JP2019508001A - 電磁モータ及びステージ装置 - Google Patents

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Abstract

電磁モータが記載される。この電磁モータは、第1の方向のピッチPm1及び第2の方向のピッチPm2を有する2次元交番磁界を発生するように構成された磁石アセンブリと、磁石アセンブリと共働して第1の方向の第1の力及び第2の方向の第2の力を発生するように構成されたコイルアセンブリであって、第1の力を発生するための複数の第1のコイルを含む第1のコイルセット及び第2の力を発生するための複数の第2のコイルを含む第2のコイルセットを含み、Pm1に対する第1のコイルセットの第1の方向のコイルピッチPc1の比R1は、Pm2に対する第2のコイルセットの第2の方向のコイルピッチPc2の比R2とは異なる、コイルアセンブリと、を備える。【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
[001] 本出願は、2016年2月12日に出願された欧州特許出願第16155377.1号及び2016年4月28日に出願された欧州特許出願第16167411.4号の優先権を主張する。これらは参照により全体が本願に含まれる。
[002] 本発明は、電磁モータ、多相リニアモータ、多相平面モータ、ステージ、リソグラフィ装置、及びデバイスを製造するための方法に関する。
[003] リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板に、通常は基板のターゲット部分に適用する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使用可能である。このような場合、代替的にマスク又はレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを使用して、ICの個々の層上に形成すべき回路パターンを生成することができる。このパターンを、基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば1つ又は幾つかのダイの一部を含む)に転写することができる。パターンの転写は通常、基板に設けた放射感応性材料(レジスト)の層への結像により行われる。一般的に、1枚の基板は、順次パターンが付与される隣接したターゲット部分のネットワークを含んでいる。従来のリソグラフィ装置は、パターン全体をターゲット部分に1回で露光することによって各ターゲット部分が照射される、いわゆるステッパと、基板を所与の方向(「スキャン」方向)と平行あるいは逆平行に同期的にスキャンしながら、パターンを所与の方向(「スキャン」方向)に放射ビームでスキャンすることにより、各ターゲット部分が照射される、いわゆるスキャナとを含む。
[004] 放射ビームによるパターンのスキャン及びパターン付きの像による基板のスキャンを同期して行うため、パターニングデバイス及び基板は、位置決めデバイスを用いて位置決めされるオブジェクトテーブル上に搭載される。典型的に、そのような位置決めデバイスは電磁アクチュエータ及びモータの組み合わせを含む。典型的な構成では、そのような位置決めデバイスは、パターニングデバイス又は基板の比較的短い距離にわたる正確な位置決めを6自由度で行うためのショートストロークモジュールを含むことができる。パターニングデバイス又は基板を含めてショートストロークモジュールは、例えば1つ以上のリニアモータ又は平面モータを含むロングストロークモジュールによって、比較的長い距離にわたって移動可能である。従来技術のリソグラフィ装置では、ロングストロークモジュールとして、例えば3相のような多相のリニアモータ又は平面モータが移動磁石構成で一般的に用いられている。コイルが固定世界(fixed world)に接続され、磁石はコイルに対して移動可能である。
[005] そのようなロングストロークモジュールの設計は、力の要件、利用可能な設置面積に関する制約、及び許容可能な損失(dissipation)に関する制約等、多種多様な制約を満たさなければならない。
[006] 満たさなければならないそのような制約の別の例として、こういったモータが目指すのは、コイルを流れる所与の電流に対して、発生する力が一定であること、従ってコイルに対する磁石の位置には無関係であることだと言える。しかしながら実際には、一定の力又はモータ定数は実現可能でなく、リップルが残る。このリップルは、電圧デザインルール、機械的デザインルール、製造可能性及び/又は保守性(serviceability)によって生じ得る。必要な力が比較的大きい、最大400m/sまでの高い加速を発生できるモータでは、この結果としてリップルが最大8%になり得ることがわかっており、これは望ましくない。
[007] 位置決めの目的に適用される電磁モータの設計自由度を向上させることが望ましい。
[008] 更に、コイルに対する磁石の位置の関数としてのモータのリップルが低減した多相モータを提供することが望ましい。
[009] 本発明の一実施形態によれば、多相モータであって、
コイルシステムと、
コイルシステムに対して平行に、第1の主駆動方向に移動可能な磁石システムと、
を備え、
コイルシステムは、磁石システムと相互作用する磁界を発生して、第1の主駆動方向の駆動力により、磁石システムをコイルシステムに対して移動させ、
コイルシステムは複数のコイルアセンブリを含み、各コイルアセンブリは第1の主駆動方向の第1の寸法を有し、第1の主駆動方向で見た場合に隣接するコイルアセンブリ間に非ゼロの第1のギャップが存在し、
磁石システムは磁石のアレイを有する磁石アセンブリを含み、磁石アセンブリにおける隣接した磁石は反対の極性を有し、
磁石アセンブリは、各コイルアセンブリの第1の寸法のJ倍に第1のギャップのJ/2倍を加えたものと実質的に等しい第1の主駆動方向の第1の寸法を有し、Jは正の整数である、多相モータが提供される。
[0010] 本発明の別の実施形態によれば、本発明に従った多相モータを備えるリソグラフィ装置が提供される。
[0011] 本発明の更に別の実施形態によれば、本発明に従った多相モータを使用するデバイス製造方法が提供される。
[0012] 本発明の更に別の実施形態によれば、電磁モータであって、
第1の方向の磁気ピッチを有する交番磁界を発生するように構成された磁石アセンブリと、
磁石アセンブリと共働して第1の方向の第1の力を発生するように構成された複数のコイルを含むコイルアセンブリであって、複数のコイルは第1のコイルセット及び第2のコイルセットに配置され、第1の方向における第1のコイルセットの第1のコイルピッチは第1の方向における第2のコイルセットの第2のコイルピッチとは異なる、コイルアセンブリと、
を備える電磁モータが提供される。
[0013] 本発明の別の態様によれば、電磁モータであって、
第1の方向の第1の磁気ピッチ及び第2の方向の第2の磁気ピッチを有する2次元交番磁界を発生するように構成された磁石アセンブリと、
磁石アセンブリと共働して第1の方向の第1の力及び第2の方向の第2の力を発生するように構成されたコイルアセンブリであって、第1の力を発生するための複数の第1のコイルを含む第1のコイルセット及び第2の力を発生するための複数の第2のコイルを含む第2のコイルセットを含み、第1の磁気ピッチに対する第1のコイルセットの第1の方向の第1のコイルピッチの比R1は、第2の磁気ピッチに対する第2のコイルセットの第2の方向の第2のコイルピッチの比R2とは異なる、コイルアセンブリと、
を備える電磁モータが提供される。
[0014] 本発明の更に別の態様によれば、オブジェクトを位置決めするように構成されたステージ装置であって、
オブジェクトを保持するように構成されたオブジェクトテーブルと、
本発明に従った1つ以上の電磁モータであって、オブジェクトテーブルを変位させるように構成された1つ以上の電磁モータと、
を備えるステージ装置が提供される。
[0015] 本発明の更に別の態様によれば、リソグラフィ装置であって、
放射ビームを調節するように構成された照明システムと、
パターニングデバイスを支持するように構築されたサポートであって、パターニングデバイスは放射ビームの断面にパターンを付与してパターン付き放射ビームを形成することができる、サポートと、
基板を保持するように構築された基板テーブルと、
パターン付き放射ビームを基板のターゲット部分に投影するように構成された投影システムと、を備え、
装置は更に、本発明に従った、あるいはサポート又は基板テーブルを位置決めするステージ装置を備えるリソグラフィ装置が提供される。
[0016] 本発明の更に別の態様によれば、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することを含むデバイス製造方法であって、パターンを転写することは、本発明に従ったステージ装置を用いてパターニングデバイス又は基板を位置決めすることを含む、デバイス製造方法が提供される。
[0017] 対応する参照符号が対応する部分を示す添付の概略図を参照しながら以下に本発明の実施形態について説明するが、これは単に例示としてのものに過ぎない。
[0018] 本発明の一実施形態に従ったリソグラフィ装置を示す。 [0019] 本発明の一実施形態に従った多相リニアモータを示す。 [0020] 図2のモータと同様であるが従来技術の構成を有する多相リニアモータの位置の関数としてモータ定数を示すグラフである。 [0021] 図2の多相リニアモータの位置の関数としてモータ定数を示すグラフである。 [0022] 従来技術において既知の平面モータの上面図を示す。 [0023] 本発明の一実施形態に従った電磁モータの上面図を示す。 [0024] 本発明の一実施形態に従った電磁モータに適用できるコイルアセンブリの断面図を示す。 [0024] 本発明の一実施形態に従った電磁モータに適用できるコイルアセンブリの断面図を示す。 [0024] 本発明の一実施形態に従った電磁モータに適用できるコイルアセンブリの断面図を示す。 [0025] 本発明の別の実施形態に従った電磁モータの断面図を示す。
[0026] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す。この装置は、放射ビームB(例えば、UV放射又はその他の任意の好適な放射)を調節するように構成された照明システム(イルミネータ)ILと、パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構築され、特定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1の位置決めデバイスPMに接続されたマスク支持構造(例えば、マスクテーブル)MTと、を含む。リソグラフィ装置は、また、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構築され、特定のパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2の位置決めデバイスPWに接続された基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WT又は「基板サポート」を含む。リソグラフィ装置は、パターニングデバイスMAによって基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に放射ビームBに付与されたパターンを投影するように構成された投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSを更に備える。
[0027] 照明システムは、放射を誘導し、整形し、又は制御するための、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、又はその他のタイプの光学コンポーネント、あるいはそれらの任意の組み合わせなどの様々なタイプの光学コンポーネントを含むことができる。
[0028] マスク支持構造は、パターニングデバイスを支持、すなわち、その重量を支えている。マスク支持構造は、パターニングデバイスの方向、リソグラフィ装置の設計等の条件、例えばパターニングデバイスが真空環境で保持されているか否かに応じた方法で、パターニングデバイスを保持する。マスク支持構造は、パターニングデバイスを保持するために、機械式、真空式、静電式等のクランプ技術を使用することができる。マスク支持構造は、例えばフレーム又はテーブルでよく、必要に応じて固定式又は可動式でよい。マスク支持構造は、パターニングデバイスが例えば投影システムなどに対して確実に所望の位置に来るようにできる。本明細書において「レチクル」又は「マスク」という用語を使用した場合、その用語は、より一般的な用語である「パターニングデバイス」と同義と見なすことができる。
[0029] 本明細書において使用する「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分にパターンを生成するように、放射ビームの断面にパターンを付与するために使用し得る任意のデバイスを指すものとして広義に解釈されるべきである。ここで、放射ビームに付与されるパターンは、例えばパターンが位相シフトフィーチャ又はいわゆるアシストフィーチャを含む場合、基板のターゲット部分における所望のパターンに正確には対応しないことがある点に留意されたい。一般的に、放射ビームに付与されるパターンは、集積回路などのターゲット部分に生成されるデバイスの特定の機能層に相当する。
[0030] パターニングデバイスは透過性又は反射性でよい。パターニングデバイスの例には、マスク、プログラマブルミラーアレイ、及びプログラマブルLCDパネルがある。マスクはリソグラフィにおいて周知のものであり、これには、バイナリマスク、レベンソン型(alternating)位相シフトマスク、ハーフトーン型(attenuated)位相シフトマスクのようなマスクタイプ、更には様々なハイブリッドマスクタイプも含まれる。プログラマブルミラーアレイの一例として、小型ミラーのマトリクス配列を使用し、ミラーは各々、入射する放射ビームを異なる方向に反射するよう個々に傾斜することができる。傾斜したミラーは、ミラーマトリクスによって反射する放射ビームにパターンを付与する。
[0031] 本明細書において使用する「投影システム」という用語は、例えば使用する露光放射、又は液浸液の使用や真空の使用などの他の要因に合わせて適宜、例えば屈折光学システム、反射光学システム、反射屈折光学システム、磁気光学システム、電磁気光学システム及び静電気光学システム、又はその任意の組み合わせを含む任意のタイプの投影システムを網羅するものとして広義に解釈されるべきである。本明細書において「投影レンズ」という用語を使用した場合、これは更に一般的な「投影システム」という用語と同義と見なすことができる。
[0032] 本明細書で示すように、本装置は透過タイプである(例えば透過マスクを使用する)。あるいは、装置は反射タイプでもよい(例えば上記で言及したようなタイプのプログラマブルミラーアレイを使用する、又は反射マスクを使用する)。
[0033] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)又はそれ以上の基板テーブル又は「基板サポート」(及び/又は2つ以上のマスクテーブル又は「マスクサポート」)を有するタイプでよい。このような「マルチステージ」機械においては、追加のテーブル又はサポートを並行して使用するか、1つ以上の他のテーブル又はサポートを露光に使用している間に1つ以上のテーブル又はサポートで予備工程を実行することができる。図1の例における2つの基板テーブルWTa及びWTbがこれを例示している。本明細書で開示される発明は、スタンドアロン型で使用可能であるが、特に、シングルステージ又はマルチステージのいずれかの装置の露光前測定ステージにおいて、追加の機能を提供することができる。
[0034] リソグラフィ装置は、投影システムPSと基板Wとの間の空間を充填するように、基板の少なくとも一部を水などの比較的高い屈折率を有する液体で覆えるタイプでもよい。液浸液は、例えばマスクMAと投影システムPSの間など、リソグラフィ装置の他の空間に適用することもできる。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させるために当技術分野で使用することができる。本明細書で使用する「液浸」という用語は、基板などの構造を液体に沈めなければならないという意味ではなく、露光中に投影システムPSと基板Wの間に液体が存在するというほどの意味である。
[0035] 図1を参照すると、イルミネータILは放射源SOから放射ビームを受ける。放射源とリソグラフィ装置とは、例えば放射源がエキシマレーザである場合に、別々の構成要素であってもよい。このような場合、放射源はリソグラフィ装置の一部を形成すると見なされず、放射ビームは、例えば適切な誘導ミラー及び/又はビームエクスパンダなどを備えるビームデリバリシステムBDの助けにより、放射源SOからイルミネータILへと渡される。他の事例では、例えば放射源が水銀ランプの場合は、放射源がリソグラフィ装置の一体部分であってもよい。放射源SO及びイルミネータILは、必要に応じてビームデリバリシステムBDとともに放射システムと呼ぶことができる。
[0036] イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調整するように設定されたアジャスタADを備えていてもよい。通常、イルミネータの瞳面における強度分布の外側及び/又は内側半径範囲(一般にそれぞれ、σ−outer及びσ−innerと呼ばれる)を調節することができる。また、イルミネータILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の種々のコンポーネントを備えていてもよい。イルミネータを用いて放射ビームを調節し、その断面にわたって所望の均一性と強度分布とが得られるようにしてもよい。
[0037] 放射ビームBは、支持構造MT(例えば、マスクテーブル)上に保持されたパターニングデバイスMA(例えば、マスク)に入射し、パターニングデバイスMAによってパターン形成される。パターニングデバイスMAを横断した放射ビームBは、投影システムPSを通過し、投影システムPSは、ビームを基板Wのターゲット部分C上に合焦させる。第2のポジショナPW及び位置センサIF(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、又は容量センサ)の助けにより、基板テーブルWTa/WTbを、例えば様々なターゲット部分Cを放射ビームBの経路に位置決めするように正確に移動できる。同様に、第1のポジショナPMと別の位置センサ(図1には明示されていない)を用いて、マスクライブラリからの機械的な取り出し後又はスキャン中などに放射ビームBの経路に対してパターニングデバイスMAを正確に位置決めできる。一般に、支持構造MTの移動は、第1のポジショナPMの部分を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)及びショートストロークモジュール(微動位置決め)の助けにより実現できる。同様に、基板テーブルWTa/WTbの移動は、第2のポジショナPWの部分を形成するロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールを用いて実現できる。ステッパの場合(スキャナとは対照的に)、支持構造MTをショートストロークアクチュエータのみに接続するか、又は固定してもよい。パターニングデバイスMA及び基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2及び基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせすることができる。図示のような基板アライメントマークは、専用のターゲット部分を占有するが、ターゲット部分の間の空間に位置してもよい(スクライブラインアライメントマークとして周知である)。同様に、パターニングデバイスMA上に複数のダイを設ける状況では、マスクアライメントマークM1、M2をダイ間に配置してもよい。
[0038] 図示された装置は、少なくともスキャンモードで使用できる。スキャンモードにおいては、支持構造MT及び基板テーブルWTa/WTbを同期的にスキャンする一方で、放射ビームに付与されたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。支持構造MTに対する基板テーブルWTa/WTbの速度及び方向は、投影システムPSの(縮小)拡大率及び像反転特性によって決めることができる。スキャンモードにおいては、露光フィールドの最大サイズによって、単一動的露光時のターゲット部分の幅(非スキャン方向)が限定される一方、スキャン動作の長さによって、ターゲット部分の高さ(スキャン方向)が決まる。
[0039] スキャンモードに加えて、図示された装置は、以下のモードのうちの少なくとも1つで使用することができる。
[0040] 1.ステップモードでは、支持構造MT及び基板テーブルWTa/WTbは、基本的に静止状態に維持される一方、放射ビームに付与されたパターン全体が1回でターゲット部分Cに投影される(すなわち単一静的露光)。次に、別のターゲット部分Cを露光できるように、基板テーブルWTa/WTbがX方向及び/又はY方向に移動される。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズによって、単一静的露光で結像されるターゲット部分Cのサイズが制限される。
[0041] 2.別のモードでは、支持構造MTはプログラマブルパターニングデバイスを保持して基本的に静止状態に維持され、基板テーブルWTa/WTbを移動又はスキャンさせながら、放射ビームに与えられたパターンをターゲット部分Cに投影する。このモードでは、一般にパルス状放射源を使用して、基板テーブルWTa/WTbを移動させる毎に、又はスキャン中に連続する放射パルスの間で、プログラマブルパターニングデバイスを必要に応じて更新する。この動作モードは、以上で言及したようなタイプのプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを使用するマスクレスリソグラフィに容易に利用できる。
[0042] 上述した使用モードの組み合わせ及び/又は変形、又は全く異なる使用モードも利用できる。
[0043] リソグラフィ装置LAは、2つの基板テーブルWTa及びWTbと、2つのステーションすなわち露光ステーション及び測定ステーションとを有する、いわゆるデュアルステージタイプの装置である。これら2つのステーション間で基板テーブルを交換することができる。露光ステーションで一方の基板テーブル上の1つの基板を露光している間に、測定ステーションで他方の基板テーブルに別の基板をロードして、様々な準備ステップを実行できる。準備ステップは、レベルセンサLSを用いて基板の表面をマッピングすること、及びアライメントセンサASを用いて基板上のアライメントマークの位置を測定することを含み得る。これによって、装置のスループットの大幅な増大が可能となる。基板テーブルが測定ステーション及び露光ステーションにある間に位置センサIFが基板テーブルの位置を測定できない場合は、基板テーブルの位置を双方のステーションで追跡可能とするため、第2の位置センサを提供することができる。
[0044] 装置は更に、記載される様々なアクチュエータ及びセンサの全ての移動及び測定を制御するリソグラフィ装置制御ユニットLACUを含む。制御ユニットLACUは、装置の動作に関連する所望の計算を実装するための信号処理及びデータ処理機能も含む。実際には、制御ユニットLACUは、各々がリアルタイムでのデータ獲得、装置内のサブシステム又は構成要素の処理及び制御を取り扱う、多くのサブユニットのシステムとして実現される。例えば、1つの処理サブシステムを基板ポジショナPWのサーボ制御に専用とすることができる。別々のユニットが、粗動アクチュエータ及び微動アクチュエータ、又は異なる軸を取り扱うことも可能である。別のユニットを位置センサIFの読み出しに専用とすることができる。装置の全体的な制御は、これらのサブシステム処理ユニットと通信し、更にはリソグラフィ製造プロセスに関与するオペレータ及び他の装置と通信する中央処理ユニットによって制御することができる。
[0045] 図2は、本発明の一実施形態に従った3相リニアモータ1を示す。この実施形態では、3相リニアモータは第1のポジショナPMのロングストロークモジュールの一部であるが、これに加えて又はこの代わりに、そのようなモータをリソグラフィ装置の他の部分で使用して、例えば基板を保持するように構築された基板テーブルのようなオブジェクトの移動及び位置決めを実行できることは認められよう。
[0046] モータ1は、第1のコイルシステム10と、この第1のコイルシステム10に対向して配置された第2のコイルシステム20と、備えている。本記載全体を通して、「コイルシステム」が用いられる場合は、第1のコイルシステム10及び第2のコイルシステム20の双方を指す。
[0047] コイルシステム10、20の間に磁石システム30が配置されている。磁石システムは、コイルシステム10、20に対して平行に、X方向に平行な第1の主駆動方向に移動可能である。モータ1は、コイルシステム10、20において磁石システムと相互作用する磁界を発生することによって、第1の主駆動方向の駆動力を発生する。コイルシステム10、20に電流を非対称に印加することで、磁石システムはZ方向に平行な非駆動方向にも力を発生することができ、これを用いて、磁石システムがコイルシステム10、20と衝突するのを防止すること、及び/又は磁石システムに取り付けられたオブジェクトを浮上させる(levitate)ことができる。
[0048] コイルシステム10、20は、複数のコイルアセンブリ11、12、13、21、22、23を備えている。コイルアセンブリ11、12、13は第1のコイルシステム10に対応し、コイルアセンブリ21、22、23は第2のコイルシステム20に対応している。各コイルアセンブリは、第1の主駆動方向すなわちX方向の寸法Lを有し、隣接するコイルアセンブリは、第1の主駆動方向で見た場合にそれらの間に非ゼロの第1のギャップGを有する。
[0049] 各コイルアセンブリ11、12、13、21、22、23は、この実施形態では2つの3相コイルTCを備えている。各3相コイルは、コイルアセンブリ11の上側の3相コイルTCのみに図示されているように、3相14、15、16を与える。
[0050] コイルシステム10、20は更にバックアイアン(back iron)18、28を備えている。これらのバックアイアンは、コイルシステムで発生した磁界を封じ込める機能を達成し、従って磁束の漏れを最小限に抑え、コイルアセンブリのためのサポート要素として機能する。
[0051] 磁石システム30は、この実施形態において、磁石のアレイを有する磁石アセンブリ31を含む。磁石アセンブリ内の隣接した磁石は、コイルアセンブリに対して垂直な、すなわち非駆動方向(Z方向)に対して平行な、反対の極性を有する。これらの磁石は、全てが同一の極性を有する1つ以上のサブ磁石によって形成することができる。この実施形態において、これらの磁石は、4つの磁石が1つの3相コイルTCと向かい合うような寸法を有する。あるいは、反対の極性を有する磁石の間に中間磁石を位置付けてもよい。中間磁石は、例えば、ハルバッハ(Hallbach)磁石アレイを形成するように、駆動方向に対して平行な極性を有する。
[0052] 更に、この実施形態では、第1のコイルシステム10と向かい合う第1のサブ磁石の行32及び第2のコイルシステム20と向かい合う第2のサブ磁石の行が、共に第1及び第2のコイルシステムの双方と相互作用する磁石を形成するが、任意の他の構成も想定できる。
[0053] 好ましくは、隣接するコイルアセンブリ間のギャップGはゼロ又はゼロに近い、つまり、コイルアセンブリ内のコイル間の距離に近い。これは、非ゼロのギャップGが、磁石に対する3相コイルTCの位置の周期性を乱すからである。これにより、位置の関数として非一定の力が発生する。その一例が図3に示されている。図3は、第1の主駆動方向における磁石システムの第1の寸法が各コイルアセンブリの第1の寸法LのJ倍(Jは従来技術で使用されるような正の整数である)と等しい場合、第1の主駆動方向における磁石システムの位置の関数として、第1の主駆動方向のモータ定数Km(単位はニュートン/アンペア)のグラフMCを示している。リップルは容易に±8%となり得る。
[0054] 非ゼロのギャップGが生じる原因は、製造可能性及び保守性のためにコイルアセンブリが、限られた数の3相コイルTC、この実施形態では2つのコイルTCしか含むことができないことであり得る。コイルアセンブリが共に搭載されてコイルシステムを形成する場合、例えばクリープ現象(creepage)及びクリアランスのための高電圧デザインルール、並びに機械的デザインルールによって、隣接するコイルアセンブリ間に非ゼロギャップGが存在する必要があることが決定されるが、これはリップルを招く可能性がある。
[0055] 従来技術の構成に比べて本発明は、磁石アセンブリを延長することによって、発生したリップルを低減できる。図2の実施形態において、磁石アセンブリ31に与えられた第1の主駆動方向の第1の寸法は、各コイルアセンブリの第1の寸法LのJ倍に第1のギャップGのJ/2倍を加えたものと実質的に等しい。Jは正の整数である。
[0056] この実施形態における延長は、少なくとも部分的にリップルを補償する単一の磁石とすればよい。しかしながら、磁石の大きさ及びギャップGの大きさに応じて、延長は2つ以上の磁石によって形成され得る。
[0057] 延長の効果の一例が図4に示されている。図4は、主駆動方向における磁石システム30の位置の関数として、第1の主駆動方向のモータ定数Km2(単位はニュートン/アンペア)のグラフMC2を示している。このグラフの目盛は図3のグラフの目盛と同一であるので、磁石システムの延長の結果としてモータ定数のリップルの著しい低減が得られたことは明らかである。リップルは容易に±0.5%未満まで低減させることができる。
[0058] 図2の実施形態は3つのコイルアセンブリを有するコイルシステムを示しているが、コイルシステムが任意の数のコイルアセンブリを有し得ることは明らかである。
[0059] 図2の実施形態は、磁石システムを間に挟んだ第1及び第2のコイルシステムを有するモータを示しているが、2つのコイルシステムのうち一方のみに隣接してこれと並列に磁石システムが配置されたモータも本発明の範囲内に該当する。
[0060] 記載される実施形態は3相システムであるが、本発明は、限定ではないが2相モータ及び4相モータを含む任意の多相リニアモータに適用することができる。
[0061] 記載される実施形態は、駆動方向における位置の関数として主駆動方向のモータ定数のリップルの問題を解決/軽減するものとして記載されているが、本発明は、この代わりに又はこれに加えて、駆動方向における位置の関数として非駆動方向のモータ定数のリップルの問題を解決/軽減するために適用することができる。
[0062] 図2に記載されたモータは、本発明がリニアモータのみに適用可能であることを示唆し得るが、本発明は、コイルシステム及び磁石システムがX方向及びZ方向の双方に垂直な第2の主駆動方向にも延出している平面モータにも適用できる。第2の主駆動方向を代替的にY方向と呼ぶことができる。
[0063] コイルアセンブリは、第2の主駆動方向における第2の寸法を有する。第2の主駆動方向における隣接したコイルアセンブリ間には非ゼロの第2のギャップが存在し、磁石アセンブリの第2の主駆動方向における第2の寸法は、第1の主駆動方向の寸法と同様に、各コイルアセンブリの第2の寸法のK倍に第2のギャップのK/2倍を加えたものと実質的に等しい。Kは正の整数である。
[0064] 本発明の別の態様によれば、リソグラフィ装置において適用され得る電磁モータが記載される。具体的には、本発明に従ったリソグラフィ装置において、第1又は第2の位置決めデバイスPW、PMのいずれか又は双方は、パターニングデバイス又は基板を位置決めするための本発明に従った1つ以上の電磁モータを含むことができる。
[0065] 一実施形態において、第2の位置決めデバイスPWのロングストロークモジュールは、本発明に従った平面モータを含む。典型的に、本発明に従ったリソグラフィ装置で適用される基板は、以降XY面と称される水平方向の面において、例えば500mm以上のような比較的長い距離にわたってX方向及びY方向の双方に変位させる必要がある。
[0066] 図5に、従来技術において既知の平面モータの上面図が概略的に示されている。平面モータ200は、2つの方向すなわちX方向及びY方向で空間的な交番磁界を発生するように構成された複数の永久磁石210.1を含む磁石アセンブリ210を備えている。灰色の四角形で示された磁石は、白色の四角形で示された磁石とは反対の磁気分極を有する。交番磁界はX方向及びY方向に磁気ピッチPmを有する。平面モータ200は更に、コイルアセンブリ220のコイル又はコイルセット220.1、220.2、220.3、及び220.4に適切な電流を与えることによってX方向及びY方向の双方で力を発生するように構成されたコイルアセンブリ220を備えている。図示のような実施形態において、各コイルセットはコイルのトリプレット(triplet)を含み、これらのコイルはX方向及びY方向の双方にコイルピッチPcを有する。図示のような実施形態では、4コイルセットのコイルで適用されるコイルピッチPcは以下に等しい。
[0067] 本発明によれば、コイルピッチ又はコイルスパンは、交番磁界の方向に沿って電磁モータに適用されている2つのコイル側面間の距離、又はコイルの幅と呼ぶことができる。式(1)で示されるように、これは、磁気ピッチPm、すなわち磁界分布の磁極の幅の関数として表すことができる。図示されている実施形態では、コイルセット220.1及び220.3は第1の方向(X方向)の力を発生するように構成され、コイルセット220.2及び220.4は第2の方向(Y方向)の力を発生するように構成されている。図を見てわかるように、第1の方向(X方向)の力を発生するように適用されているコイルセットは、第2の方向(Y方向)の力を発生するように適用されているコイルセットと大きさが実質的に等しい。このような構成は、モータに対する力の要件が双方の方向で実質的に等しい場合に適切であり得る。
[0068] しかしながら、概して、力の要件は異なる可能性がある。更に、コイル又はコイルセットを適用するために利用できるエリアの使用を最適化する選択肢を制限する幾何学的な制約が存在し得る。このため、第2の方向の力を与えるコイルに比べて第1の方向の力を与えるコイルを単に短くすること又は長くすることは、適切な又は現実的な選択肢でない場合がある。従って、本発明は、平面モータ又はリニアモータのコイルアセンブリの利用可能な設置面積の使用改善を実現できる別の自由度を導入する。本発明の意味内において、「設置面積」は、コイルアセンブリのコイルを位置付けることができる利用可能エリアを表すために用いられる。図6は、本発明に従った電磁モータの第1の実施形態を概略的に示す。本発明の第1の実施形態に従った電磁モータ400は、磁石アセンブリ410と、この磁石アセンブリ410と共働するように構成されたコイルアセンブリ420とを備え、これによって第1の方向(X方向)及び第2の方向(Y方向)の双方で力を発生する平面モータである。
図示されている実施形態において、磁石アセンブリは、第1の方向の磁気ピッチPm1及び第2の方向の磁気ピッチPm2の交番磁界を発生するように構成された複数の永久磁石を備えている。空間的な交番磁界の磁気強度を増大させるため、ハルバッハ磁石構成が利用され得ることを指摘できる。そのような構成では、例えば、XY面に平行な成分を備えた磁気分極を有する永久磁石を利用することができる。図示されている実施形態では、第1の磁気ピッチPm1は第2の磁気ピッチPm2と等しい。しかしながら、これは必須ではないことに留意すべきである。すなわち、第1の磁気ピッチPm1は第2の磁気ピッチPm2とは異なる可能性がある。Y方向の力を発生するため、本発明に従った電磁モータのコイルアセンブリ420は、コイル420.1、420.2、420.3、及び420.4の4つのトリプレットを含む第1のコイルセットを備えている。第1のコイルセットのコイルはコイルピッチPc1を有する。X方向の力を発生するため、本発明に従った電磁モータのコイルアセンブリ420は、コイルピッチPC2を有するコイル420.5及び420.6の2つのトリプレットを含む第2のコイルセットを備えている。
概して、本発明に従った電磁モータは、交番磁界の1又は複数の方向に垂直な方向の力を発生するように制御され得ることを指摘できる。このため、コイルアセンブリ420に供給される電流を適切に制御することで、XY面に垂直なZ方向の力も発生させることができる。本発明のこの実施形態によれば、図2に示されているような平面モータとは異なり、磁気ピッチPm1に対するコイルピッチPc1の比R1は、磁気ピッチPm2に対するコイルピッチPc2の比とは異なる。
Pm1=Pm2の場合、コイルピッチPc1はコイルピッチPc2とは異なる。そうすることによって、本発明に従った電磁モータは、コイルアセンブリ420の利用可能な設置面積をより有効活用できるようにする追加の自由度を取り入れる。図示されている実施形態では、例えばコイルの第1のトリプレット420.1のような第1のコイルセットに適用されるコイルピッチPc1、及び、例えばコイルセット420.5又は420.6のような第2のコイルセットに適用されるコイルピッチPc2は、以下によって与えられる。
従って、第2のコイルセットのコイルの方が、第1のコイルセットのコイルよりも幅広である、すなわち各磁気ピッチに対してコイルピッチが大きい。より大きいコイルピッチの適用によって、より小さい電流密度で同じ力を発生させることが可能となり(実質的に同じコイル高さを適用すると仮定する)、電力損失の低減が得られる。あるいは、同じ電流密度を適用する場合、より大きい力が得られる。異なる比R1及びR2を選択することによって、利用可能な設置面積を最適にコイルで埋めて、双方の方向での力の要件を満たすことができる。
[0069] 利用可能な設置面積がコイルアセンブリによって実質的に覆われている場合、より良好なモータの熱挙動も得ることができる。異なる比R1及びR2の選択を可能とすることで、設置面積全体にわたって損失がいっそう均一に分散するように、第1及び第2の方向で使用されるコイルの長さを調節できる。第1の方向と第2の方向とでは力の要件及びデューティサイクルに差があるため、双方のコイルセットにおける損失は実質的に異なる可能性がある。しかしながら、異なる比R1及びR2を選択することによって、第1及び第2の双方のコイルセットで損失のバランスをとるように双方のコイルセットのコイルを寸法設定するための追加の自由度が与えられる。具体的には、一実施形態において、設置面積全体で実質的に均一な平均電力損失分布が得られる。この結果、コイルアセンブリ全体でいっそう均一な温度分布を得ることができる。
[0070] 好適な実施形態において、電磁モータに適用されるコイルセットはトリプレットに配置され、これによって、トリプレットは3相電力供給によって給電されるように構成されている。この点に関して、3相電力供給を用いてコイルセットに電力を供給する必要があることで、磁気ピッチに対するコイルピッチの比の利用可能な選択肢が制限されることを指摘するべきである。
[0071] 図7(a)は、本発明に従った電磁モータに適用できる磁石アセンブリ520の一部分の断面図を概略的に示す。磁石アセンブリのこの一部分は4つの永久磁石520.1、520.2、520.3、及び520.4を含み、これらは交互に分極され(磁石内の矢印で示されている)、磁気ピッチPmを有する。図7(a)は更に、式(1)に従ったコイルピッチPcを有する3つのコイル510.1、510.2、及び510.3を含むコイルセット510を概略的に示す。すなわち、Pcは4/3×Pmに等しい。Pmは磁石アセンブリ520の磁気ピッチである。このため、図示されている構成は、図6の磁石アセンブリ410に対するコイルセット420.1、420.2、420.3、又は420.4のレイアウトと同様である。図7(a)において、符号522及び524はコイルに流れる電流の方向を示す。図示されている事例では、すなわちPcが4/3×Pm(磁気ピッチ)に等しい場合は、コイルアセンブリ510の3つのコイル510.1、510.2、及び510.3を3相電力供給のR相、S相、及びT相に接続できる。そうすることで、使用中に磁石アセンブリ520とコイルアセンブリ510との間で実質的に一定の力を発生できる。
[0072] 図7(b)は、本発明に従った電磁モータに適用できる磁石アセンブリ620の一部分の断面図を概略的に示す。磁石アセンブリのこの一部分は5つの永久磁石620.1、620.2、620.3、620.4、及び620.5を含み、これらは交互に分極され(磁石内の矢印で示されている)、磁気ピッチPmを有する。図7(b)は更に、磁石アセンブリ620の磁気ピッチPmの5/3倍に等しいコイルピッチPcを有する3つのコイル610.1、610.2、及び610.3を含むコイルセット610を概略的に示す。このため、図示されている構成は、図6の磁石アセンブリ410に対するコイルセット420.5又は420.6のレイアウトと同様である。そのような構成では、符号622、624で示されているように、第2のコイル610.2に流れる電流の方向が反転されるならば、コイルセット610の3つのコイルはやはり3相電力供給によって供給され得る。これは例えば、第2のコイル610.2の巻線方向を逆にすることで、又は図の面に垂直な軸を中心としてコイルを180度回転させることで、実現され得る。
[0073] 図7(c)に、3相電力供給による供給に適した、異なるコイルピッチを適用する更に別の方法が概略的に示されている。図7(c)は、6個のコイルを含むコイルアセンブリ710と共働するように構成された10個の交互に分極された磁石を含む磁石アセンブリ720の一部分を概略的に示す。各コイルは、5/3×Pm(Pmは磁石アセンブリ720の磁石の磁気ピッチ)に等しいコイルピッチPcを有する。図示されているような構成では、コイルは2つの隣接したコイルの対にグループ化され、例えばコイル710.1及び710.2のような2つの隣接したコイルの各対は、3相電力供給の同一の相(図示のようなR相、S相、又はT相)によって供給される。このようなコイル対は、巻線ピッチと呼ばれるピッチPwを有する。これは以下に等しい。
[0074] そうすることによって、第2の相すなわち図示されているS相により供給されるコイルに流れる電流の方向を反転させる必要はなくなる。
[0075] 図7(c)に示されている実施形態に関して、同一の相に属するコイル対は同一の電力供給によって供給しなくてもよいことは注記するに値する。従って、図示されているようなコイルアセンブリ710は、例えば一実施形態では、2つの3相電力供給によって供給され得る。例えば、一方の3相電力供給は図示されているR相、S相、及びT相の各々の左側のコイルを給電し、他方の3相電力供給は図示されているR相、S相、及びT相の各々の右側のコイルを給電する。そのような構成では、例えばコイル710.1及び710.2のような同一相に属するコイルに、振幅又は位相角のいずれかが異なる電流を印加することができる。
[0076] 図6及び図7(a)〜図7(c)は、例えば本発明の第1の実施形態に従った電磁モータに適用できる、異なるコイルセットのための異なるコイルピッチの適用を示す。この第1の実施形態では、磁気ピッチに対する異なるコイルピッチ又は異なるコイルピッチ比が、電磁モータの異なる駆動方向に適用される。
しかしながら、異なる駆動方向で異なるコイルピッチを適用することに加えて、1つの駆動方向当たり複数のコイルセットを使用する場合、これらの複数のコイルセットに異なるコイルピッチを適用し、これによって利用可能な設置面積を埋める際の柔軟性を更に高めることが有利であり得ることは指摘するに値する。一例として、図3を参照すると、Y方向の力を発生するために使用される4つのコイルトリプレット420.1、420.2、420.3、及び420.4は、同一のコイルピッチPc1を有する必要はない。コイルトリプレット420.1、420.2、420.3、及び420.4は、例えば、異なるコイルピッチを有するコイルセット別にグループ化することができる。一例として、コイルトリプレット420.1及び420.4を1つのコイルセットと見なし、このコイルセットにピッチPc1を適用すると共に、コイルトリプレット420.2及び420.3を別のコイルセットと見なし、Pc1とは異なる第3のコイルピッチを適用することができる。一実施形態において、第3のコイルピッチは、例えばPc2に等しく選択され得る。しかしながら、第3のコイルピッチはPc2とも異なることも可能である。
異なるコイルピッチを有するコイルセットを組み合わせることは、リニアモータにおいても有利であり得る。従って、第2の実施形態において本発明は、第1の方向にピッチPmを有する交番磁界を発生するように構成された磁石アセンブリと、この磁石アセンブリと共働して第1の方向に第1の力を発生するように構成されると共に複数のコイルを含むコイルアセンブリと、を有する電磁モータを提供する。これにより、複数のコイルは第1のコイルセット及び第2のコイルセットに配置され、第1のコイルセットのコイルピッチPc1は第2のコイルセットのコイルピッチPc2とは異なる。図8は、そのようなモータの断面図を概略的に示す。図8は、本発明に従った電磁モータの磁石アセンブリ820の一部を概略的に示す。磁石アセンブリ820は、磁石820.1及び820.2のような複数の交互に分極された永久磁石を含む(分極方向は磁石内に矢印で示されている)。電磁モータは更に、第1のコイルセット812及び第2のコイルセット814を含むコイルアセンブリ810を備えている。図示されている実施形態において、第1のコイルセットは3つのコイルを含み、各コイルはコイルピッチPc1を有し、第2のコイルセットも3つのコイルを含み、各コイルはコイルピッチPc2を有する。使用の際、コイルアセンブリ810は磁石アセンブリ820と共働して、例えばY方向、すなわち磁石アセンブリ820によって交番磁界が発生するのと同じ方向に沿った力を発生するように構成できる。一般に、第1のコイルセット812は例えば、第1のコイルトリプレットと称される1つ以上のコイルトリプレットを含み、第2のコイルセット814も、例えば第2のコイルトリプレットと称される1つ以上のコイルトリプレットを含むことができる。図示されている実施形態では、第1のコイルセット812及び第2のコイルセット814のそれぞれのコイルピッチPc1及びPc2は、式(3)の条件を満たす。各コイルセットが1つのコイルトリプレットを有するので、図示されているコイルアセンブリ810は9個の磁石に及んでいる、すなわち、磁気ピッチPmすなわち交番磁界の隣接するN極とS極との間の距離の9倍である。更に、第2のコイルセット814の中央のコイルは、図7(b)のコイルセット610と同様に巻線方向が逆になっていることを指摘できる。そのような実施形態では、第1のコイルセットのコイルトリプレット及び第2のコイルセットのコイルトリプレットは、共通の3相電力供給によって給電されるように構成され得る。これにより、3相電力供給の同一の相によって給電されるように構成された第1のコイルトリプレット及び第2のコイルトリプレットのコイルを直列に接続することができる。図示されている実施形態では、コイル812.1及び814.1を直列に接続し、コイル812.2及び814.2を直列に接続し、コイル812.3及び814.3を直列に接続することができる。そのような実施形態では、第1のコイルセット及び第2のコイルセットにおいて同一のコンダクタ寸法を適用することが好適であり得る。具体的には、第1のコイルセットのコイルの巻線の断面は、第2のコイルセットのコイルの巻線の断面と実質的に等しく選択することができる。そうすることによって、上述のようにコイルトリプレットのコイルが直列に接続されている場合、双方のコイルセットで電流密度を実質的に等しく保持することができる。このため、コイルアセンブリでは実質的に均一な損失が得られる。一実施形態において、第1のコイルセットのコイルの巻線の高さHは、第2のコイルセットのコイルの巻線の高さと実質的に等しく選択される。そうすることによって、コイルアセンブリの裏面、すなわち磁石と向かい合っていないコイル表面で形成される表面(点線850で示されている)は、実質的に平坦となり、双方のコイルセットに共通した冷却機構の適用が可能となる。
[0077] 図8に示されているような実施形態に関して、異なるコイルピッチを有するコイルセットを組み合わせることにより、柔軟性又は設計自由度の増大が得られることを指摘できる。既に述べたように、図示のようなコイルアセンブリの全幅は9個の磁石に及んでいる。そのような幅は、同一のコイルピッチを有するコイルセットを組み合わせた場合には得られない。従って、異なるコイルピッチのコイルセットを適用して力を発生させる本発明に従った電磁モータは、所与の磁気ピッチに対して、コイルアセンブリの全幅に関する設計自由度が高くなっている。一実施形態において、この設計自由度の増大は、Pc1<Pc2<2×Pc1のようにPc2を選択することで実現できる。
[0078] 本発明に従った電磁モータは、本発明に従ったステージ装置において有利に実装することができる。一実施形態において、本発明は、例えばリソグラフィ装置で適用されるパターニングデバイス又は基板のようなオブジェクトを位置決めするように構成されたステージ装置を提供する。そのようなステージ装置は、位置決めされるオブジェクトを保持するためのオブジェクトテーブルと、オブジェクトテーブルを変位させるための本発明に従った1つ以上の電磁モータと、を備えている。
[0079] 本発明に従ったステージ装置の一実施形態において、適用された電磁モータのコイルアセンブリがオブジェクトテーブルに搭載される。あるいは、適用された電磁モータの磁石アセンブリをオブジェクトテーブルに搭載してもよい。
[0080] 一実施形態において、ステージ装置は更に、電磁モータに供給される電力、特に電磁モータのコイルアセンブリに供給される電力を制御するためのマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、コンピュータ等の制御ユニットも備え得る。そのような実施形態において、制御ユニットは、例えば制御ユニットの入力端子において、入力信号として位置セットポイント(すなわち、オブジェクトテーブルの所望の位置を表す)を受信すると共に、制御ユニットの出力端子において出力される、例えばコイルアセンブリのコイルに流れる電流を制御するための適切な制御信号を発生するように構成できる。そのような実施形態において、ステージ装置は、位置測定システムも有利に備えることができる。そのような位置測定システムは、例えば、基準フレームに対するオブジェクトテーブルの位置を表す位置信号を制御ユニットの入力端子に与える。そのような位置測定システムの例は、例えば干渉計ベースの測定システム又はエンコーダベースの測定システムを含み得る。
[0081] 一実施形態において、本発明に従った電磁モータの磁石アセンブリは、磁界強度を増大させるため、例えば強磁性部材のような磁性部材に搭載される。
[0082] この文脈において、「連続的」又は「連続的に」と言う用語は、ステップとステップとの間に、ターゲット部分の他の露光又は照射が実行されないことを意味することに留意すべきである。しかしながらこれは、ステップとステップとの間に、測定ステップ、較正ステップ、位置決めステップ等の他の動作を実行することは除外しない。
[0083] 本文ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に特に言及しているが、本明細書で説明するリソグラフィ装置には他の用途もあることを理解されたい。例えば、これは、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用ガイダンス及び検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造である。こうした代替的な用途に照らして、本明細書で「ウェーハ」又は「ダイ」という用語を使用している場合、それぞれ、「基板」又は「ターゲット部分」という、より一般的な用語と同義と見なしてよいことが、当業者には認識される。本明細書に述べている基板は、露光前又は露光後に、例えばトラック(通常はレジストの層を基板に塗布し、露光したレジストを現像するツール)、メトロロジーツール及び/又はインスペクションツールで処理することができる。適宜、本明細書の開示は、以上及びその他の基板プロセスツールに適用することができる。更に基板は、例えば多層ICを生成するために、複数回処理することができ、したがって本明細書で使用する基板という用語は、既に複数の処理済み層を含む基板も指すことができる。
[0084] 光リソグラフィの分野での本発明の実施形態の使用に特に言及してきたが、本発明は文脈によってはその他の分野、例えばインプリントリソグラフィでも使用することができ、光リソグラフィに限定されないことを理解されたい。インプリントリソグラフィでは、パターニングデバイス内のトポグラフィが基板上に作成されたパターンを画定する。パターニングデバイスのトポグラフィは基板に供給されたレジスト層内に刻印され、電磁放射、熱、圧力又はそれらの組み合わせを印加することでレジストは硬化する。パターニングデバイスはレジストから取り除かれ、レジストが硬化すると、内部にパターンが残される。
[0085] 本明細書で使用する「放射」及び「ビーム」という用語は、イオンビーム又は電子ビームなどの粒子ビームのみならず、紫外線(UV)放射(例えば、365nm、248nm、193nm、157nm若しくは126nm、又はこれら辺りの波長を有する)及び極端紫外光(EUV)放射(例えば、5nm〜20nmの範囲の波長を有する)を含むあらゆるタイプの電磁放射を網羅する。
[0086] 「レンズ」という用語は、状況が許せば、屈折、反射、磁気、電磁気及び静電気光学コンポーネントを含む様々なタイプの光学コンポーネントのいずれか一つ、又はその組み合わせを指すことができる。
[0087] 以上、本発明の特定の実施形態を説明したが、説明とは異なる方法でも本発明を実践できることが理解される。例えば、本発明は、上記で開示したような方法を述べる機械読み取り式命令の1つ以上のシーケンスを含むコンピュータプログラム、又はこのようなコンピュータプログラムを内部に記憶したデータ記憶媒体(例えば半導体メモリ、磁気又は光ディスク)の形態をとることができる。
[0088] 上記の説明は例示的であり、限定的ではない。従って、請求の範囲から逸脱することなく、記載されたような本発明を変更できることが当業者には明白である。

Claims (28)

  1. 第1の方向の磁気ピッチを有する交番磁界を発生するように構成された磁石アセンブリと、
    前記磁石アセンブリと共働して前記第1の方向の第1の力を発生するように構成された複数のコイルを含むコイルアセンブリであって、前記複数のコイルは第1のコイルセット及び第2のコイルセットに配置され、前記第1の方向における前記第1のコイルセットの第1のコイルピッチは前記第1の方向における前記第2のコイルセットの第2のコイルピッチとは異なる、コイルアセンブリと、
    を備える、電磁モータ。
  2. 前記第1のコイルセットの前記コイルは、第1の3相電力供給によって給電されるように構成された1つ以上の第1のコイルトリプレットに配置されている、請求項1に記載の電磁モータ。
  3. 前記第2コイルセットの前記コイルは、第2の3相電力供給によって給電されるように構成された1つ以上の第2のコイルトリプレットに配置されている、請求項1又は2に記載の電磁モータ。
  4. 前記第1のコイルセットの前記コイルは、1つ以上の第1のコイルトリプレットに配置され、
    前記第2のコイルセットの前記コイルは、1つ以上の第2のコイルトリプレットに配置され、
    前記1つ以上の第1のコイルトリプレット及び前記1つ以上の第2のコイルトリプレットは、3相電力供給によって給電されるように構成され、これによって、前記3相電力供給の同一の相によって給電されるように構成された前記1つ以上の第1のコイルトリプレット及び前記1つ以上の第2のコイルトリプレットのコイルは直列に接続されている、請求項1に記載の電磁モータ。
  5. 前記1つ以上の第1のコイルトリプレットのコイルの巻線の断面は、前記1つ以上の第2のコイルトリプレットのコイルの巻線の断面と実質的に等しい、請求項4に記載の電磁モータ。
  6. 前記1つ以上の第1のコイルトリプレットのコイルの巻線の高さは、前記1つ以上の第2のコイルトリプレットのコイルの巻線の高さと実質的に等しい、請求項1から5のいずれか一項に記載の電磁モータ。
  7. 前記磁石アセンブリは、前記第1の方向の前記磁気ピッチを有する前記交番磁界を発生するように構成された複数の永久磁石を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の電磁モータ。
  8. Pc1<Pc2<2Pc1であり、ここで、
    Pc1=前記第1のコイルピッチ、
    Pc2=前記第2のコイルピッチである、請求項1から7のいずれか一項に記載の電磁モータ。
  9. Pc1=4/3Pm、
    Pc2=5/3Pmであり、ここで、
    Pc1=前記第1のコイルピッチ、
    Pc2=前記第2のコイルピッチ、
    Pm=前記磁気ピッチである、請求項1から8のいずれか一項に記載の電磁モータ。
  10. 第1の方向の第1の磁気ピッチ及び第2の方向の第2の磁気ピッチを有する2次元交番磁界を発生するように構成された磁石アセンブリと、
    前記磁石アセンブリと共働して前記第1の方向の第1の力及び前記第2の方向の第2の力を発生するように構成されたコイルアセンブリであって、前記第1の力を発生するための複数の第1のコイルを含む第1のコイルセット及び前記第2の力を発生するための複数の第2のコイルを含む第2のコイルセットを含み、前記第1の磁気ピッチに対する前記第1のコイルセットの前記第1の方向の第1のコイルピッチの比R1は、前記第2の磁気ピッチに対する前記第2のコイルセットの前記第2の方向の第2のコイルピッチの比R2とは異なる、コイルアセンブリと、
    を備える、電磁モータ。
  11. Pm1=Pm2=Pmであり、ここで、
    Pm1=前記第1の磁気ピッチ、
    Pm2=前記第2の磁気ピッチ、
    Pm=磁気ピッチである、請求項10に記載の電磁モータ。
  12. Pc1=4/3Pm、
    Pc2=5/3Pmである、請求項11に記載の電磁モータ。
  13. 前記第1のコイルセットの前記複数の第1のコイルは、第1の3相電力供給によって給電されるように構成された1つ以上の第1のコイルトリプレットに配置されている、請求項10から12のいずれか一項に記載の電磁モータ。
  14. 前記第2のコイルセットの前記複数の第2のコイルは、第2の3相電力供給によって給電されるように構成された1つ以上の第2のコイルトリプレットに配置されている、請求項10から13のいずれか一項に記載の電磁モータ。
  15. オブジェクトを位置決めするように構成されたステージ装置であって、
    前記オブジェクトを保持するように構成されたオブジェクトテーブルと、
    請求項1から14のいずれか一項に記載の1つ以上の電磁モータであって、前記オブジェクトテーブルを変位させるように構成された、1つ以上の電磁モータと、
    を備える、ステージ装置。
  16. 放射ビームを調節するように構成された照明システムと、
    パターニングデバイスを支持するように構築されたサポートであって、前記パターニングデバイスは前記放射ビームの断面にパターンを付与してパターン付き放射ビームを形成することができる、サポートと、
    基板を保持するように構築された基板テーブルと、
    前記パターン付き放射ビームを前記基板のターゲット部分に投影するように構成された投影システムと、を備え、
    更に、前記サポート又は前記基板テーブルを位置決めするための請求項15に記載のステージ装置を備える、
    リソグラフィ装置。
  17. パターニングデバイスから基板にパターンを転写することを含むデバイス製造方法であって、
    前記パターンを転写することは、請求項15に記載のステージ装置を用いて前記パターニングデバイス又は前記基板を位置決めすることを含む、デバイス製造方法。
  18. コイルシステムと、
    前記コイルシステムに対して平行に、第1の主駆動方向に移動可能な磁石システムと、
    を備え、
    前記コイルシステムは、前記磁石システムと相互作用する磁界を発生して、前記第1の主駆動方向の駆動力により、前記磁石システムを前記コイルシステムに対して移動させ、
    前記コイルシステムは、複数のコイルアセンブリを含み、各コイルアセンブリは、前記第1の主駆動方向の第1の寸法を有し、前記第1の主駆動方向で見た場合に隣接するコイルアセンブリ間に非ゼロの第1のギャップが存在し、
    前記磁石システムは、磁石のアレイを有する磁石アセンブリを含み、前記磁石アセンブリにおける隣接した磁石は、反対の極性を有し、
    前記磁石アセンブリは、各コイルアセンブリの前記第1の寸法のJ倍に前記第1のギャップのJ/2倍を加えたものと実質的に等しい前記第1の主駆動方向の第1の寸法を有し、Jは正の整数である、
    多相モータ。
  19. 前記コイルシステムに対向して配置された別のコイルシステムを更に備え、
    前記磁石システムは、対称構成で前記コイルシステムと前記別のコイルシステムとの間に配置されている、請求項18に記載のモータ。
  20. 前記モータは、3相モータである、請求項18に記載のモータ。
  21. 各コイルアセンブリは、少なくとも1つの多相コイルを含む、請求項18に記載のモータ。
  22. 各コイルアセンブリは、1つ以上の3相コイルを含む、請求項21に記載のモータ。
  23. 前記モータは、リニアモータである、請求項18に記載のモータ。
  24. 前記磁石システムは、前記コイルシステムに対して平行に、前記第1の主駆動方向に垂直な第2の主駆動方向に移動可能であり、各コイルアセンブリは、前記第2の主駆動方向の第2の寸法を有し、前記第2の主駆動方向で見た場合に隣接するコイルアセンブリ間に非ゼロの第2のギャップが存在し、
    前記磁石アセンブリは、各コイルアセンブリの前記第2の寸法のK倍に前記第2のギャップのK/2倍を加えたものと実質的に等しい前記第2の主駆動方向の第2の寸法を有し、Kは正の整数である、請求項18に記載のモータ。
  25. 請求項18に記載の多相モータを備える、リソグラフィ装置。
  26. 放射ビームを調節するように構成された照明システムと、
    パターニングデバイスを支持するように構築されたサポートであって、前記パターニングデバイスは前記放射ビームの断面にパターンを付与してパターン付き放射ビームを形成することができる、サポートと、
    軸に対して平行な1つ以上のコラムに配置された複数のターゲット部分を有する基板を保持するように構築された基板テーブルと、
    前記パターン付き放射ビームを前記基板のターゲット部分に投影するように構成された投影システムと、
    前記基板テーブル又は前記サポートを位置決めするためのポジショナであって、請求項18に記載のモータを含む、ポジショナと、
    を更に備える、請求項25に記載のリソグラフィ装置。
  27. 前記ポジショナは、粗動位置決めのためのロングストロークモジュール及び微動位置決めのためのショートストロークモジュールを含み、
    前記ロングストロークモジュールは、請求項1に記載のモータを含む、請求項25に記載のリソグラフィ装置。
  28. 請求項18に記載の多相モータを使用する、デバイス製造方法。
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