JP2019514511A - 石灰化した堆積物のための収集区画を備えた蒸気アイロン - Google Patents

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Abstract

本発明は、底板12と、排出要素14と、保持部材16と、収集区画17と、を有する蒸気アイロン10に関する。底板12は、蒸気を生成するための蒸気室13を有する。蒸気室13は、底板12の後端Rに配置された開口13Aを有する。排出要素14は、開口13Aから延在する。収集区画17は、蒸気室13において形成された石灰化した堆積物Sを集めるため、排出要素14に形成される。保持部材16は、排出要素14に配置される。保持部材16は、収集区画17における石灰化した堆積物Sを保持するため、収集区画17の前端部P1に亘って延在する。本発明は、該蒸気アイロンが傾けられたときに、該収集区画から該石灰化した堆積物が出てしまうことを防止する。

Description

本発明は、石灰化した堆積物のための収集区画を備えた蒸気アイロンに関する。
本発明は、衣類ケアの分野に幾つかの用途を持つ。
蒸気室と、アイロンがけされるべき衣類に接触する蒸気室に結合されたアイロンがけプレートと、を含む蒸気アイロンは知られている。蒸気室は、加熱要素により加熱される。水が蒸気室に供給され、蒸気へと蒸発させられ、次いでアイロンがけプレートにおける穴を通して衣類へと放出される。時間経過に伴い、水のなかのミネラルが蒸気室に蓄積し、「スケール」又は「カルク」としても知られる、石灰化した堆積物を形成する。これらの石灰化した堆積物は、蒸気アイロンにより処置されている衣類に、アイロンがけプレートを通して取り除かれ排出されても良い。
蒸気室と連通した着脱可能なカルク収集部を有し、スケール粒子がカルク収集部に蓄積できるようにした蒸気アイロンを開示する既知の方法がある。しかしながら、アイロンが傾けられたとき、カルク収集部に集められた粒子が、該収集部から出て、蒸気室に戻るか、又は蒸気の出口穴を通して排出されてしまい得ることが分かっている。
欧州特許EP2584090は、放熱器と、作動していないアイロンがけフェーズの時間においてアイロンが静置されるヒール部に配置された後面を含むケースと、が上に配置されたアイロン底板を持つアイロンを記載している。該放熱器は、アイロンの後部に配置された酒石の回復空洞に接触された蒸発室を含む、蒸気分配システムを有する。該空洞は、アイロンの外部からアクセス可能な着脱可能なストッパにより閉じられるスケール除去開口を含む。該ストッパは、ケースの後面に配置される。
欧州特許EP2845944は、蒸気流によって輸送されるスケール粒子を保持するための少なくとも1つのフィルタを有する蒸気分配システムにより、蒸気出口穴に接続された蒸気生成器を有するアイロン装置であって、該蒸気分配システムが、ユニットの外部から着脱可能にアクセスされるプラグにより閉じられる酒石排出口を有する酒石回復の空洞を有し、該フィルタが、該スケール排出口により該装置から着脱可能であることを特徴とする、アイロン装置を記載している。
欧州特許EP2584089は、放熱器と、動作していないフェーズの時間においてアイロンが静置されるヒール部を含むケースと、により囲まれた底板(2)を持つアイロン(1)を記載している。スケール除去開口(84)が、ケースに配置された凹部(33A)に配置される。着脱可能なストッパが、スケール除去開口を囲む固定支持部において回転により固定される。着脱可能なストッパは、凹部をマスクするために利用されるトリムピース(91)を着脱可能に支持する。
本発明の目的は、上述した問題の1つ以上を著しく軽減する又は克服する蒸気アイロンを提供することにある。
本発明は、独立請求項により定義される。従属請求項は、有利な実施例を定義する。
本発明によれば、蒸気を生成するための蒸気室を有する底板であって、前記蒸気室は、前記底板の後端に配置された開口を有する、底板と、前記開口から延在する、排出要素と、前記蒸気室において形成された石灰化した堆積物を集めるための、前記排出要素に形成された収集区画と、前記排出要素に配置された保持部材であって、前記収集区画における前記石灰化した堆積物を保持するため、前記収集区画の前端部に亘って延在する、保持部材と、を有する、蒸気アイロンが提供される。
それ故、収集区画における石灰化した堆積物は、収集区画の前端部における保持部材の下に蓄積し、それにより、該蒸気アイロンが傾けられたとき、該保持部材が、該石灰化した堆積物が収集区画から出てしまうことを防ぐ。斯くして、該保持部材が、該石灰化した堆積物が、蒸気室に戻ってしまうこと、又は蒸気アイロンにより処置されている衣類に底板を通して放出されてしまうことを防ぐ。
好適には、前記排出要素は、前記開口から延在する管と、前記収集区画を定義する壁を持つスケール収集部と、を有し、前記スケール収集部は、前記管に着脱可能に装着可能である。このことは、ユーザが該管からスケール収集部を取り外し、収集区画を空にすることができるため、収集区画からの石灰化した堆積物の除去を容易化する。
一実施例においては、前記管は、前記保持部材を有する。
他の実施例においては、前記スケール収集部は、前記保持部材を有する。それ故、該保持部材は、スケール収集部が管から取り外されているときに、石灰化した堆積物が意図せず収集区画から空にされてしまうことを防ぐ。
好適には、前記保持部材は、前記スケール収集部の壁の1つにヒンジ的に装着される。それ故、該スケール収集部が前記管から取り外されると、該保持部材は、該スケール収集部の壁に対してヒンジ的に回転させられることができ、収集区画への容易なアクセスを提供する。
有利にも、前記スケール収集部の壁は、底壁を含み、前記保持部材は、前記スケール収集部が前記管に装着されたときに、前記底壁と重なるよう構成される。それ故、該蒸気アイロンがアイロンがけ位置にあり、底板が略水平であるときには、該保持部材は、該スケール収集部の底壁の上にあり、蒸気アイロンがアイロンがけ位置から前向きに傾けられた場合に、石灰化した堆積物が収集区画から出てしまうことを防ぐ。それ故、保持部材と底壁との間において、収集区画(の体積の)少なくとも一部が構成される。保持部材は特に、底板との角度が0°より大きく、特に90°より小さく、例えば5乃至30°のような、1乃至45°の範囲内といった角度で構成される。
好適には、前記スケール収集部は更に少なくとも1つの開口であって、前記スケール収集部のなかの水が、前記スケール収集部から前記開口に向けて排出されることを可能とする開口を有する。このことは、水が該スケール収集部に蓄積することを防ぐ。
有利にも、前記蒸気アイロンは更に、前記スケール収集部を前記管にロックするためのロック部材を有する。それ故、該スケール収集部は、該管から意図させず取り外されることを防止される。
好適には、前記排出要素は、空洞を有し、前記スケール収集部は、前記空洞に着脱可能に挿入可能である。それ故、ユーザは、該排出要素の空洞にスケール収集部を挿入することにより、スケール収集部を管に容易に装着することが可能である。
有利にも、前記空洞及び前記スケール収集部は、
前記底板により形成される面に対して下向きの方向、
前記底板により形成される面に対して上向きの方向、
前記底板の長軸に対して横方向、及び
前記底板の長軸に対して縦方向
により定義されるセットから選択された方向に、前記スケール収集部が前記空洞に挿入可能となるよう協働するよう構成される。
該空洞及びスケール収集部のこれら種々の構成は、種々のタイプの製品において実装されることを可能とする。
好適には、前記保持部材は、前記収集区画の少なくとも5%に亘って延在する。
有利にも、前記排出要素は、前記蒸気室を前記収集区画に流体連通させる通路を有し、前記保持部材は、前記通路の境界面を形成する。斯くして、蒸気室から収集区画へと該通路を通って移動する石灰化した堆積物は、該保持部材を通過して、該収集区画へと入る。好適には、該保持部材は、平坦な面を定義する。
有利にも、前記蒸気アイロンは更に、石灰化した堆積物を、前記蒸気室から前記収集区画へと向けるためのガイド面を有する。このことは、収集区画に集められる石灰化した堆積物の割合を増大させる。
好適には、前記排出要素は、前記収集区画からの石灰化した堆積物の除去を可能とするための開口と、前記開口を封止するための閉じ部と、を有する。
他の実施例においては、前記スケール収集部は、前記収集区画を閉じて封止し、次いで石灰化した堆積物を受容するため、前記底板により形成される面に対して下向の方向に、前記排出要素に挿入可能である。前記スケール収集部は、ロック位置と非ロック位置との間で動かされ得るよう構成されたリフトレバーを有する。前記リフトレバーは、前記ロック位置においては水平方向に回転させられ、前記非ロック位置においては下向の方向に回転させられるよう構成される。
一例においては、前記リフトレバーは、該アイロンがアイロンがけのため動作位置に又は水平方向に底板により形成される面に位置させられた場合に、前記ロック位置においては水平方向に回転させられ、前記非ロック位置においては下向の方向に回転させられる。
他の実施例においては、前記リフトレバーは、ハンドル部と、2本のレバーアームと、を有する。前記ハンドル部は、第1のラッチ先端を有する。前記スケール収集部は、本体を更に有する。前記本体は、第2のラッチ先端を有する。前記第1のラッチ先端及び前記第2のラッチ先端は、ロック位置においてスナップフィットを形成し、対応して前記本体の近くに前記リフトレバーを保つよう構成される。
他の実施例においては、前記リフトレバーは、ハンドル部と、2本のレバーアームと、を有する。各レバーアームは、前記ハンドル部の端部から離れた回転ラッチを有する。前記スケール収集部は、本体を更に有する。前記本体は、前記回転ラッチの位置に対応する位置に配置された2つの扉受け部を有する。前記回転ラッチ及び前記扉受け部は、ロック位置においてスナップフィットを形成し、対応して前記本体の近くに前記リフトレバーを保つよう構成される。
該本体は、幾つかの例においては、リフトレバーを除くスケール収集部であっても良い。他の例においては、該本体は、収集区画を封止するために用いられるカバー又は扉であっても良い。
他の実施例においては、各レバーアームは、前記ハンドル部の端部から離れた枢動機構を有する。各枢動機構は、内側及び外側を有し、2つの第1の凹部が、前記本体の2つの凸部を収容するため、それぞれ前記内側に設置され、前記リフトレバーを回転軸のまわりに回転可能とする。2つの第2の凹部が、前記排出要素の内側に固定された2つの円筒形のロッドを収容するため、それぞれ前記外側に設置され、前記リフトレバーを前記円筒形のロッドにおける回転軸のまわりに同時に回転可能とする。各第2の凹部は、フック型部分を有する。各フック型部分は、回転円に沿って開いた区画を有する。各開いた区画は、前記円筒形のロッドの寸法と合致するよう構成され、前記フック型部分が、前記非ロック位置において、着脱可能となるようにし、前記ロック位置において、前記円筒形のロッドに対して遮断されるようにされる。
他の実施例においては、前記スケール収集部は、着脱可能であり、前記収集区画を封止するよう構成される。該実施例は、スケール収集部が開かれると当時に、スケール収集部からのスケールの除去が実現され得るため、有利である。
他の実施例においては、前記底板は、前記蒸気アイロンの外部においてアイロンがけ面を有する。該アイロンがけ面は、該蒸気アイロンの下側を定義する。スケール収集部は、該蒸気アイロンの下側から取り外されるよう構成される。該実施例は、スケール収集部が取り外されるときに、蒸気アイロンがアイロンがけ面面に配置され静置されている場合に、収集された石灰化した堆積物を重力がスケール収集部のなかに保つこととなるため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記スケール収集部は、カップ型である。当該実施例は、アイロンがアイロンがけ面上にあるときに、スケール収集部が取り外される場合、石灰化した堆積物を集め保持する手段を提供し得るため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記スケール収集部は、リフトレバーを有する。前記リフトレバーは、ロック位置と非ロック位置との間で動かされるよう構成される。前記収集区画は、スケール収集容器を有する。前記スケール収集部は、前記スケール収集容器と合致するよう構成されたスケール収集部封止面を有する。前記非ロック位置においては、前記スケール収集封止面は、前記スケール収集容器に挿入されるか又は前記スケール収集容器から取り外されるよう構成される。前記ロック位置においては、前記スケール収集部は、前記収集区画に対して固定された位置を持つよう構成される。当該実施例は、道具の使用なしで、スケール収集部を取り外す又は蒸気アイロンに装着する効率的な手段を提供するため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記スケール収集部は、前記リフトレバーの下に延在する匙状部を有する。前記リフトレバーは、前記匙状部を除く前記スケール収集部の外側面と同一面にある。当該実施例は、該構成が、リフトレバーを手動で動かす容易な手段を提供し、外側面の殆どを同一面とすることが、意図せず動かされることを防止するため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記リフトレバーは、アイロンがけ面に向けて回転させられるよう構成される。当該実施例は、外側方向からのリフトレバーからアイロンに向けて指が動かされ得るため、有利となり得る。このことは、リフトレバーを見ることなくリフトレバーを動かすことを容易化し得る。例えば、蒸気アイロンは、アイロンがけ面の上に配置され、次いでユーザ又は操作者がリフトレバーを動かすときにリフトレバーを見ることなく動作させられ得る。
他の実施例においては、前記リフトレバーはハンドル部を有する。該リフトレバーは、2つのレバー機構を有する。前記ハンドル部は、2つのレバー機構を有する。当該実施例は、ハンドル部が、スケール収集部を2つの側面でロックする手段を提供し得るため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記ハンドル部は、第1のラッチ先端を有する。前記スケール収集部は、第2のラッチ先端を有する。前記第1のラッチ先端及び前記第2のラッチ先端は、ロック位置においてスナップフィットを形成する。該実施例は、リフトレバーの偶発的な動きを防止し得るため、有利となり得る。
他の実施例においては、2つのレバー機構のそれぞれが、回転軸のまわりに回転するための枢軸を有する。両方の枢軸は、同じ回転軸のまわりに回転し得る。2つのレバー機構のそれぞれは、フック型部分を有する。該フック型部分は、回転軸のまわりに回転するよう構成された、円筒状に対称な部分を有する。該フック型部分は、開いた区画を有する。該蒸気アイロンは、2つのレバー機構のそれぞれについて円筒形のロッドを有する。前記非ロック位置においては、2つのレバー機構のそれぞれの開いた区画が、円筒状に対称な部分と合致し、該円筒状に対称な部分から取り外されるよう構成される。前記ロック位置においては、2つのレバー機構のそれぞれの円筒形の部分が、円筒形のロッドに対してロックされる。例えば、該開いた区画が回転させられ、円筒状に対称な部分が、円筒形のロッドからもはや取り外され得ないようにされる。当該実施例は、2つの側面においてスケール収集部をロックする極めて効率的で安全な手段を提供し得る。
他の実施例においては、前記円筒形のロッドは、第1の直径を持つ。前記円筒形の部分は、第2の直径を持つ。該第2の直径は、該第1の直径以上である。このことは、フック型部分がそのまわりに効率良く回転することができる軸受面を提供し得る。幾つかの例においては、該第2の直径及び該第1の直径は、円筒形のロッド及び円筒形の部分が平滑な回転フィットを形成するよう調節される。
他の実施例においては、前記円筒形のロッドは、円筒の軸を持つ。該円筒の軸は、ロック位置において、回転軸と整合する。
他の実施例においては、2つのレバー機構のそれぞれは、ロック位置において、扉受け部とスナップフィットを形成するよう構成された回転ラッチを有する。当該実施例は、リフトレバーが自動的に開かれないことを確実にする効率の良い手段を提供し得るため、有利となり得る。
他の実施例においては、スケール収集部封止面は、スケール収集容器とスケール収集部封止面との間の封止を形成するための、弾性面を有する。このことは、収集区画からの水又は蒸気の漏れを防止し得るため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記弾性面は、弾性体表面から形成される二重ワイパを有する。該二重ワイパは、先行ワイパ及び封止ワイパを有する。該二重ワイパは、最初にスケール収集容器に挿入され、封止ワイパから石灰化した堆積物を吹き取るよう構成される。当該実施例は、操作者が完全に清掃を終えずにスケール収集部を再挿入した場合に、収集区画を封止する効率の良い手段を提供し得るため、有利となり得る。
他の実施例においては、前記蒸気アイロンは、前記蒸気室と前記収集区画との間に少なくとも1つの排水管を有する。蒸気アイロンがアイロンがけ面上に配置されたとき、少なくとも排水管が、収集区画から蒸気室へと水を排水するよう構成される。このことは、反復利用により収集区画が水で満たされることを防止する効率的な手段を提供し得る。
他の実施例においては、前記蒸気アイロンは、ヒール部を有する。該ヒール部は、蒸気アイロンがアイロンがけ面上に配置されないときに、蒸気アイロンが静置されるベース部とみなされ得る。
他の実施例においては、前記蒸気アイロンは、前記ヒール部上に静置されるよう構成される。
他の実施例においては、前記蒸気アイロンを前記ヒール部上に置くことは、前記蒸気アイロンのための静置位置を定義する。静置位置においては、前記蒸気室は、収集室よりも上となる。このことは、石灰化した堆積物が、重力によって収集区画に落ちることとなるという利点を持ち得る。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施例を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明の実施例は、添付図面を参照しながら、単に例として、以下に説明される。
本発明の実施例による蒸気アイロンの模式的な側面図である。 スケール収集部が蒸気アイロンの管から取り外された、図1の蒸気アイロンの一部の断面斜視図である。 蒸気アイロンの底板がアイロンがけ位置にある、図1の蒸気アイロンの一部の断面側面図である。 底板が静置位置にある、図1の蒸気アイロンの一部の断面側面図である。 底板がアイロンがけ位置にあり、スケールが蒸気アイロンのスケール収集部に集められている、図1の蒸気アイロンの一部の断面側面図である。 本発明の他の実施例による蒸気アイロンの斜視図である。 図6の蒸気アイロンの排出要素の斜視図である。 図7の排出要素の断面斜視図である。 本発明の他の実施例による蒸気アイロンの一部の斜視図である。 スケール収集部が蒸気アイロンの管から取り外された、図9の蒸気アイロンの一部の斜視図である。 スケール収集部が蒸気アイロンの管から取り外された、本発明の他の実施例による蒸気アイロンの一部の斜視図である。 本発明の他の実施例による蒸気アイロンの一部の断面側面図である。 蒸気アイロンの更なる例を示す。 図13の蒸気アイロンの更なる図を示す。 図13の蒸気アイロンの更なる図を示す。 図13の蒸気アイロンの更なる図を示す。 蒸気アイロンの更なる例に装着されたスケール収集部の例を示す。 図17のスケール収集部及び蒸気アイロンの更なる図を示す。 図17のスケール収集部及び蒸気アイロンの更なる図を示す。 図17のスケール収集部及び蒸気アイロンの更なる図を示す。 図17のスケール収集部の更なる図を示す。 図17のスケール収集部の断面図を示す。 図17のスケール収集部の分解図を示す。 図17のアイロンに装着されたスケール収集部の断面図を示す。 図24の断面図の拡大図を示す。 図17の蒸気アイロンのためのレバー機構の開口を示す。 回転軸に沿った図17の蒸気アイロンのレバー機構の断面図を示す。 図17の蒸気アイロンのレバー機構の一部の詳細図を示す。 図17の蒸気アイロンのレバー機構の動作を示す。 図17の蒸気アイロンのレバー機構の動作を更に示す スケール収集部が装着された蒸気アイロンの更なる例の図を示す。 図31の蒸気アイロンのレバー機構の一部を説明する断面図を示す。 図31の蒸気アイロンのレバー機構の一部を説明する更なる断面図を示す。 図32の断面図の拡大図を示す。
ここで図1乃至5を参照すると、本発明の実施例による蒸気アイロン10が示されている。
蒸気アイロン10は、底板12、排出要素14、保持部材16及び収集区画17を有する。
底板12は、蒸気を生成するための蒸気室13を有する。蒸気室13は、底板12の後端Rに配置された開口13Aを有する。排出要素14は、開口13Aから延在する。
収集区画17は、蒸気室13に形成された石灰化した堆積物Sを集めるため、排出要素14に形成される。
保持部材16は、排出要素14のなかに配置される。保持部材16は、収集区画17のなかに石灰化した堆積物Sを保持するため、収集区画17の前端部P1に亘って延在する。前端部P1は、開口13Aに面する収集区画17の部分である。それ故、収集区画17における石灰化した堆積物Sは、収集区画17の前端部P1における保持部材16の下に蓄積し、蒸気アイロン10が傾けられたときに、保持部材16が、石灰化した堆積物Sが収集区画17から出てしまうことを防ぐようにする。それ故有利にも、保持部材16は、石灰化した堆積物Sが、蒸気室13に戻ってしまうこと、又は蒸気アイロン10により処置されている衣服に底板12を通して排出されてしまうことを防ぐ。
例えば、該保持部材及び該スケール収集部は、プラスチック(例えばポリフェニレン・スルファイド(PPS))又は金属のような、高温(200℃より高い温度)で好適な寸法安定性を持つ、いずれかの金属からつくられる。
一実施例においては、排出要素14は、スケール収集部11及び管15を有する。管15は、蒸気室13の開口13Aから延在する。スケール収集部11は、収集区画17を定義する壁20、21を有する。スケール収集部11は、管15に着脱可能に装着可能である。
一実施例においては、管15は、図2乃至5に示されるように、保持部材16を有する。
任意に、スケール収集部11の壁20、21は、底壁20を含み、保持部材16は、スケール収集部11が管15に装着されたときに、底壁20と重なるよう構成される。
一実施例においては、保持部材16は、収集区画17の少なくとも5%に亘って延在する。
任意に、保持部材16は、スケール収集部11の底壁20の表面の少なくとも5%に亘って延在する。
任意に、保持部材16は、平坦な面を定義する。
一実施例においては、蒸気アイロン10は更に、蒸気室13から収集区画17に石灰化した堆積物Sを向けるためのガイド面18を有する。ガイド面18は、図4に示されるように、湾曲した面18であっても良い。代替の実施例においては(図示されていない)、ガイド面18は、石灰化した堆積物Sを蒸気室13から収集区画17へと向けるような角度とされた平坦な面である。
図2乃至5は、蒸気アイロン10の使用の例を示す。図3において、蒸気アイロン10はアイロンがけ位置にあり、該位置においては、底板12は略水平であり、石灰化した堆積物Sは蒸気室13の開口13Aの近くに位置している。図4においては、蒸気アイロン10は静置位置にあり、該位置においては、底板は垂直方向に向けて動かされている。このことは、蒸気室13のなかの石灰化した堆積物Sを蒸気アイロン10の後方に向けて動かし、ここで石灰化した堆積物Sが、ガイド面18に接触し、スケール収集部11の収集区画17へと移動させられる。図5において、蒸気アイロン10は、アイロンがけ位置に戻され、石灰化した堆積物Sは、収集区画17の前端部P1へと移動し、それにより石灰化した堆積物Sが、保持部材16の下に位置することとなる。蒸気アイロン10が次いで、アイロンがけ位置から前方に傾けられると(即ち底板12の後端Rが底板12の遠位前端よりも高い)、保持部材16が、収集区画17の前端部P1における石灰化した堆積物Sがスケール収集部11から出てしまうことを防ぐ。ユーザは、(図2乃至3に示されるように)スケール収集区画17を空にするために管15からスケール収集部11を取り外すことが可能である。
保持部材は、水平構成(図2又は3参照)からの蒸気アイロンの回転を可能とし、このとき、例えば図4におけるように、静置位置におけるように、底板が、それに垂直な構成に対して水平であり、収集区画が上で、蒸気アイロンの先端部が下となり、一方で、保持部材が、収集区画の前端部に亘って延在しているため、堆積物Sの少なくとも一部は、収集区画17に留まる。保持部材は、通路19を介した収集区画17への堆積物の進入を可能とする。
ここで図6乃至8を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロン30が示されている。
蒸気アイロン30は、底板32、排出要素34、保持部材36及び収集区画37を有する。
底板32は、蒸気を生成するための蒸気室を有する。該蒸気室は、底板32の後端に配置された開口13Aを有する。排出要素34は、開口13Aから延在する。
蒸気室に形成された石灰化した堆積物を集めるための収集区画37が、排出要素34に形成される。
保持部材36は、排出要素34のなかに配置される。保持部材36は、収集区画37における石灰化した堆積物を保持するため、収集区画37の前端部P1に亘って延在する。それ故、収集区画37における石灰化した堆積物は、収集区画37の前端部P1において保持部材36の下に蓄積し、それにより、蒸気アイロン30が傾けられたときに、保持部材36が、収集区画37から石灰化した堆積物が出てしまうことを防ぐ。それ故有利にも、保持部材36は、石灰化した堆積物が、蒸気室に戻ってしまうこと、又は蒸気アイロン30により処置されている衣類に底板32を通って排出されてしまうことを防ぐ。
任意に、排出要素34は、スケール収集部31及び管35を有する。管35は、蒸気室の開口13Aから延在する。スケール収集部31は、収集区画37を定義する壁40、41を持つ。スケール収集部31は、管35に着脱可能に装着可能である。
一実施例において、スケール収集部31は、図8に示されるように、保持部材36を有する。任意に、スケール収集部31の保持部材36は、スケール収集部31の壁の1つ40にヒンジ的に装着される。
任意に、壁40、41は、底壁40を含む。保持部材36は、スケール収集部31が管35に装着されたときに、底壁40に重なるよう構成される。
一実施例においては、図7及び8に示されるように、スケール収集部31は更に、スケール収集部31のなかの水が、スケール収集部31から蒸気室の開口13Aへと排水されるようにするための、少なくとも1つの開口42を有する。簡単のため、開口42は、図7及び図8にのみ示されているが、同じ又は同様の開口が、図2乃至5、図9乃至11の実施例において実装されても良い。
一実施例においては、蒸気アイロン30は更に、図6及び7に示されるように、管35にスケール収集部31をロックするためのロック部材33を有する。ロック部材33は、スケール収集部31の一部にヒンジ的に装着されても良い。ロック部材33は、スケール収集部31を管35にロックするため、スケール収集部31が管35に装着されたときに、非ロック位置からロック位置へとヒンジ的に回転させられても良い。簡単さのため、同じ又は類似するロック部材は、図2乃至5、図9乃至11の実施例においても実装されても良い。
任意に、排出要素34は、空洞45を有し、スケール収集部31は、空洞45に着脱可能に挿入可能である。図6乃至8に示された実施例においては、空洞45とスケール収集部31とは、スケール収集部31が底板32により形成される面に対して下向き(図7において矢印「D1」により示される)に空洞45に挿入可能となるように、協働するよう構成される。スケール収集部31は、底板32のアイロンがけ面に略垂直な方向に、空洞45に挿入可能であっても良い。
一実施例においては、保持部材36は、収集区画37上の少なくとも5%に亘って延在する。換言すれば、収集区画37の底面における保持部材36の垂直方向の突出は、該底面の少なくとも5%である。
他の実施例においては、保持部材36は、スケール収集部31の底壁40の表面の少なくとも5%に亘って延在する。換言すれば、底壁40における保持部材36の垂直方向の突出は、該底面40の表面の少なくとも5%である。
保持部材36は好適には、平坦な面を定義する。
一実施例においては、排出要素34は、蒸気室から収集区画37へと石灰化した堆積物を向けるためのガイド面38を有する。ガイド面38は、図8に示されるように、湾曲した面38であっても良い。代替の実施例においては(図示されていない)、ガイド面38は、石灰化した堆積物を蒸気室から収集区画37へと向けるような角度とされた平坦な面である。
ここで図9及び10を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロンの一部が示されている。図9及び10に示された蒸気アイロンは、図1乃至5に関して以上に説明された蒸気アイロン10と類似しており、底板52、排出要素54、保持部材(図示されていない)及び収集区画(図示されていない)を有する。底板52は、蒸気を生成するための蒸気室(図示されていない)を有する。該蒸気室は、底板52の後端に配置された開口を有する。排出要素54は、該開口から延在する。以上に説明されたように、収集区画は、蒸気室に形成された石灰化した堆積物を集めるため、排出要素54のなかに形成され、保持部材は、排出要素54のなかに配置され、収集区画の前端部の上に延在し、収集区画における石灰化した堆積物を保持する。それ故、該保持部材は、収集区画における石灰化した堆積物が、蒸気室に戻ってしまうこと、又は蒸気アイロンにより処置されている衣類へと底板52を通って排出されてしまうことを防ぐ。
以上に説明されたように、排出要素54は、開口から延在する管55と、収集区画を定義する壁56、57を持つスケール収集部51と、を有する。スケール収集部51は、管55に着脱可能に装着可能である。更に、排出要素54は、空洞(図示されていない)を有し、スケール収集部51は、該空洞に着脱可能に挿入可能である。しかしながら、図1乃至5に示された実施例とは異なり、図9及び10に示された実施例における該空洞とスケール収集部51とは、スケール収集部51が底板52により形成される面に対して上向き(図9において矢印「D2」により示される)に該空洞に挿入可能となるよう、協働するよう構成される。スケール収集部51は、底板52のアイロンがけ面に略垂直な方向に、該空洞に挿入可能であっても良い。
任意に、スケール収集部51の壁56、57は、底壁56を含み、保持部材は、スケール収集部51が管55に装着されたときに、底壁56と重なるよう構成される。
ここで図11を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロンの一部が示されている。図11に示された蒸気アイロンは、図1乃至5に関して以上に説明された蒸気アイロン10と類似しており、底板62、排出要素64、保持部材(図示されていない)及び収集区画(図示されていない)を有する。底板62は、蒸気を生成するための蒸気室(図示されていない)を有する。該蒸気室は、底板62の後端に配置された開口を有する。排出要素64は、該開口から延在する。以上に説明されたように、収集区画は、蒸気室に形成された石灰化した堆積物を集めるため、排出要素64のなかに形成され、保持部材は、排出要素64のなかに配置され、収集区画の前端部の上に延在し、収集区画における石灰化した堆積物を保持する。それ故、該保持部材は、収集区画における石灰化した堆積物が、蒸気室に戻ってしまうこと、又は蒸気アイロンにより処置されている衣類へと底板62を通って排出されてしまうことを防ぐ。
以上に説明されたように、排出要素64は、開口から延在する管65と、収集区画を定義する壁66、67を持つスケール収集部61と、を有する。スケール収集部61は、管65に着脱可能に装着可能である。更に、排出要素64は、空洞68を有し、スケール収集部61は、空洞68に着脱可能に挿入可能である。しかしながら、図1乃至5に示された実施例とは異なり、図11に示された実施例における空洞68とスケール収集部61とは、スケール収集部61が底板62の長軸(図11において点線「A−A」により示される)に対して横方向(図11において矢印「D3」により示される)に空洞68に挿入可能となるよう、協働するよう構成される。
任意に、スケール収集部61の壁66、67は、底壁66を含み、保持部材は、スケール収集部61が管65に装着されたときに、底壁66と重なるよう構成される。
ここで図12を参照すると、本発明の他の実施例による蒸気アイロンの一部が示されている。図12に示された蒸気アイロンは、図1乃至5に関して以上に説明された蒸気アイロン10と類似しており、底板72、排出要素74、保持部材76及び収集区画77を有する。底板72は、蒸気を生成するための蒸気室13を有する。蒸気室13は、底板72の後端Rに配置された開口13Aを有する。排出要素74は、開口13Aから延在する。
以上に説明されたように、収集区画77は、蒸気室13に形成された石灰化した堆積物Sを集めるため、排出要素74のなかに形成され、保持部材76は、排出要素74のなかに配置され、収集区画77の前端部P1の上に延在し、収集区画77における石灰化した堆積物Sを保持する。それ故、保持部材76は、石灰化した堆積物Sが、蒸気室13に戻ってしまうこと、又は蒸気アイロンにより処置されている衣類へと底板72を通って排出されてしまうことを防ぐ。相違点は、図12に示された実施例の蒸気アイロンの排出要素74は、着脱可能なスケール収集部を有さない点である。その代わり、排出要素74は、蒸気室13の開口13Aから延在し、収集区画77を形成する包囲部を形成する管75を有する。
一実施例においては、収集区画77からの石灰化した堆積物Sの除去を可能とするため、収集区画77へのアクセスを提供する開口80が、管75に備えられる。石灰化した堆積物Sが収集区画77から出ることを防止するため、開口80を封止する閉じ部81が備えられる。斯かる実施例のひとつにおいては、閉じ部81は、石灰化した堆積物Sが収集区画77から出ることを防ぐため、開口80に着脱可能に挿入可能な止め部81を有する。ユーザは、収集区画77を空にするため、開口80から止め部81を取り外すことができる。
幾つかの実施例においては、排出要素14、34、54、64、74は、蒸気室13を収集区画17、37、77に流体連通させる通路19、39、79を有する。保持部材16、36、76は、通路19、39、79の境界面19A、39A、79Aを形成しても良い。
幾つかの実施例においては、底板12、32、52、62、72は、カバー12A、32A、52A、62A、72Aを有する。排出要素14、34、54、64、74は、カバー12A、32A、52A、62A、72Aに接続されても良い。
幾つかの実施例においては、保持部材16、36、76は、蒸気アイロン10、30が、アイロンがけ位置から静置位置に向けて第1の方向に傾けられたときに、蒸気室13における石灰化した堆積物Sが、重力の影響の下、収集区画17、37、77に向かって落ちるように構成される。更に、蒸気アイロン10、30が、静置位置からアイロンがけ位置に向けて傾けられたとき、収集区画17、37、77における石灰化した堆積物Sは、保持部材16、36、76により収集区画17、37、77のなかに保持される。アイロンがけ位置においては、底板12、32、52、62、72は、略水平である。静置位置においては、底板12、32、52、62、72は、水平に対して或る角度を為し、略垂直であっても良い。
図13は、蒸気アイロンの更なる例1300を示す。図13に示された例は、図9及び10に示された例と類似している。図13には、全ての構成要素が示されているわけではない。底板12及び蒸気室13が示されている。本例においては、スケール収集部11は、スケール収集部1308により形成される。矢印1306は、上方向を指している。底板12が略水平であるときには、外側面がアイロンがけ面1302を定義する。アイロン1300が衣服をアイロンがけするため利用されているときには、アイロンがけ面1302は、衣類又は布に接触する。図13乃至34における例は、スケール収集部308の変形例、及び該スケール収集部を蒸気アイロン1300に装着する又は蒸気アイロン1300から取り外すための機構を説明するために利用される。スケール収集部1308は、収集区画17の底壁20を形成することが示されている。蒸気アイロン1300はまた、ヒール部1304を持つものとして示される。蒸気アイロン1300の外側のケース又は筐体は、図示されていない。多くの例において、蒸気アイロン1300は、面を持つ外側のケースを持ち、該面の上において、アイロンがけ面1302が、もはや水平ではなく、いずれの面とも接触しないよう保たれるよう、蒸気アイロン1300が、クレイドルに静置される又は配置される。
図14は、蒸気アイロン1300の他の図を示す。図14においては、蒸気アイロン1300は、それ自体のヒール部1304の上に配置されているか、又はヒール部1304を支持するクレイドルのなかに配置されている。蒸気室13のなかにあるスケールはこのとき、矢印1400に沿って、開口13aを通り進み、通路に沿って収集区画17へと進む。図14においては、蒸気アイロン1300は、ヒール部静置位置1400において示されている。図13においては、蒸気アイロン1300は、アイロンがけ位置1300において示されている。アイロンがけ位置1310は、アイロンの下側1312を定義する。蒸気アイロン1300がアイロンがけ位置1310からヒール部静置位置1400へと移されると、スケールが経路1401を辿る。アイロンが次いでアイロンがけ位置1310へと傾けられて戻されると、保持部材16が、スケールが蒸気室13に戻ることを防止する。
図15及び16は、蒸気アイロン1300の2つの更なる等角断面図を示す。図15においては、スケール収集部1308は、蒸気アイロン1300に装着されて示される。図16においては、スケール収集部1308は、取り外されたものとして示される。収集区画17は、2つの排水管1500を持つものとして示される。蒸気アイロン1300がアイロンがけ位置1310にあるとき、重力が、収集区画内の水が蒸気室へと排水されて戻されるようにする。
図17乃至30は、図13乃至16に示された蒸気アイロン1300の変形例である蒸気アイロン1700の例を示す。
図17は、蒸気アイロン1700の下側1312の図を示す。スケール収集部1308は、蒸気アイロン1700からスケール収集部1308をロック及びロック解除するために用いられ得る、リフトレバー1704を持つものとして示される。図18は、異なる角度からのスチームアイロン1700の下側の同じ図を示す。リフトレバー1704は、レバー機構のレバーアーム1708に接続するハンドル部1706を有するものとして示され得る。リフトレバー1704は、リフトレバー1704のハンドル部1706の下に延在する匙状部1710を除いて、スケール収集部1308の外側面1702と同一平面上にあるものとして示される。匙状部1710は、ハンドル部1706の背後に、操作者が指又は爪を位置させることができるようにする。図17及び18におけるリフトレバー1704は、ロック位置1720において示される。
図19は、非ロック位置1900におけるリフトレバー1704を示す。ハンドル部1706は持ち上げられ、2つのレバー機構1902のまわりに回転させられる。2つのレバー機構1902はそれぞれ、ハンドル部1706にレバーアーム1708によって接続され、それにより、2つのレバー機構1902のいずれもが、正確に同時に作動させられる。ハンドル部1706は、第1のラッチ先端1904を持つものとして示され、スケール収集部1308は、第2のラッチ先端1906を持つものとして示される。ハンドル部1706がロック位置1720へと回転させられると、2つの先端1904、1906が相互に係止し、スナップフィットを形成する。このことは、ハンドル部1706をロック位置に保持する。
図20は、蒸気アイロン1700の下側1312から引かれ離された、スケール収集部1308を示す。
収集区画17は、スケール収集部のスケール収集部封止面2000により封止を形成する、スケール収集容器2004を持つものとして示される。スケール収集部封止面は、スケール収集容器2004を封止し該スケール収集容器と嵌合する弾性体面2006を持つものとして示される。スケール収集部1308が取り外されるとき、ユーザは蒸気アイロン1700を上下反対に置き、スケール収集部1308を取り外すことができる。操作者は次いで、蒸気アイロン1700を廃棄物容器のところに持って行き、蒸気アイロン1700を逆さまにして、収集区画17の内容物を廃棄物容器に廃棄することができる。スケール収集部1308は、別の態様で動作させられても良い。蒸気アイロン1700は例えば、スケール収集部1308がテーブル又はアイロン板の端部に亘って延在するよう、アイロンがけ位置1310に配置されても良い。操作者は次いで、匙状部1710の下に指を持って行き、リフトレバー1704を見ることなく操作しても良い。匙状部1710は、リフトレバーの触覚型の操作を容易化する。操作者は次いで、スケール収集部1308を取り外し、スケール収集部1308を廃棄物容器のところに持って行き、スケール粒子を廃棄物容器へと廃棄することができる。
図21及び22は、スケール収集部1308の2つの更なる図を示す。図21は等角図を示し、図22は断面図を示す。いずれの場合においても、スケール収集部1308は、非ロック位置1900にある。図23は、図21及び22に示されたスケール収集部をつくるために用いられる構成要素の分解図を示す。スケール収集部は、リフトレバー1704、キャップ2114、扉2116及び封止部2118を有する。図21及び22は、組み立てられた状態における図23の構成要素を示す。封止部2118は、先行ワイパ2110及び封止ワイパ2112を備えた二重ワイパ2108構造を持つものとして示される。スケール収集部封止面2000がスケール収集容器2004へと滑動させられると、先行ワイパ2110は、スケールのような粒子を、封止ワイパ2112から拭き取る。先行ワイパ2110及び封止ワイパ2112はともに、収集区画17を封止することが可能である。しかしながら、スケール収集容器2004が汚れている場合、二重ワイパ2108は、封止が水密及び/又は蒸気密となることを確実にすることを支援し得る。図22において、キャップ2114が扉2116と嵌合していることが示されている。扉2116は、収集区画17の一部を形成する。扉2116はまた、本体とも呼ばれ得る。扉2116はまた、スケール又はその他の屑を保持することが可能な、カップ状の構造を形成する。図21において、レバー機構の一部が可視となっている。該構造は、レバーアーム1708の端部に装着されたフック状の短い部分2100を含む。該フック状の部分2100は、円筒形に対称な部分2102及び開いた区画2104を有する。
図24は、第1のラッチ先端1904及び第2のラッチ先端1906を通る蒸気アイロン1700の等角断面図を示す。リフトレバー1704は、ロック位置1720において示されている。図25は、第1のラッチ先端1904及び第2のラッチ先端1906をより近接して詳細に示す、図24に示されたものと同じ平面に沿った断面図25を示す。図24及び25においては、第1のラッチ先端1904及び第2のラッチ先端1906が、リフトレバー1704が意図せず開いてしまうことを防ぐ。
図26は、図24及び25に示された断面図を示す。図26においては、リフトレバー1704が回転させられ開かれるときの4つの異なる位置が示される。閉じられているときには、第1のラッチ先端1904は、第2のラッチ先端1906を通過させられる必要がある。第1のラッチ先端1904は、可撓アーム2600によりリフトレバー1704に接続される。リフトレバー1704が持ち上げられると、可撓アーム2600が撓曲し、第1のラッチ先端1904が第2のラッチ先端1906を通過できるようにする。
図27は、レバー機構1902の動作を部分的に説明するために用いられる。レバー機構1902は、回転軸2702のまわりに回転するよう構成された2つの枢軸又は凸部2700を含むものとして示される。各枢軸は、第1の凹部2706及び第2の凹部2708を有する。第1の凹部2706は、枢軸2700のための回転軸受の一部を形成する。
フック状部2100の断面図が、円筒形のロッド2704と係合する位置として示される。該フック状部は、第2の凹部2708を有する。該第2の凹部は、円筒形に対称な部分2102を形成する。円筒形のロッド2704もまた、回転対称性を持つ。本例においては、回転対称の軸は、スケール収集部1308が挿入されたときの回転軸2702と同一である。円筒形に対称な部分2102は、円筒形のロッド2704のまわりに自由に回転することが可能なものとして示されている。
図28は、スケール収集部が取り外された蒸気アイロン1700の図を示す。スケール収集容器2004のいずれかの側に、円筒形のロッド2704がある。
図29及び30は、レバー機構1902の機能を示す。図29において、レバー機構1902は、ロック位置1720に示される。図30において、レバー機構1902は、非ロック位置1900に示される。
図29において、フック状部2100の円筒形に対称な部分2102は、円筒形のロッド2704のまわりにしっかりとロックされ、該ロッドに係合する。レバーアーム1708が作動させられ、枢軸が回転すると、円筒形に対称な部分2102から円筒形のロッド2704が取り外されることができる位置にまで、開いた部分2104が回転する。図30において、円筒形のロッド2704はもはや、円筒形の部分2102によって制約されていない。円3000は、開いた部分210を通り、フック状部2100から離れる、円筒形のロッド2704の動きを示す。
図31乃至34は、図17乃至30に示された蒸気アイロン1700に対するとり得る変更を示すために用いられる。図17乃至30において、リフトレバー1704は、第1のラッチ先端1904及び第2のラッチ先端1906を用いてロック位置1720においてロックされた。図31乃至34において、第2のラッチ先端1906及び第1のラッチ先端1904に対する代替例が示されている。図31乃至34に示された付加的な機械的な構成要素は、図17乃至30に示された例にも組み込まれても良い。リフトレバー1704をロックするための2つの代替例は、相互に排他的なものではない。両方からの設計要素が、自由に組み合わせられ得る。
図31において、代替の蒸気アイロン1700'が示されている。蒸気アイロン1700'のレバー機構は、僅かに変更されている。図31において、破線3101は、第1の断面の位置を示す。破線3102は、第2の断面の位置を示す。図32は、断面図3101を示す。図33は、面3102に沿った断面を示す。
図34は、図32からのレバー機構1902の接近図を示す。図32及び33は、図34の接近図を用いて説明される。図34において、付加的に回転ラッチ3400があることが示されている。回転ラッチ3400は、扉受け部3402に係合する。扉受け部3402は、回転ラッチ3400を押し付け、リフトレバー704が作動させられることを防ぐ。回転ラッチ3400は、枢軸2700のまわりの延長部として形成されても良い。扉受け部1304は、柔軟な可撓アーム3404に装着されても良い。本例における可撓アーム3404は、変形させられ得るU字型の部分を持つものとして示される。リフトレバー1704に力がかけられると、回転ラッチ3400は扉受け部3402を押し、可撓アーム34を曲げて、次いでリフトレバー1704を離し、スケール収集部が非ロック位置に位置させられることを可能とする。
以上の説明された実施例は単に例であり、本発明の技術的手法を限定することを意図したものではない。本発明は好適な実施例を参照しながら詳細に説明されたが、当業者は、本発明の技術的手法は、本発明の技術的手法の範囲から逸脱することなく、修正又は同等に変更され得、該修正又は変更もまた、本発明の保護範囲内となることを理解するであろう。請求項において、「有する(comprising)」なる語は、他の要素又はステップを除外するものではなく、不定冠詞「1つの(a又はan)」語は、複数を除外するものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
ここで、「略成る」等における「略」なる語は、当業者には理解されるであろう。「略」なる語は、「全体的に」、「完全に」、「全てが」等を含む実施例をも含み得る。それ故、実施例においては、略なる形容詞は削除されても良い。適用可能である場合には、「略」なる語は、90%以上、例えば95%以上、特に99%以上、更には99.5%以上に関し得、100%を含み得る。「有する(comprise)」なる語は、「有する」なる語が「成る(consist of)」を意味する実施例をも含む。「及び/又は」なる語は特に、「及び/又は」の前後に示されるアイテムの1つ以上に関する。例えば、「アイテム1及び/又はアイテム2」句及びそれと同様な句は、アイテム1及びアイテム2のうちの1つ以上を示し得る。「有する」なる語は、一実施例においては「成る」を示し得るが、他の実施例においては、「少なくとも定義された種類及び任意に1つ以上の他の種類を含む」を示し得る。
更に、明細書及び請求項における「第1の(first)」、「第2の(second)」、「第3の(third)」等なる語は、類似する要素を区別するために用いられるものであり、必ずしも連続的な順序又は時系列的な順序を示すものではない。このように用いられる語は、適切な状況下において相互に交換可能であり、ここで説明される実施例は、ここで説明され示されたものとは異なる順序での動作が可能であることは、理解されるべきである。
ここでは、数あるなかでも、動作の間の装置が説明された。当業者には明らかであるように、本発明は動作の方法又は動作中の装置に限定されるものではない。
上述の実施例は本発明を限定するものではなく説明するものであって、当業者は添付する請求項の範囲から逸脱することなく多くの代替実施例を設計することが可能であろうことは留意されるべきである。請求項において、括弧に挟まれたいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「有する(comprise)」及びその語形変化の使用は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。状況が明らかに他の条件を必要としない限り、明細書及び請求項を通して、「有する(comprise、comprising)」等の語は、排他的又は網羅的な意味とは逆に包括的な意味で解釈されるべきであり、即ち「限定されるものではないが、含む」という意味に解釈されるべきである。要素に先行する冠詞「1つの(a又はan)」は、複数の斯かる要素の存在を除外するものではない。本発明は、幾つかの別個の要素を有するハードウェアによって、及び適切にプログラムされたコンピュータによって実装されても良い。幾つかの手段を列記した装置に係る請求項において、これら手段の幾つかは同一のハードウェアのアイテムによって実施化されても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。
本発明は更に、明細書に説明された及び/又は添付図面に示された特徴の1つ以上を有する装置に適用される。本発明は更に、明細書に説明された及び/又は添付図面に示された特徴の1つ以上を有する方法又は処理に関する。
本明細において議論された種々の態様は、組み合わせられて更なる利点をもたらしても良い。更に、当業者は、実施例が組み合わせられ得ること、2つよりも多い実施例が組み合わせられ得ることを、理解するであろう。更に、幾つかの特徴は、1つ以上の分割出願の基礎を形成し得る。
10 蒸気アイロン
11 スケール収集部
12 底板
12A カバー
13 蒸気室
13A 開口
14 排出要素
15 管
16 保持部材
17 収集区画
18 ガイド面
19 通路
20 底壁
21 壁
30 蒸気アイロン
31 スケール収集部
22 底板
32A カバー
33 ロック部材
34 排出要素
35 管
36 保持部材
37 収集区画
38 ガイド面
39 通路
40 底壁
41 壁
42 開口
45 空洞
51 スケール収集部
52 底板
55 管
56 底壁
57 壁
61 スケール収集部
62A カバー
65 管
66 底壁
67 壁
68 空洞
72 底板
72A カバー
74 排出要素
76 保持部材
77 収集区画
78 ガイド面
79 通路
79A 境界面
80 開口
81 閉じ部
1300 蒸気アイロン
1302 アイロンがけ面
1304 ヒール部
1306 上方向
1308 スケール収集部
1310 アイロンがけ位置
1312 下側
1400 ヒール部静置位置
1401 経路
1500 排水管
1700 蒸気アイロン
1700' 代替の蒸気アイロン
1702 外側面
1704 リフトレバー
1706 ハンドル部
1708 レバー機構のレバーアーム
1710 匙状部
1720 ロック位置
1900 非ロック位置
1902 レバー機構
1904 第1のラッチ先端
1906 第2のラッチ先端
2000 スケール収集部封止面
2004 スケール収集容器
2006 弾性体面
2100 フック状部
2104 開いた部分
2108 二重ワイパ
2110 先行ワイパ
2112 封止ワイパ
2114 キャップ
2116 扉
2118 封止部
2600 可撓アーム
2700 枢軸
2702 回転軸
2704 円筒形のロッド
2706 第1の凹部
2708 第2の凹部
3000 動き
3400 回転ラッチ
3402 扉受け部
3404 可撓アーム
A−A 長軸
D1 下方向
D2 上方向
D3 横方向
P1 端部
R 後端
S スケール

Claims (15)

  1. 蒸気を生成するための蒸気室を有する底板であって、前記蒸気室は、前記底板の後端に配置された開口を有する、底板と、
    前記開口から延在する、排出要素と、
    前記蒸気室において形成された石灰化した堆積物を集めるための、前記排出要素に形成された収集区画と、
    前記排出要素に配置された保持部材であって、前記収集区画における前記石灰化した堆積物を保持するため、前記収集区画の前端部に亘って延在する、保持部材と、
    を有する、蒸気アイロン。
  2. 前記排出要素は、前記開口から延在する管と、前記収集区画を定義する壁を持つスケール収集部と、を有し、前記スケール収集部は、前記管に着脱可能に装着可能である、請求項1に記載の蒸気アイロン。
  3. 前記管は、前記保持部材を有し、
    前記スケール収集部は、前記保持部材を有する、
    請求項2に記載の蒸気アイロン。
  4. 前記スケール収集部の壁は、底壁を含み、前記保持部材は、前記スケール収集部が前記管に装着されたときに、前記底壁と重なるよう構成された、請求項2又は3に記載の蒸気アイロン。
  5. 前記スケール収集部は、少なくとも1つの開口であって、前記スケール収集部のなかの水を前記開口に向けて排出する開口を更に有する、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  6. 前記スケール収集部を前記管にロックするためのロック部材を更に有する、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  7. 前記排出要素は、空洞を有し、前記スケール収集部は、前記空洞に着脱可能に挿入可能である、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  8. 前記空洞及び前記スケール収集部は、
    前記底板により形成される面に対して下向きの方向、
    前記底板により形成される面に対して上向きの方向、
    前記底板の長軸に対して横方向、及び
    前記底板の長軸に対して縦方向
    により定義されるセットから選択された方向に、前記スケール収集部が前記空洞に挿入可能となるよう協働するよう構成された、請求項7に記載の蒸気アイロン。
  9. 前記排出要素は、前記収集区画からの石灰化した堆積物の除去を可能とするための開口と、前記開口を封止するための閉じ部と、を有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  10. 前記スケール収集部は、前記収集区画を閉じて封止し、次いで石灰化した堆積物を受容するため、前記底板により形成される面に対して下向の方向に、前記排出要素に挿入可能であり、前記スケール収集部は、ロック位置と非ロック位置との間で動かされ得るよう構成されたリフトレバーを有し、前記リフトレバーは、前記ロック位置においては水平方向に回転させられ、前記非ロック位置においては下向の方向に回転させられるよう構成された、請求項2に記載の蒸気アイロン。
  11. 前記リフトレバーは、ハンドル部と、2本のレバーアームと、を有し、前記ハンドル部は、第1のラッチ先端を有し、前記スケール収集部は、本体を更に有し、前記本体は、第2のラッチ先端を有し、前記第1のラッチ先端及び前記第2のラッチ先端は、ロック位置においてスナップフィットを形成し、対応して前記本体の近くに前記リフトレバーを保つよう構成された、請求項10に記載の蒸気アイロン。
  12. 前記リフトレバーは、ハンドル部と、2本のレバーアームと、を有し、各レバーアームは、前記ハンドル部の端部から離れた回転ラッチを有し、前記スケール収集部は、本体を更に有し、前記本体は、前記回転ラッチの位置に対応する位置に配置された2つの扉受け部を有し、前記回転ラッチ及び前記扉受け部は、ロック位置においてスナップフィットを形成し、対応して前記本体の近くに前記リフトレバーを保つよう構成された、請求項10に記載の蒸気アイロン。
  13. 各レバーアームは、前記ハンドル部の端部から離れた枢動機構を有し、各枢動機構は、内側及び外側を有し、2つの第1の凹部が、前記本体の2つの凸部を収容するため、それぞれ前記内側に設置され、前記リフトレバーを回転軸のまわりに回転可能とし、2つの第2の凹部が、前記排出要素の内側に固定された2つの円筒形のロッドを収容するため、それぞれ前記外側に設置され、前記リフトレバーを前記円筒形のロッドにおける回転軸のまわりに同時に回転可能とし、各第2の凹部は、フック型部分を有し、各フック型部分は、回転円に沿って開いた区画を有し、各開いた区画は、前記円筒形のロッドの寸法と合致するよう構成され、前記フック型部分が、前記非ロック位置において、着脱可能となるようにし、前記ロック位置において、前記円筒形のロッドに対して遮断されるようにされた、請求項11又は12に記載の蒸気アイロン。
  14. 前記保持部材は、前記収集区画の底壁の少なくとも5%に亘って延在する、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
  15. 前記排出要素は、前記蒸気室において形成された石灰化した堆積物を前記収集区画に移動させるための通路を有し、前記保持部材は、前記通路の境界面を形成する、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の蒸気アイロン。
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