.23 (m, 2H), 5.30 (d, J=18.2 Hz, 1H), 5.00 - 4.94 (m, 1H), 4.62 (d, J=18.2 Hz, 1H), 4.38 (m, 1H), 4.28 (d, J=12.0 Hz, 1H), 4.25 - 4.14 (m, 4H), 1.26 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例32:
(6S)−6−メチル−3−モルホリノスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−6−メチル−3−モルホリノスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例32)の調製:
表題化合物は、実施例27の調製に類似して、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールの代わりにモルホリンを用いることにより調製された。実施例32(4.0mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 460。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.84 (s, 1H), 7.30 - 7.23 (m, 2H), 5.27 (d, J=18.2 Hz, 1H), 5.00 - 4.90 (m, 1H), 4.59 (d, J=18.0 Hz, 1H), 4.42 - 4.34 (m, 1H), 4.25 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.75 (t, J=4.7 Hz, 4H), 3.02 (dd, J=3.1, 5.2 Hz, 4H), 1.26 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例33:
(6S)−3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例33)の調製:
表題化合物は、実施例27の調製に類似して、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オールの代わりに(3S)−ピロリジン−3−オールを用いることにより調製された。実施例33(5mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 460。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.86 (s, 1H), 7.29 - 7.23 (m, 2H), 5.30 (d, J=17.9 Hz, 1H), 4.99 - 4.90 (m, 1H), 4.63 (d, J=18.1 Hz, 1H), 4.38 - 4.31 (m, 2H), 4.22 (d, J=12.8 Hz, 1H), 3.42 - 3.33 (m, 3H), 3.23 - 3.18 (m, 1H), 2.04 - 1.92 (m, 1H), 1.88 - 1.79 (m, 1H), 1.24 (d, J=6.9 Hz, 3H)。
実施例34:
(6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−(3−オキソシクロペンチル)スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物34a)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物14a、200.0mg、0.37mmol)およびシクロペンタ−2−エン−1−オン(61.2mg、0.74mmol)のMeOH(5.0mL)中における混合物に、PPh(195.5mg、0.74mmol)を室温で添加した。室温で16時間撹拌した後、反応溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物34a(55.0mg)が灰色固体として得られた。LCMS (M+H+):352。
工程2:tert−ブチル (6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルファニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物34b)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−(3−オキソシクロペンチル)スルファニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物34a、55.0mg、0.156mmol)のMeOH(5.0mL)中における溶液に、NaBH(5.8mg、0.156mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。次いで溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物34b(35.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):354。
工程3:3−[[(6S)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]スルファニル]シクロペンタノール(化合物34c)の調製
tert−ブチル (6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルファニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物34b、35.0mg、0.10mmol)のEtOAc(5.0mL)中における溶液に、HCl/EtOAc(4M、5.0mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去すると、粗製の化合物34c(30.0mg、粗製)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):254。
工程4:(6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルファニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(化合物34d)の調製
3−[[(6S)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]スルファニル]シクロペンタノール(化合物34c、30.0mg、0.118mmol)のDMF(5.0mL)中における溶液に、DIPEA(30.6mg、0.237mmol)およびフェニル N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバメート(31.6mg、0.118mol)を添加した。反応混合物を120℃で2時間撹拌し、次いで濃縮すると、粗生成物が得られ、それを分取TLCにより精製すると、化合物34d(30.0mg)が黄色固体として得られた。LCMS (M+H+):427。
工程5:(6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例34)の調製
(6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルファニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(化合物34d、30.0mg、0.070mmol)のDCM(5.0mL)中における溶液に、mCPBA(24.3mg、0.141mol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例34(9.0mg)が黄色固体として得られた。LCMS (M+H+): 459。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.90 (s, 1H), 7.29 - 7.24 (m, 2H), 5.32 (d, J=24.0 Hz, 1H), 4.98 - 4.94 (m, 1H), 4.65 (d, J=24.0 Hz, 1H), 4.39 - 4.38 (m, 1H), 4.40 - 4.30 (m, 1H), 4.26 - 4.15 (m, 2H), 3.75 - 3.67 (m, 1H), 2.25 - 2.11 (m, 2H), 1.95 - 1.84 (m, 3H), 1.89 - 1.84 (m, 1H), 1.25 (d, J=9.2 Hz, 3H)。
実施例35:
3−アセトアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)カルバメート(化合物35b)の調製
1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(化合物35a、54.0g、562.5mmol)のMeOH(300mL)中における溶液に、2−アミノエタノール(41.2g、675mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いでNaBH(25.9g、675.0mmol)を0℃で添加し、反応混合物をさらに1時間撹拌した。HO(300mL)およびBocO(147.1g、675.0mmol)を反応混合物に添加し、次いで結果として得られた混合物を、室温で12時間撹拌し、EtOAc(600mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%〜50%EtOAcで溶離)により精製すると、化合物35b(80g)が無色の油として得られた。
工程2:2−[tert−ブトキシカルボニル(1H−ピラゾール−5−イルメチル)アミノ]エチル メタンスルホネート(化合物35c)の調製
tert−ブチル N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)カルバメート(化合物35b、80.0g、117.2mmol)およびEtN(100.5g、995.6mmol)のDCM(800mL)中における溶液に、MsCl(57.3g、497.8mmol)を0℃でゆっくりと添加した。結果として得られた混合物を、室温で2時間撹拌し、水(500mL)およびブライン(500mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、化合物35c(100g、粗製)が得られ、それを直接次の工程において用いた。
工程3:tert−ブチル 6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35d)の調製
2−[tert−ブトキシカルボニル(1H−ピラゾール−5−イルメチル)アミノ]エチル メタンスルホネート(化合物35c、100.0g、313.4mmol)のDMF(1L)中における溶液に、NaH(15.0g、376.2mmol)を0℃で一部ずつ添加した。結果として得られた反応混合物を室温で12時間撹拌し、次いで水(2L)中に注ぎ、EtOAc(1L)で2回抽出した。有機層を合わせてNaSOで乾燥させ、次いで濃縮すると、化合物35d(18.0g)が得られた。LCMS (M+H+):224。
工程4:tert−ブチル 3−ヨード−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35e)の調製
tert−ブチル 6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35d、3.3g、14.8mmol)のCHCN(40mL)中における溶液に、NIS(5.0g、22.1mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでEtOAc(50mL)で希釈し、ブライン(50mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中10%〜80%EtOAcで溶離)により精製すると、化合物35e(4.8g)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 350。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.53 (s, 1 H), 4.53 (br, 2 H), 4.20 (t, J = 5.27 Hz, 2 H), 3.89 (t, J =5.14 Hz, 2 H), 1.53 (s, 9 H)。
工程5:tert−ブチル 3−アセトアミド−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35f)の調製
tert−ブチル 3−ヨード−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35e、349.1mg、1.0mmol)のアセトアミド(295.0mg、5.0mmol)中における溶液に、CuSO(191.5mg、1.2mmol)およびKCO(345.5mg、2.5mmol)を室温で添加した。反応混合物を130℃で5時間撹拌し、次いでDCM(100.0mL)で希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物35f(14.0mg)が黄色固体として得られた。LCMS (M+H+):281。
工程6:N−(4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)アセトアミド(化合物35g)の調製
tert−ブチル 3−アセトアミド−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35f、14.0mg、0.05mmol)のEtOAc(5.0mL)中における溶液に、HCl/EA(5.0ml)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去すると、粗製の化合物35g(10.8mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):181。
工程7:3−アセトアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例35)の調製
N−(4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)アセトアミド(化合物35g、10.8mg、0.05mmol)のDCM(2.0ml)中における溶液に、DIPEA(13.0mg、0.1mmol)および1−クロロ−2−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(8.5mg、0.05mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLCにより精製すると、実施例35(6.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 352。1H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.59 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 7.80 - 7.67 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 1H), 7.36 - 7.26 (m, 1H), 4.63 (s, 2H), 4.14 - 4.09 (m, 2H), 3.93 - 3.85 (m, 2H), 1.98 (s, 3H)。
実施例36:
N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペンタンカルボニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル 3−ホルムアミド−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物36a)の調製
tert−ブチル 3−ヨード−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物35e、1.0g、2.86mmol)のホルムアミド(643.5mg、14.3mmol)中における溶液に、CuSO(547.4mg、3.43mmol)およびKCO(986.7mg、7.15mmol)を室温で添加した。反応混合物を130℃で5時間撹拌した。冷却後、氷冷水(30.0mL)を添加した。結果として得られた混合物を、DCM(20.0mL)で3回抽出し、有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮すると、化合物36a(1.1g、粗製)が得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):267。
工程2:tert−ブチル 3−アミノ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物36b)の調製
tert−ブチル 3−ホルムアミド−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物36a、1.1g、粗製)のEtOH(5.0ml)中における溶液に、HO(2.0mL)中のNaOH(820.0mg、20.5mmol)を室温で添加した。反応混合物を100℃で3時間撹拌した。冷却後、氷冷水(30mL)を添加し、結果として得られた混合物を、DCM(20.0mL)で3回抽出し、有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮すると、粗生成物が得られ、それを分取HPLCにより精製すると、化合物36b(20.0mg)が褐色固体として得られた。LCMS (M+H+):239。
工程3:tert−ブチル 3−(シクロペンタンカルボニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物36c)の調製
tert−ブチル 3−アミノ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物36b、20.0mg、0.084mmol)およびDIPEA(32.5mg、0.252mmol)のDCM(4.0mL)中における溶液に、シクロペンタンカルボニルクロリド(13.2mg、0.1mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで溶媒を除去し、残留物を分取HPLCにより精製すると、化合物36c(15.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):335。
工程4:N−(4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロペンタンカルボキサミド(化合物36d)の調製
HCl/EA(4M、5.0ml)の溶液に、tert−ブチル 3−(シクロペンタンカルボニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物36c、15.0mg、0.045mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を除去すると、化合物36d(12.2mg、粗製)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+):235。
工程5:N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペンタンカルボニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例36)の調製
N−(4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)シクロペンタンカルボキサミド(化合物36d、12.0mg、0.044mmol)のDCM(3.0mL)中における溶液に、DIPEA(17.0mg、0.132mmol)および1−クロロ−2−フルオロ−4−イソシアナト−ベンゼン(8.2mg、0.048mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで濃縮すると、粗生成物が得られ、それを分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製すると、実施例36(15.0mg)が白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 406。1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.55 (s, 1H), 9.15 (s, 1H), 7.81 - 7.73 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.48 - 7.42 (m, 1H), 7.36 - 7.27 (m, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.14 - 4.11 (m, 2H), 3.97 - 3.94 (m, 2H), 2.81 - 2.72 (m, 1H), 1.88 - 1.78 (m, 2H), 1.73 - 1.64 (m, 4H), 1.59 - 1.51 (m, 2H)。
実施例37:
ベンジル N−メチル−N−[(6S)−6−メチル−5−[(3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]カルバメート
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−(メチルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物37a)の調製
tert−ブチル (6S)−3−ヨード−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(300mg、826μmol)、KPO(351mg、1.65mmol)、CuI(31.5mg、165μmol)および2−((2,6−ジメチルフェニル)アミノ)−2−オキソ酢酸(63.8mg、330μmol)のDMSO(5.0mL)中における混合物に、メチルアミン溶液(THF中2M、1.6mL)を添加した。反応混合物を窒素でフラッシュし、密封し、120℃で2時間撹拌した。メチルアミン溶液の別の部分(2M THF溶液、0.8mL)を添加し、反応混合物を120℃でさらに1時間撹拌した。次いで、反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮すると、化合物37a(210mg、粗製)が黄色の油として得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):267。
工程2:tert−ブチル (6S)−3−[ベンジルオキシカルボニル(メチル)アミノ]−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物37b)の調製
tert−ブチル (6S)−6−メチル−3−(メチルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物37a、160mg、粗製)およびDMAP(220mg、1.8mmol)のDCM(10mL)中における溶液に、クロロギ酸ベンジル(205mg、1.2mmol)を0℃で添加した。室温で30分間撹拌した後、反応を飽和NHClで停止させ、次いでEtOAcで希釈した。有機層を1N HClおよびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮すると、化合物37b(230mg、粗製)が得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):401。
工程3:ベンジル N−メチル−N−[(6S)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]カルバメート(化合物37c)の調製
tert−ブチル (6S)−3−[ベンジルオキシカルボニル(メチル)アミノ]−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキシレート(化合物37b、230mg、粗製)のDCM(8.0mL)中における溶液に、TFA(2.0mL)を0℃で滴加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。残留物を減圧下でさらに乾燥させると、化合物37c(300mg、粗製)が褐色の油として得られた。LCMS (M+H+):301。
工程4:ベンジル N−メチル−N−[(6S)−6−メチル−5−[(3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]カルバメート(実施例37)の調製
ベンジル N−メチル−N−[(6S)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]カルバメート(化合物37c、300mg、粗製)のDCM(10m)中における溶液に、DIPEA(0.74mL、4.1mmol)およびフェニル (3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバメート(241mg、0.90mmol)を添加した。反応混合物を45℃で3時間加熱および撹拌し、次いで溶媒を除去すると、粗生成物が得られ、それを分取HPLCにより精製すると、実施例37(100mg)が淡黄色の粉末として得られた。LCMS (M+H+): 474。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.52 - 7.39 (m, 1H), 7.37 - 7.06 (m, 7H), 5.22 - 5.02 (m, 1H), 4.96 - 4.78 (m, 2H), 4.72 - 4.63 (m, 1H), 4.39 - 3.86 (m, 3H), 3.15 ( s, 3H), 1.15 (d, J=5.3 Hz, 1H), 0.86 (d, J=5.3 Hz, 2H)。
実施例38:
(6S)−3−[アセチル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−[アセチル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例38)の調製:
表題化合物は、実施例37に類似して、クロロギ酸ベンジルの代わりに塩化アセチルを用いることにより調製された。実施例38(67mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+1): 382。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.60 (s, 1H), 7.31 (dd, J=6.4, 10.3 Hz, 2H), 5.03 (m, 1H), 5.02 (d, J=16.6 Hz, 1H), 4.48 (d, J=16.6 Hz, 1H), 4.39 - 4.27 (m, 1H), 4.23 - 4.11 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 1.95 (s, 3H), 1.24 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例39:
(6S)−3−[2−メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
表題化合物は、以下のスキームに従って調製された:
Figure 2019516714
工程1:(6S)−N,6−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−アミン(化合物39a)の調製
(S)−tert−ブチル 6−メチル−3−(メチルアミノ)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5(4H)−カルボキシレート(化合物38a、1.8g、6.76mmol)のDCM(30mL)中における溶液に、TFA(10mL)を室温で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで溶媒を除去し、残留物を減圧下でさらに乾燥させると、粗製の化合物39a(2.3g、粗製)が褐色の油として得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):167。
工程2:(6S)−6−メチル−3−(メチルアミノ)−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(化合物39b)の調製
(6S)−N,6−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−アミン(化合物39a、2.3g、粗製)のDCM(50mL)およびDIPEA(4.37g、33.8mmol)中における溶液に、DCM(10mL)中のフェニル (3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバメート(2.71g、10.1mmol)を滴加した。混合物を、45℃で4時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、飽和NHClおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮すると、化合物39b(2.4g、粗製)が褐色の油として得られ、それを直接次の工程において用いた。LCMS (M+H+):340。
工程3:(6S)−3−[2−メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例39)の調製
(6S)−6−メチル−3−(メチルアミノ)−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(化合物39b、120mg、粗製)およびDIPEA(229mg、1.77mmol)のDCM中における溶液に、2−メトキシエタンスルホニルクロリド(168mg、1.06mmol)を0℃で添加した。混合物を、室温で2時間撹拌し、次いで飽和NHClで停止させ、EtOAcで希釈し、濃縮すると、粗生成物が得られ、それを分取HPLCにより精製すると、実施例39(20mg)が白色粉末として得られた。LCMS (M+H+): 462。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.73 (s, 1H), 7.30 (dd, J=6.4, 10.4 Hz, 2H), 5.09 (d, J=17.0 Hz, 1H), 5.03 - 4.95 (m, 1H), 4.59 (d, J=17.0 Hz, 1H), 4.38 - 4.19 (m, 1H), 4.15 (d, J=12.1 Hz, 1H), 3.86 - 3.73 (m, 2H), 3.42 (s, 3H), 3.41-3.35 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 1.23 (d, J=7.0 Hz, 3H)。
実施例40:
(6S)−3−[エチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−[エチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例40)の調製:
表題化合物は、実施例39の調製に類似して、2−メトキシエタンスルホニルクロリドの代わりにエタンスルホニルクロリドを用いることにより調製された。実施例40(33mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 432。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.74 (s, 1H), 7.30 (dd, J=6.3, 10.3 Hz, 2H), 5.09 (d, J=16.9 Hz, 1H), 5.03 - 4.94 (m, 1H), 4.60 (d, J=17.0 Hz, 1H), 4.29 (dd, J=4.3, 12.7 Hz, 1H), 4.19 - 4.08 (m, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.18 (dq, J=2.9, 7.4 Hz, 2H), 1.38 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.22 (d, J=6.8 Hz, 3H)。
実施例41:
(6S)−3−[シクロプロピルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド
Figure 2019516714
(6S)−3−[シクロプロピルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド(実施例41)の調製:
表題化合物は、実施例39の調製に類似して、2−メトキシエタンスルホニルクロリドの代わりにシクロプロパンスルホニルクロリドを用いることにより調製された。実施例41(29mg)が、白色固体として得られた。LCMS (M+H+): 444。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ ppm 7.78 (s, 1H), 7.30 (dd, J=6.4, 10.4 Hz, 2H), 5.07 (d, J=16.9 Hz, 1H), 5.03 - 4.93 (m, 1H), 4.59 (d, J=16.9 Hz, 1H), 4.29 (dd, J=4.3, 12.8 Hz, 1H), 4.20 - 4.08 (m, 1H), 3.31 (s,3H), 2.64 (tt, J=5.0, 7.7 Hz, 1H), 1.22 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.13 - 0.91 (m, 4H)。
実施例42 HBV阻害アッセイ
細胞株および培養条件
HepG2.2.15は、HBVゲノムを含有する安定してトランスフェクションされた細胞株である。それは、肝芽細胞腫細胞株Hep G2(アメリカ培養細胞系統保存機関、ATCC(登録商標)HB−8065(商標))から、参考文献:MA Selles et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1987, 84, 1005-1009において記載されている公開された手順により得られる。細胞株は、10%ウシ胎児血清、20mM L−グルタミン、0.1mM NEAA、50U/mLペニシリン、50μg/mLストレプトマイシンおよび0.3mg/mLのG418を補ったダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)−F12培地中で維持された。
インビトロでの抗HBV活性
HepG2.2.15細胞を、96ウェルプレート中に、2.5%ウシ胎児血清、20mM L−グルタミン、0.1mM NEAA、50U/mLペニシリン、50U/mLストレプトマイシンを補った100μLのDMEM/F12培地(Life Science、カタログ番号:11320−033)中でウェルあたり3×10細胞の密度で蒔き、37℃で一夜培養した。試験化合物を、DMSO中で半対数(half−log)系列希釈し、次いで培養培地中で100倍希釈した。100μLの試験化合物の希釈溶液を、全てのウェルにおいてDMSOの終濃度が0.5%に達するようにプレート中に添加した。化合物処理の5日後、さらなる分析のために培養上清を収集した。
細胞外HBV DNAの定量的PCR検出のために、培養上清を50℃において1時間の500μg/mLプロテイナーゼK(Sigma、カタログ番号:P2308)消化により処理した。酵素の95℃における15分間の熱不活化後、試料に対してqPCRによるHBV DNAの定量化を行った。HBVの複製が50%阻害される有効化合物濃度(EC50)を決定した。
本発明の実施例は、本明細書において記載されたように上記のアッセイで試験され、下記の表1において示されるように、HepG2.2.15アッセイにおいて約0.008μM〜約1μMのEC50を有することが分かった。
Figure 2019516714

Claims (20)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2019516714
    [式中、
    は、−OR(式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、オキソピロリジニル、C1−6アルキルスルホニルピペリジニル、ピリジニル、ハロピリジニルまたはピリミジニルである);
    −SO(式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、C1−6アルキルアミノ、(C1−6アルキル)アミノ、ヒドロキシC1−6アルキルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、ピロリジニル、ハロピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、モルホリニル、ハロアゼチジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルである);または
    −NR(式中、RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−6アルコキシC1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルおよびC3−7シクロアルキルスルホニルから選択される)であり;
    は、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、フェニル(前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている);または
    ピリジニル(前記ピリジニルは、未置換であるか、またはハロゲンもしくはハロC1−6アルキルにより置換されている)である]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  2. 請求項1に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、イソプロポキシ、シクロペントキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、オキソピロリジニルオキシ、メチルスルホニルピペリジニルオキシ、ピリジニルオキシ、フルオロピリジニルオキシ、ピリミジニルオキシ、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、ジフルオロアゼチジニルスルホニル、ジフルオロピロリジニルスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシシクロペンチルスルホニル、ヒドロキシジメチルエチルアミノスルホニル、ヒドロキシピロリジニルスルホニル、イソブチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、モルホリニルスルホニル、ピロリジニルスルホニル、テトラヒドロフラニルスルホニル、テトラヒドロフラニルアミノスルホニル、テトラヒドロピラニルスルホニル、アセチルアミノ、アセチル(メチル)アミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニル(メチル)アミノ、メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ、エチルスルホニル(メチル)アミノまたはシクロプロピルスルホニル(メチル)アミノであり;
    は、Hまたはメチルであり;
    は、フルオロクロロフェニル、トリフルオロフェニル、クロロピリジニルまたはジフルオロメチルピリジニルである]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  3. 請求項1に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、−ORであり、式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、オキソピロリジニル、C1−6アルキルスルホニルピペリジル、ピリジニル、ハロピリジニルまたはピリミジニルであり;
    は、C1−6アルキルであり;
    は、フェニルであり、前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  4. 請求項3に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、イソプロポキシ、シクロペントキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、オキソピロリジニルオキシ、メチルスルホニルピペリジニルオキシ、ピリジニルオキシ、フルオロピリジニルオキシまたはピリミジニルオキシであり;
    は、メチルであり;
    は、フルオロクロロフェニルまたはトリフルオロフェニルである]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  5. 請求項3または4に記載の化合物であって、以下:
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロポキシ−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペントキシ)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルオキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−(2−オキソピロリジン−3−イル)オキシ−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジル)オキシ]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−6−メチル−3−(2−ピリジルオキシ)−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−6−メチル−3−ピリミジン−2−イルオキシ−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;および
    (6S)−3−[(5−フルオロ−2−ピリジル)オキシ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    から選択される化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  6. 請求項1に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、−SOであり、式中、Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、C1−6アルキルアミノ、(C1−6アルキル)アミノ、ヒドロキシC1−6アルキルアミノ、テトラヒドロフラニルアミノ、ピロリジニル、ハロピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、モルホリニル、ハロアゼチジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;
    は、C1−6アルキルであり;
    は、フェニル(前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている);またはピリジニル(前記ピリジニルは、未置換であるか、またはハロゲンもしくはハロC1−6アルキルにより置換されている)である]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  7. 請求項6に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、ジフルオロアゼチジニルスルホニル、ジフルオロピロリジニルスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシシクロペンチルスルホニル、ヒドロキシジメチルエチルアミノスルホニル、ヒドロキシピロリジニルスルホニル、イソブチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、モルホリニルスルホニル、ピロリジニルスルホニル、テトラヒドロフラニルスルホニル、テトラヒドロフラニルアミノスルホニルまたはテトラヒドロピラニルスルホニルであり;
    は、メチルであり;
    は、フルオロクロロフェニル、トリフルオロフェニル、クロロピリジニルまたはジフルオロメチルピリジニルである]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  8. 請求項6または7に記載の化合物であって、以下:
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−イソブチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−テトラヒドロピラン−4−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−6−メチル−3−テトラヒドロフラン−3−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−シクロペンチルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−[2−(ジフルオロメチル)−4−ピリジル]−3−イソプロピルスルホニル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−シクロプロピルスルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−ピロリジン−1−イルスルホニル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(ジメチルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(イソプロピルスルファモイル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)スルファモイル]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−6−メチル−3−[[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−6−メチル−3−モルホリノスルホニル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;および
    (6S)−3−(3−ヒドロキシシクロペンチル)スルホニル−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    から選択される化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  9. 請求項1に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、−NRであり、式中、RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−6アルコキシC1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルおよびC3−7シクロアルキルスルホニルから選択され;
    は、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、フェニルであり、前記フェニルは、未置換であるか、またはハロゲンにより1回、2回もしくは3回置換されている]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  10. 請求項6に記載の式(I)の化合物[式中、
    は、アセチルアミノ、アセチル(メチル)アミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニル(メチル)アミノ、メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ、エチルスルホニル(メチル)アミノまたはシクロプロピルスルホニル(メチル)アミノであり;
    は、Hまたはメチルであり;
    は、フルオロクロロフェニルまたはトリフルオロフェニルである]
    またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  11. 請求項9または10に記載の化合物であって、以下:
    3−アセトアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−3−(シクロペンタンカルボニルアミノ)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    ベンジル N−メチル−N−[(6S)−6−メチル−5−[(3,4,5−トリフルオロフェニル)カルバモイル]−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル]カルバメート;
    (6S)−3−[アセチル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−[2−メトキシエチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    (6S)−3−[エチルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;および
    (6S)−3−[シクロプロピルスルホニル(メチル)アミノ]−6−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5−カルボキサミド;
    から選択される化合物またはその薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物の調製のためのプロセスであって、以下の工程:
    (a)式(V)の化合物
    Figure 2019516714
    のアルキルハライドRXおよび酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
    (b)式(VIII)の化合物
    Figure 2019516714
    の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
    (c)式(IX)の化合物
    Figure 2019516714
    の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
    (d)式(X)の化合物
    Figure 2019516714
    の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
    (e)式(XII)の化合物
    Figure 2019516714
    の酸との反応、続いてホスゲン等価体の存在下でのアミンRNHを用いる尿素形成;
    (f)式(XIII)の化合物
    Figure 2019516714
    のアシルクロリドまたはスルホニルクロリドRClとの反応;
    [式中、R〜Rは、請求項1〜11のいずれか1項における通りに定義され;R5aは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシC3−7シクロアルキル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;RおよびRは、独立してH、C1−6アルキル、テトラヒドロフラニルおよびヒドロキシC1−6アルキルから選択され、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に3〜7員ヘテロシクリルを形成しており;Xは、ハロゲンである]
    のいずれか1つを含むプロセス。
  13. 療法的に有効な物質としての使用のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容可能な塩類、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  14. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物および療法的に不活性なキャリヤーを含む医薬組成物。
  15. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物の、B型肝炎ウイルス感染の治療または予防のための使用。
  16. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物の、B型肝炎ウイルス感染の治療または予防のための医薬品の調製のための使用。
  17. B型肝炎ウイルス感染の治療または予防のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  18. 請求項12に記載のプロセスに従って製造された場合の、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容可能な塩、鏡像異性体もしくはジアステレオマー。
  19. B型肝炎ウイルス感染の治療または予防のための方法であって、その方法が、療法上有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
  20. 本明細書において前に記載された発明。
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