JP2019509439A - ダンパ装置 - Google Patents

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ヴァレオ アンブラヤージュ
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Abstract

一定の共振周波数を有するダンパ装置(14)は、車両のトランスミッション系の構成部品(1)に組み込んで、この構成部品により伝達されたトルクが通る経路の外に配置されるようにされ、半径方向外側に突き出た複数の第1の歯(18)を画定する第1の構成部品(15)と、弾性復元力に抗して第1の構成部品(15)に対し軸線(X)を中心として回転するように動かすことができ、そして、半径方向内側に突き出た複数の第2の歯(26)を画定する第2の構成部品(25)と、弾性復元力を及ぼす複数の弾性復元部材(22)であり、このそれぞれの弾性復元部材が、第1の歯(18)に当接する第1の端部(29)、および第2の歯(26)に当接する第2の端部(30)を有し、それぞれの第1の歯(18)、およびそれぞれの第2の歯(26)が、多くとも1つの弾性復元部材(22)と相互作用する複数の弾性復元部材と、を備える。

Description

本発明は、ダンパ装置、特に、自動車のトランスミッション系のダンパ装置に関する。
このような用途では、ダンパ装置は、熱機関をギアボックスに選択的に連結することができるクラッチのねじり減衰システムに組み込むことができる。一方でこのような用途において、ダンパ装置はクラッチの摩擦板または流体力学トルクコンバータに組み込んでもよい。
このようなダンパ装置は、エンジンのアサイクリズムによる振動、および/またはクラッチ領域において発生し、そしてクラッチの摺動段階時に車両のドライブトレーンに現れる振動、をフィルタリングするのに用いることができる。
熱機関の速度とは無関係である、一定の共振周波数を有したダンパ装置を用いることが知られており、このような装置はドラマー(訳注:原語ではbatteur、英語ではdrummer)とも呼ばれる。国際公開第2011/060752号パンフレット(特許文献1)には、摩擦板に組み込まれたドラマーが開示されている。ドラマーは、第1の構成部品であって、半径方向外側に突き出た複数の第1の歯を画定する第1の構成部品と、第2の構成部品であって、弾性復元力に抗して第1の構成部品に対し軸線を中心として回転するように動かすことができ、そして、半径方向内側に突き出た複数の第2の歯を画定する第2の構成部品と、を備えている。この国際公開第2011/060752号パンフレットによって開示されているドラマーは、更に、複数の弾性復元部材を備え、第1の歯のそれぞれおよび第2の歯のそれぞれは、これらの弾性復元部材のうちの2つと相互作用する。
国際公開第2011/060752号パンフレットに係るドラマーは、比較的複雑であり、製造するのにコストが掛かる。
米国特許第1641230号明細書(特許文献2)には、ドラマーが開示されていない。
クラッチ領域において発生し、そして自動車のトランスミッション系において伝わる、ねじり揺動および/または振動を減衰させる、シンプルかつ製造が安価な装置が必要である。
本発明は、この必要性の全部または一部を満たすことを目的とし、その態様のうちの一つによれば、一定の共振周波数を有するダンパ装置によってこれを達成し、当該装置は、車両のトランスミッション系の構成部品に組み込まれるように適合され、この構成部品により伝達されるトルクが通る経路の外に配置され、当該装置は、
半径方向外側に突き出た複数の第1の歯を画定する第1の構成部品と、
弾性復元力に抗して第1の構成部品に対し軸線を中心として回転するように動かすことができ、かつ、半径方向内側に突き出た複数の第2の歯を画定する第2の構成部品と、
弾性復元力を及ぼす複数の弾性復元部材であって、各弾性復元部材が第1の歯に当接する第1の端部と、第2の歯に当接する第2の端部と、を有し、各第1の歯および各第2の歯が、多くとも1つの弾性復元部材と相互作用する、複数の弾性復元部材と、を備える。
本発明に係るダンパ装置において、2つの弾性復元部材と同時に相互作用する、第1の歯または第2の歯は、もはや存在しない。
各第1の歯と各第2の歯と、弾性復元部材との間の相互作用は、例えばセンタリングカップを介して、直接的または間接的な支持に対応し得る。このため、これらの弾性復元部材の数を減らすことができ、その結果、ダンパ装置が、ねじり揺動、例えば車両の熱機関のアサイクリズムによるものをフィルタリングする性能、または、クラッチ領域において発生し、そしてクラッチの摺動段階時に車両のドライブトレーンに現れる振動(この振動は「びびり」とも呼ばれる。)をフィルタリングする性能に影響を及ぼさずに、ダンパ装置の存在に起因するコストが減少する。
各弾性復元部材は、第1の端部と第2の端部との間を周方向に延び得る。
ダンパ装置は、車両の熱推進機関の回転数とは無関係な一定の共振周波数を有する。このような装置は「ドラマー」とも呼ばれ、振り子とは異なる。ドラマーは、びびりの問題を改善することが可能である。
ドラマーの共振周波数は、例えば6Hz〜14Hz、特に8Hz〜12Hzである。このような共振周波数は、とりわけ、びびりの問題を改善するのに適している。
第2の構成部品は、フィルタリングの主要部としての役割を果たす。第2の構成部品は、主に、第1の構成部品に対して半径方向外側に延び得る。第2の構成部品は、一体型であり得る。
第1の構成部品は、トランスミッション系の構成部品、例えばハブに結合されているのに対し、第2の構成部品は第1の構成部品のみに連結され、この連結は弾性復元部材を介してなされ、第2の構成部品はまた、例えば、第1の構成部品によって半径方向中心に合わせられる。
弾性復元部材は、ばね、例えば螺旋ばねである。弾性復元部材は、真っ直ぐなばね、または湾曲したばねであってもよい。
本出願の意味において、
「軸方向に」とは「回転軸線と平行な」を意味し、
「半径方向に」とは、「回転軸線に対して垂直な、およびその回転軸線と交わる軸線に沿って」を意味し、
「整放線方向に」とは、「回転軸線に対して垂直な面において、半径方向に対して垂直な」を意味し、
「周方向に」または「角度をなして」は、ともに「回転軸線を中心として」を意味し、
「2つの部品が結合されている」とは、これらの部品がどのように結合されているかが明示されている場合を除いて、これらが堅く連結されていることを意味する。例えば、「2つの部品が回転方向に結合されている」は、これらの2つの部品の間の平行移動に関して何らの可能性または不可能性も示していないため、これらの2つの解釈が可能であり、
「ダンパ装置が休止している」とは、この装置が遠心力を受け得る位置にあるが、例えば熱機関のアサイクリズムに由来する、ねじり揺動は受けない位置にあり得ることを意味する。
弾性復元部材は、特に、互いに平行に取り付けられる。
第1の構成部品は、単一の弾性復元部材と相互作用する第1の歯と、いかなる弾性復元部材とも相互作用しない第1の歯と、を画定することができ、そして、第2の構成部品は、単一の弾性復元部材と相互作用する第2の歯と、いかなる弾性復元部材とも相互作用しない第2の歯と、を画定する。
いかなる弾性復元部材とも相互作用しない第1の歯はそれぞれ、ハウジング内に配置することができ、ハウジングのそれぞれの周方向端部は、単一の弾性復元部材と相互作用する第2の歯によって画定される。この場合、前述のハウジングおよび前述の第1の歯は、この第1の歯が、ハウジングの少なくとも1つの周方向端部に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品に対して第2の構成部品を移動できるように構成され得る。例えば、第1の歯は、ハウジングの反時計回りの方向において端部に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品に対して第2の構成部品を時計回りの方向に移動させ、この第1の歯は、ハウジングの時計回りの方向において端部に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品に対して第2の構成部品を反時計回りの方向に移動させる。
代わりに、または先述したものと組み合わせて、いかなる弾性復元部材とも相互作用しない第2の歯はそれぞれ、ハウジング内に配置してもよく、ハウジングのそれぞれの周方向端部は、単一の弾性復元部材と相互作用する第1の歯によって画定される。この場合、前述のハウジングおよび前述の第2の歯は、この第2の歯が、ハウジングの少なくとも1つの周方向端部に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品に対して第2の構成部品を移動できるように構成され得る。例えば、第2の歯は、ハウジングの反時計回りの方向において端部に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品に対して第2の構成部品を反時計回りの方向に移動させ、この第2の歯は、ハウジングの時計回りの方向において端部に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品に対して第2の構成部品を時計回りの方向に移動させる。
第1の歯と第2の歯がともに先述の停止位置を画定するとき、これらの停止位置における第1の構成部品と第2の構成部品との間の力が、更に十分に分散する。結局のところ、少なくとも停止部材は、先述した第1の歯および/または第2の歯によって画定され得る。例えば、停止部材をそれぞれ画定する2つの第2の歯と、停止部材をそれぞれ画定する2つの第1の歯と、が存在する。
いかなる弾性復元部材とも相互作用しない、それぞれの第1の歯、および、いかなる弾性復元部材とも相互作用しない、それぞれの第2の歯は、それぞれの弾性復元部材が延びる半径方向空間内を少なくとも部分的に延び得る。それぞれの弾性復元部材は、例えば、第1の歯と第2の歯との間において周方向に画定されたハウジング内に延び、弾性復元部材を収容するハウジングの半径方向位置は、いかなる弾性復元部材とも相互作用しない第1の歯または第2の歯が延びる、ハウジングの半径方向位置に正確に対応し得る。
弾性復元部材は、
反時計回りの方向において端部が第1の歯に当接し、そして時計回りの方向において端部が第2の歯に当接する弾性復元部材と、
時計回りの方向において端部が第1の歯に当接し、そして反時計回りの方向において端部が第2の歯に当接する弾性復元部材とが、回転軸線を中心として周方向に交互に移動することが分かるように配置することができる。
周方向に連続して存在する弾性復元部材のこのような逆になった位置決めによって、2つの弾性復元部材をあらかじめ制限することが可能となり、その結果、第1の構成部品と第2の構成部品との間のクリアランスが低減し、さらに除去される。具体例では、ダンパ装置は4つの弾性復元部材しか備えず、周方向に連続して存在する2つの弾性復元部材の間の測定角度は、回転軸線からほぼ90°に等しい。
先述したすべてにおいて、第1の構成部品は、2つの別個の部分を備え得る。第1の構成部品のこれらの部分のうちの1つのみが、例えば第1の歯を画定する。このため、第2の歯または弾性復元部材を収容するハウジングは、第1の構成部品の一部分にのみ設置される。
第1の構成部品の2つの部分は、あらゆる手段、例えば、スナップ締め、圧着または焼き嵌めによって、互いに結合することができる。これらの2つの部分は、軸線方向に連続して存在し得る。
先述したすべてにおいて、第1の歯または第2の歯はそれぞれ、前述した歯の平らな壁を介して、弾性復元部材と相互作用し得る。
第1の構成部品および第2の構成部品はそれぞれ、例えば、プラスチックまたはザマックから製造される。
先述したすべてにおいて、装置は、第1の構成部品に対して第2の構成部品を移動させるヒステリシス発生システムを備え得る。
ヒステリシス発生システムは、例えば、0.1Nm〜2Nmであるトルクを第2の構成部品に及ぼし、ヒステリシストルクの最大値は、第2の構成部品が、回転運動の振幅に等しい角度値の第1の部品に対して回るときに得られる。
及ぼされるヒステリシストルクは、一定であっても可変であってもよい。例えば、ヒステリシストルクはまず可変であり、そして、第2の構成部品が第1の構成部品に対して回るときは一定である。
ヒステリシストルクが一定でない場合、ヒステリシス発生システムは、第1の構成部品に対する第2の構成部品の回転時に少なくとも1つのカウンタランプとの摩擦によって相互作用する、少なくとも1つのランプを実現することができる。ランプは第1の構成部品に結合され得るのに対し、カウンタランプは第2の構成部品に結合されている。ランプおよびカウンタランプは、軸線方向にずれ得る。
ランプとカウンタランプは、同じ角度寸法を有し得る。
第1の構成部品に対する第2の構成部品の回転時に及ぼされるヒステリシストルクは、最初に増加してから一定であり得る。この目的のために、それぞれのランプはプラトーに隣接し、カウンタランプまたはそれぞれのカウンタランプもプラトーに隣接し得る。ランプとカウンタランプが摩擦によって相互作用するとき、第2の構成部品において、増加したヒステリシストルクが及ぼされるのに対し、2つのプラトーが摩擦によって相互作用するときは、ヒステリシストルクは一定である。
ランプは、第1の構成部品に支持されていてもよく、例えば、この第1の構成部品の2つの部分のうちの一方の表面に設置されるか、または、第1の構成部品の一部の表面に堆積した被膜によって形成される。
必要に応じて、角度をなし連続して存在する複数のランプを、第1の構成部品に設置してもよい。これらのランプはすべて、同じ形状であってもよい。
カウンタランプは、第2の構成部品の別個の部品に設置されてもよいが、第2の構成部品と回転方向には結合されており、また軸線方向にも結合されていてもよい。
カウンタランプは、例えば、第2の構成部品から軸線方向にずれるとともに第2の構成部品に結合された部品に支持され、部品は、第1の構成部品との接触部を有する。部品は、弾性変形が可能である。部品は、例えば、第2の構成部品に結合された半径方向外側部と、第1の構成部品と接する半径方向内側部と、を備える。
部品の半径方向外側部は、例えば、回転軸線の周りを連続的に延び、特に、半径方向内側円形縁と半径方向外側円形縁との間を半径方向に延びる。この部品の半径方向内側部は、1つ以上の梁を備え得る。それぞれの梁は、装置の回転軸線に対して垂直な面において観察する場合、U字形状であってもよい。そして、それぞれの梁は2つのアームを有し、それぞれのアームは、部品の半径方向外側部の半径方向内側縁から始まり、2つのアームは連結部によって連結され、連結部はカウンタランプを支持する。カウンタランプは、連結部に直接設置してもよく、または、この連結部に堆積した被膜によって形成してもよい。
必要に応じて、角度をなし連続して存在する複数のカウンタランプを、前述の部品に設けてもよい。これらのカウンタランプはすべて、同じ形状であってもよい。
先述したすべてにおいて、カウンタランプの数は、ランプの数に等しくてもよい。この数は、例えば2〜6であり、例えば4に相当する。そして、4つのランプと、4つのカウンタランプが存在する。
先述したすべてにおいて、それぞれのランプは、特に凸状の輪郭を有するカウンタランプの方へ突き出ていてもよい。これに対し、それぞれのカウンタランプは凹状の輪郭を有する。その逆も可能である。それぞれのカウンタランプがランプの方へ突き出て、それぞれのカウンタランプは特に凸状の輪郭を有してもよい。また一方で、それぞれのランプが凹状の輪郭を有してもよい。
先述したすべてにおいて、ランプおよびカウンタランプは、第2の構成部品に対して半径方向内側に配置することができ、すなわち、これらは、回転軸線から半径方向にある距離離れて位置し、この距離は、第2の構成部品と回転軸線との間の最小半径方向距離よりも小さい。
部品の半径方向外側部には穴を開けることができ、この穴は、第2の構成部品への固定手段、例えばリベットを収容することができる。
梁は、回転軸線の周りに均一に分布していてもよい。
先述したすべてにおいて、ダンパ装置は、ハブに支持され得る。第1の構成部品は、例えば、少なくとも回転方向に、このハブに結合されている。
トルクリミッタを設けることができ、トルクリミッタは、ダンパ装置に摩擦力を加えるように配置され、この摩擦力は、トルクリミッタにおいてこの装置によって加えられるトルクが規定の値よりも小さい限り、ダンパ装置の第1の構成部品をハブに回転方向に結合するように維持する。
この場合、上述した摩擦力によって、第1の構成部品がハブに回転方向に結合されるように維持される限り、第2の構成部品は第1の構成部品に対して揺動し得る。規定のトルク値を超えて、ダンパ装置はハブに対して摺動し、これによって、ダンパ装置が受けるトルクに関連するエネルギーを散逸させる。ダンパ装置の摺動によって生じる規定のトルク値を超える値は、例えば4Nm〜8Nmであり、例えばおよそ5Nmである。
トルクリミッタは、ダンパ装置に対して半径方向にのみ摩擦力を加えるように配置することができる。そして、トルクリミッタは、ダンパ装置の第1の構成部品とハブとの間に半径方向に配置された座金であり、また、ダンパ装置によってトルクリミッタに加えられるトルクが規定の値よりも小さい限り、回転方向にハブを結合することができる。これによって、摩擦板に、軸線方向のスペースが更に加わらないようになる。ハブに設けられた溝は、トルクリミッタの全部または一部を収容することができる。
トルクリミッタは、弾性変形座金によって形成することができる。自由な状態において、この座金の形状は、正方形に近い形状とすることができ、この形状は、座金がハブとダンパ装置との間に挿入される場合には、変更される。そして、座金は、一方では、ハブと連続して接するように、他方では、周方向に移動するときに、第1の構成部品と接するように、波状とすることができる。
座金は、ばね鋼製、例えばC67Sであり得る。弾性座金は、必要に応じて、切れ目が入っていてもよい。
ハブには、ダンパ装置の第1の構成部品の軸線方向保持システムを設けることができる。この軸線方向保持システムは、
ハブに取り付けられ、そして、軸線方向ストッパを形成して、軸線方向に応じた第1の方向において第1の構成部品を移動させるサークリップ、および/または、
ハブに設けられ、そして、軸線方向ストッパを形成して、軸線方向に応じた第2の方向において第1の構成部品を移動させる肩部と、を備えていてもよい。
このため、この軸線方向保持システムは、第1の構成部品を軸線方向に固定させることが可能である。
ダンパ装置を移動させる軸線方向ストッパはどれも、例えば軸線方向の弾性支持を伴わず、この装置は、例えば、国際公開第2011/060752号パンフレットの図1における参照要素(17)を参照する場合に、当該文献に示されているものとは対照的に、例えば、1つ以上のばねなどのエネルギー蓄積器によって軸線方向に保持された部品に接していない。
または、ドラマーの軸線方向保持は、トルクリミッタを介して行ってもよい。そして、トルクリミッタは、ダンパ装置に対して半径方向にのみ摩擦力を加えるように配置される。トルクリミッタは、一方では、ハブに設けられた1つ以上の溝と、ハブにおいてダンパ装置を軸線方向に確実に保持するように第1の構成部品に設けられた1つ以上の溝と協働する。そして、この軸線方向保持は、他の付加的な軸線方向保持手段を設ける必要なしに、トルクリミッタによってのみ確実に行うことができる。
本発明は、更に、その別の態様によれば、クラッチの摩擦板であり、
トルク入力部を画定する少なくとも1つの摩擦ライニングと、
第2の構成部品の回転軸線を中心として回転するように動かすことができ、かつ、トルク出力部を画定するハブと、
ハブに支持され、トルク入力部とトルク出力部との間において摩擦板によって伝達されるトルクが通る経路の外に配置される、上に定義したダンパ装置と、を備える摩擦板を対象とする。
摩擦板は、上述したトルクリミッタ、および/または上述したヒステリシス発生システムを備え得る。
摩擦板には、先述のダンパ装置または「ドラマー」以外に、まったくねじり揺動ダンパがなくてもよく、この場合、摩擦ライニングはハブに結合されている。
あるいは、摩擦ライニングは、ハブに対して回転するように動かすことができ、先述したダンパ装置以外のねじり揺動ダンパが設けられ、摩擦ライニングとハブとの間に配置される。そして、このねじり揺動ダンパは、ハブに対するライニングの回転を妨げる。ねじり揺動ダンパは、例えば複数のばねを備える。このような場合において、摩擦板のトルクリミッタは、上述の半径方向に専ら作用するトルクリミッタであることが好ましい。
本発明は、その非限定的な実施形態についての次の説明を読み取り、そして添付図面を検討することによって、更に十分に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るダンパ装置を備えた摩擦板の図である。 図2は、分解した状態における図1のダンパ装置を示す。 図3は、組み立てられた状態における図2のダンパ装置を示す。 図4は、図3の詳細を示す。
図1には、自動車のトランスミッション系のクラッチの摩擦板1の正面図が示されている。この摩擦板1は、考えられる例では、ハブ2であって、スプライン3によって、ギアボックスの図示されていないシャフトを、軸Xを中心として回転方向に駆動されるようにされたハブを備えている。
摩擦板1は、摩擦ライニングの支持体6を備えている。支持体6は、考えられる例では、複数の部分からなる。支持体6は、ハブ2から半径方向に延びるフランジと、摩擦ライニング9を支えるプレートと、を備えている。プレートは、例えば、図1に示されないリベットによってフランジに固定される。プレートに設けられた同じ形状の複数の切欠きは、例えば軸Xの周りに連続して存在している。
摩擦ライニング9は、このように摩擦板のトルク入力部を画定するのに対し、ハブ2は摩擦板1のトルク出力部を画定する。
図示されている例では、摩擦ライニングの支持体6は、ここでは、ハブ2に結合され、すなわち、摩擦板1には、摩擦板1におけるトルク入力部とトルク出力部との間のトルクが通る経路にねじり揺動ダンパが配置されていない。
または、図示されていないが、ハブ2と支持体6との間にこのようなねじり揺動ダンパが配置されていてもよく、このダンパは、例えば、摩擦ライニング9とハブ2との間のねじり揺動の一部を減衰させることが可能な複数のばねを備えている。
摩擦板1は、更に、ねじり揺動ダンパ装置14を備えている。ここで、装置14はドラマーであり、すなわち、摩擦板1が、摩擦ライニング9からハブ2へ移行するトルクが通る経路の外に位置し、また摩擦板が、車両の熱機関の回転数とは無関係である、一定の共振周波数を有している。ドラマー14の共振周波数は、考えられる例では、8 Hz〜14 Hzである。
ドラマー14は、考えられる例では、ハブ2の周りに配置された、第1の構成部品15を備えている。
図示されている例では、第1の構成部品15は、2つの部分16および17であって、スナップ締めによって互いに結合され、そして軸Xに沿ってほぼ軸線方向に連続して存在する、2つの部分から製造される。第1の構成部品15の部分16は、摩擦ライニング9に対して軸線方向に最も近い部分である。
図2および3から理解できるように、第1の構成部品15は、半径方向外側に突き出た、複数の第1の歯18を画定している。ここで、これらの第1の歯18は、第1の構成部品15の部分16によって画定されている。6つの第1の歯18は、図示されている例では、第1の構成部品15によって画定されている。第1の歯18はそれぞれ、軸Xに対して垂直な面において、実質的に半径方向に延びる2つの壁19を有し、これらの壁は特に平らであり、これら2つの壁は、整放線方向に延びる壁20によって連結されている。
ドラマー14は、更に、弾性復元部材22を備えている。これらの弾性復元部材22は、互いに平行に取り付けられ、第1の構成部品15と第2の構成部品25との間に配置されている。ここで、弾性復元部材22はそれぞれ、直立した螺旋ばねである。図示されている例では、4つの弾性復元部材22が設けられており、2つの弾性復元部材の間の角度は、回転軸線からほぼ90°に等しい角度で、周方向に連続して存在している。ドラマー14のばね22群を示している単一方式のばねは、例えば、0.02 Nm/°〜0.15 Nm/°の角度弾性係数を有する。
第2の構成部品25は、フィルタリングの主要部を構成している。図に示されているように、第2の構成部品25は、主に、第1の構成部品15に対して半径方向外側に延びている。第2の構成部品25は、例えば、0.0005〜0.002 kg・mの慣性モーメントを有する主要部を画定する。
第2の構成部品25は、軸Xを中心として第1の構成部品15に対して回転するように動かすことができ、ばね22は、第1の構成部品15に対する第2の構成部品25のこの回転に逆らい、変位を制限する。第1の構成部品15に対する第2の構成部品25の回転の振幅は、考えられる例では、14°〜18°である。
また、図2および3では、第2の構成部品25が、半径方向内側にそれぞれ突き出た第2の歯26を画定していることも認められる。6つの第2の歯26は、図示されている例では、第1の構成部品25によって画定されている。第2の歯26は、軸Xに対して垂直な面において、実質的に半径方向に延びる2つの壁27を有し、これらの壁は特に平らであり、これらの2つの壁27は、整放線方向に延びる壁28によって連結されている。
ばね22はそれぞれ、第1の歯18に当接する第1の端部29と、第2の歯26に当接する第2の端部30と、を有している。ここで、この当接は、第1の歯18、第2の歯26の平らな壁19または27を介して、第1の歯、第2の歯によってそれぞれ直接なされることが認められる。
このため、ばね22はそれぞれハウジング24内に延び、ハウジングの一方の周方向端部は、その第1の端部29に当接する第1の歯18によって画定され、他方の周方向端部は、その第2の端部30に当接する第2の歯26によって画定される。
図3では、周方向に連続して存在する2つのばね22が、逆に配置されていることが認められる。このため、これらの2つのばね22のうちの一方については、第1の端部29が反時計回りの方向の末端であり、第2の端部30が時計回りの方向の末端であるのに対し、これらの2つのばね22のうちの他方については、第1の端部29が時計回りの方向の末端であり、第2の端部30が反時計回りの方向の末端である。
ここで理解されるように、図示されている例のドラマー14は、実際には、2種類の第1の歯18と、2種類の第2の歯26と、を備えている。
第1の種類の第1の歯18は単一のばね22と相互作用し、第1の種類の第2の歯26は単一のばね22と相互作用する。このため、ハウジング24はそれぞれ、第1の種類の第1の歯18と、第1の種類の第2の歯26との間に画定される。
第2の種類による第1の歯18と、第2の種類による第2の歯26は、図示されている例では、いかなるばね22とも相互作用しない。ここで、第2の種類による第1の歯18、第2の歯26はそれぞれ、第1の種類による第1の歯18、第2の歯26それぞれよりも先細りの形状を有している。壁19、27それぞれに形成される角度は更に小さくてもよく、そして、第2の種類の第1の歯18、第2の歯26それぞれに対する壁20、28それぞれの角度寸法もまた、更に小さくてもよい。
第2の種類の第1の歯18はそれぞれ、第1の種類の2つの第2の歯26の間に設置されたハウジング32内に配置され、また、第2の種類の第2の歯26はそれぞれ、第1の種類の2つの第1の歯18の間に設置されたハウジング32内に配置されている。
考えられる例では、第2の種類の第1の歯18それぞれと、第2の種類の第2の歯26それぞれは、停止部材であって、軸Xを中心として回転するように第1の構成部品15に対して第2の構成部品25を回転移動させる停止部材を構成している。
詳細には、第2の種類の第1の歯18はそれぞれ、この例において、ハウジング32の反時計回りの方向の末端に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品15に対して第2の構成部品25を時計回りの方向に移動させ、また、この第2の種類の第1の歯18は、ハウジング32の時計回りの方向の末端に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品15に対して第2の構成部品25を反時計回りの方向に移動させる。
同様に、第2の種類の第2の歯25はそれぞれ、ハウジング32の反時計回りの方向の末端に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品15に対して第2の構成部品25を反時計回りの方向に移動させ、また、この第2の種類の第2の歯25は、ハウジング32の時計回りの方向の末端に当接して、停止位置を画定し、第1の構成部品15に対して第2の構成部品25を時計回りの方向に移動させる。
そして、図3では、同じ周囲に沿って周方向に移動することによって、交互に存在するハウジング24がばね22を収容し、また、ハウジング32にはばねがなく、第2の種類の第1の歯18または第2の種類の第2の歯26を収容し、これらのハウジング24および32が同じ半径方向位置を占めることが認められる。
ドラマー14は、更に、図示されている例では、第1の構成部品15に対して第2の構成部品25を移動させるヒステリシス発生システムを備えている。このヒステリシス発生システムは、なかでも、ここで図示されているような弾性変形部品50を実現する。
この弾性変形部品50は第2の構成部品25に結合し、図1から理解できるように、
軸Xの周りを連続的に延びる座金の形態の半径方向外側部51と、
軸Xの周りを非連続的に延びる半径方向内側部54と、を備えている。
ここで、半径方向内側部54は、半径方向内側に、すなわち、座金50の半径方向外側部51から軸Xの方へ突き出た複数の梁を備えている。図示されている例では、3つの梁が軸Xの周りに均一に分布している。
部品50は、梁を介してその半径方向内側部54により、ドラマー14の第1の構成部品15に支持されている。図1から理解できるように、座金50の半径方向外側部51は、考えられる例では、半径方向外側円形縁と、半径方向内側円形縁と、を有している。それぞれの梁の、この半径方向外側部51には、複数の穴58が開いている。これらの穴58はそれぞれ、ドラマー14の第2の構成部品25に対する座金50の固定手段を収容し、それぞれの固定手段として、例えばリベットがある。
図示されているように、それぞれの梁は、軸Xと平行に観察するときに、U字形状を示し得る。そして、それぞれの梁は2つのアーム62を有し、アーム62はそれぞれ、部品50の半径方向外側部51の半径方向内側縁から始まり、2つのアーム62は連結部63によって連結され、連結部はカウンタランプ64を支持する。カウンタランプは、連結部63に直接設置することができ、あるいは、この連結部に堆積した被膜によって形成することもできる。このため、連結部63はそれぞれカウンタランプ64を支持し、その結果、図示されている例では、3つのカウンタランプが部品50に支持される。
これらのカウンタランプ64は、例えば、部品50に対向する第1の構成部品15の部分17の表面に設置されたランプと相互作用する。例えば、3つのランプが想定される。
ここで、ドラマー14の第1の構成部品15に対する第2の構成部品25の回転時に、ヒステリシス発生システムによって可変ヒステリシストルクがどのように発生し得るかについて説明する。
ドラマー14の第1の構成部品15に対する第2の構成部品25の回転時に、第1の構成部品15は、第2の構成部品25に結合された部品50のカウンタランプ64を変形させるランプを介して、第2の構成部品25に対し可変摩擦トルクまたはヒステリシストルクを及ぼす。ランプおよびカウンタランプの形状は、例えば、第2の構成部品25がその回転振幅に従って第1の構成部品15に対して移動するときに、ヒステリシストルクが最大になるように選択される。このヒステリシストルクの最大値は、例えばおよそ2Nmである。
本発明は、ここまで説明してきた例に限定されない。
本発明に係るドラマー14は、クラッチの摩擦板が、例えば、流体力学トルクコンバータもしくはデュアルフライホイールダンパもしくはフライホイールなどの一次慣性を有するか、あるいはまた、湿式もしくは乾式デュアルクラッチを有するか、単純な湿式クラッチを有するか、あるいはまた、ハイブリッドパワートレーン構成部品を有する、トランスミッション系の他の構成部品とも関係し得る。

Claims (11)

  1. 一定の共振周波数を有するダンパ装置(14)であって、車両のトランスミッション系の構成部品(1)に組み込まれるように適合され、前記構成部品により伝達されるトルクが通る経路の外に配置される装置(14)において、
    半径方向外側に突き出た複数の第1の歯(18)を画定する第1の構成部品(15)と、
    弾性復元力に抗して前記第1の構成部品(15)に対し軸線(X)を中心として回転するように動かすことができ、かつ、半径方向内側に突き出た複数の第2の歯(26)を画定する第2の構成部品(25)と、
    弾性復元力を及ぼす複数の弾性復元部材(22)であって、各弾性復元部材が、第1の歯(18)に当接する第1の端部(29)と、第2の歯(26)に当接する第2の端部(30)とを有し、各第1の歯(18)および各第2の歯(26)が多くとも1つの弾性復元部材(22)と相互作用する、前記複数の弾性復元部材と、
    を備える前記装置。
  2. 前記第1の構成部品(15)が、単一の弾性復元部材(22)と相互作用する第1の歯(18)と、いかなる弾性復元部材(22)とも相互作用しない第1の歯(18)と、を画定し、前記第2の構成部品(25)が、単一の弾性復元部材(22)と相互作用する第2の歯(26)と、いかなる弾性復元部材(22)とも相互作用しない第2の歯(26)と、を画定する、請求項1に記載の装置。
  3. いかなる弾性復元部材とも相互作用しない各第1の歯(18)が、ハウジング(32)内に配置され、当該ハウジングのそれぞれの周方向端部が、単一の弾性復元部材(22)と相互作用する第2の歯(18)によって画定される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記ハウジング(32)および前記第1の歯(18)は、前記第1の歯(18)が、前記ハウジング(32)の少なくとも1つの周方向端部に当接して、前記第1の構成部品(15)に対して前記第2の構成部品(25)を移動できるように当接する停止位置を画定するように構成される、請求項3に記載の装置。
  5. いかなる弾性復元部材とも相互作用しない第2の歯(26)がそれぞれ、ハウジング(32)内に配置され、各ハウジングの周方向端部が、単一の弾性復元部材(22)と相互作用する第1の歯(18)によって画定される、請求項2〜4のうちのいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記ハウジング(32)および前記第2の歯(26)は、前記第2の歯(26)が、前記ハウジング(32)の少なくとも1つの周方向端部に当接して、第1の構成部品(15)に対して第2の構成部品(25)が移動できるように当接する停止位置を画定するように構成される、請求項5に記載の装置。
  7. いかなる弾性復元部材とも相互作用しない各第1の歯(18)およびいかなる弾性復元部材とも相互作用しない各第2の歯(26)が、各弾性復元部材(22)が延びる半径方向空間内を少なくとも部分的に延びる、請求項2〜6のうちのいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記弾性復元部材(22)は、
    反時計回りの方向において端部が第1の歯(18)に当接し、時計回りの方向において端部が第2の歯(26)に当接する弾性復元部材(22)と、
    時計回りの方向において端部が第1の歯(18)に当接し、反時計回りの方向において端部が第2の歯(26)に当接する弾性復元部材(22)とが、
    回転軸線を中心として周方向に交互に変位するように配置される、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の装置。
  9. 4つのみの弾性復元部材(22)を備え、周方向に連続して存在する2つの弾性復元部材の間の角度が、回転軸線(X)から測定してほぼ90°に等しい、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の装置。
  10. 各弾性復元部材(22)が、その第1の端部(29)とその第2の端部(30)との間を周方向に延びる、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の装置。
  11. クラッチの摩擦板(1)において、
    トルク入力部を画定する少なくとも1つの摩擦ライニング(9)と、
    トルク出力部を画定するハブ(2)と、
    前記ハブ(2)に支持され、トルク入力部とトルク出力部との間において前記摩擦板(1)によって伝達されるトルクが通る経路の外に配置される、請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載のダンパ装置(14)と、
    を備え、
    前記ハブ(2)が、前記第2の構成部品(25)の回転軸線(X)を中心として回転するように動かすことができる摩擦板。
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