JP2019504762A5

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Publication number: JP2019504762A5
Application number: JP2018541128A
Authority: JP
Filing date: 2017-02-08
Publication date: 2020-03-19
Anticipated expiration: 2037-02-08

Claims

低、中及び高融点成分を含む電子廃棄物を処理する方法であって、
− 前記電子廃棄物中の前記低融点成分の少なくとも一部が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第１の温度ゾーン内で第１の温度に加熱すること、及び
− 前記中融点成分の少なくとも一部が少なくとも部分的に熱変化するように、前記第１の温度ゾーンからの前記電子廃棄物を、より高温の第２の温度ゾーン内で第２の温度に加熱すること
を含み、
前記高融点成分の少なくとも一部が合理的に不活性のままである、
方法。
前記低融点成分が、溶融、合金形成、溶解及び／又は相分離により少なくとも部分的に熱変化する、請求項１に記載の方法。
前記中融点成分が、溶融、合金形成及び／又は溶解により少なくとも部分的に熱変化する、請求項１又は２に記載の方法。
プラスチック成分、金属成分及びセラミック成分を含む電子廃棄物を処理する方法であって、
− 前記電子廃棄物中の前記プラスチック成分の少なくとも一部が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第１の温度ゾーン内で第１の温度に急速に加熱すること、及び
− 前記電子廃棄物中の少なくとも一部の前記金属成分が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第２の温度ゾーン内で第２の温度に加熱すること
を含み、
前記セラミック成分が合理的に不活性のままである、
方法。
前記プラスチック成分が、少なくとも部分的にガス及び固体炭素に熱変化する、請求項４に記載の方法。
前記金属成分が、溶融、合金形成及び／又は溶解により少なくとも部分的に熱変化する、請求項４又は５に記載の方法。
前記電子廃棄物を前記第１の温度ゾーンに急速に加熱する前に、前記電子廃棄物が、前処理温度ゾーン内で、前記第１の温度よりも低い前処理温度に予熱され、それによって、少なくとも一部の低融点金属が、少なくとも部分的に熱変化して金属又は金属合金を形成する、請求項４から６のいずれか一項に記載の方法。
前記電子廃棄物を、少なくとも１つの追加の温度ゾーン内で少なくとも１つの追加の温度に加熱する工程をさらに含み、前記少なくとも１つの追加の温度ゾーン内の前記温度が、前の温度ゾーンよりも高温である、請求項４から７のいずれか一項に記載の方法。
それぞれの前記温度ゾーンにおいて少なくとも部分的に熱変化した前記成分の少なくとも一部を捕集することをさらに含む、請求項４から８のいずれか一項に記載の方法。
有害材料の生成を最小限に抑えるように、前記ゾーン内の前記温度が制御される、請求項４から９のいずれか一項に記載の方法。
不活性条件下で実施される、請求項４から１０のいずれか一項に記載の方法。
前記電子廃棄物の成分を決定するため、加熱前に、前記電子廃棄物が分析される、請求項４から１１のいずれか一項に記載の方法。
プラスチック成分、金属成分及びセラミック成分を含む電子廃棄物源から金属合金を生産する方法であって、多段加熱プロセスを含み、前記多段加熱プロセスが、
− 前記電子廃棄物中の少なくとも一部の前記プラスチック成分が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第１の温度ゾーン内で第１の温度に急速に加熱する工程と、
− 前記電子廃棄物中の少なくとも一部の前記金属成分が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第２の温度ゾーン内で第２の温度に加熱する工程と
を含み、
前記金属成分の少なくとも一部が金属合金に変化する、
方法。
前記金属成分が銅を含むときに、結果として生じる前記金属合金が銅基金属合金である、請求項１３に記載の方法。
− 前記電子廃棄物中の残存する銅が溶融し、前記セラミック成分が合理的に不活性のままであるように、前記電子廃棄物を第３の温度ゾーン内で第３の温度に加熱する工程
をさらに含む、請求項１３又は１４に記載の方法。
前記プラスチック成分が、少なくとも部分的にガス及び固体炭素に熱変化し、前記第２又は第３の温度ゾーン内に存在する酸化銅の還元を助ける、請求項１５に記載の方法。
電子廃棄物から金属を回収する方法であって、多段加熱プロセスを含み、前記多段加熱プロセスが、
− 前記電子廃棄物中の少なくとも一部のプラスチック成分及び低溶融温度金属成分が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第１の温度ゾーン内で第１の温度に急速に加熱する工程と、
− 前記電子廃棄物中の少なくとも一部の中溶融温度金属成分が少なくとも部分的に熱変化するように、前記電子廃棄物を第２の温度ゾーン内で第２の温度に加熱する工程と
を含み、
前記低溶融温度金属成分及び中溶融温度金属成分の少なくとも一部が、溶融金属及び／又は溶融金属合金として回収される、
方法。
− 前記電子廃棄物中の残存する銅が溶融し、前記セラミック成分が合理的に不活性のままであるように、前記電子廃棄物を第３の温度ゾーン内で第３の温度に加熱する工程
をさらに含む、請求項１７に記載の方法。
前記複数のゾーンにおける前記温度が約３５０℃から約８５０℃の温度範囲を避ける、請求項９から１８のいずれか１項に記載の方法。
低、中及び高融点成分を含む複合廃棄物源を処理する方法であって、
− 前記複合廃棄物中の前記低融点成分の少なくとも一部が少なくとも部分的に熱変化するように、前記複合廃棄物を第１の温度ゾーン内で第１の温度に加熱すること、及び
− 前記中融点成分の少なくとも一部が少なくとも部分的に熱変化するように、前記第１の温度ゾーンからの前記複合廃棄物を、より高温の第２の温度ゾーン内で第２の温度に加熱すること
を含み、
前記高融点成分の少なくとも一部が合理的に不活性のままであり、
前記複数のゾーンにおける前記温度が約３５０℃から約８５０℃の温度範囲を避ける、
方法。