JP2019507972A - 3dガラス貫通ビアフィルタと統合された2d受動オンガラスフィルタを使用するマルチプレクサ構成 - Google Patents

3dガラス貫通ビアフィルタと統合された2d受動オンガラスフィルタを使用するマルチプレクサ構成 Download PDF

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Abstract

マルチプレクサ構造が受動基板を含む。このマルチプレクサ構造はまた、受動基板上のハイバンドフィルタを含んでもよい。ハイバンドフィルタは、受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを含んでもよい。マルチプレクサ構造は、受動基板上のローバンドフィルタをさらに含んでもよい。ローバンドフィルタは、受動基板上の3D基板貫通インダクタと第1のキャパシタとを含んでもよい。マルチプレクサ構造はまた、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合する基板貫通ビアを含んでもよい。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年12月28日に出願された「MULTIPLEXER DESIGN USING A 2D PASSIVE ON GLASS FILTER INTEGRATED WITH A 3D THROUGH GLASS VIA FILTER」という名称の米国仮特許出願第62/271,893号に対する利益を米国特許法第119条(e)の下に主張するものであり、この仮特許出願の開示はその全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる。
本開示は、概して集積回路(IC)に関する。より詳細には、本開示は、3Dガラス貫通ビア(TGV)フィルタと統合された2D受動オンガラス(POG)フィルタを使用するマルチプレクサ構成に関する。
ワイヤレス通信では、ダイプレクサは、キャリアアグリゲーションシステムにおいて搬送される信号を処理するのを助けることができる。キャリアアグリゲーションシステムでは、信号はハイバンド周波数とローバンド周波数の両方によって伝達される。チップセットでは、ダイプレクサは通常、アンテナとチューナー(または無線周波数(RF)スイッチ)との間に挿入され、高い性能を確保する。通常、ダイプレクサ構成はインダクタとキャパシタとを含む。ダイプレクサは、品質係数が高い(またはQ値が高い)インダクタおよびキャパシタを使用することによって高い性能を実現することができる。各構成要素の形状および方向を調整することによって実現することができる各構成要素間の電磁結合の低減によって、高性能ダイプレクサを実現することもできる。ダイプレクサの性能は、特定の周波数での挿入損失および拒絶(たとえば、デシベル(dB)単位で表される数量)を測定することによって数量化されてもよい。
ダイプレクサ製作プロセスは、電圧制御キャパシタ(バラクタ)、スイッチトアレイキャパシタ、または他の同様のキャパシタを製作するためのプロセスなどの標準的な半導体プロセスに適合し得る。ダイプレクサ構成の構成要素を単一の基板上に製作すると有利であり得る。単一の基板上に製作すると、様々な異なるパラメータによって調整される調整可能なダイプレクサが実現可能になる場合もある。
高性能ダイプレクサを効率的にかつコスト効果が高くなるように製作することが課題となっている。ダイプレクサ内のインダクタおよびキャパシタのQを向上させることも課題となっている。ダイプレクサ内の様々な構成要素間の電磁結合を低減させ、一方、ダイプレクサを小型化し、リソースを最も経済的に利用すると有利である。
マルチプレクサ構造が受動基板を含む。このマルチプレクサ構造はまた、受動基板上のハイバンドフィルタを含んでもよい。ハイバンドフィルタは、受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを含んでもよい。マルチプレクサ構造は、受動基板上のローバンドフィルタをさらに含んでもよい。ローバンドフィルタは、受動基板上の3D基板貫通インダクタと第1のキャパシタとを含んでもよい。マルチプレクサ構造はまた、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合する基板貫通ビアを含んでもよい。
受動基板パネルからマルチプレクサ構造を構築する方法は、受動基板パネル上にハイバンドフィルタを製作するステップを含んでもよい。ハイバンドフィルタは、受動基板パネル上の2D平面スパイラルインダクタを含んでもよい。この方法はまた、受動基板パネル上にローバンドフィルタを製作するステップを含んでもよい。ローバンドフィルタは、受動基板パネル上の3D基板貫通インダクタと第1のキャパシタとを含んでもよい。この方法は、受動基板パネルを貫通し、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合するビアを製作するステップをさらに含んでもよい。
マルチプレクサ構造が受動基板を含む。このマルチプレクサ構造はまた、受動基板上のハイバンドフィルタを含んでもよい。ハイバンドフィルタは、受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを含んでもよい。マルチプレクサ構造は、受動基板上のローバンドフィルタをさらに含んでもよい。ローバンドフィルタは、受動基板上の3D基板貫通インダクタと第1のキャパシタとを含んでもよい。マルチプレクサ構造はまた、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合するための手段を含んでもよい。
無線周波数(RF)フロントエンドモジュールが、マルチプレクサ構造を含んでもよい。このマルチプレクサ構造は、受動基板上のハイバンドフィルタを含んでもよい。ハイバンドフィルタは、受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを含んでもよい。マルチプレクサ構造はまた、受動基板上のローバンドフィルタを含んでもよい。ローバンドフィルタは、受動基板上の3D基板貫通インダクタと第1のキャパシタとを含んでもよい。マルチプレクサ構造は、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合する基板貫通ビアをさらに含んでもよい。REフロントエンドモジュールはまた、マルチプレクサ構造の出力に結合されたアンテナを含んでもよい。
上記では、後続の詳細な説明をより良く理解することができるように、本開示の特徴および技術的利点について、かなり大まかに概説してきた。本開示の追加の特徴および利点について以下において説明する。本開示が、本開示と同じ目的を果たすための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用できることを、当業者には諒解されたい。そのような同等な構成が、添付の特許請求の範囲に記載されるような本開示の教示から逸脱しないことも、当業者には理解されたい。本開示の構成と動作方法の両方に関して本開示に特有であると考えられる新規の特徴が、さらなる目的および利点とともに、以下の説明を添付の図と併せて検討することからより十分に理解されるであろう。しかしながら、図の各々が、例示および説明のために提供されるにすぎず、本開示の範囲を定めるものではないことは明確に理解されたい。
本開示をより完全に理解できるように、ここで、添付の図面と併せて以下の説明を参照する。
本開示の一態様による、ダイプレクサを使用する無線周波数(RF)フロントエンド(RFFE)モジュールの概略図である。 本開示の態様による、チップセット用のダイプレクサを使用してキャリアアグリゲーションを実現する無線周波数(RF)フロントエンド(RFFE)モジュールおよびWiFiモジュールの概略図である。 本開示の一態様による、ダイプレクサ構成の概略図である。 本開示の一態様による、図2Aのダイプレクサ構成の性能を示すグラフである。 本開示の一態様による、図2Aのダイプレクサ構成をさらに示す図である。 本開示の一態様による、ダイプレクサ構成のレイアウトの上面図である。 本開示の態様による、図3Aのダイプレクサ構成の断面図である。 本開示の一態様による、ダイプレクサ構成のレイアウトの上面図である。 本開示の態様による、図4Aのダイプレクサ構成の断面図である。 本開示の態様による、高Q値無線周波数(RF)用途向けに3Dフィルタと統合された2Dフィルタを使用するマルチプレクサ構造を示す図である。 本開示の態様による、高Q値無線周波数(RF)用途向けに3Dフィルタと統合された2Dフィルタを含む、図5Aのマルチプレクサ構造の構成要素の上面図である。 本開示の態様によるマルチプレクサ構造を作製する方法を示すプロセスフロー図である。 本開示の構成が有利に利用される場合がある例示的なワイヤレス通信システムを示すブロック図である。 一構成による半導体構成要素の回路設計、レイアウト設計、および論理設計のために使用される設計用ワークステーションを示すブロック図である。
添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成について説明するものであり、本明細書において説明する概念が実践される場合がある構成のみを表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細なしにこれらの概念が実践される場合があることは当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。本明細書における説明では、「および/または」という用語の使用は、「包含的論理和」を表すことが意図されており、「または」という用語の使用は、「排他的論理和」を表すことが意図されている。
コストおよび電力消費量を考慮して、モバイル無線周波数(RF)チップ構成(たとえば、モバイルRFトランシーバ)がディープサブミクロンプロセスノードに移行している。モバイルRFトランシーバの設計の複雑さが、キャリアアグリゲーションなどの通信拡張機能をサポートするための追加的な回路機能によってさらに増している。モバイルRFトランシーバに関するさらなる設計課題には、不整合、ノイズ、および他の性能上の問題を含むアナログ/RF性能の問題が含まれる。このようなモバイルRFトランシーバの設計には、受動デバイスを使用して、たとえば、共振を抑制すること、および/またはフィルタ処理、バイパス、および結合を実行することが含まれる。
現代の半導体チップ製品を首尾よく製作するには、採用される材料とプロセスとの間の相互作用が必要である。具体的には、配線工程(BEOL)プロセスにおける半導体製作のための導電性材料めっきの形成は、プロセスフローにおいてますます困難になっている部分である。これは、小さなフィーチャサイズを維持するという観点において特に当てはまる。小さなフィーチャサイズを維持することに関する同じ課題が受動オンガラス(POG)技術にも当てはまり、その技術では、インダクタおよびキャパシタのような高性能構成要素が、同じく損失が非常に少なくなる場合がある絶縁性の高い基板上に構築される。
受動オンガラスデバイスは、表面実装技術または多層セラミックチップのような、他の技術より優れた種々の利点を有する高性能インダクタ構成要素およびキャパシタ構成要素を含む。これらの利点は、より小型になること、および製造ばらつきが小さくなることを含む。また、受動オンガラスデバイスは、Q値の値がより高く、厳しい低挿入損失および低電力消費量仕様を満たす。インダクタのようなデバイスが、受動オンガラス技術を用いて3D構造として実装される場合がある。3D基板貫通インダクタまたは他の3Dデバイスは、その3D実装形態に起因して、いくつかの設計制約を受ける場合もある。
インダクタは、インダクタンス値に応じてワイヤコイル内の磁界内にエネルギーを一時的に蓄積するために使用される電気デバイスの一例である。このインダクタンス値は、電圧とインダクタを通過する電流の変化率との比の測度となる。インダクタ内を流れる電流が変化すると、エネルギーがコイル内の磁界に一時的に蓄積される。インダクタは、その磁界蓄積機能に加えて、無線機器などの交流(AC)電子機器において使用されることが多い。たとえば、モバイルRFトランシーバの設計には、高周波数における磁気損失を低減させつつインダクタンス密度が向上したインダクタを使用することが含まれる。
本開示の様々な態様は、3Dガラス貫通ビア(TGV)フィルタと統合された2D受動オンガラス(POG)フィルタを使用するマルチプレクサを製作するための技術を提供する。マルチプレクサ構造の半導体製作のためのプロセスフローは、基板工程(FEOL)プロセス、中間工程(MOL)プロセス、および配線工程(BEOL)プロセスを含んでもよい。「層」という用語は、膜を含み、別段述べられていない限り、垂直厚または水平厚を示すものと解釈されるべきではないことは理解されよう。本明細書において説明するように、「基板」という用語は、ダイシングされたウエハの基板を指す場合があるか、または、ダイシングされていないウエハの基板を指す場合がある。同様に、チップおよびダイという用語は、入れ換えられると信じることが難しくない限り、互換的に使用することができる。
本明細書における説明では、配線工程相互接続層は、集積回路の基板工程能動デバイスに電気的に結合される導電相互接続層(たとえば、金属1(M1)、金属2(M2)、金属3(M3)など)を指すことがある。配線工程相互接続層は、たとえば、M1を集積回路の酸化物拡散(OD)層に接続するために中間工程相互接続層に電気的に結合されてもよい。配線工程第1ビア(V2)は、M2をM3または配線工程相互接続層のうちの他の層に接続してもよい。
本開示の態様では、高Q値無線周波数(RF)用途向けに3Dガラス貫通ビア(TGV)フィルタと統合された2D受動オンガラス(POG)フィルタを使用するマルチプレクサについて説明する。一構成では、マルチプレクサ構造は、受動基板上のハイバンド(HB)フィルタを含む。ハイバンドフィルタは、受動基板上の2Dスパイラルインダクタを含む。このマルチプレクサ構造はまた、受動基板上のローバンド(LB)フィルタを含む。ローバンドフィルタは、受動基板上の3Dインダクタと第1のキャパシタとを含む。マルチプレクサ構造は、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合する少なくとも1つの基板貫通ビアをさらに含む。本開示の一態様では、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタは、両面マルチプレクサ構造を構成するようにガラス基板の互いに対向する表面上に配置される。この構成では、ハイバンドフィルタは、受動基板の第1の表面上の第2のキャパシタを含む。代替的に、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタは、受動基板における第1の表面とは反対側の第2の表面上の第1のキャパシタを共有してもよい。
図1Aは、本開示の一態様による、ダイプレクサ200を使用する無線周波数(RF)フロントエンド(RFFE)モジュール100の概略図である。RFフロントエンドモジュール100は、電力増幅器102と、デュプレクサ/フィルタ104と、無線周波数(RF)スイッチモジュール106とを含む。電力増幅器102は、信号を送信のための特定の電力レベルに増幅する。デュプレクサ/フィルタ104は、周波数、挿入損失、拒絶、または他の同様のパラメータを含む様々な異なるパラメータに応じて入出力信号をフィルタ処理する。さらに、RFスイッチモジュール106は、RFフロントエンドモジュール100の残りの部分に渡す入力信号の特定の部分を選択してもよい。
RFフロントエンドモジュール100はまた、チューナー回路112(たとえば、第1のチューナー回路112Aおよび第2のチューナー回路112B)と、ダイプレクサ200と、キャパシタ116と、インダクタ118と、接地端子115と、アンテナ114とを含む。チューナー回路112(たとえば、第1のチューナー回路112Aおよび第2のチューナー回路112B)は、チューナー、ポータブルデータ入力端末(PDET)、およびハウスキーピングアナログデジタル変換器(HKADC)などの構成要素を含む。チューナー回路112は、アンテナ114のインピーダンス同調(たとえば、電圧定在波比(VSWR)最適化)を実行してもよい。RFフロントエンドモジュール100は、ワイヤレストランシーバ(WTR)120に結合された受動コンバイナ108も含む。受動コンバイナ108は、第1のチューナー回路112Aおよび第2のチューナー回路112Bからの検出された電力を組み合わせる。ワイヤレストランシーバ120は、受動コンバイナ108からの情報を処理し、この情報をモデム130(たとえば、移動局モデム(MSM))に提供する。モデム130は、デジタル信号をアプリケーションプロセッサ(AP)140に与える。
図1Aに示すように、ダイプレクサ200は、チューナー回路112のチューナー構成要素とキャパシタ116、インダクタ118、およびアンテナ114との間に位置する。ダイプレクサ200は、アンテナ114とチューナー回路112との間に配置され、RFフロントエンドモジュール100から、ワイヤレストランシーバ120と、モデム130と、アプリケーションプロセッサ140とを含むチップセットへ高システム性能を提供することができる。ダイプレクサ200は、ハイバンド周波数とローバンド周波数の両方に対して周波数ドメイン多重化も実行する。ダイプレクサ200が入力信号に対してダイプレクサ200の周波数多重化機能を実行した後、ダイプレクサ200の出力が、キャパシタ116とインダクタ118とを含む任意のLC(インダクタ/キャパシタ)ネットワークに送られる。LCネットワークは、必要に応じて、アンテナ114の追加のインピーダンス整合構成要素を構成してもよい。その場合、特定の周波数を有する信号がアンテナ114によって送信または受信される。単一のキャパシタおよびインダクタが示されているが、複数の構成要素も企図される。
図1Bは、本開示の一態様による、キャリアアグリゲーションを実現するためのチップセット160用の、第1のダイプレクサ200−1を含むWiFiモジュール170および第2のダイプレクサ200−2を含むRFフロントエンドモジュール150の概略図である。WiFiモジュール170は、アンテナ192をワイヤレスローカルエリアネットワークモジュール(たとえば、WLANモジュール172)に通信可能に結合する第1のダイプレクサ200−1を含む。RFフロントエンドモジュール150は、アンテナ194をデュプレクサ180を介してワイヤレストランシーバ(WTR)120に通信可能に結合する第2のダイプレクサ200−2を含む。ワイヤレストランシーバ120およびWiFiモジュール170のWLANモジュール172は、電力管理集積回路(PMIC)156を介して電源152によって電力を供給されるモデム(MSM、たとえばベースバンドモデム)130に結合される。チップセット160は、信号完全性を実現するためにキャパシタ162および164ならびにインダクタ166も含む。PMIC156、モデム130、ワイヤレストランシーバ120、およびWLANモジュール172の各々は、キャパシタ(たとえば、158、132、122、および174)を含み、クロック154に従って動作する。チップセット160における様々なインダクタ構成要素およびキャパシタ構成要素の形状および配置によって、各構成要素間の電磁結合が低減し得る。
図2Aは、本開示の一態様による、ダイプレクサ200の概略図である。ダイプレクサ200は、ハイバンド(HB)入力ポート202と、ローバンド(LB)入力ポート204と、アンテナ206とを含む。ダイプレクサ200のハイバンドパスは、入力キャパシタ218(C5)と、第4のインダクタ240(L4)を有する第1の並列結合キャパシタ242(C2)とを含む。ハイバンドパスはまた、第2のキャパシタ216(C4)と、第3のインダクタ230(L3)を有する第2の並列結合キャパシタ232(C3)と、出力キャパシタ228(C1)とを含む。ダイプレクサ200のローバンドパスは、入力キャパシタ214(C6)と、第2のインダクタ220(L2)を有する第1の並列結合キャパシタ222(C7)とを含む。ローバンドパスはまた、第2のキャパシタ212(C8)と第1のインダクタ210(L1)とを含む。ダイプレクサ200の動作は、図2Bのグラフ250に示すように、第1のインダクタ210、第2のインダクタ220、第3のインダクタ230、および第4のインダクタ240によって制御される。
図2Bは、本開示の一態様による、ダイプレクサ構成の性能を示すグラフ250である。グラフ250のx軸は、ギガヘルツ(GHz)単位の周波数を反映し、グラフ250のy軸は、デシベル(dB)定格を反映している。ハイパスフィルタ曲線252は、第3のインダクタ230(L3)および第4のインダクタ240(L4)の周波数応答(dB単位の送信)である。ローパスフィルタ曲線254は、第1のインダクタ210(L1)および第2のインダクタ220(L2)の周波数応答(dB単位の送信)である。図2Aのダイプレクサ構成では、アンテナパッド(たとえば、アンテナ206)は、ハイバンドパスとローバンドパスの両方の出力であり、入力ポート(たとえば、ハイバンド入力ポート202とローバンド入力ポート204)は分離されている。グラフ250によれば、ローパスフィルタ曲線254に対応するには、ハイパスフィルタ曲線252に対応するためのインダクタ(たとえば、第3のインダクタ230(L3)および第4のインダクタ240(L4))よりも高性能のインダクタ(たとえば、第1のインダクタ210(L1)および第2のインダクタ220(L2))が必要になる場合がある。
図2Cは、本開示の一態様による、図2Aのダイプレクサ200をさらに示す図である。ダイプレクサ200は、ハイバンド(HB)入力ポート202と、ローバンド(LB)入力ポート204と、出力ポートに結合されたアンテナ206とを含む。ダイプレクサ200のハイバンドパスはハイバンドアンテナスイッチ260−1を含む。ダイプレクサ200のローバンドパスはローバンドアンテナスイッチ260−2を含む。RFフロントエンドモジュールを含むワイヤレスデバイスは、アンテナスイッチ260およびダイプレクサ200を使用してワイヤレスデバイスのRF入力およびRF出力用の広範囲のバンドを使用可能にし得る。さらに、アンテナ206は多入力多出力(MIMO)アンテナであってもよい。多入力多出力アンテナは、キャリアアグリゲーションなどの機能をサポートするためにワイヤレスデバイスのRFフロントエンドに広く使用される。
図3Aは、本開示の一態様による、ダイプレクサ構成300のレイアウトの上面図である。ダイプレクサ構成300のレイアウトは、2D構成による図2Aのダイプレクサ200の概略図に対応する。さらに、各構成要素は受動基板308内(または受動基板308上)に実装される。本明細書における説明では、「受動基板」という用語は、ダイシングされたウエハまたはパネルの基板を指す場合があるか、または、ダイシングされていないウエハ/パネルの基板を指す場合がある。一構成では、受動基板は、ガラス、空気、石英、サファイア、高抵抗シリコン、または他の同様の受動材料で構成される。受動基板は、コアレス基板であってもよい。
ダイプレクサ構成300は、ハイバンド(HB)入力パス302と、ローバンド(LB)入力パス304と、アンテナ306とを含む。この構成では、第1のインダクタ310(L1)および第2のインダクタ320(L2)は2Dスパイラルインダクタを使用して構成される。さらに、第3のインダクタ330および第4のインダクタ340も2Dスパイラルインダクタを使用して構成される。また、様々なキャパシタ(たとえば、C1〜C8)が図示され、図2Aに示す構成に従って配置されている。2D平面インダクタの厚さは、10マイクロメートル〜30マイクロメートルの範囲内であってもよい。さらに、ダイプレクサ構成300によって占有されるフットプリントは、インダクタが2D平面スパイラル構成を有するので2マイクロメートル×2.5マイクロメートルの範囲であってもよい。この構成は、それほど複雑ではない設計を使用して製作される場合があるが、追加の空間を消費する。
図3Bは、本開示の態様による、図3Aのダイプレクサ構成300の断面図350を示す。説明の目的で、第1のインダクタ310(L1)および第2のインダクタ320(L2)のみが、受動基板308によって支持されるように示されている。
図4Aは、本開示の一態様による、ダイプレクサ構成400のレイアウトの上面図である。ダイプレクサ構成400のレイアウトは、3D実装形態による図2Aのダイプレクサ200の概略図に対応する。また、各構成要素は、ガラス、空気、石英、サファイア、高抵抗シリコン、または他の同様の受動材料で構成された受動基板408(図4B参照)内(または受動基板408上)に実装される。
図4Aに示す構成では、ダイプレクサ構成400はまた、ハイバンド(HB)入力パス402と、ローバンド(LB)入力パス404と、アンテナ406とを含む。しかし、この構成では、第1のインダクタ410(L1)および第2のインダクタ420(L2)は3Dスパイラルインダクタを使用して構成される。さらに、第3のインダクタ430および第4のインダクタ440も3Dスパイラルインダクタを使用して構成される。また、様々なキャパシタ(たとえば、C1〜C8)も図示され、図2Aに示す構成に従って配置されている。その結果、ダイプレクサ構成400によって占有されるフットプリントが、図3Aおよび図3Bのダイプレクサ構成300と比較して小さい、2ミリメートル×1.7ミリメートルの範囲になっている。
図4Bは、本開示の態様による、図4Aのダイプレクサ構成400の断面図450を示す。説明の目的で、第1のインダクタ410(L1)および第2のインダクタ420(L2)のみが、受動基板408によって支持されるように示されている。図3A〜図4Bに示す様々なインダクタおよびキャパシタの構造は、図示の構造に限定されず、任意の構造をとることができ、したがって、ダイプレクサ構成300/400のレイアウトは、図2Aに示すダイプレクサ200の考えられる実装形態である。さらに、ダイプレクサ200における様々なインダクタ構成要素およびキャパシタ構成要素の形状および配置は、各構成要素間の電磁結合をさらに低減させるように構成されてもよい。
図4Aの図示の構成では、インダクタ(たとえば、第1のインダクタ410(L1)、第2のインダクタ420(L2)、第3のインダクタ430(L3)、および第4のインダクタ440(L4))は、3D構成において、図4Bの断面図にさらに示す一連のトレースおよび基板貫通ビアとして実装される高性能インダクタである。図4Aおよび図4Bのダイプレクサ構成400は、占有するフットプリントが図3Aおよび図3Bのダイプレクサ構成300よりも小さくなるが、ダイプレクサ構成400の製作はより複雑になり、高性能3Dインダクタ(たとえば、410、420、430、および440)を実装するための追加のコストが必要になる。
本開示の態様によれば、第1のインダクタ410および第2のインダクタ420の3D実装形態(図4A)は、たとえば、図5Aおよび図5Bに示すように、第3のインダクタ330および第4のインダクタ340の2D実装形態(図3A)と統合されてもよい。詳細には、ローパスフィルタ曲線254(図2B)に対応するにはより高性能のインダクタが必要になる場合があるので、第1のインダクタ410および第2のインダクタ420は、図4Aおよび図4Bに示すよりコストの高い3D構成を使用して実装されてもよい。逆に、ハイパスフィルタ曲線252に対応するにはより低性能のインダクタが必要になる場合があるので、第3のインダクタ230(L3)および第4のインダクタ240(L4)は、図3Aおよび図3Bに示すより低コストの簡略化された2D構成を使用して実装されてもよい。
図5Aは、本開示の態様による、高Q値無線周波数(RF)用途向けに3Dフィルタと統合された2Dフィルタを使用するマルチプレクサ構造500を示す。一構成では、マルチプレクサ構造500は、受動基板508上のハイバンド(HB)フィルタ502を含む。本開示の一態様では、受動基板508は、両面印刷プロセスをサポートする受動基板パネル(たとえば、ガラス基板パネル)のダイシングされた部分であってもよい。ガラス基板パネルは、たとえば、20インチ×20インチ(20”×20”)の長さおよび幅と、300ミクロン〜400ミクロンの範囲であるパネル厚さを含む寸法を有してもよい。
この構成では、両面印刷プロセスによって、受動基板508の第1の表面509−1上に導電相互接続層(たとえば、金属A(MA)、金属B(MB)、金属C(MC)など)を印刷することが可能になる。この両面印刷プロセスによって、受動基板508の第2の表面509−2上に配線工程(BEOL)相互接続層(たとえば、金属1(M1)、金属2(M2)、金属3(M3)など)を印刷することも可能になる。本開示の態様によれば、この両面印刷プロセスによって、以下でさらに詳細に説明するように、両面マルチプレクサ構造が実現可能になる。
ハイバンドフィルタは、受動基板508上の2Dスパイラルインダクタ(たとえば、第3のインダクタ530(L3)および第4のインダクタ540(L4))を含む。マルチプレクサ構造500はまた、受動基板508上のローバンド(LB)フィルタ504を含む。ローバンドフィルタ504は、受動基板508上の3Dインダクタ(たとえば、第1のインダクタ510(L1)および第2のインダクタ520(L2))と第1のキャパシタ(C1)とを含む。マルチプレクサ構造500は、ハイバンドフィルタ502とローバンドフィルタ504を結合する基板貫通ビア(VIA)をさらに含む。
本開示のこの態様では、ハイバンドフィルタ502とローバンドフィルタ504は、両面マルチプレクサ構造を構成するようにガラス基板パネルの互いに対向する表面上に配置される。この構成では、ハイバンドフィルタ502は、受動基板508の第1の表面509−1上の第2のキャパシタ(C2)を含む。代替的に、ハイバンドフィルタ502とローバンドフィルタ504は、受動基板508における第1の表面509−1の反対側の第2の表面509−2上の第1のキャパシタC1を共有してもよい。一構成では、受動基板の第1の表面は、システムボード(たとえば、プリント回路板(PCB))に対して遠位側である両面マルチプレクサの裏面である。
図5Aに示す構成では、第1のキャパシタC1は、受動基板508の第2の表面509−2上の誘電体層(たとえば、酸化アルミニウム)によって分離された配線工程(BEOL)相互接続層M1およびM2から形成される。この構成では、第1のキャパシタC1は、基板貫通ビアV2を介してBEOL相互接続層M3に結合される。さらに、第2のキャパシタC2は、受動基板508の第1の表面509−1上の誘電体によって分離された導電相互接続層MAおよびMBから形成される。第3のインダクタ530(L3)および第4のインダクタ540(L4)は、導電相互接続層MCから形成されてもよく、一方、第1のインダクタ510(L1)および第2のインダクタ520(L2)は、BEOL相互接続層M1から形成されてもよい。マルチプレクサ構造500はまた、終段のパッシベーション層VP(たとえば、ポリイミドまたははんだレジスト)によって囲まれる。
図5Bは、本開示の態様による、高Q値RF用途向けに3Dフィルタと統合された2Dフィルタを含む、図5Aのマルチプレクサ構造500の構成要素の上面図550を示す。この構成では、マルチプレクサ構造500の面Bは、1ミリメートル×2.5ミリメートルのフットプリント内の2Dスパイラルインダクタとして配置された第3のインダクタ530(L3)および第4のインダクタ540(L4)を含むハイバンドフィルタ502を含む。さらに、マルチプレクサ構造500の面Aは、1ミリメートル×1.7ミリメートルのフットプリント内の3Dインダクタとして配置された第1のインダクタ510(L1)および第2のインダクタ520(L2)を含むローバンドフィルタ504も含む。マルチプレクサ構造500は、ハイバンドフィルタ502とローバンドフィルタ504を結合する基板貫通ビア(VIA)をさらに含む。
図6は、本開示の一態様によるマルチプレクサ構造を構築する方法600を示すプロセスフロー図である。ブロック602において、ハイバンド(HB)フィルタは、2D平面スパイラルインダクタを含み、受動基板パネル上に製作される。たとえば、図5Aに示すように、マルチプレクサ構造500は、受動基板508の第1の表面509−1上のハイバンドフィルタ502を含む。ハイバンドフィルタは、受動基板508の第1の表面509−1上の2D平面スパイラルインダクタ(たとえば、第3のインダクタ530(L3)および第4のインダクタ540(L4))を含んでもよい。
上述のように、受動基板508は、本明細書では「ダイシングストリート」と呼ぶことがあるダイシングラインに沿ってガラス基板パネルをダイシングすることによって形成されてもよい。ダイシングラインは、ガラスパネル基板をどこでばらばらに分割または分離すべきであるかを示す。ダイシングラインは、ガラスパネル基板上に製作された様々なRF回路の輪郭を画定してもよい。このダイシングプロセスは、材料損失なしにダイシングストリートに沿ってスクライビングおよびクラッキングプロセスを行うステルスダイシングプロセスを使用して実行されてもよい。ステルスダイシングは、シリコンのダイシングと区別される場合があり、シリコンのダイシングでは、たとえば、ダイシングストリートに沿って鋸歯がこすられるので材料損失が生じる。
ブロック604において、ローバンド(LB)フィルタは、3D基板貫通インダクタと第1のキャパシタとを含み、受動基板パネル上に製作される。たとえば、図5Aに示すように、マルチプレクサ構造500は、受動基板508の第2の表面509−2上のローバンドフィルタ504を含む。ローバンドフィルタは、受動基板508の第2の表面509−2上の3D基板貫通インダクタ(たとえば、第1のインダクタ510(L1)および第2のインダクタ520(L2))と第1のキャパシタ(C1)とを含み得る。
ブロック606において、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合する基板貫通ビアが、受動基板を貫通するように製作される。図5Bに示すように、マルチプレクサ構造500は、ハイバンドフィルタ502とローバンドフィルタ504を結合する基板貫通ビア(VIA)をさらに含む。方法600はまた、受動基板の第1の表面上に少なくとも1つの第2のキャパシタを製作することを含んでもよい。本開示の態様によれば、ガラスパネル基板に関する両面印刷プロセスによって、たとえば図5Aに示すように、両面マルチプレクサ構造が実現可能になる。上記の順序で図示されているが、マルチプレクサ構造を構築する方法が、限定はしないが、方法600をブロック606から始まりブロック602で終わる逆の順序で実行することを含む任意の所望の順序で実行されてもよいことを認識されたい。
本開示のさらなる態様による、ガラス貫通ビアまたは基板貫通ビアの技術を使用するマルチプレクサ構造用の回路について説明する。このマルチプレクサ構造は、受動基板の互いに対向する表面上のハイバンドフィルタとローバンドフィルタとを含む。マルチプレクサ構造は、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合するための手段をさらに含む。この結合手段は、図5Aに示す基板貫通VIAであってもよい。別の態様では、前述の手段は、この手段によって列挙された機能を実行するように構成される任意のモジュールまたは任意の装置であってもよい。
本開示の様々な態様は、3Dガラス貫通ビア(TGV)フィルタと統合された2D受動オンガラス(POG)フィルタを使用するマルチプレクサを製作するための技術を提供する。本開示の態様では、高Q値RF用途向けに3D TGVフィルタと統合された2D POGフィルタを使用するマルチプレクサについて説明する。一構成では、マルチプレクサ構造は、受動基板上のハイバンド(HB)フィルタを含む。ハイバンドフィルタは、受動基板上の2Dスパイラルインダクタを含む。このマルチプレクサ構造はまた、受動基板上のローバンド(LB)フィルタを含む。ローバンドフィルタは、受動基板上の3Dインダクタと第1のキャパシタとを含む。マルチプレクサ構造は、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタを結合する少なくとも1つの基板貫通ビアをさらに含む。
本開示の一態様では、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタは、両面マルチプレクサ構造を構成するようにガラス基板の互いに対向する表面上に配置される。この構成では、ハイバンドフィルタは、受動基板の第1の表面上の第2のキャパシタを含む。代替的に、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタは、受動基板における第1の表面とは反対側の第2の表面上の第1のキャパシタを共有してもよい。詳細には、ローパスフィルタ曲線254(図2B)に対応するにはより高性能のインダクタが必要になる場合があるので、第1のインダクタ410および第2のインダクタ420は、図4Aおよび図4Bに示すよりコストの高い3D構成を使用して実装されてもよい。より高性能のインダクタは、クリティカルバンド(たとえば、ローバンド)用の高Q、高密度3Dインダクタであってもよい。逆に、ハイパスフィルタ曲線252に対応するにはより低性能のインダクタが必要になる場合があるので、第3のインダクタ330(L3)および第4のインダクタ340(L4)は、図3Aおよび図3Bに示すより低コストの簡略化された2D平面構成を使用して実装されてもよい。さらに、2Dフィルタをシステムボード(たとえば、PCB)から離れた位置に配置すると、顧客固有のグラウンドプレーンインパクトが解消される場合がある。
図7は、本開示の一態様が有利に利用される場合がある例示的なワイヤレス通信システム700を示すブロック図である。説明の目的で、図7は、3つのリモートユニット720、730、および750と、2つの基地局740とを示す。ワイヤレス通信システムがより多くのリモートユニットおよび基地局を有してよいことが認識されよう。リモートユニット720、730および750は、開示されたマルチプレクサ構造を含むICデバイス725A、725Cおよび725Bを含む。他のデバイスがまた、基地局、スイッチングデバイス、およびネットワーク機器などの、開示されたマルチプレクサデバイスを含んでもよいことが認識されよう。図7は、基地局740からリモートユニット720、730、および750への順方向リンク信号780と、リモートユニット720、730、および750から基地局740への逆方向リンク信号790とを示す。
図7では、リモートユニット720は、モバイル電話として示され、リモートユニット730は、ポータブルコンピュータとして示され、リモートユニット750は、ワイヤレスローカルループシステム内の固定ロケーションリモートユニットとして示される。たとえば、リモートユニットは、モバイル電話、ハンドヘルドパーソナル通信システム(PCS)ユニット、携帯情報端末(PDA)などのポータブルデータユニット、GPS対応デバイス、ナビゲーションデバイス、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、メーター読取り機器などの固定ロケーションデータユニット、またはデータもしくはコンピュータ命令を記憶するかもしくは取り出す他の通信デバイス、あるいはそれらの組合せであってもよい。図7は本開示の態様によるリモートユニットを示すが、本開示はこれらの例示的に示されるユニットに限定されない。本開示の態様は、開示されたマルチプレクサデバイスを含む多くのデバイスにおいて適切に採用される場合がある。
図8は、上記で開示したマルチプレクサデバイスなどの、半導体構成要素の回路設計、レイアウト設計、および論理設計のために使用される設計用ワークステーションを示すブロック図である。設計用ワークステーション800は、オペレーティングシステムソフトウェアと、サポートファイルと、CadenceまたはOrCADなどの設計ソフトウェアが入っているハードディスク801を含む。設計用ワークステーション800はまた、回路810、またはマルチプレクサデバイスなどの半導体構成要素812の設計を容易にするためにディスプレイ802を含む。回路設計810または半導体構成要素812を有形に記憶するために記憶媒体804が設けられる。回路設計810または半導体構成要素812は、GDSIIやGERBERなどのファイルフォーマットで記憶媒体804上に格納されてもよい。記憶媒体804は、CD−ROM、DVD、ハードディスク、フラッシュメモリ、または他の適切なデバイスであってもよい。さらに、設計用ワークステーション800は、記憶媒体804から入力を受け取るか、または記憶媒体804に出力を書き込むための、ドライブ装置803を含む。
記憶媒体804上に記録されたデータは、論理回路構成、フォトリソグラフィマスクのためのパターンデータ、または電子ビームリソグラフィなどのシリアル書込みツールのためのマスクパターンデータを指定してもよい。データはさらに、論理シミュレーションに関連したタイミング図やネット回路などの論理検証データを含んでもよい。記憶媒体804上にデータを用意すると、半導体ウエハを設計するためのプロセスの数が減少することによって、回路設計810または半導体構成要素812の設計が容易になる。
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの実装形態の場合、各方法は、本明細書で説明した機能を実行するモジュール(たとえば、手順、関数など)を用いて実施されてもよい。本明細書で説明する方法を実施する際に、命令を有形に具現する機械可読媒体が使用されてもよい。たとえば、ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサユニットによって実行されてもよい。メモリは、プロセッサユニット内に実装されてもよくあるいはプロセッサユニットの外部に実装されてもよい。本明細書において使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのタイプを指し、特定のタイプのメモリもしくは特定の数のメモリ、またはメモリが格納される媒体のタイプに限定すべきではない。
各機能は、ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されてもよい。例には、データ構造を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムを用いて符号化されたコンピュータ可読媒体が含まれる。コンピュータ可読媒体は、物理的なコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる入手可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、所望のプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形で記憶するために使用することができるとともに、コンピュータによってアクセスすることができる他の媒体を含むことができ、本明細書において使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はデータをレーザーを用いて光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
コンピュータ可読媒体に記憶することに加えて、命令および/またはデータは、通信装置に含まれる伝送媒体上の信号として提供されてもよい。たとえば、通信装置は、命令およびデータを表す信号を有するトランシーバを含んでもよい。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲において概説する機能を実装させるように構成される。
本開示およびその利点について詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の技術から逸脱することなく、本明細書において様々な変更、置換、および改変が行われてもよいことを理解されたい。たとえば、「上」および「下」などの関係性の用語が、基板または電子デバイスに関して使用される。当然、基板または電子デバイスが反転される場合、上は下に、下は上になる。加えて、横向きの場合、上および下は、基板または電子デバイスの側面を指す場合がある。さらに、本出願の範囲は、本明細書で説明したプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、およびステップの特定の構成に限定されることを意図していない。本開示から当業者が容易に諒解するように、本明細書で説明する対応する構成と実質的に同じ機能を実行するかまたは実質的にそれと同じ結果を達成する、現存するかまたは今後開発されるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、またはステップが、本開示に従って利用されてもよい。したがって、添付の特許請求の範囲は、そのようなプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、またはステップをそれらの範囲内に含むことを意図する。
100 無線周波数(RF)フロントエンド(RFFE)モジュール
102 電力増幅器
104 デュプレクサ/フィルタ
106 無線周波数(RF)スイッチモジュール
108 受動コンバイナ
112 チューナー回路
112A 第1のチューナー回路
112B 第2のチューナー回路
114 アンテナ
115 接地端子
116 キャパシタ
118 インダクタ
120 ワイヤレストランシーバ(WTR)
122 キャパシタ
130 モデム
132 キャパシタ
140 アプリケーションプロセッサ(AP)
150 RFフロントエンドモジュール
152 電源
154 クロック
156 電力管理集積回路(PMIC)
158 キャパシタ
160 チップセット
162 キャパシタ
164 キャパシタ
166 インダクタ
170 WiFiモジュール
172 WLANモジュール
174 キャパシタ
180 デュプレクサ
192 アンテナ
194 アンテナ
200 ダイプレクサ
200−1 第1のダイプレクサ
200−2 第2のダイプレクサ
202 ハイバンド(HB)入力ポート
204 ローバンド(LB)入力ポート
206 アンテナ
210 第1のインダクタ
212 第2のキャパシタ
214 入力キャパシタ
216 第2のキャパシタ
218 入力キャパシタ
220 第2のインダクタ
222 第1の並列結合キャパシタ
228 出力キャパシタ
230 第3のインダクタ
232 第2の並列結合キャパシタ
240 第4のインダクタ
242 第1の並列結合キャパシタ
250 グラフ
252 ハイパスフィルタ曲線
254 ローパスフィルタ曲線
260 アンテナスイッチ
260−1 ハイバンドアンテナスイッチ
260−2 ローバンドアンテナスイッチ
300 ダイプレクサ構成
302 ハイバンド(HB)入力パス
304 ローバンド(LB)入力パス
308 受動基板
310 第1のインダクタ
320 第2のインダクタ
330 第3のインダクタ
340 第4のインダクタ
350 断面図
400 ダイプレクサ構成
402 ハイバンド(HB)入力パス
404 ローバンド(LB)入力パス
406 アンテナ
408 受動基板
410 第1のインダクタ
420 第2のインダクタ
430 第3のインダクタ
440 第4のインダクタ
450 断面図
500 マルチプレクサ構造
502 ハイバンド(HB)フィルタ
504 ローバンド(LB)フィルタ
508 受動基板
509−1 第1の表面
509−2 第2の表面
510 第1のインダクタ
520 第2のインダクタ
530 第3のインダクタ
540 第4のインダクタ
550 上面図
700 ワイヤレス通信システム
720 リモートユニット
725A ICデバイス
725B ICデバイス
725C ICデバイス
730 リモートユニット
750 リモートユニット
780 順方向リンク信号
790 逆方向リンク信号
800 設計用ワークステーション
801 ハードディスク
802 ディスプレイ
803 ドライブ装置
804 記憶媒体
810 回路、回路設計
812 半導体構成要素

Claims (25)

  1. マルチプレクサ構造であって、
    受動基板と、
    前記受動基板上のハイバンドフィルタであって、前記受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを少なくとも含むハイバンドフィルタと、
    前記受動基板上のローバンドフィルタであって、前記受動基板上の3D基板貫通インダクタと少なくとも1つの第1のキャパシタとを含むローバンドフィルタと、
    前記ハイバンドフィルタと前記ローバンドフィルタを結合する少なくとも1つの基板貫通ビアとを備えるマルチプレクサ構造。
  2. 両面マルチプレクサ構造として、前記ハイバンドフィルタが、前記受動基板の第1の表面上に直接配置され、前記ローバンドフィルタが、前記受動基板における前記第1の表面とは反対側の第2の表面上に直接配置される、請求項1に記載のマルチプレクサ構造。
  3. ガラス基板の前記第1の表面上の前記ハイバンドフィルタと前記ガラス基板の前記第2の表面上の前記ローバンドフィルタを結合するガラス貫通ビアをさらに備える、請求項2に記載のマルチプレクサ構造。
  4. 前記ハイバンドフィルタは、前記受動基板の前記第1の表面上の少なくとも1つの第2のキャパシタを備える、請求項2に記載のマルチプレクサ構造。
  5. 前記受動基板の前記第1の表面は、システムボードに対して遠位側である前記両面マルチプレクサ構造の裏面である、請求項2に記載のマルチプレクサ構造。
  6. 前記2Dインダクタの厚さが10〜30マイクロメートルの範囲内である、請求項1に記載のマルチプレクサ構造。
  7. 無線周波数(RF)フロントエンドモジュールに統合され、前記RFフロントエンドモジュールが、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、固定ロケーションデータユニット、モバイル電話、およびポータブルコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項1に記載のマルチプレクサ構造。
  8. 受動基板パネルからマルチプレクサ構造を構築する方法であって、
    前記受動基板パネル上にハイバンドフィルタを製作するステップであって、前記ハイバンドフィルタが、前記受動基板パネル上の2D平面スパイラルインダクタを少なくとも含む、ステップと、
    前記受動基板パネル上にローバンドフィルタを製作するステップであって、前記ローバンドフィルタが、受動基板パネル上の3D基板貫通インダクタと少なくとも1つの第1のキャパシタとを含む、ステップと、
    前記受動基板パネルを貫通し、前記ハイバンドフィルタと前記ローバンドフィルタを結合するビアを製作するステップとを含む方法。
  9. 両面印刷プロセスを使用して両面マルチプレクサを構成するように、前記ハイバンドフィルタが、前記受動基板パネルの第1の表面上に直接製作され、前記ローバンドフィルタが、前記受動基板パネルにおける前記第1の表面とは反対側の第2の表面上に直接製作される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ビアを製作する前記ステップは、ガラス基板パネルの前記第1の面上の前記ハイバンドフィルタと前記ガラス基板パネルの前記第2の面上の前記ローバンドフィルタを結合するガラス貫通ビアを製作するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ハイバンドフィルタを製作する前記ステップは、前記受動基板パネルの前記第1の表面上に少なくとも1つの第2のキャパシタを製作するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  12. ステルスダイシングプロセスを使用して前記受動基板パネルをダイシングストリートに沿って分離するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記マルチプレクサ構造を無線周波数(RF)フロントエンドモジュールに統合するステップであって、前記RFフロントエンドモジュールが、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、固定ロケーションデータユニット、モバイル電話、およびポータブルコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、ステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. マルチプレクサ構造であって、
    受動基板と、
    前記受動基板上のハイバンドフィルタであって、前記受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを少なくとも含むハイバンドフィルタと、
    前記受動基板上のローバンドフィルタであって、前記受動基板上の3D基板貫通インダクタと少なくとも1つの第1のキャパシタとを含むローバンドフィルタと、
    前記ハイバンドフィルタと前記ローバンドフィルタを結合するための手段とを備えるマルチプレクサ構造。
  15. 両面マルチプレクサ構造として、前記ハイバンドフィルタが、前記受動基板の第1の表面上に直接配置され、前記ローバンドフィルタが、前記受動基板における前記第1の表面とは反対側の第2の表面上に直接配置される、請求項14に記載のマルチプレクサ構造。
  16. ガラス基板の前記第1の面上の前記ハイバンドフィルタと前記ガラス基板の前記第2の面上の前記ローバンドフィルタを結合するガラス貫通ビアをさらに備える、請求項15に記載のマルチプレクサ構造。
  17. 前記ハイバンドフィルタは、前記受動基板の前記第1の表面上の少なくとも1つの第2のキャパシタを備える、請求項15に記載のマルチプレクサ構造。
  18. 前記受動基板の前記第1の表面は、システムボードに対して遠位側である前記両面マルチプレクサ構造の裏面である、請求項15に記載のマルチプレクサ構造。
  19. 前記2Dインダクタの厚さが10〜30マイクロメートルの範囲内である、請求項14に記載のマルチプレクサ構造。
  20. 無線周波数(RF)フロントエンドモジュールに統合され、前記RFフロントエンドモジュールが、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、固定ロケーションデータユニット、モバイル電話、およびポータブルコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項14に記載のマルチプレクサ構造。
  21. 無線周波数(RF)フロントエンドモジュールであって、
    受動基板上のハイバンドフィルタであって、前記受動基板上の2D平面スパイラルインダクタを少なくとも含むハイバンドフィルタと、前記受動基板上のローバンドフィルタであって、前記受動基板上の3D基板貫通インダクタと少なくとも1つの第1のキャパシタとを含むローバンドフィルタと、前記ハイバンドフィルタと前記ローバンドフィルタを結合する少なくとも1つの基板貫通ビアとを備えるマルチプレクサ構造と、
    前記マルチプレクサ構造の出力に結合されたアンテナとを備えるRFフロントエンドモジュール。
  22. 前記マルチプレクサ構造のハイバンド入力ポートを介して前記ハイバンドフィルタに結合されたハイバンドアンテナスイッチと、
    前記マルチプレクサ構造のローバンド入力ポートを介して前記ローバンドフィルタに結合されたローバンドアンテナスイッチとをさらに備える、請求項21に記載のRFフロントエンドモジュール。
  23. 両面マルチプレクサ構造として、前記ハイバンドフィルタが、前記受動基板の第1の表面上に直接配置され、前記ローバンドフィルタが、前記受動基板における前記第1の表面とは反対側の第2の表面上に直接配置される、請求項21に記載のRFフロントエンドモジュール。
  24. ガラス基板の前記第1の表面上の前記ハイバンドフィルタと前記ガラス基板の前記第2の表面上の前記ローバンドフィルタを結合するガラス貫通ビアをさらに備える、請求項23に記載のRFフロントエンドモジュール。
  25. 音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、固定ロケーションデータユニット、モバイル電話、およびポータブルコンピュータのうちの少なくとも1つの中に組み込まれる、請求項21に記載のRFフロントエンドモジュール。
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